JP7310493B2 - 中空被覆撚り線製造装置、及び中空被覆撚り線製造方法 - Google Patents
中空被覆撚り線製造装置、及び中空被覆撚り線製造方法 Download PDFInfo
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Description
この接触を電気的に検出することにより、手足等の挟み込みを検出できるようにしている。
ここで、長尺な中空被覆撚り線を製造する場合、上述のようなグリッパにより引抜く方法を用いると、グリッパの可動範囲を拡大しなければならないため、装置自体が大きくなってしまうという欠点があった。
その対策として、一対のローラーでセンターダミー線やサイドダミー線を挟み込み、ローラーの回転によって引き抜く方法が考えられてきた(例えば、特許文献2参照)。
前記被覆線の他方端近傍を把持可能な第二クランプと、前記一方端から突出した前記サイドダミー線、又は前記センターダミー線の一部を把持して、前記第一クランプから離れる方向に移動可能なグリッパと、前記被覆線の長手方向に対して垂直方向に回転軸を有し、前記被覆線の長手方向を挟んで対向して配置された、螺旋状の溝を有する回転体と、前記回転体の回転を制御する回転制御部を具備している。
ここで、導線2は、金属線周りに導電性の被覆が施されていて、導線2同士が接触したときに、両導線2間において電気的導通が得られるようになっている。
本実施形態の中空被覆撚り線製造装置10は、図3に示すように、第一クランプ11と第二クランプ12、グリッパ13、グリッパ移動装置14、回転部15、回転体間隔調整部17、回転体昇降装置18、センサ19、制御用パソコン20、不図示のガス注入器、及び不図示のクランプ間隔調整部をから構成されている。
第一クランプ11は、被覆線4の一方端L1近傍を把持可能となっている。
第二クランプ12は、被覆線4の他方端L2近傍を把持可能となっている。
なお、第二クランプ12は、不図示のガス注入器と、不図示のクランプ間隔調整部に繋がっている。
グリッパ13は、被覆線4の一方端L1から突出したサイドダミー線1あるいはセンターダミー線3を把持可能なものであり、把持した際に、サイドダミー線1やセンターダミー線3が滑らないように、グリッパの先端部に細かい凹凸状の加工が施されている。
グリッパ移動装置14は、シリンダとグリッパ13によって構成され、装置天井部に設置されている。
ここで、上述のシリンダは、リニアガイド一体型のシリンダが好ましい。リニアガイド一体型のシリンダを用いることで、ダミー線を被覆線4からぶれることなく移動することが出来る。
また、グリッパ移動装置14は、制御用パソコン20にあるグリッパ移動制御部21と繋がっている。
本実施形態の回転部15は、図4のように、回転体二つ(以下、回転体16A、回転体16Bと称する。)と回転体間隔調整部17から構成されている。
更に、回転部15は、制御用パソコン20にある回転制御部23と繋がっている。
なお、図4(a)は、回転部15を上から見た概念図であり、図4(b)は、回転部15を側面から見た概念図である。
また、本実施形態の回転体16Aと回転体16Bは、図4(b)に示すように、双方ともに、上部にテーパー部が、下部にローレット綾目 が加工されており、更に、螺旋状の溝が、テーパー部分とローレット綾目 部分の両方に掛かるように、回転体の中央部に加工されている。
一方、サイドダミー線1やセンターダミー線3が、回転部15の下部から更に下方向に逃げようとしても、図5(b)に示すように、回転体16Aの下部端にある出っ張り部によって防がれる。
そうすることにより、サイドダミー線1とセンターダミー線3の夫々を、確実に、溝の中に収めることができる。
この実施形態は、回転部15が回転体16Bと回転体16Cで構成され、片側の回転体16Bのみに螺旋状の溝加工を施した例である。
回転体間隔調整部17は、サイドダミー線1やセンターダミー線3を、回転体16Aと回転体16Bで挟むために、回転体16Aと回転体16Bの間隔を調整する。
本実施形態では、回転体16Bに接続されたシリンダを用いて調整が可能となっている。
回転体昇降装置18は、回転部15を上下方向(図3の黒矢印方向)に移動することを可能にしている。
ここで、回転体昇降装置18は、制御用パソコン20にある回転体昇降制御部22と繋がっている。
本実施形態では、シリンダを用いて昇降動作が可能となっている。
センサ19は、サイドダミー線1あるいはセンターダミー線3が、回転部15付近に近づいた際に反応するもので、制御用パソコン20にある回転制御部23と繋がっている。
本実施形態では、レーザーを用いた非接触の検知センサを用いた。
制御用パソコン20は、グリッパ移動制御部21、回転体昇降制御部22、回転制御部23を有している。
これにより、グリッパ移動制御部21は、グリッパ13の移動を制御することが出来て、サイドダミー線1やセンターダミー線3を把持するためにグリッパ13を、第一クランプ11に近づける方向に移動することや、サイドダミー線1やセンターダミー線3を把持したグリッパ13を、第一クランプ11から離れる方向に移動することが可能となる(図3の白抜き矢印方向)。
まず、被覆線4の端部近傍の被覆を除去し、内包された撚り線の一部を露出させる。その後、露出させた撚り線の撚りをほぐし、グリッパ13で掴みやすいよう、サイドダミー線1、導線2、センターダミー線3をばらけさせる(ステップ1)。
次に、図3に示すように被覆線4の一方端L1の近傍を第一クランプ11により把持すると共に、他方端L2近傍を第二クランプ12により把持する。そして、不図示のガス注入器により他方端L2から被覆線4内に、ガスを注入すると共に、不図示のクランプ間隔調整部により、第二クランプ12を移動させ、クランプ間隔を調節する(ステップ2)。
そして、被覆線4の一方端L1から突出したセンターダミー線3を、グリッパ13により把持する(ステップ3)。
そして、すべてのダミー線を引抜くことにより、中空被覆撚り線5を得ることができる。
特許請求の範囲に記載された技術範囲において、その内容を変更することができるものである。
2:導線
3:センターダミー線
4:被覆線
5:中空被覆撚り線
10:中空被覆撚り線製造装置
11:第一クランプ
12:第二クランプ
13:グリッパ
14:グリッパ移動装置
15:回転部
16A、16B、16C:回転体
17:回転体間隔調整部
18:回転体昇降装置
19:センサ
20:制御用パソコン
21:グリッパ移動制御部
22:回転体昇降制御部
23:回転制御部
Claims (5)
- サイドダミー線と導線とを、センターダミー線の周りに巻きつけて撚り線を形成し、前記撚り線周りに外皮を被覆することから成る被覆線を用いて、前記被覆線の端部から前記センターダミー線と前記サイドダミー線とを引抜いて中空被覆撚り線を形成する、中空被覆撚り線製造装置であって、
前記被覆線の一方端近傍を把持可能な第一クランプと、
前記被覆線の他方端近傍を把持可能な第二クランプと、
前記一方端から突出した前記サイドダミー線、又は前記センターダミー線の一部を把持して、前記第一クランプから離れる方向に移動可能なグリッパと、
前記被覆線の長手方向に対して垂直方向に回転軸を有し、前記被覆線の長手方向を挟んで対向して配置された、螺旋状の溝を有する回転体と、
前記回転体の回転を制御する回転制御部と、
を具備することを特徴とする中空被覆撚り線製造装置。 - 前記回転体における螺旋状の溝が、
引き抜く線の線径よりも大きいこと
を特徴とする請求項1に記載の中空被覆撚り線製造装置。 - 前記回転体が、
表面に細かい凹凸加工を施されていること
を特徴とする請求項1または請求項2に記載の中空被覆撚り線製造装置。 - 前記回転体が、
前記回転軸に対してテーパーをなす部分と、表面に細かい凹凸加工を施した部分とを有すること
を特徴とする請求項1または請求項2に記載の中空被覆撚り線製造装置。 - サイドダミー線と導線とを、センターダミー線の周りに巻きつけて撚り線を形成し、前記撚り線周りに外皮を被覆することから成る被覆線を用いて、前記被覆線の端部から前記センターダミー線と前記サイドダミー線とを引抜いて中空被覆撚り線を形成する、中空被覆撚り線製造方法であって、
前記被覆線における一方端の端部近傍の外皮部分を除去し、前記撚り線の一部を露出させる第1工程と、
前記被覆線の一方端近傍を把持すると共に、前記被覆線の他方端近傍を把持し、把持間隔を調整し、露出させた前記撚り線の一部から、前記センターダミー線を突出させると共に、前記サイドダミー線の一部を突出させる第2工程と、
突出させた前記センターダミー線と前記サイドダミー線の夫々の一部を個々に引き出し、前記被覆線の長手方向に対して垂直方向に回転する螺旋状の溝に、前記センターダミー線と前記サイドダミー線の夫々の一部を取り込ませて、前記被覆線から引抜く第3工程と、
を有する中空被覆撚り線製造方法
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JP2019175110A JP7310493B2 (ja) | 2019-09-26 | 2019-09-26 | 中空被覆撚り線製造装置、及び中空被覆撚り線製造方法 |
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Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017152248A (ja) | 2016-02-25 | 2017-08-31 | 日立金属株式会社 | 中空被覆撚り線製造装置および中空被覆撚り線の製造方法 |
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