JP7303117B2 - ポリアミドポリマー組成物 - Google Patents

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Description

関連出願の相互参照
本出願は、2017年5月3日に出願された米国仮特許出願第62/500684号及び2017年6月13日に出願された欧州特許出願公開第17175634.9号に対する優先権を主張するものであり、これらの出願のそれぞれの全内容は、あらゆる目的のために参照により本明細書に援用される。
本発明は、非晶性ポリエステルコポリマー及び半結晶性ポリアミドポリマーを含有するブレンドと、エポキシ官能化衝撃改質剤とを含むポリマー組成物に関する。本発明は、そのようなポリマー組成物を含む携帯用電子デバイス構成部品にも関する。
非晶性ポリマーと半結晶性ポリマーとのブレンドを含むポリマー組成物は、多様なアプリケーション設定において魅力的である。例えば、それらの減量、高い衝撃性能及び高い耐化学薬品性のため、非晶性ポリマーと半結晶性ポリマーとのブレンドを含むポリマー組成物は、携帯用電子デバイスアプリケーション及び多様な他のアプリケーション設定にとってとりわけ魅力的である。
ポリマー組成物であって、(i)非晶性ポリエステルコポリマー及び半結晶性ポリアミドポリマーを含有するポリマーブレンド(「ポリエステル/ポリアミドブレンド」)と、(ii)1重量パーセント(重量%)~5重量%のエポキシ官能化衝撃改質剤と、任意選択的に(iii)1種以上の添加剤とを含むポリマー組成物が本明細書に記載される。意外にも、ポリエステル/ポリアミドブレンドを含むポリマー組成物への特定の量のエポキシ官能化衝撃改質剤の組み込みは、非エポキシ官能化衝撃改質剤を組み込んだ対応するポリマー組成物又は衝撃改質剤を含まない対応するポリマー組成物と比べて大幅に改善された衝撃性能を提供することが見出された。少なくとも部分的に、大幅に改善された衝撃性能及び優れた耐化学薬品性のため、本明細書に記載されるポリマー組成物は、携帯用電子アプリケーション設定を含むが、それらに限定されない多様なアプリケーション設定に組み込まれ得る。
非晶性ポリエステルコポリマーと半結晶性ポリアミドポリマーとのブレンドを含むポリマー組成物は、多様なアプリケーション設定において魅力的である。特に、ポリエステル/ポリアミドブレンドは、非晶性ポリエステルコポリマー及び半結晶性ポリアミドポリマーの両方の有益な特性を利用して、それらのそれぞれの欠陥に対処することができる。例えば、非晶性ポリエステルコポリマーは、一般に、半結晶性ポリアミドポリマーと比べてより大きい衝撃性能を有するが、同時により低い耐化学薬品性を有する。他方では、半結晶性ポリアミドポリマーは、一般に、非晶性ポリエステルコポリマーと比べて改善された耐化学薬品性を有するが、低下した衝撃性能も有する。しかしながら、ポリエステル/ポリアミドブレンドは、魅力的である一方、非晶性ポリエステルコポリマーの衝撃性能は、著しく損なわれ、極めて不十分な衝撃性能を有するポリエステル/ポリアミドブレンドをもたらす。
意外にも、ポリエステル/ポリアミドブレンドを含有するポリマー組成物への特定の量のエポキシ官能化衝撃改質剤の添加は、大幅に改善された衝撃性能をもたらすことが見出された。下の実施例において実証されるように、衝撃性能を増加させるためのポリエステル/ポリアミドブレンドを含むポリマー組成物への非エポキシ官能化衝撃改質剤の添加は、ブレンドの衝撃性能を大幅に改善しなかった。それどころか、ポリエステル/ポリアミドブレンドと非エポキシ官能化衝撃改質剤とを含むポリマー組成物は、衝撃改質剤を含まない対応するポリマー組成物と比べて類似の又は低下した衝撃性能を有した(下の実施例を参照されたい)。意外にも、ポリエステル/ポリアミドブレンドを含むポリマー組成物への特定の量のエポキシ官能化衝撃改質剤の添加は、ポリマー組成物の衝撃性能を大幅に改善することが発見された。
ポリエステル/ポリアミドブレンド
本明細書における対象のあるポリマー組成物は、ポリエステル/ポリアミドブレンドを含む。ポリエステル/ポリアミドブレンドは、非晶性ポリエステルコポリマー及び半結晶性ポリアミドポリマーを含有する。
いくつかの実施形態において、以下に記載されるような非晶性ポリエステルコポリマーは、少なくとも65重量%、好ましくは少なくとも70重量%、最も好ましくは少なくとも75重量%の濃度で存在する。さらに又は代わりに、非晶性ポリエステルコポリマーの濃度は、95重量%以下、好ましくは93重量%、より好ましくは90重量%、最も好ましくは85重量%以下である。本明細書で用いる場合、重量%は、特に明記しない限り、ポリマー組成物の総重量に対するものである。いくつかの実施形態において、ポリエステル/ポリアミドブレンドは、それぞれ以下に記載されるような複数の別個の非晶性ポリエステルコポリマーを含むことができる。そのような実施形態において、複数の別個の非晶性ポリエステルコポリマーの全濃度は、上に記載された範囲内にある。
いくつかの実施形態において、半結晶性ポリアミドポリマーは、少なくとも5重量%、好ましくは少なくとも10重量%、最も好ましくは少なくとも15重量%の濃度で存在する。さらに又は代わりに、半結晶性ポリアミドポリマーの濃度は、25重量%以下、好ましくは20重量%以下である。いくつかの実施形態において、ポリエステル/ポリアミドブレンドは、以下に記載されるような複数の別個の半結晶性ポリアミドポリマーを含むことができる。そのような実施形態において、複数の別個の半結晶性ポリアミドポリマーの全濃度は、上に記載されたそれぞれの範囲内にある。
非晶性ポリエステルコポリマー
本明細書で用いる場合、ポリエステルコポリマーは、ポリエステルコポリマー中の繰り返し単位の総数に対して少なくとも50モル%の合計濃度で2つの別個の繰り返し単位(RPE1)及び(RPE2)を含有する任意のポリマーであって、各繰り返し単位(RPE1)及び(RPE2)は、少なくとも1つのエステル基(-C(=O)-O-)と、1~20個の炭素原子を有する少なくとも1つの脂環式基とを含む、ポリマーを意味する。さらに、非晶性ポリエステルコポリマーは、1グラム当たり5ジュール(「J/g」)未満の融解熱(「ΔH」)を有するポリエステルコポリマーを意味する。ΔHは、窒素雰囲気中において20℃/分の加熱及び冷却速度で示差走査熱量測定法(「DSC」)を用いるASTM D3418標準方法に従って第2加熱走査から測定することができる。いくつかの実施形態において、繰り返し単位(RPE1)及び(RPE2)の合計濃度は、非晶性ポリエステルコポリマー中の繰り返し単位の総数に対して少なくとも60モル%、少なくとも70モル%、少なくとも80モル%、少なくとも90モル%、少なくとも95モル%、少なくとも99モル%又は少なくとも99.9モル%である。
いくつかの実施形態において、繰り返し単位(RPE1)及び(RPE2)は、それぞれ以下の2つの式:
Figure 0007303117000001
(式中、R~Rは、それぞれの位置において、ハロゲン、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、エーテル、チオエーテル、カルボン酸、エステル、アミド、イミド、アルカリ又はアルカリ土類金属スルホネート、アルキルスルホネート、アルカリ又はアルカリ土類金属ホスホネート、アルキルホスホネート、アミン及び第四級アンモニウムからなる群から独立して選択され;iは、1~10の整数であり;i及びiは、1~4の独立して選択される整数であり;iは、各場合において、0~2の独立して選択される整数であり;及びnは、1~6、好ましくは2の整数である)
によって表される。好ましくは、i、i、i及び各iは、ゼロである。最も好ましくは、i、i、i及び各iは、ゼロであり、及びnは、2である。明確にするために、下付き文字がゼロである場合、対応する部分は、置換されていない。例えば、式(2)に言及すると、nが2であり、1つのiが0であり、及び他のiが1である場合、基-O-(CR i3-O-は、-O-CH-CHR-O-によって表すことができる。別の例として及び再び式(2)に言及すると、iが2である場合、対応するベンジル環上の炭素は、対応するベンジル環上の残りの2個の炭素が水素原子に結合した状態で2つの-CO-基及び2つの独立して選択されるR基のそれぞれに結合している。
いくつかの実施形態において、繰り返し単位(RPE1)及び(RPE2)は、それぞれ以下の2つの式:
Figure 0007303117000002
によって表される。
好ましくは、i、i、i及び各iは、ゼロである。最も好ましくは、i、i、i及び各iは、ゼロであり、及びnは、2である。繰り返し単位(RPE1)及び(RPE2)が式(3)及び(4)によってそれぞれ表されるいくつかの実施形態において、繰り返し単位(RPE1)対繰り返し単位(RPE2)((RPE1):(RPE2))のモル比は、>0.5である(「PCTg」)。繰り返し単位(RPE1)及び(RPE2)が式(3)及び(4)によってそれぞれ表される代替的な実施形態において、(RPE1):(RPE2)は、<0.5である(「PETg」)。
いくつかの実施形態において、繰り返し単位(RPE1)及び(RPE2)は、それぞれ以下の2つの式:
Figure 0007303117000003
(式中、R~R16は、それぞれの位置において、ハロゲン、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、エーテル、チオエーテル、カルボン酸、エステル、アミド、イミド、アルカリ又はアルカリ土類金属スルホネート、アルキルスルホネート、アルカリ又はアルカリ土類金属ホスホネート、アルキルホスホネート、アミン及び第四級アンモニウムからなる群から独立して選択され;i、i、i11及びi12は、それぞれの位置において、0~2の独立して選択される整数であり;i及びi13は、0~4の独立して選択される整数であり;i10は、0~6の整数であり;i16は、0~10の整数であり;及びm、p、q、r、s、t、u及びvは、0~20、好ましくは0~10の独立して選択される整数である)
によって表される。好ましくは、i~i16は、それぞれの位置において、0であり;m及びpは、等しく;q及びrは、等しく;s及びtは、等しく;且つu及びvは、等しい。最も好ましくは、さらに、m=p=0であり;q=r=0であり;s=t=0であり;及びu=v=1である。
いくつかの実施形態において、繰り返し単位(RPE1)及び(RPE2)は、それぞれ以下の2つの式:
Figure 0007303117000004
によって表される。
好ましくは、i~i16は、それぞれの位置において、0であり;m及びpは、等しく;q及びrは、等しく;s及びtは、等しく;且つu及びvは、等しい。最も好ましくは、さらに、m=p=0であり;q=r=0であり;s=t=0であり;及びu=v=1である。
いくつかの実施形態において、非晶性ポリエステルポリマーは、少なくとも60℃、好ましくは少なくとも70℃、より好ましくは少なくとも75℃、最も好ましくは少なくとも80℃のガラス転移温度を有する。いくつかの実施形態において、さらに又は代わりに、非晶性ポリエステルポリマーは、120℃以下、好ましくは110℃以下、より好ましくは100℃以下、さらにより好ましくは95℃以下、最も好ましくは95℃以下のガラス転移温度を有する。ガラス転移温度は、窒素雰囲気中において20℃/分の加熱及び冷却速度でDSCを用いるASTM D3418標準方法に従って第2加熱走査から測定することができる。
いくつかの実施形態において、非晶性ポリエステルポリマーは、少なくとも4,000g/モル、好ましくは少なくとも5,000g/モルの数平均分子量を有する。いくつかの実施形態において、さらに又は代わりに、非晶性ポリエステルポリマーは、最大で14,000g/モル、好ましくは最大で10,000g/モルの数平均分子量を有することができる。いくつかの実施形態において、非晶性ポリエステルポリマーは、少なくとも10,000g/モルの重量平均分子量を有する。いくつかの実施形態において、さらに又は代わりに、非晶性ポリエステルポリマーは、最大で25,000g/モル、好ましくは最大で20,000g/モルの重量平均分子量を有する。重量平均分子量は、屈折率検出器及びヘキサフルオロイソプロパノール(「HFIP」)と併せて、ポリフタルアミド標準を使用するゲル浸透クロマトグラフィー(「GPC」)を用いて測定することができる。
上に言及されたように、いくつかの実施形態において、ポリエステル/ポリアミドブレンドは、複数の別個の非晶性ポリエステルコポリマーを含むことができる。そのような実施形態において、それぞれの非晶性ポリエステルコポリマーは、非晶性ポリエステルコポリマー中の繰り返し単位の総モル数に対して少なくとも50モル%、少なくとも60モル%、少なくとも70モル%、少なくとも80モル%、少なくとも90モル%、少なくとも95モル%、少なくとも99モル%又は少なくとも99.9モル%の、上に記載されたような別個の繰り返し単位(RPE1)又は(RPE2)を含む。さらに、別個の非晶性ポリエステルコポリマーのそれぞれの融点及び平均分子量は、上に記載された範囲内にある。
半結晶性ポリアミド
本明細書で用いる場合、ポリアミドポリマーは、ポリアミド中の繰り返し単位の総モル数に対して少なくとも50モル%の繰り返し単位(RPA)を含有する任意のポリマーであって、繰り返し単位(RPA)は、少なくとも1つのアミド基(-CONH-)を含む、ポリマーを意味する。さらに、半結晶性ポリアミドは、少なくとも5J/gの融解熱を有するポリアミドポリマーを意味する。いくつかの実施形態において、半結晶性ポリアミドポリマーは、ポリアミドポリマー中の繰り返し単位の総モル数に対して少なくとも60モル%、少なくとも70モル%、少なくとも80モル%、少なくとも90モル%、少なくとも95モル%、少なくとも99モル%又は少なくとも99.9モル%の繰り返し単位(RPA)を含有する。
いくつかの実施形態において、繰り返し単位(RPA)は、以下の式の群:
Figure 0007303117000005
(式中、R17~R24は、それぞれの位置において、アルキル、アリール、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルケトン、アリールケトン、フルオロアルキル、フルオロアリール、ブロモアルキル、ブロモアリール、クロロアルキル、クロロアリール、アルキルスルホン、アリールスルホン、アルキルアミド、アリールアミド、アルキルエステル、アリールエステル、フッ素、塩素及び臭素からなる群から独立して選択され;i17、i19、i20、i21、i23及びi24は、それぞれの位置において、0~2の独立して選択される整数であり;i18及びi22は、0~4の独立して選択される整数であり;n’及びm’は、4~12、好ましくは4~10、より好ましくは4~8、最も好ましくは6の独立して選択される整数であり;r’及びs’は、4~18、好ましくは4~12、より好ましくは4~10、さらにより好ましくは4~8、最も好ましくは6の独立して選択される整数であり;p’及びq’は、1~6、好ましくは1の独立して選択される整数である)
から選択される式によって表される。ある位置において存在する場合、R17~R24は、好ましくは、式-(CHt’CH(式中、t’は、0~5、好ましくは0~2、より好ましくは0~1の整数である)によって独立して表されるアルキルであり、最も好ましくは、qは、ゼロである。
いくつかの実施形態において、繰り返し単位(RPA)は、以下の式:
Figure 0007303117000006
によって表される。
いくつかのそのような実施形態において、i18は、ゼロであり、及び各i17は、ゼロである。さらに又は代わりに、n’は、好ましくは、4~10、より好ましくは4~8、最も好ましくは6である。いくつかの実施形態において、繰り返し単位(RPA)は、以下の式:
Figure 0007303117000007
によって表される。
いくつかのそのような実施形態において、i22は、ゼロであり、及び各i19、i20及びi21は、ゼロである。さらに又は代わりに、p’及びq’は、1であることができ、及びm’は、好ましくは、4~10、より好ましくは4~8、最も好ましくは6である。いくつかの実施形態において、繰り返し単位(RPA)は、式(11)(式中、各i23及びi24は、ゼロである)によって表される。いくつかのそのような実施形態において、r’及びs’は、4~18、好ましくは4~12、より好ましくは4~10、さらにより好ましくは4~8、最も好ましくは6の独立して選択される整数である。
いくつかの実施形態において、半結晶性ポリアミドポリマーは、少なくとも220℃、好ましくは少なくとも230℃の融点を有する。さらに又は代わりに、半結晶性ポリアミドポリマーは、最大で350℃、最大で340℃、最大で330℃又は最大で320℃の融点を有する。溶融温度は、窒素雰囲気中において20℃/分の加熱及び冷却速度でDSCを用いるASTM D3418標準方法に従って第2加熱走査から測定することができる。
いくつかの実施形態において、半結晶性ポリアミドポリマーは、Tm+15℃の温度(Tmは、芳香族ポリアミドの融解温度である)においてフェノール/テトラクロロエタン60/40(wt/wt)混合物中で測定されるときに0.95未満、好ましくは0.90未満、より好ましくは0.85未満、さらにより好ましくは0.80未満、最も好ましくは0.75未満の固有粘度を有する。
いくつかの実施形態において、半結晶性ポリアミドポリマーは、少なくとも4,000g/モル、好ましくは少なくとも5,000g/モル、最も好ましくは少なくとも10,000g/モルの数平均分子量を有する。いくつかの実施形態において、さらに又は代わりに、半結晶性ポリアミドポリマーは、最大で35,000g/モル、好ましくは最大で25,000g/モル、最も好ましくは最大で20,000g/モルの数平均分子量を有することができる。いくつかの実施形態において、半結晶性ポリアミドポリマーは、少なくとも20,000g/モル、好ましくは少なくとも30,000g/モルの重量平均分子量を有する。いくつかの実施形態において、さらに又は代わりに、半結晶性ポリアミドポリマーは、最大で65,000g/モル、好ましくは最大で50,000g/モルの重量平均分子量を有する。重量平均分子量は、上に記載されたようにGPCを用いて測定することができる。
上に言及されたように、いくつかの実施形態において、ポリエステル/ポリアミドブレンドは、複数の別個の半結晶性ポリアミドポリマーを含むことができる。そのような実施形態において、それぞれの半結晶性ポリアミドポリマーは、半結晶性ポリアミドポリマー中の繰り返し単位の総モル数に対して少なくとも50モル%、少なくとも60モル%、少なくとも70モル%、少なくとも80モル%、少なくとも90モル%、少なくとも95モル%、少なくとも99モル%又は少なくとも99.9モル%の、上に記載されたような別個の繰り返し単位(RPA)を含む。さらに、別個の半結晶性ポリアミドポリマーのそれぞれの融点及び平均分子量は、上に記載された範囲内にある。
エポキシ官能化衝撃改質剤
ポリエステル/ポリアミドブレンドに加えて、本ポリマー組成物は、エポキシ官能化衝撃改質剤を含有する。上に言及されたように、意外にも、ポリエステル/ポリアミドブレンドを含むポリマー組成物へのエポキシ官能化衝撃改質剤の組み込みは、大幅に改善された衝撃性能を提供することが発見された。
エポキシ官能化衝撃改質剤は、それぞれ以下の式:
Figure 0007303117000008
(式中、R25~R28は、水素又は1~12個の炭素原子、好ましくは1~6個の炭素原子を有するアルキル基からなる群から独立して選択される)
によって表される繰り返し単位(R)及び(R)を含有する。好ましくは、R25~R28のいずれかがアルキル基である場合、それは、メチル基、エチル基及びプロピル基、好ましくはメチル基から選択される。いくつかの実施形態において、繰り返し単位(R)の数及び繰り返し単位(R)の数は、1~35の独立して選択される整数である。さらに又は代わりに、繰り返し単位(R)及び(R)の総数は、10~70、好ましくは15~60であることができる。
いくつかの実施形態において、エポキシ官能化衝撃改質剤は、以下の式:
Figure 0007303117000009
(式中、R29は、水素又は1~12個の炭素原子、好ましくは1~6個の炭素原子を有するアルキル基からなる群から選択される)
によって表される繰り返し単位(R)をさらに含有する。好ましくは、R29がアルキル基である場合、それは、メチル基、エチル基及びプロピル基、好ましくはメチル基から選択される。R30は、1~12個の炭素原子、好ましくは1~6個の炭素原子を含有するアルキル基である。好ましくは、R30は、メチル基、エチル基又はプロピル基、最も好ましくはメチル基である。エポキシ官能化衝撃改質剤が繰り返し単位(R)をさらに含有するいくつかの実施形態において、繰り返し単位(R)の数、繰り返し単位(R)の数及び繰り返し単位(R)の数は、1~20の独立して選択される整数である。好ましくは、繰り返し単位(R)及び(R)の総数は、10よりも大きく、繰り返し単位(R)の数は、3よりも大きい。
エポキシ官能化衝撃改質剤の濃度は、1重量%~5重量%、好ましくは2重量%~4重量%である。実施例において実証されるように、ポリマー組成物の衝撃性能の意外な改善は、1重量%未満のエポキシ官能化衝撃改質剤濃度では観察されない。
添加剤
いくつかの実施形態において、本ポリマー組成物は、1種以上の添加剤をさらに含む。1種以上の添加剤には、UV吸収剤;タルク、雲母、ウォラストナイト及びカオリンを含むが、これらに限定されない無機充填剤;光及び熱安定剤;酸化防止剤;潤滑剤;加工助剤;可塑剤;流動性改良剤;難燃剤;TiO2、カーボンブラック、硫化亜鉛、硫酸バリウム、酸化亜鉛及び酸化第二鉄を含むが、それらに限定されない顔料、染料及び着色剤;帯電防止剤;増量剤;並びに金属不活性化剤が含まれるが、それらに限定されない。存在する場合、1種以上の添加剤の全濃度は、少なくとも0重量%、好ましくは少なくとも0.5重量%、最も好ましくは少なくとも1重量%である。さらに又は代わりに、添加剤の全濃度は、20重量%以下、好ましくは15重量%以下、より好ましくは10重量%以下、なお一層より好ましくは5重量%以下、さらにより好ましくは4重量%以下、最も好ましくは3重量%以下であることができる。
携帯用電子デバイス構成部品
本明細書に記載されるポリマー組成物は、携帯用電子デバイス構成部品に有利に組み込むことができる。本明細書で用いる場合、「携帯用電子デバイス」は、様々な場所で便利に運ばれ且つ使用されることを意図される電子デバイスを意味する。携帯用電子デバイスには、携帯電話、パーソナルデジタルアシスタント(「PDA」)、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、ウェアラブルコンピューティングデバイス(例えば、スマートウォッチ、スマートグラス等)、カメラ、ポータブルオーディオプレーヤー、ポータブルラジオ、全地球側位システム受信機及びポータブルゲームコンソールが含まれ得るが、それらに限定されない。
いくつかの実施形態において、携帯用電子デバイス構成部品の少なくとも一部分は、携帯用電子デバイスの外部環境に暴露され得る(例えば、構成部品の少なくとも一部分は、携帯用電子デバイスの外の環境と接する)。例えば、デバイス構成部品の少なくとも一部分は、携帯用電子デバイスの外部ハウジングの少なくとも一部分を形成することができる。いくつかのそのような実施形態において、デバイス構成部品は、携帯用電子デバイスの周辺部の周りのフル又は部分「フレーム」、格子造りの形態の梁又はそれらの組み合わせであり得る。別の例として、デバイス構成部品の少なくとも一部分は、入力デバイスの少なくとも一部分を形成することができる。いくつかのそのような実施形態において、電子デバイスのボタンは、デバイス構成部品を含むことができる。いくつかの実施形態において、デバイス構成部品は、電子デバイスによって完全に取り囲まれ得る(例えば、デバイス構成部品は、携帯用電子デバイスの外にある観察点から見えない)。
いくつかの実施形態において、デバイス構成部品は、取付け穴又は他の締結デバイス(それ自体と、回路基板、マイクロホン、スピーカー、ディスプレイ、バッテリー、カバー、ハウジング、電気若しくは電子コネクタ、ヒンジ、無線アンテナ、スイッチ又はスイッチパッドを含むが、それらに限定されない、携帯用電子デバイスの別の構成部品との間のスナップフィットコネクタを含むが、それらに限定されない)を有する取付け構成部品のものであり得る。いくつかの実施形態において、携帯用電子デバイスは、入力デバイスの少なくとも一部分であることができる。
携帯用電子デバイスのデバイス構成部品は、当技術分野において周知の方法を用いて製造することができる。例えば、携帯用電子デバイス構成部品は、射出成形、ブロー成形又は押出成形を含むが、それらに限定されない方法によって製造することができる。いくつかの実施形態において、ポリマー組成物は、射出成形を含むが、それに限定されない、当技術分野において公知の方法によってペレット(例えば、2つの末端間に実質的に円筒形の本体を有する)に成形することができる。いくつかのそのような実施形態において、携帯用電子デバイス構成部品は、ペレットから製造することができる。
いくつかの実施形態において、携帯用電子デバイス構成部品は、真空蒸着(蒸着される金属を加熱する様々な方法を含む)、無電解メッキ、電気メッキ、化学蒸着、金属スパッタリング及び電子ビーム蒸着を含むが、それらに限定されない、当技術分野において周知の方法によって金属で被覆することができる。金属は、いかなる特別な処理もなしにデバイス構成部品に十分接着し得るが、いくつかの実施形態において、当技術分野において周知の方法を、接着性を改善するために用いることができる。そのような方法には、合成樹脂表面を粗くするための摩耗、接着促進剤の添加、化学エッチング、プラズマ及び/若しくは放射線(例えば、レーザー若しくはUV放射線)への暴露による表面の官能化又はこれらの任意の組み合わせが含まれるが、それらに限定されない。また、いくつかの実施形態において、金属コーティング法は、携帯用電子デバイス構成部品が酸浴に浸漬される少なくとも1つの工程を含むことができる。2種以上の金属又は金属合金を、ポリマー組成物を含有するデバイス構成部品上にメッキすることができる。例えば、1種の金属又は合金をその良好な接着性のために合成樹脂表面上に直接メッキすることができ、別の金属又は合金を、それがより高い強度及び/又は剛性を有するために前のメッキ上にメッキすることができる。有用なコーティング金属及び合金には、銅、ニッケル、鉄-ニッケル、コバルト、コバルト-ニッケル及びクロム並びに別個の層でのこれらの組み合わせが含まれるが、それらに限定されない。いくつかの実施形態において、携帯用電子デバイス構成部品の表面は、金属で完全に又は部分的に被覆することができる。いくつかの実施形態において、デバイス構成部品の表面積の約50%超又は約100%を金属被覆することができる。デバイス構成部品の異なる領域において、金属層の厚さ及び/若しくは数並びに/又は金属層の組成は、変わり得る。金属は、携帯用電子デバイス構成部品の一定の区域において1つ以上の特性を効率的に改善するためにパターンで被覆され得る。
参照により本明細書に援用される任意の特許、特許出願及び刊行物の開示が用語を不明瞭にさせ得る程度まで本出願の記載と矛盾する場合、本記載が優先するものとする。
以下の実施例は、ポリエステル/ポリアミドポリマー組成物の機械的性能を実証する。
性能を実証するために11個の試料を形成した。試料C1、C2及びCE1~CE5は、非晶性ポリエステルコポリマー及び半結晶性ポリアミドポリマーを含むポリマーブレンドを含有した。試料CE6~CE9は、ポリマーブレンドを含有せず、単一ポリマーのみを含有した。試料CE6及びCE8は、非晶性ポリエステルコポリマーを含有し、試料CE7は、ポリカーボネートポリエステルを含有し、試料CE9は、半結晶性ポリアミドポリマーを含有した。試料に使用された非晶性ポリエステルは、商品名TritanTMCopolyester TX1000(式(5)及び(6)に従った繰り返し単位を有するコポリマー)でEastman Chemical Companyから入手した。試料に使用された半結晶性ポリマーは、MXD6であった。ポリカーボネートポリマーは、商品名Makrolon(登録商標)3300でCovestroから入手した。
ポリマーに加えて、試料のいくつかは、衝撃改質剤と1種以上の添加剤とを含んだ。衝撃改質剤は、エポキシ官能化衝撃改質剤(「衝撃改質剤1」)又は非エポキシ官能化衝撃改質剤(「衝撃改質剤2」)のいずれかであった。エポキシ官能化衝撃改質剤は、商品名JONCRYL(登録商標)ADR-4300でBASFから入手し、非エポキシ官能化衝撃改質剤は、商品名PARALOIDTMEXL-3361(ペレット化ブチルアクリレート系衝撃改質剤)でThe Dow Chemical Companyから入手した。1種以上の添加剤は、ステアリン酸カルシウム、加工安定剤(商品名Hostanox(登録商標)P-EPQ(登録商標)PowderでClariantから入手した)、酸化防止剤(商品名Irganox(登録商標)B 1171でBASFから入手した)及びTiOから選択した。試料パラメータを下の表1に示す。表1において、重量%は、対応する試料の総重量に対するものである。
Figure 0007303117000010
機械的性能は、ノッチ付きアイゾット耐衝撃性、弾性率(「E」)、名目破断点引張歪み、降伏点引張伸び、破断点引張強さ及び降伏点引張強さを測定することによって試験した。引張特性は、ASTM D638に従ってASTMタイプI引張試験片を使用して測定した。衝撃性能は、ASTM D256に従って標準ASTMアイゾット試験検体を使用して測定した。機械的試験の結果を下の表2に示す。
Figure 0007303117000011
試験された試料に関して、エポキシ官能化衝撃改質剤と共にポリエステル/ポリアミドブレンドを含む試料は、エポキシ官能化衝撃改質剤を含まない対応する試料と比べて意外にも増加した衝撃性能を有する。CE6とCE5との比較によって実証されるように、非晶性ポリエステルへの半結晶性ポリアミドの添加は、対応するポリマー組成物の衝撃性能を大幅に低下させる。例えば、CE6(非晶性ポリエステル)は、1インチ当たり17.2フィート-ポンド(「ft-lbs/in」)で衝撃試験中に部分破断をもたらしたが、試料CE5(ポリエステル/ポリアミドブレンド)は、1.07ft-lbs/inで完全破断をもたらした。さらに、ポリエステル/ポリアミドブレンドを含む試料への非エポキシ官能化衝撃改質剤の添加は、衝撃性能にいかなる注目に値する影響も及ぼさなかった。CE2~CE4(それぞれポリエステル/ポリアミドブレンドと非エポキシ官能化衝撃改質剤とを含む)の比較は、CE5について上に言及された結果に実質的に類似して、0.996ft-lbs/in~1.11ft-lbs/inで衝撃試験中に完全破断をもたらした。
しかしながら、C1及びC2とCE2~CE4との比較によって実証されるように、ポリエステル/ポリアミドブレンドを含むポリマー組成物へのエポキシ官能化衝撃改質剤の添加は、意外にも大幅に改善された衝撃性能をもたらした。例えば、C1及びC2(両方ともエポキシ官能化衝撃改質剤を含む)は、それぞれ24.9ft-lbs/in及び27.1ft-lbs/inで衝撃試験中に部分破断をもたらし、CE2~CE4(両方とも非エポキシ官能化衝撃改質剤を含む)と比べて衝撃性能の大幅な改善を実証した。さらに、C1対CE1の比較は、エポキシ官能化衝撃改質剤が0.2重量%の濃度で存在する場合に衝撃性能の意外な改善が観察されなかったことを実証する。
さらに、C1及びC2とCE8及びCE9との比較は、エポキシ官能化衝撃改質剤を組み込んだポリエステル/ポリアミドブレンドに関して衝撃性能の相乗的改善を実証する。例えば、CE8(非晶性ポリエステル及びエポキシ官能化衝撃改質剤)並びにCE9(半結晶性ポリアミド及びエポキシ官能化衝撃改質剤)は、それぞれ18.9ft-lbs/inで部分破断及び0.496ft-lbs/inで完全破断を有した。他方では、上に言及されたように、C1及びC2は、24.9ft-lbs/in及び27.1ft-lbs/inで衝撃試験中に部分破断をもたらした。

Claims (11)

  1. ポリマー組成物であって、
    - 非晶性ポリエステルコポリマーと、
    - 半結晶性ポリアミドと、
    - 1重量%~5重量%のエポキシ官能化衝撃改質剤と
    を含み、重量%は、前記ポリマー組成物の総重量に対するものであり、
    前記非晶性ポリエステルコポリマーは、それぞれ以下の式
    Figure 0007303117000012
    (式中、
    - R ~R 16 は、それぞれの位置において、ハロゲン、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、エーテル、チオエーテル、カルボン酸、エステル、アミド、イミド、アルカリ又はアルカリ土類金属スルホネート、アルキルスルホネート、アルカリ又はアルカリ土類金属ホスホネート、アルキルホスホネート、アミン及び第四級アンモニウムからなる群から独立して選択され;
    - i 、i 、i 、i 、i 11 、i 12 、i 14 及びi 15 は、それぞれの位置において、0~2の独立して選択される整数であり;
    - i 及びi 13 は、0~4の独立して選択される整数であり;
    - i 10 は、0~6の整数であり;
    - i 16 は、0~10の整数であり;及び
    - m、p、q、r、s、t、u及びvは、0~20の独立して選択される整数である)
    によって表される繰り返し単位(RPE1)及び(RPE2)を含み
    記半結晶性ポリアミドポリマーは、以下の式の群:
    Figure 0007303117000013
    (式中、
    - R17~R24は、それぞれ位置において、アルキル、アリール、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルケトン、アリールケトン、フルオロアルキル、フルオロアリール、ブロモアルキル、ブロモアリール、クロロアルキル、クロロアリール、アルキルスルホン、アリールスルホン、アルキルアミド、アリールアミド、アルキルエステル、アリールエステル、フッ素、塩素及び臭素からなる群から独立して選択され;
    - i17、i19、i20、i21、i23及びi24は、それぞれの位置において、0~2の独立して選択される整数であり;
    - i18及びi22は、0~4の独立して選択される整数であり;
    - n’及びm’は、4~12の独立して選択される整数であり;
    - r’及びs’は、4~18の独立して選択される整数であり;
    - p’及びq’は、1~6の独立して選択される整数である)
    から選択される式によって表される繰り返し単位(RPA)を含み、
    前記エポキシ官能化衝撃改質剤は、それぞれ以下の式:
    Figure 0007303117000014
    (式中、
    - R25~R29は、水素又は1~12個の炭素原子を有するアルキルからなる群から独立して選択され、及び
    - R30は、1~12個の炭素原子を含有するアルキル基である)
    によって表される繰り返し単位(R)、(R)及び(R)を含む、
    ポリマー組成物。
  2. 25~R30は、メチル基、エチル基及びプロピル基からなる群から独立して選択される、請求項1に記載のポリマー組成物。
  3. 、i、i及び各iは、ゼロである、請求項1に記載のポリマー組成物。
  4. 繰り返し単位(RPE1)及び(RPE2)は、それぞれ以下の式:
    Figure 0007303117000015
    によって表される、請求項に記載のポリマー組成物。
  5. ~i16は、それぞれの位置において、0であり;m=p=0であり;q=r=0であり;s=t=0であり;及びu=v=1である、請求項又はに記載のポリマー組成物。
  6. 10 は、4であり;m=p=0であり;q=r=0であり;s=t=0であり;及びu=v=1である、請求項1又は4に記載のポリマー組成物。
  7. 繰り返し単位(RPA)は、以下の式の群:
    Figure 0007303117000016
    から選択される式によって表される、請求項1に記載のポリマー組成物。
  8. 17、i19、i20、i21、i23及びi24は、それぞれの位置において、ゼロであり、i18及びi22は、ゼロである、請求項6又は7に記載のポリマー組成物。
  9. 前記非晶性ポリエステルコポリマーの濃度は、少なくとも65重量%であり、且つ95重量%以下である、請求項1~8のいずれか一項に記載のポリマー組成物。
  10. 前記半結晶性ポリアミドポリマーの濃度は、少なくとも5重量%であり、且つ25重量%以下である、請求項1~9のいずれか一項に記載のポリマー組成物。
  11. 請求項1~10のいずれか一項に記載のポリマー組成物を含む携帯用電子デバイス構成部品。
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