JP7297176B1 - 回転電機 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転軸における軸受の電食を抑制し、かつブラシによる摩耗粉の飛散を低減することができる回転機を得ること。【解決手段】ブラケットに軸受を介して回転自在に支えられた回転軸と、前記回転軸に設けられた支持部に支持されて前記軸受の外周側で前記ブラケットに接触しているブラシと、を備え、前記支持部と前記ブラシを介して前記回転軸と前記ブラケットとが導通しており、前記ブラケットには、前記ブラシを格納する溝部が設けられ、前記溝部の底面に前記ブラシが接触しているようにした。【選択図】 図8

Description

本願は、回転電機に関するものである。
インバータを含む電力変換回路で駆動される回転電機においては、インバータに含まれる半導体素子のスイッチング動作に起因して軸受の電食が発生する。このような電食は軸受の摩耗、損傷を引き起こし、回転電機の信頼性を低下させる。
従来の回転電機では、回転軸と筐体とを軸接地ブラシ等の導電性の部材で電気的に短絡することで、軸受に発生する電食を低減している。例えば、特許文献1では、筐体と同電位である接地用ブラシを、回転軸と同電位のスリップリングに接触するように配置することによって電食の発生を抑制している。
実開昭62-202065号公報
しかしながら、特許文献1では、軸接地用ブラシを回転軸と同電位の部材に摺動させるため、ブラシの摩耗粉が周囲に飛散するという課題がある。この摩耗粉により、たとえば回転部への付着による回転不良の発生、また周囲の電子基板への付着による短絡もしくは絶縁性能の劣化がもたらされてしまう。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、回転電機の電食を抑制し、かつ摩耗粉の飛散を低減する軸接地装置を有する回転電機を得ることを目的とする。
本願に係わる回転電機は、ブラケットに軸受を介して回転自在に支えられた回転軸と、前記回転軸に設けられた支持部に支持されて前記軸受の外周側で前記ブラケットに接触しているブラシと、を備え、前記ブラケットには、前記ブラシを格納する溝部が設けられ、前記溝部の底面に前記ブラシが接触しているようにしたものである。
また、本願に係わる回転電機は、ブラケットに軸受を介して回転自在に支えられた回転軸と、前記回転軸に設けられた支持部に支持されて前記軸受の外周側で前記ブラケットに接触しているブラシと、を備え、前記支持部には、前記ブラシの内周側と外周側のそれぞれに対応して、このブラシを格納する第一の凸部と第二の凸部が設けられており、前記ブラケットには、前記第一の凸部および前記第二の凸部を挟んで、内周側と外周側のそれぞれに対応して、第一の壁部と第二の壁部が設けられており、前記第一の凸部、前記第二の凸部、前記第一の壁部、および前記第二の壁部の一部には、外部に連通する開口部が設けられているようにしたものである。
本願によれば、前記回転軸と前記ブラケットを前記支持部と前記ブラシを介して前記軸受の外周側で導通するように構成したので、前記軸受の電食を抑制し、かつ摩耗粉の飛散を低減するという効果を奏する。
実施の形態1に係わる回転電機の断面とその周辺回路の構成を示す図である。 実施の形態1に係わる回転電機の関係部位の軸方向断面を示す断面図である。 実施の形態1に係わる回転電機の軸電圧発生原理を示す等価回路図である。 実施の形態1に係わる回転電機の比較例を示す断面図である。 実施の形態2に係わる回転電機の関係部位を負荷接続側から見た図である。 実施の形態3に係わる回転電機の関係部位を負荷接続側から見た図である。 実施の形態4に係わる回転電機の関係部位を負荷接続側から見た図である。 実施の形態5に係わる回転電機の関係部位の軸方向断面を示す断面図である。 実施の形態6に係わる回転電機の関係部位の軸方向断面を示す断面図である。
実施の形態1.
実施の形態1に係る回転電機であるモータ100の構成について、図1を用いて説明する。図1は、モータ100を駆動する周辺回路と、モータ100の回転軸方向の断面の構成を示す図である。
周辺回路は、電源部1、電力変換回路部3、それらを繋ぐ配線2、および電力変換回路部3とモータ100とを繋ぐ配線4を有する。電源部1は、モータ100を駆動するのに必要な電力を供給する直流電源である。直流電源として、例えばリチウムイオンバッテリ、ニッケル水素電池、鉛蓄電池を用いることができる。
電力変換回路部3は、半導体スイッチング素子とそれを駆動する回路を含む。スイッチング素子は、例えば、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)等を用いることができる。電力変換回路部3は、電源部1から配線2を介して供給される直流電圧を他の電圧の直流電圧に昇圧または降圧する。昇圧または降圧された直流電圧は、前記半導体スイッチング素子とは異なる半導体スイッチング素子のオン時間とオフ時間の比を調整することによって、モータ100の駆動に必要な3相交流電流が作られる。この3相交流電流が配線4を介してモータ100に供給される。すなわち、電力変換回路部3はいわゆるコンバータ回路とインバータ回路、またはそのいずれかとして機能する。また、半導体スイッチング素子のスイッチング動作によって発生した高周波ノイズを電源部1側に漏洩させないために、電力変換回路部3には必要に応じてインダクタおよびキャパシタからなるノイズフィルタが設けられる。
なお、本実施の形態では、電源部1に直流電源を用いた構成を示したが、電源部1は、直流電源である必要はなく、交流電源を用いてもよい。この場合、電力変換回路部3は、交流電圧を入力とし、異なる電圧の直流電圧に変換する整流回路で置き換えれば良い。
次に、モータ100の構成を、図1を用いて説明する。回転子10は、回転子鉄心11と、回転軸12とを有する。回転子鉄心11の内部には、図示していないが複数の永久磁石が埋め込まれている。回転子鉄心11は、たとえば、電磁鋼板の薄板を回転軸方向に積層して、一体形成することで得られる。回転子鉄心11の中央には、回転軸12を挿入するための空孔が形成されており、回転軸12が空孔と同芯になるように固着されている。回転子鉄心11と、回転軸12とは電気的に導通している。
回転軸12は、その負荷接続側と負荷非接続側のそれぞれを一対の軸受20によって保持されており、回転軸12は筐体40に対して、回転可能となっている。一対の軸受20が、第一の軸受および第二の軸受に対応する。軸受20は、内輪21、複数の剛体球22、外輪23を有し、外輪23が筐体40に固定され、内輪21が回転軸12に固定される。以降、負荷接続側の第一の軸受を代表して軸受20として説明する。
固定子30は、固定子鉄心31と、固定子巻線32から構成される。固定子鉄心31は、例えば、電磁鋼板の薄板を回転軸方向に積層して、一体化することで得られる。固定子巻線32は。固定子鉄心31のティース部に巻回されてスロット部に収納される。固定子巻線32のうち、固定子鉄心31の最外層から回転軸方向に突出した部位をコイルエンド部と称する。固定子巻線32の巻回方式としては、固定子巻線32が個々のティース部に巻回される集中巻と呼ばれる巻回方式と、複数のティース部にまたがって巻回される分布巻と呼ばれる巻回方式がある。いずれの巻回方式であっても、後述する実施の形態の効果は同様に得られる。
筐体40は、ハウジング41およびブラケット42、43から構成される。ブラケット42、43が、第一のブラケット42および第二のブラケット43に対応する。ハウジング41は円筒形状を有しており、その内周面は固定子鉄心31の外周面と向き合う形で、互いに一体に固定されている。ハウジング41と固定子鉄心31とは、電気的に導通している。ハウジング41の両端、すなわち負荷接続側と負荷非接続側の各開口部にはそれぞれブラケット42、43がボルト等で締結される。またブラケット42、43には軸受20の外輪23が固定されている。これらを一体化したハウジング41およびブラケット42、43は、モータ100の筐体40として、その内部に回転子10と、軸受20と、固定子30を収容する。なお、筐体40は電力変換回路部3と共通の導体に接地されることがある。
次に、モータ100の軸接地装置50の構成について図2を用いて説明する。図2はモータ100のうち、負荷接続側の第一の軸受20および第一のブラケット42付近を示す図である。以降の説明は反負荷接続側の第二の軸受および第二のブラケット43についても同様に成立するため、負荷接続側の第一の軸受20および第一のブラケット42のみを取り上げて説明する。その説明においては、第一の軸受20を軸受20、第一のブラケット42をブラケット42と省略して記載する。
また、以下の説明では図1および図2に使用した符号を基本とし、共通となる部分は同じ符号を用いて詳細な説明は省略する。図ごとに異なる部位については新しい符号で記載して説明する。
軸接地装置50は、支持部51と、ブラシ52とを有する。支持部51は導電性の部材からなり、回転軸12と同一回転するように、回転軸12に固定される。また支持部51と、回転軸12とは電気的に導通している。
ブラシ52は導電性の部材からなり、支持部51に電気的に導通するように固定される。また、ブラシ52とブラケット42とが電気的に接触するように、支持部51は回転軸12に取り付けられる。ブラシ52の部材としては、カーボンブラシ、板バネあるいは導電性ファイバーを束ねた毛束が考えられる。
このようにブラシ52は支持部51を介して回転軸12と同期して回転し、ブラケット42に対して摺動しながら、回転軸12と筐体40とを通電する機能を有する。
次に、実施の形態1に係るモータ100の作用について説明する。まず、電力変換回路部3によって駆動されるモータ100において、軸電圧が発生する原理を、図3を用いて説明する。図3はモータ100における軸電圧の発生原理を示す等価回路図である。ここで、軸電圧とは、筐体40の電位を基準として測定された回転軸12の電位と定義される。
図3において、G点は筐体40の電位を表し、N点は固定子巻線32の中性点Nの電位を表し、S点は回転軸12の電位を表す。ここでN点とG点との間の電位差となる電圧V1は、モータ100の中性点Nの電圧を表し、S点とG点との間の電位差をモータ100の軸電圧V2と表す。また、C1は固定子巻線32と回転子10との間の浮遊容量を表し、C2は回転子10と筐体40との間の浮遊容量を表している。
モータ100を駆動するために、電力変換回路部3に含まれる半導体スイッチング素子群はPWM制御に基づきキャリア周波数fcでスイッチング動作を行う。このとき中性点Nの電圧V1の大きさもキャリア周波数fcの周期で階段状に時間変動する。筐体40と固定子巻線32との間に発生した中性点Nの電圧V1の変動が、モータ100の内部に分布する浮遊容量C1と浮遊容量C2によって分圧されることで、回転軸12には筐体40に対して有限の電位差、すなわち軸電圧が誘起される。
浮遊容量Cの周波数fにおけるインピーダンスZは次式(1)のように表せる。
Figure 0007297176000002
したがって、筐体40と回転軸12との間に生じる軸電圧V2は次式(2)で表される。
Figure 0007297176000003
次に、軸接地装置50の作用について説明する。ブラシ52による回転軸12とブラケット42との間の通電がおこなわれない場合には、軸受20の内輪21と外輪23との間に式(2)で表される軸電圧V2が印加される。この軸電圧V2が剛体球22に塗布された潤滑油の絶縁破壊電圧値を超えると、内輪21と外輪23との間に突入電流が流れ、電食と呼ばれる軸受の摩耗および損傷が発生することになる。これらはモータの信頼性を著しく低下させ、電食による損傷が著しい場合には、軸受の交換が必要となる。このような軸電圧の発生を低減するには、図3によれば、G点とS点との間を低抵抗値となる抵抗Rgを有する導体で通電すればよく、これにより軸電圧V2の発生量を抑制できる。
次に、軸接地装置50の効果について説明する。図3および式(2)を参照して説明したように、軸電圧V2は固定子巻線32に生じる中性点Nの電圧V1が、筐体40の内部の浮遊容量分布に応じて回転軸12に分圧されて生じる軸電圧V2であり、固定子巻線32と回転子10との間を低抵抗値となる抵抗Rgで通電することで軸電圧V2の抑制が可能である。
前述したように、軸接地装置50は電気的に導通した支持部51とブラシ52とを有する。この支持部51は回転軸12と電気的に導通し、またブラシ52はブラケット42と導通していることから、軸接地装置を介して、回転軸12と筐体40とは導通することになる。その結果、回転軸12に分圧される軸電圧V2を低減することができる。このとき支持部51とブラシ52との合成抵抗が図3の破線で接続された抵抗Rgに相当する。
次に、実施の形態1において、モータ100が軸接地装置50を備えることによる摩耗粉の飛散抑制の効果を、比較例の構成と対比して説明する。図4は、比較例のモータ200を示す図である。図4に示すように、比較例のモータ200は、ブラケット201と回転軸202と軸受203と軸接地装置210とを備え、軸接地装置210はブラケット201に固定された支持部212と、回転軸に摺動して通電するブラシ211からなることを特徴とする。モータ200においては、軸電圧低減を目的として、回転軸202とブラケット201の間を、軸接地装置210を介して導通している。しかしながら、そのような構成においては、ブラシ211と回転軸202との接触部が軸受203に近接するため、摺動で生じたブラシ211の摩耗粉は、軸受付近に滞留することになる。その結果、例えば軸受203、回転軸202およびその先に接続される装置に摩耗粉が付着しやすくなり、滑らかに回転する機能を妨げることで、モータ200の性能を損なうことになる。
一方、実施の形態1にかかるモータ100が備える軸接地装置50は、回転軸12に固定された支持部51と、ブラケット42に摺動して通電するブラシ52からなることを特徴とする。この構成によって、ブラシ52の接触部を軸受20から離すことが可能になる。これによりブラシ52の摺動により生じた摩耗粉が軸受20、回転軸12およびその先に接続される装置に摩耗粉が付着することを避けることが可能である。
以上説明したように、実施の形態1によれば、回転軸12に固定された支持部51と、ブラケット42に摺動して通電するブラシ52からなる軸接地装置50を有しているため、軸電圧を低減しつつ、摺動により生じる摩耗粉の回転部への付着を避けることが可能なモータ100を得ることができる。
実施の形態2.
実施の形態2に係るモータ300の構成について、図5を用いて説明する。図5は実施の形態2に係るモータ300を回転軸の負荷接続側から見た図である。
モータ300において、軸接地装置60はブラケット42と対向する円盤形状を有する支持部61と、ブラシ62の両方から構成される。支持部61は導電性を有する材質からなり、回転軸12に固定されることで、回転軸12と電気的に導通する。またブラシ62は支持部61と同心状に配置された導電性を有する部材からなり、ブラケット42と接触する。これにより、モータ300の軸接地装置60は、回転軸12とブラケット42とを電気的に導通させることで軸電圧V2を低減することができる。
実施の形態2においては、ブラシ62は同心円状に複数配置してもよく、接触箇所の設計の自由度が高い。またブラケット42に対する接触面積を増やせるため、接地のための抵抗Rgを小さくできるという効果が得られる。
以上に説明したように、実施の形態2によれば、支持部61が円盤形状を有することでブラシ62の配置の自由度が高くなり、実施の形態1よりも軸電圧低減の観点から有利な構成となる。
実施の形態3.
実施の形態3に係るモータ400の構成について、図6を用いて説明する。図6は実施の形態3に係るモータ400を回転軸の負荷接続側から見た図である。
モータ400において、軸接地装置70はブラケット42と対向する複数の羽根形状を有する支持部71と、ブラシ72の両方から構成される。支持部71は導電性を有する材質からなり、回転軸12に固定されることで、回転軸12と電気的に導通する。またブラシ72は支持部71に配置された導電性を有する部材からなり、ブラケット42と接触する。これにより、モータ400の軸接地装置70は、回転軸12とブラケット42とを電気的に導通させることで軸電圧V2を低減することができる。
また、実施の形態3において、支持部71には複数の羽根73が設けられており、かつ回転軸12に固定されて同一回転することから、ブラケット42を空冷することができる。これにより軸電圧効果を得つつ、モータ冷却の効果が得られる。
以上に説明したように、実施の形態3によれば、支持部71が複数の羽根形状を有することでブラケット42を空冷することができ、実施の形態1よりもモータ冷却の観点から有利な構成となる。
実施の形態4.
実施の形態4に係るモータ500の構成について、図7を用いて説明する。図7は実施の形態4に係るモータ500を回転軸の負荷接続側から見た図である。
モータ500において、軸接地装置80はブラケット42と対向する棒状の支持部81と、ブラシ82の両方から構成される。支持部81は導電性を有する材質からなり、回転軸12に固定されることで、回転軸12と電気的に導通する。またブラシ82は支持部81に配置された導電性を有する部材からなり、ブラケット42と接触する。これにより、モータ500の軸接地装置80は、回転軸12とブラケット42とを電気的に導通させることで軸電圧V2を低減することができる。
実施の形態4において、支持部81を棒形状としたので、軽量かつ製造に必要な材料を少なくすることが可能になる。これにより軸電圧効果を得つつ、軽量かつ安価な軸接地装置を提供することができる。ブラシ82は棒形状に沿って複数配置してもよく、その場合はより効果的に軸電圧を低減することが可能になる。
以上に説明したように、実施の形態4によれば、支持部81が棒形状を有することで軽量な軸接地装置80を提供することができ、実施の形態1よりも重量およびコストの観点から有利な構成となる。
実施の形態5.
実施の形態5に係るモータ600の構成について、図8を用いて説明する。図8は実施の形態5に係るモータ600の関係部位を回転軸の方向に断面した構成を示す断面図である。
実施の形態5において、モータ600のブラケット45は、ブラシ52を格納する溝部46と、溝部46に連通する開口部47を備える。モータ600の軸接地装置50のブラシ52は溝部46の底面で接触することで、回転軸12とブラケット45とを電気的に導通させる。これにより、モータ600の軸接地装置50は、回転軸12とブラケット45とを電気的に導通させることで軸電圧V2を低減することができる。
実施の形態5においては、ブラシ52とブラケット45との摺動により生じた摩耗粉を溝部46で捕集することが可能になる。さらに溝部46で捕集した摩耗粉は、溝部46と連通した開口部47を通じて外部に排出することが可能になる。あるいはモータ600の運用時には開口部47に蓋をして摩耗粉を閉じ込めておき、定期点検時に捕集した摩耗粉を吸引する等の手段で回収することもできる。
図8では、負荷接続側の第一のブラケットのみを図示して説明したが、負荷非接続側の第二のブラケットについても同様に上記構成を適用することができる。あるいは、第一もしくは第二のブラケットいずれかのみに適用してもよい。
以上に説明したように、実施の形態5によれば、ブラケット45がブラシ52を格納する溝部46と、溝部46に連通する開口部47を備えることで、摺動により生じた摩耗粉を捕集し、さらに外部に排出することができる。これにより、軸電圧を低減しつつ、実施の形態1よりも効果的に摩耗粉の飛散を抑制することができる。
実施の形態6.
実施の形態6に係るモータ700の構成について、図9を用いて説明する。図9は実施の形態6に係るモータ700の関係部位を回転軸の方向に断面した構成を示す断面図である。
モータ700において、軸接地装置90は支持部91とブラシ92から構成され、支持部91は第一の凸部93a,第二の凸部93bを備える。第一の凸部93aはブラシ92よりも回転軸に近い内周側に配置され、第二の凸部93bはブラシ92よりも回転軸から遠い外周側に配置される。第一の凸部93a,第二の凸部93bはいずれもブラケット48の方向に突き出る形をとる。すなわち、ブラシ92は第一の凸部93a,第二の凸部93bで構成される空隙に挟まれる形で格納されるように配置される。次に、ブラケット48は第一の壁部49a,第二の壁部49bを備える。第一の壁部49aは第一の凸部93aよりも回転軸に近い内周側に配置され、第二の壁部49bは第二の凸部93bよりも回転軸に遠い外周側に配置される。第一の壁部49a,第二の壁部49bはいずれも支持部91の方向に突き出る形をとる。すなわち、ブラシ92、第一の凸部93a,第二の凸部93bは、内周側と外周側のそれぞれに対応した第一の壁部49a,第二の壁部49bで形成される空間に格納される。
モータ700の軸接地装置90のブラシ92は、ブラケット48と接触することで、回転軸12とブラケット45とを電気的に導通させる。これにより、モータ700の軸接地装置90は、回転軸12とブラケット48とを電気的に導通させることで軸電圧V2を低減することができる。
実施の形態6においては、ブラシ92とブラケット48との摺動により生じた摩耗粉を第一の凸部93aおよび第二の凸部93b、並びに第一の壁部49aおよび第二の壁部49bで形成される空間に捕集することが可能になる。これにより生じた摩耗粉を外部に飛散させないようにすることが可能になる。
図9では、負荷接続側の第一のブラケットのみを図示して説明したが、負荷非接続側の第二のブラケットについても同様に上記構成を適用することができる。あるいは、第一もしくは第二のブラケットいずれかのみに適用してもよい。またモータ700は、実施の形態5で説明したような溝部およびそれと連通する開口部を設けることで、捕集した摩耗粉を回収するような構成とすることも可能である。
以上に説明したように、実施の形態6によれば、支持部91は第一の凸部93a、第二の凸部93bを備え、ブラケット48は第一の壁部49a、第二の壁部49bを備えることで、摺動により生じた摩耗粉を閉じた空間に捕集し、外部に飛散させないようにすることができる。これにより、軸電圧を低減しつつ、実施の形態1よりも効果的に摩耗粉の飛散を抑制することができる。
本願は、様々な例示的な実施の形態および実施例が記載されているが、1つ、または複数の実施の形態に記載された様々な特徴、態様、および機能は特定の実施の形態の適用に限られるのではなく、単独で、または様々な組み合わせで実施の形態に適用可能である。従って、例示されていない無数の変形例が、本願明細書に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらには、少なくとも1つの構成要素を抽出し、他の実施の形態の構成要素と組み合わせる場合が含まれるものとする。
1 電源部、2 配線、3 電力変換回路部、4 配線、10 回転子、11 回転子鉄心、12,202 回転軸、20,203 軸受、21 内輪、22 剛体球、23 外輪、30 固定子、31 固定子鉄心、32 固定子巻線、40 筐体、41 ハウジング、42,43,45,48,201 ブラケット、46 溝部、47 開口部、49a 第一の壁部、49b 第二の壁部、50,60,70,80,90,210 軸接地装置、51,61,71,81,91,212 支持部、52,62,72,82,92,211 ブラシ、73 羽根、93a 第一の凸部、93b 第二の凸部、100,200,300,400,500,600,700 モータ。

Claims (3)

  1. ブラケットに軸受を介して回転自在に支えられた回転軸と、
    前記回転軸に設けられた支持部に支持されて前記軸受の外周側で前記ブラケットに接触しているブラシと、
    を備え、
    前記支持部と前記ブラシを介して前記回転軸と前記ブラケットとが導通しており、
    前記ブラケットには、前記ブラシを格納する溝部が設けられ、前記溝部の底面に前記ブラシが接触していることを特徴とする回転電機。
  2. 前記ブラケットの溝部には、外部に連通する開口部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の回転電機。
  3. ブラケットに軸受を介して回転自在に支えられた回転軸と、
    前記回転軸に設けられた支持部に支持されて前記軸受の外周側で前記ブラケットに接触しているブラシと、
    を備え、
    前記支持部と前記ブラシを介して前記回転軸と前記ブラケットとが導通しており、
    前記支持部には、前記ブラシの内周側と外周側のそれぞれに対応して、このブラシを格納する第一の凸部と第二の凸部が設けられており、
    前記ブラケットには、前記第一の凸部および前記第二の凸部を挟んで、内周側と外周側のそれぞれに対応して、第一の壁部と第二の壁部が設けられており、
    前記第一の凸部、前記第二の凸部、前記第一の壁部、および前記第二の壁部の一部には、外部に連通する開口部が設けられていることを特徴とする回転電機。
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