JP7323810B2 - 圧力センサ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体圧力センサ素子を備える圧力センサ装置に関する。
圧力センサ装置は、半導体圧力センサ素子を含み、測定対象の流体を導入する圧力導入口と比較対象の大気を導入する大気導入口が設けられてパッケージ化された構成を有する。半導体圧力センサ素子は、導入される流体及び大気の圧力によって変形可能なダイヤフラムの表面に圧電素子が設けられた構成を有し、大気圧に対する流体の圧力を検出するチップである。
上記のように大気圧を比較対象の圧力とする場合には大気導入口に大気が導入される構成を有し、大気圧以外の圧力を比較対象とする場合には当該比較対象とする圧力の流体が上記の大気導入口に導入される構成を有する。
圧力センサ装置において、半導体圧力センサ素子中の圧電素子の端子は圧力センサ装置の外部接続端子に接続されている。圧力センサ装置の外部接続端子は、マザーボードの実装面に設けられた端子にハンダ付けにより固着される。このようにして、圧力センサ装置はマザーボードに実装されて用いられる。
なお、半導体圧力センサ素子を備える圧力センサ装置に関する先行技術文献として、例えば特許文献1,2が存在する。
特開2012-233872号公報 特開2012-52874号公報
特許文献1に示される圧力センサ装置は、リードフレームを用いてインサート成形により形成されており、圧力センサ装置のパッケージの外方にリードが延びた構成となっている。圧力センサ装置をマザーボードに実装したときの専有面積はリードが外方に延びているため大きくなってしまい、圧力センサ装置の小型化が困難であった。
特許文献2に示される圧力センサ装置は、圧力導入口の直下に半導体圧力センサ素子が配置されている。このため、圧力導入口にフラックス等のダストが入った場合、ダストが半導体圧力センサ素子に直接付着して大きな影響を与えることなどにより、半導体圧力センサ素子として正確に作動できなくなることがある。
そこで、本発明は、小型化が可能であり、圧力導入口へのダストの進入を抑制できる圧力センサ装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る圧力センサ装置は、外部接続端子が形成された基体を有する第1の基板と、前記第1の基板の上面に積層され、第1の貫通開口部及び第2の貫通開口部が形成された第2の基板と、ダイヤフラム構造を有し、前記ダイヤフラム構造により前記第1の貫通開口部を塞ぐように前記第2の基板の上面に搭載された圧力センサ素子と、前記圧力センサ素子を覆うように前記第2の基板の上面に搭載され、前記ダイヤフラム構造の上面に第1流体を導く第1流路が形成されたカバーと、を有し、前記外部接続端子は、前記基体の上面、側面及び下面の3つの面に沿って形成され、前記第1の基板と前記第2の基板の間には、前記第2の貫通開口部から前記第1の貫通開口部に連通して前記ダイヤフラム構造の下面に第2流体を導く第2流路が形成されている。
本発明によれば、圧力センサ装置の小型化が可能であり、圧力センサ装置の圧力導入口へのダストの進入を抑制できる。
第1実施形態に係る圧力センサ装置の上面側の平面図(A)、側面図(B)、側面図(C)、下面側の平面図(D)である。 第1実施形態に係る圧力センサ装置の基板の上面側の平面図(A)及び下面側の平面図(B)である。 第1実施形態に係る圧力センサ装置のカバーの上面側の斜視図(A)及び下面側の斜視図(B)である。 第1実施形態に係る圧力センサ装置の断面図である。 第1実施形態に係る圧力センサ装置の蓋部の断面図(A)及び蓋部の構成を説明する図(B)である。 第1実施形態に係る圧力センサ装置をマザーボードに実装したときの一例の断面図である。 第1実施形態に係る圧力センサ装置をマザーボードに実装したときの他の例の断面図である。 第2実施形態に係る圧力センサ装置の上面側の平面図(A)、側面図(B)、側面図(C)、下面側の平面図(D)である。 第2実施形態に係る圧力センサ装置の基板の上面側の平面図(A)及び下面側の平面図(B)である。 第2実施形態に係る圧力センサ装置のカバーの上面側の斜視図(A)及び下面側の斜視図(B)である。 第2実施形態に係る圧力センサ装置の断面図である。 第2実施形態に係る圧力センサ装置をマザーボードに実装したときの一例の断面図である。 第2実施形態に係る圧力センサ装置をマザーボードに実装したときの他の例の断面図である。 第1変形例に係る圧力センサ装置の上面側の平面図(A)、側面図(B)、カバーの上面側の斜視図(C)及び下面側の斜視図(D)である。 第2変形例に係る圧力センサ装置の断面図である。 第3~第5変形例に係る圧力センサ装置の断面図である。 第3実施形態に係る圧力センサ装置の上面側の平面図(A)、側面図(B)、下面側の平面図(C)である。 図17(B)中のA-A’における断面図である。 図18中のB-B’における断面図(A)、C-C’における断面図(B)である。 第1の基板の上面側の平面図(A)、図20(A)中のD-D’における断面図(B)である。 第2の基板の上面側の平面図(A)、下面側の平面図(B)である。 図21(A)中のE-E’における断面図である。 第1の基板と第2の基板との接合前の断面図(A)、接合後の断面図(B)である。 第3実施形態の第1変形例に係る基板を示す断面図(A)、第1の基板の凹部の平面図(B)である。 第3実施形態の第2変形例に係る圧力センサ装置の上面側の平面図(A)、側面図(B)、下面側の平面図(C)である。 図25(B)中のF-F’における断面図である。 図26中のG-G’における断面図である。 図26中のH-H’における断面図である。 第3実施形態の第3変形例に係る圧力センサ装置の上面側の平面図(A)、側面図(B)、下面側の平面図(C)である。 図29(B)中のI-I’における断面図である。 図30中のJ-J’における断面図である。 図30中のK-K’における断面図である。 第3実施形態の第4変形例に係る圧力センサ装置の上面側の平面図(A)、側面図(B)、下面側の平面図(C)である。 図33(B)中のL-L’における断面図である。 図34中のM-M’における断面図である。 図34中のN-N’における断面図である。
<第1実施形態>
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。図1(A)は本実施形態に係る圧力センサ装置の上面側の平面図であり、図1(B)及び図1(C)は側面図であり、図1(D)は下面側の平面図である。基板10Aの上面にカバー20Aが搭載されており、基板10Aの下面に蓋部30が搭載されている。基板10Aは板状であり、平面視で矩形の形状を有し、対向する2つの辺において複数個の端子12が並べて設けられている。
カバー20Aは樹脂成型品であり、箱状部21と筒状部25を有する。筒状部25は円柱状の外形であり、先端に筒状部上端開口部26tが設けられた筒状構造である。蓋部30は板状の形状を有しており、側壁部に第2圧力導入口としての蓋部開口部32が形成されている。
図2(A)は本実施形態に係る圧力センサ装置の基板の上面側の平面図であり、図2(B)は下面側の平面図である。基板10Aは、ガラスエポキシ樹脂等からなり、板状構造の本体となる基体11を有し、外部接続端子としての端子12が形成されている。端子12は、基体11の上面、側面及び下面の3つの面に沿って形成されている。基体11の上面に、ランドを含む配線13が形成され、端子12に接続されている。
基体11に貫通開口部14が形成されている。貫通開口部14を塞ぐように、基体11の上面に圧力センサ素子15が搭載されている。圧力センサ素子15に隣接して、基体11の上面に制御チップ16が搭載されている。圧力センサ素子15と制御チップ16、圧力センサ素子15と配線13のランド、制御チップ16と配線13のランドが、それぞれボンディングワイヤ17で接続されている。基体11の下面には、貫通開口部14の周囲に金属層31eが形成されているが、蓋部周辺の構造については後述する。以上のように、基板10Aが構成されている。
圧力センサ素子15は、圧力を検出するダイヤフラムが形成された素子であり、ダイヤフラムの歪みを抵抗値の変化として検出する半導体歪みゲージ方式の素子、ダイヤフラムの変位を静電容量の変化として検出する静電容量方式の素子、あるいは、他の検出方式で被測定圧を検出する素子である。基板10Aの貫通開口部がダイヤフラムの一方の面と連通した状態となり、貫通開口部14を塞ぐように、シリコン樹脂等の接着剤を用いて基板10Aの上面に搭載されている。
図3(A)は本実施形態に係る圧力センサ装置のカバーの上面側の斜視図であり、図3(B)は下面側の斜視図である。カバー20Aは箱状部21と筒状部25を有する。箱状部21の基板10Aとの接着面側において、第1凹部22と第2凹部23が形成され、第1凹部22と第2凹部23を連通させる連通部24が形成されている。カバー20Aを基板10Aに搭載したときに、基板10Aの表面と、カバー20Aの第1凹部22、第2凹部23、連通部24の内面から中空構造(第1中空部)が形成される。基板10A上の圧力センサ素子15及び制御チップ16は第1中空部の第1凹部22側の空間に収容される。第2凹部23の上部における箱状部21の上に筒状部25が設けられている。筒状部25の筒状部上端開口部26tを端部とする開口構造は、筒状部25と箱状部21を貫通して第2凹部23に到達する。
図4は本実施形態に係る圧力センサ装置の断面図であり、図4(A)は図2(A)中のXA-XBにおける断面に相当し、図4(B)は図2(A)中のYA-YBにおける断面に相当する。上述のように、筒状部25の筒状部上端開口部26tを端部とする開口構造は、筒状部25の内部の筒状部開口部26と箱状部貫通部21aを介して第2凹部23に到達する。第2凹部23は、連通部24を介して第1凹部22に連通している。
従って、筒状部25の筒状部上端開口部26tから、筒状部開口部26、箱状部貫通部21a、第2凹部23、連通部24及び第1凹部22まで連通しており、圧力センサ素子15のダイヤフラム構造の上面に第1流体を導く第1流路を構成する。この流体の流れを黒矢印で示す。第1流体は、例えば圧力測定対象の流体である。図中の+記号がつけられた矢印は、紙面に対して垂直な方向からの流れを示している。
基板10Aの下面において、貫通開口部14を覆うように基板10A所定の距離を離間して板状の蓋部30が搭載されている。蓋部30は、側壁部31によって基板10Aから離間されており、基板10Aの下面と、蓋部30及び側壁部31の内面から中空構造(第2中空部)が形成される。側壁部の一部は除去されており、蓋部開口部32となる。蓋部開口部32を端部とする開口構造は、第2中空部を介して貫通開口部14に連通しており、圧力センサ素子15のダイヤフラム構造の下面に第2流体を導く第2流路を構成する。この流体の流れを白矢印で示す。第2流体は、例えば圧力測定の比較対象の流体であり、例えば大気である。図中の+記号がつけられた矢印は、紙面に対して垂直な方向からの流れを示している。
本実施形態の圧力センサ装置において、基板10Aは平面視で矩形の形状を有し、当該矩形の形状の基板10Aの対向する2つの辺に沿って端子12が形成されており、上記の蓋部開口部32は、対向する2つの辺とは異なる辺に向かって開口されている。これにより、後述のように圧力センサ装置をマザーボードに実装したときに、蓋部開口部32が端子12側に開口している場合と比較して、ハンダで固定される端子12近傍から発生するハンダのフラックスが蓋部開口部32の内部に入ってくるのを抑制することができる。
圧力センサ素子15は、上記のように上面に第1流体が導かれ、下面に第2流体が導かれる。ダイヤフラムの歪みまたは変位は、第1流体の圧力と第2流体の圧力に応じて変化する。ダイヤフラムの歪みまたは変位を、抵抗値または静電容量値等の変化量として検出することによって、第2流体を比較対象としたときの測定対象である第1流体の圧力を測定することができる。
上記の構成において、例えば、基板10Aの厚さは0.1mm~1mm程度であり、基板10Aは平面視で一辺が2mm~20mm程度の矩形の形状を有する。カバー20Aの箱状部21は高さが1mm程度であり、基板10Aの上に搭載したときに端子を覆わない程度の大きさを有する。筒状部25は、基板10Aの平面視の矩形形状の一辺の数分の1から半分程度に相当する0.5mm程度の直径を有する。蓋部30は0.1mm~1mm程度の厚さの板状の形状を有する。
図5(A)は本実施形態に係る圧力センサ装置の蓋部の断面図である。蓋部30を基板10Aの基体11から所定の距離離間させるために、側壁部31が形成されている。側壁部31は、Cu/Ni/Au等の金属層31e、レジスト層31d、ボンディングシート31c、レジスト層31b及び銅等の金属層31aが積層して構成されている。各層は0.1μm~200μmの厚さを有し、総計で10μm~500μm程度の厚さを有する。この厚さに相当する分の距離が、基板10A(基体11)と蓋部30の間の離間距離aに相当する。
図5(B)は蓋部の構成を説明する図である。図5(B)を参照して蓋部の形成方法について説明する。基板10A(基体11)の下面において金属層31eをパターン形成し、その上層にレジスト層31dをパターン形成する。一方、蓋部30の基板10Aへの搭載面に金属層31aとレジスト層31bをパターン形成する。次に、ボンディングシート31cの上面と下面にレジスト層31bとレジスト層31dを貼りあわせる。これにより、側壁部31が形成できる。
本実施形態では、蓋部30の側壁部31に蓋部開口部32が形成されている。上記の金属層31e、レジスト層31d、ボンディングシート31c、レジスト層31b、金属層31aをそれぞれ蓋部開口部32となる領域を除いて形成することで、側壁部31に蓋部開口部32を形成できる。図2(B)は、基板10Aの下面において貫通開口部14の周囲に金属層31eが形成されている状態を示しているが、これは蓋部開口部32となる部分を除いて、貫通開口部14の周囲に金属層31eを形成したときの構成である。
図6(A)及び図6(B)は、本実施形態に係る圧力センサ装置をマザーボードに実装したときの一例の断面図であり、それぞれ図4(A)及び図4(B)の断面に対応する。図6(A)及び図6(B)では、筒状部25がマザーボード100に対して上面を向くように、マザーボード100に実装されている。マザーボード100は、FR-4等のガラスエポキシ樹脂基板であり、表面に不図示の端子や配線パターンが形成されている。
マザーボード100には、開口部100Aが形成されている。開口部100Aに本実施形態の圧力センサ装置の蓋部30が入り込むようにして、圧力センサ装置がマザーボード100上に載置され、圧力センサ装置の端子12がマザーボード100の不図示の端子にハンダで接続固定されて、実装される。この場合、端子12の下面と側面がハンダで接続されることになる。
図7(A)及び図7(B)は、本実施形態に係る圧力センサ装置をマザーボードに実装したときの他の例の断面図であり、それぞれ図4(A)及び図4(B)を上下逆転した状態の断面に対応する。図7(A)及び図7(B)では、筒状部25がマザーボード100に対して下面を向くように、マザーボード100に実装される。
マザーボード100の開口部100Aに、本実施形態の圧力センサ装置のカバー20Aが入り込むようにして、圧力センサ装置がマザーボード100上に載置され、圧力センサ装置の端子12がマザーボード100の不図示の端子にハンダで接続固定されて、実装される。この場合、端子12の上面(カバー20A側の面)と側面がハンダで接続されることになる。
端子12は、基板10Aを構成する基体11の上面、側面、下面の3つの面に沿って形成されていることから、圧力センサ装置の構成を変更せずに、図6(A)及び図6(B)に示される実装方法と図7(A)及び図7(B)に示される実装方法に対応できる。
基板10Aは平面視で矩形の形状を有し、当該矩形の形状の基板10Aの対向する2つの辺に沿って端子12が形成されている。図6(A)及び(B)と図7(A)と(B)に示される例では、上記の蓋部開口部32は、対向する2つの辺とは異なる辺に向かって開口されている。このような構成の圧力センサ装置をマザーボード100に実装すると、蓋部開口部32が端子12側に開口している場合と比較して、ハンダで固定された端子12近傍からハンダのフラックスが発生したときに、蓋部開口部32の内部に入ってくるのを抑制することができる。
本実施形態に係る圧力センサ装置によれば、基板10Aの下面において、貫通開口部14を覆うように基板10Aから所定の距離を離間して板状の蓋部30が搭載されている。貫通開口部14が外側から隠された状態となっているので、フラックス等のダストが貫通開口部14から圧力センサ素子15の方へと入り込むのを抑制することができる。
また、本実施形態に係る圧力センサ装置によれば、リードフレームを用いておらず、マザーボードに実装したときの専有面積は基板10Aの面積に相当し、圧力センサ装置の小型化が実現できる。高コストとなるインサート成形を用いず、安価な射出成型部品を用いて構成しているので、コストダウンを実現できる。
また、本実施形態に係る圧力センサ装置において、筒状部上端開口部26tの直下に圧力センサ素子15は配置されておらず、筒状部上端開口部26tからダストが入り込んできても、筒状部上端開口部26tの直下に位置している第2凹部23の部分にトラップされ、ダストが圧力センサ素子15に到達しがたい構成となっている。第2凹部23はダストトラップとして機能する。カバーに第2凹部23とそれに連通する流路を設けること等で容易にダストトラップとして機能する構造を実現できる。
<第2実施形態>
本実施形態の説明において、第1実施形態と同様である部分については説明を省略する。図8(A)は本実施形態に係る圧力センサ装置の上面側の平面図であり、図8(B)及び(C)は側面図であり、図8(D)は下面側の平面図である。基板10Bの上面にカバー20Bが搭載されており、基板10Bの下面に蓋部30が搭載されている。
基板10Bは板状であり、平面視で矩形の形状を有し、対向する2つの辺において複数個の端子12が並べて設けられている。カバー20Bは樹脂成型品であり、箱状部21と筒状部25を有する。箱状部21の上方の角部(上端角部)に、第1圧力導入口としての箱状部開口部27が形成されている。筒状部25は円柱状の外形であり、先端に第2圧力導入口としての筒状部上端開口部26tが設けられた筒状構造である。
図9(A)は本実施形態に係る圧力センサ装置の基板の上面側の平面図であり、図9(B)は下面側の平面図である。基板10Bには、基体11に貫通開口部14と、第2の貫通開口部18が形成されている。また、基体11の下面には、貫通開口部14及び第2の貫通開口部18の周囲に金属層31eが形成されている。上記を除いては、実質的に第1実施形態の基板10Aと同様の構成を有する。図9(A)に示されるように、貫通開口部14と第2の貫通開口部18は図面上のZA-ZBで示される一点鎖線上に位置しているが、これに限らず、貫通開口部14と第2の貫通開口部18のいずれか一方あるいは両方がZA-ZBで示される一点鎖線上から外れた位置となっていてもよい。
図10(A)は本実施形態に係る圧力センサ装置のカバーの上面側の斜視図であり、図10(B)は下面側の斜視図である。カバー20Bは箱状部21と筒状部25を有する。箱状部21の基板10Bとの接着面側において、第1凹部22と第2凹部23が形成されている。カバー20Bを基板10Bに搭載したときに、基板10Bの表面と、カバー20Bの第1凹部22の内面から中空構造(第1中空部)が形成される。また、基板10Bの表面と、カバー20Bの第2凹部23の内面から中空構造(第2中空部)が形成される。
基板10B上の圧力センサ素子15及び制御チップ16は第1中空部の空間に収容される。第2の貫通開口部18は第2中空部の直下に位置して第2中空部に連通する。第2凹部23の上部における箱状部21の上に筒状部25が設けられている。
筒状部25の筒状部上端開口部26tを端部とする開口構造は、筒状部25と箱状部21を貫通して第2凹部23に到達する。また、箱状部21の上方の角部に第1凹部22へと貫通する箱状部開口部27が形成されている。箱状部開口部27は、箱状部21の上面、あるいは側面に形成されている構成でもよい。また上面と側面に両方に形成されていてもよく、上記のように箱状部21の上方の角部に設けることができる。
図11は本実施形態に係る圧力センサ装置の断面図であり、図9(A)中のZA-ZBにおける断面に相当する。上述のように、カバー20Bの箱状部21の角部に形成された箱状部開口部27は、第1凹部22へと貫通しており、圧力センサ素子15のダイヤフラム構造の上面に第1流体を導く第1流路を構成する。この流体の流れを白矢印で示す。第1流体は、例えば圧力測定の比較対象の流体である。
また、基板10の下面において、貫通開口部14を覆うように基板10Bから所定の距離を離間して板状の蓋部30が搭載されている。蓋部30は、側壁部31によって基板10から離間されており、基板10の下面と、蓋部30及び側壁部31の内面から中空構造(第3中空部)が形成される。側壁部31は、蓋部開口部が形成されていないことを除いて、第1実施形態と同様である。
筒状部25の筒状部上端開口部26tを端部とする開口構造は、筒状部25の内部の筒状部開口部26と箱状部貫通部21aを介して第2凹部23に到達する。第2凹部23は、第2の貫通開口部18を介して、基板10の下面と蓋部30及び側壁部31の内面から構成される第3中空部に連通する。第3中空部は、貫通開口部14を介して、圧力センサ素子15のダイヤフラム構造の下面側へと連通している。
このように、筒状部上端開口部26tを端部とする開口構造は、筒状部開口部26、箱状部貫通部21a、第2中空部、第2の貫通開口部18、第3中空部、及び貫通開口部14に連通しており、圧力センサ素子15のダイヤフラム構造の下面に第2流体を導く第2流路を構成する。この流体の流れを黒矢印で示す。第2流体は、例えば圧力測定対象の流体である。
本実施形態の圧力センサ装置において、基板10は平面視で矩形の形状を有し、当該矩形の形状の基板10の対向する2つの辺に沿って端子12が形成されている。図8等に示される箱状部開口部27においては、端子が形成されている対向する2つの辺側に開口している。箱状部開口部27は、端子が形成されている対向する2つの辺とは異なる辺に向かって開口されている構成であると、実装時にハンダで固定される端子12近傍から発生するハンダのフラックスが箱状部開口部27の内部に入ってくるのを抑制することができるので好ましい。
図12は、本実施形態に係る圧力センサ装置をマザーボードに実装したときの一例の断面図である。図12では、筒状部25がマザーボード100に対して上面を向くように、マザーボード100に実装されている。マザーボード100は、FR-4等のガラスエポキシ樹脂基板であり、表面に不図示の端子や配線パターンが形成されている。マザーボード100には、開口部100Aが形成されている。開口部100Aに本実施形態の圧力センサ装置の蓋部30が入り込むようにして、圧力センサ装置がマザーボード100上に載置され、圧力センサ装置の端子12がマザーボード100の不図示の端子にハンダで接続固定されて、実装される。この場合、端子12の下面と側面がハンダで接続されることになる。
図13は、本実施形態に係る圧力センサ装置をマザーボードに実装したときの他の例の断面図であり、図11を上下逆転した状態の断面に対応する。図13では、筒状部25がマザーボード100に対して下面を向くように、マザーボード100に実装される。マザーボード100の開口部100Aに、本実施形態の圧力センサ装置のカバー20Bが入り込むようにして、圧力センサ装置がマザーボード100上に載置され、圧力センサ装置の端子12がマザーボード100の不図示の端子にハンダで接続固定されて、実装される。この場合、端子12の上面(カバー20側の面)と側面がハンダで接続されることになる。第1実施形態と同様に、端子12は、基板10Bを構成する基体11の上面、側面、下面の3つの面に沿って形成されていることから、圧力センサ装置の構成を変更せずに、図12に示される実装方法と図13に示される実装方法に対応できる。
本実施形態に係る圧力センサ装置によれば、基板10Bの下面において、貫通開口部14を覆うように基板10Bから所定の距離を離間して板状の蓋部30が搭載されている。貫通開口部14が外側から隠された状態となっているので、フラックス等のダストが貫通開口部14から圧力センサ素子15の方へと入り込むのを抑制することができる。
また、本実施形態に係る圧力センサ装置によれば、リードフレームを用いておらず、マザーボードに実装したときの専有面積は基板10Bの面積に相当し、圧力センサ装置の小型化が実現できる。高コストとなるインサート成形を用いず、安価な射出成型部品を用いて構成しているので、コストダウンを実現できる。
また、本実施形態に係る圧力センサ装置において、筒状部上端開口部26tの直下に圧力センサ素子15は配置されておらず、筒状部上端開口部26tからダストが入り込んできても、筒状部上端開口部26tの直下に位置している第2凹部23の部分、あるいは第3中空部にトラップされ、ダストが圧力センサ素子15に到達しがたい構成となっている。第2凹部23及び第3中空部はダストトラップとして機能する。カバーに第2凹部23とそれに連通する流路を設けること等で、容易にダストトラップとして機能する構造を実現できる。
<第1変形例>
図14(A)は第1変形例に係る圧力センサ装置の上面側の平面図、図14(B)は側面図(B)、図14(C)はカバーの上面側の斜視図、図14(D)は下面側の斜視図である。基板10Cの上面にカバー20Cが搭載されており、基板10Cの下面に蓋部30が側壁部31を介して搭載されている。カバー20Cは箱状部21と第1筒状部25A及び第2筒状部25Bを有する。
第1筒状部25Aは円柱状の外形であり、先端に第2圧力導入口としての筒状部上端開口部26Aが設けられた筒状構造である。第2筒状部25Bは円柱状の外形であり、先端に第1圧力導入口としての筒状部上端開口部26Bが設けられた筒状構造である。第1筒状部25Aは第2凹部23の上部における箱状部21の上に設けられ、筒状部上端開口部26Aは、第2実施形態と同様に第2中空部及び第3中空部を通じて圧力センサ素子15のダイヤフラム構造の下面へと連通している。
一方、本変形例では、第2実施形態における箱状部開口部27の代わりに、第2筒状部25Bは第1凹部22の上部における箱状部21の上に設けられている。筒状部上端開口部26Bは第1中空部の圧力センサ素子15のダイヤフラム構造の上面へと連通している。
本変形例に係る圧力センサ装置では、圧力センサ素子15に第1筒状部25Aと第2筒状部25Bからそれぞれ大気以外の流体を導き、2つの流体の差圧等を情報として得ることができる。
<第2変形例>
図15(A)は第2変形例の一例に係る圧力センサ装置の断面図である。第1変形例に係る圧力センサ装置をマザーボード100に実装している。ここで、第1筒状部25Aと第2筒状部25Bがマザーボード100に対して下面を向くように実装されている。第1筒状部25Aには、圧力測定対象の流体(黒矢印)が導かれ、第2筒状部25Bには、圧力測定の比較対象の流体(白矢印)が導かれる。
図15(B)は第2変形例の他の例に係る圧力センサ装置の断面図である。第1変形例に係る圧力センサ装置をマザーボード100に実装している。ここで、第1筒状部25Aと第2筒状部25Bがマザーボード100に対して上面を向くように実装されている。第1筒状部25Aには、圧力測定対象の流体(黒矢印)が導かれ、第2筒状部25Bには、圧力測定の比較対象の流体(白矢印)が導かれる。
図15(C)は第2変形例の他の例に係る圧力センサ装置の断面図である。第1変形例に係る圧力センサ装置をマザーボード100に実装している。ここで、第1筒状部25Aと第2筒状部25Bがマザーボード100に対して下面を向くように実装されている。第1筒状部25Aには、圧力測定の比較対象の流体(白矢印)が導かれ、第2筒状部25Bには、圧力測定対象の流体(黒矢印)が導かれる。
図15(D)は第2変形例の他の例に係る圧力センサ装置の断面図である。第1変形例に係る圧力センサ装置をマザーボード100に実装している。ここで、第1筒状部25Aと第2筒状部25Bがマザーボード100に対して上面を向くように実装されている。第1筒状部25Aには、圧力測定の比較対象の流体(白矢印)が導かれ、第2筒状部25Bには、圧力測定対象の流体(黒矢印)が導かれる。
<第3変形例>
図16(A)は第3変形例の一例に係る圧力センサ装置をマザーボード100に実装した構成の断面図である。第2変形例における円筒状の第1筒状部25Aの代わりに、先端が外方に屈曲した形状の第1筒状部25Cが形成されている。また、第2変形例における円筒状の第2筒状部25Bの代わりに、先端が外方に屈曲した形状の第2筒状部25Dが形成されている。第1筒状部25Cと第2筒状部25Dがマザーボード100に対して上面を向くように実装されている。
第1筒状部25Cと第2筒状部25Dには、圧力測定対象の流体(黒矢印)と圧力測定の比較対象の流体(白矢印)のいずれか一方が導かれる。カバー20Dに形成された第1中空部を構成する凹部の形状は、図16(A)では2つの凹部とそれを連通する構造で示しているが、これに限らず種々の構成とすることができる。
<第4変形例>
図16(B)は第4変形例の一例に係る圧力センサ装置をマザーボード100に実装した構成の断面図である。第3変形例に係る圧力センサ装置において、第1筒状部25Cを除去した構成である。即ち、カバー20Eの箱状部21の上面に開口部28が形成され、圧力センサ素子15のダイヤフラム構造の下面に通じるように流路が形成されている。例えば第2筒状部25Dに圧力測定対象の流体(黒矢印)が導かれ、箱状部21の上面に開口部28に圧力測定の比較対象の流体(白矢印)が導かれる。
<第5変形例>
図16(C)は第5変形例の一例に係る圧力センサ装置をマザーボード100に実装した構成の断面図である。第1実施形態に係る圧力センサ装置において、筒状部25の代わりに先端が外方に屈曲した形状の筒状部25Eが形成されている。筒状部25Eがマザーボード100に対して上面を向くように実装されている。筒状部25Eに圧力測定対象の流体(黒矢印)が導かれ、蓋部30の蓋部開口部に圧力測定の比較対象の流体(白矢印)が導かれる。
上記の各変形例に係る圧力センサ装置によれば、基板の下面において、貫通開口部14を覆うように基板から所定の距離を離間して板状の蓋部30が搭載されている。貫通開口部14が外側から隠された状態となっているので、フラックス等のダストが貫通開口部14から圧力センサ素子15の方へと入り込むのを抑制することができる。
また、上記の各変形例に係る圧力センサ装置によれば、リードフレームを用いておらず、マザーボードに実装したときの専有面積は基板の面積に相当し、圧力センサ装置の小型化が実現できる。高コストとなるインサート成形を用いず、安価な射出成型部品を用いて構成しているので、コストダウンを実現できる。
<第3実施形態>
本実施形態の説明において、第1実施形態と同様である部分については説明を省略する。図17(A)は本実施形態に係る圧力センサ装置の上面側の平面図であり、図17(B)は側面図であり、図17(C)は下面側の平面図である。
基板10Gの上面にカバー20Gが搭載されている。基板10Gは板状であり、平面視で矩形の形状を有する。本実施形態では、基板10Gの4つの辺にそれぞれ複数個の端子12が並べて設けられている。カバー20Gは樹脂成型品であり、箱状部21と筒状部25を有する。箱状部21の上方の角部(上端角部)に、第1圧力導入口としての箱状部開口部27が形成されている。筒状部25は円柱状の外形であり、先端に第2圧力導入口としての筒状部上端開口部26tが設けられた筒状構造である。
本実施形態では、基板10Gは、複数個の端子12が設けられた第1の基板200と、第1の基板200上に積層され、後述する貫通開口部が形成された第2の基板300とにより構成されている。第1の基板200と第2の基板300とは、後述するボンディングシートを用いて貼りあわされている。
なお、第1の基板200には貫通開口部は形成されていない。本実施形態では、第1の基板200が蓋部として機能する。
また、第1の基板200の下面には、第1及び第2実施形態とは異なり、端子12以外の金属層は形成されておらず、端子12以外の領域はレジスト層で覆われている。
図18は本実施形態に係る圧力センサ装置の断面図であり、図17(B)中のA-A’における断面に相当する。第2の基板300には、第1の貫通開口部14及び第2の貫通開口部18が形成されている。また、第2の基板300上には、圧力センサ素子15及び制御チップ16が搭載されている。圧力センサ素子15は、第1の貫通開口部14を塞ぐように、シリコン樹脂等の接着剤を用いて第2の基板300の上面に搭載されている。
第2の基板300上の圧力センサ素子15及び制御チップ16の搭載部の近傍には、それぞれ第1の基板200に設けられた配線13のランド13aを露出させるランド開口部301が形成されている。圧力センサ素子15と制御チップ16、圧力センサ素子15と配線13のランド13a、制御チップ16と配線13のランド13aが、それぞれボンディングワイヤ17で接続されている。
図19は本実施形態に係る圧力センサ装置の断面図である。図19(A)は図18中のB-B’における断面に相当する。図19(B)は図18中のC-C’における断面に相当する。第2実施形態と同様に、本実施形態では、箱状部21の基板10Gとの接着面側において、第1凹部22と第2凹部23が形成されている。
カバー20Gを基板10Gに搭載したときに、基板10Gの表面と、カバー20Gの第1凹部22の内面から中空構造(第1中空部)が形成される。また、基板10Gの表面と、カバー20Gの第2凹部23の内面から中空構造(第2中空部)が形成される。
基板10G上の圧力センサ素子15及び制御チップ16は第1中空部の空間に収容される。第2の貫通開口部18は第2中空部の直下に位置して第2中空部に連通する。箱状部21の上に筒状部25が設けられている。筒状部25の筒状部上端開口部26tを端部とする開口構造は、筒状部25と箱状部21を貫通して第2凹部23に到達する。
箱状部開口部27は、第1凹部22へと貫通しており、圧力センサ素子15のダイヤフラム構造の上面に第1流体を導く第1流路を構成する。この流体の流れを、図19(B)に白矢印で示す。第1流体は、例えば圧力測定の比較対象の流体である。
また、基板10Gを構成する第2の基板300の第1の基板200側には、凹部302が形成されている。凹部302は、第1の貫通開口部14及び第2の貫通開口部18に連通している。第1の基板200の表面と、第2の基板300の凹部302の内面から中空構造(第3中空部)が形成される。なお、後述するように、第1の基板200の表面において凹部302に対向する領域にも凹部を設けてもよい。
筒状部上端開口部26tを端部とする開口構造は、筒状部25の内部の筒状部開口部26と箱状部貫通部21aを介して第2凹部23に到達する。第2凹部23は、第2の貫通開口部18を介して第3中空部に連通する。第3中空部は、貫通開口部14を介して、圧力センサ素子15のダイヤフラム構造の下面側へと連通している。このように、筒状部上端開口部26tを端部とする開口構造は、筒状部開口部26、箱状部貫通部21a、第2中空部、第2の貫通開口部18、第3中空部、及び貫通開口部14に連通しており、圧力センサ素子15のダイヤフラム構造の下面に第2流体を導く第2流路を構成する。この流体の流れを、図19(A)に黒矢印で示す。第2流体は、例えば圧力測定対象の流体である。
以下に、第1の基板200及び第2の基板300の構成について説明する。図20(A)は第1の基板200の上面側の平面図である。図20(B)は第1の基板200の断面図であり、図20(A)中のD-D’における断面に相当する。
第1の基板200は、ガラスエポキシ樹脂等からなり、板状構造の本体となる基体210をベースとして形成されている。基体210の上面側及び下面側には、Cu/Ni/Au等の金属層、及びレジスト層が積層されている。基体210の上面側には、端子12、配線13、及びランド13aが上記金属層により形成されている。なお、ランド13aの表面には、Auのメッキ層が形成されていることが好ましい。
また、基体210の上面側には、金属層を覆うようにレジスト層211が形成されている。レジスト層211には、ランド13aを露出させる開口部201が形成されている。開口部201は、前述の第2の基板300に設けられたランド開口部301に対応する位置に、ランド開口部301と同一の形状及び大きさで形成されている。
また、レジスト層211は、第2の基板300に設けられた凹部302に対応する領域が除去され、凹部202が形成されている。凹部202は、凹部302と同一の形状及び大きさである。この凹部202は必ずしも設ける必要はないが、凹部202を設けた場合には、凹部202(第1の凹部)と凹部302(第2の凹部)とは互いに対向して、前述の第2流路を構成する第3中空部を形成する。
凹部202の周囲には、金属層(例えば銅箔)からなる枠状部203が形成されている。枠状部203上は、レジスト層211で覆われている。また、基体210の下面側には、端子12以外の領域にレジスト層212が形成されている。なお、端子12の表面には、Auのメッキ層が形成されていることが好ましい。
図21(A)は第2の基板300の上面側の平面図であり、図21(B)は第2の基板300の下面側の平面図である。図22は第2の基板300の断面図であり、図21(A)中のE-E’における断面に相当する。
第2の基板300は、ガラスエポキシ樹脂等からなり、板状構造の本体となる基体310をベースとして形成されている。第2の基板300には、第1の貫通開口部14、第2の貫通開口部18、及びランド開口部301が形成されている。
基体310の下面側には、Cu等の金属層を覆うようにレジスト層311が形成されている。レジスト層311には、第1の貫通開口部14及び第2の貫通開口部18を含む領域が除去されることにより、上述の凹部302が形成されている。凹部302の周囲には、金属層(例えば銅箔)からなる枠状部303が形成されている。また、基体310の下面側には、基体310の外周に沿って、金属層(例えば銅箔)からなる枠状部304が形成されている。
枠状部303及び枠状部304上は、レジスト層311で覆われている。また、レジスト層311のランド開口部301に対応する領域は除去されている。
図23は、第1の基板200と第2の基板300の接合方法を説明する図であり、図23(A)は接合前の状態を示し、図23(B)は接合後の状態を示す。図23(A)に示すように、第1の基板200上に、ボンディングシート400を介して第2の基板300が接合される。ボンディングシート400には、ランド開口部301及び凹部302に対応する領域に開口部が形成されている。
第1の基板200の開口部201及び凹部202と、第2の基板300のランド開口部301及び凹部302が対応するように、ボンディングシート400を介して第1の基板200と第2の基板300を貼りあわせることにより基板10Gが完成する。
このように、本実施形態によれば、第1の基板200と第2の基板300との間に第2流路を構成する第3中空部を容易に形成ことができる。なお、図23では、第1の基板200に設けた凹部202と、第2の基板300に設けた凹部302とによって第2流路を形成しているが、凹部202と凹部302のいずれか一方により第2流路を形成してもよい。
以下に、第3実施形態に係る圧力センサ装置の変形例について説明する。
<第1変形例>
図24は第3実施形態の第1変形例に係る基板を示す図である。図24(A)は断面図である。図24(B)は凹部202の平面図である。本変形例では、第1の基板200の凹部202内に、突状部220が形成されている。突状部220は、基体210の上面側に形成される金属層とレジスト層とをパターニングすることにより形成されている。本変形例では、矩形状の2つの突状部220を凹部202内に配置しているが、突状部220の形状や数はこれに限定されない。
このように凹部202内に突状部220を形成することにより、第1の基板200又は第2の基板300にかかる上下方向(Z方向)への押圧力等によって、凹部302及び凹部202により形成される第3中空部が扁平した場合においても、第3中空部において基体210と基体310とが接触することが防止され、第2流路を確保することができる。
なお、同様の突状部を第2の基板300の凹部302内に形成してもよい。また、第2の基板300の凹部302内にのみ突状部を形成してもよい。
<第2変形例>
図25(A)は第3実施形態の第2変形例に係る圧力センサ装置の上面側の平面図であり、図25(B)は側面図であり、図25(C)は下面側の平面図である。図26は第3実施形態の第2変形例に係るに係る圧力センサ装置の断面図であり、図25(B)中のF-F’における断面に相当する。
基板10Gの上面にカバー20Hが搭載されている。カバー20Hは箱状部21と第1筒状部25A及び第2筒状部25Bを有する。基板10Gは第3実施形態に係る基板10Gと同一の構成である。
第1筒状部25Aは円柱状の外形であり、先端に第2圧力導入口としての筒状部上端開口部26Aが設けられた筒状構造である。第2筒状部25Bは円柱状の外形であり、先端に第1圧力導入口としての筒状部上端開口部26Bが設けられた筒状構造である。第1筒状部25Aは第2凹部23の上部における箱状部21の上に設けられている。
図27及び図28は本変形例に係る圧力センサ装置の断面図である。図27は図26中のG-G'における断面に相当する。図28は図26中のH-H'における断面に相当する。第3実施形態と同様に、本実施形態では、箱状部21の基板10Gとの接着面側において、第1凹部22と第2凹部23が形成されている。
図27に示すように、筒状部上端開口部26Aは、第3実施形態と同様に第2中空部及び第3中空部を通じて圧力センサ素子15のダイヤフラム構造の下面へと連通して、第2流路を構成している。
一方、本変形例では、第3実施形態における箱状部開口部27の代わりに、第2筒状部25Bは第1凹部22の上部における箱状部21の上に設けられている。図28に示すように、筒状部上端開口部26Bは第1中空部の圧力センサ素子15のダイヤフラム構造の上面へと連通して、第1流路を構成している。
本変形例に係る圧力センサ装置では、圧力センサ素子15に第1筒状部25Aと第2筒状部25Bからそれぞれ大気以外の流体を導き、2つの流体の差圧等を情報として得ることができる。
なお、基板10Gについては、第3実施形態と同様の変形が可能である。
また、本変形例における第1筒状部25Aは、請求の範囲に記載の第2筒状部に対応し、第2筒状部25Bは、請求の範囲に記載の第1筒状部に対応する。
<第3変形例>
図29(A)は第3実施形態の第3変形例に係る圧力センサ装置の上面側の平面図であり、図29(B)は側面図であり、図29(C)は下面側の平面図である。図30は第3実施形態の第3変形例に係るに係る圧力センサ装置の断面図であり、図29(B)中のI-I’における断面に相当する。
基板10Gの上面にカバー20Jが搭載されている。カバー20Jは箱状部21と第2筒状部25Bを有する。本変形例では、カバー20Jが第1筒状部25Aを有していない点が、上記第2変形例のカバー20Hと異なる。本変形例では、図29(A)に示すように、箱状部21の上面に、第2凹部23に連通する圧力導入口としての開口部26Cが形成されている。基板10Gは第3実施形態に係る基板10Gと同一の構成である。
図31及び図32は本変形例に係る圧力センサ装置の断面図である。図31は図30中のJ-J’における断面に相当する。図32は図30中のK-K’における断面に相当する。第2変形例と同様に、本変形例では、箱状部21の基板10Gとの接着面側において、第1凹部22と第2凹部23が形成されている。
図31に示すように、開口部26Cは、第2中空部及び第3中空部を通じて圧力センサ素子15のダイヤフラム構造の下面へと連通して、第2流路を構成している。また、図32に示すように、筒状部上端開口部26Bは第1中空部の圧力センサ素子15のダイヤフラム構造の上面へと連通して、第1流路を構成している。
本変形例に係る圧力センサ装置では、圧力センサ素子15に開口部26Cと第2筒状部25Bからそれぞれ大気以外の流体を導き、2つの流体の差圧等を情報として得ることができる。
<第4変形例>
図33(A)は第3実施形態の第4変形例に係る圧力センサ装置の上面側の平面図であり、図33(B)は側面図であり、図33(C)は下面側の平面図である。図34は第3実施形態の第4変形例に係るに係る圧力センサ装置の断面図であり、図33(B)中のL-L’における断面に相当する。
基板10Gの上面にカバー20Kが搭載されている。カバー20Kは箱状部21と第2筒状部25Bを有する。本変形例のカバー20Kは、第2凹部23に連通する圧力導入口としての開口部の形成位置が上記第3変形例のカバー20Jと異なる。本変形例では、図33(A)に示すように、箱状部21の上面には、第3変形例において示した開口部26Cは設けられていない。
図35及び図36は本変形例に係る圧力センサ装置の断面図である。図35は図34中のM-M’における断面に相当する。図36は図30中のN-N’における断面に相当する。第3変形例と同様に、本変形例では、箱状部21の基板10Gとの接着面側において、第1凹部22と第2凹部23が形成されている。
図35に示すように、本変形例では、箱状部21の側部に、第2凹部23に連通する圧力導入口としての開口部29が形成されている。また、本変形例では、開口部29は、箱状部21と第2の基板300との間に位置しており、溝状となっている。開口部29は、第2中空部及び第3中空部を通じて圧力センサ素子15のダイヤフラム構造の下面へと連通して、第2流路を構成している。また、図36に示すように、筒状部上端開口部26Bは第1中空部の圧力センサ素子15のダイヤフラム構造の上面へと連通して、第1流路を構成している。
本変形例に係る圧力センサ装置では、圧力センサ素子15に開口部29と第2筒状部25Bからそれぞれ大気以外の流体を導き、2つの流体の差圧等を情報として得ることができる。
以上、本発明の好ましい実施例について詳説したが、本発明は、上述した実施例に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。例えば、基体の貫通開口部の形状は円状に限らず、方形状等、他の形状でもよい。
本願は、日本特許庁に2018年2月15日に出願された基礎出願2018-024647号の優先権を主張するものであり、その全内容を参照によりここに援用する。
10A、10B、10C、10G 基板
11,210,310 基体
12 端子
13 配線
14 貫通開口部
15 圧力センサ素子
16 制御チップ
17 ワイヤボンディング
18 第2の貫通開口部
20A、20B、20C、20D、20E、20G、20H、20J、20K カバー
21 箱状部
21a 箱状部貫通部
22 第1凹部
23 第2凹部
24 連通部
25、25E 筒状部
25A、25C 第1筒状部
25B、25D 第2筒状部
26 筒状部開口部
26A、26B、26t 筒状部上端開口部
27 箱状部開口部
28、26C、29 開口部
30 蓋部
31 側壁部
31a、31e 金属層
31b、31d レジスト層
31c ボンディングシート
32 蓋部開口部
100 マザーボード
100A 開口部
200 第1の基板
201 開口部
202 凹部
203 枠状部
211、212、311 レジスト層
220 突状部
300 第2の基板
301 ランド開口部
302 凹部
303、304 枠状部
400 ボンディングシート

Claims (12)

  1. 外部接続端子が形成された基体を有する第1の基板と、
    前記第1の基板の上面に積層され、第1の貫通開口部及び第2の貫通開口部が形成された第2の基板と、
    ダイヤフラム構造を有し、前記ダイヤフラム構造により前記第1の貫通開口部を塞ぐように前記第2の基板の上面に搭載された圧力センサ素子と、
    前記圧力センサ素子を覆うように前記第2の基板の上面に搭載され、前記ダイヤフラム構造の上面に第1流体を導く第1流路が形成されたカバーと、
    を有し、
    前記外部接続端子は、前記基体の上面、側面及び下面の3つの面に沿って形成され、
    前記第1の基板と前記第2の基板の間には、前記第2の貫通開口部から前記第1の貫通開口部に連通して前記ダイヤフラム構造の下面に第2流体を導く第2流路が形成されている
    圧力センサ装置。
  2. 前記カバーは、前記第2の基板との間に第1中空部と第2中空部を形成する箱状部と、前記第2中空部の上面に形成された第1筒状部とを有し、
    前記第1中空部には前記圧力センサ素子が配置されており、前記第2中空部は前記第2の貫通開口部に連通しており、
    前記第1流路は、前記第1中空部の上端角部に設けられた第1圧力導入口から前記第1中空部に連通して前記ダイヤフラム構造の上面に第1流体を導き、
    前記第2流路は、前記第1筒状部の上端に設けられた第2圧力導入口から前記第2中空部に連通して前記ダイヤフラム構造の下面に第2流体を導く
    請求項1に記載の圧力センサ装置。
  3. 前記カバーは、前記第2の基板との間に第1中空部と第2中空部を形成する箱状部と、
    前記第1中空部の上面に形成された第1筒状部と、
    前記第2中空部の上面に形成された第2筒状部と、
    を有し、
    前記第1中空部には前記圧力センサ素子が配置されており、前記第2中空部は前記第2の貫通開口部に連通しており、
    前記第1流路は、前記第1筒状部の上端に設けられた第1圧力導入口から前記第1中空部に連通して前記ダイヤフラム構造の上面に第1流体を導き、
    前記第2流路は、前記第2筒状部の上端に設けられた第2圧力導入口から前記第2中空部に連通して前記ダイヤフラム構造の下面に第2流体を導く第2流路が形成されている
    請求項1に記載の圧力センサ装置。
  4. 前記第1の基板は、上面側に第1の凹部を有し、
    前記第2の基板は、下面側に第2の凹部を有し、
    前記第1の凹部と前記第2の凹部とは、互いに対向して前記第2流路を構成する第3中空部を形成している
    請求項1に記載の圧力センサ装置。
  5. 外部接続端子及び貫通開口部が形成された基体を有する基板と、
    ダイヤフラム構造を有し、前記ダイヤフラム構造により前記貫通開口部を塞ぐように前記基板の上面に搭載された圧力センサ素子と、
    前記圧力センサ素子を覆うように前記基板の上面に搭載され、前記ダイヤフラム構造の上面に第1流体を導く第1流路が形成されたカバーと、
    少なくとも前記貫通開口部を覆うように前記基板の下面に側壁部を介して設けられ、前記貫通開口部を介して前記ダイヤフラム構造の下面に第2流体を導く第2流路が形成された蓋部と、
    を有し、
    前記外部接続端子は、前記基体の上面、側面及び下面の3つの面に沿って形成され、
    前記側壁部の一部には第2圧力導入口が形成されており、前記第2流路は、前記第2圧力導入口から前記蓋部と前記基板の間の空間及び前記貫通開口部に連通している
    圧力センサ装置。
  6. 前記カバーは、前記基板との間に中空部を形成する箱状部と、前記箱状部の上面に形成された筒状部とを有し、
    前記筒状部の上端に設けられた第1圧力導入口から前記筒状部及び前記箱状部の上面を貫通して前記中空部に連通して前記第1流路が形成されている
    請求項5に記載の圧力センサ装置。
  7. 前記基板が平面視で矩形の形状を有し、
    前記矩形の対向する2つの辺に沿って前記外部接続端子が形成されており、
    前記第2圧力導入口は、前記対向する2つの辺とは異なる辺に向かって開口されている
    請求項5に記載の圧力センサ装置。
  8. 外部接続端子及び貫通開口部が形成された基体を有する基板と、
    ダイヤフラム構造を有し、前記ダイヤフラム構造により前記貫通開口部を塞ぐように前記基板の上面に搭載された圧力センサ素子と、
    前記圧力センサ素子を覆うように前記基板の上面に搭載され、前記ダイヤフラム構造の上面に第1流体を導く第1流路が形成されたカバーと、
    少なくとも前記貫通開口部を覆うように前記基板の下面に側壁部を介して設けられ、前記貫通開口部を介して前記ダイヤフラム構造の下面に第2流体を導く第2流路が形成された蓋部と、
    を有し、
    前記外部接続端子は、前記基体の上面、側面及び下面の3つの面に沿って形成され、
    前記基板に第2の貫通開口部が形成されており、
    前記カバーは、前記基板との間に第1中空部と第2中空部を形成する箱状部と、前記箱状部の上面に形成された筒状部とを有し、前記筒状部の上端に設けられた第2圧力導入口から前記筒状部及び前記箱状部の上面を貫通して前記第2中空部に連通し、さらに前記第2の貫通開口部、前記蓋部と前記基板の間の空間及び前記貫通開口部に連通して前記第2流路が形成されている
    圧力センサ装置。
  9. 前記箱状部において少なくとも前記第1中空部の上面、側面、または上端角部に第1圧力導入口が設けられており、前記第1圧力導入口から前記第1中空部に連通して前記第1流路が形成されている
    請求項8に記載の圧力センサ装置。
  10. 前記基板が平面視で矩形の形状を有し、
    前記矩形の対向する2つの辺に沿って前記外部接続端子が形成されており、
    前記第1圧力導入口は、前記対向する2つの辺とは異なる辺において開口されている
    請求項9に記載の圧力センサ装置。
  11. 前記カバーは、前記第2の基板との間に第1中空部と第2中空部を形成する箱状部と、
    前記第1中空部の上面に形成された筒状部と、
    前記第2中空部の上面又は側面に形成された開口部と、
    を有し、
    前記第1中空部には前記圧力センサ素子が配置されており、前記第2中空部は前記第2の貫通開口部に連通しており、
    前記第1流路は、前記筒状部の上端に設けられた第1圧力導入口から前記第1中空部に連通して前記ダイヤフラム構造の上面に第1流体を導き、
    前記第2流路は、第2圧力導入口としての前記開口部から前記第2中空部に連通して前記ダイヤフラム構造の下面に第2流体を導く第2流路が形成されている
    請求項1に記載の圧力センサ装置。
  12. 前記開口部は、前記箱状部と前記第2の基板の間に位置する
    請求項11に記載の圧力センサ装置。
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