JP7305858B1 - 配送作業員端末、データ中継装置、及びプログラム - Google Patents

配送作業員端末、データ中継装置、及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP7305858B1
JP7305858B1 JP2022131318A JP2022131318A JP7305858B1 JP 7305858 B1 JP7305858 B1 JP 7305858B1 JP 2022131318 A JP2022131318 A JP 2022131318A JP 2022131318 A JP2022131318 A JP 2022131318A JP 7305858 B1 JP7305858 B1 JP 7305858B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
delivery
vehicle
digital key
data relay
relay device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2022131318A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2024028021A (ja
Inventor
達 安川
凌也 定野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KDDI Corp
Original Assignee
KDDI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KDDI Corp filed Critical KDDI Corp
Priority to JP2022131318A priority Critical patent/JP7305858B1/ja
Priority to JP2023104985A priority patent/JP7445061B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7305858B1 publication Critical patent/JP7305858B1/ja
Publication of JP2024028021A publication Critical patent/JP2024028021A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Lock And Its Accessories (AREA)

Abstract

【課題】配送物の車両宅配における安全性を担保しつつ効率を上げることができる配送作業員端末、データ中継装置、及びプログラムを提供すること。【解決手段】配送作業員端末は、車両のユーザが購入した商品の配送荷物の配送先として車両が指定された場合、データ中継装置を介して車両のデジタルキーを管理する鍵情報制御サーバが発行する車両のデジタルキーを取得することにより、配送荷物を車両に配送する配送業者の配送作業員端末であって、配送作業員からの指示に基づいてデータ中継装置に対して車両のデジタルキーの取得要求を行い、データ中継装置により利用の制限が掛けられた車両のデジタルキーを取得するデジタルキー利用要求部と、制限が掛けられた車両のデジタルキーを用いて車両の施解錠を行う施解錠制御部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、配送業者が配送荷物(以下、「配送物」ともいう)をユーザが所有するデジタルキーにより施錠管理される車両に宅配するためのデジタルキーに対して利用の制限をかけることで、宅配における安全性を担保しつつ効率を上げることができる配送作業員端末、データ中継装置、及びプログラムに関する。
従来、配送業者が配送荷物を車両に宅配する際に、配送先となる車両(例えばトランク)の開閉を行うための一時的なパスワードを配送業者に受け渡すことが求められている。このため、配送先の車両の開閉を行うための一時的なパスワードを配送業者に受け渡す技術が提案されている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
特許7021663号 特開2022-56941号公報
従来の技術では、配送先の車両のドアやトランク等の開閉を行うために、既存のシステム毎に一時的なパスワードを生成する必要があった。さらに、複数の配送業者及び複数の車両メーカに適用する際には、それぞれ既存のシステムに対応した開発を行う必要があった。
また、荷受人であるユーザが所有する車両の鍵を施解錠するために用いられる従来の鍵情報共有技術では、鍵の利用可能時間に対して纏まった時間が充てられていた。そのため、前記鍵を受け取った配送作業員はその利用可能時間内であればいつでも車両の施解錠が実施できてしまい安全性が損なわれる可能性があった。一方で、その対策として利用可能時間を短くして共有するという対策が考えられるが、配達人の配送業務遅延等の理由により時間どおりに利用できない場合に、再度鍵を取得しなおす必要がでてしまい作業効率が下がる恐れがある。
本発明は、車両用デジタルキーを所有するユーザの端末と、車両用デジタルキーの鍵情報制御サーバと、配送業者の配送荷物の管理サーバ及び端末と、の間にデータ中継装置を設け、配送業者が配送荷物をユーザが所有するデジタルキーにより施錠管理される車両に宅配するためのデジタルキーに対して利用の制限をかけることで、宅配における安全性を担保しつつ効率を上げることができる配送作業員端末、データ中継装置、及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明に係る配送作業員端末は、荷物の配送先として前記車両が指定された場合、データ中継装置を介して前記車両のデジタルキーを管理する鍵情報制御サーバが発行する前記車両のデジタルキーを取得することにより、前記配送荷物を前記車両に配送する配送業者の配送作業員端末であって、配送作業員からの指示に基づいて前記データ中継装置に対して前記車両のデジタルキーの取得要求を行い、前記データ中継装置により利用の制限が掛けられた前記車両のデジタルキーを取得するデジタルキー利用要求部と、制限が掛けられた前記車両のデジタルキーを用いて前記車両の施解錠を行う施解錠制御部と、を備える。
前記利用の制限は、前記車両のデジタルキーに設定された利用可能期間のうち第1の期間に制限するものであってもよい。
前記施解錠制御部は、前記車両のデジタルキーを利用できる期間を前記第1の期間より短い第2の期間に制限してもよい。
前記施解錠制御部は、前記第2の期間を経過した場合、前記車両のデジタルキーを利用できる期間を自動でさらに前記第2の期間延長してもよい。
前記車両のデジタルキーを使用開始した時刻を起点として経過時間を計測するタイマを備えてもよい。
前記第2の期間を経過した場合、前記車両のデジタルキーを利用できる期間の延長要否を選択する選択画面を表示する表示器と、前記配送作業員による前記延長要否の選択を入力する入力部と、を備えてもよい。
前記施解錠制御部は、前記配送作業員により延長要が選択された場合、前記車両のデジタルキーを利用できる期間を前記第2の期間延長してもよい。
前記施解錠制御部は、前記車両と無線接続され、前記第1の期間内であれば前記車両の解錠及び施錠の指示を受け付けてもよい。
前記施解錠制御部は、前記第1の期間経過後で、前記利用可能期間終了まで前記車両の施錠の指示を受け付けてもよい。
前記車両のデジタルキーは、少なくとも前記配送作業員により配達完了報告がされた場合、前記車両との無線接続が切れた場合、又は前記車両のデジタルキーの使用を示す使用画面から遷移した場合に、前記車両のデジタルキーを前記データ中継装置に返却され、デジタルキー利用要求部は、再度前記使用画面へ遷移した場合、前記データ中継装置に対して前記車両のデジタルキーの取得要求を行ってもよい。
本発明に係るデータ中継装置は、荷物の配送先として前記車両が指定された場合、前記車両のデジタルキーを管理する鍵情報制御サーバが発行する前記車両のデジタルキーを、前記配送荷物を前記車両に配送する配送業者の配送作業員端末に中継するデータ中継装置であって、前記鍵情報制御サーバから前記車両のデジタルキーを受信し、受信した前記車両のデジタルキーに対し利用の制限をかけて、前記配送作業員端末へ送信するデジタルキー配送作業者提供部を備える。
前記デジタルキー配送作業者提供部は、前記配送作業員端末から前記車両のデジタルキーの取得要求を受信した場合、前記鍵情報制御サーバに対して利用可能期間を付した前記車両のデジタルキーを要求してもよい。
前記デジタルキー配送作業者提供部は、前記配送作業員端末から前記配送荷物の送り状番号情報を受信した場合、前記配送荷物の配送に関する情報を管理する配送荷物管理サーバから前記配送荷物の配送希望時間帯を取得し、取得した前記配送希望時間帯を前記利用可能期間として付した前記車両のデジタルキーを前記鍵情報制御サーバに要求してもよい。
前記利用の制限は、前記車両のデジタルキーに設定された利用可能期間のうち第1の期間に制限するものであってもよい。
前記デジタルキー配送作業者提供部は、前記車両のデジタルキーを利用できる期間を前記第1の期間より短い第2の期間に制限してもよい。
前記デジタルキー配送作業者提供部は、前記配送作業員端末から前記車両のデジタルキーの取得要求を受信した場合に、前記利用の制限をかけた前記車両のデジタルキーを前記配送作業員端末へ送信してもよい。
前記配送作業員端末から前記車両のデジタルキーの取得に成功したことを示すデジタルキー取得成功通知を受信した時刻を起点として経過時間を計測するタイマを備えてもよい。
前記デジタルキー配送作業者提供部は、前記第2の期間を経過した場合、前記車両のデジタルキーを利用できる期間の延長要否の判断を前記配送作業員端末に要求してもよい。
前記デジタルキー配送作業者提供部は、前記配送作業員端末から延長要の判断を受信した場合、前記第2の期間延長した前記車両のデジタルキーを前記配送作業員端末に送信してもよい。
前記デジタルキー配送作業者提供部は、前記第2の期間を経過した場合、自動でさらに前記第2の期間延長した前記車両のデジタルキーを前記配送作業員端末に送信してもよい。
前記デジタルキー配送作業者提供部は、前記第1の期間経過後で、前記利用可能期間終了まで前記車両の施錠のみを行う前記車両のデジタルキーを前記配送作業員端末に送信してもよい。
本発明に係るプログラムは、前記配送作業員端末としてコンピュータを機能させるためのものである。
本発明に係るプログラムは、前記データ中継装置としてコンピュータを機能させるためのものである。
本発明によれば、配送業者が配送荷物をユーザが所有するデジタルキーにより施錠管理される車両に宅配するためのデジタルキーに対して利用の制限をかけることで、宅配における安全性を担保しつつ効率を上げることができる。
実施形態におけるデータ中継システムの全体構成を示す図である。 実施形態におけるユーザ端末及び配送作業員端末の機能構成を示す図である。 実施形態における鍵情報制御サーバ及び配送荷物管理サーバの機能構成を示す図である。 実施形態におけるデータ中継装置の機能構成を示す図である。 実施形態において、配送作業員が車両のデジタルキーの使用開始をするまでの配送作業員端末に表示される画面遷移の一例を示す図である。 実施形態において、配送作業員が配送作業員端末から車両を解錠し、配送物を車両内に宅配し、車両を施錠するまでの使用画面の一例を示す図である。 実施形態において、配送作業員が配送物を車両内に宅配し、車両の施錠後に配送完了報告完とし、次画面に移動するまでの画面遷移の一例を示す図である。 実施形態において、配送作業員が配送物を車両宅配できない場合の車両宅配不可を報告するための画面遷移の一例を示す図である。 実施形態におけるデータ中継システムの処理シーケンスを示す図である。 実施形態におけるデータ中継システムの処理シーケンスを示す図である。 実施形態におけるデータ中継システムの処理シーケンスを示す図である。 実施形態におけるユーザ端末に表示される通知画面の一例を示す図である。 実施形態におけるデータ中継システムの処理シーケンスを示す図である。 実施形態における配送作業員端末による鍵管理処理の流れの一例を示す図である。 実施形態における配送作業員端末による鍵管理処理の流れの一例を示す図である。 実施形態におけるユーザ端末に表示される画面の一例を示す図である。 実施形態におけるデータ中継装置による鍵管理処理の流れの一例を示す図である。 実施形態におけるデジタルキーによる車両施解錠時の処理シーケンスを示す図である。
以下、本発明の実施形態の一例について説明する。
図1は、本実施形態におけるデータ中継システム1の全体構成を示す図である。
データ中継システム1は、荷受人であるユーザの使用するユーザ端末10と、宅配先デバイスとなる車両2のデジタルキーを管理する鍵情報制御サーバ20と、配送業者の配送荷物を管理する配送荷物管理サーバ30と、配送作業員の使用する配送作業員端末40と、データ中継装置50と、ネットワーク60と、を備える。ネットワーク60は、データの機密性を守るため、セキュリティネットワークとしてもよい。データ中継装置50は、ユーザ端末10、鍵情報制御サーバ20、配送荷物管理サーバ30、及び配送作業員端末40とネットワーク60を介して通信可能に接続される。
鍵情報制御サーバ20は、例えば、車両メーカ毎に設けられてもよい。なお、それぞれの鍵情報制御サーバ20は、当該車両メーカの運用するコネクテッドシステム(図示せず)と連携する(若しくはコネクテッドシステムに備える)ものとする。鍵情報制御サーバ20は、権限を有する者からの車両2の位置情報問合せに対して、コネクテッドシステムから車両2の位置情報を取得し応答するものとする。
本願発明におけるユーザはコネクテッドシステムに予め登録済みのユーザであり、コネクテッドシステムのユーザIDを有するものとする。さらに、ユーザは車両2のデジタルキーを予め取得しており鍵情報制御サーバ20に登録済みとする。データ中継装置50は、各鍵情報制御サーバ20と提携しており、例えば各鍵情報制御サーバ20の提供するAPIを利用して各鍵情報制御サーバ20にアクセスするようにしてもよい。逆に、各鍵情報制御サーバ20は、データ中継装置50の提供するAPIを利用してデータ中継装置50にアクセスするようにしてもよい。
配送荷物管理サーバ30は、例えば配送業者毎に設けられてもよい。後述するように、当該配送業者の扱う配送荷物の配送作業員は、配送作業員ID及び担当する配送エリアが予め登録されているものとする。配送作業員は、本社及び委託先から構成されてもよい。この場合、配送作業員情報には、所属先情報(例えば本社又は委託先かを示す所属先情報)が記憶されていてもよい。データ中継装置50は、予め各配送業者の運用する配送荷物管理サーバ30と提携しており、例えば、各配送荷物管理サーバ30の提供するAPIを利用してアクセスするようにしてもよい。逆に、各配送荷物管理サーバ30は、データ中継装置50の提供するAPIを利用してデータ中継装置50にアクセスするようにしてもよい。
ユーザ端末10及び配送作業員端末40には、後述するデジタルキーアプリケーションプログラム(「デジタルキーアプリ」ともいう)がそれぞれにインストールされ、当該アプリを実行することで、データ中継装置50との間で、ユーザ端末10及び配送作業員端末40にそれぞれ固有のデータを送受信するようにしてもよい。なお、以下、特段説明しない限り、ユーザ端末10にインストールされたデジタルキーアプリを単にデジタルキーアプリケーションプログラムといい、配送作業員端末40にインストールされたデジタルキーアプリを配送作業員デジタルキーアプリケーションプログラム(「配送作業員デジタルキーアプリ」)という。
データ中継システム1の備える各装置について説明する前にデータ中継システム1の概要について説明する。
まず、データ中継システム1の運用に際して、車両等のデジタルキーのオーナーとなるユーザは、データ中継装置50に対してユーザID及び例えばナンバープレートに書かれた車両番号又は登録番号、車名等を含む車両情報を登録するとともに、当該車両のデジタルキーの使用許諾をしていることが前提となる。以下、データ中継装置50にユーザID及び車両情報を登録するとともに、車両のデジタルキーの使用許諾をしているユーザを特に断らない限り、単にユーザともいう。
ここで、「デジタルキーの使用権限」とは、鍵情報制御サーバ20へのアクセス、及びデジタルキーを使用する権利を意味し、「使用許諾」とは、デジタルキーの使用権限を、データ中継装置50に対して利用することを許すことを意味する。そうすることで、データ中継装置50は、配送作業員が当該デジタルキーを配達すると認められた期間、つまり一時的に有効となるデジタルキーを鍵情報制御サーバ20から取得し、当該配送作業員(具体的には、配送作業員端末40)に貸与する。
ユーザは、配送業者から配送に関する情報としての配送物の送り状番号を受信する。なお、配送業者が配送に関する情報をユーザに通知する際、暗号化されていない平文としてもよい。平文によって送り状番号を登録することを可能とすることにより、配送伝票への印刷やユーザによる手入力を利用しての車両宅配サービスを行うことが可能となるため、データ中継装置の汎用性は高まる。
また、ユーザは当該配送物を車両に宅配する場合、当該送り状番号にユーザID及び宅配先となる自身がデジタルキーのオーナーとなる車両情報を紐づけて、データ中継装置50に対してユーザの入力する配送に関する情報として送信するとともに配送依頼を登録する。なお、ユーザがデータ中継装置50に対して配送に関する情報を送信する場合、ユーザ端末10を介して、暗号化された情報として送信するようにしてもよい。配送に関する情報を暗号化されたものとすることによって、セキュリティがより堅牢なものとなるため、車両の鍵へのアクセス権をより厳格に管理することができる。
上記のように車両宅配サービスによる配送依頼を登録することで、データ中継装置50は、配送物の配送日時に、当該配送物の配送作業員(具体的には、配送作業員端末40)からの要求に応じて配送作業員が当該デジタルキーを配達すると認められた期間、つまり一時的に有効となるデジタルキーを鍵情報制御サーバ20から取得し、当該配送作業員(具体的には、配送作業員端末40)に貸与することで、配送作業員が当該デジタルキーを使用して、宅配先の車両を解錠し、送り状番号に対応する配送物を配送する一連の配送処理を可能とするとともに、複数のデジタルキーを利用しないようにした状態で、ユーザ自身が車両のデジタルキーを利用可能な期間をできるだけ長時間確保することができる。
また、配送業者(配送作業員)は、配送先の車両2の解錠、配送物の車両2への宅配、車両2の施錠、配送結果通知等を、データ中継装置50を介してユーザ端末10等に通知することができる。また、本来配送業者(配送作業員)が配送荷物管理サーバ30に対して送信していた配送完了情報等も、データ中継装置50が配送荷物管理サーバ30に対して送信するので、配送業者(配送作業員)は1回の入力で配送完了の報告をすることができる。
このように、データ中継システム1においては、データ中継装置50が、送り状番号に基づいてユーザ側と配送業者(配送作業員)との間を中継することで、配送業者(配送作業員)による車両2への操作、及びユーザ端末10等に対する配送経過情報の通知を実現する。
以上、データ中継システム1の概要を念頭に、データ中継システム1の備える各装置について詳細に説明する。
ユーザ端末10は、荷受人であるユーザがデータ中継装置50に登録するデータを入力して送信するとともに、データ中継装置50からの通知情報を受信して表示する携帯端末である。
図2に、本実施形態におけるユーザ端末10の機能構成を示す。
ユーザ端末10は、例えば、スマートフォン等の公知の情報処理装置(コンピュータ)であり、制御部11及び記憶部12の他、各種データの入出力デバイス(例えば、入力デバイス、表示器等)及び通信デバイス等(図示せず)を備える。
制御部11は、ユーザ端末10の全体を制御する部分であり、記憶部12に記憶されたデジタルキーアプリ(図示せず)を含む各種プログラムを適宜読み出して実行することにより、本実施形態における各機能を実現する。制御部11は、CPUであってよい。具体的には、予め、デジタルキーアプリケーションプログラム(「デジタルキーアプリ」)をユーザ端末10にインストールし、制御部11により実行することで、以下に説明する機能を実現する。
記憶部12は、ハードウェア群を荷受人のユーザ端末10として機能させるためのデジタルキーアプリを含む各種プログラム、及び各種データ等の記憶領域であり、ROM、RAM、フラッシュメモリ、ソリッドステートドライブ(SSD)、又はハードディスクドライブ(HDD)等であってよい。具体的には、記憶部12は、本実施形態の各機能を制御部11に実行させるためのデジタルキーアプリの他、当該ユーザのプロファイル情報、及び当該ユーザの荷受人とする配送情報等を記憶する。
制御部11は、施解錠機能部110と、ユーザ情報入力部111と、車両宅配依頼部112と、通知情報取得部113と、を備える。なお、施解錠機能部110はデジタルキーによる車両2の施解錠を実行する機能部であって、本実施形態ではデジタルキーをシェアキーの形態で使用する場合を例示する。図18は、デジタルキーをシェアキーとする場合の施解錠実行時のデータの流れの一例を示すシーケンス図である。なお、シェアキーによる施解錠実行時のデータシーケンスは当業者にとって公知であり、詳細な説明は省略する。
ユーザ情報入力部111は、データ中継システム1を介して車両宅配サービスを希望するユーザが、自身のユーザ情報と車両情報をデータ中継装置50(後述する「ユーザ情報登録管理部511」)に登録するための入力部である。ユーザ情報入力部111は、データ中継装置50に対して、自身のユーザ情報、鍵情報制御サーバ20のユーザ情報と車両情報(ナンバー、車名、車種等)をキーボード、タッチパネルのようなユーザ端末10の入力部(図示せず)から入力する。
なお、ユーザ情報入力部111は、車検証にQRコード(登録商標)として記載された車両情報をQRコードリーダにより読取ることで得られる車両情報をデータ中継装置50に送信するようにしてもよい。
また、ユーザ情報入力部111は、車両のナンバープレートを含む車両全体の撮影画像に基づいて得られる車両情報をデータ中継装置50に送信するようにしてもよい。
また、後述するように、データ中継装置50がユーザ端末10から入力されるユーザIDに基づいて、鍵情報制御サーバ20と連携するコネクテッドシステム(図示せず)から車両情報を取得し、ユーザ情報を登録するようにしてもよい。
ユーザ情報入力部111は、データ中継装置50からの当該車両2のデジタルキー使用許諾要求に応じて、当該デジタルキーの使用許諾を応答することにより、当該デジタルキーの使用許諾情報を予めデータ中継装置50に登録する。
デジタルキーの使用許諾情報が予め登録されることで、データ中継装置50は、ユーザから車両宅配の依頼が(送り状番号及びユーザIDを含む)配送に関する情報とともに入力されると、送り状番号に紐づけられる配送物の配送日時情報に基いて、当該配送日時に一時的に有効となるデジタルキーを鍵情報制御サーバ20から取得し、当該配送物の配送を担当する配送作業員の配送作業員端末40に貸与することができるようになる。このように、データ中継装置50は、配送物毎に付与される送り状番号に基づいて、車両宅配を希望するユーザと、配送物を配送する配送作業員と、の間で車両2のデジタルキーを中継し、配送作業員による車両2の施解錠操作を実現する。
車両宅配依頼部112は、ユーザが例えばECサイト等で商品を購入し、当該商品の車両宅配を希望する場合、データ中継装置50に対して、配送業者(配送荷物管理サーバ30等)から受信した配送荷物の送り状番号をユーザIDとともにユーザの入力する配送に関する情報として送信する機能部である。なお、ユーザは、宅配先の希望箇所として複数個の場所(例えばトランク、後部座席等)のうち希望する場所又は優先順位を指定するようにしてもよい。また、ユーザは、登録した車両宅配依頼情報を後から変更することができる。なお、配送業者が例えば車両宅配に失敗した場合、データ中継装置50は、再配送する場合の再配送手段の選択肢(例えば、車両宅配や玄関前宅配等)を送信するようにしてもよい。
なお、当該ユーザIDに複数の車両情報が登録されている場合、データ中継装置50は、ユーザIDに紐づけられた車両情報に基く宅配対象車両の選択肢を送信することができる。このような場合、車両宅配依頼部112は、ユーザにより選択される宅配対象車両情報をデータ中継装置50に対して送信するようにしてもよい。さらに、データ中継装置50は、配送先車両における宅配先の場所(例えば、トランク、後部座席等)の選択肢を送信するようにしてもよい。
これにより、データ中継装置50は、送り状番号及びユーザIDを宅配先車両情報に紐づけしてユーザの入力した配送に関する情報として記憶部12に記憶する。
通知情報取得部113は、配送荷物管理サーバ30及びデータ中継装置50から受信する、ユーザ自身に対する通知を受信して、表示器(図示せず)に表示する。
通知情報取得部113は、例えば配送荷物管理サーバ30から、送り状番号・配送日時通知を受信する。また、通知情報取得部113は、データ中継装置50から、配送作業員(配送作業員端末40)が車両位置情報を取得したこと、車両デジタルキーを取得したこと、車両デジタルキーを使用開始したこと、車両2を解錠したこと、車両2を施錠したこと、配送成功又は失敗したこと、デジタルキーの利用可能時間を延長したこと、デジタルキーを返却したこと、及び施錠未実施状態であること等を含む配送状況を受信する。
ここで、デジタルキーの返却とは、不要となったデジタルキーの情報について、鍵情報制御サーバ20までその旨の通知をすることによって行われ、情報としての「デジタルキー」それ自体が鍵情報制御サーバ20まで返却されることがあってもよいが、無効化するデジタルキーの情報のみが鍵情報制御サーバ20に通知され、当該デジタルキーが無効されることによって鍵情報の返却とすることもできる。さらには、鍵情報を無効とせずとも、当初に発行したデジタルキーの情報の時間切れを待つことにより(新しいデジタルキーを発行しないことにより)、「デジタルキーを無効」と同等の効果を導くこともできる。
なお、通知情報取得部113は、応答を求められている通知に対しては、ユーザからの入力に応じて応答通知を送信する。
以上、ユーザ端末10の備える機能部について説明した。
次に、鍵情報制御サーバ20の備える機能部について説明する。
図3に、本実施形態における鍵情報制御サーバ20の機能構成を示す。
鍵情報制御サーバ20は、サーバ装置等の情報処理装置(コンピュータ)であり、制御部21及び記憶部22の他、各種データの入出力デバイス及び通信デバイス等を備える。
制御部21は、鍵情報制御サーバ20の全体を制御する部分であり、記憶部22に記憶された、デジタルキー制御プログラムを含む各種プログラムを適宜読み出して実行することにより、本実施形態における各機能を実現する。制御部21は、CPUであってよい。
記憶部22は、ハードウェア群を鍵情報制御サーバ20として機能させるための各種プログラム、及び各種データ等の記憶領域であり、ROM、RAM、フラッシュメモリ、ソリッドステートドライブ(SSD)、又はハードディスクドライブ(HDD)等であってよい。具体的には、記憶部22は、本実施形態の各機能を制御部21に実行させるためのプログラムの他、デジタルキーを有するユーザ情報(ユーザID、車両情報等)及びデジタルキーに関する情報を記憶する。
制御部21は、前述したように、デジタルキー制御プログラム等を適宜読み出して実行することにより、デジタルキー管理部211と、車両情報提供部212と、車両位置情報提供部213と、を備える。
デジタルキー管理部211は、鍵情報制御サーバ20に登録済みのユーザのユーザID、デジタルキー、及び車両情報等を管理する。また、当該デジタルキーの使用許諾がデータ中継装置50に対して与えられている場合、使用許諾情報も紐づけて管理する。
デジタルキー管理部211は、データ中継装置50からのデジタルキーの取得要求に対して、配送に係る一時的な利用時間(例えば、配送物の送り状番号に紐づけられた配送日時等)に許容されたデジタルキーを貸与する。そうすることで、データ中継装置50は、当該デジタルキーを配送作業員の使用する配送作業員端末40に貸与することができる。
デジタルキー管理部211は、データ中継装置50から貸し出し済みの配送先車両のデジタルキーの返却を受信すると、デジタルキー返却処理を行う。これにより、当該送り状番号に紐づけられた配送先車両の施解錠権限は削除される。
このようにすることで、配送作業員は、配送に関する情報に含まれる送り状番号に基づいて、宅配作業に必要となる利用の制限がかけられたデジタルキーの取得及び返却を、データ中継装置50を介して実行することができる。なお、デジタルキーは、配送作業員が当該車両の施解錠を行う毎にデータ中継装置50に対して取得要求及び返却要求を行うようにしてもよい。
車両情報提供部212は、ユーザ端末10の機能部(ユーザ情報入力部111)において説明したように、データ中継装置50からユーザIDに対応する車両情報の取得要求を受信すると、当該ユーザIDに対応する車両情報を応答する。
車両位置情報提供部213は、データ中継装置50から配送先の車両位置情報を要求されると、鍵情報制御サーバ20の連携するコネクテッドシステムから配送先の車両位置情報を取得し、データ中継装置50に送信する。そうすることで、データ中継装置50は、送り状番号に紐づけられた配送物の配送先車両位置情報を配送作業員端末40に対して中継することができる。
以上、鍵情報制御サーバ20の備える機能部について説明したが、鍵情報制御サーバ20は同等の機能を有することができれば、分散サーバによって運用される仮想的なサーバであってもよい。
次に、配送荷物管理サーバ30の備える機能部について説明する。
図3に、本実施形態における配送荷物管理サーバ30の機能構成を示す。
配送荷物管理サーバ30はサーバ装置等の情報処理装置(コンピュータ)であり、制御部31及び記憶部32の他、各種データの入出力デバイス及び通信デバイス等を備える。
制御部31は、配送荷物管理サーバ30の全体を制御する部分であり、記憶部32に記憶された、各種プログラムを適宜読み出して実行することにより、本実施形態における各機能を実現する。制御部31は、CPUであってよい。
記憶部32は、ハードウェア群を配送荷物管理サーバ30として機能させるための配送荷物管理プログラムを含む各種プログラム、及び各種データ等の記憶領域であり、ROM、RAM、フラッシュメモリ、ソリッドステートドライブ(SSD)、又はハードディスクドライブ(HDD)等であってよい。具体的には、記憶部32は、本実施形態の各機能を制御部31に実行させるためのプログラムの他、配送作業員情報(配送作業員ID、配送作業員所属先情報、配送作業員の担当する配送エリア情報等)が予め記憶されている。また、各配送荷物の(履歴情報を含む)状態情報を記憶する。
制御部31は、前述したように、配送荷物管理プログラム等を適宜読み出して実行することにより、配送計画作成部311と、配送管理部312と、データ中継装置IF部313と、を備える。
配送計画作成部311は、例えばECサイト等を経由して受信した、荷受人となるユーザの住所氏名情報、配送物に基いて配送情報(送り状番号、配送先位置情報、及び配送日時情報等)を生成する。また、配送計画作成部311は、配送日時情報及び配送先位置情報に基き、例えば当該配送先位置を含む配送エリアを担当する配送作業員を送り状番号毎に割り当てるようにしてもよい。
配送計画作成部311は、事前に例えばECサイトを経由して、ユーザの車両宅配の有無及び希望する配送日時を受信した場合、当該情報(車両宅配の有無及び希望配送日時)を勘案して、配送情報を生成するようにしてもよい。
配送計画作成部311は、荷受人であるユーザのユーザ端末10に対して、生成した送り状番号・配送日時情報を通知する。以上の機能は、当業者にとって公知の機能であり、詳細な説明は省略する。
なお、荷受人であるユーザが車両宅配を希望する場合、ユーザはデータ中継装置50に対して送り状番号、ユーザIDを含む車両宅配依頼を、ユーザの入力する配送に関する情報として送信する。
この場合、後述するように、データ中継装置50(後述する「配送荷物管理サーバ特定部513」)は、ユーザから受信した送り状番号に基づいて、配送業者及び配送荷物管理サーバ30を特定し、特定した配送荷物管理サーバ30から、当該送り状番号に対応する配送物の送付先位置情報(住所氏名等)及び配送日時情報を取得するように構成される。その際、当該車両宅配依頼情報がデータ中継装置50から配送計画作成部311に対して中継されるようにしてもよい。
配送計画作成部311は、データ中継装置50からの送り状番号に基づく問い合わせに対して、当該送り状番号に対応する配送物の送付先位置情報(住所氏名等)及び配送日時情報等を、配送業者の入力する配送に関する情報としてデータ中継装置50に対して応答する。
配送管理部312は、配送計画作成部311により生成された配送計画に基づいて、配送状況を管理する。配送管理部312は、各配送作業員に割り当てた配送荷物情報を、各配送作業員の配送作業員端末40を介して表示するようにしてもよい。
なお、後述するように、配送作業員に割り当てられた、車両宅配となる配送物については、各配送作業員の配送作業員端末40が、データ中継装置50から配送先車両の位置情報を取得して、当該配送物の担当者となる配送作業員の所有する配送作業員端末40に表示するように構成される。
データ中継装置IF部313は、ユーザの車両宅配となる配送物の配送完了通知をデータ中継装置50から受信する。それにより、配送荷物管理サーバ30は、当該送り状番号の履歴情報に、配送完了情報を記録することができる。
データ中継装置IF部313は、ユーザの車両宅配となる配送物の配送失敗通知をデータ中継装置50から受信する。それにより、配送荷物管理サーバ30は、当該送り状番号の履歴情報に、配送失敗情報を記録するとともに、配送計画作成部311により、再配送計画を作成するようにしてもよい。
以上、配送荷物管理サーバ30の備える機能部について説明したが、配送荷物管理サーバ30も、同等の機能を有することができれば、分散サーバによって運用される仮想的なサーバであってもよい。
次に、配送作業員端末40の備える機能部について説明する。
図2に、本実施形態における配送作業員端末40の機能構成を示す。
配送作業員端末40は、配送作業員が配送荷物を配送する際に、配送荷物管理サーバ30又はデータ中継装置50から配送に必要な情報を取得し表示するとともに、配送荷物管理サーバ30又はデータ中継装置50に登録するデータを入力して送信する携帯端末である。
配送作業員端末40は、例えばスマートフォン等の公知の情報処理装置(コンピュータ)であり、制御部41及び記憶部42の他、各種データの入出力デバイス(例えば、入力デバイス、表示器等)及び通信デバイス等(図示せず)を備える。
制御部41は、配送作業員端末40の全体を制御する部分であり、記憶部42に記憶された配送作業員デジタルキーアプリケーションプログラム(「配送作業員デジタルキーアプリ」又は「配送作業員デジタルキーアプリ」ともいう)(図示せず)を含む各種プログラムを適宜読み出して実行することにより、本実施形態における各機能を実現する。制御部41は、CPUであってよい。
記憶部42は、ハードウェア群を配送作業員端末40として機能させるための配送作業員デジタルキーアプリを含む各種プログラム、及び各種データ等の記憶領域であり、ROM、RAM、フラッシュメモリ、ソリッドステートドライブ(SSD)、又はハードディスクドライブ(HDD)等であってよい。具体的には、記憶部42は、本実施形態の各機能を制御部41に実行させるためのデジタルキーアプリの他、当該配送作業員の担当する配送荷物情報、及び宅配先車両情報を含む配送情報等を記憶する。
制御部41は、前述したように、配送作業員デジタルキーアプリ及び各種プログラムを適宜読み出して実行することにより、配送予定一覧表示部410と、配送先位置特定部411Aと、車両位置取得部411Bと、車両宅配対象荷物表示制御部412と、デジタルキー利用要求部414と、受付部415と、デジタルキー利用制御部416と、配送作業結果管理部418と、データ中継装置IF部419と、を備える。
なお、受付部415は、施解錠制御部としての解錠指示受付部415Aと、施解錠制御部としての施錠指示受付部415Bと、配送結果入力受付部415Cと、を備える。
配送作業員端末40の主要な機能として、配送作業員が配送物の配送に取り掛かる前に配送先の確認作業を支援する機能、配送作業員が配送先車両に配送物を配送する際の車両施解錠作業を支援する機能、及び配送作業員の配送結果報告作業を支援する機能等が挙げられる。以下、配送作業員端末40の機能部について、これらの機能毎に説明する。まず、配送作業員が配送物の配送に取り掛かる前に配送先の確認作業を支援する機能を実行する機能部(配送予定一覧表示部410、配送先位置特定部411A、車両位置取得部411B、及び車両宅配対象荷物表示制御部412)について説明する。以下の説明において配送作業員による送り状番号の入力作業を伴う場合、特に説明しないかぎり、例えば後述する図5に示すように、送り状番号がバーコードとして印字された荷札のバーコードをスキャンすることで、送り状番号の入力作業を行うようにしてもよい。なお、バーコード入力時にエラー等が発生した場合には、キーボード又はタッチパネル等を介して手入力作業を行う。
配送予定一覧表示部410は、例えば後述する図5に示すように車両宅配対象となる配送物を表示する。なお、配送作業員が車両宅配か否かに関わらず配送作業を行う担当エリア内の配送予定一覧(「配送物一覧」ともいう)を、表示するようにしてもよい。その場合、配送予定一覧表示部410は、車両宅配対象となる配送物を車両宅配対象ではない配送物とを区別して表示するようにしてもよい。
配送先位置特定部411Aは、配送荷物管理サーバ30又はデータ中継装置50から送り状番号に基づいて配送物の配送先の位置(住所氏名等)を取得するようにしてもよい。
車両位置取得部411Bは、送り状番号に基づいてデータ中継装置50から当該配送物を宅配する車両の位置情報を取得するようにしてもよい。
車両宅配対象荷物表示制御部412は、配送作業員が配送物を配送先車両に配送する前に、配送先位置特定部411Aにより特定された配送物の配送先の位置(住所等)と、車両位置取得部411Bにより取得された配送先の車両位置情報と、を表示器(図示せず)に表示するようにしてもよい。
次に、配送作業員が配送先車両に配送物を配送する際の車両施解錠作業を支援する機能を実行する機能部(デジタルキー利用要求部414、解錠指示受付部415A、施錠指示受付部415B、配送結果入力受付部415C、及びデジタルキー利用制御部416)について説明する。
デジタルキー利用要求部414は、配送作業員からの送り状番号の入力により、データ中継装置50に対して配送先車両のデジタルキーの取得要求をする。そうすることで、データ中継装置50は、当該送り状番号と、ユーザによって入力されていた送り状番号とを照らし合わせることによって、例えば送り状番号に紐づけられ配送物の配送日時情報(配送時間帯)に基づき所定の期間(例えば1時間や配送時間帯等)の間有効となる配送先車両のデジタルキーを鍵情報制御サーバ20から取得し、取得した配送先車両のデジタルキーを配送作業員端末40に送信する。デジタルキー利用要求部414は、配送先車両のデジタルキーを取得した場合、データ中継装置IF部419を介して、デジタルキー取得成功信号をデータ中継装置50に送信し、データ中継装置50は、デジタルキー取得通知をユーザ端末10に通知する。これにより、配送作業員は、配送日時情報に設定された時間内において利用可能となる配送先車両のデジタルキーの利用要求をすることで、対応車両のデジタルキーの使用を開始させることができる。
図5は、配送作業員が車両のデジタルキーの使用開始をするまでの配送作業員端末40に表示される画面遷移の一例を示す図である。以下、配送作業員がボタンを押下する操作について、特に断らない限り押下操作は、タッチ操作を含むものとする。
図5に示すように、配送作業員は、送り状番号スキャンボタンを押下することで送り状番号入力画面が表示され、次いで送り状番号(バーコード)を枠内に収めてスキャンすることで送り状番号が入力され、データ中継装置50に対してデジタルキーを要求するためのデジタルキー使用開始ボタンを表示したデジタルキー使用開始画面を表示させることができる。この場合、例えばデジタルキー使用開始ボタンを配送作業員が押下した時刻から所定の時間(例えば1時間)が経過するまでを配送作業員のデジタルキー利用可能時間としてもよい。
なお、デジタルキー使用開始ボタンが配送作業員により押下したタイミングをデジタルキーの開始時刻とするのではなく、予め設定された配送日時(配送時間帯)を配送作業員のデジタルキー利用可能時間としてもよい。この場合、配送作業員が送り状番号をスキャンしたタイミングでデジタルキーを取得するようにしてもよいが、デジタルキーを予め取得したとしても、当該配送日時(配送時間帯)にならないとデジタルキーが有効ではなく、使用することはできない。なお、配送先車両の登録デジタルキーが失効していた場合、デジタルキーは取得されない。
また、データ中継装置50が、鍵情報制御サーバ20から取得したデジタルキーに対してさらに利用の制限を掛けるようにすることで、配送作業員端末40は、さらに利用制限が掛けられた状態でデジタルキーを使用可能とするようにしてもよい。なお、利用の制限には、デジタルキー利用可能時間のうち配送作業員によりデジタルキー使用開始ボタンが押下された時刻から第1の期間(例えば、20分等)や第2の期間(例えば、10分等)に制限するようにしてもよい。また、利用の制限には、配送作業員による対象車両のエンジンを始動できないようにし配送先車両の施解錠のみできるようにしてもよい。
解錠指示受付部415Aは、配送物の対象車両への宅配を行うときに、配送作業員から配送先である対象車両の解錠指示を受け付ける。具体的には、解錠指示受付部415Aは、図6に示すように、表示器(図示せず)に表示された使用画面において、配送先である車両2を解錠させるための解錠ボタンが配送作業員により押下されることで、解錠ボタン押下信号を、データ中継装置IF部419を介してデータ中継装置50に送信するとともに、デジタルキー認証要求信号(解錠要求信号)を車両2に送信する。データ中継装置50は、車両2が解錠されたことを当該車両2のユーザのユーザ端末10に通知する。また、車両2は、BLE接続等の無線接続によりデジタルキー認証要求信号を受信し解錠する。
解錠指示受付部415Aは、解錠成功信号又は解錠失敗信号を車両2から受信する。なお、解錠失敗の原因としてデジタルキーの利用可能時間外となっていること、通信障害の発生、アプリケーションがハングアップしていること等が挙げられる。解錠指示受付部415Aは、解錠結果(解錠成功/失敗)についてデータ中継装置IF部419を介して、データ中継装置50に通知し、データ中継装置50は、施錠結果(解錠成功/失敗)をユーザ端末10に通知する。なお、既存のデジタルキーを用いた解錠・施錠システムには、解錠成功信号又は解錠失敗信号を送信せず、コマンド送信の完了時にその旨の信号を返すだけのものもあるが、その際には、解錠要求信号や施錠要求信号は繰り返し送出することが可能であり、例えば解錠指示をしたことで、解錠成功とみなすようにすればよい。
解錠されたことにより、配送作業員は、配送物を車両に宅配することができる。
また、解錠指示受付部415Aは、配送作業員により解錠ボタンが押下されると、デジタルキー利用可能時間のうち配送作業員がデジタルキーを利用できる期間を第1の期間(例えば、20分等)より短い第2の期間(例えば、10分等)に制限するために、図6に示すように、利用時間の注意を表示器(図示せず)に表示して、配送作業員端末40に含まれるタイマ(図示せず)を起動し、配送作業員がデジタルキーを利用開始した時刻(解錠ボタンを押下した時刻)を起点として経過時間を計測する。
なお、解錠指示受付部415Aは、第2の期間を経過しても配送作業員端末40が配送完了を配送作業員より受けていない場合、配送作業員が車両2のデジタルキーを利用できる期間を自動でさらに第2の期間、すなわち合計で第1の期間まで延長するようにしてもよい。例えば、解錠指示受付部415Aは、配送作業員が対象車両のデジタルキーを利用できる期間の延長要否を選択する選択画面を表示器(図示せず)に表示し、配送作業員端末40の入力デバイス(図示せず)を介して配送作業員の延長指示を受けた場合、対象車両のデジタルキーを利用できる期間を第2の期間さらに延長するようにしてもよい。
施錠指示受付部415Bは、配送物の車両2への宅配を完了した後、配送作業員から配送物の配送先となる車両2の施錠指示を受け付ける。具体的には、施錠指示受付部415Bは、図6に示すように、表示器(図示せず)に、配送先である車両2を施錠させるための施錠ボタンを表示し、配送作業員により施錠ボタンが押下されることで、施錠ボタン押下信号を、データ中継装置IF部419を介してデータ中継装置50に送信するとともに、デジタルキー認証要求信号(施錠要求信号)を車両2に送信する。データ中継装置50は、車両2が施錠されたことを当該車両2のユーザのユーザ端末10に通知する。また、車両2は、BLE接続等の無線接続によりデジタルキー認証要求信号を受信し施錠する。
施錠指示受付部415Bは、施錠成功信号又は施錠失敗信号を車両2から受信する。なお、施錠失敗の原因として、例えば車両2と配送作業員端末40との距離が所定の距離を超えていること等が挙げられる。施錠指示受付部415Bは、施錠結果(施錠成功/失敗)についてデータ中継装置IF部419を介して、データ中継装置50に通知し、データ中継装置50は、施錠結果(施錠成功/失敗)をユーザ端末10に通知する。
施錠されたことにより、配送作業員は、配送結果報告を入力することができるようになる。
配送結果入力受付部415Cは、配送物の車両2への宅配完了したときに、配送作業員から配送物の車両2への宅配完了を受け付ける。具体的には、配送結果入力受付部415Cは、図7に示すように、表示器(図示せず)に表示された使用画面において、宅配完了ボタンが配送作業員により押下されることで、データ中継装置IF部419を介して、データ中継装置50に通知するようにしてもよい。配送結果入力受付部415Cは、データ中継装置IF部419を介して、宅配完了したことをデータ中継装置50に通知する。データ中継装置50は、宅配完了を車両2のユーザのユーザ端末10に通知する。
図6は、配送作業員が配送作業員端末40から車両を解錠し、配送物を車両内に宅配し、車両を施錠するまでの使用画面の一例を示す図である。図6に示すように、配送作業員は、デジタルキーの解錠ボタン(アンロックボタン)を押下することで、車両2を解錠して、デジタルキー利用時間の間に配送物を車両内に宅配した後、デジタルキーの施錠ボタン(ロックボタン)を押下することで、車両2を施錠することができる。なお、解錠ボタンを押下した後、車両2が解錠状態にあることを、例えば解錠ボタンの色を解錠状態を示す色に変化させるようにしてもよい。又は、解錠状態を示す旨の表示をしてもよい。
なお、ユーザは、配送作業員が当該車両2のデジタルキーを使用開始してからデジタルキーを返却するまでの間、デジタルキーを使用することはできないが、それ以外の場合には、デジタルキーを利用することができる。
デジタルキー利用制御部416は、配送先車両の施錠の成功信号を受信することで、配送完了報告を実施するための画面に遷移するようにしてもよい。
図7は、配送物を車両内に宅配し、車両の施錠後に配送完了とし、次画面に移動するまでの画面遷移の一例を示す図である。図7に示すように、配送完了ボタン(OK)を押下することで、次画面(例えば直近の配達予定の表示画面)に遷移することができる。
また、デジタルキー利用制御部416は、配送作業員(配送作業員端末40)の位置情報に応じてデジタルキーの利用可否の制御を行うようにしてもよい。具体的には、デジタルキー利用制御部416は、配送作業員(配送作業員端末40)の位置情報を配送作業員端末40により取得するとともに、配送先車両の位置情報を例えばデータ中継装置50から取得することで、デジタルキーの利用可否を制限するようにしてもよい。例えば、デジタルキー利用制御部416は、配送作業員(配送作業員端末40)の位置が当該車両位置から予め設定した第1距離以上離れた場合、配送作業員端末40の表示器(図示せず)を介して、施錠(施錠ボタンの表示及び押下)はできるが、解錠(解錠ボタンの表示又は押下)ができないようにしてもよい。
さらに、デジタルキー利用制御部416は、配送作業員(配送作業員端末40)の位置が、当該車両位置から予め設定した、例えば第1距離よりも長い第2距離以上離れた場合、配送作業員端末40の表示器(図示せず)を介して、施錠(施錠ボタンの表示又は押下)及び解錠(解錠ボタンの表示又は押下)ができないようにするとともに、当該デジタルキーを無効にするようにしてもよい。
また、デジタルキー利用制御部416は、配送作業員が宅配の配送作業中に表示器(図示せず)に表示される図6の作業画面から別の画面に遷移された場合や、配送作業員が配送物を取りに行っている間に配送作業員端末40と車両2との間の無線接続が切断された場合、データ中継装置50を介して、対象車両のデジタルキーを鍵情報制御サーバ20に返却するようにしてもよい。具体的には、デジタルキー利用制御部416は、別の画面への遷移や無線接続の切断を検知した場合、配送作業員端末40の記憶部42からデジタルキーのデータを消去し、データ中継装置50に対して車両2のデジタルキーを返却する。データ中継装置50は、配送作業員端末40からデジタルキーの返却を受信すると、後述するデータ中継装置50(記憶部52)から対象車両のデジタルキーを消去し、鍵情報制御サーバ20に返却を送信する。鍵情報制御サーバ20は、当該返却に基づいて、当該送り状番号に紐づけられた配送先車両の予め設定された当該配送時間に許容されたデジタルキーを無効とする。
なお、この場合、デジタルキーの利用可能期間であり配送作業員による配送物の配送作業が完了していないことから、デジタルキー取得要求部411は、前述したように、配送作業員からの送り状番号の入力により、データ中継装置50に対して返却した車両2のデジタルキーの取得を再度要求することができる。データ中継装置50は、送り状番号に紐づけられ配送物の配送日時情報(配送時間帯)に基づく所定の期間(例えば1時間や配送時間帯等)の間有効となる対象車両のデジタルキーを鍵情報制御サーバ20から取得し、取得した配送先車両のデジタルキーを配送作業員端末40に送信する。デジタルキー利用要求部414は、車両2のデジタルキーを取得する。
また、この間、配送作業員による配送物の配送作業が完了していないことから、配送作業員端末40のタイマ(図示せず)は、経過時間を計測し続けている。そうすることで、データ中継システム1は、宅配における安全性を担保することができる。
以上、配送先の車両2の解錠、配送先の車両2への配送物の配送、配送先の車両2の施錠の順に配送作業員が処理した場合について説明した。
配送作業結果管理部418は、車両2から当該車両2の施錠の成功信号を受信することで、配送作業員端末40の表示器(図示せず)を介して、配送完了報告を実施するための画面に遷移可能とする。
配送作業結果管理部418は、配送完了報告を実施するための画面を介して、宅配完了報告が入力されると、データ中継装置50に対して、当該送り状番号に対応する配送物の配送完了通知をする。例えば配送作業結果管理部418は、配送作業員端末40の表示器(図示せず)を介して、配送作業員による送り状番号に対応する配送物の宅配完了ボタンが押下されると、配送完了報告を作成し、データ中継装置50に対して、当該送り状番号に対応する配送物の配送完了通知をするようにしてもよい。これにより、データ中継装置50は、配送完了通知に基づいて、ユーザ端末10や配送荷物管理サーバ30に対して、配送が完了情報を伝達するとともに、鍵情報制御サーバ20に対して、送り状番号に紐づけられた配送先車両である車両2のデジタルキーの返却通知を送信する。鍵情報制御サーバ20は、当該返却通知に基づいて、当該送り状番号に紐づけられた配送先車両の予め設定された当該配送時間に許容されたデジタルキーを無効とする。
データ中継装置IF部419は、例えば宅配が失敗に終わった場合、宅配不可の理由と合わせてデータ中継装置50に配送不可通知をする。図8は、配送物を車両宅配できない場合の車両宅配不可を報告するための画面遷移の一例を示す図である。図8に示すように、送り状番号に対応する配送物の配送不可報告ボタンを押下することで、不可理由を選択し、データ中継装置50に対して配送不可通知をするようにしてもよい。
また、データ中継装置50に対して、再配送処理に移行するように通知してもよい。
この他、前述したように、配送作業員端末40は、荷受人(デジタルキーのオーナーでもある)に対する各種通知をデータ中継装置50に対して行う。データ中継装置IF部419は、データ中継装置50に通知された各種通知を配送作業員端末40に通知する。このように、データ中継装置50は、文字どおり配送作業員端末40とユーザ端末10との間で、各種通知を中継する。
ここで、ユーザ端末10に対する各種通知としては、例えば配送開始通知、デジタルキー取得通知、使用開始通知、施錠通知、解錠通知、配送成功/失敗通知、デジタルキー利用延長通知、デジタルキー返却通知、施錠未実施通知等が通知される。これにより、荷受人となるユーザは、リアルタイムに配送状況を把握することが可能となる。
以上、配送作業員端末40の備える機能部について説明した。
最後に、データ中継装置50の備える機能部について説明する。
図4は、本実施形態におけるデータ中継装置50の機能構成を示す図である。
データ中継装置50は、サーバ装置等の情報処理装置(コンピュータ)であり、制御部51及び記憶部52の他、各種データの入出力デバイス及び通信デバイス等を備える。
制御部51は、データ中継装置50の全体を制御する部分であり、記憶部52に記憶された、データ中継プログラムを含む各種プログラムを適宜読み出して実行することにより、本実施形態における各機能を実現する。制御部51は、CPUであってよい。
記憶部52は、ハードウェア群をデータ中継装置50として機能させるためのデータ中継プログラムを含む各種プログラム、及び各種データ等の記憶領域であり、ROM、RAM、フラッシュメモリ、ソリッドステートドライブ(SSD)、又はハードディスクドライブ(HDD)等であってよい。具体的には、記憶部52は、本実施形態の各機能を制御部51に実行させるためのプログラムの他、ユーザ登録情報(ユーザID、車両情報、及びデジタルキーの使用許諾情報等)、ユーザの入力した配送に関する情報(送り状番号、ユーザID等)及び配送業者の入力した配送に関する情報(送り状番号、配送先住所氏名、配送日時情報等)が記憶される。また、車両宅配対象となる配送荷物の(履歴情報を含む)状態情報を記憶するようにしてもよい。こうすることで、データ中継装置50は、例えば、送り状番号を共通IDとして、配送作業員端末40とユーザ端末10との間を中継することで、セキュリティを保ちながら、配送作業員端末40側の車両操作を実現するとともに、ユーザ端末10側に配送状況を逐次通知することを可能とする。
制御部51は、データ中継プログラム等を適宜読み出して実行することにより、ユーザ情報登録管理部511と、車両宅配情報管理部512と、配送荷物管理サーバ特定部513と、配送先車両位置情報取得部514と、配送先車両位置情報提供部515と、デジタルキー配送業者提供部516と、配送処理状況通知部517と、を備える。
ユーザ情報登録管理部511は、ユーザ端末10で説明したように、データ中継システム1を介して車両宅配サービスを希望するユーザ情報を登録するとともに、登録されたユーザを管理する機能部である。具体的には、ユーザ情報登録管理部511は、予めユーザ端末10(ユーザ情報入力部111)から入力される、ユーザID及び車両情報を含むユーザ情報に基いて、ユーザ情報を記憶部52に登録する。
ユーザ情報登録管理部511は、データ中継システム1を介して車両宅配サービスを希望するユーザから予めデジタルキー使用許諾を取得し、当該ユーザのデジタルキー使用許諾情報を登録して管理する。
車両宅配情報管理部512は、ユーザがECサイト等で商品を購入し、当該商品を配送する配送業者(例えば配送荷物管理サーバ30等)から配送荷物の送り状番号・配送日時通知を受信し、当該配送荷物の車両宅配を希望する場合に、ユーザからユーザ端末10(車両宅配依頼部112)を介して受信した、送り状番号、登録済みのユーザID、及び宅配先車両情報を含む、ユーザの入力した配送に関する情報を記録管理する機能部である。
なお、車両宅配情報管理部512は、当該ユーザIDに複数の車両情報が登録されている場合、複数の宅配対象車両から当該ユーザにより選択された車両情報をユーザの入力した配送に関する情報として記録管理するようにしてもよい。また、車両宅配情報管理部512は、配送物の複数の置き場所(例えば、トランク、後部座席、前部座席、助手席等)から選択された置き場所又は優先順位の付けられた場所をユーザの入力した配送に関する情報として記録管理するようにしてもよい。
これにより、データ中継装置50は、送り状番号に、荷受人となるユーザ(ユーザID)と、宅配先車両情報と、ユーザのデジタルキー使用許諾情報と、を紐づけて管理することができる。
さらに、車両宅配情報管理部512は、後述する配送荷物管理サーバ特定部513により送り状番号の様式等に基づいて特定される配送業者の配送荷物管理サーバ30に対して、配送先位置情報(住所氏名)、配送日時情報を要求することで、配送業者側の送り状番号に紐づけられた配送情報を取得することができる。
車両宅配情報管理部512は、ユーザから受信したユーザの入力した配送に関する情報と配送業者(配送荷物管理サーバ30)から受信した配送業者の入力した配送に関する情報を、送り状番号に紐づけて管理する。
なお、車両宅配情報管理部512は、配送荷物管理サーバ30に対して、当該送り状番号に対応する配送荷物が車両宅配配送荷物であることを通知するようにしてもよい。
配送荷物管理サーバ特定部513は、送り状番号の様式等に基づいて、当該配送荷物を配送する連携する配送業者の配送荷物管理サーバ30を特定する。なお、配送荷物管理サーバ特定部513は、送り状番号の様式等に基づいて、1つの配送荷物管理サーバ30を特定できない場合、例えば送り状番号をキーとして、当該送り状番号に係る配送物の配送日時情報、配送先の住所氏名等を問合せることで配送物の配送日時情報、配送先の住所氏名等を受信し、ユーザ情報と照らし合わせて検証することにより、1つの配送荷物管理サーバ30を特定するようにしてもよい。
具体的には、例えば、配送先の住所氏名をユーザ情報に含まれる住所氏名と照らし合わせることで特定するようにしてもよい、また、配送日時情報が近未来の日時情報であるか否かを照らし合わせることで、1つの配送荷物管理サーバ30を特定するようにしてもよい。
配送先車両位置情報取得部514は、配送作業員端末40を介して、当該送り状番号に対応する配送物の配送作業員からの当該配送物を宅配する車両2の位置情報の問い合わせに対して、(コネクテッドシステムと連携する)鍵情報制御サーバ20から車両2の位置情報を取得する。
配送先車両位置情報提供部515は、配送先車両位置情報取得部514により取得した車両位置情報を、要求元の配送作業員端末40に通知する。それにより、当該送り状番号に対応する配送物を担当する配送作業員は、配送に取り掛かる前に車両位置情報を把握することができる。
デジタルキー配送業者提供部516は、車両宅配対象の配送荷物の配送を担当する配送作業員の配送作業員端末40から、配送荷物の送り状番号を含む車両宅配情報とともに当該配送先車両のデジタルキーの取得要求を受信すると、送り状番号に紐づけられ配送物の配送日時情報(配送時間帯)に基づき所定の期間(例えば1時間や配送時間帯等)の間有効となる配送先車両のデジタルキーを鍵情報制御サーバ20から取得する。デジタルキー配送業者提供部516は、取得した配送先車両のデジタルキーを配送に関するタイミングで、配送作業員端末40に対して提供する。
また、ユーザ情報登録管理部511により登録管理された、ユーザIDと車両情報とデジタルキーの使用許諾情報とに基いて、デジタルキー配送業者提供部516が、鍵情報制御サーバ20から、当該車両2のデジタルキーの利用権を取得できなかった場合、当該ユーザIDをブラックリストとして、記憶部52に記録管理するようにしてもよい。
また、配送作業員端末40に対して提供されるデジタルキーは、前述したとおり、配送作業員端末40(配送作業員デジタルキーアプリ)において、さらに解錠してから施錠するまでの有効時間等の制限を掛けたデジタルキーに修正することができる。
また、配送作業員端末40から配送完了報告を受信すると、鍵情報制御サーバ20に対して当該デジタルキーの返却処理を行う。それにより、鍵情報制御サーバ20は、当該デジタルキーに係る一時的な利用許可情報を削除することができる。
配送処理状況通知部517は、配送作業員の配送作業員端末40から受信する、当該配送物の配送状態を示す配送開始通知、デジタルキー取得通知、使用開始通知、施錠通知、解錠通知、配送成功/失敗通知、デジタルキー利用延長通知、デジタルキー返却通知、施錠未実施通知等を含む各種通知をユーザ端末10に通知(中継)する。
以上、データ中継システム1の備える各装置の機能部について説明した。
次に、データ中継システム1における主要なデータの流れを示すシーケンスについて説明する。図9から図11、及び図13は、データ中継システム1におけるデータの流れを示すシーケンス図である。
図9は、ユーザ登録に係るデータの流れの一例を示すシーケンス図である。なお、ユーザはコネクテッドシステムに登録済みのユーザであってユーザIDを有し、かつデジタルキーを有するものとする。
図9を参照すると、ユーザはユーザ端末10を介して、ユーザIDを含むユーザ情報(S001)をデータ中継装置50に対して送信する。データ中継装置50は、鍵情報制御サーバ20に対して、ユーザIDの確認及び車両情報の要求(S002)を行うことで車両番号、車種等を含む車両情報(S003)を取得し、当該ユーザIDを登録する。
次に、ユーザは、データ中継装置50に対して車両2のデジタルキー使用許諾(S004)をする。データ中継装置50は、鍵情報制御サーバ20に対して当該車両2のデジタルキー使用許諾要求(S005)をすることで当該車両2のデジタルキー使用許諾(S006)を得る。
以上により、ユーザは、データ中継装置50への登録を完了し、以後データ中継システム1の提供する車両宅配サービスを利用可能となる。
図10は、ユーザがデータ中継装置50に対して配送物の車両宅配依頼をするときのデータの流れの一例を示す図である。
図10を参照すると、ユーザの配送オーダー(S101)は、例えばECサイト経由等で配送荷物管理サーバ30に対して入力される。なお、配送オーダー(S101)は配送先となる住所氏名情報を含む。配送荷物管理サーバ30は配送オーダー(S101)に基づいて、送り状番号を発番するとともに、配送日時(予定)を決定し、ユーザに対して送り状番号及び配送日時(S102)を通知する。
ユーザは、送り状番号及び車両宅配希望情報(S103)をデータ中継装置50に対して送信する。
データ中継装置50は、ユーザから受信した送り状番号に基づいて、配送業者の配送荷物管理サーバ30を特定し、特定した配送荷物管理サーバ30に対して配送先住所氏名・配送日時情報の要求(S104)をすることで、配送先住所氏名・配送日時情報(S105)を取得する。
データ中継装置50は、配送物の置き場所(例えば、トランク、後部座席、助手席等)等の選択肢(S106)を、ユーザ端末10を介して表示させる。データ中継装置50は、ユーザ端末10を介して入力される配送先となる車両・置き場所情報(S107)を取得することで、送り状番号と配送先車両情報(車両番号、置き場所情報等)とを紐づけする。データ中継装置50は、配送荷物管理サーバ30に対して、送り状番号と車両宅配指定情報(S108)を送信する。
これにより、配送荷物管理サーバ30は、配送作業員に対して、車両宅配作業の割り当て(S109)を行う。
以上により、ユーザは、データ中継装置50への車両宅配の依頼を登録することができる。
図11は、配送業者(配送作業員)が、配送物を配送先車両に配送する作業を開始してから配送完了するまでのデータの流れの一例を示す図である。
図11を参照すると、配送作業員は配送作業員端末40を介して、配送物の送り状番号(S201)をスキャンしてデータ中継装置50に入力する。配送作業員は配送作業員端末40を介して、データ中継装置50に対して当該送り状番号に紐づけられた配送先車両の位置情報要求(S202)を入力する。
データ中継装置50は、鍵情報制御サーバ20に対して対象車両の位置情報を要求(S203)し、対象車両の位置情報(S204)を取得する。データ中継装置50は、配送作業員端末40の表示器(図示せず)を介して、対象車両の位置情報を地図表示(S205)する。
配送作業員は、配送物の配送日時情報(配送時間帯)の開始時刻(「From時刻」ともいう)を経過した後、配送作業員端末40を介して図5の画面のデジタルキー使用開始ボタンを押下することで、データ中継装置50に対して、対象車両のデジタルキーの要求(S206)をする。
データ中継装置50は、鍵情報制御サーバ20に対して対象車両のデジタルキーを要求(S207)し、対象車両のデジタルキーを取得(S208)する。
データ中継装置50はデジタルキーを配送作業員端末40に貸与(S209)し、配送作業員端末40からデジタルキー取得成功の通知(S210)を受信した場合、ユーザ端末10に対して配送作業員にデジタルキーが取得されたことを通知する(S211)。これにより、配送作業員は、配送作業員端末40を介して、解錠ボタンを押下することで、配送作業員端末40は、対象車両に対して解錠コマンド(S212)を送信し、解錠ボタンを押下した時刻を起点として経過時間の計測を開始し鍵管理処理を実行する。配送作業員端末40は、対象車両から解錠コマンド成功のレスポンス(S213)を受信する。なお、鍵管理処理については後述する。
配送作業員端末40は、データ中継装置50に対して対象車両が解錠状態であることを通知(S214)し、データ中継装置50はユーザ端末10に対して対象車両が解錠状態であることを通知(S215)する。
配送作業員は、対象車両に配送物を宅配し、配送作業員端末40を介して施錠ボタンを押下することで、対象車両に対して施錠コマンド(S216)が送信され対象車両から施錠コマンド成功のレスポンス(S217)を受信する。
配送作業員端末40はデータ中継装置50に対して対象車両が施錠状態であることを通知(S218)し、データ中継装置50はユーザ端末10に対して対象車両が施錠状態であることを通知(S219)する。
図12は、ユーザ端末10に表示される通知画面の一例を示す図である。図12では、ユーザ端末10が受信する通知として、「配送開始」、「キー取得」、「アンロック」、「ロック」、「配送成功」、「デジタルキー利用延長」、「デジタルキー返却」、「施錠未実施」を例示する。
以上により、配送は、対象車両を解錠し、配送物を車両2内に配達し、対象車両を施錠することができる。また、ユーザは車両2が配送業者により解錠されたこと及び施錠されたことをリアルタイムに把握することができる。
図13は、配送業者(配送作業員)が、配送作業結果をユーザに報告するデータの流れの一例を示す図である。
図13を参照すると配送に成功した場合、配送作業員は、配送作業員端末40を介して、図7に示すように配送完了ボタンを押下することで、配送完了報告(S301)をデータ中継装置50に入力する。
データ中継装置50は、配送荷物管理サーバ30に対して対象送り状番号の配送完了報告(S302)を通知するとともに、ユーザ端末10に対して対象送り状番号の配送完了報告(S303)を通知する。
配送作業員端末40は、データ中継装置50に対して対象車両のデジタルキーの返却(S304)を行い、データ中継装置50は鍵情報制御サーバ20に対して対象車両のデジタルキーの返却(S305)を行う。そして、配送作業員端末40は、タイマ(図示せず)による経過時間の計測を停止するようにしてもよい。
一方、配送に失敗した場合、配送作業員は配送作業員端末40を介して、図8に示すように、配送失敗報告(S306)をデータ中継装置50に入力する。データ中継装置50は、配送荷物管理サーバ30に対して対象送り状番号の配送失敗報告(S307)を通知するとともに、ユーザ端末10に対して配送失敗報告(S308)を通知する。配送作業員端末40は、配送失敗報告をした後、データ中継装置50に対して対象車両のデジタルキーを返却(S309)し、データ中継装置50は鍵情報制御サーバ20に対して対象車両のデジタルキーを返却(S310)する。
なお、データ中継装置50は、配送失敗の原因に応じて、ユーザ端末10に対して、再挑戦の通知(S308)をするようにしてもよい。そうすることで、配送作業員は配送作業員端末40を介して、配送物の送り状番号をスキャンしてデータ中継装置50に入力(S311)する。その後、配送作業員は、配送作業員端末40を介してデジタルキー使用開始ボタンを押下することで、データ中継装置50に対して、対象車両のデジタルキーの再要求(S312)をすることができる。
以上により、配送作業員は配送が成功した場合、配送完了を通知できる、また、何らかの原因により配送に失敗した場合、配送失敗を通知するとともに、何らかの善後策(例えば再挑戦)があれば、ユーザに対して善後策(例えば再挑戦)を通知することができる。
次に、配送作業員端末40による鍵管理処理について説明する。
図14及び図15は、配送作業員端末40による鍵管理処理の流れの一例を示す図である。なお、図14及び図15では、図11及び図13の処理シーケンスのうち鍵管理処理にかかわるシーケンスを図示する。
また、以下では、第1の期間を「20分」とし、第2の期間を「10分」として説明する。ただし、第1の期間及び第2の期間は、「20分」及び「10分」以外の期間(時間)でもよい。また、配送物の配送日時情報(配送時間帯)の開始時刻(From時刻)及び終了時刻(To時刻)は、12:00及び13:00とするが、12:00及び13:00以外の時刻でもよい。
前述したように、配送作業員は、配送作業員端末40を介して、From時刻である12:00以降に配送作業員端末40を介して図5の画面のデジタルキー使用開始ボタンを押下することで、データ中継装置50に対して、対象車両のデジタルキーの要求(S206)し、データ中継装置50は、鍵情報制御サーバ20に対して対象車両のデジタルキーを要求(S207)し、対象車両のデジタルキーを取得(S208)し、デジタルキーを配送作業員端末40に貸与(S209)する。
配送作業員が図6の使用画面の解錠ボタンを押下することで、配送作業員端末40は、対象車両に対して解錠コマンド(S212)を送信し、解錠ボタンを押下した時刻を起点として経過時間の計測を開始する(S401)。そして、配送作業員端末40は、配送作業員に対してデジタルキーの利用時間に制限があることを注意する通知を表示器(図示せず)に表示する。
配送作業員端末40は、タイマにより計測される経過時間が第2の期間である10分を経過したか否かを判定する(S402)。10分を経過していない場合、配送作業員端末40は10分経過するまで待機する。一方、配送作業員から図7の画面で配送完了又は図8の画面で配送失敗の報告を受けることなく10分が経過した場合、配送作業員端末40は、データ中継装置50に対して対象車両のデジタルキーを返却(S403)し、データ中継装置50は鍵情報制御サーバ20に対して対象車両のデジタルキーを返却(S404)する。配送作業員端末40は、図16に示すように、自動延長を知らせるポップアップ画面を表示器(図示せず)に表示(S405)し、配送作業員によりOKボタンが押下されることで、データ中継装置50に対して、対象車両のデジタルキーの要求(S406)をする。
データ中継装置50は、鍵情報制御サーバ20に対して対象車両のデジタルキーを要求(S407)し、対象車両のデジタルキーを取得(S408)する。
データ中継装置50はデジタルキーを配送作業員端末40に貸与(S409)する。これにより、配送作業員端末40は、図16に示すように、使用画面を表示器(図示せず)に表示(S410)し、配送作業員は、配送作業員端末40を介して、対象車両の施解錠が再び可能となる。
配送作業員端末40は、タイマにより計測される経過時間が延長した10分を含む20分を経過したか否かを判定する(S411)。20分を経過していない場合、配送作業員端末40は20分経過するまで待機する。一方、配送作業員から図7の画面で配送完了又は図8の画面で配送失敗の報告を受けることなく20分を経過した場合、配送作業員端末40は、図16に示すように、配送作業員が対象車両を解錠できないように解錠ボタンを非表示にする(S412)。
配送作業員端末40は、現在時刻がTo時刻の13:00を経過したか否かを判定する(S413)。現在時刻がTo時刻を経過していない場合、配送作業員端末40はTo時刻を経過するまで待機する。そうすることで、配達作業員は、配達完了報告後に対象車両の施錠を忘れたと思って戻ってきた時に施錠することができる。
一方、To時刻を経過した場合、配送作業員端末40は、配送作業員が対象車両を施錠できないように施錠ボタンを非表示にする(S413)。
以上により、配送作業員は、対象車両のデジタルキーの利用時間が1回だけ第2の期間(10分)延長されることから、余裕をもって配送作業を行うことができる。また、経過時間が第1の期間(20分)を経過した場合、配送作業員は施錠しかできなくなることから、ユーザは安心して車両宅配を選択することができる。
なお、配送作業員端末40は、配達完了報告や第2の期間経過時に対象車両のデジタルキーをデータ中継装置50に返却したが、これに限定されない。例えば、配送作業員端末40は、配送作業員の画面操作により図16の使用画面から別の画面(例えば、次の配送先の確認画面等)に遷移したり、配送物を取りに戻ってくる間に対象車両との無線接続が切断された場合に、対象車両のデジタルキーが返却されるようにしてもよい。このような場合、配送作業員は、配送作業員端末40を介して、第1の期間を経過するまでの間、対象車両のデジタルキーを再取得できるようにしてもよい。なお、第1の期間経過後からTo時刻経過前に再取得されるデジタルキーは、施錠のみに限定されたものであることが好ましい。
そうすることで、ユーザは安心して車両宅配を選択することができる。
また、12:00のFrom時刻から13:00のTo時刻までの纏まった時間でデジタルキーを発行すると、実際に使用していない時間帯でもユーザや他の配送業者がデジタルキーを利用することができない。このため、配送作業員端末40は、使用の都度デジタルキーを取得・返却することで、誰も利用していない時間帯にユーザや他の配送業者の利用を最適化することができる。
また、配送作業員端末40は、From時刻以降に配送作業員により使用開始ボタンが押下された場合に、データ中継装置50により配送物の配送日時情報(配送時間帯)の開始時刻をFrom時刻とし終了時刻をTo時刻とする対象車両のデジタルキーを取得したが、これに限定されない。例えば、配送作業員端末40は、From時刻前に、配送物の送り状番号はスキャンされたタイミングで、データ中継装置50が配送荷物管理サーバ30から当該送り状番号に対応する配送物の配送日時情報(配送時間帯)を取得することにより、取得した配送日時情報に基づいて生成された対象車両のデジタルキーをデータ中継装置50から取得するようにしてもよい。
そうすることで、配送作業員端末40は、デジタルキーを予め保持することで、インターネットとの接続が切れたとしても配送先車両を施解錠することができる。
あるいは、配送作業員端末40は、配達作業員が対象車両の近くで、使用開始ボタンを押下した時刻から「1時間」等を有効期間とする対象車両のデジタルキーをデータ中継装置50から取得してもよい。
以上により、本実施形態に係る配送作業員端末40は、配送業者が配送荷物をユーザが所有するデジタルキーにより施錠管理される車両に宅配するためのデジタルキーに対して利用の制限をかけることで、宅配における安全性を担保しつつ効率を上げることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に限るものではない。また、前述した実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
本実施形態では、配送作業員端末40は、配送作業員端末40のタイマ(図示せず)が計測する経過時間に基づいて、対象車両のデジタルキーの利用時間を延長したり、対象車両のデジタルキーの返却や再取得したり、対象車両のデジタルキーの解錠及び施錠の機能を制限したが、これに限定されない。例えば、データ中継装置50のデジタルキー配送業者提供部516は、配送作業員端末40のタイマ(図示せず)が計測する経過時間を利用して、配送作業員端末40に対して対象車両のデジタルキーの送信(提供)や返却、再取得させるとともに、対象車両のデジタルキーの解錠及び施錠の機能を制限する鍵管理処理を実行してもよい。
図17は、データ中継装置50による鍵管理処理の流れの一例を示す図である。
なお、以下では、第1の期間を「20分」とし、第2の期間を「10分」として説明する。ただし、第1の期間及び第2の期間は、「20分」及び「10分」以外の期間(時間)でもよい。また、配送物の配送日時情報(配送時間帯)の開始時刻(From時刻)及び終了時刻(To時刻)は、12:00及び13:00とするが、12:00及び13:00以外の時刻でもよい。
配送作業員は、配送作業員端末40を介して、配送物の送り状番号(S501)をスキャンして、スキャンした送り状番号に紐づけられた配送先である対象車両のデジタルキーの取得準備要求の信号をデータ中継装置50に送信する(S502)。
データ中継装置50は、鍵情報制御サーバ20に対して送り状番号に対応した車両の当該送り状番号に紐づけられた配送日時(すなわち、12:00~13:00)に有効となるデジタルキーを鍵情報制御サーバ20に要求(S504)し、鍵情報制御サーバ20は、当該配送日時に一時的に有効となるデジタルキーをデータ中継装置50に送信する(S505)。なお、鍵情報制御サーバ20が送信するデジタルキーは、対象車両に対して施錠、解錠、及びエンジン始動を行うことができるものであってもよい。
配送作業員は、例えばFrom時刻を経過した12:10に、配送作業員端末40を介して、図6のデジタルキー使用開始ボタンを押下(S505)することで、データ中継装置50に対して、対象車両のデジタルキーの要求(S506)し、タイマ(図示せず)に経過時間を計測させる。
データ中継装置50(デジタルキー配送業者提供部516)は、鍵情報制御サーバ20から取得したデジタルキーに対して12:10~12:20の10分間(第2の期間)、施錠及び解錠のみ利用可能な対象車両のデジタルキーを配送作業員端末40に送信(S507)する。配送作業員端末40は、図6に示す使用画面を表示器(図示せず)に表示(S508)する。
配送作業員端末40は、配送作業員から図7の画面で配送完了又は図8の画面で配送失敗の報告を受けることなく経過時間が10分(第2の期間)を経過(S509)した場合、対象車両のデジタルキーをデータ中継装置50に返却(S510)する。配送作業員端末40は、対象車両のデジタルキーの利用可能期間の延長要否選択の画面を表示器(図示せず)に表示(S511)し、配送作業員により延長が選択された場合、データ中継装置50に対して対象車両のデジタルキーの延長要求信号を送信(S512)する。
データ中継装置50(デジタルキー配送業者提供部516)は、鍵情報制御サーバ20から取得したデジタルキーに対して12:20~12:30の10分間(第2の期間)延長した施錠及び解錠のみ利用可能な対象車両のデジタルキーを配送作業員端末40に送信(S513)する。
配送作業員端末40は、配送作業員から図7の画面で配送完了又は図8の画面で配送失敗の報告を受けることなく計測した経過時間が20分(第1の期間)を経過(S514)した場合、対象車両のデジタルキーをデータ中継装置50に返却(S515)する。
データ中継装置50(デジタルキー配送業者提供部516)は、鍵情報制御サーバ20から取得したデジタルキーに対して12:30~13:00(To時刻)まで施錠のみ利用可能な対象車両のデジタルキーを配送作業員端末40に送信(S516)する。
以上により、データ中継装置50は、配送業者が配送荷物をユーザが所有するデジタルキーにより施錠管理される車両に宅配するためのデジタルキーに対して利用の制限をかけることで、宅配における安全性を担保しつつ効率を上げることができる。
なお、デジタルキー配送業者提供部516は、配送作業員端末40のタイマ(図示せず)が計測する経過時間を利用したが、これに限定されず、データ中継装置50に含まれるタイマ(図示せず)が計測する経過時間を利用してもよい。
本実施形態では、デジタルキーを配送作業員端末40に配布し、配送作業員が配送作業員端末40から車両に対して直接施解錠指示をしたが、これに限られない。配送作業員端末40からデータ中継装置50を経由して鍵情報制御サーバ20に対して施解錠指示をすることで、鍵情報制御サーバ20がリモートによりデジタルキーによる車両の施解錠を行うようにしてもよい。
本実施形態では、宅配先デバイスとして車両を例示して説明したが、宅配先デバイスとして、車両に限られない。例えば、宅配先デバイスとして、IOTロッカーの施解錠をするデジタルキーに適用してもよい。
本実施形態では、鍵情報制御サーバ20(及びコネクテッドサーバ)をデータ中継システム1の構成要素としたが、これに限られない。例えば、鍵情報制御サーバ20及びコネクテッドシステムの提供するAPIを構成要素としてもよい。
本実施形態では、配送荷物の宅配を例示して説明したが、配送荷物の宅配に限られない。例えば集荷に適用してもよい。具体的には、集荷業者が、デジタルキー制御の集荷先デバイスに出向いて、デジタルキーを使用して集荷先デバイスから集荷荷物をピックアップする集荷業務に適用してもよい。本実施形態の配送作業と比較して、集荷作業は、荷物の流れが、集荷依頼人から集荷業者に向かう点が異なるものの、デジタルキーの適用形態としては、同様の形態となる。
また、上述した実施形態の機能的構成を変形するようにしてもよい。つまり、図2、図3、及び図4の機能的構成は例示に過ぎず、本実施形態の機能的構成を限定するものではない。すなわち、本発明のデータ中継システム機能に関する一連の処理を全体として実行できる機能が各機器に備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは特に図2、図3、及び図4の例に限定されない。
また、これら機能的構成を実現するための装置についても、上述した実施形態での説明は例示に過ぎない。例えば、上述の実施形態では、データ中継装置50を1つのサーバ装置等により実現すると説明したが、データ中継装置50の各機能を、適宜複数のサーバ装置に分散する、分散処理システムとしてもよい。また、クラウド上で仮想サーバ機能等を利用して、データ中継装置50の各機能を実現してもよい。
データ中継システム1に係る機能は、ソフトウェアにより実現される。ソフトウェアによって実現される場合には、このソフトウェアを構成するプログラムが、情報処理装置(コンピュータ)にインストールされる。また、これらのプログラムは、CD-ROMのようなリムーバブルメディアに記録されてユーザに配布されてもよいし、ネットワークを介してユーザのコンピュータにダウンロードされることにより配布されてもよい。さらに、これらのプログラムは、ダウンロードされることなくネットワークを介したWebサービスとしてユーザのコンピュータに提供されてもよい。
以上、本実施形態によれば、データ中継装置50は、予めユーザからの使用権限許諾に基づいて、鍵情報制御サーバ20において、ユーザの保持するデジタルキーの利用権を獲得し、車両に係る車両情報をユーザのユーザ識別IDに紐づけて記憶し、ユーザ端末10から受信したユーザの入力した配送に関する情報を記憶し、配送作業員端末40から受信した配送業者の入力した配送に関する情報が、ユーザの入力した配送に関する情報と照合が取れることを条件として、配送作業員端末40に対して、ユーザの保持する車両2のデジタルキーを利用可能とする。
これにより、配送業者は、データ中継装置50に対して配送に関する情報を送信することで、データ中継装置50から車両2のデジタルキーを受信し、車両2への宅配を容易に実現できる。
また、データ中継装置50は、ユーザの保持する車両のデジタルキーを配送作業員端末40に対して利用可能とするために配送作業員端末40に配布するようにしていたが、データ中継装置50は、ユーザの保持する車両のデジタルキーを配送作業員端末40に対して利用可能とするために、配送作業員端末40からの鍵情報制御サーバ20に対する施解錠指示を介して、鍵情報制御サーバ20自身がリモートによりデジタルキーによる車両操作を行うようにしてもよい。
いずれによっても、配送作業員は、車両施解錠を行うことができる。
また、データ中継装置50は、ユーザからの使用権限許諾に基づいて、鍵情報制御サーバ20において、ユーザの保持するデジタルキーの利用権を獲得できない場合、当該ユーザのユーザIDをブラックリストに登録するようにしてもよい。
これにより、ブラックリストに登録されたユーザからの配送に関する情報を受信した場合、例えば不受理等のエラー処理を行うことができる。
デジタルキーは、配送に関する情報に紐づけられる配送日時の間のみ、配送作業員端末40において利用可能とされるようにしてもよい。
これにより、配送作業員は、デジタルキーを配送日時以外に利用できないようにする。
また、配送作業員端末40に対して利用可能とされる車両のデジタルキーは、配送作業員端末40の位置情報に応じて、車両のデジタルキーの利用可否が制限されるようにしてもよい。
また、配送作業員端末40に対して利用可能とされる車両のデジタルキーは、配送作業員端末40が、車両から予め設定された第1の距離以上に離れると、施錠はできるが解錠ができないように、車両のデジタルキーの利用可否が制限されるようにしてもよい。
また、配送作業員端末40に対して利用可能とされる車両のデジタルキーは、配送作業員端末40が、車両から予め設定された第2の距離以上に離れると、施錠も解錠もできないように、車両のデジタルキーが無効化されるようにしてもよい。
これにより配送業者が不必要に車両の開閉操作ができないようにすることができる。
また、データ中継装置50は、配送荷物の車両2への宅配が失敗したとき、配送作業員端末40から再配送処理通知を受信することで、配送作業員端末40に対して、ユーザの保持する車両2のデジタルキーを再度利用可能とするようにしてもよい。
これにより、配送業者は、配送荷物の再配送を効率よく行うことができる。
また、データ中継装置50に登録される車両に係る車両情報は、ユーザ端末10において車両の車検証に記載のQRコードに基づいて作成されるようにしてもよい。
また、データ中継装置50に登録される車両に係る車両情報は、ユーザ端末10において車両のナンバープレートを含む車両の全体の撮影画像に基づいて作成されるようにしてもよい。
これにより、ユーザにおける車両情報の入力作業を簡単にするとともに、データの誤入力を防ぐことができる。
また、データ中継装置50は、複数の鍵情報制御サーバ20及び/又は複数の配送荷物管理サーバ30と、ネットワーク60を介して通信可能に接続され、
ユーザ端末10から受信したユーザの入力した配送に関する情報に基いて、配送荷物の配送を管理する配送荷物管理サーバ30を特定する、配送荷物管理サーバ特定部513を備えるようにしてもよい。
これにより、データ中継装置50は、当該ユーザに配送物を配送する配送業者を容易に特定することができる。
また、配送荷物管理サーバ特定部513は、さらに、
1つの配送荷物管理サーバ30を判定できない場合、各配送荷物管理サーバ30に対して、ユーザ端末10から受信したユーザの入力した配送に関する情報に基いて、配送日時情報又は配送先の住所氏名を問合せ、当該ユーザの入力した配送に関する情報に照らして検証することで、1つの配送荷物管理サーバ30を特定するようにしてもよい。
また、データ中継装置50がユーザ端末10から受信するユーザの入力した配送に関する情報は、少なくとも、配送荷物を識別する送り状番号、及びユーザのユーザ識別IDを含み、
配送作業員端末40から受信する前記配送業者の入力した配送に関する情報は、少なくとも、配送荷物を識別する送り状番号を含むようにしてもよい。
これにより、データ中継装置50は、配送荷物を一意に特定する送り状番号を共通IDとして、ユーザと配送業者の双方に対してデジタルキーを安全に中継することができる。
本発明に係るデータ中継装置50は、予めユーザからの使用権限許諾に基づいて、鍵情報制御サーバ20において、ユーザの保持するデジタルキーの利用権を獲得し、IOTロッカーに係る情報をユーザのユーザ識別IDに紐づけて記憶し、ユーザ端末10から受信したユーザの入力した配送に関する情報を記憶し、配送作業員端末40から受信した配送業者の入力した配送に関する情報が、前記ユーザの入力した配送に関する情報が、ユーザの入力した配送に関する情報と照合が取れることを条件として、配送作業員端末40に対して、ユーザの保持するIOTロッカーのデジタルキーを利用可能とする。
これにより、データ中継装置50は、IOTロッカーを利用する宅配についても、ユーザと配送業者との間でデジタルキーを安全に中継することができる。
本発明に係るデータ中継プログラムは、データ中継装置50としてコンピュータを機能させるためのものである。
本実施形態により、例えば、プライバシを確保したデジタルキーの利用を容易にできることから、国連が主導する持続可能な開発目標(SDGs)の目標9「レジリエントなインフラを整備し、持続可能な産業化を推進するとともに、イノベーションの拡大を図る」に貢献することが可能となる。
1 データ中継システム
2 車両
10 ユーザ端末
11 制御部
111 ユーザ情報入力部
112 宅配情報入力部
113 通知情報取得部
12 記憶部
20 鍵情報制御サーバ
21 制御部
211 デジタルキー管理部
212 車両情報提供部
22 記憶部
30 配送荷物管理サーバ
31 制御部
311 配送計画作成部
312 配送管理部
313 データ中継装置IF部
32 記憶部
40 配送作業員端末
41 制御部
410 配送予定一覧表示部
411A 配送先位置特定部
411B 車両位置取得部
412 車両宅配対象荷物表示制御部
414 デジタルキー利用要求部
415 受付部
415A 解錠指示受付部
415B 施錠指示受付部
415C 配送結果入力受付部
416 デジタルキー利用制御部
418 配送作業結果管理部
419 データ中継装置IF部
42 記憶部
50 データ中継装置
51 制御部
511 ユーザ情報登録管理部
512 車両宅配情報管理部
513 配送荷物管理サーバ特定部
514 配送先車両位置情報取得部
515 配送先車両位置情報提供部
516 デジタルキー配送業者提供部
517 配送処理状況通知部
52 記憶部
60 ネットワーク

Claims (23)

  1. 配送荷物の配送先として車両が指定された場合、前記車両を施解錠するためのデジタルキーのオーナとなるユーザから予め前記デジタルキーの使用許諾がなされ、かつ当該使用許諾が登録されているデータ中継装置を介して、前記車両のデジタルキーを管理する鍵情報制御サーバが発行する前記データ中継装置に使用許諾が登録されている前記車両のデジタルキーを取得することにより、前記配送荷物を前記車両に配送する配送業者の配送作業員端末であって、
    配送作業員からの指示に基づいて前記データ中継装置に対して使用許諾が登録されている前記車両のデジタルキーの取得要求を行い、前記データ中継装置によりさらに利用の制限が掛けられた前記車両のデジタルキーを取得するデジタルキー利用要求部と、
    前記データ中継装置により制限が掛けられた前記車両のデジタルキーを用いて前記車両の施解錠を行う施解錠制御部と、
    を備える配送作業員端末。
  2. 前記利用の制限は、前記車両のデジタルキーに設定された利用可能期間のうち第1の期間に制限するものである、請求項1に記載の配送作業員端末。
  3. 前記施解錠制御部は、前記車両のデジタルキーを利用できる期間を前記第1の期間より短い第2の期間に制限する、請求項2に記載の配送作業員端末。
  4. 前記施解錠制御部は、前記第2の期間を経過した場合、前記車両のデジタルキーを利用できる期間を自動でさらに前記第2の期間延長する、請求項3に記載の配送作業員端末。
  5. 前記車両のデジタルキーを使用開始した時刻を起点として経過時間を計測するタイマを備える、請求項1に記載の配送作業員端末。
  6. 前記第2の期間を経過した場合、前記車両のデジタルキーを利用できる期間の延長要否を選択する選択画面を表示する表示器と、
    前記配送作業員による前記延長要否の選択を入力する入力部と、を備える、請求項3に記載の配送作業員端末。
  7. 前記施解錠制御部は、前記配送作業員により延長要が選択された場合、前記車両のデジタルキーを利用できる期間を前記第2の期間延長する、請求項6に記載の配送作業員端末。
  8. 前記施解錠制御部は、前記車両と無線接続され、前記第1の期間内であれば前記車両の解錠及び施錠の指示を受け付ける、請求項2に記載の配送作業員端末。
  9. 前記施解錠制御部は、前記第1の期間経過後で、前記利用可能期間終了まで前記車両の施錠の指示を受け付ける、請求項2に記載の配送作業員端末。
  10. 前記車両のデジタルキーは、少なくとも前記配送作業員により配達完了報告がされた場合、前記車両との無線接続が切れた場合、又は前記車両のデジタルキーの使用を示す使用画面から遷移した場合に、前記車両のデジタルキーを前記データ中継装置に返却され、
    デジタルキー利用要求部は、再度前記使用画面へ遷移した場合、前記データ中継装置に対して前記車両のデジタルキーの取得要求を行う、請求項1に記載の配送作業員端末。
  11. 配送荷物の配送先として車両が指定された場合、前記車両のデジタルキーを管理する鍵情報制御サーバが発行する前記車両のデジタルキーを、前記配送荷物を前記車両に配送する配送業者の配送作業員端末に中継する、前記車両を施解錠するためのデジタルキーのオーナとなるユーザから予め前記デジタルキーの使用許諾がなされ、かつ当該使用許諾が登録されているデータ中継装置であって、
    前記鍵情報制御サーバから使用許諾が登録されている前記車両のデジタルキーを受信し、受信した前記車両のデジタルキーに対しさらに利用の制限をかけて、前記配送作業員端末へ送信するデジタルキー配送作業者提供部を備えるデータ中継装置。
  12. 前記デジタルキー配送作業者提供部は、前記配送作業員端末から前記車両のデジタルキーの取得要求を受信した場合、前記鍵情報制御サーバに対して利用可能期間を付した前記車両のデジタルキーを要求する、請求項11に記載のデータ中継装置。
  13. 前記デジタルキー配送作業者提供部は、前記配送作業員端末から前記配送荷物の送り状番号情報を受信した場合、前記配送荷物の配送に関する情報を管理する配送荷物管理サーバから前記配送荷物の配送希望時間帯を取得し、取得した前記配送希望時間帯を前記利用可能期間として付した前記車両のデジタルキーを前記鍵情報制御サーバに要求する、請求項12に記載のデータ中継装置。
  14. 前記利用の制限は、前記車両のデジタルキーに設定された前記利用可能期間のうち第1の期間に制限するものである、請求項12に記載のデータ中継装置。
  15. 前記デジタルキー配送作業者提供部は、前記車両のデジタルキーを利用できる期間を前記第1の期間より短い第2の期間に制限する、請求項14に記載のデータ中継装置。
  16. 前記デジタルキー配送作業者提供部は、前記配送作業員端末から前記車両のデジタルキーの取得要求を受信した場合に、前記利用の制限をかけた前記車両のデジタルキーを前記配送作業員端末へ送信する、請求項11に記載のデータ中継装置。
  17. 前記配送作業員端末から前記車両のデジタルキーの取得に成功したことを示すデジタルキー取得成功通知を受信した時刻を起点として経過時間を計測するタイマを備える、請求項11に記載のデータ中継装置。
  18. 前記デジタルキー配送作業者提供部は、前記第2の期間を経過した場合、前記車両のデジタルキーを利用できる期間の延長要否の判断を前記配送作業員端末に要求する、請求項15に記載のデータ中継装置。
  19. 前記デジタルキー配送作業者提供部は、前記配送作業員端末から延長要の判断を受信した場合、前記第2の期間延長した前記車両のデジタルキーを前記配送作業員端末に送信する、請求項18に記載のデータ中継装置。
  20. 前記デジタルキー配送作業者提供部は、前記第2の期間を経過した場合、自動でさらに前記第2の期間延長した前記車両のデジタルキーを前記配送作業員端末に送信する、請求項15に記載のデータ中継装置。
  21. 前記デジタルキー配送作業者提供部は、前記第1の期間経過後で、前記利用可能期間終了まで前記車両の施錠のみを行う前記車両のデジタルキーを前記配送作業員端末に送信する、請求項14に記載のデータ中継装置。
  22. 請求項1に記載の配送作業員端末としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
  23. 請求項11に記載のデータ中継装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
JP2022131318A 2022-08-19 2022-08-19 配送作業員端末、データ中継装置、及びプログラム Active JP7305858B1 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022131318A JP7305858B1 (ja) 2022-08-19 2022-08-19 配送作業員端末、データ中継装置、及びプログラム
JP2023104985A JP7445061B1 (ja) 2022-08-19 2023-06-27 配送作業員端末、データ中継装置、及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022131318A JP7305858B1 (ja) 2022-08-19 2022-08-19 配送作業員端末、データ中継装置、及びプログラム

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2023104985A Division JP7445061B1 (ja) 2022-08-19 2023-06-27 配送作業員端末、データ中継装置、及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP7305858B1 true JP7305858B1 (ja) 2023-07-10
JP2024028021A JP2024028021A (ja) 2024-03-01

Family

ID=87072371

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022131318A Active JP7305858B1 (ja) 2022-08-19 2022-08-19 配送作業員端末、データ中継装置、及びプログラム
JP2023104985A Active JP7445061B1 (ja) 2022-08-19 2023-06-27 配送作業員端末、データ中継装置、及びプログラム

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2023104985A Active JP7445061B1 (ja) 2022-08-19 2023-06-27 配送作業員端末、データ中継装置、及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (2) JP7305858B1 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019077338A (ja) 2017-10-24 2019-05-23 トヨタ自動車株式会社 サービス支援装置、サービス支援方法、サービス支援プログラム
JP2019159644A (ja) 2018-03-12 2019-09-19 トヨタ自動車株式会社 サーバ装置および配送システム

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7059631B2 (ja) 2017-12-28 2022-04-26 トヨタ自動車株式会社 カーシェアシステム、およびカーシェア方法
JP6947044B2 (ja) 2018-01-12 2021-10-13 トヨタ自動車株式会社 情報システム、情報処理方法およびプログラム
JP2020176442A (ja) 2019-04-18 2020-10-29 株式会社東海理化電機製作所 通信制御システム及び通信制御方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019077338A (ja) 2017-10-24 2019-05-23 トヨタ自動車株式会社 サービス支援装置、サービス支援方法、サービス支援プログラム
JP2019159644A (ja) 2018-03-12 2019-09-19 トヨタ自動車株式会社 サーバ装置および配送システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2024028021A (ja) 2024-03-01
JP7445061B1 (ja) 2024-03-06
JP2024035082A (ja) 2024-03-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2708943C1 (ru) Устройство управления ключевой информацией, способ управления ключевой информацией и энергонезависимый машиночитаемый носитель
JP6181336B1 (ja) シェアリングシステム
US10059358B2 (en) Method and system for preventing shopping cart theft
JP7027864B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム
KR102085975B1 (ko) 도어락 정보 관리 시스템 및 그 구동방법
RU2696509C1 (ru) Устройство поддержки сервиса, способ поддержки сервиса и машиночитаемый носитель для длительного хранения информации
US20180114384A1 (en) Cloud-based keyless access control system for housing facilities
JP7221443B1 (ja) 配送業者の使用する通信端末及び通信プログラム
JP7305858B1 (ja) 配送作業員端末、データ中継装置、及びプログラム
JP7302078B1 (ja) データ中継装置及びデータ中継プログラム
JP6713612B1 (ja) 利用管理システム、管理装置、利用制御装置、利用管理方法、およびコンピュータで読み取り可能なプログラム
JP2023145539A (ja) 利用管理システム、管理装置、利用制御装置、利用管理方法、およびコンピュータで読み取り可能なプログラム
JP7291281B1 (ja) 制御装置、及びプログラム
JP4795165B2 (ja) 鍵管理機用サーバ、鍵管理機、及び鍵管理システム
JP7291280B1 (ja) データ中継装置及びプログラム
JP7301202B1 (ja) データ中継装置、情報端末及びプログラム
JP2008144531A (ja) 電子錠制御システム
JP5544803B2 (ja) 認証システム、認証処理装置、統合認証システム、及びプログラム
JP2024122319A (ja) ユーザ認証システム、認証端末、管理サーバ、事業者装置、及びユーザ端末ならびにユーザ認証システムによるユーザ認証方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220928

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20220928

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230110

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230301

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230530

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230628

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7305858

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150