JP7314726B2 - 結晶組織評価方法および結晶組織評価装置 - Google Patents
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Description
まず、本発明の一実施形態にかかる結晶組織評価装置について、説明する。図1に、本実施形態にかかる結晶組織評価装置1の概略を示す。
次に、上記のような結晶組織評価装置1を用いて、本発明の一実施形態にかかる結晶組織評価方法を実行し、被検査材Sの結晶組織の不均一性を評価する方法について説明する。
結晶組織評価方法における各工程について説明する前に、結晶組織の状態と、超音波の散乱の関係について説明する。
次に、本発明の実施形態にかかる結晶組織評価方法において、上記で説明したような散乱強度関数と結晶組織の状態の相関を利用して実行する、各工程について説明する。本実施形態にかかる評価方法においては、計測工程、統計処理工程、評価工程を、この順に実施する。
計測工程においては、被検査材Sの表面(側面)に設定した複数の入射点Pから、超音波Uを入射し、検出される散乱波U3の強度(散乱強度)を、入射点Pごとに計測する。計測工程においては、まず、上記で、結晶組織評価装置1について説明したように、演算・制御装置13によって、運動装置12と超音波検査装置11を制御して、所定の角度間隔および長さ間隔で、被検査材Sの表面に設定した複数の入射点Pに対して、それぞれ、超音波Uを入射して、超音波信号を取得する。測定により、図2に示したようなデータ群が得られる。
統計処理工程においては、上記計測工程で、各入射点Pに対応付けて得られた散乱強度の情報をもとに、統計処理を行って、散乱強度関数を作成する。
評価工程においては、上記統計処理工程において得られた散乱強度関数を用いて、被検査材Sにおける結晶組織の不均一性を評価する。
(4-1)平均結晶粒径の評価
本実施形態にかかる結晶組織評価方法においては、上記の評価工程において、散乱強度関数のピーク幅に基づいて、結晶粒径の不均一性等、結晶組織における不均一性を評価している。評価工程においては、散乱強度関数のピーク幅の他に、ピークの中央値の散乱強度に注目することで、結晶粒S3の平均粒径に関する情報も、結晶組織の不均一性に関する情報と合わせて、得ることができる。
上記のように、散乱強度関数において、散乱強度(横軸)の値は、結晶粒径を反映し、結晶粒径が大きいほど、散乱強度値が大きくなるが、結晶粒径の分布範囲の異なる複数の種類の結晶組織が混在している場合には、散乱強度関数は、それら複数種の結晶組織の寄与を足し合わせたものとなる。この場合に、得られる散乱強度関数が、左右非対称な形状をとる場合がある。例えば、図7(b),(c)に示したように、均一性の高い微小な結晶粒S3よりなる組織の中に、粗大な結晶粒M1、またはそれら微細な結晶粒S3よりもさらに小さな結晶粒M2が、不均一に混在している場合に、それら混在した結晶粒M1,M2の占める領域が小さければ、図8を参照しながら既に説明したように、それら混在した結晶粒M1,M2の寄与による散乱強度関数の不均一性を無視して、散乱強度関数を、ピーク中央値を挟んで対称な関数として扱うことができる。しかし、混在した不均一な結晶粒M1,M2の占める領域が大きければ、それら結晶粒M1,M2の寄与による散乱強度関数の不均一性が無視できない場合がある。そのような場合には、評価工程において、散乱強度関数を、散乱強度の中央値が異なる複数のピーク成分に分離することが好ましい。
さらに、結晶組織評価装置1に備えられる超音波検査装置11は、材料の探傷にも用いることができるため、被検査材Sに対して、結晶組織の不均一性の評価に加えて、傷や欠陥の有無も検査することができる。ここで、傷や欠陥とは、結晶粒オーダーでない大きなサイズのもの、おおむねサブミリメートル以上のものを指す。
[1-1]熱処理温度を変化させる場合
(試験方法)
試験においては、チタン基よりなるα+β型合金(α相およびβ相を形成する合金)を試料として用いた。具体的には、上記の合金よりなるφ55mmの丸棒材を鋳造し、所定の温度で3時間の熱処理を行ったあと、空冷した。熱処理の温度は、800℃~950℃の範囲で5とおりに変化させた。
SEM観察によって、熱処理温度を高くするほど、α相およびβ相がより均一に生成し、結晶組織がより均一となることが確認された。
(試験方法)
ここでも、チタン基よりなるα+β型合金を試料として用いた。具体的には、上記試験[1-1]と同様に鋳造した丸棒材に対して、鍛造を施した。鍛造に際し、鍛錬比を3とおりに変化させた。試料A,B,Cの順に、鍛錬比を大きくしている。
SEM観察によって、鍛錬比を大きくするほど、粗大な結晶粒が増加するとともに、結晶粒の大きさが不均一になることが確認された。
(試験方法)
上記試験[1-2]と同様に、チタン基よりなるα+β型合金に対して、異なる鍛錬比で鍛造を行い、結晶組織の不均一性の程度が異なる3種の試料を作製した。
SEM観察により、試料(1)→(2)→(3)の順に、結晶組織の不均一性が高くなり(試料(3)が最も高い)、微細な結晶粒の中に、粗大な結晶粒が多く混在するようになっていることが確認された。
図13に、試料(1)~(3)のそれぞれについて、SEM像における画素のばらつきと、得られた不均一性評価値との関係を示す。不均一性評価値は、最も値が小さくなった試料(1)の場合を「1」として、規格化して示している。SEM像における画素のばらつきの評価としては、SEM像を二値化したうえで、縦方向および横方向への移動平均を求め、得られた画像における強度分布のヒストグラムの尖度を、画素のばらつきとして、図13の横軸に表示した。
11 超音波検査装置
12 運動装置
13 演算・制御装置
M1 粗大な結晶粒
M2 特に微小な結晶粒
P,P1,P2 入射点
S 被検査材
S1 表面
S2 底面
S3 結晶粒
S4 結晶粒界
U 入射する超音波
U1 表面反射波
U2 底面反射波
U3 散乱波
Claims (13)
- 結晶粒を含む材料よりなる被検査材に対して、表面の複数の入射点から、超音波を入射し、検出される散乱波の強度を、散乱強度として、前記入射点ごとに計測する計測工程と、
前記計測工程において所定の散乱強度が得られた前記入射点の数を、前記散乱強度の関数として整理して、散乱強度関数を作成する統計処理工程と、
前記統計処理工程において得られた前記散乱強度関数のピーク幅が大きいほど、前記被検査材において、結晶組織の不均一性が高いとみなす評価工程と、を有し、
前記計測工程では、入射した前記超音波の反射方向において、超音波信号の強度を、時間の関数として測定し、前記被検査材の表面で反射された反射波と、前記表面に対向する底面で反射された反射波との間の時間に観測される、前記超音波信号の強度を積分することで、前記散乱強度を求めることを特徴とする結晶組織評価方法。 - 前記評価工程において、前記散乱強度関数のピークの中央値の散乱強度が大きいほど、前記結晶粒の平均粒径が大きいとみなすことを特徴とする請求項1に記載の結晶組織評価方法。
- 結晶粒を含む棒材よりなる被検査材に対して、表面の複数の入射点から、超音波を入射し、検出される散乱波の強度を、散乱強度として、前記入射点ごとに計測する計測工程と、
前記計測工程において所定の散乱強度が得られた前記入射点の数を、前記散乱強度の関数として整理して、散乱強度関数を作成する統計処理工程と、
前記統計処理工程において得られた前記散乱強度関数のピーク幅が大きいほど、前記被検査材において、結晶組織の不均一性が高いとみなす評価工程と、を有し、
前記計測工程において、前記棒材の周方向に沿って少なくとも180°にわたり、かつ前記棒材の長手方向に沿って少なくとも一部の領域にわたるように、前記複数の入射点を設定することを特徴とする結晶組織評価方法。 - 結晶粒を含む材料よりなる被検査材に対して、表面の複数の入射点から、超音波を入射し、検出される散乱波の強度を、散乱強度として、前記入射点ごとに計測する計測工程と、
前記計測工程において所定の散乱強度が得られた前記入射点の数を、前記散乱強度の関数として整理して、散乱強度関数を作成する統計処理工程と、
前記統計処理工程において得られた前記散乱強度関数のピーク幅が大きいほど、前記被検査材において、結晶組織の不均一性が高いとみなす評価工程と、を有し、
前記評価工程において、前記散乱強度関数を、中央値の散乱強度が異なる複数のピークに分離することを特徴とする結晶組織評価方法。 - 前記評価工程において、前記散乱強度関数を、主ピークと、前記主ピークよりもピーク高さが小さい副ピークと、の2つのピークに分離することを特徴とする請求項4に記載の結晶組織評価方法。
- 前記散乱強度関数の最頻値を中心として、分布幅が小さい側の前記散乱強度関数を対称に複製したものを、前記主ピークとし、前記散乱強度関数から前記主ピークの寄与を除いたものを、前記副ピークとすることを特徴とする請求項5に記載の結晶組織評価方法。
- 前記副ピークを、前記散乱強度関数の最頻値からの隔たりによって重みづけして積分し、得られた積分値が大きいほど、前記結晶組織の不均一性が高いと評価することを特徴とする請求項5または6に記載の結晶組織評価方法。
- 前記評価工程において、前記結晶組織の不均一性として、前記被検査材における結晶粒の粒径、成分組成、異方性のいずれか少なくとも1つにおける不均一性を評価することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の結晶組織評価方法。
- 前記計測工程では、時間の関数として測定した超音波信号を、周波数分析し、入射した前記超音波と同じ周波数の信号に基づいて、前記散乱強度を求めることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の結晶組織評価方法。
- 前記計測工程では、超音波の発生と検出を行う超音波検査装置が、前記被検査材の周囲を、前記被検査材に対して相対的に運動することで、前記複数の入射点に対して、前記超音波の入射と検出を行うことを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の結晶組織評価方法。
- 前記評価工程では、前記ピーク幅が、予め定めた閾値より大きくなった場合に、結晶組織が不均一であると評価することを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の結晶組織評価方法。
- 超音波の発生と検出を行う超音波検査装置を備え、
結晶粒を含む材料よりなる被検査材に対して、請求項1から11のいずれか1項に記載の結晶組織評価方法を実行することを特徴とする結晶組織評価装置。 - 前記超音波検査装置を、前記被検査材に対して相対的に運動させる運動装置をさらに備えることを特徴とする請求項12に記載の結晶組織評価装置。
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