JP7297527B2 - 吐出材吐出装置および温度調整方法 - Google Patents

吐出材吐出装置および温度調整方法 Download PDF

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本開示は、吐出材吐出装置および温度調整方法に関するものである。
インプリント装置では、特許文献1に記載されているように、レジストなどの吐出材を吐出ヘッドによって基板上に吐出する吐出装置が用いられることがある。特許文献1の吐出装置は、収容容器に収容された液体または液状の吐出材を吐出ヘッドから吐出する吐出装置であり、可撓性部材によって2つの収容部に分けられた収容容器を用いるものである。収容容器における一方の収容部には吐出材が収容され、他方の収容部には液体が収容され、他方の収容部の内圧を制御することによって、間接的に一方の収容部の内圧が調整される。
特開2015-092549号公報
吐出ヘッドによる吐出材の吐出は、吐出ヘッドに装着されている電気部品(制御基板)によって制御される。吐出装置の動作時に、電気部品は発熱し、この発熱が周囲の温度を上昇させる。これにより吐出ヘッドから吐出される吐出材の量または吐出位置の精度に影響を及ぼす可能性がある。
本開示は、吐出装置における温度上昇を抑制することを目的とする。
本開示の一態様に係る吐出材吐出装置は、吐出材を吐出する吐出ヘッドと、前記吐出ヘッドからの吐出材の吐出を制御する制御基板と、前記制御基板を搭載する筐体ユニットと、前記筐体ユニットの外部に配された圧力制御ユニットと、を備え、前記筐体ユニットは、可撓性部材によって、前記吐出ヘッドと導通し前記吐出材を収容する第1収容空間と、前記吐出ヘッドと導通せず作動液を収容する第2収容空間とに分離され、前記圧力制御ユニットが前記第2収容空間の圧力を制御することで、前記吐出ヘッドの圧力を制御可能な吐出材吐出装置であって、前記圧力制御ユニットと前記第2収容空間との間で前記作動液を循環させる循環手段と、前記循環手段で循環される前記作動液の温度を、前記制御基板の稼働状況に応じて調整する温度調整手段とを有することを特徴とする。
本開示によれば、吐出装置における温度上昇を抑制することができる。
インプリント装置の構成図。 吐出装置の構成図。 吐出装置の構成図。 吐出装置の構成図。 吐出装置の構成図。 吐出装置の構成図。 吐出装置の構成図。 吐出装置の構成図。 フローチャートを示す図。 吐出装置の構成図。
以下、図面を参照して実施形態を説明する。尚、同一の構成については、同じ符号を付して説明する。また、実施形態に記載されている構成要素の相対配置、形状などは、あくまで例示である。
<<実施形態1>>
実施形態1では、インプリント装置に適用される吐出材を吐出する吐出材吐出装置(以下、単に「吐出装置」ともいう)を説明する。そして、吐出装置において温度調整を行う構成を説明する。以下では、まずインプリント装置の全体構成を説明し、その後に吐出装置の全体構成を説明する。
<インプリント装置>
図1は、本実施形態に適用可能なインプリント装置101の構成を示す概略図である。インプリント装置101は、半導体デバイスなどの各種のデバイスの製造に使用される。インプリント装置101は、吐出装置10を備える。吐出装置10は、吐出材114(レジスト)を基板111上に吐出する。吐出材114は、紫外線108を受光することにより硬化する性質を有する光硬化性の樹脂である。吐出材114は、半導体デバイス製造工程などの各種条件により適宜選択される。光硬化性の他にも例えば、熱硬化性のレジストである吐出材を用いてもよく、インプリント装置は、熱でレジストを硬化させてインプリント処理を行う装置でもよい。吐出材114のことをインプリント材と呼んでもよい。
インプリント装置101は、次の一連の処理を含むインプリント処理を行う。即ち、インプリント装置101は、吐出装置10に吐出材114を基板111上に吐出させる。そして、基板111上に吐出された吐出材114に、成型用のパターンを有するモールド107を押し付け、その状態において、光(紫外線)の照射によって吐出材114を硬化させる。その後、硬化後の吐出材114からモールド107を引き離すことによって、モールド107のパターンを基板111上に転写する。
インプリント装置101は、光照射部102と、モールド保持機構103と、基板ステージ104と、吐出装置10と、制御部106と、計測部122と、筺体123と、を有する。
光照射部102は、光源109と、光源109から照射された紫外線108を補正するための光学素子110とを有する。光源109は、例えばi線またはg線を発生するハロゲンランプである。紫外線108は、モールド(型)107を介して吐出材114に照射される。紫外線108の波長は、硬化させる吐出材114に応じた波長である。尚、レジストとして熱硬化性レジストを用いるインプリント装置の場合は、光照射部102に代えて、熱硬化性レジストを硬化させるための熱源部が設置される。
モールド保持機構103は、モールドチャック115と、モールド駆動機構116とを有する。モールド保持機構103によって保持されるモールド107は、外周形状が矩形であり、基板111に対向する面には転写すべき回路パターンなどの凹凸パターンが3次元で形成されたパターン部107aを有する。本実施形態におけるモールド107の材質は、紫外線108が透過することができる材質であり、例えば石英が用いられる。
モールドチャック115は、真空吸着または静電力によりモールド107を保持する。モールド駆動機構116は、モールドチャック115を保持して移動することによりモールド107を移動させる。モールド駆動機構116は、モールド107を-Z方向に移動させてモールド107を吐出材114に押し付けることができる。また、モールド駆動機構116は、モールド107をZ方向に移動させてモールド107を吐出材114から引き離すことができる。尚、モールド107を吐出材114に押し付ける動作、または吐出材114からモールド107を引き離す動作は、基板ステージ104がZ方向に移動することで実現してもよい。または、モールド107および基板ステージ104の双方が相対的に移動することで実現してもよい。
基板ステージ104は、基板チャック119と、基板ステージ筐体120と、ステージ基準マーク121とを有する。基板ステージに保持される基板111は、単結晶シリコン基板またはSOI(Silicon on Insulator)基板であり、基板111の被処理面には、吐出材114が吐出されパターンが成形される。
基板チャック119は、基板111を真空吸着により保持する。基板ステージ筐体120は、基板チャック119を機械的手段により保持しながらX方向およびY方向に移動することで基板111を移動させる。ステージ基準マーク121は、基板111とモールド107とのアライメントにおいて、基板111の基準位置を設定するために使用される。
基板ステージ筐体120のアクチュエータには、例えばリニアモータが用いられる。他にも、基板ステージ筐体120のアクチュエータは、粗動駆動系または微動駆動系などの複数の駆動系を含む構成でもよい。
吐出装置10は、筐体ユニット100と、筐体ユニット100の筐体内の圧力を制御する圧力制御ユニット150とを有する。筐体ユニット100は、吐出材を収容する筐体2(図2参照)と、収容容器に装着される吐出ヘッド1(図2参照)と、を備える。吐出装置10の構成の詳細については後述する。
計測部122は、アライメント計測器127と、観察用計測器128と、を有する。アライメント計測器127は、基板111上に形成されたアライメントマークと、モールド107に形成されたアライメントマークとのX方向およびY方向の位置ずれを計測する。観察用計測器128は、例えばCCDカメラなどの撮像装置であり、基板111に吐出された吐出材114のパターンを撮像して、画像情報として制御部106に出力する。
制御部106は、インプリント装置101の各構成要素の動作などを制御する。制御部106は、例えば、CPU、ROM、およびRAMを有するコンピュータで構成される。制御部106は、インプリント装置101の各構成要素に回線を介して接続され、CPUは、ROMに記憶された制御プログラムに従って各構成要素の制御をする。
制御部106は、計測部122の計測情報を基に、モールド保持機構103、基板ステージ104、および吐出装置10の動作を制御する。尚、制御部106は、インプリント装置101の他の部分と一体で構成してもよいし、インプリント装置とは別の他の装置として実現されてもよい。また、制御部106は、1台のコンピュータではなく複数台のコンピュータで構成されていてもよい。
筺体123は、基板ステージ104を載置するベース定盤124と、モールド保持機構103を固定するブリッジ定盤125と、ベース定盤124から延設されブリッジ定盤125を支持する支柱126と、を備える。
インプリント装置101は、モールド107を装置外部からモールド保持機構103へ搬送するモールド搬送機構(不図示)と、基板111を装置外部から基板ステージ104へ搬送する基板搬送機構(不図示)と、を備える。
<吐出装置>
図2は、本実施形態の吐出装置10の例を示す図である。まず、吐出装置10の全体的な構成を説明した後に、本実施形態で行う温度調整の構成を説明することとする。吐出装置10は、筐体ユニット100と、圧力制御ユニット150とを有する。筐体ユニット100は、密閉された筐体2と、筐体2の内部に設けられた可撓性部材3と、吐出材114を吐出する吐出ヘッド1と、吐出ヘッド1を制御する制御基板51とを含む。制御基板51は、筐体2の鉛直方向の上方に搭載されており、インプリント装置101の制御部106により制御される。
圧力制御ユニット150は、サブタンク15と、メインタンク19と、筐体2内とサブタンク15とを連通する第1流路25および第2流路26と、サブタンク15とメインタンク19とを連通する第3流路27と、を有する。また、第2流路26には、ポンプ28と制御弁29とが配されている。第3流路27には、ポンプ18が配されている。
吐出ヘッド1においては、吐出口12および吐出機構が、1インチ当たり500から1000個の密度で配置されている。吐出機構は、例えばピエゾ素子により構成され、吐出材114に圧力または振動などのエネルギを加えることで、吐出ヘッド1に設けられた吐出口12から吐出材114が吐出される。吐出機構は、吐出材を微細液滴、例えば1pLなどの液滴として吐出可能なエネルギを発生することができるものであればよい。吐出ヘッド1は、筐体2との間に制御弁を持たない。そのため、筐体2の内圧は、吐出ヘッド1の吐出口12の外部の大気圧(外気圧)よりも若干負圧であるように制御される。この負圧制御により、吐出口12内の吐出材は、外気との界面でメニスカスを形成し、意図しないタイミングでの吐出口からの吐出材の漏出(滴下)が防止される。本例では、筐体2の内圧は、外気圧よりも0.40±0.04kPaだけ負圧になるように制御される。筐体2内の圧力を、大気圧に対して負圧に設定することで、メニスカスの凹形状の度合いを深くして、メニスカスの状態が崩れにくくしている。
筐体2の内部は、可撓性部材3によって分離された密閉空間となっており、吐出材114と作動液4とが、分離された2つの液室にそれぞれ充填されている。より詳細には、筐体2は、第1筐体6と第2筐体7とによって構成されている。筐体2内は、可撓性部材3により第1収容空間21側と第2収容空間22側とに分かれている。吐出材114が充填されている第1収容空間21は、吐出ヘッド1と連通している。作動液4が充填されている第2収容空間22は、吐出ヘッド1と連通していない。可撓性部材3は、筐体2の第1収容空間21側の部材と第2収容空間22側の部材とで挟み込むように締結されており、内部の液体が漏れないようにシールされている。即ち、吐出材114が充填されている第1収容空間21は、第1筐体6と可撓性部材3によって形成されている空間である。作動液4が充填されている第2収容空間22は、第2筐体7と可撓性部材3とによって形成されている空間である。第1筐体6は、吐出材114と接する部分であり、例えばレジスト耐性を有する樹脂によって構成されている。
作動液は、気体に比べて、外的な温度および圧力による密度(体積)の変化が無視できるほど小さい、非圧縮性を有する物質である。そのため、吐出装置10の周辺の気温または気圧が変化しても、作動液4の体積はほとんど変化しない。作動液4として、例えば、水のような液体またはゲル状物質から選択される物質を用いることができる。第2筐体7は、作動液4と接する部分であり、第1筐体6と異なりレジスト耐性を有することは求められていないので、例えば金属などによって構成されている。
第2収容空間22は、チューブなどで構成される第1流路25および第2流路26を介してサブタンク15と接続されている。第2収容空間22とサブタンク15とは、第1流路25を介して連通されていると共に、ポンプ28および制御弁29を備える第2流路26を介しても連通可能となっている。制御弁29を開いてポンプ28を作動させることで、第2流路26、第2収容空間22、および第1流路25を通して作動液4を循環させることができる。即ち、第2収容空間22に充填されている作動液4がサブタンク15に回収され、サブタンク15に充填されている作動液が第2収容空間22に供給される。なお、作動液4を循環させることで、後述するように温度調整を行うことが可能であり、また、流路内の泡を取り除くこともできる。制御弁29は、ポンプ28を使用しないときに閉じ、ポンプ28を使用するときに開くように制御される。
サブタンク15には、サブタンク大気連通孔16が設けられて大気解放されており、サブタンク15内の作動液4の液面は、大気圧となる。そのため、鉛直方向におけるサブタンク15内の作動液4の液面と吐出ヘッド1との高さの差による圧力が吐出ヘッド1にかかる。例えば、サブタンク15内の作動液4の液面を吐出ヘッド1に対して4cm低くすると、吐出ヘッドには-0.4KPaの圧力がかかる。このように、サブタンク15内の作動液4の液面の位置を制御することで筐体ユニット100内の吐出ヘッド1にかかる圧力を制御可能に構成されている。
前述したように、第1収容空間21と第2収容空間22とは、可撓性部材3によって分離されている。ここで、第1収容空間21と第2収容空間22との間において内圧の差が生じると、可撓性部材3は、内圧の低い側へと移動し、内圧差が無くなった時点で移動を停止する動きを繰り返す。そのため、第1収容空間21および第2収容空間22の内圧を相互に等しい状態に保つことができる。作動液4が収容された空間は、サブタンク15内と導通状態にあり、サブタンク15内の液面は、吐出ヘッド1の吐出面よりも低い位置に設定されている。そのため、吐出材114は吐出ヘッド1から漏れ出すことが抑制されている。
吐出ヘッド1から吐出材114が吐出されると、その吐出された吐出材の分だけ、第1収容空間21内の吐出材114の容積が減って、第1収容空間21の内圧が下がる。このとき、第2収容空間22の内圧は、相対的に、第1収容空間21の内圧よりも高くなる。すると、可撓性部材3は、吐出材114が充填されている第1収容空間21側へ移動する。それと同時に、サブタンク15から、第1流路25を介して作動液4が第2収容空間22内に吸い上げられる。これにより、筐体2の第1収容空間21および第2収容空間22の内圧は、再び等しくなって平衡状態となる。
尚、吐出装置10が吐出動作を行うと、当然のことながら吐出材を消費する。筐体ユニット100内の吐出材114が消費されると、消費された体積分だけ、サブタンク15から作動液4が汲み上げられて、サブタンク15内の液面が下降する。サブタンク15の液面が下降すると、サブタンク15の液面と吐出ヘッド1との水頭差が大きくなって、筐体2の内圧が負圧になりすぎて、吐出口12から外気を吸引することになる。このような事態を防止するため、サブタンク15内の液面を、サブタンク液面位置検知センサ14で検知する。そして、液面が目標値よりも低いことが検知されると、ポンプ18によってメインタンク19から第2供給流路17を介してサブタンク15に作動液4を送液する制御が行われる。このような制御により、サブタンク15の液面位置の制御が行われる。
尚、第1収容空間と第2収容空間とが別個の可撓性部材によって分離されてもよく、第1収容空間と第2収容空間との間に隙間が設けられていてもよい。この場合、隙間に不図示の負圧発生手段によって負圧を生じさせたり、隙間を連結させたりするなどして、それぞれの可撓性部材が一体となって前述したような移動を行ってもよい。
<温度調整>
次に、図2に示したような吐出装置10における温度調整の構成を説明する。吐出ヘッド1による吐出材114の吐出は、吐出ヘッド1に装着されている電気部品である制御基板51によって制御される。吐出装置10の動作時に、制御基板51は発熱し、この発熱が周囲の温度を上昇させる。これにより吐出ヘッド1の温度が上昇し、吐出ヘッド1と連通している第1収容空間21内の吐出材114の温度も上昇する可能性がある。すると、吐出ヘッド1から吐出材114が吐出される際の吐出量または基板111への吐出位置の精度に影響を及ぼす可能性がある。
吐出ヘッド1の温度を調整するために、第1収容空間21内の吐出材114の温度を調整することが考えられる。即ち、筐体2の外部から筐体2を冷却することで、第1収容空間21内の温度を調整することが考えられる。しかしながら、第1収容空間21を形成している第1筐体6は、前述したように、レジスト耐性を有する樹脂で構成された部材である。このため、筐体2の外部から筐体2を冷却しても第1収容空間21内への十分な冷却効果が得られない。
そこで、本実施形態では、吐出ヘッド1の温度を調整するために、吐出ヘッド1と連通する第1収容空間21に接する第2収容空間22に充填されている作動液4の温度を調整することで、間接的に吐出ヘッド1の温度を調整する。以下、この形態について説明する。
図3は、温度を調整する機構を有する吐出装置10の一例を示す図である。吐出装置10は、図3に示すように筐体ユニット100と、圧力制御ユニット150と、温度調整ユニット33とを有する。なお、図3に示す吐出装置10は、温度調整ユニット33が第1流路25に配されていることを除いて図2に示す吐出装置10と同様であるが、理解を容易にするために簡略化した図としている点に留意されたい。
第1流路25は、第2収容空間22内において吐出ヘッド1に近い位置に連通する。即ち、第2収容空間22は、吐出ヘッド1に近い位置に第1流路25と連通する連通部を有する。第2流路26は、第2収容空間22内において制御基板51に近い位置に連通する。即ち、第2収容空間22は、制御基板51に近い位置に連通する連通部を有する。圧力制御ユニット150は、前述したように、作動液4を第2収容空間22と圧力制御ユニット150との間で循環しつつ、第2収容空間22の圧力を調整する。
本実施形態においては、第2収容空間22と圧力制御ユニット150との間の第1流路25に、作動液4の温度を調整する温度調整ユニット33が配されている。温度調整ユニット33は、空冷方式または液冷方式などの任意の熱交換機を用いることができる。温度調整ユニット33は、制御基板51の稼働状況に応じて、作動液4の温度を制御する。つまり、制御基板51の稼働量が増加して発熱量が増える際には、温度調整ユニット33において作動液4を冷却する冷却能力を高める。逆に制御基板51の稼働量が減少して発熱量が減る際には、温度調整ユニット33における作動液4を冷却する冷却能力を低減させていく。温度調整ユニット33は、制御基板51によって制御されてもよいし、制御部106によって制御されてもよい。温度調整ユニット33で温度調整された作動液4が、第2収容空間22に送り込まれる。制御基板51の稼働量は、例えば所定期間における吐出機構の制御回数および制御している吐出機構の数などから求められる。
制御基板51が稼働して熱が発生すると、筐体2及びその内部にある作動液4および吐出材114を介して、制御基板51で発熱した熱が吐出ヘッド1へ伝わる。このとき、本実施形態のように、吐出ヘッド1と制御基板51との間に存在する作動液4を温度調整して循環することで、新たな冷却用の媒体を流すことなく、第2収容空間22の温度を調整することができる。そして、第2収容空間22の温度を調整することで、制御基板51による周囲への発熱を抑制すると共に、吐出ヘッド1の温度変動も抑制することができる。
図4は、図3の変形例の吐出装置10を示す図である。図4に示す例では、図3とは逆方向に作動液4を循環させている。そして、制御基板51に近い第2流路26に温度調整ユニット33を配している。この場合、温度調整ユニット33で温度調整された作動液4が第2収容空間22に送り込まれる。温度調整された作動液4は、制御基板51の近傍で加温され、適温となる。このように適温に制御された作動液4によって第2収容空間22の温度も制御され、吐出ヘッド1の温度変動を抑制することができる。
なお、作動液4が循環することで、圧力制御ユニット150および第2収容空間22内の作動液4が全体的に温度調整されることになる。このため、作動液4が循環する方向は、図3および図4と異なってもよい。即ち、図3に示す構成において温度調整ユニット33で冷却された作動液4は、サブタンク15に一旦送り込まれ、その後に、第2流路26を介して第2収容空間22に送り込まれてもよい。同様に、図4に示す構成において温度調整ユニット33で冷却された作動液4は、サブタンク15に一旦送り込まれ、その後に、第1流路25を介して第2収容空間22に送り込まれてもよい。また、温度調整ユニット33は、第1流路25および第2流路26のいずれにも配されている形態でもよい。
以上説明したように、本実施形態によれば、吐出ヘッド1と連通し吐出材114を充填している第1収容空間21の圧力を制御するために用いられる作動液4の温度を調整することで、吐出ヘッド1の温度変動を抑制することができる。
<<実施形態2>>
実施形態1では、吐出ヘッド1の温度上昇の要因が制御基板51において生じる発熱であり得ることを説明し、制御基板51の稼働状態に応じて温度調整ユニット33における冷却制御を行う例を説明した。本実施形態では、温度センサによる測定結果に応じて冷却制御を行う形態を説明する。
図5は、本実施形態における吐出装置10の一例を示す図である。ここでは、実施形態1と異なる点を中心に説明する。本実施形態の吐出装置10は、図5に示すように筐体ユニット100と、圧力制御ユニット150と、温度調整ユニット33と、温度センサ34と、温度制御部35とを有する。
本実施形態において吐出ヘッド1の近傍には、吐出ヘッド1の温度を測定する温度測定部である温度センサ34が配されている。また、吐出装置10は、温度センサ34の測定結果をもとに、温度調整ユニット33を制御するための温度制御部35を備えている。そして、温度センサ34での測定結果をもとに、温度制御部35は、温度調整ユニット33の冷却制御を行う。これにより、温度調整ユニット33で温度調整された作動液4が第2収容空間22に送り込まれる。温度調整された作動液4によって第2収容空間22の温度も調整されるので、制御基板51による周囲への発熱を抑制すると共に、吐出ヘッド1の温度変動も抑制することができる。
なお、図5は、図3に示すように第1流路25に温度調整ユニット33が配されており、温度調整ユニット33で温度調整された作動液4が第2収容空間22に送り込まれる形態を説明したが、これに限られない。実施形態1で説明した各種の態様において、温度センサ34と温度制御部35とをさらに有する形態を採用してもよい。
<<実施形態3>>
実施形態2では、吐出ヘッド1の近傍に、吐出ヘッド1の温度を測定する温度センサ34が配されている形態を説明した。本実施形態では、作動液4を収容している第2収容空間22に温度センサ34が配される形態を説明する。
図6は、本実施形態における吐出装置10の一例を示す図である。ここでは、実施形態2と異なる点を中心に説明する。本実施形態の吐出装置10は、実施形態2と同様に、筐体ユニット100と、圧力制御ユニット150と、温度調整ユニット33と、温度センサ34と、温度制御部35とを有する。本実施形態の温度センサ34は、第2収容空間22内に配される。温度センサ34は、作動液4の温度を測定する。温度制御部35は、実施形態2で説明したように、温度センサ34の測定結果をもとに、温度調整ユニット33を制御する。
以上説明したように、本実施形態においては、温度センサ34での測定結果をもとに、温度調整ユニット33で温度調整された作動液4が第2収容空間22に送り込まれる。温度調整された作動液4によって第2収容空間22の温度も調整されるので、制御基板51による周囲への発熱を抑制すると共に、吐出ヘッド1の温度変動も抑制することができる。
<<実施形態4>>
これまでの実施形態では、第1流路25または第2流路26に温度調整ユニット33が配されている例を説明した。本実施形態では、流路ではなく、圧力制御ユニット150そのものの温度を調整する形態を説明する。
図7は、本実施形態における吐出装置10の一例を示す図である。ここでは、実施形態1と異なる点を中心に説明する。本実施形態の吐出装置10は、筐体ユニット100と、温度調整ユニット33と、温度調整ユニット33に覆われた圧力制御ユニット150とを有する。
図7に示すように、圧力制御ユニット150は、作動液4の温度を調整する温度調整ユニット33で覆われている。即ち、図2で説明したようなサブタンク15およびメインタンク19を含む圧力制御ユニット150全体が温度調整ユニット33で覆われている。本実施形態の温度調整ユニット33としては、圧力制御ユニット150を覆うケースを設け、当該ケース内を空冷方式または液冷方式などによって冷却するものを採用することができる。
作動液4は、循環して第2収容空間22に送り込まれるので、圧力制御ユニット150全体を温度調整ユニット33で覆って温度調整を行っても、冷却制御された作動液4が第2収容空間22に送り込まれることになる。このため、温度調整された作動液4によって第2収容空間22の温度も調整されるので、制御基板51による周囲への発熱を抑制すると共に、吐出ヘッド1の温度変動も抑制することができる。
<<実施形態5>>
実施形態4では、温度調整ユニット33は、圧力制御ユニット150全体を覆う形態を説明した。本実施形態では、温度調整ユニット33は、圧力制御ユニット150のうちのサブタンク15の温度を調整する形態を説明する。
図8は、本実施形態における吐出装置10の一例を示す図である。ここでは、実施形態1と異なる点を中心に説明する。本実施形態の吐出装置10は、筐体ユニット100と、温度調整ユニット33と、圧力制御ユニット150とを有する。圧力制御ユニット150内のサブタンク15(作動液ボトルと呼んでもよい)は、温度調整ユニット33によって覆われている。
このように、温度調整ユニット33が、サブタンク15に収容されている作動液4の温度を調整することにより、冷却された作動液4は、循環して第2収容空間22に送り込まれる。このため、温度調整された作動液4によって第2収容空間22の温度も調整されるので、制御基板51による周囲への発熱を抑制すると共に、吐出ヘッド1の温度変動も抑制することができる。
なお、実施形態5および実施形態4において、実施形態1から3で説明したように、制御基板の稼働量に応じて温度調整を行ってもよいし、温度センサによる検知結果に応じて温度調整を行ってもよい。
<<実施形態6>>
これまでの実施形態では、温度調整ユニット33による温度調整は、制御基板51の稼働状態または温度センサに応じて行われる例を説明した。本実施形態では、温度調整ユニット33による温度調整が、さらに第2収容空間22に充填されている作動液4の量を考慮して行われる形態を説明する。なお、本実施形態において温度調整ユニット33は、これまでの実施形態で説明した任意の位置に配されていてよい。
吐出装置10の初期使用時においては、第1収容空間21に収容されている吐出材114の量が、第2収容空間22に収容されている作動液4の量よりも相対的に多い。そして、吐出材114の使用量が増えるにつれ、作動液4が第2収容空間22へ補充されるので、初期使用時よりも第2収容空間22内の作動液4の充填量が増える。これまでの実施形態でも説明したように、第2収容空間22内の作動液4が、第1収容空間21内の吐出材114および吐出ヘッド1の一種の冷却媒体として機能する。つまり、第2収容空間22内の作動液4の量が多いほど、第1収容空間21内の吐出材114および吐出ヘッド1の冷却効果が高まる。
そこで、本実施形態では、第2収容空間22内の作動液4の量に応じて、温度調整ユニット33の温度設定を変える制御が行われる。または、第2収容空間22内の作動液4の量に応じて、循環させる作動液4の流量を変える制御が行われてもよい。例えば、第2収容空間22の作動液4の量が所定の量よりも少ない場合には、温度調整ユニット33の温度を所定の温度よりも低めに設定変更する、もしくは循環させる作動液4の流量を増やす制御が行われる。第2収容空間22内の作動液4の量が所定の量よりも少ない場合、第1収容空間21内の吐出材114および吐出ヘッド1の冷却効果が低いことが予想されるからである。一方、第2収容空間22の作動液4の量が多くなるにつれ、温度調整ユニット33の温度を高めに設定変更する、または、循環させる作動液4の流量を減らす制御が行われてもよい。
図9は、本実施形態の温度調整処理を示すフローチャートである。図9に示す処理は、制御部106または制御基板51によって実行される。以下では制御部106によって実行されるものとして説明する。
S91において制御部106は、吐出ヘッド1によって吐出動作が行われているかを判定する。吐出動作が行われているときには、処理を終了し、吐出動作が行われていない場合、S92に進む。作動液4を循環させる場合、振動の影響で吐出性能の低下することも可能性としてあり得るので、図9の例では、吐出時以外で作動液4を循環して温度調整する。
S92において制御部106は、実施形態1で説明したように制御基板51の稼働量が所定量以上であるか、または、実施形態2または3で説明したように温度センサ34の温度が所定値以上であるかを判定する。いずれかに該当する場合、吐出ヘッド1の温度上昇が見込まれる。従って、S93に進み、制御部106は、温度調整ユニット33によって温度調整する温度を、所定の温度よりも低い第1温度に決定する。一方、S92においていずれにも該当しない場合、吐出ヘッド1の温度はそれほど上昇していないと推定される。従ってS93に進み、制御部106は、温度調整ユニット33によって温度調整する温度を、S93で設定する所定の温度以上の第2温度に決定する。なお、S93では温度調整ユニット33によって温度調整する温度を第2温度に決定する例を示したが、温度調整ユニット33によって温度調整を行わないと決定してもよい。
S95において制御部106は、S93またはS94で決定した温度、または、ポンプ28によって作動液4を循環させる流量を、第2収容空間内の作動液4の量に応じて変更する。例えば、S93で第1温度に決定している状態で、第2収容空間22内の作動液4の量が所定の量よりも少ない場合、温度調整する温度を第1温度よりもさらに低い温度に変更する。他の例として、S94で第2温度に決定している状態で、第2収容空間22内の作動液4の量が所定の量以上の場合、循環させる作動液4の流量を通常の循環の流量よりも減らすように流量を変更する。
その後、S96において制御部106は、S93もしくはS94で決定した温度、または、S95で変更された温度を、温度調整ユニット33に設定し、温度調整ユニット33による温度調整を実行する。S97において制御部106は、S95で流量が変更されている場合には、変更後の流量で、そうでない場合には、所定の流量で、ポンプ18を駆動し、作動液4を循環させる。
以上説明したように、本実施形態においては、第2収容空間22内の作動液4の量に応じて温度調整に関する制御が行われることで、温度調整された作動液4によって第2収容空間22の温度がより適切に制御される。このため、制御基板51による周囲への発熱をより適切に抑制すると共に、吐出ヘッド1の温度変動も抑制することができる。
なお、本実施形態では、S93またはS94で決定した温度をS95で変更する例を説明したが、S93またはS94において第2収容空間22内の作動液4の量に応じた温度を決定する処理としてもよい。即ち、温度調整ユニット33による温度調整する温度を、まとめて1回の処理として行ってもよい。
<<実施形態7>>
これまでの実施形態では、循環して第2収容空間22内に送り込まれる作動液4の温度調整を行う形態を説明した。本実施形態では、熱を発する制御基板51の熱が吐出ヘッド1側に伝わりにくくする形態を説明する。
図10は、本実施形態における吐出装置10の一例を示す図である。図10は、図3で説明した吐出装置10と制御基板51の構成が相違している。他の構成は、実施形態1で説明した構成と同様であるので説明を省略する。
本実施形態の筐体ユニット100内の制御基板51の周囲には、気体が流入されている。また、制御基板51の近傍には、断熱材61が配されている。断熱材61は、制御基板51と筐体2との間と、制御基板51の鉛直方向上方とに配されている。また、制御基板51の近傍には、開口71が備えられている。開口71は、不図示の排出口に通じている。制御基板51の周囲を気体が通過して、開口71から排出口に向けて気体が流れることにより、制御基板51から発生する熱を筐体2側に伝わりにくくすることができる。また断熱材61によって、筐体2側に熱を伝わりにくくすることができるとともに、筐体ユニット100の外にも熱を伝わりにくくすることができる。
本実施形態は、上述した実施形態1から6のいずれかと組み合わせて適用することが可能である。このため、制御基板51による周囲への発熱を抑制すると共に、吐出ヘッド1の温度変動も抑制することができる。
10 吐出装置
33 温度調整ユニット
100 筐体ユニット
150 圧力制御ユニット

Claims (15)

  1. 吐出材を吐出する吐出ヘッドと、前記吐出ヘッドからの吐出材の吐出を制御する制御基板と、前記制御基板を搭載する筐体ユニットと、前記筐体ユニットの外部に配された圧力制御ユニットと、を備え、前記筐体ユニットは、可撓性部材によって、前記吐出ヘッドと導通し前記吐出材を収容する第1収容空間と、前記吐出ヘッドと導通せず作動液を収容する第2収容空間とに分離され、前記圧力制御ユニットが前記第2収容空間の圧力を制御することで、前記吐出ヘッドの圧力を制御可能な吐出材吐出装置であって、
    前記圧力制御ユニットと前記第2収容空間との間で前記作動液を循環させる循環手段と、
    前記循環手段で循環される前記作動液の温度を、前記制御基板の稼働状況に応じて調整する温度調整手段と
    を有することを特徴とする吐出材吐出装置。
  2. 前記温度調整手段は、前記制御基板の稼働量が所定の量よりも多い場合、前記作動液の温度を所定の温度よりも低く調整し、前記制御基板の稼働量が所定の量よりも多くない場合、前記作動液の温度を所定の温度以上に調整する、請求項1に記載の吐出材吐出装置。
  3. 前記圧力制御ユニットと前記第2収容空間との間は、第1流路と第2流路とを介してそれぞれ連通し、前記第2収容空間において前記第1流路が連通する連通部は、前記第2流路が連通する連通部よりも前記制御基板に近く、
    前記循環手段は、前記第1流路および前記第2流路を介して循環を行い、
    前記温度調整手段で温度調整された作動液は、前記第1流路を通じて前記第2収容空間に供給され、前記第2収容空間の作動液は、前記第2流路を通じて回収される、請求項1または2に記載の吐出材吐出装置。
  4. 前記圧力制御ユニットと前記第2収容空間との間は、第1流路と第2流路とを介してそれぞれ連通し、前記第2収容空間において前記第1流路が連通する連通部は、前記第2流路が連通する連通部よりも前記制御基板に近く、
    前記循環手段は、前記第1流路および前記第2流路を介して循環を行い、
    前記温度調整手段で温度調整された作動液は、前記第2流路を通じて前記第2収容空間に供給され、前記第2収容空間の作動液は、前記第1流路を通じて回収される、請求項1または2に記載の吐出材吐出装置。
  5. 前記温度調整手段は、前記第1流路および前記第2流路のうちの少なくとも一方に配されている、請求項またはに記載の吐出材吐出装置。
  6. 前記温度調整手段は、前記圧力制御ユニットの温度を調整する、請求項1からのいずれか一項に記載の吐出材吐出装置。
  7. 前記圧力制御ユニットは、前記循環手段で循環される前記作動液を収容し、かつ前記第2収容空間と連通するサブタンクと、前記サブタンクに作動液を供給するメインタンクとを含み、
    前記温度調整手段は、前記サブタンクの温度を調整する、請求項に記載の吐出材吐出装置。
  8. 前記圧力制御ユニットは、前記循環手段で循環される前記作動液を収容し、かつ前記第2収容空間と連通するサブタンクと、前記サブタンクに作動液を供給するメインタンクとを含み、
    前記温度調整手段は、少なくとも前記サブタンクおよび前記メインタンクの温度を調整する、請求項に記載の吐出材吐出装置。
  9. 前記第2収容空間に収容されている前記作動液の量に応じて、前記温度調整手段によって調整される温度が変更される、請求項1からのいずれか一項に記載の吐出材吐出装置。
  10. 前記第2収容空間に収容されている前記作動液の量に応じて、前記循環手段の流量が変更される、請求項1からのいずれか一項に記載の吐出材吐出装置。
  11. 前記循環手段は、前記吐出ヘッドから前記吐出材が吐出されていないときに、前記循環を行う、請求項1から10のいずれか一項に記載の吐出材吐出装置。
  12. 前記制御基板と前記筐体ユニットとの間に断熱材が配されている、請求項1から11のいずれか一項に記載の吐出材吐出装置。
  13. 前記温度調整手段は、前記制御基板が所定期間において前記吐出ヘッドの吐出機構を制御する回数に応じて前記循環手段で循環される前記作動液の温度を調整する、請求項1から12のいずれか一項に記載の吐出材吐出装置。
  14. 前記温度調整手段は、前記制御基板が制御している前記吐出ヘッドの吐出機構の数に応じて前記循環手段で循環される前記作動液の温度を調整する、請求項1から13のいずれか一項に記載の吐出材吐出装置。
  15. 吐出材を吐出する吐出ヘッドと、前記吐出ヘッドからの吐出材の吐出を制御する制御基板と、前記制御基板を搭載する筐体ユニットと、前記筐体ユニットの外部に配された圧力制御ユニットと、を備え、前記筐体ユニットは、可撓性部材によって、前記吐出ヘッドと導通し前記吐出材を収容する第1収容空間と、前記吐出ヘッドと導通せず作動液を収容する第2収容空間とに分離され、前記圧力制御ユニットが前記第2収容空間の圧力を制御することで、前記吐出ヘッドの圧力を制御可能な吐出材吐出装置における前記吐出ヘッドの温度を調整する温度調整方法であって、
    温度調整ユニットに設定する温度を、前記制御基板の稼働状況に応じて決定する工程と、
    前記圧力制御ユニットと前記第2収容空間との間で前記作動液を循環させる循環手段の流量を決定する工程と、
    前記決定した温度が設定された前記温度調整ユニットを駆動する工程と、
    前記決定した流量で前記循環が行われるように前記循環手段を駆動する工程と、
    を有することを特徴とする吐出ヘッドの温度調整方法。
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