JP2009212663A

JP2009212663A - フェムトセルを用いた広告配信システム、装置および広告挿入方法

Info

Publication number: JP2009212663A
Application number: JP2008051890A
Authority: JP
Inventors: Masaaki Kido; 雅明城戸
Original assignee: NEC Corp
Current assignee: NEC Corp
Priority date: 2008-03-03
Filing date: 2008-03-03
Publication date: 2009-09-17
Also published as: EP2239967A1; EP2239967A4; US20110040628A1; WO2009110407A1

Abstract

【課題】安価な費用にて、費用対効果の高い情報配信が可能な広告配信システムおよび広告配信方法を提供する。
【解決手段】フェムトセル方式の狭エリア小規模移動体通信基地局へ移動体端末が接続し、移動体端末のユーザの所望の情報を取得する際に、該所望の情報を取得して移動体端末に表示させる前に、該基地局を設置したユーザが指定した記憶装置に格納されている公開情報を移動体端末へ送信するとともに、移動体端末加入者の動向情報を前記基地局を利用して収集する。
【選択図】図１

Description

本発明は、一般小売販売店舗等がフェムトセル方式の狭エリア小規模移動体通信基地局を利用することにより安易に広告を配信する技術に関する。

関連する移動体通信端末向け広告配信ビジネスは、第一種移動体通信業者またはそれに付随する専門の広告配信業者との契約が必要であり、大手企業以外の一般小売企業等の参入は障壁が高く安易に導入出来ず、一般的に「勝手サイト」と呼ばれるウェブサイトを立ち上げ、携帯端末加入者からの一方的な接続を待つしかなかった。第一種移動体通信業者またはそれに付随する専門の広告配信業者との契約は、専用の広告配信ビジネスモデルにより、効率の良い広告配信が可能であるが費用的にも高価であり、大手企業以外の一般小売販売店舗等が安易に導入出来る状況ではなかった。

また一方で、フェムトセル方式移動体通信は従来の移動体無線基地局と同様に第一種移動体通信事業者が主体となって配置する方法と一般ユーザが主体になって配置する方法があるが、ユーザ自身がフェムトセル方式の狭エリア小規模移動体通信基地局設置費用を負担し、自らの一般公衆回線接続を利用して第一種移動体通信事業者の提供するフェムトセル方式の狭エリア小規模移動体通信基地局終端装置へ接続を行う。第一種移動体通信事業者によっては、ユーザにおける設置推進の為の促進を行うが、設置費用や一般公衆回線費用負担等、普及に必要な要素が不足している状況となる可能性があった。

関連技術として、携帯端末によるアクセスの際に、ユーザの嗜好に合致した広告を配信する技術が提案されている。その構成は、配信管理サーバは、広告の登録の際に、少なくとも当該広告の画像データなどと広告を配信すべきユーザの属性とを受理して、これらを関連付けてバナーディレクトリに記憶するとともに、ユーザの携帯端末からの登録の際に、ユーザ属性を受け入れ、かつ、ユーザ固有のＵＲＬである固有ＵＲＬを付与して携帯端末に伝達する。また、ユーザ属性と固有ＵＲＬとが関連付けて記憶される。携帯端末においては、固有ＵＲＬを、ブラウザの起動時にアクセスすべきアドレスとして登録する。携帯端末から、固有ＵＲＬによるアクセスがあった場合に、対応するユーザ属性を参照して、当該ユーザ属性に合致する広告バナーを、バナーディレクトリから抽出して、コンテンツの広告スペースに貼り付けて、ユーザの携帯端末に送信する（例えば、特許文献１参照）。
特開２００１−３５７０５８号公報

しかしながら、上述の関連技術では、フェムトセル方式移動体無線通信の基地局の設置者はその広告等の配信により一般小売店舗の売り上げ拡大に繋がる宣伝をフェムトセル方式移動体無線通信の基地局及び電機計算機装置費用、一般公衆回線費用負担と維持費のみの安価な費用にて、第一種移動体通信業者またはそれに付随する専門の広告配信業者との情報配信契約を行う事なく可能とすることが困難であった。

本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、安価な費用にて、第一種移動体通信業者またはそれに付随する専門の広告配信業者との情報配信契約を行う事なく、費用対効果の高い情報配信が可能な広告配信システムおよび広告配信方法を提供することを目的とする。

本発明のフェムトセルを用いた広告配信システムは、フェムトセル方式の狭エリア小規模移動体通信基地局へ移動体端末が接続すると、該基地局を設置したユーザが指定した記憶装置に格納されている公開情報を前記移動体端末へ送信することを特徴とする。

また、本発明の装置は、移動体端末が接続すると、自装置を設置したユーザが指定した記憶装置に格納されている公開情報を前記移動体端末へ送信することを特徴とする。

また、本発明の広告挿入方法は、フェムトセル方式の狭エリア小規模移動体通信基地局へ移動体端末が接続すると、該基地局を設置したユーザが指定した記憶装置に格納されている公開情報を前記移動体端末へ送信することを特徴とする。

本発明によれば、安価な費用にて、第一種移動体通信業者またはそれに付随する専門の広告配信業者との情報配信契約を行う事なく、費用対効果の高い情報配信が可能となる。

以下、本発明の第一の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図１に示すように、本実施の形態は、加入者端末１１と、フェムトセル方式の狭エリア小規模移動体基地通信局装置２０と、フェムトセル方式の狭エリア小規模移動体無線通信基地局装置２０に接続された電機計算機装置３０と、電機計算機装置３０に付属する記憶装置３１または、フェムトセル方式の狭エリア小規模移動体無線通信基地局装置２０の接続される一般公衆網（インターネット）に接続され一般公開されている電機計算機装置４０と、電機計算機装置４０に付属する記憶装置４１と、移動体通信網に設置されるフェムトセル終端装置５０から構成され、フェムトセル方式の狭エリア小規模移動体無線通信基地局装置２０に内蔵されたプログラム制御により通信迂回方式を制御し、電機計算機装置３０に付属する記憶装置３１または電機計算機装置４０に付属する記憶装置４１に格納された配信データを電機計算機装置３０または電機計算機装置４０から構成される。

次に、図２〜図４を参照して本実施の形態の動作について詳細に説明する。
加入者端末は既存規定された移動体通信方式により移動体通信事業者の設置する移動体無線通信基地局との接続を確立させる。加入者端末は、複数存在する移動体通信無線基地局から発信される受信電波強度により最適な接続移動体無線通信基地局を単一または複数選択し接続を行っている。

図２に於いて、大規模カバーエリアを構成する移動体無線通信基地局６０と、フェムトセル方式移動体通信基地局２０が構成する狭領域カバーエリアが隣接し、移動体無線通信基地局６０のエリアにて移動体無線通信基地局６０との接続を完了している加入者端末１０が、フェムトセル方式移動体無線通信基地局２０が構成する狭領域カバーエリアへ移動する際、加入者端末１０は移動体無線通信基地局６０からの受信電波状況とフェムトセル方式移動体無線通信基地局２０からの受信電波状況からその受信電波強度により最適な接続先移動体無線通信基地局を単一または複数選択する。

ここで、加入者端末１０は加入者端末１１としてフェムトセル方式移動体無線通信基地局２０が構成する狭領域カバーエリアに存在し、フェムトセル方式移動体無線通信基地局２０から移動体無線通信基地局６０からの受信電波状況に比べて十分な電波を受信できる状況にあるものとした場合、加入者端末１１はフェムトセル方式移動体無線通信基地局２０への接続確立時に自らの加入者情報をフェムトセル方式移動体無線通信基地局２０へ通知し接続確立を行う状況を構成する。この接続確立方式は、既に規定された移動体通信接続方法により規定されているものである。

以下、加入者端末１１がフェムトセル方式移動体無線通信基地局２０へ接続確立を行った後、ポータルやインターネットサイトアクセス等ＨＴＴＰ接続要求を行った際にフェムトセル方式移動体無線通信基地局２０設置者が広告を配信するための手法を説明する。

図３に示す様に、加入者端末１１があるＵＲＬへアクセスするために、ＨＴＴＰ接続要求を行う場合、加入者端末１１はフェムトセル方式移動体無線通信基地局２０へＨＴＴＰ接続要求を行い、フェムトセル方式移動体無線通信基地局２０はフェムトセル終端装置５０へＨＴＴＰ接続要求を伝送し、接続要求に対する返信を送信した後に加入者端末１１とフェムトセル終端装置５０の間でＨＴＴＰ接続が確立され（ステップＡ１）、加入者端末１１より入力されたＵＲＬ情報からそのＵＲＬ情報取得要求をフェムトセル方式移動体無線通信基地局２０及びフェムトセル終端装置５０を経由して移動体通信網内またはインターネット等一般公衆網に設置されたパーソナルコンピュータ、ワークステーション・サーバ等の電機計算機装置に記録された情報を加入者端末１１へ返信し（ステップＡ２）、加入者端末１１に備えられた画面へ表示を行う（ステップＡ３）。

本実施の形態では、図４に示すように、加入者端末１１があるＵＲＬへアクセスするために、ＨＴＴＰ接続要求を行う場合、加入者端末１１はフェムトセル方式移動体無線通信基地局２０へＨＴＴＰ接続要求を行い、フェムトセル方式移動体無線通信基地局２０はフェムトセル終端装置５０へＨＴＴＰ接続要求を伝送し、接続要求に対する返信を送信した後に加入者端末１１とフェムトセル終端装置５０の間でＨＴＴＰ接続が確立するが（ステップＡ１）、加入者端末１１より入力されたＵＲＬ情報からそのＵＲＬ情報取得要求をフェムトセル方式移動体無線通信基地局２０にて一時保留し（ステップＢ２）、フェムトセル方式移動体無線通信基地局２０に接続されたパーソナルコンピュータ等の電機計算機装置３０に規定設定されたＵＲＬへの転送接続を行う（ステップＢ３）。

電機計算機装置３０は付属する記憶装置３１から、ｃＨＴＭＬ、ＸＭＬ、ＨＴＭＬ等加入者端末１１にて解読・表示可能なＭＬにて構成されフェムトセル方式の狭エリア小規模移動体通信の基地局の設置者の任意の広告等、加入者端末へ配信するために設定された情報を読み込み、フェムトセル方式移動体無線通信基地局２０からのＵＲＬ情報取得要求に対するＵＲＬ情報返信に記憶装置３１から読み込んだ情報を返信データとして送信を行う（ステップＢ４）。

フェムトセル方式移動体無線通信基地局２０は電機計算機装置３０からのＵＲＬ情報取得返信データを加入者端末１１へ返信し、加入者端末１１は受信したデータを加入者端末１１に備わった画面への表示を行う（ステップＢ５）。

加入者は一時的に電機計算機装置３０より送信された広告情報等を閲覧し、一定時間表示を行う。加入者端末１１の画面上に一定時間の間任意の配信情報が表示されている間にフェムトセル方式移動体無線通信基地局２０はステップＢ２にて接続一時保留していた加入者端末１１よりのＵＲＬ情報取得要求を再開し、フェムトセル終端装置５０を経由して移動体通信網内またはインターネット等一般公衆網に設置されたパーソナルコンピュータ、ワークステーション・サーバ等の電機計算機装置に記録された情報を加入者端末１１へ返信し（ステップＡ２）、加入者端末１１に備えられた画面へ表示を行う（ステップＡ３）。

ステップＢ２にて行うフェムトセル方式移動体無線通信基地局２０による加入者端末１１からのＵＲＬ情報取得要求の一時保留は、加入者端末１１からの最初のＵＲＬ情報取得要求受信時にのみ行い、加入者端末１１とフェムトセル終端装置５０間にてＨＴＴＰ接続が保留されている間は一回のみとする。

図５に、フェムトセル方式移動体無線通信基地局２０に搭載されたプログラムにて制御を行うフローを記す。

まず、加入者端末１１からのＵＲＬ情報取得要求を行う（Ｓ５０１）。加入者端末１１からの最初の要求か判断し（Ｓ５０２）、そうであればＵＲＬ情報取得要求を保留する（Ｓ５０３）。そして、設定された配信ＵＲＬ情報取得要求を行う（Ｓ５０４）。装置３０または装置４０からの情報取得を行い（Ｓ５０５）、加入者端末１１へ情報を送信する（Ｓ５０６）。その後一定時間のカウントを行い、設定された一定時間が経過した場合には（Ｓ５０７、Ｓ５０８）ステップＳ５０９へ移る。

一方、加入者端末１１からの最初の要求か判断し（Ｓ５０２）、そうでなければ要求ＵＲＬに対してＵＲＬ情報取得要求を送信する（Ｓ５０９）。要求ＵＲＬからの情報取得を行い（Ｓ５１０）、加入者端末１１へ情報を送信する（Ｓ５１１）。

以上のように、本実施の形態によれば、フェムトセル方式移動体無線通信の基地局の設置者はその広告等の配信により一般小売店舗の売り上げ拡大に繋がる宣伝をフェムトセル方式移動体無線通信の基地局及び電機計算機装置費用、一般公衆回線費用負担と維持費のみの安価な費用にて、第一種移動体通信業者またはそれに付随する専門の広告配信業者との情報配信契約を行う事なく可能とし、費用対効果の高い情報配信が可能となる。

一方、加入者側から見れば訪れた各店舗におけるお得情報等を、保有する移動体通信端末のボタン押下を一回行うことで閲覧出来、且つ、フェムトセル方式移動体無線通信の基地局の設置者の提案する接続規定によっては、フェムトセル方式移動体無線通信の基地局の設置者がデータ通信費用負担する等、加入者の無償データ通信接続が可能になる等の付加効果も見込め、フェムトセル方式移動体無線通信の基地局の設置者にとっては集客効果を向上させる付加効果も見込める。また、フェムトセル方式移動体無線通信の基地局を販売する第一種移動体通信業者にとってはフェムトセル方式移動体無線通信の基地局の設置者の設置効果が期待でき販売拡大を見込める効果がある。

次に、本発明の他の実施の形態について詳細に説明する。
図２において、加入者端末１１がフェムトセル方式の狭エリア小規模移動体通信基地局装置２０を経由しての接続が可能となる状態を構成した状況を構成する場合、フェムトセル方式の狭エリア小規模移動体通信基地局装置２０は加入者端末１１が自らの管理範囲に侵入したことを感知した際、フェムトセル方式の狭エリア小規模移動体通信基地局装置２０はその加入者端末の端末情報を取得し、加入者端末からの音声通信接続要求及びデータ通信接続要求の制御を行う。このフェムトセル方式の狭エリア小規模移動体通信基地局装置２０の取得した加入者端末情報をフェムトセル方式の狭エリア小規模移動体通信基地局装置２０に接続された電機計算機装置３０にて取得蓄積し、該当加入者端末へＳＭＳ（ショートメッセージ）、ＭＭＳ（マルチメディアメッセージサービス）等を用いてメッセージ送信による広域な情報配信が可能となる。フェムトセル方式の狭エリア小規模移動体通信基地局装置は、数メートルから十数メートルの範囲での狭エリアのみをカバーする装置であり、自カバーエリアを即時通過する加入者端末への配信は同方式にて実施も可能である。

また、蓄積された加入者情報と蓄積されたフェムトセル方式の狭エリア小規模移動体通信の基地局の設置位置を第一種移動体通信業者が集計することにより、該当加入者の行動動向集計や緊急時の加入者位置把握は現在の移動体通信基地局装置をベースとした集計よりも更に詳細に把握が可能となり、第一種移動体通信業者の運営する広告配信等を的確に送信で、且つ、現在の移動体無線通信不感地帯までもカバーすることが可能となる。

なお、上述する各実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更実施が可能である。例えば、各装置の機能を実現するためのプログラムを各装置に読込ませて実行することにより各装置の機能を実現する処理を行ってもよい。さらに、そのプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であるＣＤ−ＲＯＭまたは光磁気ディスクなどを介して、または伝送媒体であるインターネット、電話回線などを介して伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。また、各装置の機能が他の装置によりまとめて実現されたり、追加の装置により機能が分散されて実現される形態も本発明の範囲内である。

本発明の実施の形態に係るシステム構成を示す図である。本発明の実施の形態に係る受信電波強度により最適な接続先移動体無線通信基地局を選択することを説明する図である。本発明の実施の形態に係る加入者端末があるＵＲＬへアクセスする際の処理動作を示す図である。本発明の実施の形態に係る加入者端末への情報配信の処理動作を示す図である。本発明の実施の形態に係るフェムトセル方式移動体無線通信基地局に搭載されたプログラムにて制御を行うフローを示す図である。

符号の説明

１１加入者端末
２０狭エリア小規模移動体基地通信局装置
３０電機計算機装置
３１記憶装置
４０電機計算機装置
４１記憶装置
５０フェムトセル終端装置

Claims

フェムトセル方式の狭エリア小規模移動体通信基地局へ移動体端末が接続すると、該基地局を設置したユーザが指定した記憶装置に格納されている公開情報を前記移動体端末へ送信することを特徴とするフェムトセルを用いた広告配信システム。
フェムトセル方式の狭エリア小規模移動体通信基地局へ移動体端末が接続し、移動体端末のユーザの所望の情報を取得する際に、該所望の情報を取得して移動体端末に表示させる前に、
前記基地局を設置したユーザが指定した記憶装置に格納されている公開情報を取得して前記移動体端末へ送信して表示させることを特徴とする請求項１記載のフェムトセルを用いた広告配信システム。
移動体端末加入者の動向情報を前記基地局を利用して収集することを特徴とする請求項１または２記載のフェムトセルを用いた広告配信システム。
移動体端末が接続すると、自装置を設置したユーザが指定した記憶装置に格納されている公開情報を前記移動体端末へ送信することを特徴とする装置。
移動体端末が接続し、移動体端末のユーザの所望の情報を取得する際に、該所望の情報を取得して移動体端末に表示させる前に、
自装置を設置したユーザが指定した記憶装置に格納されている公開情報を取得して前記移動体端末へ送信して表示させることを特徴とする請求項４記載の装置。
移動体端末加入者の動向情報を収集することを特徴とする請求項４または５記載の装置。
フェムトセル方式の狭エリア小規模移動体通信基地局へ移動体端末が接続すると、該基地局を設置したユーザが指定した記憶装置に格納されている公開情報を前記移動体端末へ送信することを特徴とする広告挿入方法。
フェムトセル方式の狭エリア小規模移動体通信基地局へ移動体端末が接続し、移動体端末のユーザの所望の情報を取得する際に、該所望の情報を取得して移動体端末に表示させる前に、
前記基地局を設置したユーザが指定した記憶装置に格納されている公開情報を取得して前記移動体端末へ送信して表示させることを特徴とする請求項７記載の広告挿入方法。
移動体端末加入者の動向情報を前記基地局を利用して収集することを特徴とする請求項７または８記載の広告挿入方法。