JP7306105B2 - カバー - Google Patents
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Description
1.配管システム1の構成
配管システム1の構成を、図1、図2に基づき説明する。配管システム1は、パイプ3と、パイプ3を覆うカバー5、7、9、11、13、15、17、19、21、23、25、27、29、31と、洗濯機用コンセント33と、水栓35と、を備える。パイプ3は、施工面37、39、41に沿って配置されている。施工面37、39は入隅を構成する。施工面39、41は出隅を構成する。カバー5、7、9、11、13、15、17、19、21、23、25、27、29、31と、洗濯機用コンセント33とは樹脂から成る。
カバー5、7、11、15、19、23、27、31の構成は後述する。洗濯機用コンセント33は直方体の箱状の基本形態を有する。洗濯機用コンセント33は、水栓35と、その水栓35に接続したパイプ3の一部とを収容する。洗濯機用コンセント33は、その側壁の一つに、U字形状の開口部43を備える。水栓35に接続したパイプ3は、開口部43から引き出されている。
(2-1)カバー5の構成
カバー5の構成を、図3~図8に基づき説明する。カバー5は、本体部101と、壁部103と、フランジ105と、リブ107、109と、を備える。
図3、図4、図5に示すように、フランジ105は、端部115、端部113、及び接続部117から、本体部101の外側方向に延びている。フランジ105のうち、端部115に接続する部分を第1部105Aとする。フランジ105のうち、端部113に接続する部分を第2部105Bとする。第1部105Aは2部105Bに対し直交する。フランジ105のうち、第1部105Aと第2部105Bとを接続する部分を第3部105Cとする。第3部105Cは、接続部117に沿って延び、曲面形状を有する。
図6に示すように、カバー5は、施工面37と施工面39とから成る入隅に取り付けられる。第1部105A及び辺125は施工面39に当接する。第2部105B及び辺127は施工面37に当接する。ビス孔130を通したビスを施工面37と施工面39とに打ち込むことで、カバー5を固定することができる。
(i)カバー5はリブ107、109を備える。リブ107、109は、対向部119Aとともに、被覆材133の外周面に押し当てられる。そのため、リブ107、109が存在しない場合に比べて、カバー5が被覆材133に加える力が分散し、対向部119Aが被覆材133に加える力が小さくなる。その結果、被覆材133が破れ難くなる。
リブの枚数は2以外であってもよい。例えば、リブの枚数は、1、3、4、5・・・であってもよい。本体部101の高さは、軸方向において一定であってもよい。
(3-1)カバー11の構成
カバー11、15、27は同様の構成を有する。以下では、図9~図14に基づき、カバー11の構成を説明する。カバー11は、本体部201と、フランジ203、205と、を備える。本体部201は、半割れ円筒状の形態を有する。本体部201の高さは、本体部201の軸方向における一方の端部211から、反対側の端部213まで、一定である。本体部201は、端部213側の角に薄肉部215を備えている。薄肉部215は、本体部201の裏面を一段掘り下げた形状を有する。薄肉部215の板厚は、本体部201の他の部分の板厚より小さい。本体部201における角の板厚方向から見て、薄肉部215の形状は直角三角形状である。
フランジ203、205は、本体部201の軸方向における一方の端部に、薄肉部209を備える。薄肉部209は、フランジ203、205の底面を一段掘り下げた形状を有する。薄肉部209の板厚は、フランジ203、205の他の部分の板厚より小さい。薄肉部209は、立設部207の内側にも形成されている。フランジ203、205の板厚方向から見て、薄肉部209の形状は矩形である。フランジ203、205には、ビス打ち目安用の凹部230が形成されている。ビス打ち目安用の凹部230は複数形成されていてもよい。ビス打ち目安用の凹部230の代わりに、フランジ203、205を貫通するビス孔を形成してもよい。
図1、図2に示すように、カバー11は、施工面39上であって、カバー9とカバー13との間の部分に取り付けられる。カバー11は、カバー9とカバー13との間にあるパイプ3を被覆する。
4.カバー19、23について
(4-1)カバー19の構成
カバー19、23は同様の構成を有する。以下では、図15~図20に基づき、カバー19の構成を説明する。カバー19は、本体部301と、フランジ303、305と、を備える。本体部301は、半割れ円筒状の形態を有する。本体部301の高さは、基本的には、本体部301の軸方向における一方の端部311から、反対側の端部313にゆくにつれて増している。ただし、端部311の近傍では、本体部301の高さは一定である。
図1、図2に示すように、カバー19は、施工面39上であって、カバー17とカバー21との間の部分に取り付けられる。カバー21の高さは、カバー17の高さより大きい。カバー19は、端部311がカバー17の側に位置し、端部313がカバー21の側に位置するように取り付けられる。
5.カバー7について
(5-1)カバー7の構成
カバー7の構成を、図21~図26に基づき説明する。カバー7は、本体部401と、壁部403と、フランジ403、405と、を備える。
壁部403は、端部411から、本体部401の内周方向に延びる。壁部403の内周縁419の形状はU字状である。図24に示すように、側面視において、壁部403は傾斜している。傾斜の方向は、壁部403上で高さが増すほど、端部413に近づく方向である。
図1、図2に示すように、カバー7は、施工面39上であって、カバー9と隣接する部分に取り付けられる。カバー7は、端部413がカバー9の側に位置するように取り付けられる。カバー7は、カバー9とカバー5との間にあるパイプ3のうち、カバー9の側にある部分を被覆する。パイプ3は内周縁419に押し当てられる。
(6-1)カバー31の構成
カバー31の構成を、図27~図35に基づき説明する。カバー31は、本体部501と、フランジ503、505と、を備える。
図1、図2に示すように、カバー31は、施工面39上であって、カバー29と、洗濯機用コンセント33との間に取り付けられる。カバー31は、端部511がカバー29の側に位置し、端部513が洗濯機用コンセント33の側に位置するように取り付けられる。
洗濯機用コンセント33に対し、カバー31に代えて、他のアタッチメントを使用してもよい。他のアタッチメントは、例えば、カバー29の形状、大きさ等に応じて適宜選択することができる。また、カバー29を使用しない場合、パイプ3の種類、形状、大きさ等に応じて、他のアタッチメントを適宜選択することができる。他のアタッチメントとして、例えば、株式会社オンダ製作所が発行する「総合カタログ2017-2018VOL37」の第130頁に記載されているアタッチメント等が挙げられる。
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は上述の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。
アタッチメントは、本体延長部と、フランジ延長部とを備える。本体延長部は、カバーの本体部を前記壁面に沿って延長する。フランジ延長部は、カバーのフランジ部を前記壁面に沿って延長する。
前記実施形態から把握できる技術的思想について記載すると、配管を覆うカバーであって、半割れ円筒状の本体部の角に薄肉部を備え、前記薄肉部のうち、前記本体部の軸方向における端部が、前記本体部の裏面側に曲折されているカバー。
Claims (2)
- 被覆材を有するパイプを覆うカバーであって、
半割れ円筒状の本体部と、
前記本体部の軸方向における端部から内周方向に延びる壁部であって、前記被覆材の外周面に食い込むU字状の内周縁を有する壁部と、
前記本体部の裏面のうち、前記壁部の側に設けられ、前記本体部の軸方向に沿って延びる少なくとも1つのリブと、
を備え、
前記リブの高さは、前記壁部とは反対側では、前記壁部から離れるほど、低くなっているカバー。 - 請求項1に記載のカバーであって、
前記リブの高さは、前記壁部の側では、前記壁部の高さと等しいカバー。
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