JP6880348B1 - 回転電機 - Google Patents

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Abstract

回転軸(12)と、回転子鉄心(11)とを有する回転子(10)と、固定子鉄心(31)と、固定子巻線(32)とを有する固定子(30)と、軸受(20)と、固定子鉄心(31)に固定され、軸受(20)に接続され、回転子(10)および固定子(30)を収容する筐体(40)と、筐体(40)に接続される静電シールド(51)と、を備え、静電シールド(51)は、固定子(30)が配置される空間と回転子(10)が配置される空間とを連通させる複数の開口孔(51a)を有する。

Description

本開示は、インバータを含む電力変換回路によって駆動される回転電機に関する。
インバータを含む電力変換回路で駆動される回転電機においては、インバータに含まれる半導体素子のスイッチング動作に起因して軸受の電食が発生する。このような電食は軸受の摩耗、損傷を引き起こし、回転電機の信頼性を低下させる。
このため、従来の回転電機では、電食を低減するために、静電シールドを用いて回転電機の内部の浮遊容量分布を調整することで、軸受に発生する軸電圧を低減している。例えば、特許文献1では、非磁性体かつ金属導体である静電遮蔽材を固定子のスロットの開口部を塞ぐように配置することによって軸電圧を低減している。
特開2000−270507号公報
しかしながら、特許文献1では、静電遮蔽材によって回転子と固定子とを空間的に分断するため、回転子および固定子で発生した熱が狭い空間に滞留する課題がある。これにより、たとえば回転子側では、回転子に埋め込まれた永久磁石の減磁が発生し、回転電機の性能が低下する。また固定子側では、固定子巻線の温度上昇により絶縁被膜の劣化、すなわち絶縁性能が低下してしまう。
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、軸電圧を低減しかつ冷却性能も確保できる回転電機を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示の回転電機は、回転軸と、複数の磁石が埋設され、回転軸が固着された回転子鉄心とを有する回転子と、回転子鉄心に対向して配置された固定子鉄心と、固定子鉄心に巻回された固定子巻線とを有する固定子と、回転軸を支持する一対の第1の軸受および第2の軸受と、固定子鉄心に固定され、第1の軸受および第2の軸受に接続され、回転子および固定子を収容する筐体と、筐体に接続される静電シールドと、を備える。筐体は、固定子鉄心に固定される円筒形状のハウジングと、ハウジングの一端と第1の軸受とを接続する第1のブラケットと、ハウジングの一端と第2の軸受とを接続する第2のブラケットと、を有し、静電シールドは、第1の静電シールドおよび第2の静電シールドを有し、第1の静電シールドの一端が第1のブラケットに接続され、第1の静電シールドの他端が固定子鉄心に接続され、第2の静電シールドの一端が第2のブラケットに接続され、第2の静電シールドの他端が固定子鉄心に接続される。第1の静電シールドおよび第2の静電シールドは、固定子が配置される空間と回転子が配置される空間とを連通させる複数の開口孔を有する。
本開示の回転電機によれば、軸電圧を低減し、かつ冷却性能も確保できるという効果を奏する。
実施の形態1に係る回転電機の回転軸に平行な断面図 実施の形態1に係る回転電機の回転軸に垂直な断面図 実施の形態1に係る回転電機の周辺回路の構成を示す図 実施の形態1に係る回転電機における軸電圧の発生原理を示す等価回路図 実施の形態1に係る回転電機における軸電圧の時間波形を示す図 比較例の回転電機を示す図 実施の形態1に係る回転電機における静電シールドの周方向の配置例を示す拡大断面図 実施の形態1に係る回転電機における静電シールドの周方向の他の配置例を示す拡大断面図 実施の形態1に係る回転電機における静電シールドの軸方向の配置例を示す拡大断面図 実施の形態2に係る回転電機の回転軸に平行な断面図 実施の形態2に係る回転電機の回転軸に垂直な断面図 実施の形態3に係る回転電機の回転軸に平行な断面図 実施の形態4に係る回転電機の回転軸に平行な断面図
以下、実施の形態にかかる回転電機を図面に基づいて詳細に説明する。
実施の形態1.
実施の形態1に係る回転電機であるモータ100の構成について、図1および図2を用いて説明する。図1は実施の形態1に係るモータ100の回転軸に平行な面で切り取った断面図である。図2は実施の形態1に係るモータ100の回転軸に垂直な面で切り取った断面図である。
図1および図2において、モータ100は、いわゆるブラシレスモータの構成をとる。モータ100は、回転子10と、軸受20と、固定子30と、筐体40と、静電シールド51を有する。静電シールド51は、複数の開口孔51aを有する。静電シールド51については、後で詳述する。
回転子10は、回転子鉄心11と、回転軸12と、複数の永久磁石13とを有する。回転子鉄心11の中央には、回転軸12を挿入するための空孔が形成されており、回転軸12が空孔と同芯に固着される。回転子鉄心11と、回転軸12とは電気的に導通している。回転軸12は、その負荷接続側と負荷非接続側のそれぞれを一対の軸受20に保持されており、回転軸12はハウジング41に対して、回転可能となっている。一対の軸受20が、第1の軸受および第2の軸受に対応する。軸受20は、内輪21a、複数の剛体球21b、外輪21cを有し、外輪21cがハウジング41に固定され、内輪21aが回転軸12に固定される。回転子鉄心11の内部には、複数の永久磁石13が埋め込まれている。回転子鉄心11は、たとえば、電磁鋼板の薄板を回転軸方向に積層して、一体形成することで得られる。
固定子30は、固定子鉄心31と、固定子巻線32から構成される。固定子鉄心31は、円環状のコアバック部33と、コアバック部33の内周から径方向に向けて延びたティース部34と、ティース部34の先端から周方向に突出する鍔部35を備える。径方向とは、回転軸12を原点とし回転軸12に直交して放射状に向かう方向を指し、周方向とは回転軸12を原点とする同心円の円周上の方向を指している。固定子鉄心31は、例えば、電磁鋼板の薄板を回転軸方向に積層して、一体化することで得られる。固定子巻線32はティース部34に巻回され、スロット部36に収納される。固定子巻線32のうち、固定子鉄心31の最外層から突出した部位をコイルエンド部と称する。固定子巻線32の巻回方式としては、固定子巻線32が各々のティース部34に巻回される集中巻と呼ばれる巻回方式と、複数のティース部34にまたがって巻回される分布巻と呼ばれる巻回方式がある。いずれの巻回方式であっても、後述する実施の形態の効果は同様に得られる。
筐体40はハウジング41、ブラケット42a,42bから構成される。ブラケット42a,42bが、第1のブラケットおよび第2のブラケットに対応する。ハウジング41は円筒形状を有しており、ハウジング41の内周面と固定子鉄心31のコアバック部33の外周面とが向き合う形で、互いに一体に固定される。ハウジング41と固定子鉄心31のコアバック部33とは、電気的に導通している。ハウジング41の両端、すなわち負荷接続側と負荷非接続側の各開口部にはそれぞれブラケット42a,42bがボルト等で締結される。またブラケット42a,42bは軸受20の外輪21cに固定されている。これら一体化したハウジング41、ブラケット42a,42bは、モータ100の筐体40として、その内部に回転子10と、軸受20と、固定子30を収容する。
次に、図3を用いて、実施の形態1に係るモータ100を駆動する周辺回路の構成を説明する。図3はモータ100の周辺回路の構成を示す図である。周辺回路は、インバータ部80と、電源部90と、それらを繋ぐ配線を有する。
電源部90は、モータ100を駆動するのに必要な電力を供給する直流電源である。直流電源として、たとえばリチウムイオンバッテリ、ニッケル水素電池、鉛蓄電池を用いることができる。
インバータ部80は、第1ノイズフィルタ部82と、第1電力変換回路部83、第2ノイズフィルタ部84と、第2電力変換回路部85が縦列接続された構成を有する。
第1電力変換回路部83は半導体スイッチング素子を含む。第1電力変換回路部83は、第1ノイズフィルタ部82を介して電源部90から供給された電圧を、半導体スイッチング素子のオン時間とオフ時間の比を調整することによって電源部90から供給される直流電圧を他の電圧の直流電圧に昇圧または降圧する。第1電力変換回路部83は、いわゆるコンバータ回路として機能する。
第2電力変換回路部85は、第2ノイズフィルタ部84を介して、第1電力変換回路部83と接続される。第2電力変換回路部85は、半導体スイッチング素子を有する。第2電力変換回路部85は、第1電力変換回路部83から出力された直流電圧を入力とし、スイッチング素子のオン時間とオフ時間の比を調整することによってモータ100の駆動に必要な3相交流電流を出力する。第2電力変換回路部85は、いわゆるインバータ回路として機能する。
第1電力変換回路部83および第2電力変換回路部85に含まれるスイッチング素子は、例えば、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)等を用いることができる。
第1ノイズフィルタ部82は、電源部90と第1電力変換回路部83との間に設けられ、第1電力変換回路部83の半導体スイッチング素子のスイッチング動作によって発生した高周波ノイズを電源部90側に漏洩させないために設けられている。第2ノイズフィルタ部84は、第1電力変換回路部83と第2電力変換回路部85との間に設けられ、第2電力変換回路部85の半導体スイッチング素子のスイッチング動作によって発生した高周波ノイズを電源部90側に漏洩させないために設けられている。
第1ノイズフィルタ部82および第2ノイズフィルタ部84は、インダクタおよびキャパシタを含んでいる。インダクタは直流電力線のうち、電源部90の正極側に直列に挿入される。インダクタとしては、例えば、フェライト等の磁性体コアに導線を巻回したコイルを用いることができる。キャパシタは直流電源線の正極側と負極側に並列に挿入される、いわゆるXコンデンサと、正極側電源線とグランドGNDとの間、負極側電源線とグランドGNDとの間に並列に挿入される、いわゆるYコンデンサとを有する。第1ノイズフィルタ部82および第2ノイズフィルタ部84のグランドGNDとはインバータ部80の筐体を指す。
第1ノイズフィルタ部82、第1電力変換回路部83、第2ノイズフィルタ部84、第2電力変換回路部85は同じ電子基板上に実装されてもよいし、あるいは独立した電子基板に実装されてもよい。
インバータ部80の筐体は、導電性を有する金属からなり、外部からの電磁波の侵入を防ぐとともに、第1電力変換回路部83および第2電力変換回路部85から発生した電磁波が外部に漏洩するのを防ぐ電磁ノイズシールドとしても機能する。インバータ部80の筐体は、例えば、アルミニウム等の導電性の金属によって形成される。
電源部90の負極側、インバータ部80の筐体、およびモータ100のハウジング41は、同一のリファレンス導体に接地される。
なお、本実施の形態では、電源部90に直流電源を用いた構成を示したが、電源部90は、直流電源である必要はなく、交流電源を用いてもよい。この場合、第1電力変換回路部83は、交流電圧を入力とし、異なる電圧の直流電圧に変換する回路で置き換えれば良い。
次に、静電シールド51の構成を、図1、図2を用いて説明する。静電シールド51は、回転軸12と同芯の円筒形状を有する。静電シールド51の材質としては非磁性かつ電気伝導率の高い金属が望ましく、例えば、アルミニウム合金、または銅等で構成される。
静電シールド51は、回転子鉄心11の外周面と固定子鉄心31の内周面との間に形成される空隙に配置される。静電シールド51の一端は負荷接続側のブラケット42aに電気的に接続され、もう一端も同様に負荷非接続側のブラケット42bに電気的に接続される。静電シールド51はネジ等でブラケット42a,42bに締結してもよく、あるいはブラケット42a,42bと一体成型することでブラケット42a,42bに対する位置決め手順を省略することが可能である。その場合、静電シールド51の材質は、ブラケット42a,42bと同じ材質で構成されることになる。またブラケット42a,42bとハウジング41は電気的に導通していることから、静電シールド51の一端の接続先はハウジング41としてもよい。静電シールド51は、回転子鉄心11の外周面と固定子鉄心31の内周面との間に形成される空隙に配置されるのであれば、固定子鉄心31の一部に接してもよいし、固定子鉄心31に対し間隔をあけてもよい。
静電シールド51には、回転子10側と固定子30側とを貫通する開口孔51aが複数設けられており、冷媒が回転子10側と固定子30側を自由に流通できる構成となっている。別言すれば、複数の開口孔51aは、固定子30が配置される空間と回転子10が配置される空間とを連通させる。
図2、図7を用いて、開口孔51aの周方向の配置の一例について説明する。図7は、静電シールド51の周方向の配置例を示す拡大断面図である。図2、図7に示すように、開口孔51aは固定子鉄心31のティース部34に対向するように配置される。開口孔51aの数に関しては、ティース部34と同数だけ配置してもよく、あるいは一部の特定のティース部34に対向するように配置してもよい。
次に、実施の形態1に係るモータ100の作用について説明する。まず、モータ100の回転子10が回転する原理について説明する。
電源部90から供給された直流電圧は、インバータ部80において電力変換され、規定の或る電圧に昇圧または降圧され、直流から或る周波数を有する三相交流に変換される。インバータ部80は三相動力線を通じて、モータ100の固定子巻線32に三相交流電流を供給する。固定子巻線32に流れる三相交流電流によって各ティース部34に誘導された磁束はコアバック部33を介して1つの磁気回路を形成し、回転磁界を発生させる。固定子巻線32に三相交流電流が流れて、上記の原理によって回転磁界が発生すると、回転磁界によって誘起される電磁力によって回転子鉄心11に装着された永久磁石13が電磁力を受け、回転子鉄心11が回転する。回転子鉄心11は、固定子鉄心31の内周側の各鍔部35によって囲まれた空間に回転自在に配設されており、回転子鉄心11と回転軸12は互いに固着している。このため、回転子鉄心11の回転による駆動力は、回転軸12に負荷を接続することで、モータ100の外部に取り出すことができる。このとき、回転軸12と負荷の間に回転比を変換するギアを介してもよい。
次に、インバータ部80によって駆動されるモータ100において、軸電圧が発生する原理を図4を用いて説明する。図4はモータ100における軸電圧の発生原理を示す等価回路図である。ここで、軸電圧を、筐体40の電位を基準として測定した回転軸12の電位と定義する。図4において、G点は筐体40の電位を表し、N点は固定子巻線32の中性点電位を表し、S点は回転軸12の電位を表す。ここでN点とG点との間の電位差V1は、モータ100の中性点電圧を表し、S点とG点との間の電位差V2はモータ100の軸電圧を表す。またC1は固定子巻線32と回転子10との間の浮遊容量を表し、C2は回転子10と筐体40との間の浮遊容量を表している。
モータ100を駆動するために第2電力変換回路部85に含まれる半導体スイッチング素子群はPWM制御に基づきキャリア周波数fcでスイッチング動作をおこなう。このとき中性点電圧V1の大きさもキャリア周波数fcの周期で階段状に時間変動する。
筐体40と固定子巻線32との間に発生した中性点電圧V1の変動が、モータ100の内部に分布する浮遊容量C1と浮遊容量C2によって分圧されることで、回転軸12には筐体40に対して有限の電位差、すなわち軸電圧が誘起される。
浮遊容量Cの周波数fにおけるインピーダンスZは次式(1)のように表せる。
Z(C)=1/(2πfC) ・・・(1)
したがって、軸電圧V2は次式(2)で表される。
V2={Z(C2)/(Z(C1)+Z(C2))}×V1
={C1/(C1+C2)}×V1 ・・・(2)
次に固定子巻線32と回転子10の間の静電遮蔽の作用について説明する。静電遮蔽がおこなわれない場合には、軸受20の内輪21aと外輪21cとの間に軸電圧V2が印加される。軸電圧V2が剛体球21bに塗布された潤滑油の絶縁破壊電圧値を超えると、内輪21aと外輪21cとの間に突入電流が流れ、電食と呼ばれる軸受の摩耗および損傷が発生することになる。これらはモータの信頼性を著しく低下させ、電食による損傷が著しい場合には、軸受の交換が必要となる。このような軸電圧の発生を低減するには、式(2)によれば、C1とC2の容量比を調整すればよく、特にC1の大きさをC2に対して十分小さくすることで、軸電圧V2の発生量を抑制できることがわかる。
C1は固定子巻線32と回転子10との間の浮遊容量であるから、C1の大きさを小さくするには、固定子巻線32と回転子10との間を静電遮蔽すればよい。
さらに、モータ100の筐体40の内部の発熱にともなう温度上昇によるモータ100の性能劣化について説明する。モータ100の高出力化、または筐体40の小型化をすることは、産業上重要であるが、これらは筐体40の内部の温度上昇をともなう。その結果、回転子鉄心11に埋め込まれた永久磁石13の温度が上昇し、永久磁石13の保持力が減少し、モータ100の性能が大きく劣化する。また、固定子巻線32の絶縁被膜は温度上昇により絶縁性能が劣化する。いずれの場合も温度上昇によりモータ100の信頼性の低下をもたらし、モータ100の性能が大きく制限されることになる。
以上より、信頼性が高く、高出力化、小型化に対応したモータを得るためには、軸電圧による電食の発生を抑制しつつ、筐体内部の温度上昇を抑制する必要がある。
次に、静電シールド51の効果について説明する。図4および式(2)を参照して説明したように、軸電圧V2は固定子巻線32に生じる中性点電圧V1が、筐体40の内部の浮遊容量分布に応じて回転軸12に分圧され生じる電圧であり、固定子巻線32と回転子10との間を静電遮蔽することで軸電圧V2の抑制が可能である。
前述したように、静電シールド51は円筒形状を有し、図1に示すように回転子鉄心11と固定子鉄心31との間の空隙に配置される。また静電シールド51の両端は、ブラケット42a,42bにそれぞれ電気的に接続される。静電シールド51は筐体40と同電位の導体となることから、固定子巻線32と回転子10との間の容量結合を遮蔽する、すなわち静電遮蔽の効果を有する。これにより、固定子巻線32と回転子10との間に生じる浮遊容量C1を浮遊容量C2に対して、相対的に小さくすることができ、その結果、式(2)によって回転軸に分圧される軸電圧V2を低減することができる。
図5は、静電シールド51のシールド効果を検証するための軸電圧の時間波形の実測結果が示す図である。符号S1で示す線が静電シールドがない状態を示し、符号S2で示す線が静電シールド51がある状態を示している。図5では、筐体40を基準電位とし、回転軸12の電位を、軸電圧として表示している。図5から判るように、静電シールド51を設けることで観測される軸電圧を低減することができる。
次に実施の形態1において、静電シールド51が開口孔51aを備えることによる冷却の効果を、比較例の構成と対比して説明する。図6は、比較例のモータ200を示す図である。図6に示すように、比較例のモータ200は、回転子鉄心211と回転軸212とを有する回転子210と、固定子鉄心231と固定子巻線232とを有する固定子230と、開口孔を持たない静電シールド253とを備える。静電シールド253においては、軸電圧低減を目的として、固定子230と回転子210との間を導電部材を隔壁として静電遮蔽をおこなっていた。しかしながら、そのような構成においては、固定子230と回転子210とを空間的に分断するため、固定子230および回転子210で発生した熱は、それぞれの空間に滞留し、温度勾配は導体壁の熱交換の効率によって制限される。その結果、たとえば回転子210側では温度上昇により、回転子210に埋め込まれた永久磁石の減磁が発生し、モータ200の性能を損なうことになる。また固定子230側においても温度上昇により、固定子巻線232の絶縁被覆の劣化をもたらし、絶縁性能の劣化、ひいてはモータ200の信頼性の低下をもたらすことになる。
一方、実施の形態1にかかるモータ100が備える静電シールド51は、円筒形状の壁体に開口孔51aを備えている。この開口孔51aは静電シールド51の内周面と外周面を貫通しており、冷媒が回転子10側と固定子30側との間で自在に通流可能となっている。これにより導体壁を介した熱交換に加えて、冷媒による熱交換が実現し、回転子10と固定子30とを効率的に冷却することが可能になる。モータ100の構成における冷媒としては空気を用いた空冷が可能である。
図7は、モータ100における静電シールド51の周方向の配置例を示す拡大断面図である。図7に示すように、開口孔51aが周方向に関して固定子30のティース部34に対向するように配置されることで、冷媒をティース部34に選択的に導くことが可能である。これにより、より直接的にティース部34と固定子巻線32のうちコイルエンド部を冷却することが可能である。
図8は、モータ100における静電シールド51の周方向の他の配置例を示す拡大断面図である。周方向の別の配置として、図8に示すように、開口孔51aを固定子30のスロット部36に対向するように配置することで、冷媒をスロット部36に選択的に導くことが可能である。これにより、より直接的にスロット部36と固定子巻線32のうちスロット部36に収容されている箇所を冷却することが可能である。
図9は、モータ100における静電シールド51の軸方向の配置例を示す拡大断面図であり、静電シールド51の開口孔51aと固定子30との軸方向の位置関係を示す図である。静電シールド51の開口孔51aは、軸方向に沿って複数個、間欠的に設けられているが、一部の開口孔51aが、図9に示すように、固定子巻線32のコイルエンド部に対向するように配置されることで、冷媒をコイルエンド部に選択的に導くことが可能である。これにより、より直接的にコイルエンド部を冷却することが可能である。
以上に示した開口孔51aの形状は矩形形状でも楕円形状でもよい。また開口孔51aの回転子10側の開口面積と固定子30側の開口面積とが異なっていてもよい。すなわち開口孔51aにおける径方向の断面形状は一様でなくてもよく、周方向の断面形状についても同様である。
以上説明したように、実施の形態1によれば、静電シールド51が開口孔51aを有しているため、軸電圧を低減しつつ、回転子10と固定子30の冷却が可能なモータ100を得ることができる。
実施の形態2.
実施の形態2に係るモータ300の構成について、図10および図11を用いて説明する。図10は実施の形態2に係るモータ300の回転軸に平行な面で切り取った断面図である。図11は実施の形態2に係るモータ300の回転軸に垂直な面で切り取った断面図である。
実施の形態2では、静電シールド52は、固定子鉄心31と回転子10との間の空間を隔絶していない。静電シールド52は、第1の静電シールド52cと、第2の静電シールド52dによって構成されている。第1の静電シールド52cは、固定子鉄心31の最外層とブラケット42aとを接続するように配設される。第2の静電シールド52dは、固定子鉄心31の最外層とブラケット42bとを接続するように配設される。第1の静電シールド52cと第2の静電シールド52dは、回転子10側と固定子30側とを連通する複数の開口孔52aを有する。開口孔52aの周方向の配置位置としては、図7および図8に示した位置のうちのいずれを採用してもよい。開口孔52aの軸方向の配置位置としては、図9に示した位置を採用してもよい。ブラケット42a,42bとハウジング41は電気的に導通していることから、第1の静電シールド52c、第2の静電シールド52dの一端の接続先をハウジング41にしてもよい。
このような実施の形態2においては、静電シールド52は筐体40と同電位の導体となるので、固定子巻線32のうちコイルエンド部と回転子10の間の容量結合を遮蔽する。これにより固定子巻線32と回転子10との間に生じる浮遊容量C1を浮遊容量C2に対して、相対的に小さくすることができ、その結果、式(2)よって回転軸に分圧される軸電圧V2を低減することができる。
また実施の形態2においては、固定子鉄心31は回転子10側の空間と隔絶されていないので、冷却の観点から有利な構成となる。
固定子鉄心31の最外層のうち、第1の静電シールド52c、第2の静電シールド52dと接続される箇所については、固定子鉄心31の絶縁被覆を一部除去し、第1の静電シールド52c、第2の静電シールド52dと電気的に接触できるようにすることで、より効果的な静電遮蔽効果が得られる。
なお、第1の静電シールド52c、第2の静電シールド52dは、必ずしも固定子鉄心31の最外層に固着される必要はなく、開口孔52aと同程度の凹部を設け、固定子鉄心31の内層に固着してもよい。あるいは導電性ガスケットのような伸縮性のある部材で、第2の静電シールド52dを固定子鉄心31に接触させてもよい。これらはモータ300の振動にともなう、静電シールド52への衝撃を緩衝する効果がある。また製造公差、組み立て時の公差を吸収することで、モータ300の組み立て性を向上させる効果がある。
以上説明したように、実施の形態2によれば、固定子鉄心31は回転子10側の空間と隔絶されていないので、実施の形態1よりも冷却の観点から有利な構成となる。
実施の形態3.
実施の形態3に係るモータ400の構成について、図12を用いて説明する。図12は実施の形態3に係るモータ400の回転軸に平行な面で切り取った断面図である。
モータ400は、実施の形態1にかかるモータ100の構成に加えて、更に冷媒路71〜77、ポンプ61、および熱交換器62を備える。
回転子10および固定子30を冷却するための冷媒が通過する経路すなわち冷媒路に関する部分について説明する。回転子10は、冷媒路71,72,73,74を備える。冷媒路71は回転軸12の負荷非接続側に設けられ、回転軸12の軸長方向に伸長した空孔であり、負荷非接続側は冷媒供給孔としての開口となっている。冷媒路72は冷媒路71と連通し、回転子鉄心11の周方向に放射状に伸長した空孔である。冷媒路73は冷媒路72と連通し、回転子鉄心11の軸長方向に伸長した空孔である。冷媒路74は冷媒路73と連通し、回転子鉄心11の周方向に放射状に伸長した空孔であり、回転子鉄心11の外周部に開口をもつ。冷媒路74は、回転子鉄心11内の軸方向についての複数の個所に設けられている。これら冷媒路71,72,73,74は互いに連通し、回転軸12の負荷非接続側に設けられた開口から、回転子鉄心11の外周部の開口までの冷媒路を形成する。
筐体40は冷媒路75,76を備える。冷媒路75はハウジング41に設けられた空孔で、負荷接続側のコイルエンド部と、負荷非接続側のコイルエンド部の近くにそれぞれ開口を有する。冷媒路76は負荷非接続側のブラケット42bに設けられた冷媒排出孔としての空孔である。
モータ400の外部には、冷媒路77としての配管77a,77b,77cと、ポンプ61と、熱交換器62を備える。配管77aは冷媒路76と連通し、熱交換器62と接続される。配管77bは熱交換器62とポンプ61とを接続する。配管77cはポンプに接続され、冷媒路71と連通する。
実施の形態3に係るモータ400の作用について説明する。ポンプ61によって駆動された冷媒は配管77cを通り、冷媒供給孔を有する冷媒路71に冷媒が供給される。冷媒は互いに連通した冷媒路71,72,73,74を通る。冷媒は回転子鉄心11に設けられた開口から固定子30に向けてポンプの駆動力に加えて、回転子10の回転による遠心力で、静電シールド51に向けて噴霧される。冷媒は、静電シールド51に設けられた開口孔51aを通ることで、固定子鉄心31と固定子巻線32へと導かれる。固定子30から滴下した冷媒は再び開口孔51aを通り、最終的に冷媒路75を介して冷媒路76に設けられた冷媒排出口から筐体40の外部へと排出される。排出された冷媒は配管77aを通り、熱交換器62に送り込まれる。熱交換器62では筐体40の内部で温度上昇した冷媒の熱を下げて、冷却された冷媒を配管77bを通じて、ポンプ61に再び供給する。
次に、実施の形態3に係るモータ400の効果について説明する。冷媒が回転子10に設けられた冷媒路71,72,73,74を通る過程において、冷媒と回転子鉄心11および永久磁石13とが熱交換をおこなう。これにより回転子鉄心11、永久磁石13が有する熱を冷媒が奪うことで、回転子鉄心11、永久磁石13の温度上昇を抑制することができる。特に静電シールド51が開口孔51aを有することで、冷媒を固定子30側へと通流することが可能になる。これにより、冷媒と固定子巻線32とが熱交換を行い、固定子巻線32の熱を冷媒が奪うことで固定子巻線32の温度上昇を抑制することができる。冷媒が奪った熱は熱交換器62においてモータ400の外部に排出されるため、本実施の形態のモータ400では、軸電圧を低減しつつ、回転子10と固定子30の温度上昇を冷媒を用いて効率的に抑制することが可能である。冷媒としては、たとえば絶縁油、または空気を用いることができる。
開口孔51aの周方向の配置として、図7に示すようにティース部34に対向するように開口孔51aを設けることで、冷媒をティース部34に選択的に導くことが可能である。これにより、より直接的にティース部34と固定子巻線32のうちコイルエンド部を冷却することが可能である。
また開口孔51aの周方向の別の配置として、図8に示すようにスロット部36に対向するように開口孔51aを設けることで、冷媒をスロット部36に選択的に導くことが可能である。これにより、より直接的にスロット部36と固定子巻線32のうちスロット部36に収容されている箇所を冷却することが可能である。
また開口孔51aの軸方向の配置として、図9に示すようにコイルエンド部に対向するように開口を設けることで、冷媒をコイルエンド部に選択的に導くことが可能である。これにより、より直接的にコイルエンド部を冷却することが可能である。
以上説明したように、実施の形態3によれば、モータ400がその内部に冷媒を循環させる冷媒路71〜77を有し、静電シールド51が備える開口孔51aが冷媒路の一部を形成することで、軸電圧を低減しつつ、回転子10と固定子30の効率的な冷却が可能なモータ400を得ることができる。
実施の形態4.
実施の形態4に係るモータ500の構成について、図13を用いて説明する。図13は実施の形態4に係るモータ500の回転軸に平行な面で切り取った断面図である。モータ500は、実施の形態2にかかるモータ300の構成に加えて、更に冷媒路71〜77と、ポンプ61と、熱交換器62を備える。
こうした構成をとることで、固定子鉄心31を冷媒で直接冷却することが可能になる。これにより、より効率的な冷却性能を実現可能である。一方で、コイルエンド部は静電シールド52で静電遮蔽されていることから、軸電圧も低減可能である。
以上説明したように、実施の形態4によれば、モータ500がその内部に冷媒を循環させる冷媒路71〜77を有し、静電シールド52が備える開口孔52aが冷媒路の一部を形成することで、軸電圧を低減しつつ、回転子10と固定子30の効率的な冷却が可能なモータ500を得ることができる。
以上の実施の形態に示した構成は、本開示の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本開示の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
10 回転子、11 回転子鉄心、12 回転軸、13 永久磁石、20 軸受、30 固定子、31 固定子鉄心、32 固定子巻線、33 コアバック部、34 ティース部、35 鍔部、36 スロット部、40 筐体、41 ハウジング、42a,42b ブラケット、51,52 静電シールド、51a,52a 開口孔、61 ポンプ、62 熱交換器、71〜77 冷媒路、80 インバータ部、82 第1ノイズフィルタ部、83 第1電力変換回路部、84 第2ノイズフィルタ部、85 第2電力変換回路部、90 電源部、100,200,300,400,500 モータ。




Claims (5)

  1. 回転軸と、複数の磁石が埋設され、前記回転軸が固着された回転子鉄心とを有する回転子と、
    前記回転子鉄心に対向して配置された固定子鉄心と、前記固定子鉄心に巻回された固定子巻線とを有する固定子と、
    前記回転軸を支持する一対の第1の軸受および第2の軸受と、
    前記固定子鉄心に固定され、前記第1の軸受および前記第2の軸受に接続され、前記回転子および固定子を収容する筐体と、
    前記筐体に接続される静電シールドと、
    を備え、
    前記筐体は、前記固定子鉄心に固定される円筒形状のハウジングと、前記ハウジングの一端と前記第1の軸受とを接続する第1のブラケットと、前記ハウジングの一端と前記第2の軸受とを接続する第2のブラケットと、を有し、
    前記静電シールドは、第1の静電シールドおよび第2の静電シールドを有し、
    前記第1の静電シールドの一端が前記第1のブラケットに接続され、前記第1の静電シールドの他端が前記固定子鉄心に接続され、
    前記第2の静電シールドの一端が前記第2のブラケットに接続され、前記第2の静電シールドの他端が前記固定子鉄心に接続され、
    前記第1の静電シールドおよび前記第2の静電シールドは、前記固定子が配置される空間と前記回転子が配置される空間とを連通させる複数の開口孔を有することを特徴とする回転電機。
  2. 前記複数の開口孔は、前記回転子の周方向に関して、前記固定子のティース部に対向して配置されることを特徴とする請求項1に記載の回転電機。
  3. 前記複数の開口孔は、前記回転子の周方向に関して、前記固定子のスロット部に対向して配置されることを特徴とする請求項1に記載の回転電機。
  4. 前記複数の開口孔は、前記回転軸の軸方向に関して、前記固定子の前記固定子巻線のコイルエンド部に対向して配置されることを特徴とする請求項1に記載の回転電機。
  5. 前記回転軸は冷媒が流通する第1の冷媒路を有し、前記回転子は前記冷媒が流通する第2の冷媒路を備え、
    前記第1の冷媒路、前記第2の冷媒路、および前記開口孔を介して、前記固定子巻線に向けて冷媒が流通可能であることを特徴とする請求項1から請求項の何れか一つに記載の回転電機。
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