JP7324056B2 - 発光素子駆動装置 - Google Patents

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Description

本明細書中に開示されている発明は、LED[light emitting diode]などの発光素子を駆動する発光素子駆動装置(LEDドライバICなど)に関する。
図19は、LED発光装置の一従来例を示す図である。本従来例のLED発光装置201は、MCU[micro controller unit]202から入力される調光信号S21及びS22に応じて、互いに並列接続されたLED列213及びLED223を個別に調光するために、2つのLEDドライバIC211及び221を有する。
図20は、LED列213及びLED223それぞれに供給される出力電流Io1及びIo2、並びに、出力電圧Vo1及びVo2を示す図である。本図で示したように、出力電流Io1及びIo2は、連続的な定電流制御により、それぞれの目標電流値I1及びI2(一定値)に合わせ込まれる。このとき、出力電圧Vo1及びVo2は、LED213及び223それぞれの順方向降下電圧VF1及びVF2と一致する。
なお、発光素子駆動装置に関連する従来技術の一例としては、特許文献1を挙げることができる。
特開2013-89570号公報
しかしながら、上記従来のLED発光装置201では、LED列213及びLED223毎に、LEDドライバIC211及び221を設ける必要があるので、部品点数の増大(LEDドライバIC211及び221の個数増だけでなく、それぞれに外付けされるDC/DC部品212及び222やハーネスの増設なども含む)を招いていた。
本明細書中に開示されている発明は、本願の発明者らにより見出された上記の課題に鑑み、少ない部品点数で複数の発光素子を個別に調光することのできる発光素子駆動装置を提供することを目的とする。
本明細書中に開示されている発光素子駆動装置は、複数の発光素子毎に目標電流値を切り替えながら単一の出力電流を生成して前記複数の発光素子に時分割で供給する構成(第1の構成)とされている。
なお、上記第1の構成から成る発光素子駆動装置は、ヒステリシス制御方式で前記出力電流の出力帰還制御を行う構成(第2の構成)にするとよい。
また、上記第1の構成から成る発光素子駆動装置は、ボトム検出オン時間固定方式で前記出力電流の出力帰還制御を行う構成(第3の構成)にするとよい。
また、上記第3の構成から成る発光素子駆動装置は、前記出力電流のボトムを検出したときにセット信号のパルス出力を行う電流制御部と、前記セット信号のパルス出力からオン時間が経過したときにリセット信号のパルス出力を行うオン時間設定部と、前記セット信号及び前記リセット信号に応じてスイッチ出力段を駆動することにより前記出力電流を生成するスイッチ駆動部と、を有する構成(第4の構成)にするとよい。
また、上記第4の構成から成る発光素子駆動装置において、前記電流制御部は、前記スイッチ出力段のオフ期間に流れるインダクタ電流に応じたスロープ電圧と前記複数の発光素子毎に切り替えられる閾値電圧とを比較して前記セット信号を生成するコンパレータを含む構成(第5の構成)にするとよい。
また、上記第5の構成から成る発光素子駆動装置において、前記電流制御部は、前記出力電流の平均値を前記目標電流値に安定化するように前記閾値電圧の調整制御を行う構成(第6の構成)にするとよい。
また、上記第6の構成から成る発光素子駆動装置において、前記電流制御部は、前記出力電流に応じたセンス電圧と所定の調光電圧との差分を増幅して誤差信号を生成するエラーアンプと、前記複数の発光素子毎に前記調光電圧を切り替える調光電圧切替部と、前記調光電圧の切替制御に同期して前記エラーアンプの後段に接続される複数の積分器を切り替えながら前記誤差信号を順次分配的に積分することにより複数の積分電圧を生成するとともに前記複数の積分電圧のいずれか一つを前記閾値電圧として出力する閾値電圧生成部と、をさらに含む構成(第7の構成)にするとよい。
また、上記第6の構成から成る発光素子駆動装置において、前記電流制御部は、前記出力電流に応じたセンス電圧と複数の調光電圧との差分をそれぞれ増幅して複数の誤差信号を生成する複数のエラーアンプと、前記複数のエラーアンプそれぞれの後段に接続される複数の積分器を用いて前記複数の誤差信号を並列的に積分することにより複数の積分電圧を生成するとともに前記複数の積分電圧のいずれか一つを閾値電圧として出力する閾値電圧生成部と、をさらに含む構成(第8の構成)にするとよい。
また、上記第3~第8いずれかの構成から成る発光素子駆動装置において、前記オン時間は、前記複数の発光素子に印加される出力電圧に比例した可変値である構成(第9の構成)にするとよい。
また、本明細書中に開示されている発光装置は、上記第1~第9いずれかの構成から成る発光素子駆動装置と、前記発光素子駆動装置により駆動される複数の発光素子と、を有する構成(第10の構成)とされている。
なお、上記第10の構成から成る発光装置において、前記発光素子は、発光ダイオードまたは発光ダイオード列、若しくは、有機EL[electro-luminescence]素子または有機EL素子列である構成(第11の構成)にするとよい。
また、本明細書中に開示されている車両は、外装ランプとして上記第10または第11の構成から成る発光装置を有する構成(第12の構成)とされている。
本明細書中に開示されている発明によれば、少ない部品点数で複数の発光素子を個別に調光することのできる発光素子駆動装置を提供することが可能となる。
LED発光装置の第1実施形態を示す図 第1実施形態における時分割制御及び電流安定化制御の一例を示す図 エラーアンプ制御方式による出力帰還制御の一例を示す図 ヒステリシス制御方式による出力帰還制御の一例を示す図 ヒステリシス制御方式の問題点(周波数変動)を示す図 周波数安定化制御の一例を示す図 LED発光装置の第2実施形態を示す図 電流制御部の一構成例を示す図 電流制御部の一変形例を示す図 第2実施形態における電流安定化制御と周波数安定化制御の一例を示す図 第2実施形態における時分割制御の一例を示す図 LED発光装置の第3実施形態を示す図 第3実施形態における時分割制御の一例を示す図 LED発光装置が搭載される車両の外観を示す図(前面) LED発光装置が搭載される車両の外観を示す図(背面) LEDヘッドランプモジュールの外観を示す図 LEDターンランプモジュールの外観を示す図 LEDリアランプモジュールの外観を示す図 LED発光装置の一従来例を示す図 LEDに供給される出力電流及び出力電圧を示す図
<第1実施形態>
図1は、LED発光装置の第1実施形態を示す図である。本実施形態のLED発光装置1は、LED制御部10とLED発光部20を有する。なお、LED発光部20は、互いに並列接続されたLED列21(本図では3段直列)及びLED22を含むものとする。また、LED列21及びLED22それぞれの順方向降下電圧は、VF1及びVF2(ただしVF1>VF2)であるものとする。
LED制御部10は、MCU2から入力される調光信号(DC[direct current]調光及びPWM[pulse width modulation]調光)に応じて、LED列21及びLED22を個別に調光するための制御主体であり、LEDドライバIC11と、DC/DC部品12と、時分割制御部13と、を含む。
LEDドライバIC11は、これに外付けされるDC/DC部品12(インダクタ、キャパシタ、抵抗、または、出力トランジスタ及び同期整流トランジスタなど)と共にDC/DCコンバータを構成し、出力電流Io及び出力電圧Voを生成してLED発光部20に供給する。特に、LEDドライバIC11は、MCU2から入力される調光信号(DC調光)に応じて、LED列21及びLED22それぞれに時分割で供給される出力電流Io1及びIo2をそれぞれの目標電流値I1及びI2に安定化させる機能を備えている。
時分割制御部13は、LED列21及びLED22それぞれに直列接続されるスイッチ131及びスイッチ132を含み、MCU2から入力される調光信号(PWM調光)に応じて、所定のPWM周期Tpwm(例えば2.5ms)でスイッチ131及び132をオン/オフすることにより、LED列21及びLED22の時分割制御(タイムシェアリング制御)を行う。なお、スイッチ131及び132は、LEDドライバIC11に内蔵してもよい。また、スイッチ131及び132は、LED列21及びLED22それぞれの下流側(カソード側)ではなく、それぞれの上流側(アノード側)に設けてもよい。
図2は、第1実施形態における時分割制御及び電流安定化制御の一例を示す図であり、上から順に、出力電流Ioと出力電圧Voが描写されている。
先にも述べたように、時分割制御部13は、PWM周期Tpwmでスイッチ131及び132をオン/オフすることにより、LED列21及びLED22の時分割制御を行う。
本図に即して具体的に述べると、スイッチ131がオンしてスイッチ132がオフしている期間t1(=時刻t11~t12)には、LED列21にのみ出力電流Io1(=Io)が流れるので、LED列21が点灯してLED22が消灯する。すなわち、出力電流Io1のオンデューティDon1は、Don1=t1/Tpwmとなる。なお、期間t1には、出力電圧VoがLED列21の順方向降下電圧VF1と一致する。
一方、スイッチ131がオフしてスイッチ132がオンしている期間t2(=時刻t12~t13)には、LED22にのみ出力電流Io2(=Io)が流れるので、LED列21が消灯してLED22が点灯する。すなわち、出力電流Io2のオンデューティDon2は、Don2=t2/Tpwm(ただし、Don1+Don2≦1)となる。なお、期間t2には、出力電圧VoがLED22の順方向降下電圧VF2と一致する。
また、上記の時分割制御に際して、出力電流Io1及びIo2は、LEDドライバIC11の電流安定化制御により、それぞれの目標電流値I1及びI2(一定値)に合わせ込まれる。すなわち、LEDドライバIC11は、LED列21及びLED22毎に目標電流値I1及びI2を切り替えながら単一の出力電流Ioを生成し、これを出力電流Io1及びIo2としてLED列21及びLED22に時分割で供給する。
なお、LED列21の輝度は、出力電流Io1の目標電流値I1とオンデューティDon1に応じて任意に調整することができる。また、LED22の輝度は、出力電流Io2の目標電流値I2とオンデューティDon2に応じて任意に調整することができる。
このように、本実施形態によれば、先述の従来構成(図19)と異なり、LED列21及びLED22毎に、複数のLEDドライバIC(及びこれに外付けされるDC/DC部品ないしハーネスなど)を設ける必要がないので、従来よりも大幅に少ない部品点数で、LED列21及びLED22を個別に調光することが可能となる。
なお、LED列21及びLED22は、微視的に見ると交互に点消灯を繰り返すが、スイッチング周期Tswが十分に短ければ、人間の肉眼には、LED列21及びLED22が同時点灯しているように見える。
特に、LED列21とLED22それぞれに求められる輝度に差がある場合には、本実施形態を好適に利用することができる。
また、本実施形態では、2チャンネルの時分割制御を例に挙げたが、3チャンネル以上の時分割制御にも適用し得ることは言うまでもない。
<出力帰還制御の考察>
次に、出力電流Ioの出力帰還制御について考察する。図3は、エラーアンプ制御方式による出力帰還制御の一例を示す図であり、上から順番に、出力電流Ioと出力電圧Voが描写されている。なお、時刻t21以前及び時刻t24以降は、それぞれ、先述の期間t1(=LED列21にのみ出力電流Io(=Io1)が供給される期間)に相当する。一方、時刻t21~t24は、先述の期間t2(=LED22にのみ出力電流Io(=Io2)が供給される期間)に相当する。
エラーアンプ制御方式(例えば、エラーアンプを用いて出力電流Ioと目標電流値との誤差信号を生成し、その誤差信号とスロープ信号との比較結果に応じてDC/DCコンバータのオンデューティをPWM制御する方式)では、DC/DCコンバータの出力端に大容量(10μF以上)の出力キャパシタを接続する必要がある。そのため、LED列21及びLED22の時分割制御時に高速な灯数変動(延いては出力電圧Voとして現れる順方向降下電圧の急変動)が生じると、出力キャパシタにラッシュ電流が流れて出力電流Ioが過渡的に過電流状態(オーバーシュート)ないしは減電流状態(アンダーシュート)となるおそれがある。
本図に即して述べると、時刻t21~t22では、LED列21からLED22への高速な灯数変動(Vo=VF1→VF2)に伴い、出力電流Io(=Io2)が過電流状態(=目標電流値I1より大きい状態)となっている。一方、時刻t24~t25では、LED22からLED列21への高速な灯数変動(Vo=VF2→VF1)に伴い、出力電流Io(=Io1)が減電流状態(=目標電流値I2より小さい状態)となっている。
また、エラーアンプ制御方式では、出力帰還ループの位相余裕を確保するためにエラーアンプの周波数特性をDC/DCコンバータのスイッチング周波数fsw(例えば400kHz)よりも十分に低い値(1/20以下)に設定する必要がある。そのため、目標電流値I1及びI2の切替制御時における出力電流Ioの応答性が制限されてしまう。
本図に即して述べると、出力電流Ioを目標電流値I1から目標電流値I2に切り替えるためには、所定の応答時間Tres(=時刻t21~t23)を要するので、期間t2における出力電流Io(=Io2)の平均電流値が目標電流値I2から大きく乖離してしまう。また、出力電流Ioを目標電流値I2から目標電流値I1に切り替えるときにも、同様の応答時間Tres(=時刻t24~t26)を要するので、期間t1における出力電流Io(=Io1)の平均電流値が目標電流値I1から大きく乖離することになる。
このように、エラーアンプ制御方式で出力電流Ioの帰還制御を行う場合には、LED発光部20の灯数を高速に切り替えることができない。
図4は、ヒステリシス制御方式による出力帰還制御の一例を示す図であり、上から順番に、出力電流Ioと出力電圧Voが描写されている。なお、時刻t31以前及び時刻t33以降は、それぞれ、先述の期間t1(=LED列21にのみ出力電流Io(=Io1)が供給される期間)に相当する。一方、時刻t31~t33は、先述の期間t2(=LED22にのみ出力電流Io(=Io2)が供給される期間)に相当する。
ヒステリシス制御方式(例えば、コンパレータを用いて出力電流Ioのピーク検出及びボトム検出を行い、その検出結果に応じてDC/DCコンバータをオン/オフ制御する方式)では、先述のエラーアンプ制御方式と比べて、より小容量の出力キャパシタを用いることができる。そのため、LED列21及びLED22の時分割制御時に高速な灯数変動が生じたとしても、さほど大きなラッシュ電流が流れないので、出力電流Ioが過電流状態ないしは減電流状態となりにくい。
本図に即して述べると、時刻t31において、LED列21からLED22への高速な灯数変動(Vo=VF1→VF2)が生じたときでも、出力電流Io(=Io2)は過電流状態となっていない。これと同様に、時刻t33において、LED22からLED列21への高速な灯数変動(Vo=VF2→VF1)が生じたときでも、出力電流Io(=Io1)は減電流状態となっていない。
また、ヒステリシス制御方式では、出力帰還ループの位相補償が不要となるので、目標電流値I1及びI2の切替制御時における出力電流Ioの応答性を高めることができる。
本図に即して述べると、出力電流Ioを目標電流値I1から目標電流値I2に切り替えるときの応答時間Tres(=時刻t31~t32)は、先述のエラーアンプ制御方式と比べて大幅に短縮されるので、期間t2における出力電流Io(=Io2)の平均電流値と目標電流値I2とのずれを小さく抑えることが可能となる。また、出力電流Ioを目標電流値I2から目標電流値I1に切り替えるときの応答時間Tres(=時刻t33~t34)も大幅に短縮されるので、期間t1における出力電流Io(=Io1)の平均電流値と目標電流値I1とのずれも小さく抑えることが可能となる。
このように、ヒステリシス制御方式で出力電流Ioの帰還制御を行えば、LED発光部20の灯数を高速に切り替えることが可能となる。
図5は、ヒステリシス制御方式の問題点(周波数変動)を示す図であり、上から順に、出力電流Io、DC/DCコンバータのスイッチング周波数fsw、及び、出力電圧Voが描写されている。なお、時刻t41以前及び時刻t42以降は、それぞれ、先述の期間t1(=LED列21にのみ出力電流Io(=Io1)が供給される期間)に相当する。一方、時刻t41~t42は、先述の期間t2(=LED22にのみ出力電流Io(=Io2)が供給される期間)に相当する。また、本図では、図示の便宜上、期間t1及びt2それぞれの目標電流値I1及びI2が一致しているものとする。
ヒステリシス制御方式において、出力電流Ioのピーク値及びボトム値(延いては出力電流Ioのリップル振幅)が固定値である場合には、時分割制御時の灯数変動(延いては出力電圧Voとして現れる順方向降下電圧の変動)に伴い、DC/DCコンバータのスイッチング周波数fswが変動する。
本図に即して述べると、時刻t41において、LED列21からLED22への灯数変動(Vo=VF1→VF2)が生じると、スイッチング周波数fswがfsw1からfsw2(<fsw1)に低下する。逆に、時刻t42において、LED22からLED列21への灯数変動(Vo=VF2→VF1)が生じると、スイッチング周波数fswがfsw2からfsw1に上昇する。
上記のようなスイッチング周波数fswの変動が生じると、EMC[electro-magnetic compatibility]ノイズのピーク周波数が二極化するので、EMC対策が困難となる。
図6は、ヒステリシス制御方式における周波数安定化制御の一例を示す図であり、上から順に、出力電流Io、DC/DCコンバータのスイッチング周波数fsw、及び、出力電圧Voが描写されている。なお、時刻t51以前及び時刻t52以降は、それぞれ、先述の期間t1(=LED列21にのみ出力電流Io(=Io1)が供給される期間)に相当する。一方、時刻t51~t52は、先述の期間t2(=LED22にのみ出力電流Io(=Io2)が供給される期間)に相当する。また、本図では、先出の図5と同じく、期間t1及びt2それぞれの目標電流値I1及びI2が一致しているものとする。
ヒステリシス制御方式において、出力電流Ioのピーク値及びボトム値(延いては出力電流Ioのリップル振幅)を可変値とすれば、時分割制御時に灯数変動(延いては出力電圧Voとして現れる順方向降下電圧の変動)が生じたときでも、DC/DCコンバータのスイッチング周波数fswを一定値に安定化することが可能となる。
本図に即して述べると、時刻t51において、LED列21からLED22への灯数変動(Vo=VF1→VF2)が生じると、出力電流Io(=Io2)のピーク値を引き下げてボトム値を引き上げることによりリップル振幅が狭められる。逆に、時刻t52において、LED22からLED列21への灯数変動(Vo=VF2→VF1)が生じると、出力電流Io(=Io1)のピーク値を引き上げてボトム値を引き下げることによりリップル振幅が広げられる。その結果、期間t1及びt2それぞれのスイッチング周波数fw1及びfw2が一定値に安定化されるので、EMC対策が容易となる。
<第2実施形態>
図7は、LED発光装置の第2実施形態を示す図である。本実施形態のLED発光装置1では、先出の第1実施形態(図1)を基本としつつ、LEDドライバIC11及びDC/DC部品12がより具体的に例示されている。
LEDドライバIC11は、LED制御部10の制御主体となるシリコンモノリシック集積回路であり、外部との電気的な接続を確立するために、16本の外部端子(PVINピン、VDRV5ピン、GNDピン、DCDIM1ピン、DCDIM2ピン、DSET1ピン、DSET2ピン、PBUSピン、SWピン、BOOTピン、PGNDピン、SNSPピン、SNSNピン、ILEDINピン、CH2ピン、CH1ピン)を備えている。
PVINピンは、電源入力端子である。VDRV5ピンは、内部基準電圧出力端子である。GNDピンは、グラウンド端子である。DCDIM1ピン及びDCDIM2ピンは、それぞれ、DC調光入力端子(1ch/2ch)である。DSET1ピン及びDSET2ピンは、それぞれ、PWM調光入力端子(1ch/2ch)である。PBUSピンは、プロテクトバス信号出力端子である。SWピンは、スイッチング出力端子である。BOOTピンは、上側ドライバ電源用の外付けブートストラップキャパシタ接続端子である。PGNDピンは、パワー系のグラウンド端子である。SNSPピンは、出力電流検出入力端子(+)である。SNSNピンは、出力電流検出入力端子(-)である。ILEDINピンは、出力電流入力端子である。CH1ピン及びCH2ピンは、LED接続端子(1ch/2ch)である。
なお、LEDドライバIC11のパッケージとしては、例えば、裏面放熱パッドを備えたHTSSOP[heat-sink thin shrink small outline package]を用いるとよい。
また、LEDドライバIC11には、MCU2やLED発光部20(LED列21及びLED22)のほかに、種々のDC/DC部品12(キャパシタC1~C4、抵抗R1及びR2、並びに、インダクタL1)が外付けされている。
まず、LEDドライバIC11の外部接続について説明する。PVINピンは、入力電圧PVINの印加端とキャパシタC1の第1端に接続されている。キャパシタC1の第2端は、接地端に接続されている。VDRV5ピンは、キャパシタC2の第1端に接続されている。キャパシタC2の第2端は、接地端に接続されている。GNDピンは、接地端に接続されている。DCDIM1ピン及びDCDIM2ピン、DSET1ピン及びDSET2ピン、及び、PBUSピンは、それぞれ、MCU2に接続されている。なお、PBUSピンは、抵抗R2を介してVDRV5ピンにプルアップされている。
SWピンは、インダクタL1の第1端とキャパシタC3の第1端に接続されている。BOOTピンは、キャパシタC3の第2端に接続されている。インダクタL1の第2端は、キャパシタC4の第1端(=出力電圧Voの出力端)に接続されている。キャパシタC4の第2端とPGNDピンは、いずれも接地端に接続されている。SNSPピンは、抵抗R1の第1端とともに出力電圧Voの印加端に接続されている。SNSNピン及びILEDINピンは、いずれも抵抗R1の第2端に接続されている。CN1ピンは、LED列21のアノードに接続されている。CH2ピンは、LED22のアノードに接続されている。LED列21及びLED22それぞれのカソードは、いずれも接地端に接続されている
なお、DC/DC部品12のうち、インダクタL1とキャパシタC3及びC4は、LEDドライバIC11に内蔵されたNチャネル型MOS[metal oxide semiconductor]電界効果トランジスタN1及びN2と共に、ブートストラップ形式の降圧型スイッチ出力段を形成する。また、抵抗R1は、出力電流Ioを電圧信号(=Io×R1)に変換するシャント抵抗(=センス抵抗)として機能する。
<LEDドライバIC>
引き続き、図7を参照しながらLEDドライバIC11の内部構成について説明する。LEDドライバIC11は、基準電圧生成部111と、電流制御部112と、オン時間設定部113と、ゲート駆動部114と、電流センスアンプ115と、PWM調光信号生成部116と、異常保護部117と、バッファB1及びB2と、Nチャネル型MOS電界効果トランジスタN1~N5と、を集積化して成る。もちろん、LEDドライバIC11には、上記以外の構成要素や機能ブロック(UVLO[under voltage locked-out]やTSD[thermal shut down]など)を集積化しても構わない。
基準電圧生成部111は、入力電圧PVIN(例えば5~40V)から所定の基準電圧VDRV5(例えば5V)を生成してVDRV5ピンに出力する。なお、基準電圧生成部111としては、例えば、LDO[low drop-out]レギュレータを用いるとよい。
電流制御部112は、出力電流Ioのボトムを検出したときにセット信号SETのパルス出力を行う。電流制御部112は、DC調光信号DCDIM1及びDCDIM2、PWM調光信号S11及びS12、センス電圧Vs、並びに、スロープ電圧VILの入力を受け付けてセット信号SETのパルス出力を行うが、その内部構成及び動作については、後ほど詳細に説明する。
オン時間設定部113は、セット信号SETのパルス出力からオン時間Tonが経過したときにリセット信号RSTのパルス出力を行う。なお、オン時間Tonは、出力電圧Vo(特にLED発光部20に印加されるSNSNピン電圧)に比例して、入力電圧PVINに反比例する可変値(Ton∝SNSN/PVIN)とすることが望ましい。オン時間Tonを可変値とすることの技術的意義については、後ほど詳述する。
ゲート駆動部114は、トランジスタN1のゲート駆動を行う上側ゲートドライバと、トランジスタN2のゲート駆動を行う下側ゲートドライバ(共に不図示)を含み、セット信号SETとリセット信号RSTに応じてスイッチ出力段(特にトランジスタN1及びN2)を駆動することにより、出力電流Io及び出力電圧Vo(例えば2~15V)を生成する。具体的に述べると、ゲート駆動部114は、セット信号SETのパルス出力タイミングでトランジスタN1をオンしてトランジスタN2をオフする一方、リセット信号RSTのパルス出力タイミングでトランジスタN1をオフしてトランジスタN2をオンする。
このように、トランジスタN1及びN2は、相補的にオン/オフされる。ただし、本明細書中における「相補的」という文言は、トランジスタN1及びN2のオン/オフ状態が完全に逆転している場合だけでなく、貫通電流防止のためにトランジスタN1及びN2の同時オフ時間(いわゆるデッドタイム)が設けられている場合も含むものとして、広義に解釈されるべきである。
電流センスアンプ115は、SNSPピンとSNSNピンとの端子間電圧(=抵抗R1の両端間電圧(=Io×R1))に応じたセンス電圧Vsを生成する。なお、センス電圧Vsは、出力電流Ioが大きいほど高くなり、出力電流Ioが小さいほど低くなる。
PWM調光信号生成部116は、パルス幅設定信号DSET1及びDSET2の入力を受け付けて、PWM調光信号S11及びS12を生成する。PWM調光信号S11及びS12は、それぞれ、共通のPWM周期Tpwmでパルス幅変調されるパルス信号である。
具体的に述べると、PWM調光信号S11は、PWM周期Tpwmのうち、パルス幅設定信号DSET1に基づいて設定されたオン期間t1(=LED列21が点灯される先述の期間t1に相当)にハイレベルとなり、その余のオフ期間にローレベルとなる。一方、PWM調光信号S12は、PWM周期Tpwmのうち、パルス幅設定信号DSET2に基づいて設定されたオン期間t2(=LED22が点灯される先述の期間t2に相当)にハイレベルとなり、その余のオフ期間にローレベルとなる。
ここで、PWM調光信号生成部116は、PWM調光信号S11及びS12双方が同時にハイレベルとならないように、それぞれのオン期間t1及びt2を設定する。つまり、PWM調光信号S12のオン期間t2は、PWM調光信号S11のオフ期間(=Tpwm-t1)と重複するように設定される。従って、オン期間t1及びt2は、t1+t2≦Tpwmを満たしていなければならない。
なお、PWM調光信号生成部116を割愛し、MCU2からPWM調光信号S11及びS12の外部入力を受け付ける構成としてもよい。
異常保護部117は、LEDドライバIC11の異常(例えばLEDオープンまたはLEDショート)をMCU2に報知するためにトランジスタN5のオン/オフ制御を行う。
バッファB1及びB2は、それぞれ、PWM調光信号生成部116で生成されたPWM調光信号S11及びS12の入力を受け付けて、トランジスタN3及びN4それぞれのゲートを駆動する。
トランジスタN1は、スイッチ出力段の出力スイッチに相当する。トランジスタN1のドレインは、PVINピンに接続されている。トランジスタN1のソース及びバックゲートは、SWピンに接続されている。トランジスタN1は、ゲート駆動部113から入力されるゲート信号がハイレベルであるときにオンしてローレベルであるときにオフする。
トランジスタN2は、スイッチ出力段の同期整流スイッチに相当する。トランジスタN2のドレインはSWピンに接続されている。トランジスタN2のソース及びバックゲートは、PGNDピンに接続されている。トランジスタN2は、ゲート駆動部113から入力されるゲート信号がハイレベルであるときにオンしてローレベルであるときにオフする。
ただし、スイッチ出力段の整流方式は、必ずしも同期整流方式に限らず、ダイオード整流方式(=非同期整流方式)を採用しても構わない。その場合には、トランジスタN2をダイオード(例えばショットキーバリアダイオード)に置き換えればよい。
トランジスタN3及びN4は、それぞれ、先出の時分割制御部13(特にスイッチ131及び132)に相当する。トランジスタN3及びN4それぞれのドレインは、いずれもILEDINピンに接続されている。トランジスタN3のソース及びバックゲートは、CH1ピンに接続されている。トランジスタN4のソース及びバックゲートは、CH2ピンに接続されている。
トランジスタN3は、バッファB1を介してゲートに入力されるPWM調光信号S11がハイレベルであるときにオンしてローレベルであるときにオフする。また、トランジスタN4は、バッファB2を介してゲートに入力されるPWM調光信号S12がハイレベルであるときにオンして、ローレベルであるときにオフする。
例えば、トランジスタN3がオンしてトランジスタN4がオフしているときには、LED列21のみに出力電流Io1(=Io)が流れるので、LED列21が点灯してLED22が消灯する。一方、トランジスタN3がオフしてトランジスタN4がオンしているときには、LED22のみに出力電流Io2(=Io)が流れるので、LED列21が消灯してLED22が点灯する。
トランジスタN5は、プロテクトバス信号PBUSを出力するオープンドレイン出力段として機能する。トランジスタN5のドレインは、PBUSピンに接続されている。トランジスタN5のソース及びバックゲートは、接地端に接続されている。トランジスタN5は、異常保護部117から入力されるゲート信号がハイレベルであるときにオンしてローレベルであるときにオフする。プロテクトバス信号PBUSは、トランジスタN5がオンであるときにローレベル(≒GND)となり、トランジスタN5がオフであるときにハイレベル(≒VDRV5)となる。
なお、上記構成から成るLEDドライバIC11は、ボトム検出オン時間固定方式(=出力電流Ioのボトム検出タイミングからオン時間Tonに亘ってDC/DCコンバータをオンした後、次回のボトム検出タイミングまでDC/DCコンバータをオフする方式)で出力電流Ioの出力帰還制御を行う。以下では、このような出力帰還制御を行うための要部となる電流制御部112の構成及び動作について詳述する。
<電流制御部>
図8は、電流制御部112の一構成例を示す図である。電流制御部112は、エラーアンプ112aと、調光電圧切替部112bと、閾値電圧生成部112cと、コンパレータ112dと、を含む。
エラーアンプ112aは、反転入力端(-)に入力されるセンス電圧Vsと、非反転入力端(+)に入力される調光電圧Vbとの差分値Δ(=Vb-Va)を増幅して、誤差電流Iaを生成するトランスコンダクタンスアンプ(いわゆるgmアンプ)である。なお、誤差電流Iaは、Δ>0であるときに正方向(=エラーアンプ112aから閾値電圧生成部112cに向けて流れる方向)に流れ、Δ<0であるときに負方向(=閾値電圧生成部112cからエラーアンプ112aに向けて流れる方向)に流れる。また、誤差電流Iaの電流値は、|Δ|が大きいほど増大し、|Δ|が小さいほど減少する。
調光電圧切替部112bは、DCDIM1ピン及びDCDIM2ピンとエラーアンプ112aの非反転入力端(+)との間にそれぞれ接続されたスイッチb1及びb2を含み、PWM調光信号S11及びS12に基づいてLED列21及びLED22毎に調光電圧Vbを切り替える。具体的に述べると、LED列21の点灯時(S11=H、S12=L)には、スイッチb1をオンしてスイッチb2をオフすることにより、DC調光信号DCDIM1を調光電圧Vbとして選択出力する。一方、LED22の点灯時(S11=L、S12=H)には、スイッチb1をオフしてスイッチb2をオンすることにより、DC調光信号DCDIM2を調光電圧Vbとして選択出力する。
閾値電圧生成部112cは、キャパシタc1及びc2と、スイッチc3~c6を含む。スイッチc3及びc4それぞれの第1端は、閾値電圧Vcの印加端に接続されている。スイッチc3の第2端は、キャパシタc1の第1端(=積分電圧Vc1の印加端に相当)とスイッチc5の第1端に接続されている。スイッチc4の第2端は、キャパシタc2の第1端(=積分電圧Vc2の印加端に相当)とスイッチc6の第1端に接続されている。キャパシタc1及びc2それぞれの第2端は、定電位端に接続されている。スイッチc5及びc6それぞれの第2端は、エラーアンプ112aの出力端に接続されている。
なお、スイッチc3及びc5は、PWM調光信号S11に応じてオン/オフされる。より具体的に述べると、スイッチc3及びc5は、S11=HであるときにオンしてS11=Lであるときにオフする。一方、スイッチc4及びc6は、PWM調光信号S12に応じてオン/オフされる。より具体的に述べると、スイッチc4及びc6は、S12=HであるときにオンしてS12=Lであるときにオフする。
従って、LED列21の点灯時(S11=H、S12=L)には、キャパシタc1が制御ループに組み込まれて積分電圧Vc1が閾値電圧Vcとして出力されると共に、キャパシタc2が制御ループから切り離されて積分電圧Vc2が保持される状態となる。一方、LED22の点灯時(S11=L、S12=H)には、キャパシタc2が制御ループに組み込まれて積分電圧Vc2が閾値電圧Vcとして出力されると共に、キャパシタc1が制御ループから切り離されて積分電圧Vc1が保持される状態となる。
このように、閾値電圧生成部112cは、PWM調光信号S11及びS12に基づく調光電圧Vbの切替制御に同期して、エラーアンプ112aの後段に接続される2系統の積分器(=キャパシタc1及びc2)を切り替えながら、誤差電流Iaを順次分配的に積分することにより、2系統の積分電圧Vc1及びVc2を生成すると共に、積分電圧Vc1及びVc2のいずれかを閾値電圧Vcとして出力する。
コンパレータ112dは、反転入力端(-)に入力されるスロープ電圧VILと、非反転入力端(+)に入力される閾値電圧Vcとを比較して、セット信号SETを生成する。従って、セット信号SETは、VIL>SETであるときにローレベルとなり、VIL<SETであるときにハイレベルとある。なお、スロープ電圧VILは、スイッチ出力段のオフ期間(N1:オフ、N2:オン)に流れる下側インダクタ電流ILに応じた電圧信号である。また、閾値電圧Vcは、LED列21及びLED22毎(それぞれの目標電流値I1及びI2毎)に切り替えられる。
図9は、電流制御部112の一変形例を示す図である。本変形例の電流制御部112では、調光電圧切替部112bが割愛されると共に、単一のエラーアンプ112aに代えて2系統のエラーアンプ112a1及び112a2が設けられている。また、上記の変更に伴い、閾値電圧生成部112cのスイッチc5及びc6が取り除かれている。
エラーアンプ112a1は、反転入力端(-)に入力されるセンス電圧Vsと、非反転入力端(+)に入力される調光電圧Vb1との差分値Δ1(=Vb1-Va)を増幅して誤差電流Ia1を生成する。なお、誤差電流Ia1は、Δ1>0であるときに正方向に流れ、Δ1<0であるときに負方向に流れる。また、誤差電流Ia1の電流値は、|Δ1|が大きいほど増大し、|Δ1|が小さいほど減少する。調光電圧Vb1は、DC調光信号DCDIM1に応じて任意に設定される。
エラーアンプ112a2は、反転入力端(-)に入力されるセンス電圧Vsと、非反転入力端(+)に入力される調光電圧Vb2との差分値Δ2(=Vb2-Va)を増幅して誤差電流Ia2を生成する。なお、誤差電流Ia2は、Δ2>0であるときに正方向に流れ、Δ2<0であるときに負方向に流れる。また、誤差電流Ia2の電流値は、|Δ2|が大きいほど増大し、|Δ2|が小さいほど減少する。調光電圧Vb2は、DC調光信号DCDIM2に応じて任意に設定される。
なお、エラーアンプ112a1及び112a2それぞれの出力端は、キャパシタc1及びc2それぞれの第1端に直接接続されている。従って、閾値電圧生成部112cは、エラーアンプ112a1及び112a2それぞれの後段に接続される2系統の積分器(=キャパシタc1及びc2)を用いて、2系統の誤差電流Ia1及びIa2を並列的に積分することにより、2系統の積分電圧Vc1及びVc2を生成すると共に、積分電圧Vc1及びVc2のいずれかを閾値電圧Vcとして出力する。
このように、電流制御部112の構成については、種々の変形が考えられる。例えば、ADコンバータを用いて誤差電流Ia(ないしはIa1及びIa2)をデジタル信号に変換し、以降の信号処理(積分処理や閾値切替処理)を全てデジタル的に実現してもよい。
図10は、第2実施形態における電流安定化制御及び周波数安定化制御の一例を示す図であり、上から順に、出力電流Io(実線)及びボトム検出値Ibtm(破線)、リセット信号RST、並びに、セット信号SETが描写されている。
時刻t61において、セット信号SETのパルス出力が行われると、トランジスタN1がオンしてトランジスタN2がオフするので、出力電流Ioが増大し始める。
時刻t62において、セット信号SETのパルス出力からオン時間Tonが経過し、リセット信号RSTのパルス出力が行われると、トランジスタN1がオフしてトランジスタN2がオンするので、出力電流Ioが増大から減少に転じる。
時刻t63において、出力電流Ioがボトム検出値Ibtmを下回り、セット信号SETのパルス出力が行われると、トランジスタN1がオンしてトランジスタN2がオフするので、出力電流Ioが減少から増大に転じる。時刻t63以降においても、上記と同様の動作が繰り返される。
なお、上記で説明した出力電流Ioのボトム検出処理(=出力電流Ioとボトム検出値Ibtmとの比較処理)は、電流制御部112(特にコンパレータ112d)におけるスロープ電圧VILと閾値電圧Vcとの比較処理に相当する。
ここで、電流制御部112では、平均出力電流Io(ave)(=出力電流Ioの平均値)を目標電流値に安定化するように閾値電圧Vc(延いてはボトム検出値Ibtm)の調整制御が行われている。より具体的に述べると、電流制御部112では、センス電圧Vs(=出力電流Ioに相当)と調光電圧Vb(=目標電流値に相当)との差分値Δを積分して閾値電圧Vcが生成されている。
従って、閾値電圧Vc(延いてはボトム検出値Ibtm)は、平均出力電流Io(ave)が目標電流値よりも低いときに上昇し、平均出力電流Io(ave)が目標電流値よりも高いときに低下する。なお、閾値電圧Vcが高いほどセット信号SETのパルス生成タイミングが早くなるので、スイッチ出力段のオフ期間が短くなり、出力電流Ioが増大する。逆に、閾値電圧Vcが低いほどセット信号SETのパルス生成タイミングが遅くなるので、スイッチ出力段のオフ期間が長くなり、出力電流Ioが減少する。
上記一連の動作によれば、先述のヒステリシス制御方式と比べて、より高精度に平均出力電流Io(ave)を目標電流値に安定化させることが可能となる。
さらに、先にも述べたように、オン時間Tonは、出力電圧Vo(特にLED発光部20に印加されるSNSNピン電圧)に比例して入力電圧PVINに反比例する可変値(Ton∝SNSN/PVIN)とされている。従って、LED列21及びLED22の時分割制御に伴う灯数変動により、出力電圧Vo(=SNSN)が上昇したときには、その上昇に応じてオン時間Tonが長くなり、逆に、出力電圧Vo(=SNSN)が低下したときには、その低下に応じてオン時間Tonが短くなる。
ところで、降圧型DC/DCコンバータのスイッチング周期Tswは、Tsw=Ton×(PVIN/SNSN)で表される。従って、上記のように、オン時間Tonを可変制御することにより、スイッチング周期Tsw(延いてはスイッチング周波数fsw)を一定値に安定化することができるので、EMC対策が容易となる。
図11は、第2実施形態における時分割制御の一例を示す図であり、上から順に、PWM調光信号S11及びS12、積分電圧Vc1及びVc2、並びに、出力電流Io1(実線)及びIo2(破線)が描写されている。
期間t1(時刻t71~t72)では、PWM調光信号S11がハイレベルとなり、PWM調光信号S12がローレベルとなるので、LED列21が点灯されてLED22が消灯される。このとき、閾値電圧生成部112cでは、キャパシタc1が制御ループに組み込まれて積分電圧Vc1が閾値電圧Vcとして出力されると共に、キャパシタc2が制御ループから切り離されて積分電圧Vc2が保持される状態となる。従って、LED列21に流れる出力電流Io1(=Io)は、DC調光信号DCDIM1に応じた目標電流値I1に安定化される。
一方、期間t2(時刻t72~t73)では、PWM調光信号S11がローレベルとなり、PWM調光信号S12がハイレベルとなるので、LED列21が消灯されてLED22が点灯される。このとき、閾値電圧生成部112cでは、キャパシタc2が制御ループに組み込まれて積分電圧Vc2が閾値電圧Vcとして出力されると共に、キャパシタc1が制御ループから切り離されて積分電圧Vc1が保持される状態となる。従って、LED22に流れる出力電流Io2(=Io)は、DC調光信号DCDIM2に応じた目標電流値I2に安定化される。
また、期間t3(時刻t73~t74)では、PWM調光信号S11及びS12がいずれもローレベルとなるので、出力電流Io1及びIo2がどちらも流れず、LED列21及びLED22が双方とも消灯される。このとき、閾値電圧生成部112cでは、キャパシタc1及びc2がいずれも制御ループから切り離されて積分電圧Vc1及びVc2双方が保持される状態となる。このように、期間t1及びt2とスイッチング周期Tswとの間には、t1+t2≦Tswが成り立っていればよい。すなわち、LED列21及びLED22の同時点灯は認められないが、同時消灯については不問である。
ただし、先にも述べたように、LED列21及びLED22は、微視的に見ると交互に点消灯を繰り返すが、スイッチング周期Tswが十分に短ければ、人間の肉眼には、LED列21及びLED22が同時点灯しているように見える。
以上で説明したように、本実施形態のLEDドライバIC11によれば、LED列21及びLED22毎に目標電流値を切り替えながら単一の出力電流Ioを生成してLED列21及びLED22それぞれに時分割で供給することにより、LED列21及びLED22を個別に調光することが可能となる。
特に、本実施形態のLEDドライバIC11は、ボトム検出オン時間固定方式で出力電流Ioの出力帰還制御を行うので、先述のエラーアンプ制御方式と比べて、より小容量の出力キャパシタ(=キャパシタC4)を用いることができる。そのため、LED列21及びLED22の時分割制御時に高速な灯数変動が生じたとしても、さほど大きなラッシュ電流が流れないので、出力電流Ioが過電流状態ないしは減電流状態となりにくい。この長所については、先述のヒステリシス制御方式と同様である。
さらに、本実施形態のLEDドライバIC11では、エラーアンプ112aを用いてボトム検出値Ibtm(=閾値電圧Vc)の調整が行われるので、先述のヒステリシス制御方式と比べて、より高精度の電流安定化制御を実現することが可能となる。
<第3実施形態>
図12は、LED発光装置の第3実施形態を示す図である。本実施形態のLED発光装置1では、先出の第1実施形態(図1)若しくは第2実施形態(図7)と異なり、LED発光部20を形成するLED(またはLED列)23~25が直列に接続されている。以下では、LED発光部20が車両のLEDヘッドランプであり、特に、LED23をハイビームとし、LED24をロービームとし、LED25をクリアランスランプ(車幅灯)として説明する。
また、LED発光部20の構成変更に伴い、時分割制御部13を形成するスイッチSW1~SW3は、LED23~25それぞれに対して並列に接続されている。従って、例えば、スイッチSW1のみをオフしてその余のスイッチを全てオンすれば、LED23のみに出力電流Ioが流れる状態となる。同様に、スイッチSW2のみをオフすれば、LED24のみに出力電流Ioが流れ、スイッチSW3のみをオフすれば、LED25のみに出力電流Ioが流れる。このような時分割制御部13は、例えば、LCM[light control module]を用いて実装することができる。
もちろん、LED発光部20には、LED23~25以外のLEDを直列接続してもよい。その場合には、各LEDに並列接続される複数のスイッチを同時にオフして、複数のLEDに出力電流Ioを流すことも想定される。このとき、LEDドライバIC11への入力電圧PVINよりも高い出力電圧Voが必要となるのであれば、LEDドライバIC11に昇圧DC/DCコンバータを組み込んでおくとよい。
ところで、車両の周囲が暗くなる夜間やトンネル内では、一般に、ハイビーム(LED23)またはロービーム(LED24)と、クリアランスランプ(LED25)を同時に点灯する必要がある。この場合、例えば、スイッチSW1をオンしてスイッチSW2及びSW3をオフすれば、LED24及び25の双方に共通の出力電流Ioが流れるので、それぞれを同時に点灯することはできるが、それぞれを個別に調光することはできない。
一方、先述の時分割制御を応用すれば、LED23~25それぞれを個別に調光することが可能となる。以下、図面を参照しながら具体的に説明する。
図13は、第3実施形態における時分割制御の一例を示す図であり、上から順に、スイッチSW1~SW3それぞれのオン/オフ状態、及び、出力電流Ioが描写されている。
期間t1(時刻t81~t82)では、スイッチSW1及びSW3がオンしてスイッチSW2がオフするので、LED24のみが点灯して、LED23及び25が消灯する。このとき、LED24に流れる出力電流Ioは、LED24用の目標電流値ILED24に安定化される。その結果、車両のロービームが所望の輝度で点灯される。
一方、期間t2(時刻t82~t83)では、スイッチSW1及びSW2がオンしてスイッチSW3がオフするので、LED25のみが点灯して、LED23及び24が消灯する。このとき、LED25に流れる出力電流Ioは、LED25用の目標電流値ILED25に安定化される。その結果、車両のクリアランスランプが所望の輝度で点灯される。
なお、LED24及び25は、微視的に見ると交互に点消灯を繰り返すが、スイッチング周期Tswが十分に短ければ、人間の肉眼には、LED24及び25が同時点灯しているように見える。
このように、本実施形態のLEDドライバIC11によれば、LED23~25毎に目標電流値を切り替えながら単一の出力電流Ioを生成してLED23~25それぞれに時分割で供給することにより、LED23~25を個別に調光することが可能となる。
<車両への適用>
これまでに説明したLED発光装置1は、車両X10の外装ランプとして好適に用いることができる。車両X10の外装ランプとしては、例えば、図14及び図15で示すように、ヘッドランプ(ハイビーム/ロービーム/スモールランプ/フォグランプ/クリアランスランプ等を含む)X11、昼間走行用ランプ(DRL[daylight running lamps])X12、テールランプ(スモールランプやバックランプ等を含む)X13、ストップランプX14、ないしは、ターンランプX15などを挙げることができる。
なお、LEDドライバIC11は、LED発光部20と共にモジュール(図16のLEDヘッドランプモジュールY10、図17のLEDターンランプモジュールY20、または、図18のLEDリアランプモジュールY30など)として提供されるものであってもよいし、LED発光部20とは独立にIC単体として提供されるものであってもよい。
<その他の変形例>
なお、上記の実施形態では、発光素子として発光ダイオードまたは発光ダイオード列を用いた構成を例に挙げて説明を行ったが、発光素子はこれに限定されるものではなく、例えば、発光素子として有機EL素子または有機EL素子列を用いることも可能である。
また、本明細書中に開示されている種々の技術的特徴は、上記実施形態のほか、その技術的創作の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。すなわち、上記実施形態は、全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきであり、本発明の技術的範囲は、上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内に属する全ての変更が含まれると理解されるべきである。
本明細書中に開示されている発明は、例えば、車両の外装ランプ(DRL/ポジションランプ、ターンランプ、リアランプ、クリアランスランプなど)に利用され得る。
1 LED発光装置(=発光装置に相当)
2 MCU
10 LED制御部
11 LEDドライバIC(=発光素子駆動装置に相当)
111 基準電圧生成部
112 電流制御部
112a、112a1、112a2 エラーアンプ
112b 調光電圧切替部
112c 閾値電圧生成部
112d コンパレータ
113 オン時間設定部
114 ゲート駆動部(=スイッチ駆動部に相当)
115 電流センスアンプ
116 PWM調光信号生成部
117 異常保護部
12 DC/DC部品
13 時分割制御部
131、132 スイッチ
20 LED発光部
21~25 LEDまたはLED列(=発光素子に相当)
B1、B2 バッファ
b1、b2 スイッチ
C1~C4 キャパシタ
c1、c2 キャパシタ
c3~c6 スイッチ
L1 インダクタ
N1~N5 Nチャネル型MOS電界効果トランジスタ
R1、R2 抵抗
SW1、SW2、SW3 スイッチ
X10 車両
X11 ヘッドランプ
X12 昼間走行用ランプ
X13 テールランプ
X14 ストップランプ
X15 ターンランプ
Y10 LEDヘッドランプモジュール
Y20 LEDターンランプモジュール
Y30 LEDリアランプモジュール

Claims (8)

  1. 複数の発光素子毎に目標電流値を切り替えながら単一の出力電流を生成して前記複数の発光素子に時分割で供給し、ボトム検出オン時間固定方式で前記出力電流の出力帰還制御を行う発光素子駆動装置であって、
    前記出力電流のボトムを検出したときにセット信号のパルス出力を行う電流制御部と、
    前記セット信号のパルス出力からオン時間が経過したときにリセット信号のパルス出力を行うオン時間設定部と、
    前記セット信号及び前記リセット信号に応じてスイッチ出力段を駆動することにより前記出力電流を生成するスイッチ駆動部と、
    を有し、
    前記電流制御部は、前記スイッチ出力段のオフ期間に流れるインダクタ電流の減少に応じて低下するスロープ電圧と前記複数の発光素子毎に切り替えられる閾値電圧とを比較して前記セット信号を生成するコンパレータを含む、発光素子駆動装置。
  2. 前記電流制御部は、前記出力電流の平均値を前記目標電流値に安定化するように前記閾値電圧の調整制御を行う、請求項1に記載の発光素子駆動装置。
  3. 前記電流制御部は、
    前記出力電流に応じたセンス電圧と所定の調光電圧との差分を増幅して誤差信号を生成するエラーアンプと、
    前記複数の発光素子毎に前記調光電圧を切り替える調光電圧切替部と、
    前記調光電圧の切替制御に同期して前記エラーアンプの後段に接続される複数の積分器を切り替えながら前記誤差信号を順次分配的に積分することにより複数の積分電圧を生成するとともに前記複数の積分電圧のいずれか一つを前記閾値電圧として出力する閾値電圧生成部と、
    をさらに含む、請求項2に記載の発光素子駆動装置。
  4. 前記電流制御部は、
    前記出力電流に応じたセンス電圧と複数の調光電圧との差分をそれぞれ増幅して複数の誤差信号を生成する複数のエラーアンプと、
    前記複数のエラーアンプそれぞれの後段に接続される複数の積分器を用いて前記複数の誤差信号を並列的に積分することにより複数の積分電圧を生成するとともに前記複数の積分電圧のいずれか一つを前記閾値電圧として出力する閾値電圧生成部と、
    をさらに含む、請求項2に記載の発光素子駆動装置。
  5. 前記オン時間は、前記複数の発光素子に印加される出力電圧に比例した可変値である、請求項1~4のいずれか一項に記載の発光素子駆動装置。
  6. 請求項1~のいずれか一項に記載の発光素子駆動装置と、
    前記発光素子駆動装置により駆動される複数の発光素子と、
    を有する発光装置。
  7. 前記発光素子は、発光ダイオードまたは発光ダイオード列、若しくは、有機EL素子または有機EL素子列である、請求項6に記載の発光装置。
  8. 外装ランプとして請求項6又は7に記載の発光装置を有する車両。
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