JP7322432B2 - 画像形成装置、サーバ装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置、サーバ装置及びプログラムに関する。
近距離無線通信技術の一種にNFC(Near Field Communication)がある。NFCには複数の規格が存在する。例えばISO/IEC 14443がある。この規格に準拠する機器どうしは、おおよそ10cm以内に近づけることで通信が可能になる。もっとも、前述した規格の最大伝送速度は424kbpsであり、他の無線方式に比べると遅い。このため、サイズが大きいデータの送信には、伝送速度がより高速の無線方式が使用される。
特開2017-212677号公報
最近の画像形成装置には、NFCを機器どうしのペアリングに利用し、サイズの大きいデータの送受信は、自装置をアクセスポイントに用いるWi-Fi DIRECT(登録商標)に引き継ぐハンドオーバ機能が用意されている。具体的には、NFCに準拠する装置の接近を検知した画像形成装置は、NFCを通じてWi-Fi DIRECTの起動に必要なアクセスポイント名と認証用のパスワードを相手装置に通知し、Wi-Fi DIRECTを通じて印刷ジョブを受信する。ただし、この仕組みでは、悪意のユーザも画像形成装置に自由にアクセスできてしまう。
本発明は、画像形成装置の特定部位に近づけられた全ての情報処理装置に対し、自装置をアクセスポイントとする無線接続を許容する場合に比して、画像形成装置を悪意のユーザから守ることを目的とする。
請求項1に記載の発明は、本体の特定部位に近づけられた情報処理装置に対し、自装置を識別する情報とアクセスポイント名を通知する通知手段と、自装置からの要求と前記情報処理装置に関するユーザ認証の成功とを生成条件として暗証情報を生成するサーバ装置に対し、自装置をアクセスポイントとする無線接続に使用する前記暗証情報を要求する要求手段と、前記暗証情報が前記サーバ装置から通知された場合、自装置をアクセスポイントとする通信モードに切り替える切替手段とを有する画像形成装置である。
請求項2に記載の発明は、前記サーバ装置から通知された前記暗証情報と、前記情報処理装置から通知された第2の暗証情報とが一致する場合、当該情報処理装置との無線接続を許可する許可手段を更に有する請求項1に記載の画像形成装置である。
請求項3に記載の発明は、前記暗証情報は要求毎に異なる、請求項2に記載の画像形成装置である。
請求項4に記載の発明は、自装置をアクセスポイントとする前記情報処理装置との通信中に、別の情報処理装置が前記特定部位に近づけられた場合、前記要求手段は、現在の通信が終了するまで、前記サーバ装置に対する前記暗証情報の要求の送信を保留する、請求項2に記載の画像形成装置である。
請求項5に記載の発明は、前記通知手段は、前記サーバ装置のネットワーク上の位置を指定する情報を前記情報処理装置に通知する、請求項1に記載の画像形成装置である。
請求項6に記載の発明は、情報処理装置に関するユーザ認証の成功と当該情報処理装置から指定された画像形成装置からの要求とを生成条件として、暗証情報を生成する生成手段と、生成された前記暗証情報を、前記画像形成装置と前記情報処理装置に通知する通知手段とを有するサーバ装置である。
請求項7に記載の発明は、前記暗証情報は要求の度に新たに生成される、請求項6に記載のサーバ装置である。
請求項8に記載の発明は、前記情報処理装置から受信したユーザ情報を用いてユーザ認証する認証手段を更に有する、請求項6に記載のサーバ装置である。
請求項9に記載の発明は、画像形成装置のコンピュータに、本体の特定部位に近づけられた情報処理装置に対し、自装置を識別する情報とアクセスポイント名を通知する機能と、自装置からの要求と前記情報処理装置に関するユーザ認証の成功とを生成条件として暗証情報を生成するサーバ装置に対し、自装置をアクセスポイントとする無線接続に使用する前記暗証情報を要求する機能と、前記暗証情報が前記サーバ装置から通知された場合、自装置をアクセスポイントとする通信モードに切り替える機能とを実現させるためのプログラムである。
請求項10に記載の発明は、コンピュータに、情報処理装置に関するユーザ認証の成功と当該情報処理装置から指定された画像形成装置からの要求とを生成条件として、暗証情報を生成する機能と、生成された前記暗証情報を、前記画像形成装置と前記情報処理装置に通知する機能と実現させるためのプログラムである。
請求項1記載の発明によれば、画像形成装置の特定部位に近づけられた全ての情報処理装置に対し、自装置をアクセスポイントとする無線接続を許容する場合に比して、画像形成装置を悪意のユーザから守ることができる。
請求項2記載の発明によれば、画像形成装置と無線接続される情報処理装置をユーザ認証が成功した場合に限定できる。
請求項3記載の発明によれば、同じユーザであれば常に同じ暗証情報を用いる場合に比して画像形成装置の安全性を高めることができる。
請求項4記載の発明によれば、アクセスポイントとしての自装置に接続する通信相手を1ユーザに限定できる。
請求項5記載の発明によれば、画像形成装置の主導で暗証情報の生成を管理できる。
請求項6記載の発明によれば、画像形成装置の特定部位に近づけられた全ての情報処理装置に対し、自装置をアクセスポイントとする無線接続を許容する場合に比して、画像形成装置を悪意のユーザから守ることができる。
請求項7記載の発明によれば、同じユーザであれば常に同じ暗証情報を用いる場合に比して画像形成装置の安全性を高めることができる。
請求項8記載の発明によれば、認証結果を外部から得る場合に比して画像形成装置の安全性を高めることができる。
請求項9記載の発明によれば、画像形成装置の特定部位に近づけられた全ての情報処理装置に対し、自装置をアクセスポイントとする無線接続を許容する場合に比して、画像形成装置を悪意のユーザから守ることができる。
請求項10記載の発明によれば、画像形成装置の特定部位に近づけられた全ての情報処理装置に対し、自装置をアクセスポイントとする無線接続を許容する場合に比して、画像形成装置を悪意のユーザから守ることができる。
実施の形態1で使用する情報処理システムの概念構成を説明する図である。 実施の形態1で使用する画像形成装置の構成例を説明する図である。 実施の形態1で使用する制御ユニットの機能構成を説明する図である。 実施の形態1で使用する画像形成装置が実行する処理動作を説明するフローチャートである。 実施の形態1で使用する端末装置の構成例を説明する図である。 実施の形態1で使用する制御ユニットにおける機能構成を説明する図である。 実施の形態1で使用する端末装置が実行する処理動作を説明するフローチャートである。 実施の形態1で使用する設定支援サーバの構成例を説明する図である。 実施の形態1で使用する制御ユニットにおける機能構成を説明する図である。 実施の形態1で使用する設定支援サーバが実行する処理動作を説明するフローチャートである。 実施の形態1における情報処理システムで実行される処理シーケンスの例を示す図である。 プロセス1~3に対応する通信状況を説明する図である。 プロセス4~6に対応する通信状況を説明する図である。 プロセス7~9に対応する通信状況を説明する図である。 プロセス11に対応する通信状況を説明する図である。 実施の形態2で使用する情報処理システムの概念構成を説明する図である。 実施の形態2で使用する制御ユニットの機能構成を説明する図である。 実施の形態2で使用する画像形成装置が実行する処理動作を説明するフローチャートである。 実施の形態2における情報処理システムで実行される処理シーケンスの例を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
<実施の形態1>
<システムの全体構成>
図1は、実施の形態1で使用する情報処理システム1の概念構成を説明する図である。情報処理システム1は、Wi-Fi DIRECT通信機能とNFC通信機能を有する画像形成装置10と、Wi-Fi(登録商標)通信機能とNFC通信機能を有する携帯型の端末装置20と、NFC通信を起点とするWi-Fi DIRECT通信の接続設定を支援する設定支援サーバ30とを有している。
図1には端末装置20を1台のみ表しているが、情報処理システム1には複数台の端末装置20が存在してもよい。なお、設定支援サーバ30は、サーバ装置の一例である。
本実施の形態における画像形成装置10は、用紙その他の記録媒体に画像を形成するために使用される基本的な機能に加え、Wi-Fi DIRECT通信機能とNFC通信機能とを有している。
ここで、Wi-Fi DIRECT通信機能を有するとは、Wi-Fiルータ等の親機を経由せずにWi-Fi通信機能を有する他の機器との直接通信が可能である意味である。換言すると、Wi-Fi DIRECT通信機能を有するとは、自装置をアクセスポイントとして動作させる通信機能を有することを意味する。通信相手となる他の機器は、Wi-Fi通信機能を有していればよい。すなわち、通信相手となる他の機器には、Wi-Fi DIRECT通信機能を有することは求められない。
Wi-Fi DIRECT通信機能による通信中の画像形成装置10及び端末装置20は、Wi-Fiルータ等の親機を経由する通信が不能な状態になる。すなわち、Wi-Fi DIRECT通信機能による通信中の画像形成装置10は、通信相手である端末装置20とのみ通信が可能な状態になる。
また、NFC通信機能を有するとは、アンテナ(コイル)どうしが例えば10cm以下に近づくことを条件として通信が可能になる通信規格に準拠することを意味する。通信距離が約10cmである通信規格には、ISO/IEC14443がある。
画像形成装置10を構成する装置本体のうちNFC通信用のアンテナが配置されている特定の部位(特定部位)には、端末装置20を近づける際の目印となる不図示のマークが印刷されている。このマークに端末装置20を近づけることを、本実施の形態では、端末装置20を画像形成装置10にかざす又はタップという。
本実施の形態の場合、NFC通信機能は、アクセスポイントとしての画像形成装置10の識別名(例えばアクセスポイント名)を表すSSID(=Service Set Identifier)と、画像形成装置10を物理的に識別する機械IDとを端末装置20に通知する目的で使用される。
本実施の形態の場合、Wi-Fi DIRECT通信機能による接続設定に必要とされるパスワードは、NFC通信機能による通信では、画像形成装置10から端末装置20に送信されない。パスワードは、暗証情報の一例である。また、機械IDは、Wi-Fi DIRECT通信用のパスワードが要求されている画像形成装置を識別する情報の一例である。
本実施の形態における端末装置20は、画像形成装置10に対して印刷ジョブを送信する端末である。端末装置20は、前述したWi-Fi機能とNFC機能を有する、スマートフォン、ノートパソコン、手首装着型のウェアラブル端末、メガネ型のウェアラブル端末等の携帯型の端末をいう。端末装置20は、画像形成装置10の接続対象としての情報処理装置の一例である。
本実施の形態における設定支援サーバ30は、アクセスポイントとして動作する画像形成装置10との無線接続に必要とされるパスワードの生成を、予め定めた条件を満たすことを前提に実行するサーバ装置である。
本実施の形態の場合、予め定めた条件は、端末装置20のユーザ認証の成功と、画像形成装置10からのパスワードの要求と、端末装置20からのパスワードの要求が揃う場合に満たされる。
なお、本実施の形態における設定支援サーバ30は、Wi-Fi DIRECT通信中以外は、画像形成装置10及び端末装置20の双方とWi-Fiルータ等を通じて通信可能であるものとする。
<各装置の構成>
<画像形成装置の構成>
図2は、実施の形態1で使用する画像形成装置10の構成例を説明する図である。
画像形成装置10は、原稿の画像を読み取る画像読取ユニット101と、記録媒体の一例である用紙上に画像を形成する画像形成ユニット102と、画像データが表す画像に色補正や階調補正等の処理を加える画像処理ユニット103と、装置全体の動作を制御する制御ユニット104と、画像データ等を記憶する記憶ユニット105と、ユーザインタフェース画面等の表示に用いられる表示ユニット106と、ユーザの操作を受け付ける操作受付ユニット107と、電話線やLAN(=Local Area Network)ケーブル等を介した通信を実現する有線通信インタフェース(=有線通信IF)108と、Wi-Fi等の無線ネットワーク通信を実現する無線通信インタフェース(=無線通信IF)109と、NFC通信を実現するNFC通信インタフェース(=NFC通信IF)110とを有している。
画像読取ユニット101は、いわゆるスキャナであり、原稿を自動搬送する機構を有していてもよい。
画像形成ユニット102は、電子写真方式やインクジェット方式等により記録媒体に画像を形成するユニットであり、形成方式に応じた機構を有している。
画像処理ユニット103は、画像データを処理するための専用のプロセサや処理回路等で構成されている。
制御ユニット104は、CPU(=Central Processing Unit)121と、ファームウェアやBIOS(=Basic Input Output System)等が記憶されたROM(=Read Only Memory)122と、ワークエリアとして用いられるRAM(=Random Access Memory)123とを有している。制御ユニット104は、いわゆるコンピュータとして機能する。
また、記憶ユニット105は、例えば不揮発性の記憶装置であるハードディスク装置(HDD)等によって構成される。記憶ユニット105には、画像読取ユニット101で読み取られた画像データ、通信により外部から与えられる画像データ、FAX通信を通じて受信された画像データ等が保存される。
また、表示ユニット106は、例えば液晶ディスプレイや有機EL(=Electro Luminescence)ディスプレイで構成される。
操作受付ユニット107は、表示ユニット106の表面に配置されるタッチセンサ、スイッチ、ボタン等で構成される。
因みに、制御ユニット104と各ユニット等とは、バス111や不図示の信号線を通じて接続されている。
図3は、実施の形態1で使用する制御ユニット104の機能構成を説明する図である。図3に示す機能モジュールは、CPU121(図2参照)によるプログラムの実行を通じて実現される。なお、図3に示す機能モジュールは、制御ユニット104によって提供される機能モジュールの一例である。
本実施の形態における制御ユニット104は、NFC通信を実現するNFCモジュール131と、無線ネットワーク通信を実現する無線LANモジュール132と、自装置のアクセスポイント名(=SSID)をNFC接続された端末装置20に通知するSSID通知モジュール133と、無線LAN経由で接続されている設定支援サーバ30に対してパスワードを要求するパスワード要求モジュール134と、アクセスポイントとしての自装置へのログイン処理を実行するログインモジュール135としての機能を有している。
ここでのSSID通知モジュール133は、通知手段の一例である。また、パスワード要求モジュール134は、自装置の機械IDを含めたパスワードの要求を設定支援サーバ30に送信する。ここでのパスワード要求モジュール134は、要求手段の一例である。なお、パスワード要求モジュール134は、設定支援サーバ30からパスワードが通知された場合に、自装置をアクセスポイントとする通信モードに切り替える機能も有している。この意味で、パスワード要求モジュール134は、切替手段の一例でもある。
ログインモジュール135は、端末装置20から受信されたログインパスワードが、設定支援サーバ30から通知を受けたパスワードと一致する場合にログインを許可する。ここでのログインモジュール135は、許可手段の一例である。
なお、設定支援サーバ30との通信経路の全ては無線LANである必要はない。例えばあるアクセスポイントまでは無線路でも、アクセスポイントから先は有線路でもよい。
画像の形成等に必要な機能モジュールについては説明を省略する。
図4は、実施の形態1で使用する画像形成装置10が実行する処理動作を説明するフローチャートである。図4に示す処理動作は、前述したモジュールの連携により実現される。なお、図中の記号Sはステップを意味する。
まず、画像形成装置10は、端末装置20のタップを検知したか否かを判定する(ステップ1)。タップとは、前述したようにNFCの通信距離である10cm未満の範囲に端末装置20が近づいた状態をいう。タップの検知技術は既知であるので省略する。ステップ1で否定結果が得られている間、画像形成装置10は、ステップ1の判定を繰り返す。
ステップ1で肯定結果が得られた場合、画像形成装置10は、NFCモジュール131(図3参照)を起動する(ステップ2)。
次に、画像形成装置10は、SSIDと機械IDをNFCで接続した端末装置20に送信する(ステップ3)。
この後、画像形成装置10は、設定支援サーバ30にパスワードを要求する(ステップ4)。ここでのパスワードは、Wi-Fi DIRECT通信機能の接続設定(すなわちログイン)に必要な情報である。要求先である設定支援サーバ30のネットワーク上の位置は事前に設定されている。ネットワークは、ローカルネットワークでもインターネット(クラウドネットワークを含む)でもよい。本実施の形態の場合、要求は、無線ネットワーク経由で実行される。
この後、画像形成装置10は、予め定めた期間内にパスワードが受信されたか否かを判定する(ステップ5)。ステップ5で否定結果が得られた場合、画像形成装置10は、アクセスポイントを起動させることなく処理を終了する。ここで、ステップ5で否定結果が得られるイベントは、端末装置20のユーザ認証が不成功の場合に発生する。
ステップ5で肯定結果が得られた場合、画像形成装置10は、アクセスポイントとしての動作を開始する(ステップ6)。以下では、アクセスポイントとしての動作が開始された状態を「アクセスポイントの起動」ともいう。
次に、画像形成装置10は、アクスポイントへのログインが成功したか否かを判定する(ステップ7)。
ステップ7で否定結果が得られた場合、画像形成装置10は、Wi-Fi DIRECT通信を開始することなく処理を終了する。ここで、ステップ7で否定結果が得られるイベントは、端末装置20から通知されたパスワードが、ステップ4の要求に対する応答して受信したパスワードと異なる場合に発生する。この場合、画像形成装置10は、悪意のユーザからのアクセスであるとみなす。
ステップ7で肯定結果が得られた場合、画像形成装置10は、Wi-Fi DIRECT通信を開始する(ステップ8)。Wi-Fi DIRECT通信が開始されると、通信相手である端末装置20からの印刷ジョブの受信が可能になる。従って、画像形成装置10は、受信した印刷ジョブに応じた画像の形成(すなわち印刷)を実行する。
なお、画像形成装置10は、通信が終了したか否かを判定し(ステップ9)、否定結果が得られるまで、Wi-Fi DIRECT通信を維持する。
ステップ9で肯定結果が得られると、画像形成装置10は、Wi-Fi DIRECT通信を終了する。
<端末装置の構成>
図5は、実施の形態1で使用する端末装置20の構成例を説明する図である。
端末装置20は、装置全体の動作を制御する制御ユニット201と、画像データ等を記憶する記憶ユニット202と、ユーザインタフェース画面等の表示に用いられる表示ユニット203と、ユーザの操作を受け付ける操作受付ユニット204と、Wi-Fi等の無線ネットワーク通信を実現する無線通信インタフェース(=無線通信IF)205と、NFC通信を実現するNFC通信インタフェース(=NFC通信IF)206とを有している。
本実施の形態における制御ユニット201は、CPU211と、ファームウェアやBIOS等が記憶されたROM212と、ワークエリアとして用いられるRAM213とを有している。制御ユニット201は、いわゆるコンピュータとして機能する。
記憶ユニット202は、例えば不揮発性の記憶装置であるハードディスク装置や不揮発性の書き換え可能な半導体メモリ等によって構成される。記憶ユニット202は、端末装置20の商品形態によって異なる。記憶ユニット202には、例えば印刷対象とする画像データ等が保存される。
表示ユニット203は、例えば液晶ディスプレイや有機ELディスプレイで構成される。
操作受付ユニット204は、表示ユニット203の表面に配置されるタッチセンサ、スイッチ、ボタン等で構成される。
因みに、制御ユニット201と各ユニット等とは、バス207や不図示の信号線を通じて接続されている。
図6は、実施の形態1で使用する制御ユニット201における機能構成を説明する図である。図6に示す機能モジュールは、CPU211(図5参照)によるプログラムの実行を通じて実現される。なお、図6に示す機能モジュールは、制御ユニット201によって提供される機能モジュールの一例である。
本実施の形態における制御ユニット201は、NFC通信を実現するNFCモジュール221と、無線ネットワーク通信を実現する無線LANモジュール222と、無線LAN経由で接続されている設定支援サーバ30(図1参照)に対してパスワードを要求するパスワード要求モジュール223と、無線LAN接続された画像形成装置10に印刷ジョブを送信するジョブ送信モジュール224としての機能を有している。
本実施の形態におけるパスワード要求モジュール223は、自装置を操作するユーザのアカウントに紐付けられているユーザIDに、画像形成装置10から受信した機械IDを付してパスワードの要求を送信する。ここでのユーザIDはユーザ情報の一例である。
なお、設定支援サーバ30との通信経路の全ては無線LANである必要はない。例えばあるアクセスポイントまでは無線路でも、アクセスポイントから先は有線路でもよい。
図7は、実施の形態1で使用する端末装置20が実行する処理動作を説明するフローチャートである。図7に示す処理動作は、前述したモジュールの連携により実現される。なお、図中の記号Sはステップを意味する。
まず、端末装置20は、SSIDと機械IDを受信したか否かを判定する(ステップ11)。端末装置20側のNFCモジュール221(図6参照)と画像形成装置10側のNFCモジュール131(図3参照)とが通信距離以上離れている場合、ステップ11で否定結果が得られる。一方、端末装置20が画像形成装置10の特定部位にかざすように近づけられると、ステップ11で肯定結果が得られる。
ステップ11で肯定結果が得られると、端末装置20は、設定支援サーバ30にパスワードを要求する(ステップ12)。ここでのパスワードも、Wi-Fi DIRECT通信機能の接続設定に使用されるパスワードである。要求先である設定支援サーバ30のネットワーク上の位置は、端末装置20に事前に設定されている。例えばアプリケーションプログラムに書き込まれている。本実施の形態の場合、要求は、無線ネットワーク経由で実行される。
本実施の形態の場合、設定支援サーバ30に対するパスワードの要求には、タップ先である画像形成装置10から受信したユーザIDと機械IDが含まれている。ユーザIDは、設定支援サーバ30におけるユーザ認証に使用される。機械IDは、パスワードの使用先の特定に使用される。
この後、端末装置20は、予め定めた期間内にパスワードが受信されたか否かを判定する状態になる(ステップ13)。予め定めた期間は、例えばSSIDと機械IDが受信された時点や設定支援サーバ30にパスワードを要求した時点を起点とする。
ステップ13で否定結果が得られた場合、端末装置20は、アクセスポイントとしての画像形成装置10にログインすることなく処理を終了する。本実施の形態の場合、ステップ13で否定結果が得られるイベントは、端末装置20のユーザ認証が不成功であった場合や画像形成装置10からのパスワード要求が設定支援サーバ30に到着しない場合に発生する。
一方、ステップ13で肯定結果が得られた場合、端末装置20は、アクセスポイントとしての画像形成装置10にログインする(ステップ14)。ログインには、ステップ11で受信したSSIDとステップ12における要求に対する応答として受信したパスワードが使用される。
ログイン後、端末装置20は、Wi-Fi DIRECT通信を開始する(ステップ15)。Wi-Fi DIRECT通信が開始されると、通信相手である画像形成装置10への印刷ジョブの送信が可能になる。
なお、端末装置20は、通信が終了したか否かを判定し(ステップ16)、否定結果が得られるまで、Wi-Fi DIRECT通信を維持する。
ステップ16で肯定結果が得られると、端末装置20は、Wi-Fi DIRECT通信を終了する。
<設定支援サーバの構成>
図8は、実施の形態1で使用する設定支援サーバ30の構成例を説明する図である。
設定支援サーバ30は、装置全体の動作を制御する制御ユニット301と、画像データ等を記憶する記憶ユニット302と、ネットワーク経由での通信を実現する通信インタフェース(=通信IF)303とを有している。
本実施の形態における制御ユニット301は、CPU311と、ファームウェアやBIOS等が記憶されたROM312と、ワークエリアとして用いられるRAM313とを有している。制御ユニット301は、いわゆるコンピュータとして機能する。
記憶ユニット302は、例えば不揮発性の記憶装置であるハードディスク装置等によって構成される。記憶ユニット302には、例えばユーザ認証用のテーブル等が保存される。
通信インタフェース303は、例えばWi-Fi等の無線ネットワーク通信用のインタフェースと、ローカルエリアネットワークやインターネット等の有線ネットワーク通信用のインタフェースとの両方又は一方によって構成される。
因みに、制御ユニット301と各ユニット等とは、バス304や不図示の信号線を通じて接続されている。
図9は、実施の形態1で使用する制御ユニット301における機能構成を説明する図である。図9に示す機能モジュールは、CPU311(図8参照)によるプログラムの実行を通じて実現される。なお、図9に示す機能モジュールは、制御ユニット301によって提供される機能モジュールの一例である。
本実施の形態における制御ユニット301は、画像形成装置10及び端末装置20との通信に用いられる通信モジュール321と、画像形成装置10及び端末装置20のそれぞれからパスワードの要求を受信する要求受信モジュール322と、ユーザ認証を実行するユーザ認証モジュール323と、予め定めた条件を満たすことを条件にパスワードを生成するパスワード生成モジュール324と、生成されたパスワードを画像形成装置10及び端末装置20の両方に通知するパスワード通知モジュール325としての機能を有している。
ここでの通信モジュール321は、設置場所や利用環境に応じた通信方式により通信を制御する。
本実施の形態における要求受信モジュール322が受信するパスワードの要求は、要求元によって異なる情報が含まれている。要求元が画像形成装置10の場合、パスワードの要求には、画像形成装置10を識別する機械IDが含まれる。要求元が端末装置20の場合、パスワードの要求には、画像形成装置10を識別する機械IDと、端末装置20を操作するユーザを識別するユーザIDが含まれる。
ユーザ認証モジュール323は、端末装置20を操作するユーザを認証する処理を実行する。認証の結果は、パスワード生成モジュール324に通知される。ユーザ認証モジュール323は、認証手段の一例である。
パスワード生成モジュール324は、ユーザ認証の結果が成功し、かつ、端末装置20から通知された機械IDと一致する画像形成装置10からパスワードが要求されている場合にパスワードを生成する。ここでのパスワードはランダムに生成される。換言すると、パスワードは固定の情報ではない。このように、設定支援サーバ30は、画像形成装置10に端末装置20がタップされるたび(換言するとパスワードの要求のたび)、新たなパスワードを生成する。ここで、パスワードの生成は、同じユーザか否かに関係なく実行される。言うまでもなく、ユーザ認証が不成功の場合、又は、画像形成装置10からパスワードが要求されていない場合、又は、これらの両方の場合、パスワードは生成されない。パスワード生成モジュール324は、生成手段の一例である。
なお、パスワード通知モジュール325は、通知手段の一例である。
図10は、実施の形態1で使用する設定支援サーバ30が実行する処理動作を説明するフローチャートである。図10に示す処理動作は、前述したモジュールの連携により実現される。なお、図中の記号Sはステップを意味する。
まず、設定支援サーバ30は、端末装置20からパスワードの要求を受信したか否かを判定する(ステップ21)。要求が受信されるまでの間、判定の結果は、否定結果となる。
ステップ21で肯定結果が得られた場合、設定支援サーバ30は、端末装置20から受信したユーザIDを用いてユーザ認証を実行する(ステップ22)。
続いて、設定支援サーバ30は、ユーザ認証が成功であるか否かを判定する(ステップ23)。
ステップ23で否定結果が得られた場合、悪意のユーザの可能性があるので、設定支援サーバ30は、パスワードを生成することなく処理を終了する。本実施の形態の場合、認証が不成功であることは端末装置20に通知されない。もっとも、認証が不成功であることを端末装置20に通知してもよい。また、認証が不成功であることを画像形成装置10に通知してもよい。
ステップ23で肯定結果が得られた場合、設定支援サーバ30は、画像形成装置10からパスワードの要求を受信したか否かを判定する(ステップ24)。
ステップ24で否定結果が得られた場合、画像形成装置10との間に通信路を確保できないので、設定支援サーバ30は、パスワードを生成することなく処理を終了する。もっとも、エラーメッセージ等を画像形成装置10に宛てて送信してもよい。また、端末装置20に対してもパスワードを生成できない原因等を通知してもよい。
ステップ24で肯定結果が得られた場合、設定支援サーバ30は、パスワードを生成し(ステップ25)、生成されたパスワードを画像形成装置10と端末装置20のそれぞれに対して送信する(ステップ26)。
<処理シーケンスの例>
図11は、実施の形態1における情報処理システム1で実行される処理シーケンスの例を示す図である。図中の記号Pはプロセスを示す。
一連の処理シーケンスは、画像形成装置10に端末装置20をかざす(又はタップする)ことで開始される(プロセス1)。
端末装置20がかざされたことを検知した画像形成装置10は、NFCを起動する(プロセス2)。
続いて、画像形成装置10は、NFCを使用し、自装置のアクセスポイント名(SSID)と機器IDを端末装置20に通知する(プロセス3)。
図12は、プロセス1~3に対応する通信状況を説明する図である。
端末装置20は、NFC通信により画像形成装置10の機械ID等を受信すると、パスワードの要求を、設定支援サーバ30に送信する(プロセス4)。ここでの要求には、受信した機械IDと自装置を操作するユーザのユーザIDとが付属している。
設定支援サーバ30は、受信したユーザIDを使用してユーザ認証を実行する(プロセス5)。
一方、画像形成装置10は、端末装置20へのアクセスポイント名と機械IDの通知の後、パスワードの要求を、設定支援サーバ30に送信する(プロセス6)。
図13は、プロセス4~6に対応する通信状況を説明する図である。ここでの通信はネットワーク経由で実行される。図13の場合は、無線LANが用いられている。
画像形成装置10からパスワードの要求を受信した設定支援サーバ30は、対応するユーザ認証が成功であることを条件としてパスワードを生成する(プロセス7)。パスワードが生成されると、設定支援サーバ30は、生成されたパスワードを画像形成装置10と端末装置20のそれぞれに通知する(プロセス8、9)。
図14は、プロセス7~9に対応する通信状況を説明する図である。ここでの通信もネットワーク経由で実行される。図14の場合も、無線LANが用いられている。
画像形成装置10は、パスワードを設定支援サーバ30から受信すると、アクセスポイントを起動する(プロセス10)。このとき、画像形成装置10は、受信したパスワードをアクセスポイントのログインパスワードに設定する。
一方、端末装置20は、パスワードを設定支援サーバ30から受信すると、受信したパスワードをログイン情報として画像形成装置10に送信し、Wi-Fi DIRECT接続を開始する(プロセス11)。
図15は、プロセス11に対応する通信状況を説明する図である。ここでの通信は、Wi-Fi DIRECT接続により実行される。すなわち、画像形成装置10と端末装置20との直接通信である。
<実施の形態2>
図16は、実施の形態2で使用する情報処理システム1Aの概念構成を説明する図である。図16には、図1との対応部分に対応する符号を付して示している。
本実施の形態では、画像形成装置10と端末装置20AとのWi-Fi DIRECT接続中に、別の端末装置20Bが画像形成装置10にかざすように近づけられる場合の動作を説明する。
なお、情報処理システム1Aでも、Wi-Fi DIRECT通信の設定を支援する設定支援サーバ30は用いられる。
図17は、実施の形態2で使用する制御ユニット104の機能構成を説明する図である。図17には、図3との対応部分に対応する符号を付して示している。
本実施の形態の場合、パスワード要求モジュール134Aの機能の一部が実施の形態1におけるパスワード要求モジュール134(図3参照)と異なっている。具体的には、端末装置20AとのWi-Fi DIRECT接続中に、別の端末装置20Bによるタップ操作があった場合に対応するための機能が、パスワード要求モジュール134Aには追加されている。
図18は、実施の形態2で使用する画像形成装置10が実行する処理動作を説明するフローチャートである。図18には、図4との対応部分に対応する符号を付して示している。
図18に示す処理動作は、ステップ3とステップ4の間に、新たに2つの判定ステップ11及び12が挿入されている点で、図4に示す処理動作と異なっている。
1つ目の判定ステップ11は、Wi-Fi DIRECT接続中か否かが判定される。この判定は、画像形成装置10にタップした装置が端末装置20A(図16参照)であるか端末装置20B(図16参照)かを判別するために実行される。
Wi-Fi DIRECT接続が存在しない場合(換言すると、画像形成装置10がアクセスポイントとして動作していない場合)、ステップ11で否定結果が得られる。この場合、画像形成装置10は、ステップ4の処理に移行する。この場合の動作は、実施の形態1の場合の動作と同じになる。
一方、既にWi-Fi DIRECT接続が存在している場合(換言すると、画像形成装置10がアクセスポイントとして動作している場合)、ステップ11で肯定結果が得られる。この場合、画像形成装置10は、判定ステップ12に移行し、Wi-Fi DIRECT接続が切断されたか否かを判定する。判定ステップ12は、設定支援サーバ30に対するパスワードの要求を、現在の接続が終了するまで保留させる目的で用意されている。この判定により、Wi-Fi DIRECTによる通信相手は常に1台に制限される。切断が検知されない間は、ステップ12において否定結果が得られる。
ステップ12で肯定結果が得られると、画像形成装置10は、ステップ4に移行する。以下の処理動作は、実施の形態1と同じである。
図19は、実施の形態2における情報処理システムで実行される処理シーケンスの例を示す図である。図19には、図11との対応部分に対応する符号を付して示す。
図19では、画像形成装置10と端末装置20Aとの間で既にWi-Fi DIRECT接続が始まっているものとする。そこで、図19では、プロセス1~プロセス11までの処理を破線で示す囲みによって表している。
図19では、画像形成装置10と端末装置20AとのWi-Fi DIRECT接続中に、端末装置20Bが画像形成装置10にかざされる(プロセス21)。
NFCによる通信は、Wi-Fi DIRECTと並列して実行可能である。このため、タップを検知した画像形成装置10は、NFCを起動し(プロセス22)、端末装置20Bに対して自装置のアクセスポイント名(SSID)と機械IDを通知する(プロセス23)。
端末装置20Bは、NFC通信により画像形成装置10の機械ID等を受信すると、パスワードの要求を設定支援サーバ30に送信する(プロセス24)。ここでの要求には、受信した機械IDと自装置を操作するユーザのユーザIDとが付属している。
本実施の形態の場合にも、パスワードの要求を受信した設定支援サーバ30は、受信したユーザIDを使用してユーザ認証を実行する(プロセス25)。
仮にユーザ認証が成功したとしても、画像形成装置10からのパスワードの要求が受信されないと、パスワードの生成は開始されない。
本実施の形態のように、既にWi-Fi DIRECT接続が存在する場合に、画像形成装置10がWi-Fi DIRECT接続の切断を検知し、アクセスポイントを停止するまでは、画像形成装置10によるパスワードの要求の送信が延期される(プロセス26、27)。
すなわち、端末装置20Aとの通信終了が確認されると、画像形成装置10は、設定支援サーバ30に対してパスワードを要求する(プロセス28)。
以下の処理手順は、実施の形態1と同じである。
すなわち、画像形成装置10からパスワードの要求を受信すると、設定支援サーバ30はパスワードを生成し(プロセス29)、生成されたパスワードを画像形成装置10と新たに接続を要求する端末装置20Bに通知する(プロセス30、31)。
パスワードの通知を受けた画像形成装置10は、再びアクセスポイントを起動する(ステップ32)。また、端末装置20Bは、通知を受けたパスワードを使用してログイン処理を実行し、画像形成装置10とのWi-Fi DIRECT接続を開始する(プロセス33)。
<他の実施の形態>
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の技術的範囲は上述の実施の形態に記載の範囲に限定されない。上述の実施の形態に、種々の変更又は改良を加えたものも、本発明の技術的範囲に含まれることは、特許請求の範囲の記載から明らかである。
前述の実施の形態においては、画像形成装置10に画像読取ユニット101が設けられているが、画像形成装置10は画像読取ユニット101を有していなくてもよい。
前述の実施の形態の場合には、端末装置20のユーザ認証の後に画像形成装置10からパスワードの要求を受け付けているが、各処理の実行の順序は入れ替わってもよい。
前述の実施の形態の場合には、設定支援サーバ30において、ユーザ認証を実行する処理とパスワードを生成する処理の両方が実行されているが、処理別にそれぞれ別のサーバが用意されていてもよい。この場合には、パスワードを生成するサーバがユーザ認証の結果を受け取る取り決めがあればよい。
前述の実施の形態の場合には、設定支援サーバ30のネットワーク上の位置を端末装置20が知っている場合(アプリケーションプログラム等で設定されている場合)について説明したが、設定支援サーバ30のネットワーク上の位置に関する情報は、NFCによる画像形成装置10から端末装置20に通知される仕組みとしてもよい。
前述の実施の形態の場合には、Wi-Fi DIRECT接続の接続設定に必要となる暗証情報の一例としてパスワードを用いる場合について説明したが、PIN(=Personal Identification Number)コードでもよい。
前述の実施の形態の場合には、画像形成装置10を識別する情報として機械IDを用いているが、シリアルナンバを用いてもよいし、MACアドレスを用いてもよい。
前述の実施の形態の場合には、パスワードの要求の送受信にWi-Fiを用いているが、Bluetooth(登録商標)、ZigBee(商標)等の無線通信方式を用いてもよい。
前述の実施の形態の場合には、ユーザが同じでもパスワードの要求のたびに新たなパスワードを生成しているが、ユーザが同じであれば前回と同じパスワードを生成してもよい。
1…情報処理システム、10…画像形成装置、20、20A、20B…端末装置、30…設定支援サーバ、131、221…NFCモジュール、132、222…無線LANモジュール、133…SSID通知モジュール、134、134A、223…パスワード要求モジュール、135…ログインモジュール、224…ジョブ送信モジュール、321…通信モジュール、322…要求受信モジュール、323…ユーザ認証モジュール、324…パスワード生成モジュール、325…パスワード通知モジュール

Claims (10)

  1. 本体の特定部位に近づけられた情報処理装置に対し、自装置を識別する情報とアクセスポイント名を通知する通知手段と、
    自装置からの要求と前記情報処理装置に関するユーザ認証の成功とを生成条件として暗証情報を生成するサーバ装置に対し、自装置をアクセスポイントとする無線接続に使用する前記暗証情報を要求する要求手段と、
    前記暗証情報が前記サーバ装置から通知された場合、自装置をアクセスポイントとする通信モードに切り替える切替手段と
    を有する画像形成装置。
  2. 前記サーバ装置から通知された前記暗証情報と、前記情報処理装置から通知された第2の暗証情報とが一致する場合、当該情報処理装置との無線接続を許可する許可手段を更に有する請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記暗証情報は要求毎に異なる、請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 自装置をアクセスポイントとする前記情報処理装置との通信中に、別の情報処理装置が前記特定部位に近づけられた場合、前記要求手段は、現在の通信が終了するまで、前記サーバ装置に対する前記暗証情報の要求の送信を保留する、請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記通知手段は、前記サーバ装置のネットワーク上の位置を指定する情報を前記情報処理装置に通知する、請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 情報処理装置に関するユーザ認証の成功と当該情報処理装置から指定された画像形成装置からの要求とを生成条件として、暗証情報を生成する生成手段と、
    生成された前記暗証情報を、前記画像形成装置と前記情報処理装置に通知する通知手段と
    を有するサーバ装置。
  7. 前記暗証情報は要求の度に新たに生成される、請求項6に記載のサーバ装置。
  8. 前記情報処理装置から受信したユーザ情報を用いてユーザ認証する認証手段を更に有する、請求項6に記載のサーバ装置。
  9. 画像形成装置のコンピュータに、
    本体の特定部位に近づけられた情報処理装置に対し、自装置を識別する情報とアクセスポイント名を通知する機能と、
    自装置からの要求と前記情報処理装置に関するユーザ認証の成功とを生成条件として暗証情報を生成するサーバ装置に対し、自装置をアクセスポイントとする無線接続に使用する前記暗証情報を要求する機能と、
    前記暗証情報が前記サーバ装置から通知された場合、自装置をアクセスポイントとする通信モードに切り替える機能と
    実現させるためのプログラム。
  10. コンピュータに、
    情報処理装置に関するユーザ認証の成功と当該情報処理装置から指定された画像形成装置からの要求とを生成条件として、暗証情報を生成する機能と、
    生成された前記暗証情報を、前記画像形成装置と前記情報処理装置に通知する機能と
    実現させるためのプログラム。
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