JP7301253B1 - 二酸化炭素回収方法 - Google Patents

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Abstract

本開示に係る二酸化炭素回収方法は、二酸化炭素含有ガスから二酸化炭素を吸収材(4)に吸収させる工程と、二酸化炭素を吸収した吸収材(4)を下水に投入する工程と、下水に投入された吸収材(4)から二酸化炭素を回収する工程と、を有する。

Description

本開示は、二酸化炭素回収方法に関する。
特許文献1は、空気から二酸化炭素を回収するDAC(Direct Air Capture)技術を開示する。
特開2021-169079号公報
前記技術では、二酸化炭素の回収効率が低くなる可能性があった。そのため、二酸化炭素の回収効率の向上が求められている。
本開示は、上記の事情に鑑みて、二酸化炭素の回収効率を高めることができる二酸化炭素回収方法を提供することを目的とする。
本開示に係る二酸化炭素回収方法の一つの態様は、二酸化炭素含有ガスから二酸化炭素を吸収材に吸収させる工程と、前記二酸化炭素を吸収した前記吸収材を下水に投入する工程と、前記下水に投入された前記吸収材から前記二酸化炭素を回収する工程と、を有する。
本開示によれば、二酸化炭素の回収効率を高めることができる二酸化炭素回収方法を提供できる。
実施の形態1に係る二酸化炭素回収方法に用いられる二酸化炭素収集装置の模式図である。 実施の形態1に係る二酸化炭素回収方法を説明する模式図である。 実施の形態1に係る二酸化炭素回収方法を実施可能な二酸化炭素回収システムの模式図である。 二酸化炭素回収システムの第1の例の模式図である。 二酸化炭素回収システムの第2の例の模式図である。 実施の形態2に係る二酸化炭素回収方法を説明する模式図である。 実施の形態3に係る二酸化炭素回収方法を説明する模式図である。 実施の形態4に係る二酸化炭素回収方法を説明する模式図である。 実施の形態5に係る二酸化炭素回収方法を説明する模式図である。 実施の形態6に係る二酸化炭素回収方法を説明する模式図である。 実施の形態6に係る二酸化炭素回収方法を説明する模式図である。
以下、図面を参照しながら、本開示の実施の形態について説明する。なお、本開示の範囲は、以下の実施の形態に限定されず、本開示の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る二酸化炭素回収方法に用いられる二酸化炭素収集装置10の模式図である。図1に示すように、二酸化炭素収集装置10は、供給経路1と、二酸化炭素吸収部2と、導出経路3と、を備える。
供給経路1の一端は、建物11の室内換気用の換気装置12に接続されている。供給経路1の他端は、二酸化炭素吸収部2に接続されている。供給経路1は、換気装置12から排出される排出ガス(二酸化炭素含有ガス)を二酸化炭素吸収部2に導く。換気装置12は、空気を送るファン(送風機)を有する。
二酸化炭素吸収部2は、吸収材4と、外装体5と、を備える。
吸収材4は、排出ガス(二酸化炭素含有ガス)に含まれる二酸化炭素を吸収する。吸収材4は、液体の吸収材であってもよいし、固体の吸収材であってもよい。吸収材4は、二酸化炭素含有ガスに含まれる二酸化炭素を吸収することによって、排出ガスの他の成分と分離することができる。
液体の吸収材4は、例えば、二酸化炭素を化学吸着または物理吸着することができる。液体の吸収材4としては、アミン類が挙げられる。アミン類としては、脂肪族アミン、ポリアミン、ポリイミン、環式アミン、アミジン化合物などが挙げられる。液体の吸収材4としては、アルカリ金属水酸化物の水溶液なども使用できる。アルカリ金属水酸化物としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどが挙げられる。吸収材4は、水溶液の状態で使用されてもよい。
固体の吸収材4は、例えば、二酸化炭素を物理吸着または化学吸着することができる。二酸化炭素を物理吸着させる固体の吸収材4としては、ゼオライト、活性炭、珪藻土、アルミナ、シリカゲルなどが挙げられる。固体の吸収材4は、粒状、粉状などであってよい。粒状は、例えば、ビーズ状(球形)、ペレット状(円柱形)などである。粉状の吸収材4を用いる場合、吸収材4は担体の表面に担持させてもよい。二酸化炭素を化学吸着させる吸収材4としては、活性炭などの多孔質体に、アミン類、アルカリ金属水酸化物などを担持させた吸収材が挙げられる。二酸化炭素を化学吸着させる吸収材4としては、酸化カルシウムを用いてもよい。
外装体5は、吸収材4を取り出し可能に収容する。外装体5は、例えば、開口を有する本体部と、前記開口を開閉自在に閉止する蓋部とを備える。
導出経路3は、二酸化炭素吸収部2によって二酸化炭素の少なくとも一部が除去された排出ガスを系外に導出する。
建物11は、二酸化炭素含有ガスの供給源の例である。建物11は、例えば、人間が生活する居住空間を有する。居住空間内の空気(室内空気)は、人間の呼吸によって二酸化炭素濃度が高くなりやすい。室内空気は、ガスコンロ、暖房機器などの使用によって二酸化炭素濃度が高くなる場合もある。
次に、実施の形態1に係る二酸化炭素回収方法について説明する。図3は、実施の形態1に係る二酸化炭素回収方法を実施可能な二酸化炭素回収システムの模式図である。
図3に示すように、二酸化炭素回収システム100は、二酸化炭素収集装置10(図1参照)と、下水処理施設20と、二酸化炭素回収装置30と、を備える。
下水処理施設20は、下水F1を処理し、公共用水域に放流可能となるように浄化する。下水は、例えば、汚水および雨水である。汚水は、例えば、し尿、生活排水、産業排水などである。雨水は、例えば、降水、融雪水などである。下水F1は、家庭、事業所等から、それぞれ経路31を通して下水処理施設20に集められる。下水処理施設20には複数の経路31が接続されている。
二酸化炭素回収装置30は、吸着分離、膜分離、液化分離、電気化学的分離などの分離手法を用いて、下水処理施設20の処理流体F2に含まれる二酸化炭素の少なくとも一部を分離する。二酸化炭素回収装置30では、これらの分離手法のうち1つを採用してもよいし、2以上を組み合わせてもよい。処理流体F2は、下水処理施設20の中間処理流体、最終処理流体などである。
吸着分離を用いた二酸化炭素回収装置30は、例えば、特定の成分(例えば、二酸化炭素)を吸着材に吸着させて分離する。吸着材は、液体の吸着材であってもよいし、固体の吸着材であってもよい。吸着材は、例えば、二酸化炭素を化学吸着または物理吸着することができる。液体の吸着材としては、アミン類が挙げられる。アミン類としては、脂肪族アミン、ポリアミン、ポリイミン、環式アミン、アミジン化合物などが挙げられる。液体の吸着材としては、アルカリ金属水酸化物の水溶液なども使用できる。アルカリ金属水酸化物としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどが挙げられる。
二酸化炭素を物理吸着させる固体の吸着材としては、ゼオライト、活性炭、珪藻土、アルミナ、シリカゲルなどが挙げられる。固体の吸着材は、粒状、粉状などであってよい。粒状は、例えば、ビーズ状(球形)、ペレット状(円柱形)などである。粉状の吸着材を用いる場合、吸着材は担体の表面に担持させてもよい。二酸化炭素を化学吸着させる吸着材としては、活性炭などの多孔質体に、アミン類、アルカリ金属水酸化物などを担持させた吸着材が挙げられる。二酸化炭素を化学吸着させる吸着材としては、酸化カルシウムを挙げることもできる。
膜分離を用いた二酸化炭素回収装置30は、例えば、分子サイズが小さい成分が透過できる分離膜を用いて、特定の成分を他の成分から分離する。具体的には、例えば、二酸化炭素を選択的に透過させる分離膜を用いる。分離膜は、二酸化炭素と他の成分とを含む混合流体から二酸化炭素を分離する。分離膜としては、有機系膜(デンドリマー膜など)、および無機系膜(ゼオライト膜、シリカ膜、炭素膜など)が挙げられる。
液化分離を用いた二酸化炭素回収装置30は、例えば、特定の成分を液化させて他の成分(気体)から分離する。具体的には、例えば、高圧かつ低温の条件で二酸化炭素を液化させて他の成分(気体)から分離する。
電気化学的分離を用いた二酸化炭素回収装置30は、例えば、特定の成分(例えば、二酸化炭素)をイオン化して他の成分から分離する。
二酸化炭素回収装置30から排出された排出水F3は、系外に導出される。排出水F3は、さらに浄化処理に供してもよい。排出水F3は、公共用水域(河川、湖沼、港湾、沿岸海域など)に放流してもよい。
二酸化炭素回収システム100の第1の例について説明する。
図4は、二酸化炭素回収システム100の第1の例(二酸化炭素回収システム100A)の模式図である。図4に示すように、下水処理施設20A(下水処理施設20)は、第一沈殿池21と、生物処理槽22と、第二沈殿池23と、高度処理部24と、消化槽25と、を備える。
第一沈殿池21は、下水F1に含まれる固形物(汚泥)を沈降分離する。生物処理槽22は、第一沈殿池21を経た中間処理水F21を生物学的に処理する。第二沈殿池23は、生物処理槽22を経た中間処理水F22に含まれる固形物(汚泥)を沈降分離する。高度処理部24は、第二沈殿池23を経た中間処理水F23に高度処理を施す。高度処理は、例えば、栄養塩類を除去する処理である。高度処理部24を経た処理水は、最終処理水F24として系外に排出される。
吸収材4が固形である場合、第一沈殿池21および第二沈殿池23で得た汚泥には、吸収材4が含まれる。
消化槽25は、第一沈殿池21および第二沈殿池23で得た汚泥をメタン発酵により消化処理する。消化処理によって発生する消化ガスF25(処理流体F2)には、発酵生成物であるメタン、二酸化炭素等とともに、吸収材4に由来する二酸化炭素が含まれる。
二酸化炭素回収装置30は、消化槽25の下流側に設けられている。
実施の形態1に係る二酸化炭素回収方法は、第1工程(収集工程)と、第2工程(投入工程)と、第3工程(回収工程)と、を有する。
図1に示すように、第1工程(収集工程)では、供給経路1によって、換気装置12からの排出ガスである二酸化炭素含有ガスを二酸化炭素吸収部2に導く。二酸化炭素含有ガスは、例えば、建物11の居住空間の室内空気である。室内空気は、外気に比べて二酸化炭素濃度が高くなりやすい。
二酸化炭素吸収部2では、二酸化炭素含有ガスに含まれる二酸化炭素を吸収材4に吸収させる。これにより、二酸化炭素含有ガスに含まれる二酸化炭素を吸収材4に取り込む。
第1工程では、換気装置12からの排出ガスの排気圧力を利用して、排出ガス(二酸化炭素含有ガス)を二酸化炭素吸収部2の吸収材4に接触させることができる。これにより、二酸化炭素含有ガスと吸収材4との接触効率を高めることができるため、吸収材4による二酸化炭素の吸収効率を高めることができる。
図2に示すように、第2工程(投入工程)では、吸収材4を外装体5から取り出す。
図3に示すように、取り出した吸収材4を下水F1に投入する。具体的には、例えば、下水F1が流れる経路31に吸収材4を流し込む。吸収材4を含む下水F1は、下水処理施設20に送られる。
第3工程(回収工程)では、吸収材4に由来する二酸化炭素を含む消化ガスF25(処理流体F2)を二酸化炭素回収装置30に供給する。二酸化炭素回収装置30は、消化ガスF25(処理流体F2)に含まれる二酸化炭素を回収する。
実施の形態1に係る二酸化炭素回収方法によれば、吸収材4によって収集した二酸化炭素を下水に投入するため、家庭、事業所等で収集した二酸化炭素を含む吸収材4からの二酸化炭素を、下水処理施設20において一括的に回収することができる。よって、二酸化炭素の回収効率を高めることができる。
この二酸化炭素回収方法によれば、二酸化炭素濃度が高くなりやすい室内空気を二酸化炭素含有ガスとして用いるため、二酸化炭素の回収効率を高めることができる。
この二酸化炭素回収方法によれば、消化槽25で得られた消化ガスから二酸化炭素を回収するため、二酸化炭素の回収効率を高めることができる。
二酸化炭素回収システム100の第2の例について説明する。
図5は、二酸化炭素回収システム100の第2の例(二酸化炭素回収システム100B)の模式図である。図5に示すように、下水処理施設20B(下水処理施設20)は、第一沈殿池21と、生物処理槽22と、第二沈殿池23と、高度処理部24と、消化槽25と、を備える。
二酸化炭素回収システム100Bは、二酸化炭素回収装置30が消化槽25の下流側ではなく、第二沈殿池23と高度処理部24との間に設けられている点で、二酸化炭素回収システム100A(図4参照)と異なる。
第二沈殿池23を経た中間処理水F23(処理流体F2)は、二酸化炭素回収装置30に供給される。二酸化炭素回収装置30では、中間処理水F23に含まれる吸収材4から二酸化炭素を回収する。吸収材4が固体である場合には、例えば、中間処理水F23から吸収材4を回収した後、吸収材4から二酸化炭素を回収する。中間処理水F23から吸収材4を回収するには、沈降分離、浮上分離などの固液分離手法を採用できる。
二酸化炭素回収装置30を経た中間処理水F26は、高度処理部24に供給される。高度処理部24を経た処理水は、最終処理水F24として系外に排出される。
この二酸化炭素回収方法によれば、吸収材4によって収集した二酸化炭素を下水に投入するため、家庭、事業所等で収集した二酸化炭素を、下水処理施設20において一括的に回収することができる。よって、二酸化炭素の回収効率を高めることができる。
この二酸化炭素回収方法によれば、第二沈殿池23を経た中間処理水F23から二酸化炭素を回収するため、吸収材4が液体である場合でも効率よく二酸化炭素を回収することができる。
実施の形態2.
次に、実施の形態2に係る二酸化炭素回収方法について説明する。他の実施の形態と同じ構成については、同じ符号を付して説明を省略する。
図6は、実施の形態2に係る二酸化炭素回収方法を説明する模式図である。図6に示すように、二酸化炭素収集装置10Aは、供給経路1と、二酸化炭素吸収部2と、導出経路3と、制御部6と、を備える。二酸化炭素収集装置10Aは、制御部6を備える点で、二酸化炭素収集装置10(図1参照)と異なる。
制御部6は、吸収材4の二酸化炭素吸収量が、予め定められた設定値に達したことに基づいて、下水F1への吸収材4の投入を行う。二酸化炭素吸収量は、二酸化炭素含有ガスの二酸化炭素濃度および流量から算出することができる。二酸化炭素吸収量は、二酸化炭素濃度および流量に比例するため、例えば、二酸化炭素含有ガスの二酸化炭素濃度と流量とにより算出することができる。二酸化炭素含有ガスの流量は、換気装置12の送風機(ファン)の回転数から算出することもできる。
二酸化炭素含有ガスの二酸化炭素濃度が変動する場合には、供給経路1に設置した二酸化炭素濃度センサによって二酸化炭素含有ガスの二酸化炭素濃度を測定する。制御部6は、二酸化炭素濃度センサの測定値に基づいて二酸化炭素吸収量を算出することができる。二酸化炭素含有ガスの流量が変動する場合には、供給経路1に設置した流量計によって二酸化炭素含有ガスの流量を測定する。制御部6は、流量計の測定値に基づいて二酸化炭素吸収量を算出することができる。
制御部6は、吸収材4の二酸化炭素吸収量が設定値に達したとき、例えば、外装体5の開口を開放して吸収材4を経路31(図3参照)に投入することができる。
実施の形態2に係る二酸化炭素回収方法によれば、吸収材4によって収集した二酸化炭素を下水に投入するため、家庭、事業所等で収集した二酸化炭素を、下水処理施設20において一括的に回収することができる。よって、二酸化炭素の回収効率を高めることができる。
この二酸化炭素回収方法では、吸収材4の二酸化炭素吸収量が設定値に達したことに基づいて、下水F1への吸収材4の投入を行うため、下水F1への吸収材4の投入操作の自動化が容易である。さらに、吸収材4の吸収容量を無駄なく利用し、吸収材4による二酸化炭素の吸収効率を高めることができる。
この二酸化炭素回収方法では、吸収材4の二酸化炭素吸収量を算出するため、吸収材4の補充時期を容易に把握できる。
実施の形態3.
次に、実施の形態3に係る二酸化炭素回収方法について説明する。他の実施の形態と同じ構成については、同じ符号を付して説明を省略する。
図7は、実施の形態3に係る二酸化炭素回収方法を説明する模式図である。図7に示すように、供給経路1の一端は、空気調和装置13の室外機14に接続されている。室外機14は、空気を送るファン(送風機)を有する。空気調和装置13は、二酸化炭素含有ガスの供給源の例である。
第1工程(収集工程)では、供給経路1によって、室外機14から排出される排出ガスである空気(二酸化炭素含有ガス)を二酸化炭素吸収部2に導く。二酸化炭素吸収部2では、二酸化炭素含有ガスに含まれる二酸化炭素を吸収材4に吸収させる。
この二酸化炭素回収方法では、室外機14の排気圧力を利用するため、第1工程における動力損失を抑えることができる。
この二酸化炭素回収方法では、室外機14からの排出ガスの排気圧力を利用して、排出ガス(二酸化炭素含有ガス)を二酸化炭素吸収部2の吸収材4に接触させることができる。これにより、二酸化炭素含有ガスと吸収材4との接触効率を高めることができるため、吸収材4による二酸化炭素の吸収効率を高めることができる。
実施の形態4.
次に、実施の形態4に係る二酸化炭素回収方法について説明する。他の実施の形態と同じ構成については、同じ符号を付して説明を省略する。
図8は、実施の形態4に係る二酸化炭素回収方法を説明する模式図である。図8に示すように、燃焼器15は、送気装置16を備える。送気装置16は、燃焼器15における燃焼支援用の空気を送る。供給経路1の一端は、燃焼器15に接続されている。燃焼器15としては、例えば、ガス給湯器、ガスボイラ、石油ファンヒータなどが挙げられる。燃焼器15は、二酸化炭素含有ガスの供給源の例である。燃焼器15は、例えば、居住空間内で使用される。
第1工程(収集工程)では、供給経路1によって、燃焼器15からの排出ガス(二酸化炭素含有ガス)を二酸化炭素吸収部2に導く。二酸化炭素吸収部2では、二酸化炭素含有ガスに含まれる二酸化炭素を吸収材4に吸収させる。
この二酸化炭素回収方法では、排出量が大きく、かつ二酸化炭素濃度が高い排出ガス(二酸化炭素含有ガス)を利用できるため、二酸化炭素の吸収効率を高めることができる。
この二酸化炭素回収方法では、送気装置16からの送気圧力を利用して、二酸化炭素含有ガスを二酸化炭素吸収部2の吸収材4に接触させることができる。これにより、二酸化炭素含有ガスと吸収材4との接触効率を高めることができるため、吸収材4による二酸化炭素の吸収効率を高めることができる。
実施の形態5.
次に、実施の形態5に係る二酸化炭素回収方法について説明する。他の実施の形態と同じ構成については、同じ符号を付して説明を省略する。
図9は、実施の形態5に係る二酸化炭素回収方法を説明する模式図である。図9に示すように、燃料電池システム17は、送気装置18を備える。燃料電池システム17は、送気装置18から供給された空気と、改質ガスとの反応により発電を行うことができる。供給経路1の一端は、燃料電池システム17に接続されている。燃料電池システム17は、二酸化炭素含有ガスの供給源の例である。
第1工程(収集工程)では、供給経路1によって、燃料電池システム17から排出される排出ガスである二酸化炭素含有ガスを二酸化炭素吸収部2に導く。二酸化炭素吸収部2では、二酸化炭素含有ガスに含まれる二酸化炭素を吸収材4に吸収させる。
この二酸化炭素回収方法では、燃料電池システム17からの高濃度の二酸化炭素含有ガスから二酸化炭素を収集できるため、二酸化炭素排出量を削減できる。
この二酸化炭素回収方法では、送気装置18からの送気圧力を利用して、二酸化炭素含有ガスを二酸化炭素吸収部2の吸収材4に接触させることができる。これにより、二酸化炭素含有ガスと吸収材4との接触効率を高めることができるため、吸収材4による二酸化炭素の吸収効率を高めることができる。
実施の形態6.
次に、実施の形態6に係る二酸化炭素回収方法について説明する。他の実施の形態と同じ構成については、同じ符号を付して説明を省略する。
図10および図11は、実施の形態6に係る二酸化炭素回収方法を説明する模式図である。図10および図11に示すように、この二酸化炭素回収方法では、第2工程(投入工程)において、吸収材4を下水に投入するにあたって、吸収材4を外装体5から取り出した後、容器7に収容する。すなわち、吸収材4を容器7に収容して下水への投入を行う。具体的には、例えば、下水F1が流れる経路31(図3参照)に、吸収材4が収容された容器7を流し込む。
容器7は、例えば、袋、箱などである。袋は、例えば、プラスチックシートで形成される。箱は、例えば、プラスチック板で形成される。容器7は、防水性であって、吸収材4を液密に封入できることが望ましい。
第3工程(回収工程)では、吸収材4を容器7に収容した状態で回収する。そのため、吸収材4の性質にかかわらず、安全性を高めることができる。例えば、人体に影響を及ぼす可能性がある吸収材4も、安全性を損なわずに利用できる。
なお、本開示の技術的範囲は前記実施の形態に限定されず、本開示の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、処理流体F2(図3参照)を二酸化炭素回収装置に導く経路には、1または複数の濃縮器を設けてもよい。濃縮器は、例えば、吸着分離、膜分離、液化分離、電気化学的分離などの手法によって、処理流体F2の二酸化炭素の濃度を高める。そのため、二酸化炭素回収装置における二酸化炭素の回収効率を高めることができる。
図4および図5では、二酸化炭素回収装置30は、下水処理施設20における消化槽25の下流側、または、第二沈殿池23と高度処理部24との間に設けられているが、二酸化炭素回収装置の設置位置は特に限定されない。二酸化炭素回収装置は、下水処理施設の任意の位置に設けることができる。例えば、二酸化炭素回収装置は、第一沈殿池の上流側に設けられていてもよい。二酸化炭素回収装置は、第一沈殿池と生物処理槽との間に設けられていてもよい。二酸化炭素回収装置は、生物処理槽と第二沈殿池との間に設けられていてもよい。二酸化炭素回収装置は、高度処理部の下流側に設けられていてもよい。二酸化炭素回収装置は、第一沈殿池または第二沈殿池と、消化槽との間に設けられていてもよい。
4…吸収材 7…容器 11…建物 12…換気装置 13…空気調和装置 14…室外機 15…燃焼器 16…送気装置 17…燃料電池システム 18…送気装置

Claims (9)

  1. 供給経路を介して接続された二酸化炭素吸収部に、二酸化炭素含有ガスから二酸化炭素を吸収させる吸収材を準備する準備工程と、
    前記供給経路を介して前記二酸化炭素を前記吸収材に吸収させる吸収工程と、
    前記二酸化炭素を吸収した前記吸収材を、下水が流通する下水道を介して前記下水を集める施設に送る吸収材搬送工程と、
    前記施設に送られた前記吸収材から前記二酸化炭素を回収する回収工程と、を有する、
    二酸化炭素回収方法。
  2. 前記吸収材搬送工程において、前記吸収材の二酸化炭素吸収量が予め定められた設定値に達したことに基づいて前記吸収材を前記施設に送る
    請求項1記載の二酸化炭素回収方法。
  3. 前記二酸化炭素含有ガスは、建物の室内換気用の換気装置から排出される排出ガスであり、
    前記吸収工程において、前記換気装置の排気圧力を利用して前記二酸化炭素含有ガスを前記吸収材に接触させる、
    請求項1または2に記載の二酸化炭素回収方法。
  4. 前記二酸化炭素含有ガスは、空気調和装置の室外機から排出される排出ガスであり、
    前記吸収工程において、前記室外機の排気圧力を利用して前記二酸化炭素含有ガスを前記吸収材に接触させる、
    請求項1または2に記載の二酸化炭素回収方法。
  5. 前記二酸化炭素含有ガスは、燃焼支援用の空気を送る送気装置を備えた燃焼器から排出された排出ガスであり、
    前記吸収工程において、前記送気装置の送気圧力を利用して前記二酸化炭素含有ガスを前記吸収材に接触させる、
    請求項1または2に記載の二酸化炭素回収方法。
  6. 前記二酸化炭素含有ガスは、空気を送る送気装置を備えた燃料電池システムから排出される排出ガスであり、
    前記吸収工程において、前記送気装置の送気圧力を利用して前記二酸化炭素含有ガスを前記吸収材に接触させる、
    請求項1または2に記載の二酸化炭素回収方法。
  7. 前記吸収材の二酸化炭素吸収量は、前記二酸化炭素含有ガスの二酸化炭素濃度および流量から算出する、
    請求項2に記載の二酸化炭素回収方法。
  8. 前記下水は、下水処理施設に集められ、
    前記回収工程において、前記吸収材を前記下水処理施設で回収し、回収された前記吸収材から前記二酸化炭素を回収する、
    請求項1または2に記載の二酸化炭素回収方法。
  9. 前記吸収材搬送工程において、前記吸収材を容器に収容して前記下水への投入を行い、
    前記回収工程において、前記吸収材を回収するにあたり、前記吸収材を前記容器に収容された状態で回収する、
    請求項1または2に記載の二酸化炭素回収方法。
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