JP7319429B2 - 電子膨張弁 - Google Patents

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Description

本発明は空調冷却の技術分野に関し、特に、電子膨張弁に関する。
インバータエアコンの普及に伴い、電子膨張弁は、インバータエアコンの主要部材としてその性能の良否が空調の快適性、省エネ性に大きな影響を与えるようになった。
従来の電子膨張弁における接続スリーブとナット座との間の連結面積が小さいので、ナット座と接続スリーブと弁座との間の接続強度を大幅に低下させていた。
これに鑑み、上記の技術課題に対して、本発明は、ナット座と接続スリーブと弁座との間の接続強度を向上できる電子膨張弁を提供する。
上記の技術課題を解決するために、本発明は、以下の技術態様を提供する。
弁座、ナット座及び接続スリーブを含み、ナット座は接続スリーブに挿設され、ナット座及び接続スリーブは弁座内に取り付けられる電子膨張弁であって、接続スリーブは、互いに接続された本体部及び嵌め込み部を含み、本体部はナット座を取り囲んで設けられ、嵌め込み部はナット座に従って接続スリーブに挿設されてナット座に嵌め込まれる。
本出願は、接続スリーブに嵌め込み部を含ませることで、嵌め込み部がナット座に嵌め込まれるようにして、接続スリーブとナット座との間の接続強度を強化するだけでなく、接続スリーブと弁座とを取り付ける際の接触面積も増加させ、ナット座、接続スリーブ及び弁座の三者の間の連結強度と取り付けの垂直度とを更に強化したことが理解できる。
一実施例において、本体部の一端には、ナット座を取り付けるための開口が穿設されており、嵌め込み部は本体部の開口から離れた一端に位置し、嵌め込み部は環状を呈し、嵌め込み部には第1の接続孔が穿設されており、ナット座の一端は開口に挿設され、且つ第1の接続孔から接続スリーブを穿出する。
嵌め込み部にナット座が穿出して接続されるための第1の接続孔を穿設することで、接続スリーブとナット座との間の接触面積を増加させるだけでなく、接続スリーブと弁座との間の接触面積も同様に増加させて、ナット座、接続スリーブ及び弁座の三者の間の接続強度と取り付けの垂直度とを強化したことが理解できる。
一実施例において、嵌め込み部には第2の接続孔が更に穿設されており、第2の接続孔と第1の接続孔とは互いに連通する。
嵌め込み部に第1の接続孔と互いに連通する第2の接続孔を穿設することで、ナット座と接続スリーブとの間の接触面積を更に増加させ、ナット座と接続スリーブとの間の接続強度を更に強化したことが理解できる。
一実施例において、嵌め込み部は複数の凸状リブであり、且つ複数の凸状リブが本体部の内壁の周方向に沿って間隔をおいて設けられる。
本体部の内壁の周方向に間隔をおいて複数の凸状リブが設けられていることで、ナット座と接続スリーブとの間の接触面積を増加させ、更にナット座と接続スリーブとの間の接続強度を強化したことが理解できる。
一実施例において、ナット座は、互いに接続された取り付けセグメント及びガイドセグメントを含み、ガイドセグメントは弁座に相対的に近接した一端に位置し、取り付けセグメントは接続スリーブに当接し、ガイドセグメントの一端は第1の接続孔から突き出て、第1の接続孔の孔径はガイドセグメントの外径より小さい。
第1の接続孔の孔径をガイドセグメントの最大径より小さくすることで、ナット座と接続スリーブとの間の嵌め込みの深さを増加させ、ナット座と接続スリーブとの間の接続強度を強化したことが理解できる。
一実施例において、本体部の内壁にはねじセグメントが設けられており、ねじセグメントは本体部の内壁の周方向に沿って取り囲んで設けられる。
本体部の内壁にねじセグメントを設けることで、ナット座と接続スリーブとの間の射出成形による連結強度を強化したことが理解できる。
一実施例において、接続スリーブの硬度がナット座の硬度より大きく、及び/又は、接続スリーブの硬度が弁座の硬度以上である。
接続スリーブの硬度をナット座の硬度より大きくすることで、接続スリーブによりナット座の完全性が保護され、ナット座のねじの信頼性を向上させたことが理解できる。
一実施例において、接続スリーブは、粉末冶金材、ステンレス材又は銅材である。
一実施例において、接続スリーブの内壁には切欠きが穿設されており、切欠きは接続スリーブの弁座から離れた一端に位置し、ナット座には均衡化孔が設けられており、切欠きと均衡化孔とは互いに連通する。
接続スリーブの内壁に均衡化孔と連通する切欠きを穿設することで、電子膨張弁内の媒体圧力を均衡化することが理解できる。
一実施例において、接続スリーブの外壁には回転止め部が設けられており、接続スリーブは弁座内に取り付けられ、回転止め部は弁座に係合され、周方向において接続スリーブを位置決めすることができる。
接続スリーブの外壁に回転止め部を設けることで、接続スリーブと弁座との間の接続強度を強化することが理解できる。
従来の技術と比べて、本出願は、接続スリーブに嵌め込み部を含ませることで、嵌め込み部がナット座に嵌め込まれるようにして、接続スリーブとナット座との間の接続強度を強化するだけでなく、接続スリーブと弁座とを取り付ける際の接触面積も増加させ、ナット座、接続スリーブ及び弁座の三者の間の連結強度と取り付けの垂直度とを更に強化した。
本発明で提供される電子膨張弁の構造模式図である。 本発明で提供されるナット座と接続スリーブとの組立の構造模式図である。 本発明で提供される一実施例の接続スリーブの構造模式図である。 本発明で提供される一実施例の接続スリーブの上面視構造模式図である。 本発明で提供される一実施例の接続スリーブの構造模式図である。 本発明で提供される一実施例の接続スリーブの上面視構造模式図である。
図面の符号は、以下の通りである。
100 電子膨張弁、10 弁座、20 ナット座、21 取り付けセグメント、22 ガイドセグメント、23 均衡化孔、30 接続スリーブ、31 本体部、311 開口、312 ねじセグメント、313 切欠き、314 取り付けチャンバ、32 嵌め込み部、321 第1の接続孔、322 第2の接続孔、33 回転止め部、331 夾角セグメント、40 スピンドル、50 弁スリーブ、60 ロータ、70 スクリュ。
本発明の目的、技術態様及び利点をより明確にするために、以下で図面及び具体的な実施形態を参照して本発明を更に詳細に説明する。理解すべきこととして、ここで説明した具体的な実施形態は本発明を解釈するためのものにすぎず、本発明の保護範囲を限定するものではない。
説明すべきこととして、アセンブリが他のアセンブリに「取り付けられる」とされる場合、他のアセンブリに直接取り付けられてもよく、又は介在するアセンブリが存在してもよい。アセンブリが他のアセンブリに「設けられる」とみなされる場合、他のアセンブリに直接設けられてもよく、又は介在するアセンブリが同時に存在してもよい。アセンブリが他のアセンブリに「固定される」とみなされる場合、他のアセンブリに直接固定されてもよく、又は介在するアセンブリが同時に存在してもよい。本明細書で使用される用語「垂直な」、「水平な」、「左」、「右」並びに類似する表現は説明の目的にすぎず、唯一の実施形態を表すものではない。
特に定義しない限り、本明細書で使用される全ての技術用語や科学用語は、本発明の属する技術分野における当業者が通常理解している意味と同じである。ここで、本発明の明細書に使用される用語は、単に具体的な実施形態を説明することを目的とし、本発明を制限するものではない。本明細書に使用される「及び/又は」という用語は、関連する列挙された項目の1つ以上の任意の/及び全ての組み合わせを含む。
図1から図6を参照すると、本発明は、空調システムに適用され、調整されるパラメータにより生成される電気信号を使用して、電子膨張弁100に印加される電圧又は電流を制御し、更に給液量を調整する目的を達成する電子膨張弁100を提供する。
従来の電子膨張弁における接続スリーブとナット座との間の連結面積が小さいので、ナット座と接続スリーブと弁座との間の接続強度を大幅に低下させていた。
従来の電子膨張弁のナット座と接続スリーブと弁座との間の接続強度が低い問題を解決することを目的とする。本発明で提供される電子膨張弁100は、弁座10、ナット座20及び接続スリーブ30を含み、ナット座20は接続スリーブ30に挿設され、ナット座20及び接続スリーブ30は弁座10に取り付けられ、接続スリーブ30は、互いに接続された本体部31及び嵌め込み部32を含み、本体部31はナット座20を取り囲んで設けられ、嵌め込み部32はナット座20に従って接続スリーブ30に挿設されてナット座20に嵌め込まれる。
本出願は、接続スリーブ30に嵌め込み部32を含ませることで、嵌め込み部32がナット座20に嵌め込まれるようにして、接続スリーブ30とナット座20との間の接続強度を強化するだけでなく、接続スリーブ30と弁座10とを取り付ける際の接触面積も増加させ、ナット座20、接続スリーブ30及び弁座10の三者の間の連結強度と取り付けの垂直度とを更に強化した。
図1及び図2に示すように、電子膨張弁100は、ナット座20に挿設されているスピンドル40を更に含む。スピンドル40は、ナット座20に対して弁座10の軸線に沿って移動でき、これにより電子膨張弁100に対して流量調整を行う。
本実施例において、ナット座20はエンジニアリングプラスチックを採用して作製し、これによりナット座20の重量を軽減できるだけでなく射出加工を利用して成形でき、射出成形過程においてナット座20内のねじの品質を確保できる。好ましくは、ナット座20は、PPS(Phenylenesulfide、ポリフェニレンスルファイド)を採用して作製し、PPSは自己潤滑性を有し、スピンドル40とナット座20との間の摩耗を減少させて止まることを回避することができる。もちろん、別の実施例においてナット座20は粉末冶金等の材質を採用して加工されてもよく、ここでは限定されない。
説明すべきこととして、金属材質を使用して加工されるナット座20は切削量が大きく、且つ雌ねじの加工品質が不安定であるので、この欠点を克服するために、本実施例においてナット座20をエンジニアリングプラスチックを採用して作製するが、エンジニアリングプラスチックは金属材質に比べて柔らかいので、ナット座20を弁座10に圧入する過程においてナット座20が損傷しないように保護するために、ナット座20と弁座10との間に接続スリーブ30を設け、接続スリーブ30の配置はナット座20の完全性を保護し、且つ雌ねじの加工品質を十分に安定化させて、製品の品質が確保された。
本実施例において、接続スリーブ30の硬度がナット座20の硬度より大きく、及び/又は、接続スリーブ30の硬度が弁座10の硬度以上である。接続スリーブ30の硬度をナット座20の硬度より大きくすることで、接続スリーブ30によってナット座20の完全性が保護され、ナット座のねじの信頼性を向上させた。接続スリーブ30の硬度が弁座10の硬度以上になるようにすることで、接続スリーブ30を弁座10に圧入する際、変形が非常に小さい又はほとんど変形しないように確保される。
好ましくは、弁座10は真鍮合金又はステンレスであり、一定の変形を許して内部のインサート材のサイズの安定性を保護する。
好ましくは、接続スリーブ30は、粉末冶金材、ステンレス材又は銅材である。
更に、本体部31の一端には、ナット座20を取り付けるための開口311が穿設されており、嵌め込み部32は本体部31の開口311から離れた一端に位置する。本体部31はほぼ内部が中空で且つ両端が貫通する円柱状を呈し、嵌め込み部32は、本体部31の開口311から離れた一端に位置し、且つ本体部31の径方向に向かって延在する。もちろん、本体部31は円柱状に設定されることに限定されず、別の実施例において本体部31は他の形状を呈してもよく、ここでは限定されない。
具体的には、接続スリーブ30を射出成形金型に入れてナット座20の射出成形を行い、ナット材は開口311から接続スリーブ30に進入し、ナット座20の一部が接続スリーブ30の取り付けチャンバ314に位置し、他部は嵌め込み部32から穿出する。これによりナット座20と接続スリーブ30との間の射出成形を実現し、その後、射出成形済のナット座20と接続スリーブ30とを一体に離型すればよい。
更に、接続スリーブ30の外壁には回転止め部33が設けられている。接続スリーブ30は弁座10に取り付けられ、回転止め部33は弁座10に係合され、周方向において接続スリーブ30を位置決めすることができる。通常、ほぼ円柱状を呈する接続スリーブ30は弁座10との組立過程において弁座10に対して回転しやすいので、接続スリーブ30と弁座10との間の組立効果に影響を与える。よって、接続スリーブ30の外壁面には接続スリーブ30が弁座10に対して回転することを阻止できる回転止め部33を配置する必要があり、これにより接続スリーブ30と弁座10との間の接続強度と取り付けの垂直度とを強化する。
具体的には、回転止め部33は、接続スリーブ30の外壁に設けられた平面又は円弧面であり、ここで注意すべきことは、回転止め部33を円弧面とする場合、接続スリーブ30の外壁面の円弧面と同心でないようにし、接続スリーブ30の外壁面の円弧面と重なることを回避することである。回転止め部33は、接続スリーブ30の外壁に設けられた平面又は円弧面である場合、回転止め部33と接続スリーブ30の外壁面との間には夾角セグメント331が形成されて、接続スリーブ30が弁座10に対して回転する際に、夾角セグメント331が弁座10に当接して位置決めが形成されて、接続スリーブ30が弁座10に対して回転することを阻止する効果を有する。
更に、嵌め込み部32には第1の接続孔321が穿設されている。ナット座20は、互いに接続された取り付けセグメント21及びガイドセグメント22を含む。ガイドセグメント22は弁座10に相対的に近接した一端に位置し、取り付けセグメント21は取り付けチャンバ314内に位置し、ガイドセグメント22は第1の接続孔321から突き出る。
説明すべきこととして、嵌め込み部32にナット座20が穿出して接続されるための第1の接続孔321を穿設することで、接続スリーブ30とナット座20との間の接触面積を増加させるだけでなく、接続スリーブ30と弁座10との間の接触面積も同様に増加させて、ナット座20、接続スリーブ30及び弁座10の三者の間の接続強度と取り付けの垂直度とを強化した。
図3及び図4に示すように、一実施例において、嵌め込み部32は環状を呈する。このとき、接続スリーブ30の軸方向の断面に沿って、接続スリーブ30の断面は「L」型を呈し、「L」型の長辺は本体部31であり、「L」型の短辺は円環状の嵌め込み部32である。断面が「I」型を呈する接続スリーブ30と比べて、「L」型の接続スリーブ30は嵌め込み部32の構造を増加させたが、この構造の増加によって接続スリーブ30とナット座20の接触面積を増加させるだけでなく接続スリーブ30と弁座10との間の接触面積も同様に増加させ、接触面積の増加により連結面積を増加させ、ナット座20、接続スリーブ30及び弁座10の三者の間の接続強度と取り付けの垂直度とを更に強化した。
更に、本体部31の内壁にはねじセグメント312が設けられている。ねじセグメント312は本体部31の内壁の周方向に沿って取り囲んで設けられ、且つねじセグメント312と本体部31とが同軸に設けられる。接続スリーブ30をナット座20に射出成形する場合、ねじセグメント312は係合面積を増加させて、接続スリーブ30がより安定的にナット座20に接続されるようにすることができる。
説明すべきこととして、本体部31の内壁はねじセグメント312の配置に限定されず、環状溝等の他の構造を配置することも可能であり、接続スリーブ30をナット座20に射出成形する場合、ナット座20と接続スリーブ30との係合面積が増加することで接続スリーブ30がより安定的にナット座20に接続されることを実現できればよく、ここでは限定されない。
更に、ナット座20と接続スリーブ30とを一体に射出成形した後に弁座10に組み立てるとき、第1の接続孔321の孔径はガイドセグメント22の外径より小さい。第1の接続孔321の孔径がガイドセグメント22の外径より小さい理由は、嵌め込み部32がナット座20に既に嵌め込まれており、ナット座20とより強固な接続が形成されているためであり、これによりナット座20と接続スリーブ30との間の接続強度と取り付けの垂直度とを大幅に向上させた。
図5及び図6に示すように、一実施例において、嵌め込み部32には第2の接続孔322が更に穿設されている。第2の接続孔322と第1の接続孔321とは互いに連通する。第2の接続孔322は短冊形状を呈し、且つ第2の接続孔322の長さが第1の接続孔321の孔径より大きく、これによりナット座20を接続スリーブ30に射出成形する場合、接続スリーブ30とナット座20との間の接触面積を更に増加させ、ナット座20と接続スリーブ30との間の接続強度と取り付けの垂直度とを更に強化した。
もちろん、第2の接続孔322は短冊形状に設定することに限定されず、円形、三角形等の他の形状に設定してもよく、第1の接続孔321を穿設することに基づいてナット座20と接続スリーブ30との間の接触面積を更に増加できればよく、ここでは限定されない。
一実施例において、嵌め込み部32は複数の凸状リブであり、且つ複数の凸状リブが本体部31の内壁の周方向に沿って間隔をおいて設けられる。もちろん、嵌め込み部32が複数の凸状リブである場合、接続スリーブ30の軸方向に切断すると接続スリーブ30の断面は依然として「L」型を呈する。また、複数の凸状リブは間隔をおいて設けられるので、ナット座20を接続スリーブ30に射出成形する場合、凸状リブとの間の隙間はナット座20と接続スリーブ30の接触面積を更に増加させ、ナット座20と接続スリーブ30との間の接続強度と取り付けの垂直度とを更に強化したことは明らかである。
もちろん、別の実施例において嵌め込み部32は他の構造に設定されてもよく、ナット座20と接続スリーブ30との接触面積を増加することが実現できればいずれでもよく、ここでは一々列挙しない。
更に、本体部31には切欠き313が穿設されている。切欠き313は接続スリーブ30の開口311に近接する一端に位置し、ナット座20には均衡化孔23が設けられており、切欠き313と均衡化孔23とは互いに連通する。接続スリーブ30の内壁に均衡化孔23と連通する切欠き313を穿設することで、電子膨張弁100内の媒体圧力を均衡化する。
電子膨張弁100において、容易に取り付けるために、本実施例における接続スリーブ30をナット座20の外壁に射出成形する。まず、1つの簡単な金属接続スリーブ30を加工し、次にPPS材質のナット座20と金属接続スリーブ30とを一体に射出成形した後に、一体に締まり嵌めして弁座10に圧入して固定し、圧入時の応力は金属接続スリーブ30にある。
電子膨張弁100は、弁スリーブ50、ロータ60、スクリュ70、コイル(図示せず)を更に含み、ロータ60はナット座20に接続され、弁スリーブ50はナット座20の外部に嵌合され且つ弁座10と半田溶接され、スクリュ70はナット座20内に設けられ且つナット座20に螺合され、スクリュ70はスピンドル40に回転接続され、コイルは弁スリーブ50の外部に設けられ、コイルに通電するとロータ60を駆動して回転させることができ、ロータ60はスクリュ70を連動して回転させ、ナット座20が弁座10によって位置決めされるので、ナット座20は回転せず、これによりスクリュ70を駆動して軸方向に沿って移動させ、更にスピンドル40を駆動してナット座20の軸方向に沿って移動させる。
以上の実施例の各技術特徴は任意に組み合わせてもよく、説明を簡潔にするために上記の実施例における各技術特徴の可能な組み合わせのすべてを説明しないが、これらの技術特徴の組み合わせが矛盾しない限り、いずれも本明細書に記載されている範囲とみなすべきである。
以上の実施例は本発明のいくつかの実施形態を表すものにすぎず、その説明が具体的且つ詳細であるが、発明の範囲を制限するものとして理解するべきではない。指摘すべきこととして、当業者にとって、本発明の思想を逸脱しない範囲で更にいくつかの変形及び改良を行うことができ、これらはいずれも本発明の保護範囲に属する。よって本発明の保護範囲は添付の請求項に準ずるものとする。

Claims (9)

  1. 弁座(10)、ナット座(20)及び接続スリーブ(30)を含み、前記ナット座(20)は前記接続スリーブ(30)に挿設され、前記ナット座(20)及び前記接続スリーブ(30)は前記弁座(10)に取り付けられる電子膨張弁であって、
    前記接続スリーブ(30)は、互いに接続された本体部(31)及び嵌め込み部(32)を含み、前記本体部(31)は前記ナット座(20)を取り囲んで設けられ、前記嵌め込み部(32)は前記ナット座(20)に従って前記接続スリーブ(30)に挿設されて前記ナット座(20)に嵌め込まれており、
    前記本体部(31)の一端には、前記ナット座(20)を取り付けるための開口(311)が穿設されており、前記嵌め込み部(32)は、前記本体部(31)の前記開口(311)から離れた一端に位置し、前記嵌め込み部(32)は環状を呈し、前記嵌め込み部(32)には第1の接続孔(321)が穿設されており、前記ナット座(20)の一端は前記開口(311)に挿設され、前記接続スリーブ(30)を貫通して前記第1の接続孔(321)から突出している、電子膨張弁。
  2. 前記嵌め込み部(32)には第2の接続孔(322)が更に穿設されており、前記第2の接続孔(322)と前記第1の接続孔(321)とは互いに連通する、請求項に記載の電子膨張弁。
  3. 弁座(10)、ナット座(20)及び接続スリーブ(30)を含み、前記ナット座(20)は前記接続スリーブ(30)に挿設され、前記ナット座(20)及び前記接続スリーブ(30)は前記弁座(10)に取り付けられる電子膨張弁であって、
    前記接続スリーブ(30)は、互いに接続された本体部(31)及び嵌め込み部(32)を含み、前記本体部(31)は前記ナット座(20)を取り囲んで設けられ、前記嵌め込み部(32)は前記ナット座(20)に従って前記接続スリーブ(30)に挿設されて前記ナット座(20)に嵌め込まれており、
    前記嵌め込み部(32)は複数の凸状リブであり、且つ複数の前記凸状リブが前記本体部(31)の内壁の周方向に沿って間隔をおいて設けられる、電子膨張弁。
  4. 前記ナット座(20)は、互いに接続された取り付けセグメント(21)及びガイドセグメント(22)を含み、前記ガイドセグメント(22)は前記弁座(10)に相対的に近接した一端に位置し、前記取り付けセグメント(21)は前記接続スリーブ(30)に当接し、前記ガイドセグメント(22)の一端は前記第1の接続孔(321)から突き出て、前記第1の接続孔(321)の孔径は前記ガイドセグメント(22)の外径より小さい、請求項に記載の電子膨張弁。
  5. 弁座(10)、ナット座(20)及び接続スリーブ(30)を含み、前記ナット座(20)は前記接続スリーブ(30)に挿設され、前記ナット座(20)及び前記接続スリーブ(30)は前記弁座(10)に取り付けられる電子膨張弁であって、
    前記接続スリーブ(30)は、互いに接続された本体部(31)及び嵌め込み部(32)を含み、前記本体部(31)は前記ナット座(20)を取り囲んで設けられ、前記嵌め込み部(32)は前記ナット座(20)に従って前記接続スリーブ(30)に挿設されて前記ナット座(20)に嵌め込まれており、
    前記本体部(31)の内壁にはねじセグメント(312)が設けられており、前記ねじセグメント(312)は前記本体部(31)の内壁の周方向に沿って取り囲んで設けられる、電子膨張弁。
  6. 弁座(10)、ナット座(20)及び接続スリーブ(30)を含み、前記ナット座(20)は前記接続スリーブ(30)に挿設され、前記ナット座(20)及び前記接続スリーブ(30)は前記弁座(10)に取り付けられる電子膨張弁であって、
    前記接続スリーブ(30)は、互いに接続された本体部(31)及び嵌め込み部(32)を含み、前記本体部(31)は前記ナット座(20)を取り囲んで設けられ、前記嵌め込み部(32)は前記ナット座(20)に従って前記接続スリーブ(30)に挿設されて前記ナット座(20)に嵌め込まれており、
    前記接続スリーブ(30)の硬度が前記ナット座(20)の硬度より大きく、
    及び/又は、前記接続スリーブ(30)の硬度が前記弁座(10)の硬度以上である、電子膨張弁。
  7. 前記接続スリーブ(30)は、粉末冶金材、ステンレス材又は銅材である、請求項に記載の電子膨張弁。
  8. 弁座(10)、ナット座(20)及び接続スリーブ(30)を含み、前記ナット座(20)は前記接続スリーブ(30)に挿設され、前記ナット座(20)及び前記接続スリーブ(30)は前記弁座(10)に取り付けられる電子膨張弁であって、
    前記接続スリーブ(30)は、互いに接続された本体部(31)及び嵌め込み部(32)を含み、前記本体部(31)は前記ナット座(20)を取り囲んで設けられ、前記嵌め込み部(32)は前記ナット座(20)に従って前記接続スリーブ(30)に挿設されて前記ナット座(20)に嵌め込まれており、
    前記接続スリーブ(30)の内壁には切欠き(313)が穿設されており、前記切欠き(313)は、前記接続スリーブ(30)の前記弁座(10)から離れた一端に位置し、前記ナット座(20)には均衡化孔(23)が設けられており、前記切欠き(313)と前記均衡化孔(23)とは互いに連通する、電子膨張弁。
  9. 弁座(10)、ナット座(20)及び接続スリーブ(30)を含み、前記ナット座(20)は前記接続スリーブ(30)に挿設され、前記ナット座(20)及び前記接続スリーブ(30)は前記弁座(10)に取り付けられる電子膨張弁であって、
    前記接続スリーブ(30)は、互いに接続された本体部(31)及び嵌め込み部(32)を含み、前記本体部(31)は前記ナット座(20)を取り囲んで設けられ、前記嵌め込み部(32)は前記ナット座(20)に従って前記接続スリーブ(30)に挿設されて前記ナット座(20)に嵌め込まれており、
    前記接続スリーブ(30)の外壁には回転止め部(33)が設けられており、前記接続スリーブ(30)は前記弁座(10)に取り付けられ、前記回転止め部(33)は前記弁座(10)に係合され、周方向において前記接続スリーブ(30)を位置決めすることができる、電子膨張弁。
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