JP7298276B2 - 不整地走行用の自動二輪車用タイヤ - Google Patents

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本発明は、不整地走行用の自動二輪車用タイヤに関する。
下記特許文献1には、トレッド部に凹部付ブロックを有する不整地走行用の自動二輪車用タイヤが提案されている。前記凹部付ブロックは、ブロックの踏面の一部がステップ状に凹んだ凹部を有する。
特開2015-134578号公報
一般に、ブロックに設けられた凹部は、ブロックのエッジ成分を増やし、不整地走行時のグリップ性能を高めるのに役立つ。しかしながら、特許文献1の前記タイヤは、硬質な不整地路面において、前記凹部のエッジを十分に接地させることができない傾向があった。
本発明は、以上のような問題点に鑑み案出なされたもので、硬質な不整地路面で優れたグリップ性能を発揮し得る不整地走行用の自動二輪車用タイヤを提供することを主たる目的としている。
本発明は、トレッド部に複数のブロックが設けられた不整地走行用の自動二輪車用タイヤであって、前記ブロックの少なくとも1つは、踏面と、第1側面と、前記第1側面と交差する第2側面と、前記踏面と前記第1側面とに跨ってステップ状に凹む凹部とを含み、前記凹部は、前記第2側面で開口している。
本発明の不整地走行用の自動二輪車用タイヤにおいて、前記ブロックは、前記第1側面と交差する第3側面を含み、前記凹部は、前記第3側面で開口しているのが望ましい。
本発明の不整地走行用の自動二輪車用タイヤにおいて、前記第1側面は、前記踏面のタイヤ周方向の一方側に配されているのが望ましい。
本発明の不整地走行用の自動二輪車用タイヤにおいて、前記凹部の前記踏面からの凹み深さは、前記ブロックの高さの0.20倍以下であるのが望ましい。
本発明の不整地走行用の自動二輪車用タイヤにおいて、前記第1側面と直交して前記凹部を通る横断面において、前記凹部の前記踏面に沿った凹み幅は、前記踏面の長さの0.20倍以下であるのが望ましい。
本発明の不整地走行用の自動二輪車用タイヤにおいて、前記第1側面と直交して前記凹部を通る横断面において、前記凹部は、その深さ方向に延びる縦面と、前記踏面に沿って延びる横面とを含む入隅要素を少なくとも1つ含むのが望ましい。
本発明の不整地走行用の自動二輪車用タイヤにおいて、前記縦面の前記深さ方向の縦長さは、0.4mm以上であるのが望ましい。
本発明の不整地走行用の自動二輪車用タイヤにおいて、前記横断面において、前記横面の前記踏面に沿った横長さは、0.4mm以上であるのが望ましい。
本発明の不整地走行用の自動二輪車用タイヤにおいて、前記凹部は、複数の前記前記入隅要素を含むのが望ましい。
本発明の不整地走行用の自動二輪車用タイヤにおいて、前記凹部は、複数の前記縦面を含み、前記複数の縦面は、前記深さ方向の縦長さが最も大きい最大縦面と、前記縦長さが最も小さい最小縦面とを含み、前記最大縦面の前記縦長さは、前記最小縦面の前記縦長さの1.5倍以下であるのが望ましい。
本発明の不整地走行用の自動二輪車用タイヤにおいて、前記凹部は、複数の前記横面を含み、前記複数の横面は、前記踏面に沿った横長さが最も大きい最大横面と、前記横長さが最も小さい最小横面とを含み、前記最大横面の前記横長さは、前記最小横面の前記横長さの1.5倍以下であるのが望ましい。
本発明の不整地走行用の自動二輪車用タイヤにおいて、前記入隅要素は、前記縦面と前記横面とが湾曲して連なる湾曲面を含むのが望ましい。
本発明の不整地走行用の自動二輪車用タイヤにおいて、前記凹部は、2~3個の前記入隅要素で構成されているのが望ましい。
本発明の不整地走行用の自動二輪車用タイヤにおいて、前記ブロックを構成するゴムの硬さは、45~88°であるのが望ましい。
本発明の不整地走行用の自動二輪車用タイヤにおいて、前記トレッド部のランド比は、13%~60%であるのが望ましい。
本発明の不整地走行用の自動二輪車用タイヤは、前輪用でありかつタイヤの回転方向が指定され、前記第1側面は、前記踏面の前記回転方向の後着側に配されているのが望ましい。
本発明の不整地走行用の自動二輪車用タイヤは、後輪用でありかつタイヤの回転方向が指定され、前記第1側面は、前記踏面の前記回転方向の先着側に配されているのが望ましい。
本発明の不整地走行用の自動二輪車用タイヤのブロックの少なくとも1つは、踏面と、第1側面と、前記第1側面と交差する第2側面と、前記踏面と前記第1側面とに跨ってステップ状に凹む凹部とを含む。また、前記凹部は、前記第2側面で開口している。
このような前記凹部は、前記ブロックが硬質な不整地路面に接地したときに前記第2側面側から変形し易い。このため、踏面のエッジのみならず、前記凹部と前記第1側面とで形成されるエッジをも路面に接地させることができる。したがって、本発明の前記ブロックは、硬質な不整地路面で大きな摩擦力を提供し、グリップ性能を向上させる。
本発明の不整地走行用の自動二輪車用タイヤの一実施形態を示す横断面図である。 図1のトレッド部の展開図である。 図2のクラウンブロックの拡大斜視図である。 ブロックが接地するときのブロックの断面図である。 本発明の他の実施形態のブロックの拡大斜視図である。 図3の凹部の横断面図である。 本発明の他の実施形態の凹部の横断面図である。 比較例のタイヤのブロックの拡大斜視図である。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1には、本発明の一実施形態を示す不整地走行用の自動二輪車用タイヤ(以下、単に「タイヤ」ということがある。)1の正規状態における横断面図が示されている。図2は、タイヤ1のトレッド部2のトレッドパターンを示す展開図である。図1は、タイヤ回転軸を通る子午線断面図であり、図2のA-A線断面図に相当する。本実施形態のタイヤ1は、例えば、モトクロス競技用の車両の後輪タイヤとして好適に用いられる。但し、本発明のタイヤ1は、このような使用態様に限定されるものではない。
「正規状態」は、タイヤ1が正規リム(図示省略)にリム組みされ、かつ、正規内圧が充填された無負荷の状態である。本明細書では特に断りがない限り、タイヤ1の各部の寸法は、正規状態で測定された値である。
「正規リム」は、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎に定めているリムであり、例えばJATMAであれば "標準リム" 、TRAであれば "Design Rim" 、ETRTOであれば"Measuring Rim" である。
「正規内圧」は、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば "最高空気圧" 、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION PRESSURE" である。
図1に示されるように、本実施形態のタイヤ1のトレッド部2は、横断面において、その外面がタイヤ半径方向外側に凸の円弧状に湾曲している。
本実施形態のタイヤ1は、カーカス及びベルト層を具えている(図示省略)。これらには、公知の構成が適宜採用される。
図2に示されるように、トレッド部2は、タイヤの回転方向Rが指定された方向性パターンを具えている。回転方向Rは、例えば、サイドウォール部3(図1に示す)に、文字又は記号で表示される。
トレッド部2には、底面2dから隆起した複数のブロック5が設けられている。本実施形態のブロック5は、例えば、クラウンブロック6、ミドルブロック7及びショルダーブロック8を含んでいる。クラウンブロック6は、例えば、タイヤ赤道C上に設けられている。ミドルブロック7は、クラウンブロック6のタイヤ軸方向外側に隣り合っている。ショルダーブロック8は、ミドルブロック7のタイヤ軸方向外側に隣り合っている。ショルダーブロック8は、トレッド端Teを構成している。トレッド端Teは、トレッド部2に配されたブロックの内、最もサイドウォール部側に位置するブロック列に属するブロックのタイヤ軸方向外側の端縁に相当する。
土が強く押し固められた比較的硬質な不整地(以下、「硬質路面」という場合がある。)、及び、泥地や砂地などの比較的軟質な不整地(以下、「軟質路面」という場合がある。)でバランス良く性能を発揮するために、トレッド部2のランド比は、例えば、13%~60%である。但し、このような態様に限定されるものではない。なお、ランド比は、トレッド部2の底面2dを全て埋めた仮想の接地面に対する、各ブロック5の踏面の合計面積の比率である。
同様の観点から、ブロック5を構成するゴムの硬さは、例えば、45~88°である。なお、本明細書において、「ゴムの硬さ」は、特に断りのない限り、JIS K6253のタイプAデュロメータにより標準温度25℃の環境下で測定された硬さを意味する。
図3には、ブロック5の構成を説明する図として、図2のクラウンブロック6の拡大斜視図が示されている。図3に示されるように、ブロック5の少なくとも1つは、踏面10と、第1側面11と、第1側面11と交差する第2側面12とを含む。
トレッド平面視において、踏面10は、例えば、タイヤ軸方向に横長の矩形状である。踏面10を囲む各エッジは、直線状に延びている。但し、このような態様に限定されず、踏面10は、正方形状、台形状、多角形状等、種々の態様が採用され得る。また、踏面10を囲む各エッジは、湾曲するものでも良い。
第1側面11と第2側面12とが交差するという態様は、トレッド平面視において、これら2つの側面によって出隅部分が構成されている態様を意味する。すなわち、第1側面11と第2側面12とは、同一の平面又は単一の曲率半径の湾曲面で構成されていない。また、前記態様は、第1側面11と第2側面12とが稜線又は曲面を介して連なっている態様を含む。トレッド平面視における第1側面11と第2側面12との間の角度は、望ましくは160°以下、より望ましくは130°以下であり、本実施形態では90°とされる。
ブロック5は、踏面10と第1側面11とに跨ってステップ状に凹む凹部15とを含む。また、凹部15は、第2側面12で開口している。
図4には、本実施形態のブロック5が接地するときの断面図が示されている。図4に示されるように、本発明の凹部15は、ブロック5が硬質な不整地路面に接地したときに第2側面12側から変形し易い。このため、踏面のエッジのみならず、凹部15と第1側面11とで形成されるエッジをも路面に接地させることができる。したがって、本発明のブロック5は、硬質な不整地路面で大きな摩擦力を提供し、グリップ性能を向上させる。
図3に示されるように、本実施形態のブロック5は、第1側面11と交差する第3側面13を含み、凹部15は、第3側面13でも開口している。これにより、踏面10と第1側面11とで形成される角部分の全体に亘って、凹部15が構成されている。
図5には、本発明のブロック5の他の実施形態が示されている。図5に示されるように、ブロック5に配された凹部15は、第2側面12のみに開口し、第3側面13で開口しないものでも良い。この実施形態の場合、凹部15は、例えば、踏面10と第1側面11とで構成される角部分の半分以上に亘って設けられるのが望ましい。
図3に示されるように、第1側面11は、踏面のタイヤ周方向の一方側に配されているのが望ましい。このようなブロック5は、タイヤ周方向に大きな摩擦力を提供でき、トラクション性能やブレーキ性能を高めるのに役立つ。
より具体的には、後輪用のタイヤの場合、第1側面11は、踏面10の回転方向Rの着側に設けられているのが望ましい。これにより、トラクション性能が向上する。また、前輪用のタイヤの場合、第1側面11は、踏面10の回転方向Rの着側に配されているのが望ましい(図示省略)。これにより、ブレーキ性能が向上する。
凹部15の配置は、上述の態様に限定されるものではなく、凹部15は、例えば、踏面と、踏面のタイヤ軸方向の一方側に配された側面との間に設けられても良い。このような凹部15は、旋回性能を高めるのに役立つ。また、凹部15は、踏面10を囲むように設けられても良い。このような凹部15は、硬質路面において多方向に大きな摩擦力を提供する。
図6には、図3の凹部15の横断面図が示されている。なお、図6は、第1側面11と直行して凹部15を通る断面図である。図6に示されるように、凹部15の踏面10からの凹み深さd1は、ブロック5の高さh1の好ましくは0.25倍以下、より好ましくは0.20倍以下であり、好ましくは0.10倍以上、より好ましくは0.15倍以上である。このような凹部15は、ブロック5の耐久性と硬質路面でのグリップ性能とをバランス良く高める。
同様の観点から、凹部15の踏面10に沿った凹み幅W1は、踏面10の同じ方向の長さL1の0.25倍以下、より好ましくは0.20倍以下であり、好ましくは0.05倍以上、より好ましくは0.10倍以上である。
凹部15は、入隅要素16を少なくとも1つ含む。凹部15は、例えば、複数の入隅要素16を含むのが望ましい。具体的には、凹部15は、2~3個の入隅要素16で構成されているのが望ましく、図6で示される凹部15は、2個の入隅要素16で構成されている。入隅要素16は、凹部15の深さ方向に延びる縦面17と、踏面10に沿って延びる横面18とを含む。
縦面17の深さ方向の縦長さL2は、例えば、0.4mm以上であり、望ましい態様では0.5~1.5mmであり、より望ましい態様では0.8~1.2mmである。
同様に、横面18の踏面10に沿った横長さL3は、例えば、0.4mm以上であり、望ましい態様では0.5~1.5mmであり、より望ましい態様では0.8~1.2mmである。
上述のような縦面17及び横面18を有する凹部15は、ブロック5の耐久性を維持しつつ、硬質路面及び軟質路面で優れたグリップ性能を発揮する。
本実施形態の入隅要素16は、縦面17と横面18とが湾曲して連なる湾曲面19を含むのが望ましい。湾曲面19の曲率半径は、0.4mm以上であるのが望ましく、各縦面17の縦長さL2よりも小さいのが望ましい。具体的には、湾曲面19の曲率半径は、0.4~0.8mmであるのが望ましい。
1つの入隅要素16の横面18と、これに接続する別の入隅要素16の縦面17とは、稜線を介して連なっているのが望ましい。前記稜線は、前記湾曲面19よりも小さい曲率半径を有し、実質的にエッジとして構成されている。これにより、エッジ成分が増加し、大きな摩擦力が発揮される。
図7には、本発明の他の実施形態の凹部15の横断面図が示されている。この実施形態の凹部15は、3個の入隅要素16で構成されている。凹部15は、複数の縦面17及び複数の横面18を含んでおり、この実施形態の凹部15は、3つの縦面17及び3つの横面18を含んでいる。このような凹部15は、エッジ成分をさらに増加させることができる。
複数の縦面17は、深さ方向の縦長さが最も大きい最大縦面17aと、縦長さが最も小さい最小縦面17bとを含む。このような凹部15は、不整地路面の状況が変化したときでも、摩擦力の変化を小さくできる。
最大縦面17aの縦長さL2aは、最小縦面17bの縦長さL2bの1.5倍以下であるのが望ましい。これにより、凹部15が構成する各エッジに均等に接地圧が作用し、ブロック5の偏摩耗を抑制しつつ、硬質路面でのグリップ性能を高める。
同様の観点から、複数の横面18は、踏面10に沿った横長さが最も大きい最大横面18aと、横長さが最も小さい最小横面18bとを含む。最大横面18aの横長さL3aは、最小横18bの横長さL3bの1.5倍以下である。
本実施形態では、1つの入隅要素16に、最大縦面17a及び最大横面18aが含まれている。また、1つの入隅要素16に、最小縦面17b及び最小横面18bが含まれている。
最大縦面17a及び最大横面18aが含まれる入隅要素16は、最もタイヤ半径方向内側に配されているのが望ましい。これにより、ブロック5の耐久性が向上する。また、最小縦面17b及び最小横面18bが含まれる入隅要素16は、タイヤ半径方向において、2つの入隅要素16の間に設けられているのが望ましい。
以上、本発明の一実施形態の不整地走行用の自動二輪車用タイヤが詳細に説明されたが、本発明は、上記の具体的な実施形態に限定されることなく、種々の態様に変更して実施され得る。
図1のトレッドパターンを有する不整地走行用の自動二輪車用の後輪タイヤが、表1の仕様に基づき試作された。比較例として、図1の基本構造を有しかつ図2に示される基本パターンを有するトレッド部に、図8に示されるブロックaが配されたタイヤが試作された。図8のブロックaは、本発明の凹部が設けられていない従来のブロックである。比較例のタイヤは、上述の構成を除き、各実施例のタイヤと実質的に同じ構成を具えている。各テストタイヤの硬質路面でのグリップ性能、及び、軟質路面でのグリップ性能がテストされた。各テストタイヤの共通仕様やテスト方法は、以下の通りである。
タイヤサイズ:120/90-19
リムサイズ:2.15×19
内圧:80kPa
テスト車両:排気量450cc モトクロス競技車両
<硬質路面でのグリップ性能>
上記テスト車両で硬質路面を走行したときのグリップ性能が、テストライダーの官能により評価された。結果は、比較例を100とする評点であり、数値が大きい程、硬質路面でのグリップ性能が優れていることを示す。
<軟質路面でのグリップ性能>
上記テスト車両で軟質路面を走行したときのグリップ性能が、テストライダーの官能により評価された。結果は、比較例を100とする評点であり、数値が大きい程、軟質路面でのグリップ性能が優れていることを示す。
テストの結果が表1に示される。
Figure 0007298276000001
テストの結果、実施例のタイヤは、硬質路面でのグリップ性能が向上していることが確認できた。また、実施例のタイヤは、軟質路面でのグリップ性能も向上していることが確認できた。
2 トレッド部
5 ブロック
10 踏面
11 第1側面
12 第2側面
15 凹部

Claims (14)

  1. トレッド部に複数のブロックが設けられた不整地走行用の自動二輪車用タイヤであって、
    前記ブロックの少なくとも1つは、踏面と、第1側面と、前記第1側面と交差する第2側面と、前記踏面と前記第1側面とに跨ってステップ状に凹む凹部とを含み、
    前記凹部は、前記第2側面で開口しており、
    前記第1側面と直交して前記凹部を通る横断面において、前記凹部は、その深さ方向に延びる縦面と、前記踏面に沿って延びる横面とを含む複数の入隅要素を含み、
    前記凹部は、複数の前記横面を含み、
    前記複数の横面は、前記踏面に沿った横長さが最も大きい最大横面と、前記横長さが最も小さい最小横面とを含み、
    前記最大横面の前記横長さは、前記最小横面の前記横長さの1.5倍以下である、
    不整地走行用の自動二輪車用タイヤ。
  2. 前記ブロックは、前記第1側面と交差する第3側面を含み、
    前記凹部は、前記第3側面で開口している、請求項1に記載の不整地走行用の自動二輪車用タイヤ。
  3. 前記第1側面は、前記踏面のタイヤ周方向の一方側に配されている、請求項1又は2に記載の不整地走行用の自動二輪車用タイヤ。
  4. 前記凹部の前記踏面からの凹み深さは、前記ブロックの高さの0.20倍以下である、請求項1ないし3のいずれかに記載の不整地走行用の自動二輪車用タイヤ。
  5. 前記第1側面と直交して前記凹部を通る横断面において、前記凹部の前記踏面に沿った凹み幅は、前記踏面の長さの0.20倍以下である、請求項1ないし4のいずれかに記載の不整地走行用の自動二輪車用タイヤ。
  6. 前記縦面の前記深さ方向の縦長さは、0.4mm以上である、請求項1ないし5のいずれかに記載の不整地走行用の自動二輪車用タイヤ。
  7. 前記横断面において、前記横面の前記踏面に沿った横長さは、0.4mm以上である、請求項1ないし6のいずれかに記載の不整地走行用の自動二輪車用タイヤ。
  8. 前記凹部は、複数の前記縦面を含み、
    前記複数の縦面は、前記深さ方向の縦長さが最も大きい最大縦面と、前記縦長さが最も小さい最小縦面とを含み、
    前記最大縦面の前記縦長さは、前記最小縦面の前記縦長さの1.5倍以下である、請求項1ないし7のいずれかに記載の不整地走行用の自動二輪車用タイヤ。
  9. 前記入隅要素は、前記縦面と前記横面とが湾曲して連なる湾曲面を含む、請求項1ないし8のいずれかに記載の不整地走行用の自動二輪車用タイヤ。
  10. 前記凹部は、2~3個の前記入隅要素で構成されている、請求項1ないし9のいずれかに記載の不整地走行用の自動二輪車用タイヤ。
  11. 前記ブロックを構成するゴムの硬さは、45~88°である、請求項1ないし10のいずれかに記載の不整地走行用の自動二輪車用タイヤ。
  12. 前記トレッド部のランド比は、13%~60%である、請求項1ないし11のいずれかに記載の不整地走行用の自動二輪車用タイヤ。
  13. 後輪用でありかつタイヤの回転方向が指定され、
    前記第1側面は、前記踏面の前記回転方向の先着側に配されている、請求項1ないし12のいずれかに記載の不整地走行用の自動二輪車用タイヤ。
  14. トレッド部に複数のブロックが設けられた不整地走行用の自動二輪車用タイヤであって、
    前記ブロックの少なくとも1つは、踏面と、第1側面と、前記第1側面と交差する第2側面と、前記踏面と前記第1側面とに跨ってステップ状に凹む凹部とを含み、
    前記凹部は、前記第2側面で開口しており、
    前輪用でありかつタイヤの回転方向が指定され、
    前記第1側面は、前記踏面の前記回転方向の後着側に配されている、
    不整地走行用の自動二輪車用タイヤ。
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