JP7221443B1 - 配送業者の使用する通信端末及び通信プログラム - Google Patents

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Abstract

Figure 0007221443000001
【課題】配送作業結果を入力するうえで、デジタルキーによる施錠漏れを防ぐ通信端末としての配送作業員端末40を提供すること。
【解決手段】デジタルキーにより施錠及び解錠制御を行う車両への配送が指定された配送物の車両への配送を行う配送業者が使用する配送作業員端末40であって、配送業者によるデジタルキーによる車両に対する解錠又は施錠の指示、及び配送物の車両への配送結果の入力を受け付ける受付部415と、受付部415により車両に対する解錠の指示を受け付けた後、車両に対する施錠の指示を受け付けるまでは、配送物を配送完了した旨の入力を受け付けないよう、受付部415を制御する制御部としての配送作業結果管理部418と、を備える。
【選択図】図8

Description

本発明は、配送業者が配送荷物(以下、「配送物」ともいう)をユーザが所有するデジタルキーにより施錠管理される車両に宅配するためのデジタルキーの一時的な使用許可の受け渡しを可能とし、配送業者側の前記デジタルキーを利用可能とするシステムにおける、配送業者の使用する通信端末及び通信プログラムに関する。
配送業者が配送荷物を車両に宅配する際に、作業結果(配送完了又は配送失敗)を入力し、荷受人に通知するとともに、車両の施錠を行い、車両が解錠されたままの状態にならないように施錠漏れを防止する必要がある。施錠漏れを防止するために、施錠されると自動的に作業結果(配送完了)を入力し、荷受人に通知する技術が提案されている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
特開2019-148165号公報 特開2018-204363号公報
従来の技術では配送作業員が、例えば複数の配送物を配送する場合に1つ目の配送物を車両内に配送した後一旦施錠し、別の配送物を取りに行く場合全ての配送物が配送完了していないにも関わらず誤った配送完了通知が入力され荷受人に通知される弊害があった。
本発明は、配送業者が配送物をユーザの所有するデジタルキーにより施錠管理される車両に宅配するためのデジタルキーの一時的な使用許可の受け渡しを可能とし、配送業者側の前記デジタルキーを利用可能とするシステムにおける、配送業者の使用する通信端末及び通信プログラムにおいて、配送業者による配送完了を入力し、荷受人に配送完了通知をするとともに、車両の施錠漏れを防止することを可能とする、配送業者の使用する通信端末及び通信プログラムを提供することを目的とする。
本発明に係る通信端末は、デジタルキーにより施錠及び解錠制御を行う車両への配送が指定された配送物の前記車両への配送を行う配送業者が使用する通信端末であって、前記配送業者による前記デジタルキーによる前記車両に対する解錠又は施錠の指示、及び前記配送物の前記車両への配送結果の入力を受け付ける受付部と、前記受付部により前記車両に対する解錠の指示を受け付けた後、前記車両に対する施錠の指示を受け付けるまでは、前記配送物を配送完了した旨の入力を受け付けないよう、前記受付部を制御する制御部と、を有する。
前記制御部は、前記受付部が前記車両に対する解錠指示を受け付ける前に、前記配送物を配送完了した旨の入力を受け付けないように制御してもよい。
前記制御部は、前記受付部が前記車両に対する施錠指示を受け付けるまでは、前記配送物を配送完了した旨の入力ができないように制御してもよい。
前記制御部は、前記受付部が前記車両に対する施錠指示を受け付けるまでは、前記配送物を配送完了した旨の入力がされると警告を通知するように制御してもよい。
前記制御部は、前記受付部が前記車両に対する施錠指示を受け付けるまでは、前記配送物を配送完了した旨の入力がされても反応しないように制御してもよい。
前記制御部は、前記受付部が前記車両に対する解錠指示を受け付けた後、配送結果の入力がないまま前記車両との無線接続が切断されると、前記配送業者に警告を通知するように制御してもよい。
前記制御部は、前記受付部が前記車両に対する解錠指示を受け付けた後、配送結果の入力がないまま別の画面に遷移すると、前記配送業者に警告を通知するように制御してもよい。
前記制御部は、前記受付部が前記車両に対する解錠指示を受け付けた後、予め設定された第1の時間を経過しても配送結果の入力がない場合、前記配送業者に警告を通知するように制御してもよい。
前記制御部は、前記受付部が前記車両に対する解錠指示を受け付けた後、予め設定された第1の時間を経過しても配送結果の入力がない場合、第1の時間経過後に予め設定された時間間隔で前記配送業者に警告を通知するように制御してもよい。
前記第1の時間は、前記車両に対する解錠が許可されている時間又は解錠が許可されている時間から予め設定された所定時間を差し引いた時間であるようにしてもよい。
表示器を備え、
前記制御部は、前記警告を通知する原因となった前記車両の少なくとも車両番号、車種情報及び前記車両の位置情報を前記表示器に表示するようにしてもよい。
本発明に係る通信端末は、車両からの集荷が指定された配送物の集荷を行うユーザが使用する通信端末であって、前記ユーザによる前記車両の解錠又は施錠の指示、及び、集荷結果の入力を受け付ける受付部と、前記受付部により解錠の指示を受け付けた後、施錠の指示を受け付けるまでは、集荷完了した旨の入力を受け付けないよう制御する制御部と、を有する。
本発明に係る通信プログラムは、前記通信端末としてコンピュータを機能させるためのものである。
本発明によれば、配送業者が配送物をユーザの所有するデジタルキーにより施錠管理される車両に宅配するためのデジタルキーの一時的な使用許可の受け渡しを可能とし、配送業者側の前記デジタルキーを利用可能とするシステムにおける、配送業者の使用する通信端末及び通信プログラムにおいて、配送業者による配送完了を入力し、荷受人に配送完了通知をするとともに、車両の施錠漏れを防止することを実現する。
実施形態におけるデータ中継システムの全体構成を示す図である。 実施形態におけるユーザ端末及び配送作業員端末の機能構成を示す図である。 実施形態における鍵情報制御サーバ及び配送荷物管理サーバの機能構成を示す図である。 実施形態におけるデータ中継装置の機能構成を示す図である。 実施形態において、配送作業員が車両のデジタルキーを使用開始するまでの配送作業員端末に表示される画面遷移の一例を示す図である。 実施形態において、配送作業員が配送作業員端末から車両を解錠し、配送物を車両内に宅配し、車両を施錠するまでの画面遷移の一例を示す図である。 実施形態において、配送作業員が配送物を車両内に宅配し、車両の施錠後に配送完了報告完とし、次画面に移動するまでの画面遷移の一例を示す図である。 実施形態において、配送作業員の配送先車両の施錠もれ防止を支援する画面遷移の一例を示す図である。 実施形態において、配送作業員が配送物を車両宅配できない場合の車両宅配不可を報告するための画面遷移の一例を示す図である。 実施形態におけるデータ中継システムの処理シーケンスを示す図である。 実施形態におけるデータ中継システムの処理シーケンスを示す図である。 実施形態におけるデータ中継システムの処理シーケンスを示す図である。 実施形態におけるデータ中継システムの処理シーケンスを示す図である。 実施形態におけるデジタルキーによる車両施解錠時の処理シーケンスを示す図である。
以下、本発明の実施形態の一例について説明する。
図1は、本実施形態におけるデータ中継システム1の全体構成を示す図である。
データ中継システム1は、荷受人であるユーザの使用するユーザ端末10と、宅配先デバイスとなる車両2のデジタルキーを管理する鍵情報制御サーバ20と、配送業者の配送荷物を管理する配送荷物管理サーバ30と、配送作業員の使用する配送作業員端末40と、データ中継装置50と、ネットワーク60と、を備える。ネットワーク60は、データの機密性を守るため、セキュリティネットワークとしてもよい。データ中継装置50は、ユーザ端末10、鍵情報制御サーバ20、配送荷物管理サーバ30、及び配送作業員端末40とネットワーク60を介して通信可能に接続される。
鍵情報制御サーバ20は、例えば、車両メーカ毎に設けられてもよい。なお、それぞれの鍵情報制御サーバ20は、当該車両メーカの運用するコネクテッドシステム(図示せず)と連携する(若しくはコネクテッドシステムに備える)ものとする。鍵情報制御サーバ20は、権限を有する者からの車両の位置情報問合せに対して、コネクテッドシステムから車両の位置情報を取得し応答するものとする。
本願発明におけるユーザはコネクテッドシステムに予め登録済みのユーザであり、コネクテッドシステムのユーザIDを有するものとする。さらに、ユーザは車両2のデジタルキーを予め取得しており鍵情報制御サーバ20に登録済みとする。データ中継装置50は、各鍵情報制御サーバ20と提携しており、例えば各鍵情報制御サーバ20の提供するAPIを利用して各鍵情報制御サーバ20にアクセスするようにしてもよい。逆に、各鍵情報制御サーバ20は、データ中継装置50の提供するAPIを利用してデータ中継装置50にアクセスするようにしてもよい。
配送荷物管理サーバ30は、例えば配送業者毎に設けられてもよい。後述するように、当該配送業者の扱う配送荷物の配送作業員は、配送作業員ID及び担当する配送エリアが予め登録されているものとする。配送作業員は、本社及び委託先から構成されてもよい。この場合、配送作業員情報には、所属先情報(例えば本社又は委託先かを示す所属先情報)が記憶されていてもよい。データ中継装置50は、予め各配送業者の運用する配送荷物管理サーバ30と提携しており、例えば、各配送荷物管理サーバ30の提供するAPIを利用してアクセスするようにしてもよい。逆に、各配送荷物管理サーバ30は、データ中継装置50の提供するAPIを利用してデータ中継装置50にアクセスするようにしてもよい。
ユーザ端末10及び配送作業員端末40には、後述するデジタルキーアプリケーションプログラム(「デジタルキーアプリ」ともいう)がそれぞれにインストールされ、当該アプリを実行することで、データ中継装置50との間で、ユーザ端末10及び配送作業員端末40にそれぞれ固有のデータを送受信するようにしてもよい。なお、以下、特段説明しない限り、ユーザ端末10にインストールされたデジタルキーアプリを単にデジタルキーアプリケーションプログラムといい、配送作業員端末40にインストールされたデジタルキーアプリを配送作業員デジタルキーアプリケーションプログラム(「配送作業員デジタルキーアプリ」)という。
まず、データ中継システム1の運用に際して、車両等のデジタルキーのオーナーとなるユーザは、データ中継装置50に対してユーザID及び例えばナンバープレートに書かれた車両番号又は登録番号、車名等を含む車両情報を登録するとともに、当該車両のデジタルキーの使用許諾をしていることが前提となる。以下、データ中継装置50にユーザID及び車両情報を登録するとともに、車両のデジタルキーの使用許諾をしているユーザを特に断らない限り、単にユーザという。
ここで、「デジタルキーの使用権限」とは、鍵情報制御サーバ20へのアクセス、及びデジタルキーを使用する権利を意味し、「使用許諾」とは、デジタルキーの使用権限を、データ中継装置50に対して利用することを許すことを意味する。そうすることで、データ中継装置50は、配送作業員が配送荷物を配達すると認められた期間、つまり一時的に有効となるデジタルキーを鍵情報制御サーバ20から取得し、当該配送作業員(具体的には、配送作業員端末40)に貸与する。
ユーザは、配送業者から配送に関する情報としての配送物の送り状番号を受信する。なお、配送業者が配送に関する情報をユーザに通知する際、暗号化されていない平文としてもよい。平文によって送り状番号を登録することを可能とすることにより、配送伝票への印刷やユーザによる手入力を利用しての車両宅配サービスを行うことが可能となるため、データ中継装置の汎用性は高まる。
また、ユーザは当該配送物を車両に宅配する場合、当該送り状番号にユーザID及び宅配先となる自身がデジタルキーのオーナーとなる車両情報を紐づけて、データ中継装置50に対してユーザの入力する配送に関する情報として送信するとともに配送依頼を登録する。なお、ユーザがデータ中継装置50に対して配送に関する情報を送信する場合、ユーザ端末10を介して、暗号化された情報として送信するようにしてもよい。配送に関する情報を暗号化されたものとすることによって、セキュリティがより堅牢なものとなるため、車両の鍵へのアクセス権をより厳格に管理することができる。
上記のように車両宅配サービスによる配送依頼を登録することで、データ中継装置50は、配送物の配送日時に、当該配送物の配送作業員(具体的には、配送作業員端末40)からの要求に応じて配送作業員が当該デジタルキーを配達すると認められた期間、つまり一時的に有効となるデジタルキーを鍵情報制御サーバ20から取得し、当該配送作業員(具体的には、配送作業員端末40)に貸与することで、配送作業員が当該デジタルキーを使用して、宅配先の車両を解錠し、送り状番号に対応する配送物を配送する一連の配送処理を可能とするとともに、複数のデジタルキーを利用しないようにした状態で、ユーザ自身が車両のデジタルキーを利用可能な期間をできるだけ長時間確保することができる。
また、配送業者(配送作業員)は、配送先車両の解錠、配送物の車両への宅配、車両の施錠、配送結果通知等を、データ中継装置50を介してユーザ端末10等に通知することができる。また、本来配送業者(配送作業員)が配送荷物管理サーバ30に対して送信していた配送完了情報なども、データ中継装置50が配送荷物管理サーバ30に対して送信するので、配送業者(配送作業員)は1回の入力で配送完了の報告をすることができる。
このように、データ中継システム1においては、データ中継装置50が、送り状番号に基づいてユーザ側と配送業者(配送作業員)との間を中継することで、配送業者(配送作業員)による車両への操作、及びユーザ端末10等に対する配送経過情報の通知を実現する。
以上、データ中継システム1の概要を念頭に、データ中継システム1の備える各装置について詳細に説明する。
ユーザ端末10は、荷受人であるユーザがデータ中継装置50に登録するデータを入力して送信するとともに、データ中継装置50からの通知情報を受信して表示する携帯端末である。
図2に、本実施形態におけるユーザ端末10の機能構成を示す。
ユーザ端末10は、例えば、スマートフォン等の公知の情報処理装置(コンピュータ)であり、制御部11及び記憶部12の他、各種データの入出力デバイス(例えば、入力デバイス、表示器等)及び通信デバイス等(図示せず)を備える。
制御部11は、ユーザ端末10の全体を制御する部分であり、記憶部12に記憶されたデジタルキーアプリ(図示せず)を含む各種プログラムを適宜読み出して実行することにより、本実施形態における各機能を実現する。制御部11は、CPUであってよい。具体的には、予め、デジタルキーアプリケーションプログラム(「デジタルキーアプリ」)をユーザ端末10にインストールし、制御部11により実行することで、以下に説明する機能を実現する。
記憶部12は、ハードウェア群を荷受人のユーザ端末として機能させるためのデジタルキーアプリを含む各種プログラム、及び各種データ等の記憶領域であり、ROM、RAM、フラッシュメモリ、ソリッドステートドライブ(SSD)、又はハードディスクドライブ(HDD)等であってよい。具体的には、記憶部12は、本実施形態の各機能を制御部11に実行させるためのデジタルキーアプリの他、当該ユーザのプロファイル情報、及び当該ユーザの荷受人とする配送情報等を記憶する。
制御部11は、施解錠機能部110と、ユーザ情報入力部111と、車両宅配依頼部112と、通知情報取得部113と、を備える。なお、施解錠機能部110はデジタルキーによる車両の施解錠を実行する機能部であって、本実施形態ではデジタルキーをシェアキーの形態で使用する場合を例示する。図14は、デジタルキーをシェアキーとする場合の施解錠実行時のデータの流れの一例を示すシーケンス図である。なお、シェアキーによる施解錠実行時のデータシーケンスは当業者にとって公知であり、詳細な説明は省略する。
ユーザ情報入力部111は、データ中継システム1を介して車両宅配サービスを希望するユーザが、自身のユーザ情報と車両情報をデータ中継装置50(後述する「ユーザ情報登録管理部511」)に登録するための入力部である。ユーザ情報入力部111は、データ中継装置50に対して、自身のユーザ情報、鍵情報制御サーバのユーザ情報と車両情報(ナンバー、車名、車種等)をキーボード、タッチパネルのようなユーザ端末10の入力部(図示せず)から入力する。
なお、ユーザ情報入力部111は、車検証にQRコード(登録商標)として記載された車両情報をQRコードリーダにより読取ることで当該車両情報をデータ中継装置50に送信するようにしてもよい。
また、ユーザ情報入力部111は、車両のナンバープレートを含む車両全体の撮影画像に基づいて得られる車両情報をデータ中継装置50に送信するようにしてもよい。
また、後述するように、データ中継装置50がユーザ端末10から入力されるユーザIDに基づいて、鍵情報制御サーバ20と連携するコネクテッドシステム(図示せず)から車両情報を取得し、ユーザ情報を登録するようにしてもよい。
ユーザ情報入力部111は、データ中継装置50からの当該車両のデジタルキー使用許諾要求に応じて、当該デジタルキーの使用許諾を応答することにより、当該デジタルキーの使用許諾情報を予めデータ中継装置50に登録する。
デジタルキーの使用許諾情報が予め登録されることで、データ中継装置50は、ユーザから車両宅配の依頼が(送り状番号及びユーザIDを含む)配送に関する情報とともに入力されると、送り状番号に紐づけられる配送物の配送日時情報に基いて、当該配送日時に一時的に有効となるデジタルキーを鍵情報制御サーバ20から取得し、当該配送物の配送を担当する配送作業員の配送作業員端末40に貸与することができる。このように、データ中継装置50は、配送物毎に付与される送り状番号に基づいて、車両宅配を希望するユーザと、配送物を配送する配送作業員と、の間で車両のデジタルキーを中継し、配送作業員による車両の施解錠操作を実現する。
車両宅配依頼部112は、ユーザが例えばECサイト等で商品を購入し、当該商品の車両宅配を希望する場合、データ中継装置50に対して、配送業者(配送荷物管理サーバ30等)から受信した配送荷物の送り状番号をユーザIDとともにユーザの入力する配送に関する情報として送信する機能部である。なお、ユーザは、宅配先の希望箇所として複数個の場所(例えばトランク、後部座席等)のうち希望する場所又は優先順位を指定するようにしてもよい。また、ユーザは、登録した車両宅配依頼情報を後から変更することができる。なお、配送業者が例えば車両宅配に失敗した場合、データ中継装置50は再配送する場合の選択肢(例えば、車両宅配又は玄関前宅配等)をユーザ端末10に対して送信するようにしてもよい。
なお、当該ユーザIDに複数の車両情報が登録されている場合、データ中継装置50は、ユーザIDに紐づけられた車両情報に基く宅配対象車両の選択肢を送信することができる。このような場合、車両宅配依頼部112は、ユーザにより選択される宅配対象車両情報をデータ中継装置50に対して送信するようにしてもよい。さらに、データ中継装置50は、配送先車両における宅配先の場所(例えば、トランク、後部座席等)の選択肢を送信するようにしてもよい。
これにより、データ中継装置50は、送り状番号及びユーザIDを宅配先車両情報に紐づけしてユーザの入力した配送に関する情報として記憶部12に記憶する。
通知情報取得部113は、配送荷物管理サーバ30及びデータ中継装置50から受信する、ユーザ自身に対する通知を受信して、表示器(図示せず)に表示する。
通知情報取得部113は、例えば配送荷物管理サーバ30から、送り状番号・配送日時通知を受信する。また、通知情報取得部113は、データ中継装置50から、配送作業員(配送作業員端末40)が車両位置情報を取得したこと、車両デジタルキーを取得したこと、車両デジタルキーを使用開始したこと、車両を解錠したこと、車両を施錠したこと、配送成功又は失敗したこと、デジタルキーの利用可能時間を延長したこと、デジタルキーを返却したこと、及び施錠未実施状態であること等を含む配送状況を受信する。
ここで、デジタルキーの返却とは、不要となったデジタルキーの情報について、鍵情報制御サーバ20までその旨の通知をすることによって行われ、情報としての「デジタルキー」それ自体が鍵情報制御サーバ20まで返却されることがあってもよいが、無効化するデジタルキーの情報のみが鍵情報制御サーバ20に通知され、当該デジタルキーが無効されることによって鍵情報の返却とすることもできる。さらには、鍵情報を無効とせずとも、当初に発行したデジタルキーの情報の時間切れを待つことにより(新しいデジタルキーを発行しないことにより)、「デジタルキーを無効」と同等の効果を導くこともできる。
なお、通知情報取得部113は、応答を求められている通知に対しては、ユーザからの入力に応じて応答通知を送信する。
以上、ユーザ端末10の備える機能部について説明した。次に、鍵情報制御サーバ20の備える機能部について説明する。
図3に、本実施形態における鍵情報制御サーバ20の機能構成を示す。
鍵情報制御サーバ20は、サーバ装置等の情報処理装置(コンピュータ)であり、制御部21及び記憶部22の他、各種データの入出力デバイス及び通信デバイス等を備える。
制御部21は、鍵情報制御サーバ20の全体を制御する部分であり、記憶部22に記憶された、デジタルキー制御プログラムを含む各種プログラムを適宜読み出して実行することにより、本実施形態における各機能を実現する。制御部21は、CPUであってよい。
記憶部22は、ハードウェア群を鍵情報制御サーバ20として機能させるための各種プログラム、及び各種データ等の記憶領域であり、ROM、RAM、フラッシュメモリ、ソリッドステートドライブ(SSD)、又はハードディスクドライブ(HDD)等であってよい。具体的には、記憶部22は、本実施形態の各機能を制御部21に実行させるためのプログラムの他、デジタルキーを有するユーザ情報(ユーザID、車両情報等)及びデジタルキーに関する情報を記憶する。
制御部21は、前述したように、デジタルキー制御プログラム等を適宜読み出して実行することにより、デジタルキー管理部211と、車両情報提供部212と、車両位置情報提供部213と、を備える。
デジタルキー管理部211は、鍵情報制御サーバ20に登録済みのユーザのユーザID、デジタルキー、及び車両情報等を管理する。また、当該デジタルキーの使用許諾がデータ中継装置50に対して与えられている場合、使用許諾情報も紐づけて管理する。
デジタルキー管理部211は、データ中継装置50からのデジタルキーの取得要求に対して、配送に係る一時的な利用時間(例えば、配送物の送り状番号に紐づけられた配送日時等)に許容されたデジタルキーを貸与する。そうすることで、データ中継装置50は、当該デジタルキーを配送作業員の使用する配送作業員端末40に貸与することができる。
デジタルキー管理部211は、データ中継装置50から貸し出し済みの配送先車両のデジタルキーの返却を受信すると、デジタルキー返却処理を行う。これにより、当該送り状番号に紐づけられた配送先車両の施解錠権限は削除される。
このようにすることで、配送作業員は、配送に関する情報に含まれる送り状番号に基づいて、宅配作業に必要となる利用制限のかけられた一時的なデジタルキーの取得及び返却を、データ中継装置50を介して実行することができる。なお、デジタルキーは、配送作業員が当該車両の施解錠を行う毎にデータ中継装置50に対して取得要求及び返却要求を行うようにしてもよい。
車両情報提供部212は、ユーザ端末10の機能部(ユーザ情報入力部111)において説明したように、データ中継装置50からユーザIDに対応する車両情報の取得要求を受信すると、当該ユーザIDに対応する車両情報を応答する。
車両位置情報提供部213は、データ中継装置50から配送先の車両位置情報を要求されると、鍵情報制御サーバ20の連携するコネクテッドシステムから配送先の車両位置情報を取得し、データ中継装置50に送信する。そうすることで、データ中継装置50は、送り状番号に紐づけられた配送物の配送先車両位置情報を配送作業員端末40に対して中継することができる。
以上、鍵情報制御サーバ20の備える機能部について説明したが、鍵情報制御サーバ20は同等の機能を有することができれば、分散サーバによって運用される仮想的なサーバであってもよい。次に、配送荷物管理サーバ30の備える機能部について説明する。
図3に、本実施形態における配送荷物管理サーバ30の機能構成を示す。
配送荷物管理サーバ30はサーバ装置等の情報処理装置(コンピュータ)であり、制御部31及び記憶部32の他、各種データの入出力デバイス及び通信デバイス等を備える。
制御部31は、配送荷物管理サーバ30の全体を制御する部分であり、記憶部32に記憶された、各種プログラムを適宜読み出して実行することにより、本実施形態における各機能を実現する。制御部31は、CPUであってよい。
記憶部32は、ハードウェア群を配送荷物管理サーバ30として機能させるための配送荷物管理プログラムを含む各種プログラム、及び各種データ等の記憶領域であり、ROM、RAM、フラッシュメモリ又はハードディスクドライブ(HDD)等であってよい。具体的には、記憶部32は、本実施形態の各機能を制御部31に実行させるためのプログラムの他、配送作業員情報(配送作業員ID、配送作業員所属先情報、配送作業員の担当する配送エリア情報等)が予め記憶されている。また、各配送荷物の(履歴情報を含む)状態情報を記憶する。
制御部31は、前述したように、配送荷物管理プログラム等を適宜読み出して実行することにより、配送計画作成部311と、配送管理部312と、データ中継装置IF部313と、を備える。
配送計画作成部311は、例えばECサイト等を経由して受信した、荷受人となるユーザの住所氏名情報、配送物に基いて配送情報(送り状番号、配送先位置情報、及び配送日時情報等)を生成する。また、配送計画作成部311は、配送日時情報及び配送先位置情報に基き、例えば当該配送先位置を含む配送エリアを担当する配送作業員を送り状番号毎に割り当てるようにしてもよい。
配送計画作成部311は、事前に例えばECサイトを経由して、ユーザの車両宅配の有無及び希望する配送日時を受信した場合、当該情報(車両宅配の有無及び希望配送日時)を勘案して、配送情報を生成するようにしてもよい。
配送計画作成部311は、荷受人であるユーザのユーザ端末10に対して、生成した送り状番号・配送日時情報を通知する。以上の機能は、当業者にとって公知の機能であり、詳細な説明は省略する。
なお、荷受人であるユーザが車両宅配を希望する場合、ユーザはデータ中継装置50に対して送り状番号、ユーザIDを含む車両宅配依頼を、ユーザの入力する配送に関する情報として送信する。
この場合、後述するように、データ中継装置50(後述する「配送荷物管理サーバ特定部513」)は、ユーザから受信した送り状番号に基づいて、配送業者及び配送荷物管理サーバ30を特定し、特定した配送荷物管理サーバ30から、当該送り状番号に対応する配送物の送付先位置情報(住所氏名等)及び配送日時情報を取得するように構成される。その際、当該車両宅配依頼情報がデータ中継装置50から配送計画作成部311に対して中継されるようにしてもよい。
配送計画作成部311は、データ中継装置50からの送り状番号に基づく問い合わせに対して、当該送り状番号に対応する配送物の送付先位置情報(住所氏名等)及び配送日時情報等を、配送業者の入力する配送に関する情報としてデータ中継装置50に対して応答する。
配送管理部312は、配送計画作成部311により生成された配送計画に基づいて、配送状況を管理する。配送管理部312は、各配送作業員に割り当てた配送荷物情報を、各配送作業員の配送作業員端末40を介して表示するようにしてもよい。
なお、後述するように、配送作業員に割り当てられた車両宅配となる配送物については、各配送作業員の配送作業員端末40がデータ中継装置50から配送先車両の位置情報を取得して、当該配送物の担当者となる配送作業員の所有する配送作業員端末40に表示するように構成される。
データ中継装置IF部313は、ユーザの車両宅配となる配送物の配送完了通知をデータ中継装置50から受信する。それにより、配送荷物管理サーバ30は、当該送り状番号の履歴情報に、配送完了情報を記録することができる。
データ中継装置IF部313は、ユーザの車両宅配となる配送物の配送失敗通知をデータ中継装置50から受信する。それにより、配送荷物管理サーバ30は、当該送り状番号の履歴情報に、配送失敗情報を記録するとともに、配送計画作成部311により、再配送計画を作成するようにしてもよい。
以上、配送荷物管理サーバ30の備える機能部について説明したが、配送荷物管理サーバ30も、同等の機能を有することができれば、分散サーバによって運用される仮想的なサーバであってもよい。次に、配送作業員端末40の備える機能部について説明する。
図2に、本実施形態における配送作業員端末40の機能構成を示す。
配送作業員端末40は、配送作業員が配送荷物を配送する際に、配送荷物管理サーバ30又はデータ中継装置50から配送に必要な情報を取得し表示するとともに、配送荷物管理サーバ30又はデータ中継装置50に登録するデータを入力して送信する携帯端末である。
配送作業員端末40は、例えばスマートフォン等の公知の情報処理装置(コンピュータ)であり、制御部41及び記憶部42の他、各種データの入出力デバイス(例えば、入力デバイス、表示器等)及び通信デバイス等(図示せず)を備える。
制御部41は、配送作業員端末40の全体を制御する部分であり、記憶部42に記憶された配送作業員デジタルキーアプリケーションプログラム(「配送作業員デジタルキーアプリ」又は「配送作業員デジタルキーアプリ」ともいう)(図示せず)を含む各種プログラムを適宜読み出して実行することにより、本実施形態における各機能を実現する。制御部41は、CPUであってよい。
記憶部42は、ハードウェア群を配送作業員端末として機能させるための配送作業員デジタルキーアプリを含む各種プログラム、及び各種データ等の記憶領域であり、ROM、RAM、フラッシュメモリ、ソリッドステートドライブ(SSD)、又はハードディスクドライブ(HDD)等であってよい。具体的には、記憶部42は、本実施形態の各機能を制御部41に実行させるためのデジタルキーアプリの他、当該配送作業員の担当する配送荷物情報、及び宅配先車両情報を含む配送情報等を記憶する。
制御部41は、前述したように、配送作業員デジタルキーアプリ及び各種プログラムを適宜読み出して実行することにより、配送予定一覧表示部410と、配送先位置特定部411Aと、車両位置取得部411Bと、車両宅配対象荷物表示制御部412と、デジタルキー利用要求部414と、受付部415と、デジタルキー利用制御部416と、配送作業結果管理部418と、データ中継装置IF部419と、を備える。
なお、受付部415は、解錠指示受付部415Aと、施錠指示受付部415Bと、配送結果入力受付部415Cと、を備える。
配送作業員端末40の主要な機能として、配送作業員が配送物の配送に取り掛かる前に配送先の確認作業を支援する機能、配送作業員が配送先車両に配送物を配送する際の車両施解錠作業を支援する機能、配送作業員の配送後における施錠もれ防止を支援する機能、及び配送作業員の配送結果報告作業を支援する機能が挙げられる。以下、配送作業員端末40の機能部について、これらの機能毎に説明する。まず、配送作業員が配送物の配送に取り掛かる前に配送先の確認作業を支援する機能を実行する機能部(配送先位置特定部411A、車両位置取得部411B、及び車両宅配対象荷物表示制御部412)について説明する。以下の説明において配送作業員による送り状番号の入力作業を伴う場合、特に説明しないかぎり、例えば後述する図5に示すように、送り状番号がバーコードとして印字された荷札のバーコードをスキャンすることで、送り状番号の入力作業を行うようにしてもよい。なお、バーコード入力時にエラー等が発生した場合には、キーボード又はタッチパネル等を介して手入力作業を行う。
配送予定一覧表示部410は、例えば後述する図5に示すように車両宅配対象となる配送物を表示する。なお、配送作業員が車両宅配か否かに関わらず配送作業を行う担当エリア内の配送予定一覧(「配送物一覧」ともいう)を、表示するようにしてもよい。その場合、配送予定一覧表示部410は、車両宅配対象となる配送物を車両宅配対象ではない配送物とを区別して表示するようにしてもよい。
配送先位置特定部411Aは、配送荷物管理サーバ30又はデータ中継装置50から送り状番号に基づいて配送物の配送先の位置(住所氏名等)を取得するようにしてもよい。
車両位置取得部411Bは、送り状番号に基づいてデータ中継装置50から当該配送物を宅配する車両の位置情報を取得するようにしてもよい。
車両宅配対象荷物表示制御部412は、配送作業員が配送物を配送先車両に配送する前に、配送先位置特定部411Aにより特定された配送物の配送先の位置(住所等)と、車両位置取得部411Bにより取得された配送先の車両位置情報と、を表示器(図示せず)に表示するようにしてもよい。
次に、配送作業員が配送先車両に配送物を配送する際の車両施解錠作業を支援する機能を実行する機能部(デジタルキー利用要求部414、解錠指示受付部415A、施錠指示受付部415B、配送結果入力受付部415C、及びデジタルキー利用制御部416)について説明する。
デジタルキー利用要求部414は、配送作業員からの送り状番号の入力により、データ中継装置50に対して配送先車両のデジタルキーの取得要求をする。そうすることで、データ中継装置50は、当該送り状番号と、ユーザによって入力されていた送り状番号とを照らし合わせることによって、例えば予め設定された配送日時情報(配送時間帯)の間有効となる配送先車両のデジタルキーを鍵情報制御サーバ20から取得する。配送作業員は、配送日時情報に設定された時間内において利用可能となる配送先車両のデジタルキーの利用要求をすることで、対応車両のデジタルキーの使用を開始させることができる。
図5は、配送作業員が車両のデジタルキーの使用開始をするまでの配送作業員端末40に表示される画面遷移の一例を示す図である。以下、配送作業員がボタンを押下する操作について、特に断らない限り押下操作は、タッチ操作を含むものとする。
図5に示すように、配送作業員は、送り状番号スキャンボタンを押下することで送り状番号入力画面が表示され、次いで送り状番号(バーコード)を枠内に収めてスキャンすることで送り状番号が入力され、データ中継装置50に対してデジタルキーを要求するためのデジタルキー使用開始ボタンを表示したデジタルキー使用開始画面を表示させることができる。この場合、例えばデジタルキー使用開始ボタンを配送作業員が押下された時刻から所定の時間(例えば1時間)が経過するまでを配送作業員のデジタルキー利用可能時間としてもよい。
なお、デジタルキー使用開始ボタンが配送作業員により押下したタイミングをデジタルキーの開始時刻とするのではなく、予め設定された配送日時(配送時間帯)を配送作業員のデジタルキー利用可能時間としてもよい。この場合、配送作業員が送り状番号をスキャンしたタイミングでデジタルキーを取得するようにしてもよいが、デジタルキーを予め取得したとしても、当該配送日時(配送時間帯)にならないとデジタルキーが有効ではなく、使用することはできない。なお、配送先車両の登録デジタルキーが失効していた場合、デジタルキーは取得されない。
また、データ中継装置50が、鍵情報制御サーバ20から取得した鍵情報に対してさらに利用制限を掛けるようにすることで、配送作業員端末40は、さらに利用制限が掛けられた状態でデジタルキーを使用可能とするようにしてもよい。
また、デジタルキー利用要求部414は、デジタルキー取得状況についてデータ中継装置IF部419を介して、データ中継装置50に通知する。
解錠指示受付部415Aは、配送物の車両への宅配を行うときに、配送作業員から配送先となる車両の解錠指示を受け付ける。具体的には、解錠指示受付部415Aは、表示器(図示せず)に、配送先車両を解錠させるための解錠ボタンを表示し、配送作業員により解錠ボタンが押下されることで、配送先車両に対して解錠要求信号を送出する。なお、解錠指示受付部415Aは、データ中継装置IF部419を介して、解錠指示したことをデータ中継装置50に通知する。
解錠指示受付部415Aは、配送物の車両への宅配を行うときに、配送作業員から配送先となる車両の解錠指示を受け付ける。具体的には、解錠指示受付部415Aは、表示器(図示せず)に、配送先車両を解錠させるための解錠ボタンを表示し、配送作業員により解錠ボタンが押下されることで、配送先車両に対してデジタルキーを利用した解錠要求信号を送出する。なお、解錠指示受付部415Aは、データ中継装置IF部419を介して、解錠指示したことをデータ中継装置50に通知する。
解錠指示受付部415Aは、解錠成功信号又は解錠失敗信号を配送先車両から受信する。なお、解錠失敗の原因としてデジタルキーの利用可能時間外となっていること、通信障害の発生、アプリケーションがハングアップしていること等が挙げられる。解錠指示受付部415Aは、解錠結果(解錠成功/失敗)についてデータ中継装置IF部419を介して、データ中継装置50に通知する。なお、既存のデジタルキーを用いた解錠・施錠システムには、解錠成功信号又は解錠失敗信号を送信せず、コマンド送信の完了時にその旨の信号を返すだけのものもあるが、その際には、解錠要求信号や施錠要求信号は繰り返し送出することが可能であり、例えば解錠指示をしたことで、解錠成功とみなすようにすればよい。
解錠されたことにより、配送作業員は、配送物を車両に宅配することができる。
配送作業員は配送物を車両に宅配した後、配送作業員は、配送先車両を施錠する。
施錠指示受付部415Bは、配送物の車両への宅配を完了した後、配送作業員から配送物の配送先となる車両の施錠指示を受け付ける。具体的には、施錠指示受付部415Bは、表示器(図示せず)に、配送先車両を施錠させるための施錠ボタンを表示し、配送作業員により施錠ボタンが押下されることで、配送先車両に対して施錠要求信号を送出する。なお、施錠指示受付部415Bは、データ中継装置IF部419を介して、施錠指示したことをデータ中継装置50に通知する。
施錠指示受付部415Bは、施錠成功信号又は施錠失敗信号を配送先車両から受信する。なお、施錠失敗の原因として、例えば車両と作業配送作業員端末との距離が所定の距離を超えていること等が挙げられる。施錠指示受付部415Bは、施錠結果(施錠成功/失敗)についてデータ中継装置IF部419を介して、データ中継装置50に通知する。
施錠されたことにより、配送作業員は、配送結果報告を入力することができる。
配送結果入力受付部415Cは、配送物の車両への宅配完了したときに、配送作業員から配送物の車両への宅配完了を受け付ける。具体的には、配送結果入力受付部415Cは、表示器(図示せず)に、宅配完了ボタンを表示し、配送作業員により宅配完了ボタンが押下されることで、データ中継装置IF部419を介して、データ中継装置50に通知するようにしてもよい。解錠指示受付部415Aは、データ中継装置IF部419を介して、宅配完了したことをデータ中継装置50に通知する。
図6は、配送作業員が配送作業員端末40から車両を解錠し、配送物を車両内に宅配し、車両を施錠するまでの画面遷移の一例を示す図である。図6に示すように、配送作業員は、デジタルキーの解錠ボタン(アンロックボタン)を押下することで、車両を解錠して、デジタルキー利用時間の間に配送物を車両内に宅配した後、デジタルキーの施錠ボタン(ロックボタン)を押下することで、車両を施錠することができる。なお、解錠ボタンを押下した後、車両が解錠状態にあることを、例えば解錠ボタンの色を、解錠状態を示す色に変化させるようにしてもよい。又は、解錠状態を示す旨の表示をしてもよい。
なお、ユーザは、配送作業員が当該車両のデジタルキーを使用開始してからデジタルキーを返却するまでの間、デジタルキーを使用することはできないが、それ以外の場合には、デジタルキーを利用することができる。
デジタルキー利用制御部416は、配送先車両の施錠の成功信号を受信することで、配送完了報告を実施するための画面に遷移するようにしてもよい。
図7は、配送物を車両内に宅配し、車両の施錠後に配送完了とし、次画面に移動するまでの画面遷移の一例を示す図である。図7に示すように、配送完了ボタン(OK)を押下することで、次画面(例えば直近の配達予定の表示画面)に遷移することができる。
また、デジタルキー利用制御部416は、配送作業員(配送作業員端末40)の位置情報に応じてデジタルキーの利用可否の制御を行うようにしてもよい。具体的には、デジタルキー利用制御部416は、配送作業員(配送作業員端末40)の位置情報を配送作業員端末40により取得するとともに、配送先車両の位置情報を例えばデータ中継装置50から取得することで、デジタルキーの利用可否を制限するようにしてもよい。例えば、デジタルキー利用制御部416は、配送作業員(配送作業員端末40)の位置が当該車両位置から予め設定した第1距離以上離れた場合、配送作業員端末40の表示器を介して、施錠(施錠ボタンの表示及び押下)はできるが、解錠(解錠ボタンの表示又は押下)ができないようにしてもよい。
さらに、デジタルキー利用制御部416は、配送作業員(配送作業員端末40)の位置が、当該車両位置から予め設定した、例えば第1距離よりも長い第2距離以上離れた場合、配送作業員端末40の表示器を介して、施錠(施錠ボタンの表示又は押下)及び解錠(解錠ボタンの表示又は押下)ができないようにするとともに、当該デジタルキーを無効にするようにしてもよい。
以上、配送先車両の解錠、配送先車両への配送物の配送、配送先車両の施錠の順に配送作業員が処理した場合について説明した。
次に、配送作業員が配送物配送後における配送先車両の施錠もれ防止を支援する機能、及び配送作業員が配送結果報告作業を支援する機能(解錠指示受付部415A、施錠指示受付部415B、配送結果入力受付部415C、配送作業結果管理部418)について説明する。
配送作業結果管理部418は、配送後の施錠もれ防止を支援するために、以下の制御を行う。
まず、配送作業結果管理部418は、配送作業員から解錠指示受付部415Aを介して車両解錠指示の受付に始まり、車両の解錠、配送物の車両内への配送、車両の施錠指示の受け付け、車両の施錠、配送作業結果報告に終わるまでの状態を管理する。
配送作業結果管理部418は、車両の解錠に成功した後、施錠指示受付部415Bを介して施錠指示を受付けるまでは、配送結果入力受付部415Cを介して、配送完了した旨の入力を受け付けないように制御をする。すなわち、配送作業員により施錠ボタンが押下された後でなければ配送完了した旨の入力ができないように制御をする。また、配送作業結果管理部418は、上記制御と同時に、配送作業結果報告を行うように督促メッセージを通知するようにしてもよい。
具体的には、例えば、配送結果入力受付部415Cは、施錠ボタンが押下されるまで宅配完了ボタンをグレーアウトし、施錠ボタンが押下された場合に、宅配完了ボタンを表示器に表示するようにしてもよい。また、施錠ボタンが押下されるまで、宅配完了ボタンが押下されても、反応しないように制御してもよい。
また、配送作業結果管理部418は、車両との近距離通信(無線接続)が接続されていない場合、配送結果入力受付部415Cを介して、配送完了した旨の入力を受付けないように制御するようにしてもよい。
図8は、配送先車両の施錠もれ防止を支援する画面の一例を示す図である。図8に示すように、配送作業員が車両を施錠せずに配送作業結果を入力しようとした場合、配送作業員デジタルキーアプリにより、エラーメッセージ、又は宅配完了ボタンの押下ができない(すなわち、配送完了した旨の入力ができない)ように制御するようにしてもよい。また、表示器を介してエラーメッセージを通知する際、配送作業結果報告を行うように督促メッセージを併せて通知するようにしてもよい。
なお、図示しないが、配送作業結果管理部418は、配送作業員から解錠指示受付部415Aを介して車両の解錠指示を受付ける前に、配送結果入力受付部415Cを介して、配送完了した旨の入力を受付けないように制御をするようにしてもよい。この場合、表示器を介して解錠がなされていない旨のエラーメッセージを通知してもよい。
上記の他、配送作業結果管理部418は、解錠指示を受け付けた後、配送結果の入力がないまま車両との近距離通信(無線接続)が切断された場合、表示器に配送結果入力がされていない旨の警告メッセージを通知するようにしてもよい。
同様に、配送作業結果管理部418は、解錠指示を受け付けた後、配送結果の入力がないまま別の画面に遷移した場合、表示器に配送結果入力がされていない旨の警告メッセージを通知するようにしてもよい。
同様に、配送作業結果管理部418は、解錠指示を受け付けた後、所定時間経過しても配送結果の入力がない場合には、表示器に配送結果入力がされていない旨の警告メッセージを通知する。
配送作業結果管理部418は、これらの警告メッセージを通知した後、応答又は応答処理が無いまま、所定時間を経過した場合、それ以降、所定間隔(例えば2分間隔)で表示器に作業結果の報告を促す旨の警告メッセージを通知するようにしてもよい。ここで、所定時間は、解錠可能な期間(例えば10分又は20分)又はそれよりも小さい期間としてもよい。
なお、表示器に通知される上記警告メッセージは、少なくとも配送先車両を示す情報(車両番号、車名、又は車種等)と車両の位置情報を表示するようにしてもよい。
なお、施錠していない場合でも、配送作業員端末40の施錠ボタンの押下が可能な場合、配送作業員が施錠ボタンを押下後に作業結果の報告を実施することで、配送作業結果管理部418は、作業結果の報告を促す旨の警告メッセージの通知をストップするようにしてもよい。
なお、「配送失敗」原因が、例えば、車両が配送先住所の近辺に存在しなかった場合、デジタルキーの利用期限が過ぎていた場合、車両の解錠前に発生することから、配送作業結果管理部418は、配送失敗入力について、施錠の指示を受付けたか否かに関わらず、受付可能としてもよい。
ただし、配送作業結果管理部418は、配送失敗の入力時においても、車両が解錠状態にないことをデータ中継装置50に対して確認し、例えば、配送失敗の原因が、配送物を置くスペースが無かった場合等で車両が解錠状態にあると判定した場合は、上記と同様に施錠洩れの無いように管理する。
以上、配送作業員が配送物配送後における配送先車両の施錠もれ防止を支援する機能について説明した。
配送作業結果管理部418は、車両から当該車両の施錠の成功信号を受信することで、配送作業員端末40の表示器を介して、配送完了報告を実施するための画面に遷移可能とする。
配送作業結果管理部418は、配送完了報告を実施するための画面を介して、宅配完了報告が入力されると、データ中継装置50に対して、当該送り状番号に対応する配送物の配送完了通知をする。例えば配送作業結果管理部418は、配送作業員端末40の表示器を介して、配送作業員による送り状番号に対応する配送物の宅配完了ボタンが押下されると、配送完了報告を作成し、データ中継装置50に対して、当該送り状番号に対応する配送物の配送完了通知をするようにしてもよい。これにより、データ中継装置50は、配送完了通知に基づいて、ユーザ端末10や配送荷物管理サーバ30に対して、配送が完了情報を伝達するとともに、鍵情報制御サーバ20に対して、送り状番号に紐づけられた配送先車両のデジタルキーの返却通知を送信する。鍵情報制御サーバ20は、当該返却通知に基づいて、当該送り状番号に紐づけられた配送先車両の予め設定された当該配送時間に許容されたデジタルキーを無効とする。
データ中継装置IF部419は、例えば宅配が失敗に終わった場合、宅配不可の理由と合わせてデータ中継装置50に配送不可通知をする。図9は、配送物を車両宅配できない場合の車両宅配不可を報告するための画面遷移の一例を示す図である。図9に示すように、送り状番号に対応する配送物の配送不可報告ボタンを押下することで、不可理由を選択し、データ中継装置50に対して配送不可通知をするようにしてもよい。
また、データ中継装置50に対して、再配送処理に移行するように通知してもよい。
この他、前述したように、配送作業員端末40は、荷受人(デジタルキーのオーナーでもある)に対する各種通知をデータ中継装置50に対して行う。データ中継装置IF部419は、データ中継装置50に通知された各種通知を配送作業員端末40に通知する。このように、データ中継装置50は、文字どおり配送作業員端末40とユーザ端末10との間で、各種通知を中継する。
ここで、ユーザ端末10に対する各種通知としては、例えば配送開始通知、デジタルキー取得通知、使用開始通知、施錠通知、解錠通知、配送成功/失敗通知、デジタルキー利用延長通知、デジタルキー返却通知、施錠未実施通知等が通知される。これにより、荷受人となるユーザは、リアルタイムに配送状況を把握することが可能となる。
以上、配送作業員端末40の備える機能部について説明した。最後に、データ中継装置50の備える機能部について説明する。
図4は、本実施形態におけるデータ中継装置50の機能構成を示す図である。
データ中継装置50は、サーバ装置等の情報処理装置(コンピュータ)であり、制御部51及び記憶部52の他、各種データの入出力デバイス及び通信デバイス等を備える。
制御部51は、データ中継装置50の全体を制御する部分であり、記憶部52に記憶された、データ中継プログラムを含む各種プログラムを適宜読み出して実行することにより、本実施形態における各機能を実現する。制御部51は、CPUであってよい。
記憶部52は、ハードウェア群をデータ中継装置50として機能させるためのデータ中継プログラムを含む各種プログラム、及び各種データ等の記憶領域であり、ROM、RAM、フラッシュメモリ、ソリッドステートドライブ(SSD)、又はハードディスクドライブ(HDD)等であってよい。具体的には、記憶部52は、本実施形態の各機能を制御部51に実行させるためのプログラムの他、ユーザ登録情報(ユーザID、車両情報、及びデジタルキーの使用許諾情報等)、ユーザの入力した配送に関する情報(送り状番号、ユーザID等)及び配送業者の入力した配送に関する情報(送り状番号、配送先住所氏名、配送日時情報等)が記憶される。また、車両宅配対象となる配送荷物の(履歴情報を含む)状態情報を記憶するようにしてもよい。こうすることで、データ中継装置50は、例えば、送り状番号を共通IDとして、配送作業員端末40とユーザ端末10との間を中継することで、セキュリティを保ちながら、配送作業員端末40側の車両操作を実現するとともに、ユーザ端末10側に配送状況を逐次通知することを可能とする。
制御部51は、データ中継プログラム等を適宜読み出して実行することにより、ユーザ情報登録管理部511と、車両宅配情報管理部512と、配送荷物管理サーバ特定部513と、配送先車両位置情報取得部514と、配送先車両位置情報提供部515と、デジタルキー配送業者提供部517と、配送処理状況通知部518と、を備える。
ユーザ情報登録管理部511は、ユーザ端末10で説明したように、データ中継システム1を介して車両宅配サービスを希望するユーザ情報を登録するとともに、登録されたユーザを管理する機能部である。具体的には、ユーザ情報登録管理部511は、予めユーザ端末10(ユーザ情報入力部111)から入力される、ユーザID及び車両情報を含むユーザ情報に基いて、ユーザ情報を記憶部52に登録する。
ユーザ情報登録管理部511は、データ中継システム1を介して車両宅配サービスを希望するユーザから予めデジタルキー使用許諾を取得し、当該ユーザのデジタルキー使用許諾情報を登録して管理する。
車両宅配情報管理部512は、ユーザがECサイト等で商品を購入し、当該商品を配送する配送業者(例えば配送荷物管理サーバ30等)から配送荷物の送り状番号・配送日時通知を受信し、当該配送荷物の車両宅配を希望する場合に、ユーザからユーザ端末10(車両宅配依頼部112)を介して受信した、送り状番号、登録済みのユーザID、及び宅配先車両情報を含む、ユーザの入力した配送に関する情報を記録管理する機能部である。
なお、車両宅配情報管理部512は、当該ユーザIDに複数の車両情報が登録されている場合、複数の宅配対象車両から当該ユーザにより選択された車両情報をユーザの入力した配送に関する情報として記録管理するようにしてもよい。また、車両宅配情報管理部512は、配送物の複数の置き場所(例えば、トランク、後部座席、前部座席、助手席等)から選択された置き場所又は優先順位の付けられた置き場所をユーザの入力した配送に関する情報として記録管理するようにしてもよい。
これにより、データ中継装置50は、送り状番号に、荷受人となるユーザ(ユーザID)と、宅配先車両情報と、ユーザのデジタルキー使用許諾情報と、を紐づけて管理することができる。
さらに、車両宅配情報管理部512は、後述する配送荷物管理サーバ特定部513により送り状番号の様式等に基づいて特定される配送業者の配送荷物管理サーバ30に対して、配送先位置情報(住所氏名)、配送日時情報を要求することで、配送業者側の送り状番号に紐づけられた配送情報を取得することができる。
車両宅配情報管理部512は、ユーザから受信したユーザの入力した配送に関する情報及び配送業者(配送荷物管理サーバ30)から受信した配送業者の入力した配送に関する情報を、それぞれ送り状番号に紐づけて管理する。
なお、車両宅配情報管理部512は、配送荷物管理サーバ30に対して、当該送り状番号に対応する配送荷物が車両宅配配送荷物であることを通知するようにしてもよい。
配送荷物管理サーバ特定部513は、送り状番号の様式等に基づいて、当該配送荷物を配送する連携する配送業者の配送荷物管理サーバ30を特定する。なお、配送荷物管理サーバ特定部513は、送り状番号の様式等に基づいて、1つの配送荷物管理サーバ30を特定できない場合、例えば送り状番号をキーとして、当該送り状番号に係る配送物の配送日時情報、配送先の住所氏名等を問合せることで配送物の配送日時情報、配送先の住所氏名等を受信し、ユーザ情報と照らし合わせて検証することにより、1つの配送荷物管理サーバ30を特定するようにしてもよい。
具体的には、例えば、配送先の住所氏名をユーザ情報に含まれる住所氏名と照らし合わせることで特定するようにしてもよい、また、配送日時情報が近未来の日時情報であるか否かを照らし合わせることで、1つの配送荷物管理サーバ30を特定するようにしてもよい。
配送先車両位置情報取得部514は、配送作業員端末40を介して、当該送り状番号に対応する配送物の配送作業員からの当該配送物を宅配する車両の位置情報の問い合わせに対して、(コネクテッドシステムと連携する)鍵情報制御サーバ20から車両の位置情報を取得する。
配送先車両位置情報提供部515は、配送先車両位置情報取得部514により取得した車両位置情報を、要求元の配送作業員端末40に通知する。それにより、当該送り状番号に対応する配送物を担当する配送作業員は、配送に取り掛かる前に車両位置情報を把握することができる。
デジタルキー配送業者提供部517は、車両宅配対象の配送荷物の配送を担当する配送作業員の配送作業員端末40から、配送荷物の送り状番号を含む車両宅配情報とともに当該配送先車両のデジタルキーの取得要求を受信すると、送り状番号に紐づけられ配送物の配送日時情報(配送時間帯)に基づき所定の期間(例えば1時間や配送時間帯等)の間有効となる配送先車両のデジタルキーを鍵情報制御サーバ20から取得する。デジタルキー配送業者提供部516は、取得した配送先車両のデジタルキーを配送に関するタイミングで、配送作業員端末40に対して提供する。
また、ユーザ情報登録管理部511により登録管理された、ユーザIDと車両情報とデジタルキーの使用許諾情報に基いて、デジタルキー配送業者提供部517が、鍵情報制御サーバ20から、当該車両のデジタルキーの利用権を取得できなかった場合、当該ユーザIDをブラックリストとして、記憶部52に記録管理するようにしてもよい。
また、配送作業員端末40に対して提供されるデジタルキーは、前述したとおり、配送作業員端末40(配送作業員デジタルキーアプリ)において、さらに解錠してから施錠するまでの有効時間等の制限を掛けたデジタルキーに修正することができる。
また、配送作業員端末40から配送完了報告を受信すると、鍵情報制御サーバ20に対して当該デジタルキーの返却処理を行う。それにより、鍵情報制御サーバ20は、当該デジタルキーに係る一時的な利用許可情報を削除することができる。
配送処理状況通知部518は、配送作業員の配送作業員端末40から受信する、当該配送物の配送状態を示す配送開始通知、デジタルキー取得通知、使用開始通知、施錠通知、解錠通知、配送成功/失敗通知、デジタルキー利用延長通知、デジタルキー返却通知、施錠未実施通知等を含む各種通知をユーザ端末10に通知(中継)する。
以上、データ中継システム1の備える各装置の機能部について説明した。
次に、データ中継システム1における主要なデータの流れを示すシーケンスについて説明する。図10から図13は、データ中継システム1におけるデータの流れを示すシーケンス図である。
図10は、ユーザ登録に係るデータの流れの一例を示すシーケンス図である。なお、ユーザはコネクテッドシステムに登録済みのユーザであってユーザIDを有し、かつデジタルキーを有するものとする。
図10を参照すると、ユーザはユーザ端末10を介して、ユーザIDを含むユーザ情報(S001)をデータ中継装置50に対して送信する。データ中継装置50は、鍵情報制御サーバ20に対して、ユーザIDの確認及び車両情報の要求(S002)を行うことで車両番号、車種等を含む車両情報(S003)を取得し、当該ユーザIDを登録する。
次に、ユーザは、データ中継装置50に対して車両のデジタルキー使用許諾(S004)をする。データ中継装置50は、鍵情報制御サーバ20に対して当該車両のデジタルキー使用許諾要求(S005)をすることで当該車両のデジタルキー使用許諾(S006)を得る。
以上により、ユーザは、データ中継装置50への登録を完了し、以後データ中継システム1の提供する車両宅配サービスを利用可能となる。
図11は、ユーザがデータ中継装置50に対して配送物の車両宅配依頼をするときのデータの流れの一例を示す図である。
図11を参照すると、ユーザの配送オーダー(S101)は、例えばECサイト経由等で配送荷物管理サーバ30に対して入力される。なお、配送オーダー(S101)は配送先となる住所氏名情報を含む。配送荷物管理サーバ30は配送オーダー(S101)に基づいて、送り状番号を発番するとともに、配送日時(予定)を決定し、ユーザに対して送り状番号及び配送日時(S102)を通知する。
ユーザは、送り状番号及び車両宅配希望情報(S103)をデータ中継装置50に対して送信する。
データ中継装置50は、ユーザから受信した送り状番号に基づいて、配送業者の配送荷物管理サーバ30を特定し、特定した配送荷物管理サーバ30に対して配送先住所氏名・配送日時情報の要求(S104)をすることで、配送先住所氏名・配送日時情報(S105)を取得する。
データ中継装置50は、配送物の置き場所(例えば、トランク、後部座席、助手席等)等の選択肢(S106)を、ユーザ端末10を介して表示させる。データ中継装置50は、ユーザ端末10を介して入力される配送先となる車両・置き場所情報(S107)を取得することで、送り状番号と、配送先車両情報(車両番号、置き場所情報等)を紐づけする。データ中継装置50は、配送荷物管理サーバ30に対して、送り状番号と車両宅配指定情報(S108)を送信する。
これにより、配送荷物管理サーバ30は、配送作業員に対して、車両宅配作業の割り当て(S109)を行う。
以上により、ユーザは、データ中継装置50への車両宅配の依頼を登録することができる。
図12は配送業者(配送作業員)が、配送物を配送先車両に配送する作業を開始してから配送完了するまでのデータの流れの一例を示す図である。
図12を参照すると、配送作業員は配送作業員端末40を介して、配送物の送り状番号(S201)をスキャンしてデータ中継装置50に入力する。データ中継装置50に対して当該送り状番号に紐づけられた配送先車両の位置情報要求(S202)を入力する。
データ中継装置50は、鍵情報制御サーバ20に対して対象車両の位置情報を要求(S203)し、対象車両の位置情報(S204)を取得する。データ中継装置50は、配送作業員端末40の表示器を介して、対象車両の位置情報を地図表示(S205)する。
配送作業員は、配送作業員端末40を介してデジタルキー使用開始ボタンを押下することで、データ中継装置50に対して、対象車両のデジタルキーの要求(S206)をする。
データ中継装置50は、鍵情報制御サーバ20に対して対象車両のデジタルキーを要求(S207)し、対象車両のデジタルキーを取得(S208)する。
データ中継装置50はデジタルキーを配送作業員端末40に貸与(S209)する。これにより、配送作業員は、配送作業員端末40を介して、アンロックボタンを押下することで、対象車両に対して解錠コマンド(S210)を送信し、配送作業員端末40は、対象車両から解錠コマンド成功のレスポンス(S211)を受信する。
配送作業員端末40は、データ中継装置50に対して対象車両が解錠状態であることを通知(S212)し、データ中継装置50はユーザ端末10に対して対象車両が解錠状態であることを通知(S213)する。
配送作業員は、対象車両に配送物を宅配し、配送作業員端末40を介してロックボタンを押下することで、対象車両に対して施錠コマンド(S214)が送信され対象車両から施錠コマンド成功のレスポンス(S215)を受信する。
配送作業員端末40はデータ中継装置50に対して対象車両が解錠状態であることを通知(S216)し、データ中継装置50はユーザ端末10に対して対象車両が施錠状態であることを通知(S217)する。
以上により、配送は、対象車両を解錠し、配送物を車両内に配達し、対象車両を施錠することができる。また、ユーザは車両が配送業者により解錠されたこと及び施錠されたことをリアルタイムに把握することができる。
図13は、配送業者(配送作業員)が、配送作業結果をユーザに報告するデータの流れの一例を示す図である。
図13を参照すると配送に成功した場合、配送作業員は配送作業員端末40を介して配送完了報告(S301)をデータ中継装置50に入力する。データ中継装置50は、配送荷物管理サーバ30に対して対象送り状番号配送完了報告(S302)を通知するとともに、ユーザ端末10に対して対象送り状番号配送完了報告(S303)を通知し、鍵情報制御サーバ20に対して対象車両のデジタルキーを返却(S304)する。
また、配送に失敗した場合、配送作業員は配送作業員端末40を介して、配送失敗報告(S305)をデータ中継装置50に入力する。データ中継装置50は、配送荷物管理サーバ30に対して対象送り状番号配送失敗報告(S306)を通知するとともに、ユーザ端末10に対して配送失敗報告(S307)を通知する。
なお、配送失敗の原因に応じて、ユーザ端末10に対して、再挑戦の通知(S307)をするようにしてもよい。そうすることで、配送作業員は配送作業員端末40を介して、配送物の送り状番号をスキャンしてデータ中継装置50に入力(S308)する。その後、配送作業員は、配送作業員端末40を介してデジタルキー使用開始ボタンを押下することで、データ中継装置50に対して、対象車両のデジタルキーの再要求(S309)をすることができる。
以上により、配送作業員は配送が成功した場合、配送完了を通知できる、また、何らかの原因により配送に失敗した場合、配送失敗を通知するとともに、何らかの善後策(例えば再挑戦)があれば、ユーザに対して善後策(例えば再挑戦)を通知することができる。
以上、データ中継システム1における主要なデータの流れを示すシーケンスについて説明した。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に限るものではない。また、前述した実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
本実施形態では、デジタルキーを配送作業員端末40に配布し、配送作業員が配送作業員端末40から車両に対して直接施解錠指示をしたが、これに限られない。配送作業員端末40からデータ中継装置50を経由して鍵情報制御サーバ20に対して施解錠指示をすることで、鍵情報制御サーバ20がリモートによりデジタルキーによる車両の施解錠を行うようにしてもよい。
本実施形態では、宅配先デバイスとして車両を例示して説明したが、宅配先デバイスとして、車両に限られない。例えばIOTロッカーを宅配先デバイスとして、IOTロッカーの施解錠をするデジタルキーに適用してもよい。
本実施形態では、鍵情報制御サーバ(及びコネクテッドサーバ)をデータ中継システム1の構成要素としたが、これに限られない。例えば、鍵情報制御サーバ及びコネクテッドシステムの提供するAPIを構成要素としてもよい。
本実施形態では、配送荷物の宅配を例示して説明したが、配送荷物の宅配に限られない。例えば集荷に適用してもよい。具体的には、集荷業者が、デジタルキー制御の集荷先デバイスに出向いて、デジタルキーを使用して集荷先デバイスから集荷荷物をピックアップする集荷業務に適用してもよい。本実施形態の配送作業と比較して、集荷作業は、荷物の流れが、集荷依頼人から集荷業者に向かう点が異なるものの、デジタルキーの適用形態としては、同様の形態となる。
また、上述した実施形態の機能的構成を変形するようにしてもよい。つまり、図2、図3、及び図4の機能的構成は例示に過ぎず、本実施形態の機能的構成を限定するものではない。すなわち、本発明のデータ中継システム機能に関する一連の処理を全体として実行できる機能が各機器に備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは特に図2、図3、及び図4の例に限定されない。
また、これら機能的構成を実現するための装置についても、上述した実施形態での説明は例示に過ぎない。例えば、上述の実施形態では、データ中継装置50を1つのサーバ装置等により実現すると説明したが、データ中継装置50の各機能を、適宜複数のサーバ装置に分散する、分散処理システムとしてもよい。また、クラウド上で仮想サーバ機能等を利用して、データ中継装置50の各機能を実現してもよい。
データ中継システム1に係る機能は、ソフトウェアにより実現される。ソフトウェアによって実現される場合には、このソフトウェアを構成するプログラムが、情報処理装置(コンピュータ)にインストールされる。また、これらのプログラムは、CD-ROMのようなリムーバブルメディアに記録されてユーザに配布されてもよいし、ネットワークを介してユーザのコンピュータにダウンロードされることにより配布されてもよい。さらに、これらのプログラムは、ダウンロードされることなくネットワークを介したWebサービスとしてユーザのコンピュータに提供されてもよい。
以上、本実施形態によれば、通信端末としての配送作業員端末40は、デジタルキーにより施錠及び解錠制御を行う車両への配送が指定された配送物の車両への配送を行う配送業者が使用する通信端末であって、配送業者によるデジタルキーによる車両に対する解錠又は施錠の指示、及び配送物の車両への配送結果の入力を受け付ける受付部415と、受付部415により車両に対する解錠の指示を受け付けた後、車両に対する施錠の指示を受け付けるまでは、配送物を配送完了した旨の入力を受け付けないよう、受付部415を制御する制御部としての配送作業結果管理部418と、を備える。
これにより、車両宅配後の配送作業員による車両施錠漏れを防止することができ、車両のセキュリティを維持することができる。
配送作業結果管理部418は、受付部415が車両に対する解錠指示を受け付ける前に、配送物を配送完了した旨の入力を受け付けないように制御してもよい。
また、配送作業結果管理部418は、受付部415が車両に対する施錠指示を受け付けるまでは、配送物を配送完了した旨の入力ができないように制御してもよい。具体的には、例えば宅配完了ボタンのグレーアウト、及び施錠ボタンが押下された宅配完了ボタンを表示するようにしてもよい。
また、配送作業結果管理部418は、受付部415が車両に対する施錠指示を受け付けるまでは、配送物を配送完了した旨の入力がされると警告を通知するように制御してもよい。
また、配送作業結果管理部418は、受付部415が車両に対する施錠指示を受け付けるまでは、配送物を配送完了した旨の入力に対して反応しないように制御してもよい。具体的には、例えば宅配完了ボタンが押下されても反応しないようにしてもよい。
また、配送作業結果管理部418は、受付部415が車両に対する解錠指示を受け付けた後、配送結果の入力がないまま車両との無線接続が切断されると、配送業者としての配送作業員に配送作業員端末40を介して警告を通知するように制御してもよい。
配送作業結果管理部418は、受付部415が車両に対する解錠指示を受け付けた後、配送結果の入力がないまま別の画面に遷移すると、配送業者としての配送作業員に配送作業員端末40を介して警告を通知するように制御してもよい。
また、配送作業結果管理部418は、受付部415が車両に対する解錠指示を受け付けた後、予め設定された第1の時間を経過しても配送結果の入力がない場合、配送業者としての配送作業員に配送作業員端末40を介して警告を通知するように制御してもよい。
また、制御部41は、受付部415が車両に対する解錠指示を受け付けた後、予め設定された第1の時間を経過しても配送結果の入力がない場合、第1の時間経過後に予め設定された時間間隔で配送業者に警告を通知するように制御してもよい。
以上により、車両宅配後の配送作業員による車両施錠漏れを防止することができる。
第1の時間は、車両に対する解錠が許可されている時間又は解錠が許可されている時間から予め設定された所定時間を差し引いた時間であるようにしてもよい。
通信端末としての配送作業員端末40は、表示器を備え、配送作業結果管理部418は、警告を通知する原因となった車両の少なくとも車両番号、車種情報及び車両の位置情報を表示器に表示するようにしてもよい。
これにより、配送作業員は警告に係る車両を容易に特定することができる。
本発明に係る通信端末としての配送作業員端末40は、車両からの集荷が指定された配送物の集荷を行うユーザとしての配送業者としての集荷作業員が使用する通信端末であって、配送業者による車両の解錠又は施錠の指示、及び集荷結果の入力を受け付ける受付部と、受付部により解錠の指示を受け付けた後、施錠の指示を受け付けるまでは、集荷完了した旨の入力を受け付けないよう制御する制御部と、を備える。
これにより、車両集配後の集荷作業員による車両施錠漏れを防止することができる。
本発明に係る通信プログラムは、通信端末としてコンピュータを機能させるためのものである。
なお、本実施形態により、例えば、プライバシを確保したデジタルキーの利用を容易にできることから、国連が主導する持続可能な開発目標(SDGs)の目標9「レジリエントなインフラを整備し、持続可能な産業化を推進するとともに、イノベーションの拡大を図る」に貢献することが可能となる。
1 データ中継システム
2 車両
10 ユーザ端末
11 制御部
111 ユーザ情報入力部
112 宅配情報入力部
113 通知情報取得部
12 記憶部
20 鍵情報制御サーバ
21 制御部
211 デジタルキー管理部
212 車両情報提供部
22 記憶部
30 配送荷物管理サーバ
31 制御部
311 配送計画作成部
312 配送管理部
313 データ中継装置IF部
32 記憶部
40 配送作業員端末
41 制御部
410 配送予定一覧表示部
411A 配送先位置特定部
411B 車両位置取得部
412 車両宅配対象荷物表示制御部
414 デジタルキー利用要求部
415 受付部
415A 解錠指示受付部
415B 施錠指示受付部
415C 配送結果入力受付部
416 デジタルキー利用制御部
418 配送作業結果管理部
419 データ中継装置IF部
42 記憶部
50 データ中継装置
51 制御部
511 ユーザ情報登録管理部
512 車両宅配情報管理部
513 配送荷物管理サーバ特定部
514 配送先車両位置情報取得部
515 配送先車両位置情報提供部
517 デジタルキー配送業者提供部
518 配送処理状況通知部
52 記憶部
60 ネットワーク

Claims (13)

  1. デジタルキーにより施錠及び解錠制御を行う車両への配送が指定された配送物の前記車両への配送を行う配送業者が使用する通信端末であって、
    前記配送業者による前記デジタルキーによる前記車両に対する解錠又は施錠の指示、及び前記配送物の前記車両への配送結果の入力を受け付ける受付部と、
    前記受付部により前記車両に対する解錠の指示を受け付けた後、前記車両に対する施錠の指示を受け付けるまでは、前記配送物を配送完了した旨の入力を受け付けないよう、前記受付部を制御する制御部と、
    を有する通信端末。
  2. 前記制御部は、前記受付部が前記車両に対する解錠指示を受け付ける前に、前記配送物を配送完了した旨の入力を受け付けないように制御する、請求項1に記載の通信端末。
  3. 前記制御部は、前記受付部が前記車両に対する施錠指示を受け付けるまでは、前記配送物を配送完了した旨の入力ができないように制御する、請求項1に記載の通信端末。
  4. 前記制御部は、前記受付部が前記車両に対する施錠指示を受け付けるまでは、前記配送物を配送完了した旨の入力がされると警告を通知するように制御する、請求項1に記載の通信端末。
  5. 前記制御部は、前記受付部が前記車両に対する施錠指示を受け付けるまでは、前記配送物を配送完了した旨の入力がされても反応しないように制御する、請求項1に記載の通信端末。
  6. 前記制御部は、前記受付部が前記車両に対する解錠指示を受け付けた後、配送結果の入力がないまま前記車両との無線接続が切断されると、前記配送業者に警告を通知するように制御する、請求項1に記載の通信端末。
  7. 前記制御部は、前記受付部が前記車両に対する解錠指示を受け付けた後、配送結果の入力がないまま別の画面に遷移すると、前記配送業者に警告を通知するように制御する、請求項1に記載の通信端末。
  8. 前記制御部は、前記受付部が前記車両に対する解錠指示を受け付けた後、予め設定された第1の時間を経過しても配送結果の入力がない場合、前記配送業者に警告を通知するように制御する、請求項1に記載の通信端末。
  9. 前記制御部は、前記受付部が前記車両に対する解錠指示を受け付けた後、予め設定された第1の時間を経過しても配送結果の入力がない場合、第1の時間経過後に予め設定された時間間隔で前記配送業者に警告を通知するように制御する、請求項8に記載の通信端末。
  10. 前記第1の時間は、前記車両に対する解錠が許可されている時間又は解錠が許可されている時間から予め設定された所定時間を差し引いた時間である、請求項8に記載の通信端末。
  11. 表示器を備え、
    前記制御部は、前記警告を通知する原因となった前記車両の少なくとも車両番号、車種情報及び前記車両の位置情報を前記表示器に表示する、請求項4、6、7、8、又は9の何れかに記載の通信端末。
  12. 車両からの集荷が指定された配送物の集荷を行うユーザが使用する通信端末であって、
    前記ユーザによる前記車両の解錠又は施錠の指示、及び、集荷結果の入力を受け付ける受付部と、
    前記受付部により解錠の指示を受け付けた後、施錠の指示を受け付けるまでは、集荷完了した旨の入力を受け付けないよう制御する制御部と、
    を有する通信端末。
  13. 請求項1又は請求項12に記載の通信端末としてコンピュータを機能させるための通信プログラム。
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