JP7320645B1 - プレスブレーキ、及びプレスブレーキのテーブル駆動方法 - Google Patents

プレスブレーキ、及びプレスブレーキのテーブル駆動方法 Download PDF

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Abstract

【課題】プレスブレーキの動作性能を十分に得つつ、可動テーブルが不意に下降することを抑制する。【解決手段】クラッチ部45は、減速機31に含まれる第1回転要素と一体に回転する第1クラッチ歯47と、減速機31に含まれる第2回転要素と一体に回転する第2クラッチ歯48と、第1クラッチ歯47と第2クラッチ歯48との間で移動する固定クラッチ歯46と、を含む。固定クラッチ歯46は、切り換え可能な動作モードとして、第1クラッチ歯47のみと歯合して第1回転要素を固定することで、減速機31を第2減速比で動作させる第1モードと、第2クラッチ歯48のみと歯合して第2回転要素を固定することで、減速機31を第1減速比で動作させる第2モードと、第1モードと第2モードとの間でモードを遷移するときに第1クラッチ歯47と第2クラッチ歯48とにそれぞれ歯合する両噛みモードと、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、プレスブレーキ、及びプレスブレーキのテーブル駆動方法に関する。
従来より、ダイなどの金型が取り付けられる固定テーブルに対して、パンチなどの金型が装着される可動テーブルを上下方向に移動させることにより、ワークの曲げ加工を行うプレスブレーキが知られている。可動テーブルの駆動方法には、油圧を用いるものの他に、電動機を用いるものも知られている。
例えば特許文献1には、減速機の減速比を切り換えることで、可動テーブルの高速移動と低速移動とを一つの電動機で行う手法が開示されている。
特許第3884352号公報
しかしながら、プレスブレーキの動作性能を十分に得るためには、低速移動時の減速比を十分に大きくとる必要がある。また、重量物である可動テーブルは、自重によって下方向へと大きな力を受けるため、可動テーブルが不意に下降することを抑制する必要がある。これらの要求を満たす必要があることから、電動機を用いたプレスブレーキのテーブル駆動は、改善の余地を有していた。
本発明の一態様のプレスブレーキは、固定テーブルに対して上下方向に対向して配置される可動テーブルと、回転運動を直線運動に変換して可動テーブルを上下方向に移動させる変換機構と、電動機軸を備える電動機と、不思議遊星歯車機構を含み、電動機軸の回転を、第1減速比及び第1減速比よりも大きな第2減速比のいずれか一方の減速比で減速して変換機構に出力する減速機と、減速機における減速比を第1減速比と第2減速比とで切り替えるクラッチ部と、を備え、クラッチ部は、減速機に含まれる第1回転要素と連結され、第1回転要素と一体に回転する第1クラッチ歯と、減速機に含まれる第2回転要素と連結され、第2回転要素と一体に回転する第2クラッチ歯と、互いの歯構造が向き合うように対向して配置される第1クラッチ歯と第2クラッチ歯との間に設けられ、第1クラッチ歯と第2クラッチ歯との間で移動する固定クラッチ歯と、を含み、固定クラッチ歯は、切り換え可能な動作モードとして、第1クラッチ歯のみと歯合して第1回転要素を固定することで、減速機を第2減速比で動作させる第1モードと、第2クラッチ歯のみと歯合して第2回転要素を固定することで、減速機を第1減速比で動作させる第2モードと、第1モードと第2モードとの間でモードを遷移するときに第1クラッチ歯と第2クラッチ歯とにそれぞれ歯合する両噛みモードと、を有する。
本発明の一態様によれば、減速機が不思議遊星歯車機構を含んでいるので、十分に大きな第2減速比を得ることができる。また、固定クラッチ歯は、第1モードと第2モードとの間でモードを遷移するときに両噛みモードで動作するので、重量物である可動テーブルを不動状態で維持することができる。
本発明の一態様によれば、プレスブレーキとしての必要な動作性能を得つつ、重量物である可動テーブルが不意に下降することを抑制することができる。
図1は、プレスブレーキのテーブル駆動装置の要部を示す断面図である。 図2は、プレスブレーキの構成を示す正面図である。 図3は、図2のAA断面を示す図である。 図4は、固定クラッチ歯の位置を検出する検出装置を示す説明図である。 図5Aは、固定クラッチ歯の第2モードを示す説明図である。 図5Bは、固定クラッチ歯の第1モードを示す説明図である。 図5Cは、固定クラッチ歯の両噛みモードを示す説明図である。 図6Aは、第2実施形態に係るクラッチ部の制御方法を説明する図である。 図6Bは、第2実施形態に係るクラッチ部の制御方法を説明する図である。 図6Cは、第2実施形態に係るクラッチ部の制御方法を説明する図である。 図6Dは、第2実施形態に係るクラッチ部の制御方法を説明する図である。 図7Aは、第3実施形態に係るクラッチ部の制御方法を説明する図である。 図7Bは、第3実施形態に係るクラッチ部の制御方法を説明する図である。 図7Cは、第3実施形態に係るクラッチ部の制御方法を説明する図である。
以下、図面を参照し、本実施形態に係るプレスブレーキ、及びプレスブレーキのテーブル駆動方法について説明する。
図1は、プレスブレーキのテーブル駆動装置の要部を示す断面図である。図2は、プレスブレーキの構成を示す正面図である。プレスブレーキの構成を説明するにあたり、方向の定義として、左右方向、前後方向、及び上下方向を用いる。左右方向及び前後方向は水平方向において直交する2つの方向に対応し、上下方向は鉛直方向に対応する。ただし、これらの方向は、本実施形態に係るプレスブレーキ及びプレスブレーキのテーブル駆動方法を説明するために、便宜的に用いられるに過ぎない。
本実施形態に係るプレスブレーキ1は、下部テーブル5に対して上下方向に対向して配置される上部テーブル7と、回転運動を直線運動に変換して上部テーブルを上下方向に移動させるボールねじ機構55と、電動機軸26を備える電動機25と、不思議遊星歯車機構を含み、電動機軸26の回転を、第1減速比及び第1減速比よりも大きな第2減速比のいずれか一方の減速比で減速してボールねじ機構55に出力する減速機31と、減速機31における減速比を第1減速比と第2減速比とで切り替えるクラッチ部45と、を備える。クラッチ部45は、減速機31に含まれる第1回転要素と連結され、第1回転要素と一体に回転する第1クラッチ歯47と、減速機31に含まれる第2回転要素と連結され、第2回転要素と一体に回転する第2クラッチ歯48と、互いの歯同士が向き合うように対向して配置される第1クラッチ歯47と第2クラッチ歯48との間に設けられ、第1クラッチ歯47と第2クラッチ歯48との間で移動する固定クラッチ歯46と、を含む。固定クラッチ歯46は、切り換え可能な動作モードとして、第1クラッチ歯47のみと歯合して第1回転要素を固定することで、減速機31を第2減速比で動作させる第1モードと、第2クラッチ歯48のみと歯合して第2回転要素を固定することで、減速機31を第1減速比で動作させる第2モードと、第1モードと第2モードとの間でモードを遷移するときに第1クラッチ歯47と第2クラッチ歯48とにそれぞれ歯合する両噛みモードと、を備える。
(第1の実施形態)
以下、図1乃至図4を参照し、第1の実施形態に係るプレスブレーキ1について詳細に説明する。図3は、図2のAA断面を示す図である。図4は、固定クラッチ歯の位置を検出する検出装置を示す説明図である。
プレスブレーキ1は、パンチなどの上金型Pと、ダイなどの下金型Dとの協働により、板金などの板状のワークに対して曲げ加工を行う。プレスブレーキ1は、左右のサイドフレーム2と、固定テーブルである下部テーブル5と、可動テーブルである上部テーブル7と、左右のテーブル駆動装置20と、制御装置100とを備えている。
左右のサイドフレーム2は、互いに対向するように、左右方向に離間して配置されている。
下部テーブル5は、左右方向に延在しており、左右のサイドフレーム2の前側下部に支持されている。下部テーブル5の上側には、下金型Dを着脱可能に保持する下金型ホルダ6が、左右方向に沿って設けられている。下金型ホルダ6には、下金型Dの基部(シャンク部)を保持するためのホルダ溝が左右方向に沿って形成されている。
上部テーブル7は、左右方向に延在しており、左右のサイドフレーム2の前側上部に支持されている。上部テーブル7は、左右のサイドフレーム2に対して、上下方向に移動自在に構成されている。図3に示すように、上部テーブル7の後面には、複数のガイドローラ7aが設けられており、複数のガイドローラ7aは、サイドフレーム2の前面上部に設けられたサポート部材3に沿って移動する。複数のガイドローラ7aによって案内されることで、上部テーブル7は、上下方向へとスムーズに移動する。
上部テーブル7の下側には、上金型Pを着脱可能に保持する上金型ホルダ8が、左右方向に沿って設けられている。上金型ホルダ8には、上金型Pの基部(シャンク部)を保持するためのホルダ溝が左右方向に沿って形成されている。
左右のテーブル駆動装置20は、左右のサイドフレーム2の上部にそれぞれ固定されている。個々のテーブル駆動装置20は、上部テーブル7を上下方向へ移動させる。テーブル駆動装置20は、電動機25と、減速機ユニット30と、ボールねじ機構55とを主体に構成されている。
電動機25は、例えばサーボモータであり、軸線周りで回転する電動機軸26を備えている。減速機ユニット30は、電動機軸26の回転を所定の減速比で減速してボールねじ機構55に出力する。減速機ユニット30は、減速機31と、クラッチ部45とから構成されており、その詳細については後述する。
ボールねじ機構55は、減速機ユニット30の出力部41の回転運動を直線運動に変換することで、上部テーブル7を上下方向に移動させる。ボールねじ機構55は、ボールねじナット56と、ボールねじ軸57とを含む。ボールねじナット56は、ボールねじ機構55の筐体内部に軸受部を介して軸支されている。ボールねじナット56は、減速機ユニット30の出力部41と連結されており、出力部41の回転に応じて回転する。ボールねじ軸57は、ボールねじナット56に螺合しており、ボールねじナット56が正逆回転することにより、上下方向に移動する。
ボールねじナット56の下端には、接続ブロック60が連結されている。接続ブロック60の下端には、上下方向に沿って垂下する吊りボルト61が取り付けられており、吊りボルト61は、上部テーブル7を前後方向に貫通する支持軸62を支持している。ボールねじナット56は、接続ブロック60、吊りボルト61、及び支持軸62を介して、上部テーブル7に連結されている。このような構造により、ボールねじ軸57の上下方向の移動に応じて、上部テーブル7も上下方向に移動する。
図3に示すように、接続ブロック60の後面には、左右方向に隔離された一対の規制ローラ60aが設けられている。サイドフレーム2に設けられたサポート部材3の前面には、上下方向に延在するローラガイド3aが設けられている。このローラガイド3aは、接続ブロック60に設けられた一対の規制ローラ60aによって挟持されている
図2に示すように、左側のサイドフレーム2には、プレスブレーキ1の動作を制御するNC(Numerical Control)装置などの制御装置100が接続アームを介して支持される。制御装置100は、減速機ユニット30及び電動機25を制御する。
このような構成のプレスブレーキ1では、下部テーブル5の下金型ホルダ6に装着された下金型D上にワークが位置決めされる。上金型ホルダ8に上金型Pが装着された上部テーブル7を下部テーブル5に向かって下降させると、上金型Pと下金型Dとの間でワークが加圧される。上金型Pと下金型Dとの協働によってワークが所望の曲げ角度で折り曲げられる。
以下、図1、図4、図5A乃至図5Cを参照し、減速機ユニット30の詳細を説明する。図4は、固定クラッチ歯の位置を検出する検出装置を示す説明図である。図5Aは、固定クラッチ歯の第2モードを示す説明図である。図5Bは、固定クラッチ歯の第1モードを示す説明図である。図5Cは、固定クラッチ歯の両噛みモードを示す説明図である。
図1に示すように、減速機ユニット30は、減速機31と、クラッチ部45とから構成されている。減速機31は、電動機軸26の回転を、第1減速比及び第1減速比よりも大きな第2減速比のいずれか一方の減速比で減速して出力する。クラッチ部45は、減速機31における減速比を第1減速比と第2減速比とで切り替える。
減速機31は、不思議遊星歯車機構を含んでいる。具体的には、減速機31は、太陽歯車32と、複数の遊星歯車ユニット33と、遊星キャリア34と、第1内歯車38と、第2内歯車40と、出力部41とを備えている。
太陽歯車32は、電動機軸26の外周面に外嵌されている。太陽歯車32は、電動機軸26と一体となって回転する。
複数の遊星歯車ユニット33は、太陽歯車32の周囲に設けられており、周方向にかけて等間隔で配置されている。個々の遊星歯車ユニット33は、第1遊星歯車33aと、第2遊星歯車33bとで構成されている。第1遊星歯車33aは、太陽歯車32と噛み合っており、太陽歯車32の回転によって回転する。第2遊星歯車33bは、第1遊星歯車33aと同軸上に設けられており、第1遊星歯車33aと一体となって回転する。本実施形態では、第1遊星歯車33aと第2遊星歯車33bは、上下方向にかけて一体化された2段構造であり、第1遊星歯車33aと第2遊星歯車33bとは同一の軸上で回転する。
遊星キャリア34は、電動機軸26に外嵌された軸受部35などを介して、電動機軸26周りで回転する。遊星キャリア34には、複数のユニット軸36が周方向に沿って設けられている。個々のユニット軸36には軸受部37が外嵌されており、軸受部37を介して遊星歯車ユニット33が取り付けられる。遊星キャリア34は、複数の遊星歯車ユニット33をそれぞれ自転可能に支持する。
第1内歯車38は、第1遊星歯車33aと噛み合う内歯車である。第1内歯車38は、軸受部39を介して、減速機ユニット30のハウジングの内周面に設けられており、電動機軸26を中心に回転することができる。
第2内歯車40は、第1内歯車38と異なる歯数を備え、第2遊星歯車33bと噛み合う内歯車である。第2内歯車40は、軸受部42を介して、減速機ユニット30のハウジングの内周面に設けられており、電動機軸26を中心に回転することができる。
出力部41は、第2内歯車40と一体に形成されており、第2内歯車40と一体となって回転する。出力部41は、上述したボールねじ機構55のボールねじナット56と連結されている。
クラッチ部45は、固定クラッチ歯46と、第1クラッチ歯47と、第2クラッチ歯48とを備えている。固定クラッチ歯46、第1クラッチ歯47、及び第2クラッチ歯48は、それぞれ環状の部材であり、後述するような歯構造が形成されている。第1クラッチ歯47と第2クラッチ歯48は、互いの歯構造が向き合うように対向して配置されている。固定クラッチ歯46は、第1クラッチ歯47と第2クラッチ歯48との間に設けられている。
固定クラッチ歯46は、第1クラッチ歯47と第2クラッチ歯48との間で移動する。固定クラッチ歯46は、周方向への回転を含め、上下方向以外の移動が規制されている。図5A乃至図5Cに示すように、固定クラッチ歯46には、複数の第1係合歯46aが周方向に沿って設けられるとともに、複数の第2係合歯46bとが周方向に沿って設けられている。第1係合歯46aのそれぞれは、第1クラッチ歯47側に向かって突出し、第2係合歯46bのそれぞれは、第2クラッチ歯48側に向かって突出している。
図1に示すように、第1クラッチ歯47は、減速機31に含まれる第1回転要素である第1内歯車38と連結され、この第1内歯車38と一体に回転する。図5A乃至図5Cに示すように、第1クラッチ歯47には、複数の第3係合歯47aが周方向に沿って設けられている。第3係合歯47aのそれぞれは、固定クラッチ歯46及び第2クラッチ歯48側に向かって突出している。
図1に示すように、第2クラッチ歯48は、減速機31に含まれる第2回転要素である遊星キャリア34と連結され、この遊星キャリア34と一体に回転する。図5A乃至図5Cに示すように、第2クラッチ歯48には、複数の第4係合歯48aが周方向に沿って設けられている。個々の第4係合歯48aは、固定クラッチ歯46及び第1クラッチ歯47側に向かって突出している。
図1に示すように、クラッチ部45は、図示しない押圧部材と、ソレノイド49とを備えている。押圧部材は、例えば圧縮コイルばねであり、固定クラッチ歯46を第1クラッチ歯47側へと押圧する。すなわち、固定クラッチ歯46は、押圧部材の押圧力を受けるので、通常、第1クラッチ歯47側へ移動している。一方、ソレノイド49は、電磁力で吸着することにより、固定クラッチ歯46を第2クラッチ歯48側へと移動させる。すなわち、ソレノイド49を動作させて電磁力で吸着すると、固定クラッチ歯46は、押圧部材の押圧力に抗して、第2クラッチ歯48側へ移動する。
クラッチ部45は、ソレノイド49に対する外部電力が遮断された場合に、ソレノイド49に電力を供給するコンデンサ(図示せず)を更に備えている
図4に示すように、プレスブレーキ1は、第1クラッチ歯47と第2クラッチ歯48との間における固定クラッチ歯46の位置を検出する検出装置50を更に備えている。検出装置50によって検出される固定クラッチ歯46の位置は、制御装置100へと出力される。
検出装置50は、検出プレート51と、センサ52とで構成されている。
検出プレート51は、一方向に長手となるプレートであり、一端側が固定クラッチ歯46に固定され、他端側がクラッチ部45の筐体の外部へと延出されている。検出プレート51は、固定クラッチ歯46の移動に応じて、電動機軸26の軸線方向に移動する。
センサ52は、クラッチ部45の筐体の外部に設けられている。センサ52は、検出プレート51の上方の所定位置、すなわち、固定クラッチ歯46を基準としたときの第2クラッチ歯48側の所定位置に固定されている。センサ52は、例えば近接センサであり、固定クラッチ歯46の移動に応じて変位する検出プレート51を検出する。具体的には、センサ52は、検出プレート51が近接した位置にあるのか、それとも検出プレート51が遠い位置にあるのかを検出する。センサ52によって、検出プレート51が近接した位置にあることが検出される場合には、固定クラッチ歯46が第2クラッチ歯48側に位置すること、すなわち後述する第2モードであることを判断することができる。また、センサ52によって、検出プレート51が遠い位置にあることが検出される場合には、固定クラッチ歯46が第1クラッチ歯47側に位置すること、すなわち後述する第1モードであることを判断することができる。
本実施形態の特徴の一つとして、固定クラッチ歯46は、切り換え可能な動作モードとして、3つの動作モードを備えている。図5A乃至図5Cに示すように、3つの動作モードは、第1モード、第2モード、及び両噛みモードを含んでいる。
図5Bに示すように、第1モードは、固定クラッチ歯46が第1クラッチ歯47のみと歯合するモードである。この第1モードでは、固定クラッチ歯46における複数の第1係合歯46aと、第1クラッチ歯47における複数の第3係合歯47aとが相互に歯合する。一方、固定クラッチ歯46における複数の第2係合歯46bと、第2クラッチ歯48における複数の第4係合歯48aとが解放される。固定クラッチ歯46が第1クラッチ歯47と歯合することで、第1クラッチ歯47が固定されるので、第1内歯車38の回転が規制される。この場合、減速機31は、大きい減速比(第2減速比)で動作する。
図5Aに示すように、第2モードは、固定クラッチ歯46が第2クラッチ歯48のみと歯合するモードである。この第2モードでは、固定クラッチ歯46における複数の第2係合歯46bと、第2クラッチ歯48における複数の第4係合歯48aとが相互に歯合する。一方、固定クラッチ歯46における複数の第1係合歯46aと、第1クラッチ歯47における複数の第3係合歯47aとが解放される。固定クラッチ歯46が第2クラッチ歯48と歯合することで、第2クラッチ歯48が固定されるので、遊星キャリア34の回転が規制される。この場合、減速機31は、第2減速比よりも小さい減速比(第1減速比)で動作する。
図5Cに示すように、両噛みモードは、固定クラッチ歯46が第1モードから第2モードへと遷移するときに、或いはそれとは逆に、固定クラッチ歯46が第2モードから第1モードへと遷移するときに動作するモードである。この両噛みモードは、固定クラッチ歯46が第1クラッチ歯47と第2クラッチ歯48とにそれぞれ歯合するモードである。この両噛みモードでは、固定クラッチ歯46における複数の第1係合歯46aと第1クラッチ歯47における複数の第3係合歯47aとが相互に歯合する。同様に、固定クラッチ歯46における複数の第2係合歯46bと第2クラッチ歯48における複数の第4係合歯48aとが相互に歯合する。この場合、第1クラッチ歯47及び第2クラッチ歯48がそれぞれ固定されるので、遊星キャリア34及び第1内歯車38の回転がそれぞれ規制される。
以下、図1、図2、図5A乃至図5Cを参照し、本実施形態に係るプレスブレーキ1のテーブル駆動方法を説明する。
上金型Pと下金型Dとの間にワークが位置決めされる。制御装置100は、ソレノイド49を吸着動作させる。これにより、固定クラッチ歯46が第2クラッチ歯48側へと移動するので、固定クラッチ歯46は、第2クラッチ歯48のみと歯合する第2モードとなる(図5A)。
制御装置100は、電動機25を動作させ、電動機軸26を正回転させる。第2モードでは、遊星キャリア34は固定されているが、第1内歯車38は解放されている。遊星キャリア34が固定されているため、第1内歯車38と噛み合っている第1遊星歯車33aは、公転することなく、電動機軸26と一体で回転する太陽歯車32の回転に合わせて自転する。一方、第1遊星歯車33aの回転は、これと一体の第2遊星歯車33bも回転させるため、第2遊星歯車33bの回転によって第2内歯車40も回転する。これにより、第2内歯車40と結合された出力部41も同期して回転する。このとき、電動機軸26の回転は、不思議遊星歯車機構によって減速されることなく、単純な遊星歯車機構として出力部41へ出力される。すなわち、減速機31の減速比は、第1減速比となる。したがって、高速低トルクの出力が出力部41に出力され、上部テーブル7が高速で下降する。
上部テーブル7が所定の切換位置まで下降したとき、制御装置100は、電動機軸26の回転を停止させる。その後、制御装置100は、ソレノイド49の吸着動作を終了する。これにより、固定クラッチ歯46が第1クラッチ歯47側へと移動するので、固定クラッチ歯46は、第1クラッチ歯47のみと歯合する第1モードとなる(図5B)。
その後、制御装置100は、電動機25を動作させ、電動機軸26を逆回転させる。第1モードでは、第1内歯車38が固定されているが、遊星キャリア34は解放されている。したがって、第1内歯車38と噛み合っている第1遊星歯車33aは、自転しつつ、電動機軸26と一体で回転する太陽歯車32の周りを公転する。第1遊星歯車33aの回転は、これと一体の第2遊星歯車33bも回転させるため、第2遊星歯車33bの回転が、第1内歯車38とは歯数が異なる第2内歯車40も回転させる。これにより、第2内歯車40と結合された出力部41も同期して回転する。このとき、電動機軸26の回転は、不思議遊星歯車機構によって大幅に減速され、出力部41へと出力される。すなわち、減速機31の減速比は、第1減速比よりも大きな第2減速比となる。したがって、低速高トルクの出力が出力部41に出力され、上部テーブル7が低速で下降する。
上部テーブル7が所定の加圧位置まで到達すると、ワークは上金型Pと下金型Dにより大きな力で曲げ加工され、所望の角度まで折り曲げられる。
制御装置100は、電動機軸26の逆回転を停止した後、電動機軸26を正回転させる。このとき、電動機軸26の回転は、不思議遊星歯車機構によって大幅に減速され、出力部41へと出力される。これにより、上部テーブル7は、低速で上昇する。
そして、上部テーブル7が所定の切換位置まで上昇したとき、制御装置100は、電動機軸26の回転を停止させる。その後、制御装置100は、ソレノイド49を吸着動作させる。これにより、固定クラッチ歯46が第2クラッチ歯48側へと移動するので、固定クラッチ歯46は、第2クラッチ歯48のみと歯合する第2モードとなる。
制御装置100は、電動機25を動作させ、電動機軸26を逆回転させる。このとき、電動機軸26の回転は、不思議遊星歯車機構によって減速されることなく、単純な遊星歯車機構として出力部41へ出力される。これにより、上部テーブル7は、高速で上昇する。
最後に、上部テーブル7が所定の上昇端へ移動すると、制御装置100は、電動機軸26の回転を停止させる。以上の動作を経て、曲げ加工の一連の工程が終了する。
上述した一連の工程において、固定クラッチ歯46が第1モードと第2モードとの間でモードを遷移するとき、固定クラッチ歯46は、両噛みモードで動作する。したがって、固定クラッチ歯46の切り換え時、遊星キャリア34及び第1内歯車38がそれぞれ固定される。重量物である上部テーブル7は、自重によって下方向へ大きな力を受けるが、遊星キャリア34及び第1内歯車38の回転がそれぞれ規制されているので、上部テーブル7は、不動状態で維持されることとなる。
このように本実施形態によれば、減速機31が不思議遊星歯車機構を含んでいるので、十分に大きな減速比(第2減速比)を得ることができる。これにより、プレスブレーキ1として必要な動作性能を十分に得ることができる。また、固定クラッチ歯46は、第1モードと第2モードとの間でモードを遷移するときに両噛みモードで動作する。これにより、重量物である上部テーブル7が不動状態で維持されるので、上部テーブル7が不意に下降することを抑制することができる。
ここで、特許文献1に記載されるクラッチ構造を比較例として示す。比較例に係るクラッチ構造は、クラッチシリンダが上下に移動することで、高速側の減速比と低速側の減速比とを切り替えるものである。このクラッチ構造は、上下の2箇所に、第1から第3までの一群の歯車からなる歯車列(A側歯車列及びB側歯車列)を備え、この上下2箇所の歯車列に対応して、上下の2箇所に噛合い歯車(A側噛合い歯車及びB側噛合い歯車)がクラッチシリンダに設けられている。クラッチシリンダを切り換える時、各噛合い歯車は、対応する歯車列を構成する一群の歯車のなかで、歯合する歯車の切り換えを行う。すなわち、クラッチを切り換える時、2箇所の噛合い歯車が、それぞれ新たな歯車と歯合する状況が生じる。クラッチシリンダをスムーズに切り替えるためには、周方向で見たときに、噛合い歯車の歯と歯車列側の歯車の歯との間に、ある程度のクリアランスが必要となる。しかしながら、クラッチを切り換えた時、クリアランスの分だけ歯車が回転してしまう可能性があり、この回転に伴って上部テーブル7が下降してしまう可能性がある。
この点、本実施形態に係るクラッチ部45は、固定クラッチ歯46を切り換えるときには、固定クラッチ歯46が新たに歯合するクラッチ歯(第1クラッチ歯47又は第2クラッチ歯48)は1箇所だけとなっている。このため、本実施形態に係るクラッチ部45は2箇所それぞれで歯合させる比較例の構造と比べて、係合歯同士に必要なクリアランスを小さくすることができる。これより、上部テーブル7の下降をより積極的に抑制することができるのである。
本実施形態において、減速機31は、電動機軸26と一体となって回転する太陽歯車32と、太陽歯車32と噛み合って太陽歯車32の回転によって回転する第1遊星歯車33a及び第1遊星歯車33aと同軸上に設けられて第1遊星歯車33aと一体となって回転する第2遊星歯車33bを有する複数の遊星歯車ユニット33と、複数の遊星歯車ユニット33をそれぞれ自転可能に支持するとともに電動機軸26周りで回転する第2回転要素としての遊星キャリア34と、第1遊星歯車33aと噛み合う、第1回転要素としての第1内歯車38と、第1内歯車38と異なる歯数を備え、第2遊星歯車33bと噛み合う第2内歯車40と、ボールねじ機構55に連結されており、第2内歯車40と一体となって回転する出力部41と、を含む。
この構成によれば、減速機31は、電動機軸26の回転を、単純な遊星歯車機構として出力部41へ出力したり(第1減速比)、不思議遊星歯車機構として出力部41へ出力したりすることができる(第2減速比)。これにより、第1減速比と比べて、十分に大きな第2減速比を得ることができるので、プレスブレーキ1として必要な動作性能を十分に得ることができる。
本実施形態において、固定クラッチ歯46は、それぞれが第1クラッチ歯47側に向かって突出する複数の第1係合歯46aと、それぞれが第2クラッチ歯48側に向かって突出する複数の第2係合歯46bとが周方向に沿って設けられた環状の部材である。第1クラッチ歯47は、それぞれが第2クラッチ歯48側に向かって突出する複数の第3係合歯47aが周方向に沿って設けられた環状の部材である。第2クラッチ歯48は、それぞれが第1クラッチ歯47側に向かって突出する複数の第4係合歯48aが周方向に沿って設けられた環状の部材である。
この構成によれば、互いに対向する係合歯同士を噛み合わせる構造となっているので、固定クラッチ歯46を上下方向へと移動させることで、第1クラッチ歯47又は第2クラッチ歯48との係合を簡単に行うことができる。また、固定クラッチ歯46が第1クラッチ歯47と第2クラッチ歯48との間にあるので、固定クラッチ歯46が第1クラッチ歯47及び第2クラッチ歯48の双方と噛み合う領域を設定することができる。これにより、固定クラッチ歯46が第1モードと第2モードとの間でモードを遷移するときに、固定クラッチ歯46を両噛みモードで動作させることができる。
本実施形態において、第1モードは、複数の第1係合歯46aと複数の第3係合歯47aとが相互に歯合し、複数の第2係合歯46bと複数の第4係合歯48aとが解放された状態で、第1内歯車38の回転を規制する。第2モードは、複数の第2係合歯46bと複数の第4係合歯48aとが相互に歯合し、複数の第1係合歯46aと複数の第3係合歯47aとが解放された状態で、遊星キャリア34の回転を規制する。両噛みモードは、複数の第1係合歯46aと複数の第3係合歯47aとが相互に歯合し、且つ、複数の第2係合歯46bと複数の第4係合歯48aとが相互に歯合し、第1内歯車38及び遊星キャリア43の回転を規制する。
この構成によれば、第1モードでは、第2モードで作用する第1減速比と比べて、十分に大きな第2減速比を得ることができる。これにより、プレスブレーキ1として必要な動作性能を十分に得ることができる。また、固定クラッチ歯46は、第1モードと第2モードとの間でモードを遷移するときに、第1内歯車38及び遊星キャリア43の回転を規制する。これにより、重量物である上部テーブル7が不動状態で維持されるので、上部テーブル7が不意に下降することを抑制することができる。
本実施形態において、クラッチ部45は、固定クラッチ歯46を第1クラッチ歯47側へと押圧する押圧部材と、電磁力で吸着することにより、押圧部材によって第1クラッチ歯47側へと押圧されている固定クラッチ歯46を第2クラッチ歯48側へと移動させるソレノイド49とを更に含む。
この構成によれば、ソレノイド49の磁気吸引と、押圧部材の押圧力とを利用することにより、固定クラッチ歯46を駆動することができる。これにより、第1モードと第2モードとの切り換えを簡単に行うことができる。
本実施形態において、プレスブレーキ1は、第1クラッチ歯47と第2クラッチ歯48との間における固定クラッチ歯46の位置を検出する検出装置50と、検出装置50の検出結果に基づいて、クラッチ部45及び電動機25を制御する制御装置100と、を更に有する。
この構成によれば、制御装置100は、固定クラッチ歯46の位置を参照しつつ、クラッチ部45及び電動機25を適切に制御することができる。
本実施形態において、検出装置50は、固定クラッチ歯46に固定されており、クラッチ部45を収容する筐体の外部へと延出された検出プレート51と、筐体の外部に配置され、検出プレート51を検出するセンサ52と、を備える。
この構成によれば、検出プレート51が固定クラッチ歯46の動きと同期して上下に井移動する。センサ52によって検出プレート51を検出することで、固定クラッチ歯46の位置、すなわち、固定クラッチ歯46がどのモードにあるかを検出することができる。
本実施形態において、クラッチ部45は、ソレノイド49に対する外部電力が遮断された場合に、ソレノイド49に電力を供給するコンデンサを更に備えている。
この構成によれば、コンデンサによりソレノイド49の励磁の電力を賄うことができる。電源喪失時、第2クラッチ歯48側にある固定クラッチ歯46が第1クラッチ歯47へと移動することを抑制することができるので、係合歯同士が干渉してクラッチ部45が損壊するといった事態を抑制することができる。
(第2の実施形態)
以下、第2の実施形態に係るプレスブレーキ1について説明する。この第2の実施形態に係るプレスブレーキ1の特徴の一つは、第1モードと第2モードとの間でモードを遷移する場合におけるクラッチ部45の制御方法である。以下、図6A乃至図6Dを参照し、クラッチ部45の制御方法を説明する。ここで、図6A乃至図6Dは、第2実施形態に係るクラッチ部の制御方法を説明する図である。
以下の説明では、固定クラッチ歯46を第2モードから第1モードへと切り換える状況を想定する。電動機25の電動機軸26の回転を停止すると、上部テーブル7の自重により、周方向へと第2クラッチ歯48を回転させる力が作用する。これにより、固定クラッチ歯46における複数の第2係合歯46bと、第2クラッチ歯48における複数の第4係合歯48aとが、周方向にかけて緊密に接触した状態となる。
このため、ソレノイド49の吸着動作を終了しても、固定クラッチ歯46と第2クラッチ歯48との摩擦力によって、固定クラッチ歯46と第2クラッチ歯48とが摩耗してしまう。また、場合によっては、固定クラッチ歯46が第1モードへと正常に遷移しない可能性もある。
そこで、制御装置100は、上部テーブル7が上昇する方向へと、電動機25の電動機軸26を微少回転させる。第2クラッチ歯48が回転することで、図6Bに示すように、第2係合歯46bと第4係合歯48aとの間に隙間を設けることができる。
これにより、図6Cに示すように、固定クラッチ歯46が第1クラッチ歯47側へと移動することができるので、固定クラッチ歯46が第1モードへと遷移することができる。そして、固定クラッチ歯46が第1モードへと遷移すると、上部テーブル7の自重により、周方向(図6Aとは逆方向)へと第1クラッチ歯47を回転させる力が作用する。固定クラッチ歯46における複数の第1係合歯46aと、第1クラッチ歯47における複数の第3係合歯47aとが、周方向にかけて緊密に接触した状態となる。
このように本実施形態において、制御装置100は、第1モードと第2モードとの間でモードを遷移させるとき、上部テーブル7が微少量だけ上昇するように電動機25を動作させている。
この構成によれば、固定クラッチ歯46の切り換えを行うときに、上部テーブル7の重量が係合歯同士に作用することを抑制することができる。これにより、係合歯の摩耗が抑制されるので、装置の寿命を向上させることができる。
上記の実施形態では、固定クラッチ歯46を第2モードから第1モードへと切り換える状況を例示した。しかしながら、この制御方法は、固定クラッチ歯46を第1モードから第2モードへと切り換える状況であっても適用可能である。
(第3の実施形態)
以下、第3の実施形態に係るプレスブレーキ1について説明する。この第3の実施形態に係るプレスブレーキ1の特徴の一つは、第1モードと第2モードとの間でモードを遷移する場合におけるクラッチ部45の制御方法である。以下、図7A乃至図7Cを参照し、クラッチ部45の制御方法を説明する。ここで、図7A乃至図7Cは、第3実施形態に係るクラッチ部の制御方法を説明する図である。
以下の説明では、固定クラッチ歯46を第1モードから第2モードへと切り換える状況を想定する。図7Aに示すように、固定クラッチ歯46を第2モードへと遷移させるとき、第2クラッチ歯48と固定クラッチ歯46との位置関係によっては、第2クラッチ歯48における第4係合歯48aの歯先と、固定クラッチ歯46における第2係合歯46bの歯先とが干渉してしまう場合がある。この場合、固定クラッチ歯46を第2モードへと遷移させることができない状況が発生する。
そこで、制御装置100は、第1モードから第2モードへの切り換えに先立ち、電動機25の電動機軸26を、回転方向R1へと所定の回転角度だけ回転させる制御(第1制御)を行う。この制御における回転角度は、固定クラッチ歯46の移動側にある第2クラッチ歯48が、その1歯分の幅(第4係合歯48aの歯幅)だけ回転する角度に相当する。第2クラッチ歯48における第4係合歯48aの回転位置、すなわち歯位相は、フォトトランジスタなどの位相センサにより検知される。制御装置100は、位相センサの検出結果に基づいて、第2クラッチ歯48を所定の回転方向R1へと1歯分の幅だけ回転させることができる。これにより、第2クラッチ歯48と固定クラッチ歯46との位相がずれるため、第2クラッチ歯48における第4係合歯48a同士の歯間に対して、固定クラッチ歯46における第2係合歯46bの歯先とが一致する状況が出現する。その結果、固定クラッチ歯46を第2モードへと遷移させることができる。
ただし、図7Bに示すように、第2クラッチ歯48を回転方向R1へと回転させると、第1クラッチ歯47にも回転方向R1への回転力が作用する。このとき、第1クラッチ歯47における第3係合歯47aの回転方向R1側に、固定クラッチ歯46の第1係合歯46aが隣接すると、第3係合歯47aが第1係合歯46aへと押しつけられた状況となる。そのため、固定クラッチ歯46と第1クラッチ歯47との摩擦力によって、固定クラッチ歯46が第2モードへと正常に遷移しない可能性がある。
そこで、第1制御を行ったにも限らず、固定クラッチ歯46が第1モードから第2モードへと切り換わらない場合、制御装置100は、電動機25の電動機軸26を、逆の回転方向R2へと所定の回転角度(1歯分の幅相当の回転角度)だけ回転させる制御(第2制御)を行う。これにより、第1クラッチ歯47の第3係合歯47aと、固定クラッチ歯46の第1係合歯46aとの間に隙間が発生するので、固定クラッチ歯46を第1モードから第2モードへと遷移させることができる。
このように本実施形態おいて、制御装置100は、第1モードと第2モードとの間でモードを遷移させるとき、固定クラッチ歯46が切り替わる側に位置するクラッチ歯47、48が1歯分の幅だけ回転するように電動機25を制御する第1制御を行う。
この構成によれば、モードの遷移を実現するにあたり、クラッチ歯47、48の回転量が少なくて済むので、上方向又は下方向への上部テーブル7の移動量及び移動時間を短縮することができる。その結果、モードの遷移に要する時間を短縮することができる。
また、本実施形態において、制御装置100は、第1制御を行っても、第1モードと第2モードとの間でモードを遷移させることができないときは、第1制御とは逆方向に、クラッチ歯47、48が1歯分の幅だけ回転するように電動機25を制御する第2制御を行う。
この構成によれば、第1モードと第2モードとの間でモードを確実に遷移させることができる。
上記の実施形態では、固定クラッチ歯46を第1モードから第2モードへと切り換える状況を例示した。しかしながら、この制御方法は、固定クラッチ歯46を第2モードから第1モードへと切り換える状況であっても適用可能である。
なお、上述した各実施形態では、電動機25及び減速機ユニット30の回転軸と、ボールねじ機構55の回転軸とを同軸上に配置している。しかしながら、電動機25及び減速機ユニット30の回転軸と、ボールねじ機構55の回転軸と平行に配置した上で、減速機ユニット30の出力部41と、ボールねじ機構55のボールねじナット56との間をタイミングベルトで繋いで動力を伝達する構造であってもよい。この構造によれば、上下方向におけるサイズを小さくすることができる。
また、上述した各実施形態では、上部テーブル7を可動テーブルとして例示したが、下部テーブル5を可動テーブルとしてもよい。
また、本実施形態の特徴の一つは、プレスブレーキ1の構造であるが、上述したプレスブレーキ1のテーブル駆動方法も、本実施形態の特徴の一つとして挙げられる。すなわち、プレスブレーキ1のテーブル駆動方法は、可動テーブルを上方向及び下方向のいずれか一方の方向に駆動するときに、固定クラッチ歯46を第1クラッチ歯47のみと歯合させて第1回転要素を固定することで、減速機を第2減速比で動作させる第1工程と、固定クラッチ歯46を第2クラッチ歯48のみと歯合させて第2回転要素を固定することで、減速機を第1減速比で動作させる第2工程と、第1工程と第2工程との間で工程を移行するときに、固定クラッチ歯46を第1クラッチ歯47と第2クラッチ歯48とそれぞれ歯合させる第3工程と、を行う。
この方法によれば、減速機31が不思議遊星歯車機構を含んでいるので、第1減速比と比べて、十分に大きな第2減速比を得ることができる。これにより、プレスブレーキ1として必要な動作性能を十分に得ることができる。また、固定クラッチ歯46は、第1モードと第2モードとの間でモードを遷移するときに両噛みモードで動作する。これにより、重量物である上部テーブル7が不動状態で維持されるので、上部テーブル7が不意に下降することを抑制することができる。
上記のように、本実施形態を記載したが、この実施形態の一部をなす論述及び図面はこの実施形態を限定するものであると理解すべきではない。この実施形態から当業者には様々な代替の実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
1 プレスブレーキ
2 サイドフレーム
3 サポート部材
3a ローラガイド
5 下部テーブル(固定テーブル)
6 下金型ホルダ
7 上部テーブル(可動テーブル)
7a ガイドローラ
8 上金型ホルダ
20 テーブル駆動装置
25 電動機
26 電動機軸
30 減速機ユニット
31 減速機
32 太陽歯車
33 遊星歯車ユニット
33a 第1遊星歯車
33b 第2遊星歯車
34 遊星キャリア(第2回転要素)
38 第1内歯車(第1回転要素)
40 第2内歯車
41 出力部
45 クラッチ部
46 固定クラッチ歯
46a 第1係合歯
46b 第2係合歯
47 第1クラッチ歯
47a 第3係合歯
48 第2クラッチ歯
48a 第4係合歯
50 検出装置
51 検出プレート
52 センサ
55 ボールねじ機構(変換機構)
100 制御装置

Claims (12)

  1. 固定テーブルに対して上下方向に対向して配置される可動テーブルと、
    回転運動を直線運動に変換して前記可動テーブルを上下方向に移動させる変換機構と、
    電動機軸を備える電動機と、
    不思議遊星歯車機構を含み、前記電動機軸の回転を、第1減速比及び前記第1減速比よりも大きな第2減速比のいずれか一方の減速比で減速して前記変換機構に出力する減速機と、
    前記減速機における減速比を前記第1減速比と前記第2減速比とで切り替えるクラッチ部と、を備え、
    前記クラッチ部は、
    前記減速機に含まれる第1回転要素と連結され、前記第1回転要素と一体に回転する第1クラッチ歯と、
    前記減速機に含まれる第2回転要素と連結され、前記第2回転要素と一体に回転する第2クラッチ歯と、
    互いの歯構造が向き合うように対向して配置される前記第1クラッチ歯と前記第2クラッチ歯との間に設けられ、前記第1クラッチ歯と前記第2クラッチ歯との間で移動する固定クラッチ歯と、を含み、
    前記固定クラッチ歯は、切り換え可能な動作モードとして、
    前記第1クラッチ歯のみと歯合して前記第1回転要素を固定することで、前記減速機を前記第2減速比で動作させる第1モードと、
    前記第2クラッチ歯のみと歯合して前記第2回転要素を固定することで、前記減速機を前記第1減速比で動作させる第2モードと、
    前記第1モードと第2モードとの間でモードを遷移するときに前記第1クラッチ歯と前記第2クラッチ歯とにそれぞれ歯合する両噛みモードと、を有する
    プレスブレーキ。
  2. 前記減速機は、
    前記電動機軸と一体となって回転する太陽歯車と、
    前記太陽歯車と噛み合って前記太陽歯車の回転によって回転する第1遊星歯車と、第1遊星歯車と同軸上に設けられて前記第1遊星歯車と一体となって回転する第2遊星歯車とを有する複数の遊星歯車ユニットと、
    前記複数の遊星歯車ユニットをそれぞれ自転可能に支持するとともに、前記電動機軸周りで回転する前記第2回転要素としての遊星キャリアと、
    前記第1遊星歯車と噛み合う、前記第1回転要素としての第1内歯車と、
    前記第1内歯車と異なる歯数を備え、前記第2遊星歯車と噛み合う第2内歯車と、
    前記変換機構に連結されており、前記第2内歯車と一体となって回転する出力部と、を含む
    請求項1記載のプレスブレーキ。
  3. 前記固定クラッチ歯は、それぞれが前記第1クラッチ歯側に向かって突出する複数の第1係合歯と、それぞれが前記第2クラッチ歯側に向かって突出する複数の第2係合歯とが周方向に沿って設けられた環状の部材であり、
    前記第1クラッチ歯は、それぞれが前記第2クラッチ歯側に向かって突出する複数の第3係合歯が周方向に沿って設けられた環状の部材であり、
    前記第2クラッチ歯は、それぞれが前記第1クラッチ歯側に向かって突出する複数の第4係合歯が周方向に沿って設けられた環状の部材である
    請求項2記載のプレスブレーキ。
  4. 前記第1モードは、前記複数の第1係合歯と前記複数の第3係合歯とが相互に歯合し、前記複数の第2係合歯と前記複数の第4係合歯とが解放された状態で、前記第1内歯車の回転を規制し、
    前記第2モードは、前記複数の第2係合歯と前記複数の第4係合歯とが相互に歯合し、前記複数の第1係合歯と前記複数の第3係合歯とが解放された状態で、前記遊星キャリアの回転を規制し、
    前記両噛みモードは、前記複数の第1係合歯と前記複数の第3係合歯とが相互に歯合し、且つ、前記複数の第2係合歯と前記複数の第4係合歯とが相互に歯合した状態で、前記第1内歯車及び前記遊星キャリアの回転を規制する
    請求項3記載のプレスブレーキ。
  5. 前記クラッチ部は、
    前記固定クラッチ歯を前記第1クラッチ歯側へと押圧する押圧部材と、
    電磁力で吸着することにより、前記押圧部材によって前記第1クラッチ歯側へと押圧されている前記固定クラッチ歯を、前記第2クラッチ歯側へと移動させるソレノイドと、を更に含む
    請求項1記載のプレスブレーキ。
  6. 前記第1クラッチ歯と前記第2クラッチ歯との間における前記固定クラッチ歯の位置を検出する検出装置と、
    前記検出装置の検出結果に基づいて、前記クラッチ部及び前記電動機を制御する制御装置と、を更に有する
    請求項1から5いずれか一項記載のプレスブレーキ。
  7. 前記制御装置は、
    前記第1モードと前記第2モードとの間でモードを遷移させるとき、前記可動テーブルが微少量だけ上昇するように前記電動機を動作させる
    請求項6記載のプレスブレーキ。
  8. 前記制御装置は、
    前記第1モードと前記第2モードとの間でモードを遷移させるとき、前記固定クラッチ歯が切り替わる側に位置するクラッチ歯が1歯分の幅だけ回転するように前記電動機を制御する第1制御を行う
    請求項6記載のプレスブレーキ。
  9. 前記制御装置は、
    前記第1制御を行っても、前記第1モードと前記第2モードとの間でモードを遷移させることができないときは、前記第1制御とは逆方向に、前記1歯分の幅だけ回転するように前記電動機を制御する第2制御を行う
    請求項8記載のプレスブレーキ。
  10. 前記検出装置は、
    前記固定クラッチ歯に固定されており、前記クラッチ部を収容する筐体の外部へと延出された検出プレートと、
    前記筐体の外部に配置され、前記検出プレートを検出するセンサと、を備える
    請求項6記載のプレスブレーキ。
  11. 前記クラッチ部は、
    前記ソレノイドに対する外部電力が遮断された場合に、前記ソレノイドに電力を供給するコンデンサを更に備える
    請求項5記載のプレスブレーキ。
  12. プレスブレーキのテーブル駆動方法において、
    前記プレスブレーキは、
    固定テーブルと、
    固定テーブルに対して上下方向に対向して配置される可動テーブルと、
    電動機軸を備える電動機と、
    不思議遊星歯車機構を含み、前記電動機軸の回転を、第1減速比及び前記第1減速比よりも大きな第2減速比のいずれか一方の減速比で減速して出力する減速機と、
    前記減速機における減速比を前記第1減速比と前記第2減速比とで切り替えるクラッチ部と、
    前記減速機から伝達される回転運動を直線運動に変換することで、前記可動テーブルを上下方向に移動させる変換機構と、を備え、
    前記クラッチ部は、
    前記減速機に含まれる第1回転要素と連結され、前記第1回転要素と一体に回転する第1クラッチ歯と、
    前記減速機に含まれる第2回転要素と連結され、前記第2回転要素と一体に回転する第2クラッチ歯と、
    互いの歯構造が向き合うように対向して配置される前記第1クラッチ歯と前記第2クラッチ歯との間に設けられ、前記第1クラッチ歯と前記第2クラッチ歯との間で移動する固定クラッチ歯と、を含み、
    前記可動テーブルを上方向及び下方向のいずれか一方の方向に駆動するときに、
    前記固定クラッチ歯を前記第1クラッチ歯のみと歯合させて前記第1回転要素を固定することで、前記減速機を前記第2減速比で動作させる第1工程と、
    前記固定クラッチ歯を前記第2クラッチ歯のみと歯合させて前記第2回転要素を固定することで、前記減速機を前記第1減速比で動作させる第2工程と、
    前記第1工程と第2工程との間で工程を移行するときに、前記固定クラッチ歯を前記第1クラッチ歯と前記第2クラッチ歯とそれぞれ歯合させる第3工程と、を行う
    プレスブレーキのテーブル駆動方法。
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