JP7302917B2 - 情報処理装置及びプログラム - Google Patents
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Description
機器の状態を示す状態情報を報知する機能を有するアプリケーションソフトウェアがインストールされた情報処理装置であって、
前記アプリケーションソフトウェアの利用を開始するための所定情報の登録時に、自機に関する第1情報を取得する第1取得手段と、
前記アプリケーションソフトウェアの動作中に、自機に関する第2情報を逐次取得する第2取得手段と、
自機のバックグラウンドに関する第3情報を逐次取得する第3取得手段と、
取得された前記第1情報、前記第2情報、及び前記第3情報のうち少なくとも1の情報に基づいて、前記情報処理装置の前記状態の診断を行う診断手段と、
前記診断手段による前記診断の結果に基づいて、前記状態情報を生成する生成手段と、
前記生成手段により生成された前記状態情報を報知する報知手段と、
を備える。
本サービスでは、専用アプリの機能により、ユーザ端末1の状態を示す情報(以下、「状態情報」と呼ぶ)が、所定のタイミングでユーザに報知される。具体的には、ユーザ端末1の機能が好適な状態で維持されるように、的確なタイミングで状態情報がユーザに報知される。さらに、状態情報に基づいて、ユーザに対する各種の提案が行われる。この「提案」には、単にユーザの要望に対応した提案だけではなく、ユーザに対する教育的な提案も含まれる。
具体的には、ユーザ端末1の各種機能の状態についての診断が行われる。例えばユーザ端末1に対する操作を受け付ける機能の状態についての診断として、タッチパネルに対するタッチ操作がなされた位置の座標の検出の精度等の状態についての診断が行われる。
また例えば、ユーザ端末1の表示機能の状態についての診断として、タッチスパネルやディスプレイ等の状態についての診断が行われる。
また例えば、ユーザ端末1の入力機能の状態についての診断として、イヤホンマイク、スピーカマイク、レシーバマイク、フロントマイク、リアマイク、ホームボタン、ボリュームボタン、スリープウェイクボタン等の状態についての診断が行われる。
また例えば、ユーザ端末1の出力機能の状態についての診断として、スピーカやフラッシュ等の状態についての診断が行われる。
また例えば、ユーザ端末1のセンシング機能の状態についての診断として、温度センサ、磁気センサ、加速度センサ、ジャイロセンサ、近接センサ、気圧センサ、照度センサ、浸水センサ、コンパス、GPS等の状態についての診断が行われる。
また例えば、ユーザ端末1の記憶機能の状態についての診断として、メモリ等の状態についての診断が行われる。
また例えば、ユーザ端末1の通信機能の状態についての診断として、コネクタ、セルラーネットワーク、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)等の接続の状態についての診断が行われる。
具体的には例えば、状態情報として、バッテリーの劣化予測に関する情報、ユーザ端末1の温度上昇に関する情報、ユーザ端末1の落下により生じたダメージに関する情報、ユーザ端末1の水没に関する情報、落雷によりユーザ端末1に生じたダメージに関する情報、使用されているパケット量に関する情報、通信速度に関する情報等が生成される。
具体的には例えば、ユーザ端末1の利用に関する所定の提案として、ユーザ端末1の利用状況を可視化したレポートが出力される。ユーザ端末1の利用状況を可視化したレポートとしては、例えばレーダーチャート、パフォーマンス予測、バッテリーの利用状況に対する評価、ユーザ端末1の利用状況に対する評価、他のユーザの利用状況との比較等が挙げられる。他のユーザの利用状況との比較についてはゲーム性をもたせることもできる。
また、これらの提案以外にも、例えばユーザ端末1の利用に関する所定の提案として、ユーザ端末1を売却する場合における、レーダーチャートを用いた下取価格及び下取のタイミングの提案、ユーザ端末1を修理する場合におすすめの修理店の提案、ユーザ端末1を買い替える場合におすすめのキャリアショップ、販売サイト(例えばスマートフォンの販売を行うウェブサイト)、及び買取サイト(例えばスマートフォンの買取りを行うウェブサイト)の提案等が行われる。さらに、サービス提供者は、修理店、キャリアショップ、販売サイト、及び買取サイトとの間で広告契約を結び、これらを優先的にユーザに提案する(あるいは誘導する)という広告モデルを構築することもできる。
つまり、本サービスでは、ユーザが保有するユーザ端末1が、あらゆる角度からあらゆるタイミングで診断されることになる。これにより、ユーザは、ユーザ端末1の最新の状態を、状態情報として正確に把握することができるようになる。さらに、上述したように、本サービスでは、状態情報に基づいて、ユーザ端末1の利用に関する所定の提案が行われる。これにより、ユーザ端末1を保有するユーザは、そのユーザ端末1を将来に向けてどのように取り扱うべきであるのかを正確に判断できるようになる。
本サービスでは、ユーザ端末1の状態のうち、ユーザ端末1のバッテリーの状態を判定する場合、図2のグラフを用いた回帰分析が行われる。SOHは、式「劣化時の満充電容量(Ah)/初期の満充電容量(Ah)×100」により算出することができる。
図2のグラフにプロットされている複数の円は、ユーザ端末1毎の購入後経過時間tとSOHとの関係を示すものである。なお、1つの円は、1台のユーザ端末1を示すものであってもよいし、複数のユーザ端末1の群を示すものであってもよい。
図2のグラフに示すように、購入後経過時間tが短いとSOHが高い値を示し、購入後経過時間tが長いとSOHが低い値を示す傾向にある。なお、矢印Yで示すように、円が回帰曲線(曲線L)から大きく離れている場合がある。このような場合、バッテリーそのものの経年劣化の他に、ユーザ特有の利用態様(例えばハードユース)がバッテリーの劣化に影響を与えていることが推定できる。
図3は、本発明の情報処理装置の一実施形態に係るユーザ端末を含む、情報処理システムの構成の一例を示す図である。
ユーザ端末1、及びサーバ2は、インターネット等の所定のネットワークNWを介して相互に接続されている。なお、ネットワークNWは、その形態は特にインターネットに限定されず、例えば、Bluetooth(登録商標)、Wi-Fi、LAN(Local Area Network)等を採用することもできる。
なお、図3においてユーザ端末1は1台のみ描画されているが、これは説明を理解し易くするために簡略化したものであり、実際にはn台(nは1以上の整数値)のユーザ端末1が存在し得る。つまり、図示はしないが、m人(mは1以上n以下の整数値)のユーザが本サービスに登録している。
ユーザ端末1には、専用アプリがインストールされる。ユーザは、専用アプリを用いて本サービスを利用する。
サーバ2により実行される処理としては、例えばユーザ端末1の利用に関する情報を取得して記憶する処理や、ユーザ端末1に対して各種の情報を送信する処理等が挙げられる。
サーバ2により取得され、ユーザ端末1に送信される情報としては、例えば市場に流通している情報処理装置のスペックや価格に関する情報、中古市場の動向に関する情報、修理店、キャリアショップ、販売サイト、買取サイトに関する情報等が挙げられる。
RAM13には、CPU11が各種の処理を実行する上において必要なデータ等も適宜記憶される。
ここで、タッチ操作とは、タッチ操作入力部16に対する物体の接触又は近接の操作をいう。タッチ操作入力部16に対して接触又は近接する物体は、例えばユーザの指やタッチペン等である。
「機器保有ユーザ支援処理」は、ユーザ端末1に専用アプリがインストールされユーザ登録が行われた場合に、ユーザ端末1のCPU11により実行が制御される処理の1つである。
具体的には例えば、「機器保有ユーザ支援処理」では、ユーザ端末1に専用アプリがインストールされると、所定のタイミングで以下の処理が実行される。即ち、ユーザ情報及び端末情報を取得する処理、取得された情報に基づいて自機の状態を診断する処理、その診断結果に基づく状態情報を報知する処理が実行される。
以下、ユーザ端末1において実行される、機器保有ユーザ支援処理を実行するための機能的構成について説明する。
登録時取得部111により取得された情報のうち、ユーザ情報はユーザDB221に記憶されて管理される。また、端末情報は端末DB222に記憶されて管理される。
動作時取得部112により取得された端末情報は、端末DB222に記憶されて管理される。
バックグラウンド取得部113により取得された端末情報は、端末DB222に記憶されて管理される。
具体的には、報知制御部104は、生成された状態情報を、文章や画像の形式で表示部17に表示させる制御や、音声の形式で出力部19から出力させる制御等を行うことでユーザに報知する。
その結果、ユーザ端末1を保有するユーザが、そのユーザ端末1の状態を、より正確にかつ的確なタイミングで知得できるようになる。さらに、ユーザ端末1を保有するユーザは、そのユーザ端末1を将来に向けてどのように取り扱うべきであるのか、また、ユーザ端末の状態によっては処分すべきであるのか等を正確に判断できるようになる。
以下、図6乃至図10を参照して、本発明の情報処理装置の一実施形態に係るユーザ端末1を含む情報処理システムによる処理において、ユーザ端末1に表示される画面の例について説明する。
即ち、上述したように、本サービスにおいては、ユーザ端末1の診断がなされ、ユーザ端末1の状態情報の報知やユーザ端末1の利用に関する所定の提案がなされる。
具体的には、ユーザは、ユーザ端末1にインストールされた専用アプリの画面において、これらの報知や提案を受ける。
図6の画面は、専用アプリの利用開始の画面として表示される画面の一例である。
まず、本サービスは、スマートフォンといったユーザ端末1の診断がなされ、その診断結果が報知される。即ち、スマートフォン等の診断結果が専用アプリの画面に表示されるため、図6等において、専用アプリは「スマホカルテ」と呼ばれている。
ユーザは、専用アプリにIMEIと、苗字と、名前と、メールアドレスと、電話番号を入力することで、専用アプリ(スマホカルテ)にログインすることができる。
なお、スマホカルテは、通常、インストールされたそのユーザ端末1の情報について診断や報知等を行うものである。そこで、ユーザは、ログインする際に、端末を一意に特定することができるIMEI(識別番号やシリアル番号)を入力するのである。
図7の画面は、専用アプリにおいて報知される各項目を示す図である。即ち例えば、図7の例においては、「コネクタ」、「イヤホン」、「アウトカメラ」、「インカメラ」、「液晶画面」、「タッチパネル」、「スリープボタン」、「近接センサー」、「マイクテスト」、「Bluetooth(登録商標)」、「バイブレーター」、「フラッシュ」、「WiFi(登録商標)」、「加速度センサー」、「ジャイロスコープ」、「通信ネットワーク」、「端末情報」、「CPU」、「メモリ」、「ストレージ」、「Rootテスト」及び「データ使用量」の項目が診断され、ユーザに報知されている。
即ち、ユーザ端末1の診断部112は、図7に示す項目等について診断することができる。そして、ユーザ端末1の報知制御部104は、図7に示す項目等についての報知の制御を実行する。
即ち、図8に示す画面は、上述の図7の画面に示す各項目の一部についての総括であるレポート画面である。
図8の例においては、「テスト日」、「IMEI番号」、「メールアドレス」及び分類された各項目の診断結果が示されている。
また、「IMEI番号」の欄には、ユーザ端末1のIMEI番号が表示されている。
また、「メールアドレス」の欄には、ユーザのメールアドレスが表示されている。
そして、図8の下部には、分類された各項目の診断結果が示されている。
また例えば、「ハードウェア」の分類について、「14/17」と表示されている。即ち、センサーに分類される17の項目のうち、14の項目において診断結果に問題が無かった旨が表示されている。
また例えば、「無線」の分類について、「3/3」と表示されている。即ち、無線に分類される3つの項目のうち、3つの項目において診断結果に問題が無かった旨が表示されている。
このようにユーザは、図8に示すレポート画面を閲覧することにより、ユーザ端末1の診断結果を一目で把握することができる。
即ち、ユーザ端末1の報知制御部104は、図8に示すレポートの形態で、診断結果の報知の制御を実行することができる。
即ち例えば、専用アプリにおいて、ユーザに対してバッテリー劣化テストに関する案内が提示される。具体的には例えば、図9に示すように、ユーザに対して、ユーザ端末1(例えば、スマートフォン)を操作して、バッテリーの最大容量の数字の入力を促す案内が提示される。
これにより、専用アプリには、ユーザ端末1(スマートフォン)のOS(Operation System)により管理されている最大容量の数値が入力される。
即ち、図10に示す画面は、上述の図9の画面に示すバッテリー劣化テストの結果を示す画面である。
図10の例においては、「バッテリーの状態に関するコメント」、「バッテリーの状態の数値」、「テスト日」、「IMEI番号」、「メールアドレス」及び「バッテリー劣化診断グラフ」が示されている。
また、「バッテリーの状態の数値」として、「95%」という数値が表示されている。
また、「テスト日」の欄には、ユーザ端末1の診断が行われた日時が表示されている。
また、「IMEI番号」の欄には、ユーザ端末1のIMEI番号が表示されている。
また、「メールアドレス」の欄には、ユーザのメールアドレスが表示されている。
具体的には例えば、バッテリー劣化診断グラフには、縦軸にバッテリー状態の数値、横軸にテスト日をとったグラフが採用される。そして、そのユーザ端末1についての上述の「テスト日」における「バッテリー状態の数値」が、折れ線グラフにより表示される。
これにより、ユーザは、そのユーザ端末1のバッテリーの状態の変遷を容易に把握することができるのである。
このように、ユーザ端末1の診断部112は、図9に示す案内により取得された数値等に基づいて、バッテリーの劣化診断をすることができる。そして、ユーザ端末1の報知制御部104は、図10に示すように、バッテリーの劣化診断の結果についての報知の制御を実行する。
以下、上述の本サービスにより実現されるユーザ端末1の循環型モデル構築について説明する。
まず、前提として、スマートフォンやタブレットといったユーザ端末1に関する循環型モデルを構築する必要性について説明する。
国・地方脱炭素実現会議は、ゼロカーボンアクション30において「6.ごみを減らす」に分類される、「(25)修理や補修をする」という項目を挙げている。
即ち、各種電子機器(デバイス)を生産する際には、大量のカーボン(CO2)が発生している。そこで、デバイスにおいても、大量生産・大量消費モデルからの脱却が必要であると言える。換言すれば、デバイスを修理や補修して長く使う循環型モデルを構築することが必要である。
ここで、近年一番重要なインフラともされているスマートフォンやタブレットといったデバイスにおいて、モデルを構築することが重要であると言える。
即ち、日本等の先進国においては、使用済みのスマートフォンやタブレットが海外へ流れており、日本国内での循環型モデルが構築できていないのが現状である。
具体的には、スマートフォンやタブレットの年間約600万台が海外へ流れている。また、リサイクルが主流であって、リユースやリペア市場は成長過程であって十分な市場の整備がなされていない。また、年間約1300万台が埋蔵端末となり、累計約2億3000万台分の資源が都市鉱山となってしまっている。また、通信キャリアもデバイス(スマートフォンやタブレット)メーカも循環型モデルを構築できているとはいない状況である。
そこで、まず第1に、故障やバッテリー劣化をするまで当該スマートフォンやタブレットを長く使うこと。そして、第2に、故障やバッテリー劣化をした場合に、修理やバッテリー交換をしながら長く使うこと。本出願人は、これらの2つを実現したスマートフォンやタブレットの循環型モデルを構築し、新たなマーケットを生み出そうとしている。
なお、他の国においても、全体として循環型モデルが構築されているとはいいがたい状況である。
上述をまとめると、本サービスは、海外を経由することによる輸送に係る二酸化炭素排出や、リサイクル等と比較して二酸化炭素等の排出のより少ない、修理等により、循環型モデルを構築することを目指すものである。
即ち、従来、スマートフォンやタブレットといったユーザ端末1を長く使うにあたり、ユーザは、ユーザ端末1の不調の原因が故障か否かが正確にはわからないという課題があった。
また、ユーザは、ユーザ端末1が故障したとしても、ユーザ自身で修理することができなかった。
また、ユーザ端末1が故障して通信キャリアに持ち込んだりメーカに依頼したりしても、その場では修理できないことが多かった。
また、バッテリー劣化の統一基準がないために、劣化の判断は感覚的なものとなってしまっていた。
また、ユーザ端末1の機種(メーカ)には存在するものの、基本的にはバッテリー劣化の計測は困難であった。
また、バッテリーが劣化しているとしても、ユーザは、ユーザ自身で修理することはできなかった。
また、バッテリーが劣化しているとしても、ユーザは、通信キャリアに持ち込んだとしても、その場でのバッテリー交換ができないことがあった。
そこで、本サービスでは、スマートフォンやタブレットの現在の診断(各パラーメタ)から故障の状態やバッテリー劣化の状態のっかう人、また、それらを集積したビッグデータから故障やバッテリー劣化の予測をすることを支援する。これにより、上述の課題が解決され、ひいては、国・地方脱炭素実現会議による「6.ごみを減らす」に分類される、「(25)修理や補修をする」という項目の実現が進むのである。
即ち、本サービスの専用アプリ(スマホカルテ)を起点として、ループL1に示すように、データの取得や分析がなされる。
また、本サービスの専用アプリ(スマホカルテ)を起点として、ループL2に示すように、専用アプリ内やプッシュ通知における広告がなされる。
また、本サービスの専用アプリ(スマホカルテ)を起点として、ループL3に示すように、販売や買取の促進のためのプッシュ通知がなされる。
また、本サービスの専用アプリ(スマホカルテ)を起点として、ループL4に示すように、診断レポートやバッテリーレポートがユーザに報知されることにより、ユーザはユーザ端末の交換を行う。そして、交換されたユーザ端末に対して、修理やバッテリー交換がなされる。このような修理やバッテリー交換されたユーザ端末1は、端末レンタルや端末販売の対象となる。
本発明の情報処理装置の一実施形態に係るユーザ端末を含む、情報処理システムは、特に上述のループL4の実現に資するものである。
なお、図11のループL4における修理やバッテリー交換におけるパーツは、新品のパーツを用いてもよいが、使用済みの端末等から適宜取得されたものがつかわれると好機である。
換言すると、近年、SDGs(持続可能な開発目標)が掲げられており、企業は、環境負荷を低減することなどを目指して研究開発を行ったりしている。しかしながら、単に環境負荷を低減するべく製造方法を切り替えたりすることは、企業にとっては利益を圧迫することとなり、その企業にとっては、持続可能性が低下するともいえる。
しかしながら、上述の図11の循環型ビジネスモデルは、新マーケットを創出し得るものである。即ち、図11の循環型ビジネスモデルは企業にとっての売上を向上させ得るものであり、持続可能性が向上されるものである。
即ち、上述した機器保有ユーザ支援処理を全体として実行できる機能が情報処理システムに備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロック及びデータベースを用いるのかは特に図5の例に限定されない。また、機能ブロック及びデータベースの存在場所も、図5に特に限定されず、任意でよい。例えば、ユーザ端末1の機能ブロック及びデータベースを、サーバ2、又は図示せぬ他の情報処理装置等に移譲させてもよい。
また、1つの機能ブロック及びデータベースは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組み合わせで構成してもよい。
コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。
また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えばサーバの他汎用のスマートフォンやパーソナルコンピュータであってもよい。
また、本明細書において、システムの用語は、複数の装置や複数の手段等より構成される全体的な装置を意味するものとする。
機器(例えば上述のユーザ端末1)の状態を示す状態情報を報知する機能を有するアプリケーションソフトウェア(例えば上述の専用アプリ)がインストールされた情報処理装置(例えば上述のユーザ端末1)であって、
前記アプリケーションソフトウェアの利用を開始するための所定情報の登録時に、自機に関する第1情報(例えば上述のユーザ情報及び端末情報)を取得する第1取得手段(例えば図5の登録時取得部111)と、
前記アプリケーションソフトウェアの動作中に、自機に関する第2情報(例えば上述の端末情報)を逐次取得する第2取得手段(例えば図5の動作時取得部112)と、
自機のバックグラウンドに関する第3情報(例えば上述の端末情報)を逐次取得する第3取得手段(例えば図5のバックグラウンド取得部113)と、
取得された前記第1情報、前記第2情報、及び前記第3情報のうち少なくとも1の情報に基づいて、前記情報処理装置の前記状態の診断を行う診断手段(例えば図5の診断部102)と、
前記診断手段による前記診断の結果に基づいて、前記状態情報(例えば上述の状態情報)を生成する生成手段(例えば図5の生成部103)と、
前記生成手段により生成された前記状態情報を報知する報知手段(例えば図5の報知制御部104)と、
を備える情報処理装置。
その結果、情報処理装置(例えば図3のユーザ端末1)を保有するユーザが、その情報処理装置の状態を、より正確にかつ的確なタイミングで知得できるようになる。
その結果、情報処理装置を保有するユーザは、その情報処理装置を将来に向けてどのように取り扱うべきであるのかを正確に判断できるようになる。
Claims (3)
- 機器の状態を示す状態情報を報知する機能を有するアプリケーションソフトウェアがインストールされた情報処理装置であって、
前記アプリケーションソフトウェアの利用を開始するための所定情報の登録時に、自機に関する第1情報を取得する第1取得手段と、
前記アプリケーションソフトウェアの動作中に、自機に関する第2情報を逐次取得する第2取得手段と、
自機のバックグラウンドに関する第3情報を逐次取得する第3取得手段と、
取得された前記第1情報、前記第2情報、及び前記第3情報のうち少なくともバッテリーの劣化予測に関する情報に基づいて、前記情報処理装置の前記状態の診断を行う診断手段と、
前記診断手段による前記診断の結果に基づいて、前記状態情報を生成する生成手段と、
前記生成手段により生成された前記状態情報を報知する報知手段と、
前記生成手段により生成された前記状態情報に基づいて、前記情報処理装置の利用に関する所定の提案を行う提案手段と、
を備え、
前記提案手段は、前記情報処理装置の状態がバッテリー劣化の状態の場合には前記情報処理装置について、バッテリー交換に関する所定の提案を行う、
情報処理装置。 - 機器の状態を示す状態情報を報知する機能を有するアプリケーションソフトウェアがインストールされた情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
前記アプリケーションソフトウェアの利用を開始するための所定情報の登録時に、自機に関する第1情報を取得する第1取得ステップと、
前記アプリケーションソフトウェアの動作中に、自機に関する第2情報を逐次取得する第2取得ステップと、
自機のバックグラウンドに関する第3情報を逐次取得する第3取得ステップと、
取得された前記第1情報、前記第2情報、及び前記第3情報のうち少なくともバッテリーの劣化予測に関する情報に基づいて、前記情報処理装置の前記状態の診断を行う診断ステップと、
前記診断ステップにおける前記診断の結果に基づいて、前記状態情報を生成する生成ステップと、
前記生成ステップにおいて生成された前記状態情報を報知する報知ステップと、
前記生成ステップにおいて生成された前記状態情報に基づいて、前記情報処理装置の利用に関する所定の提案を行う提案ステップと、
を含み、
前記提案ステップは、前記情報処理装置の状態がバッテリー劣化の状態の場合には前記情報処理装置について、バッテリー交換に関する所定の提案を行うステップを含む、
情報処理方法。 - 機器の状態を示す状態情報を報知する機能を有するアプリケーションソフトウェアがインストールされた情報処理装置を制御するコンピュータに、
前記アプリケーションソフトウェアの利用を開始するための所定情報の登録時に、自機に関する第1情報を取得する第1取得ステップと、
前記アプリケーションソフトウェアの動作中に、自機に関する第2情報を取得する第2取得ステップと、
自機のバックグラウンドに関する第3情報を逐次取得する第3取得ステップと、
取得された前記第1情報、前記第2情報、及び前記第3情報のうち少なくともバッテリーの劣化予測に関する情報に基づいて、前記情報処理装置の前記状態の診断を行う診断ステップと、
前記診断ステップにおける前記診断の結果に基づいて、前記状態情報を生成する生成ステップと、
前記生成ステップにおいて生成された前記状態情報を報知する報知ステップと、
前記生成ステップにおいて生成された前記状態情報に基づいて、前記情報処理装置の利用に関する所定の提案を行う提案ステップと、
を含む制御処理を実行させ、
前記提案ステップとして、前記情報処理装置の状態がバッテリー劣化の状態の場合には前記情報処理装置について、バッテリー交換に関する所定の提案を行うステップを含む制御処理を実行させる、
プログラム。
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