JP7309954B2 - 画像形成装置及びプログラム - Google Patents

画像形成装置及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP7309954B2
JP7309954B2 JP2022050576A JP2022050576A JP7309954B2 JP 7309954 B2 JP7309954 B2 JP 7309954B2 JP 2022050576 A JP2022050576 A JP 2022050576A JP 2022050576 A JP2022050576 A JP 2022050576A JP 7309954 B2 JP7309954 B2 JP 7309954B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
image
unerased
paper feed
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2022050576A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2022076003A (ja
Inventor
一真 中山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba TEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from JP2017078199A external-priority patent/JP2018180215A/ja
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba TEC Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2022050576A priority Critical patent/JP7309954B2/ja
Publication of JP2022076003A publication Critical patent/JP2022076003A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7309954B2 publication Critical patent/JP7309954B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Description

本発明の実施形態は、画像形成装置及びプログラムに関する。
画像形成装置には、消色トナー又は通常トナーによって用紙に画像を形成する機能と用紙上に形成された消色トナーによる画像を消色する機能とを有するものがある。そのような画像形成装置は、動作モードを切り替えることによりカセットから供給される用紙に画像形成する機能と、当該カセットから供給される用紙を加熱して消色する機能とを実現する。
消色処理が途中で中止されると、カセットに未消色の用紙が残る場合がある。カセットに未消色の用紙が残ったままで画像形成処理を実行すると、画像形成装置は、未消色の用紙に画像を印刷できてしまうという問題点がある。
特開2014-063130号公報
上記の課題を解決するため、未消色の用紙に画像を形成することを抑制する画像形成装置及びプログラムを提供する。
実施形態によれば、画像形成装置は、給紙部と、処理部と、を備える。給紙部は、用紙を格納する。処理部は、前記給紙部に格納される消色可能な色材により画像を形成された用紙に対し前記画像の色を消す消色処理を実行し、前記消色処理を中止すると、前記給紙部に格納される用紙を取り出す旨の警告を発し、前記消色処理を完了すると、前記警告を発しない。前記処理部は、所定の動作を完了してから所定の時間が経過した後に設定値を初期値に更新するオートクリア機能を実行し、前記給紙部の少なくとも1つに格納された消色可能な色材により画像を形成された用紙に対し前記画像の色を消す消色処理を中止した場合に、オートクリア機能を動作させない。
図1は、実施形態に係る複合機の断面図の例である。 図2は、実施形態に係る複合機の構成例を示すブロック図である。 図3は、実施形態に係る警告画面の構成例を示す図である。 図4は、実施形態に係る複合機の動作例を示すフローチャートである。 図5は、実施形態に係る複合機の動作例を示すフローチャートである。
以下、実施の形態について、図面を参照して説明する。
実施形態に係る複合機(MFP,Multi-Functional Peripheral)は、カセット又は手差しにセットされた用紙に画像を形成する。また、複合機は、消色可能トナー又は消色可能インク等の消色可能な色材により画像を形成された記録用紙等のシートに対し、画像の色を消す消色処理を施す。消色可能な色材は、呈色性化合物、顕色剤、消色剤等を含む。呈色性化合物は、例えばロイコ染料が挙げられる。顕色剤は、例えばフェノール類が挙げられる。消色剤は、加熱されると呈色性化合物と相溶し、顕色剤と親和性を有さない物質が挙げられる。消色可能な色材は、呈色性化合物と顕色剤との相互作用により発色し、消色温度以上の加熱により呈色性化合物と顕色剤との相互作用が絶たれるため、消色する。複合機は、画像を形成する用紙(通常用紙)をセットするカセット又は手差しと同一のカセット又は手差しにセットされる未消色用紙を消色する。
図1は、実施形態に係る複合機10の構成例を概略的に示す断面図である。本実施形態に係る複合機10は、画像形成装置として機能する。図1に示すように、複合機10は、スキャナ1、プリンタ2、操作パネル4及びシステム制御部5を有する。
スキャナ1は、原稿の画像を読み取って画像データに変換する装置である。スキャナ1は、たとえば、原稿の読取面における画像を画像データに変換するCCDラインセンサなどにより構成する。スキャナ1は、原稿台ガラスに載置された原稿をスキャンするものであってもよいし、自動原稿送り装置(ADF:Auto Document Feeder)が搬送する原稿の画像を読み取るものであってもよい。また、スキャナ1は、原稿のサイズを検知する機能(原稿検知機能)を有する。スキャナ1は、たとえば、複合機10の本体上部に設置する。スキャナ1は、システム制御部5により制御される。スキャナ1は、原稿の画像データをシステム制御部5へ出力する。
プリンタ2は、被画像形成媒体としての通常用紙に画像を形成する。プリンタ2は、カラー画像を通常用紙に印刷するカラー印刷機能と、モノクロ(たとえば、黒)の画像を通常用紙に印刷するモノクロ印刷機能とを有する。たとえば、プリンタ2は、電子写真方式の画像形成装置である。プリンタ2は、複数色(例えば、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)の3色)のトナーを用いてカラー画像を形成する。また、プリンタ2は、モノクロ(例えば、黒)のトナーを用いてモノクロ画像を形成する。
また、プリンタ2は、未消色用紙を消色する消色機能を有する。プリンタ2は、未消色用紙を所定の温度に加熱して消色する。プリンタ2は、後述する加熱部29に所定の消色温度を設定し、未消色用紙を加熱部29に供給して消色する。
図1に示す構成例において、プリンタ2は、給紙部として、給紙カセット20(20A、20B及び20C)を有する。給紙カセット20は、通常用紙又は未消色用紙を供給する給紙部である。たとえば、各給紙カセット20A、20B及び20Cは、複合機10本体の下部に開閉可能(又は、着脱可能)な状態で設けられる。これらの給紙カセット20A、20B及び20Cは、それぞれに設定した種類(例えば、サイズ又は紙質)の用紙を収納する。給紙部としての給紙カセット3個に限定されるものではない。たとえば、給紙カセットは、1又は2個であってもよいし、4個以上であってもよい。
各給紙カセット20A、20B及び20Cは、それぞれピックアップローラ21A、21B及び21Cを有する。ピックアップローラ21A、21B及び21Cは、各給紙カセット20A、20B及び20Cから用紙を一枚ずつ取り出す。ピックアップローラ21A、21B及び21Cは、取り出した用紙を複数の搬送ローラなどから構成される搬送部22へ供給する。
各給紙カセット20A、20B及び20Cは、残量センサ32A、32B及び32Cを有する。残量センサ32A、32B及び32Cは、各給紙カセット20A、20B及び20Cが格納する用紙の量を検出する。たとえば、残量センサ32(32A、32B及び32C)は、給紙カセット20に堆積される用紙の高さを検出する。たとえば、残量センサ32は、給紙カセット20内において用紙が堆積するトレイの高さを検出する。残量センサ32は、トレイの高さを複数の段階(0%、25%など)で検出するものであってもよい。なお、残量センサ32は、レーザなどを用いて用紙の量を検出するものであっても、重さを検出することによって用紙の量を検出するものであってもよい。残量センサ32の構成は、特定の構成に限定されるものではない。
各給紙カセット20A、20B及び20Cは、開閉センサ33A、33B及び33Cを有する。開閉センサ33A、33B及び33Cは、各給紙カセット20A、20B及び20Cが外部に開放されたかを検出する。即ち、開閉センサ33(33A、33B及び33C)は、給紙カセット20が引き出され用紙を取り出し可能に開放されたかを検出する。
また、プリンタ2は、給紙部として、手差しトレイ34を有する。手差しトレイ34は、通常用紙又は未消色用紙を供給する。たとえば、手差しトレイ34は、複合機10の側面に形成される。また、手差しトレイ34は、開閉可能な構造を有し、開放状態である場合に手差しトレイ34上に用紙セットすることができる構造である。給紙部としての手差しトレイは、2個以上であってもよい。
手差しトレイ34は、ピックアップローラ21Dを有する。ピックアップローラ21Dは、手差しトレイ34から用紙を一枚ずつ取り出す。ピックアップローラ21Dは、取り出した搬送部22へ供給する。
手差しトレイ34は、用紙センサ36を有する。用紙センサ36は、手差しトレイ34に用紙が堆積しているかを検出する。たとえば、用紙センサ36は、手差しトレイ34上に形成された突起として形成される。用紙センサ36は、突起が用紙によって押されると、手差しトレイ34に用紙が堆積していることを検出する。なお、用紙センサ36は、レーザなどを用いて用紙の堆積を検出するものであってもよい。用紙センサ36の構成は、特定の構成に限定されるものではない。また、用紙センサ36は、手差しトレイ34上に堆積している用紙の量を検出するものであってもよい。
搬送部22は、プリンタ2内で用紙を搬送する。搬送部22は、ピックアップローラ21A、21B及び21Cにより供給された用紙をレジストローラ24へ搬送する。また、搬送部22は、ピックアップローラ21Dにより供給された用紙をレジストローラ24へ搬送する。レジストローラ24は、中間転写ベルト27から用紙に画像を転写するタイミングで、当該用紙を転写位置へ搬送する。
ジャムセンサ23は、搬送部22が搬送する用紙が詰まったこと(ジャム)を検出する。たとえば、ジャムセンサ23は、詰まった用紙が接触したことを検出する。ジャムセンサ23は、搬送部22の経路上に複数個設置されてもよい。
画像形成部25(25Y、25M、25C及び25K)、露光部26、中間転写ベルト27及び転写部28は、画像を形成する画像形成手段として機能する。画像形成部25(25Y、25M、25C及び25K)は、用紙に転写する画像を形成する。図1に示す構成例において、画像形成部25Yは、イエローのトナーで画像を形成する。画像形成部25Mは、マゼンタのトナーで画像を形成する。画像形成部25Cは、シアンのトナーで画像を形成する。画像形成部25Kは、ブラックのトナーで画像を形成する。各画像形成部25(25Y、25M、25C及び25K)は、各色の画像を中間転写ベルト27上で重ね合わせて転写する。これにより、中間転写ベルト27上には、カラー画像が形成される。
露光部26は、レーザ光により各画像形成部25(25Y、25M、25C及び25K)の感光体ドラム(像坦持体)に静電潜像を形成する。露光部26は、画像データに応じて制御するレーザ光をポリゴンミラーなどの光学系を介して感光体ドラムに照射する。露光部26からのレーザ光は、各感光体ドラムの表面に静電潜像を形成する。露光部26は、システム制御部5からの制御信号に応じてレーザ光を制御する。各感光体ドラムに形成する静電潜像は、各色のトナーで現像する画像である。たとえば、露光部26は、レーザ光のパワーをシステム制御部5からの制御信号に応じて制御する。また、露光部26は、レーザ光の発光を制御するためのパルス幅の変調量などもシステム制御部5からの制御信号に応じて制御する。
各画像形成部25(25Y、25M、25C及び25K)は、それぞれの感光体ドラムに形成された静電潜像を各色のトナーで現像する。各画像形成部25(25Y、25M、25C及び25K)は、感光体ドラム上に可視像としてのトナー像を形成する。中間転写ベルト27は、中間転写体である。各画像形成部25(25Y、25M、25C及び25K)は、感光体ドラム上に形成したトナー像を中間転写ベルト27上に転写(一次転写)する。各画像形成部25(25Y、25M、25C及び25K)は、一次転写位置でトナー像に転写バイアスを与える。各画像形成部25(25Y、25M、25C及び25K)は、転写電流によって転写バイアスを制御する。各感光体ドラム上のトナー像は、それぞれの一次転写位置で転写バイアスにより中間転写ベルト27に転写される。システム制御部5は、各画像形成部が一次転写処理に用いる転写電流を制御する。
また、各画像形成部25Y、25M、25C及び25Kは、それぞれ電位センサおよび濃度センサなどのセンサを有する。電位センサは、感光体ドラムの表面電位を検知するセンサである。各画像形成部25Y、25M、25C及び25Kにおいて、帯電チャージャは、露光部26により露光される前に、感光体ドラムの表面を帯電する。システム制御部5は、帯電チャージャによる帯電条件が変更できる。電位センサは、帯電チャージャにより表面が帯電された感光体ドラムにおける表面電位を検知する。濃度センサは、中間転写ベルト27上に転写したトナー像の濃度を検知する。また、濃度センサは、感光体ドラム上に形成したトナー像を検知するものであっても良い。
たとえば、モノクロ画像を形成する場合、画像形成部25Kは、ブラック(モノクロ)のトナーで現像したトナー像(可視像)を中間転写ベルト27上に転写する(一次転写する)。この結果、中間転写ベルト27は、ブラック(モノクロ)のトナーで形成されたモノクロ画像を保持する。
また、カラー画像を形成する場合、各画像形成部25Y、25M、25C及び25Kは、各色(イエロー、マゼンタ、シアン及びブラック)のトナーで現像したトナー像(可視像)を中間転写ベルト27上に重ねて転写する(一次転写する)。この結果、中間転写ベルト27は、各色のトナー像が重なり合ったカラー画像を保持する。
転写部28は、中間転写ベルト27上のトナー像を二次転写位置において用紙に転写する。二次転写位置は、中間転写ベルト27上のトナー像を用紙に転写する位置である。二次転写位置は、支持ローラ28a及び二次転写ローラ28bが対向する位置である。転写部28は、二次転写位置に転写電流によって制御する転写バイアスを与える。転写部28は、転写バイアスにより中間転写ベルト27上のトナー像(消色トナー像或いは通常トナー像)を用紙に転写する。システム制御部5は、二次転写処理に用いる転写電流を制御する。たとえば、システム制御部5は、消色トナー像を転写する場合の転写電流と通常トナー像を転写する場合の転写電流とをそれぞれ制御するようにしても良い。
加熱部29は、トナーを用紙に定着させる機能を有する。たとえば、実施形態において、加熱部29は、用紙に与える熱により用紙にトナー像を定着させるものとする。
また、加熱部29は、消色トナーを消色させる機能を有する。加熱部29は、消色トナーに熱を与えることで消色トナーを消色する。
加熱部29は、用紙を加熱する構成を有する。図1に示す構成例では、加熱部29は、ヒータ29aを内蔵したヒートローラ29bとヒートローラ29bに加熱された加熱ベルトに加圧状態で接する加圧ローラ29cとにより構成する。ヒータ29aは、温度制御可能なものである。たとえば、ヒータ29aは、ハロゲンランプ等のヒータランプで構成してもよいし、誘導加熱(IH)方式のヒータであってもよい。また、ヒータ29aは、複数のヒータで構成しても良い。
たとえば、通常用紙にトナー像を定着させる定着処理を行う場合、システム制御部5は、加熱部29を定着温度に制御する。定着温度に制御された加熱部29は、転写部28によりトナー像が転写された通常用紙を加圧しつつ定着温度で加熱する。これにより、加熱部29は、通常用紙にトナー像を定着させる。また、加熱部29は、定着処理した通常用紙を排紙部30あるいはADU31の何れかへ搬送する。
加熱部29により定着処理した通常用紙を排紙する場合、システム制御部5は、当該通常用紙を排紙部30へ搬出する。また、加熱部29により定着処理した用紙の裏面にも画像を形成する場合、システム制御部5は、当該通常用紙を一旦、排紙部30側へ搬送した後、スイッチバックしてADU31へ搬送する。この場合、ADU31は、スイッチバックにより反転させた用紙を再度、レジストローラ24の手前に供給する。
また、未消色用紙を消色する消色処理を行う場合、システム制御部5は、加熱部29を定着温度よりも高い消色温度(又は、用紙を消色温度で加熱可能な温度)に制御する。消色温度に制御された加熱部29は、転写部28によりトナー像が転写された未消色用紙を加圧しつつ消色温度で加熱する。これにより、加熱部29は、未消色用紙上で画像を形成する消色トナーを無色化し、未消色用紙を消色する。
加熱部29により消色処理した用紙を排紙する場合、システム制御部5は、当該用紙を排紙部30へ搬出する。
操作パネル4は、ユーザインターフェースである。操作パネル4は、操作部4bと表示部4aとを有する。
操作部4bは、ユーザによって、種々の操作指示が入力される。操作部4bは、ユーザに入力された操作指示のデータをシステム制御部5へ出力する。操作部4bは、たとえば、キーボード、テンキー及びタッチパネルなどである。ここでは、操作部4bは、タッチパネルから構成されるものとする。
表示部4aは、システム制御部5の制御により種々の情報を表示する表示装置である。表示部4aは、たとえば、液晶モニタなどである。ここでは、表示部4aは、タッチパネルとしての操作部4bと一体的に形成される。
操作パネル4は、動作モード又は設定情報などの入力を受け付ける。たとえば、操作パネル4は、ユーザから、特定の給紙カセット(給紙部)をブラック(モノクロ)専用カセットに指定する操作を受け付ける。ここで、ブラック(モノクロ)専用カセットとは、モノクロ(ブラック)印刷のみに用いて、カラー印刷で使用することが禁止するカセット(給紙部)であるものとする。
なお、操作パネル4は、さらに物理的なボタンを備えてもよい。操作パネル4は、ボタンに入力された情報をシステム制御部5へ出力する。
排紙部30は、画像を形成された用紙又は消色された用紙を堆積する。図1が示す例では、排紙部30は、プリンタ2とスキャナ1との間に形成される。なお、排紙部30は、いずれの箇所に形成されてもよい。
次に、複合機10の制御系の構成例について説明する。
図2は、複合機10の制御系の構成例を示す。図2が示すように、複合機10は、システム制御部5、表示部4a、操作部4b、ピックアップローラ21(21A乃至21D)、搬送部22、ジャムセンサ23、加熱部29、残量センサ32、開閉センサ33及び用紙センサ36などから構成される。システム制御部5は、プロセッサ11及びメモリ12から構成される。プロセッサ11と各部とは、互いにデータバスなどを介して互いに接続する。
プロセッサ11(処理部)は、複合機10全体の動作を制御する機能を有する。プロセッサ11は、内部キャッシュ及び各種のインターフェースなどを備えてもよい。プロセッサ11は、内部キャッシュ又はメモリ12が予め記憶するプログラムを実行することにより種々の処理を実現する。
なお、プロセッサ11がプログラムを実行することにより実現する各種の機能のうちの一部は、ハードウエア回路により実現されるものであってもよい。この場合、プロセッサ11は、ハードウエア回路により実行される機能を制御する。
メモリ12は、種々のデータを格納する。たとえば、メモリ12は、ROM、RAM及びNVMとして機能する。
たとえば、メモリ12は、制御プログラム及び制御データなどを記憶する。制御プログラム及び制御データは、複合機10の仕様に応じて予め組み込まれる。たとえば、制御プログラムは、複合機10で実現する機能をサポートするプログラムなどである。
また、メモリ12は、プロセッサ11の処理中のデータなどを一時的に格納する。また、メモリ12は、アプリケーションプログラムの実行に必要なデータ及びアプリケーションプログラムの実行結果などを格納してもよい。
また、メモリ12は、各給紙カセット20及び手差しトレイ34(給紙部)に対して、未消色用紙が格納されていることを示す未消色用紙フラグを格納する記憶領域12a(記憶部)を有する。未消色用紙フラグは、対応する給紙部に未消色用紙が格納されていることを示す。たとえは、未消色用紙フラグが立っている(たとえば、「1」がセットされている)場合、未消色用紙フラグは、対応する給紙部に未消色用紙が格納されていることを示す。また、未消色用紙フラグが倒れている(たとえば、「0」がセットされている)場合、未消色用紙フラグは、対応する給紙部に未消色用紙が格納されていないことを示す。ここでは、記憶領域12aは、給紙カセット20A、20B並びに20C及び手差しトレイ34のそれぞれに対応する未消色用紙フラグを格納する。
表示部4a、操作部4b、ピックアップローラ21、搬送部22、ジャムセンサ23、加熱部29、残量センサ32、開閉センサ33及び用紙センサ36については、前述した通りである。
次に、プロセッサ11が実現する機能について説明する。
まず、プロセッサ11は、給紙部にセットされた未消色用紙を消色する機能を有する。
たとえば、ユーザは、給紙部(給紙カセット20A、20B若しくは20C又は手差しトレイ34)に未消色用紙をセットする。プロセッサ11は、操作部4bを通じてユーザから消色処理を行う操作を受け付ける。また、プロセッサ11は、操作部4bを通じてユーザから未消色用紙をセットした給紙部の選択を受け付ける。たとえば、プロセッサ11は、各給紙部を示すアイコンを表示し、選択操作としてアイコンへのタップを受け付ける。
プロセッサ11は、加熱部29に消色温度を設定する。加熱部29は、ヒータ29aを消色温度に加熱する。
また、プロセッサ11は、選択された給紙部から未消色用紙を取り出す。たとえば、プロセッサ11は、給紙部に対応するピックアップローラ(ピックアップローラ21A、21B、21C又は35)を動作し未消色用紙を取り出す。プロセッサ11は、搬送部22を用いて、取り出された未消色用紙を加熱部29に搬送する。
前述のように、加熱部29は、消色温度に設定される。そのため、プロセッサ11は、未消色用紙を加熱部29へ供給することで未消色用紙を消色温度で加熱する。未消色用紙のトナーは、消色温度で加熱されることで消色する。
プロセッサ11は、搬送部22を用いて、消色された用紙を排紙部30へ排出する。 プロセッサ11は、選択された給紙部から未消色用紙がなくなるまで上記の動作を繰り返す。
また、プロセッサ11は、消色処理を中止した場合に、未消色用紙がセットされている給紙部に対応する未消色用紙フラグを立てる機能を有する。
プロセッサ11は、所定の場合に、消色処理を中断する。たとえば、プロセッサ11は、操作部4bを通じて消色処理を中断する操作を受け付けると、消色処理を中断する。また、プロセッサ11は、ジャムセンサ23を通じて未消色用紙のジャムを検知すると、消色処理を中断する。
消色処理を中断すると、プロセッサ11は、中断した消色処理を中止するか判定する。たとえば、プロセッサ11は、中断した消色処理を中止する操作(たとえば、通常画面に戻る操作)を受け付けると、中断した消色処理を中止する。プロセッサ11は、中止した消色処理の未消色用紙がセットされる給紙部に対応する未消色用紙フラグに未消色用紙が格納されていることを示す値(たとえば、「1」)をセットする。
また、プロセッサ11は、未消色用紙フラグを立てると、給紙部から未消色用紙を取り出すことを促す警告を表示する機能を有する。
たとえば、プロセッサ11は、未消色用紙がセットされる給紙部から未消色用紙を取り出すことを促す警告(警告画面)を表示部4aに表示する。
たとえば、プロセッサ11は、未消色用紙がセットされる給紙部から未消色用紙を取り出すことを促すメッセージを表示部4aに表示する。また、プロセッサ11は、警告音を発してもよいし、警告ランプを点灯させてもよい。
図3は、警告画面100の構成例を示す。図3が示すように、警告画面100は、メッセージ101、案内図102、案内図103及びOKアイコン104などを備える。なお、警告画面100は、図3が示すような構成の他に必要に応じた構成を具備したり、特定の構成を除外したりしてもよい。
メッセージ101は、給紙部から未消色用紙を取り出すことを促す内容である。図3が示す例では、メッセージ101は、「印刷を開始する前にカセット又は手差しトレイから未消色用紙を取り出して下さい。」である。
案内図102は、給紙カセット20から未消色用紙を取り出すための図である。図3が示すように、案内図102は、給紙カセット20を引き出して未消色用紙を取り出すことを促す。
案内図103は、手差しトレイ34から未消色用紙を取り出すための図である。図3が示すように、案内図103は、手差しトレイ34から未消色用紙を引き出して取り出すことを促す。
OKアイコン104は、警告画面100を閉じるためのアイコンである。プロセッサ11は、OKアイコン104へのタップを検知すると、警告画面100を閉じる。
なお、プロセッサ11は、中断した消色処理を中止せずに再開する操作を受け付けた場合、警告画面100を表示することなく消色処理を再開する。
また、プロセッサ11は、中止することなく給紙部に格納される全ての未消色用紙の消色処理を完了した場合、警告画面100を表示することなく動作を終了する。たとえば、プロセッサ11は、印刷指示を受け付ける画面(通常画面)に戻る。
また、プロセッサ11は、所定の動作を完了してから所定の時間が経過した後に設定をリセット(各種の設定値を初期値に更新)する機能(オートクリア機能)を有する。
たとえば、プロセッサ11は、所定の動作(たとえば、消色処理又は印刷処理など)を完了すると、タイマを開始する。プロセッサ11は、タイマが所定の値に達すると、設定をリセットする。
たとえば、プロセッサ11は、印刷枚数、集約、両面印刷又は給紙部の選択などの設定をデフォルトの状態にリセットする。また、プロセッサ11は、消色処理を行う給紙部の選択又は未消色用紙フラグなどの設定をリセットする。
プロセッサ11は、ユーザが操作部4bに入力した操作に従ってオートクリア機能の有効/無効を切り替える。
また、プロセッサ11は、記憶領域12aが格納する未消色用紙フラグの少なくとも1つが立っている場合、オートクリア機能を動作させない(無効にする)。たとえば、プロセッサ11は、オートクリア機能が有効である場合に、未消色用紙フラグの少なくとも1つが立っている場合には、オートクリア機能のタイマを開始しない。また、プロセッサ11は、開始されたタイマを停止する。
また、プロセッサ11は、印刷に用いる用紙の給紙部を受け付ける場合に、未消色用紙フラグが立っている給紙部に警告を表示する機能を有する。
たとえば、プロセッサ11は、通常画面などにおいて印刷に用いる給紙部の一覧を表示して、選択を受け付ける。プロセッサ11は、未消色用紙フラグが立っている給紙部を未消色用紙が格納されていることを示す警告を付して表示する。たとえば、プロセッサ11は、使用不可能であることを示すメッセージ又はマークなどを表示する。
また、プロセッサ11は、印刷に用いる用紙の給紙部として、未消色用紙フラグが立っている給紙部の選択を受け付けた場合、給紙部から未消色用紙を取り出すことを促す警告を表示する機能を有する。
たとえば、プロセッサ11は、操作部4bを通じて印刷に用いる用紙の給紙部を選択する操作を受け付ける。選択する操作を受け付けると、プロセッサ11は、記憶領域12aから、選択された給紙部に対応する未消色用紙フラグの状態を取得する。
未消色用紙フラグの状態を取得すると、プロセッサ11は、未消色用紙フラグが立っているか判定する。未消色用紙フラグが立っていると判定すると、プロセッサ11は、給紙部から未消色用紙を取り出すことを促す警告(警告画面)を表示する。
また、プロセッサ11は、給紙部から未消色用紙が取り出されると、給紙部に対応する未消色用紙フラグをリセットする(倒す)機能を有する。
たとえば、プロセッサ11は、警告画面100を表示する間に、給紙部から未消色用紙が取り出されたことを検知すると、当該給紙部に対応する未消色用紙フラグをリセットする。即ち、プロセッサ11は、未消色用紙フラグに、未消色用紙が格納されていないことを示す値(たとえば、「0」)をセットする。なお、プロセッサ11は、他のタイミングで給紙部から未消色用紙が取り出されたことを検知した場合であっても、未消色用紙フラグをリセットしてもよい。
たとえば、給紙部が給紙カセット20である場合、プロセッサ11は、開閉センサ33を通じて給紙カセット20が用紙を取り出し可能に開放したことを検知すると、当該給紙カセット20から未消色用紙が取り出されたものと判定する。なお、プロセッサ11は、残量センサ32を通じて当該給紙カセット20の用紙の量が0となったことを検知すると、当該給紙カセット20から未消色用紙が取り出されたものと判定してもよい。
また、給紙部が手差しトレイ34である場合、プロセッサ11は、用紙センサ36を通じて手差しトレイ34から用紙がなくなったことを検知すると、手差しトレイ34から未消色用紙が取り出されたものと判定する。
なお、プロセッサ11は、画像処理などを用いて給紙部が格納する用紙にトナーによって画像が形成されているかを判定してもよい。たとえば、プロセッサ11は、用紙に画像が形成されていなければ、未消色用紙が取り出されたと判定してもよい。プロセッサ11が給紙部から未消色用紙が取り出されたかを判定する方法は、特定の方法に限定されるものではない。
次に、複合機10の動作例について説明する。
図4及び図5は、複合機10の動作例について説明するためのフローチャートである。ここでは、ユーザは、指定する給紙部に未消色用紙をセットして、操作部4bを通じて消色処理を行う操作を入力するものとする。
複合機10のプロセッサ11は、指定された給紙部にセットされた未消色用紙の消色処理を開始する(S11)。消色処理を開始すると、プロセッサ11は、消色処理を中断したか判定する(S12)。消色処理を中断していないと判定すると(S12、NO)、プロセッサ11は、当該給紙部にセットされた全ての用紙に対する消色処理が完了したか判定する(S13)。
当該給紙部にセットされた全ての用紙に対する消色処理が完了していないと判定すると(S13、NO)、プロセッサ11は、S12に戻る。
消色処理を中断したと判定すると(S12、YES)、プロセッサ11は、中断した消色処理を中止するか判定する(S13)。
中断した消色処理を中止しないと(再開すると)判定すると(S13、NO),プロセッサ11は、S12に戻る。
中断した消色処理を中止すると判定すると(S13、YES)、プロセッサ11は、当該給紙部に対応する未消色用紙フラグを立てる(S15)。
未消色用紙フラグを立てると、プロセッサ11は、オートクリア機能が有効であるか判定する(S16)。オートクリア機能が有効であると判定すると(S16、YES)、プロセッサ11は、オートクリア機能を無効にする(S17)。
オートクリア機能が有効でないと判定した場合(S16、NO)、又は、オートクリア機能を無効にした場合(S17)、プロセッサ11は、表示部4aに警告画面100を表示する(S18)。警告画面100を表示すると、プロセッサ11は、当該給紙部から未消色用紙が取り出されたか判定する(S19)。
当該給紙部から未消色用紙が取り出されたと判定すると(S19、YES)、プロセッサ11は、当該給紙部に対応する未消色用紙フラグをリセットする(S20)。
当該給紙部から未消色用紙が取り出されていないと判定した場合(S19、NO)、又は、当該給紙部に対応する未消色用紙フラグをリセットした場合(S20)、プロセッサ11は、OKアイコン104へのタップを検出したか判定する(S21)。
OKアイコン104へのタップを検出していないと判定すると(S21、NO)、プロセッサ11は、S19に戻る。
OKアイコン104へのタップを検出したと判定する(S21、YES)、プロセッサ11は、表示部4aに通常画面を表示する(S22)。ここで、ユーザは、用紙に画像を印刷するために、用紙を供給する給紙部の選択を入力するものとする。
通常画面を表示すると、プロセッサ11は、操作部4bを通じて、用紙を供給する給紙部の選択を受け付ける(S23)。用紙を供給する給紙部の選択を受け付けると、プロセッサ11は、選択された給紙部の未消色用紙フラグが立っているかを判定する(S24)。
未消色用紙フラグが立っていると判定すると(S24、YES)、プロセッサ11は、表示部4aに警告画面100を表示する(S25)。
警告画面100を表示すると、プロセッサ11は、当該給紙部から未消色用紙が取り出されたか判定する(S26)。
当該給紙部から未消色用紙が取り出されたと判定すると(S26、YES)、プロセッサ11は、当該給紙部に対応する未消色用紙フラグをリセットする(S27)。
当該給紙部から未消色用紙が取り出されていないと判定した場合(S26、NO)、又は、当該給紙部に対応する未消色用紙フラグをリセットした場合(S27)、プロセッサ11は、OKアイコン104へのタップを検出したか判定する(S28)。
OKアイコン104へのタップを検出していないと判定すると(S28、NO)、プロセッサ11は、S26に戻る。
OKアイコン104へのタップを検出したと判定した場合(S28、YES)、又は、未消色用紙フラグがリセット状態であると判定した場合(S24、NO)、プロセッサ11は、当該給紙部から用紙を取り出して画像を印刷する(S29)。
画像を印刷した場合(S29)、又は、当該給紙部にセットされた全ての用紙に対する消色処理が完了したと判定した場合(S13、YES)、プロセッサ11は、動作を終了する。
なお、プロセッサ11は、S17でNOである場合に、S14を実行してもよい。その場合、プロセッサ11は、S30を実行しなくともよい。
また、複合機10は、カラー印刷を行わないものであってもよい。複合機10は、モノクロ印刷を行うものであってもよい。また、複合機10は、消色トナーを用いて印刷を行うものであってもよいし、通常のトナーを用いて印刷を行うものであってもよい。
また、プロセッサ11は、未消色用紙フラグが立っている給紙部に応じた警告画面を表示してもよい。たとえば、給紙カセット20の未消色用紙フラグが立っている場合、プロセッサ11は、警告画面に案内図102を表示する。また、プロセッサ11は、給紙カセット20ごとに異なる案内図を表示してもよい。また、手差しトレイ34の未消色用紙フラグが立っている場合、プロセッサ11は、警告画面に案内図103を表示する。
また、プロセッサ11は、印刷に用いる用紙を供給する給紙部として未消色用紙フラグが立っている給紙部を選択する操作を受け付けなくともよい。たとえば、プロセッサ11は、S22において、未消色用紙フラグが立っている給紙部を非表示とし又はグレーアウトする。
また、プロセッサ11は、印刷に用いる用紙を供給する給紙部として未消色用紙フラグが立っている給紙部が選択された場合、印刷を開始しなくともよい。たとえば、プロセッサ11は、S28でYESであったとしても、上記の場合には印刷を開始しない。また、この場合、プロセッサ11は、印刷できない旨のエラーを表示してもよい。
また、プロセッサ11は、印刷に用いる用紙を供給する給紙部として未消色用紙フラグが立っている給紙部が選択された場合、未消色用紙フラグが倒れている他の給紙部から用紙を供給してもよい。たとえば、プロセッサ11は、この場合、S28でYESであると、他の給紙部から用紙を供給する。
また、プロセッサ11は、給紙部に未消色用紙が残存する場合に当該給紙部に対応する未消色用紙フラグを立ててもよい。たとえば、プロセッサ11は、給紙部に対する消色処理を中止すると、当該給紙部の残量センサ32又は用紙センサ36を用いて当該給紙部に用紙が残存するか判定する。プロセッサ11は、用紙が残存すると判定すると、当該給紙部に対応する未消色用紙フラグを立てる。
上記各実施形態の説明では、「消色処理」は、画像の色を消すと記述したが、画像を消去するという意味を含んで良い。すなわち、本実施形態に記載の画像形成装置は、熱により画像の色を消す装置に限定されるものではない。例えば、光の照射によってシート上の画像の色を消す装置でも、特殊シートに形成された画像の消す装置でもよい。或いは、画像形成装置は、シート上の画像を除去(消去)する装置であっても良い。画像形成装置は、シートを再利用可能にするために、シート上の画像を見えなくする構成であれば良い。
以上のように構成された複合機は、未消色用紙の消色処理が中止され給紙部に未消色用紙が残っている場合に、未消色用紙フラグを立てる。複合機は、未消色用紙フラグが立っている場合、給紙部から未消色用紙と取り出すことを促す警告を表示する。その結果、複合機は、給紙部に残った未消色用紙に画像を印刷してしまうことを防止することができる。
また、複合機は、未消色用紙フラグが立っている場合、オートクリア機能を無効とする。その結果、複合機は、オートクリア機能によって未消色用紙フラグがリセットされることを防止することができる。
また、複合機は、消色処理が完了した場合に、給紙部から未消色用紙と取り出すことを促す警告を表示しない。その結果、複合機は、ユーザの操作を必要とすることなく通常画面に戻ることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
用紙を格納する給紙部と、
前記給紙部に格納される未消色用紙を消色する消色処理を実行し、
前記消色処理を中止すると、前記給紙部に格納される用紙を取り出す旨の警告を発し、
前記消色処理を完了すると、前記警告を発しない、
処理部と、
を備える画像形成装置。
[C2]
前記処理部は、
画像を印刷する用紙を供給する給紙部を選択する操作を受け付け、
前記選択された給紙部に格納された未消色用紙を消色する消色処理を中止した場合、前記警告を発する、
前記C1に記載の画像形成装置。
[C3]
前記処理部は、
所定の動作を完了してから所定の時間が経過した後に設定値を初期値に更新するオートクリア機能を実行し、
前記給紙部の少なくとも1つに格納された未消色用紙を消色する消色処理を中止した場合に、オートクリア機能を動作させない、
前記C1又は2に記載の画像形成装置。
[C4]
前記処理部は、
前記給紙部から前記未消色用紙が取り出されたことを検知すると、前記警告を発しない、
前記C1乃至3の何れか1項に記載の画像形成装置。
[C5]
前記処理部は、
前記給紙部が用紙を取り出し可能に開放された場合に、前記未消色用紙が取り出されたことを検知する、
前記C4に記載の画像形成装置。
[C6]
プロセッサに、
給紙部に格納される未消色用紙を消色する消色処理を実行させ、
前記消色処理を中止すると、前記給紙部に格納される用紙を取り出す旨の警告を発させ、
前記消色処理を完了すると、前記警告を発させない、
プログラム。
2…プリンタ、5…システム制御部、4…操作パネル、4a…表示部、4b…操作部、10…複合機、11…プロセッサ、12…メモリ、12a…記憶領域、20(20A、20B及び20C)…給紙カセット、29…加熱部、32(32A、32B及び32C)…残量センサ、33(33A、33B及び33C)…開閉センサ、34…手差しトレイ、36…用紙センサ、100…警告画面。

Claims (5)

  1. 用紙を格納する給紙部と、
    前記給紙部に格納される消色可能な色材により画像を形成された用紙に対し前記画像の色を消す消色処理を実行し、
    前記消色処理を中止すると、前記給紙部に格納される用紙を取り出す旨の警告を発し、
    前記消色処理を完了すると、前記警告を発しない、
    処理部と、
    を備え、
    前記処理部は、
    前記消色処理を完了してから所定の時間が経過した後に、前記給紙部に対応する未消色用紙フラグの設定をリセットするオートクリア機能を実行し、
    前記給紙部の少なくとも1つに格納された消色可能な色材により画像を形成された用紙に対し前記画像の色を消す消色処理を中止した場合に、オートクリア機能を動作させない、
    画像形成装置。
  2. 用紙を格納する給紙部と、
    前記給紙部に格納される消色可能な色材により画像を形成された用紙に対し前記画像の色を消す消色処理を実行し、
    前記消色処理を中止すると、前記給紙部に格納される用紙を取り出す旨の警告を発し、前記給紙部に対応する未消色用紙フラグに所定の値をセットし、
    前記消色処理を完了すると、前記警告を発しない、
    処理部と、
    を備え、
    前記処理部は、
    画像を印刷する用紙を供給する給紙部を選択する操作を受け付け、
    前記選択された給紙部に対応する未消色用紙フラグに前記所定の値がセットされている場合、前記警告を発し、
    前記消色処理を完了してから所定の時間が経過した後に、前記選択された給紙部に対応する未消色用紙フラグの設定をリセットするオートクリア機能を実行し、
    前記給紙部の少なくとも1つに格納された消色可能な色材により画像を形成された用紙に対し前記画像の色を消す消色処理を中止した場合に、オートクリア機能を動作させない、
    画像形成装置。
  3. 前記処理部は、
    前記給紙部から前記消色可能な色材により画像を形成された用紙が取り出されたことを検知すると、前記警告を発しない、
    前記請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記処理部は、
    前記給紙部が用紙を取り出し可能に開放された場合に、前記消色可能な色材により画像を形成された用紙が取り出されたことを検知する、
    前記請求項3に記載の画像形成装置。
  5. プロセッサに、
    給紙部に格納される消色可能な色材により画像を形成された用紙に対し前記画像の色を消す消色処理を実行させ、
    前記消色処理を中止すると、前記給紙部に格納される用紙を取り出す旨の警告を発させ、
    前記消色処理を完了すると、前記警告を発させず、
    所定の動作を完了してから所定の時間が経過した後に、前記給紙部に対応する未消色用紙フラグの設定をリセットするオートクリア機能を実行させ、
    前記給紙部の少なくとも1つに格納された消色可能な色材により画像を形成された用紙に対し前記画像の色を消す消色処理を中止した場合に、オートクリア機能を動作させない、
    プログラム。
JP2022050576A 2017-04-11 2022-03-25 画像形成装置及びプログラム Active JP7309954B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022050576A JP7309954B2 (ja) 2017-04-11 2022-03-25 画像形成装置及びプログラム

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017078199A JP2018180215A (ja) 2017-04-11 2017-04-11 画像形成装置及びプログラム
JP2022050576A JP7309954B2 (ja) 2017-04-11 2022-03-25 画像形成装置及びプログラム

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017078199A Division JP2018180215A (ja) 2017-04-11 2017-04-11 画像形成装置及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2022076003A JP2022076003A (ja) 2022-05-18
JP7309954B2 true JP7309954B2 (ja) 2023-07-18

Family

ID=87201154

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022050576A Active JP7309954B2 (ja) 2017-04-11 2022-03-25 画像形成装置及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7309954B2 (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005348171A (ja) 2004-06-03 2005-12-15 Sharp Corp 画像読取装置および画像形成装置
JP2009143231A (ja) 2007-12-13 2009-07-02 Toshiba Corp 画像形成装置および画像形成装置に用いられる用紙処理方法
JP2010141674A (ja) 2008-12-12 2010-06-24 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像読取装置
JP2011186470A (ja) 2010-03-09 2011-09-22 Toshiba Corp 消色装置、シート搬送方法、およびシート搬送プログラムを記録するコンピュータ読取可能な記録媒体
JP2013134460A (ja) 2011-12-27 2013-07-08 Canon Inc 画像処理装置および画像処理方法、プログラム
JP2016066064A (ja) 2014-09-22 2016-04-28 株式会社東芝 画像形成装置、消色装置及び画像形成方法
JP2016114783A (ja) 2014-12-15 2016-06-23 株式会社東芝 画像形成装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05333618A (ja) * 1992-05-27 1993-12-17 Ricoh Co Ltd 複写装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005348171A (ja) 2004-06-03 2005-12-15 Sharp Corp 画像読取装置および画像形成装置
JP2009143231A (ja) 2007-12-13 2009-07-02 Toshiba Corp 画像形成装置および画像形成装置に用いられる用紙処理方法
JP2010141674A (ja) 2008-12-12 2010-06-24 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像読取装置
JP2011186470A (ja) 2010-03-09 2011-09-22 Toshiba Corp 消色装置、シート搬送方法、およびシート搬送プログラムを記録するコンピュータ読取可能な記録媒体
JP2013134460A (ja) 2011-12-27 2013-07-08 Canon Inc 画像処理装置および画像処理方法、プログラム
JP2016066064A (ja) 2014-09-22 2016-04-28 株式会社東芝 画像形成装置、消色装置及び画像形成方法
JP2016114783A (ja) 2014-12-15 2016-06-23 株式会社東芝 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2022076003A (ja) 2022-05-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9592697B2 (en) Image forming apparatus
US9834025B2 (en) Image forming apparatus
JP2014134725A (ja) 画像消去装置、および、画像形成装置
US9952548B2 (en) Image forming apparatus and image forming method having decolorizing function in the image forming apparatus
JP6296897B2 (ja) 画像形成装置
US9383708B1 (en) Image forming apparatus providing continued processing in the event of sensor failure
JP7309954B2 (ja) 画像形成装置及びプログラム
US10674028B2 (en) Image forming apparatus and method for preventing printing on undecolored paper
US20170163834A1 (en) Image forming apparatus capable of forming images based on image data, image forming method
JP6983926B2 (ja) 画像形成装置
JP6189821B2 (ja) 画像形成装置
JP2020170138A (ja) 画像形成装置
US8390658B2 (en) Printing apparatus and a printing system
JP7278839B2 (ja) 画像形成装置
US11811978B1 (en) Image forming apparatus
US11711475B2 (en) Automatic copy operation based on timing of detection of document and recoding medium
JP5764582B2 (ja) 画像形成装置
US10401772B2 (en) Decoloring apparatus
JP2016001245A (ja) 画像処理装置
US20110299867A1 (en) Image forming apparatus and method of controlling the image forming apparatus
JP2021117291A (ja) 画像形成装置、画像形成装置の制御方法
JP2021066572A (ja) 画像形成装置
JP2011037599A (ja) 給紙装置および画像形成装置
JP2018116311A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220421

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220421

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230307

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20230308

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20230308

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230502

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230606

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230705

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7309954

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150