JP7308052B2 - 制御装置、モータシステム、制御方法及びプログラム - Google Patents

制御装置、モータシステム、制御方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、制御装置、モータシステム、制御方法及びプログラムに関する。
三相交流電力によってモータを動作させるモータシステムにおいて、その三相交流電力がモータに供給されなくなった場合、モータが空転して電力を発生させる可能性がある。
特許文献1には、関連する技術として、回生電力が発生したときに放電用スイッチング素子をオン状態にして、抵抗Rdで放電させる技術が開示されている。
特開2011-234481号公報
ところで、モータが空転して電力を発生させる場合、その電力がインバータで整流されコンバータを構成する電子部品(例えば、スイッチング素子、ダイオード、キャパシタ、リアクタなど)に不具合を生じさせる可能性がある。
そのため、モータにおいて回生電力が発生した場合に、その回生電力に起因する電子部品における不具合の発生を低減させる技術が求められている。
本発明は、上記の課題を解決することのできる制御装置、モータシステム、制御方法及びプログラムを提供することを目的としている。
本発明の第1の態様によれば、制御装置は、モータを駆動するインバータと、前記インバータに直流電圧を供給するコンバータとを備えるモータシステムに設けられる制御装置であって、前記直流電圧の値が所定のしきい値を超えているか否かに基づいて、前記コンバータにおいて交流電力を直流電力に整流する複数の整流素子のうちの少なくとも1つの整流素子それぞれの両端間に、抵抗が並列に接続されるように設けられたスイッチの開閉を制御する制御部、を備える
本発明の第2の態様によれば、第1の態様における制御装置において、前記制御部は、前記直流電圧が所定のしきい値以下である場合に、前記スイッチが開状態になるように前記スイッチを制御し、前記直流電圧が前記所定のしきい値を超えている場合に、前記スイッチが閉状態になるように前記スイッチを制御するものであってもよい。
本発明の第3の態様によれば、第2の態様における制御装置において、前記制御部は、前記直流電圧と前記所定のしきい値とを比較するコンパレータ、を備えるものであってもよい。
本発明の第4の態様によれば、第3の態様における制御装置において、前記制御部は、前記スイッチの種類に基づいて、前記コンパレータが出力する出力信号を反転させる反転回路、を備えるものであってもよい。
本発明の第5の態様によれば、モータシステムは、第1の態様から第4の態様の何れか一に記載の制御装置と、前記コンバータにおいて交流電力を直流電力に整流する複数の整流素子のうちの少なくとも1つの整流素子それぞれの両端間に、抵抗が並列に接続されるように設けられたスイッチと、を備える
本発明の第6の態様によれば、第5の態様におけるモータシステムは、前記コンバータが発生する熱を放熱させる放熱フィンと、前記放熱フィンに接触させて設けられる前記抵抗と、を備えるものであってもよい。
本発明の第7の態様によれば、制御方法は、モータを駆動するインバータと、前記インバータに直流電圧を供給するコンバータとを備えるモータシステムに設けられる制御装置による制御方法であって、前記直流電圧の値が所定のしきい値を超えているか否かに基づいて、前記コンバータにおいて交流電力を直流電力に整流する複数の整流素子のうちの少なくとも1つの整流素子それぞれの両端間に、抵抗が並列に接続されるように設けられたスイッチの開閉を制御すること、を含む
本発明の第8の態様によれば、プログラムは、モータを駆動するインバータと、前記インバータに直流電圧を供給するコンバータとを備えるモータシステムに設けられる制御装置のコンピュータに、前記直流電圧の値が所定のしきい値を超えているか否かに基づいて、前記コンバータにおいて交流電力を直流電力に整流する複数の整流素子のうちの少なくとも1つの整流素子それぞれの両端間に、抵抗が並列に接続されるように設けられたスイッチの開閉を制御すること、を実行させる
本発明の実施形態による制御装置、モータシステム、制御方法及びプログラムによれば、モータにおいて回生電力が発生した場合に、その回生電力に起因する電子部品における不具合の発生を低減させることができる。
本発明の一実施形態によるモータシステムの構成の一例を示す図である。 本発明の一実施形態によるコンバータの構成の一例を示す図である。 本発明の一実施形態によるインバータの構成の一例を示す図である。 本発明の一実施形態による制御装置の構成の一例を示す図である。 本発明の一実施形態における第3制御部の構成の第1の例を示す図である。 本発明の一実施形態における第3制御部の構成の第2の例を示す図である。 本発明の一実施形態における第3制御部の構成の第3の例を示す図である。 本発明の一実施形態によるモータシステムの処理フローを示す図である。 少なくとも1つの実施形態に係るコンピュータの構成を示す概略ブロック図である。
<実施形態>
以下、図面を参照しながら実施形態について詳しく説明する。
本発明の一実施形態によるモータシステム1の構成について説明する。
モータシステム1は、図1に示すように、交流電源10、コンバータ20、インバータ30、モータ40、圧縮機50、第1電圧検出部60、第2電圧検出部70、制御装置80を備える。
モータシステム1は、モータ40が空転し、回生電力を発生させたときに、その回生電力を抵抗によって熱として消費させることによって、電子部品における不具合の発生を低減させるシステムである。
モータシステム1は、例えば、空気調和機の圧縮機などで使用されるモータシステムである。
交流電源10は、交流電力を出力する電源である。交流電源10は、交流電力をコンバータ20に出力する。
コンバータ20は、制御装置80が行う制御に基づいて、交流電力から直流電力を生成する。コンバータ20は、生成した電圧をインバータ30に出力する。
例えば、コンバータ20は、図2に示すように、ブリッジ回路201、リアクタ202、キャパシタ203を備える。
ブリッジ回路201は、交流電力を直流電力に整流する回路である。例えば、ブリッジ回路201は、図2に示すように、ダイオード2011、2012、キャパシタ2013、2014、抵抗2015、2016、スイッチング素子2017、2018、電力消費素子2019a、2019b、2019c、2019dを備える。
なお、スイッチング素子2017、2018のそれぞれは、例えば、スーパージャンクションMOSFET(Metal-Oxide Semiconductor Field-Effect Transistor)、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)等である。図2は、スイッチング素子2017、2018のそれぞれがスーパージャンクションMOSFETである場合のスイッチング素子2017、2018の例を示している。スイッチング素子2017は、図2に示すように、トランジスタ部2017a、ソース-ドレイン間の寄生ダイオード2017bを有する。また、スイッチング素子2018は、図2に示すように、トランジスタ部2018a、ソース-ドレイン間の寄生ダイオード2018bを有する。
電力消費素子2019aは、抵抗2019a1、スイッチ2019a2を備える。
電力消費素子2019bは、抵抗2019b1、スイッチ2019b2を備える。
電力消費素子2019cは、抵抗2019c1、スイッチ2019c2を備える。
電力消費素子2019dは、抵抗2019d1、スイッチ2019d2を備える。
抵抗2019a1、2019b1、2019c1、2019d1のそれぞれは、モータ40で発生した回生電力を熱として消費する抵抗である。
なお、コンバータ20などの発熱の大きい電子部品には、その発熱を放熱するための放熱フィンが設けられている場合が多い。コンバータ20は、図2に示すように、放熱フィン204を備えるものであってもよい(なお、図2における放熱フィン204は、コンバータ20全体を覆っており、放熱フィン204がコンバータ20全体の熱を放熱しているイメージを示すものである。)。このように、放熱フィンが設けられている場合には、回生電力を熱として消費する抵抗2019a1、2019b1、2019c1、2019d1をその放熱フィンに接触させて設けられるものであってもよい。抵抗2019a1、2019b1、2019c1、2019d1が放熱フィンに接触させて設けられる場合、抵抗2019a1、2019b1、2019c1、2019d1で発生する熱を効率的に放熱することができる。そのため、抵抗2019a1、2019b1、2019c1、2019d1が放熱フィンに接触させて設けられる場合、放熱フィンに接触していない抵抗に比べてより多くの回生電力を熱として消費できるように抵抗値を設定することができる。その結果、放熱フィン204に接触させて設けられる電力消費素子における抵抗の数は、放熱フィンに接触していない抵抗の数に比べて少なくすることができる。
スイッチ2019a2は、回生電力が発生する前にオン状態(閉状態)になることで、抵抗2019a1をダイオード2011に並列に接続させるスイッチである。回生電力が発生する前とは、例えば、コンバータ20からインバータ30へ供給される直流電圧が所定のしきい値を超えるタイミングである。
スイッチ2019b2は、回生電力が発生する前にオン状態になることで、抵抗2019b1をダイオード2012に並列に接続させるスイッチである。
スイッチ2019c2は、回生電力が発生する前にオン状態になることで、抵抗2019c1を寄生ダイオード2017bに並列に接続させるスイッチである。
スイッチ2019d2は、回生電力が発生する前にオン状態になることで、抵抗2019d1を寄生ダイオード2018bに並列に接続させるスイッチである。
スイッチ2019a2、2019b2、2019c2、2019d2のそれぞれは、コンバータ20が出力する直流電圧が所定のしきい値以下である場合に、例えば、制御装置80が出力する制御信号sig1によって、オフ状態になるように制御される。また、スイッチ2019a2、2019b2、2019c2、2019d2のそれぞれは、コンバータ20が出力する直流電圧が所定のしきい値を超えている場合に、例えば、制御装置80が出力する制御信号sig1によって、オン状態になるように制御される。この場合の制御信号sig1は、例えば、コンバータ20が出力する直流電圧が所定のしきい値以下である場合、Lowレベルの信号であり、コンバータ20が出力する直流電圧が所定のしきい値を超えた場合、Highレベルの信号である。
スイッチ2019a2、2019b2、2019c2、2019d2は、例えば、機械式スイッチ、トランジスタスイッチなどである。
スイッチ2019a2、2019b2、2019c2、2019d2のそれぞれは、回生電力が発生する前にオン状態になることで、モータ40において回生電力が発生し、その回生電力がコンバータ20に供給される場合であっても、抵抗2019a1、2019b1、2019c1、2019d1のそれぞれでその回生電力を熱として消費させることができる。そのため、ダイオード2011、2012、キャパシタ2013、2014、抵抗2015、2016、スイッチング素子2017、2018それぞれに供給される回生電力を低減させることができる。その結果、コンバータ20が備えるモータにおいて回生電力が発生した場合に、その回生電力に起因する電子部品における不具合の発生を低減させることができる。
リアクタ202は、昇圧動作を実現するために設けられるリアクタである。
キャパシタ203は、ブリッジ回路201が出力する直流電力を平滑化するキャパシタである。キャパシタ203によって、電圧値の変動の少ない直流電圧がコンバータ20からインバータ30へ供給される。キャパシタ203は、例えば、電解コンデンサである。
コンバータ20は、制御装置80が行う制御に基づいて、スイッチング素子2017、2018がオン状態(閉状態の一例)とオフ状態(開状態の一例)の間で切り替わることにより、交流電源10から供給される交流電力から直流電力を生成する。
例えば、コンバータ20は、制御装置80が出力する制御信号sig2に基づいてスイッチング素子2017、2018がオン状態とオフ状態の間で切り替わることにより、交流電源10から供給される交流電力から直流電力を生成する。なお、制御信号sig2は、例えば、スイッチング素子2017、2018をオン状態とオフ状態の間で切り替えるPWM(Pulse Width Modulation)信号である。
インバータ30は、制御装置80が行う制御に基づいて、コンバータ20から受ける電力からモータ40を駆動する三相交流電力を生成する。
例えば、インバータ30は、図3に示すように、6つのトランジスタスイッチ301、302、303、304、305、306から成る回路である。6つのトランジスタスイッチ301、302、303、304、305、306のそれぞれが、制御装置80が出力する制御信号sig3に基づいてオン状態とオフ状態とで切り替わることによって、インバータ30は、三相交流電圧を生成する。この場合の制御信号sig3は、例えば、6つのトランジスタスイッチ301、302、303、304、305、306のそれぞれに応じたPWM信号である。
インバータ30は、生成した三相交流電力をモータ40に出力する。
モータ40は、インバータ30が出力する三相交流電力によって動作するモータである。モータ40は、例えば、コンプレッサモータである。
圧縮機50は、例えば、空気調和機において使用される圧縮機である。圧縮機50は、空気調和機における冷媒を圧縮する。
第1電圧検出部60は、所定の短い時間間隔ごとに、交流電源10の出力電圧を検出する検出部である。第1電圧検出部60は、検出した交流電源10の出力電圧値を示す情報inf1を制御装置80に出力する。例えば、情報inf1は、交流電源10の出力電圧そのものである。
第2電圧検出部70は、所定の短い時間間隔ごとに、コンバータ20の出力電圧を検出する検出部である。第2電圧検出部70は、検出したコンバータ20の出力電圧値を示す情報inf2を制御装置80に出力する。例えば、情報inf2は、コンバータ20の出力電圧そのものである。
制御装置80は、図4に示すように、第1制御部801、第2制御部802、第3制御部803(制御部の一例)、記憶部804を備える。
記憶部804は、制御装置80が行う処理に必要な種々の情報を記憶する。
第1制御部801は、第1電圧検出部60から受ける情報inf1に基づいて、コンバータ20に入力される電圧の波形を取得する。
第1制御部801は、取得した電圧の波形に基づいて、コンバータ20がインバータ30へ供給する直流電圧を生成するための制御信号sig2を生成する。第1制御部801は、生成した制御信号sig2をコンバータ20に出力する。
第2制御部802は、第2電圧検出部70から受ける情報inf2に基づいて、インバータ30に入力される電圧の値を取得する。
第2制御部802は、取得した電圧の値に基づいて、インバータ30がモータ40へ供給する三相交流電圧を生成するための制御信号sig3を生成する。第2制御部802は、生成した制御信号sig3をインバータ30に出力する。
第3制御部803は、第2電圧検出部70から受ける情報inf2に基づいて、スイッチ2019a2、2019b2、2019c2、2019d2を制御する制御信号sig1を生成する。
例えば、情報inf2がコンバータ20の出力電圧そのものである場合、第3制御部803は、図5に示すように、コンパレータ803a、参照電圧源803bを備える。
コンパレータ803aは、参照電圧源803bが出力する電圧と情報inf2とを比較する。参照電圧源803bが出力する電圧は、所定のしきい値と同一の電圧値を示す電圧である。
コンパレータ803aは、情報inf2が参照電圧源803bの出力する電圧以下である場合、スイッチ2019a2、2019b2、2019c2、2019d2をオフ状態にする制御信号sig1を、スイッチ2019a2、2019b2、2019c2、2019d2に出力する。
また、コンパレータ803aは、情報inf2が参照電圧源803bの出力する電圧を超えている場合、スイッチ2019a2、2019b2、2019c2、2019d2をオン状態にする制御信号sig1を、スイッチ2019a2、2019b2、2019c2、2019d2に出力する。
具体的には、例えば、スイッチ2019a2、2019b2、2019c2、2019d2が、Highレベルの制御信号が供給されたときにオン状態になるスイッチであり、Lowレベルの制御信号が供給されたときにオフ状態になるスイッチである場合、コンパレータ803aは、情報inf2が参照電圧源803bの出力する電圧以下であるときに、スイッチ2019a2、2019b2、2019c2、2019d2のそれぞれにLowレベルの制御信号sig1を出力する。また、コンパレータ803aは、情報inf2が参照電圧源803bの出力する電圧を超えているときに、スイッチ2019a2、2019b2、2019c2、2019d2のそれぞれにHighレベルの制御信号sig1を出力する。
なお、情報inf2がコンバータ20の出力電圧そのものである場合、または、コンバータ20の出力電圧を示すデータである場合、第3制御部803は、例えば、コンピュータの一部として構成され、予め記憶している所定のしきい値と情報inf2とを比較して、制御信号sig1を生成し出力するものであってもよい。
こうすることにより、第3制御部803は、適切な制御信号sig1を生成することができ、スイッチ2019a2、2019b2、2019c2、2019d2を制御することができる。
なお、スイッチ2019a2、2019b2、2019c2、2019d2が、Lowレベルの制御信号が供給されたときにオン状態になるスイッチである場合には、第3制御部803は、スイッチ2019a2、2019b2、2019c2、2019d2が、Highレベルの制御信号が供給されたときにオン状態になるスイッチである場合の制御信号sig1におけるHighレベルとLowレベルとを入れ替えた信号を生成し出力すればよい。例えば、第3制御部803は、図6に示すように、コンパレータ803a、参照電圧源803bに加えて、さらに反転回路803cを備える。そして、反転回路803cがコンパレータ803aの出力する信号を反転させて制御信号sig1を出力すればよい。
また、スイッチ2019a2、2019b2、2019c2、2019d2が、Lowレベルの制御信号が供給されたときにオン状態になるスイッチである場合、図7に示すように、図5に示すコンパレータ803aの入力端子の接続を入れ替えるものであってもよい。なお、Highレベルの制御信号が供給されたときにオン状態になるスイッチと、Lowレベルの制御信号が供給されたときにオン状態になるスイッチとの違いが、種類の違いの一例である。
なお、上述のように、第3制御部803がコンパレータ803a、参照電圧源803bを備える場合には、コンピュータを用いずにスイッチ2019a2、2019b2、2019c2、2019d2を制御することができる。ここで、コンバータ20の出力電圧が所定のしきい値を超える原因の1つとして、第1制御部801(コンピュータの一例)による制御が適切でない、すなわち、コンピュータに不具合が発生していることが考えられる。よって、第3制御部803がコンパレータ803a、参照電圧源803bを備える場合には、コンピュータに不具合が発生している場合であっても、スイッチ2019a2、2019b2、2019c2、2019d2を制御することができるという効果が得られる。
また、上述のように、第3制御部803がコンパレータ803a、参照電圧源803bを備える場合には、コンパレータ803aがリアルタイムで直接出力する制御信号sig1によってスイッチ2019a2、2019b2、2019c2、2019d2を制御する。そのため、コンピュータを使用する場合に比べて、より速くスイッチ2019a2、2019b2、2019c2、2019d2を制御することができるという効果が得られる。
次に、本発明の一実施形態によるモータシステム1の処理について説明する。
ここでは、図8に示すモータシステム1の処理フローについて説明する。
なお、スイッチ2019a2、2019b2、2019c2、2019d2は、Highレベルの制御信号が供給されたときにオン状態になり、Lowレベルの制御信号が供給されたときにオフ状態になるものとする。また、第3制御部803は、図5に示すコンパレータ803a、参照電圧源803bを備えるものとする。
第1電圧検出部60は、所定の短い時間間隔ごとに、検出した交流電源10の出力電圧値を示す情報inf1を制御装置80に出力する(ステップS1)。また、第2電圧検出部70は、所定の短い時間間隔ごとに、検出したインバータ30の出力電圧値を示す情報inf2を制御装置80に出力する(ステップS2)。
第1制御部801は、第1電圧検出部60から情報inf1を受ける。この情報inf1は、例えば、交流電源10の出力電圧そのものである。第1制御部801は、受けた情報inf1に基づいて、コンバータ20に入力される電圧の波形を取得する(ステップS3)。
第1制御部801は、取得した電圧の波形に応じて、コンバータ20がインバータ30へ供給する電圧を生成するための制御信号sig2を生成する(ステップS4)。第1制御部801は、生成した制御信号sig2をコンバータ20に出力する(ステップS5)。
コンバータ20は、制御装置80から制御信号sig2を受ける。コンバータ20は、受けた制御信号sig2に応じて、スイッチング素子2017、2018がオン状態とオフ状態の間で切り替わることにより、交流電源10から供給される交流電力から直流電力を生成する(ステップS6)。コンバータ20は、生成した直流電力をインバータ30へ出力する。
第2制御部802は、第2電圧検出部70から情報inf2を受ける。この情報inf2は、例えば、コンバータ20の出力電圧そのものである。第2制御部802は、受けた情報inf2に基づいて、インバータ30に入力される電圧の値を取得する(ステップS7)。
第2制御部802は、取得した電圧の値に基づいて、制御信号sig3を生成する(ステップS8)。第2制御部802は、生成した制御信号sig3をインバータ30に出力する(ステップS9)。
インバータ30は、制御装置80から制御信号sig3を受ける。インバータ30は、受けた制御信号sig3に応じて、トランジスタスイッチ301、302、303、304、305、306のそれぞれがオン状態とオフ状態とで切り替わることによって、モータ40を駆動する三相交流電圧を生成する(ステップS10)。インバータ30は、生成した三相交流電力をモータ40に出力する(ステップS11)。
上述のステップS1~ステップS11の処理を行っている間、第3制御部803は、以下に示す処理を行う。
第3制御部803は、第2電圧検出部70から情報inf2を受ける。コンパレータ803aは、参照電圧源803bが出力する電圧と情報inf2とを比較(具体的には、情報inf2が参照電圧源803bの出力する電圧を超えているか比較)する(ステップS12)。参照電圧源803bが出力する電圧は、所定のしきい値と同一の電圧値を示す電圧である。
コンパレータ803aは、比較結果に応じて、スイッチ2019a2、2019b2、2019c2、2019d2に制御信号sig1を出力する。
例えば、コンパレータ803aは、情報inf2が参照電圧源803bの出力する電圧以下である場合(ステップS12においてNO)、スイッチ2019a2、2019b2、2019c2、2019d2をオフ状態にする制御信号sig1を、スイッチ2019a2、2019b2、2019c2、2019d2に出力する(ステップS13)。
また、コンパレータ803aは、情報inf2が参照電圧源803bの出力する電圧を超えている場合(ステップS12においてYES)、スイッチ2019a2、2019b2、2019c2、2019d2をオン状態にする制御信号sig1を、スイッチ2019a2、2019b2、2019c2、2019d2に出力する(ステップS14)。
具体的には、コンパレータ803aは、情報inf2が参照電圧源803bの出力する電圧以下である場合、スイッチ2019a2、2019b2、2019c2、2019d2のそれぞれにLowレベルの制御信号sig1を出力する。また、コンパレータ803aは、情報inf2が参照電圧源803bの出力する電圧を超えている場合、スイッチ2019a2、2019b2、2019c2、2019d2のそれぞれにHighレベルの制御信号sig1を出力する。
以上、本発明の一実施形態によるモータシステム1について説明した。
モータ40を駆動するインバータ30と、インバータ30に直流電圧を供給するコンバータ20とを備えるモータシステム1において、制御装置80が備える第3制御部803(制御部の一例)は、インバータ30に供給される直流電圧の値が所定のしきい値を超えているか否かに基づいて、コンバータ20において交流電力を直流電力に整流する複数の整流素子(ダイオード2011、2012、寄生ダイオード2017b、2018b)のうちの少なくとも1つに、抵抗(抵抗2019a1、2019b1、2019c1、2019d1)を並列に接続させるように設けられたスイッチ(スイッチ2019a2、2019b2、2019c2、2019d2)の開閉を制御する。
このように第3制御部803がスイッチを制御することによって、モータ40において回生電力が発生した場合に、スイッチ2019a2、2019b2、2019c2、2019d2のそれぞれは、回生電力が発生する前にオン状態になることで、モータ40において回生電力が発生し、その回生電力がコンバータ20に供給される場合であっても、抵抗2019a1、2019b1、2019c1、2019d1のそれぞれでその回生電力を熱として消費させることができる。そのため、ダイオード2011、2012、キャパシタ2013、2014、抵抗2015、2016、スイッチング素子2017、2018それぞれに供給される回生電力を低減させることができる。その結果、コンバータ20が備えるモータにおいて回生電力が発生した場合に、その回生電力に起因する電子部品における不具合の発生を低減させることができる。
なお、本発明の一実施形態によるモータシステム1は、スイッチ2019a2、2019b2、2019c2、2019d2の4つのスイッチを備えるものとした。しかしながら、本発明の別の実施形態によるモータシステム1は、スイッチ2019a2、2019b2、2019c2、2019d2のうちの少なくとも1つを備えるものであってよい。そして、第3制御部803は、備えているスイッチのうちの少なくとも1つを制御する制御信号sig1を生成し、生成した制御信号sig1を用いて備えているスイッチのうちの少なくとも1つを制御すればよい。
なお、本発明の実施形態における処理は、適切な処理が行われる範囲において、処理の順番が入れ替わってもよい。
本発明の実施形態における記憶部804や記憶装置(レジスタ、ラッチを含む)のそれぞれは、適切な情報の送受信が行われる範囲においてどこに備えられていてもよい。また、記憶部804や記憶装置のそれぞれは、適切な情報の送受信が行われる範囲において複数存在しデータを分散して記憶していてもよい。
本発明の実施形態について説明したが、上述の制御装置80、第1制御部801、第2制御部802、第3制御部803、その他の制御装置は内部に、コンピュータシステムを有していてもよい。そして、上述した処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。コンピュータの具体例を以下に示す。
図9は、少なくとも1つの実施形態に係るコンピュータの構成を示す概略ブロック図である。
コンピュータ5は、図9に示すように、CPU6、メインメモリ7、ストレージ8、インターフェース9を備える。
例えば、上述の制御装置80、第1制御部801、第2制御部802、第3制御部803、その他の制御装置のそれぞれは、コンピュータ5に実装される。そして、上述した各処理部の動作は、プログラムの形式でストレージ8に記憶されている。CPU6は、プログラムをストレージ8から読み出してメインメモリ7に展開し、当該プログラムに従って上記処理を実行する。また、CPU6は、プログラムに従って、上述した各記憶部に対応する記憶領域をメインメモリ7に確保する。
ストレージ8の例としては、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD-ROM(Digital Versatile Disc Read Only Memory)、半導体メモリ等が挙げられる。ストレージ8は、コンピュータ5のバスに直接接続された内部メディアであってもよいし、インターフェース9または通信回線を介してコンピュータ5に接続される外部メディアであってもよい。また、このプログラムが通信回線によってコンピュータ5に配信される場合、配信を受けたコンピュータ5が当該プログラムをメインメモリ7に展開し、上記処理を実行してもよい。少なくとも1つの実施形態において、ストレージ8は、一時的でない有形の記憶媒体である。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現してもよい。さらに、上記プログラムは、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるファイル、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例であり、発明の範囲を限定しない。これらの実施形態は、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の追加、種々の省略、種々の置き換え、種々の変更を行ってよい。
1・・・モータシステム
5・・・コンピュータ
6・・・CPU
7・・・メインメモリ
8・・・ストレージ
9・・・インターフェース
10・・・交流電源
20・・・コンバータ
30・・・インバータ
40・・・モータ
50・・・圧縮機
60・・・第1電圧検出部
70・・・第2電圧検出部
80・・・制御装置
201・・・ブリッジ回路
202・・・リアクタ
203、2013、2014・・・キャパシタ
301、302、303、304、305、306・・・トランジスタスイッチ
801・・・第1制御部
802・・・第2制御部
803・・・第3制御部
803a・・・コンパレータ
803b・・・参照電圧源
803c・・・反転回路
804・・・記憶部
2011、2012・・・ダイオード
2015、2016、2019a1、2019b1、2019c1、2019d1・・・抵抗
2017、2018・・・スイッチング素子
2017a、2018a・・・トランジスタ部
2017b、2018b・・・寄生ダイオード
2019a、2019b、2019c、2019d・・・電力消費素子
2019a2、2019b2、2019c2、2019d2・・・スイッチ

Claims (8)

  1. モータを駆動するインバータと、前記インバータに直流電圧を供給するコンバータとを備えるモータシステムに設けられる制御装置であって、
    前記直流電圧の値が所定のしきい値を超えているか否かに基づいて、前記コンバータにおいて交流電力を直流電力に整流する複数の整流素子のうちの少なくとも1つの整流素子それぞれの両端間に、抵抗並列に接続さるように設けられたスイッチの開閉を制御する制御部、
    を備える制御装置。
  2. 前記制御部は、
    前記直流電圧が所定のしきい値以下である場合に、前記スイッチが開状態になるように前記スイッチを制御し、前記直流電圧が前記所定のしきい値を超えている場合に、前記スイッチが閉状態になるように前記スイッチを制御する、
    請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記制御部は、
    前記直流電圧と前記所定のしきい値とを比較するコンパレータ、
    を備える請求項2に記載の制御装置。
  4. 前記制御部は、
    前記スイッチの種類に基づいて、前記コンパレータが出力する出力信号を反転させる反転回路、
    を備える請求項3に記載の制御装置。
  5. 請求項1から請求項4の何れか一項に記載の制御装置と、
    前記コンバータにおいて交流電力を直流電力に整流する複数の整流素子のうちの少なくとも1つの整流素子それぞれの両端間に、抵抗並列に接続さるように設けられたスイッチと、
    を備えるモータシステム。
  6. 前記コンバータが発生する熱を放熱させる放熱フィンと、
    前記放熱フィンに接触させて設けられる前記抵抗と、
    を備える請求項5に記載のモータシステム。
  7. モータを駆動するインバータと、前記インバータに直流電圧を供給するコンバータとを備えるモータシステムに設けられる制御装置による制御方法であって、
    前記直流電圧の値が所定のしきい値を超えているか否かに基づいて、前記コンバータにおいて交流電力を直流電力に整流する複数の整流素子のうちの少なくとも1つの整流素子それぞれの両端間に、抵抗並列に接続さるように設けられたスイッチの開閉を制御すること、
    を含む制御方法。
  8. モータを駆動するインバータと、前記インバータに直流電圧を供給するコンバータとを備えるモータシステムに設けられる制御装置のコンピュータに、
    前記直流電圧の値が所定のしきい値を超えているか否かに基づいて、前記コンバータにおいて交流電力を直流電力に整流する複数の整流素子のうちの少なくとも1つの整流素子それぞれの両端間に、抵抗並列に接続さるように設けられたスイッチの開閉を制御すること、
    を実行させるプログラム。
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