JP7313540B2 - 電気加熱式担体及び排気ガス浄化装置 - Google Patents

電気加熱式担体及び排気ガス浄化装置 Download PDF

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Description

本発明は、電気加熱式担体及び排気ガス浄化装置に関する。
一般に、排気ガス浄化装置用の担体として、セラミックス製の柱状のハニカム構造体が用いられている。ハニカム構造体は、金属ケースの内部に収容され、金属ケースによりハニカム構造体の外周面が把持されることにより金属ケース内で固定される。
また、例えば下記の特許文献1等で示されるように、ハニカム構造体に電流を流し、ハニカム構造体を加熱する電気加熱式触媒(EHC)も知られている。
特開2019-012682号公報
電気加熱式触媒において、ハニカム構造体の抵抗値を調整するために、ハニカム構造体の軸方向長さを一般的な排気ガス浄化装置用のハニカム構造体よりも短くしたいとの要求がある。しかしながら、ハニカム構造体の軸方向長さを短くすると、ハニカム構造体の外周面を用いたハニカム構造体の把持が難しくなる。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、その目的の一つは、軸方向長さが短くても金属ケースによってより確実に把持できる電気加熱式担体及び排気ガス浄化装置を提供することである。
本発明に係る電気加熱式担体の一態様は、一方の端面から他方の端面まで貫通して流路を形成する複数のセルを区画形成する隔壁を有する中央部と、中央部の幅方向外側に設けられた外周部と、を有するセラミックス製の柱状のハニカム構造体と、外周部の外周面上に設けられた電極端子とを備え、一方の端面から他方の端面までの中央部の軸方向長さAが、80mm以下であり、外周部の外周面における軸方向長さBが軸方向長さAより小さく、外周部の端面がハニカム構造体を把持するための把持用端面を構成する。
また、本発明に係る排気ガス浄化装置の一態様は、上述の電気加熱式担体と、軸方向に係る両側から把持用端面を挟み込むことによりハニカム構造体を把持するための金属ケースとを備える。
本発明の電気加熱式担体及び排気ガス浄化装置によれば、ハニカム構造体の外周部の端面がハニカム構造体を把持するための把持用端面を構成するので、軸方向長さが短くても金属ケースによってより確実に把持できる。
本発明の実施形態における電気加熱式担体を示す正面図である。 図1の線II-IIにおける電気加熱式担体の断面図である。 図1の電気加熱式担体を含む排気ガス浄化装置を示す斜視図である。 図3の排気ガス浄化装置を示す分解斜視図である。 図2のハニカム構造体の各部の寸法表記を示す説明図である。 図2の電気加熱式担体の第1変形例の断面図である。 図2の電気加熱式担体の第2変形例の断面図である。 図2の電気加熱式担体の第3変形例の断面図である。 図2の電気加熱式担体の第4変形例の断面図である。 図2の電気加熱式担体の第5変形例の断面図である。 図2の電気加熱式担体の第6変形例の正面図である。 図2の電気加熱式担体の第7変形例の正面図である。 図2の電極端子が配置される角度間隔が180°未満であるときのスリットの配置態様を示す説明図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。本発明は各実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、各実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施の形態に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態の構成要素を適宜組み合わせてもよい。
<電気加熱式担体について>
図1は本発明の実施形態における電気加熱式担体1を示す正面図であり、図2は図1の線II-IIにおける電気加熱式担体1の断面図である。図1及び図2に示すように、本実施の形態の電気加熱式担体1は、ハニカム構造体2及び一対の電極端子3を有している。
ハニカム構造体2は、セラミックス製の柱状部材である。ハニカム構造体2は、SiC及びSiの少なくとも一方を主成分として含むことができる。
本実施の形態のハニカム構造体2は、導電性を有する。ハニカム構造体2は、通電してジュール熱により発熱可能である限り、電気抵抗率については特に制限はないが、0.0005~200Ωcmであることが好ましく、0.001~100Ωcmであることが更に好ましい。本発明において、ハニカム構造体2の電気抵抗率は、四端子法により25℃で測定した値とする。
ハニカム構造体2の外形は、柱状である限り特に限定されず、例えば、底面が円形の柱状(円柱形状)、底面がオーバル形状の柱状、底面が多角形(四角形、五角形、六角形、七角形、八角形等)の柱状等の形状とすることができる。なお、柱状とは、セル20cの延伸方向(ハニカム構造体2の軸方向2A)に厚みを有する立体形状と理解できる。軸方向2Aに係るハニカム構造体2の軸方向長さは、幅方向2Wに係るハニカム構造体2の幅方向長さよりも短くてもよい。
本実施の形態のハニカム構造体2は、中央部20及び外周部21を有している。
中央部20は、ハニカム構造体2の幅方向2Wに係るハニカム構造体2の中央に設けられている。図1に示すようにハニカム構造体2の底面が円形状であるとき、幅方向2Wは径方向と同義である。中央部20は、中央部20の一方の端面20aから他方の端面20bまで貫通して流路を形成する複数のセル20cを区画形成する隔壁20dを有している。一方の端面20aからセル20cに流入した流体は、流路及び/又は隔壁20dを通過して他方の端面20bから抜け出ることができる。流体は、例えば自動車等の排気ガスであり得る。
セル20cの延伸方向に垂直な断面におけるセルの形状に制限はないが、四角形、六角形、八角形、又はこれらの組み合わせであることが好ましい。これ等のなかでも、四角形及び六角形が好ましい。セル形状をこのようにすることにより、ハニカム構造体2に排気ガスを流したときの圧力損失が小さくなり、触媒の浄化性能が優れたものとなる。構造強度及び加熱均一性を両立させやすいという観点からは、四角形が特に好ましい。
隔壁20dは、気孔率が0~60%であることが好ましく、0~50%であることがより好ましく、0~40%であることがさらに好ましい。気孔率が60%以下であることで、隔壁20dの強度を確保することができる。気孔率は、水銀ポロシメータにより測定した値である。なお、気孔率が20%以下の場合は水銀ポロシメータではなく、隔壁20dの断面のSEM画像から空隙部と隔壁部を二値化して気孔率を算出してもよい。
セル20cを区画形成する隔壁20dの厚みは、0.05~0.31mmであることが好ましく、0.07~0.25mmであることがより好ましく、0.09~0.2mmであることがさらに好ましい。隔壁20dの厚みが0.05mm以上であることで、ハニカム構造体2の強度が低下するのを抑制可能である。隔壁20dの厚みが0.31mm以下であることで、ハニカム構造体2を触媒担体として用いて、触媒を担持した場合に、排気ガスを流したときの圧力損失が大きくなるのを抑制できる。本発明において、隔壁20dの厚みは、セル20cの延伸方向に垂直な断面において、隣接するセル20cの重心同士を結ぶ線分のうち、隔壁20dを通過する部分の長さとして定義される。
ハニカム構造体2は、セル20cの流路方向に垂直な断面において、セル密度が150×103~1395×103セル/m2であることが好ましく、310×103~1240×103セル/m2であることがより好ましく、465×103~1163×103セル/m2であることがさらに好ましい。セル密度をこのような範囲にすることにより、排気ガスを流したときの圧力損失を小さくした状態で、触媒の浄化性能を高くすることができる。セル密度が150×103セル/m2以上であると、触媒担持面積が十分に確保される。セル密度が1395×103セル/m2以下であるとハニカム構造体2を触媒担体として用いて、触媒を担持した場合に、排気ガスを流したときの圧力損失が大きくなりすぎることが抑制される。セル密度は、中央部20の端面の面積でセル数を除して得られる値である。
ハニカム構造体2に触媒を担持することにより、電気加熱式担体1を触媒体として使用することができる。セル20cの流路には、例えば自動車排気ガス等の流体を流すことができる。触媒としては、例えば、貴金属系触媒又はこれら以外の触媒が挙げられる。貴金属系触媒としては、白金(Pt)、パラジウム(Pd)、ロジウム(Rh)といった貴金属をアルミナ細孔表面に担持し、セリア、ジルコニア等の助触媒を含む三元触媒や酸化触媒、又は、アルカリ土類金属と白金を窒素酸化物(NOx)の吸蔵成分として含むNOx吸蔵還元触媒(LNT触媒)が例示される。貴金属を用いない触媒として、銅置換又は鉄置換ゼオライトを含むNOx選択還元触媒(SCR触媒)等が例示される。また、これらの触媒からなる群から選択される2種以上の触媒を用いてもよい。なお、触媒の担持方法についても特に制限はなく、従来、ハニカム構造体に触媒を担持する担持方法に準じて行うことができる。
外周部21は、中央部20の幅方向外側に設けられている。本実施の形態の外周部21は、中央部20の周方向全域にわたって中央部20を囲むように設けられている。
外周部21は、ハニカム構造体2及び外周部21の外周面21dを形成する外周壁22を有している。ハニカム構造体2に外周壁22を設けることは、ハニカム構造体2の構造強度を確保し、また、セル20cを流れる流体が外周壁22から漏洩するのを抑制する観点で有用である。具体的には、外周壁22の厚みは好ましくは0.1mm以上であり、より好ましくは0.15mm以上、更により好ましくは0.2mm以上である。但し、外周壁22を厚くしすぎると高強度になりすぎてしまい、隔壁20dとの強度バランスが崩れて耐熱衝撃性が低下することから、外周壁22の厚みは好ましくは1.0mm以下であり、より好ましくは0.7mm以下であり、更により好ましくは0.5mm以下である。ここで、外周壁22の厚みは、厚みを測定しようとする外周壁22の箇所をセルの延伸方向に垂直な断面で観察したときに、当該測定箇所における外周壁22の接線に対する法線方向の厚みとして定義される。
本実施の形態の外周部21は、中央部20から外周部21の外周面21dに向かって先細り状の外形を有している。換言すると、外周部21は、中央部20から外周部21の外周面21dに向かって軸方向長さが徐々に短くなっている。本実施の形態の外周部21の端面21a,21bは、ハニカム構造体2の幅方向2Wに対して傾斜して延在されたテーパ面とされている。外周部21の端面21a,21bは、ハニカム構造体2の軸方向2Aに係る両端において、中央部20の外縁と外周面21dとを接続する面である。
本実施の形態の外周部21は、ハニカム構造体2の軸方向2Aに係る中心位置においてハニカム構造体2の幅方向2Wに延在する平面を中心に対称の形状を有している。各端面21a,21bを構成する各テーパ面の傾斜角度及び延在幅は互いに等しくされている。
本実施の形態の外周部21の内部には、外周部21の一方の端面21aから他方の端面21bまで延びる複数のセル20cが設けられている。外周部21の内部に設けられたセル20cは、中央部20の内部に設けられたセル20cと同等の構成を有する。しかしながら、外周部21は、内部にセル20cを有しない中実構造とされていてもよい。
本実施の形態では、外周部21の端面21a,21bにおいて、セル20cの開口が充填剤24によって塞がれている。換言すると、外周部21の端面21a,21bは、充填剤24によって平滑面とされている。ここでいう平滑面とは、セル20cの開口が剥き出されている場合と比較して表面凹凸が小さな面を意味する。後述のように、外周部21の端面21a,21bは、ハニカム構造体2を把持するための把持用端面を構成する。外周部21の端面21a,21bにおいてセル20cの開口が充填剤24によって塞がれることで、端面21a,21bとの接触により後述の金属ケース6若しくはマット7(図4参照)又は端面21a,21bが削れることを抑えることができる。しかしながら、充填剤24が省略されて、外周部21の端面21a,21bにおいてセル20cの開口が開放されていてもよい。
電極端子3は、ハニカム構造体2の周方向に互いに離間して外周部21の外周面21d上に設けられている。本実施の形態の電極端子3は、ハニカム構造体2の周方向に180°の角度間隔をおいて配置されている。本実施の形態の電極端子3は、外周面21d上に立設された柱状の部材とされている。電極端子3と外周面21dとの間に帯状又は瓦状の電極層が設けられていてもよい。
電極端子3の外形は柱状である限り特に限定されず、例えば、底面が円形の柱状(円柱形状)、底面がオーバル形状の柱状、底面が多角形(四角形、五角形、六角形、七角形、八角形等)の柱状等の形状とすることができる。
電極端子3の径は、好ましくは5~25mmであり、より好ましくは8~20mmであり、さらに好ましくは10~15mmである。電極端子3の径が5mm以上であることで、耐電流性能を確保することができる。電極端子3の径が25mm以下であることで、良好な接合性を確保することができる。
電極端子3の長さは、好ましくは6~30mmであり、より好ましくは8~25mmであり、さらに好ましくは10~20mmである。電極端子3の長さが6mm以上であることで、電極端子3に外部電極を接続しやすくなる。電極端子3の長さが30mm以下であることで、ハニカム構造体2の外径が過大となることを回避できる。
電極端子3に電圧を印加するとジュール熱によりハニカム構造体2を発熱させることが可能である。このため、ハニカム構造体2はヒーターとしても好適に用いることができる。印加する電圧は12~900Vが好ましく、48~600Vが更に好ましいが、印加する電圧は適宜変更可能である。
ハニカム構造体2には、電流の流れを阻害する複数のスリット25が設けられている。本実施の形態のスリット25には充填剤25aが充填されている。より具体的には、すべてのスリット25に隙間なく充填剤25aが充填されている。しかしながら、スリット25の一部に充填剤25aが充填されていなくてもよく、また一部のスリット25に充填剤25aが全く充填されていなくてもよい。スリット25の少なくとも一部に充填剤25aが充填されていることが好ましい。スリット25に充填剤25aが充填されていることで、ハニカム構造体2の強度を向上できる。また、外周部21の外周面21dから中央部20に向かって延出されているスリット25の場合、スリット25を通して外周面21dに流体が向かうことも考えられる。本実施の形態のように、スリット25の少なくとも一部に充填剤25aが充填されることで、外周面21dに向かう流体の流れを抑えることができ、電極端子3などの劣化を低減することもできる。
スリット25は、電極端子3間の電流経路をより長くするように配置されている。より具体的には、スリット25は、以下のように配置されている。すなわち、ハニカム構造体2の幅方向2Wに含まれる第1及び第2方向2W1,2W2を定義する。第1及び第2方向2W1,2W2は互いに直交する方向である。各スリット25は、第1方向2W1に互いに間隔をおいて第2方向2W2に延在されている。各スリット25は、第1方向2W1に等間隔に配置されていても、間隔が異なるように配置されていてもよい。
一部のスリット25は、外周部21の外周面21dから中央部20に向かって延出されている。すなわち、本実施の形態では、外周部21の外周面21d又は外周壁22がスリット25によってハニカム構造体2の周方向に不連続とされている。しかしながら、スリット25が省略されるか、又はすべてのスリット25が外周面21d又は外周壁22から離れて設けられるなど、外周部21の外周面21d又は外周壁22がハニカム構造体2の周方向に連続されていてもよい。
外周部21の外周面21dから中央部20に向かって延出されている一部のスリット25を第1スリット251と呼び、他のスリット25(外周面21dから延在されていないスリット25)を第2スリット252と呼ぶ。第1及び第2スリット251,252は、第1方向2W1に交互に配置されている。各第1スリット251は、第2方向2W2に係る中央位置で分断されている。第2スリット252は、第2方向2W2に係る中央位置を含むように延在されている。一方の電極端子3からの電流は、第1及び第2スリット251,252を迂回しながらハニカム構造体2を通り他方の電極端子3に向かう。
次に、図3は図1の電気加熱式担体1を含む排気ガス浄化装置5を示す斜視図であり、図4は図3の排気ガス浄化装置5を示す分解斜視図である。図3及び図4に示すように、排気ガス浄化装置5は、電気加熱式担体1、金属ケース6及び一対のマット7を有している。
金属ケース6は、ハニカム構造体2を取り囲むケースである。金属ケース6には、中央部20の端面20a,20bを露出させる開口60が設けられている。金属ケース6は、ハニカム構造体2の軸方向に沿ってハニカム構造体2を見たときに外周部21を覆い隠すように設けられている。開口60を通して中央部20の一方の端面20a,20bに流体が流れ込み、他方の端面20a,20bから流体が抜け出る。すなわち、中央部20の端面20a,20bは、流体流通用端面を構成する。
図4に特に表れているように、本実施の形態の金属ケース6は、一対のケース体61,62を有している。ケース体61,62は、軸方向に係る両側からハニカム構造体2を挟み込んでいる。より具体的には、ケース体61,62は、外周部21の端面21a,21bを挟み込むことによりハニカム構造体2を把持している。すなわち、本実施の形態の電気加熱式担体1では、外周部21の端面21a,21bがハニカム構造体2を把持するための把持用端面を構成する。
マット7は、金属ケース6(ケース体61,62)とハニカム構造体2との間に介在される部材である。マット7は、例えばステンレス等の金属ケース6及びハニカム構造体2よりも柔軟な材料によって構成される。マット7が設けられることで、金属ケース6(ケース体61,62)によってハニカム構造体2をより確実に保持できる。しかしながら、マット7は省略されていてもよい。
次に、ハニカム構造体2の各部の寸法について説明する。図5は、図2のハニカム構造体2の各部の寸法表記を示す説明図である。
本実施の形態のハニカム構造体2では、一方の端面20aから他方の端面20bまでの中央部20の軸方向長さAが80mm以下とされている。軸方向長さAが80mm以下とされていることで、熱容量増大による昇温性能の低下を抑えることができる。軸方向長さAは、好ましくは15~80mmであり、より好ましくは20~75mmであり、さらに好ましくは25~60mmである。軸方向長さAが15mm以上であることで、触媒による浄化性能が不足することを回避できる。
外周部21の外周面21dにおける軸方向長さBは、軸方向長さAよりも短くされている。軸方向長さBが軸方向長さAよりも短いことで、外周部21の端面21a,21bの少なくとも一方を中央部20の端面20a,20bと非同一平面とすることができる。軸方向長さAが短くても、外周面21dに加え外周部21の端面21a,21bを把持用端面とすることができ、金属ケースによって電気加熱式担体1をより確実に把持できる。これは、外周面21dのみで把持用端面を構成する場合は、軸方向長さAが短くなるとハニカム構造体2の幅方向2Wのみで把持力を作用させるため、ハニカム構造体の軸方向の振動に対して把持が十分ではなかったが、端面21a,21bを把持用端面とすることでハニカム構造体2の幅方向2W以外の方向に把持力を作用させるために把持性能が向上するものである。
特に、本実施の形態の電気加熱式担体1のように外周部21の形状を先細り状とすることで、金属ケース6により両側からハニカム構造体2を把持した際に、ハニカム構造体2の幅方向2Wのみならず軸方向2Aにも把持力を作用させることができる。外周部21の端面21a,21bをテーパ面とすることで、軸方向2Aへの把持力の作用を顕著とすることができる。
軸方向長さBは5mm以上であることが好ましい。外周部21の外周面21d上への電極端子3の取り付け作業性を良くするためである。
外周部21の幅方向長さCは3mm以上であることが好ましい。把持用端面の延在幅を確保し、振動条件下においても金属ケース6内での電気加熱式担体1のずれをより確実に抑えることができる。幅方向長さCは、50mm以下であることが好ましく、30mm以下であることがより好ましく、20mm以下であることがさらに好ましい。幅方向長さCが50mm以下であることで、電気加熱式担体1及び排気ガス浄化装置5の搭載性が悪化することを回避できる。
外周部21の水力直径Eは、50~330mmであることが好ましく、60~300mmであることがより好ましく、70~200mmであることがさらに好ましい。水力直径Eが50mm以上であることで、圧力損失の増大を避けることができる。水力直径Eが330mm以下であることで、耐熱衝撃性の悪化を避けることができる。
中央部20の水力直径Dと外周部21の水力直径Eとの比が1:1.05以上であるとき、ハニカム構造体2にスリット25を形成することが好ましい。水力直径Eが大きくなるにつれて熱応力によりハニカム構造体2の外周側でクラックが生じやすくなる。スリット25が形成されていることで、ハニカム構造体2の外周側でのクラックの発生を抑えることができる。
スリット25の幅は、0.5~5.0mmであることが好ましく、0.6~4.0mmであることがより好ましく、0.7~3.0mmであることがさらに好ましい。スリット25の幅が0.5mm以上であることで、より確実に熱応力の緩和を図ることができる。スリット25の幅が5.0mm以下であることで、圧力損失の増大を抑えることができる。
次に、電気加熱式担体1の変形例を挙げる。図6は図2の電気加熱式担体1の第1変形例の断面図であり、図7は図2の電気加熱式担体1の第2変形例の断面図である。図2では外周部21の端面21a,21bがテーパ面である態様を示したが、図6及び図7に示すように外周部21の端面21a,21bが曲面であってもよい。特に、図6に示すように外周部21の端面21a,21bが凸状の曲面であってもよいし、図7に示すように外周部21の端面21a,21bが凹状の曲面であってもよい。
図8は、図2の電気加熱式担体1の第3変形例の断面図である。図8に示すように、外周部21の端面21a,21bが階段状の面であってもよい。図8では、外周部21の端面21a,21bが2段の階段状であるように示しているが、外周部21の端面21a,21bの段数は3以上であってもよい。
図9は、図2の電気加熱式担体1の第4変形例の断面図である。図9に示すように、外周部21は、軸方向2Aに偏った形状を有していてもよい。軸方向2Aに偏った形状とは、ハニカム構造体2の軸方向2Aに係る中心位置においてハニカム構造体2の幅方向2Wに延在する平面を中心に非対称な形状と理解できる。図9では、各端面21a,21bを構成する各テーパ面の傾斜角度及び延在幅がともに異なるようにされている。また、軸方向2Aに係る外周部21の外周面21dの中心位置が軸方向2Aに係る中央部20の中心位置からずらされている。外周部21が軸方向2Aに偏った形状を有することで、金属ケース6により両側からハニカム構造体2を把持する際のハニカム構造体2の位置ずれを抑制することができる。なお、各端面21a,21bを曲面及び/又は階段状の面によって構成しつつ、外周部21を軸方向2Aに偏った形状としていてもよい。
図10は、図2の電気加熱式担体1の第5変形例の断面図である。図10に示すように、外周部21は矩形状の外形を有していてもよい。換言すると、図10のように外周部21を断面で見たとき、外周部21が長方形又は正方形であってもよい。各端面21a,21bは、中央部20の端面20a,20bと平行に延在されていてもよい。
図11は、図2の電気加熱式担体1の第6変形例の正面図である。図11に示すように、外周部21は、中央部20の周方向全域にわたって中央部20を囲むように設けられていなくてもよい。第6変形例の電気加熱式担体1では、外周部21は、ハニカム構造体2の周方向に互いに離間して設けられた複数の凸部210を含んでいる。電極端子3に対応して2つの凸部210が互いに対向するように配置されている。凸部210間では、中央部20の外周面が露出されている。凸部210間においてハニカム構造体2の幅を狭くでき、ハニカム構造体2を小形化できる。
図12は、図2の電気加熱式担体1の第7変形例の正面図である。図12に示すように、凸部210間において中央部20の外周面を露出させずに、外周部21を残してもよい。第7変形例の電気加熱式担体1では、外周部21は、ハニカム構造体2の周方向に互いに離間して設けられた複数の凸部210と、複数の凸部210の間に配置され、且つ、凸部よりも幅方向長さCが短い短部211とを有している。凸部210間においてハニカム構造体2の幅を狭くでき、ハニカム構造体2を小形化できる。また、凸部210のみならず短部211においても金属ケース6によりハニカム構造体2を把持でき、第6変形例と比較して金属ケース6によるハニカム構造体2の把持をより確実に行うことができる。また、図12に示すように、電極端子3が配置される角度間隔は180°未満であってもよい。
図13は、図2の電極端子3が配置される角度間隔が180°未満であるときのスリット25の配置態様を示す説明図である。電極端子3が配置される角度間隔が180°未満であるとき、図13の(a)~(c)に示すように外周部21の外周面21dから延びるスリット25の長さを変えることで、通電による外周部21の発熱量を調整することができる。
図13の(a)に示すように、外周部21の外周面21dから延びるスリット25が中央部20を超えて先にある外周部21の近傍まで延ばされることにより、外周部21により多くの電流を流し、外周部21をより多く発熱させることができる。外周部21をより多く発熱させることで、中央部20の蓄熱を期待することができる。
図13の(b)は図13の(a)よりもスリット25の長さが短くされている態様を示し、図13の(c)は図13の(b)よりもスリット25の長さがさらに短くされている態様を示している。スリット25が短くなるにつれて、外周部21の発熱が抑えられる一方で、中央部20がより多く発熱される。必要とされる温度分布に応じてスリット25の長さを調整することができる。
本実施の形態のような電気加熱式担体1及び排気ガス浄化装置5によれば、ハニカム構造体2の外周部21の端面21a,21bがハニカム構造体2を把持するための把持用端面を構成するので、軸方向長さAが短くても金属ケース6によって電気加熱式担体1をより確実に把持できる。
また、外周部21の幅方向長さCが3mm以上であるので、金属ケース6内での電気加熱式担体1のずれをより確実に抑えることができる。
また、外周面21dから中央部20に向かって延出されたスリット25がハニカム構造体2に設けられているので、中央部20の水力直径Dと外周部21の水力直径Eとの比が1:1.05以上であっても、ハニカム構造体2の外周側でのクラックの発生を抑えることができる。
また、軸方向長さBが5mm以上であるので、外周部21の外周面21d上への電極端子3の取り付け作業性を良くすることができる。
また、中央部20から外周面21dに向かって先細り状の外形を外周部21が有しているので、軸方向長さAが短くても金属ケース6によって電気加熱式担体1をより確実に把持できる。
また、外周部21の端面21a,21bがテーパ面であるので、金属ケース6による把持力を幅方向2Wにより確実に作用させることができ、金属ケース6によって電気加熱式担体1をより確実に把持できる。
また、外周部21の端面21a,21bが凸状又は凹状の曲面であるので、金属ケース6による把持力を幅方向2Wに作用させつつ、金属ケースの加工方法や、搭載可能空間の形状に合わせた形状を選定することができる。
また、外周部21の端面21a,21bが階段状の面であるので、触媒コートや金属ケース6のキャニング工程時のハンドリング時の取り扱いを容易にすることができる。
また、外周部21が軸方向2Aに偏った形状を有しているので、金属ケース6により両側からハニカム構造体2を把持する際のハニカム構造体2の位置ずれを抑制することができる。
また、外周部21が矩形状の外形を有しているので、触媒コートや金属ケース6のキャニング工程時のハンドリング時の取り扱いを容易にしつつ、より小形の構造とすることができる。
また、外周面21dから中央部20に向かって延出されたスリット25がハニカム構造体2に設けられており、スリット25の少なくとも一部には充填剤25aが充填されているので、ハニカム構造体2の強度を向上できる。
また、外周部21の端面21a,21bにおいて、セル20cの開口が充填剤24によって塞がれているので、端面21a,21bとの接触により金属ケース6若しくはマット7又は端面21a,21bが削れることを抑えることができる。
また、ハニカム構造体2の周方向に互いに離間して設けられた複数の凸部210を外周部21が含むので、凸部210間においてハニカム構造体2の幅を狭くでき、ハニカム構造体2を小形化できる。
また、複数の凸部210の間に配置され、且つ、凸部210よりも幅方向長さCが短い短部211を外周部21がさらに含むので、ハニカム構造体2を小形化できるとともに、金属ケース6によるハニカム構造体2の把持をより確実に行うことができる。
また、ハニカム構造体2がSiC及びSiの少なくとも一方を主成分とするので、内燃機関からの高温排気ガス条件下でも使用することができる。
次に、実施例を挙げる。本発明者らは、以下の条件で電気加熱式担体1のサンプルを作成した。ハニカム構造体2の外形を円柱形状とし、隔壁20dの厚みを0.130mm、セル密度を930×103セル/m2とした。ハニカム構造体2を成形するとともに、幾つかのサンプルにおいてスリット25を形成した後、Si含浸を行った。スリット25を形成したサンプルにおいては、スリット25に充填剤25aを充填した。また、Si含浸後に外周部21の端面21a,21bにおいて、セル20cの開口を充填剤24によって塞いだ。電極端子3は、共素地で、Si含浸工程前にスラリーで外周部21の外周面21dに接着した後、ハニカム構造体2とともにSi含浸を行った。各サンプルにおいて、各部寸法A~Eを表1~表3に示すように変更した。
Figure 0007313540000001
Figure 0007313540000002
Figure 0007313540000003
本発明者らは、電気加熱式担体1のサンプルを金属ケース6に収納し、加熱振動試験を実施して把持力の評価を行った。加熱振動試験には、振動機をバーナーに取り付けた装置(社内製造)を用いた。把持力は、振動機によって振動を加えながら、電気加熱式担体1及び金属ケース6の加熱及び冷却を繰り返し実施した後、金属ケース6内で電気加熱式担体1にずれが生じているか否かに基づいて評価した。電気加熱式担体1及び金属ケース6の加熱及び冷却は、900℃への加熱を5分間行った後、5分間で100℃まで冷却することによって行った。この加熱及び冷却を16時間行った後に、電気加熱式担体1のずれを調査した。振動条件は40G、150Hzとした。バーナーにより電気加熱式担体に流入させるガスの流量は2Nm3/minとした。
表2のサンプルNo.15,16を除く、各サンプルにおいては、中央部20の軸方向長さAよりも外周部21の軸方向長さBが短くされている。また、外周部21の端面21a,21bを図2に示すようなテーパ面としている。サンプルNo.15,16を除く各サンプルにおいては、2mm以上の位置ずれが認められず、良好な把持力が得られていると評価できる。但し、表1のサンプルNo.5,6においては、外周部21の幅方向長さCを除く各寸法がサンプルNo.3,4とほぼ同じであるにも関わらず、0.1mmと極僅かではあったが金属ケース6の位置ずれが生じた。この結果から、外周部21の幅方向長さCを3mm以上とすることが好ましいと理解される。
また、表1のサンプルNo.1-6において、耐熱衝撃性の評価を行った。耐熱衝撃性の評価は、上述の加熱振動試験の前後で外周面21dにクラックの有無を目視にて確認することで行った。サンプルNo.1とサンプルNo.2、及びサンプルNo.3とサンプルNo.4を比較することで分かるように、外周面21dから中央部20に向かって延出されたスリット25を設けるか否かにより、クラックの有無が変わる。このことから、スリット25を設けることで耐熱衝撃性を向上できることが理解される。
サンプルNo.6では、スリット25が設けられていないにも関わらず、クラックが生じていなかった。このサンプルNo.6とサンプルNo.2,4との比較から、中央部20の水力直径Dと外周部21の水力直径Eとの比が1:1.05以上であるときに、スリット25を設けることが特に有用であると理解される。
表3のサンプルNo.20では、外周部21の軸方向長さBが5mmを下回っていた。このサンプルでは、外周部21の外周面21dに電極端子3を取り付けられるものの、作業性が悪化していた。この結果から、外周部21の軸方向長さBを5mm以上とすることが好ましいと理解される。
1 電気加熱式担体
2 ハニカム構造体
20 中央部
21 外周部
210 凸部
211 短部
3 電極端子
5 排気ガス浄化装置
6 金属ケース

Claims (16)

  1. 一方の端面から他方の端面まで貫通して流路を形成する複数のセルを区画形成する隔壁を有する中央部と、前記中央部の幅方向外側に設けられた外周部と、を有するセラミックス製の柱状のハニカム構造体と、
    前記外周部の外周面上に設けられた電極端子と
    を備え、
    前記一方の端面から前記他方の端面までの前記中央部の軸方向長さAが、80mm以下であり、
    前記外周部の外周面における軸方向長さBが前記軸方向長さAより小さく、
    前記外周部の端面が前記ハニカム構造体を把持するための把持用端面を構成する、
    電気加熱式担体。
  2. 前記外周部の幅方向長さCが3mm以上である、
    請求項1記載の電気加熱式担体。
  3. 前記ハニカム構造体には、前記外周面から前記中央部に向かって延出されたスリットが設けられており、
    前記中央部の水力直径Dと前記外周部の水力直径Eとの比が1:1.05以上である、
    請求項1又は請求項2記載の電気加熱式担体。
  4. 前記軸方向長さBが5mm以上である、
    請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の電気加熱式担体。
  5. 前記外周部は、前記中央部から前記外周面に向かって先細り状の外形を有している、
    請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の電気加熱式担体。
  6. 前記外周部の端面は、前記幅方向に対して傾斜して延在されたテーパ面である、
    請求項5記載の電気加熱式担体。
  7. 前記外周部の端面は、凸状又は凹状の曲面である、
    請求項5記載の電気加熱式担体。
  8. 前記外周部の端面は、階段状の面である、
    請求項5記載の電気加熱式担体。
  9. 前記外周部は、前記軸方向に偏った形状を有している、
    請求項1から請求項8までのいずれか一項に記載の電気加熱式担体。
  10. 前記外周部は、矩形状の外形を有している、
    請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の電気加熱式担体。
  11. 前記ハニカム構造体には、前記外周面から前記中央部に向かって延出されたスリットが設けられており、
    前記スリットの少なくとも一部には充填剤が充填されている、
    請求項1から請求項10までのいずれか一項に記載の電気加熱式担体。
  12. 前記外周部の内部には、前記外周部の一方の端面から他方の端面まで延びる複数のセルが設けられており、
    前記外周部の端面において、前記セルの開口が充填剤によって塞がれている、
    請求項1から請求項11までのいずれか一項に記載の電気加熱式担体。
  13. 前記外周部は、前記ハニカム構造体の周方向に互いに離間して設けられた複数の凸部を含む、
    請求項1から請求項12までのいずれか一項に記載の電気加熱式担体。
  14. 前記外周部は、前記複数の凸部の間に配置され、且つ、前記凸部よりも前記幅方向長さCが短い短部をさらに含む、
    請求項13記載の電気加熱式担体。
  15. 前記ハニカム構造体が、SiC及びSiの少なくとも一方を主成分とする
    請求項1から請求項14までのいずれか一項に記載の電気加熱式担体。
  16. 請求項1から請求項15までのいずれか一項に記載の電気加熱式担体と、
    前記軸方向に係る両側から前記把持用端面を挟み込むことにより前記ハニカム構造体を把持するための金属ケースと
    を備える、
    排気ガス浄化装置。
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