JP7322478B2 - ヘッドモジュール、ヘッドユニット、液体吐出ヘッド、液体を吐出する装置 - Google Patents

ヘッドモジュール、ヘッドユニット、液体吐出ヘッド、液体を吐出する装置 Download PDF

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本発明はヘッドモジュール、ヘッドユニット、液体吐出ヘッド、液体を吐出する装置に関する。
液体を吐出する液体吐出ヘッドとして、ノズルが形成されたノズル面の周縁部を覆うカバー部材を設けるものがある。
従来、ノズル板の周縁部に連続する環状の溝を形成し、溝内に設けた接着剤を介してカバー部材と接合したものが知られている(特許文献1)。また、フレーム部材にノズル板の表面周縁部を覆う保護部を有し、ノズル板の周縁部に複数の貫通穴を設け、保護部を溶かしてノズル板の周縁部に接着したものが知られている(特許文献2)。
特開2009-034862号公報 特開2013-163303号公報
しかしながら、ノズル板に連続した環状の溝を形成する構成では、ノズル板の強度が低下して破損し易くなるという課題がある。また、フレーム部材の保護部を溶かしてノズル板の周縁部に設けた貫通穴内に入り込ませて接着する構成では、接着強度が得られてないという課題がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、ノズル板の破損を防止しつつ、ノズル板とカバー部材との接合信頼性を向上することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係るヘッドモジュールは、
吐出面に撥液膜が設けられたノズル板を含むヘッドと、
前記ノズル板の吐出面の全周縁部を覆うカバー部材と、を備え、
前記カバー部材は前記ノズル板に接着剤で接合され、
前記ノズル板の前記カバー部材と接合される領域には前記接着剤を保持する独立した複数の凹部が、前記接合面の全体に設けられ、
前記凹部は、貫通穴を介して、前記吐出面とは反対側の面に通じており、かつ、前記貫通穴の開口面積は前記凹部の開口面積よりも小さく、
前記凹部の内壁面には前記撥液膜がない
構成とした。
本発明によれば、ノズル板の破損を防止しつつ、ノズル板とカバー部材との接合信頼性を向上することができる。
本発明の第1実施形態に係るヘッドモジュールの分解斜視説明図である。 同じく図1の更なる分解斜視説明図である。 同ヘッドモジュールのノズル面側から見た分解斜視説明図である。 同ヘッドモジュールの1つのヘッド分のヘッド短手方向に沿う断面説明図である。 同実施形態におけるカバー部材のうちの1つのノズル板を覆う部分をノズル板に接合した状態での平面説明図である。 図5のA1-A1線に沿う断面説明図である。 同実施形態におけるノズル板の平面説明図である。 図7のA2-A2線に沿う断面説明図である。 本発明の第2実施形態におけるノズル板の要部断面説明図である。 本発明の第3実施形態におけるカバー部材のうちの1つのノズル板を覆う部分をノズル板に接合した状態での図11のA3-A3線に相当する断面説明図である。 同じくカバー部材を透過状態で示す要部平面説明図である。 同じくカバー部材の接合面側の平面説明図である。 同じくカバー部材をノズル板に接合する前の状態での断面説明図である。 本発明の第4実施形態におけるカバー部材のうちの1つのノズル板を覆う部分をノズル板に接合した状態での図10と同様な要部断面説明図である。 同じくカバー部材の接合面側の平面説明図である。 本発明の第5実施形態におけるカバー部材の接合面側の平面説明図である。 本発明の第6実施形態におけるノズル板のノズル面側の要部平面説明図である。 本発明の第7実施形態におけるノズル板のノズル面側の要部平面説明図である。 本発明の第8実施形態に係る液体吐出ヘッドの側面説明図である。 本発明の第9実施形態の異なる例に係る1つのヘッドの吐出面部分の平面説明図である。 本発明に係る液体を吐出する装置の一例の概略説明図である。 同装置のヘッドユニットの一例の平面説明図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。本発明の第1実施形態について図1ないし図4を参照して説明する。図1は同実施形態に係るヘッドモジュールの分解斜視説明図、図2は同じく図1の更なる分解斜視説明図、図3は同ヘッドモジュールのノズル面側から見た分解斜視説明図である。図4は同ヘッドモジュールの1つのヘッド分のヘッド短手方向に沿う断面説明図である。
ヘッドモジュール100は、液体を吐出する複数のヘッド1と、ベース部材102と、カバー部材103と、放熱部材104と、マニホールド105と、プリント基板(PCB)106と、モジュールケース107とを備えている。
ヘッド1は、ノズル11を形成したノズル板10と、ノズル11に通じる圧力室21などを形成する個別流路板20と、圧電素子40を含む振動板30と、振動板30に積層した中間流路板50と、中間流路板50に積層した共通流路部材70などを備えている。
個別流路板20は、圧力室21とともに、圧力室21に通じる個別供給流路22、圧力室21に通じる個別回収流路24を形成している。
中間流路板50は、個別供給流路22に振動板30の開口31を介して通じる中間供給流路51と、個別回収流路24に振動板30の開口32を介して通じる中間回収流路52とを形成している。
共通流路部材70は、中間供給流路51に通じる共通供給流路71と、中間回収流路52に通じる共通回収流路72を形成している。共通供給流路71はマニホールド105の流路151を介して供給ポート81に通じている。共通回収流路72はマニホールド105の流路152を介して回収ポート82に通じている。
プリント基板106とヘッド1の圧電素子40とはフレキシブル配線部材90を介して接続され、フレキシブル配線部材90にはドライバIC(駆動回路)91が実装されている。
複数のヘッド1は、ベース部材102の開口部121に挿入され、ベース部材102に接合固定したカバー部材103にヘッド1のノズル板10の周縁部を接着剤で接合して固定している。カバー部材103にはノズル板10のノズル11の領域に対応する開口部121が設けられ、カバー部材103はヘッド1のノズル板10の周縁部を覆っている。
また、ヘッド1の長手方向では、共通流路部材70の外部に設けたフランジ部70aをベース部材102に接合して固定している。
次に、第1実施形態におけるノズル板及びカバー部材並びにそれらの接合について図5ないし図9を参照して説明する。図5は同実施形態におけるカバー部材のうちの1つのノズル板を覆う部分をノズル板に接合した状態での平面説明図、図6は図5のA1-A1線に沿う断面説明図である。図7は同実施形態におけるノズル板の平面説明図、図8は図7のA2-A2線に沿う断面説明図である。
ノズル板10と、ノズル板10の周縁部を覆うカバー部材103とは、接着剤12で接合されている。
ここで、ノズル板10に形成したノズル11は、ノズル基材10Aの吐出面(ノズル面)10a側の出口側穴部11aと、出口側穴部11aに通じる入口側穴部11bとで構成している。出口側穴部11aの径は入口側穴部11bの径よりも小さくしている。このノズル板10はノズル基材10Aの吐出面10aに撥液膜14を形成している。
そして、ノズル板10のカバー部材103との接合領域にはそれぞれ独立した複数の凹部13が形成されている。
この凹部13の内壁面13aには撥液膜14がない構成としている。また、凹部13の深さは、ノズル11の出口側穴部11aの深さと同じとし、ノズル11の入口側穴部11bと同じ深さの厚み相当分を残している。
本実施形態では、カバー部材103は、ノズル板10の周縁部の全周に亘って接合され、複数の凹部13は、カバー部材103との接合領域の全周に亘って配置されている。
このように構成したので、ノズル板10とカバー部材103とを接着剤12で接合するとき、接着剤12の一部は凹部13内に入り込む。このとき、凹部13の内壁面13aには撥液膜14がないので、接着剤12ははじかれることがない。
これにより、接着剤12は凹部13内に保持され、ノズル板10とカバー部材103とは高い接合強度で接合され、接合信頼性が向上する。
このとき、複数の凹部13はそれぞれ独立しており、ノズル板10には環状溝を設けた場合のように一律に厚さが薄くなった箇所がないので、ノズル板10の強度も維持することができ、ノズル板10の破損を防止することができる。
また、凹部13の開口形状は、平面形状で円形状に限るものではないが、円形状、楕円形状などの角部がない形状、又は、角部が曲線形状であることが好ましい。これにより、凹部13の角部から亀裂が生じて破損することを防止できる。
次に、本発明の第2実施形態について図9を参照して説明する。図9は同実施形態におけるノズル板の要部断面説明図である。
本実施形態では、ノズル板10には、凹部13の内部を吐出面10aとは反対側の面に通じる貫通穴15を設けている。ここで、貫通穴15の開口面積は凹部13の開口面積よりも小さくしている。
このように構成することで、凹部13の内壁面の撥液膜14の除去プロセスが簡単になる。
例えば、ノズル板10のノズル基材10Aとしてシリコン材料を使用する場合、ノズル面側から出口側穴部11aを形成し、裏面(圧力室側)から入口側穴部11bを形成して貫通させることでノズル11を形成することができる。
ノズル11を形成したノズル基材10Aには吐出面10aに撥液膜14を形成し、出口側穴部11aの開口を塞いだ状態で、入口側穴部11b(裏面)からプラズマ処理してノズル11の内壁面の撥液膜14を除去する。これは、ノズル11の内壁面に撥液膜14が形成されていると、メニスカス位置が安定しないためである。
ここで、凹部13の開口面積よりも貫通穴15の開口面積を小さくすることで、裏面側からプラズマ処理を行ったときに、プラズマが裏回りして凹部13の内壁面13aに形成されている撥液膜14を除去することができる。
このように、ノズル板10のノズル11内の撥液膜除去プロセスで、凹部13の内壁面13aの撥液膜14も除去することができ、凹部13の内壁面に撥液膜14がない状態を簡単に形成することができる。
次に、本発明の第3実施形態について図10ないし図11を参照して説明する。図10は同実施形態におけるカバー部材のうちの1つのノズル板を覆う部分をノズル板に接合した状態での図11のA3-A3線に相当する断面説明図、図11は同じくカバー部材を透過状態で示す要部平面説明図、図12は同じくカバー部材の接合面側の平面説明図、図13は同じくカバー部材をノズル板に接合する前の状態での断面説明図である。
本実施形態では、カバー部材103には開口部131の周囲であるノズル板10との接合領域に、開口部131の周囲を取り囲む途切れない連続した環状溝132を設けている。
ここで、環状溝132はノズル板10の凹部13と少なくとも一部が対向する位置に設けている。さらに、本実施形態では、環状溝132はノズル板10の隣り合う複数の凹部13、13と対向する位置に設けている。
このように構成することで、接着剤12によって接合するとき、接着剤12が環状溝132内にも侵入することで、接着剤12の過不足が調整され、ノズル板10の吐出面10aでの接着剤12の途切れを防止することができる。
また、ノズル板10とカバー部材103との間に液体が侵入してきた場合、環状溝132の方向に侵入経路を変えることで、ノズル板10や流路板20の外周部に液体が侵入することを防止できる。
次に、本発明の第4実施形態について図14及び図15を参照して説明する。図14は同実施形態におけるカバー部材のうちの1つのノズル板を覆う部分をノズル板に接合した状態での図10と同様な要部断面説明図、図15は同じくカバー部材の接合面側の平面説明図である。
本実施形態では、カバー部材103にはノズル板10との接合領域に2本の環状溝132(132a、132b)を同心状に設けている。つまり、カバー部材103の開口部131を囲む連続する途切れない環状溝132aを設け、この環状溝132aを囲む連続する途切れない環状溝132bを設けている。
このように、環状溝132の本数を多くすることで、ノズル板10とカバー部材103との間に液体が侵入してきた場合、ノズル板10や流路板20の外周部に液体が侵入することをより確実に防止できる。
次に、本発明の第5実施形態について図16を参照して説明する。図16は同実施形態におけるカバー部材の接合面側の平面説明図である。
本実施形態では、カバー部材103にはノズル板10との接合領域に3本の環状溝132(132a、132b、132c)を同心状に設けている。つまり、カバー部材103の開口部131を囲む連続する途切れない環状溝132aを設け、この環状溝132aを囲む連続する途切れない環状溝132bを設け、更に環状溝132bを囲む連続する途切れない環状溝132cを設けている。
このように、環状溝132の本数を更に多くすることで、ノズル板10とカバー部材103との間に液体が侵入してきた場合、ノズル板10や流路板20の外周部に液体が侵入することをより確実に防止できる。
次に、本発明の第6実施形態について図17を参照して説明する。図17は同実施形態におけるノズル板のノズル面側の要部平面説明図である。
本実施形態では、ノズル板10には、平面形状で楕円形状の凹部13を設けている。
これにより、凹部13が円形状である場合に比べて、貫通穴15の数を減らしつつ、撥液膜14を除去した凹部13の面積を大きくすることができる。貫通穴15の数が少ないことで、ノズル板10の強度低下を抑制することができる。
次に、本発明の第7実施形態について図18を参照して説明する。図18は同実施形態におけるノズル板のノズル面側の要部平面説明図である。
本実施形態では、ノズル板10には、平面形状で、円形状の凹部13(13A)と楕円形状の凹部13(13B)とを交互に設けている。
これにより、すべての凹部13が円形状である場合に比べて、貫通穴15の数を減らしつつ、撥液膜14を除去した凹部13の面積を大きくすることができる。貫通穴15の数が少ないことで、ノズル板10の強度低下を抑制することができる。
なお、上記第6実施形態、第7実施形態では、貫通穴15を設けた例で説明しているが、第1実施形態と同様に貫通穴を有しない構成とすることもできる。また、その他、開口面積の異なる円形状或いは楕円形状の凹部13を組み合わせたりすることもできる。
次に、本発明の第8実施形態について図19を参照して説明する。図19は同実施形態に係る液体吐出ヘッドの側面説明図である。
本実施形態は、1つのヘッド1に1つのカバー部材103が接合されている例であり、ヘッド1は、ノズル板10の周縁部を覆うカバー部材103が接着剤12で接合されている。ノズル板10及びカバー部材103は前記各実施形態で説明したと同様な構成を適用することができるので、説明を省略する。
次に、本発明の第9実施形態について図20を参照して説明する。図20は同実施形態に係る第1例及び第2例の1つのヘッドの吐出面部分の平面説明図である。
図21(a)に示す第1例は、ノズル板10の短辺10b、10bの周縁部を覆うカバー部材103を設けている。
図21(b)に示す第2例は、ノズル板10の長辺10c、10cの周縁部を覆うカバー部材103を設けている。
つまり、本実施形態では、カバー部材103は、ノズル板10の吐出面10aの対向する一対の辺の周縁部を覆う構成としている。
次に、本発明に係る液体を吐出する装置の一例について図21及び図22を参照して説明する。図21は同装置の概略説明図、図22は同装置のヘッドユニットの一例の平面説明図である。
この液体を吐出する装置である印刷装置500は、連続体510を搬入する搬入手段501と、搬入手段501から搬入された連帳紙や連続シートなどの連続体510を印刷手段505に案内搬送する案内搬送手段503と、連続体510に対して液体を吐出して画像を形成する印刷を行う印刷手段505と、連続体510を乾燥する乾燥手段507と、連続体510を搬出する搬出手段509などを備えている。
連続体510は搬入手段501の元巻きローラ511から送り出され、搬入手段501、案内搬送手段503、乾燥手段507、搬出手段509の各ローラによって案内、搬送されて、搬出手段509の巻取りローラ591にて巻き取られる。
この連続体510は、印刷手段505において、ヘッドユニット550に対向して搬送され、ヘッドユニット550から吐出される液体によって画像が印刷される。
ここで、ヘッドユニット550には、図22に示すように、本発明に係る3つのヘッドモジュール100A、100B、100Cを共通ベース部材552に備えている。
本願において、ヘッドが液体吐出ヘッドであるとき、吐出される液体は、ヘッドから吐出可能な粘度や表面張力を有するものであればよく、特に限定されないが、常温、常圧下において、または加熱、冷却により粘度が30mPa・s以下となるものであることが好ましい。より具体的には、水や有機溶媒等の溶媒、染料や顔料等の着色剤、重合性化合物、樹脂、界面活性剤等の機能性付与材料、DNA、アミノ酸やたんぱく質、カルシウム等の生体適合材料、天然色素等の可食材料、などを含む溶液、懸濁液、エマルジョンなどであり、これらは例えば、インクジェット用インク、表面処理液、電子素子や発光素子の構成要素や電子回路レジストパターンの形成用液、3次元造形用材料液等の用途で用いることができる。
また、液体を吐出する装置には、ヘッドモジュール、ヘッドユニットなどを備え、ヘッドを駆動させて液体を吐出させる装置が含まれる。液体を吐出する装置には、液体が付着可能なものに対して液体を吐出することが可能な装置だけでなく、液体を気中や液中に向けて吐出する装置も含まれる。
この「液体を吐出する装置」は、液体が付着可能なものの給送、搬送、排紙に係わる手段、その他、前処理装置、後処理装置なども含むことができる。
例えば、「液体を吐出する装置」として、インクを吐出させて用紙に画像を形成する装置である画像形成装置、立体造形物(三次元造形物)を造形するために、粉体を層状に形成した粉体層に造形液を吐出させる立体造形装置(三次元造形装置)がある。
また、「液体を吐出する装置」は、吐出された液体によって文字、図形等の有意な画像が可視化されるものに限定されるものではない。例えば、それ自体意味を持たないパターン等を形成するもの、三次元像を造形するものも含まれる。
上記「液体が付着可能なもの」とは、液体が少なくとも一時的に付着可能なものであって、付着して固着するもの、付着して浸透するものなどを意味する。具体例としては、用紙、記録紙、記録用紙、フィルム、布などの被記録媒体、電子基板、圧電素子などの電子部品、粉体層(粉末層)、臓器モデル、検査用セルなどの媒体であり、特に限定しない限り、液体が付着するすべてのものが含まれる。
上記「液体が付着可能なもの」の材質は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックスなど液体が一時的でも付着可能であればよい。
また、「液体を吐出する装置」は、液体吐出ヘッドと液体が付着可能なものとが相対的に移動する装置があるが、これに限定するものではない。具体例としては、液体吐出ヘッドを移動させるシリアル型装置、液体吐出ヘッドを移動させないライン型装置などが含まれる。
また、「液体を吐出する装置」としては、他にも、用紙の表面を改質するなどの目的で用紙の表面に処理液を塗布するために処理液を用紙に吐出する処理液塗布装置、原材料を溶液中に分散した組成液を、ノズルを介して噴射させて原材料の微粒子を造粒する噴射造粒装置などがある。
なお、本願の用語における、画像形成、記録、印字、印写、印刷、造形等はいずれも同義語とする。
1 ヘッド
10 ノズル板
11 ノズル
12 接着剤
13 凹部
14 撥液膜
15 貫通穴
20 流路板
30 振動板
70 共通流路部材
100 ヘッドモジュール
101 サブヘッドモジュール
102 ベース部材
103 カバー部材
500 印刷装置(液体を吐出する装置)
501 搬入手段
505 印刷手段
510 連続体
507 乾燥手段
509 搬出手段
550 ヘッドユニット

Claims (13)

  1. 吐出面に撥液膜が設けられたノズル板を含むヘッドと、
    前記ノズル板の吐出面の全周縁部を覆うカバー部材と、を備え、
    前記カバー部材は前記ノズル板に接着剤で接合され、
    前記ノズル板の前記カバー部材と接合される領域には前記接着剤を保持する独立した複数の凹部が、前記接合面の全体に設けられ、
    前記凹部は、貫通穴を介して、前記吐出面とは反対側の面に通じており、かつ、前記貫通穴の開口面積は前記凹部の開口面積よりも小さく、
    前記凹部の内壁面には前記撥液膜がない
    ことを特徴とするヘッドモジュール。
  2. 前記凹部は、平面形状で、円形状又は楕円形状、若しくは角部が曲線形状である
    ことを特徴とする請求項1に記載のヘッドモジュール。
  3. 前記カバー部材は、前記ノズル板の周縁部の全周に亘って接合され、
    前記複数の凹部は、前記カバー部材との接合領域の全周に亘って配置されている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のヘッドモジュール。
  4. 前記カバー部材には、前記ノズル板との接合領域に溝が形成されている
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のヘッドモジュール。
  5. 前記溝は環状の途切れていない環状溝である
    ことを特徴とする請求項4に記載のヘッドモジュール。
  6. 前記環状溝は同心状に複数配置されている
    ことを特徴とする請求項5に記載のヘッドモジュール。
  7. 前記環状溝と前記凹部とは少なくとも一部が対向し、前記環状溝及び前記凹部に跨って前記接着剤が入り込んでいる
    ことを特徴とする請求項5又は6に記載のヘッドモジュール。
  8. 前記環状溝は、隣接する2つの前記凹部に跨って対向している
    ことを特徴とする請求項7に記載のヘッドモジュール。
  9. 複数の前記ヘッドと、
    1つの前記カバー部材と、を備えている
    ことを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載のヘッドモジュール。
  10. 吐出面に撥液膜が設けられたノズル板を含むヘッドと、
    前記ノズル板の吐出面の少なくとも一部の周縁部を覆うカバー部材と、を備え、
    前記カバー部材は前記ノズル板に接着剤で接合され、
    前記ノズル板の前記吐出面には、前記カバー部材との接合領域を含めて前記撥液膜が設けられており、
    前記ノズル板の前記接合領域内には、前記撥液膜が設けられ面に開口する複数の凹部が設けられ、
    前記凹部の内壁面には前記撥液膜がない
    ことを特徴とするヘッドモジュール。
  11. 請求項1ないし10のいずれかに記載のヘッドモジュールを共通ベース部材に複数備えている
    ことを特徴とするヘッドユニット。
  12. 吐出面に撥液膜が設けられたノズル板と、
    前記ノズル板の吐出面の全周縁部を覆うカバー部材と、を備え、
    前記カバー部材は前記ノズル板に接着剤で接合され、
    前記ノズル板の前記カバー部材と接合される領域には前記接着剤を保持する独立した複数の凹部が、前記接合面の全体に設けられ、
    前記凹部は、貫通穴を介して、前記吐出面とは反対側の面に通じており、かつ、前記貫通穴の開口面積は前記凹部の開口面積よりも小さく、
    前記凹部の内壁面には前記撥液膜がない
    ことを特徴とする液体吐出ヘッド。
  13. 請求項1ないし10のいずれかに記載のヘッドモジュール、又は、請求項11に記載のヘッドユニット、若しくは、請求項12に記載の液体吐出ヘッドを備えている
    ことを特徴とする液体を吐出する装置。
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