JP7309841B2 - フラックス生成装置及びフラックス生成方法 - Google Patents

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Description

本発明は、フラックスを生成するためのフラックス生成装置に関する。
従来から、はんだを基板等に設ける際にフラックスが用いられている。フラックスに関しては、液体溶剤、活性剤等を混ぜ合わせて生成されることが知られており、例えば特許文献1ではロジン(松脂)、活性剤、増粘剤、溶剤等を混合してフラックスを調製できることが開示されている。
特開2021-062410号公報
フラックスは液体であり、その重量も重いことから、フラックスを顧客や海外法人に搬送や輸送する場合にはコストがかかってしまう。特にフラックスの溶剤として一般的に用いられるイソプロピルアルコールは発火性の危険物であることから、その取扱いが厳格化される方向にある。このため、フラックスの溶剤としてイソプロピルアルコールを用いる場合には、その取扱いがさらに難しいという問題もある。
他方、粒状や粉末状態でロジン、活性剤、添加剤等を送ることも考えられるが、これらを計量する必要が生じたり、搬送・輸送時に減損が生じたりし、その取り扱い難いという問題がある。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、搬送・輸送コストを抑えつつ、簡易な取り扱いで液体フラックスを生成できるフラックス生成装置を提供する。
本発明によるフラックス生成装置は、
フラックス生成用の固形体をストックするストック部と、
前記ストック部から所定の個数の固形体を供給する第一供給部と、
貯留部から液体溶剤を供給する第二供給部と、
前記第一供給部から供給された固形体と前記第二供給部から供給された液体溶剤とを混合して、液体フラックスを生成する生成部と、
を備えてもよい。
本発明によるフラックス生成装置は、
前記生成部で生成された液体フラックスを被処理体に供給するフラックス供給部を備えてもよい。
本発明によるフラックス生成装置は、
前記生成部に連結され、一時的にフラックスを貯留する一時貯留部をさらに備えてもよい。
本発明によるフラックス生成装置において、
前記生成部は、攪拌容器と、前記攪拌容器内の液体を攪拌する攪拌部と、前記攪拌容器内の液体の比重を測定する比重計と、前記液体の温度を測定する温度計とを有してもよい。
本発明によるフラックス生成装置は、
第一供給部から供給される固形体の個数と、第二供給部から供給される液体溶剤の量を制御する制御部を備えてもよい。
本発明によるフラックス生成装置において、
前記制御部は、前記生成部から液体フラックスが一定量排出されたことを検知した後で、次回の固形体の第一供給部からの供給と、次回の液体溶剤の第二供給部からの供給を指示してもよい。
前記固形体はロジン、活性剤及び添加剤を含み、
前記液体溶剤はイソプロピルアルコールを含んでもよい。
本発明のフラックス生成装置によれば、固形体と液体溶剤を自動で混合して、液体フラックスを生成することができる。このため、液体溶剤は顧客や海外法人等において準備する態様を採用でき、搬送・輸送コストを抑えることができる。また、フラックス生成装置ではフラックス生成用の固形体を取り扱うので、簡易な取り扱いで液体フラックスを生成できる。
本実施の形態によるフラックス生成装置を示した概略図。 本実施の形態のフラックス生成装置のブロック図。 本実施の形態のフラックス生成装置で用いられうる第一供給部であって、下方スライド部及び上方スライド部が閉状態になった態様を示した側方断面図。 図3Aに続く工程であって、下方スライド部が開状態となり、固形体が落下した態様を示した側方断面図。 図3Bに続く工程であって、下方スライド部が閉状態となった後で上方スライド部が開状態となり、下方スライド部上に固形体が落下して載置された態様を示した側方断面図。 図3Cに続く工程であって、上方スライド部が閉状態となり、上方スライド部と下方スライド部の間に一つの固形体が配置されている状態になった態様を示した側方断面図。
実施の形態
《構成》
図1に示すように、本実施の形態のフラックス生成装置100は、フラックス生成用の固形体Sをストックするストック部90と、ストック部90から所定の個数の固形体Sを供給する第一供給部95と、貯留部80から液体溶剤L1を供給する第二供給部85と、第一供給部95から供給された固形体Sと第二供給部85から供給された液体溶剤L1とを混合して、液体フラックスL2を生成する生成部10と、を有してもよい。固形体Sは所定の形状からなってもよく、略立方体、略直方体、略円柱形状等からなるブロック形状となってもよい。1つの固形体Sの重量は10~150g程度であってもよく、30~80g程度であってもよい。生成部10は攪拌部20を有してもよい。攪拌部20は、攪拌用のスクリュー等からなる被回転部21と、被回転部21を回転駆動するためのモータ等の駆動部25とを有してもよい。被回転部21と駆動部25とはシャフト22を介して連結され、シャフト22が駆動部25によって回転されることで被回転部21が回転されるようになる。攪拌部20で攪拌されることで、固形体Sが破砕され、溶解されることになる。
本実施の形態の固形体Sとしては、一例として、ロジン等の樹脂の他、活性剤及び添加剤を含む態様を用いて説明するが、これに限られることはない。固形体Sはロジン等の樹脂、活性剤及び添加剤のいずれか1種だけを含んでもよいし、2種だけを含んでもよく、例えば固形体Sはロジン等の樹脂及び活性剤だけを含み、添加剤を含まなくてもよい。
第二供給部85から生成部10に提供される液体溶剤L1としては、水、アルコール系溶剤、グリコールエーテル系溶剤、テルピネオール類等を用いることができる。アルコール系溶剤としては、例えば、イソプロピルアルコール、1,2-ブタンジオール、イソボルニルシクロヘキサノール、2,4-ジエチル-1,5-ペンタンジオール、2,2-ジメチル-1,3-プロパンジオール、2,5-ジメチル-2,5-ヘキサンジオール、2,5-ジメチル-3-ヘキシン-2,5-ジオール、2,3-ジメチル-2,3-ブタンジオール、2-メチルペンタン-2,4-ジオール、1,1,1-トリス(ヒドロキシメチル)プロパン、2-エチル-2-ヒドロキシメチル-1,3-プロパンジオール、2,2′-オキシビス(メチレン)ビス(2-エチル-1,3-プロパンジオール)、2,2-ビス(ヒドロキシメチル)-1,3-プロパンジオール、1,2,6-トリヒドロキシヘキサン、1-エチニル-1-シクロヘキサノール、1,4-シクロヘキサンジオール、1,4-シクロヘキサンジメタノール、2,4,7,9-テトラメチル-5-デシン-4,7-ジオール等が挙げられる。グリコールエーテル系溶剤としては、例えば、ジエチレングリコールモノ-2-エチルヘキシルエーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、ジエチレングリコールモノヘキシルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、メチルプロピレントリグルコール、ブチルプロピレントリグルコール、トリエチレングリコールブチルメチルエーテル、テトラエチレングリコールジメチルエーテル等が挙げられる。但し、本実施の形態では、典型的にはイソプロピルアルコールが用いられる。
生成部10で一回に生成される液体フラックスL2の量は2~10リットル程度であってもよい。一回に供給される固形体Sは6~30個程度であり、この場合には固形体Sが1つずつ供給され、合計6~30個程度で供給されてもよい。この際に供給される液体溶剤L1は2~10リットル程度であってもよい。攪拌部20による攪拌は1~5時間程度で行われてもよい。
生成部10は、攪拌容器30と、攪拌容器30内の液体の比重を測定する比重計40と、液体の温度を測定する温度計45とを有してもよい。比重計40と温度計45は比重制御部48に接続されてもよい。比重制御部48は比重計40と温度計45から読み取られた情報からフラックスの濃度を導き出し、当該結果を表示部49で表示するようにしてもよい。
供給ノズル121と生成部10との間に、一時的にフラックスを貯留するタンクのような一時貯留部110が設けられてもよい。一時貯留部110と攪拌容器30の大きさ関係は特に限定されないが、攪拌容器30内で生成された液体フラックスL2の全量が一時貯留部110に収容されるようにしてもよく、一時貯留部110での液体フラックスL2の収容量は攪拌容器30での液体フラックスL2の収容量の1~3倍程度になってもよい。また攪拌容器30内で生成された液体フラックスL2の一部が一時貯留部110に収容されるようにしてもよく、この場合には、一時貯留部110での液体フラックスL2の収容量は攪拌容器30での液体フラックスL2の収容量の0.3~1倍程度になってもよい。
攪拌容器30内の液体フラックスL2を一時貯留部110に向けて供給するための排出部115が設けられてもよい。排出部115は、攪拌容器30と一時貯留部110との間に設けられ、攪拌容器30内の液体フラックスL2を一時貯留部110に向けて排出するための排出ポンプ等の排出駆動部116を有してもよい。排出部115は、攪拌容器30の底面に設けられた排出管117を有し、この排出管117に排出駆動部116が設けられてもよい。
生成部10に一時貯留部110を介して連結され、一時貯留部110で貯留されている液体フラックスL2を被処理体200に供給するフラックス供給部120が設けられてもよい。フラックス供給部120は被処理体200に対して相対的に移動可能となり、被処理体200の面内方向で移動したり、被処理体200に対して近接・離間可能となったりしてもよい。フラックス供給部120は供給ノズル121を有してもよい。被処理体200は特に限定されるものではないが、一例としては半導チップ等の半導体装置を載置するための基板である。供給ノズル121から基板の所定の箇所にフラックスが噴霧されるようにしてよい。フラックス供給部120は、一時貯留部110と供給ノズル121との間に設けられた供給管129と、供給管129に設けられ、一時貯留部110から液体フラックスL2を供給するためのポンプ等の供給駆動部126とを有してもよい。
フラックス生成装置100は、各構成要素を制御する制御部50と、様々な情報を記憶している記憶部60とを有してもよい。制御部50は記憶部60に接続されており、記憶部60から情報を適宜読み出してもよい。また各構成要素の情報は直接又は制御部50を介して記憶部60に記録されるようにしてもよい。本実施の形態における接続には有線及び無線のいずれも含んでおり、有線又は無線のいずれで接続されてもよい。
フラックス生成装置100は、生成部10、貯留部80等を収容するための収容筐体180と、収容筐体180の底面に設けられた移動ローラのような移動部190とを有してもよい。このような態様を採用することで、生成部10及び収容筐体180を容易に移動させることができる。
供給部85は、貯留部80と攪拌容器30との間に設けられ、貯留部80内の液体溶剤L1を攪拌容器30に供給するための供給ポンプ等の供給駆動部86を有してもよい。供給部85は、貯留部80内の液体溶剤L1内から攪拌容器30まで延びた供給管87を有し、この供給管87に供給駆動部86が設けられてもよい。
制御部50は、第一供給部95から供給される固形体Sの個数と、第二供給部85から供給される液体溶剤L1の量を制御してもよい。固形体Sの個数と液体溶剤L1の量に関するデータが記憶部60で記憶されており、制御部50が記憶部60から当該データを読み出して、必要な固形体Sの個数と液体溶剤L1の量を指定して、これら固形体Sと液体溶剤L1を生成部10に供給するようにしてもよい。パソコン、タブレット、スマートフォン等からなり制御部50と通信可能な操作部55が設けられてもよい。操作部55から生成する液体フラックスL2の識別情報等が入力されるようにしてもよい。液体フラックスL2の識別情報が入力されると、当該情報に基づいて必要な固形体Sの数と液体溶剤L1の量を含むレシピが記憶部60から制御部50によって読み出されてもよい。そして、制御部50からの指令を受けて、フラックス生成装置100において、所定の液体フラックスL2がレシピに沿って生成されるようにしてもよい。
制御部50は、生成部10から液体フラックスL2が一定量排出されたことを検知した後で、次回の固形体Sの第一供給部95からの供給と、次回の液体溶剤L1の第二供給部85からの供給を指示するようにしてもよい。生成部10の攪拌容器30から液体フラックスL2の全量~8割程度が排出されたことを検知した後で、制御部50が次回の固形体Sと液体溶剤L1の供給を指示するようにしてもよい。攪拌容器30内には制御部50と通信可能な液面計70が設けられ、制御部50が当該液面計70からの情報を受けて、攪拌容器30から液体フラックスL2がどれだけ排出されたかを検出するようにしてもよい。
制御部50は、駆動部25、排出駆動部116を含む排出部115、フラックス供給部120、第一供給部95、供給駆動部86を含む第二供給部85、比重制御部48等と通信可能となり(図2参照)、これらを制御部50が制御するようにしてもよい。また比重計40及び温度計45と制御部50が通信可能になり、これら比重計40及び温度計45からの情報と記憶部60に記憶されている情報に基づいて、制御部50が液体フラックスL2の濃度を導き出すようにしてもよい。通信手段としては無線通信を用いてもよいし、有線通信を用いてもよい。
第一供給部95は、ストック部90から固形体Sを一つずつ落下させて生成部10に供給する落下機構を有してもよい。第一供給部95は開閉部からなり、開閉部が揺動したりスライドしたりすることで、開閉部が開閉するようにしてもよい。開閉部が開状態になるとストック部90から固形体Sが落下することになるが、当該固形体Sの落下が1つずつになるように開閉部の開閉速度が制御されてもよい。一例として、第一供給部95は、下方スライド部95aと、下方スライド部95aの上方に設けられた上方スライド部95bとを有してもよい。上方スライド部95bを閉状態とした状況で下方スライド部95aを開状態として固形体Sを落下させてもよい(図3A及び図3B参照)。この際に一つの固形体SSが落下することになる。その後に下方スライド部95aを閉状態とした後で、上方スライド部95bを開状態として、固形体Sを一つ下方スライド部95a上に落下させてもよい(図3C参照)。その後で上方スライド部95bが閉状態となり、上方スライド部95bと下方スライド部95aとの間に一つの固形体Sが位置するようにしてもよい(図3D参照)。このような態様によれば、一つずつ固形体Sを供給することができるようになる。
《効果》
次に、上述した構成からなる本実施の形態による効果であって、未だ説明していないものを中心に説明する。「構成」で記載されていない場合であっても、「効果」で説明するあらゆる構成を本件発明において採用することができる。
本実施の形態のように、所定の個数の固形体Sを供給する第一供給部95と、液体溶剤L1を供給する第二供給部85と、固形体Sと液体溶剤L1とを混合して液体フラックスL2を生成する生成部10と、を有するフラックス生成装置100を採用することで、固形体Sに液体溶剤L1を混合して、液体フラックスL2を生成することができる。
このように、固形体Sと液体溶剤を自動で混合して、液体フラックスを生成することができることから、液体溶剤を顧客や海外法人等において準備する態様を採用でき、搬送・輸送コストを抑えることができる。また、フラックス生成装置100では例えばロジン、活性剤及び添加剤を含む固形体Sを取り扱うので、粒状や粉末状態でロジン、活性剤及び添加剤を取り扱う必要がなくなることから、簡易な取り扱いで液体フラックスを生成できる。
特に液体溶剤L1としてイソプロピルアルコール等の発火性を伴うといった危険物を取り扱う場合には、本実施の形態の態様は有益である。イソプロピルアルコールは発火性の危険物であることから、その取扱いが厳格化される方向にあり、国によってはその取扱いに資格が必要になる。この点、本実施の形態のようなフラックス生成装置100を用いた場合には、固形体Sをフラックス生成装置100に充填し、当該固形体Sをイソプロピルアルコールと混合するだけで液体フラックスL2を生成できる。このため、イソプロピルアルコールの取り扱いを、資格を有する顧客等に任せることができる点で有益である。
またロジン、活性剤及び添加剤の成分や配合量についてはノウハウも含まれていることから、顧客にそのまま提供することも難しいのが現状であるが、固形体Sの状態でロジン、活性剤及び添加剤を提供できることから、ノウハウが漏れるリスクを低減できる。
特に本実施の形態によれば、日本国内だけではなく海外で液体フラックスL2を製造する場合にも、固形体Sのみを輸出し、現地でイソプロピルアルコール等の液体溶剤L1と混合することで液体フラックスL2を生成できることから、液体フラックスL2を輸送する場合と比較して輸送コストを格段に削減することができる。
ロジン、活性剤、添加剤等を粉体や粒状物質で取り扱うことも考えられるが、粉体や粒状物質を用いた場合には輸送や搬送時に一部が滅失してしまい、適切な配合比率が変わってしまったりする可能性があり、適切な液体フラックスL2を提供できない可能性が出てくる。また粉体や粒状物質ではフラックス生成時に正確な計量も必要となり、その取扱いが煩雑になる。他方、本実施の形態のような固形体Sを採用することで、そのような不都合が発生することを防止することができる。
また形及び重さが定まっていない粒状のものを採用するのではなく、定まった形状及び重さからなるブロック体を採用する場合には、フラックス生成装置100へのセッティングが容易である上、液体フラックスL2生成時の計量を行うことなく個数で管理できる点で有益である。
生成部10で生成された液体フラックスL2を被処理体200に供給するフラックス供給部120が設けられる場合には、生成された液体フラックスL2をそのまま基板等の被処理体200に供給することができる。
生成部10で生成された液体フラックスを一時的に貯留する一時貯留部110が設けられる態様を採用した場合には、固形体Sに液体溶剤L1を混合して生成された液体フラックスL2を一定量貯留して基板等の被処理体200に供給することができる。
攪拌容器30内の液体の比重を測定する比重計40と、液体の温度を測定する温度計45が設けられる場合には、液体フラックスL2の比重と温度を測定することができる。比重は温度によって変化するが、温度と比重を把握することで、液体フラックスL2の濃度を測定することができる。なお、液体フラックスL2の濃度の測定は、制御部50によって自動で行われてもよい。温度と比重から濃度を導き出すためのデータが記憶部60で記憶されており、制御部50が当該データと測定した温度及び比重とに基づいて液体フラックスL2の濃度を導き出すようにしてもよい。
制御部50が第一供給部95から供給される固形体Sの個数と、第二供給部85から供給される液体溶剤L1の量を制御する場合には、固形体Sの個数と液体溶剤L1の量とを自動で対応させた上で、液体フラックスL2を生成することができる。
制御部50が、生成部10から液体フラックスL2が一定量排出されたことを検知した後で、次回の固形体Sの第一供給部95からの供給と、次回の液体溶剤L1の第二供給部85からの供給を指示する態様を採用した場合には、生成された液体フラックスL2を生成部10から一定量排出した後で、新たな液体フラックスL2を生成することができ、既に生成した液体フラックスL2と、新たに生成する液体フラックスL2とが混ざり合うことを防止できる。また、自動で新たな液体フラックスL2を生成できるので、生成効率を高めることができる。
第一供給部95がストック部90から固形体Sを一つずつ落下させて生成部10に供給する落下機構を有する場合には、簡易な構成によって、固形体Sを必要量だけ供給することができる。
上述した各実施の形態の記載及び図面の開示は、特許請求の範囲に記載された発明を説明するための一例に過ぎず、上述した各実施の形態の記載又は図面の開示によって特許請求の範囲に記載された発明が限定されることはない。また、出願当初の請求項の記載はあくまでも一例であり、明細書、図面等の記載に基づき、請求項の記載を適宜変更することもできる。
10 生成部
20 攪拌部
40 比重計
45 温度計
50 制御部
80 貯留部
85 第二供給部
90 ストック部
95 第一供給部
100 フラックス生成装置
110 一時貯留部
120 フラックス供給部
121 供給ノズル
200 被処理体
L1 液体溶剤
L2 液体フラックス

Claims (10)

  1. フラックス生成用の所定の形状からなる固形体をストックするストック部と、
    前記ストック部から所定の個数の固形体を1つずつ供給する第一供給部と、
    貯留部から液体溶剤を供給する第二供給部と、
    前記第一供給部から供給された固形体と前記第二供給部から供給された液体溶剤とを混合して、液体フラックスを生成する生成部と、
    を備えるフラックス生成装置。
  2. フラックス生成用の所定の形状からなる固形体をストックするストック部と、
    前記ストック部から各々が10~150gからなる固形体を供給する第一供給部と、
    貯留部から液体溶剤を供給する第二供給部と、
    前記第一供給部から供給された固形体と前記第二供給部から供給された液体溶剤とを混合して、液体フラックスを生成する生成部と、
    を備えるフラックス生成装置。
  3. 前記生成部で生成された液体フラックスを被処理体に供給するフラックス供給部を備える、請求項1又は2に記載のフラックス生成装置。
  4. 前記生成部に連結され、一時的にフラックスを貯留する一時貯留部をさらに備える、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のフラックス生成装置。
  5. 前記生成部は、攪拌容器と、前記攪拌容器内の液体を攪拌する攪拌部と、前記攪拌容器内の液体の比重を測定する比重計と、前記液体の温度を測定する温度計とを有する、請求項1乃至4のいずれか1項に記載のフラックス生成装置。
  6. 第一供給部から供給される固形体の個数と、第二供給部から供給される液体溶剤の量を制御する制御部を備える、請求項1乃至5のいずれか1項に記載のフラックス生成装置。
  7. 前記制御部は、前記生成部から液体フラックスが一定量排出されたことを検知した後で、次回の固形体の第一供給部からの供給と、次回の液体溶剤の第二供給部からの供給を指示する、請求項6に記載のフラックス生成装置。
  8. 前記固形体はロジン、活性剤及び添加剤を含み、
    前記液体溶剤はイソプロピルアルコールを含む、請求項1乃至7のいずれか1項に記載のフラックス生成装置。
  9. 第一供給部によって、フラックス生成用の所定の形状からなる固形体をストックするストック部から所定の個数の固形体を1つずつ供給する工程と、
    第二供給部によって、貯留部から液体溶剤を供給する工程と、
    生成部によって、前記第一供給部から供給された固形体と前記第二供給部から供給された液体溶剤とを混合して、液体フラックスを生成する工程と、
    を備えるフラックス生成方法。
  10. 第一供給部によって、フラックス生成用の所定の形状からなる固形体をストックするストック部から各々が10~150gからなる固形体を供給する工程と、
    第二供給部によって、貯留部から液体溶剤を供給する工程と、
    生成部によって、前記第一供給部から供給された固形体と前記第二供給部から供給された液体溶剤とを混合して、液体フラックスを生成する工程と、
    を備えるフラックス生成方法。
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