JP7302255B2 - 切替システム、切替装置、切替方法および切替プログラム - Google Patents

切替システム、切替装置、切替方法および切替プログラム Download PDF

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本発明は、切替システム、切替装置、切替方法および切替プログラムに関する。
現在、ビデオ通話を通じて遠隔地に居るオペレータと対話しながらサービスを受けられる対話システムが開発されている。この対話システムを例えば金融機関における窓口業務に適用した場合、営業店における有人窓口の省人化や無人化を実現できる。この対話システムは、例えば、m:n接続として構成される。ここで「m」は、営業店に設置される無人窓口の数であり、「n」は、オペレータの数である。
m:n接続によるビデオ通話を用いた対話システムを実現しようとした場合、通信機能を有する端末と自身を撮影するカメラが必要である。また、これらの機器の他に、対話システムを導入する分野や業務に応じた周辺機器がさらに必要になる。例えば、金融機関における窓口業務では書類の作成が行われるので、当該業務に応じた周辺機器(例えば、プリンタ)が必要になる。また、無人窓口への顧客の来店を対応するオペレータに知らせるための周辺機器(例えば、表示灯)が必要になる。
従来、ネットワークに接続する端末や周辺機器の管理に関して、様々な技術が提案されている(例えば、特許文献1,2参照)。
特許文献1には、複数の端末をグルーピングしてIPアドレスを管理することが記載されている。特許文献2には、無線ネットワークに接続する周辺機器へのIPアドレスの割り当てに関することが記載されている。
特開2002-152261号公報(段落0001~0009) 特開2004-222001号公報(段落0004~0015)
しかしながら、従来技術では、ビデオ通話による対話を開始する場合に、周辺機器のIPアドレスを効率よく対話先に知らせる仕組みが検討されてなかった。特に、m:n接続による対話システムでは、オペレータが対話の途中に交代する場合があり、オペレータが交代する度に周辺機器を含めた機器のIPアドレスを対話先に再度知らせなければならない。そのため、m:n接続による対話システムにおいては、周辺機器を含めた機器の対話先を自在に切換え、切換後の機器のIPアドレスを対話先に知らせる仕組みが特に重要になる。
本発明は、前記問題に鑑みてなされたものであり、周辺機器を含めた機器の対話先を切換え、切換後の機器のIPアドレスを接続先に知らせることができる、切替システム、切替装置、切替方法および切替プログラムを提供するものである。
前記課題を解決するため、本発明の一態様に係る切替システムは、代表端末とその周辺に設置される周辺機器をグルーピングした複数の機器グループと、前記機器グループを構成する前記代表端末および前記周辺機器に付与されたIPアドレスを前記機器グループ毎に管理する管理部と、前記機器グループ同士の接続を行う接続部と、を備え、前記接続部は、前記機器グループ同士の接続に際して、それぞれの機器グループの前記代表端末に対して互いの機器グループに属する機器のIPアドレスを通知し、また、一方の前記機器グループを他の前記機器グループに切り替えて接続する場合に、新たに接続先となるそれぞれの機器グループの前記代表端末に対して互いの機器グループに属する機器のIPアドレスを通知する、ことを特徴とする。
また、本発明の一態様に係る切替装置は、代表端末とその周辺に設置される周辺機器を一つのまとまりとしてグルーピングした機器グループ毎に前記代表端末および前記周辺機器に付与されたIPアドレスを管理する管理部と、前記機器グループ同士の接続を行う接続部と、を備え、前記接続部は、前記機器グループ同士の接続に際して、それぞれの機器グループの前記代表端末に対して互いの機器グループに属する機器のIPアドレスを通知し、また、一方の前記機器グループを他の前記機器グループに切り替えて接続する場合に、新たに接続先となるそれぞれの機器グループの前記代表端末に対して互いの機器グループに属する機器のIPアドレスを通知する、ことを特徴とする。
また、本発明の一態様に係る切替方法は、代表端末とその周辺に設置される周辺機器を一つのまとまりとしてグルーピングした機器グループ毎に前記代表端末および前記周辺機器に付与されたIPアドレスを管理する管理ステップと、前記機器グループ同士の接続を行う接続ステップと、を有し、前記接続ステップは、前記機器グループ同士の接続に際して、それぞれの機器グループの前記代表端末に対して互いの機器グループに属する機器のIPアドレスを通知する第1接続ステップと、一方の前記機器グループを他の前記機器グループに切り替えて接続する場合に、新たに接続先となるそれぞれの機器グループの前記代表端末に対して互いの機器グループに属する機器のIPアドレスを通知する第2接続ステップと、を有することを特徴とする。
また、本発明の一態様に係る切替プログラムは、上記切替方法を、切替装置を制御するコンピュータに実行させるものである。
本発明によれば、機器のIPアドレスを効率よく接続先に知らせることができる。
本発明の実施形態に係る無人窓口システムの概略構成図(ハードウェア)である。 本発明の実施形態に係る中枢サーバによる機器のIPアドレス情報の管理方法を説明するための図である。 本発明の実施形態に係る無人窓口システムの概略構成図(機能)である。 本発明の実施形態に係る無人窓口システムの動作(機器群間の新規の接続)を示すシーケンス図の例示である。 本発明の実施形態に係る無人窓口システムの動作(機器群間の印刷)のイメージ図である。 本発明の実施形態に係る無人窓口システムの動作(機器群間の印刷)を示すシーケンス図の例示である。 本発明の実施形態に係る無人窓口システムの動作(機器群間のカメラ操作)を示すシーケンス図の例示である。 本発明の実施形態に係る無人窓口システムの動作(機器群間の端末操作)を示すシーケンス図の例示である。 本発明の実施形態に係る無人窓口システムの動作(接続の切替え)を示すシーケンス図の例示である。
以下、本発明を実施するための形態を、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。各図は、本発明を十分に理解できる程度に、概略的に示してあるに過ぎない。よって、本発明は、図示例のみに限定されるものではない。また、各図において、共通する構成要素や同様な構成要素については、同一の符号を付し、それらの重複する説明を省略する。
≪実施形態に係るビデオ通信システムのハードウェア構成≫
実施形態に係るビデオ通話システムのハードウェア構成を説明する。ビデオ通話システムは、離れた場所にいる者同士がビデオ通話(映像および音声による通信)により対話を行うシステムである。ビデオ通話システムを使用する場面は特に限定されず、様々な場面で使用することができる。ここでは、ビデオ通話システムとして金融機関の無人窓口システム1(図1参照)を想定して説明する。
図1を参照して、実施形態に係るビデオ通話システムとしての無人窓口システム1のハードウェア構成を説明する。図1は、実施形態に係る無人窓口システム1の概略構成図(ハードウェア)である。
無人窓口システム1は、遠隔地(例えば、データセンタ)にいるオペレータが営業店に来店した顧客とビデオ通話を通じて金融機関の窓口業務を行うサービスである。無人窓口システム1によれば、営業店における有人窓口の省人化や無人化を実現できる。なお、無人窓口システム1は、「切替システム」の一例である。
無人窓口システム1は、主に、営業店に設置されるm個の無人窓口2A,2B・・(以下、区別しないときには単に「無人窓口2」と呼ぶ)と、データセンタにあるn個のオペレータ席3A,3B・・(以下、区別しないときには単に「オペレータ席3」と呼ぶ)と、営業店およびデータセンタを管理する中枢サーバ101とを備える。つまり、無人窓口システム1は、m:n接続として構成される。また、無人窓口システム1では、無人窓口2とオペレータ席3との対応関係を予め決めておらず、顧客が無人窓口2を訪れた時点で無人窓口2とオペレータ席3とを動的に対応付ける(動的に接続する)。つまり、中枢サーバ101は、顧客が無人窓口2を訪れるたびに空いているオペレータを探し、顧客とオペレータとを動的に対応付ける。
無人窓口2Aには、例えば、ビデオ通話用の営業店PC(Personal Computer)201Aと、ネットワークプリンタ202Aと、タブレット端末203Aと、ビデオ通話用のネットワークカメラ204Aと、書類撮影用のネットワークカメラ205Aと、フラットヘッド型のスキャナ206Aとが設置されている。ここで、符号の最後の英字は、無人窓口2を識別する情報である。無人窓口2Aのこれらの機器は、一般的に流通し利用される汎用機器であってよい。無人窓口2Aの各機器は、LAN(Local Area Network)を介してHUB207に接続されている(HUB207に収容されている)。
無人窓口2Aに設置される営業店PC201A~スキャナ206Aは、ネットワーク機器であり、IPアドレスが事前に設定されている。無人窓口2Aの機器の中でタブレット端末203Aが代表となる機器であり、タブレット端末203Aは、営業店PC201A,ネットワークプリンタ202A,ネットワークカメラ204A~スキャナ206AのIPアドレスを把握している。タブレット端末203Aが、把握した周辺機器のIPアドレスを用いて各周辺機器に接続することで、タブレット端末203Aと、営業店PC201A,ネットワークプリンタ202A,ネットワークカメラ204A~スキャナ206Aとの間で接続が確立される。これにより、営業店PC201A~スキャナ206Aは、相互通信が可能である。タブレット端末203A以外の機器は、例えばタブレット端末203Aを介して他の機器と通信を行う。なお、タブレット端末203A以外の機器が無人窓口2Aの機器を代表してもよい。以下では、タブレット端末203Aを「代表端末」と呼び、それ以外の機器を「周辺機器」と呼ぶ場合がある。代表端末であるタブレット端末203Aには、金融機関の窓口業務を実現するためのアプリケーションが格納されている。
無人窓口2Bが備える機器は、無人窓口2Aと同様の構成であり、営業店PC201B~フラットヘッド型のスキャナ206Bを備える。無人窓口2Bの機器は、HUB307に接続されている(HUB307に収容されている)。
なお、無人窓口2が備える機器の構成は、図1に示すものに限定されない。無人窓口2が備える機器の構成は、例えば、サービスの分野や業務の内容ならびに運用や管理の状況などに応じて決定される。例えば、金融機関の窓口業務として印刷物を印刷する印刷機能と種類を読み取る読取機能とが必要であるので、無人窓口2にはネットワークプリンタ202およびスキャナ206が設置されているが、印刷機能および読取機能を備える複合機(MFP:Multi-functional Peripheral)が設置されていてもよい。また、ここでは、入力機能および表示機能を共に備える営業店PC201およびタブレット端末203が無人窓口2に設置されているが、どちらかの装置のみを無人窓口2に設置してもよい。また、各々の無人窓口2が異なる機器の構成であってもよい。例えば、無人窓口2Aが備える機器の構成と、無人窓口2Bが備える機器の構成とは異なっていてもよい。
営業店側の各HUB207,307は、ルータ601に収容されている。ルータ601は、LANケーブルを介して中枢サーバ101に接続される。
以下では、一つの無人窓口2が備える機器一式をまとめて「営業店側機器群700」と呼ぶことにする。例えば、営業店PC201A~スキャナ206Aは一つの営業店側機器群700Aを形成する。また、営業店PC201B~スキャナ206Bは一つの営業店側機器群700Bを形成する。営業店側機器群700は、一人の顧客が使用する機器一式であるともいえる。
オペレータ席3Aには、例えば、オペレータPC401A、表示灯402Aと、ビデオ通話用のネットワークカメラ403Aと、ネットワークプリンタ404Aとが設置されている。表示灯402Aは例えばパトランプであるが、発光する他、ブザー等の警報音を発する機能を有しているものとする。ここで、符号の最後の英字は、オペレータ席3を識別する情報である。オペレータ席3Aのこれらの機器は、一般的に流通し利用される汎用機器であってよい。オペレータ席3Aの各機器は、LAN(Local Area Network)を介してHUB405に接続されている(HUB405に収容されている)。
オペレータ席3Aに設置されるオペレータPC401A~ネットワークプリンタ404Aは、ネットワーク機器であり、IPアドレスが事前に設定されている。オペレータ席3Aの機器の中でオペレータPC401Aが代表となる機器であり、オペレータPC401Aは、表示灯402A~ネットワークプリンタ404AのIPアドレスを把握している。オペレータPC401A~ネットワークプリンタ404Aは、相互通信が可能である。オペレータPC401A以外の機器は、例えばオペレータPC401Aを介して他の機器と通信を行う。なお、オペレータPC401A以外の機器がオペレータ席3Aの機器を代表してもよい。以下では、オペレータPC401Aを「代表端末」と呼び、それ以外の機器を「周辺機器」と呼ぶ場合がある。代表端末であるオペレータPC401Aには、金融機関の窓口業務を実現するためのアプリケーションが格納されている。
オペレータ席3Bが備える機器は、オペレータ席3Aと同様の構成であり、オペレータPC401B~ネットワークプリンタ404Bを備える。オペレータ席3Bの機器は、HUB505に接続されている(HUB505に収容されている)。
なお、オペレータ席3が備える機器の構成は、図1に示すものに限定されない。オペレータ席3が備える機器の構成は、例えば、サービスの分野や業務の内容ならびに運用や管理の状況などに応じて決定される。また、各々のオペレータ席3が異なる機器の構成であってもよい。例えば、オペレータ席3Aが備える機器の構成と、オペレータ席3Bが備える機器の構成とは異なっていてもよい。
データセンタ側の各HUB405,505は、ルータ602に収容されている。ルータ602は、LANケーブルを介して中枢サーバ101に接続される。
以下では、一つのオペレータ席3が備える機器一式をまとめて「センタ側機器群800」と呼ぶことにする。例えば、オペレータPC401A~ネットワークプリンタ404Aは一つのセンタ側機器群800Aを形成する。また、オペレータPC401B~ネットワークプリンタ404Bは一つのセンタ側機器群800Bを形成する。センタ側機器群800は、一人のオペレータが使用する機器一式であるともいえる。
無人窓口システム1を構成する各機器のIPアドレスは、競合しないユニークなものである。つまり、無人窓口2に設置される機器(営業店PC201~スキャナ206)およびオペレータ席3に設置される機器(オペレータPC401~ネットワークプリンタ404)は、どれもIPアドレスが競合しないようになっている。ここでは、各機器に設定されるIPアドレスとして特定のエリアでのみユニークなもの(ローカルIPアドレス)を想定するが、世界でユニークなもの(グローバルIPアドレス)であってもよい。
本実施形態に係る無人窓口システム1では、中枢サーバ101が無人窓口システム1を構成する各機器のIPアドレスを管理している。中枢サーバ101は、無人窓口システム1を構成する各機器のIPアドレスを営業店側機器群700およびセンタ側機器群800単位で管理する。つまり、中枢サーバ101は、機器のIPアドレスを何らかの手段を用いて営業店側機器群700およびセンタ側機器群800単位でグルーピングして管理する。IPアドレスをグルーピングする手段は、例えば営業店側機器群700およびセンタ側機器群800ごとにIPアドレスのテーブルを作成して直接的にIPアドレスの紐付けを行ってもよいし、IPアドレスの規定の仕方によって間接的にグルーピングを行ってもよい。
ここでは、中枢サーバ101がテーブルによってIPアドレスを管理する場合を想定して説明する。中枢サーバ101は、例えば、図2に示すテーブルTを自身が備える記憶部に格納している。テーブルTは、営業店側機器群700およびセンタ側機器群800単位で機器のIPアドレスをまとめたものである。
なお、詳細は後記するが、各機器群の代表端末は、接続先の機器群に属する機器のIPアドレスの通知を中枢サーバ101から受けることによって、当該接続先の機器群に属する機器のIPアドレスを把握する。
≪実施形態に係るビデオ通信システムの機能構成≫
図3を参照して(適宜、図1および図2を参照)、実施形態に係るビデオ通話システムとしての無人窓口システム1の機能構成を説明する。図3は、実施形態に係る無人窓口システム1の概略構成図(機能)である。
前述した通り、無人窓口2が備える機器(営業店側機器群700)およびオペレータ席3が備える機器(センタ側機器群800)の構成は、サービスの分野や業務の内容ならびに運用や管理の状況などに応じて決定される。そのため、ここでは金融機関の窓口業務に必要な機能に着目して無人窓口システム1の説明を行う。
営業店側機器群700は、例えば、ビデオ通話用の映像表示部701と、印刷部702と、表示兼操作部703と、顔撮影部704と、書類撮影部705と、読取部706と、通信制御部707とを有する。
映像表示部701は、例えば営業店PC201に対応する。印刷部702は、例えばネットワークプリンタ202に対応する。表示兼操作部703は、例えばタブレット端末203に対応する。顔撮影部704は、例えばビデオ通話用のネットワークカメラ204に対応する。書類撮影部705は、例えば書類撮影用のネットワークカメラ205に対応する。読取部706は、例えばスキャナ206に対応する。通信制御部707は、例えば各機器が備えるネットワークカード(NIC:Network Interface Card)に対応する。
センタ側機器群800は、例えば、表示部801と、操作部802と、発光部803と、印刷部804と、顔撮影部805と、通信制御部806とを有する。
表示部801および操作部802は、例えばオペレータPC401に対応する。発光部803は、例えば表示灯402に対応する。印刷部804は、例えばネットワークプリンタ404に対応する。顔撮影部805は、例えばビデオ通話用のネットワークカメラ403に対応する。通信制御部806は、例えば各機器が備えるネットワークカード(NIC:Network Interface Card)に対応する。
顔撮影部704は、無人窓口2のブース内にいる顧客の映像を撮影する。
書類撮影部705は、顧客が作成した書類や作成した書類をブース内に設置される投函箱に投入する様子を撮影する。
表示部801には、顔撮影部704および書類撮影部705で撮影した映像が表示される。また、表示部801には、表示兼操作部703の画面の内容が表示される。
顔撮影部805は、オペレータ席3にいるオペレータの映像を撮影する。
映像表示部701には、顔撮影部805で撮影された映像が表示される。
表示兼操作部703は、印刷部702および印刷部804に印刷命令を送信する。また、表示兼操作部703は、中枢サーバ101へ利用者による操作がなされたことを示す通知(操作通知)を送信する。また、表示兼操作部703は、読取部706に読取命令を送信する。
操作部802は、印刷部702および印刷部804に印刷命令を送信する。また、操作部802は、書類撮影部705に撮影角度変更命令や撮影倍率変更命令を送信する。また、操作部802は、発光部803に発光停止命令を送信する。また、操作部802は、画面共有により表示兼操作部702を遠隔で操作する機能を有する。
印刷部702は、表示兼操作部703または操作部802からの命令を受けて印刷を実行する。印刷部702が印刷を実行する印刷物の中には、読取部706で読み取ったものが含まれる。
印刷部804は、表示兼操作部703または操作部802からの命令を受けて印刷を実行する。印刷部804が印刷を実行する印刷物の中には、読取部706で読み取ったものが含まれる。
発光部803は、中枢サーバー101からの来店通知を受信して発光する。また、発光部803は、操作部802からの発光停止命令を受信して発光を停止する。
中枢サーバ101は、制御部901と、データベース902と、通信制御部903とを有する。通信制御部903は、例えば図示しないネットワークカード(NIC:Network Interface Card)である。なお、中枢サーバ101は、「切替装置」の一例である。
データベース902は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ等の記憶媒体により構成される。データベース902には、営業店側機器群700およびセンタ側機器群800単位で機器のIPアドレスをグルーピングした情報(例えば、図2に示すテーブルT)が格納される。
制御部901は、CPU(Central Processing Unit)によるプログラムの実行処理や、専用回路等により実現される。制御部901がプログラムによって実現される場合、そのプログラムをコンピュータによる読み取り可能な記録媒体(例:CD-ROM)に記憶して提供することができる。また、そのプログラムを、インターネットなどのネットワークを通して提供することもできる。制御部901は、管理部901aと、接続部901bとを備える。
管理部901aは、データベース902を用いて、無人窓口システム1を構成する各機器のIPアドレスを管理する。管理部901aは、例えば、新たな機器が取り付けられた場合に、取り付けられた機器のIPアドレスを営業店側機器群700およびセンタ側機器群800単位でグルーピングしてデータベース902に登録する。
接続部901bは、営業店側機器群700とセンタ側機器群800との接続を管理する。接続部901bは、例えば、新たな顧客が来店した場合に空いているセンタ側機器群800を探して、来店した顧客が操作する営業店側機器群700と探したセンタ側機器群800との接続(紐付け)を行う。接続部901bは、営業店側機器群700とセンタ側機器群800との接続を、互いの機器群(機器グループ)のIPアドレスを通知することで実現する。
また、接続部901bは、オペレータの交代を行う場合に、新たなセンタ側機器群800を探して、営業店側機器群700と探した新たなセンタ側機器群800との接続(紐付け)を行う。接続部901bは、営業店側機器群700と新たなセンタ側機器群800との接続を、互いの機器群(機器グループ)のIPアドレスを通知することで実現する。
なお、ここまで説明した動作は、各機器群内、または通信制御部707,806,903を介して各装置間で行われる。
≪実施形態に係るビデオ通信システムの動作≫
図4ないし図9を参照して(適宜、図1ないし図3参照)、無人窓口システム1の動作を説明する。ここでは、無人窓口システム1の動作を「機器群間の新規の接続」、「機器群間の印刷」、「機器群間のカメラ操作」、「機器群間の端末操作」、「接続の切替え」について分けて説明する。ここでは、図1に示すハードウェア構成を前提に説明を行う。
なお、営業店側機器群700を主語に動作を説明する場合、営業店側機器群700の代表端末であるタブレット端末203が主導して処理を実行するものとする。また、センタ側機器群800を主語に動作を説明する場合、センタ側機器群800の代表端末であるオペレータPC401が主導して処理を実行するものとする。例えば、各機器群(機器グループ)の代表端末は、自機器群内の周辺機器の操作に基づく情報を取得し、取得した情報に応じて接続先の機器群内の対応する周辺機器に対して動作指令を送信する。なお、代表端末を介さずに周辺機器同士が動作指令を送受信してもよい。
<機器群間の新規の接続>
図4を参照して、営業店側機器群700およびセンタ側機器群800が接続されていない状態で新規に相互接続する場合の動作を説明する。つまり、図4は、顧客が営業店の無人窓口2を訪れた場合の動作である。
中枢サーバ101の管理部901aは、前述の通り接続されている機器群毎のIPアドレス情報(図2に示すテーブルT)を管理している。
最初に、金融サービスの利用者(顧客)は、営業店の無人窓口2を訪れて営業店側機器群700を操作する(ステップS101)。利用者によるステップS101の操作は特に限定されるものではなく、利用者は、例えばタブレット端末203を操作する。営業店側機器群700は、利用者による操作がなされたことを示す通知(操作通知)を中枢サーバ101に送信する(ステップS102)。
中枢サーバ101の接続部901bは、営業店側機器群700からの通知を受信した後で、特定の営業店側機器群700との接続がされていないセンタ側機器群800(つまり、空いているオペレータ)を検索し、接続がされていないセンタ側機器群800に対して顧客が無人窓口2を訪れたことを示す来店通知を送信する(ステップS103)。
来店通知を受信したセンタ側機器群800は、表示灯402を鳴動させる(ステップS104)。オペレータは、表示灯402の鳴動により自身が対応を行うことを認識し、センタ側機器群800に対してOK操作を行うことで対応の受け入れを許可する(ステップS105)。センタ側機器群800は、受入許可の操作を受けると表示灯402の鳴動を停止し、また、中枢サーバ101に受入許可を示す通知(受入通知)を送信する(ステップS106)。
中枢サーバ101の接続部901bは、受入通知を送信したセンタ側機器群800に対して、接続対象となる営業店側機器群700のIPアドレス情報を送信する(ステップS107)。ここで、接続対象となる営業店側機器群700は、ステップS102で操作通知を送信した営業店側機器群700である。また、営業店側機器群700のIPアドレス情報は、営業店側機器群700に属する各機器のIPアドレスである。IPアドレス情報を受信したセンタ側機器群800は、接続対象となる営業店側機器群700のIPアドレス情報を取り込む(ステップS108)。ここでのIPアドレス情報の取り込みとは、例えば、センタ側機器群800の代表端末であるオペレータPC401が保有する接続先に関する情報を上書きするものである。具体的には、センタ側機器群800の代表端末であるオペレータPC401は、接続対象となる営業店側機器群700の各機器のIPアドレス情報を取得し、機器の種別とともに記憶する。これにより、例えばセンタ側機器群800の代表端末であるオペレータPC401から、営業店側機器群700の各機器に直接接続して制御することが可能となる。本実施例の説明において、各機器群との接続とは、機器群に含まれる各機器への接続であり、各機器群への依頼もしくは命令とは、各機器群の中で所望の処理に対応するいずれかの機器への依頼もしくは命令であり、通常は代表端末から接続先の機器群に属する所定の機器に対して行われる。あるいは、代表端末から各周辺機器に対して接続先のIPアドレス情報を通知して、周辺機器同士で代表端末を介さずに直接通信を行わせるようにしてもよい。なお、周辺機器同士で直接通信を行う場合、周辺機器が保有する接続先に関する情報についても上書きする。
また、中枢サーバ101の接続部901bは、操作通知を送信した営業店側機器群700に対して、接続対象となるセンタ側機器群800のIPアドレス情報を送信する(ステップS109)。ここで、接続対象となるセンタ側機器群800は、ステップS106で受入通知を送信したセンタ側機器群800である。また、センタ側機器群800のIPアドレス情報は、センタ側機器群800に属する各機器のIPアドレスである。IPアドレス情報を受信した営業店側機器群700は、接続対象となるセンタ側機器群800のIPアドレス情報を取り込む(ステップS110)。ここでのIPアドレス情報の取り込みとは、例えば、営業店側機器群700の代表端末であるタブレット端末203が保有する接続先に関する情報を上書きするものである。具体的には、営業店側機器群700の代表端末であるタブレット端末203は、接続対象となるセンタ側機器群800の各機器のIPアドレス情報を取得し、機器の種別とともに記憶する。これにより、例えば営業店側機器群700の代表端末であるタブレット端末203から、センタ側機器群800の各機器に直接接続して制御することが可能となる。なお、周辺機器同士で直接通信を行う場合、周辺機器が保有する接続先に関する情報についても上書きする。
ステップS101~ステップS110の処理により、ある一つの営業店側機器群700と、ある一つのセンタ側機器群800との接続が完了する。これにより、営業店側機器群700は、接続先のセンタ側機器群800のIPアドレスを知っているので情報の送信が可能となり、また、センタ側機器群800は、接続先の営業店側機器群700のIPアドレスを知っているので情報の送信が可能となる。なお、ステップS107とステップS109の処理の順番は特に限定されず、逆や同時であってもよい。
次に、営業店側機器群700は、ビデオ通話用のネットワークカメラ204の映像(利用者の顔映像)、書類撮影用のネットワークカメラ205の映像(書類の映像)、タブレット端末203の画面をセンタ側機器群800に送信する(ステップS111)。センタ側機器群800は、受信した映像などをオペレータPC401に表示する(ステップS112)。これらの通信は、代表端末を介さずに行われてもよい。
また、センタ側機器群800は、ビデオ通話用のネットワークカメラ403の映像(オペレータの顔画像)を営業店側機器群700に送信する(ステップS113)。営業店側機器群700は、受信した映像を営業店PC201に表示する(ステップS114)。この通信は、代表端末を介さずに行われてもよい。
ステップS111~ステップS114の処理により、ビデオ通話の接続が完了する。これにより、顧客とオペレータとは相手の顔を確認しながら対話を行うことができる。
<機器群間の印刷>
図5および図6を参照して、実施形態に係る無人窓口システム1における営業店側機器群700からセンタ側機器群800への印刷処理およびその逆の印刷処理について説明する。ここで、図4のステップS101~ステップS110の処理により、ある一つの営業店側機器群700と、ある一つのセンタ側機器群800との接続が完了しているものとする。
(営業店側機器群からセンタ側機器群への印刷)
図6に示すように、営業店側機器群700とセンタ側機器群800との接続完了後に、利用者は、営業店側機器群700に対して、センタ側機器群800を指定した印刷操作を行う(ステップS201)。営業店側機器群700は、センタ側機器群800に対して印刷操作に基づく印刷命令を送信する(ステップS202)。印刷命令を受信したセンタ側機器群800は、印刷命令に従って印刷を実行する(ステップS203)。
ステップS201~ステップS203の処理は、例えば、図5に示すものであってよい。利用者は、スキャナ206にオペレータに提示する書類をセットし、タブレット端末203上のボタンを押下する(ステップU1)。それに従いスキャナ206は、書類を読み取り、読み取った画像をタブレット端末203に送信する(ステップU2)。なお、タブレット端末203およびスキャナ206は同一の機器群内にあり、前述のとおり相互に通信が可能である。
タブレット端末203は、スキャナ206から送られた書類の画像を一時的に保存し(ステップU3)、続けてデータセンタ側のネットワークプリンタ404に保存した画像の印刷命令を送信する(ステップU4)。なお、図4のステップS101~ステップS110の処理により、タブレット端末203はネットワークプリンタ404のIPアドレスを取得済みである。そして、ネットワークプリンタ404は、タブレット端末203からの印刷命令に従って印刷を実行する(ステップU5)。
これにより、オペレータは、自身による印刷操作をせずに利用者が指定した印刷物(例えば、利用者の身分を特定するための書類)を取得できる。印刷が完了した後で、センタ側機器群800は、営業店側機器群700に対して印刷の完了通知を送信する(ステップS204)。完了通知を受信した営業店側機器群700は、利用者に対して印刷の完了メッセージを表示する(ステップS205)。これにより、利用者は、遠隔地で行われた印刷の完了を知ることができる。
(センタ側機器群から営業店側機器群への印刷)
同様に、センタ側機器群800から営業店側機器群700への印刷が行われる。つまり、営業店側機器群700とセンタ側機器群800との接続完了後に、オペレータは、センタ側機器群800に対して、営業店側機器群700を指定した印刷操作を行う(ステップS206)。センタ側機器群800は、営業店側機器群700に対して印刷操作に基づく印刷命令を送信する(ステップS207)。印刷命令を受信した営業店側機器群700は、印刷命令に従って印刷を実行する(ステップS208)。
これにより、利用者は、自身による印刷操作をせずにオペレータが指定した印刷物(例えば、金融商品のパンフレット)を取得できる。印刷が完了した後で、営業店側機器群700は、センタ側機器群800に対して印刷の完了通知を送信する(ステップS209)。完了通知を受信したセンタ側機器群800は、オペレータに対して印刷の完了メッセージを表示する(ステップS210)。これにより、オペレータは、遠隔地で行われた印刷の完了を知ることができる。
<機器群間のカメラ操作>
図7を参照して、実施形態に係る無人窓口システム1におけるセンタ側機器群800を介した営業店側機器群700の書類撮影用のネットワークカメラ205の操作について説明する。ここで、図4のステップS101~ステップS110の処理により、ある一つの営業店側機器群700と、ある一つのセンタ側機器群800との接続が完了しているものとする。
営業店側機器群700とセンタ側機器群800との接続完了後に、オペレータは、センタ側機器群800に対して、営業店側機器群700の書類撮影用のネットワークカメラ205の操作を行う(ステップS301)。センタ側機器群800は、営業店側機器群700に対してカメラ操作に基づく操作命令を送信する(ステップS302)。操作命令を受信した営業店側機器群700は、操作命令に従って書類撮影用のネットワークカメラ205を動かす(ステップS303)。
営業店側機器群700は、書類撮影用のネットワークカメラ205で撮影している映像をセンタ側機器群800へ送信する(ステップS304)。カメラの映像を受信したセンタ側機器群800は、オペレータPC401に書類撮影用のネットワークカメラ205の映像を表示する(ステップS305)。これにより、オペレータは、利用者の操作を要せずに自身が望むように遠隔地にある書類撮影用のネットワークカメラ205を動作させることができる。
<機器群間の端末操作>
図8を参照して、実施形態に係る無人窓口システム1におけるセンタ側機器群800を介した営業店側機器群700のタブレット端末203の操作について説明する。ここで、図4のステップS101~ステップS110の処理により、ある一つの営業店側機器群700と、ある一つのセンタ側機器群800との接続が完了しているものとする。また、センタ側機器群800のオペレータPC401では、画面共有ソフトにより営業店側機器群700のタブレット端末203の画面を操作できるものとする。
営業店側機器群700とセンタ側機器群800との接続完了後に、オペレータは、センタ側機器群800の画面共有ソフトを介して、営業店側機器群700のタブレット端末203の操作(タブレット操作)を行う(ステップS401)。センタ側機器群800は、営業店側機器群700に対してタブレット操作に基づく操作命令を送信する(ステップS402)。操作命令を受信した営業店側機器群700は、操作命令に従ってタブレット端末203上で操作を実行する(ステップS403)。
営業店側機器群700は、タブレット端末203の映像をセンタ側機器群800へ送信する(ステップS404)。タブレット端末203の映像を受信したセンタ側機器群800は、オペレータPC401にタブレット端末203の映像を表示する(ステップS405)。これにより、オペレータは、利用者の操作を要せずに自身が望むように遠隔地にあるタブレット端末203を操作することができる。
<接続の切替え>
図9を参照して、営業店側機器群700およびセンタ側機器群800が既に接続されている状態で、オペレータを交代する必要性が出てきたときに別のセンタ側機器群800に再接続する場合の動作(つまり、接続の切替え)を説明する。
中枢サーバ101の管理部901aは、前述の通り接続されている機器群毎のIPアドレス情報(図2に示すテーブルT)を管理している。
最初に、第1のオペレータは、第1のセンタ側機器群800に対してオペレータの交代操作をする(ステップS501)。第1のセンタ側機器群800は、中枢サーバ101に対して、オペレータの交代操作がなされたことを示す交代通知を送信する(ステップS502)。この場合、具体的には、操作部802すなわちオペレータPC401が、オペレータによる交代操作を受けて中枢サーバ101に交代通知を送信する。
中枢サーバ101の接続部901bは、第1のセンタ側機器群800からの交代通知を受信した後で、特定の営業店側機器群700との接続がされていない第2のセンタ側機器群800(つまり、空いているオペレータ)を検索し、接続がされていない第2のセンタ側機器群800に対してオペレータの交代を行うことを示す交代通知を送信する(ステップS503)。この場合、具体的には、中枢サーバ101からオペレータPC401Bや表示灯402Bに交代通知を送信する。
交代通知を受信した第2のセンタ側機器群800の表示灯402は、表示灯402を鳴動させる(ステップS504)。第2のオペレータは、表示灯402の鳴動により自身が対応を行うことを認識し、第2のセンタ側機器群800のオペレータPC401に対してOK操作を行うことで交代を許可する(ステップS505)。第2のセンタ側機器群800は、交代許可の操作を受けると表示灯402の鳴動を停止し、また、中枢サーバ101に交代許可を示す通知(交代許可通知)を送信する(ステップS506)。この場合、具体的には、交代許可の操作を受けたオペレータPC401が、表示灯402に発光停止命令を送信し、中枢サーバ101に交代許可通知を送信する。
中枢サーバ101の接続部901bは、交代許可通知を送信した第2のセンタ側機器群800に対して、接続対象となる営業店側機器群700のIPアドレス情報を送信する(ステップS507)。IPアドレス情報を受信した第2のセンタ側機器群800は、接続対象となる営業店側機器群700のIPアドレス情報を取り込む(ステップS508)。ここでのIPアドレス情報の取り込みとは、例えば、第2のセンタ側機器群800の代表端末であるオペレータPC401が保有する接続先に関する情報を上書きするものである。なお、周辺機器同士で直接通信を行う場合、周辺機器が保有する接続先に関する情報についても上書きする。
また、中枢サーバ101の接続部901bは、交代通知を送信した第1のセンタ側機器群800に対して、接続されていた営業店側機器群700のIPアドレス情報を削除する命令を通知する(ステップS509)。削除通知を受信した第2のセンタ側機器群800は、接続していた営業店側機器群700のIPアドレス情報を削除する(ステップS510)。ここでのIPアドレス情報の削除とは、例えば、第1のセンタ側機器群800の代表端末であるオペレータPC401が保有する接続先に関する情報を削除するものである。なお、周辺機器同士で直接通信を行う場合、周辺機器が保有する接続先に関する情報についても削除する。
また、中枢サーバ101の接続部901bは、営業店側機器群700に対して、接続対象となる第2のセンタ側機器群800のIPアドレス情報を送信する(ステップS511)。ここで、接続対象となるセンタ側機器群800は、ステップS506で交代許可通知を送信した第2のセンタ側機器群800である。IPアドレス情報を受信した営業店側機器群700は、接続対象となる第2のセンタ側機器群800のIPアドレス情報を現在登録されている第1のセンタ側機器群800のIPアドレス情報に上書きする(ステップS512)。ここでのIPアドレス情報の上書きとは、例えば、業店側機器群700の代表端末であるタブレット端末203が保有する接続先に関する情報を第2のセンタ側機器群800のIPアドレス情報で上書きするものである。なお、周辺機器同士で直接通信を行う場合、周辺機器が保有する接続先に関する情報についても上書きする。
ステップS501~ステップS512の処理により、オペレータの交代に伴う他のセンタ側機器群800への再接続(接続先の切替え)が完了する。これにより、営業店側機器群700は、交代後の接続先である第2のセンタ側機器群800のIPアドレスを知っているので情報の送信が可能となり、また、第2のセンタ側機器群800は、接続先の営業店側機器群700のIPアドレスを知っているので情報の送信が可能となる。なお、ステップS507とステップS509とステップS511の処理の順番は特に限定されず、他の順番や同時であってもよい。
次に、営業店側機器群700は、ビデオ通話用のネットワークカメラ204の映像(利用者の顔映像)、書類撮影用のネットワークカメラ205の映像(書類の映像)、タブレット端末203の画面を第2のセンタ側機器群800に送信する(ステップS513)。第2のセンタ側機器群800は、受信した映像などをオペレータPC401に表示する(ステップS514)。これらの通信は、代表端末を介さずに行われてもよい。
また、第2のセンタ側機器群800は、ビデオ通話用のネットワークカメラ403の映像(オペレータの顔画像)を営業店側機器群700に送信する(ステップS515)。営業店側機器群700は、受信した映像を営業店PC201に表示する(ステップS516)。この通信は、代表端末を介さずに行われてもよい。
ステップS513~ステップS516の処理により、ビデオ通話の接続が完了する。これにより、顧客と交代後の第2のオペレータとは相手の顔を確認しながら対話を行うことができる。
以上のように、実施形態に係る無人窓口システム1によれば、接続前の状態では営業店側機器群700およびセンタ側機器群800は接続先が決まっていないために相手側のIPアドレス情報がないが、接続が確立したとき中枢サーバ101が機器群に対して互いの機器群のIPアドレス情報を通知する。これにより、営業店側機器群700は、接続先のセンタ側機器群800のIPアドレスを知っているので情報の送信が可能となり、また、センタ側機器群800は、接続先の営業店側機器群700のIPアドレスを知っているので情報の送信が可能となる。
また、実施形態に係る無人窓口システム1によれば、営業店側機器群700およびセンタ側機器群800の接続先の切替えにおいて、中枢サーバ101が機器群に対して新たな接続先の機器群のIPアドレス情報を通知する。これにより、営業店側機器群700は、交代後の接続先である第2のセンタ側機器群800のIPアドレスを知っているので情報の送信が可能となり、また、第2のセンタ側機器群800は、接続先の営業店側機器群700のIPアドレスを知っているので情報の送信が可能となる。
[変形例]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を変えない範囲で実施することができる。実施形態の変形例を以下に示す。
実施形態では、PCやタブレットの他、ネットワークプリンタ、ネットワークカメラ、スキャナ等によるシステム構成を例として説明したが、IPアドレスを保有できる機器であれば機器の種類は問わない。
また、実施形態では、営業店側機器群700のビデオ通話用のネットワークカメラ204およびセンタ側機器群800のビデオ通話用のネットワークカメラ403として固定カメラを想定していた。しかしながら、これらのカメラは固定とせずに操作できてもよい。また、これらのカメラに対して、書類撮影用のネットワークカメラ205と同様に視野角の操作、撮影倍率の操作を行ってもよい。
また、実施形態では、金融機関というシチュエーションを想定していたために、機器の切り替えをセンタ側機器群800(オペレータ側)に限定していた。しかしながら、シチュエーションを問わなければ営業店側機器群700を動的に切り替えることが可能である。
また、実施形態では、第1のセンタ側機器群800は、オペレータを交代後に接続先がない状態に一時的になっていた。しかしながら、対応を行っているオペレータ同士を交代するようにして、接続先が一時的にない状態を作らないようにしてもよい。例えば、第1の利用者と第1のオペレータ、第2の利用者と第2のオペレータが通話中である場合において、第1のオペレータと第2のオペレータとを交代してもよい。これにより、第1の利用者と第2のオペレータとが接続され、第2の利用者と第1のオペレータとが接続されるので、接続先の空白が生まれずに対応を行うことができる。
1 無人窓口システム(切替システム)
101 中枢サーバ(切替装置)
201A,201B,201 営業店PC(周辺機器)
202A,202B,202 ネットワークプリンタ(周辺機器)
203A,203B,203 タブレット端末(代表端末)
204A,204B,204 ネットワークカメラ(周辺機器)
205A,205B,205 ネットワークカメラ(周辺機器)
206A,206B,206 スキャナ(周辺機器)
401A,401B,401 オペレータPC(代表端末)
402A,402B,402 表示灯(周辺機器)
403A,403B,403 ネットワークカメラ(周辺機器)
404A,404B,404 ネットワークプリンタ(周辺機器)
700A,700B,700 営業店側機器群(機器グループ)
800A,800B,800 センタ側機器群(機器グループ)
901 制御部
901a 管理部
901b 接続部
902 データベース

Claims (7)

  1. 代表端末とその周辺に設置される周辺機器をグルーピングした複数の機器グループと、
    前記機器グループを構成する前記代表端末および前記周辺機器に付与されたIPアドレスを前記機器グループ毎に管理する管理部と、
    前記機器グループ同士の接続を行う接続部と、を備え、
    前記接続部は、前記機器グループ同士の接続に際して、それぞれの機器グループの前記代表端末に対して互いの機器グループに属する機器のIPアドレスを通知し、また、一方の前記機器グループを他の前記機器グループに切り替えて接続する場合に、新たに接続先となるそれぞれの機器グループの前記代表端末に対して互いの機器グループに属する機器のIPアドレスを通知する、
    ことを特徴とする切替システム。
  2. 前記代表端末は、自機器グループ内の機器の操作に基づく情報を取得して、取得した情報に応じて、接続先の機器グループ内の対応する機器に対して動作指示を送信する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の切替システム。
  3. 前記機器グループには、ビデオ通話を行うための機器が含まれている、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の切替システム。
  4. 前記複数の機器グループには、顧客が使用する第1の機器グループと、オペレータが使用する第2の機器グループとがあり、
    前記接続部は、
    前記第1の機器グループからの接続要求に応じて前記第2の機器グループとの接続を行い、
    前記第2の機器グループからの切替要求に応じて他の前記第2の機器グループに切り替えて前記第1の機器グループとの接続を行う、
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れか一項に記載の切替システム。
  5. 代表端末とその周辺に設置される周辺機器を一つのまとまりとしてグルーピングした機器グループ毎に前記代表端末および前記周辺機器に付与されたIPアドレスを管理する管理部と、
    前記機器グループ同士の接続を行う接続部と、を備え、
    前記接続部は、前記機器グループ同士の接続に際して、それぞれの機器グループの前記代表端末に対して互いの機器グループに属する機器のIPアドレスを通知し、また、一方の前記機器グループを他の前記機器グループに切り替えて接続する場合に、新たに接続先となるそれぞれの機器グループの前記代表端末に対して互いの機器グループに属する機器のIPアドレスを通知する、
    ことを特徴とする切替装置。
  6. 代表端末とその周辺に設置される周辺機器を一つのまとまりとしてグルーピングした機器グループ毎に前記代表端末および前記周辺機器に付与されたIPアドレスを管理する管理ステップと、
    前記機器グループ同士の接続を行う接続ステップと、を有し、
    前記接続ステップは、
    前記機器グループ同士の接続に際して、それぞれの機器グループの前記代表端末に対して互いの機器グループに属する機器のIPアドレスを通知する第1接続ステップと、
    一方の前記機器グループを他の前記機器グループに切り替えて接続する場合に、新たに接続先となるそれぞれの機器グループの前記代表端末に対して互いの機器グループに属する機器のIPアドレスを通知する第2接続ステップと、を有する、
    ことを特徴とする切替方法。
  7. 請求項6の切替方法を、切替装置を制御するコンピュータに実行させる切替プログラム。
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