JP7321390B2 - エレベータ用ロープ - Google Patents

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Description

本開示は、エレベータにおいてかごを吊り下げるエレベータ用ロープに関する。
建造物の高層化に伴い、エレベータの高揚程化が進んでいる。高揚程のエレベータでは、使用されるエレベータ用ロープの直径及び長さが大きくなることから、軽量で高強度なロープが必要とされる。そこで、エレベータ用ロープの芯に軽くて強い高強度合成繊維を使用する方法が知られている。
特許文献1には、高強度合成繊維からなる繊維芯の外周に複数本の鋼製ストランドを巻き付け、さらにその外周に複数本の鋼製ストランドを巻き付けた構成のエレベータ用ロープが開示されている。このエレベータ用ロープでは、2層の鋼製ストランドにより繊維芯を締め付けることにより、エレベータ用ロープにかかる引張荷重が繊維芯にも十分に伝達されるようにしている。
国際公開第2017/064808号
しかしながら、上記特許文献1に記載のエレベータ用ロープにおいては、エレベータ用ロープの大径化に伴い繊維芯の直径を大きくしていった場合、鋼製ストランドによる締付力が繊維芯の中心部まで伝わらなくなり、繊維芯による荷重の負担が不十分になることがある。その場合、鋼製ストランドに過剰に荷重がかかってしまい、エレベータ用ロープ全体として所要の強度を確保できないという問題がある。
そこで、本開示の目的は、高強度合成繊維の使用量を増やして軽量化を実現するとともに、エレベータ用ロープ全体として所要の強度を確保することができるエレベータ用ロープを提供することである。
本開示に係るエレベータ用ロープは、高強度合成繊維からなる繊維芯と、複数の鋼線を撚り合わせた第1の鋼製ストランド又は単一の鋼線を繊維芯の外周に複数本巻き付けてなる第1の鋼線層と、第1の鋼線層の外周に配置された高強度合成繊維からなる第1の繊維層と、複数の鋼線を撚り合わせた第2の鋼製ストランド又は単一の鋼線を第1の繊維層の外周に複数本巻き付けてなる第2の鋼線層とを備えたものである。
本開示に係るエレベータ用ロープによれば、高強度合成繊維の使用量を増やして軽量化を実現するとともに、エレベータ用ロープ全体として所要の強度を確保することができる。
第1の実施の形態に係るエレベータ用ロープの長手方向に垂直な断面図である。 第1の実施の形態に係るエレベータ用ロープの各層を順番に切り開いた状態を示す側面図である。 第1の実施の形態の変形例に係るエレベータ用ロープの長手方向に垂直な断面図である。 第1の実施の形態の変形例に係るエレベータ用ロープの各層を順番に切り開いた状態を示す側面図である。 第2の実施の形態に係るエレベータ用ロープの長手方向に垂直な断面図である。 第2の実施の形態の変形例に係るエレベータ用ロープの長手方向に垂直な断面図である。 第3の実施の形態に係るエレベータ用ロープの長手方向に垂直な断面図である。 第3の実施の形態の変形例に係るエレベータ用ロープの長手方向に垂直な断面図である。 第4の実施の形態に係るエレベータ用ロープの長手方向に垂直な断面図である。 第4の実施の形態の変形例に係るエレベータ用ロープの長手方向に垂直な断面図である。 第5の実施の形態に係るエレベータ用ロープの長手方向に垂直な断面図である。 第5の実施の形態の変形例に係るエレベータ用ロープの長手方向に垂直な断面図である。 第6の実施の形態に係るエレベータ用ロープの長手方向に垂直な断面図である。 第6の実施の形態の変形例に係るエレベータ用ロープの長手方向に垂直な断面図である。
[第1の実施の形態]
以下、第1の実施の形態に係るエレベータ用ロープ100について説明する。図1はエレベータ用ロープ100の長手方向に垂直な断面を示す断面図である。図2はエレベータ用ロープ100の各層を順番に切り開いた状態を示す側面図である。
図1及び図2に示すように、エレベータ用ロープ100は、高強度合成繊維からなる繊維芯11と、複数の鋼線を撚り合わせた第1の鋼製ストランド12aを繊維芯11の外周に複数本巻き付けてなる第1の鋼線層12を有している。また、第1の鋼線層12の外周に配置された高強度合成繊維からなる第1の繊維層13と、複数の鋼線を撚り合わせた第2の鋼製ストランド14aを第1の繊維層13の外周に複数本巻き付けてなる第2の鋼線層14を有している。
繊維芯11は、複数本の繊維束が撚り合わされたものである。たとえば芯材となる繊維束の周囲に複数本の別の繊維束を配置し撚り合わせて繊維芯11とする。各繊維束は高強度合成繊維からなる。高強度合成繊維としては、例えば炭素繊維、ガラス繊維、ポリパラフェニレンベンズオキサゾール(PBO)繊維、アラミド繊維、ポリアリレート繊維、又はバサルト繊維などを用いる。各繊維束は、たとえばエポキシ樹脂、ウレタン樹脂等の樹脂で固めて一体化させたものであってもよいし、樹脂を被覆したものであってもよい。
第1の鋼線層12は、複数の鋼線を撚り合わせた第1の鋼製ストランド12aを繊維芯11の外周に複数本巻き付けてなる。図1に示す例においては、繊維芯11の外周に、12本の第1の鋼製ストランド12aが巻き付けられている。各第1の鋼製ストランド12aは、心線と、この心線の外周に巻き付けられた6本の側線からなる。この心線と側線はいずれも鋼線からなる。
第1の繊維層13は、第1の鋼線層12の外周に配置された高強度合成繊維からなる層である。たとえば複数本の繊維束を撚り合わせて第1の繊維層13とする。各繊維束は高強度合成繊維からなる。高強度合成繊維としては、例えば炭素繊維、ガラス繊維、ポリパラフェニレンベンズオキサゾール(PBO)繊維、アラミド繊維、ポリアリレート繊維、又はバサルト繊維などを用いる。各繊維束は、たとえばエポキシ樹脂、ウレタン樹脂等の樹脂で固めて一体化させたものであってもよいし、樹脂を被覆したものであってもよい。
第2の鋼線層14は、複数の鋼線を撚り合わせた第2の鋼製ストランド14aを第1の繊維層13の外周に複数本巻き付けてなる。図1に示す例においては、第1の繊維層13の外周に、8本の第2の鋼製ストランド14aが巻き付けられている。各第2の鋼製ストランド14aは、心線と、この心線の外周に巻き付けられた9本の第1の側線と、さらにその外周に巻き付けられた9本の第2の側線を有する。この心線、第1の側線及び第2の側線はいずれも鋼線からなる。第1の実施の形態においては、この第2の鋼線層14が、エレベータ用ロープ100の最外層に位置し、外部に露出している。
以上説明したように、エレベータ用ロープ100は、高強度合成繊維からなる繊維芯11に加えて、高強度合成繊維からなる第1の繊維層13をさらに備えている。これにより、高強度合成繊維の使用量を増やして軽量化を実現できる。また、繊維芯11の外周には第1の鋼線層12を備え、第1の繊維層13の外周には第2の鋼線層14を備えている。これにより、第1の鋼線層12により繊維芯11を締め付け、且つ、第2の鋼線層14により第1の繊維層13を締め付けて、エレベータ用ロープ100にかかる引張荷重が繊維芯11と第1の繊維層13のそれぞれに十分に伝達されるようにすることができる。その結果、第1の鋼線層12又は第2の鋼線層14への過剰な負荷の集中を抑制でき、エレベータ用ロープ100全体として所要の強度を確保することができる。
上記構成は、たとえばエレベータ用ロープの大径化(たとえば、直径12mm以上)により、高強度合成繊維の使用量を増やして軽量化を実現することが要求される場合に特に有効である。なお、エレベータ用ロープ100の直径としては、エレベータ用ロープ100の端から1.5m以内を除く任意の点2ケ所以上の断面において、外接円の直径を測定し、その平均値を用いる。
また、エレベータは、昇降高が高くなるほどエレベータに重量補償用ロープを設けることが好ましいが、エレベータ用ロープ100によれば、軽量化の実現により、エレベータ用ロープ100の自重に起因する重量アンバランスを減らすことができ、重量補償用ロープの本数又は質量を減らし、または完全に除去することができる。
なお、上記第1の実施の形態では、繊維芯11が、複数本の繊維束を撚り合わせたものである場合について説明したが、複数本の繊維束を撚り合わせずにおおよそ平行に並べて束ねたものであってもよい。
また、上記第1の実施の形態において、第1の鋼線層12を構成する第1の鋼製ストランド12aの本数や、各第1の鋼製ストランド12aの構造は、必要に応じて適宜変更してもよい。第2の鋼線層14を構成する第2の鋼製ストランド14aの本数や、各第2の鋼製ストランド14aの構造についても、必要に応じて適宜変更することができる。
[第1の実施の形態の変形例]
以下、第1の実施の形態の変形例であるエレベータ用ロープ101について説明する。図3はエレベータ用ロープ101の長手方向に垂直な断面を示す断面図である。図4はエレベータ用ロープ101の各層を順番に切り開いた状態を示す側面図である。
図3及び図4に示すように、エレベータ用ロープ101は、最外層として樹脂製の被覆層18を備えている点において第1の実施の形態と相違する。すなわち、第1の実施の形態に係るエレベータ用ロープ100においては、第2の鋼線層14がエレベータ用ロープ100の最外層として外部に露出している。これに対し、この変形例に係るエレベータ用ロープ101においては、第2の鋼線層14の外周が被覆層18により被覆されている。これにより、エレベータ用ロープ101は耐摩耗性が向上し、耐久性が向上する。
被覆層18は、互いに隣接する第2の鋼製ストランド14aの間に入り込んでいる。被覆層18の材料としては、綱車との間のトラクション能力を確保するため、十分な摩擦係数を有する樹脂、例えばエラストマー系樹脂,ポリウレタンなどを用いる。
エレベータは、昇降高が高くなるほどエレベータに重量補償用ロープを設けることが好ましいが、エレベータ用ロープ101によれば、軽量化を実現できるとともに、綱車との間の摩擦係数の向上によって綱車との間の滑りを抑制し、安定した動力伝達が行えるようにすることができる。その結果、重量補償用ロープの本数又は質量をさらに減らしたり、または完全に除去したりすることができる。
[第2の実施の形態]
以下、第2の実施の形態に係るエレベータ用ロープ200について説明する。図5はエレベータ用ロープ200の長手方向に垂直な断面を示す断面図である。
図5に示すように、エレベータ用ロープ200は、高強度合成繊維からなる繊維芯21と、複数の鋼線を撚り合わせた第1の鋼製ストランド22aを繊維芯21の外周に複数本巻き付けてなる第1の鋼線層22を有している。また、第1の鋼線層22の外周に配置された高強度合成繊維からなる第1の繊維層23と、複数の鋼線を撚り合わせた第2の鋼製ストランド24aを第1の繊維層23の外周に複数本巻き付けてなる第2の鋼線層24を有している。さらに、第2の鋼線層24の外周に配置された高強度合成繊維からなる第2の繊維層25と、複数の鋼線を撚り合わせた第3の鋼製ストランド26aを第2の繊維層25の外周に複数本巻き付けてなる第3の鋼線層26を有している。
繊維芯21は、複数本の繊維束が撚り合わされたものである。たとえば芯材となる繊維束の周囲に複数本の別の繊維束を配置し撚り合わせて繊維芯21とする。各繊維束は高強度合成繊維からなる。高強度合成繊維としては、例えば炭素繊維、ガラス繊維、ポリパラフェニレンベンズオキサゾール(PBO)繊維、アラミド繊維、ポリアリレート繊維、又はバサルト繊維などを用いる。各繊維束は、たとえばエポキシ樹脂、ウレタン樹脂等の樹脂で固めて一体化させたものであってもよいし、樹脂を被覆したものであってもよい。
第1の鋼線層22は、複数の鋼線を撚り合わせた第1の鋼製ストランド22aを繊維芯21の外周に複数本巻き付けてなる。図5に示す例においては、繊維芯21の外周に、12本の第1の鋼製ストランド22aが巻き付けられている。各第1の鋼製ストランド22aは、心線と、この心線の外周に巻き付けられた6本の側線からなる。この心線と側線はいずれも鋼線からなる。
第1の繊維層23は、第1の鋼線層22の外周に配置された高強度合成繊維からなる層である。たとえば複数本の繊維束を撚り合わせて第1の繊維層23とする。各繊維束は高強度合成繊維からなる。高強度合成繊維としては、例えば炭素繊維、ガラス繊維、ポリパラフェニレンベンズオキサゾール(PBO)繊維、アラミド繊維、ポリアリレート繊維、又はバサルト繊維などを用いる。各繊維束は、たとえばエポキシ樹脂、ウレタン樹脂等の樹脂で固めて一体化させたものであってもよいし、樹脂を被覆したものであってもよい。
第2の鋼線層24は、複数の鋼線を撚り合わせた第2の鋼製ストランド24aを第1の繊維層23の外周に複数本巻き付けてなる。図5に示す例においては、第1の繊維層23の外周に、21本の第2の鋼製ストランド24aが巻き付けられている。各第2の鋼製ストランド24aは、心線と、この心線の外周に巻き付けられた9本の第1の側線と、さらにその外周に巻き付けられた9本の第2の側線を有する。この心線、第1の側線及び第2の側線はいずれも鋼線からなる。
第2の繊維層25は、第2の鋼線層24の外周に配置された高強度合成繊維からなる層である。たとえば複数本の繊維束を撚り合わせて第2の繊維層25とする。各繊維束は高強度合成繊維からなる。高強度合成繊維としては、例えば炭素繊維、ガラス繊維、ポリパラフェニレンベンズオキサゾール(PBO)繊維、アラミド繊維、ポリアリレート繊維、又はバサルト繊維などを用いる。各繊維束は、たとえばエポキシ樹脂、ウレタン樹脂等の樹脂で固めて一体化させたものであってもよいし、樹脂を被覆したものであってもよい。
第3の鋼線層26は、複数の鋼線を撚り合わせた第3の鋼製ストランド26aを第2の繊維層25の外周に複数本巻き付けてなる。図5に示す例においては、第1の繊維層23の外周に、15本の第3の鋼製ストランド26aが巻き付けられている。各第3の鋼製ストランド26aは、心線と、この心線の外周に巻き付けられた9本の第1の側線と、さらにその外周に巻き付けられた9本の第2の側線を有する。この心線、第1の側線及び第2の側線はいずれも鋼線からなる。第2の実施の形態においては、この第3の鋼線層26が、エレベータ用ロープ200の最外層に位置し、外部に露出している。
以上説明したように、エレベータ用ロープ200は、高強度合成繊維からなる繊維芯21に加えて、高強度合成繊維からなる第1の繊維層23と第2の繊維層25をさらに備えている。これにより、高強度合成繊維の使用量を増やして軽量化を実現できる。また、繊維芯21の外周には第1の鋼線層22を備え、第1の繊維層23の外周には第2の鋼線層24を備えている。また、第2の繊維層25の外周には第3の鋼線層26を備えている。これにより、第1の鋼線層22により繊維芯21を締め付け、且つ、第2の鋼線層24により第1の繊維層23を締め付けることができる。また、第3の鋼線層26により第2の繊維層25を締め付けることができる。これにより、エレベータ用ロープ200にかかる引張荷重が繊維芯21、第1の繊維層23及び第2の繊維層25のそれぞれに十分に伝達されるようにすることができる。その結果、第1の鋼線層22、第2の鋼線層24又は第3の鋼線層26への過剰な負荷の集中を抑制でき、エレベータ用ロープ200全体として所要の強度を確保することができる。上記構成は、たとえばエレベータ用ロープの大径化(たとえば、直径18mm以上)により、高強度合成繊維の使用量を増やして軽量化を実現することが要求される場合に特に有効である。
なお、上記第2の実施の形態では、繊維芯21が、複数本の繊維束を撚り合わせたものである場合について説明したが、複数本の繊維束を撚り合わせずにおおよそ平行に並べて束ねたものであってもよい。
また、上記第2の実施の形態において、第1の鋼線層22を構成する第1の鋼製ストランド22aの本数や、各第1の鋼製ストランド22aの構造は、必要に応じて適宜変更してもよい。第2の鋼線層24を構成する第2の鋼製ストランド24aの本数や、各第2の鋼製ストランド24aの構造についても、必要に応じて適宜変更することができる。また、第3の鋼線層26を構成する第3の鋼製ストランド26aの本数や、各第3の鋼製ストランド26aの構造についても、必要に応じて適宜変更することができる。
また、上記第2の実施の形態においては、繊維芯21と第1の鋼線層22の間、第1の鋼線層22と第1の繊維層23の間、及び第1の繊維層23と第2の鋼線層24の間の少なくとも1箇所に樹脂からなる緩衝層を備えるようにしてもよい。また、第2の鋼線層24と第2の繊維層25の間、及び第2の繊維層25と第3の鋼線層26との間の少なくとも1箇所に樹脂からなる緩衝層を備えるようにしてもよい。緩衝層を備えた箇所では、隣接する層同士が直接接触することによる、繊維芯21、第1の繊維層23、又は第2の繊維層25の摩耗を抑制できる。
[第2の実施の形態の変形例]
以下、第2の実施の形態の変形例であるエレベータ用ロープ201について説明する。図6はエレベータ用ロープ201の長手方向に垂直な断面を示す断面図である。図6に示すように、エレベータ用ロープ201は、最外層として樹脂製の被覆層28を備えている点において第2の実施の形態と相違する。すなわち、第2の実施の形態に係るエレベータ用ロープ200においては、第3の鋼線層26がエレベータ用ロープ200の最外層として外部に露出している。これに対し、この変形例に係るエレベータ用ロープ201においては、第3の鋼線層26の外周が被覆層28により被覆されている。これにより、エレベータ用ロープ201は耐摩耗性が向上し、耐久性が向上する。
被覆層28は、互いに隣接する第3の鋼製ストランド26aの間に入り込んでいる。被覆層28の材料としては、綱車との間のトラクション能力を確保するため、十分な摩擦係数を有する樹脂、例えばエラストマー系樹脂,ポリウレタンなどを用いる。
[第3の実施の形態]
以下、第3の実施の形態に係るエレベータ用ロープ300について説明する。図7はエレベータ用ロープ300の長手方向に垂直な断面を示す断面図である。エレベータ用ロープ300は、繊維芯11と第1の鋼線層12の間、第1の鋼線層12と第1の繊維層13の間、及び第1の繊維層13と第2の鋼線層14の間にそれぞれ樹脂からなる緩衝層を備えている点において第1の実施の形態と相違する。以下の説明ではその相違点について説明し、第1の実施の形態と同様の構成については説明を省略する。
図7に示すように、エレベータ用ロープ300は、繊維芯11と第1の鋼線層12の間に樹脂からなる第1の緩衝層37aを有している。これにより、繊維芯11と第1の鋼線層12が直接接触することによる繊維芯11の摩耗を抑制できる。また、第1の鋼線層12と第1の繊維層13の間に樹脂からなる第2の緩衝層37bを有している。これにより、第1の鋼線層12と第1の繊維層13が直接接触することによる第1の繊維層13の摩耗を抑制できる。また、第1の繊維層13と第2の鋼線層14との間に樹脂からなる第3の緩衝層37cを有している。これにより、第1の繊維層13と第2の鋼線層14が直接接触することによる第1の繊維層13の摩耗を抑制できる。第1の緩衝層37a、第2の緩衝層37bおよび第3の緩衝層37cの材料としては、耐摩耗性と低摩擦性を有する樹脂、例えばポリエチレン,ポリプロピレンなどを用いる。
上記第3の実施の形態では、繊維芯11と第1の鋼線層12の間、第1の鋼線層12と第1の繊維層13の間、及び第1の繊維層13と第2の鋼線層14の間の3箇所にそれぞれ樹脂からなる緩衝層を備えている場合について説明している。しかし、これに代えて、そのいずれか1箇所又は2か所にのみ緩衝層を備えるようにしてもよい。これにより、その緩衝層を備える箇所において繊維芯11又は第1の繊維層13の摩耗を抑制できる。すなわち、繊維芯11と第1の鋼線層12の間、第1の鋼線層12と第1の繊維層13の間、及び第1の繊維層13と第2の鋼線層14の間の少なくとも1箇所に緩衝層を備えるようにすればよい。
[第3の実施の形態の変形例]
以下、第3の実施の形態の変形例であるエレベータ用ロープ301について説明する。図8はエレベータ用ロープ301の長手方向に垂直な断面を示す断面図である。図8に示すように、エレベータ用ロープ301は、最外層として樹脂製の被覆層38を備えている点において第3の実施の形態と相違する。すなわち、第3の実施の形態に係るエレベータ用ロープ300においては、第2の鋼線層14がエレベータ用ロープ300の最外層として外部に露出している。これに対し、この変形例に係るエレベータ用ロープ301においては、第2の鋼線層14の外周が被覆層38により被覆されている。これにより、エレベータ用ロープ301は耐摩耗性が向上し、耐久性が向上する。
被覆層38は、互いに隣接する第2の鋼製ストランド14aの間に入り込んでいる。被覆層38の材料としては、綱車との間のトラクション能力を確保するため、十分な摩擦係数を有する樹脂、例えばエラストマー系樹脂,ポリウレタンなどを用いる。
[第4の実施の形態]
以下、第4の実施の形態に係るエレベータ用ロープ400について説明する。図9はエレベータ用ロープ400の長手方向に垂直な断面を示す断面図である。図9に示すように、エレベータ用ロープ400は、第1の鋼線層12の各第1の鋼製ストランド12aをそれぞれ被覆する樹脂製の被覆体49を有している点において第1の実施の形態と相違し、その他の点に実質的な差異はない。これにより、繊維芯11と第1の鋼製ストランド12aが直接接触することによる繊維芯11の摩耗を抑制できる。また、第1の鋼製ストランド12aと第1の繊維層13が直接接触することによる第1の繊維層13の摩耗を抑制できる。被覆体49の材料としては、耐摩耗性と低摩擦性を有する樹脂、例えばポリエチレン,ポリプロピレンなどを用いる。
[第4の実施の形態の変形例]
以下、第4の実施の形態の変形例であるエレベータ用ロープ401について説明する。図10はエレベータ用ロープ401の長手方向に垂直な断面を示す断面図である。図10に示すように、エレベータ用ロープ401は、最外層として樹脂製の被覆層48を備えている点において第4の実施の形態と相違する。すなわち、第4の実施の形態に係るエレベータ用ロープ400においては、第2の鋼線層14がエレベータ用ロープ400の最外層として外部に露出している。これに対し、この変形例に係るエレベータ用ロープ401においては、第2の鋼線層14の外周が被覆層48により被覆されている。これにより、エレベータ用ロープ401は耐摩耗性が向上し、耐久性が向上する。
被覆層48は、互いに隣接する第2の鋼製ストランド14aの間に入り込んでいる。被覆層48の材料としては、綱車との間のトラクション能力を確保するため、十分な摩擦係数を有する樹脂、例えばエラストマー系樹脂,ポリウレタンなどを用いる。
[第5の実施の形態]
以下、第5の実施の形態に係るエレベータ用ロープ500について説明する。図11はエレベータ用ロープ500の長手方向に垂直な断面を示す断面図である。エレベータ用ロープ500は、第1の鋼線層52が、単一の鋼線52aを繊維芯11の外周に複数本巻き付けてなる点で第1の実施の形態のものと相違する。これに対し、第1の実施の形態では、第1の鋼線層12は、複数の鋼線を撚り合わせた第1の鋼製ストランド12aを繊維芯11の外周に複数本巻き付けてなる。
[第5の実施の形態の変形例]
以下、第5の実施の形態の変形例であるエレベータ用ロープ501について説明する。図12はエレベータ用ロープ501の長手方向に垂直な断面を示す断面図である。図12に示すように、エレベータ用ロープ501は、最外層として樹脂製の被覆層58を備えている点において第5の実施の形態と相違する。すなわち、第5の実施の形態に係るエレベータ用ロープ500においては、第2の鋼線層14がエレベータ用ロープ500の最外層として外部に露出している。これに対し、この変形例に係るエレベータ用ロープ501においては、第2の鋼線層14の外周が被覆層58により被覆されている。これにより、エレベータ用ロープ501は耐摩耗性が向上し、耐久性が向上する。
被覆層58は、互いに隣接する第2の鋼製ストランド14aの間に入り込んでいる。被覆層58の材料としては、綱車との間のトラクション能力を確保するため、十分な摩擦係数を有する樹脂、例えばエラストマー系樹脂,ポリウレタンなどを用いる。
[第6の実施の形態]
以下、第6の実施の形態に係るエレベータ用ロープ600について説明する。図13はエレベータ用ロープ600の長手方向に垂直な断面を示す断面図である。エレベータ用ロープ600は、第1の鋼線層62を構成する各第1の鋼製ストランド62aの内部に高強度合成繊維からなる心線621を有し、第2の鋼線層64を構成する各第2の鋼製ストランド64aの内部に高強度合成繊維からなる心線641を有している点で第1の実施の形態のものと相違する。以下の説明ではその相違点について説明し、第1の実施の形態と同様の構成については説明を省略する。
第1の鋼線層62は、繊維芯11の外周に、6本の第1の鋼製ストランド62aが巻き付けられている。各第1の鋼製ストランド62aは、心線621と、この心線621の外周に巻き付けられた12本の第1の側線622と、さらにその外周に巻き付けられた12本の第2の側線623を有する。ここで、心線621は高強度合成繊維からなり、第1の側線622と第2の側線623はいずれも鋼線からなる。
第2の鋼線層64は、第1の繊維層13の外周に、18本の第2の鋼製ストランド64aが巻き付けられている。各第2の鋼製ストランド64aは、心線641と、この心線641の外周に巻き付けられた12本の第1の側線642と、さらにその外周に巻き付けられた12本の第2の側線643を有する。ここで、心線641は高強度合成繊維からなり、第1の側線642と第2の側線643はいずれも鋼線からなる。第6の実施の形態においては、この第2の鋼線層64が、エレベータ用ロープ600の最外層に位置し、外部に露出している。
以上説明したように、エレベータ用ロープ600は、各第1の鋼製ストランド62aの内部に高強度合成繊維からなる心線621を備えるとともに、各第2の鋼製ストランド64aの内部に高強度合成繊維からなる心線641を備えている。これにより、第1の鋼製ストランド62a又は第2の鋼製ストランド64aの内部に鋼線からなる心線を有する場合に比べて、高強度合成繊維の使用量を増やして軽量化を図ることができる。
なお、上記第6の実施の形態においては、第1の鋼線層62を構成する第1の鋼製ストランド62aと、第2の鋼線層64を構成する第2の鋼製ストランド64aの両方において、内部に高強度合成繊維からなる心線を備えた場合について説明したが、片方においてのみ内部に高強度合成繊維からなる心線を備えるようにしてもよい。
また、各第1の鋼製ストランド62aにおいて、心線621を被覆する樹脂製の被覆体を設けるようにしてもよい。これにより、心線621と第1の側線622が直接接触することによる心線621の摩耗を抑制することができる。また、各第2の鋼製ストランド64aにおいて、心線641を被覆する樹脂製の被覆体を設けるとうにしてもよい。これにより、心線641と第1の側線642が直接接触することによる心線641の摩耗を抑制することができる。
[第6の実施の形態の変形例]
以下、第6の実施の形態の変形例であるエレベータ用ロープ601について説明する。図14はエレベータ用ロープ601の長手方向に垂直な断面を示す断面図である。図14に示すように、エレベータ用ロープ601は、最外層として樹脂製の被覆層68を備えている点において第6の実施の形態と相違する。すなわち、第6の実施の形態に係るエレベータ用ロープ600においては、第2の鋼線層64がエレベータ用ロープ600の最外層として外部に露出している。これに対し、この変形例に係るエレベータ用ロープ601においては、第2の鋼線層64の外周が被覆層68により被覆されている。これにより、エレベータ用ロープ601は耐摩耗性が向上し、耐久性が向上する。
被覆層68は、互いに隣接する第2の鋼製ストランド64aの間に入り込んでいる。被覆層68の材料としては、綱車との間のトラクション能力を確保するため、十分な摩擦係数を有する樹脂、例えばエラストマー系樹脂,ポリウレタンなどを用いる。
上記第1、3~6の各実施の形態では、エレベータ用ロープの大径化の際に高強度合成繊維の使用量を増やして軽量化を実現できる構造として、繊維芯、第1の鋼線層、第1の繊維層及び第2の鋼線層を順に備えている場合について説明している。この構造では、高強度繊維の層は繊維芯を含めて実質2層となる。また、上記第2の実施の形態では、さらに第2の繊維層と第3の鋼線層を備えている場合について説明している。この構造では、高強度繊維の層は繊維芯を含めて実質3層となる。繊維層と鋼線層の数は、エレベータ用ロープの大径化の程度に応じて適宜増やすことができる。
また、上記第3~6の各実施の形態に記載の特徴的構成は、第2の実施の形態に記載のような繊維層と鋼線層が1層ずつ追加された構造の場合や、エレベータ用ロープの大径化の程度に応じて繊維層と鋼線層をさらに増やした構造の場合に適用することができる。
また、上記各実施の形態においては、高強度合成繊維からなる層と鋼線からなる層とが隣接する複数箇所の少なくとも1箇所に緩衝層を備えるようにしてもよい。これにより、緩衝層を備えた箇所では、隣接する層同士が直接接触することによる高強度合成繊維からなる層の摩耗を抑制できる。
11、21 繊維芯
12、22、52、62 第1の鋼線層
12a、22a、62a 第1の鋼製ストランド
52a 鋼線
13、23 第1の繊維層
14、24、64 第2の鋼線層
14a、24a、64a 第2の鋼製ストランド
18、28、38,48,58,68 被覆層
25 第2の繊維層
26 第3の鋼線層
26a 第3の鋼製ストランド
37a 第1の緩衝層
37b 第2の緩衝層
37c 第3の緩衝層
49 被覆体
100,101、200、201、300、301、400、401、500、501、600、601 エレベータ用ロープ
621、641 心線
622、642 第1の側線
623、643 第2の側線

Claims (8)

  1. 高強度合成繊維からなる繊維芯と、
    複数の鋼線を撚り合わせた第1の鋼製ストランド又は単一の鋼線を、前記繊維芯の外周に複数本巻き付けてなる第1の鋼線層と、
    前記第1の鋼線層の外周に配置された高強度合成繊維からなる第1の繊維層と、
    複数の鋼線を撚り合わせた第2の鋼製ストランド又は単一の鋼線を、前記第1の繊維層の外周に複数本巻き付けてなる第2の鋼線層と
    を備えたエレベータ用ロープ。
  2. 前記繊維芯は、複数の高強度合成繊維の束を撚り合わせてなる請求項1記載のエレベータ用ロープ。
  3. 前記第1の鋼製ストランドは、心線と、当該心線の外周に巻き付けられた複数本の側線からなり、前記心線と前記側線はいずれも鋼線からなる請求項1または2記載のエレベータ用ロープ。
  4. 前記第1の鋼製ストランドにおいて、鋼線からなる前記心線に代えて、高強度合成繊維からなる心線を備えた請求項3記載のエレベータ用ロープ。
  5. 前記繊維芯と前記第1の鋼線層の間、前記第1の鋼線層と前記第1の繊維層の間、及び前記第1の繊維層と前記第2の鋼線層との間の少なくとも一箇所に樹脂からなる緩衝層を備えた請求項1から4のいずれか一項記載のエレベータ用ロープ。
  6. 前記第2の鋼線層の外周に配置された高強度合成繊維からなる第2の繊維層と、
    複数の鋼線を撚り合わせた第3の鋼製ストランドを前記第2の繊維層の外周に複数本巻き付けてなる第3の鋼線層と
    をさらに備えた請求項1から5のいずれか一項記載のエレベータ用ロープ。
  7. 前記第2の鋼線層と前記第2の繊維層の間、及び前記第2の繊維層と前記第3の鋼線層の間の少なくとも一箇所に樹脂からなる緩衝層を備えた請求項6記載のエレベータ用ロープ。
  8. 最外層として樹脂製の被覆層を備えた請求項1から7のいずれか一項記載のエレベータ用ロープ。
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