JP7316190B2 - 基地局、及び、通知方法 - Google Patents

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Description

本開示は、基地局、及び、通知方法に関する。
無線通信装置間(例えば、基地局と端末との間)の通信には、免許不要な帯域(アンライセンスドバンド)が利用されることがある。アンライセンスドバンドは、複数の無線通信方式をサポートする様々な無線システムによって利用されるため、複数の要因によって干渉が生じる場合がある。
特開2013-81089号公報
しかしながら、様々な無線システムによって利用される帯域における、干渉の検出結果を適切に通知する方法については、検討の余地がある。
本開示の非限定的な実施例は、様々な無線システムによって利用される帯域における干渉の検出結果を適切に通知できる基地局、及び、通知方法の提供に資する。
本開示の一実施例に係る基地局は、複数の拡散率をサポートするスペクトラム拡散方式を含む1以上の通信方式を適用した第1の無線システムをサポートし、第1のネットワークに属する基地局であって、干渉を検出する受信部と、前記検出した干渉を、前記第1の無線システムをサポートし、前記第1のネットワークに属する無線装置からの第1の干渉と、前記第1の干渉と異なる第2の干渉とに分類する第1の分類処理、及び、前記スペクトラム拡散方式を適用する無線装置からの干渉を前記複数の拡散率のそれぞれについて分類する第2の分類処理を行う分類処理部と、前記第1の分類処理の結果の少なくとも一部と前記第2の分類処理の結果の少なくとも一部とを含む通知情報を生成する制御部と、を備える。
本開示の一実施例に係る通知方法は、複数の拡散率をサポートするスペクトラム拡散方式を含む1以上の通信方式を適用した第1の無線システムをサポートし、第1のネットワークに属する無線通信装置における通知方法であって、干渉を検出し、前記検出した干渉を、前記第1の無線システムをサポートし、前記第1のネットワークに属する無線装置からの第1の干渉と、前記第1の干渉と異なる第2の干渉とに分類する第1の分類処理を行い、前記スペクトラム拡散方式を適用する無線装置からの干渉を前記複数の拡散率のそれぞれについて分類する第2の分類処理を行い、前記第1の分類処理の結果の少なくとも一部と前記第2の分類処理の結果の少なくとも一部とを含む通知情報を生成する。
なお、これらの包括的又は具体的な態様は、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラム、又は、記録媒体で実現されてもよく、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラム及び記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
本開示の一実施例によれば、様々な無線システムによって利用される帯域における干渉の検出結果を適切に通知できる。
本開示の一実施例における更なる利点及び効果は、明細書及び図面から明らかにされる。かかる利点及び/又は効果は、いくつかの実施形態並びに明細書及び図面に記載された特徴によってそれぞれ提供されるが、1つ又はそれ以上の同一の特徴を得るために必ずしも全てが提供される必要はない。
LPWAを含む無線システムの概要を示す図 干渉の検出結果を通知する通知情報のフォーマットの例を示す図 本開示の一実施の形態に係る基地局の構成例を示すブロック図 管理内干渉と管理外干渉との分類処理の例を示す図 SF毎の分類処理の例を示す図 本開示の一実施の形態に係る通知情報のフォーマットの第1の例を示す図 本開示の一実施の形態に係る通知情報のフォーマットの第2の例を示す図 本開示の一実施の形態に係る通知情報のフォーマットの第3の例を示す図 本開示の一実施の形態に係る通知情報のフォーマットの第4の例を示す図 本開示の一実施の形態に係る通知情報のフォーマットの第5の例を示す図 本開示の一実施の形態に係る通知情報のフォーマットの第6の例を示す図 本開示の一実施の形態に係る通知情報のフォーマットの第7の例を示す図 本開示の一実施の形態に係る通知情報生成処理の第1の例を示すフローチャート 異なる通知タイミングにおける通知情報のフォーマットの例を示す図 図13のS106において実行される処理の第1の例を示すフローチャート 異なる通知タイミングにおける通知情報のフォーマットの第1の例を示す図 異なる通知タイミングにおける通知情報のフォーマットの第2の例を示す図 図13のS106において実行される処理の第2の例を示すフローチャート
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施形態について詳細に説明する。尚、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(実施の形態1)
IoT(Internet of Things)及び/又はM2M(Machine to Machine)では、低消費電力で広いエリアでの通信が可能なLPWA(Low Power Wide Area)と呼ばれる無線通信技術の利用が検討されている。
LPWAは、アンライセンスドバンド(例えば、920MHz帯)での運用が検討されている。LPWAには、複数の方式(規格)が存在する。例えば、LPWAの通信方式には、スペクトラム拡散方式を用いて通信を行う第1の通信方式と、スペクトラム拡散方式を用いずに通信を行う第2の通信方式とが含まれる。第1の通信方式には、例えば、「LoRa」と称される通信方式が含まれる。また、第2の通信方式には、例えば、「Wi-SUN(Wireless Smart Utility Network)」と称される通信方式が含まれる。
以下では、第1の通信方式の一例として、「LoRa」と称される通信方式(以下、「LoRa方式」と記載)を挙げ、第2の通信方式の一例として、「Wi-SUN」と称される通信方式(以下、「Wi-SUN方式」と記載)を挙げる。しかしながら、本開示は、LoRa方式とWi-SUN方式とに限定されない。
また、以下では、LoRa方式に基づいて動作する(LoRa方式をサポートする)端末は、「LoRa端末」と記載され、Wi-SUN方式に基づいて動作する(Wi-SUN方式をサポートする)端末は、「Wi-SUN端末」と記載される。また、「LoRa端末」と「Wi-SUN端末」とは、区別することなく、LPWA端末、又は、端末と記載されてよい。また、以下では、LoRa方式に基づいて送受信される信号は、「LoRa信号」と記載され、Wi-SUN方式に基づいて送受信される信号は、「Wi-SUN信号」と記載される。
LPWA端末は、ユーザが所有する端末に限らず、様々な機器に搭載される。例えば、LPWA端末は、テレビ、エアコン、洗濯機、および、冷蔵庫等の家電機器、ならびに、車両等の移動輸送機関にも搭載される。
アンライセンスドバンドは、LPWAの他にも、例えば、Wi-fi(登録商標)やRFID(Radio Frequency IDentifier)等を含む様々なシステムが使用する。
そのため、例えば、LoRa端末及びWi-SUN端末等のLPWAの端末が通信に使用するチャネルを割り当てる場合には、同一システム、及び、他のシステムからの干渉を考慮することが望まれる。
図1は、LPWAを含む無線システムの概要を示す図である。
図1には、グループ#1と、グループ#2と、グループ#3とが示される。各グループには、複数の装置が含まれる。
グループ#1と#2とは、どちらも、LPWAシステムである。ただし、グループ#1の各装置が属するネットワーク#1(NW#1)は、グループ#2の各装置が属するネットワーク#2(NW#2)と異なる。例えば、NW#1とNW#2とは、同一のLPWAシステムであり、互いに異なる事業者によって運用されるネットワークである。グループ#2のLPWAシステムは、グループ#1によって管理されないネットワーク(管理外ネットワーク)の無線システムである。
グループ#1には、NW#1に属し、NW#1と有線接続または無線接続する装置が含まれる。例えば、グループ#1は、基地局#1と、中継局#1と、Wi-SUN端末#1と、LoRa端末#1と、LoRa端末#2とを含む。また、グループ#1は、NW#1を介して、GW等を集中制御する制御装置#1を含む。
基地局#1は、ゲートウェイ(GW)の機能と、電波モニタリングの機能を有してよい。例えば、基地局#1のGWの機能は、Wi-SUN方式とLoRa方式との両方をサポートしてよい。
中継局#1は、中継ノードの機能(又は、GWの機能)と、電波モニタリングの機能を有してよい。例えば、中継局#1の中継ノードの機能は、Wi-SUN方式とLoRa方式との両方をサポートしてよい。また、中継局#1は、Wi-SUN端末#1と、LoRa端末#1と、LoRa端末#2と、基地局#1との通信を中継してよい。
Wi-SUN端末#1と、LoRa端末#1と、LoRa端末#2とは、中継局#1及び/又は基地局#1と無線接続し、信号の送受信を行ってよい。
グループ#2には、NW#2に属し、NW#2と有線接続または無線接続する装置が含まれる。例えば、グループ#2は、基地局#2と、Wi-SUN端末#2と、LoRa端末#3と、LoRa端末#4とを含む。また、グループ#2は、NW#2を介して、GW等を集中制御する制御装置#2を含む。
基地局#2は、GWの機能と、電波モニタリングの機能を有してよい。例えば、基地局#2のGWの機能は、Wi-SUN方式とLoRa方式との両方をサポートしてよい。Wi-SUN端末#2と、LoRa端末#3と、LoRa端末#4とは、基地局#2と無線接続し、信号の送受信を行ってよい。
なお、図1のグループ#1およびグループ#2における装置の数は一例であり、本開示はこれに限定されない。例えば、図1のグループ#1およびグループ#2に含まれる基地局の数は、2以上であってもよい。図1のグループ#1およびグループ#2に含まれるLPWA端末の数は、4以上であってもよいし、2以下であってもよい。また、各グループのNWには、他の装置が接続されてもよい。
また、グループ#2においても、グループ#1の中継局#1と同様の中継局が含まれてよい。また、各グループの中継局の数は、2以上であってもよい。
グループ#3は、グループ#1の無線システム(LPWAシステム)と異なる無線システムである。グループ#3の無線システムは、グループ#1によって管理されない管理外ネットワークの無線システムである。グループ#3の無線システムは、例えば、RFIDおよびWi-fi等である。グループ#3には、RFIDリーダ/ライタおよびRFIDタグと、Wi-fiを使用する端末等が含まれる。なお、グループ#3の無線システムには、LTE(Long Term Evolution)システム、および、レーダシステム等が含まれてよい。
なお、図1に示すネットワーク構成、および/または、装置の構成は一例であり、本開示はこれに限定されない。
例えば、図1では、LoRa端末とWi-SUN端末とは、別々の端末である例を示すが、端末は、LoRa方式とWi-SUN方式との両方に基づいて動作可能であってもよい。
また、上述では、基地局#1および基地局#2は、Wi-SUN方式とLoRa方式との両方をサポートするGWを有する例を示したが、Wi-SUN方式をサポートするGWとLoRa方式をサポートするGWとは、別の装置であってもよい。また、電波モニタリングを行う装置は、基地局と別の装置であってもよい。
また、上述では、中継局#1は、Wi-SUN方式とLoRa方式との両方をサポートする中継ノードの機能を有する例を示したが、Wi-SUN方式をサポートする中継ノードとLoRa方式をサポートする中継ノードとは、別の装置であってもよい。また、電波モニタリングを行う装置は、中継局と別の装置であってもよい。
また、例えば、Wi-SUNのゲートウェイと、LoRaのゲートウェイと、電波モニタリング装置と、制御装置との中で2つ以上が一体となってもよい。
また、図1に示す各ネットワークには、図1に示す装置と別の装置が含まれてよい。その場合、当該別の装置が、図1に示す装置の一部又は全部の機能を有してもよい。例えば、基地局とWi-SUN端末および/またはLoRa端末との間に設けられる中継局は、電波モニタリング装置の機能を有してもよい。また、中継局は、Wi-SUNのゲートウェイおよび/またはLoRaのゲートウェイの機能と電波モニタリング装置の機能とを有してもよい。あるいは、中継局は、電波モニタリング装置の機能を有し、Wi-SUNのゲートウェイおよび/またはLoRaのゲートウェイの機能を有さなくてもよい。
グループ#1~#3の各無線装置は、共通のシステム帯域(例えば、アンライセンスドバンド)を使用する。そのため、グループ#1~#3に含まれる各無線装置は、他の無線装置からの干渉を受ける。グループ#1に含まれる無線装置が受ける干渉を例に挙げて説明する。
例えば、グループ#1に含まれる無線装置(例えば、LoRa端末#2)によって送信または受信される信号は、グループ#1に含まれる他の無線装置(例えば、LoRa端末#1)において干渉を生じさせる。以下では、NW#1に属する無線装置がNW#1に属する他の無線装置から受ける干渉は、「管理内干渉」と記載されることがある。例えば、管理内干渉は、LPWAシステムの通信をサポートし、NW#1に属する無線装置が、LPWAシステムの通信をサポートし、NW#1に属する別の無線装置から受ける干渉に該当する。
また、或る端末(例えば、LoRa端末#1)と同一のNWに属する端末(例えば、LoRa端末#2)は、或る端末についての「管理内端末」と記載される場合がある。管理内端末は、管理内干渉の要因となる信号を送信する可能性がある端末であってよい。また、管理内端末であるLoRa端末、及び、Wi-SUN端末は、それぞれ、「管理内LoRa端末」、及び、「管理内Wi-SUN端末」と記載される場合がある。また、管理内LoRa端末が送信した信号による干渉は、「管理内LoRa干渉」と記載され、管理内Wi-SUN端末が送信した信号による干渉は、「管理内Wi-SUN干渉」と記載される場合がある。
また、例えば、グループ#2および/またはグループ#3に含まれる無線装置(例えば、LoRa端末#3および/またはRFIDリーダ/ライタ)によって送信または受信される信号は、グループ#1に含まれる無線装置(例えば、LoRa端末#1)において干渉を生じさせる。以下では、NW#1に属する無線装置が、NW#1に属さない無線装置から受ける干渉は、「管理外干渉」と記載されることがある。例えば、管理外干渉は、LPWAシステムの通信をサポートし、NW#1に属する無線装置が、NW#1に属さない無線装置から受ける干渉に該当する。
また、或る端末(例えば、LoRa端末#1)と異なるNWに属する端末(例えば、LoRa端末#3)は、或る端末についての「管理外端末」と記載される場合がある。管理外端末は、管理外干渉の要因となる信号を送信する可能性がある端末であってよい。また、管理外端末であるLoRa端末、及び、Wi-SUN端末は、それぞれ、「管理外LoRa端末」、及び、「管理外Wi-SUN端末」と記載される場合がある。また、管理外LoRa端末が送信した信号による干渉は、「管理外LoRa干渉」と記載され、管理外Wi-SUN端末が送信した信号による干渉は、「管理外Wi-SUN干渉」と記載される場合がある。
管理外干渉は、更に、干渉の要因に基づいて分類される。
例えば、グループ#2に含まれる無線装置(例えば、LoRa端末#3)によって送信または受信される信号は、グループ#1に含まれる無線装置(例えば、LoRa端末#1)において干渉を生じさせる。以下では、NW#1に属する無線装置がNW#2に属する無線装置から受ける干渉は、「管理外干渉」のうち、「電波干渉」と記載されることがある。例えば、「電波干渉」は、LPWAシステムの通信をサポートし、NW#1に属する無線装置が、LPWAシステムの通信をサポートし、NW#1と異なるNW#2に属する無線装置から受ける干渉に該当する。
また、例えば、グループ#3に含まれる無線装置(例えば、RFIDリーダ/ライタ)によって送信または受信される信号は、グループ#1に含まれる無線装置(例えば、LoRa端末#1)において干渉を生じさせる。以下では、LPWAシステムの通信をサポートし、NW#1に属する無線装置が、LPWAシステムと異なる無線システムをサポートする無線装置から受ける干渉は、「管理外干渉」のうち、「環境雑音」と記載されることがある。
図1を例に挙げて示したように、LPWAシステムは、LPWAシステムと異なる無線システム、および/または、異なるネットワークに属する同じLPWAシステムと、共通のシステム帯域を使用する。そのため、LPWAシステムでは、干渉を検出(モニタリング)し、検出した結果を利用して、LPWAシステムにおける効率(例えば、周波数利用効率)を向上させることが望まれる。
例えば、LPWAシステムがサポートする通信方式には、上述したWi-SUN方式とLoRa方式とが含まれる。
LoRa方式においては、Spreading Factor(以下、SF)と呼ばれる拡散率を表すパラメータが規定されている。SFとは、スペクトラム拡散方式で無線通信を行う場合の、送信データ速度(ビットレート)に対する拡散符号速度(チップレート)の比を示す。LoRa方式において、SFの値は、例えば2~212の6段階の値の中から設定される。
なお、以下では、2~212の6段階の値に設定されたSFの値は、それぞれ、SF7~SF12と記載される。例えば、SFの値が2に設定されたスペクトラム拡散方式を用いて送信される送信信号は、SF7を用いた送信信号と記載される場合がある。
また、以下では、LoRa方式をサポートする基地局及び端末において、使用可能なSF(SFの候補)は、SF7~SF12の6つである例を説明する。ただし、本開示はこれに限定されず、使用可能なSFは、SF7~SF12の中の一部に限定されてもよい。あるいは、SF7~SF12と異なるSFが、使用可能なSFに追加されてもよい。
例えば、LoRa方式においては、SFの値が大きいほど通信のノイズ及び干渉に対する耐性が高くなり、通信可能な距離が長くなる。一方で、SFの値が大きいほど、同じサイズのデータの送信に要する時間(信号の長さ)が増加する。このため、SFの値が大きいほど、他の無線装置(例えば、端末)に対する与干渉並びに他の無線装置からの被干渉の頻度が増加する。
また、LoRa方式においては、SFの値に応じて、LoRa信号が衝突した場合の耐性が異なる。例えば、互いに異なるSFの値を用いて送信された2つのLoRa信号は、同一の時間内で一部又は全部が重複する場合であっても、受信処理(例えば、逆拡散処理)において拡散利得が得られやすい。一方で、互いに同一のSFの値を用いて送信された2つのLoRa信号は、同一の時間内で一部又は全部が重複する場合、互いに異なるSFの値を用いて送信された2つのLoRa信号の場合と比べて、受信処理(例えば、逆拡散処理)において拡散利得を得ることが困難である。
そのため、LoRa端末及びWi-SUN端末等のLPWAの端末に対する通信制御(例えば、チャネル割り当て及び/又はSFの割り当て)にあたって、干渉を検出(モニタリング)し、検出した結果を、例えば、端末に対する通信制御を行う装置に通知することが望まれる。例えば、LoRa端末に対する通信制御においては、LoRa方式において使用され得る複数のSF毎の検出結果が通知されることが望まれる。
図2は、干渉の検出結果を通知する通知情報のフォーマットの例を示す図である。
図2に示す通知情報のフォーマットは、チャネル#1~チャネル#nの各チャネルに関する通知情報のフィールドを含む。なお、チャネル#1~チャネル#nは、システム帯域に含まれ、干渉のモニタリングの対象となるチャネルの一例である。
「チャネル#1に関する通知情報」フィールドには、チャネル#1における干渉に関する情報が設定される。同様に、「チャネル#2に関する通知情報」~「チャネル#nに関する通知情報」フィールドには、それぞれ、チャネル#2~チャネル#nにおける干渉に関する情報が設定される。nは、モニタリングの対象となるチャネルの数を表す。図2に示す通知情報のフォーマットは、モニタリングの対象となるチャネルの数に対応した通知情報のフィールドを含む。
「チャネル#1に関する通知情報」フィールドは、「チャネルID」フィールドと、「干渉情報」フィールドとを含む。
「チャネルID」フィールドには、チャネルを識別する識別子(例えば、チャネル番号)が設定される。
「干渉情報」フィールドには、干渉の検出結果(モニタリング結果)が設定される。例えば、「干渉情報」フィールドには、干渉の有無を示す情報が設定される。干渉の有無を示す情報は、例えば、検出した干渉量が閾値より大きい場合、干渉が有ることを示し、検出した干渉量が閾値以下の場合、干渉が無いことを示す。例えば、1ビットのサイズを有する「干渉情報」フィールドには、干渉が有る場合に「1」が設定され、干渉が無い場合に「0」が設定される。
図2に示す通知情報のフォーマットには、干渉の有無を示す情報が含まれるものの、干渉の有無以外の情報が含まれないため、図2に示すフォーマットを用いた通知では、通信制御を適切に行うには十分ではない可能性がある。通信制御を適切に行えない場合、システム帯域を使用するネットワークの最適化の実現は困難であり、また、システム帯域の周波数利用効率が低下する可能性がある。
また、上述した干渉の種類の中で、例えば、NW#1に属する無線装置が受ける管理外干渉は、NW#1に属さない無線装置から受ける干渉であるため、NW#1(例えば、NW#1の制御装置)では管理及び制御が困難である。一方で、NW#1に属する無線装置が受ける管理内干渉は、NW#1に属する無線装置から受ける干渉であるため、NW#1で管理及び制御が可能である。
本開示の非限定的な実施例は、検出した干渉を分類し、分類した干渉の検出結果を通知する通知情報を生成することによって、様々な無線通信システムによって利用される帯域における干渉の検出結果の適切な通知を実現する。
<基地局の構成>
図3は、本実施の形態に係る基地局100の構成例を示すブロック図である。基地局100は、受信部101と、逆拡散部102と、干渉分類部103と、逆拡散部104と、復調/復号部105と、頻度検出部106と、制御部107と、符号化/変調部108と、制御信号生成部109と、送信部110と、を備える。基地局100は、例えば、LPWAの無線通信システムに含まれる。例えば、基地局100は、少なくとも、LoRa方式をサポートし、LoRa端末と通信を行う。なお、基地局100は、Wi-SUN方式をサポートし、Wi-SUN端末と通信を行ってもよい。
受信部101は、端末が送信した信号を受信し、受信した信号に所定の受信処理を行う。例えば、所定の受信処理は、端末に割当てたチャネルの周波数に基づいた、周波数変換処理(ダウンコンバート)を含む。端末に割当てたチャネルの周波数の情報は、例えば、制御部107から取得されてよい。
また、受信部101は、干渉測定(電波モニタリング)のために、使用可能な各チャネル(例えば、アンライセンスドバンドに含まれる各チャネル)において、信号を受信する。そして、受信部101は、受信した信号に所定の受信処理を行う。所定の受信処理は、例えば、各チャネルの周波数に基づく周波数変換処理を含む。
受信部101は、所定の受信処理を行った受信信号を逆拡散部102と、干渉分類部103と、逆拡散部104へ出力する。
逆拡散部102は、受信部101から取得した受信信号に対して、逆拡散処理を行う。逆拡散部102は、例えば、基地局100と端末との間で使用可能なSFのそれぞれについての逆拡散処理を行ってよい。
復調/復号部105は、逆拡散部102から取得した逆拡散処理の結果に基づいて、受信信号の復調処理及び復号処理を行い、受信データを生成する。復調/復号部105は、受信データを、制御部107へ出力する。なお、受信データには、基地局100と同じNW(Network)に属する端末を識別する識別子が含まれてよい。識別子の情報は、干渉分類部103に出力される。
干渉分類部103は、例えば、各チャネルにおける干渉を分類する。例えば、干渉分類部103は、各チャネルにおける、所定時間の受信信号をモニタリングし、受信信号を、上述した、管理内干渉、および、管理外干渉に分類する。
干渉分類部103は、受信信号のプリアンブルを検出する。例えば、干渉分類部103は、LoRa方式に用いられるプリアンブルと受信信号との相関を計算し、Wi-SUN方式に用いられるプリアンブルと受信信号との相関を計算する。LoRa方式およびWi-SUN方式に用いられるプリアンブルは、受信信号の送信元の端末が属するNWに関わらず共通であってよい。
干渉分類部103は、LoRa方式に用いられるプリアンブルと受信信号との相関の結果、及び、Wi-SUN方式に用いられるプリアンブルと受信信号との相関の結果の両方に、所定値以上のピークが生じなかった場合、受信信号の送信元は、LoRa端末でもWi-SUN端末でもない、と判定する。
例えば、干渉分類部103は、LoRa方式に用いられるプリアンブルと受信信号との相関の結果に所定値以上のピークが生じた場合、受信信号の送信元がLoRa端末である、と判定する。また、例えば、干渉分類部103は、Wi-SUN方式に用いられるプリアンブルと受信信号との相関の結果に所定値以上のピークが生じた場合、受信信号の送信元がWi-SUN端末である、と判定する。
ここで、LoRa方式およびWi-SUN方式に用いられるプリアンブルは、受信信号の送信元の端末が属するNWに関わらず共通である。そのため、干渉分類部103は、受信信号の送信元がLoRa端末である、または、Wi-SUN端末である、と判定した場合、送信元の属するNWが、基地局100と同じNW(NW#1)か、基地局100と異なるNW(例えば、図1のNW#2)かを判定する。
例えば、干渉分類部103は、復調/復号部105から取得する受信信号の復号結果に基づいて、送信元の属するNWを判定する。例えば、干渉分類部103は、受信信号が正しく復号され、受信信号に識別子が含まれる場合、当該受信信号の送信元の属するNWが基地局100と同じNWである、と判定する。一方で、例えば、干渉分類部103は、受信信号が正しく復号されず、受信信号に識別子が含まれていない場合、当該受信信号の送信元の属するNWが基地局100と異なるNWである、と判定する。
干渉分類部103は、受信信号の送信元が、基地局100と同じNW#1に属するLoRa端末またはWi-SUN端末である場合、当該受信信号が管理内干渉に対応する、と判定する。
一方で、干渉分類部103は、受信信号の送信元がLoRa端末でもWi-SUN端末でもない場合、当該受信信号が管理外干渉に対応する、と判定する。
また、干渉分類部103は、受信信号の送信元がLoRa端末であると判定した場合でも、受信信号の送信元が、基地局100と異なるNWに属するLoRa端末である場合、当該受信信号が管理外干渉に対応する、と判定する。また、干渉分類部103は、受信信号の送信元がWi-SUN端末である、と判定した場合でも、受信信号の送信元が、基地局100と異なるNWに属するWi-SUN端末である場合、当該受信信号が管理外干渉に対応する、と判定する。
なお、干渉分類部103は、管理外干渉を、電波干渉と環境雑音とに分類してもよい。
例えば、干渉分類部103は、受信信号の送信元がLoRa端末でもWi-SUN端末でもない場合、受信信号の送信元がLPWAシステムと異なる無線システムをサポートする無線装置であり、当該受信信号が環境雑音に対応する、と判定する。
また、例えば、干渉分類部103は、受信信号の送信元が、基地局100と異なるNWに属するLoRa端末またはWi-SUN端末である場合、当該受信信号が電波干渉に対応する、と判定する。
なお、干渉分類部103における分類方法は、上述した、受信信号のプリアンブル検出結果および受信信号の復号結果に基づく方法に限定されない。
また、基地局100が、LoRa方式をサポートし、Wi-SUN方式をサポートしない場合、干渉分類部103は、受信信号のプリアンブルが、Wi-SUN方式のプリアンブルであるか否かを検出しなくてもよい。この場合、干渉分類部103は、プリアンブル検出によって、受信信号に含まれるLoRa信号を検出し、受信信号の復号結果によって、検出したLoRa信号が管理内干渉に対応するか、管理外干渉に対応するかを決定すればよい。
干渉分類部103は、受信信号のプリアンブル検出結果および受信信号の復号結果に基づいて判定した干渉の分類結果を、頻度検出部106へ出力する。
逆拡散部104は、受信部101から取得した受信信号に対して、逆拡散処理を行う。逆拡散部104は、例えば、基地局100と端末との間で使用可能なSFのそれぞれについての逆拡散処理を行ってよい。逆拡散部104は、逆拡散処理の結果を、頻度検出部106へ出力する。
なお、逆拡散部104における逆拡散処理は、受信信号を、受信信号に使用されたSF毎に分類する処理に相当してよい。また、逆拡散部104と逆拡散部102とは、共通の構成であってもよい。
頻度検出部106は、逆拡散部104から出力される逆拡散処理の結果、及び、干渉分類部103から出力される干渉の分類結果に基づいて、管理内干渉又は管理外干渉に分類される、SFそれぞれの干渉量を検出する。例えば、検出する干渉量は、管理内干渉又は管理外干渉に分類される、SFそれぞれの使用頻度であってよい。なお、SFの使用頻度は、端末が送信した頻度に対応するため、SFの送信頻度と称されてもよい。あるいは、SFの使用頻度は、基地局100が検出した頻度(回数)に対応するため、SFの検出頻度と称されてもよい。なお、「頻度」は、「回数」に置換されてもよい。
頻度検出部106は、SFの使用頻度を含む分類結果を制御部107へ出力する。
なお、干渉分類部103、逆拡散部104、及び、頻度検出部106は、干渉についての分類処理を行う分類処理部111と称されてもよい。また、干渉の分類結果と、逆拡散処理の結果とに基づく、SFの使用頻度の検出方法の一例ついては後述する。
制御部107は、頻度検出部106から出力される分類結果に基づいて、通知情報を生成する。生成される通知情報には、分類結果の全てが含まれてもよいし、一部が含まれてもよい。また、制御部107は、通知情報のフォーマットを、情報の通知タイミング、及び/又は、通知する情報の量(例えば、検出した頻度)に基づいて、切替えてよい。制御部107は、生成した通知情報を、例えば、NW#1を介して、NW#1の制御装置(図1参照)へ送信する。
また、制御部107は、端末とのデータ通信に関する制御を行う。例えば、復調/復号部105から取得した受信データを、図示しない上位局、又は、ネットワーク内の他の装置(例えば、制御装置(図1参照))へ出力してもよい。また、制御部107は、上位局、又は、ネットワーク内の他の装置から取得した、端末宛の送信データを、符号化/変調部108へ出力する。端末宛の送信データには、宛先を示す識別子が含まれてもよい。
また、制御部107は、端末宛の制御情報を生成し、制御信号生成部109へ出力する。制御情報には、端末に割り当てるチャネルの情報、及び/又は、端末に割り当てるSFの情報が含まれてよい。
制御信号生成部109は、制御部107から取得した情報に基づいて、端末宛の制御信号を生成する。制御信号生成部109は、所定の信号処理(例えば、符号化処理及び変調処理)が施された制御信号を送信部110へ出力する。
符号化/変調部108は、制御部107から取得した送信データに対して、符号化処理及び変調処理を行い、送信信号を生成する。符号化/変調部108は、送信信号を送信部110へ出力する。なお、送信信号の送信先の端末が、LoRa端末である場合、変調処理には、LoRa方式において用いられるスペクトラム拡散処理が含まれてもよい。また、スペクトラム拡散処理においては、LoRa端末に割当てたSFを用いてもよい。
送信部110は、符号化/変調部108から取得した送信信号に対して、所定の送信処理を行う。例えば、所定の送信処理は、端末に割当てたチャネルの周波数に基づいた、周波数変換処理(アップコンバート)を含む。端末に割当てたチャネルの周波数の情報は、例えば、制御部107から取得されてよい。
また、送信部110は、制御信号生成部109から取得した制御信号に対して、所定の送信処理を行う。例えば、所定の送信処理は、端末に制御信号を送信するためのチャネルの周波数に基づいた、周波数変換処理(アップコンバート)を含む。端末に制御信号を送信するためのチャネルとは、例えば、予め決められたチャネルであってもよいし、端末との通信に現時点で用いられているチャネルであってもよい。
なお、上述では、図3に示す構成が1つの基地局100に含まれる例を説明した。本開示はこれに限定されない。例えば、2つ以上の装置のいずれかが、図3に示す構成のそれぞれを含んでもよい。
<分類処理の例>
次に、分類処理部111における分類処理の一例を説明する。第1に、受信部101において受信した信号(干渉)を、管理内干渉と管理外干渉とに分類する分類処理を説明する。第2に、SF毎に分類する分類処理を説明する。
<管理内干渉と管理外干渉との分類処理の例>
図4は、管理内干渉と管理外干渉との分類処理の例を示す図である。図4の横軸は、時間軸を示す。図4には、所定のモニタリング区間における受信信号の信号レベルと、受信信号に対する干渉の検出結果と、端末の識別子(端末ID)の検出結果と、判定結果とが示される。
受信信号に対する干渉の検出結果は、例えば、プリアンブル検出による検出結果に相当する。この結果によって、受信信号に含まれるLoRa信号が決定される。
端末の識別子(端末ID)の検出結果において、受信信号に対する復調/復号処理によって識別子が得られる場合、端末IDが「OK」を示す。端末IDが「OK」を示す場合、当該受信信号の送信元の属するNWが基地局100と同じNWである、と判定される。別言すると、判定結果に示されるように、当該受信信号が、管理内干渉に対応すると判定される。
端末の識別子(端末ID)の検出結果において、受信信号に対する復調/復号処理によって識別子が得られない場合、端末IDが「NG」を示す。端末IDが「NG」を示す場合、当該受信信号の送信元の属するNWが基地局100と異なるNWである、と判定される。別言すると、判定結果に示されるように、当該受信信号が、管理外干渉に対応すると判定される。
以上の分類処理によって、受信信号が、管理内干渉に対応するか、または、管理外干渉に対応するか、が分類される。
<SF毎の分類処理の例>
図5は、SF毎の分類処理の例を示す図である。図5の横軸は、時間軸を示す。図5には、所定のモニタリング区間における受信信号と、受信信号に対する逆拡散処理の結果が示される。
受信信号は、LoRa端末が送信したLoRa信号であり、各受信信号には、LoRa端末が使用したSFが示される。なお、図5に示す受信信号は、1つのLoRa端末が送信した信号であってもよいし、複数のLoRa端末が送信した信号であってもよい。また、1つのLoRa端末が使用したSFは、1つに限られず、複数であってもよい。また、1つのSFは、1つのLoRa端末に使用されてもよいし、複数のLoRa端末によって使用されてもよい。
逆拡散処理は、基地局100が使用可能なSFのそれぞれについて実行される。図5の逆拡散処理の結果は、SF毎の結果が示される。なお、逆拡散処理は、LoRa信号のプリアンブル区間に対して実行されてもよいし、プリアンブル区間とデータ区間とを合わせた区間に対して実行されてもよい。
逆拡散処理の結果、各SFの使用頻度が検出される。例えば、図5において、SF7は4回使用され、SF10は3回使用され、SF12は2回使用される。
なお、ここで検出されるSFの使用頻度は、管理内干渉と管理外干渉との区別がない使用頻度である。別言すると、ここで検出されるSFの使用頻度は、管理内干渉と管理外干渉との統計的な量(合算値)である。そのため、図4に示した、受信信号が、管理内干渉に対応するか、または、管理外干渉に対応するか、という分類処理の結果に基づいて、図5に示すSFの検出結果が分類されてよい。例えば、図5に示したSFの検出結果において、管理内干渉に対応する受信信号に使用されたSFの使用頻度と、管理外干渉に対応する受信信号に使用されたSFの使用頻度とが、分類されてよい。
なお、以下では、SF7を使用する受信信号が管理内干渉に対応する場合、当該受信信号は「管理内SF7干渉」に対応する、と記載される。また、SF7を使用する受信信号が管理外干渉に対応する場合、当該受信信号は「管理外SF7干渉」に対応する、と記載される。また、管理内干渉と管理外干渉とを区別することなく、SF7を使用する受信信号による干渉は、「SF7干渉」と記載される。SF8~SF12についても、SF7と同様の記載が採用される。
なお、上述した例では、SFの使用頻度が、干渉情報の一例であると説明したが、本開示はこれに限定されない。例えば、SFの使用頻度の代わりに、端末IDの検出回数が、干渉情報の一例として通知情報に含まれてよい。あるいは、SFの使用頻度の代わりに、端末IDの検出回数と、各受信信号が示す長さ(受信シンボル数又はパケット長)との積が、干渉情報の一例として通知情報に含まれてよい。あるいは、SFの使用頻度、端末IDの検出回数、及び、端末IDの検出回数と各受信信号が示す長さとの積の少なくとも2つ以上の組み合わせが、通知情報に含まれてよい。
また、使用頻度の検出において、受信信号(例えば、パケット単位の受信信号)の衝突によって検出がNGとなってしまうことを考慮した補正が行われてもよい。例えば、パケット衝突による検出NGを補正するために、予め、パケット衝突確率を係数化し、検出した使用頻度に対して係数を乗算することによって、補正が行われてもよい。
また、受信信号の中に、LoRa信号ではない信号(以下、「非LoRa信号」)が含まれる場合、非LoRa信号は、図4に示した分類処理では、管理内干渉、又は、管理外干渉のいずれかに分類されるが、図5に示した分類処理では、どのSFにも分類されない。この場合、非LoRa信号に関する干渉情報は、以下に説明する通知情報には含まれなくてよい。あるいは、以下の通知情報において、非LoRa信号に関する干渉情報を通知する新たなフィールドが追加されてよい。非LoRa信号に関する干渉情報は、例えば、管理内Wi-SUN干渉の情報、管理外Wi-SUN干渉の情報、及び、環境雑音情報等が挙げられる。
<通知情報の例>
次に、上述した基地局100の制御部107において生成される通知情報の一例を説明する。
<第1の例>
図6は、本実施の形態に係る通知情報のフォーマットの第1の例を示す図である。
図6に示す通知情報のフォーマットは、チャネル#1~チャネル#nの各チャネルに関する通知情報を設定するフィールドを含む。
「チャネル#1に関する通知情報」フィールドには、チャネル#1における干渉に関する情報が設定される。同様に、「チャネル#2に関する通知情報」~「チャネル#nに関する通知情報」フィールドには、それぞれ、チャネル#2~チャネル#nにおける干渉に関する情報が設定される。nは、モニタリングの対象となるチャネルの数を表す。例えば、モニタリングの対象となるチャネルは、基地局100が使用可能なチャネルのそれぞれであってもよいし、基地局100が使用可能なチャネルの中で、LoRa方式を使用するチャネル(LoRa端末に割り当てられるチャネル)であってもよい。図4に示す通知情報のフォーマットは、モニタリングの対象となるチャネルの数に対応した通知情報のフィールドを含む。
「チャネル#1に関する通知情報」フィールドは、「管理内SF7干渉情報」~「管理内SF12干渉情報」フィールド、および、「管理外SF7干渉情報」~「管理外SF12干渉情報」フィールドを含む。「チャネル#2に関する通知情報」~「チャネル#nに関する通知情報」フィールドにも、「チャネル#1に関する通知情報」フィールドと同様のフィールドが含まれてよい。
なお、以下では、「チャネル#1に関する通知情報」フィールドを例に挙げて、1つのチャネルに関する通知情報のフィールドを説明する。
「管理内SF7干渉情報」フィールドには、管理内SF7干渉に関する情報、例えば、管理内SF7干渉の干渉量の検出結果が設定される。例えば、管理内SF7干渉の干渉量は、所定時間当りの管理内干渉の中で、SF7が検出された回数(使用頻度)によって表されてよい。
「管理内SF7干渉情報」フィールドと同様に、「管理内SF8干渉情報」~「管理内SF12干渉情報」フィールドには、それぞれ、管理内SF8干渉に関する情報~管理内SF12干渉に関する情報が設定される。
「管理外SF7干渉情報」フィールドには、管理外SF7干渉に関する情報、例えば、管理外SF7干渉の干渉量の検出結果が設定される。例えば、管理外SF7干渉の干渉量は、所定時間当りの管理外干渉の中で、SF7が検出された回数(使用頻度)によって表されてよい。
「管理外SF7干渉情報」フィールドと同様に、「管理外SF8干渉情報」~「管理外SF12干渉情報」フィールドには、それぞれ、管理外SF8干渉に関する情報~管理外SF12干渉に関する情報が設定される。
第1の例では、管理内干渉と管理外干渉に分類され、SFのそれぞれに分類された結果を示す情報が通知できるため、様々な無線システムによって利用される帯域における干渉の検出結果を適切に通知できる。この通知によって、SFの制御(例えば、LoRa端末へのSFの割り当て)の一部または全部をNW側(例えば、制御装置)において実行される場合に、NW側がSFの制御を適切に実行できる。例えば、GW又は中継ノードの境界付近に存在する端末に対するSFの制御を適切に実行することによって、端末の通信相手と異なるGW又は中継ノードに対する与干渉、及び/又は、端末の通信相手と異なるGW又は中継ノードからの被干渉を抑制できる。
<第2の例>
図7は、本実施の形態に係る通知情報のフォーマットの第2の例を示す図である。
図7に示す通知情報のフォーマットは、図6と同様に、チャネル#1~チャネル#nの各チャネルに関する通知情報を設定するフィールドを含む。なお、図7に示すフォーマットにおいて、図6に示したフォーマットと同様のフィールドについては、説明を省略する。
図6と図7とのフォーマットの相違点は、図6のフォーマットが、「管理外SF7干渉情報」~「管理外SF12干渉情報」フィールドを含むのに対し、図7のフォーマットが、「SF7干渉情報」~「SF12干渉情報」フィールドを含む点である。
「SF7干渉情報」フィールドには、SF7干渉に関する情報、例えば、SF7干渉の干渉量の検出結果が設定される。例えば、SF7干渉の干渉量は、所定時間当りに、SF7が検出された回数(使用頻度)によって表されてよい。別言すると、SF7干渉に関する情報は、管理内SF7干渉に関する情報と、管理外SF7干渉に関する情報とを統合した情報であってよい。例えば、SF7干渉の干渉量は、管理内SF7干渉の干渉量と、管理外SF7干渉の干渉量とを統合した量であってよい。
「SF7干渉情報」フィールドと同様に、「SF8干渉情報」~「SF12干渉情報」フィールドには、それぞれ、SF8干渉に関する情報~SF12干渉に関する情報が設定される。
例えば、SF7干渉情報は、管理内SF7干渉情報と管理外SF7干渉情報とを含むため、図7の通知情報に含まれる、SF7干渉情報と、管理内SF7干渉情報とから、管理外SF7干渉情報が導出できる。
なお、上述した、図6及び図7では、基地局100が使用可能なSF(SFの候補)についての干渉情報がそれぞれ通知されるフォーマットの例を示した。本開示はこれに限定されない。例えば、基地局100が使用可能なSFの一部についての干渉情報が通知され、残りの一部についての干渉情報が通知されなくてもよい。以下、第3の例では、使用可能なSFの一部についての干渉情報が通知され、残りの一部についての干渉情報が通知される通知情報のフォーマットを説明する。
<第3の例>
図8は、本実施の形態に係る通知情報のフォーマットの第3の例を示す図である。
図8に示す通知情報のフォーマットは、図6と同様に、チャネル#1~チャネル#nの各チャネルに関する通知情報を設定するフィールドを含む。なお、図8に示すフォーマットにおいて、図6に示したフォーマットと同様のフィールドについては、説明を省略する。
図6と図8とのフォーマットの相違点の1つ目は、図6のフォーマットが、「管理内SF7干渉情報」~「管理内SF12干渉情報」フィールドを含むのに対し、図8のフォーマットが、「管理内SF7干渉情報」~「管理内SF9干渉情報」フィールドを含む点である。図6と図8とのフォーマットの相違点の2つ目は、図6のフォーマットが、「管理外SF7干渉情報」~「管理外SF12干渉情報」フィールドを含むのに対し、図8のフォーマットが、「管理外SF7干渉情報」~「管理外SF9干渉情報」フィールドを含む点である。別言すると、図8のフォーマットでは、図6のフォーマットに含まれる、「管理内SF10干渉情報」~「管理内SF12干渉情報」フィールド、及び、「管理外SF10干渉情報」~「管理外SF12干渉情報」フィールドが、省略される。
第3の例では、値が小さいSFについての干渉情報を通知する例を説明した。SFが大きい場合、信号の送信時間が長くなり、当該信号が当該信号と異なる信号に与える干渉(与干渉)及び/又は当該信号が他の信号から受ける干渉(被干渉)の頻度が増加する。そのため、通常は値の大きいSFの使用頻度が小さくなるようにSFを選択するため、値の大きいSFについての干渉情報(例えば、使用頻度)の通知を省略し、値の小さいSFの干渉情報を通知することによって、干渉の検出結果を適切に通知できる。この通知によって、SFの制御の一部または全部をNW側(例えば、制御装置)において実行される場合に、NW側がSFの制御を適切に実行できる。また、値の大きいSFについての干渉情報(例えば、使用頻度)の通知を省略するため、通知情報の情報量を削減できる。
なお、図8に示すフォーマットは、SF7~SF9についての干渉情報を通知し、SF10~SF12についての干渉情報を通知しない例を示したが、本開示はこれに限定されない。干渉情報を通知するSFは、基地局100が使用可能なSF(SFの候補)の中で、比較的小さな値を有する1以上のSFであってもよいし、比較的大きな値を有する1以上のSFであってもよい。あるいは、干渉情報を通知するSFは、値の大きさに関係なく設定されてもよい。
また、図8に示すフォーマットは、管理内干渉と管理外干渉とにおいて、同じSF(図8では、SF7~SF9)についての干渉情報を通知する例を示したが、本開示はこれに限定されない。例えば、管理内干渉と管理外干渉とにおいて、干渉情報を通知するSFが独立して設定されてよい。以下、第4の例では、管理内干渉と管理外干渉とにおいて、干渉情報を通知するSFが独立して設定される場合の通知情報のフォーマットを説明する。
<第4の例>
図9は、本実施の形態に係る通知情報のフォーマットの第4の例を示す図である。
図9に示す通知情報のフォーマットは、図6と同様に、チャネル#1~チャネル#nの各チャネルに関する通知情報を設定するフィールドを含む。なお、図9に示すフォーマットにおいて、図6に示したフォーマットと同様のフィールドについては、説明を省略する。
また、図9には、「チャネル#1に関する通知情報」フィールドについての、2つの例が示される。
フォーマット(a)の「チャネル#1に関する通知情報」フィールドは、「管理内SF7干渉情報」フィールド、「管理内SF8干渉情報」フィールド、および、「管理外SF7干渉情報」~「管理外SF10干渉情報」フィールドを含む。
フォーマット(b)の「チャネル#1に関する通知情報」フィールドは、「管理内SF7干渉情報」~「管理内SF9干渉情報」フィールド、「管理外SF7干渉情報」フィールド、及び、「管理外SF8干渉情報」フィールドを含む。
図9のフォーマットでは、管理内干渉と管理外干渉とにおいて、干渉情報を通知するSFが独立して設定される。例えば、各SFの使用頻度が管理内干渉と管理外干渉との間で異なる場合に適用される。例えば、管理外干渉における各SFの使用頻度が、管理内干渉における各SFの使用頻度よりも多い場合にフォーマット(a)が適用される。また、管理外干渉における各SFの使用頻度が、管理内干渉における各SFの使用頻度よりも少ない場合にフォーマット(b)が適用されてよい。
第4の例では、管理内干渉と管理外干渉とにおいて、干渉情報を通知するSFが独立して設定される例を説明した。これにより、例えば、管理内干渉と管理外干渉との間で、干渉量(例えば、使用頻度)が異なる場合に、適切な通知を行うことができる。例えば、干渉量が相対的に少ない干渉については、通知を省略できるため、通知情報の情報量を削減できる。
なお、上述した各例では、各SFについての干渉情報のそれぞれ、又は、一部が通知される例が示されたが、本開示はこれに限定されない。通知情報には、各SFについての干渉情報と異なる情報が含まれてよい。以下、第5の例では、各SFについての干渉情報とは別に、各SFについての干渉情報を統合した情報が通知情報に含まれる例を説明する。
<第5の例>
図10は、本実施の形態に係る通知情報のフォーマットの第5の例を示す図である。
図10に示す通知情報のフォーマットは、図6と同様に、チャネル#1~チャネル#nの各チャネルに関する通知情報を設定するフィールドを含む。なお、図10に示すフォーマットにおいて、図6に示したフォーマットと同様のフィールドについては、説明を省略する。
図10のフォーマットは、図9のフォーマット(a)と同様に、「管理内SF7干渉情報」フィールド、「管理内SF8干渉情報」フィールド、および、「管理外SF7干渉情報」~「管理外SF10干渉情報」フィールドを含む。そして、図10のフォーマットは、図9のフォーマット(a)と異なり、「管理内干渉統合情報」フィールドと、「管理外干渉統合情報」フィールドとを含む。
「管理内干渉統合情報」フィールドには、管理内干渉に関する情報を統合した情報(管理内干渉統合情報)が設定される。例えば、管理内干渉統合情報は、管理内SF7干渉情報~管理内SF12干渉情報を統合した情報である。例えば、「管理内干渉統合情報」フィールドには、所定時間当りの管理内干渉の中で、SF7~SF12のいずれかが検出された回数(使用頻度)が設定される。別言すると、管理内干渉統合情報は、管理内干渉に分類される、SFのそれぞれの使用頻度の統計的な量に関する情報であってよい。
「管理外干渉統合情報」フィールドには、管理外干渉に関する情報を統合した情報(管理外干渉統合情報)が設定される。例えば、管理外干渉統合情報は、管理外SF7干渉情報~管理外SF12干渉情報を統合した情報である。例えば、「管理外干渉統合情報」フィールドには、所定時間当りの管理外干渉の中で、使用可能なSFであるSF7~SF12のいずれかが検出された回数(使用頻度)が設定される。別言すると、管理外干渉統合情報は、管理外干渉に分類される、SFのそれぞれの使用頻度の統計的な量に関する情報であってよい。
なお、上述では、管理内干渉統合情報は、管理内SF7干渉情報~管理内SF12干渉情報を統合した情報である例を示したが、本開示はこれに限定されない。管理内干渉統合情報は、管理内SF7干渉情報~管理内SF12干渉情報の一部を統合した情報であってよい。また、管理外干渉統合情報についても、管理内干渉統合情報と同様に、管理外SF7干渉情報~管理外SF12干渉情報の一部を統合した情報であってよい。
例えば、図10に示すフォーマットには、「管理内SF7干渉情報」フィールド、及び、「管理内SF8干渉情報」フィールドが含まれ、「管理内SF9干渉情報」~「管理内SF12干渉情報」フィールドが含まれない。そのため、「管理内干渉統合情報」フィールドの管理内干渉統合情報は、個別のフィールドがフォーマットに含まれない管理内SF9干渉情報~管理内SF12干渉情報を統合した情報であってもよい。同様に、「管理外干渉統合情報」フィールドの管理外干渉統合情報は、管理外SF11干渉情報および管理外SF12干渉情報を統合した情報であってもよい。
第5の例では、複数のSFについての干渉情報を統合した統合情報を通知する例を説明した。この通知によって、値が相対的に大きなSFについての干渉情報を省略した場合であっても、干渉情報を適切に通知できる。
なお、上述では、管理内干渉について、個別のSFについての干渉情報と、管理内干渉統合情報とが通知される例を示した。本開示はこれに限定されない。例えば、個別のSFについての干渉情報と、管理内干渉統合情報とのいずれか一方が通知されてよい。以下、第6の例では、個別のSFについての干渉情報と、管理内干渉統合情報とのいずれか一方が通知される通知情報のフォーマットを説明する。
<第6の例>
図11は、本実施の形態に係る通知情報のフォーマットの第6の例を示す図である。
図11に示す通知情報のフォーマットは、図6と同様に、チャネル#1~チャネル#nの各チャネルに関する通知情報を設定するフィールドを含む。なお、図11に示すフォーマットにおいて、図6及び図10に示したフォーマットと同様のフィールドについては、説明を省略する。
図11のフォーマットは、図6のフォーマットと同様の「管理外SF7干渉情報」~「管理外SF12干渉情報」フィールドを含む。また、図11のフォーマットは、図10のフォーマットと同様の「管理内干渉統合情報」フィールドを含む。別言すれば、図11のフォーマットでは、管理内干渉については、SF毎の干渉情報ではなく、各SFの検出した回数を統合した情報が通知され、管理外干渉については、SF毎の干渉情報が通知される。
第6の例では、複数のSFについての管理内干渉情報を統合した管理内干渉統合情報を通知する例を説明した。管理内干渉は、基地局100が属するNWと同じNWに属する端末(例えば、LoRa端末)からの干渉であるため、チャネルの割り当て、SFの割り当て等の制御によって、抑制できる。そのため、各SFについての管理内干渉情報の通知を省略し、管理内干渉統合情報を通知することによって、通知情報の情報量を削減し、適切な通知を行うことができる。
なお、図11のフォーマットでは、「管理外SF7干渉情報」~「管理外SF12干渉情報」フィールドを含む例が示されたが、本開示はこれに限定されない。例えば、上述した第2の例、及び、第3の例のように、「管理外SF7干渉情報」~「管理外SF12干渉情報」フィールドの一部が含まれ、残りの一部が省略されてもよい。
また、図11のフォーマットでは、管理内干渉については、SF毎の干渉情報ではなく、各SFの検出した回数を統合した情報が通知され、管理外干渉については、SF毎の干渉情報が通知される例を示したが、本開示はこれに限定されない。例えば、管理外干渉については、SF毎の干渉情報ではなく、各SFの検出した回数を統合した情報が通知され、管理内干渉については、SF毎の干渉情報が通知されてよい。
また、SF毎の干渉情報を通知するか、または、各SFの検出した回数を統合した情報を通知するかが、切替えられてもよい。以下、第7の例では、管理外干渉について、SF毎の干渉情報を通知するか、または、各SFの検出した回数を統合した情報を通知するかが、切替えられる例を説明する。
<第7の例>
図12は、本実施の形態に係る通知情報のフォーマットの第7の例を示す図である。
図12に示す通知情報のフォーマットは、図6と同様に、チャネル#1~チャネル#nの各チャネルに関する通知情報を設定するフィールドを含む。なお、図12に示すフォーマットにおいて、図6及び図10に示したフォーマットと同様のフィールドについては、説明を省略する。
また、図12には、「チャネル#1に関する通知情報」フィールドについての、2つの例が示される。
フォーマット(c)の「チャネル#1に関する通知情報」フィールドは、「管理内干渉統合情報」フィールド、「識別情報」フィールド、および、「管理外SF7干渉情報」~「管理外SF12干渉情報」フィールドを含む。
フォーマット(d)の「チャネル#1に関する通知情報」フィールドは、「管理内干渉統合情報」、「識別情報」フィールド、及び、「管理外干渉統合情報」フィールドを含む。
例えば、管理外干渉についての検出回数が所定値以下である場合、フォーマット(d)に示すように、管理外干渉統合情報が通知され、SF毎の通知情報が通知されないフォーマットが選択されてよい。この場合、「識別情報」フィールド(例えば、1ビット)には、例えば、フォーマット(d)が選択されたことを示す情報(例えば、1ビットの値を「0」)が設定されてよい。
一方で、管理外干渉について検出回数が所定値より多い場合、フォーマット(c)に示すように、SF毎の干渉情報が通知されるフォーマットが選択されてよい。この場合、「識別情報」フィールド(例えば、1ビット)には、例えば、フォーマット(c)が選択されたことを示す情報(例えば、1ビットの値を「1」)が設定されてよい。
第7の例では、管理外干渉についての検出回数に応じて、通知情報のフォーマットを選択する例を説明した。この選択により、複数のSFについての管理外干渉の全体の干渉量に応じて適切なフォーマットが選択できるため、通知情報の情報量を削減し、適切な通知を行うことができる。
<通知情報生成の流れの例>
上述したフォーマットの通知情報を生成する基地局100における処理フローの一例を説明する。
図13は、本実施の形態に係る通知情報生成処理の第1の例を示すフローチャートである。例えば、図13に示すフローは、通知情報の通知タイミングの前に実行される。
基地局100は、チャネル毎に干渉を測定する(S101)。
基地局100は、チャネル毎に測定した干渉を、管理内干渉と管理外干渉とに分類する(S102)。
基地局100は、チャネル毎に測定した干渉に対して、逆拡散処理を行うことによって、SF毎の使用頻度を検出する(S103)。
S104以降では、チャネルそれぞれについて、分類した干渉に対する処理を行う。
基地局100は、k=1に設定する(S104)。kは、チャネルの識別番号に対応するチャネルのインデックスである。
基地局100は、kがnより大きいか否かを判定する(S105)。nは、使用可能な帯域に含まれ、モニタリングの対象となるチャネルの数を表す。別言すると、S105では、モニタリングの対象となるチャネル全てにおいて、分類した干渉に対する処理が完了したか否かを判定する。
kがnより大きくない場合(S105にてNO)、基地局100は、チャネル#kに関する通知情報を生成する(S106)。ここで、生成される通知情報のフォーマットは、例えば、上述した各例のいずれかであってよい。
基地局100は、kに1を加算する(S107)。そして、フローは、S105の処理へ戻る。
kがnより大きい場合(S105にてYES)、すなわち、モニタリングの対象となるチャネル全てにおいて、分類した干渉に対する処理が完了した場合、図7に示すフローは終了する。
以上説明したフローによって、基地局100は、チャネル毎に測定した干渉を、管理内干渉と管理外干渉とに分類し、干渉をSF毎に分類する。そして、基地局100は、分類結果に基づいて、各チャネルに関する通知情報を生成する。
次に、通知する情報に対して、通知する頻度が設定される例を説明する。この場合、設定される通知頻度に応じて、通知情報のフォーマットが選択されてよい。なお、通知頻度が異なるとは、通知タイミングが異なると捉えられてよい。
<第8の例>
図11に示した通知情報のフォーマットを一例に挙げて、管理内干渉情報の通知頻度と、管理外干渉情報の通知頻度とが、互いに独立して設定される場合において、選択される通知情報のフォーマットの例を説明する。なお、通知頻度(通知タイミング)に関する情報は、上位レイヤメッセージ等によって、NWから通知されてよい。
図14は、異なる通知タイミングにおける通知情報のフォーマットの例を示す図である。なお、図14には、或るチャネルに関する通知情報について、管理内干渉情報を通知するタイミングと、管理外干渉情報を通知するタイミングとが、互いに独立に設定される。また、図14において、図11と同様のフィールドについては、説明を省略する。
図14のフォーマット(e)は、管理内干渉情報を通知するタイミングであり、かつ、管理外干渉情報を通知しないタイミングにおける、通知情報のフォーマットの例である。フォーマット(e)では、管理外干渉情報を通知しないため、図11のフォーマットから、「管理外SF7干渉情報」~「管理外SF12干渉情報」フィールドが省略される。
図14のフォーマット(f)は、管理内干渉情報を通知しないタイミングであり、かつ、管理外干渉情報を通知するタイミングにおける、通知情報のフォーマットの例である。フォーマット(f)では、管理内干渉情報を通知しないため、図11のフォーマットから、「管理内干渉統合情報」フィールドが省略される。
図14のフォーマット(g)は、管理内干渉情報を通知するタイミングであり、かつ、管理外干渉情報を通知するタイミングにおける、通知情報のフォーマットの例である。フォーマット(g)では、管理内干渉情報を通知するため、「管理内干渉統合情報」フィールドが含まれ、管理外干渉情報を通知するため、「管理外SF7干渉情報」~「管理外SF12干渉情報」フィールドが含まれる。
<通知情報生成の流れの例>
管理内干渉情報の通知頻度と、管理外干渉情報の通知頻度とが、互いに独立して設定される場合の基地局100における処理フローの一例を説明する。なお、この場合の処理フローは、図13に示した処理フローのS106の処理が、通知タイミングに応じて変更される。以下、管理内干渉情報の通知頻度と、管理外干渉情報の通知頻度とが、互いに独立して設定される場合のS106の処理について説明する。
図15は、図13のS106において実行される処理の第1の例を示すフローチャートである。
基地局100は、管理内干渉情報と管理外干渉情報との両方を通知するタイミングか否かを判定する(S201)。
管理内干渉情報と管理外干渉情報との両方を通知するタイミングである場合(S201にてYES)、基地局100は、管理内干渉情報と管理外干渉情報との両方を含む通知情報を生成する(S202)。
管理内干渉情報と管理外干渉情報との両方を通知するタイミングでない場合(S201にてNO)、基地局100は、管理内干渉情報を通知するタイミングか否かを判定する(S203)。
管理内干渉情報を通知するタイミングである場合(S203にてYES)、基地局100は、管理内干渉情報を含む通知情報を生成する(S204)。
管理内干渉情報を通知するタイミングでない場合(S203にてNO)、基地局100は、管理外干渉情報を通知するタイミングか否かを判定する(S205)。
管理外干渉情報を通知するタイミングである場合(S205にてYES)、基地局100は、管理外干渉情報を含む通知情報を生成する(S206)。
管理外干渉情報を通知するタイミングでない場合(S205にてNO)、基地局100は、通知情報を生成せずに、フローは、図13のS107へ戻る。
第8の例では、管理内干渉情報の通知頻度と、管理外干渉情報の通知頻度とが、互いに独立して設定される例を説明した。これにより、例えば、管理内干渉と管理外干渉との干渉状況(例えば、使用頻度の増減)が、互いに異なるタイミングで変動する場合であっても、適切な通知を行うことができる。
<第9の例>
次に、図11に示した通知情報のフォーマットを一例に挙げて、管理外干渉情報に含まれる、各SFについての干渉情報の通知頻度が、互いに独立して設定される場合において、選択される通知情報のフォーマットの例を説明する。なお、通知頻度(通知タイミング)に関する情報は、上位レイヤメッセージ等によって、NWから通知されてよい。
図16は、異なる通知タイミングにおける通知情報のフォーマットの第1の例を示す図である。なお、図16には、或るチャネルに関する通知情報について、管理外SF7干渉情報を通知するタイミングと、管理外SF7干渉情報~管理外SF9干渉情報を通知するタイミングと、管理外SF7干渉情報~管理外SF12干渉情報を通知するタイミングとが、互いに独立に設定される例が示される。また、図16において、図11と同様のフィールドについては、説明を省略する。
図16のフォーマット(h)は、管理外SF7干渉情報を通知するタイミングにおける、通知情報のフォーマットの例である。フォーマット(h)では、管理外干渉について、管理外SF7干渉情報と異なる情報を通知しないため、図11のフォーマットから、「管理外SF8干渉情報」~「管理外SF12干渉情報」フィールドが省略される。
図16のフォーマット(j)は、管理外SF7干渉情報~管理外SF9干渉情報を通知するタイミングにおける、通知情報のフォーマットの例である。フォーマット(j)では、管理外干渉について、管理外SF10干渉情報~管理外SF12干渉情報を通知しないため、図11のフォーマットから、「管理外SF10干渉情報」~「管理外SF12干渉情報」フィールドが省略される。
図16のフォーマット(k)は、管理外SF7干渉情報~管理外SF12干渉情報を通知するタイミングにおける、通知情報のフォーマットの例である。フォーマット(k)では、管理外SF7干渉情報~管理外SF12干渉情報を通知するため、「管理外SF7干渉情報」~「管理外SF12干渉情報」フィールドが含まれる。
第9の例では、管理外干渉情報に含まれる、各SFについての干渉情報の通知頻度が、互いに独立して設定される例を説明した。これにより、例えば、SF毎の干渉状況(例えば、使用頻度の増減)が、互いに異なるタイミングで変動する場合であっても、適切な通知を行うことができる。例えば、上述したように、値の小さなSFは、値の大きなSFよりも通信時間が短く、与干渉及び/又は被干渉の頻度が少なくなるため、値の小さなSFほど使用頻度の増減が大きい可能性がある。第9の例では、値の小さなSFの通知頻度を増加させることができるため、値の小さなSFほど使用頻度の増減が大きい場合でも適切な通知を行うことができる。
なお、図16のフォーマットは、フォーマット(h)、フォーマット(j)及びフォーマット(k)の3種類のフォーマットを用いた場合について説明したが、本開示はこれに限定されない。例えば、フォーマットの種類は、任意の数に設定することが可能である。また、各通知情報のフォーマットにおいて、どのSFに関する干渉情報を通知するかについても、任意に設定可能である。例えば、図16のフォーマット(j)は、管理外SF7干渉情報~管理外SF10干渉情報を通知するようにしてもよい。
また、通知頻度(通知タイミング)に関する情報に加えて、通知情報のフォーマットの数及びどのSFに関する干渉情報を通知するかについても、上位レイヤメッセージ等によって、NWから通知されてよい。
なお、通知情報のフォーマットには、通知情報のフォーマットの種別等を識別する識別情報が含まれてよい。例えば、通知頻度が一定ではない場合(周期的ではない場合)、識別情報を用いて、通知を受ける装置に、通知情報のフォーマットを通知できる。
<第10の例>
図17は、異なる通知タイミングにおける通知情報のフォーマットの第2の例を示す図である。図17は、図16に対して、「識別情報」フィールドが追加される。
「識別情報」フィールドは、2ビットのサイズを有し、通知情報のフォーマットを識別する情報が設定される。
図17のフォーマット(h)の場合、「識別情報」フィールドの2ビットは、(0,0)に設定される。図17のフォーマット(j)の場合、「識別情報」フィールドの2ビットは、(0,1)に設定される。図17のフォーマット(k)の場合、「識別情報」フィールドの2ビットは、(1,1)に設定される。例えば、「識別情報」フィールドが(0,0)に設定された場合、SF7に関する干渉情報を通知し、SF8~SF12に関する干渉情報を通知しない。例えば、「識別情報」フィールドが(0,1)に設定された場合、SF7~SF9に関する干渉情報を通知し、SF10~SF12に関する干渉情報を通知しない。「識別情報」フィールドが(1,1)に設定された場合はSF7~SF12に関する干渉情報を通知する。なお、言うまでもなく図17に示す例は一例であって、「識別情報」フィールドの各論理の場合において、どのSFに関する干渉情報を通知するかについては、任意に設定することが可能である。
図17のように、識別情報が追加されることによって、通知を受ける装置は、通知情報に含まれる情報を識別できる。
なお、「識別情報」フィールドとして2ビット用いた場合について説明したが、本開示はこれに限定されない。例えば、「識別情報」フィールドは任意のビット数に設定することが可能である。「識別情報」フィールドのビット数を増加させた場合、干渉情報を通知するSFの数及び/又はSFの組み合わせを細かく設定することが可能となる。そのため、各SFそれぞれにおいて使用頻度の変動が大きい場合は、使用頻度の変動に応じて、通知するSFの数及び/又はSFの組み合わせを適切に変更することによって、通知する干渉情報の情報量の削減効果が大きくなる。
例えば、「識別情報」フィールドが6ビットのサイズを有する場合、6ビットとSF7~SF12の6つのSFとが対応づけられることによって、SF毎に通知するか、又は、通知しないか、を独立に選択できる。しかし、「識別情報」フィールドのビット数を増加させる場合、「識別情報」フィールドの情報量が多くなる。SFそれぞれにおいて使用頻度の変動が小さい場合、通知する干渉情報の情報量の削減効果が小さくなる。このため、想定される各SFそれぞれにおける使用頻度の変動の量に基づいて、「識別情報」フィールドのビット数は決定されてよい。
第10の例では、通知情報のフォーマットの種別等を識別する識別情報が含まれることによって、各SFにおける干渉情報の通知頻度が一定ではない場合(周期的ではない場合)、かつ、SFに毎に通知頻度が異なる場合、識別情報を用いて、通知を受ける装置に、通知情報のフォーマットを通知できる。
<通知情報生成の流れの例>
管理外干渉情報に含まれる、各SFについての干渉情報の通知頻度が、互いに独立して設定される場合の基地局100における処理フローの一例を説明する。なお、この場合の処理フローは、図13に示した処理フローのS106の処理が、通知タイミングに応じて変更される。以下、管理外干渉情報に含まれる、各SFについての干渉情報の通知頻度が、互いに独立して設定される場合のS106の処理について説明する。
図18は、図13のS106において実行される処理の第2の例を示すフローチャートである。
基地局100は、各SFについての管理外干渉情報を通知するタイミングか否かを判定する(S301)。
各SFについての管理外干渉情報を通知するタイミングである場合(S301にてYES)、基地局100は、各SFについての管理外干渉情報を含む通知情報を生成する(S302)。
各SFについての管理外干渉情報を通知するタイミングでない場合(S301にてNO)、基地局100は、SF7~SF9についての管理外干渉情報を通知するタイミングか否かを判定する(S303)。
SF7~SF9についての管理外干渉情報を通知するタイミングである場合(S303にてYES)、基地局100は、管理外SF7干渉情報~管理外SF9干渉情報を含む通知情報を生成する(S304)。
SF7~SF9についての管理外干渉情報を通知するタイミングでない場合(S303にてNO)、基地局100は、SF7についての管理外干渉情報を通知するタイミングか否かを判定する(S305)。
SF7についての管理外干渉情報を通知するタイミングである場合(S305にてYES)、基地局100は、管理干渉情報を含む通知情報を生成する(S306)。
管理外干渉情報を通知するタイミングでない場合(S305にてNO)、基地局100は、通知情報を生成せずに、フローは、図13のS107へ戻る。
なお、上述した第8の例~第10の例は、組み合わされてよい。例えば、管理内干渉情報の通知頻度と、管理外干渉情報の通知頻度とが、互いに独立して設定され、各SFについての干渉情報の通知頻度が、互いに独立して設定されてよい。別言すると、管理内SF7干渉情報~管理内SF12干渉情報、および、管理外SF7干渉情報~管理外SF12干渉情報のそれぞれの通知頻度が、互いに独立して設定されてよい。なお、この場合も、通知頻度(通知タイミング)に関する情報は、上位レイヤメッセージ等によって、NWから通知されてよい。
以上説明した本実施の形態の一実施例において、基地局100の分類処理部111は、受信部101が受信した信号(干渉)を、管理内干渉と、管理外干渉とに分類する第1の分類処理、及び、スペクトラム拡散方式(例えば、LoRa方式)を適用する無線装置からの干渉を複数のSFのそれぞれについて分類する第2の分類処理を行う。そして、制御部107は、第1の分類処理の結果の少なくとも一部と第2の分類処理の結果の少なくとも一部とを含む通知情報を生成する。
この構成により、干渉を分類し、分類した干渉に関する情報を区別して通知できるため、様々な無線通信システムによって利用される帯域における干渉の検出結果を適切に通知できる。また、この通知によって、例えば、ネットワークにおける端末への通信制御(例えば、チャネル割り当て、及び/又は、SFの割り当て)を適切に行えるため、ネットワークの最適化(例えば、周波数利用効率の向上、および、他のネットワークおよび他のシステムへの干渉低減の両立)を図ることができる。
なお、上述した実施の形態では、図1の基地局#1に対応する基地局100が、NW#1(例えば、制御装置#1(図1参照))に干渉の検出結果を通知する通知情報を例に挙げて説明したが、本開示はこれに限定されない。例えば、図1の中継局#1が、基地局#1、又は、中継局#1よりも上流側の中継局(図1では省略)に通知する通知情報においても、本開示は適用されてよい。
なお、上述した実施の形態に示した通知情報の各例は、組み合わされてよい。また、通知情報に含まれる、複数のチャネルのそれぞれに関する通知情報は、互いに同じフィールドを有してもよいし、互いに同じフィールドを有さなくてもよい。例えば、複数のチャネルのそれぞれに関する通知情報のフィールドは、互いに独立して設定されてよい。例えば、チャネル#k(kは、1以上n以下の整数)に関する通知情報のフィールドは、チャネル#m(mは、1以上n以下の整数であって、kと異なる)に関する通知情報のフィールドと異なってもよい。
なお、上述した実施の形態における管理内干渉、及び、管理外干渉は、LoRa信号による干渉を例に挙げて説明した。そのため、LoRa信号による干渉が通知対象の干渉である場合、上述した実施の形態における管理内干渉、及び、管理外干渉は、それぞれ、管理内LoRa干渉、及び、管理外LoRa干渉と読み替えられてよい。
なお、上記実施の形態における「・・・部」は、「・・・回路(circuitry)」、「・・・デバイス」、「・・・ユニット」、又は、「・・・モジュール」に置換されてもよい。
また、上記実施の形態における「チャネル」という表記は、「周波数」、「周波数チャネル」、「帯域」、「バンド」、「キャリア」、「サブキャリア」、又は、「(周波数)リソース」といった他の表記に置換されてもよい。
本開示はソフトウェア、ハードウェア、又は、ハードウェアと連携したソフトウェアで実現することが可能である。
上記実施の形態の説明に用いた各機能ブロックは、部分的に又は全体的に、集積回路であるLSIとして実現され、上記実施の形態で説明した各プロセスは、部分的に又は全体的に、一つのLSI又はLSIの組み合わせによって制御されてもよい。LSIは個々のチップから構成されてもよいし、機能ブロックの一部又は全てを含むように一つのチップから構成されてもよい。LSIはデータの入力と出力を備えてもよい。LSIは、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路、汎用プロセッサ又は専用プロセッサで実現してもよい。また、LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用してもよい。本開示は、デジタル処理又はアナログ処理として実現されてもよい。
さらには、半導体技術の進歩又は派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適用等が可能性としてありえる。
本開示は、通信機能を持つあらゆる種類の装置、デバイス、システム(通信装置と総称)において実施可能である。通信装置の、非限定的な例としては、電話機(携帯電話、スマートフォン等)、タブレット、パーソナル・コンピューター(PC)(ラップトップ、デスクトップ、ノートブック等)、カメラ(デジタル・スチル/ビデオ・カメラ等)、デジタル・プレーヤー(デジタル・オーディオ/ビデオ・プレーヤー等)、着用可能なデバイス(ウェアラブル・カメラ、スマートウオッチ、トラッキングデバイス等)、ゲーム・コンソール、デジタル・ブック・リーダー、テレヘルス・テレメディシン(遠隔ヘルスケア・メディシン処方)デバイス、通信機能付きの乗り物又は移動輸送機関(自動車、飛行機、船等)、及び上述の各種装置の組み合わせがあげられる。
通信装置は、持ち運び可能又は移動可能なものに限定されず、持ち運びできない又は固定されている、あらゆる種類の装置、デバイス、システム、例えば、スマート・ホーム・デバイス(家電機器、照明機器、スマートメーター又は計測機器、コントロール・パネル等)、自動販売機、その他IoT(Internet of Things)ネットワーク上に存在し得るあらゆる「モノ(Things)」をも含む。
通信には、セルラーシステム、無線LANシステム、通信衛星システム等によるデータ通信に加え、これらの組み合わせによるデータ通信も含まれる。
また、通信装置には、本開示に記載される通信機能を実行する通信デバイスに接続又は連結される、コントローラやセンサー等のデバイスも含まれる。例えば、通信装置の通信機能を実行する通信デバイスが使用する制御信号やデータ信号を生成するような、コントローラやセンサーが含まれる。
また、通信装置には、上記の非限定的な各種装置と通信を行う、あるいはこれら各種装置を制御する、インフラストラクチャ設備、例えば、基地局、アクセスポイント、その他あらゆる装置、デバイス、システムが含まれる。
以上、図面を参照しながら各種の実施の形態について説明したが、本開示はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。また、開示の趣旨を逸脱しない範囲において、上記実施の形態における各構成要素を任意に組み合わせてもよい。
以上、本開示の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、請求の範囲を限定するものではない。請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
本開示は、無線通信システムに好適である。
100 基地局
101 受信部
102、104 逆拡散部
103 干渉分類部
105 復調/復号部
106 頻度検出部
107 制御部
108 符号化/変調部
109 制御信号生成部
110 送信部
111 分類処理部

Claims (9)

  1. 複数の拡散率をサポートするスペクトラム拡散方式を含む1以上の通信方式を適用した第1の無線システムをサポートし、第1のネットワークに属する基地局であって、
    干渉を検出する受信部と、
    前記検出した干渉を、前記第1の無線システムをサポートし、前記第1のネットワークに属する無線装置からの第1の干渉と、前記第1の干渉と異なる第2の干渉とに分類する第1の分類処理、及び、前記スペクトラム拡散方式を適用する無線装置からの干渉を前記複数の拡散率のそれぞれについて分類する第2の分類処理を行う分類処理部と、
    前記第1の分類処理の結果の少なくとも一部と前記第2の分類処理の結果の少なくとも一部とを含む通知情報を生成する制御部と、
    を備える基地局。
  2. 前記通知情報は、前記第1の干渉に分類される、前記複数の拡散率の中の第1の集合のそれぞれの使用頻度に関する情報と、前記第2の干渉に分類される、前記複数の拡散率の中の第2の集合のそれぞれの使用頻度に関する情報と、を含む、
    請求項1に記載の基地局。
  3. 前記第1の集合と、前記第2の集合とは、互いに独立に設定される、
    請求項2に記載の基地局。
  4. 前記通知情報は、前記第1の干渉に分類される、前記複数の拡散率のそれぞれの使用頻度の統計的な量に関する第1の情報と、前記第2の干渉に分類される、前記複数の拡散率のそれぞれの使用頻度の統計的な量に関する第2の情報と、の少なくとも一方を含む、
    請求項2又は3に記載の基地局。
  5. 前記通知情報は、前記第1の干渉に分類される、前記複数の拡散率のそれぞれの使用頻度の統計的な量に関する第3の情報と、前記第2の干渉に分類される、前記複数の拡散率の中の第2の集合のそれぞれの使用頻度に関する第4の情報、又は、前記第2の干渉に分類される、前記複数の拡散率のそれぞれの使用頻度の統計的な量に関する第5の情報と、を含む、
    請求項1に記載の基地局。
  6. 前記通知情報は、前記第4の情報と前記第5の情報とのどちらが前記通知情報に含まれるかを示す識別情報を含む、
    請求項5に記載の基地局。
  7. 前記制御部は、前記第1の干渉に関する情報と、前記第2の干渉に関する情報とを、互いに独立したタイミングにおいて通知する、
    請求項1から6のいずれか一項に記載の基地局。
  8. 前記制御部は、前記複数の拡散率のそれぞれに関する情報を、互いに独立したタイミングにおいて通知する、
    請求項1から7のいずれか一項に記載の基地局。
  9. 複数の拡散率をサポートするスペクトラム拡散方式を含む1以上の通信方式を適用した第1の無線システムをサポートし、第1のネットワークに属する無線通信装置における通知方法であって、
    干渉を検出し、
    前記検出した干渉を、前記第1の無線システムをサポートし、前記第1のネットワークに属する無線装置からの第1の干渉と、前記第1の干渉と異なる第2の干渉とに分類する第1の分類処理を行い、
    前記スペクトラム拡散方式を適用する無線装置からの干渉を前記複数の拡散率のそれぞれについて分類する第2の分類処理を行い、
    前記第1の分類処理の結果の少なくとも一部と前記第2の分類処理の結果の少なくとも一部とを含む通知情報を生成する、
    通知方法。
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