JP7311214B1 - 広告システム - Google Patents

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Abstract

【課題】サービス提供店を利用して広告動画による広告を行う広告システムにおいて、広告主、サービス提供店及びユーザのメリットを高め得る広告システムを提供する。【解決手段】広告動画を配信する広告サーバ30と、美容サロン20に設けられた二次元コード表示物40と、を有し、二次元コード表示物40は、個人アカウント登録用画面にアクセスするための二次元コードを表示し、広告サーバ30は、広告主端末50から広告動画を受信する広告動画受信部31と、広告動画を美容サロン20の公式アカウントに登録した個人アカウントのユーザ端末60からアクセス可能に管理する広告動画配信部32と、広告動画が再生されたことに基づいて、美容サロン20のみで使用可能な店固有ポイントをユーザに付与するポイント付与部36と、を有する。【選択図】図1

Description

特許法第30条第2項適用 令和4年11月18日、東京都中央区新川2-13-10 10F セラフィック株式会社に資料提出等
本発明は、美容サロンなどサービス提供店を利用して広告を行う広告システムに関する。
美容サロンでは、毛染めやパーマといった比較的長時間を要する施術(サービス)が提供される。それらの施術が行われている間や施術が始まるまでの間、サロン利用者は暇な時間を過ごすことになる。
そこで、美容サロンなどサービス提供店内に広告用モニタ装置を配設し、来店した客(以下、「ユーザ」と称す)が広告用モニタ装置を操作して、各種商品・サービスの広告や各種コンテンツを視聴できるようにした広告システムが提供された(例えば、特許文献1、特許文献2)。
この種の広告システムによれば、ユーザは、美容サロンなどにおける施術の待ち時間や施術中に、各種商品・サービスの広告や各種コンテンツを視聴して暇をつぶし、時間を有効利用することができ、広告主は、広告主の商品・サービスの認知度を高めることができる。
特開2001-125972号公報 特開2013-58004号公報
しかし、上記従来の広告システムでは、広告主の商品・サービスの認知度を高め、当該商品・サービスの購買に繋がる可能性はあるが、サービス提供店の売上には直結しない。
すなわち、広告用モニタ装置を設置したサービス提供店にとっては、ユーザに暇つぶしの機会を与える効果しかなく、集客率・リピート率の向上には繋がらず、広告主にとっても営業上の大きなメリットはなく、ユーザにとっても単なる時間つぶしとなっているのみである。
そこで、本発明は、広告主及びユーザに加えて、サービス提供店にとってもメリットを高め得る広告システムを提供する。
請求項1の広告システムは、サービス提供店を利用して広告動画による広告を行う広告システムであって、前記サービス提供店に設置された二次元コード表示物と、前記広告動画を配信する広告サーバとを有し、前記二次元コード表示物は、前記サービス提供店の公式アカウントに前記サービス提供店のユーザの個人アカウントを登録するための登録用画面のURL情報と前記サービス提供店の固有情報とを含む二次元コードを、前記ユーザが使用権原を有するユーザ端末により読み取り可能に表示し、前記公式アカウント及び前記個人アカウントは、前記個人アカウントを持つ前記ユーザ端末に表示させたトーク画面上で、前記公式アカウントと前記個人アカウントとの間でメッセージのやり取りを可能とするソーシャルネットワークサービスに登録されたアカウントであり、前記広告サーバは、前記公式アカウントに登録した前記個人アカウントの情報として、前記ユーザのアカウント表示名及びユーザIDのみを前記ソーシャルネットワークサービスから取得し、当該アカウント表示名及び当該ユーザIDと前記サービス提供店の固有情報とを関連付けて前記サービス提供店毎のユーザ情報を管理するユーザ情報管理部と、広告主が使用権原を有する広告主端末から広告動画を受信する広告動画受信部と、前記広告動画受信部により受信した前記広告動画を、前記サービス提供店の前記公式アカウントに登録された前記個人アカウントを持つ前記ユーザ端末からアクセス可能に管理する広告動画配信部と、前記ユーザ端末により前記広告動画が再生されたことに基づいて、前記サービス提供店のみで使用可能な店固有ポイントを前記ユーザ端末の使用権原を有する前記ユーザに付与するポイント付与部と、を有し、前記広告動画配信部は、前記公式アカウント毎に前記広告動画を選定し、当該選定した前記広告動画にアクセスするための前記公式アカウントのリッチメニューを、前記ソーシャルネットワークサービスを介して前記トーク画面に表示可能とし、前記広告動画配信部は、前記リッチメニューに対する前記ユーザの操作に基づいて、前記ユーザ端末からのアクセスを受け付けるように構成されている。
ここで、「サービス提供店」には、美容サロン、理容サロン、フィットネスクラブ、等が含まれ得る。「トーク画面」は、公式アカウントと個人アカウントとの間でメッセージのやり取りを行うためのインタフェース画面である。「リッチメニュー」は、公式アカウントと連係するメニューである。トーク画面において、トークの表示は変化(変遷)する(非固定である)のに対し、リッチメニューは固定して表示される。
請求項1の構成によれば、ユーザは、二次元コード表示物に表示されている二次元コードをユーザ端末で読み取って、ソーシャルネットワークサービスが提供する公式アカウントの登録用画面にアクセスすることにより、登録用画面上の案内に従って、個人アカウントを公式アカウントに容易に登録することができる。
その際、個人情報の入力は不要である。ユーザは、個人アカウントを公式アカウントに登録した後は、トーク画面に表示されるリッチメニューに対する簡単な操作(タップ操作など)により広告サーバにアクセスできるようになる。
ユーザの個人情報(年齢、性別、住所、連絡先、等)は、ソーシャルネットワークサービス側で管理され、広告サーバ側には提供されないため、個人アカウントを公式アカウントに登録することによる、個人情報漏洩の可能性は限りなく低い。このような情報セキュリティ性の高さとアカウント登録の簡易さとにより、広告システムへのユーザアカウント登録の敷居を低くすることができる。
広告サーバは、広告主が使用権原を有する広告主端末から広告動画を受信すると、その広告動画を、サービス提供店の公式アカウントに登録された個人アカウントを持つユーザが使用権原を有するユーザ端末からアクセス可能に管理する。
そして、広告サーバは、各公式アカウント毎に(即ち、サービス提供店毎に)広告動画を選定し、当該選定した広告動画にアクセスするための公式アカウントのリッチメニューを、ソーシャルネットワークサービスを介して、個人アカウントのトーク画面に表示可能とする。これにより、ユーザ端末は、リッチメニューに対するユーザの操作に基づいて、広告動画にアクセスし再生することが可能となる。広告サーバは、ユーザ端末により広告動画が再生されたことに基づいて、店固有ポイントをユーザに付与する。
なお、広告サーバは、ユーザ情報に基づいて各個人アカウント毎に広告動画を選定するように構成されていてもよい。
このように、広告サーバが配信する広告動画を、サービス提供店のユーザが視聴したことに基づいて、当該サービス提供店の店固有ポイントをユーザに付与することで、広告主、サービス提供店及びユーザは、それぞれ以下のメリットを得ることができる。
ユーザは、広告動画を視聴することで店固有ポイントを獲得でき、その店固有ポイントをサービス提供店で使用することにより、有利な条件(例えば割引価格)でサービスを受け得る。また、ユーザは、個人アカウントをサービス提供店の公式アカウントに登録した後は、サービス提供店内に限らず、何処にいても、何時でも、ユーザ端末から公式アカウントのリッチメニューを介して広告動画にアクセスできるので、何時でも何処でも、広告動画を視聴して店固有ポイントを獲得することができる。
サービス提供店は、少なくとも一度は来店し且つ広告動画を視聴したユーザのみが店固有ポイントを獲得できることにより、初来店及び再度来店することへのインセンティブをユーザに与えて、集客率・リピート率を向上させ得る。集客率が向上し且つ客離れを防止できるため、営業利益の向上或いは維持を図ることができる。
広告主は、広告動画を視聴したことのリターンとして店固有ポイントをユーザに付与することで、広告動画を視聴することへのインセンティブをユーザに与えて、広告動画の視聴回数を増やし、広告効果を増大させ得る。
請求項2の広告システムは、請求項1の広告システムにおいて、前記ポイント付与部は、前記広告動画毎に前記店固有ポイントの付与上限値を定めている。
請求項2の構成によれば、広告動画毎に店固有ポイントの付与上限値を定めていることにより、広告動画を早期に視聴することへのインセンティブをユーザに与えて、広告動画の視聴を促進し得る。すなわち、ユーザは、広告動画を早期に視聴することで、店固有ポイントの獲得機会の喪失を避けることができ、広告主は、広告動画の早期視聴をユーザに促すことで、広告効果を早期に高めることができ、サービス提供店は、店固有ポイントの積極的な獲得が促されることで、集客率・リピート率をより向上させ得る。
請求項3の広告システムは、請求項1の広告システムにおいて、前記ソーシャルネットワークサービスは、前記公式アカウント毎に広告を行うターゲット層を設定し、当該ターゲット層に含まれる前記ユーザの前記個人アカウントの前記トーク画面に前記リッチメニューを表示可能であり、前記広告サーバは、前記ソーシャルネットワークサービスに対し、前記ターゲット層の設定を指示するためのターゲット層設定指示部を有するものである。
請求項3の構成によれば、広告サーバからソーシャルネットワークサービスに対し、公式アカウント毎に広告を行うターゲット層の設定を指示することができる。
したがって、広告サーバからソーシャルネットワークサービスに対し、広告主が希望するターゲット層の設定を指示しておくことにより、広告主が希望するターゲット層に含まれる個人アカウントのトーク画面に、当該広告主の広告動画にアクセスするためのリッチメニューを表示させて、実効性の高い広告を行うことができる。
請求項4の広告システムは、請求項1の広告システムにおいて、前記広告サーバは、前記広告動画による広告対象商品又は広告対象サービスに関するアンケートを実施するためのアンケートページにアクセスするための前記リッチメニューを、前記ソーシャルネットワークサービスを介して、前記個人アカウントの前記トーク画面に表示させるためのアンケート実施部と、前記アンケートページ上で入力されたアンケート回答情報を前記ユーザ端末から受信するアンケート回答受信部と、を有し、前記ポイント付与部は、前記アンケート回答情報を受信したことに基づいて、前記アンケート回答情報の送信元の前記ユーザ端末の使用権原を有する前記ユーザに前記店固有ポイントを付与する。
請求項4の構成によれば、広告サーバは、広告動画による広告対象商品又は広告対象サービスに関するアンケートを実施するためのアンケートページにアクセスするためのリッチメニューを、前記ソーシャルネットワークサービスを介して、前記個人アカウントの前記トーク画面に表示させる。これにより、ユーザ端末は、リッチメニューに対するユーザの操作に基づいて、アンケートページにアクセスすることが可能となる。ユーザは、アンケートページ上でアンケートに回答する。ユーザ端末は、アンケートに回答した後にユーザが行う所定の操作に基づいて、アンケート回答情報を送信する。広告サーバは、アンケートページ上で入力されたアンケート回答情報をユーザ端末から受信し、アンケート回答情報を受信したことに基づいて、アンケート回答情報の送信元のユーザ端末のユーザに店固有ポイントを付与する。
したがって、ユーザは、広告動画を視聴することで店固有ポイントを獲得できる上、更にアンケートに回答することで店固有ポイントを獲得できるので、その店固有ポイントをサービス提供店で使用することにより、より有利な条件でサービスを受け得る。
また、サービス提供店は、ユーザにより多くの店固有ポイントの獲得機会が与えられることにより、初来店及び再度来店することへのより高いインセンティブをユーザに与えて、集客率・リピート率をより向上させ得る。
そして、広告主は、広告動画を視聴したことのリターンとして店固有ポイントをユーザに付与するとともに、アンケートに回答したことのリターンとして店固有ポイントをユーザに付与することで、広告動画を視聴することへのより高いインセンティブをユーザに与えて、広告動画の視聴回数をより増やし、広告効果をより増大させ得る。また、広告主は、アンケートの結果に基づいて、自社の商品、サービス、ビジネスの改善・開発に反映させることができる。
請求項5の広告システムは、請求項3の広告システムにおいて、前記アンケート回答情報を受信したことに基づいて付与される前記店固有ポイントは、前記広告動画が再生されたことに基づいて付与される前記店固有ポイントよりも大きいことを特徴とする。
請求項5の構成によれば、ユーザは、アンケートに回答することで、広告動画を視聴することによる店固有ポイントよりも大きい店固有ポイントを獲得できるので、その店固有ポイントをサービス提供店で使用することにより、より有利な条件でサービスを受け得る。
また、サービス提供店は、ユーザにより多くの店固有ポイントの獲得機会が与えられることにより、初来店及び再度来店することへのより高いインセンティブをユーザに与えて、集客率・リピート率をより向上させ得る。
そして、広告主は、アンケートに回答することへのより高いインセンティブをユーザに与えて、広告動画の視聴回数をより増やし、広告効果をより増大させ得る。また、広告主は、アンケートの回答がより多く得られることにより、より正確なアンケートを実施できるので、そのアンケートの結果に基づいて、自社の商品、サービス、ビジネスの改善・開発に、より効果的に反映させることができる。
請求項6の広告システムは、請求項1の広告システムにおいて、前記広告サーバは、前記ユーザに付与した前記店固有ポイントを前記サービス提供店毎に集計し、その集計した値に基づいて、前記サービス提供店毎に支払うべき報酬の値を計算する報酬計算部を有することを特徴とする。
請求項6の構成によれば、広告サーバは、店固有ポイントをサービス提供店毎に集計し、その集計した値に基づいて、サービス提供店毎に支払うべき報酬の値を計算する。
これにより、広告サーバの管理者(例えば、広告システムの運営者)は、サービス提供店毎に支払うべき報酬の正確な値を知ることができ、各サービス提供店に報酬を正確に支払うことができる。各サービス提供店は、報酬により利益を上げることができる。各サービス提供店では、より多くの報酬を得ようとして、ユーザに対し積極的に広告動画の視聴を勧めるようになる。その結果、広告効果が向上する。
請求項7の広告システムは、請求項1の広告システムにおいて、前記広告サーバは、前記広告動画毎の配信回数をカウントし、そのカウントした値に基づいて、前記広告動画の広告主毎に請求すべき金額を計算する広告主請求金額計算部を有する。
請求項7の構成によれば、広告サーバは、広告動画毎の配信回数をカウントし、そのカウントした値に基づいて、広告動画の広告主毎に請求すべき金額を計算する。
これにより、広告サーバの管理者は、広告主毎に請求すべき金額を正確に知ることができ、その金額を広告料金などとして各広告主に請求することができる。広告システムの運営者は、各広告主からの広告料金を原資としてシステムを運営することができる。
請求項8の広告システムは、請求項1の広告システムにおいて、前記広告サーバは、前記二次元コードに基づく前記広告動画へのアクセス数を前記サービス提供店毎に集計し、その集計した値に基づいて、前記サービス提供店毎に請求すべき金額を計算する店請求金額計算部を有することを特徴とする。
請求項8の構成によれば、広告サーバは、二次元コードに基づく広告動画へのアクセス数をサービス提供店毎に集計し、その集計した値に基づいて、サービス提供店毎に請求すべき金額を計算する。
これにより、広告サーバの管理者は、サービス提供店毎に請求すべき金額を正確に知ることができ、その金額をシステム利用料金などとして各サービス提供店に請求することができる。
請求項9の広告システムは、請求項8の広告システムにおいて、前記店請求金額計算部は、前記アクセス数が閾値を超えたことを条件として、前記サービス提供店毎に請求すべき金額を計算することを特徴とする。
請求項9の構成によれば、広告サーバは、前記二次元コードに基づく広告動画へのアクセス数が閾値を超えたことを条件として、サービス提供店毎に請求すべき金額を計算する。
これにより、広告サーバの管理者は、前記二次元コードに基づくアクセス数が閾値を超えたサービス提供店毎に請求すべき金額を正確に知ることができ、その金額をシステム利用料金などとして各サービス提供店に請求することができる。
本発明によれば、サービス提供店を利用して広告動画による広告を行う広告システムを、広告主、サービス提供店及びユーザの三者のメリットを高めつつ実現することができる。すなわち、広告サーバが配信する広告動画を、サービス提供店のユーザが視聴したことに基づいて、当該サービス提供店の店固有ポイントをユーザに付与することで、ユーザは、広告動画を視聴することで店固有ポイントを獲得でき、その店固有ポイントをサービス提供店で使用することにより、有利な条件でサービスを受けることが可能であり、サービス提供店は、少なくとも一度は来店し且つ広告動画を視聴したユーザのみが店固有ポイントを獲得できることにより、初来店及び再度来店することへのインセンティブをユーザに与えて、集客率・リピート率を向上させることが可能であり、広告主は、広告動画を視聴したことのリターンとして店固有ポイントをユーザに付与することで、広告動画を視聴することへのインセンティブをユーザに与えて、広告動画の視聴回数を増やし、広告効果を増大させることが可能である。
一実施形態の広告システムを概念的に例示するシステム構成図である。
本発明を実施するための形態について、添付図面を用いて説明する。
[構成]
図1に示すように、一実施形態の広告システム10は、美容サロン(サービス提供店)20を利用して広告動画による広告を行う広告システムである。
なお、本実施の形態にあっては、サービス提供店として美容サロンを例に説明しているが、理容サロン、ネイルサロン、エステサロン等、所定のサービスを顧客であるユーザに提供する店舗等であればよく、本実施の形態に限定されない。
本実施の形態に係る広告システム10は、広告動画を配信する広告サーバ30と、美容サロン20に設置された二次元コード表示物40と、を有する。
美容サロン20は複数存在する。美容サロン20の経営者は、広告システム10の運営者との間で、広告動画などのコンテンツの配信を受けるための美容サロン用サービスの利用契約を交わしている。
本実施の形態に係る美容サロン用サービスは、当初は無料で提供され所定の条件が成立したことに基づいて課金されるサービスである。
二次元コード表示物40は、美容サロン20毎に少なくとも一つ設置されている。二次元コード表示物40には、これが設置された美容サロン20の公式アカウントに、当該美容サロン20のユーザの個人アカウントを登録するための登録用画面のURL情報と当該美容サロン20の固有情報とを含む二次元コード(以下、「QRコード(登録商標)」と称す)41が印刷されている。QRコード(登録商標)41は、美容サロン20のユーザが使用権原を有するユーザ端末60により読み取り可能である。
公式アカウント及び個人アカウントは、個人アカウントを持つユーザ端末60示させたトーク画面上で、公式アカウントと個人アカウントとの間でメッセージのやり取りを可能とするソーシャルネットワークサービス(以下、「SNS」と称す)のアカウントである。SNSは、主としてSNSサーバ80により提供される。SNSの例として、LINE(登録商標)を挙げることができる。
SNSサーバ80により提供されるSNSは、公式アカウント毎に広告を行うターゲット層を設定し、当該ターゲット層に含まれるユーザの個人アカウントのトーク画面に固定で表示されるリッチメニューを表示する機能を有する。SNSが例えばLINE(登録商標)である場合、リッチメニューはトーク画面の下部に固定で表示される。
二次元コード表示物40は、所謂QRパネル、所謂ショップカード、ポスター、等である。QRパネルは、美容サロン20のカウンタテーブルなどに自立して設置される。ショップカードは、美容サロン20のカウンタテーブルなどに置かれる。ポスターは、美容サロン20の店内の壁などに貼り付けて設けられる。
美容サロン20のユーザは、ユーザ端末60を使用することにより、SNSサーバ80にアクセスしてSNSを利用可能である。
広告サーバ30は、広告システム10の最も主要な機能を司るコンピュータであり、広告システム10の運営者又は当該運営者から権限が付与された管理者が操作権限を有する。広告サーバ30は、ネットワーク90を介して、店端末40、広告主端末50、ユーザ端末60及びSNSサーバ80と通信可能に接続される。
ネットワーク90には、インターネット、移動体通信網、公衆通信網、LAN(Local Area Network)、等が含まれる。広告サーバ30は、広告システム10を実現するためのプログラムを一又は互いに通信可能な複数のコンピュータにインストールし実行することにより実現される。
広告主端末50は、広告主70が使用権原を有するコンピュータである。広告主70は、広告システム10の運営者との間で、広告主用サービスの利用契約を交わしている。広告主用サービスは、広告動画の配信回数に基づいて課金されるサービスである。
なお、本実施の形態にあっては、広告システム10の運営者は、広告主70が提供する広告動画の内容を予め審査する。
ユーザ端末60は、美容サロン20のユーザが使用権原を有するコンピュータである。ユーザ端末60は、QRコード(登録商標)を読み取るためのカメラ機能及び画像認識機能と、読み取ったQRコード(登録商標)に基づいて所定のURL(Uniform Resource Locator)たとえば登録用画面やアンケート画面のURLなどにアクセスするウエブアクセス機能と、所定のURLにアクセスしたことに基づいて、広告動画などを再生するコンテンツ再生機能と、所定のURLにアクセスしたことに基づいて、登録用画面やアンケート画面などを表示しその表示画面上で各種操作(選択操作、文字入力操作、等)を行うための表示入力機能と、を有するコンピュータである。ユーザ端末60は、具体的にはスマートフォンであり、コンテンツ再生機能及び表示入力機能はスマートフォンの主としてタッチパネル60aにより実現される。
広告サーバ30は、広告動画受信部31と、広告動画配信部32と、ユーザ情報管理部33と、アンケート実施部34と、アンケート回答受信部35と、ポイント付与部36と、ターゲット層設定指示部37と、報酬計算部38と、広告主請求金額計算部39aと、店請求金額計算部39bbと、を有する。
広告動画受信部31は、広告主端末50から広告動画を受信する機能ブロックである。広告動画配信部32は、広告動画受信部31により受信した広告動画を保存し、ユーザ端末60からアクセス可能に管理する機能ブロックである。
ユーザ情報管理部33は、公式アカウントに登録した個人アカウントの情報として、ユーザのアカウント表示名及びユーザIDのみをSNSから取得し、当該アカウント表示名及び当該ユーザIDと店固有情報とを関連付けて美容サロン20毎のユーザ情報を管理する機能ブロックである。
アンケート実施部34は、広告動画による広告対象商品又は広告対象サービスに関するアンケートを実施するためのアンケートページにアクセスするためのリッチメニューを、SNSを介して、個人アカウントのトーク画面に表示させるための機能ブロックである。アンケート回答受信部35は、アンケートページ上で入力されたアンケート回答情報をユーザ端末60から受信する機能ブロックである。
ポイント付与部36は、ユーザ端末60により広告動画が再生されたことに基づいて、美容サロン20のみで使用可能な店固有ポイントをユーザ端末60の使用権原を有するユーザに付与する機能ブロックである。店固有ポイントは、広告動画毎に付与上限値が設定されている。
ポイント付与部36は、アンケート回答情報を受信したことに基づいて、アンケート回答情報の送信元のユーザ端末60の使用権原を有するユーザに店固有ポイントを付与する機能を有する。アンケート回答情報を受信したことに基づいて付与される店固有ポイントは、広告動画が再生されたことに基づいて付与される店固有ポイントよりも大きくなるように設定されている。
ターゲット層設定指示部37は、SNSに対し、ターゲット層の設定を指示するための機能ブロックである。
報酬計算部38は、ユーザに付与した店固有ポイントを美容サロン20毎に集計し、その集計した値に基づいて、美容サロン20毎に支払うべき報酬の値を計算する機能ブロックである。ここで計算された報酬の値は、広告サーバ30の運営者のみ確認可能である。
広告主請求金額計算部39aは、広告動画毎の配信回数をカウントし、そのカウントした値に基づいて、広告動画の広告主毎に請求すべき金額を計算する機能ブロックである。ここで計算された金額は、広告サーバ30の運営者のみ確認可能である。
店請求金額計算部39bは、QRコード(登録商標)41に基づく広告動画へのアクセス数を美容サロン20毎に集計し、その集計した値に基づいて、美容サロン20毎に請求すべき金額を計算する機能ブロックである。ここで計算された金額は、広告サーバ30の運営者のみ確認可能である。
また、店請求金額計算部39bは、QRコード(登録商標)41に基づく広告動画へのアクセス数が閾値を超えたことを条件として、美容サロン20毎に請求すべき金額を計算することも可能である。
[作用・効果]
上記のように構成された広告システム10によれば、ユーザは、二次元コード表示物40に表示されているQRコード(登録商標)41をユーザ端末60で読み取って、SNSが提供する公式アカウントの登録用画面にアクセスすることにより、登録用画面上の案内に従って、個人アカウントを公式アカウントに容易に登録することができる。
その際、個人情報の入力は不要である。ユーザは、個人アカウントを公式アカウントに登録した後は、トーク画面に表示されるリッチメニューに対する簡単な操作(タップ操作など)により広告サーバ80にアクセスできるようになる。
ユーザの個人情報(年齢、性別、住所、連絡先、等)は、SNS側で管理され、広告サーバ30側には提供されないため、個人アカウントを公式アカウントに登録することによる、個人情報漏洩の可能性は限りなく低い。
このような情報セキュリティ性の高さとアカウント登録の簡易さとにより、広告システム10へのユーザアカウント登録の敷居を低くすることができる。
広告サーバ30は、広告主70が使用権原を有する広告主端末50から広告動画を受信した場合には、その広告動画を、美容サロン20の公式アカウントに登録された個人アカウントを持つユーザが使用権原を有するユーザ端末60からアクセス可能に管理する。
なお、広告主70から広告主端末50を介して提供された広告動画は、広告システム10の運営者により、予め、不適切な表現、内容の有無を事前に審査される。
そして、広告サーバ30は、各公式アカウント毎に広告動画を選定し、当該選定した広告動画にアクセスするための公式アカウントのリッチメニューを、SNSを介して、個人アカウントのトーク画面に表示可能とする。
これにより、ユーザ端末60は、リッチメニューに対するユーザの操作に基づいて、広告動画にアクセスし再生することが可能となる。広告サーバ30は、ユーザ端末60により広告動画が再生されたことに基づいて店固有ポイントをユーザに付与する。
このように、広告サーバ30が配信する広告動画を、美容サロン20のユーザが視聴したことに基づいて、当該美容サロン20の店固有ポイントをユーザに付与することで、広告主70、美容サロン20及びユーザは、それぞれ以下のメリットを得ることができる。
ユーザは、美容サロン20において、毛染めやパーマといった比較的長時間を要する施術が行われている間や施術が始まるまでの間に、自分のユーザ端末60すなわちスマホを使用して、広告動画を視聴することで暇を持て余すことなく、時間を有効に活用することができる。
また、ユーザは、広告動画を視聴することで店固有ポイントを獲得でき、その店固有ポイントを美容サロン20で使用することにより、有利な条件(例えば割引価格)でサービスを受け得る。
また、ユーザは、個人アカウントを美容サロン20の公式アカウントに登録した後は、美容サロン20内に限らず、何処にいても、何時でも、ユーザ端末60から公式アカウントのリッチメニューを介して広告動画にアクセスできるので、何時でも何処でも(例えば、自宅、移動中の電車内、等でも)、広告動画を視聴して店固有ポイントを獲得することができる。これにより、ユーザの自由度及び利便性を向上するとともに、広告動画へのアクセス数増大による広告効果の向上を図ることができる。
美容サロン20は、少なくとも一度は来店し且つ広告動画を視聴したユーザのみが店固有ポイントを獲得できることにより、初来店及び再度来店することへのインセンティブをユーザに与えて、集客率・リピート率を向上させ得る。集客率が向上し且つ客離れを防止できるため、営業利益の向上或いは維持を図ることができる。
そして、広告主70は、広告動画を視聴したことのリターンとして店固有ポイントをユーザに付与することで、広告動画を視聴することへのインセンティブをユーザに与えて、広告動画の視聴回数を増やし、広告効果を増大させ得る。
また、上記のように構成された広告システム10によれば、広告動画毎に店固有ポイントの付与上限値を定めていることにより、広告動画を早期に視聴することへのインセンティブをユーザに与えて、広告動画の視聴を促進し得る。
すなわち、ユーザは、広告動画を早期に視聴することで、店固有ポイントの獲得機会の喪失を避けることができ、広告主70は、広告動画の早期視聴をユーザに促すことで、広告効果を早期に高めることができ、美容サロン20は、店固有ポイントの積極的な獲得が促されることで、集客率・リピート率をより向上させ得る。
また、上記のように構成された広告システム10によれば、広告サーバ30からSNSに対し、公式アカウント毎に広告を行うターゲット層の設定を指示することができる。すなわち、広告サーバ30の管理者は、美容サロン20や広告主70が希望するターゲット層の情報(年齢層、性別、地域、等)に基づき、広告サーバ30を介して、SNSにターゲット層の設定を指示することができる。
この点は、美容サロン20の、本実施の形態に係る広告システムへの参加の際に、当該美容サロン20の主要なユーザの年齢、年代層を予め確認しておき、広告サーバ30に年代層のグループ区分を設定することにより可能となる。
これにより、美容サロン20や広告主70が希望するターゲット層に含まれる個人アカウントのトーク画面に、美容サロン20や広告主70の広告動画にアクセスするためのリッチメニューを表示させて、実効性の高い広告を行うことができる。
また、上記のように構成された広告システム10によれば、広告サーバ30は、広告動画による広告対象商品又は広告対象サービスに関するアンケートを実施するためのアンケートページにアクセスするためのリッチメニューを、SNSを介して、個人アカウントのトーク画面に表示させる。これにより、ユーザ端末60は、リッチメニューに対するユーザの操作に基づいて、アンケートページにアクセスすることが可能となる。
ユーザは、アンケートページ上でアンケートに回答する。ユーザ端末60は、アンケートに回答した後にユーザが行う所定の操作(例えば、回答送信ボタンに対するクリック操作)に基づいて、アンケート回答情報を送信する。
広告サーバ30は、アンケートページ上で入力されたアンケート回答情報をユーザ端末60から受信し、アンケート回答情報を受信したことに基づいて、アンケート回答情報の送信元のユーザ端末60のユーザに店固有ポイントを付与する。
したがって、ユーザは、広告動画を視聴することで店固有ポイントを獲得できる上、更にアンケートに回答することで店固有ポイントを獲得できるので、その店固有ポイントを美容サロン20で使用することにより、より有利な条件でサービスを受け得る。
また、美容サロン20は、ユーザにより多くの店固有ポイントの獲得機会が与えられることにより、初来店及び再度来店することへのより高いインセンティブをユーザに与えて、集客率・リピート率をより向上させ得る。
そして、広告主70は、広告動画を視聴したことのリターンとして店固有ポイントをユーザに付与するとともに、アンケートに回答したことのリターンとして店固有ポイントをユーザに付与することで、広告動画を視聴することへのより高いインセンティブをユーザに与えて、広告動画の視聴回数をより増やし、広告効果をより増大させ得る。また、広告主は、アンケートの結果に基づいて、自社の商品、サービス、ビジネスの改善・開発に反映させることができる。
また、上記のように構成された広告システム10によれば、広告サーバ30は、店固有ポイントを美容サロン20毎に集計し、その集計した値に基づいて、サービス提供店毎に支払うべき報酬(ボーナス)の値を計算する。
これにより、広告サーバ30の管理者は、美容サロン20毎に支払うべき報酬の正確な値を知ることができ、各美容サロン20に報酬を正確に支払うことができる。報酬は、現金でも所謂電子マネーでもよい。各美容サロン20は、報酬により利益を上げることができる。各美容サロン20では、より多くの報酬を得ようとして、ユーザに対し積極的に広告動画の視聴を勧めるようになる。その結果、広告効果が向上する。
また、上記のように構成された広告システム10によれば、広告サーバ30は、QRコード(登録商標)41に基づく、すなわちQRコード(登録商標)41をユーザ端末60が読み取ったことに由来する広告動画へのアクセス数を美容サロン20毎に集計し、その集計した値に基づいて、美容サロン20毎に請求すべき金額を計算する。
ここで、広告動画へのアクセスが、どの美容サロン20に設置された二次元コード表示体40のQRコード(登録商標)41に基づくものであるかは、QRコード(登録商標)41としてコード化された情報に含まれる店固有情報により判別される。
また、上記のように構成された広告システム10によれば、広告サーバ30は、QRコード(登録商標)41に基づく広告動画へのアクセス数を美容サロン20毎に集計し、その集計した値に基づいて、美容サロン20毎に請求すべき金額を計算する。
これにより、広告システム10の運営者は、美容サロン20毎に請求すべき金額を正確に知ることができ、その金額をシステム利用料金などとして各美容サロン20に請求することができる。よって、広告システム10の運営者は、各広告主70から支払われる広告料金に加えて、各美容サロン20から支払われるシステム利用料金を収益とすることができる。
また、QRコード(登録商標)41に基づく広告動画へのアクセス数が所定数に達したことに基づいて、美容サロン20への課金がなされるように設定しておくことで、美容サロン20は、アクセス数が所定数に達するまでは、無料で美容サロン用サービスを利用することができる。そして、広告システム10の運営者は、美容サロン用サービスの利用を開始することへの敷居を低くして、美容サロン用サービスの普及を促進できる。
[その他の実施形態]
本願発明は、上記の各実施の形態には限定されず、発明の具現化にあたっては本願発明の発明思想の範囲内において適宜の変更構成が可能である。
例えば、上記実施形態において、広告動画は、美容サロン20が提供するサービスや取り扱っている商品(シャンプー、リンス、化粧品、等)についての広告動画であってもよい。
すなわち、美容サロン20自体が広告主となって、広告システム10により広告動画を配信することで、美容サロン20のユーザを含む不特定の多くの人々に対して、美容サロン20のサービスや商品を宣伝し、ユーザや購買者を増やすことにより、美容サロン20の収益を増大させることができる。
また、上記実施形態において、広告サーバ30は、ユーザ端末60から受信したアンケート回答情報に基づいて、カテゴリ別にユーザ情報を管理するためのデータベースを有するものであってもよい。
例えば、カテゴリとして年齢層を設定して年齢層別(例えば、20代以下、30代、40代、50代、60代)にユーザ情報をデータベースで管理し、ターゲットとするユーザの年齢層・性別の広告動画を、該当するユーザのユーザ端末60に配信することで、関心の低い広告動画が配信・再生されることによるユーザの時間浪費、精神的負担、等を軽減するとともに、広告配信の無駄を抑制して、広告効果を向上させることができる。
また、上記実施形態において、美容サロン20に対するシステム利用料金の請求処理を自動化することも可能である。また、広告主70に対する広告料金の請求処理を自動化することも可能である。
その際、広告料金及びシステム利用料金の自動請求機能を広告サーバ30に持たせてもよく、料金処理専用のシステムに持たせてもよい。料金の請求処理の自動化により、広告システム10の運営者サイドの料金処理の手間を大幅に軽減できる。
なお、本実施形態においては、広告動画受信部31において受信した広告主70から提供された広告動画が、広告システム10の運営者により、予め、不適切な表現、内容の有無を事前に審査される場合を例に説明したが、広告サーバ30が自動審査機能を有することにより、アップロードされた広告動画の内容、サイズ(データ量、表示サイズ)や再生時間等が適切であるか否かを自動でチェックするように構成することもできる。
これにより、広告システム10の運営者サイド及び広告主の広告動画の取り扱いに関する手間を省き、広告サーバ30の広告動画のスムーズな配信を実現できる。
10 広告システム
20 美容サロン(サービス提供店)
30 広告サーバ
31 広告動画受信部
32 広告動画配信部
33 ユーザ情報管理部
34 アンケート実施部
35 アンケート回答受信部
36 ポイント付与部
37 ターゲット層設定指示部
38 報酬計算部
39a 広告主請求金額計算部
39b 店請求金額計算部
40 二次元コード表示物
41 QRコード(登録商標)(二次元コード)
60 ユーザ端末
60a タッチパネル
70 広告主
80 SNSサーバ
90 ネットワーク

Claims (9)

  1. サービス提供店を利用して広告動画による広告を行う広告システムであって、
    前記サービス提供店に設置された二次元コード表示物と、前記広告動画を配信する広告サーバと、を有し、
    前記二次元コード表示物は、
    前記サービス提供店の公式アカウントに前記サービス提供店のユーザの個人アカウントを登録するための登録用画面のURL情報と前記サービス提供店の固有情報とを含む二次元コードを、前記ユーザが使用権原を有するユーザ端末により読み取り可能に表示し、
    前記公式アカウント及び前記個人アカウントは、前記個人アカウントを持つ前記ユーザ端末に表示させたトーク画面上で、前記公式アカウントと前記個人アカウントとの間でメッセージのやり取りを可能とするソーシャルネットワークサービスに登録されたアカウントであり、
    前記広告サーバは、
    前記公式アカウントに登録した前記個人アカウントの情報として、前記ユーザのアカウント表示名及びユーザIDのみを前記ソーシャルネットワークサービスから取得し、当該アカウント表示名及び当該ユーザIDと前記サービス提供店の固有情報とを関連付けて前記サービス提供店毎のユーザ情報を管理するユーザ情報管理部と、
    広告主が使用権原を有する広告主端末から広告動画を受信する広告動画受信部と、
    前記広告動画受信部により受信した前記広告動画を、前記サービス提供店の前記公式アカウントに登録された前記個人アカウントを持つ前記ユーザ端末からアクセス可能に管理する広告動画配信部と、
    前記ユーザ端末により前記広告動画が再生されたことに基づいて、前記サービス提供店のみで使用可能な店固有ポイントを前記ユーザ端末の使用権原を有する前記ユーザに付与するポイント付与部と、を有し、
    前記広告動画配信部は、前記公式アカウント毎に前記広告動画を選定し、当該選定した前記広告動画にアクセスするための前記公式アカウントのリッチメニューを、前記ソーシャルネットワークサービスを介して前記トーク画面に表示可能とし、
    前記広告動画配信部は、前記リッチメニューに対する前記ユーザの操作に基づいて、前記ユーザ端末からのアクセスを受け付ける、広告システム。
  2. 前記ポイント付与部は、前記広告動画毎に前記店固有ポイントの付与上限値を定めている、請求項1の広告システム。
  3. 前記ソーシャルネットワークサービスは、前記公式アカウント毎に広告を行うターゲット層を設定し、当該ターゲット層に含まれる前記個人アカウントの前記トーク画面に前記リッチメニューを表示可能であり、
    前記広告サーバは、前記ソーシャルネットワークサービスに対し、前記ターゲット層の設定を指示するためのターゲット層設定指示部を有する、請求項1の広告システム。
  4. 前記広告サーバは、
    前記広告動画による広告対象商品又は広告対象サービスに関するアンケートを実施するためのアンケートページにアクセスするための前記リッチメニューを、前記ソーシャルネットワークサービスを介して、前記個人アカウントの前記トーク画面に表示させるためのアンケート実施部と、
    前記アンケートページ上で入力されたアンケート回答情報を前記ユーザ端末から受信するアンケート回答受信部と、を有し、
    前記ポイント付与部は、
    前記アンケート回答情報を受信したことに基づいて、前記アンケート回答情報の送信元の前記ユーザ端末の使用権原を有する前記ユーザに前記店固有ポイントを付与する、請求項1の広告システム。
  5. 前記アンケート回答情報を受信したことに基づいて付与される前記店固有ポイントは、前記広告動画が再生されたことに基づいて付与される前記店固有ポイントよりも大きい、請求項4の広告システム。
  6. 前記広告サーバは、前記ユーザに付与した前記店固有ポイントを前記サービス提供店毎に集計し、その集計した値に基づいて、前記サービス提供店毎に支払うべき報酬の値を計算する報酬計算部を有する、請求項1の広告システム。
  7. 前記広告サーバは、前記広告動画毎の配信回数をカウントし、そのカウントした値に基づいて、前記広告動画の広告主毎に請求すべき金額を計算する広告主請求金額計算部を有する、請求項1の広告システム。
  8. 前記広告サーバは、前記二次元コード表示物が表示した前記二次元コードに基づく前記広告動画へのアクセス数を前記サービス提供店毎に集計し、その集計した値に基づいて、前記サービス提供店毎に請求すべき金額を計算する店請求金額計算部を有する、請求項1の広告システム。
  9. 前記店請求金額計算部は、前記アクセス数が閾値を超えたことを条件として、前記サービス提供店毎に請求すべき金額を計算する、請求項8の広告システム。
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