JP7320977B2 - 演奏情報編集装置及び演奏情報編集プログラム - Google Patents

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本発明は、演奏情報編集装置及び演奏情報編集プログラムに関する。
特許文献1には、パラメータ割り当て手段と、変位手段と、パラメータ発生手段とを有するパラメータ制御装置が開示されている。パラメータ割り当て手段は、画面に表示される複数の制御ポイント毎に、その画面のX軸およびY軸に割り当てるパラメータ種を設定する。変位手段は、画面に表示される複数の制御ポイントの内から所望の制御ポイントを指定し、指定した制御ポイントの表示位置(X,Y)を変位させる。パラメータ発生手段は、変位手段によって変位された制御ポイントの表示位置(X,Y)に対応して、画面のX軸およびY軸にそれぞれ割り当てられたパラメータ種のパラメータ値を発生する。
特開2002-372972号公報
しかし、特許文献1のパラメータ制御装置は、楽譜を基に演奏情報を編集するものではない。ユーザは、特許文献1のパラメータ制御装置を用いても、楽譜を基に演奏情報を編集することが困難である。
本発明の目的は、楽譜の演奏記号に対応するパラメータ又は楽譜上の演奏記号の位置を容易に編集することができるようにすることである。
本発明の演奏情報編集装置は、楽譜表示領域に演奏記号を含む楽譜を表示し、前記楽譜表示領域とは異なる演奏情報表示領域に前記楽譜の演奏記号と前記楽譜の演奏記号に対応する演奏情報を表す図形を表示するように制御する表示制御手段と、前記演奏情報を表す図形の操作指示に応じて、前記演奏記号に対応するパラメータ又は前記楽譜上の前記演奏記号の位置を編集する編集手段とを有する。
本発明によれば、楽譜の演奏記号に対応するパラメータ又は楽譜上の演奏記号の位置を容易に編集することができる。
図1は、演奏情報編集装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図2は、CPUが実行するプログラムの機能構成例を示すブロック図である。 図3は、表示制御部が表示装置に表示する楽譜表示領域及び演奏情報表示領域の例を示す図である。 図4(A)~図4(C)は、演奏速度記号に対応するパラメータの編集方法を説明するための図である。 図5(A)及び図5(B)は、楽譜上の演奏速度記号の位置の編集方法を説明するための図である。 図6(A)~図6(C)は、演奏強弱記号に対応するベロシティ値の編集方法を説明するための図である。 図7(A)及び図7(B)は、演奏強弱記号に対応するエクスプレッション値の編集方法を説明するための図である。 図8は、楽譜表示領域の他の例を示す図である。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態による演奏情報編集装置100のハードウェア構成例を示すブロック図である。演奏情報編集装置100のハードウェアは、例えば、パーソナルコンピュータ等の汎用情報処理装置である。
演奏情報編集装置100は、CPU102、ROM103、RAM104、表示装置105、キーボード106、マウス107、音源部108、通信インタフェース109、VRAM110、キースキャン回路111、マウススキャン回路112、バス113、サウンドシステム114及び外部機器115を有する。表示装置105は、VRAM110を介して、バス113に接続される。キーボード106は、キースキャン回路111を介して、バス113に接続される。マウス107は、マウススキャン回路112を介して、バス113に接続される。なお、マウス107は、タブレット、タッチスクリーン、又はタッチパネル等のポインティングデバイスであってもよい。
ユーザは、マウス107を用いて、操作指示することにより、表示装置105上に表示されるカーソルを移動させ、指示を行うことができる。マウススキャン回路112は、マウス107の移動及び操作を検出し、バス113を介して、検出信号をCPU102に出力する。
キーボード106は、文字、数字及び記号等を入力するためのキーを有する。キースキャン回路111は、キーボード106のキーのオン/オフを検出し、検出信号をCPU102に出力する。
外部機器115は、例えば、外部記憶装置、外部コンピュータ、プリンタ又はMIDI機器等である。外部記憶装置は、例えば、ハードディスク、CD-ROM、MOディスク、DVD又はメモリカード等である。通信インタフェース109は、USB、LAN、インターネット若しくは電話回線等の通信ネットワーク、又はMIDI用ネットワークに接続されるインタフェースであり、外部機器115に接続される。演奏情報編集装置100は、通信インタフェース109を介して、外部機器115から入力した楽譜情報の編集を行うことができる。
CPU102は、外部機器115のハードディスクに記憶されているプログラムをRAM104に展開し、RAM104に展開されたプログラムを実行することにより、演奏情報編集装置100の全体を制御する。外部機器115のハードディスクは、CPU102が実行する演奏情報編集プログラムと、五線譜と演奏記号を含む楽譜情報を記憶する。RAM104は、CPU102の処理に使用される情報を一時記憶する。
表示装置105は、例えば、液晶表示器(LCD)等の表示器である。表示装置105は、演奏記号を含む楽譜等を表示する。
音源部108は、音源としてのソフトウェアや効果付与のためのDSPを含み、楽譜に対応する演奏を発音させるためのサウンド信号を生成する。音源部108は、楽譜に対応するノートナンバ、音色、ステップ、ゲートタイム及びベロシティ等の演奏情報を基に、サウンド信号をサウンドシステム114に出力する。サウンドシステム114は、D/A変換器、アンプ及びスピーカを有し、音源部108により生成されたサウンド信号を基に、楽譜に対応する演奏を発音することができる。
図2は、CPU102が実行するプログラム200の機能構成例を示すブロック図である。プログラム200は、演奏情報編集プログラムであり、表示制御部201と編集部202と保存制御部203とサウンド制御部204とを有する。
表示制御部201は、表示装置105に対して、演奏記号を含む楽譜を表示する。編集部202は、キーボード106又はマウス107の操作指示に応じて、表示装置105に表示されている楽譜の演奏記号に対応するパラメータ又は楽譜上の演奏記号の位置を編集する。保存制御部203は、キーボード106又はマウス107の操作指示に応じて、外部機器115のハードディスクに対して、編集部202により編集された楽譜の演奏記号に対応するパラメータ又は楽譜上の演奏記号の位置の情報を保存するように制御する。サウンド制御部204は、キーボード106又はマウス107の操作指示に応じて、音源部108及びサウンドシステム114を用いて、編集部202により編集された楽譜の演奏記号に対応するパラメータ又は楽譜上の演奏記号の位置の情報を基に、楽譜に対応する演奏を発音させるように制御する。
図3は、表示制御部201が表示装置105に表示する楽譜表示領域301及び演奏情報表示領域302の例を示す図である。演奏情報表示領域302は、楽譜表示領域301とは異なる領域である。
表示制御部201は、楽譜表示領域301に、演奏記号311~314を含む楽譜を表示する。ここで、演奏記号は、標語を含む。また、演奏記号は、演奏記号及び標語を表す任意の省略文字や図形等を用いてもよい。演奏記号311~314は、演奏記号の一種である演奏速度記号である。第1の実施形態では、演奏記号が演奏速度記号である場合を例に説明する。
演奏記号311は、1分間に四分音符を120回演奏する速度を示す演奏速度記号である。演奏記号312は、中位の演奏速度を示す「Moderato」の演奏速度記号である。演奏記号313は、演奏速度が徐々に速くなることを示す「accel.」の演奏速度記号である。演奏記号314は、演奏速度を変更した後に演奏速度を元に戻すことを示す演奏速度記号である。
表示制御部201は、演奏情報表示領域302に、小節番号303と、演奏記号304と、演奏記号304に対応する演奏情報を表す図形(グラフ)305と、編集可能領域306とを表示する。小節番号303は、楽譜表示領域301に表示されている楽譜の小節番号を示す。演奏記号304は、楽譜表示領域301に表示されている演奏記号311~314等に対応する演奏記号である。
図4(A)は、図3の演奏情報表示領域302の拡大図である。表示制御部201は、演奏情報表示領域302に、小節番号303と、演奏記号304と、演奏記号304に対応する演奏情報を表す図形305と、編集可能領域306とを表示する。表示制御部201が小節番号303を表示することにより、ユーザは、楽譜上の演奏記号401~404の位置を確認し易くなる。
演奏記号304は、演奏記号401~404を含む。演奏記号401は、楽譜表示領域301に表示されている演奏記号311に対応する「四分音符=120」の演奏記号である。演奏記号402は、楽譜表示領域301に表示されている演奏記号312に対応する「Moderato」の演奏記号である。演奏記号403は、楽譜表示領域301に表示されている演奏記号313に対応する「accel.」の演奏記号である。演奏記号404は、楽譜表示領域301に表示されている演奏記号314に対応する「a tempo」の演奏記号である。
図形305は、横軸が楽譜上の演奏記号304の位置(時間)を示し、縦軸が演奏記号304に対応する演奏速度パラメータ(演奏情報)を示す。
楽譜表示領域301では、演奏記号311は、第1小節の1拍目から第2小節の1拍目までの演奏速度を示す。これに対応し、演奏情報表示領域302の第1小節の1拍目から第2小節の1拍目まででは、図形305は、演奏記号401に対応する演奏速度パラメータ「120」を表す。
楽譜表示領域301では、演奏記号312は、第2小節の2拍目から第5小節の3拍目までの演奏速度を示す。これに対応し、演奏情報表示領域302の第2小節の2拍目から第5小節の3拍目まででは、図形305は、演奏記号402に対応する演奏速度パラメータ「84」を表す。
楽譜表示領域301では、演奏記号313は、第5小節の4拍目から第7小節の2拍目までの演奏速度を示す。これに対応し、演奏情報表示領域302の第5小節の4拍目から第7小節の2拍目まででは、図形305は、演奏記号403に対応する演奏速度パラメータ「84~126」を表す。演奏記号403の「accel.」は、演奏速度パラメータを100%(=84)から150%(=84×150/100=126)まで徐々に大きくする記号である。
演奏情報表示領域302の第7小節の3拍目では、図形305は、演奏速度パラメータ「126」を維持する。
楽譜表示領域301では、演奏記号314は、第7小節の4拍目以降の演奏速度を示す。これに対応し、演奏情報表示領域302の第7小節の4拍目以降では、図形305は、演奏記号404に対応する演奏速度パラメータ「84」を表す。演奏記号404は、演奏速度パラメータを100%(=84)に戻す記号である。
表示制御部201は、図形305上に、演奏記号401~404等のそれぞれを編集するための四角形の編集可能領域306を表示する。編集部202は、マウス107による編集可能領域306の操作指示に応じて、演奏記号311~314及び401~404に対応する演奏速度パラメータ又は楽譜上の演奏記号311~314及び401~404の位置を編集することができる。
次に、ユーザが、演奏記号403に対応する編集可能領域306を用いて、演奏記号403に対応する演奏速度パラメータを編集する方法を例に説明する。図4(B)に示すように、ユーザは、演奏記号403に対応する編集可能領域306を、マウス107でドラッグすることにより、下方向に移動させる。すると、表示制御部201は、移動後の位置が分かるように、マウス107のドラッグの移動先の位置に、編集可能領域411と十字の破線を表示する。なお、編集可能領域306の移動方法は、これに限定されない。
次に、ユーザは、編集可能領域411の位置に、マウス107でドロップする。すると、図4(C)に示すように、表示制御部201は、編集可能領域411の変化点を通るように、図形305を変更して表示する。編集可能領域411の縦軸の座標は、例えば、演奏速度パラメータが112である。演奏情報表示領域302の第5小節の4拍目から第7小節の2拍目まででは、図形305は、演奏記号403に対応する演奏速度パラメータ「84~112」を表す。編集部202は、演奏記号403に対応する演奏速度パラメータとして、133%(≒(112/84)×100)に変更する。
なお、表示制御部201は、図4(B)のマウス107のドラッグ中に、図4(C)に示すように、図形305を変形させてもよい。
以上のように、ユーザが編集可能領域306を垂直方向に移動させることにより、編集部202は、演奏記号401~404に対応する演奏速度パラメータを編集することができる。
次に、図5(A)及び図5(B)を参照しながら、楽譜上の演奏記号401~404の位置を編集する方法を説明する。ユーザが演奏記号402に対応する編集可能領域306を用いて、楽譜上の演奏記号402の位置を編集する方法を例に説明する。
図5(A)に示すように、ユーザは、演奏記号402に対応する編集可能領域306を、マウス107でドラッグすることにより、右方向に移動させる。すると、表示制御部201は、移動後の位置が分かるように、マウス107のドラッグの移動先の位置に、編集可能領域501と十字の破線を表示する。
次に、ユーザは、編集可能領域501の位置に、マウス107でドロップする。すると、図5(B)に示すように、表示制御部201は、編集可能領域501の変化点を通るように、図形305を変更して表示する。編集可能領域501の横軸の座標は、例えば、第3小節の3拍目である。演奏情報表示領域302の第3小節の2拍目までは、図形305は、演奏記号401に対応する演奏速度パラメータ「120」を表す。演奏情報表示領域302の第3小節の3拍目からは、図形305は、演奏記号402に対応する演奏速度パラメータ「84」を表す。
編集部202は、楽譜上の演奏記号402の位置を第3小節の3拍目の位置に変更する。表示制御部201は、編集部202により変更された楽譜上の演奏記号402の位置に応じて、楽譜表示領域301に表示されている演奏記号312の位置と演奏情報表示領域302に表示されている演奏記号402の位置を変更する。
以上のように、ユーザが編集可能領域306を水平方向に移動させることにより、編集部202は、楽譜上の演奏記号311~314及び401~404の位置を編集することができる。
(第2の実施形態)
図8は、本発明の第2の実施形態による楽譜表示領域301を示す図であり、図6(A)は、本発明の第2の実施形態による演奏情報表示領域302を示す図である。図8の楽譜表示領域301は、図3の楽譜表示領域301に対して、演奏記号311~314の代わりに演奏記号801~804が表示される。図6(A)の演奏情報表示領域302は、図4(A)の演奏情報表示領域302に対して、演奏記号304の代わりに演奏記号604が表示され、図形305の代わりに図形605が表示される。
演奏記号604は、演奏記号611~614を含む。演奏記号611~614は、演奏記号の一種である演奏強弱記号である。第2の実施形態では、演奏記号が演奏強弱記号である場合を例に説明する。以下、第2の実施形態が第1の実施形態と異なる点を説明する。
演奏記号611は、やや強い演奏を示す「mf」の演奏強弱記号である。演奏記号612は、非常に弱い演奏を示す「pp」の演奏強弱記号である。演奏記号613は、だんだん強くする演奏を示す「クレッシェンド(<)」の演奏強弱記号である。演奏記号614は、やや弱い演奏を示す「mp」の演奏強弱記号である。
表示制御部201は、図6(A)の演奏情報表示領域302に、小節番号303と、演奏記号604と、演奏記号604に対応する演奏情報を表す図形(グラフ)605と、編集可能領域606とを表示する。また、表示制御部201は、図8の楽譜表示領域301に、演奏記号611~614に対応する演奏記号801~804を含む楽譜を表示する。演奏記号801~804は、演奏記号611~614に対応する演奏強弱記号である。
図形605は、横軸が楽譜上の演奏記号604の位置(時間)を示し、縦軸が演奏記号604に対応する演奏強弱パラメータ(演奏情報)を示す。楽譜上の演奏記号604の位置は、第1の実施形態の楽譜上の演奏記号304の位置と同様である。演奏強弱パラメータは、次式のように、ベロシティ値とエクスプレッション値との積である。
(演奏強弱パラメータ)=(ベロシティ値)×(エクスプレッション値)
例えば、電子ピアノの場合、ベロシティ値は、鍵盤の押鍵速度に対応し、エクスプレッション値は、エクスプレッションペダル(ボリュームベダル)の操作値に対応する。演奏記号611~614は、ベロシティ値を設定するための演奏記号である。図7(A)の「exp.」の演奏記号701は、エクスプレッション値を設定するための演奏記号である。
また、表示制御部201は、図形605上に、演奏記号611~614等のそれぞれを編集するための四角形の編集可能領域606を表示する。編集部202は、マウス107による編集可能領域606の操作指示に応じて、演奏記号801~804及び611~614に対応する演奏強弱パラメータ又は楽譜上の演奏記号801~804及び611~614の位置を編集することができる。
次に、ユーザが、演奏記号612に対応する編集可能領域606を用いて、演奏記号612に対応するベロシティ値を編集する方法を例に説明する。図6(B)に示すように、ユーザは、演奏記号612に対応する編集可能領域606を、マウス107でドラッグすることにより、上方向に移動させる。すると、表示制御部201は、移動後の位置が分かるように、マウス107のドラッグの移動先の位置に、編集可能領域615と十字の破線を表示する。
次に、ユーザは、編集可能領域615の位置に、マウス107でドロップする。すると、図6(C)に示すように、表示制御部201は、編集可能領域615の変化点を通るように、図形605を変更して表示する。編集部202は、編集可能領域615の縦軸の座標値を基に、演奏記号612に対応するベロシティ値を変更する。
表示制御部201は、編集部202により変更された演奏記号612に対応するベロシティ値に応じて、楽譜表示領域301と演奏情報表示領域302に表示されている演奏記号802及び612を「pp」から「p」に変更する。
なお、表示制御部201が演奏記号802及び612の表示を変更することは必須ではなく、変更しなくてもよい。また、表示制御部201は、第1の実施形態においても、同様に、編集に基づく演奏記号401~404の表示を変更することができる。
以上のように、ユーザが編集可能領域606を垂直方向に移動させることにより、編集部202は、演奏記号611~614に対応するベロシティ値を編集することができる。
また、図5(A)及び図5(B)と同様に、ユーザが編集可能領域606を水平方向に移動させることにより、編集部202は、楽譜上の演奏記号611~614の位置を編集することができる。
図7(A)は、演奏情報表示領域302の他の例を示す図である。図7(A)の演奏情報表示領域302は、図6(A)の演奏情報表示領域302に対して、演奏記号611~614の代わりに演奏記号701~703が表示され、図形605の代わりに図形705が表示される。以下、図7(A)が図6(A)と異なる点を説明する。
演奏記号604は、演奏記号701~703を含む。演奏記号701~703は、演奏記号の一種である演奏強弱記号である。演奏記号701は、エクスプレッション値の設定を示す「exp.」の演奏強弱記号である。演奏記号702は、やや弱い演奏を示す「mp」の演奏強弱記号である。演奏記号703は、やや強い演奏を示す「mf」の演奏強弱記号である。
表示制御部201は、演奏情報表示領域302に、小節番号303と、演奏記号604と、演奏記号604に対応する演奏情報を表す図形(グラフ)705と、編集可能領域706とを表示する。また、表示制御部201は、図8の楽譜表示領域301に、演奏記号701~703に対応する演奏記号を含む楽譜を表示する。
図形705は、横軸が楽譜上の演奏記号604の位置(時間)を示し、縦軸が演奏記号604に対応する演奏強弱パラメータ(演奏情報)を示す。楽譜上の演奏記号604の位置は、第1の実施形態の楽譜上の演奏記号304の位置と同様である。演奏強弱パラメータは、ベロシティ値とエクスプレッション値との積である。演奏記号701は、エクスプレッション値を設定するための演奏記号である。演奏記号702及び702は、ベロシティ値を設定するための演奏記号である。
また、表示制御部201は、図形705上に、演奏記号701~703等のそれぞれを編集するための四角形の編集可能領域706を表示する。編集部202は、マウス107による編集可能領域706の操作指示に応じて、演奏記号701~703に対応する演奏強弱パラメータ又は楽譜上の演奏記号701~703の位置を編集することができる。
次に、ユーザが、演奏記号701に対応する編集可能領域706を用いて、演奏記号701に対応するエクスプレッション値を編集する方法を例に説明する。ユーザは、演奏記号701に対応する編集可能領域706を、マウス107でドラッグすることにより、上方向に移動させる。すると、表示制御部201は、移動後の位置が分かるように、マウス107のドラッグの移動先の位置に、図7(B)の編集可能領域707と十字の破線を表示する。
次に、ユーザは、編集可能領域707の位置に、マウス107でドロップする。すると、図7(B)に示すように、表示制御部201は、編集可能領域707の変化点を通り、かつ編集可能領域707以降のエクスプレッション値が大きくなるように、図形705を変更して表示する。図7(B)の図形705は、図7(A)の図形705に対して、楽譜上の演奏記号701の位置以降では、相対的に上に移動する。演奏記号701以降のエクスプレッション値は、演奏記号701より前のエクスプレッション値より大きくなる。例えば、図7(A)の演奏記号701のエクスプレッション値は100であり、図7(B)の演奏記号701のエクスプレッション値は110である。編集部202は、編集可能領域707の縦軸の座標値を基に、演奏記号701に対応するエクスプレッション値を変更する。
以上のように、ユーザが編集可能領域706を垂直方向に移動させることにより、編集部202は、演奏記号701に対応するエクスプレッション値を編集することができる。
また、図5(A)及び図5(B)と同様に、ユーザが編集可能領域706を水平方向に移動させることにより、編集部202は、楽譜上の演奏記号701~703の位置を編集することができる。
以上のように、第1の実施形態では、演奏記号が演奏速度記号である例を示し、第2の実施形態では、演奏記号が演奏強弱記号である例を示した。演奏記号は、演奏速度記号と演奏強弱記号以外の演奏記号でもよい。
表示制御部201は、楽譜表示領域301に演奏記号を含む楽譜を表示し、演奏情報表示領域302に楽譜の演奏記号と楽譜の演奏記号に対応する演奏情報を表す図形を表示するように制御する。編集部202は、演奏情報を表す図形の操作指示に応じて、演奏記号に対応するパラメータ又は楽譜上の演奏記号の位置を編集する。
また、表示制御部201は、編集部202により編集された演奏記号に対応するパラメータ又は楽譜上の演奏記号の位置に応じて、楽譜表示領域301と演奏情報表示領域302に表示されている演奏記号又は演奏記号の位置を変更するように制御する。
保存制御部203は、外部機器115のハードディスクに対して、編集部202により編集された演奏記号に対応するパラメータ又は楽譜上の演奏記号の位置の情報を保存するように制御する。サウンド制御部204は、音源部108及びサウンドシステム114に対して、編集部202により編集された演奏記号に対応するパラメータ又は楽譜上の演奏記号の位置の情報を基に、楽譜に対応する演奏を発音させるように制御する。
ユーザは、演奏情報表示領域302に表示される図形により、楽譜全体の演奏速度又は演奏強弱の変化を容易に把握することができる。ユーザが演奏記号に対応するパラメータの数値を入力する方法では、その数値の変更が適切であるか否かが感覚的に分かりにくく、試行錯誤が必要になる。これに対し、表示制御部201が演奏記号に対応する演奏情報を表す図形を表示することにより、変更前の図形と変更後の図形の対比により、図形の見た目通りに、演奏記号に対応するパラメータを変更することができる。これにより、ユーザは、パラメータの変更が感覚的に分かりやすく、効率的にパラメータを変更することができる。
第1及び第2の実施形態は、コンピュータがプログラム200を実行することによって実現することができる。また、上記のプログラム200を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体及び上記のプログラム等のコンピュータプログラムプロダクトも本発明の実施形態として適用することができる。記録媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
なお、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
201 表示制御部
202 編集部
203 保存制御部
204 サウンド制御部

Claims (9)

  1. 楽譜表示領域に演奏記号を含む楽譜を表示し、前記楽譜表示領域とは異なる演奏情報表示領域に前記楽譜の演奏記号と前記楽譜の演奏記号に対応する演奏情報を表す図形を表示するように制御する表示制御手段と、
    前記演奏情報を表す図形の操作指示に応じて、前記演奏記号に対応するパラメータ又は前記楽譜上の前記演奏記号の位置を編集する編集手段と
    を有することを特徴とする演奏情報編集装置。
  2. 前記演奏情報を表す図形は、前記演奏記号に対応するパラメータと前記楽譜上の前記演奏記号の位置を表す図形であることを特徴とする請求項1に記載の演奏情報編集装置。
  3. 前記演奏記号は、演奏速度記号又は演奏強弱記号であることを特徴とする請求項1又は2に記載の演奏情報編集装置。
  4. 前記演奏情報は、演奏速度情報であり、
    前記演奏記号は、演奏速度記号であり、
    前記編集手段は、前記演奏速度情報を表す図形の操作指示に応じて、前記演奏速度記号に対応するパラメータ又は前記楽譜上の前記演奏速度記号の位置を編集することを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の演奏情報編集装置。
  5. 前記演奏情報は、演奏強弱情報であり、
    前記演奏記号は、演奏強弱記号であり、
    前記編集手段は、前記演奏強弱情報を表す図形の操作指示に応じて、前記演奏強弱記号に対応するパラメータ又は前記楽譜上の前記演奏強弱記号の位置を編集することを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の演奏情報編集装置。
  6. 前記演奏強弱記号に対応するパラメータは、ベロシティ値又はエクスプレッション値であることを特徴とする請求項5に記載の演奏情報編集装置。
  7. 前記表示制御手段は、前記演奏情報を表す図形の操作指示に応じて、前記演奏情報を表す図形を変更して表示するように制御することを特徴とする請求項1~6のいずれか1項に記載の演奏情報編集装置。
  8. 前記表示制御手段は、前記編集手段により編集された前記演奏記号に対応するパラメータ又は前記楽譜上の前記演奏記号の位置に応じて、前記楽譜表示領域と前記演奏情報表示領域に表示されている演奏記号又は演奏記号の位置を変更するように制御することを特徴とする請求項1~7のいずれか1項に記載の演奏情報編集装置。
  9. コンピュータを、請求項1~8のいずれか1項に記載された演奏情報編集装置の各手段として機能させるための演奏情報編集プログラム。
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