JP7307018B2 - 吸着パッド器を備えたロボット装置 - Google Patents
吸着パッド器を備えたロボット装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7307018B2 JP7307018B2 JP2020053418A JP2020053418A JP7307018B2 JP 7307018 B2 JP7307018 B2 JP 7307018B2 JP 2020053418 A JP2020053418 A JP 2020053418A JP 2020053418 A JP2020053418 A JP 2020053418A JP 7307018 B2 JP7307018 B2 JP 7307018B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- suction pad
- suction
- negative pressure
- work
- workpiece
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Manipulator (AREA)
Description
前記吸着パッド器により前記ワークを吸着して前記アームを移動して停止すると、前記半流動体が移動していた方向に偏る偏り部と、該偏り部の隣で該偏り部よりも高さが低く傾斜する傾斜部と、前記偏り部の上方に盛り上がる盛り上がり部と、を形成する性質を有しており、
前記吸着パッド器が前記ワークの表面に接触するタイミングで前記負圧流体を流す吸着指令信号を発生すると共に、前記アームが停止した後、前記負圧流体を遮断する遮断指令信号を発生する吸着制御手段と、
前記ワークを撮像して撮像情報を得る撮像手段と、
前記吸着パッド器は、固定板を有しており、該固定板には、前記吸着パッドが偶数個を並べて配置された第1の吸着パッド群を成し、隣には、前記第1の吸着パッド群よりも、一つ少ない奇数個の前記吸着パッドが並べて配置された第2の吸着パッド群を有しており、
前記撮像情報に基づいて前記アームを移動し、前記吸着パッド器を前記ワークの表面に接触して、前記第1の吸着パッド群が前記ワークの前記傾斜部が形成される前記ワークの表面を接触すると共に、前記第2の吸着パッド群が前記ワークの前記偏り部が形成される前記ワークの表面を接触する前記位置指令信号を発生する位置制御手段と、
を備えたことを特徴とするものである。
撮像手段がワークを撮像して撮像情報を発生して、位置制御手段は、撮像情報に基づいてアームを移動して吸着パッド器がワークの表面に接触する。吸着制御手段は、吸着指令信号を発生して、吸着パッド器によりワークを吸着すると共に、第1の吸着パッド群がワークの偏り部が形成されるワークの表面を吸着すると共に、第1の吸着パッド群よりも吸着パッドが一つ少ない第2の吸着パッド群がワークの傾斜部が形成されるワークの表面を吸着する。これにより、吸着パッド器がワークを不均一に吸着する。
さらに、第1及び第2の吸着パッド群を成す各吸着パッドは、同一であることがより好ましい。均一な吸着力を得ることができるからである。
また、ワーク内の半流動体は、移動して停止すると、半流動体が停止側に偏る偏り部を形成し、該偏り部の隣で該偏り部よりも低い傾斜部が形成されれば足りるが、マヨネーズ、ケチャップ、スープを例示できる。
前記アダプタの下端部に連結されると共に、前記負圧流体を流すベローズと、を備え、
該ベローズの先端に形成されると共に、前記負圧流体を流すパッド部を有し、
前記パッド部には、内周側を仕切る底板を有し、
前記底板は、前記ベローズよりも硬度が高く、多数の第1の孔が同一密度により形成され、前記第1の孔よりも開口面積が広いと共に、第1の孔よりも数が少ない第2の孔が中心から放射状に形成されている、
ことが好ましい。
このように吸着パッドによれば、同一密度に形成された多数の第1の孔がワークの吸引力を均一にしながら補いながら、第1の孔よりも数が少ない第2の孔が中心から放射状に形成された第2の孔により均一に吸引力を増加して、吸着パッドがワークをしっかりと吸着しながら、ワークの袋がプラスチックフィルムでも、第1及び第2の孔に吸い込むことを抑制する。
さらに、プラスチックフィルムにより形成されたワークの袋を吸着パッドが吸引しても、吸着パッドの底板の硬度が高いので、底板が撓みにくくなり吸着パッドの内部にワークの袋の吸い込みを底板によっても抑制できる。したがって、ワークをロボット装置により、搬送した後、吸着パッドによるワークへの吸着痕も低減できる。
ここで、第1の孔の形状は丸孔で、第2の孔の形状は長方形で、時計盤で示す3時、6時、9時、12時の位置にそれぞれ形成されていることがより好ましい。
前記ベローズは、蛇腹状に軸方向に蛇腹状で伸縮自在に形成されており、
前記パッド部には、前記ワークを吸着しながら接触するスカートを備え、
前記スカートは、下方に向かって斜め方向に拡開するように形成されると共に、上方に放射状に多数のリブが形成されており、
前記スカートは、前記ベローズと別の材質から形成されると共に、前記ベローズよりも硬度が低く、前記プラスチックフィルムと同等の硬度を有する材質である、
ことが好ましい。
また、スカートに形成された放射状のリブによってスカートの強度も維持されるので、ワークをしっかりと吸着できる。
それぞれ前記供給通路に負圧流体を供給する負圧流体供給手段と、
前記供給通路を流れるそれぞれの前記負圧流体を前記吸着指令信号に基づいて開放すると共に、前記遮断指令信号に基づいて遮断するバルブ手段と、
前記供給通路のそれぞれ圧力を検出してそれぞれの圧力検知信号を発生する圧力検出手段と、
前記圧力検知信号に基づいて負圧検出値を求めると共に、前記負圧検出値が予め定められた負圧閾値よりも高いと、それぞれの予備遮断信号を発生して、前記予備遮断信号の数が予め定めた数を越えると、異常遮断信号を発生する圧力判断手段とを備え、
前記吸着制御手段は、さらに、前記異常遮断信号に基づいて前記遮断指令信号を発生
する、ことが好ましい。
吸着制御手段は、異常遮断信号に基づいて遮断指令信号を発生し、バルブ手段を遮断して負圧流体の供給を停止する。これにより、吸着パッド器がワークを解放する。好ましくは、位置制御手段は、異常遮断信号に基づいて次に搬送される前記ワークを撮像情報に基づいてアームを移動して吸着パッド器を用いてワークの表面に接触する位置指令信号を発生する。これにより、吸着パッド器がワークの表面に接触するタイミングで負圧流体を流す吸着指令信号を発生して、バルブ手段を開放して吸着パッド器がワークを吸着する。
本発明の一実施の形態を図1から図8によって説明する。図1において、ワークWは、プラスチックフィルムにより形成された長方体形状の袋12に半流動体14が充填されており、両端には、密閉された板状の両端部12aを有している。ここで、プラスチックフィルムとしては、ポリ塩化ビニル、 塩化ビニリデン、ポリエチレン、 ポリビニールアルコール、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリスチレン、ナイロン、ポリプロピレンなどを例示できる。また、半流動体としては、ケチャップ、マヨネーズなどを例示できる。
なお、吸着指令信号により電磁バルブB1~B7を介して負圧流体を吸着パッド20に供給すると共に、ワークWを移動して目標位置に到達して停止すると、遮断指令信号により電磁バルブB1~B7を閉成して負圧流体を遮断するように形成されている。
例えば、上記実施の形態では、吸着パッド器120は、第1の吸着パッド群121が偶数個の四つの吸着パッド20から成り、第2の吸着パッド群122は、第1の吸着パッド群121よりも、一つ少ない奇数個の三つの第2の吸着パッド20としたが、ワークWの大きさを考慮して第1及び第2の吸着パッド群121、122の数を定めると共に、第1の吸着パッド群121が偶数個の吸着パッド20から成り、第2の吸着パッド群122は第1の吸着パッド群121よりも、一つ少ない奇数個の吸着パッド20を有するようにしても良い。
Claims (4)
- プラスチックフィルムにより形成された四角形状の袋に半流動体の内容物が充填されたワークが次から次にベルトコンベアにより搬送されている状態で、アームを有し、該アームの先端部に取り付けられた複数の吸着パッドを有する吸着パッド器にバルブ手段を開放して負圧流体を流すことにより前記ワークを吸着すると共に、前記バルブ手段を閉成して前記負圧流体を遮断することにより前記ワークを解放し、位置指令信号に基づいて前記アームを移動して停止する吸着パッド器を備えたロボット装置であって、
前記吸着パッド器により前記ワークを吸着して前記アームを移動して停止すると、前記半流動体が移動していた方向に偏る偏り部と、該偏り部の隣で該偏り部よりも高さが低く傾斜する傾斜部と、前記偏り部の上方に盛り上がる盛り上がり部と、を形成する性質を有しており、
前記吸着パッド器が前記ワークの表面に接触するタイミングで前記負圧流体を流す吸着指令信号を発生すると共に、前記アームが停止した後、前記負圧流体を遮断する遮断指令信号を発生する吸着制御手段と、
前記ワークを撮像して撮像情報を得る撮像手段と、
前記吸着パッド器は、固定板を有しており、該固定板には、前記吸着パッドが偶数個を並べて配置された第1の吸着パッド群を成し、隣には、前記第1の吸着パッド群よりも、一つ少ない奇数個の前記吸着パッドが並べて配置された第2の吸着パッド群を有しており、
前記撮像情報に基づいて前記アームを移動し、前記吸着パッド器を前記ワークの表面に接触して、前記第1の吸着パッド群が前記ワークの前記傾斜部が形成される前記ワークの表面を接触すると共に、前記第2の吸着パッド群が前記ワークの前記偏り部が形成される前記ワークの表面を接触する前記位置指令信号を発生する位置制御手段と、
を備えたことを特徴とする吸着パッド器を備えたロボット装置。 - 前記吸着パッドは、上端部には、前記負圧流体が供給される供給通路を有したアダプタと、
前記アダプタの下端部に連結されると共に、前記負圧流体を流すベローズと、を備え、
該ベローズの先端に形成されると共に、前記負圧流体を流すパッド部を有し、
前記パッド部には、内周側を仕切る底板を有し、
前記底板には、前記ベローズよりも硬度が高く、多数の第1の孔が同一密度により形成され、前記第1の孔よりも開口面積が広いと共に、第1の孔よりも数が少ない第2の孔が中心から放射状に形成されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の吸着パッド器を備えたロボット装置。 - 前記吸着パッドにより前記ワークを吸着すると、前記吸着パッドに前記袋が部分的に吸い込まれて表面にしわが形成される性質を有しており、
前記ベローズは、蛇腹状に軸方向に蛇腹状で伸縮自在に形成されており、
前記パッド部には、前記ワークを吸着しながら接触するスカートを備え、
前記スカートは、下方に向かって斜め方向に拡開するように形成されると共に、上方に放射状に多数のリブが形成されており、
前記スカートは、前記ベローズと別の材質から形成されると共に、前記ベローズよりも硬度が低く、前記プラスチックフィルムと同等の硬度を有する材質である、
ことを特徴とする請求項2に記載の吸着パッド器を備えたロボット装置。 - 前記負圧流体を流れる供給通路は、それぞれの前記吸着パッドに独立して配管しており、
それぞれ前記供給通路に負圧流体を供給する負圧流体供給手段と、
前記供給通路を流れるそれぞれの前記負圧流体を前記吸着指令信号に基づいて開放すると共に、前記遮断指令信号に基づいて遮断するバルブ手段と、
前記供給通路のそれぞれ圧力を検出してそれぞれの圧力検知信号を発生する圧力検出手段と、
前記圧力検知信号に基づいて負圧検出値を求めると共に、前記負圧検出値が予め定められた負圧閾値よりも高いと、それぞれの予備遮断信号を発生して、前記予備遮断信号の数が予め定めた数を越えると、異常遮断信号を発生する圧力判断手段とを備え、
前記吸着制御手段は、さらに、前記異常遮断信号に基づいて前記遮断指令信号を発生
する、
ことを特徴とする請求項1から3の何れか一つに記載の吸着パッド器を備えたロボット装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020053418A JP7307018B2 (ja) | 2020-03-24 | 2020-03-24 | 吸着パッド器を備えたロボット装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020053418A JP7307018B2 (ja) | 2020-03-24 | 2020-03-24 | 吸着パッド器を備えたロボット装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021151685A JP2021151685A (ja) | 2021-09-30 |
JP7307018B2 true JP7307018B2 (ja) | 2023-07-11 |
Family
ID=77887056
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020053418A Active JP7307018B2 (ja) | 2020-03-24 | 2020-03-24 | 吸着パッド器を備えたロボット装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7307018B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7160248B2 (ja) * | 2018-08-08 | 2022-10-25 | Smc株式会社 | 吸着パッド |
-
2020
- 2020-03-24 JP JP2020053418A patent/JP7307018B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2021151685A (ja) | 2021-09-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN101443899B (zh) | 基板搬送装置和立式热处理装置 | |
JP7160249B2 (ja) | 吸着装置 | |
US20180207808A1 (en) | Holding device capable of sucking an object, holding method capable of sucking an object, and unloading apparatus using a holding device | |
JP2017056510A (ja) | 吸着支持装置、および物品把持装置 | |
JP2017154888A (ja) | 物品保持システム、物品保持装置及び物品保持方法 | |
JP2006182544A (ja) | 搬送装置 | |
US11365065B2 (en) | Conveyor system and conveying method | |
JP2020023022A (ja) | 吸着パッド | |
JP7307018B2 (ja) | 吸着パッド器を備えたロボット装置 | |
JP2020089936A (ja) | 吸着パッド | |
CN110265318A (zh) | 芯片贴装装置及半导体装置的制造方法 | |
KR20150003790A (ko) | 흡입 컵을 구비하는 흡입 장치 및 그 유리 닦기 디바이스 | |
JP2021130162A (ja) | 非接触搬送装置 | |
TWM468508U (zh) | 吸附裝置及可吸附軟性物件之真空吸附設備 | |
JP5311458B2 (ja) | 容器群積付け装置及び積付け方法 | |
JP2004034195A (ja) | 吸着パッド | |
JP6349194B2 (ja) | シート剥離装置 | |
TWI713751B (zh) | 搬送單元 | |
JP2020189341A (ja) | 吸着搬送装置 | |
JP5307455B2 (ja) | 保持搬送装置 | |
TWI791561B (zh) | 非接觸式處置器及使用非接觸式處置器處置工件之方法 | |
JP7438626B2 (ja) | 搬送機構及びシート拡張装置 | |
JP2019137052A (ja) | プリンタテーブルをマスキングするための装置および方法 | |
JPH11292342A (ja) | シート材保持装置 | |
JP2002184835A (ja) | 吸着パッド |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200409 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20211008 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220727 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220906 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220930 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230207 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230213 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230620 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230629 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7307018 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |