JP2002152261A - 通信システム及びそれを用いたテレビ電話通信方法 - Google Patents

通信システム及びそれを用いたテレビ電話通信方法

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JP2002152261A
JP2002152261A JP2000345334A JP2000345334A JP2002152261A JP 2002152261 A JP2002152261 A JP 2002152261A JP 2000345334 A JP2000345334 A JP 2000345334A JP 2000345334 A JP2000345334 A JP 2000345334A JP 2002152261 A JP2002152261 A JP 2002152261A
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田村雄二
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ログオン時に付与されるIPアドレスが前回
ログオン時と異なる相手側端末装置とリアルタイム双方
向通信を行うことができ、且つ将来のユーザ増加にも余
裕をもって対処できる通信システムの提供と、この通信
システムを活用したテレビ電話による通信方法を提供せ
んとする。 【解決手段】 複数グループに分けて管理されるネット
ワーク上の端末装置のそれぞれに、当該端末装置を他の
端末装置と区別するための接続番号を、そのなかに所属
グループを特定する情報を含ませて付与するとともに、
前記接続番号とIPアドレスとの対応関係を管理するア
カウントサーバを、前記グループ数に対応させて複数台
設け、前記各端末装置は、交信しようとする相手側端末
の接続番号を前記相手側端末を管理するアカウントサー
バに直接送って、当該サーバから前記端末のIPアドレ
スを受け取り、このIPアドレスを用いて相手側端末と
交信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターネットや
企業内LANなどTCP/IPプロトコルによって運用
されるネットワークにおける通信システムとその利用技
術としてのテレビ電話通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】インターネットや企業内LANなど、T
CP/IPプロトコルによって運用されるネットワーク
では、相手側端末装置と接続するには図12に示すよう
に、相手側端末装置のIP(Internet Protocol)アド
レスの指定が必要である。これは、IPアドレスが付さ
れていることによって相手側端末に行き着くまでのルー
ティング可能となるからである。
【0003】このIPアドレスには固定値が設定される
場合と、ネットワークへのログオン時にそのネットワー
クを管理するネットワークサーバによって毎回異なった
IPアドレスが割り当てられる場合とがある。後者の方
が、そのドメインに使用が許可されたIPアドレスを効
率的に使用できること、またIPアドレスが固定しない
ことで不正アクセスに対する防御力が高まるなどの利点
を有することから、多くのネットワークで採用されてい
る。IPアドレスの割り当てはDHCP(dynamic hos
t configuration protcol)サーバによって行われ、
具体的にはこの機能を担うネットワークサーバが、その
ドメイン下におけるクライアントに対してIPアドレス
を割り当て、このような割り当てが上位階層から下位階
層に至る各ネットワークにおいて連鎖的になされること
により、末端クライアントのIPアドレスが特定される
ようになっている。インターネットサービスプロバイダ
のサーバも、企業内ネットワークを統括するネットワー
クサーバも、ともにこの連鎖の中にあり、それぞれのネ
ットワーク階層の中でDHCPサーバの機能を果たして
いる。
【0004】TCP/IPプロトコルでは、このように
して割り当てられる相手側のIPアドレスを取得して、
初めて相手側とのリアルタイム双方向通信ができるよう
になる。そこで、従来、インターネットを通じて端末装
置間でリアルタイム双方向通信を行う場合には、インタ
ーネットへのネットワーク接続を確立して自己のIPア
ドレスを確認した後、このIPアドレスを電話やあるい
は電子メールを用いて相手側に伝え、ネットワーク接続
が維持されている間に、前記IPアドレスを用いて自分
側端末にアクセスすることを要請し、相手側端末から自
分側端末へのアクセスを待つという、極めて面倒な手順
を経て当事者間の双方向リアルタイム通信を行うしかな
かった。
【0005】このような問題点を解決すべく、ネットワ
ーク上にアドレス変換サーバを設ける方法が既に提案さ
れている。これは、図13に示すように、インターネッ
トI上に設けたアドレス変換サーバASによって、端末
装置aの接続状況を監視するとともに、インターネット
サービスプロバイダによって付与されたIPアドレス
と、ネットワーク上での固定アドレス(例えば電子メー
ルアドレス)との対応関係を管理し、各端末装置のイン
ターネット上での所在を前記固定アドレス(電子メール
アドレス)によって代替表現せんとするものである。そ
して、この技術の延長として、インターネットテレビ電
話なるものも提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この技
術には解決すべき問題があった。即ち、この技術は変化
するアドレス情報であるIPアドレスを変化しない固定
アドレス情報である電子メールアドレスに置き換えて管
理するものであり、相手側端末との交信を希望するユー
ザから相手の電子メールアドレスを指定して接続要求が
なされると、問い合わせて来た端末装置に対して、相手
側端末のIPアドレスを回答するのであるが、これら処
理は全て1台のアドレス変換サーバによって一括処理さ
れる仕組みとなっている。これは、IPアドレスに対応
させる不変のアドレスとして電子メールアドレスを用い
ていることから、必然的な構成であるといえるが、この
ような構成では、図14に示すように自分側端末A〜Z
及び相手側端末a〜zの台数が増えた場合、アドレス変
換サーバASの負荷は著しく増大し、システム全体が機
能停止を招くことになる。そして、この構成を維持した
まま、ユーザ増加に対処しようとすれば、アドレス変換
サーバの大型化、高性能化は避けられず、システムコス
トの大幅な上昇をもたらし、ネットワーク参加者への負
担増につながることになる。
【0007】また、この技術は、インターネットを通じ
たテレビ電話の可能性を示してはいるとはいうものの、
インターネットを通じたテレビ電話を社会の共通インフ
ラとして整備するための工夫については、何ら示されて
いない。テレビ電話が真に便利な通信手段となるために
は、より多くの人が参加することが重要である。本通信
システムが万人にとっての共通の通信手段として定着す
るか否かにかかっており、このためには使いやすく、か
つこの技術が普及するための工夫がなされていなければ
ならないし、また本テレビ電話の特徴を生かした事例等
についても開示されていなければならない。
【0008】本発明はかかる現況に鑑みてなされたもの
であり、ログオン時に割り当てられるIPアドレスが前
回と異なる相手側端末装置とのリアルタイム双方向通信
を、ユーザ数の増加に対しても充分余裕をもって運用で
きる通信システムを提供するとともに、この技術を社会
的共通基盤として広く普及させるための工夫と、更には
この通信技術を利用したテレビ電話による通信方法と、
加えてテレビ電話の特徴を最大限生かしたWebサイト
の事例についても開示せんとするものである。
【0009】本発明者は、上記課題を解決するため鋭意
検討した結果、次の着想を得た。まず前記第一の課題に
ついては、前記技術のように、電子メールアドレスをI
Pアドレスに変換するアドレス変換サーバを設けること
に代えて、電話交換における交換機的な機能を果たすア
カウントサーバを設けることを着想した。即ち本発明で
は、ネットワークに参加する端末装置の管理は、全ての
端末装置を一括して管理するのではなく、参加する端末
装置を複数のグループに分け、これを複数のアカウント
サーバによって管理する。そしてそれぞれの端末装置に
は、その端末装置を他の端末装置がネットワーク上で識
別して交信相手として特定する接続先情報を含ませる。
そしてこの接続先情報には、その端末装置の所属グルー
プを特定する情報も含ませるようにする。これにより、
相手側装置端末のIPアドレスの照会は当該相手側装置
端末が所属するグループを管理するアカウントサーバを
直接指定して行うことになる。このようにすることで、
各アカウントサーバは自らのグループ以外の端末装置を
管理する必要がなくなるとともに、端末装置も最初か
ら、そのグループ内に交信対象となる相手側端末を抱え
るアカウントサーバのみを対象とすればよいから、通信
経路の単純化、短縮がはかれるようになり、ユーザの増
加に余裕をもって対応できるとともに、処理の高速化も
はかれるようになる。
【0010】かかる着想に基づいて完成された請求項1
記載の通信システムは次の構成を有する。即ち、ログオ
ン時に割り当てられるIPアドレスが前回と異なる相手
側端末装置とリアルタイム双方向通信を行うための通信
方法であって、ネットワーク上で複数グループに分けて
管理される端末装置のそれぞれに、当該端末装置を他の
端末装置と区別するための文字、記号、番号あるいはこ
れらを組み合わせて表現される接続先情報を、そのなか
に所属グループを特定する情報を含ませて付与するとと
もに、前記接続先情報とIPアドレスとの対応関係を管
理するアカウントサーバを、前記グループ数に対応させ
て複数台設ける。
【0011】そして、前記各端末装置には、相手側端末
装置の接続先情報を管理する手段と、相手側端末装置の
所属グループを管理するアカウントサーバに対して交信
を希望する相手側端末装置の接続先情報に対応するIP
アドレスを照会する手段と、アカウントサーバが回答す
るIPアドレスを受け取り、ネットワークの接続先をア
カウントサーバから前記IPアドレスによって特定され
る端末装置に切り換える手段とを備えさせる。
【0012】一方、ネットワーク上に設けられた複数台
のアカウントサーバそれぞれには、それぞれのアカウン
トサーバが管理するグループに所属する端末装置の接続
名あるいは接続番号とIPアドレスとの対応関係を管理
するデータベースと、端末装置からのIPアドレスに対
する照会に対して、前記データベースを参照して該当す
るIPアドレスを回答する手段とを設ける。
【0013】本発明が適用されるネットワークは、前回
と異なるIPアドレスによってネットワークにログオン
するクライアント(端末装置)が含まれるネットワーク
であれば本発明の対象となり、例えばインターネットサ
ービスプロバイダー経由でインターネットに接続する場
合、企業内LANに接続された端末装置、さらにこれら
の複合形態が対象となるなど、その形態はさまざまであ
る。
【0014】ネットワーク上で相手側端末を識別する情
報としては文字、記号、番号、あるいはこれらを組み合
わして表現されるものを用いることができる。文字はア
ルファベットや漢字、ひらがな、カタカナなどで表現さ
れるものを指し、実際的にはユーザ名、端末装置名、端
末装置の愛称などを組み合したものなどが利用できる。
これに対して記号や数字、あるいは両者を組み合せたも
のも採用でき、実際的にはユーザや端末装置の属性や類
別を数値や記号で表現したものなどが使用できる。また
所属グループのグループ番号やユーザ番号などで区別す
ることも好ましい。以下の説明では接続先情報として特
に番号を用いたものを例示し、これを特に接続番号と呼
ぶことにする。
【0015】接続先情報としては、電子メールアドレス
や氏名などを用いることもできるが、アカウントサーバ
の番号とユーザ番号を組み合わして、これを接続番号と
して用いることとすれば、管理上極めて有利になる。
【0016】また、接続番号を、加入者電話の番号と同
じにし、加入者電話番号における局番がアカウントサー
バの番号に関連づけられようにすることも好ましい。こ
のようにすれば、日頃馴親しんだ電話番号をそのまま使
うことができるので、本システム用に別の電話番号を設
定する必要がなく、混乱することがない。
【0017】このような通信方法によって、授受する情
報としては、音情報、映像情報、テキスト情報やその
他、あらゆるマルチメディア情報が対象となる。このよ
うな通信方法は接続に際してIPアドレスの指定が必要
な通信一般に適用され、例えばチャットやその他、IP
アドレスを使用する公知の通信に適用されるが、これら
の中でも、本通信システムは、特にテレビ電話に適して
いる。
【0018】テレビ電話は、少なくとも音情報と映像情
報の通信機能を有し、相手側映像及び自分側映像を併存
あるいは独立状態でディスプレイに映し出すテレビ電話
ソフトウェアを搭載したパソコンによって構成する。
【0019】また、アカウントサーバを主設備とする本
システムの維持費用の捻出も重要な課題である。例え
ば、相手側映像又は自分側映像を映しだす映像枠の一方
又は双方に広告欄を付随させて、当該部分への広告掲載
により広告収入を得て、これをシステムの運用費用の一
部にあてることなども好ましい。
【0020】広告映像は動画、静止画のいずれであって
もよいが、あまりに目立ちすぎると、自分側映像表示部
及び相手側映像表示部の表示内容への注意が削がれるお
それがあるので、当該箇所への広告の表示に際しては、
前記映像表示部の内容を把握するうえで邪魔にならない
よう配慮する必要がある。目立ちすぎないという意味で
は静止画が好ましいということになる。
【0021】また本テレビ電話が真に使いやすいものと
なるには、ユーザ(利用者)数を増やすことが何よりも
重要である。ユーザ数を増加させるための方策は、端末
装置側で工夫する場合と、Webページに工夫を施す場
合とがある。
【0022】また、本発明はログオン状態にある相手側
端末の現在のIPアドレスを通知することによって、端
末装置相互のリアルタイム双方向通信を行うものである
から、本システムに参加している端末装置はログオン状
態にあることが好ましい。したがって、音楽、映画、ニ
ュースなどのコンテンツを常時配信することで、端末装
置をログオン状態にしておき、他の端末装置からのアク
セスに対して待機状態にしておくことが好ましい。
【0023】本テレビ電話は一対一の交信のみならず一
対nの交信も可能なように構成してもよく、相手側映像
を表示する映像枠を2以上備え、同時に二ヶ所以上の端
末装置と交信を行えるようにしてもよい。
【0024】
【発明の実施の形態】次に本発明の詳細を図示した実施
例に基づき説明する。図1は、本発明の通信システムの
概要を示している。図中Aは自分側端末、図中a〜eは
相手側端末であり、これらはインターネットに接続さ
れ、そのIPアドレスはインターネットに接続する都
度、インターネットサービスプロバイダ(図示せず)か
ら割り当てられる。割り当ては、現在未使用のIPアド
レスの中から選択されることから、ほとんどの場合、そ
のIPアドレスは前回ログオン時と異なることになる。
IPアドレスの割り当ては連鎖するネットワーク階層の
各階層において行われ、企業内LANなどでにおいても
ドメインを管理するネットワークサーバによって配下の
端末装置に対してプライベートアドレスが付与される。
このプライベートアドレスは、端末装置の起動順に割り
当てられたりする。
【0025】本発明は、このようにログオン時に付与さ
れるIPアドレスが前回ログオン時と異なる相手側端末
装置を対象として、リアルタイム双方向通信を、簡単に
行えるようにするのが目的である。
【0026】以下の説明では、自分側端末と相手側端末
のいずれもが、ネットワークに接続する都度、そのIP
アドレスが変化する場合を例に挙げて説明するが、本発
明は、少なくとも相手側端末のIPアドレスが変化する
ものであれば適用対象となり、自分側端末のIPアドレ
スの変化は必ずしも必須でない。
【0027】またここでは、ネットワークとしてインタ
ーネットを含むものを対象として説明するが、本願発明
はIPアドレスによって相手側端末装置を特定するプロ
トコルのネットワークにおいて運用されるものであれば
対象となり、例えばインターネットを含まない企業内L
ANなども対象となる。またこれらが複合して、企業内
LAN環境からインターネットに接続する場合なども含
まれる。
【0028】本発明の通信システムでは、端末装置全体
を複数のグループに分けている。そしてこれらグループ
分けされた各端末装置のそれぞれには、当該グループに
所属することを他の端末装置から区別出来るよう、グル
ープ番号を含んだ接続番号(接続先情報)が付されてい
る。図1では、例えば北村さんの操作する端末装置aの
接続番号は700−0000であり、先頭の700がグ
ループ番号である。
【0029】ここでは、グループ番号を用いてグループ
を識別しているが、番号ではなくグループ名によって所
属グループを識別するようにしてもよい。
【0030】前記接続番号とIPアドレスとの対応関係
を管理するアカウントサーバを、前記グループ数に対応
させて複数台設けている。
【0031】図示したものでは、北村、東村、西村の各
ユーザがサーバS700に属し、南村、川村の各ユーザ
がサーバS701に属している。ここでアカウントサー
バは、端末装置としての相手側端末のIPアドレスと接
続名との対応関係を管理するサーバである。ここで接続
名とは、交信する他の端末をネットワーク上で特定する
名称や記号、更には番号を指し、図例のものでは、例え
ば「700−0000」というように番号で表してい
る。接続名は番号である必要はないが、接続名の中に、
当該端末装置が属するグループを特定する情報が含まれ
ている必要がある。図例のものでは「700」,「70
1」が所属グループを特定する情報である。端末装置の
グループ化は、地域別、五十音別、契約順序別、使用機
種別などいずれであってもよい。
【0032】各端末装置には、相手側端末装置の接続名
あるいは接続番号を管理する手段と、相手側端末装置の
所属グループを管理するアカウントサーバに対して、交
信を希望する相手側端末装置の接続名あるいは接続番号
に対応するIPアドレスを照会する手段と、アカウント
サーバが回答するIPアドレスを受け取り、ネットワー
クの接続先をアカウントサーバから前記IPアドレスに
よって特定される端末装置に切り換える手段とを備えて
いる。これら各手段は、コンピュータプログラムによっ
て実現される。
【0033】また一方、ネットワーク上に設けられた複
数台のアカウントサーバそれぞれには、当該アカウント
サーバが管理するグループに所属する端末装置の接続情
報とIPアドレスとの対応関係を管理するデータベース
(図示せず)と、端末装置からのIPアドレスに対する
照会に対して、前記データベースを参照して該当するI
Pアドレスを回答する手段とを少なくとも備えている。
これら各手段もコンピュータプログラムによって実現で
きる。
【0034】アカウントサーバは、自らのグループに所
属する端末装置の接続番号とIPアドレスの対応関係を
データベースによって管理しており、外部から接続名を
指定した所属端末装置についてのIPアドレスの照会が
あると、これに対してIPアドレスを教える機能を有し
ている。アカウントサーバは自らのグループの所属端末
装置のみについてしか管理しないので、各アカウントサ
ーバはパソコンレベルの規模で充分である。
【0035】アカウントサーバに所属する端末装置のI
Pアドレスの登録は、各端末装置がネットワークにログ
オンしたときに行われる。即ち、当該ネットワークに参
加する各端末装置には、通信機能を制御するソフトウェ
アが搭載されており、端末装置がインターネットサービ
スプロバイダーにアクセスしてインターネット接続が完
了すると、前記通信制御ソフトウェアが、インターネッ
トサービスプロバイダーから付与されたIPアドレスを
自らの接続先情報と一緒にアカウントサーバに通知す
る。アカウントサーバは前記通知を受けると、その接続
名或いは接続番号に対応するIPアドレスが既に登録さ
れているか否かをチェックし、登録されていれば、その
IPアドレスを新しいIPアドレスに更新し、一方、登
録されていなければ、通知を受けたIPアドレスを新し
く登録する。この例は、端末装置がログオンしたときだ
け、アカウントサーバにアクセスしてIPアドレスの更
新或いは登録を行うというものであるが、この方法で
は、接続から相当時間が経過していて、既に接続が断た
れていても、前回のIPアドレスが残っているという不
都合が生じる可能性がある。このような不都合を回避す
るためには、ログオフするときにアカウントサーバにア
クセスして登録されているIPアドレスを破棄すること
や、或いは接続後、半日程度の時間が経過すれば接続を
自動的に断つこと、さらにはアカウントサーバ側から端
末装置に対して接続確認したりすることが考えられる。
【0036】このようにしてグループに属する端末装置
がネットワークにログオンしている状態下で、自分側端
末装置と相手側端末装置との交信が行われる。相手側端
末が未接続である場合には、相手側端末に対して電子メ
ールを送付して、交信が可能となるよう相手側に、イン
ターネットへの接続を促したり、交信しようとした事実
を相手側に伝え、次の交信日時の予約をしたりする。
【0037】本発明においては、アカウントサーバが複
数存在し、これらアカウントサーバのそれぞれが、その
アカウントサーバの管理対象となるグループに所属する
端末装置についてのみ管理を行う。そしてアカウントサ
ーバへのIPアドレスの照会に際しては、交信しようと
する対象端末の接続名に含まれているアカウントサーバ
を特定する情報に基づいて、対象端末を管理する対象サ
ーバに対して直接照会を行う。各ユーザの接続番号は、
ローカルディスクに保存しているアドレス帳に記録した
接続番号一覧によって知ることができる。また既存の電
話と同じように、本人の許諾を得たものについてはイン
ターネット上で公開するようにしてもよい。尚、ここで
いうアドレス帳とは、ネットワーク上でのアドレスを収
録したもので、図8に示すように、名前に対応する接続
番号やIPアドレスの一覧が記録されたものを指してい
る。不変番号である接続番号は変化しないが、IPアド
レスは相手側端末がインターネットにログオンする都
度、変化する。
【0038】例えば、図3を参照して北村さんへの接続
を行う場合を説明すると、次のようになる。まず前提条
件として、北村さんの接続番号(700−0000)が
わかっている必要がある。そのためには北村さんの端末
装置がログオン状態となっていることが必要である。そ
してアカウントサーバには、それを確認できる手段を設
けている。アカウントサーバS700には例えば、図4
に示すように現在ログオン中の端末装置の接続名を一覧
表示する機能が与えられており、これによって現在交信
可能な端末装置を自分側端末装置のディスプレイ上に表
示させる。表示する現在交信可能な端末装置のリストの
内容は、基本的にそのアカウントサーバがIPアドレス
を管理するものに限定される。したがって、グループ分
けした各グループの範囲を越えて交信相手を選択する場
合には、前記アカウントサーバとは別に、一覧リスト表
示用のサーバを設けることが考慮される。
【0039】まず自分側端末からサーバS700に対し
て、北村さんの接続番号(700−0000)を送付し
て、北村さんのIPアドレスの照会を行う。ここで重要
なのは照会先が、北村さんのIPアドレスを管理するサ
ーバS700に対して直接行われるということであり、
接続番号にこの情報が含まれているということである。
このように最初から交信を希望する端末装置の所属グル
ープを管理するアカウントサーバに直接照会するという
手法をとることにより、図2に示すようにネットワーク
に参加する端末装置が増え、照会する端末装置A〜Eや
照会対象である相手側端末装置a〜eの数が増えても、
余裕をもって対処できるようになる。また、アカウント
サーバの数を増やすことによって、アカウントサーバ1
台あたりの処理件数を低くすることもできるから、アカ
ウントサーバの応答性が低下することを防ぐことがで
き、ユーザ数の増加にも余裕をもって対処できるように
なる。
【0040】端末装置からIPアドレスの照会を要請さ
れたアカウントサーバS700は、データベースを参照
して接続番号(700−0000)に対応するIPアド
レスを探し出し、これを端末装置に対して回答する。こ
のとき北村さんがログオン状態でなければ、北村さんが
交信可能な状態にないことを問い合わせのあった端末装
置に通知することになる。これらIPアドレスの取得及
び端末装置へのセットは自動で行われ、ユーザは全く意
識することなく相手側端末に接続することができる。ア
カウントサーバS700への照会を自動化することによ
り、ユーザーはアカウントサーバS700に照会してい
る事実を意識することなく、日常使用している加入者電
話の感覚で相手側端末装置と交信することができる。ま
たその逆にアカウントサーバS700の存在を積極的に
活用して、さまざまなサービスの展開することも可能で
ある。
【0041】IPアドレスの通知を受けた端末装置はサ
ーバとの接続を遮断して、その接続先に取得したIPア
ドレスをセットして、北村さんと交信するものである。
尚、交信が終了したときにアカウントサーバにその旨を
通知するようにすれば、利用状況の把握がより正確に把
握できるため、ネットワークの運営上好ましい。
【0042】このようにして運用される本システムはネ
ットワークを通じた通信一般に適用されるが、特に図5
に示すようにスピーカー1、マイク2、CCDカメラ3
を備えたマルチメディア対応型のパソコンを利用したテ
レビ電話システムに利用すると、従来の加入者電話と変
わらない優れた操作性を有しながら、きめ細やかな情報
を伝える情報授受手段を実現することができる。本通信
システムは、IPアドレスを用いて相手側端末を特定す
るものであれば、チャットやその他は従来公知の通信技
術に対しても適用できる。
【0043】ところで以上述べた通信システム及びそれ
を活用したインターネットテレビ電話が真に便利なもの
となるためには、より多くの人がこれを使い、これが情
報引のための社会的な共通基盤とならなければならな
い。そのためには使いやすく、かつ普及のための工夫が
施されている必要がある。以下、これらを配慮した工夫
について、主として画面デザインを中心に説明する。
【0044】図6は、インターネットテレビ電話の主要
画面である。当該主要画面は操作ウィンドウ10、自己
映像ウィンドウ20、相手映像ウィンドウ30の3エリ
アから構成されており、それぞれのエリアは独立して分
割移動させたり、表示/非表示を切り換えたりできるよ
うになっている。
【0045】11は番号入力部であり、当該番号入力部
11によって入力された結果が入力欄13に表示され
る。入力は接続番号、IPアドレスのいずれでも入力で
きる。12はモード選択部であり、これによって次の動
作が選択される。「スタート」は相手との通信接続開
始、「切断」は接続状態にある相手との通信遮断、「ア
ドレス帳」はアドレス帳の呼び出し、「終了」は本通信
プログラムの終了を意味している。14は広告表示欄で
あり、動画や静止画が表示される。この広告表示欄で得
られる広告用の一部または全部を本システムの運営経費
の一部としてもよい。15はチャット入力及び表示欄で
ある。ここには会話文を記入或いは入力するだけにとど
まらず、記入或いは表示される文章を翻訳する機能を付
加することもできる。また音声認識入力機能を付加して
もよい。翻訳エンジンや音声認識入力エンジンは既存の
汎用ソフトウェアを用いても良いし、本システム用にカ
スタマイズしたものを開発してもよい。
【0046】自己映像ウィンドウ20は自己映像を、ま
た相手映像ウィンドウ30は相手映像を映す部分であ
り、ここには人物像やその他相手側に見せたいものを映
しだす映像表示部21、31が設けられている。例えば
通信の目的が商品取引などの場合には、商品を映し、ま
た例えば通信の目的が技術的な打ち合わせである場合に
は、技術資料を映したりする。映像表示部21の下には
広告表示欄22が設けられており、前記広告表示欄14
に加えてここにも広告が表示できるようになっている。
この部分での広告表示があまり目立ちすぎると、その上
の自己映像が目立たなくなったり或いは見づらくなった
りするので、その表示は控えめとすることが好ましく、
例えば静止画を採用することなどが好ましい。自己映像
ウィンドウ20と相手映像ウィンドウ30は自由に配置
でき、拡大縮小も任意となっている。また相手映像ウィ
ンドウ30にも広告表示欄を設けても良い。更にこの広
告表示欄の表示/非表示を選択できる機能を備えさせて
もよい。
【0047】このような主要画面への移行は、ソフトウ
エア起動直後に現れる図7に示すような初期画面に、自
己の接続番号とパスワードを入力して、現在のIPアド
レスを自己の接続番号と一緒にアカウントサーバに送
り、自らがネットワークにログオンしたことを通知しな
いと次の段階には進めないようになっている。このよう
な手順を踏むことで、インターネットテレビ電話の確実
な運営を可能にしている。
【0048】主要画面への入力が初めてであるときは、
主要画面への移行前あるいは移行直後に、図8に示すよ
うなアドレス帳40が自動的に開き、友人や知人の氏名
および電子メールアドレスの入力を促すようになってい
る。接続番号がわかっているものは入力する。また接続
番号の入力のないものは本テレビ電話ネットワークに未
加入であると判断して、これら人々に対してはアドレス
帳への記入が終わると即座に、あるいは電話料金の安い
夜間に、図9で示すような本テレビ電話ネットワークへ
の加入を勧める電子メールを自動配信する。そして、電
子メールにはテレビ電話ソフトウエアの無料ダウンロー
ドサイトのURLが掲載されており、電子メールを受け
取ったユーザがこの掲載箇所をクリックすると、無料ダ
ウンロードサイトに自動的に移動できるようになってい
る。そして無料ダウンロードサイトでは簡単な質問によ
るユーザ管理が行われ、この後、ダウンロードを実行す
ると、その後簡単な手順を経るだけでテレビ電話ソフト
のインストールが完了する。また無料ダウンロードサイ
トにはCCDカメラを持たない人への通販コーナーが設
けられており、購入の意思を明示するだけで、電子決済
や代引き決済によるCCDカメラの購入ができるように
なっている。このように、1人の加入者の本システムへ
の参加が、自動的に当該加入者の友人や知人の本システ
ムへの参加を促すこととなり、本ネットワークの普及を
加速することが期待できる。ここで述べたのは、ソフト
ウェア導入後のアドレス帳入力作業に連動して、本シス
テムへの加入者増加を図る方策であったが、もうひとつ
の加入者増加の方策として、ショッピングサイトなど、
本テレビ電話が有効に活用できるサイトに、当該サイト
がテレビ電話に対応したサイトであることを示す統一し
た識別マークを付すようにし、本テレビ電話対応モード
を装備していることがWebサイトの標準環境となるよ
うに普及をはかってもよい。そして当該識別マークの存
在は、その知名度を向上させる機能を担うと同時に、こ
の識別マークをクリックすることで、テレビ電話ソフト
が未導入の端末に対して導入動作を実行する機能を担わ
せることも好ましい。図10及び図11はこの例を示し
ている。
【0049】即ち、図10に示すようにWebページ5
0の一部に、テレビ電話システムの対応サイトであるこ
とを示す識別マーク51を表示しておく。そしてこの識
別マーク51の下には、接続番号表示欄52が設けられ
て当該サイトの接続番号を表示され、更にその下には時
間帯表示欄53が設けられて、テレビ電話の使用可能な
時間帯が明示されている。時間帯表示欄53を設けるの
は、これを設けないと、ユーザからのリアルタイム双方
向通信に対して、常に待機状態にある必要があり、現実
的でないからである。時間帯表示欄53を設けること
で、テレビ電話による顧客に対するきめ細やかな対処を
行うことを可能にしつつ、ショップ主催者の負担増加を
最小限に抑えることができる。
【0050】このようなサイトでは、識別マーク51を
クリックすると、前記主要画面が開き、接続番号の入力
が促される。次いで接続番号を手入力或いは自動入力す
ることにより図11に示すように、自己映像ウィンドウ
21と相手側映像ウィンドウ31とが併存状態でWeb
ページ上に現れ、ユーザ同士が動画映像と音声をやり取
りしながら通信を行うモードに移ることができる。図例
のものは山村酒店の店主が接客している様子を表してい
る。また、前記識別マーク51をクリックした時に、自
己端末装置にテレビ電話ソフトが未導入である場合に
は、ダウンロードサイトにジャンプして、導入動作に移
行するようになっている。
【0051】このような音と映像を伴ったテレビ電話で
は、対面販売でしか実現できなかった、細やかな対応や
配慮ができるようになり、インターネット上の取引であ
りながらも、親しみや人間味の感じられる取引や人的交
流が実現する。
【0052】最後に本発明者は、本通信システム及びそ
れを用いたテレビ電話システムをより有効なものとする
ために、次の点を提案する。
【0053】本システムでは、相手側端末との通信を成
立させるためには、そのIPアドレスがアカウントサー
バに把握されていることが必要であり、そのためには各
端末がログオン状態で待機していることが好ましい。し
たがって、このような状況を実現するためにログオン状
態の端末装置に対して、アカウントサーバ或いは別途設
けるコンテンツサーバから音楽、映画、ニュースなどの
コンテンツを常時配信し続け、IPアドレスが把握され
ている時間をより長くするようにする。接続時間が長く
なれば接続料金の上昇が懸念されるが、近年、定額料金
制によるダイヤルアップ接続契約も次第に多くなりつつ
あり、コンテンツの常時配信による料金負担の増加は解
消できる方向が示されている。
【0054】
【発明の効果】請求項1にかかる通信システムは、複数
グループに分けて管理されるネットワーク上の端末装置
のそれぞれに、当該端末装置を他の端末装置と区別する
ための文字、記号、番号あるいはこれらの組み合わせよ
りなる接続先情報を、そのなかに所属グループを特定す
る情報を含ませて付与するとともに、前記接続情報とI
Pアドレスとの対応関係を管理するアカウントサーバ
を、前記グループ数に対応させて複数台設けて、他の端
末装置と交信希望する端末装置は、相手側端末が所属す
るグループを管理するアカウントサーバに該当端末装置
のIPアドレスを照会することとしたから、相手側端末
装置のIPアドレスを把握していなくても相手側端末と
リアルタイム双方向通信を行うことができるという基本
的効果を有する。そして、アカウントサーバは自らのグ
ループに所属する端末装置についてのみ管理すればよい
ので、負荷が軽く、また端末装置による照会は該当する
端末装置をグループ内に抱えるアカウントサーバに対し
て直接行うものであるから、通信経路の単純化及び短縮
がはかれ、処理に要する時間も短く反応の速い通信を行
うことができる。
【0055】請求項2に係る発明のように、端末装置の
ネットワーク接続形態がダイヤルアップ接続であり、イ
ンターネットプロバイダーによってIPアドレスが付与
される場合には、インターネットを通じて端末装置同士
がリアルタイム双方向通信を行えるようになり、請求項
3に係る発明のように、端末装置が企業内LAN経由で
接続されており、企業内ネットワークサーバによってプ
ライベートアドレスとしてのIPアドレスが付与される
ものである場合、企業内LANを通じて端末装置同士が
リアルタイム双方向通信を行うことができる。
【0056】請求項4に係る発明のように、アカウント
サーバの番号とユーザ番号の組み合わせによって接続番
号が構成される場合、アカウントサーバの番号を、あた
かも加入者電話網における局番と同様に取り扱うことが
でき、感覚的に分かりやすく、取り扱いやすい。
【0057】請求項5に係る発明のように、接続番号
が、既存の加入者電話の番号と同じであり、加入者電話
番号における局番がアカウントサーバの番号に関連づけ
られている場合、普段使っている電話番号をそのままテ
レビ電話にも使うことができるので、新たに番号を覚え
る必要が無く、番号の取り扱いにも混乱を生じない。
【0058】請求項6に係る発明のように、前記通信シ
ステムを用い、端末装置として少なくとも音情報と映像
情報の通信機能を有し、相手側映像及び自分側映像を併
存あるいは独立状態でディスプレイに映し出すテレビ電
話ソフトウェアを搭載したパソコンを用いるテレビ電話
を構成した場合、相手側端末のIPアドレスを意識する
ことなく、日常的に使っている通常の加入者電話と同様
の使い勝手でテレビ電話を使うことができるようにな
り、相手側と互いの映像を確かめながら会話を行うこと
ができるようになる。
【0059】請求項7に係る発明のように、相手側映像
又は自分側映像を映しだす映像枠の一方又は双方に広告
欄が付随するようにした場合、映像枠は注視する箇所な
ので、優れた広告効果をもたらす。
【0060】請求項8に係る発明のように、テレビ電話
ソフトウェアの初期設定時に、知人リストの登録を促す
メッセージが画面上に表示されるとともに、電子メール
アドレスが入力された知人に対して、当該テレビ電話ソ
フトウェアのダウンロード案内を自動配信するようにし
た場合、一人のユーザが行う初期設定行為が、知人にテ
レビ電話を紹介することにつながるので、連鎖的に会員
ユーザ数を増加させることができるようになる。そして
会員数が増大することによって、より一層使いやすいテ
レビ電話の使用環境が整う。
【0061】請求項9に係る発明のように、テレビ電話
システムを活用したサービスを行うWebサイトのWe
bページの一部に、テレビ電話ソフトウェアの無料ダウ
ンロードサービスを行うWebサイトへのリンクボタン
を配置した場合、テレビ電話の効果的活用事例について
好意的印象を抱いた直後に、テレビ電話ソフトウェアの
無料ダウンロードの案内がなされるので、テレビ電話利
用ユーザの増加につながりやすい。
【0062】請求項10に係る発明のように、テレビ電
話を用いてWebサイトを通じて擬似対面販売を行うよ
うにした場合、従来のWebページ上でのショッピング
では実現できなかった人的交流が実現でき、ネットワー
ク上での取引の利点を生かしつつ、対面販売における親
しみや人間味などの要素を付加することができる。
【0063】請求項11に係る発明のように、ログオン
状態を維持すべく、コンテンツを常時配信した場合、配
信されるコンテンツの質が良ければ、ユーザはコンテン
ツを満喫しようとしてネットワークへのログオン状態を
維持するから、相手側端末が交信可能な状態になってい
る可能性を高くすることができ、テレビ電話のつながり
やすい環境を提供できる。
【0064】請求項12に係る発明のように、相手側映
像を表示する映像枠を2以上備え、同時に二ヶ所以上の
端末装置と交信を行うようにすれば、3点同時接続によ
るテレビ会議や多地点多人数会議などにも利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の通信システムの基本的な考え方を示
す説明図
【図2】 本発明の通信システムの全体概要を示す説明
【図3】 本発明の通信システムにおける情報授受の流
れを示す説明図
【図4】 アカウントサーバが管理しているユーザ(端
末装置)リストの一例
【図5】 テレビ電話として機能するパソコンの外観図
【図6】 テレビ電話ソフトウェアの主要画面のデザイ
ンの一例
【図7】 主要画面起動時に表示される接続確認画面の
デザインの一例
【図8】 端末装置に保存されるアドレス帳の記録内容
の一例
【図9】 テレビ電話無料ダウンロードを勧める電子メ
ールの文例
【図10】 テレビ電話対応サイトであることを示す識
別マークを付したショツピングサイトの画面デザインの
一例
【図11】 テレビ電話を用いて対面販売を行う画面デ
ザインの一例
【図12】 インターネットを通じて端末装置同士を接
続した概念図
【図13】 アドレス変換サーバを設けて、端末装置同
士を接続したネットワーク構成を示す説明図
【図14】 アドレス変換サーバを設けた場合の問題点
を示す説明図
【符号の説明】
A〜Z 自分側端末 a〜z 相手側端末 I インターネット S700 アカウントサーバ S701 アカウントサーバ S710 アカウントサーバ AS アドレス変換サーバ 1 スピーカ 2 マイク 3 CCDカメラ 10 操作ウィンドウ 11 番号入力部 12 モード選択部 13 入力欄 14 広告表示欄 15 チャット入力及び表示欄 20 自己映像ウィンドウ 21 映像表示部 22 広告表示欄 30 相手映像ウィンドウ 31 映像表示部 40 アドレス帳 50 Webページ 51 識別マーク 52 接続番号表示欄 53 時間帯表示欄

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ログオン時に割り当てられるIPアドレ
    スが前回と異なる相手側端末装置とリアルタイム双方向
    通信を行うための通信システムあって、 ネットワーク上で複数グループに分けて管理される端末
    装置のそれぞれに、当該端末装置を他の端末装置と区別
    するための文字、記号、番号あるいはこれらの組み合わ
    せよりなる接続先情報を、そのなかに所属グループを特
    定する情報を含ませて付与するとともに、前記接続先情
    報とIPアドレスとの対応関係を管理するアカウントサ
    ーバを、前記グループ数に対応させて複数台設け、 前記各端末装置には、 相手側端末装置の接続先情報を管理する手段と、 相手側端末装置の所属グループを管理するアカウントサ
    ーバに対して、交信を希望する相手側端末装置の接続先
    情報に対応するIPアドレスを照会する手段と、 アカウントサーバが回答するIPアドレスを受け取り、
    ネットワークの接続先をアカウントサーバから前記IP
    アドレスによって特定される端末装置に切り換える手段
    と、 を備えさせ、 一方、ネットワーク上に設けられた複数台のアカウント
    サーバそれぞれには、 それぞれのアカウントサーバが管理するグループに所属
    する端末装置の接続先情報とIPアドレスとの対応関係
    を管理するデータベースと、 端末装置からのIPアドレスに対する照会に対して、前
    記データベースを参照して該当するIPアドレスを回答
    する手段と、 を設けたことを特徴とする通信システム。
  2. 【請求項2】 端末装置のネットワーク接続形態がダイ
    ヤルアップ接続であり、インターネットプロバイダーに
    よってIPアドレスが付与される請求項1記載の通信シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 端末装置が企業内LAN経由で接続され
    ており、企業内ネットワークサーバによってプライベー
    トアドレスとしてのIPアドレスが付与される請求項1
    記載の通信システム。
  4. 【請求項4】 アカウントサーバの番号とユーザ番号の
    組み合わせによって接続先情報が構成される請求項1〜
    3のいずれか1項記載の通信システム。
  5. 【請求項5】 接続先情報が、既存の加入者電話の番号
    と同じであり、加入者電話番号における局番がアカウン
    トサーバの番号に関連づけられている請求項1〜4のい
    ずれか1項記載の通信システム。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項記載の通信
    システムを用い、端末装置として少なくとも音情報と映
    像情報の通信機能を有し、相手側映像及び自分側映像を
    併存あるいは独立状態でディスプレイに映し出すテレビ
    電話ソフトウェアを搭載したパソコンを用いるテレビ電
    話通信方法。
  7. 【請求項7】 相手側映像又は自分側映像を映しだす映
    像枠の一方又は双方に広告欄が付随する請求項6記載の
    テレビ電話通信方法。
  8. 【請求項8】 テレビ電話ソフトウェアの初期設定時
    に、知人リストの登録を促すメッセージが画面上に表示
    されるとともに、電子メールアドレスが入力された知人
    に対して、当該テレビ電話ソフトウェアのダウンロード
    案内を自動配信する請求項6又は7記載のテレビ電話通
    信方法。
  9. 【請求項9】 当該テレビ電話システムを活用したサー
    ビスを行うWebサイトのWebページの一部に、テレ
    ビ電話ソフトウェアの無料ダウンロードができるWeb
    サイトへのリンクボタンを配置した請求項6〜8のいず
    れか1項に記載のテレビ電話通信方法。
  10. 【請求項10】 テレビ電話を用いてWebサイトを通
    じて擬似対面販売を行う請求項6〜9のいずれか1項に
    記載のテレビ電話通信方法。
  11. 【請求項11】 ログオン状態を維持すべく、有益コン
    テンツを常時配信する請求項6〜10のいずれか1項記
    載のテレビ電話通信方法。
  12. 【請求項12】 相手側映像を表示する映像枠を2以上
    備え、同時に二ヶ所以上の端末装置と交信を行う請求項
    6〜11のいずれか1項記載のテレビ電話通信方法。
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