JP7315432B2 - 吸収性物品 - Google Patents
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Description
前記廃棄用テープは、前記外面に固定されている固定部と、中間部と、止着部とが、この順で該廃棄用テープの長手方向に沿って配置されており、
前記中間部及び前記止着部は、前記廃棄用テープの長手方向に伸長可能であり、
前記中間部及び前記止着部それぞれの引張強度と伸度との関係曲線は、
少なくとも前記止着部の前記関係曲線が、引張強度の増加に応じた伸度の変化をみたとき、伸度の変化量が少ない低伸長段階と、該低伸長段階から変曲点を経て、伸度が急激に増大する高伸長段階とを有し、
前記止着部の低伸長段階に対応する引張強度の範囲においては、前記中間部の伸度が前記止着部の伸度よりも大きく、
前記中間部が破断する引張強度は、前記止着部の変曲点における引張強度である第2変曲引張強度よりも大きく、
前記廃棄用テープを伸長させたとき二段階で伸長する、吸収性物品を提供するものである。
おむつ1は、表面シート、裏面シート、及び吸収体40を有する吸収性本体4と、吸収性本体4の非肌対向面側に配された外装体5とを備えている。外装体5は、おむつ1の非肌対向面、即ちおむつ1の外面を形成している。
おむつ1における吸収性本体4は、肌対向面側に表面シート2と、非肌対向面側に裏面シート3とを有し、これら両シート2,3間に吸収体40を有している。吸収体40は、表面シート2、裏面シート3及び吸収体40は、少なくとも股下部Cの全域に位置するとともに、股下部Cから縦方向Xに沿って腹側部A及び背側部Bの少なくとも一部にまで亘って延在している。おむつ1において吸収体40は、液保持性の吸収性コア41と該吸収性コア41を被覆するコアラップシート42とを含んで構成されているが、吸収体40はコアラップシートを含んでいなくともよい。
また、止着部18における止着部用シート片19の他端には、第2面19b側に摘まみ片21が接合されている。摘まみ片21は、止着部用シート片19とは別体のシート片である。
P1<P2<Pe ・・・(1)
P1は第1変曲引張強度であり、P2は第2変曲引張強度であり、Peは中間部15の破断強度である。
〔引張強度-伸度の関係曲線の取得方法〕
廃棄用テープの長手方向を引張方向に一致させ、中間部15又は止着部18の各部位を引張試験機(例えば株式会社 島津製作所社製、機種「AUTOGRAPH AG-X」)のチャックに取り付ける。廃棄用テープが、三つ折り状態等、折り畳まれた状態の場合は、その折り畳まれた状態を解除した展開状態にしてから、チャックに取り付ける。中間部15又は止着部18を取り付ける際、隣接する他の部位との接合箇所を避けて、前記チャックに取り付ける。例えば、中間部15をチャックに取り付ける場合、止着部18との接合箇所及び固定部12との接合箇所を避け、これら両接合箇所間をチャックに取り付ける。チャック間距離は10mmとする。このチャック間距離が伸長前の自然長となる。本方法において廃棄用テープの幅、即ち廃棄用テープの長手方向と直交する方向の長さは、吸収性物品に取り付けてある廃棄用テープのそのままの幅とする。次いで、取り付けた中間部15又は止着部18を300mm/minの速度で引っ張り、引張距離に伴って変化する引張強度を測定して、引張強度-伸度の関係曲線を得る。伸度は、測定を開始してからチャックが移動した距離を伸長前の自然長で除した値の百分率で求める。中間部15の引張強度-伸度の関係曲線において、引張強度0(原点)から第1変曲点E1までを低伸長段階Fb1とし、第1変曲点E1から最大引張強度までを高伸長段階Fb2とする。中間部15の引張強度-伸度の関係曲線において、第1変曲点E1が現れない場合は、引張強度0(原点)から最大引張強度までを高伸長段階Fb2とする。止着部18の引張強度-伸度の関係曲線において、引張強度0(原点)から第2変曲点E2までを低伸長段階Fc1とし、第2変曲点E2から最大引張強度までを高伸長段階Fc2とする。また、引張強度-伸度の関係曲線における引張強度の最大値を破断強度とする。得られた引張強度-伸度の関係曲線における第1変曲点E1及び第2変曲点E2それぞれは、以下の方法により求められる。
先ず、引張強度-伸度の関係曲線のX軸及びY軸の二軸を反転させる。即ち、引張強度をY軸に、伸度をX軸とする。これら二軸を反転させた反転引張強度-伸度の関係曲線において、最初に現れる引張強度の極大点である第一極大点を第1変曲点E1又は第2変曲点E2とする。また、反転引張強度-伸度の関係曲線において当該曲線が屈曲点を有するように屈曲している場合は、該屈曲点を第1変曲点E1又は第2変曲点E2とする。
前記関係式(1)をより確実に満たす観点から、第2変曲引張強度P2は、好ましくは10N以上、より好ましくは12N以上であり、また好ましくは19.5N以下、より好ましくは15N以下であり、また好ましくは10N以上19.5N以下、より好ましくは12N以上15N以下である。
上記と同様の観点から、止着部18は、第2変曲引張強度P2における伸度が、好ましくは2%以上、より好ましくは5%以上であり、また好ましくは30%以下、より好ましくは20%以下であり、また好ましくは2%以上30%以下、より好ましくは5%以上20%以下である。
S110に対するS90の比率(S90/S110)は、好ましくは1/100以上、より好ましくは1/75以上であり、また好ましくは1/10以下、より好ましくは1/20以下であり、また好ましくは1/100以上1/10以下、より好ましくは1/75以上1/20以下である。
S110は、好ましくは100%以上、より好ましくは200%以上であり、また好ましくは1000%以下、より好ましくは750%以下であり、また好ましくは100%以上1000%以下、より好ましくは200%以上750%以下である。
S90は、好ましくは2%以上、より好ましくは5%以上であり、また好ましくは25%以下、より好ましくは15%以下であり、また好ましくは2%以上25%以下、より好ましくは5%以上15%以下である。
尚、前述した止着部18の反転引張強度-伸度の関係曲線、即ち、引張強度をY軸に、伸度をX軸とした関係曲線において、引張強度の第一極大点(第2変曲点E2)以降の伸度で、第一極大点の90%よりも低い引張強度が現れた場合は、第2変曲引張強度P2に対して、90%の引張強度を示す点であって、最も伸度が低い点での伸度をS90とする。
T90は、好ましくは100%以上、より好ましくは200%以上であり、また好ましくは1000%以下、より好ましくは750%以下であり、また好ましくは100%以上1000%以下、より好ましくは200%以上750%以下である。
ΔS1はΔT1の好ましくは2倍以上、より好ましくは3倍以上であり、また好ましくは50倍以下、より好ましくは20倍以下であり、また好ましくは2倍以上50倍以下、より好ましくは3倍以上20倍以下である。
ΔS1は、好ましくは100%以上、より好ましくは200%以上であり、また好ましくは1000%以下、より好ましくは750%以下であり、また好ましくは100%以上1000%以下、より好ましくは200%以上750%以下である。
ΔT1は、好ましくは20%以上、より好ましくは50%以上であり、また好ましくは200%以下、より好ましくは100%以下であり、また好ましくは20%以上200%以下、より好ましくは50%以上100%以下である。
ΔU1>ΔU2 ・・・(2)
ΔU1はΔU2の好ましくは2倍以上、より好ましくは3倍以上であり、また好ましくは20倍以下、より好ましくは10倍以下であり、また好ましくは2倍以上20倍以下、より好ましくは3倍以上10倍以下である。
ΔU1は、好ましくは100%以上、より好ましくは200%以上であり、また好ましくは1000%以下、より好ましくは750%以下であり、また好ましくは100%以上1000%以下、より好ましくは200%以上750%以下である。
ΔU2は、好ましくは20%以上、より好ましくは40%以上であり、また好ましくは200%以下、より好ましくは150%以下であり、また好ましくは20%以上200%以下、より好ましくは40%以上150%以下である。
上記と同様の観点から、廃棄用テープ10の長手方向X1における止着部18の伸長可能な長さは、好ましくは20mm以上、より好ましくは30mm以上であり、また好ましくは70mm以下、より好ましくは60mm以下であり、また好ましくは20mm以上70mm以下、より好ましくは30mm以上60mm以下である。
「廃棄用テープ10の長手方向X1における伸長可能な長さ」とは、同方向X1に伸長可能な部分の自然長の長さであって、中間部15又は止着部18に隣接する他の部位との接合箇所を除く部分である。例えば、廃棄用テープ10の長手方向X1における中間部15の伸長可能な長さは、止着部18との接合箇所及び固定部12との接合箇所を除いた部分の長さである。また、廃棄用テープ10の長手方向X1における止着部18の伸長可能な長さは、摘まみ片21との接合箇所及び中間部15との接合箇所を除いた部分の長さである。
上記と同様の観点から、中間部15の破断強度Peは、好ましくは10N以上、より好ましくは15N以上であり、また好ましくは30N以下、より好ましくは25N以下であり、また好ましくは10N以上30N以下、より好ましくは15N以上25N以下である。
第2変曲引張強度P2に対する、おむつ1の外面と固定部12との間の剥離強度Pgの比率(Pg/P2)は、好ましくは3以上、より好ましくは4以上であり、また好ましくは8以下、より好ましくは7以下であり、また好ましくは3以上8以下、より好ましくは4以上7以下である。
おむつ1の外面と固定部12との間の剥離強度Pgは、好ましくは20N以上、より好ましくは30N以上であり、また好ましくは60N以下、より好ましくは50N以下であり、また好ましくは20N以上60N以下、より好ましくは30N以上60N以下である。
〔おむつと固定部との間の剥離強度の測定方法〕
おむつにおける廃棄用テープが、三つ折り状態等、折り畳まれた状態の場合は折り畳まれた状態を解除した展開状態にする。次いで、廃棄用テープの長手方向を引張方向に一致させて、固定部とおむつの外面を形成するシートを、引張試験機(例えば株式会社 島津製作所社製、機種「AUTOGRAPH AG-X」)のチャック間に取り付ける。この取り付けは、廃棄用テープ側は中間部の接合箇所以外の部分をチャックに取り付け、おむつ側は縦方向において固定部の股下部側の端部から股下部側へ10mm離間した位置をチャックに取り付ける。チャック間距離は50mmとする。また、廃棄用テープの幅、即ち廃棄用テープの長手方向と直交する方向の長さは、吸収性物品に取り付けてある廃棄用テープのそのままの幅とする。次いで、300mm/minの速度で伸長させ、おむつの外面から固定部を引き剥がし、その過程における引張強度の最大値を、おむつと固定部との間の剥離強度Pgとする。
上述した〔引張強度-伸度の関係曲線の取得方法〕と同様の方法で、中間部15又は止着部18を100%の伸度まで伸長させた後、300mm/minの速度で引張強度が0Nになるまで戻す。この引張強度が0Nになるまで戻したときの中間部15又は止着部18の伸度(%)を、残留歪み(%)とする。残留歪み(%)が大きいほど収縮力が小さく、小さいほど収縮力が大きい。
〔幅縮み率の測定方法〕
おむつの外面から廃棄用テープを分離する。おむつにおける廃棄用テープが、三つ折り状態等、折り畳まれた状態の場合は折り畳まれた状態を解除した展開状態にする。本測定において廃棄用テープの幅、即ち廃棄用テープの長手方向と直交する方向の長さは、吸収性物品に取り付けてある廃棄用テープのそのままの幅とする。次いで、廃棄用テープの長手方向X1を引張方向に一致させ、市販されている引張試験機(例えば株式会社 島津製作所社製、機種「AUTOGRAPH AG-X」)を用いて、廃棄用テープの中間部15の一端と他端とをチャックで挟む。次いで、中間部15が伸長しないようにまっすぐに伸ばした状態(このときのチャック間距離をLaとする)から、300mm/minの速度で中間部15を長手方向X1に沿って伸度100%で伸長させる。即ち、伸長前のチャック間距離Laの2倍になるまで、中間部15を伸長させる。次いで、伸度100%の中間部15において最も幅が狭い部位である最小幅部での幅W1を測定する。そして、次式で定義される幅縮み率(%)を求める。W0は、伸長前の中間部15の幅である。
幅縮み率(%)=〔(W0-W1)/W0〕×100
伸長させる前の中間部15の幅が、その長手方向X1に沿って異なる場合には、最小幅部に対応する部位における伸長前の幅をW0とする。
止着部18の視覚的な変化としては、止着部18の色の変化、止着部18に施された図形若しくは記号の変形、又はそれらの組み合わせが挙げられる。具体的には、止着部18が、伸長の前後で濃い色から薄い色に又は薄い色から濃い色に変化することや、伸長の前後で図形若しくは記号が拡大すること等が挙げられる。例えば、止着部18が引き伸ばされることにより、止着部18における着色部分と非着色部分との面積率が変化することにより、色の変化を生じさせることができる。また、止着部18が引き伸ばされることに伴い、止着部18に施された図形等も引き伸ばされて、該図形等を変形させることができる。
中間部15や止着部18に安定して引張力がかかるようにする観点から、固定部12は、少なくともその一部が、低剛性領域よりも内側に位置する高剛性領域に配されていることが好ましい。この場合、固定部12はその全体が高剛性領域に配されていてもよい。「低剛性領域よりも内側」とは、低剛性領域に比して縦方向Xにも横方向Yにも内方に位置することを意味する。廃棄用テープ10が高剛性領域に配される態様として、例えば、固定部12の長手方向内方側が部分的に吸収体40と重なっている態様が挙げられる。また、図8に示すように、固定部12はその全体が吸収体40と重なるように配されていてもよい。
おむつ1の外面には、伸縮部の伸縮性に起因する凹凸が形成されることがあり、このような凹凸が形成された部位に廃棄用テープを配すると、意図せず該廃棄用テープがおむつ1の外面から剥離してしまう虞がある。廃棄用テープ10をおむつ1の外面に確実に固定する観点から、固定部12は、おむつ1の平面視において、伸縮部と重ならない位置に廃棄用テープ10の固定部12が位置していることが好ましい。このような態様として、縦方向Xにおいて、固定部12の股下部C側の端部12aが、縦方向Xに伸縮する伸縮部よりウエスト開口部1Wの開口端50側に位置していることが挙げられる(図2参照)。この場合、固定部12の股下部C側の端部12aは、背側部Bにおいて、カフ弾性部材62の背側部B側の端部及びレッグ開口部に沿って配された弾性部材52の背側部B側の端部よりも、ウエスト開口部1Wの開口端50側に配されている。即ち、縦方向Xにおいて、固定部12の股下部C側の端部12aと背側部Bのウエスト開口端50との間の長さL10は、カフ弾性部材62と該ウエスト開口端50との間の長さL12、及びレッグ開口部に配された弾性部材52と該ウエスト開口端50との間の長さL14に比して短い(図2参照)。
上記と同様の観点から、レッグ開口部1Lに配された弾性部材52と該ウエスト開口端50との間の長さをL14(図2参照)としたとき、L10に対するL14の比率(L14/L10)は、好ましくは1.1以上、より好ましくは1.2以上であり、また好ましくは2.5以下、より好ましくは2.2以下であり、また好ましくは1.1以上2.5以下、より好ましくは1.2以上2.2以下である。
おむつ1の外面を形成するシートから縦方向に150mm、横方向に三つ折り状態の廃棄用テープと同じ長さの大きさに切り出した測定片を用意する。次いで、測定片の長辺と引張方向を一致させ、前述の〔引張強度-伸度の関係曲線の取得方法〕と同様の方法で引張強度を測定する。前記シートの破断強度は、伸度に伴って変化する引張強度の最大値とする。
また、前記実施形態において廃棄用テープ10は、おむつ1の横方向Yにおける略中央部に設けられていたが、廃棄用テープ10を設ける部位はこれに限られず、例えばおむつ1の左右どちらかの側部域に設けられていてもよい。更に前記実施形態において廃棄用テープ10は、その長手方向X1がおむつ1の縦方向Xに一致するように設けられていたが、廃棄用テープ10の向きはこれに限られず、例えば廃棄用テープ10を、その長手方向X1が、おむつ1の横方向Yに一致するように設けてもよい。
また、前記実施形態では、止着部用シート片19の他端に摘まみ片21が接合されていたが、廃棄用テープ10は、摘まみ片21を具備しなくてもよい。
また、本発明の吸収性物品は、上述した実施形態のように幼児又は成人用のパンツ型使い捨ておむつであってもよいが、展開型使い捨ておむつ、尿取りパッド、生理用ナプキン等であってもよい。
<1>
外面に、廃棄用テープが設けられた吸収性物品であって、
前記廃棄用テープは、前記外面に固定されている固定部と、中間部と、止着部とが、この順で該廃棄用テープの長手方向に沿って配置されており、
前記中間部及び前記止着部は、前記廃棄用テープの長手方向に伸長可能であり、
前記中間部及び前記止着部それぞれの引張強度と伸度との関係曲線は、
少なくとも前記止着部の前記関係曲線が、引張強度の増加に応じた伸度の変化をみたとき、伸度の変化量が少ない低伸長段階と、該低伸長段階から変曲点を経て、伸度が急激に増大する高伸長段階とを有し、
前記止着部の前記低伸長段階に対応する引張強度の範囲においては、前記中間部の伸度が前記止着部の伸度よりも大きく、
前記中間部が破断する引張強度は、前記止着部の変曲点における引張強度である第2変曲引張強度よりも大きく、
前記廃棄用テープを伸長させたとき二段階で伸長する、吸収性物品。
前記中間部の変曲点における引張強度である第1変曲引張強度が、前記第2変曲引張強度の10%以上70%以下、好ましくは20%以上50%以下である、前記<1>に記載の吸収性物品。
<3>
前記第1変曲引張強度が、1以上10N以下、好ましくは3N以上7N以下である、前記<2>に記載の吸収性物品。
<4>
前記第1変曲引張強度が、10N以上19.5N以下、好ましくは12N以上15N以下である、前記<2>~<3>の何れか1に記載の吸収性物品。
<5>
前記第1変曲引張強度における前記中間部の伸度が0%以上100%以下、好ましくは10%以上50%以下である、前記<2>~<4>の何れか1に記載の吸収性物品。
<6>
前記第2変曲引張強度における前記止着部の伸度が2%以上30%以下、好ましくは5%以上20%以下である、前記<1>~<5>の何れか1に記載の吸収性物品。
<7>
前記第2変曲引張強度に対して、90%の引張強度における前記止着部の伸度をS90、及び110%の引張強度における前記止着部の伸度をS110としたとき、S110に対するS90の比率(S90/S110)が1/10以下、好ましくは1/100以上1/10以下、より好ましくは1/75以上1/20以下である、前記<1>~<6>の何れか1に記載の吸収性物品。
<8>
前記S110が100%以上1000%以下、好ましくは200%以上750%以下である、前記<7>に記載の吸収性物品。
<9>
前記S90が2%以上25%以下、より好ましくは5%以上15%以下である、前記<7>又は<8>に記載の吸収性物品。
<10>
前記第2変曲引張強度に対して90%の引張強度における前記中間部の伸度をT90とし、前記第2変曲引張強度に対して90%の引張強度における前記止着部の伸度をS90としたとき、T90に対するS90の比率(S90/T90)が1/10以下、好ましくは1/100以上1/10以下、より好ましくは1/75以上1/20以下である、前記<1>~<9>の何れか1に記載の吸収性物品。
前記T90が100%以上1000%以下、好ましくは200%以上750%以下である、前記<10>に記載の吸収性物品。
<12>
前記第2変曲引張強度に対する、前記中間部が破断する引張強度が1.2以上であり、好ましくは2以上6以下、より好ましくは3以上4以下である、前記<1>~<11>の何れか1に記載の吸収性物品。
<13>
前記中間部が破断する引張強度が10N以上30N以下、好ましくは15N以上25N以下である、前記<12>に記載の吸収性物品。
<14>
前記止着部が破断する引張強度が20N以上50N以下、より好ましくは25N以上45N以下である、前記<12>又は<13>に記載の吸収性物品。
<15>
引張強度を、前記第2変曲引張強度から該第2変曲引張強度の110%まで増大させた、前記止着部の伸度の変化量をΔS1、及び前記中間部の伸度の変化量をΔT1としたとき、ΔS1はΔT1の2倍以上、好ましくは2倍以上50倍以下、より好ましくは3倍以上20倍以下である、前記<1>~<14>の何れか1に記載の吸収性物品。
<16>
前記ΔS1が100%以上1000%以下、好ましくは200%以上750%以下である、前記<15>に記載の吸収性物品。
<17>
前記ΔT1が20%以上200%以下、好ましくは50%以上100%以下である、前記<15>又は<16>に記載の吸収性物品。
<18>
引張強度を、前記第2変曲引張強度に対して90%から100%まで増大させたときの前記中間部及び前記止着部の伸度の合計変化量をΔU2とし、
引張強度を、第2変曲引張強度に対して100%から110%まで増大させたときの前記中間部及び前記止着部の伸度の合計変化量をΔU1としたとき、ΔU1はΔU2の2倍以上、好ましくは2倍以上20倍以下、より好ましくは3倍以上10倍以下である、前記<1>~<17>の何れか1に記載の吸収性物品。
<19>
前記ΔU1が100%以上1000%以下、好ましくは200%以上750%以下である、前記<18>に記載の吸収性物品。
<20>
前記ΔU2が20%以上200%以下、好ましくは40%以上150%以下である、前記<18>又は<19>に記載の吸収性物品。
前記長手方向における前記中間部の伸長可能な長さが、20mm以上70mm以下、好ましくは30mm以上60mm以下である、前記<1>~<20>の何れか1に記載の吸収性物品。
<22>
前記長手方向における前記止着部の伸長可能な長さが、20mm以上70mm以下、好ましくは30mm以上60mm以下である、前記<1>~<21>の何れか1に記載の吸収性物品。
<23>
前記第2変曲引張強度は、前記吸収性物品の外面と前記固定部との間の剥離強度よりも低い、前記<1>~<22>の何れか1に記載の吸収性物品。
<24>
前記第2変曲引張強度に対する、前記吸収性物品の外面と前記固定部との間の剥離強度の比率が、3以上8以下、好ましくは4以上7以下である、前記<23>に記載の吸収性物品。
<25>
前記吸収性物品の外面と前記固定部との間の剥離強度が20N以上60N以下、好ましくは30N以上60N以下である、前記<23>又は<24>に記載の吸収性物品。
<26>
前記中間部が伸縮性を有している、前記<1>~<25>の何れか1に記載の吸収性物品。
<27>
前記中間部の残留歪みが5%以上50%未満、好ましくは10%以上40%以下である、前記<26>に記載の吸収性物品。
<28>
前記止着部が非伸縮性を有している、前記<1>~<27>の何れか1に記載の吸収性物品。
<29>
前記中間部は、前記長手方向に沿って100%伸長させたときの幅縮み率が25%以下、好ましくは5%以上25%以下、より好ましくは10%以上20%以下である、前記<1>~<28>の何れか1に記載の吸収性物品。
<30>
前記廃棄用テープは、前記固定部と、前記中間部と、前記止着部とが、この順で積層された三つ折り状態になっている、前記<1>~<29>の何れか1に記載の吸収性物品。
<31>
前記吸収性物品がパンツ型使い捨ておむつである、前記<1>~<30>の何れか1に記載の吸収性物品。
1L レッグ開口部
1W ウエスト開口部
2 表面シート
3 裏面シート
4 吸収性本体
10 廃棄用テープ
12 固定部
13 固定部用シート片
14 固定部用粘着部
15 中間部
16 中間部用シート片
17 中間部用粘着部
18 止着部
19 止着部用シート片
20 止着部用粘着部
21 摘まみ片
A 腹側部
B 背側部
C 股下部
E1 第1変曲点
E2 第2変曲点
P1 第1変曲引張強度
P2 第2変曲引張強度
Pe 中間部の破断強度
Pf 止着部の破断強度
Claims (12)
- 外面に、廃棄用テープが設けられた吸収性物品であって、
前記廃棄用テープは、前記外面に固定されている固定部と、中間部と、止着部とが、この順で該廃棄用テープの長手方向に沿って配置されており、
前記中間部及び前記止着部は、前記廃棄用テープの長手方向に伸長可能であり、
前記中間部及び前記止着部それぞれの引張強度と伸度との関係曲線は、
少なくとも前記止着部の前記関係曲線が、引張強度の増加に応じた伸度の変化をみたとき、伸度の変化量が少ない低伸長段階と、該低伸長段階から変曲点を経て、伸度が急激に増大する高伸長段階とを有し、
前記止着部の前記低伸長段階に対応する引張強度の範囲においては、前記中間部の伸度が前記止着部の伸度よりも大きく、
前記中間部が破断する引張強度は、前記止着部の変曲点における引張強度である第2変曲引張強度よりも大きく、
前記廃棄用テープを伸長させたとき二段階で伸長する、吸収性物品。 - 前記第2変曲引張強度に対して、90%の引張強度における前記止着部の伸度をS90、及び110%の引張強度における該止着部の伸度をS110としたとき、S110に対するS90の比率(S90/S110)が1/10以下である、請求項1に記載の吸収性物品。
- 前記第2変曲引張強度に対して90%の引張強度における前記中間部の伸度をT90とし、前記第2変曲引張強度に対して90%の引張強度における前記止着部の伸度をS90としたとき、T90に対するS90の比率(S90/T90)が1/10以下である、請求項1又は2に記載の吸収性物品。
- 前記第2変曲引張強度に対する、前記中間部が破断する引張強度の比率が1.2以上である、請求項1~3の何れか1項に記載の吸収性物品。
- 引張強度を、前記第2変曲引張強度から該第2変曲引張強度の110%まで増大させた、該止着部の伸度の変化量をΔS1、及び前記中間部の伸度の変化量をΔT1としたとき、ΔS1はΔT1の2倍以上である、請求項1~4の何れか1項に記載の吸収性物品。
- 引張強度を、前記第2変曲引張強度に対して90%から100%まで増大させたときの前記中間部及び前記止着部の伸度の合計変化量をΔU2とし、
引張強度を、前記第2変曲引張強度に対して100%から110%まで増大させたときの前記中間部及び前記止着部の伸度の合計変化量をΔU1としたとき、ΔU1はΔU2の2倍以上である、請求項1~5の何れか1項に記載の吸収性物品。 - 前記第2変曲引張強度は、前記吸収性物品の外面と前記固定部との間の剥離強度よりも低い、請求項1~6の何れか1項に記載の吸収性物品。
- 前記中間部が伸縮性を有している、請求項1~7の何れか1項に記載の吸収性物品。
- 前記止着部が非伸縮性を有している、請求項1~8の何れか1項に記載の吸収性物品。
- 前記中間部は、前記長手方向に沿って100%伸長させたときの幅縮み率が25%以下である、請求項1~9の何れか1項に記載の吸収性物品。
- 前記廃棄用テープは、前記固定部と、前記中間部と、前記止着部とが、この順で積層された三つ折り状態になっている、請求項1~10の何れか1項に記載の吸収性物品。
- 前記吸収性物品がパンツ型使い捨ておむつである、請求項1~11の何れか1項に記載の吸収性物品。
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