JP7307957B2 - 掘削装置 - Google Patents
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前記ケーシング(3)内に挿入されるロッド(4)と、
前記ケーシング(3)の上部側に設けられ、前記ロッド(4)を回転駆動するテーブルマシーン(5)と、
前記ロッド(4)の下部側に設けられ、地盤(G)を掘削可能なハンマービット(42)と、
前記ハンマービット(42)によって前記地盤(G)を掘削した際発生するスライム(Gs)を、外部に排出する前に中空状の内部(空間K2)に一旦集約してから、外部に排出可能なスライム集約排出部(7)と、を有し、
前記ロッド(4)の外周面には、複数の凸条部(4a)が、該ロッド(4)の軸方向に沿って、所定間隔置きに設けられると共に、
前記スライム集約排出部(7)は、上面(7a)及び下面(7b)が閉止されていると共に、該上面(7a)には前記テーブルマシーン(5)が配置固定され、さらに、前記スライム集約排出部(7)は、前記上面(7a)及び下面(7b)を上下方向に貫通する挿入孔(7c)が設けられると共に、前記ケーシング(3)の上部側に設けられ、
前記ケーシング(3)の上部側に前記スライム集約排出部(7)を設けるにあたって、
前記スライム集約排出部(7)の下面(7b)に設けられている前記ロッド(4)が挿入できるように内部が空洞に形成されている第1ジョイント部(メス型のジョイント部14)に、上部ケーシングスイベル(12a)の上部に設けられている前記ロッド(4)が挿入できるように内部が空洞に形成されている第2ジョイント部(オス型のジョイント部12a1)が嵌合され、さらに、
前記上部ケーシングスイベル(12a)に連結されている下部ケーシングスイベル(12b)の下部に設けられている前記ロッド(4)が挿入できるように内部が空洞に形成されている第3ジョイント部(メス型のジョイント部12b1)に、前記ケーシング(3)の上部に設けられている前記ロッド(4)が挿入できるように内部が空洞に形成されている第4ジョイント部(オス型のジョイント部3b)が嵌合されることによって、前記ケーシング(3)の上部側に、前記上部ケーシングスイベル(12a)及び前記下部ケーシングスイベル(12b)を介して、前記スライム集約排出部(7)が設けられてなり、
前記ロッド(4)は、前記テーブルマシーン(5)の駆動用円環部材(5a)に前記複数の凸条部(4a)が係合されると共に、前記スライム集約排出部(7)に設けられている前記挿入孔(7c)内に、前記ケーシング(3)の内壁面との間に第1の隙間(隙間K)が形成されるように挿入され、さらに、
前記ロッド(4)は、隣り合う前記凸条部(4a)との間に形成されている第2の隙間と前記中空状の内部(空間K2)とが連通するように、前記挿入孔(7c)内に挿入され、
前記ハンマービット(42)によって前記地盤(G)を掘削した際発生するスライム(Gs)は、前記第1の隙間(隙間K)を通って、前記ロッド(4)の上部に導かれ、その上部に導かれたスライム(Gs)は、前記第2の隙間から、前記挿入孔(7c)を通って、前記中空状の内部(空間K2)に導かれることによって、該スライム(Gs)を前記スライム集約排出部(7)にて一旦集約してなることを特徴としている。
前記ケーシング(3)内に挿入されるロッド(4)と、
前記ケーシング(3)の上部側に設けられ、前記ロッド(4)を回転駆動するテーブルマシーン(5)と、
前記ロッド(4)の下部側に設けられ、地盤(G)を掘削可能なハンマービット(42)と、
前記ハンマービット(42)によって前記地盤(G)を掘削した際発生するスライム(Gs)を、外部に排出する前に中空状の内部(空間K2)に一旦集約してから、外部に排出可能なスライム集約排出部(7)と、を有し、
前記ロッド(4)の外周面には、複数の凸条部(4a)が、該ロッド(4)の軸方向に沿って、所定間隔置きに設けられると共に、
前記スライム集約排出部(7)は、上面(7a)及び下面(7b)が閉止されていると共に、該下面(7b)には前記テーブルマシーン(5)が配置固定され、さらに、前記スライム集約排出部(7)は、前記上面(7a)及び下面(7b)を上下方向に貫通する挿入孔(7c)が設けられ、
前記ケーシング(3)の上部側に前記テーブルマシーン(5)を設けるにあたって、
前記テーブルマシーン(5)の下面(5c)に設けられている前記ロッド(4)が挿入できるように内部が空洞に形成されている第1ジョイント部(メス型のジョイント部14)に、上部ケーシングスイベル(12a)の上部に設けられている前記ロッド(4)が挿入できるように内部が空洞に形成されている第2ジョイント部(オス型のジョイント部12a1)が嵌合され、さらに、
前記上部ケーシングスイベル(12a)に連結されている下部ケーシングスイベル(12b)の下部に設けられている前記ロッド(4)が挿入できるように内部が空洞に形成されている第3ジョイント部(メス型のジョイント部12b1)に、前記ケーシング(3)の上部に設けられている前記ロッド(4)が挿入できるように内部が空洞に形成されている第4ジョイント部(オス型のジョイント部3b)が嵌合されることによって、前記ケーシング(3)の上部側に、前記上部ケーシングスイベル(12a)及び前記下部ケーシングスイベル(12b)を介して、前記テーブルマシーン(5)が設けられてなり、
前記ロッド(4)は、前記スライム集約排出部(7)に設けられている前記挿入孔(7c)内に、前記ケーシング(3)の内壁面との間に第1の隙間(隙間K)が形成されるように挿入され、さらに、
前記ロッド(4)は、隣り合う前記凸条部(4a)との間に形成されている第2の隙間と前記中空状の内部(空間K2)とが連通するように、前記挿入孔(7c)内に挿入され、
前記ハンマービット(42)によって前記地盤(G)を掘削した際発生するスライム(Gs)は、前記第1の隙間(隙間K)を通って、前記ロッド(4)の上部に導かれ、その上部に導かれたスライム(Gs)は、前記第2の隙間から、前記挿入孔(7c)を通って、前記中空状の内部(空間K2)に導かれることによって、該スライム(Gs)を前記スライム集約排出部(7)にて一旦集約してなることを特徴としている。
また、請求項1に係る発明によれば、スライム集約排出部(7)の下面(7b)に設けられているロッド(4)が挿入できるように内部が空洞に形成されている第1ジョイント部(メス型のジョイント部14)に、上部ケーシングスイベル(12a)の上部に設けられているロッド(4)が挿入できるように内部が空洞に形成されている第2ジョイント部(オス型のジョイント部12a1)が嵌合され、さらに、上部ケーシングスイベル(12a)に連結されている下部ケーシングスイベル(12b)の下部に設けられているロッド(4)が挿入できるように内部が空洞に形成されている第3ジョイント部(メス型のジョイント部12b1)に、ケーシング(3)の上部に設けられているロッド(4)が挿入できるように内部が空洞に形成されている第4ジョイント部(オス型のジョイント部3b)が嵌合されている。これによって、ケーシング(3)の上部側に、上部ケーシングスイベル(12a)及び下部ケーシングスイベル(12b)を介して、スライム集約排出部(7)が設けられる。それゆえ、誤って、ケーシング(3)が回転してしまったとしても、スライム集約排出部(7)が供回りしてしまう事態を防止することができる。これにより、ケーシング(3)が回転してしまったとしても、スライム集約排出部(7)は回転しないため、スライム(Gs)の排土位置を固定することができる。
また一方、請求項2に係る発明によれば、テーブルマシーン(5)の下面(5c)に設けられているロッド(4)が挿入できるように内部が空洞に形成されている第1ジョイント部(メス型のジョイント部14)に、上部ケーシングスイベル(12a)の上部に設けられているロッド(4)が挿入できるように内部が空洞に形成されている第2ジョイント部(オス型のジョイント部12a1)が嵌合され、さらに、上部ケーシングスイベル(12a)に連結されている下部ケーシングスイベル(12b)の下部に設けられているロッド(4)が挿入できるように内部が空洞に形成されている第3ジョイント部(メス型のジョイント部12b1)に、ケーシング(3)の上部に設けられているロッド(4)が挿入できるように内部が空洞に形成されている第4ジョイント部(オス型のジョイント部3b)が嵌合されている。これによって、ケーシング(3)の上部側に、上部ケーシングスイベル(12a)及び下部ケーシングスイベル(12b)を介して、テーブルマシーン(5)が設けられる。それゆえ、誤って、ケーシング(3)が回転してしまったとしても、テーブルマシーン(5)及びスライム集約排出部(7)が供回りしてしまう事態を防止することができる。これにより、ケーシング(3)が回転してしまったとしても、スライム集約排出部(7)は回転しないため、スライム(Gs)の排土位置を固定することができる。
図1に示すように、掘削装置1は、吊支ワイヤYによって吊支されており、図1~図2に示すように、全周回転装置2と、ケーシング3と、ロッド4と、テーブルマシーン5と、スイベル機構6と、スライム集約排出部7と、で主に構成されている。以下、各構成について詳しく説明することとする。
全周回転装置2は、図1に示すように、水W上に浮かべた例えば、300t積み程度の平台船S上に設置されている。より詳しく説明すると、このような全周回転装置2は、一般的なオールケーシング工法に使用される全周回転圧入装置からなるもので、ケーシング3の外周面を掴持して全周回転させながらケーシング3を、図1に示す地盤G中に押し込んで掘削するタイプのもので、周知の構造からなる。なお、図1に示す地盤Gは、水底地盤からなるものであって、上部から順次、土泥層Ga、砂や砂礫の堆積層Gb、粗大礫層や岩盤からなる硬質支持層Gcより構成されている。
ケーシング3は、図1及び図2に示すように、軸方向(上下長手方向)に長尺な略円筒状に形成されており、図1に示すように、ケーシング3内には、隙間Kを空けてロッド4が挿入できるようになっている。しかして、このようなケーシング3の下部には、図2に示すように、下向きに鋭利な切歯状のケーシングカッター3aが設けられている。このケーシングカッター3aは、地盤Gを円形に掘削するものである。
ロッド4は、図1に示すように、軸方向(上下長手方向)に長尺状に形成されており、第1ロッド4Aと、第2ロッド4Bと、第3ロッド4Cとが連結されて形成されている。具体的には、図1に示すように、第1ロッド4Aの下部側と、第2ロッド4Bの上部側とが第1連結具40によって連結され、第2ロッド4Bの下部側と、第3ロッド4Cの上部側とが第2連結具41によって連結されている。
テーブルマシーン5は、図3に示すように、複数のL字の止め金具10を介して、スライム集約排出部7上に固定配置される。より詳しく説明すると、このようなテーブルマシーン5は、油圧駆動式のロータリーテーブルであって、図3に示すように、内部に駆動用円環部材5aを回転自在に支持している。そして、この駆動用円環部材5aの内周面には、ロッド4の凸条部4aに対応する凹条部5a1が所定間隔置きに、複数設けられている。なお、この駆動用円環部材5aは、図1~図3に示す油圧ホース5bを通じて供給される作動用圧油によって駆動する油圧モータ(図示せず)によって回転することとなる。
スイベル機構6は、図1~図3に示すエアーホース6aが設けられており、このエアーホース6aには、図示しないエアコンプレッサーからの圧力エアが供給される。そして、このようなスイベル機構6は、図3に示すように、ロッド4の上面4bに、図示しない連結ピン等を用いて連結され、吊支ワイヤYによって吊支される。
スライム集約排出部7は、図3に示すように、円筒状に形成されており、内部にスライムGsを一旦集約するための空間K2が形成されている。そして、このように形成されるスライム集約排出部7には、図3に示すように、テーブルマシーン5の中心軸線と同一となる位置に、上面7a及び下面7bに、上下方向に貫通するように、挿入孔7cが設けられている。これにより、図3に示すように、この挿入孔7c内に、ロッド4が挿入されることとなる。なお、この際、スライムGsが空間K2に導かれるように、図1に示す隙間Kを空けて、挿入孔7c内にロッド4が挿入されることとなる。
2 全周回転装置
3 ケーシング
4 ロッド
42 ハンマービット
5 テーブルマシーン
7 スライム集約排出部
7e 排出口
7f 案内部
11 排出用パイプ
12 ケーシングスイベル
G 地盤
Gs スライム
Claims (5)
- 全周回転装置によって回転駆動されるケーシングと、
前記ケーシング内に挿入されるロッドと、
前記ケーシングの上部側に設けられ、前記ロッドを回転駆動するテーブルマシーンと、
前記ロッドの下部側に設けられ、地盤を掘削可能なハンマービットと、
前記ハンマービットによって前記地盤を掘削した際発生するスライムを、外部に排出する前に中空状の内部に一旦集約してから、外部に排出可能なスライム集約排出部と、を有し、
前記ロッドの外周面には、複数の凸条部が、該ロッドの軸方向に沿って、所定間隔置きに設けられると共に、
前記スライム集約排出部は、上面及び下面が閉止されていると共に、該上面には前記テーブルマシーンが配置固定され、さらに、前記スライム集約排出部は、前記上面及び下面を上下方向に貫通する挿入孔が設けられると共に、前記ケーシングの上部側に設けられ、
前記ケーシングの上部側に前記スライム集約排出部を設けるにあたって、
前記スライム集約排出部の下面に設けられている前記ロッドが挿入できるように内部が空洞に形成されている第1ジョイント部に、上部ケーシングスイベルの上部に設けられている前記ロッドが挿入できるように内部が空洞に形成されている第2ジョイント部が嵌合され、さらに、
前記上部ケーシングスイベルに連結されている下部ケーシングスイベルの下部に設けられている前記ロッドが挿入できるように内部が空洞に形成されている第3ジョイント部に、前記ケーシングの上部に設けられている前記ロッドが挿入できるように内部が空洞に形成されている第4ジョイント部が嵌合されることによって、前記ケーシングの上部側に、前記上部ケーシングスイベル及び前記下部ケーシングスイベルを介して、前記スライム集約排出部が設けられてなり、
前記ロッドは、前記テーブルマシーンの駆動用円環部材に前記複数の凸条部が係合されると共に、前記スライム集約排出部に設けられている前記挿入孔内に、前記ケーシングの内壁面との間に第1の隙間が形成されるように挿入され、さらに、
前記ロッドは、隣り合う前記凸条部との間に形成されている第2の隙間と前記中空状の内部とが連通するように、前記挿入孔内に挿入され、
前記ハンマービットによって前記地盤を掘削した際発生するスライムは、前記第1の隙間を通って、前記ロッドの上部に導かれ、その上部に導かれたスライムは、前記第2の隙間から、前記挿入孔を通って、前記中空状の内部に導かれることによって、該スライムを前記スライム集約排出部にて一旦集約してなる掘削装置。 - 全周回転装置によって回転駆動されるケーシングと、
前記ケーシング内に挿入されるロッドと、
前記ケーシングの上部側に設けられ、前記ロッドを回転駆動するテーブルマシーンと、
前記ロッドの下部側に設けられ、地盤を掘削可能なハンマービットと、
前記ハンマービットによって前記地盤を掘削した際発生するスライムを、外部に排出する前に中空状の内部に一旦集約してから、外部に排出可能なスライム集約排出部と、を有し、
前記ロッドの外周面には、複数の凸条部が、該ロッドの軸方向に沿って、所定間隔置きに設けられると共に、
前記スライム集約排出部は、上面及び下面が閉止されていると共に、該下面には前記テーブルマシーンが配置固定され、さらに、前記スライム集約排出部は、前記上面及び下面を上下方向に貫通する挿入孔が設けられ、
前記ケーシングの上部側に前記テーブルマシーンを設けるにあたって、
前記テーブルマシーンの下面に設けられている前記ロッドが挿入できるように内部が空洞に形成されている第1ジョイント部に、上部ケーシングスイベルの上部に設けられている前記ロッドが挿入できるように内部が空洞に形成されている第2ジョイント部が嵌合され、さらに、
前記上部ケーシングスイベルに連結されている下部ケーシングスイベルの下部に設けられている前記ロッドが挿入できるように内部が空洞に形成されている第3ジョイント部に、前記ケーシングの上部に設けられている前記ロッドが挿入できるように内部が空洞に形成されている第4ジョイント部が嵌合されることによって、前記ケーシングの上部側に、前記上部ケーシングスイベル及び前記下部ケーシングスイベルを介して、前記テーブルマシーンが設けられてなり、
前記ロッドは、前記スライム集約排出部に設けられている前記挿入孔内に、前記ケーシングの内壁面との間に第1の隙間が形成されるように挿入され、さらに、
前記ロッドは、隣り合う前記凸条部との間に形成されている第2の隙間と前記中空状の内部とが連通するように、前記挿入孔内に挿入され、
前記ハンマービットによって前記地盤を掘削した際発生するスライムは、前記第1の隙間を通って、前記ロッドの上部に導かれ、その上部に導かれたスライムは、前記第2の隙間から、前記挿入孔を通って、前記中空状の内部に導かれることによって、該スライムを前記スライム集約排出部にて一旦集約してなる掘削装置。 - 前記スライム集約排出部は、排出口が設けられると共に、一旦集約した前記スライムを前記排出口に案内する案内部が設けられてなる請求項1又は2に記載の掘削装置。
- 前記案内部は、前記排出口に向かって下り傾斜させるように、前記スライム集約排出部内に設けられてなる請求項3に記載の掘削装置。
- 前記排出口には、排出用パイプが取り付けられてなる請求項3又は4に記載の掘削装置。
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