JP7308636B2 - 窒化アルミニウムからなる複合構造体 - Google Patents

窒化アルミニウムからなる複合構造体 Download PDF

Info

Publication number
JP7308636B2
JP7308636B2 JP2019060281A JP2019060281A JP7308636B2 JP 7308636 B2 JP7308636 B2 JP 7308636B2 JP 2019060281 A JP2019060281 A JP 2019060281A JP 2019060281 A JP2019060281 A JP 2019060281A JP 7308636 B2 JP7308636 B2 JP 7308636B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
aluminum nitride
composite structure
particles
fibers
nitride particles
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019060281A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020158355A (ja
Inventor
晃匡 蔵本
幸博 金近
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokuyama Corp
Original Assignee
Tokuyama Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokuyama Corp filed Critical Tokuyama Corp
Priority to JP2019060281A priority Critical patent/JP7308636B2/ja
Publication of JP2020158355A publication Critical patent/JP2020158355A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7308636B2 publication Critical patent/JP7308636B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

本発明は、新規な窒化アルミニウムからなる複合構造体を提供するものである。詳しくは、窒化アルミニウム繊維から構成される綿状体と、前記綿状体中に分散されてなる窒化アルミニウム粒子を備えた新規な複合構造体を提供するものである。
放熱シートや放熱グリースとして各種電子機器に広く利用される放熱材料として、シリコーンゴムやシリコーングリースに、熱伝導性フィラーを充填した組成物が使用されている。上記熱伝導性フィラーとして、電気絶縁性に優れており且つ高熱伝導性を有していることから、窒化アルミニウムが注目されている。
放熱材料の熱伝導率を向上させるには、高熱伝導性を有したフィラーを高充填することが重要であると考えられていた。そのため、放熱材料のフィラーとしての窒化アルミニウム粉末を構成する粒子としては、板状や球状のものが好ましいと考えられていた。
そこで本願出願人は、特許文献1にて、板状の窒化アルミニウム粒子を、特許文献2および3として、球状および所定の形状を有する窒化アルミニウム粒子を提案している。
一方、絶縁放熱用フィラーとして、細長い針状の形状をした窒化アルミニウムである窒化アルミニウムウィスカーが知られている(特許文献4参照)。
また、窒化アルミニウムウィスカーを球状窒化アルミニウムと併用することにより、樹脂中で窒化アルミニウムウィスカーが球状窒化アルミニウムに接触することで球状窒化アルミニウム同士の橋渡しとして機能し、その結果上記樹脂中に良好な熱伝導経路を形成することができることも知られている(特許文献5参照)。
特許第6261050号公報 特許第5686748号公報 国際公開2017/131239号 特開昭62-283900号公報 特開2017-149624号公報
板状、球状などの粒子は、樹脂に充填する際に沈降したり、板状の場合に平らに沈積してしまうため、樹脂層内や成形体内で、フィラーが多く含まれている部分と含まれていない部分が生じ、特に上澄み部分を生じることになり、十分な電気絶縁性および熱伝導性を発揮できないという問題点がある。特に、樹脂量が多くなるとこの課題は顕著になる。一方、ウィスカーの場合でも、樹脂や成形体内でランダムな方向を向くように充填させる必要があり、充填方法、成形方法によりその性能にバラツキが発生することが懸念される。
従って、本発明の目的は、樹脂に充填した際、従来のフィラー形状では達成できない優れた熱伝導性の付与を可能とした窒化アルミニウムからなる新たな材料を提供することにある。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、窒化アルミニウム繊維の綿状体と、前記綿状体の繊維間に分散して存在する窒化アルミニウム粒子とから構成される新規な構造体を得ることに成功した。その構造体では、窒化アルミニウム粒子が沈降や配向などを生じることなく、構造体全体として高い絶縁性と熱伝導性を担保することができることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明の複合構造体は、 窒化アルミニウム繊維から構成される綿状体と、
前記綿状体の繊維間に分散して存在する窒化アルミニウム粒子を備え、
窒化アルミニウム繊維は、平均直径0.1~1.0μm、平均長さ100~200μmであり、
前記窒化アルミニウム粒子は、綿状体に対し、5体積%以上50体積%以下の量で含まれている。
前記窒化アルミニウム粒子は、板状または粒状であることが好ましい。
前記窒化アルミニウム粒子が粒状であり、その真球度が0.6~0.99であり、粒度分布曲線における累積50%値(D50)は、1~300μmにあることが好ましい。
前記窒化アルミニウム粒子が板状であり、そのアスペクト比が0.05~0.5であり、長径(DA)の粒度分布曲線における累積50%値(D50)は、0.5~50μmであることが好ましい。
前記複合構造体は、粒形状であることが好ましい。
本発明にかかる樹脂組成物は、前記複合構造体とともに、樹脂成分を含む。
本発明にかかる複合構造体は、揮発性溶媒中に、平均直径0.1~1.0μm、平均長さ100~200μmの窒化アルミニウム繊維を分散させたのち、窒化アルミニウム粒子を混合し、混合物を、噴霧乾燥させることで製造できる。また、本発明にかかる複合構造体は、揮発性溶媒中に、平均直径0.1~1.0μm、平均長さ100~200μmの窒化アルミニウム繊維を分散させたのち、窒化アルミニウム粒子を混合し、混合物を押出成形することで製造することができる。
本発明によれば、複合構造体は、窒化アルミニウム綿状体と窒化アルミニウム粒子とを組み合わせているため、綿状体が粒子にまとわりついて、粒子の沈降や配向を抑制させる。これによって、複合構造体に樹脂を充填して成形体を作製したとき、むらなく、低充填で成形体の高熱伝導化率化が可能となる。
本発明のかかる複合構造体の概略模式図を示す。
以下、本発明を具体的に説明するが本発明は、これに限定的に解釈されない。
本発明の構造体は、窒化アルミニウム繊維から構成される綿状体と、綿状体中に分散されてなる窒化アルミニウム粒子を備える。このような構造体の概略模式図を図1に示す。
窒化アルミニウム粒子
窒化アルミニウム粒子の形状としては特に制限されないが、板状、または、粒状粒子が好ましく使用される。粒状粒子には、球状、多面体形状を有し、複数の平面がランダムに存在する多面体形状や、国際公開2017/131239号に記載された、胴部の一部に六角柱形状を示すものも例示される。また、完全な六角柱状のものも粒状粒子として使用できる。球状は真球状であっても、楕円球状などであってもよい。
板状または粒状粒子であることが、綿状体を構成する窒化アルミニウム繊維との接触効率が高いという観点で好ましい。
板状粒子の場合、アスペクト比が0.05~0.5の板状粒子であり、板状粒子の長径(DA)の粒度分布曲線における累積50%値(D50)は、0.5~50μmである粒子が好ましい。このような板状粒子を使用すると、粒子が沈降せず、均一に分散し、ランダムな配向を有する構造となる。このような板状粒子は、たとえば特許第6261050号公報に記載された方法で製造することができる。なお、本明細書におけるアスペクト比は、板状粒子の平面を構成する面内の対向する2点間の平均距離が最大になる距離をDとし、平面間の距離をLとして、L/Dに相当する。たとえば六角板状の場合は、六角形の対向する頂点間の距離がDであり、板状粒子の厚さがLに相当する。
粒状粒子の場合、その真球度が0.6~0.99であり、粒度分布曲線における累積50%値(D50)は、1~300μmにあることが好ましい。このような粒状粒子を使用すると、粒子が沈降せず、均一に分散された構造となる。なお、このような粒状粒子は特許第5686748号公報に記載された方法により調製することができる。
窒化アルミニウム綿状体
綿状体は、窒化アルミニウム繊維から構成され、三次元のネットワーク構造が形成されている。綿状体自体の形状は特に制限されず、不定形であっても、また、所望の形に賦形されていてもよい。
綿状体を構成する窒化アルミニウム繊維は、平均直径0.1~1.0μm、平均長さ100~200μmの繊維である。このような窒化アルミニウム繊維を用いることにより、樹脂中において上記窒化アルミニウム繊維が上記窒化アルミニウム粒子に接触することで上記窒化アルミニウム粒子同士の橋渡しとして機能する。
このような窒化アルミニウム繊維は、特開2017-149624号公報に記載の製造方法で、アルミナ粉末、カーボン粉末、遷移金属成分、及び硫黄成分を含む原料混合物を、上記遷移金属成分が、上記アルミナ粉末100重量部に対して、元素換算で0.05~5重量部、上記硫黄成分が、上記遷移金属成分に対して、10~1000mol%の割合となるように調整し、窒素雰囲気にて加熱して上記アルミナ粉末を還元窒化することで製造可能である。
綿状体は、前記窒化アルミニウム繊維が絡み合って構成される。なお綿状体では、繊維同士が焼結したり融合して一体化しているものではなく、通常、繊維は独立して存在した状態で空隙を形成している。一部が融合していたり焼結したりするものを除外するものではない。
綿状体の平均見かけ密度が10~0.1kg/m3程度である。ここで平均見かけ密度とは、作製した綿状体の面積、平均厚、質量および、含まれている窒化アルミニウム質量を減じて、割り出した密度を意味する。平均見かけ密度が大きいものは、綿状体が密な構造をとっていることを示して、樹脂も充填しにくくなる場合がある。また、平均みかけ密度が小さいものは、付着した窒化アルミニウム粒子が綿状体から分離して、沈降する場合がある。このため、樹脂の充填量、用いる窒化アルミニウム粒子の粒子径や使用量に応じて、綿状体の見かけ密度を適宜選択して使用する。より好ましくは、平均見かけ密度が5~0.1kg/m3である。見かけ密度の調整は、製造条件によって適宜設定できる。
複合構造体
前記窒化アルミニウム粒子は、綿状体の繊維間に分散して存在している。窒化アルミニウム粒子は、綿状体の体積に対し、5体積%以上50体積%以下の量で含まれている。
綿状体を製造するには、前述の要件を同時に満足するような綿状体が得られる手法であればいずれも採用することができるが、綿状体を製造する際に、窒化アルミニウム粒子を混合すると、綿状体中に窒化アルミニウム粒子が分散された複合体を得ることができる。
複合構造体の形状は、特に限定されず、所望に適宜加工することもできる。たとえば、粒形状などを、取扱い性や、樹脂の浸透性等の点から好ましいが、またシート形状とすることも可能である。
複合構造体は、窒化アルミニウム粒子および窒化アルミニウム綿状体の他に、他の充填材、具体的には、アルミナ粉末、窒化硼素粉末、ダイヤモンド粉末などの充填材を混合して使用してもよい。これらを含む場合、本発明の窒化アルミニウム粒子および綿状体が、全体の10体積%以上、好ましくは20体積%以上、特に、30体積%以上の割合で存在することにより、樹脂用フィラーとして、窒化アルミニウム綿状体による得られる樹脂成形体の熱伝導性の向上効果を顕著に発揮でき、好ましい。
複合構造体の製造方法
本発明にかかる複合構造体は、揮発性溶媒中に、平均直径0.1~1.0μm、平均長さ100~200μmの窒化アルミニウム繊維を分散させたのち、窒化アルミニウム粒子を混合し、混合物スラリーを、噴霧乾燥させることで製造することができる。混合物中の窒化アルミニウム繊維と窒化アルミニウム粒子の比率がそのまま複合構造体中の比率となる。
さらに本発明にかかる複合構造体は、揮発性溶媒中に、平均直径0.1~1.0μm、平均長さ100~200μmの窒化アルミニウム繊維を分散させたのち、窒化アルミニウム粒子を混合し、混合物を押出成形することで製造することができる。
また、予め作製しておいた窒化アルミニウム綿状体に、窒化アルミニウム粒子を含むスラリーを浸漬させたり、噴霧させて、綿状体内に、窒化アルミニウム粒子を含ませることも可能である。窒化アルミニウム綿状体の作製は、揮発性溶媒中に、平均直径0.1~1.0μm、平均長さ100~200μmの窒化アルミニウム繊維を分散させたのち、噴霧乾燥させることで製造することができる。
見かけ密度は、溶媒や乾燥温度などに応じて調整できる。
いずれの製造方法でも分散媒としては、揮発性であれば特に制限されず、水、アセトン、アルコール、トルエン、エタノールなどを使用可能である。
本発明にかかる樹脂組成物は、上記複合構造体とともに、樹脂成分とを含む。
樹脂成分はエポキシ樹脂、フェノール樹脂等の熱硬化性樹脂や、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリイミド、ポリフェニレンサルファルド等の熱可塑性樹脂、アクリル樹脂またシリコーンゴム、EPR、SBR等のゴム類、シリコーンオイル等が挙げられる。
樹脂成分との混合時に過度に強いシェアがかからないように行うことが、複合構造体を維持するために好ましい。好適には、樹脂として、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂等の液状の樹脂を使用して小さいシェアで混合して成形するか、或いは複合構造体を型に充填した後、上記液状の樹脂成分を含浸させ、上記樹脂を硬化させて成形体を得る方法が推奨される。なおメルトフローレートの高い熱可塑性樹脂に配合して混練し、成形することも可能である。
上記樹脂組成物において、複合構造体の充填量は、特に制限されるものではないが、5~70体積%好ましくは10~60体積%が一般的である。充填量は、樹脂組成物の体積と複合構造体の体積から算出できる。
以上のような本発明にかかる複合構造体は、優れた熱伝導性の付与を可能とした窒化アルミニウムからなる新たな材料を提供することが可能である。
以下、本発明を実施例により、詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるものではない。
実施例1
平均直径0.5μm、平均長さ150μmからなる窒化アルミニウム繊維に真球度0.90、D5030μmからなる粒状窒化アルミニウム粒子を30体積%加えたものからなる窒化アルミニウム混合物を用意した。
前記窒化アルミニウム混合物100重量部に対して、溶媒としてトルエン90重量部、エタノール15重量部を添加撹拌後、150℃でスプレードライし、真球度0.7でD50200μmの粒形状を有する複合構造体を得た。また、複合構造体の平均見かけ密度(粒状粒子の重量を除く)が0.8kg/m3であり、複合構造体中の窒化アルミニウム固形分(繊維および粒状粒子)の容積は、40体積%であった。
実施例2
粒状窒化アルミニウム粒子の代わりに、アスペクト比が0.23であり、板状粒子の長径(DA)の粒度分布曲線における累積50%値(D50)が、30μmの板状窒化アルミニウム粒子にした以外は、実施例1と同様にして複合構造体を得た。得られた複合構造体は、真球度0.8であり、D50は215μmの粒形状であった。また、複合構造体の平均見かけ密度(板状粒子の重量を除く)が0.8kg/m3であり、複合構造体中の窒化アルミニウム固形分(繊維および板状粒子)の容積は、35体積%であった。
実施例3
実施例1、2で得られた、複合構造体をエポキシ樹脂と溶媒とで羽根型撹拌機にて撹拌して、厚さ1mmの樹脂組成物を作製した。
具体的には樹脂としてエポキシ樹脂(三菱化学株式会社jER828)100重量部と硬化剤(イミダゾール系硬化剤、四国化成工業株式会社製キュアゾール2E4MZ)5重量部との混合物を、基材樹脂として準備した。次に、基材樹脂100重量部と、実施例1、2により得られた複合構造体408重量部を羽根型撹拌機にて混合して樹脂組成物を作製した。その時、複合構造体の充填率は60体積%であった。
得られた樹脂組成物の一部を金型体に注型し、熱プレスを使用し、温度:100℃、圧力:10MPa、保持時間:2時間の条件で硬化させ、直径10mm、厚さ1mmの樹脂組成物を得た。
得られた樹脂組成物の熱伝導率測定は、レーザーフラッシュ法熱物性測定装置(京都電子製LFA-502)を用いて実施した。熱伝導率を測定した結果、実施例1の複合構造体を用いた場合は7.0W/mK、実施例2の複合構造体を用いた場合は、7.2W/mKであった。
実施例4
実施例3において、基材樹脂100重量部と、実施例1、2により得られた複合構造体116重量部を羽根型撹拌機にて混合して樹脂組成物を作製した。その時、複合構造体の充填率は30体積%であった。
得られた樹脂組成物の熱伝導率測定を同様に評価した結果、実施例1の複合構造体を用いた場合は2.9W/mK、実施例2の複合構造体を用いた場合は、3.2W/mKであった。
比較例1
実施例4における、充填するフィラーを複合構造体ではなく、真球度0.90、D5030μmからなる粒状窒化アルミニウム粒子へ変更した以外は、実施例4と同様にして樹脂組成物を得た。
得られた樹脂組成物の熱伝導率測定を同様に評価した結果、0.7W/mKであった。

Claims (8)

  1. 窒化アルミニウム繊維から構成される綿状体と、
    前記綿状体の繊維間に分散して存在する窒化アルミニウム粒子を備え、
    窒化アルミニウム繊維は、平均直径0.1~1.0μm、平均長さ100~200μmであり、
    前記窒化アルミニウム粒子は、綿状体に対し、5体積%以上50体積%以下の量で含まれていることを特徴とす複合構造体。
  2. 前記窒化アルミニウム粒子が、板状または粒状であることを特徴とする請求項1に記載の複合構造体。
  3. 前記窒化アルミニウム粒子が粒状であり、その真球度が0.6~0.99であり、粒度分布曲線における累積50%値(D50)は、1~300μmにあることを特徴とする請求項2に記載の複合構造体。
  4. 前記窒化アルミニウム粒子が板状であり、そのアスペクト比が0.05~0.5であり、長径(DA)の粒度分布曲線における累積50%値(D50)は、0.5~50μmであることを特徴とする請求項2に記載の複合構造体。
  5. 粒形状である請求項1~4のいずれか1項に記載の複合構造体。
  6. 請求項1~5のいずれか1項に記載の複合構造体とともに、樹脂成分を含む樹脂組成物。
  7. 揮発性溶媒中に、平均直径0.1~1.0μm、平均長さ100~200μmの窒化アルミニウム繊維を分散させたのち、窒化アルミニウム粒子を混合し、混合物を、噴霧乾燥させることを特徴とする、複合構造体の製造方法。
  8. 揮発性溶媒中に、平均直径0.1~1.0μm、平均長さ100~200μmの窒化アルミニウム繊維を分散させたのち、窒化アルミニウム粒子を混合し、混合物を押出成形することを特徴とする複合構造体の製造方法。
JP2019060281A 2019-03-27 2019-03-27 窒化アルミニウムからなる複合構造体 Active JP7308636B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019060281A JP7308636B2 (ja) 2019-03-27 2019-03-27 窒化アルミニウムからなる複合構造体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019060281A JP7308636B2 (ja) 2019-03-27 2019-03-27 窒化アルミニウムからなる複合構造体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020158355A JP2020158355A (ja) 2020-10-01
JP7308636B2 true JP7308636B2 (ja) 2023-07-14

Family

ID=72641683

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019060281A Active JP7308636B2 (ja) 2019-03-27 2019-03-27 窒化アルミニウムからなる複合構造体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7308636B2 (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007173608A (ja) 2005-12-22 2007-07-05 Denki Kagaku Kogyo Kk 窒化アルミニウム焼結体およびそれを用いたセラミック回路基板。
JP2009302150A (ja) 2008-06-10 2009-12-24 Goo Chemical Co Ltd 放熱性樹脂組成物、放熱性ソルダーレジスト用組成物、放熱性成形体、及び放熱性プリント配線板
CN103013033A (zh) 2012-12-26 2013-04-03 曾晶 一种纳米高导热复合塑胶
JP5686748B2 (ja) 2010-01-29 2015-03-18 株式会社トクヤマ 球状窒化アルミニウム粉末の製造方法及び該方法により得られた球状窒化アルミニウム粉末
JP2017088459A (ja) 2015-11-13 2017-05-25 株式会社トクヤマ 耐水性窒化アルミニウム粉末
JP2017149624A (ja) 2016-02-26 2017-08-31 株式会社トクヤマ 窒化アルミニウムウィスカーの製造方法
JP6261050B2 (ja) 2013-02-08 2018-01-17 株式会社トクヤマ 窒化アルミニウム粉末

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62283900A (ja) * 1986-06-02 1987-12-09 Tokai Carbon Co Ltd AlNウイスカ−の製造方法
JPH1192624A (ja) * 1997-09-18 1999-04-06 Toshiba Corp エポキシ樹脂組成物および樹脂封止型半導体装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007173608A (ja) 2005-12-22 2007-07-05 Denki Kagaku Kogyo Kk 窒化アルミニウム焼結体およびそれを用いたセラミック回路基板。
JP2009302150A (ja) 2008-06-10 2009-12-24 Goo Chemical Co Ltd 放熱性樹脂組成物、放熱性ソルダーレジスト用組成物、放熱性成形体、及び放熱性プリント配線板
JP5686748B2 (ja) 2010-01-29 2015-03-18 株式会社トクヤマ 球状窒化アルミニウム粉末の製造方法及び該方法により得られた球状窒化アルミニウム粉末
CN103013033A (zh) 2012-12-26 2013-04-03 曾晶 一种纳米高导热复合塑胶
JP6261050B2 (ja) 2013-02-08 2018-01-17 株式会社トクヤマ 窒化アルミニウム粉末
JP2017088459A (ja) 2015-11-13 2017-05-25 株式会社トクヤマ 耐水性窒化アルミニウム粉末
JP2017149624A (ja) 2016-02-26 2017-08-31 株式会社トクヤマ 窒化アルミニウムウィスカーの製造方法

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
Zhongqi SHI et al.,"Morphology-controlled synthesis of quasi-aligned AlN nanowhiskers by combustion method: Effect of NH4Cl additive",Ceramics International,2009年04月01日,Vol. 35, No. 7,p.2727-2733,DOI: 10.1016/j.ceramint.2009.03.013

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020158355A (ja) 2020-10-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7069485B2 (ja) 六方晶窒化ホウ素粉末及びその製造方法、並びにそれを用いた組成物及び放熱材
JP7096921B2 (ja) 六方晶窒化ホウ素粉末及びその製造方法、並びにそれを用いた組成物及び放熱材
EP2195374B1 (en) Heat-processable thermally conductive polymer composition
EP1417093B1 (en) Spherical boron nitride powder comprising sintered agglomerates of hexagonal boron nitride platelets, polymer blend comprising the powder, and heat sink comprising a thermally conductive material comprising the powder
KR20160117472A (ko) 질화붕소 응집 입자, 질화붕소 응집 입자의 제조 방법, 그 질화붕소 응집 입자 함유 수지 조성물, 성형체, 및 시트
JP6826544B2 (ja) 熱伝導性フィラー組成物、その利用および製法
JP2005146057A (ja) 高熱伝導性成形体及びその製造方法
JP2003060134A (ja) 熱伝導性シート
KR102318682B1 (ko) 매트릭스 재료-질화붕소 복합체를 포함하는 3d 인쇄된 구성요소, 3d 인쇄된 구성요소 부품의 제조 방법 및 3d 인쇄된 구성요소 부품의 용도
CN102076749A (zh) 包含纳米级粉末的复合材料和该复合材料的用途
JPWO2020153505A1 (ja) フィラー組成物、シリコーン樹脂組成物及び放熱部品
US20200385625A1 (en) Powder Composition Comprising First and Second Agglomerates of Inorganic Particles and Polymer Composition Comprising a Polymer and the Powder Composition
JP7292941B2 (ja) 窒化アルミニウム複合フィラー
JP2013136658A (ja) 熱伝導性フィラー
JP2018030942A (ja) 熱伝導シートの製造方法
JP7308636B2 (ja) 窒化アルミニウムからなる複合構造体
JP2010285569A (ja) 熱伝導性樹脂材料およびその製造方法
JP2010013580A (ja) 高熱伝導性複合体およびその製造方法
WO2019235496A1 (ja) 複合粒子及びその製造方法
KR101909078B1 (ko) 고충전율의 중합체 방열패드용 충전재, 슬러리 및 이를 포함하는 중합체 방열패드
JP6983345B1 (ja) 熱伝導性シート、および電子機器
JPH07252377A (ja) 高熱伝導性樹脂組成物
JP3572692B2 (ja) α−アルミナ粉末含有樹脂組成物及びゴム組成物
JP2000344919A (ja) 熱伝導性シリコーン成形体の製造方法
JP7308426B1 (ja) 窒化ホウ素被覆熱伝導性粒子及びその製造方法並びに熱伝導樹脂組成物及び熱伝導性成形体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220224

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230111

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230214

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230413

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230613

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230704

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7308636

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150