JP7319131B2 - センサを備えた産業装置 - Google Patents

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Description

本発明は、センサを備えた産業装置、例えば減速機などの歯車装置を含む装置に関する。
減速機等の産業装置は、歯車等の機械部品の損傷を抑制するために、潤滑油が貯められたハウジング内に収容される。このような機械装置の運転時に機械部品が摩耗すると、摩耗粉が潤滑油内に混入する。この摩耗粉は、例えば、鉄粉等の導体物質である。
機械部品の摩耗が進んで故障率曲線(バスタブ曲線)における摩耗故障期に入ると、潤滑油内に混入した摩耗粉の量が増加する。このため、潤滑油内の摩耗粉の量を検知するセンサにより、機械部品の予防保全を的確に行うことができる。
このようなセンサとして、例えば特許文献1には、オイル内の金属粉量を検知するセンサが開示されている。特許文献1に記載のセンサは、永久磁石を有するセンサヘッド部と、センサヘッド部の先端面に設けられたカップ状電極と、センサヘッド部の外周面に並べて配置された複数の棒状導電体とを備えている。永久磁石によって磁場が印加される棒状導電体とカップ状電極の対向する端面間(検知領域)に摩耗粉が集積されて導電体が短絡すると、センサの出力が変化することを利用して、オイルの汚れ具合を検知可能とすることが開示されている。
特開2005-331324号公報
産業装置には小型のものから大型のものまで様々な寸法のものが存在し、当該装置内の機械部品のサイズも異なることから、運転時に発生する摩耗粉(導体物質)の発生量も機械装置により異なる。特に、小型の産業装置においては導体物質の発生量が少ないので、適切な故障予知を行うために必要な量の導体物質をセンサに集積することが困難な場合がある。このため、機械部品の故障予知等を行うために必要な量の導体物質をセンサに収集可能にすることが求められている。
本発明の目的の一つは、適切な故障予知に必要な量の摩耗粉(導体物質)をセンサに集積可能な産業装置を提供することである。
本発明の一実施形態に係る産業装置は、潤滑材が循環する領域を含む潤滑材溜まり部と、潤滑材が循環する領域に配置された一対の電極を有し、当該一対の電極間の電気抵抗の変化を検知するセンサと、を備える。
本発明の一実施形態に係る産業装置は、減速機を含んでもよい。
本発明の一実施形態に係る産業装置は、中空の筒状部材と、センサの近傍に配置され、筒状部材の中心軸回りに回転するセンターギヤと、を備えてもよい。
本発明の一実施形態に係る産業装置において、センサはセンターギヤと対向する領域に設けられてもよい。
本発明の一実施形態に係る産業装置は、潤滑材溜まり部内にブラケットが設けられ、センサはブラケットに固定されるよう構成されてもよい。
本発明の一実施形態に係る産業装置は、ケースに少なくとも一部が収容された駆動源を備え、潤滑材溜まり部の一端部はケースの端面によって画定され、駆動源の駆動軸はケースの端面を貫通し、センサはケースの端面に固定されてもよい。
本発明の一実施形態に係る産業装置において、駆動源はモータであるよう構成されてもよい。
本発明の一実施形態に係る産業装置は、センサが固定された回転可能なキャリアを備えてもよい。
本発明の一実施形態に係る産業装置のキャリアは、第1の部材と接続されていてもよい。
本発明の一実施形態に係る産業装置において、第1の部材はロボットアームであってもよい。
本発明の一実施形態に係る産業装置は、センサと対向する位置に固定されたクランク部材を備えてもよい。また、本発明の一実施形態に係る産業装置において、センサは、クランク部材の軸方向においてクランク部材と対向する位置に固定されていてもよい。
本発明の一実施形態に係る産業装置は、潤滑材が溜まる潤滑材溜まり部と、潤滑材溜まり部の鉛直方向下方に配置された一対の電極を有し、導体物質を一対の電極間に集積して当該一対の電極間の電気抵抗の変化を検知するセンサと、を備える。
本発明の一実施形態に係る産業装置は、潤滑材溜まり部の鉛直方向上方に配置された一対の電極を有し、導体物質を一対の電極間に集積して当該一対の電極間の電気抵抗の変化を検知する他のセンサを備えてもよい。
本発明によれば、適切な故障予知に必要な量の摩耗粉(導体物質)をセンサに収集可能な産業装置が提供される。
本発明の第1実施形態に係る産業装置の断面図である。 図1の産業装置が備えるセンサの上面図及び断面図である。 本発明の第2実施形態に係るセンサの構成を示す図である。 本発明の第3実施形態に係るセンサの構成を示す図である。 本発明の第4実施形態に係るセンサの構成を示す図である。 本発明の第5実施形態に係るセンサの構成を示す図である。 本発明の第6実施形態に係るセンサの構成を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。以下においては、本発明の一実施形態における産業装置として、様々装置が想定可能であるが、説明の便宜のため減速機を例に取り説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る産業装置1の一例を示す断面図である。図1に示されるように、産業装置1は、例えばロボットアーム等の可動部であり、減速機2と、入力側に設けられたフランジ3と、駆動源(例えば、サーボモータ等)4と、出力側装置A1と、を備えている。
減速機2は、フランジ3に取り付けられたケース12と、駆動源4の出力軸13に接続された入力軸14と、出力側の装置A1に接続された出力軸15と、を備えている。入力軸14及び出力軸15は、ケース12に対して軸AXを中心として回転可能に支持されている。駆動源4の出力は、入力軸14を介して減速機2に入力され、減速機2によって減速された後、出力軸15を介して出力側装置A1に伝達される。これにより、出力側装置A1とフランジ3とは相対回転可能になっている。
フランジ3は、中空部を有する筒状の部材であり、減速機2の少なくとも一部を収容する。また、フランジ3には、駆動源4が取り付けられる。軸AXに沿った方向におけるフランジ3の一端の開口部は減速機2によって塞がれ、他端の開口部は駆動源4によって塞がれている。これにより、フランジ3には、密閉された中空部(すなわち、潤滑材溜まり部)Sが形成されている。潤滑材溜まり部S内には、例えば潤滑油等の潤滑材が収容されており、フランジ3はオイルバスとしても機能する。
減速機2のケース12内には、例えば歯車機構が収容されている。ケース12内の空間は、フランジ3内の潤滑材溜まり部Sと連続している。減速機2が作動すると、ケース12内の歯車機構の回転に伴い、ケース12内の空間とフランジ3内の空間との間で潤滑材の循環(対流ともいう)が生じる。この潤滑材の循環により、減速機2の内部で発生した摩耗粉等の導体物質が循環したり、フランジ3内の潤滑材溜まり部Sに排出されたりする。なお、潤滑材溜まり部Sには、フランジ3の中空部に加え、減速機2の内部の空間も含まれ得る。
潤滑材溜まり部S内には、潤滑材内に含まれる導体物質を検知するためのセンサ5が取り付けられている。センサ5は、磁石によって潤滑材内に含まれる導体物質を一対の電極間に集積させ、当該一対の間の電気抵抗の変化に基づいて潤滑材内の導体物質を検知する。センサ5は、例えば、図1に示される潤滑材が循環する領域Aに設けられる。
次に、図2を参照して、センサ5の例を説明する。なお、当該センサ5の形状、構造、寸法には種々の態様が考えられ、図示の態様に限定することを意図するものではない。図2は、本発明の一実施形態における産業装置に設けられるセンサ5の構成を示す図である。同図に、当該センサ5の上面図、当該上面図のA-A線における断面図を示す。
図2に示されるように、センサ5は、中心電極(第1の電極)6、磁石7、箱状電極(第2の電極)8、ネジ部材9、及び樹脂材10を備えている。図示のように、中心電極(第1の電極)6及び磁石7は、ネジ部材9により箱状電極(第2の電極)8に固定されている。なお、図1に示す信号線41が箱状電極8に接続され、また、信号線42が中心電極6に接続されている。
箱状電極8は、例えば、鉄やフェライト、ケイ素鋼等の導電性を有する磁性材料によって形成された磁性体の部材である。箱状電極8は、略円筒状に構成されるが、その軸方向における一端側(図2の断面図における下側)の開口部が底部8aで塞がれ、上面に開口部を有する、円筒箱状に構成される。なお、箱状電極8の形状は、上面のみ開口した直方体形状や下面が塞がれた多角管形状などの電極でもよい。
箱状電極8の内部には、非磁性体(絶縁体)である樹脂材10が配置されている。このようにして、中心電極(第1の電極)6及び磁石7は、これらの少なくとも一部が、当該樹脂材の中央領域に埋め込まれるようにして形成される。箱状電極8は、磁石7及び樹脂材10を取り囲うようにして配置されている。磁石7及び中心電極6の形状は、円柱状に限らず、直方体状や多角柱状など、他の形状としてもよい。
図2の断面図に示すように、中心電極6の外形は、箱状電極8の内周よりも小さい。これにより、中心電極6と箱状電極8との間には、中心電極6の全周に亘って(すなわち、中心電極を取り囲むように)ギャップ部GAが形成されている。言い換えると、中心電極6と箱状電極8は、樹脂材10上部のギャップ部GAを挟んで対向するように配置されている。ギャップ部GAは、樹脂材10の上部に形成されている。
中心電極6及び箱状電極8には、それぞれ出力ライン(図1の信号線41、42)が接続されている。なお、図示のように、中心電極6の下部等に磁石7を取り付けられていてもよいし、そうでなくても構わない。また、磁石7を取り付ける場合、当該磁石7は磁石や電磁石で構成されるが、磁石を銅などの非磁性体で被覆しこの被覆層に信号線41、または信号線42を接続するように構成してもよい。なお、磁石7に電磁石を用いる場合、中心電極6が当該電磁石の電極も兼ねる構成としてもよい。
出力ラインの出力端は、センサ駆動回路(図示しない)と接続されている。センサ駆動回路は、センサ5の抵抗値をモニタして、導体物質の電極間への集積による抵抗値の変動に基づき、機械部品の故障予知を行う。一定量を超える導体物質がギャップ部GAに集積すると、電圧が印加された中心電極6と箱状電極8との間の電気抵抗が低下し、出力ラインの出力レベルが変化する。センサ駆動回路は、この電気抵抗の低下を検知することで、機械部品の故障予知を可能とする。また、電気抵抗の低下には、非通電と電通によるオンオフ信号も含まれ、非通電と通電の2つの状態で検知(以下、「デジタル検知」と言う)するようにしてもよい。
センサ駆動回路は、有線又は無線により、マニピュレータ等の上位制御装置に接続されている。図1の回路基板43は、出力ラインの出力(センサ5の出力)を上位制御装置に常時送信してもよく、また、省電力化のため、上位制御装置に間欠的(所定の時間間隔毎)に送信してもよい。
上位制御装置は、回路基板43より受け取った出力ラインの出力レベルの変化を検知すると、所定の報知手段(表示装置や音声出力装置)により、例えば、減速機2のメンテナンスを促す警告を発するように構成することができる。
磁石7は着磁され、所定の方向に磁束経路φA(図示しない)が形成される。特に、中心電極6の周囲のギャップ部GAに強い磁束が流れる。磁石7の磁力により、ギャップ部GAには、機械部品の導体物質(例えば、潤滑油へ混入した機械部品の導体物質)が吸着される。
ここで、機械部品の摩耗が進んで故障率曲線(バスタブ曲線)における摩耗故障期に入ると、導体物質の発生量が増加するが、この発生量は産業装置のサイズにより大きく異なる。一般に、大型の装置であればある程、より大きなないしはより多くの機械部品を備えるため、より多くの導体物質が発生する。一方、小型の装置等では、導体物質の発生量が少ないので、適切な故障予知を行うために必要な量の導体物質をセンサ5に集積することが困難な場合がある。したがって、機械部品の故障予知等を行うために必要な量の導体物質をセンサ5に収集可能にすることが望ましい。
以上説明したように、産業装置1においては、潤滑材が循環する領域Aにセンサ5が設けられている。これにより、潤滑材内に含まれる導体物質がセンサ5の付近を通過しやすくなるので、導体物質がセンサ5に引き寄せられやすくなる。したがって、適切な故障予知に必要な量の摩耗粉(導体物質)をセンサ5に集積することが可能である。
次に、図3を参照して、本発明の第2実施形態に係る産業装置101について説明する。産業装置101は、フランジ3を備え、該フランジ3に減速機2の少なくとも一部が収容されている。フランジ3は減速機2を収容する収容部材であり、駆動源4(例えば、モータ)はフランジ3に取り付けられる。フランジ3は、中空部(潤滑材溜まり部S)を有する略筒状の部材である。潤滑材溜まり部S内には潤滑材(例えば、潤滑油)が収容される。
図1に示される産業装置1と同様に、産業装置101は、潤滑材が溜まる潤滑材溜まり部Sと、一対の電極(すなわち、第1の電極6及び第2の電極8)を有し、該一対の電極の間に電圧を印加し、導体物質を該電極間に集積して、該一対の電極間の電気抵抗の変化を検知するセンサ5とを備えるよう構成される。
産業装置101は、中空の筒状部材17と、該筒状部材17の中心軸回りに回転するセンターギヤ18とを備えている。センサ5はセンターギヤ18の近傍に配置される。
このように、センターギヤ18の近傍にセンサ5が配置されているので、センターギヤ18の回転に伴い潤滑材が循環することによって導体物質の量をより多く収集することできる。したがって、適切な故障予知に必要な量の摩耗粉(導体物質)をセンサ5に集積することが可能である。
また、産業装置101において、センサ5はセンターギヤ18と対向する領域に設けられている。これにより、センターギヤ18の回転に伴い潤滑材をセンサの方向に向かって循環させることができるので、導体物質の量をより多く収集することできる。したがって、適切な故障予知に必要な量の摩耗粉(導体物質)をセンサ5に集積することが可能である。
また、産業装置101は、潤滑材溜まり部S内にブラケット19が設けられ、前記センサ5は該ブラケット19に固定されるよう構成される。これにより、センターギヤ18と対向する位置にセンサを配置することができるため、導体物質の量をより多く収集することできる。したがって、適切な故障予知に必要な量の摩耗粉(導体物質)をセンサ5に集積することが可能である。。ここで、ブラケット19は、産業装置1の内部の適切な位置にネジ等により取り付けるようにすることができるが、取付方法は適宜選択することができる。
次に、図4を参照して、本発明の第3実施形態に係る産業装置201について説明する。産業装置201は、フランジ3を備え、該フランジ3に減速機2の少なくとも一部が収容されている。フランジ3は減速機2を収容する収容部材であり、駆動源4(例えば、モータ)はフランジ3に取り付けられる。フランジ3は、中空部(潤滑材溜まり部S)を有する略筒状の部材である。潤滑材溜まり部S内には潤滑材(例えば、潤滑油)が収容される。
産業装置201は、潤滑材が溜まる潤滑材溜まり部Sと、一対の電極(すなわち、第1の電極6及び第2の電極8)を有し、該一対の電極の間に電圧を印加し、導体物質を該一対の電極間に集積して、該一対の電極間の電気抵抗の変化を検知するセンサ5とを備える。
産業装置201は、ケース20に一部が収容された駆動源4を備えている。駆動源4は、例えばモータである。潤滑材溜まり部Sの一端部はケース20の端面22によって画定されている。駆動源4の駆動軸21は、ケース20の端面22の端面22を貫通し、センサ5はケース20の端面22に固定されている。これにより、駆動源4の駆動軸21の回転に伴い潤滑材をセンサ5の方向に向かって循環させ、導体物質の量をより多く収集することできる。したがって、適切な故障予知に必要な量の摩耗粉(導体物質)をセンサ5に集積することが可能である。また、センサ5をフランジ3に設ける場合に比べて、フランジ3の成型がより簡易なものとなると共に、駆動源4の接続線とセンサ5の接続線とを纏めやすくなる。
次に、図5を参照して、本発明の第4実施形態に係る産業装置301について説明する。産業装置301は、フランジ3を備え、該フランジ3に減速機2の少なくとも一部が収容されている。フランジ3は、キャリア23を備えた減速機2を収容する収容部材であり、駆動源4(例えば、モータ)はフランジ3に取り付けられる。フランジ3は、中空部を有する略筒状の部材である。空間S内には潤滑材(例えば、潤滑油)が充填される。
産業装置301は、潤滑材が溜まる潤滑材溜まり部Sと、一対の電極(すなわち、第1の電極6及び第2の電極8)を有し、該一対の電極間に電圧を印加し、導体物質を該一対の電極間に集積して、該一対の電極間の電気抵抗の変化を検知するセンサ5と、を備える。
本発明の一実施形態に係る産業装置1は、回転可能なキャリア23を備え、前記センサ5は該キャリア23に固定されるよう構成される。これにより、センサ5はキャリア23と共に回転するので、センサ5の移動に伴いより多くの潤滑材と接触する。したがって、適切な故障予知に必要な量の摩耗粉(導体物質)をセンサ5に集積することが可能である。
次に、図6を参照して、本発明の第5実施形態に係る産業装置401を説明する。産業装置401は、フランジ3を備え、該フランジ3にキャリア23を備える減速機2の少なくとも一部が収容されている。減速機2の出力側において、キャリア23は第1の部材(例えば、ロボットアーム)24と接続されている。フランジ3は、減速機2を収容する収容部材であり、駆動源4(例えば、モータ)はフランジ3に取り付けられる。フランジ3は、中空部(潤滑材溜まり部S)を有する略筒状の部材である。潤滑材溜まり部S内には潤滑材(例えば、潤滑油)が収容される。
産業装置401は、潤滑材が溜まる潤滑材溜まり部Sと、一対の電極(第1の電極6及び第2の電極8)を有し、該一対の電極の間に電圧を印加し、導体物質を該一対の電極間に集積して、該一対の電極間の電気抵抗の変化を検知するセンサ5とを備える。
産業装置401は、第1の部材24と接続されたキャリア23を備えている。第1の部材24は、例えばロボットアームである。減速機2とそれに取付けられえる部材はフランジ3に対して回転可能であり、センサ5は第1の部材24に固定される。これにより、センサ5は第1の部材24と共に回転するので、センサ5の移動に伴いより多くの潤滑材と接触する。したがって、適切な故障予知に必要な量の摩耗粉(導体物質)をセンサ5に集積することが可能である。
産業装置401は、クランク部材(クランク機構)25を備え、センサ5は該クランク部材25と対向する位置に固定されている。センサ5は、クランク部材25の軸方向において該クランク部材25と対向する位置に固定される。これにより、クランク部材25の近傍において、センサ5の移動により多くの潤滑材と接触するので、導体物質の量をより多く収集することできる。したがって、適切な故障予知に必要な量の摩耗粉(導体物質)をセンサ5に集積することが可能である。
次に、図7を参照して、本発明の第6実施形態に係る産業装置501について説明する。産業装置501は、フランジ3を備え、該フランジ3に減速機2の少なくとも一部が収容されている。フランジ3は減速機2を収容する収容部材であり、駆動源4(例えば、モータ)はフランジ3に取り付けられる。フランジ3は、中空部(潤滑材溜まり部S)を有する略筒状の部材である。潤滑材溜まり部S内には潤滑材(例えば、潤滑油)が収容される。
産業装置501は、潤滑材が溜まる潤滑材溜まり部Sと、一対の電極(すなわち、第1の電極6及び第2の電極8)を有し、該一対の電極の間に電圧を印加し、導体物質を該一対の電極間に集積して、該一対の電極間の電気抵抗の変化を検知するセンサ5とを備えるよう構成される。
産業装置501において、センサ5は潤滑材溜まり部Sの鉛直方向下方に配置されている。産業装置501は、例えば、駆動源4の駆動軸が鉛直方向と直交する状態で設置される。オイルバスの下側に配置したセンサ5では、潤滑材の撹拌が少ないために沈殿してしまった導体物質を集め易くなり、産業装置501の故障予知に用いることができる。これにより、沈殿した導体物質を引き寄せ易くなるので、適切な故障予知に必要な量の摩耗粉(導体物質)をセンサ5に集積することが可能である。
産業装置501は、一対の電極を有し、導体物質を一対の電極間に集積して一対の電極間の電気抵抗の変化を検知する他のセンサ5を備える。センサ5は潤滑材溜まり部Sの鉛直方向上方に配置される。オイルバスの上側に配置したセンサ5では、潤滑材の撹拌が少ない場合、減速機の故障に伴って発生する導体物質が沈殿してしまう。この場合、オイルバスの上側に配置したセンサ5には導体物質が付着しにくく、減速機が故障してから一定の時間をおいて反応するように構成される(故障してからより多くの導体物質が放出される)。このため、沈殿した導体物質を収集しやすい鉛直方向下側のセンサ5を故障予知に利用し、故障による大量の導体物質の放出を鉛直方向上側のセンサ5によって検出して故障検知に利用することで、より誤報の可能性の少ないセンサ態様を提供することが可能となる。また、さらにセンサ5の数量を増やすことで、より確実かつ正確な検知を可能とするセンサ群を設けることも可能となる。
以上が本発明の例示的な実施形態の説明である。本発明の実施形態は、上記に説明したものに限定されず、本発明の技術的思想の範囲において様々な変形が可能である。例えば、明細書中に例示的に明示される実施形態等又は自明な実施形態等を適宜組み合わせた内容も本願の実施形態に含まれる。
1 産業装置
2 減速機
3 フランジ部
4 駆動源
5 センサ
6 中心電極
7 磁石
8 箱状電極
9 ネジ部材
10 樹脂材
11 バネ部材
12 ケース
13 出力軸
14 入力軸
15 出力軸
16 支持部材
17 筒状部材
18 センターギヤ
19 ブラケット
20 ケース
21 駆動軸
22 端面
23 キャリア
24 第1の部材
25 クランク部材
41 信号線
42 信号線
43 回路基板

Claims (11)

  1. 潤滑材が循環する領域を含む潤滑材溜まり部と、
    前記潤滑材が循環する領域に配置された一対の電極を有し、当該一対の電極間の電気抵抗の変化を検知するセンサと、を備え
    前記潤滑材溜まり部内にブラケットが設けられ、
    前記センサは前記ブラケットに固定されている、
    産業装置。
  2. 前記産業装置は減速機を含む、請求項1に記載の産業装置。
  3. 中空の筒状部材と、
    前記センサの近傍に配置され、前記筒状部材の中心軸回りに回転するセンターギヤと、を備える、請求項1又は2に記載の産業装置。
  4. 前記センサは前記センターギヤと対向する領域に設けられている、請求項3に記載の産業装置。
  5. ケースに少なくとも一部が収容された駆動源を備え、
    前記潤滑材溜まり部の一端部は前記ケースの端面によって画定され、
    前記駆動源の駆動軸は前記ケースの前記端面を貫通し、
    前記センサは前記ケースの前記端面に固定されている、請求項1に記載の産業装置。
  6. 前記駆動源はモータである、請求項に記載の産業装置。
  7. 前記センサが固定された回転可能なキャリアを備える、請求項1に記載の産業装置。
  8. 前記キャリアは、第1の部材と接続されている、請求項に記載の産業装置。
  9. 前記第1の部材はロボットアームである、請求項に記載の産業装置。
  10. 前記センサと対向する位置に固定されたクランク部材を備える、請求項又はに記載の産業装置。
  11. 前記センサは、前記クランク部材の軸方向において前記クランク部材と対向する位置に固定されている、請求項10に記載の産業装置。
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