JP7303133B2 - テールゲート制御装置 - Google Patents

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本発明は、テールゲート制御装置に関する。
車両のアクチュエータを備えたテールゲートは、アクチュエータを制御することにより電動で開閉動作を行うことができるように構成されている。テールゲートのアクチュエータとして、例えば特許文献1に示すようなスピンドル方式やその他の方式のものが知られている。テールゲートのアクチュエータは、スピンドル方式が主流になりつつあるが、いずれの方式においても、内部フリクションでテールゲートを保持するように構成されたものが多い。
特開2017-031634号公報
しかし、テールゲートは、電動だけでなく手動でも開閉される場合があるので、アクチュエータの内部フリクションを高くしてテールゲートの開閉荷重を高く設定することができない。このため、テールゲートの開度が小さく全閉に近い状態では、アクチュエータがテールゲートを保持できない場合があった。挟み込みを検出してテールゲートを反転動作させた位置がテールゲートの開度が小さい状態であった場合、テールゲートが落下し勝手に閉まる場合がある。
そこで、本発明は、挟み込みを検出して反転動作を行ってもテールゲートの落下を抑えることが可能なテールゲート制御装置を提供することを目的とする。
本発明のテールゲート制御装置は、テールゲート回動動作させるアクチュエータと、障害物の挟み込みを検出するセンサユニットと、アクチュエータを制御するコントローラと、を備えている。テールゲートが開動作を行っているときにセンサユニットが障害物の挟み込みを検出すると、コントローラは、障害物の挟み込みを検出したときのテールゲートの位置が、アクチュエータがテールゲートを保持できる所定の保持位置以上であるかどうかの第1判定処理を行い、第1判定処理において、障害物の挟み込みを検出したときのテールゲートの位置が保持位置以上であると判定した場合、テールゲートが全閉方向へ規定量の反転動作をするようにアクチュエータを制御したときのテールゲートの位置が保持位置未満であるかどうかの第2判定処理を行い、第2判定処理において、テールゲートが全閉方向へ規定量の反転動作をするようにアクチュエータを制御したときのテールゲートの位置が保持位置未満であると判定した場合、テールゲートが全閉位置まで移動するようにアクチュエータを制御する。
本発明の他の態様では、コントローラは、第2判定処理において、テールゲートが全閉方向へ規定量の反転動作をするようにアクチュエータを制御したときのテールゲートの位置が保持位置以上であると判定した場合、テールゲートが全閉方向へ規定量の反転動作をするようにアクチュエータを制御する。
本発明の他の態様では、コントローラは、第1判定処理において、障害物の挟み込みを検出したときのテールゲートの位置が保持位置未満であると判定した場合、テールゲートが全閉位置まで移動するようにアクチュエータを制御する。
本発明の他の態様では、テールゲートを回動動作させるアクチュエータと、障害物の挟み込みを検出するセンサユニットと、アクチュエータを制御するコントローラと、を備えている。テールゲートが閉動作を行っているときにセンサユニットが障害物の挟み込みを検出すると、コントローラは、障害物の挟み込みを検出したときのテールゲートの位置が、アクチュエータがテールゲートを保持できる所定の保持位置未満であるかどうかの第3判定処理を行い、第3判定処理において、障害物の挟み込みを検出したときのテールゲートの位置が保持位置未満であると判定した場合、テールゲートが全開方向へ規定量の反転動作をするようにアクチュエータを制御したときのテールゲートの位置が保持位置未満であるかどうかの第4判定処理を行い、第4判定処理において、テールゲートが全開方向へ規定量の反転動作をするようにアクチュエータを制御したときのテールゲートの位置が保持位置未満であると判定した場合、テールゲートが保持位置まで移動するようにアクチュエータを制御する。
本発明の他の態様では、コントローラは、第4判定処理において、テールゲートが全開方向へ規定量の反転動作をするようにアクチュエータを制御したときのテールゲートの位置が保持位置以上であると判定した場合、テールゲートが全開方向へ規定量の反転動作をするようにアクチュエータを制御する。
本発明の他の態様では、コントローラは、第3判定処理において、障害物の挟み込みを検出したときのテールゲートの位置が保持位置以上であると判定した場合、テールゲートが全開方向へ規定量をするようにアクチュエータを制御する。
本発明の他の態様では、テールゲートを回動動作させるアクチュエータと、障害物の挟み込みを検出するセンサユニットと、テールゲートの落下を検出する落下検出センサと、アクチュエータを制御するコントローラと、を備えている。テールゲートが開動作を行っているときにセンサユニットが障害物の挟み込みを検出すると、コントローラは、テールゲートが全閉方向へ規定量の反転動作をするようにアクチュエータを制御し、反転動作の後、落下検出センサがテールゲートの落下を検出したかどうかを判定する第5判定処理を行い、第5判定処理において、落下検出センサがテールゲートの落下を検出したと判定した場合、テールゲートが全閉位置まで移動するようにアクチュエータを制御する。
本発明の他の態様では、コントローラは、第5判定処理において、落下検出センサがテールゲートの落下を検出していないと判定した場合、テールゲートが反転動作後の位置に留まるようにアクチュエータを制御する。
本発明の他の態様では、コントローラは、テールゲートを反転動作させた後、アクチュエータのモータがクローズ回路となるよう制御する。
本発明の他の態様では、テールゲートを回動動作させるアクチュエータと、障害物の挟み込みを検出するセンサユニットと、テールゲートの落下を検出する落下検出センサと、アクチュエータを制御するコントローラと、を備えている。テールゲートが閉動作を行っているときにセンサユニットが障害物の挟み込みを検出すると、コントローラは、テールゲートが全開方向へ規定量の反転動作をするようにアクチュエータを制御し、反転動作の後、落下検出センサがテールゲートの落下を検出したかどうかを判定する第6判定処理を行い、第6判定処理において、落下検出センサがテールゲートの落下を検出したと判定した場合、アクチュエータがテールゲートを保持できる所定の保持位置までテールゲートが移動するようにアクチュエータを制御する。
本発明の他の態様では、コントローラは、第6判定処理において、テールゲートが反転動作後の位置に留まるようにアクチュエータを制御する。
本発明の他の態様では、コントローラは、テールゲートを反転動作させた後、アクチュエータのモータがクローズ回路となるようにアクチュエータを制御する。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。本発明の代表的な実施の形態によれば、挟み込みを検出して反転動作を行ってもテールゲートの落下を抑えることが可能となる。
車両のテールゲートの正面図である。 図1のテールゲートの側面図である。 センサ本体の基端側を示す斜視図である。 センタ本体の先端側を示す斜視図である。 図4のA-A線に沿う断面図である。 センサ本体のブラケット本体への固定構造を示す斜視図である。 アクチュエータの構成の一例を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係るテールゲートのコントローラとその周辺の構成例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る障害物の挟み込み検出時におけるテールゲートの制御方法の一例を示すフロー図である。 本発明の実施の形態2に係るテールゲートのコントローラとその周辺の構成例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2に係る障害物の挟み込み検出時におけるテールゲートの制御方法の一例を示すフロー図である。
以下、本発明の各実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、開示はあくまでも一例にすぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更について容易に想到し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有されるものである。また、図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。
また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して、詳細な説明を適宜省略することがある。
(実施の形態1)
<車両およびテールゲート>
図1は、車両のテールゲートの正面図である。図2は、図1のテールゲートの側面図である。図3は、センサ本体の基端側を示す斜視図である。図4は、センタ本体の先端側を示す斜視図である。図5は、図4のA-A線に沿う断面図である。図6は、センサ本体のブラケット本体への固定構造を示す斜視図である。
図1および図2に示される車両10は、いわゆるハッチバックタイプの車両であり、車両10の後方側には、大きな荷物を車室内に出し入れし得る開口部11が形成されている。開口部11は、車両10の天井部の後方側に設けられたヒンジ(図示せず)を中心に回動されるテールゲート(開閉体)12により、図2の実線矢印および破線矢印のように開閉される。
また、車両10には、パワーテールゲート装置13が搭載されている。パワーテールゲート装置13は、電動でテールゲート12を開閉させる減速機付きのアクチュエータ(ACT)13aと、操作スイッチ(図示せず)から出力される操作信号に基づいてアクチュエータ13aを制御するコントローラ(ECU)13bと、障害物BLの接触による挟み込みを検出する一対のセンサユニット20と、を備えている。
図1に示すように、センサユニット20は、テールゲート12の車幅方向両側(図中左右側)にそれぞれ装着されている。具体的に述べると、一対のセンサユニット20は、テールゲート12の車幅方向両側の縁部12aの湾曲形状に沿って設けられている。つまり、一対のセンサユニット20は、縁部12aの湾曲形状に倣って湾曲状態とされ、湾曲状態のもとでテールゲート12にそれぞれ固定されている。
これにより、開口部11とテールゲート12との間において、障害物BLがセンサユニット20に接触すると、センサユニット20を形成する後述のケーブルセンサ30(図3参照)が直ぐに弾性変形される。
一対のセンサユニット20は、それぞれコントローラ13bと電気的に接続されている。ケーブルセンサ30の弾性変形時に発生する検出信号は、コントローラ13bに入力される。コントローラ13bは、センサユニット20から出力される検出信号の入力に基づき、操作スイッチの操作に依らず、閉駆動されているテールゲート12を開駆動(反転駆動)させるか、または閉駆動されているテールゲート12をその場で停止(緊急停止)させる。これにより、障害物BLの挟み込みが未然に防止される。挟み込み発生時におけるテールゲート12の制御については、後で詳しく説明する。
図3-図5に示すように、ケーブルセンサ30には、一対の電極31b、31cが設けられている。一対の電極31b、31cの先端側(図4中右側)には、抵抗Rが電気的に接続されている。これにより、ケーブルセンサ30が弾性変形されていない状態では、一対の電極31b、31cは互いに接触せず、コントローラ13bには抵抗Rの抵抗値が障害物BLの挟み込みを検出していないことを示す信号として入力される。つまり、コントローラ13bは、抵抗Rの抵抗値が入力されている場合には、障害物BLの挟み込みが無いと判断して、テールゲート12の閉駆動を継続して実行する。
これに対し、センサユニット20に障害物BLが接触して、ケーブルセンサ30が弾性変形されると、一対の電極31b、31cが互いに接触して短絡される。そうすると、コントローラ13bには、抵抗Rを介さない抵抗値(無限大)が検出信号として入力されるようになる。これらの信号から、コントローラ13bは抵抗値の変化を検出し、抵抗値の変化をトリガとしてテールゲート12を開駆動させるか、またはテールゲート12をその場で停止させる制御を実行する。
図3-図6に示すように、センサユニット20は、長尺の紐状に形成されている。センサユニット20は、障害物BL(図2参照)の接触により弾性変形されるケーブルセンサ30と、ケーブルセンサ30をテールゲート12(図1および図2参照)に固定するためのセンサブラケット(ブラケット)40と、を備えている。ケーブルセンサ30は、センサブラケット40を介して、テールゲート12の縁部12a(図1、図2参照)に沿うように設けられている。これにより、複雑な形状のテールゲート12においても、障害物BLの挟み込みを確実に防止することができる。
図5に示すように、ケーブルセンサ30は、センサ本体31と、当該センサ本体31を保持するセンサホルダ32と、を備えている。また、図3に示すように、ケーブルセンサ30の基端側には、一対の電極31b,31cの基端側が配置され、これらの電極31b,31cの基端部分には、コントローラ13b(図1および図2参照)のメス型コネクタ(図示せず)に装着されるオス型コネクタ30aが設けられている。
図5に示すように、センサ本体31は、可撓性を有する絶縁ゴム材等よりなる中空の絶縁チューブ31aを備えている。絶縁チューブ31aは外力の付加により弾性変形され、絶縁チューブ31aの径方向内側(内部)には、一対の電極31b,31cが互いに非接触の状態で螺旋状に保持されている。これらの電極31b,31cは、可撓性を有する導電ゴム等よりなる導電チューブ31dを備え、その内部には複数の銅線を束ねてなる導電線31eが設けられている。
そして、図5に示すように、絶縁チューブ31aの内径寸法は、一対の電極31b,31cの直径寸法の約3倍の大きさとなっている。言い換えれば、絶縁チューブ31aの軸心を中心に互いに対向する一対の電極31b,31cの間には、電極が約1本入る程度の微小な隙間が形成されている。
このように、絶縁チューブ31aの内部には、一対の電極31b,31cが径方向に対向配置されるとともに長手方向に螺旋状に固定され、かつ一対の電極31b,31c間には、電極が約1本入る程度の微小な隙間が確保されている。これにより、センサ本体31のどの部分が障害物BL(図2参照)により弾性変形されたとしても、略同じ条件(外力)で一対の電極31b,31cは互いに接触して短絡される。
<アクチュエータ>
図7は、アクチュエータの構成の一例を示す斜視図である。アクチュエータ13aは、モータ500を用いた送りネジ方式によって伸縮運動を行う。アクチュエータ13aは、略棒状であり、略円筒状のハウジング50A,50B,50Cと、固定部51,52と、ハーネス部53とを備える。
ハウジング50Bは、ハウジング50Aに嵌合され、ハウジング50Cは、ハウジング50Bに対して伸縮自在に装着される。固定部51,52は、アクチュエータ13aの両端に設けられている。固定部51,52には、車体およびテールゲート12に設けられるアクチュエータ用の固定ピン(図示は省略)を挿入するための開口部が形成されている。これにより、アクチュエータ13aは、固定ピンを中心として回動自在に車体およびテールゲート12に連結される。なお、アクチュエータ13aは、固定部51側が車体に連結され、固定部52側がテールゲート12に連結される。ハーネス部53は、固定部51の近傍に設けられている。
ハウジング50Aには、モータ500、ブラシホルダユニット501、減速機構部502等が収納されている。モータ500は、テールゲート12を開閉させる駆動力を出力する。本実施の形態では、モータ500として、例えばブラシ付きDCモータが用いられる。モータ500のモータシャフトは、一方がブラシホルダユニット501に挿入され、他方が減速機構部502に連結される。ブラシホルダユニット501のブラシには、コントローラ13bから駆動電流が供給される。駆動電流は、ブラシおよび整流子を介してアーマチュアのコイルに供給される。その結果、アーマチュアに電磁力が発生し、アーマチュアは、モータシャフトと共に所定の回転方向および回転数で回転する。
ブラシホルダユニット501は、モータシャフトの一端に取り付けられた図示しないセンサマグネットと、センサマグネットに対向するように設置されたセンサ基板とを備える。センサマグネットおよびセンサ基板は、モータ500の回転角度を検出するモータ軸センサとして機能する。このモータ軸センサは、モータシャフトおよびセンサマグネットが回転した際の磁気変化を検出し、その検出に応じたパルスを出力する。
減速機構部502は、例えば、遊星歯車減速機等で構成される2段構成の減速機構を備える。減速機構部502は、モータシャフトの回転を所定の減速比で減速させて出力シャフト503へ伝達する。ハウジング50B内の出力シャフト503の一端は、減速機構部502に隣接設置された軸受ホルダ504によって回転自在に支持されている。出力シャフト503は、いわゆる台形ネジである。ハウジング50B内で、出力シャフト503の周囲には、ガイドチューブおよびコイルスプリング(いずれも図示は省略)が設けられている。ガイドチューブは、インナーチューブ505の移動をガイドする。コイルスプリングは、ハウジング50B内およびハウジング50C内に延在しており、常にハウジング50Cをハウジング50Bから押し出す方向に付勢している。
ハウジング50C内には、インナーチューブ505が延在して設けられている。ハウジング50Cの端にある固定部52は、ネジ構造によってインナーチューブ505に螺合され、インナーチューブ505と一体的に固定されている。インナーチューブ505は、ガイドチューブを介してハウジング50B内に挿入されている。インナーチューブ505のハウジング50B側の端部にはナット部材が固定されている。ナット部材は、固定部52がテールゲート12に連結されている状態では、モータ500の回転軸を中心とする回転運動を行えない。これにより、ナット部材は、出力シャフト503の回転に応じて、ネジ構造を介して回転軸方向に沿って移動する。これに伴い、ナット部材に対して直接的または間接的に固定されているインナーチューブ505、固定部52およびハウジング50Cも移動する。
このような構造を備えたアクチュエータ13aでは、例えばモータ500が正方向に回転駆動されると、所定の減速比で出力シャフト503が回転し、これに応じてハウジング50Cがハウジング50Bから押し出される方向へ移動する。その結果、アクチュエータ13aが伸びて、テールゲート12は開方向へ開動作する。一方、モータ500が逆方向に回転駆動されると、ハウジング50Cがハウジング50B内へ収容される方向へ移動する。その結果、アクチュエータ13aが縮んで、テールゲート12は閉方向へ閉動作する。
<コントローラ>
図8は、本発明の実施の形態1に係るテールゲートのコントローラとその周辺の構成例を示すブロック図である。図8に示すように、コントローラ13bは、アクチュエータ13a、センサユニット20、車両の制御を行う車両制御装置600等と接続されている。また、コントローラ13bは、例えば運転席等に設けられるテールゲートのロック解除用のスイッチ110と、ケーブルを介して直接接続されてもよいし、前述の車両制御装置600を介して接続されてもよい。
コントローラ13bは、図8に示す処理ユニット101およびメモリ103等を備えている。処理ユニット101は、テールゲート12の制御に関わる信号処理を行う機能ブロックである。処理ユニット101は、駆動信号を供給してアクチュエータ13aを制御することで、テールゲート12の開動作および閉動作や、障害物BLの挟み込み検出時におけるテールゲート12の反転動作等の制御を行う。
処理ユニット101は、例えば、CPUやMPU等のプロセッサ、RAM、およびROM等を備えている。プロセッサは、メモリ103からテールゲート制御プログラムを読み出し、RAMに展開する。そして、プロセッサは、RAMから読み出したプログラムを実行することで、テールゲートの制御に必要な信号の生成等を行う。その際、プロセッサは、必要に応じてROMに格納された設定情報を用いながらプログラムの実行を行う。このように、処理ユニット101は、プロクラムを実行することで各機能ブロックを実現させる。機能ブロックとしては、例えば、テールゲート12の位置を検出する位置検出機能を実現するブロック、テールゲート12の挟み込みを検出する挟み込み検出機能を実現するブロック、テールゲート12の動作を制御する動作制御機能を実現するブロック等が挙げられる。
また、処理ユニット101は、例えば、FPGA(Field-Programmable Gate Array)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のハードウェアで構成されたものでもよいし、ハードウェアとソフトウェアとを組み合わせて構成されたものでもよい。
メモリ103は、プロセッサで実行するテールゲート制御等のプログラムを格納する不揮発性の記憶装置である。また、メモリ103は、処理ユニット101のROMに格納される設定情報等の各種情報を格納してもよい。この場合、プログラム実行時には、メモリ103に格納された設定情報が処理ユニット101のRAMに展開されてもよい。
<挟み込み検出時におけるテールゲートの制御方法>
次に、挟み込み検出時におけるテールゲートの制御方法について説明する。図9は、本発明の実施の形態1に係る障害物の挟み込み検出時におけるテールゲートの制御方法の一例を示すフロー図である。なお、図9では、挟み込みの検出時からテールゲート12の反転動作処理の完了までの処理について示されている。
ステップS10では、障害物BLの挟み込みが検出される。具体的に述べると、障害物BLがセンサユニット20に接触すると、ケーブルセンサ30の電極31b、31cが互いに接触して短絡される。これにより、検出信号がケーブルセンサ30から出力され、コントローラ13bへ入力される。コントローラ13bの処理ユニット101は、検出信号が入力されたことをトリガとして、車両10の開口部11とテールゲート12との間における障害物BLの挟み込みが発生したことを検出する。
《開動作時の処理》
次に、ステップS20では、テールゲート12が開動作中であるか閉動作中であるかが判定される。具体的に述べると、処理ユニット101は、アクチュエータ13aへ供給している駆動信号から、テールゲート12が開動作であるか閉動作であるかを判定する。処理ユニット101がテールゲート12は開動作であると判断した場合(Yes)、ステップS30が実行される。
ステップS30では、障害物BLの挟み込みが検出されたときのテールゲート12の位置(検出位置)が、テールゲート12を保持できる所定の保持位置以上であるかどうかが判定される(第1判定処理)。具体的に述べると、処理ユニット101は、障害物BLの挟み込みが検出されたときまでにアクチュエータ13aへ供給した駆動信号のパルス数(供給パルス数とも呼ぶ)から、テールゲート12の位置を認識する。
このような処理を行うため、処理ユニット101のROM、またはメモリ103には、例えば、テールゲート12を全閉位置から保持位置まで動作させるために必要な駆動信号のパルス数(基準パルス数)が格納される。あるいは、処理ユニット101のROM、またはメモリ103には、例えば、テールゲート12を全開位置や所定位置から保持位置まで動作させるために必要な駆動信号のパルス数(基準パルス数)が格納されてもよい。
供給パルス数が基準パルス数以上である場合、処理ユニット101は、テールゲート12が保持位置以上にあると判断する。一方、供給パルス数が基準パルス数より少ない場合、処理ユニット101は、テールゲート12が保持位置より低い位置にあると判断する。処理ユニット101がテールゲート12が保持位置以上であると判断した場合(Yes)、ステップS40が実行される。
ステップS40では、全閉方向への規定量の反転動作をさせたときのテールゲート12の位置が前述した保持位置未満であるかどうかが判定される(第2判定処理)。具体的に述べると、処理ユニット101は、現在(すなわち、挟み込み検出時)までにアクチュエータ13aへ供給したパルス数(供給パルス数)、および規定量の反転動作を行うために必要な駆動信号のパルス数(反転パルス数)から規定量の反転動作をさせたときのテールゲート12の位置を推定する。このような処理を行うため、処理ユニット101のROM、またはメモリ103には、規定量の反転動作を行うために必要な駆動信号の反転パルス数が格納される。処理ユニット101が全閉方向への規定量の反転動作をさせたときのテールゲート12の位置が保持位置未満であると判定した場合(Yes)、ステップS50が実行される。
ステップS50では、挟み込み検出後の処理として、テールゲート12が全閉位置まで移動される。言い換えると、反転動作を行ったとしてもアクチュエータ13aがテールゲート12を保持できず、テールゲート12が落下するおそれがある。ステップS50は、このような事態を未然に防止するためのステップである。
具体的に述べると、処理ユニット101は、テールゲート12が完全に閉じるまでアクチュエータ13aに駆動信号を供給する。処理ユニット101は、テールゲート12が完全に閉じると駆動信号の供給を停止し挟み込み検出時の処理を完了する。
ステップS50におけるテールゲート12の動作は、例えば、規定量の反転動作が行われ一旦停止した後、移動量を規定量から変更して再度移動を開始するような動作である。また、これ以外にも、テールゲート12を反転動作させたときの規定量を変更できるようにしておき、ステップS50において、一旦停止させることなくテールゲート12を移動させることができるようにしてもよい。
ステップS30において、障害物BLの挟み込みが検出されたときのテールゲート12の位置が所定の保持位置未満であると処理ユニット101が判断した場合(No)も、ステップS50が実行される。すなわち、開動作中に保持位置未満の位置で挟み込みが検出されると、全閉方向に反転動作してもテールゲート12が保持位置以上にはならない。このため、処理ユニット101は、テールゲート12を全閉位置まで移動させテールゲート12を閉じる。
一方、ステップS40において、処理ユニット101が規定量の反転動作をさせたときのテールゲート12の位置が保持位置以上であると判定した場合(No)、ステップS60が実行される。
ステップS60は、全閉方向に規定量の反転動作を行ってもアクチュエータ13aがテールゲート12を保持できる場合の処理である。したがって、ステップS60では、処理ユニット101は、障害物BLの挟み込みが検出されたときの検出位置から、テールゲート12を全閉方向に規定量移動させる。そして、処理ユニット101は、駆動信号の供給を停止し挟み込み検出時の処理を完了する。
《閉動作時の処理》
次に、テールゲート12が閉動作時に挟み込みが検出された場合の処理について説明する。ステップS20において、処理ユニット101がテールゲート12は閉動作であると判断した場合(No)、ステップS70が実行される。
ステップS70では、障害物BLの挟み込みが検出されたときのテールゲート12の位置(検出位置)が、テールゲート12を保持できる所定の保持位置未満であるかどうかが判定される(第3判定処理)。検出位置の判定についての具体例は、ステップS30と同様であるので、詳細な説明は省略する。ステップS70において、処理ユニット101がテールゲート12は保持位置未満であると判断した場合(Yes)、ステップS80が実行される。
ステップS80では、全開方向への規定量の反転動作をさせたときのテールゲート12の位置が前述した保持位置未満であるかどうかが判定される(第4判定処理)。ステップS80の処理は、ステップS40と同様であるので、詳細な説明は省略する。ステップS80において、処理ユニット101が全開方向への規定量の反転動作をさせたときのテールゲート12の位置が保持位置未満であると判定した場合(Yes)、ステップS90が実行される。
ステップS90は、全開方向への規定量の反転動作を行ってもアクチュエータ13aがテールゲート12を保持できない場合の処理である。したがって、ステップS90では、処理ユニット101は、障害物BLの挟み込みが検出されたときの検出位置から保持位置までテールゲート12を全開方向に移動させる。すなわち、ステップS90では、テールゲート12は、規定量より多く移動される。そして、処理ユニット101は、駆動信号の供給を停止し挟み込み検出時の処理を完了する。
これに対し、ステップS80において、処理ユニット101が全開方向に規定量の反転動作をさせたときのテールゲート12の位置が保持位置以上であると判定した場合(No)、ステップS100が実行される。
ステップS100は、全開方向に規定量の反転動作を行うとアクチュエータ13aがテールゲート12を保持できる場合の処理である。したがって、ステップS100では、処理ユニット101は、障害物BLの挟み込みが検出されたときの検出位置から、テールゲート12を全開方向に規定量移動させる。そして、処理ユニット101は、駆動信号の供給を停止し挟み込み検出時の処理を完了する。
一方、ステップS70において、障害物BLの挟み込みが検出されたときのテールゲート12の位置が所定の保持位置以上であると処理ユニット101が判断した場合(No)も、ステップS100が実行される。すなわち、閉動作中に保持位置以上の位置で挟み込みが検出されると、全開方向に反転動作すればテールゲート12は常に保持位置以上になる。このため、処理ユニット101は、テールゲート12を全開方向に規定量反転動作させる。
《挟み込み検出時の処理時におけるユーザによるテールゲートの操作》
挟み込み検出時の処理を実行中、ユーザがテールゲート12を操作した場合、処理ユニット101が挟み込み検出時の処理を強制的に終了し、手動でのテールゲート12の開閉が行われるようにしてもよい。ユーザによるテールゲート12の操作としては、例えば、テールゲートに設けられるドアハンドルやドアスイッチの操作等が挙げられる。
<本実施の形態による主な効果>
本実施の形態によれば、テールゲート12が開動作を行っているときにセンサユニット20が障害物BLの挟み込みを検出したとき、コントローラ13bは、障害物BLの挟み込みを検出したときのテールゲート12の位置が保持位置以上であると判定し、かつ、規定量の反転動作をさせたときのテールゲート12の位置が保持位置未満であると判定した場合、テールゲート12を全閉位置まで移動させる。
この構成によれば、反転動作後のテールゲート12の位置が保持位置となる場合でも、安定した全閉位置までテールゲート12を移動させることができるため、挟み込みを検出して反転動作を行ってもテールゲートの落下を抑えることが可能となる。また、反転動作後、無駄にテールゲート12を開け過ぎないようにできるので、テールゲート12が車両後方の壁等に接触しないようにすることが可能となる。
また、本実施の形態によれば、テールゲート12が閉動作を行っているときに前記センサユニットが前記障害物の挟み込みを検出したとき、コントローラ13bは、障害物の挟み込みを検出したときの前記テールゲートの位置が前記保持位置未満であると判定し、かつ、規定量の反転動作をさせたときの前記テールゲートの位置が前記保持位置未満であると判定した場合、テールゲート12を前記保持位置まで移動させる。
この構成によれば、反転動作後のテールゲート12の位置が保持位置となる場合でも、テールゲート12を保持位置まで移動させることができるため、挟み込みを検出して全開方向へ反転動作を行ってもテールゲートの落下を抑えることが可能となる。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2について説明する。本実施の形態では、挟み込み検出時に規定量の反転動作を行った後テールゲート12が回転した場合にさらにテールゲート12の制御が行われる。なお、以下では、前述の実施の形態と重複する箇所については原則としてその説明を省略する。
図10は、本発明の実施の形態2に係るテールゲートのコントローラとその周辺の構成例を示すブロック図である。図10は、図8と類似しており、図8に回転センサ(落下検出センサ)200が追加されている。回転センサ200は、テールゲート12の落下(回転)を検出するセンサである。回転センサ200は、主に挟み込み検出時における処理の実行時に用いられるが、これ以外の時に用いてもよい。本実施の形態における回転センサ200は、特定のものに限定されるものではなく、例えば、磁電変換素子を用いたものや、重力センサ等を用いることができる。
回転センサ200は、テールゲート12の回転を検出すると、回転検出信号をコントローラ13bへ出力する。処理ユニット101は、回転検出信号が入力されることでテールゲート12の回転を検出し、回転検出信号に基づきテールゲート12の制御を行う。
<挟み込み検出時におけるテールゲートの制御方法>
次に、本実施の形態での挟み込み検出時におけるテールゲートの制御方法について説明する。図11は、本発明の実施の形態2に係る障害物の挟み込み検出時におけるテールゲートの制御方法の一例を示すフロー図である。なお、図11では、挟み込みの検出時からテールゲート12の反転動作処理の完了までの処理について示されている。
ステップS210では、障害物BLの挟み込みが検出される。ステップS210は、図9のステップS10と同様であるので説明は省略する。
ステップS220では、テールゲート12が規定量反転動作される。具体的に述べると、処理ユニット101は、まず、図9のステップS20と同様の処理を行い、テールゲート12が開動作中であるか閉動作中であるかを判定する。テールゲート12が開動作中であると判定した場合、処理ユニット101は、テールゲート12を全閉方向に規定量反転動作を行う。この場合の反転動作は、例えば図9のステップS60と同様である。
一方、テールゲート12が閉動作中であると判定した場合、処理ユニット101は、テールゲート12を全開方向に規定量反転動作を行う。この場合の反転動作は、例えば図9のステップS100と同様である。いずれかの反転動作が行われると、ステップS230が行われる。
ステップS220における反転動作の際、処理ユニット101は、テールゲート12を規定量反転動作させた後、モータ500がクローズ回路になるようアクチュエータ13aを制御する。これにより、テールゲート12の惰走が抑えられ、惰走によりテールゲート12が勝手に閉まる、あるいは勝手に開くような状況の発生が抑えられる。また、後述するステップS230におけるテールゲート12の落下の検出を短時間で行うことが可能となる。
ステップS230では、規定量反転動作後におけるテールゲート12の落下が検出されたどうかが判定される(第5判定処理、第6判定処理)。具体的に述べると、ステップS220の規定量反転動作が完了すると、処理ユニット101は、回転センサ200にセンサ駆動信号を出力する。回転センサ200は、センサ駆動信号の入力によりテールゲート12の落下(すなわちテールゲート12の回転)の検出を開始する。そして、回転センサ200がテールゲート12の回転を検出すると、コントローラ13bへ回転検出信号を出力する。処理ユニット101は、回転検出信号が入力されることでテールゲート12の回転を検出することができる。
あるいは、回転センサ200が挟み込み検出前から駆動している場合には、ステップS220の反転動作完了時より後に入力される回転検出信号によりテールゲート12の回転を検出することとなる。ステップS230において、テールゲート12の落下が検出されたと判定されると(Yes)、ステップS240が実行される。
ステップS240では、テールゲート12が開動作中であるか閉動作中であるかが判定される。ただし、ステップS240では、ステップS220における判定結果を援用することができる。このため、ステップS220における判定結果は、処理ユニット101内のRAMやROM、あるいはメモリ103に格納されることが望ましい。ステップS220における判定結果が格納される場合には、ステップS240は適宜省略することが可能である。テールゲート12が開動作中である場合(Yes)、ステップS250が実行される。
ステップS250は、全閉方向に反転動作された後のテールゲート12の位置が所定の保持位置未満である場合の処理である。ステップS250では、図9のステップS50と同様、テールゲート12が全閉位置まで移動される。そして、処理ユニット101は、駆動信号の供給を停止し挟み込み検出時の処理を完了する。
一方、ステップS240において、テールゲート12が閉動作中であると判定された場合(No)、ステップS260が実行される。
ステップS260は、全開方向に反転動作された後のテールゲート12の位置が所定の保持位置未満である場合の処理である。ステップS260では、図9のステップS90と同様、テールゲート12が規定量よりさらに移動量が増加し、保持位置まで移動される。そして、処理ユニット101は、駆動信号の供給を停止し挟み込み検出時の処理を完了する。
また、ステップS230において、テールゲート12の落下が検出されていないと判定されると(No)、ステップS270が実行される。ステップS270は、規定量反転動作後のテールゲート12の位置が所定の保持位置以上である場合の処理である。ステップS270では、テールゲート12の更なる移動(反転動作)は行われず、テールゲート12は、ステップS220による反転動作後の位置に留まることとなる。そして、処理ユニット101は、駆動信号の供給を停止し挟み込み検出時の処理を完了する。
《挟み込み検出時の処理時におけるユーザによるテールゲートの操作》
本実施の形態においても、挟み込み検出時の処理を実行中、ユーザがテールゲート12を操作した場合、処理ユニット101が挟み込み検出時の処理を強制的に終了し、手動でのテールゲート12の開閉が行われるようにしてもよい。
<本実施の形態による主な効果>
本実施の形態によれば、テールゲート12が開動作を行っているときにセンサユニット20が障害物BLの挟み込みを検出した後の反転動作後、コントローラ13bは、回転センサ200がテールゲート12の落下を検出したと判定した場合、テールゲート12を全閉位置まで移動させる。この構成によれば、コントローラ13bにおける判定処理を削減しつつ、安定した全閉位置までテールゲート12を移動させ、テールゲート12の落下を抑えることができる。
また、本実施の形態によれば、テールゲート12が閉動作を行っているときにセンサユニット20が障害物BLの挟み込みを検出した後の反転動作後、コントローラ13bは、回転センサ200がテールゲート12の落下を検出したと判定した場合、テールゲート12を保持位置まで移動させる。この構成においても、コントローラ13bにおける判定処理を削減しつつ、安定した保持位置までテールゲート12を移動させ、テールゲート12の落下を抑えることができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
12…テールゲート、13a…アクチュエータ、13b…コントローラ、20…センサユニット、30…ケーブルセンサ、101…処理ユニット、103…メモリ、200…回転センサ、BL…障害物

Claims (12)

  1. テールゲートを回動動作させるアクチュエータと、
    障害物の挟み込みを検出するセンサユニットと、
    前記アクチュエータを制御するコントローラと、
    を備え、
    前記テールゲートが開動作を行っているときに前記センサユニットが前記障害物の挟み込みを検出すると、
    前記コントローラは、前記障害物の挟み込みを検出したときの前記テールゲートの位置が、前記アクチュエータが前記テールゲートを保持できる所定の保持位置以上であるかどうかの第1判定処理を行い、前記第1判定処理において、前記障害物の挟み込みを検出したときの前記テールゲートの位置が前記保持位置以上であると判定した場合、前記テールゲートが全閉方向へ規定量の反転動作をするように前記アクチュエータを制御したときの前記テールゲートの位置が前記保持位置未満であるかどうかの第2判定処理を行い、前記第2判定処理において、前記テールゲートが前記全閉方向へ前記規定量の反転動作をするように前記アクチュエータを制御したときの前記テールゲートの位置が前記保持位置未満であると判定した場合、前記テールゲートが全閉位置まで移動するように前記アクチュエータを制御することを特徴とする、
    テールゲート制御装置。
  2. 前記コントローラは、前記第2判定処理において、前記テールゲートが前記全閉方向へ前記規定量の反転動作をするように前記アクチュエータを制御したときの前記テールゲートの位置が前記保持位置以上であると判定した場合、前記テールゲートが前記全閉方向へ前記規定量の反転動作をするように前記アクチュエータを制御することを特徴とする、
    請求項1に記載のテールゲート制御装置。
  3. 前記コントローラは、前記第1判定処理において、前記障害物の挟み込みを検出したときの前記テールゲートの位置が前記保持位置未満であると判定した場合、前記テールゲートが前記全閉位置まで移動するように前記アクチュエータを制御することを特徴とする、
    請求項1に記載のテールゲート制御装置。
  4. テールゲートを回動動作させるアクチュエータと、
    障害物の挟み込みを検出するセンサユニットと、
    前記アクチュエータを制御するコントローラと、
    を備え、
    前記テールゲートが閉動作を行っているときに前記センサユニットが前記障害物の挟み込みを検出すると、
    前記コントローラは、前記障害物の挟み込みを検出したときの前記テールゲートの位置が、前記アクチュエータが前記テールゲートを保持できる所定の保持位置未満であるかどうかの第3判定処理を行い、前記第3判定処理において、前記障害物の挟み込みを検出したときの前記テールゲートの位置が前記保持位置未満であると判定した場合、前記テールゲートが全開方向へ規定量の反転動作をするように前記アクチュエータを制御したときの前記テールゲートの位置が前記保持位置未満であるかどうかの第4判定処理を行い、前記第4判定処理において、前記テールゲートが前記全開方向へ前記規定量の反転動作をするように前記アクチュエータを制御したときの前記テールゲートの位置が前記保持位置未満であると判定した場合、前記テールゲートが前記保持位置まで移動するように前記アクチュエータを制御することを特徴とする、
    テールゲート制御装置。
  5. 前記コントローラは、前記第4判定処理において、前記テールゲートが前記全開方向へ前記規定量の反転動作をするように前記アクチュエータを制御したときの前記テールゲートの位置が前記保持位置以上であると判定した場合、前記テールゲートが前記全開方向へ前記規定量の反転動作をするように前記アクチュエータを制御することを特徴とする、
    請求項4に記載のテールゲート制御装置。
  6. 前記コントローラは、前記第3判定処理において、前記障害物の挟み込みを検出したときの前記テールゲートの位置が前記保持位置以上であると判定した場合、前記テールゲートが前記全開方向へ前記規定量をするように前記アクチュエータを制御することを特徴とする、
    請求項4に記載のテールゲート制御装置。
  7. テールゲートを回動動作させるアクチュエータと、
    障害物の挟み込みを検出するセンサユニットと、
    前記テールゲートの落下を検出する落下検出センサと、
    前記アクチュエータを制御するコントローラと、
    を備え、
    前記テールゲートが開動作を行っているときに前記センサユニットが前記障害物の挟み込みを検出すると、
    前記コントローラは、前記テールゲートが全閉方向へ規定量の反転動作をするように前記アクチュエータを制御し、前記反転動作の後、前記落下検出センサが前記テールゲートの落下を検出したかどうかを判定する第5判定処理を行い、前記第5判定処理において、前記落下検出センサが前記テールゲートの落下を検出したと判定した場合、前記テールゲートが全閉位置まで移動するように前記アクチュエータを制御することを特徴とする、
    テールゲート制御装置。
  8. 前記コントローラは、前記第5判定処理において、前記落下検出センサが前記テールゲートの落下を検出していないと判定した場合、前記テールゲートが前記反転動作後の位置に留まるように前記アクチュエータを制御することを特徴とする、
    請求項7に記載のテールゲート制御装置。
  9. 前記コントローラは、前記テールゲートを前記反転動作させた後、前記アクチュエータのモータがクローズ回路となるように前記アクチュエータを制御することを特徴とする、
    請求項7に記載のテールゲート制御装置。
  10. テールゲートを回動動作させるアクチュエータと、
    障害物の挟み込みを検出するセンサユニットと、
    前記テールゲートの落下を検出する落下検出センサと、
    前記アクチュエータを制御するコントローラと、
    を備え、
    前記テールゲートが閉動作を行っているときに前記センサユニットが前記障害物の挟み込みを検出すると、
    前記コントローラは、前記テールゲートが全開方向へ規定量の反転動作をするように前記アクチュエータを制御し、前記反転動作の後、前記落下検出センサが前記テールゲートの落下を検出したかどうかを判定する第6判定処理を行い、前記第6判定処理において、前記落下検出センサが前記テールゲートの落下を検出したと判定した場合、前記アクチュエータが前記テールゲートを保持できる所定の保持位置まで前記テールゲートが移動するように前記アクチュエータを制御することを特徴とする、
    テールゲート制御装置。
  11. 前記コントローラは、前記第6判定処理において、前記落下検出センサが前記テールゲートの落下を検出していないと判定した場合、前記テールゲートが前記反転動作後の位置に留まるように前記アクチュエータを制御することを特徴とする、
    請求項10に記載のテールゲート制御装置。
  12. 前記コントローラは、前記テールゲートを前記反転動作させた後、前記アクチュエータのモータがクローズ回路となるように前記アクチュエータを制御することを特徴とする、
    請求項10に記載のテールゲート制御装置。
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