JP7306604B2 - 駆動モジュール及び電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、磁石及びコイルを備える駆動モジュールに関する。
従来の駆動モジュールに関する発明としては、例えば、特許文献1にアクチュエータが知られている。このアクチュエータは、コイル、コイル基板、磁気センサ及び磁石を備えている。コイルは、コイル基板内に設けられている。磁気センサは、コイル基板の下に位置している。磁石は、コイル基板の上に位置している。
このようなアクチュエータでは、磁気センサは、磁石の磁界を検出する。図示しない制御回路は、磁気センサが検出した磁界の強度に基づいて、コイルに電流を供給する。これにより、コイルが磁界を発生し、磁石が力を受ける。その結果、磁石のコイルに対する位置が変化する。
国際公開第2019/021764号公報
ところで、特許文献1に記載のアクチュエータにおいて、磁気センサの感度を向上させつつ、アクチュエータの上下方向の大きさを小さく(以下、低背化と呼ぶ)したいという要望が存在する。
そこで、本発明の目的は、磁気センサの感度を向上させつつ、駆動モジュールの低背化を図ることができる駆動モジュール及び電子機器を提供することである。
本発明の一形態に係る駆動モジュールは、
上下方向の一方が第1方向であり、上下方向の他方が第2方向であり、
駆動モジュールは、
上下方向に並ぶ基板モジュール第1主面及び基板モジュール第2主面を有する基板モジュールであって、前記基板モジュール第1主面は、前記基板モジュール第2主面より前記第1方向に位置している、基板モジュールと、
前記基板モジュールに設けられている第1コイルであって、上下方向に延びる第1コイル軸を有する螺旋形状を有している第1コイルと、
前記第1コイルより前記第1方向に位置し、かつ、上下方向に見て、前記第1コイルと重なる第1磁石と、
前記基板モジュールに実装され、かつ、前記第1磁石の磁力を検知する第1磁気センサと、
を備えており、
前記第1磁気センサは、上下方向に見て、前記第1コイルに囲まれており、
前記第1磁気センサは、前記第1磁気センサにおける前記第1方向の端に位置するセンサ第1端を有しており、
前記基板モジュール第1主面は、前記基板モジュール第1主面における前記第1方向の端に位置する基板モジュール第1主面端を有しており、
前記センサ第1端は、前記第1コイルの上下方向の中央より前記第1方向に位置し、かつ、前記基板モジュール第1主面端より前記第2方向に位置している。
本発明に係る駆動モジュールによれば、磁気センサの感度を向上させつつ、駆動モジュールの低背化を図ることができる。
図1は、駆動モジュール10を備える電子機器1の断面図である。 図2は、駆動モジュール10aの断面図である。 図3は、第1基板13の分解斜視図である。 図4は、第2基板14の分解斜視図である。 図5は、駆動モジュール10bの断面図である。 図6は、駆動モジュール10cの断面図である。 図7は、駆動モジュール10dの断面図である。 図8は、駆動モジュール10eの断面図である。 図9は、駆動モジュール10fの断面図である。 図10は、駆動モジュール10gの断面図である。 図11は、駆動モジュール10hの断面図である。 図12は、駆動モジュール10iの断面図である。 図13は、駆動モジュール10jの断面図である。 図14は、駆動モジュール10kの断面図である。 図15は、駆動モジュール10lの断面図である。 図16は、駆動モジュール10mの断面図である。 図17は、駆動モジュール10nの断面図である。 図18は、駆動モジュール10oの断面図である。 図19は、駆動モジュール10pの断面図である。 図20は、駆動モジュール10qの断面図である。 図21は、駆動モジュール10rの断面図である。 図22は、駆動モジュール10sの断面図である。
(第1実施形態)
[駆動モジュールの構造]
以下に、本発明の第1実施形態に係る駆動モジュール10の構造について図面を参照しながら説明する。図1は、駆動モジュール10を備える電子機器1の断面図である。
本明細書において、方向を以下のように定義する。基板モジュール12の上主面S1(基板モジュール第1主面)及び基板モジュール12の下主面S2(基板モジュール第2主面)が並ぶ方向を上下方向と定義する。上下方向の一方が第1方向である。上下方向の他方が第2方向である。本実施形態では、第1方向は、上方向である。第2方向は、下方向である。また、左右方向及び前後方向は、上下方向に直交している。左右方向は、前後方向に直交している。なお、本実施形態における上下方向、前後方向及び左右方向は、駆動モジュール10の使用時における上下方向、前後方向及び左右方向と一致していなくてもよい。
以下では、Xは、駆動モジュール10の部品又は部材である。本明細書において、特に断りのない場合には、Xの各部について以下のように定義する。Xの前部とは、Xの前半分を意味する。Xの後部とは、Xの後半分を意味する。Xの左部とは、Xの左半分を意味する。Xの右部とは、Xの右半分を意味する。Xの上部とは、Xの上半分を意味する。Xの下部とは、Xの下半分を意味する。Xの前端とは、Xの前方向の端を意味する。Xの後端とは、Xの後方向の端を意味する。Xの左端とは、Xの左方向の端を意味する。Xの右端とは、Xの右方向の端を意味する。Xの上端とは、Xの上方向の端を意味する。Xの下端とは、Xの下方向の端を意味する。Xの前端部とは、Xの前端及びその近傍を意味する。Xの後端部とは、Xの後端及びその近傍を意味する。Xの左端部とは、Xの左端及びその近傍を意味する。Xの右端部とは、Xの右端及びその近傍を意味する。Xの上端部とは、Xの上端及びその近傍を意味する。Xの下端部とは、Xの下端及びその近傍を意味する。
まず、図1を参照しながら、電子機器1及び駆動モジュール10の構造について説明する。電子機器1は、例えば、スマートフォン等の無線通信端末である。電子機器1は、筐体3及び駆動モジュール10を備えている。筐体3は、駆動モジュール10を収容している。
駆動モジュール10は、基板モジュール12、第1コイルL1、第1磁気センサ30及び第1磁石50を備えている。基板モジュール12は、単一の板である第1基板13を含んでいる。基板モジュール12は、上下方向に並ぶ上主面S1(基板モジュール第1主面)及び下主面S2(基板モジュール第2主面)を有する。上主面S1(基板モジュール第1主面)は、下主面S2(基板モジュール第2主面)より上(第1方向)に位置している。上主面S1は、第1基板13の上主面である。下主面S2は、第1基板13の下主面である。このような基板モジュール12は、例えば、複数の絶縁体層が上下方向に積層された構造を有する。
第1コイルL1は、基板モジュール12に設けられている。本実施形態では、第1コイルL1の全体は、第1基板13に設けられている。第1コイルL1は、上下方向に延びる第1コイル軸Ax1を有する螺旋形状を有している。第1コイルL1は、第1コイル軸Ax1の周囲を時計回り方向又は反時計回り方向に周回しながら、上方向又は下方向に進行する形状を有している。第1コイルL1は、複数の絶縁体層の上主面又は下主面に位置している導体層が層間接続導体により接続された構造を有している。
第1磁石50は、第1コイルL1より上(第1方向)に位置している。本明細書において、第1磁石50が第1コイルL1より上に位置しているとは、第1磁石50が第1コイルL1の真上に位置している場合、及び、第1磁石50が第1コイルL1の斜め上に位置している場合を含む。従って、第1磁石50は、上下方向に見て、第1コイルL1と重なっていてもよいし、第1コイルL1と重なっていなくてもよい。本実施形態では、第1磁石50は、上下方向に見て、第1コイルL1と重なっている。第1磁石50は、左右方向に延びている。第1磁石50の左部は、N極である。第1磁石50の右部は、S極である。
ここで、第1領域A1は、上下方向に見て第1コイルL1に囲まれている領域と重なる領域であって、かつ、上主面S1(第1基板第1主面)より下(第2方向)に位置し、下主面S2(第1基板第2主面)より上(第1方向)に位置する領域である。第1領域A1には、空洞Spが設けられている。より詳細には、基板モジュール12の上主面S1には、下方向に窪む凹部が設けられている。空洞Spは、この凹部内の空間である。
また、基板モジュール12は、実装電極60a,60bを備えている。実装電極60a,60bは、凹部の底面に設けられている。
第1磁気センサ30は、第1磁石50の磁力を検知する。第1磁気センサ30は、基板モジュール12に実装されている。具体的には、第1磁気センサ30は、第1磁気センサ本体32及び第1磁気センサ実装電極34a,34bを含んでいる。第1磁気センサ本体32は、直方体形状を有している。第1磁気センサ本体32は、上主面S11及び下主面S12を有している。第1磁気センサ実装電極34a,34bは、第1磁気センサ本体32の下主面S12に位置している。第1磁気センサ実装電極34a,34bのそれぞれは、実装電極60a,60bに半田等の導電性接合材B1により固定される。第1磁気センサ30は、上下方向に見て、第1コイルL1に囲まれている。これにより、第1磁気センサ30は、空洞Sp内に位置している。すなわち、第1磁気センサ30は、第1領域A1に位置している。
ここで、第1磁気センサ30は、第1磁気センサ30における上方向(第1方向)の端に位置する上端p11(センサ第1端)を有している。本実施形態では、第1磁気センサ本体32の上主面S11の一部分は、上端p11に該当する。また、基板モジュール12の上主面S1(基板モジュール第1主面)は、上主面S1(基板モジュール第1主面)における上方向(第1方向)の端に位置する上端p1(基板モジュール第1主面端)を有している。そして、第1磁気センサ30の上端p11(センサ第1端)は、第1コイルL1の上下方向の中央C0より上(第1方向)に位置し、かつ、基板モジュール12の上端p1(基板モジュール第1主面端)より下(第2方向)に位置している。
また、第1コイルL1は、第1コイルL1における下方向(第2方向)の端に位置する下端p41(第1コイル第2端)を有している。第1磁気センサ30は、第1磁気センサ30における下方向(第2方向)の端に位置する下端p12(センサ第2端)を有している。本実施形態では、第1磁気センサ30の下端p12は、第1磁気センサ実装電極34a,34bの下主面である。第1磁気センサ30の下端p12(センサ第2端)は、第1コイルL1の下端p41(第1コイル第2端)より上(第1方向)に位置している。
以上のような駆動モジュール10は、図示しない制御回路を備えている。第1磁気センサ30及び第1コイルL1は、制御回路に電気的に接続されている。第1磁気センサ30は、第1磁気センサ30により検知された第1磁石50の磁力の大きさに応じた出力信号を生成する。制御回路は、第1磁気センサ30が生成した出力信号に基づいて、第1コイルL1に流す電流の大きさを制御する。例えば、下方向に見て、第1コイルL1に時計回り方向の電流が流れると、第1コイルL1の左部に位置する導体層には前方向に電流が流れ、第1コイルL1の右部に位置する導体層には後方向に電流が流れる。第1磁石50では、N極から磁力線が出ると共に、S極へと磁力線が入る。従って、第1コイルL1の左部に位置する導体層に前方向に電流が流れると、第1コイルL1の左部に位置する導体層は、ローレンツ力により左方向に力を受ける。第1コイルL1の右部に位置する導体層に後方向に電流が流れると、第1コイルL1の右部に位置する導体層は、ローレンツ力により左方向に力を受ける。すなわち、第1コイルL1は、第1磁石50から左方向に力を受ける。換言すれば、第1コイルL1は、第1磁石50から右方向に力を受ける。その結果、第1磁石50は、第1コイルL1に対して右方向に変位する。ただし、第1コイルL1が、第1磁石50に対して左方向に変位してもよい。
一方、下方向に見て、第1コイルL1に反時計回り方向の電流が流れると、第1コイルL1の左部に位置する導体層には後方向に電流が流れ、第1コイルL1の右部に位置する導体層には前方向に電流が流れる。第1コイルL1の左部に位置する導体層に後方向に電流が流れると、第1コイルL1の左部に位置する導体層は、ローレンツ力により左方向に力を受ける。第1コイルL1の右部に位置する導体層に前方向に電流が流れると、第1コイルL1の右部に位置する導体層は、ローレンツ力により右方向に力を受ける。すなわち、第1コイルL1は、第1磁石50から右方向に力を受ける。換言すれば、第1コイルL1は、第1磁石50から左方向に力を受ける。その結果、第1磁石50は、第1コイルL1に対して左方向に変位する。以上のように、第1コイルL1が発生する磁力により、第1磁石50の第1コイルL1に対する位置が変化する。ただし、第1コイルL1が、第1磁石50に対して右方向に変位してもよい。
[効果]
駆動モジュール10によれば、第1磁気センサ30の感度を向上させつつ、駆動モジュール10の低背化を図ることができる。より詳細には、特許文献1にアクチュエータは、コイル、コイル基板、磁気センサ及び磁石を備えている。コイルは、コイル基板内に設けられている。磁気センサは、コイル基板の下に位置している。磁石は、コイル基板の上に位置している。このようなアクチュエータでは、磁気センサがコイル基板の下に位置しているので、磁気センサと磁石との距離が長くなる。そのため、磁気センサの感度を向上させることが難しい。更に、磁気センサがコイル基板の下に位置しているので、アクチュエータの上下方向の大きさは、磁気センサの上下方向の大きさとコイル基板の上下方向の大きさとの合計となる。そのため、アクチュエータの低背化を図ることが難しい。
そこで、駆動モジュール10では、第1磁気センサ30の上端p1(センサ第1端)は、第1コイルL1の上下方向の中央C0より上(第1方向)に位置している。これにより、第1磁気センサ30と第1磁石50との距離が短くなる。そのため、駆動モジュール10によれば、第1磁気センサ30の感度を向上させることができる。更に、第1磁気センサ30の上端p1(センサ第1端)は、第1コイルL1の上下方向の中央C0より上(第1方向)に位置し、かつ、基板モジュール12の上端p1(基板モジュール第1主面端)より下(第2方向)に位置している。そのため、第1コイルL1の上下方向の位置は、第1磁気センサ30の上下方向と重複するようになる。これにより、駆動モジュール10の上下方向の大きさは、基板モジュール12の上下方向の大きさと実質的に等しくなる。その結果、駆動モジュール10によれば、駆動モジュール10の低背化を図ることができる。
(第2実施形態)
[駆動モジュールの構造]
以下に、本発明の第2実施形態に係る駆動モジュール10aの構造について図面を参照しながら説明する。図2は、駆動モジュール10aの断面図である。図3は、第1基板13の分解斜視図である。図4は、第2基板14の分解斜視図である。
図2を参照しながら、駆動モジュール10aの構造について説明する。駆動モジュール10aは、基板モジュール12、第1コイルL1、第1磁気センサ30及び第1磁石50を備えている。基板モジュール12は、上下方向に並ぶ上主面S1(基板モジュール第1主面)及び下主面S2(基板モジュール第2主面)を有する。上主面S1(基板モジュール第1主面)は、下主面S2(基板モジュール第2主面)より上(第1方向)に位置している。このような基板モジュール12は、例えば、複数の絶縁体層が上下方向に積層された構造を有する。
基板モジュール12は、図2に示すように、上下方向に並ぶ第1基板13及び第2基板14を含んでいる。第1基板13は、第2基板14より上(第1方向)に位置している。
第1基板13は、上下方向に並ぶ上主面S21(第1基板第1主面)及び下主面S22(第1基板第2主面)を有している。上主面S21(第1基板第1主面)は、下主面S22(第1基板第2主面)より上(第1方向)に位置している。第1基板13は、図3に示すように、絶縁体層15a~15d及び保護層16が上下方向に積層された構造を有している。本実施形態では、保護層16及び絶縁体層15a~15dが上から下へとこの順に並んでいる。
絶縁体層15a~15dは、上下方向に見て、長方形状を有している。ただし、絶縁体層15a~15dのそれぞれの中央には、上下方向に貫通する長方形状の貫通孔が設けられている。絶縁体層15a~15dの材料は、熱可塑性樹脂である。熱可塑性樹脂は、例えば、液晶ポリマー、PTFE(ポリテトラフロオロエチレン)等の熱可塑性樹脂である。絶縁体層15a~15dの材料は、ポリイミドであってもよい。従って、第1基板13の材料は、非磁性材料である。
第2基板14は、図2に示すように、上下方向に並ぶ上主面S31(第2基板第1主面)及び下主面S32(第2基板第2主面)を有している。上主面S31(第2基板第1主面)は、下主面S32(第2基板第2主面)より上(第1方向)に位置している。第2基板14は、上下方向に見て、第1基板13より大きい。従って、第1基板13は、上下方向に見て、第2基板14の外縁の内側に位置している。第2基板14は、図4に示すように、絶縁体層22a~22eが上下方向に積層された構造を有している。本実施形態では、絶縁体層22a~22eが上から下へとこの順に並んでいる。
絶縁体層22a~22eは、上下方向に見て、長方形状を有している。絶縁体層22a~22eの材料は、熱可塑性樹脂である。熱可塑性樹脂は、例えば、液晶ポリマー、PTFE(ポリテトラフロオロエチレン)等の熱可塑性樹脂である。絶縁体層22a~22eの材料は、ポリイミドであってもよい。従って、第2基板14の材料は、非磁性材料である。
第1コイルL1は、図2に示すように、上方向(第1方向)に延びる第1コイル軸Ax1を有する螺旋形状を有している。第1コイルL1は、基板モジュール12に設けられている。本実施形態では、第1コイルL1は、第1基板13及び第2基板14に設けられている。従って、第1コイルL1は、第1基板13に設けられている第1コイル部L1aと第2基板14に設けられている第2コイル部L1bとを含んでいる。第1コイル部L1aのインダクタンス値は、第2コイル部L1bのインダクタンス値より大きい。
第1コイル部L1aは、図3に示すように、第1コイル導体層18a~18d、層間接続導体v1~v5及び実装電極20a,20bを含んでいる。第1コイル導体層18a~18dのそれぞれは、絶縁体層15a~15dの上主面に位置している。第1コイル導体層18a,18cは、下方向に見て、反時計回りに周回しながら中心に近づく渦巻形状を有している。第1コイル導体層18b,18dは、下方向に見て、時計回りに周回しながら中心に近づく渦巻形状を有している。以下では、第1コイル導体層18a~18dの外周側の端部を外周端部と呼ぶ。第1コイル導体層18a~18dの内周側の端部を内周端部と呼ぶ。
実装電極20a,20bは、絶縁体層15dの下主面に位置している。実装電極20aは、上下方向に見て、絶縁体層15dの下主面の左前の角近傍に位置している。実装電極20bは、上下方向に見て、絶縁体層15dの下主面の左辺の中央近傍に位置している。実装電極20a,20bは、上下方向に見て、長方形状を有している。
また、基板モジュール12は、実装電極20c~20fを更に備えている。実装電極20c~20fは、絶縁体層15dの下主面に位置している。実装電極20cは、上下方向に見て、絶縁体層15dの下主面の左後の角近傍に位置している。実装電極20dは、上下方向に見て、絶縁体層15dの下主面の右前の角近傍に位置している。実装電極20eは、上下方向に見て、絶縁体層15dの下主面の右辺の中央近傍に位置している。実装電極20fは、上下方向に見て、絶縁体層15dの下主面の右後の角近傍に位置している。実装電極20c~20fは、上下方向に見て、長方形状を有している。
層間接続導体v1~v4のそれぞれは、絶縁体層15a~15dを上下方向に貫通している。層間接続導体v1は、第1コイル導体層18aの内周端部と第1コイル導体層18bの内周端部とを電気的に接続している。層間接続導体v2は、第1コイル導体層18bの外周端部と第1コイル導体層18cの外周端部とを電気的に接続している。層間接続導体v3は、第1コイル導体層18cの内周端部と第1コイル導体層18dの内周端部とを電気的に接続している。層間接続導体v4は、第1コイル導体層18dの外周端部と実装電極20bとを電気的に接続している。
層間接続導体v5は、絶縁体層15a~15dを上下方向に貫通している。層間接続導体v5は、第1コイル導体層18aの外周端部と実装電極20aとを電気的に接続している。
第1コイル導体層18a~18d及び実装電極20a~20fは、絶縁体層15a~15dの上主面又は下主面に張り付けられた金属箔にエッチングが施されることにより形成された導体層である。金属箔は、例えば、銅箔である。
層間接続導体v1~v5は、絶縁体層15a~15dを上下方向に貫通する貫通孔に導電性ペーストが充填され、加熱により導電性ペーストが固化することにより形成されたビアホール導体である。ただし、層間接続導体v1~v5は、絶縁体層15a~15dを上下方向に貫通する貫通孔の内周面にメッキが施されることにより形成されたスルーホール導体であってもよい。
第2コイル部L1bは、図4に示すように、第2コイル導体層24a~24d、層間接続導体v11~v15及び実装電極26a,26bを含んでいる。第2コイル導体層24a~24dのそれぞれは、絶縁体層22b~22eの上主面に位置している。第2コイル導体層24a,24cは、下方向に見て、反時計回りに周回しながら中心に近づく渦巻形状を有している。第2コイル導体層24b,24dは、下方向に見て、時計回りに周回しながら中心に近づく渦巻形状を有している。以下では、第2コイル導体層24a~24dの外周側の端部を外周端部と呼ぶ。第2コイル導体層24a~24dの内周側の端部を内周端部と呼ぶ。
実装電極26a,26bは、絶縁体層22aの上主面に位置している。実装電極26aは、上下方向に見て、絶縁体層22dの上主面の左前の角近傍に位置している。実装電極26bは、上下方向に見て、絶縁体層22dの上主面の左辺の中央近傍に位置している。実装電極26a,26bは、上下方向に見て、長方形状を有している。
また、基板モジュール12は、実装電極26c~26fを更に備えている。実装電極26c~26fは、絶縁体層22aの上主面に位置している。実装電極26cは、上下方向に見て、絶縁体層22aの上主面の左後の角近傍に位置している。実装電極26d~26fのそれぞれは、上下方向に見て、実装電極26a~26cの右に位置している。実装電極26c~26fは、上下方向に見て、長方形状を有している。
また、基板モジュール12は、実装電極60a,60bを備えている。実装電極60a,60bは、第2基板14の上主面S31に位置している。従って、実装電極60a,60bは、絶縁体層22aの上主面に位置している。実装電極60a,60bは、絶縁体層22aの上主面の中央近傍において、左から右へとこの順に並んでいる。実装電極60a,60bは、上下方向に見て、長方形状を有している。
層間接続導体v11~v14のそれぞれは、絶縁体層22a~22dを上下方向に貫通している。層間接続導体v11は、実装電極26bと第2コイル導体層24aの外周端部とを電気的に接続している。層間接続導体v12は、第2コイル導体層24aの内周端部と第2コイル導体層24bの内周端部とを電気的に接続している。層間接続導体v13は、第2コイル導体層24bの外周端部と第2コイル導体層24cの外周端部とを電気的に接続している。層間接続導体v14は、第2コイル導体層24cの内周端部と第2コイル導体層24dの内周端部とを電気的に接続している。
基板モジュール12は、信号導体層28,29を更に備えている。信号導体層28は、絶縁体層22dの上主面に位置している。信号導体層28は、左右方向に延びる線形状を有している。信号導体層28の左端部は、上下方向に見て、実装電極26aと重なっている。信号導体層29は、絶縁体層22eの上主面に位置している。信号導体層29は、左右方向に延びる線形状を有している。信号導体層29の左端部は、第2コイル導体層24dの外周端部に接続されている。
層間接続導体v15は、絶縁体層22a~22dを上下方向に貫通している。層間接続導体v15は、信号導体層28の左端部と実装電極26aとを電気的に接続している。
第2コイル導体層24a~24d及び実装電極60a,60bは、絶縁体層22a~22eの上主面又は下主面に張り付けられた金属箔にエッチングが施されることにより形成された導体層である。金属箔は、例えば、銅箔である。
層間接続導体v11~v15は、絶縁体層22a~22dを上下方向に貫通する貫通孔に導電性ペーストが充填され、加熱により導電性ペーストが固化することにより形成されたビアホール導体である。ただし、層間接続導体v11~v15は、絶縁体層22a~22dを上下方向に貫通する貫通孔の内周面にメッキが施されることにより形成されたスルーホール導体であってもよい。
第1基板13は、第2基板14に実装されている。具体的には、実装電極20a~20fのそれぞれは、実装電極26a~26fに導電性接合材B2により固定されている。このように、第1基板13が第2基板14に導電性接合材B2により実装されることにより、第1コイル部L1aと第2コイル部L1bとが電気的に接続されている。導電性接合材B2は、例えば、半田である。このとき、第1基板13は、上下方向に見て、第2基板14の外縁に囲まれた領域内に位置している。すなわち、上下方向に見て、第1基板13の面積は、第2基板14の面積より小さい。更に、上下方向に見て、第1基板13は、第2基板14の外縁からはみ出していない。
また、第1基板13と第2基板14とは、基板同士が直接に接合されていない構造を有する。なお、第1基板13に用いられている材料又は第2基板14に用いられている材料と同じ材料の接着層により第1基板13と第2基板14とが接合されていることは、第1基板13と第2基板14とが直接に接合されることに該当する。一方、第1基板13に用いられている材料又は第2基板14に用いられている材料と異なる材料の接着層を介して第1基板13と第2基板14とが接合されていることは、第1基板13と第2基板14とが直接に接合されることに該当しない。
第1磁石50は、図2に示すように、第1コイルL1より上(第1方向)に位置している。第1磁石50は、上(第1方向)に見て、第1コイルL1と重なっている。第1磁石50は、左右方向に延びている。第1磁石50の左部は、N極である。第1磁石50の右部は、S極である。
ここで、第1領域A1は、上下方向に見て第1コイル部L1aに囲まれている領域と重なる領域であって、かつ、上主面S21(第1基板第1主面)より下(第2方向)に位置し、下主面S22(第1基板第2主面)より上(第1方向)に位置する領域である。第1領域A1には、空洞Spが設けられている。より詳細には、第1基板13には、第1基板13を上下方向に貫通する貫通孔が設けられている。空洞Spは、この貫通孔内の空間である。第1基板13において空洞Spに面する部分の材料は、ガラス繊維を含まない。
第1磁気センサ30は、第1磁石50の磁力を検知する。第1磁気センサ30は、基板モジュール12に実装されている。具体的には、第1磁気センサ30は、第1磁気センサ本体32及び第1磁気センサ実装電極34a,34bを含んでいる。第1磁気センサ本体32は、磁気センサを内蔵している。第1磁気センサ本体32は、上主面S11及び下主面S12を有している。第1磁気センサ実装電極34a,34bは、第1磁気センサ本体32の下主面S12に位置している。第1磁気センサ実装電極34a,34bのそれぞれは、実装電極60a,60bに半田等の導電性接合材B1により固定される。第1磁気センサ30は、上下方向に見て、第1コイルL1に囲まれている。これにより、第1磁気センサ30の少なくとも一部分は、空洞Sp内に位置している。従って、第1磁気センサ30の少なくとも一部は、第1領域A1に位置している。本実施形態では、第1磁気センサ本体32は、第1領域A1に位置している。第1磁気センサ実装電極34a,34bは、第1領域A1に位置していない。
ここで、第1磁気センサ30は、第1磁気センサ30における上方向(第1方向)の端に位置する上端p11(センサ第1端)を有している。本実施形態では、第1磁気センサ本体32の上主面S11の一部分は、上端p11に該当する。また、基板モジュール12の上主面S1(基板モジュール第1主面)は、上主面S1(基板モジュール第1主面)における上方向(第1方向)の端に位置する上端p1(基板モジュール第1主面端)を有している。すなわち、上主面S1の一部分は、上端p1に該当する。そして、第1磁気センサ30の上端p11(センサ第1端)は、第1コイルL1の上下方向の中央C0より上(第1方向)に位置し、かつ、基板モジュール12の上端p1(基板モジュール第1主面端)より下(第2方向)に位置している。
また、第1コイルL1は、第1コイルL1における下方向(第2方向)の端に位置する下端p41(第1コイル第2端)を有している。第1磁気センサ30は、第1磁気センサ30における下方向(第2方向)の端に位置する下端p12(センサ第2端)を有している。本実施形態では、第1磁気センサ30の下端p12は、第1磁気センサ実装電極34a,34bの下主面である。第1磁気センサ30の下端p12(センサ第2端)は、第1コイルL1の下端p41(第1コイル第2端)より上(第1方向)に位置している。なお、駆動モジュール10aの動作は、駆動モジュール10の動作と同じであるので説明を省略する。以上のような駆動モジュール10aは、駆動モジュール10と同じ作用効果を奏することができる。
駆動モジュール10aでは、第1基板13及び第2基板14は、ガラス繊維を含まない。このため基板側面や空洞Spに面する部分からガラス粉末が発生することが抑制される。
駆動モジュール10aでは、第1基板13の材料及び第2基板14の材料は、非磁性材料である。従って、第1コイルL1が発生した磁束は、第1基板13及び第2基板14に閉じ込められずに、第1磁石50へと到達しやすくなる。その結果、第1磁石50に対する駆動力が大きくなる。
また、第2基板14は、上下方向に見て、第1基板13より大きい。従って、第1基板13は、上下方向に見て、第2基板14の外縁の内側に位置している。これにより、第1基板13は、第2基板14より小さいため、第2基板より単位面積当たりの取り個数を多くすることができ、製造コストを低減することができる。また、第1基板13を第2基板14に個片で実装できるため、個々に位置を合わせることができ、第1基板13が複数個連結された親基板の状態で第2基板14に接続する場合と比べ、第1基板13の収縮率と第2基板14の収縮率との差による第1基板13と第2基板14との位置ずれが抑制される。なお、第2基板14は、上下方向に見て、第1基板13と同じ大きさ及び同じ形状であってもよい。この場合、駆動モジュール10aの製造時に、複数の第2基板14が繋がった第2マザー基板に複数の第1基板13が繋がった第1マザー基板を実装した状態で、第1マザー基板を複数の第1基板13に分割することと、第2マザー基板を複数の第2基板14に分割することとを同時に実行できる。これにより、駆動モジュール10aの製造コストが低減される。
また、絶縁体層15a~15d,22a~22eの材料は、熱可塑性樹脂であるので、第1基板13及び第2基板14を塑性変形させやすくなる。すなわち、第1基板13及び第2基板14が折れ曲がった形状を維持することが容易となる。
(第1変形例)
以下に、第1変形例に係る駆動モジュール10bについて、図面を参照しながら説明する。図5は、駆動モジュール10bの断面図である。
駆動モジュール10bは、絶縁体層22a~22eの材料において駆動モジュール10aと相違する。より詳細には、駆動モジュール10aでは、絶縁体層15a~15dの材料は、絶縁体層22a~22eの材料と同じである。一方、駆動モジュール10bでは、絶縁体層15a~15dの材料は、絶縁体層22a~22eの材料と異なる。すなわち、第2基板14の材料は、第1基板13の材料と異なる。本実施形態では、第2基板14の材料は、ガラス繊維を含んでいる。第2基板14の材料は、例えば、ガラスエポキシである。このような第2基板14は、第1基板13より硬い。従って、第2基板14の曲げ剛性は、第1基板13の曲げ剛性より高い。従って、第2基板14は、第1基板13より変形しにくい。駆動モジュール10bのその他の構造は、駆動モジュール10aと同じであるので説明を省略する。駆動モジュール10bは、駆動モジュール10aと同じ作用効果を奏することができる。
駆動モジュール10bによれば、第2基板14が第1基板13より硬い。そのため、第2基板14が変形することにより、第1基板13が第2基板14から外れることが抑制される。また、第2基板14が変形することにより、第2基板14に実装されている電子部品が第2基板14から外れることが抑制される。
(第2変形例)
以下に、第2変形例に係る駆動モジュール10cについて、図面を参照しながら説明する。図6は、駆動モジュール10cの断面図である。
駆動モジュール10cは、磁性部材100を更に備えている点において駆動モジュール10aと相違する。磁性部材100の材料は、例えば、パーマロイやフェライトである。磁性部材100は、第1磁気センサ30より下(第2方向)に位置し、かつ、上下方向に見て、第1コイルL1と重なっている。そして、磁性部材100は、基板モジュール12に内蔵されている。より正確には、磁性部材100は、第2基板14に内蔵されている。具体的には、第2基板14は、絶縁体層22fを更に含んでいる。絶縁体層22fは、絶縁体層22eの下に積層されている。磁性部材100は、絶縁体層22fの上主面に位置している。駆動モジュール10cのその他の構造は、駆動モジュール10aと同じであるので説明を省略する。また、駆動モジュール10cは、駆動モジュール10aと同じ作用効果を奏することができる。
また、駆動モジュール10cでは、磁性部材100は、第1磁気センサ30より下(第2方向)に位置し、かつ、上下方向に見て、第1コイルL1と重なっている。これにより、第1コイルL1のインダクタンス値が大きくなると共に、第1磁石50に対する駆動力も大きくなる。
駆動モジュール10cによれば、磁性部材100は、第2基板14に内蔵されている。磁性部材100は硬い。磁性部材100は、第2基板14が変形することを妨げる。そのため、第2基板14が変形することにより、第1基板13が第2基板14から外れることが抑制される。また、第2基板14が変形することにより、第2基板14に実装されている電子部品が第2基板14から外れることが抑制される。
(第3変形例)
以下に、第3変形例に係る駆動モジュール10dについて、図面を参照しながら説明する。図7は、駆動モジュール10dの断面図である。
駆動モジュール10dは、磁性部材100の位置において駆動モジュール10cと相違する。磁性部材100は、基板モジュール12の下主面S2(基板モジュール第2主面)に位置している。すなわち、磁性部材100は、第2基板14の下主面S32に接着シート102により取り付けられている。駆動モジュール10dのその他の構造は、駆動モジュール10cと同じであるので説明を省略する。また、駆動モジュール10dは、駆動モジュール10cと同じ作用効果を奏することができる。
駆動モジュール10dによれば、第2基板14の完成後に、接着シート102により磁性部材100を取り付けることができる。その結果、駆動モジュール10dを簡単に作製できる。
(第4変形例)
以下に、第4変形例に係る駆動モジュール10eについて、図面を参照しながら説明する。図8は、駆動モジュール10eの断面図である。
駆動モジュール10eは、第1充填部材110を更に備えている点において駆動モジュール10cと相違する。第1充填部材110は、第1領域A1に設けられている。より詳細には、第1充填部材110は、空洞Spに充填されている。これにより、第1磁気センサ30は、第1充填部材110により覆われている。第1充填部材110の材料は、第1基板13の材料と異なる。第1充填部材110の材料は、例えば、樹脂である。駆動モジュール10eのその他の構造は、駆動モジュール10cと同じであるので説明を省略する。駆動モジュール10eは、駆動モジュール10cと同じ作用効果を奏することができる。
駆動モジュール10eでは、第1充填部材110は、第1領域A1に設けられている。これにより、空洞Sp内に異物が侵入することが抑制される。また、空洞Sp内の異物が空洞Sp外に脱落することが抑制される。また、第1磁気センサ30に異物が付着することが抑制される。
(第5変形例)
以下に、第5変形例に係る駆動モジュール10fについて、図面を参照しながら説明する。図9は、駆動モジュール10fの断面図である。
駆動モジュール10fは、第1充填部材110の材料において駆動モジュール10eと相違する。第1充填部材110の材料は、磁性体粉末と樹脂との混合物であってもよい。駆動モジュール10fのその他の構造は、駆動モジュール10eと同じであるので説明を省略する。駆動モジュール10fは、駆動モジュール10eと同じ作用効果を奏することができる。
駆動モジュール10fでは、第1充填部材110の材料が磁性体粉末と樹脂との混合物である。これにより、第1コイルL1のインダクタンス値が大きくなると共に、第1磁石50に対する駆動力も大きくなる。
(第6変形例)
以下に、第6変形例に係る駆動モジュール10gについて、図面を参照しながら説明する。図10は、駆動モジュール10gの断面図である。
駆動モジュール10gは、樹脂120を備えている点において駆動モジュール10eと相違する。樹脂120は、第1基板13と前記第2基板14との間に設けられている。樹脂120は、第1基板13及び第2基板14に接触している。樹脂120の材料は、第1基板13の材料及び第2基板14の材料とは異なる。駆動モジュール10gのその他の構造は、駆動モジュール10eと同じであるので説明を省略する。駆動モジュール10gは、駆動モジュール10eと同じ作用効果を奏することができる。
駆動モジュール10gによれば、樹脂120は、第1基板13及び第2基板14に接触している。これにより、第1基板13が第2基板14に接着されているので、第1基板13が第2基板14から外れることが抑制される。また、第1基板13及び第2基板14に反りが発生することが抑制される。
(第7変形例)
以下に、第7変形例に係る駆動モジュール10hについて、図面を参照しながら説明する。図11は、駆動モジュール10hの断面図である。
駆動モジュール10hは、基板モジュール12が緩衝材130を含んでいる点において駆動モジュール10eと相違する。緩衝材130は、発砲フィルムや樹脂フィルム、塗布された樹脂層である。緩衝材130は、第1基板13より上(第1方向)に位置している。本実施形態では、緩衝材130は、第1基板13の上主面S21に位置している。
ここで、駆動モジュール10hの基板モジュール12の上主面S1について説明する。基板モジュール12の上主面S1は、緩衝材130の上主面S51、及び、第1基板13の上主面S21の内の緩衝材130からはみ出している部分である。従って、本実施形態では、基板モジュール12の上主面S1(基板モジュール第1主面)は、緩衝材130の上主面S51(主面)を含んでいる。基板モジュール12の上端p1(基板モジュール第1主面端)は、緩衝材130の上主面S51(主面)に含まれている。すなわち、緩衝材130の上主面S51の一部分は、基板モジュール12の上端p1に該当する。第1磁気センサ30の上端p11(センサ第1端)は、第1基板13の上主面S21より上に位置し、かつ、緩衝材130の上主面S51より下に位置している。駆動モジュール10hのその他の構造は、駆動モジュール10eと同じであるので説明を省略する。駆動モジュール10hは、駆動モジュール10eと同じ作用効果を奏することができる。
駆動モジュール10hによれば、駆動モジュール10hが受けた衝撃を緩和できる。
(第8変形例)
以下に、第8変形例に係る駆動モジュール10iについて、図面を参照しながら説明する。図12は、駆動モジュール10iの断面図である。
駆動モジュール10iは、支持部材140を更に備えている点において駆動モジュール10aと相違する。支持部材140は、第1基板13と第2基板14との間に位置し、駆動モジュール10iを筐体3(図12には図示せず)に配置するための部材である。支持部材140の材料は、SUS等の金属である。なお、支持部材140に沿って信号線が設けられていてもよい。駆動モジュール10iのその他の構造は、駆動モジュール10aと同じであるので説明を省略する。駆動モジュール10iによれば、駆動モジュール10aと同じ作用効果を奏することができる。
駆動モジュール10iによれば、支持部材140は、第1基板13と第2基板14との間に位置するので、第1基板13及び第2基板14から外れにくい。
(第9変形例)
以下に、第9変形例に係る駆動モジュール10jについて、図面を参照しながら説明する。図13は、駆動モジュール10jの断面図である。
駆動モジュール10jは、1以上の電子部品150を更に備えている点において駆動モジュール10aと相違する。本実施形態では、電子部品150の数は、1個である。電子部品150は、第2基板14の上主面S31(第2基板第1主面)に実装されている。第1基板13には、第1基板13を上下方向に貫通する貫通孔h1が設けられている。電子部品150は、上下方向に見て、貫通孔h1と重なっている。駆動モジュール10jのその他の構造は、駆動モジュール10aと同じであるので説明を省略する。駆動モジュール10jは、駆動モジュール10aと同じ作用効果を奏することができる。
駆動モジュール10jによれば、電子部品150は、上下方向に見て、貫通孔h1と重なっている。これにより、電子部品150が第1基板13の上主面S21から上方向に突出することが抑制される。その結果、駆動モジュール10jの低背化が図られる。
より詳細には、電子部品150の上下方向の大きさが大きい場合がある。そのため、電子部品150が第1基板13の上主面S21から上方向に突出しやすい。そこで、電子部品150が上主面S21から突出しないように、第1コイル部L1aの上下方向の大きさを大きくする。これにより、第1コイル部L1aのインダクタンス値が大きくなる。そして、第2コイル部L1bのインダクタンス値が小さくなっても、第1コイルL1のインダクタンス値を確保できる。その結果、第2基板14の上下方向の大きさを小さくできると共に、第2基板14の小型化を図ることができる。
(第10変形例)
以下に、第10変形例に係る駆動モジュール10kについて、図面を参照しながら説明する。図14は、駆動モジュール10kの断面図である。
駆動モジュール10kは、第2基板14の上主面S31に凹部Gが設けられている点において駆動モジュール10jと相違する。より詳細には、第2基板14の上主面S31には、下方向に窪む凹部Gが設けられている。そして、電子部品150は、凹部Gの底面に実装されている。駆動モジュール10kのその他の構造は、駆動モジュール10jと同じであるので説明を省略する。駆動モジュール10kは、駆動モジュール10jと同じ作用効果を奏することができる。
駆動モジュール10kによれば、電子部品150は、凹部Gの底面に実装されている。これにより、電子部品150が第1基板13の上主面S21から上方向に突出することが更に抑制される。その結果、駆動モジュール10kの低背化が図られる。
(第11変形例)
以下に、第11変形例に係る駆動モジュール10lについて、図面を参照しながら説明する。図15は、駆動モジュール10lの断面図である。
駆動モジュール10lは、1以上の電子部品150が第1基板13の下主面S22(第1基板第2主面)に実装されている点において駆動モジュール10jと相違する。第2基板14には、第2基板14を上下方向に貫通する貫通孔h2が設けられている。電子部品150は、上下方向に見て、貫通孔h2と重なっている。駆動モジュール10lのその他の構造は、駆動モジュール10jと同じであるので説明を省略する。駆動モジュール10lは、駆動モジュール10jと同じ作用効果を奏することができる。
駆動モジュール10lによれば、電子部品150は、上下方向に見て、貫通孔h2と重なっている。これにより、電子部品150が第2基板14の下主面S32から下方向に突出することが抑制される。その結果、駆動モジュール10lの低背化が図られる。
(第12変形例)
以下に、第12変形例に係る駆動モジュール10mについて、図面を参照しながら説明する。図16は、駆動モジュール10mの断面図である。
電子機器1aは、駆動モジュール10m、筐体3(電子機器部材)及び潤滑シート210を備えている。駆動モジュール10mは、駆動モジュール10dと同じ構造を有している。筐体3は、駆動モジュール10mを備える電子機器1aの筐体である。筐体3は、駆動モジュール10mの下に位置している。従って、筐体3(電子機器部材)は、下主面S2(基板モジュール第2主面)と向かい合う上面S200を有する。
潤滑シート210は、筐体3(電子機器部材)と下主面S2(基板モジュール第2主面)との間に位置している。本実施形態では、潤滑シート210は、筐体3の上面S200に位置している。潤滑シート210は、筐体3の上面S200に固定されている。潤滑シート210は、磁性部材100と接触している。潤滑シート210と磁性部材100との摩擦係数は、筐体3と磁性部材100との摩擦係数に比べて小さい。これにより、潤滑シート210は、駆動モジュール10mを筐体3(電子機器部材)に対して相対的に変位させる。駆動モジュール10mのその他の構造は、駆動モジュール10dと同じであるので説明を省略する。駆動モジュール10mは、駆動モジュール10dと同じ作用効果を奏することができる。
電子機器1aによれば、潤滑シート210と磁性部材100との摩擦係数は、筐体3と磁性部材100との摩擦係数に比べて小さい。従って、潤滑シート210と磁性部材100との間に発生する摩擦力が小さい。その結果、基板モジュール12は、筐体3に対してスムーズに変位することができる。
また、基板モジュール12が筐体3に対してスムーズに変位することができるので、第1コイルL1が発生する駆動力が小さくてもよい。従って、第1コイルL1の巻き数を減らすことが可能となる。
(第13変形例)
以下に、第13変形例に係る駆動モジュール10nについて、図面を参照しながら説明する。図17は、駆動モジュール10nの断面図である。
駆動モジュール10nは、第2コイルL2、第2磁石300及び第2磁気センサ310を更に備えている点において駆動モジュール10cと相違する。第2コイルL2は、上下方向に見て、第1コイルL1と異なる位置に位置するように基板モジュール12に設けられている。第2コイルL2は、第1コイルL1の右に位置している。第2コイルL2は、上下方向に延びる第2コイル軸Ax2を有する螺旋形状を有している。なお、第2コイルL2の構造は、第1コイルL1の構造と同じであるので説明を省略する。
第2磁石300は、第2コイルL2より上(第1方向)に位置し、かつ、上下方向に見て、第2コイルL2と重なっている。第2磁石300の構造は、第1磁石50の構造と同じであるので説明を省略する。
第2磁気センサ310は、第2磁石300の磁力を検知する。第2磁気センサ310の構造は、第1磁気センサ30と同じであるので説明を省略する。
磁性部材100は、第1磁気センサ30及び第2磁気センサ310より下(第2方向)に位置し、かつ、上下方向に見て、第1コイルL1及び第2コイルL2と重なっている。更に、磁性部材100は、上下方向に見て、第1磁気センサ30及び第2磁気センサ310と重なっている。駆動モジュール10nのその他の構造は、駆動モジュール10cと同じであるので説明を省略する。駆動モジュール10nは、駆動モジュール10cと同じ作用効果を奏することができる。
駆動モジュール10nでは、磁性部材100は、第1磁気センサ30及び第2磁気センサ310より下(第2方向)に位置し、かつ、上下方向に見て、第1コイルL1及び第2コイルL2と重なっている。更に、磁性部材100は、上下方向に見て、第1磁気センサ30及び第2磁気センサ310と重なっている。これにより、基板モジュール12と第1磁石50との位置関係及び基板モジュール12と第2磁石300との位置関係に関わらず、磁性部材100は、上下方向に見て、第1磁石50及び第2磁石300の両方と常に重なる。そのため、磁性部材100と第1磁石50との間に働く力は、第1磁石50と磁性部材100との位置関係が変化しても、変化しにくくなる。磁性部材100と第2磁石300との間に働く力は、第2磁石300と磁性部材100との位置関係が変化しても、変化しにくくなる。
駆動モジュール10nでは、磁性部材100が一個で済む。その結果、駆動モジュール10nを容易に製造できる。
(第14変形例)
以下に、第14変形例に係る駆動モジュール10oについて、図面を参照しながら説明する。図18は、駆動モジュール10oの断面図である。
駆動モジュール10oは、磁性部材100は、上下方向に見て、第1磁気センサ30及び第2磁気センサ310と重なっていない点において駆動モジュール10nと相違する。駆動モジュール10oのその他の構造は、駆動モジュール10nと同じであるので説明を省略する。駆動モジュール10oは、駆動モジュール10nと同じ作用効果を奏することができる。
駆動モジュール10oでは、磁性部材100は、上下方向に見て、第1磁気センサ30及び第2磁気センサ310と重なっていない。磁性部材100には開口が設けられるので、第1磁気センサ30の配線X1及び第2磁気センサ310の配線Y1が磁性部材100の開口を通過できる。これにより、磁性部材100と第1コイルL1の間に第1磁気センサ30に接続される配線X1が位置しなくなる。磁性部材100と第2コイルL2の間に第2磁気センサ310に接続される配線Y1が位置しなくなる。磁性部材100を第1コイルL1及び第2コイルL2に近づけることができる。
(第15変形例)
以下に、第15変形例に係る駆動モジュール10pについて、図面を参照しながら説明する。図19は、駆動モジュール10pの断面図である。
駆動モジュール10pは、空洞Spの構造及び第1磁気センサ30の実装方法において駆動モジュール10と相違する。より詳細には、基板モジュール12の下主面S2には、上方向に窪む凹部が設けられている。空洞Spは、この凹部内の空間である。
また、実装電極60a,60bは、凹部の底面に設けられている。そして、第1磁気センサ30は、実装電極60a,60bに半田により固定されている。このような駆動モジュール10pにおいても、第1磁気センサ30の上端p11(センサ第1端)は、第1コイルL1の上下方向の中央C0より上(第1方向)に位置し、かつ、基板モジュール12の上端p1(基板モジュール第1主面端)より下(第2方向)に位置している。駆動モジュール10pのその他の構造は、駆動モジュール10と同じであるので説明を省略する。駆動モジュール10pは、駆動モジュール10と同じ作用効果を奏することができる。
(第16変形例)
以下に、第16変形例に係る駆動モジュール10qについて、図面を参照しながら説明する。図20は、駆動モジュール10qの断面図である。
駆動モジュール10qは、空洞Spの構造及び第1磁気センサ30の実装方法において駆動モジュール10aと相違する。より詳細には、第1基板13の下主面S22には、上方向に窪む凹部が設けられている。空洞Spは、この凹部内の空間である。
また、実装電極60a,60bは、凹部の底面に設けられている。そして、第1磁気センサ30は、実装電極60a,60bに半田により固定されている。このような駆動モジュール10qにおいても、第1磁気センサ30の上端p11(センサ第1端)は、第1コイルL1の上下方向の中央C0より上(第1方向)に位置し、かつ、基板モジュール12の上端p1(基板モジュール第1主面端)より下(第2方向)に位置している。駆動モジュール10qのその他の構造は、駆動モジュール10aと同じであるので説明を省略する。駆動モジュール10qは、駆動モジュール10aと同じ作用効果を奏することができる。
(第17変形例)
以下に、第17変形例に係る駆動モジュール10rについて、図面を参照しながら説明する。図21は、駆動モジュール10rの断面図である。
電子機器1bは、駆動モジュール10r、筐体3(電子機器部材)、磁性部材100、接着シート102及び潤滑シート210を備えている。磁性部材100は、筐体3の上面S200に接着シート102により取り付けられている。
潤滑シート210は、筐体3(電子機器部材)と下主面S2(基板モジュール第2主面)との間に位置している。本実施形態では、潤滑シート210は、基板モジュール12の下主面S2(基板モジュール第2主面)に位置している。潤滑シート210は、接着剤等により基板モジュール12に取り付けられている。潤滑シート210は、磁性部材100と接触している。潤滑シート210と磁性部材100との摩擦係数は、第2基板14と磁性部材100との摩擦係数に比べて小さい。これにより、潤滑シート210は、駆動モジュール10rを筐体3(電子機器部材)に対して相対的に変位させる。電子機器1bは、電子機器1aと同じ作用効果を奏することができる。
電子機器1bによれば、潤滑シート210と磁性部材100との摩擦係数は、第2基板14と磁性部材100との摩擦係数に比べて小さい。従って、潤滑シート210と磁性部材100との間に発生する摩擦力が小さい。その結果、基板モジュール12は、筐体3に対してスムーズに変位することができる。
また、基板モジュール12が筐体3に対してスムーズに変位することができるので、第1コイルL1が発生する駆動力が小さくてもよい。従って、第1コイルL1の巻き数を減らすことが可能となる。
(第18変形例)
以下に、第18変形例に係る駆動モジュール10sについて、図面を参照しながら説明する。図22は、駆動モジュール10sの断面図である。
駆動モジュール10sは、第1基板13に内蔵されている点において駆動モジュール10eと相違する。より詳細には、駆動モジュール10sでは、第1磁気センサ30の上面に絶縁体層15bが接している。更に、第1磁気センサ30の前面、後面、左面及び右面に絶縁体層15c,15dが接している。このように、第1磁気センサ30は、絶縁体層15b~15dにより囲まれることによって、絶縁体層15b~15dに保持されていてもよい。駆動モジュール10sのその他の構造は、駆動モジュール10eと同じであるので説明を省略する。また、駆動モジュール10sは、駆動モジュール10eと同じ作用効果を奏することができる。
(その他の実施形態)
本発明に係る駆動モジュールは、駆動モジュール10,10a~10sに限らず、その要旨の範囲内において変更可能である。なお、駆動モジュール10,10a~10sの構成を任意に組み合わせてもよい。
なお、駆動モジュール10,10a~10sにおいて、絶縁体層15a~15d,22a~22eの材料は、熱可塑性樹脂以外の材料であってもよい。
なお、駆動モジュール10,10a~10sは、3個以上のコイル、3個以上の磁気センサ及び3個以上の磁石を備えていてもよい。
なお、第1磁気センサ30の全体が第1領域A1に位置してもよい。
なお、第1基板13において空洞Spに面する部分の材料がガラス繊維を含んでいてもよい。
なお、第1充填部材110の材料は、第1基板13の材料と同じでもよい。
なお、第1コイルL1及び第2コイルL2は、複数の渦巻状のコイル導体層が接続された構造を有している。しかしながら、第1コイルL1及び第2コイルL2が螺旋形状を有していれば、複数のコイル導体層の周回数は1周以下であってもよい。
なお、第1基板13の最下層に保護層が設けられていてもよい。第2基板14の最上層及び/又は最下層に保護層が設けられていてもよい。
なお、駆動モジュール10nでは、第1コイルL1の一部分及び第2コイルL2の一部分は、一つの第1基板13に設けられている。しかしながら、第1基板13の内の第1コイルL1が設けられている部分と第1基板13の内の第2コイルL2が設けられている部分とは、別々の基板であってもよい。
第1コイル部L1aのインダクタンス値は、第2コイル部L1bのインダクタンス値以下であってもよい。
なお、電子部品150の数は、2以上であってもよい。
なお、駆動モジュール10n,10oにおいて、第2磁石300の左部がN極であり、第2磁石300の右部がS極であってもよい。
絶縁体層15a~15d,22a~22fの材料は、磁性体材料であってもよい。
電子機器1a,1bにおいて、磁性部材100及び潤滑シート210の両方は、基板モジュール12の下主面S2に固定されていてもよい。この場合、潤滑シート210は、磁性部材100より下に位置する。そして、潤滑シート210は、筐体3に接触する。このとき、潤滑シート210と筐体3との摩擦係数は、磁性部材100と筐体3との摩擦係数に比べて小さい。
電子機器1a,1bにおいて、磁性部材100及び潤滑シート210の両方は、筐体3の上面S200に固定されていてもよい。この場合、潤滑シート210は、磁性部材100より上に位置する。そして、潤滑シート210は、基板モジュール12の下主面S2に接触する。このとき、潤滑シート210と基板モジュール12との摩擦係数は、磁性部材100と基板モジュール12との摩擦係数に比べて小さい。
なお、電子機器1a,1bの電子機器部材は、筐体3に限らない。電子機器部材は、例えば、バッテリーであってもよい。
なお、駆動モジュール10eでは、第1磁気センサ30の下面は、第1基板13から露出している。しかしながら、第1磁気センサ30の下面は、第1基板13から露出していなくてもよい。
駆動モジュール10oにおいて、磁性部材100は、上下方向に見て、第1磁気センサ30の全体及び第2磁気センサ310の全体と重なっていない。しかしながら、磁性部材100は、上下方向に見て、第1磁気センサ30の少なくとも一部及び第2磁気センサ310の少なくとも一部と重なっていなければよい。
1,1a,1b:電子機器
3:筐体
10,10a~10s:駆動モジュール
12:基板モジュール
13:第1基板
14:第2基板
15a~15d,22a~22f:絶縁体層
16:保護層
18a~18d:第1コイル導体層
20a~20f,26a~26f:実装電極
24a~24d:第2コイル導体層
26a~26f:実装電極
28,29:信号導体層
30:第1磁気センサ
32:第1磁気センサ本体
34a,34b:第1磁気センサ実装電極
50:第1磁石
60a,60b:実装電極
100:磁性部材
102:接着シート
110:第1充填部材
130:緩衝材
140:支持部材
150:電子部品
210:潤滑シート
300:第2磁石
310:第2磁気センサ
A1:第1領域
Ax1:第1コイル軸
Ax2:第2コイル軸
C0:中央
G:凹部
L1:第1コイル
L1a:第1コイル部
L1b:第2コイル部
L2:第2コイル
S1,S11,S21,S31:上主面
S2,S12,S22,S32:下主面
Sp:空洞
h1,h2:貫通孔
p1,p11:上端
p12,p41:下端
v1~v5,v11~v15 :層間接続導体
B1,B2:導電性接合材

Claims (25)

  1. 上下方向の一方が第1方向であり、上下方向の他方が第2方向であり、
    駆動モジュールは、
    上下方向に並ぶ基板モジュール第1主面及び基板モジュール第2主面を有する基板モジュールであって、前記基板モジュール第1主面は、前記基板モジュール第2主面より前記第1方向に位置している、基板モジュールと、
    前記基板モジュールに設けられている第1コイルであって、上下方向に延びる第1コイル軸を有する螺旋形状を有している第1コイルと、
    前記第1コイルより前記第1方向に位置し、かつ、上下方向に見て、前記第1コイルと重なる第1磁石と、
    前記基板モジュールに実装され、かつ、前記第1磁石の磁力を検知する第1磁気センサと、
    を備えており、
    前記第1磁気センサは、上下方向に見て、前記第1コイルに囲まれており、
    前記第1磁気センサは、前記第1磁気センサにおける前記第1方向の端に位置するセンサ第1端を有しており、
    前記基板モジュール第1主面は、前記基板モジュール第1主面における前記第1方向の端に位置する基板モジュール第1主面端を有しており、
    前記センサ第1端は、前記第1コイルの上下方向の中央より前記第1方向に位置し、かつ、前記基板モジュール第1主面端より前記第2方向に位置している、
    駆動モジュール。
  2. 前記基板モジュールは、上下方向に並ぶ第1基板及び第2基板を含んでおり、
    前記第1基板は、前記第2基板より前記第1方向に位置しており、
    前記第1コイルは、前記第1基板に設けられている第1コイル部と前記第2基板に設けられている第2コイル部とを含んでおり、
    前記第1基板と前記第2基板とは、直接に接合されておらず、
    前記第1基板が前記第2基板に導電性接合材により実装されることにより、前記第1コイル部と前記第2コイル部とが電気的に接続されている、
    請求項1に記載の駆動モジュール。
  3. 前記第1基板は、上下方向に見て、前記第2基板の外縁に囲まれた領域内に位置している、
    請求項2に記載の駆動モジュール。
  4. 前記第1基板は、前記第1方向に並ぶ第1基板第1主面及び第1基板第2主面を有しており、
    前記第1基板第1主面は、前記第1基板第2主面より前記第1方向に位置しており、
    第1領域は、上下方向に見て前記第1コイル部に囲まれている領域と重なる領域であって、かつ、前記第1基板第1主面より前記第2方向に位置し、かつ前記第1基板第2主面より前記第1方向に位置する領域であり、
    前記第1磁気センサの少なくとも一部分は、前記第1領域に位置している、
    請求項2又は請求項3に記載の駆動モジュール。
  5. 前記第1領域には、空洞が設けられており、
    前記第1磁気センサの少なくとも一部は、前記空洞内に位置している、
    請求項4に記載の駆動モジュール。
  6. 前記第1基板において前記空洞に面する部分の材料は、ガラス繊維を含まない、
    請求項5に記載の駆動モジュール。
  7. 前記駆動モジュールは、
    前記第1領域に設けられている第1充填部材を、
    更に備えており、
    前記第1充填部材の材料は、前記第1基板の材料と異なる、
    請求項4に記載の駆動モジュール。
  8. 前記第2基板の材料は、ガラス繊維を含み、
    前記第2基板の曲げ剛性は、前記第1基板の曲げ剛性より高い、
    請求項2又は請求項3に記載の駆動モジュール。
  9. 前記第2基板の材料は、前記第1基板の材料と異なる、
    請求項2又は請求項3に記載の駆動モジュール。
  10. 前記第2基板は、上下方向に並ぶ第2基板第1主面及び第2基板第2主面を有しており、
    前記第2基板第1主面は、前記第2基板第2主面より前記第1方向に位置しており、
    前記駆動モジュールは、
    前記第2基板第1主面に実装されている1以上の電子部品を、
    更に備えており、
    前記第1基板には、前記第1基板を上下方向に貫通する貫通孔が設けられており、
    前記1以上の電子部品は、上下方向に見て、前記貫通孔と重なっている、
    請求項2又は請求項3に記載の駆動モジュール。
  11. 前記駆動モジュールは、
    前記第1基板は、前記第1方向に並ぶ第1基板第1主面及び第1基板第2主面を有しており、
    前記第1基板第1主面は、前記第1基板第2主面より前記第1方向に位置しており、
    前記駆動モジュールは、
    前記第1基板第2主面に実装されている1以上の電子部品を、
    更に備えており、
    前記第2基板には、前記第2基板を上下方向に貫通する貫通孔が設けられており、
    前記1以上の電子部品は、上下方向に見て、前記貫通孔と重なっている、
    請求項2又は請求項3に記載の駆動モジュール。
  12. 前記第1基板と前記第2基板との間には、前記第1基板及び前記第2基板に接触する樹脂が設けられている、
    請求項2又は請求項3に記載の駆動モジュール。
  13. 前記駆動モジュールは、
    前記第1基板と前記第2基板との間に位置し、前記駆動モジュールを配置するための支持部材を、
    更に備えている、
    請求項2又は請求項3に記載の駆動モジュール。
  14. 前記第1コイル部のインダクタンス値は、前記第2コイル部のインダクタンス値より大きい、
    請求項2又は請求項3に記載の駆動モジュール。
  15. 前記基板モジュールは、単一の板である第1基板を含んでおり、
    前記第1コイルの全体は、前記第1基板に設けられている、
    請求項1に記載の駆動モジュール。
  16. 前記基板モジュールは、第1基板及び緩衝材を含んでおり、
    前記緩衝材は、前記第1基板より前記第1方向に位置しており、
    前記基板モジュール第1主面は、前記緩衝材の主面を含んでおり、
    前記基板モジュール第1主面端は、前記緩衝材の主面に含まれている、
    請求項1に記載の駆動モジュール。
  17. 前記駆動モジュールは、
    前記第1磁気センサより前記第2方向に位置し、かつ、上下方向に見て、前記第1コイルと重なっている磁性部材を、
    更に備えている、
    請求項1ないし請求項のいずれかに記載の駆動モジュール。
  18. 前記磁性部材は、前記基板モジュールに内蔵されている、
    請求項17に記載の駆動モジュール。
  19. 前記磁性部材は、前記基板モジュール第2主面に位置している、
    請求項17に記載の駆動モジュール。
  20. 前記磁性部材は、上下方向に見て、前記第1磁気センサの少なくとも一部と重なっていない、
    請求項17記載の駆動モジュール。
  21. 前記駆動モジュールは、
    上下方向に見て前記第1コイルと異なる位置に位置するように前記基板モジュールに設けられている第2コイルであって、上下方向に延びる第2コイル軸を有する螺旋形状を有している第2コイルと、
    前記第2コイルより前記第1方向に位置し、かつ、上下方向に見て、前記第2コイルと重なる第2磁石と、
    前記第2磁石の磁力を検知する第2磁気センサと、
    を備えている、
    請求項1ないし請求項のいずれかに記載の駆動モジュール。
  22. 前記駆動モジュールは、
    前記第1磁気センサ及び前記第2磁気センサより前記第2方向に位置し、かつ、上下方向に見て、前記第1コイル及び前記第2コイルと重なっている磁性部材を、
    更に備えている、
    請求項21に記載の駆動モジュール。
  23. 前記第1コイルは、前記第1コイルにおける前記第2方向の端に位置する第1コイル第2端を有しており、
    前記第1磁気センサは、前記第1磁気センサにおける前記第2方向の端に位置するセンサ第2端を有しており、
    前記センサ第2端は、前記第1コイル第2端より前記第1方向に位置している、
    請求項1ないし請求項のいずれかに記載の駆動モジュール。
  24. 請求項1ないし請求項のいずれかに記載の駆動モジュールを、
    備える、
    電子機器。
  25. 前記電子機器は、
    前記基板モジュール第2主面と向かい合う面を有する電子機器部材と、
    前記電子機器部材と前記基板モジュール第2主面との間に位置し、前記駆動モジュールを前記電子機器部材に対して相対的に変位させるための潤滑シートと、
    更に備えている、
    請求項24に記載の電子機器。
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