JP7304332B2 - まくらぎ切断・把持アタッチメント、および、まくらぎ撤去方法 - Google Patents
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Description
そこで、本発明の一つの目的は、木製のまくらぎを切断および把持できるまくらぎ切断・把持アタッチメントを提供することである。本発明の他の目的は、まくらぎを撤去する際の施工効率を高めることができるまくらぎ撤去方法を提供することである。
この構成によれば、上面押さえをまくらぎの上面に接触させて、まくらぎを上から押さえることができる。したがって、切断刃は、側面サポートによって支えられており、上面押さえによって押さえられたまくらぎを切断する。これにより、切断刃によって切断されるまくらぎの姿勢を安定させることができ、まくらぎを切断刃から逃げ難くすることができる。
この構成によれば、切断刃の刃先角度、つまり、切断刃の一対の側面がなす角が、切断刃の刃先に近づくにしたがって増加している。したがって、刃先を含む切断刃の先端部は、相対的に刃先角度が大きい。切断刃でまくらぎを切断するときは、切断刃の先端部をまくらぎに差し込み、切断刃の先端部でまくらぎを押し広げながら、切断刃をまくらぎに挿入できる。これにより、切断刃をより確実にまくらぎに食い込ませることができる。
前記第1撤去工程の後は、残りの前記切断片を前記一対のグリッパーによって前記一対のレールの外側で把持しながら、前記まくらぎ切断・把持アタッチメントを外側に移動させることにより、残りの前記切断片を前記道床に沿って外側に移動させる第2引き出し工程を行ってもよい。
最初に、まくらぎ切断・把持アタッチメント1の構成を説明し、その後、まくらぎ切断・把持アタッチメント1の使用方法を説明する。
以下では、特に断りがない限り、基準姿勢のまくらぎ切断・把持アタッチメント1(以下では、単に「アタッチメント1」ともいう。)について説明する。基準姿勢は、可動フレーム8の回転中心C2が水平であり、可動フレーム8が閉位置に配置された姿勢(図2に示す姿勢)である。左右方向は、可動フレーム8の回転中心C2に沿う方向を、上下方向は、ターンフレーム4の回転中心C1に沿う方向を、前後方向は、可動フレーム8の回転中心C2およびターンフレーム4の回転中心C1の両方に直交する方向を、それぞれ意味する。
前述のように、上面押さえ40は、各サイドプレート31の水平部33に設けられている。上面押さえ40は、水平な平面であってもよしい、先端が水平な平面上に配置された1つ以上の突起であってもよい。上面押さえ40は、鉄製であってもよいし、ゴムまたは樹脂製であってもよい。図2(a)は、上面押さえ40が鉄製の4つの突起である例を示している。4つの突起のうちの2つは、一方のサイドプレート31の水平部33に設けられており、残りの2つは、他方のサイドプレート31の水平部33に設けられている。
図3は、道床を掘削する手順の一例について説明するための図である。
バラストBが敷き詰められた道床に穴を掘ったり、道床の穴をバラストBで埋めたりするときは、バックホウ100(図1(a)参照)を操作することによりアタッチメント1を前後に移動させて、固定フレーム6の後面に設けられた掘削部41、より具体的には、固定フレーム6の背面における一対のサイドプレート31の間の部分と、ベースプレート35の右端部および左端部の背面とで、道床のバラストBを押し退けたり、かき寄せたりする。
図4A~図4Cは、まくらぎMを切断する手順の一例について説明するための図である。
バラストBなどの上に水平に置かれたまくらぎMを切断するときは、バックホウ100(図1(a)参照)を操作することにより、アタッチメント1をまくらぎMの上方に移動させる。このとき、図4Aに示すように、側面サポート36のサポート部36sを、まくらぎMの一方の側面Ms1と同一平面上に配置する。その後、可動フレーム8が開位置にある状態でアタッチメント1を下降させる。これにより、側面サポート36のサポート部36sとまくらぎMの一方の側面Ms1とが水平に対向する。このとき、側面サポート36は、まくらぎMに接触してもよいし、サポート部36sがまくらぎMの一方の側面Ms1に近接するのであれば、側面サポート36から離れていてもよい。
図5A~図5Bは、まくらぎMを把持する手順の一例について説明するための図である。
バラストBなどの上に水平に置かれたまくらぎMを把持するときは、図5Aに示すように、バックホウ100(図1(a)参照)を操作することによりアタッチメント1を下降させて、可動側グリッパー11が固定側グリッパー39から十分に離れた状態で、固定側グリッパー39のグリップ部39gを、まくらぎMの一方の側面Ms1の近傍に配置する。このとき、グリップ部39gは、まくらぎMに接触してもよいし、まくらぎMから離れていてもよい。固定側グリッパー39をまくらぎMの一方の側面Ms1の近傍に配置するとき、側面サポート36の下面をまくらぎMの上面Muに載せてもよい。
図6A~図6Iは、まくらぎMを交換する工法の一例について説明するための図である。なお、図6B~図6Fおよび図6Hでは、バラストBの図示を省略しており、図6Cでは、切断刃12をはさみのイラストで示している。
道床に敷設された木製の古いまくらぎMを撤去するときは、レールRをまくらぎMに締結する締結装置42(図6A参照)を緩める。その後、掘削部41(図3参照)を用いて、古いまくらぎMの一方の端部(図6Aでは、右端部)の周辺(図6Aに示す太い二点鎖線で囲まれた領域)からバラストBをかき出し、レールRの外側に穴を掘る(掘削工程)。これにより、道床に埋設された古いまくらぎMの端面および側面が露出する。
レールRと古いまくらぎMとの締結が解除されているので、アタッチメント1を外側に移動させると、古いまくらぎMは、アタッチメント1に引っ張られて、レールRとバラストBとの間を外側に移動する(第1引き出し工程)。図6Cは、古いまくらぎMの他方の端部(図6Cでは、左端部)が一対のレールRの間に位置するまで古いまくらぎMを外側に移動させた例を示している。これにより、古いまくらぎMの一方の端部が、道床に掘られた穴の中に入る。
本発明は、前述の実施形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
例えば、固定側グリッパー39および可動側グリッパー11でまくらぎMを把持するだけなら、まくらぎMは、コンクリートなどの木以外の材料で形成されていてもよい。
固定側グリッパー39および可動側グリッパー11の配置を変更してもよい。例えば、固定側グリッパー39をガードフレーム9の外側に配置してもよい。可動側グリッパー11のグリップ部11gを側面サポート36のサポート部36sと同一の平面上に配置してもよい。
図6A~図6Iに示す工法では、まくらぎMを一回だけ切断する例について説明したが、この工法においてまくらぎMを2回切断してもよい。アタッチメント1を用いて、図6A~図6Iに示す工法以外の工法を実施してもよい。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
Claims (5)
- バックホウのアームに取り付けおよび取り外し可能なアタッチメントであって、
木製のまくらぎの一方の側面と前記まくらぎの他方の側面とに接触することにより、前記まくらぎを把持する一対のグリッパーと、
前記まくらぎの前記一方の側面を支える側面サポートと、
前記側面サポートよりも上方に位置する回転軸まわりに前記側面サポートに対して回転可能であり、前記側面サポートの方に回転することにより、前記側面サポートに支えられた前記まくらぎを前記まくらぎに垂直な方向に切断する切断刃と、
前記一対のグリッパーを開閉させると共に、前記側面サポートに対して前記切断刃を前記回転軸まわりに回転させる少なくとも一つのアクチュエータとを備え、
前記切断刃の刃先は、前記まくらぎの前記他方の側面と前記まくらぎの上面とによって形成された前記まくらぎの角が前記まくらぎの切断開始時に嵌り、前記角に食い込む切断用凹部を含む、まくらぎ切断・把持アタッチメント。 - 前記切断刃によって切断される前記まくらぎを上から押さえる上面押さえをさらに含む、請求項1に記載のまくらぎ切断・把持アタッチメント。
- 前記切断刃は、刃先角度が前記刃先に近づくにしたがって増加した部分を含む、請求項1または2に記載のまくらぎ切断・把持アタッチメント。
- 前記一対のグリッパーは、前記切断刃が前記まくらぎの上方に位置する状態で前記まくらぎを把持するものであり、
前記切断刃の前記刃先は、前記まくらぎが前記一対のグリッパーに把持された状態で前記まくらぎの前記角のまわりに配置される把持用凹部をさらに含む、請求項1~3のいずれか一項に記載のまくらぎ切断・把持アタッチメント。 - 木製のまくらぎの一方の側面と前記まくらぎの他方の側面とに接触することにより、前記まくらぎを把持する一対のグリッパーと、前記まくらぎの前記一方の側面を支える側面サポートと、前記側面サポートよりも上方に位置する回転軸まわりに前記側面サポートに対して回転可能であり、前記側面サポートの方に回転することにより、前記側面サポートに支えられた前記まくらぎを前記まくらぎに垂直な方向に切断する切断刃と、前記一対のグリッパーを開閉させると共に、前記側面サポートに対して前記切断刃を前記回転軸まわりに回転させる少なくとも一つのアクチュエータとを備え、バックホウのアームに取り付けおよび取り外し可能なまくらぎ切断・把持アタッチメントを用いて、道床と一対のレールとの間から前記まくらぎを撤去する方法であって、
前記道床のバラストを移動させることにより、前記まくらぎの端部のまわりに穴を掘る掘削工程と、
前記一対のグリッパーによって前記一対のレールの外側で前記まくらぎを把持しながら、前記まくらぎ切断・把持アタッチメントを外側に移動させることにより、前記一対のレールの少なくとも一方が前記まくらぎの上方に位置する場所まで前記まくらぎを前記道床に沿って外側に移動させる第1引き出し工程と、
前記まくらぎを前記切断刃によって前記一対のレールの外側で切断することにより、前記まくらぎを2つの切断片に分離する切断工程と、
外側の前記切断片を前記一対のグリッパーによって把持しながら、前記まくらぎ切断・把持アタッチメントを移動させることにより、外側の前記切断片を撤去する第1撤去工程と、を含む、まくらぎ撤去方法。
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JPS6215906U (ja) * | 1985-07-16 | 1987-01-30 | ||
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