JP7319149B2 - 段ボールシート製造装置 - Google Patents

段ボールシート製造装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7319149B2
JP7319149B2 JP2019164415A JP2019164415A JP7319149B2 JP 7319149 B2 JP7319149 B2 JP 7319149B2 JP 2019164415 A JP2019164415 A JP 2019164415A JP 2019164415 A JP2019164415 A JP 2019164415A JP 7319149 B2 JP7319149 B2 JP 7319149B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
speed
pressure
corrugating
roll
base paper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019164415A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021041580A5 (ja
JP2021041580A (ja
Inventor
琢司 矢野
浩 田原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rengo Co Ltd
Original Assignee
Rengo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rengo Co Ltd filed Critical Rengo Co Ltd
Priority to JP2019164415A priority Critical patent/JP7319149B2/ja
Priority to EP20862044.3A priority patent/EP4029681A4/en
Priority to US17/641,750 priority patent/US20220402231A1/en
Priority to PCT/JP2020/033242 priority patent/WO2021049387A1/ja
Publication of JP2021041580A publication Critical patent/JP2021041580A/ja
Publication of JP2021041580A5 publication Critical patent/JP2021041580A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7319149B2 publication Critical patent/JP7319149B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B31MAKING ARTICLES OF PAPER, CARDBOARD OR MATERIAL WORKED IN A MANNER ANALOGOUS TO PAPER; WORKING PAPER, CARDBOARD OR MATERIAL WORKED IN A MANNER ANALOGOUS TO PAPER
    • B31FMECHANICAL WORKING OR DEFORMATION OF PAPER, CARDBOARD OR MATERIAL WORKED IN A MANNER ANALOGOUS TO PAPER
    • B31F1/00Mechanical deformation without removing material, e.g. in combination with laminating
    • B31F1/20Corrugating; Corrugating combined with laminating to other layers
    • B31F1/24Making webs in which the channel of each corrugation is transverse to the web feed
    • B31F1/26Making webs in which the channel of each corrugation is transverse to the web feed by interengaging toothed cylinders cylinder constructions
    • B31F1/28Making webs in which the channel of each corrugation is transverse to the web feed by interengaging toothed cylinders cylinder constructions combined with uniting the corrugated webs to flat webs ; Making double-faced corrugated cardboard
    • B31F1/2845Details, e.g. provisions for drying, moistening, pressing
    • B31F1/285Heating or drying equipment
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B31MAKING ARTICLES OF PAPER, CARDBOARD OR MATERIAL WORKED IN A MANNER ANALOGOUS TO PAPER; WORKING PAPER, CARDBOARD OR MATERIAL WORKED IN A MANNER ANALOGOUS TO PAPER
    • B31FMECHANICAL WORKING OR DEFORMATION OF PAPER, CARDBOARD OR MATERIAL WORKED IN A MANNER ANALOGOUS TO PAPER
    • B31F1/00Mechanical deformation without removing material, e.g. in combination with laminating
    • B31F1/20Corrugating; Corrugating combined with laminating to other layers
    • B31F1/24Making webs in which the channel of each corrugation is transverse to the web feed
    • B31F1/26Making webs in which the channel of each corrugation is transverse to the web feed by interengaging toothed cylinders cylinder constructions
    • B31F1/28Making webs in which the channel of each corrugation is transverse to the web feed by interengaging toothed cylinders cylinder constructions combined with uniting the corrugated webs to flat webs ; Making double-faced corrugated cardboard
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B31MAKING ARTICLES OF PAPER, CARDBOARD OR MATERIAL WORKED IN A MANNER ANALOGOUS TO PAPER; WORKING PAPER, CARDBOARD OR MATERIAL WORKED IN A MANNER ANALOGOUS TO PAPER
    • B31FMECHANICAL WORKING OR DEFORMATION OF PAPER, CARDBOARD OR MATERIAL WORKED IN A MANNER ANALOGOUS TO PAPER
    • B31F1/00Mechanical deformation without removing material, e.g. in combination with laminating
    • B31F1/20Corrugating; Corrugating combined with laminating to other layers
    • B31F1/24Making webs in which the channel of each corrugation is transverse to the web feed
    • B31F1/26Making webs in which the channel of each corrugation is transverse to the web feed by interengaging toothed cylinders cylinder constructions
    • B31F1/28Making webs in which the channel of each corrugation is transverse to the web feed by interengaging toothed cylinders cylinder constructions combined with uniting the corrugated webs to flat webs ; Making double-faced corrugated cardboard
    • B31F1/2831Control

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Machines For Manufacturing Corrugated Board In Mechanical Paper-Making Processes (AREA)

Description

本発明は、段ボールシート製造装置に関する。
段ボールシートは、表ライナと、裏ライナと、これらの間にある波形に成形された中しんとから成る。中しんが備える複数の凸条と凹条は、段ボールシートの製造時、中しん原紙一対の段ロールによって送出される際に成形される。第1ライナ原紙に中しん原紙を接着する際、凸条の頂に塗布させたデンプン糊を糊化させる必要があるため、段ロールには加熱手段が設けられている。加熱手段としては、段ロールに電熱ヒータを配置する構成と、段ロールに高温高圧の蒸気を滞留させる構成とがあるが、前者よりも後者の方がコスト面で有効である。
加熱に蒸気を用いる場合、段ロール内に溜まった結露水が蒸気による加熱を阻害するため、加熱効率が低下してライナ原紙に対する中しん原紙の接着不良が生じる。また、段ロールを停止した状態では、結露水が溜まった下部の温度が上部の温度よりも低くなり、段ロールの周方向の温度分布にムラが生じるため、運転開始直後にライナ原紙に対する中しん原紙の接着不良が生じる。
特許文献1には、一端側が段ロール内に接続されて他端側が低圧部に接続された開閉弁を備える段ボールシート製造装置が開示されている。この製造装置では、開閉弁を閉状態から開状態に切り換え、段ロール内の結露水を強制的に排出し、段ロール内を高温高圧の蒸気に置換することで、段ロールの加熱効率の低下を抑制している。
特許文献2には、ボイラと段ロールの間に蒸気の供給圧力を調整する圧力調整弁を介設した段ボールシート製造装置が開示されている。この製造装置では、運転開始時に圧力調整弁によって段ロールへの蒸気の供給圧力を上げ、段ロール内に大量の蒸気を供給することで、運転停止時に生じた温度分布のムラを緩和している。
特許第5199586号公報 特許第4558566号公報
この種の段ボールシート製造装置では、ミルロールスタンドに掛けられたロール状のライナ原紙又は中しん原紙が少なくなると、その原紙の端に別のミルロールスタンドに掛けられた原紙を継ぐ必要がある(この操作を「紙継ぎ」と称す)。生産効率の低下を防ぐために、紙継ぎは、製造装置を停止することなく、段ロールによる原紙の送出速度を減速した状態で行われる。
また、所定のロットの製造が完了すると、ライナ原紙及び中しん原紙のうちの一方だけ、坪量(単位面積当たりの質量)又はグレードが異なる原紙に交換し、異なるロットの製造を行う場合がある(この操作を「ロット替え」と称す)。このロット替えは、紙継ぎと同様に、製造装置を停止することなく、段ロールによる原紙の送出速度を減速した状態で、前の原紙に次の原紙を継ぐことで行われる。
原紙の送出速度を減速するためには段ロールの回転を減速する必要がある。この場合、段ロール内の結露水に作用する遠心力が小さくなるため、段ロール内の中空部の壁面への結露水の付着状態も変化する。付着状態によっては結露水を十分に排出できず、中空部内への結露水の残存量が増える場合がある。この場合、紙継ぎ又はロット替えが完了して段ロールの回転(原紙の送出速度)を増速した際、結露水による層(膜厚)が厚くなって蒸気による段ロールの加熱を阻害するため、ライナ原紙に対する中しん原紙の接着不良が生じる虞がある。この際の接着不良について、特許文献1,2の段ボールシート製造装置では何も考慮されていない。
本発明は、段ロールの回転を定常運転時よりも減速した後、再び増速した際に生じ得る接着不良を抑制できる段ボールシート製造装置を提供することを課題とする。
本発明の一態様は、蒸気を滞留できる中空部を有し、帯状の中しん原紙に複数の凸条と凹条を交互に成形するとともに、前記中しん原紙を帯状のライナ原紙に圧着させて送出する段ロールと、前記段ロールを回転させる駆動部と、前記中しん原紙の前記凸条の頂部に、前記ライナ原紙に接着するための糊を塗布するグルー部と、前記段ロールの前記中空部に連通し、蒸気供給部から前記中空部へ供給する蒸気の供給圧を調整する圧力調整弁と、前記中空部に連通し、前記中空部内の結露した水を排出するためのスチームトラップと、前記中空部に連通する第1端と、前記中空部内の圧力よりも圧力が低い低圧部に連通する第2端とを有し、前記第1端側と前記第2端側を連通させた開状態と、前記第1端側と前記第2端側の連通を遮断した閉状態とに切換可能な開閉弁と、前記駆動部、前記圧力調整弁、及び前記開閉弁を制御し、前記中しん原紙に塗布した前記糊を前記蒸気によって前記段ロールを介して加熱しながら、前記中しん原紙を送出する制御部とを備え、前記制御部は、前記駆動部によって第1速度範囲内の第1設定速度で前記段ロールを回転させた定常運転を実行し、引き続いて前記駆動部によって前記第1速度範囲よりも遅い第2速度範囲内の第2設定速度に前記段ロールを減速させた減速運転を実行した後、前記駆動部によって前記第2速度範囲よりも速く前記第1速度範囲と同じ第3速度範囲内の第3設定速度に前記段ロールを増速させた増速運転を実行可能であり、前記定常運転で前記制御部は、前記開閉弁を閉状態とし、前記中空部に第1設定圧力で前記蒸気が供給されるように前記圧力調整弁を制御し、前記減速運転で前記制御部は、前記開閉弁及び前記圧力調整弁の状態を維持し、前記増速運転で前記制御部は、前記開閉弁を閉状態から開状態に切り換えるとともに、前記中空部に前記第1設定圧力よりも高い第2設定圧力で前記蒸気が供給されるように前記圧力調整弁を調整する、段ボールシート製造装置を提供する。
定常運転では、圧力調整弁によって第1設定圧力で蒸気を中空部に供給し、段ロールを介してデンプン糊を加熱することで、デンプン糊を糊化し、ライナ原紙に対して中しん原紙が接着される。中空部内で結露した水は、中空部に連通するスチームトラップを介して排出される。
紙継ぎ又はロット替えを行う場合、定常運転から減速運転に切り換えられ、紙継ぎ又はロット替えが完了すると、減速運転から増速運転に切り換えられる。紙継ぎ及びロット替えは、段ロール(製造装置)を停止することなく、原紙の送出速度に対応する段ロールの回転を減速した状態で行われるため、段ボールシートの生産効率の低下を抑制できる。
増速運転では、開閉弁が閉状態から開状態に切り換えられ、圧力調整弁によって高圧の第2設定圧力で蒸気が段ロールに供給される。これにより、段ロールの中空部内の結露水の残存量が増えていたとしても、開閉弁を通して中空部内の蒸気を含む結露水を強制的に排出でき、高温高圧の蒸気を中空部に供給できるため、段ロールを望ましい熱量まで迅速に加熱できる。よって、段ロールを介して中しん原紙に塗布したデンプン糊を確実に加熱できるため、ライナ原紙と中しん原紙の接着不良を抑制できる。また、製造装置の運転速度の高速化、つまり段ボールシートの生産性向上が可能である。
前記増速運転で前記制御部は、前記駆動部による前記段ロールの回転が前記第2設定速度から前記第3設定速度に達する前に、前記第2速度範囲よりも速く前記第1速度範囲及び前記第3速度範囲よりも遅い第4速度範囲内の第4設定速度まで増速すると、前記開閉弁の状態を切り換えるとともに、前記圧力調整弁の開度を調整する。また、前記増速運転で前記制御部は、前記段ロールの回転が前記第4設定速度まで増速した後、前記第3設定速度に達する定められた時間が経過すると、前記増速運転を終了し、前記定常運転に戻す。この態様によれば、蒸気の過度な供給を抑制できるため、段ボールシートの製造コストの増大を防止できる。
なお、前記定常運転の実行中に、前記制御部によって前記減速運転及び前記増速運転をそれぞれ実行させるための操作部を備える
本発明の段ボールシート製造装置では、段ロールの回転を定常運転時よりも減速した後、再び増速した際に生じ得る接着不良を抑制できる。
本発明の実施形態に係る段ボールシート製造装置を示す概略図。 製造した段ボールシートの断面図。 図1の段ボールシート製造装置のシングルフェーサを示す概略図。 段ロールの断面図。 段ロールの加熱機構の配管図。 第1ライナ原紙、中しん原紙、及び片面段ボールの送出速度を示すタイムチャート。 上段ロールの回転速度の変移を示すタイムチャート。 停止した段ロール内の結露水状態を示す断面図。 回転した段ロール内の結露水状態を示す断面図。 図8Bよりも高速で回転した段ロール内の結露水状態を示す断面図。 図8Cよりも高速で回転した段ロール内の結露水状態を示す断面図。 蒸気供給装置の概略図。 段ボールシート製造装置のブロック図。 制御装置による制御を示すフローチャート。
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の実施形態に係る段ボールシート製造装置であるコルゲータ10を示す。コルゲータ10は、第1給紙部12、第2給紙部14、シングルフェーサ16、貯留部34、第3給紙部36、グルー装置38、及びダブルフェーサ44を備える。また、コルゲータ10は、複数のヒーティングロール40と、複数のガイドロール41とを備える。
シングルフェーサ16によって、第1給紙部12の第1ライナ原紙2aと第2給紙部14の中しん原紙4aとを圧着させて接着し、帯状の片面段ボール1aを形成する。続いて、ダブルフェーサ44によって、貯留部34の片面段ボール1aと第3給紙部36の第2ライナ原紙3aとを圧着させて接着し、帯状の両面段ボール1bを形成する。最後に、ダブルフェーサ44の下流側に配置されたカッタ(図示せず)によって、帯状の両面段ボール1bを切断して所定の寸法の段ボールシート1とする。
この定常運転中に、第1ライナ原紙2a又は中しん原紙4aを紙継ぎ又はロット替えする際には、これらの原紙2a,4aの送出速度を減速する減速運転が行われる。紙継ぎ又はロット替えが完了すると、減速運転に引き続いて原紙2a,4aの送出速度を増速する増速運転が行われる。増速運転が終了すると定常運転に戻る。
図2に示すように、コルゲータ10によって製造される段ボールシート1は、表ライナ2と、裏ライナ3と、これらの間にある波形の中しん4とから成る。少なくともライナ2,3と中しん4は、グレード及び坪量(単位面積当たりの質量)のうちの少なくとも一方が異なっていることが多い。本実施形態では、表ライナ2が第1ライナ原紙2aによって構成され、裏ライナ3が第2ライナ原紙3aによって構成されているが、表ライナ2が第2ライナ原紙3aによって構成され、裏ライナ3が第1ライナ原紙2aによって構成されてもよい。
中しん4は、複数の凸条5と凹条6を備える。凸条5と凹条6は、図2の紙面に対して垂直な方向に延びており、図2において左右方向へ交互に形成されている。凸条5の頂部は表ライナ2に接着され、凹条6の頂部は裏ライナ3に接着されている。
図1に示すように、第1給紙部12は、2個のミルロールスタンド12aによって構成されている。ミルロールスタンド12aにはそれぞれ、ロール状の第1ライナ原紙2aが掛けられている。図1において右側に位置する一方のミルロールスタンド12aの第1ライナ原紙2aは、シングルフェーサ16の駆動によって巻き出される。図1において左側に位置する他方のミルロールスタンド12aの第1ライナ原紙2aは、シングルフェーサ16の駆動によって巻き出されることなく、紙継ぎ又はロット替えによって使用される。
第2給紙部14は、2個のミルロールスタンド14aによって構成されている。ミルロールスタンド14aにはそれぞれ、ロール状の中しん原紙4aが掛けられている。図1において左側に位置する一方のミルロールスタンド14aの中しん原紙4aは、シングルフェーサ16の駆動によって巻き出される。図1において右側に位置する他方のミルロールスタンド14aの中しん原紙4aは、シングルフェーサ16の駆動によって巻き出されることなく、紙継ぎ又はロット替えによって使用される。
シングルフェーサ16は、中しん原紙4aを送出する一対の段ロール17A,17B、中しん原紙4aにデンプン糊SAを塗布させるグルー部22、及び第1ライナ原紙2aと中しん原紙4aを圧着する圧着部28を備える。
図3を参照すると、一対の段ロール17A,17Bは、互いに噛み合う複数の歯17aを備える。歯17aは、段ロール17A,17Bの軸方向に延び、段ロール17A,17Bの周方向に並設されている。本実施形態では、上側に位置する上段ロール17Aの直径は、下側に位置する下段ロール17Bの直径よりも大きい。図10を参照すると、段ロール17A,17Bは、変速機19A,19Bを介してモータ(駆動部)18の駆動によって回転する。図3において、上段ロール17Aが時計回りに回転され、下段ロール17Bが反時計回りに回転されることで、中しん原紙4aが所定速度で送出される。また、歯17aによって中しん原紙4aに複数の凸条5と凹条6が交互に形成される。
引き続いて図3を参照すると、グルー部22は、中しん原紙4aの送出方向において、一対の段ロール17A,17Bが噛み合う部分の下流側に配置されている。グルー部22は、デンプン糊SAを貯留する上端開口の容器23、塗布ロール24、及びドクタロール25を備え、中しん原紙4aの凸条5の頂部にデンプン糊SAを塗布る。塗布ロール24は、下部が容器23内のデンプン糊SAに浸漬され、周方向の一部が凸条5の頂部に摺接するように、上段ロール17Aに隣接して配置されている。塗布ロール24は、モータによって回転する駆動式でもよいし、中しん原紙4aとの摺接によって回転する従動式でもよい。ドクタロール25は、塗布ロール24に圧接状態で配置され、塗布ロール24の表面に塗布した過度のデンプン糊SAをかき落とし容器23へ戻す。
圧着部28は、中しん原紙4aの送出方向におけるグルー部22の下流側に配置されている。圧着部28は、上段ロール17Aに所定圧力で圧着された圧着部材29を備える。本実施形態の圧着部材29はベルトであり、一対のテンションロール30間に架設されている。一対のテンションロール30のうち、一方はモータ31(図10参照)によって回転する駆動式であり、他方は圧着部材29によって回転する従動式である。上段ロール17Aと圧着部材29の回転によって、第1ライナ原紙2aは中しん原紙4aの凸条5の頂部に圧着されるとともに下流側へ送出される。
なお、圧着部28は、ベルトからなる圧着部材29と一対のテンションロール30の代わりに、1個のプレスロールによって構成されてもよいし、上段ロール17Aの周方向に間隔をあけて配置した2個のプレスロールによって構成されてもよい。
図1に示すように、貯留部34は、第1ライナ原紙2aと中しん原紙4aを接着した片面段ボール1aを、ダブルフェーサ44側へ搬送可能なキャンバスベルトによって構成されている。
第3給紙部36は、2個のミルロールスタンド36aによって構成されている。ミルロールスタンド36aにはそれぞれ、ロール状の第2ライナ原紙3aが掛けられている。図1において右側に位置する一方のミルロールスタンド36aの第2ライナ原紙3aは、ダブルフェーサ44の駆動によって巻き出される。図1において左側に位置する他方のミルロールスタンド36aの第2ライナ原紙3aは、ダブルフェーサ44の駆動によって巻き出されることなく、紙継ぎ又はロット替えによって使用される。
グルー装置38は、グルー部22と同様に、デンプン糊を貯留する上端開口の容器、塗布ロール、及びドクタロールを備え、片面段ボール1aにおける中しん原紙4aの凹条6の頂部にデンプン糊を塗布させる。
ダブルフェーサ44は、ヒーティングパートとクーリングパートで構成され、片面段ボール1aと第2ライナ原紙3aを加熱及び加圧しながら送出し、帯状の両面段ボール1bを形成する。
モータ18,31(図10参照)の駆動によって、一対の段ロール17A,17Bが回転するとともに圧着部材29が回転する。これにより、ミルロールスタンド12aに掛けられた第1ライナ原紙2aとミルロールスタンド14aに掛けられた中しん原紙4aとが、ヒーティングロール40とガイドロール41によってガイドされながら送出される。
一対の段ロール17A,17B間を通過する際、中しん原紙4aには歯17aの形状に沿った凸条5と凹条6が形成される。中しん原紙4aは上段ロール17Aの表面に密着した状態で下流側へ送られ、グルー部22を通過する際に凸条5の頂部にデンプン糊SAが塗布される。その後、中しん原紙4aは、圧着部28を通過する際に第1ライナ原紙2aに接着され、圧着部28を通過した後には上段ロール17Aの表面から離れる(図3参照)。このようにして形成された片面段ボール1aは、貯留部34上に送出される。
ダブルフェーサ44の駆動によって、貯留部34上の片面段ボール1aとミルロールスタンド36aに掛けられた第2ライナ原紙3aとが、ヒーティングロール40とガイドロール41にガイドされながら送出される。
グルー装置38を通過する際、片面段ボール1aの凹条6の頂部にデンプン糊SAが塗布される。続いて、ダブルフェーサ44の手前で、片面段ボール1aと第2ライナ原紙3aが密着されて両面段ボール1bが形成される。この両面段ボール1bは、ダブルフェーサ44を通過することで、加熱及び加圧されて接着が完成される。
次に、一対の段ロール17A,17Bを介して中しん原紙4aを加熱し、塗布したデンプン糊SAを糊化するため加熱機構について説明する。なお、圧着部28の一対のテンションロール30、及び複数のヒーティングロール40にも、段ロール17A,17Bと同様の加熱機構が設けられている。
図4に示すように、段ロール17A,17Bは、内部に蒸気を滞留できる中空部17bを備える中空ロールである。両端から突出した一対の軸部17cのうちの一方には、中空部17bに連通する連通孔17dが設けられている。中空部17b内には、連通孔17dを通してサイフォン管17eが配置されている。サイフォン管17eは、段ロール17A,17Bが回転しても回転しないように固定されており、その先端は中空部17bの下側頂部付近に配置されている。
図3及び図5を参照すると、連通孔17dには供給管50が接続され、サイフォン管17eには排出管51が接続されている。また、排出管51には、中空部17b内の圧力によって中空部17b内で生成した液体(結露水)を排出するスチームトラップ52が介設されている。
供給管50は、高温高圧の蒸気を供給する蒸気供給配管76に接続された基部50aと、基部50aから二又に分岐した第1分岐部50b及び第2分岐部50cとを備える。第1分岐部50bが上段ロール17Aに接続され、第2分岐部50cが下段ロール17Bに接続されている。
排出管51は、第1ドレン回収管77に接続された基部51aと、基部51aから二又に分岐した第1分岐部51b及び第2分岐部51cとを備える。第1分岐部51bが上段ロール17Aのサイフォン管17e(図4参照)に接続され、第2分岐部51cが下段ロール17Bのサイフォン管17e(図4参照)に接続されている。
スチームトラップ52は、第1分岐部51b及び第2分岐部51cにそれぞれ介設されている。スチームトラップ52は、上流側の中空部17b内と下流側の第1ドレン回収管77内の圧力差(差圧)によって、中空部17b内の流体を排出する。基部51aには、分岐部51b,51cから第1ドレン回収管77に向けた流体の移動を許容し、逆向きの流体の移動を阻止する逆止弁53が介設されている。
段ロール17A,17Bは、蒸気供給配管76から中空部17b内へ供給された高温高圧の蒸気によって加熱される。よって、段ロール17A,17Bの周壁を介して密着している中しん原紙4a、及びデンプン糊SAを加熱できる。これにより、デンプン糊SAを糊化できるため、中しん原紙4aを第1ライナ原紙2aに確実に接着できる。
図4を参照すると、中空部17b内に供給された蒸気は、段ロール17A,17Bとの熱交換によって結露する。蒸気を含む結露水は、中空部17b内と第1ドレン回収管77内の差圧によって、サイフォン管17e及び排出管51を通して第1ドレン回収管77に排出される。
但し、中空部17b内の圧力が第1ドレン回収管77内の圧力よりも小さい場合、及びこれらの差圧が小さい場合、中空部17b内の結露水Wを第1ドレン回収管77へ排出できない。また、中空部17b内と第1ドレン回収管77内の差圧が適正範囲であっても、段ロール17A,17Bの回転速度によっては、結露水の排出が困難な場合がある。詳しくは、以下の通りである。
図6を参照すると、ミルロールスタンド12aからの第1ライナ原紙2aの送出速度Va、ミルロールスタンド14aからの中しん原紙4aの送出速度Vb、及びシングルフェーサ16からの片面段ボール1aの送出速度Vcは、段ボールシート1の目標生産速度に基づいて設定されている。
第1ライナ原紙2aの送出速度Vaは、片面段ボール1aの生産速度に相当する。中しん原紙4aの送出速度Vbは、第1ライナ原紙2aの送出速度Vaよりも速く、送出速度Vaの約1.3~1.6倍である。つまり、中しん原紙4aの使用量は第1ライナ原紙2aの使用量よりも多いため、通常は紙継ぎの頻度は第1ライナ原紙2aよりも中しん原紙4aの方が多い。片面段ボール1aの送出速度Vcは、両面段ボール1bの生産速度に相当し、第1ライナ原紙2aの送出速度Vaよりも遅い。
シングルフェーサ16において、原紙2a,4aを紙継ぎ又はロット替えする際には、第1ライナ原紙2a及び中しん原紙4aの送出速度を定常運転時のVa1,Vb1からVa2,Vb2に減速する(減速運転)。また、紙継ぎ又はロット替えが完了すると、第1ライナ原紙2a及び中しん原紙4aの送出速度はVa2,Vb2からVa3,Vb3に増速される(増速運転)。紙継ぎの場合、送出速度Va1とVa3、及び送出速度Vb1とVb3は、いずれも同一に設定されることが多い。ロット替えの場合、送出速度Va1とVa3、及び送出速度Vb1とVb3は、いずれも原紙2a,4aのグレード及び坪量に応じて異なることが多い。
第1ライナ原紙2aの送出速度Va(片面段ボール1aの生産速度)の変化に拘わらず、片面段ボール1aの送出速度Vcは同じである。片面段ボール1aの送出速度Vcは、第1ライナ原紙2aの送出速度Vaよりも遅く、貯留部34には形成された片面段ボール1aが蓄えられるため、紙継ぎ(又はロット替え)を行うことを理由に変更する必要はない。
図7を参照すると、上段ロール17Aには、第1ライナ原紙2aの送出速度Va1~Va3に応じて回転速度V1~V3が設定されている。具体的には、上段ロール17Aの回転速度は、定常運転時には第1設定速度V1に設定され、紙継ぎ又はロット替えの際の減速運転時には第2設定速度V2に設定され、紙継ぎ又はロット替えの完了後の増速運転時には第3設定速度V3に設定されている。第2設定速度V2は第1設定速度V1よりも遅く、第3設定速度V3は第2設定速度V2よりも速い。第1設定速度V1と第3設定速度V3は、同一の場合もあれば、異なる場合もある。
上段ロール17Aは、中しん原紙4aとの接触時間が長く、デンプン糊SAの糊化に最も影響する。よって、上段ロール17Aの設定速度V1~V3を設定し、この上段ロール17Aの設定速度V1~V3に基づいて、他の下段ロール17Bの回転速度、及び圧着部28のロール30の回転速度を設定している。但し、それぞれのロールの回転速度の設定は、これに限定されない。
段ロール17A,17Bの回転速度が変われば、結露水Wに作用する遠心力の大きさも変化する。そのため、図8Aから図8Dに示すように、残留した結露水Wが中空部17bを画定する壁面17fに付着する状態が、段ロール17A,17Bの回転速度によって変化する。
図8Aは段ロール17A,17Bの停止状態を示す。この場合、結露水Wは、中空部17bの下部に滞留し、中空部17bの壁面17fの上部には付着しない。
図8Bは段ロール17A,17Bが低速(例えば150m/分)で反時計回りRに回転している状態を示す。この場合、結露水Wは、中空部17bの下部右側の壁面17fに偏って付着し、壁面17fの上部及び左側には付着しない。なお、速度は、段ロール17Aの回転速度(r/分)と直径(例えば500mm)とによって算出される原紙の供給速度として表している。
図8Cは段ロール17A,17Bが中速(例えば250m/分)で反時計回りRに回転している状態を示す。この場合、結露水Wは、中空部17bの右半分の壁面17fに偏って付着し、左半分の壁面17fには付着しない。
図8Dは段ロール17A,17Bが高速(例えば300m/分)で反時計回りRに回転している状態を示す。この場合、結露水Wは、均一な膜状になって中空部17bを画定する壁全面に付着する。
結露水が付着した部分と付着しない部分を有する図8Aから図8Cに示す状態では、段ロール17A,17Bの周方向の温度分布にムラが生じるため、デンプン糊SAの加熱が不均一になり、接着不良が生じる虞がある。結露水が均等に付着した図8Dに示す状態では、段ロール17A,17Bの周方向の温度分布にムラは生じない。しかし、膜厚tが過度に厚くなると、蒸気による段ロール17A,17Bの加熱が阻害されるため、加熱不足によって接着不良が生じる虞がある。
例えば、図8Cに示す中速回転状態では、中空部17bの下側に位置する水量が少なく、中空部17bの上側に位置する水量が多い。この状態では、サイフォン管17eの先端が位置する下側領域に結露水Wが少ないため、結露水Wの排出は困難である。中空部17b内に結露水が多い状態で高速回転に移行すると、図8Dに示す結露水Wによる膜厚tが厚くなるため、蒸気による段ロール17A,17Bの加熱が不十分になる。
そこで、本実施形態では、低速回転状態又は中速回転状態から高速回転に移行する際、中空部17b内の結露水Wを十分に排出するとともに、中空部17b内へ十分に蒸気を供給することで、デンプン糊SAを糊化できる温度まで段ロール17A,17Bを加熱する。
具体的には、図5に示すように、供給管50の基部50aに圧力調整弁55を介設するとともに、排出管51の分岐部51b,51cにそれぞれ開閉弁60A,60Bを分岐接続している。また、段ロール17A,17Bの速度を検出する速度センサ63A,63B(図10参照)を配置し、定められた速度まで上がると、圧力調整弁55と開閉弁60A,60Bによって段ロール17A,17Bに高温高圧の蒸気を強制的に供給する。
圧力調整弁55は、蒸気供給配管76側と段ロール17A,17B側を連通させた全開状態と、これらの連通を遮断した全閉状態との間で、開口面積(蒸気の供給圧)を多段階で調整可能な流量制御弁である。圧力調整弁55は、弁の開口面積を調整する制御器(PIC)56と、圧力調整弁55の吐出側の圧力を検出する圧力計57とを備える。制御器56は、蒸気供給配管76から中空部17bへ指定された圧力で蒸気が供給されるように、圧力計57の検出値に基づいて圧力調整弁55の開口面積を調整する。
開閉弁60A,60Bは、分岐接続管61A,61Bにそれぞれ介設されている。開閉弁60A,60Bは、分岐接続管61A,61Bの第1端61a側に接続された第1端60aと、分岐接続管61A,61Bの第2端61b側に接続された第2端60bとを備える。開閉弁60A,60Bは、第1端60aと第2端60bを連通させた開状態と、これらの連通を遮断した閉状態とに切換可能な電磁弁である。
分岐接続管61A,61Bの第1端61aは、分岐部51b,51cにそれぞれ接続され、分岐部51b,51cを介して中空部17bにそれぞれ接続されている。分岐接続管61A,61Bの第2端61bは、中空部17b内及び第1ドレン回収管77よりも低圧の第2ドレン回収管(低圧部)78に接続されている。分岐接続管61A,61Bにおいて、開閉弁60A,60Bと第2端61bの間には、第1端61aから第2端61bに向けた流体の移動を許容し、逆向きの流体の移動を阻止する逆止弁62が介設されている。
図10に示す速度センサ63A,63Bは、段ロール17A,17Bの軸部17cの近傍にそれぞれ配置され、軸部17cの単位時間当たりの回転数を検出することで、個々の段ロール17A,17Bの速度を算出する。但し、個々の段ロール17A,17Bの速度を検出する代わりに、図1に示す給紙部12,14における原紙2a,4aの送出速度、又は段ロール17Aの出口側である片面段ボール1aの送出速度を検出し、検出した送出速度、段ロール17A,17Bの直径、及び変速機19A,19Bのギア比に基づいて、段ロール17A,17Bの速度を算出してもよい。
次に、図9を参照して、供給管50、排出管51、及び分岐接続管61A,61Bを接続する蒸気供給装置70について説明する。
蒸気供給装置70は、結露水を回収しながら高温高圧の蒸気を供給するクローズド回収型であり、ボイラ(蒸気供給部)71、高圧回収タンク72、低圧回収タンク73、及び2個のポンプ74,75を備える。
ボイラ71は、ポンプ74,75から供給された水を高温高圧の蒸気として吐出する。ボイラ71の吐出口には蒸気供給配管76が接続され、この蒸気供給配管76に供給管50が接続されている。
高圧回収タンク72とポンプ74は第1給水管82に介設されており、この第1給水管82の一端がボイラ71に接続され、第1給水管82の他端側に高圧回収タンク72を介して第1ドレン回収管77が接続されている。この高圧回収タンク72内の圧力(例えば0.8MPa)は、中空部17b内の圧力よりも低い。
低圧回収タンク73とポンプ75は第2給水管83に介設されており、この第2給水管83の一端がボイラ71に接続され、第2給水管83の他端側に低圧回収タンク73を介して第2ドレン回収管78が接続されている。低圧回収タンク73内の圧力(例えば0.1MPa)は、高圧回収タンク72内の圧力よりも低い。つまり、第1給水管82内は中空部17b内よりも低圧であり、第2給水管83内は第1給水管82内よりも低圧である。低圧回収タンク73には更に、圧力調整弁79を介設した配管80を介して高圧回収タンク72が接続されるとともに、軟水を供給する水源81が接続されている。
第1ドレン回収管77から回収した結露水を高圧回収タンク72に一時的に貯留し、高圧回収タンク72内の水をポンプ74によってボイラ71に供給(再利用)する。第2ドレン回収管78から回収した蒸気を含む結露水を低圧回収タンク73に供給し、この低圧回収タンク73内の水をポンプ75によってボイラ71に供給(再利用)する。
図10を参照すると、コルゲータ10は、モータ18,31、圧力調整弁55、及び開閉弁60A,60Bと電気的に接続され、これらを制御する制御装置(制御部)65を備える。制御装置65は、単一又は複数のマイクロコンピュータ、及びその他の電子デバイスにより構成されている。制御装置65は、経過時間を計測するタイマ66を備える。制御装置65には、モータ18,31の速度を検出する速度センサ63A,63Bと、速度を変更するための操作部67とが電気的に接続されている。操作部67にはロータリースイッチを用いることができる。
制御装置65は、圧力調整弁55及び開閉弁60A,60Bを制御し、ボイラ71からの蒸気によって、上段ロール17Aを介して中しん原紙4aに塗布したデンプン糊SAを加熱する。また、図7に示すように、制御装置65は、操作部67からの入力信号に基づいて、デンプン糊SAの糊化に最も影響する上段ロール17Aを、設定速度V1で回転させる定常運転と、第2設定速度V2で回転させる減速運転と、第3設定速度V3で回転させる増速運転とを実行する。増速運転の終了後には定常運転を実行する。上段ロール17Aと同様に、制御装置65は、他の下段ロール17B及びテンションロール30の速度も制御する。
定常運転は、段ボールシート1の製造する基本状態である。減速運転は、第1ライナ原紙2a又は中しん原紙4aを紙継ぎ又はロット替えする際、作業者が操作部67を操作することで実行される。増速運転は、紙継ぎ又はロット替えの完了後、作業者が操作部67を操作することで実行される。この増速運転の実行時、制御装置65は、上段ロール17Aの回転が第4設定速度V4まで増速すると、中空部17b内に高温高圧の蒸気を強制供給する。但し、減速運転から増速運転への移行については、作業者による操作部67の操作の代わりに、所定の時間が経過することを起点として制御装置65が行ってもよい。
定常運転での第1設定速度V1は、170~300m/分の範囲に設定される。減速運転での第2設定速度V2は、第1設定速度よりも遅い100~150m/分の範囲に設定される。増速運転での第3設定速度V3は、第2設定速度よりも速い170~300m/分の範囲に設定される。増速運転での第4設定速度V4は、第2設定速度V2よりも速く第3設定速度V3よりも遅い150~160m/分の範囲に設定される。前述したように、これらの設定速度V1~V4は、段ロール17Aの回転速度と直径によって算出される原紙の供給速度として表している。
紙継ぎの場合、第1設定速度V1と第3設定速度V3は、同じであってもよいし、図7に破線で示すように異なっていてもよい。但し、増速運転の終了後に定常運転を実行する際には、上段ロール17Aの回転を第1設定速度V1に戻す。ロット替えの場合、第3設定速度V3は、原紙2a,4aのグレード及び坪量に応じて前記所定の範囲に設定されるため、第1設定速度V1と異なる場合が多い。この場合、定常運転での上段ロール17Aの第1設定速度V1を第3設定速度V3と同じ値に更新する。
第1設定速度V1及び第3設定速度V3は、図8Dに示すように、遠心力によって結露水が中空部17bの壁面17fの全周に付着する速さである。第2設定速度V2は、図8B又は図8Cに示すように、中空部17bの壁面17fの一部に結露水が付着しない速さである。第4設定速度V4は、図8Cに示すように、中空部17bの壁面17fの一部に結露水が付着しないだけでなく、中空部17bの下側領域に付着する結露水Wが少なくなる速さである。
定常運転において制御装置65は、開閉弁60A,60Bを閉状態とし、圧力調整弁55によって中空部17bに第1設定圧力P1で蒸気を供給する。例えば、ボイラ71によって蒸気を供給可能な最大圧力は、1.2MPa以上2.0MPaであり、第1設定圧力P1は、1.0MPa以上1.2MPaに設定されている。また、図7に示すように、モータ18によって上段ロール17Aを第1設定速度V1で回転させ、モータ31によって圧着部材29を対応する速度で回転させる。
圧力調整弁55によって第1設定圧力P1で蒸気を中空部17bに供給し、段ロール17A,17Bを介してデンプン糊SAを糊化することで、第1ライナ原紙2aに対して中しん原紙4aを確実に接着できる。中空部17b内で結露した水は、中空部17b内と第1ドレン回収管77内の差圧によって、スチームトラップ52を介して排出される。よって、中空部17b内の結露水による加熱阻害を抑制し、加熱不足に伴う第1ライナ原紙2aと中しん原紙4aの接着不良を防止できる。
減速運転は、定常運転に引き続いて実行される。つまり、定常運転の実行中に操作部67から速度低減を示す信号が入力されると、制御装置65は、定常運転から減速運転に移行する。
減速運転において制御装置65は、開閉弁60A,60Bを閉状態に維持するとともに、圧力調整弁55によって第1設定圧力P1での蒸気の供給を維持する。また、図7に示すように、モータ18によって上段ロール17Aを第2設定速度V2で回転させ、モータ31によって圧着部材29を対応する速度で回転させる。この際、上段ロール17Aの速度は、第1設定速度V1から第2設定速度V2まで徐々に減速した後、第2設定速度V2に維持される。
増速運転は、減速運転に引き続いて実行される。つまり、減速運転の実行中に操作部67から速度増大を示す信号が入力されると、制御装置65は、減速運転から増速運転に移行する。
増速運転において制御装置65は、図7に示すように、モータ18によって上段ロール17Aを第3設定速度V3で回転させ、モータ31によって圧着部材29を対応する速度で回転させる。この際、上段ロール17Aの速度は、第2設定速度V2から第3設定速度V3まで徐々に増速した後、第3設定速度V3に維持される。
増速運転において制御装置65は、圧力調整弁55及び開閉弁60A,60B次のように制御する。まず、第1段階で、開閉弁60A,60Bを閉状態に維持するとともに、圧力調整弁55によって第1設定圧力P1での蒸気の供給を維持する。続いて、上段ロール17Aの速度が第4設定速度V4まで増速すると、制御装置65は、第2段階で、開閉弁60A,60Bを閉状態から開状態に切り換えるとともに、圧力調整弁55によって中空部17bに第2設定圧力P2で蒸気を供給する。例えば、第2設定圧力P2は、1.5MPa以上1.9MPaに設定されている。
これにより、段ロール17A,17Bの中空部17b内における結露水の残存量が増えていたとしても、開閉弁60A,60Bを通して中空部17b内の蒸気を含む結露水を強制的に排出でき、高温高圧の蒸気を中空部17b内に供給できるため、段ロール17A,17Bを望ましい熱量まで迅速に加熱できる。よって、段ロール17A,17Bを介して中しん原紙4aに塗布したデンプン糊SAを確実に加熱できるため、第1ライナ原紙2aと中しん原紙4aの接着不良を抑制できる。
制御装置65は、上段ロール17Aの回転が第4設定速度V4まで増速すると、タイマ66によって時間を計測する。そして、所定の時間Stが経過すると、増速運転を終了して定常運転に移行する。以下に第2段階を実行する設定時間の一例を示す。
Figure 0007319149000001
上記表1に示すように、第2段階の設定時間Stは、上段ロール17Aによる中しん原紙4aの送出速度Vbと、中しん原紙4aの坪量とに基づいて設定されている。送出速度Vbは、179m/分以下から280m/分以上の範囲で5段階に分けられ、坪量は120g/m2以下から181g/m2以上の範囲で4段階に分けられている。設定時間Stは、送出速度Vbが速くなるに従って増加するとともに、坪量が高くなるに従って増加するように設定されている。
次に、制御装置65による制御について、図11を参照して具体的に説明する。
段ボールシート1の製造を開始すると、制御装置65は、ステップS1で、開閉弁60A,60Bを閉状態とし、第1設定圧力P1で蒸気が中空部17bに供給されるように圧力調整弁55の開度を調整する。続いて、ステップS2で、第1ライナ原紙2a及び中しん原紙4aが送出速度Va1,Vb1(図6参照)で送出されるように、上段ロール17Aを第1設定速度V1(図7参照)で回転させるとともに、他の下段ロール17B及びテンションロール30も対応する設定速度で回転させる。
続いて、制御装置65は、ステップS3で、操作部67から減速指示が入力されるまで待機する。そして、減速指示が入力されると、ステップS4で、第1ライナ原紙2a及び中しん原紙4aが送出速度Va2,Vb2(図6参照)で送出されるように、上段ロール17Aを第2設定速度V2(図7参照)で回転させるとともに、他の下段ロール17B及びテンションロール30も対応する設定速度で回転させる。
続いて、制御装置65は、ステップS5で、操作部67から増速指示が入力されるまで待機する。そして、増速指示が入力されると、ステップS6で、第1ライナ原紙2a及び中しん原紙4aが送出速度Va3,Vb3(図6参照)で送出されるように、上段ロール17Aを第3設定速度V3(図7参照)で回転させるとともに、他の下段ロール17B及びテンションロール30も対応する設定速度で回転させる。
続いて、制御装置65は、ステップS7で、速度センサ63Aによる検出速度が第4設定速度V4以上になるまで待機する。そして、上段ロール17Aの速度が第4設定速度V4以上になると、ステップS8で、タイマ66をリセットしてスタートする。その後、ステップS9で、開閉弁60A,60Bを開状態に切り換えるとともに、第2設定圧力P2で蒸気が中空部17bに供給されるように圧力調整弁55の開度を調整する。
続いて、制御装置65は、ステップS10で、設定時間Stが経過するまで待機し、設定時間が経過するとステップS1に戻る。つまり、開閉弁60A,60Bを閉状態とし、第1設定圧力P1で蒸気が中空部17bに供給されるように圧力調整弁55の開度を調整する。
このように構成されたコルゲータ10は、以下の特徴を有する。
紙継ぎ及びロット替えは、段ロール17A,17Bを停止することなく、原紙2a,4aの送出速度に対応する段ロール17A,17Bの回転を減速した状態で行われるため、段ボールシート1の生産効率の低下を抑制できる。
増速運転では、開閉弁60A,60Bが閉状態から開状態に切り換えられ、圧力調整弁55によって高圧の第2設定圧力P2で蒸気が段ロール17A,17Bに供給される。よって、段ロール17A,17Bの中空部17b内に結露水が増えていても、開閉弁60A,60Bを通して蒸気を含む結露水を強制的に排出(パージ)でき、さらに、高温高圧の蒸気によって段ロール17A,17Bを望ましい熱量まで迅速に加熱できる。その結果、段ロール17A,17Bを介して中しん原紙4aに塗布したデンプン糊SAを確実に加熱できるため、第1ライナ原紙2aと中しん原紙4aの接着不良を抑制できる。また、コルゲータ10の運転速度の高速化、つまり段ボールシート1の生産性向上が可能である。
増速運転では、第4設定速度V4まで上段ロール17Aが増速すると、開閉弁60A,60Bの開閉状態及び圧力調整弁55の開度が切り換えられる。また、制御装置65は、所定の時間Stが経過すると増速運転を終了し、定常運転を実行する。よって、蒸気の過度な供給を抑制できるため、段ボールシート1の製造コストの増大を防止できる。
なお、本発明の段ボールシート製造装置10は、前記実施形態の構成に限定されず、種々の変更が可能である。
例えば、制御装置65による増速運転は、上段ロール17Aの回転が、第3設定速度V3まで増速すると、又は第4設定速度よりも速く第3設定速度V3よりも遅い第5設定速度まで増速すると、終了してもよい。
1 段ボールシート
1a 片面段ボール
1b 両面段ボール
2 表ライナ
2a 第1ライナ原紙
3 裏ライナ
3a 第2ライナ原紙
4 中しん
4a 中しん原紙
5 凸条
6 凹条
10 コルゲータ(段ボールシート製造装置)
12 第1給紙部
12a ミルロールスタンド
14 第2給紙部
14a ミルロールスタンド
16 シングルフェーサ
17A,17B 段ロール
17a 歯
17b 中空部
17c 軸部
17d 連通孔
17e サイフォン管
17f 壁面
18 モータ(駆動部)
19A,19B 変速機
22 グルー部
23 容器
24 塗布ロール
25 ドクタロール
28 圧着部
29 圧着部材
30 テンションロール
31 モータ
34 貯留部
36 第3給紙部
36a ミルロールスタンド
38 グルー装置
40 ヒーティングロール
41 ガイドロール
44 ダブルフェーサ
50 供給管
50a 基部
50b 第1分岐部
50c 第2分岐部
51 排出管
51a 基部
51b 第1分岐部
51c 第2分岐部
52 スチームトラップ
53 逆止弁
55 圧力調整弁
56 制御器
57 圧力計
60A,60B 開閉弁
60a 第1端
60b 第2端
61A,61B 分岐接続管
61a 第1端
61b 第2端
62 逆止弁
63A,63B 速度センサ
65 制御装置(制御部)
66 タイマ
67 操作部
70 蒸気供給装置
71 ボイラ(蒸気供給部)
72 高圧回収タンク
73 低圧回収タンク
74 ポンプ
75 ポンプ
76 蒸気供給配管
77 第1ドレン回収管
78 第2ドレン回収管(低圧部)
79 圧力調整弁
80 配管
81 水源
82 第1給水管
83 第2給水管
SA デンプン糊
W 結露水

Claims (4)

  1. 蒸気を滞留できる中空部を有し、帯状の中しん原紙に複数の凸条と凹条を交互に成形するとともに、前記中しん原紙を帯状のライナ原紙に圧着させて送出する段ロールと、
    前記段ロールを回転させる駆動部と、
    前記中しん原紙の前記凸条の頂部に、前記ライナ原紙に接着するための糊を塗布するグルー部と、
    前記段ロールの前記中空部に連通し、蒸気供給部から前記中空部へ供給する蒸気の供給圧を調整する圧力調整弁と、
    前記中空部に連通し、前記中空部内の結露した水を排出するためのスチームトラップと、
    前記中空部に連通する第1端と、前記中空部内の圧力よりも圧力が低い低圧部に連通する第2端とを有し、前記第1端側と前記第2端側を連通させた開状態と、前記第1端側と前記第2端側の連通を遮断した閉状態とに切換可能な開閉弁と、
    前記駆動部、前記圧力調整弁、及び前記開閉弁を制御し、前記中しん原紙に塗布した前記糊を前記蒸気によって前記段ロールを介して加熱しながら、前記中しん原紙を送出する制御部と
    を備え、
    前記制御部は、前記駆動部によって第1速度範囲内の第1設定速度で前記段ロールを回転させた定常運転を実行し、引き続いて前記駆動部によって前記第1速度範囲よりも遅い第2速度範囲内の第2設定速度に前記段ロールを減速させた減速運転を実行した後、前記駆動部によって前記第2速度範囲よりも速く前記第1速度範囲と同じ第3速度範囲内の第3設定速度に前記段ロールを増速させた増速運転を実行可能であり、
    前記定常運転で前記制御部は、前記開閉弁を閉状態とし、前記中空部に第1設定圧力で前記蒸気が供給されるように前記圧力調整弁を制御し、
    前記減速運転で前記制御部は、前記開閉弁及び前記圧力調整弁の状態を維持し、
    前記増速運転で前記制御部は、前記開閉弁を閉状態から開状態に切り換えるとともに、前記中空部に前記第1設定圧力よりも高い第2設定圧力で前記蒸気が供給されるように前記圧力調整弁を調整する、段ボールシート製造装置。
  2. 前記増速運転で前記制御部は、前記駆動部による前記段ロールの回転が前記第2設定速度から前記第3設定速度に達する前に、前記第2速度範囲よりも速く前記第1速度範囲及び前記第3速度範囲よりも遅い第4速度範囲内の第4設定速度まで増速すると、前記開閉弁の状態を切り換えるとともに、前記圧力調整弁の開度を調整する、請求項1に記載の段ボールシート製造装置。
  3. 前記増速運転で前記制御部は、前記段ロールの回転が前記第4設定速度まで増速した後、前記第3設定速度に達する定められた時間が経過すると、前記増速運転を終了し、前記定常運転に戻す、請求項2に記載の段ボールシート製造装置。
  4. 前記定常運転の実行中に、前記制御部によって前記減速運転及び前記増速運転をそれぞれ実行させるための操作部を備える、請求項1から3のいずれか1項に記載の段ボールシート製造装置。
JP2019164415A 2019-09-10 2019-09-10 段ボールシート製造装置 Active JP7319149B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019164415A JP7319149B2 (ja) 2019-09-10 2019-09-10 段ボールシート製造装置
EP20862044.3A EP4029681A4 (en) 2019-09-10 2020-09-02 DEVICE FOR PRODUCING CARDBOARD SHEETS
US17/641,750 US20220402231A1 (en) 2019-09-10 2020-09-02 Corrugated fiberboard sheet manufacturing apparatus
PCT/JP2020/033242 WO2021049387A1 (ja) 2019-09-10 2020-09-02 段ボールシート製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019164415A JP7319149B2 (ja) 2019-09-10 2019-09-10 段ボールシート製造装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2021041580A JP2021041580A (ja) 2021-03-18
JP2021041580A5 JP2021041580A5 (ja) 2022-07-07
JP7319149B2 true JP7319149B2 (ja) 2023-08-01

Family

ID=74861479

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019164415A Active JP7319149B2 (ja) 2019-09-10 2019-09-10 段ボールシート製造装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20220402231A1 (ja)
EP (1) EP4029681A4 (ja)
JP (1) JP7319149B2 (ja)
WO (1) WO2021049387A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2023183697A (ja) * 2022-06-16 2023-12-28 三菱重工機械システム株式会社 段ボールシートの製造装置および方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5671549A (en) 1995-06-22 1997-09-30 Talleres Irunes, S.A. Steam-heated corrugating rollers
JP2002096411A (ja) 2000-09-22 2002-04-02 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 貼合シート材の製造システム
JP2007112024A (ja) 2005-10-20 2007-05-10 Mitsubishi Heavy Ind Ltd コルゲータの制御装置及び方法

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4558566B2 (ja) * 2005-04-15 2010-10-06 レンゴー株式会社 段ボール用シートの蒸気加熱装置
JP5199586B2 (ja) 2007-02-23 2013-05-15 レンゴー株式会社 段ボールシート製造装置の蒸気加熱段ロールの加熱制御方法
US8215358B2 (en) * 2007-04-02 2012-07-10 Donahue & Associates International, Inc. Steam corrugator system
WO2010061841A1 (ja) * 2008-11-25 2010-06-03 三菱重工業株式会社 両面段ボールシート製造用熱板及びダブルフェーサ
JP6734041B2 (ja) * 2015-11-10 2020-08-05 三菱重工機械システム株式会社 加湿装置およびコルゲートマシン
JP6713801B2 (ja) * 2016-03-16 2020-06-24 株式会社テイエルブイ 蒸気加熱装置
JP7269741B2 (ja) * 2019-01-23 2023-05-09 三菱重工機械システム株式会社 段ロールユニット交換装置および方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5671549A (en) 1995-06-22 1997-09-30 Talleres Irunes, S.A. Steam-heated corrugating rollers
JP2002096411A (ja) 2000-09-22 2002-04-02 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 貼合シート材の製造システム
JP2007112024A (ja) 2005-10-20 2007-05-10 Mitsubishi Heavy Ind Ltd コルゲータの制御装置及び方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20220402231A1 (en) 2022-12-22
EP4029681A4 (en) 2023-11-29
WO2021049387A1 (ja) 2021-03-18
JP2021041580A (ja) 2021-03-18
EP4029681A1 (en) 2022-07-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101680954B1 (ko) 단일면 골판지 제조방법
US8398802B2 (en) Method for moisture and temperature control in corrugating operation
JP2017124630A (ja) 段ボールを形成するための改善された方法および装置
EP2476547B1 (en) Corrugating machine for producing corrugated board and related method
JP7319149B2 (ja) 段ボールシート製造装置
EP3357679A1 (en) Humidifying device and corrugating machine
US7976667B2 (en) Machine for bonding films made of different materials in several layers, and the corresponding method
CN108290366B (zh) 纸板加热装置及单面机以及瓦楞纸板的制造装置
JP2021041580A5 (ja)
US20090188632A1 (en) Machine for bonding films made of different materials in several layers, and the corresponding method
JP6205962B2 (ja) 段ボール紙を製造する方法および装置
JPH10193482A (ja) 片面波形ウエブ製造装置及び製造方法
JP6143645B2 (ja) 両面段ボールシート反り防止装置および方法ならびに両面段ボールシート製造装置
JP3905767B2 (ja) 段ボールシートの反り矯正システム
US5846376A (en) Adhesive consumption monitoring system
JP2008055777A (ja) 段ボール紙の製造方法及び装置
JP2003260743A (ja) 段ボールシート製造装置のプレヒータ
JP2006315393A (ja) 段ボールシート製造装置のシート加熱装置
US20230405962A1 (en) Single facer with heating plates for producing corrugated board
EP3892455A1 (en) Sheet humidifying device, method, and cardboard sheet manufacturing device
JP6566815B2 (ja) 吸引制御部材、バキュームロールの吸引構造、及びウエブ巻取機
WO2015171043A1 (en) A shoe press and a machine for producing laminated paperboard
JP2008062627A (ja) 紙シートの加熱方法及び装置
JP2005103817A (ja) 中芯の位置調整装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220628

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220628

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230228

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230407

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230718

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230720

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7319149

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150