JP7296406B2 - プログラム、情報処理方法、及び情報処理端末 - Google Patents

プログラム、情報処理方法、及び情報処理端末 Download PDF

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Description

関連出願の相互参照
本出願は、2019年1月28日に出願された日本出願番号(特願)2019-012358号に基づくもので、ここにその記載内容を援用する。
本発明は、プログラム、情報処理方法、及び情報処理端末に関する。
従来から、インターネット等のネットワークを介して商品を購入するオンラインショッピングが普及している。これにより、遠方にある商品を購入できるようになった反面、商品の良し悪しの判断を商品情報や画像のみでしなければならなくなった。そこで店舗をVR(Virtual Reality)に構築し、360度あらゆる角度から商品を確認することができるVRショッピングの技術が台頭している。
例えば、特許文献1には、オンラインショッピングサービスにおいて、顧客単位に顧客特性を反映したバーチャルモール/ショップをリアルタイム構築することを可能とした仮想商店街店舗レイアウトシステムが開示されている。このシステムでは、利用者端末のマウスの動きから顧客の足跡データを、顧客に意思表示させることなく自動収集し、興味を示した商品情報を取得している。
特開2001-325536号公報
ところで昨今、スマートフォンを使用しながら歩くこと(歩きスマホ)の危険性が取り沙汰されている。上述した従来技術をスマートフォンに適用した場合、事故の危険があるため、徒歩や自転車で移動する際にショッピングをすることが困難である。
そこで、本開示は、移動中でも安全にオンラインショッピング等の電子商取引を体験させることが可能なプログラム、情報処理方法、及び情報処理端末を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係るプログラムは、情報処理端末に、情報処理端末の位置を示す位置情報を取得するステップと、位置情報を情報処理装置に送信するステップと、情報処理装置から、位置情報に対応づけられる1以上の商品に関する表示データを受信するステップと、撮像部により撮影された画像内の領域であって、ユーザの安全性に関する所定条件を満たす第1領域を取得するステップと、画像に対応する現実の空間又は画像のうち、取得された第1領域に1以上の商品に関する表示データを出力するステップと、を実行させる。
本開示によれば、移動中でも安全にオンラインショッピング等の電子商取引を体験させることが可能である。
本実施形態に係るシステム概要を説明するための図である。 本実施形態に係る通信システムを示す図である。 本実施形態に係る通信システムのハードウェア構成例を示す図 実施形態に係るウェアラブル端末の外観の一例を示す図である。 本実施形態に係るサーバの機能構成の一例を示す図である。 商品DBの一例を示す図である。 本実施形態に係る情報処理端末の各機能の一例を示す図である。 本実施形態に係る端末の各機能の一例を示す図である。 商品をサーバに登録する際の処理手順の一例を示すシーケンス図である。 ユーザの視界に商品を表示する際の処理手順の一例(その1)を示すシーケンス図である。 商品に関する表示データを表示する際の一例を示す図である。 ユーザの視界に商品を表示する際の処理手順の一例(その2)を示すシーケンス図である。 経路に沿って商品に関する表示データを表示する際の一例を示す図である。 ユーザと販売者との間でコミュニケーションが行われる際の処理手順の一例を示すシーケンス図である。 ユーザと商品の管理者との間で行われるコミュニケーション手法の一例を示す図である。 ユーザと商品の管理者との間で行われるコミュニケーション手法の一例を示す図である。 ユーザと商品の管理者との間で行われるコミュニケーション手法の一例を示す図である。
添付図面を参照して、本開示の好適な実施形態について説明する。なお、各図において、同一の符号を付したものは、同一又は同様の構成を有する。
<システム概要>
図1は、本実施形態に係るシステム概要を説明するための図である。本システムは、電子商取引(EC : Electric Commerce)の提供に用いられるシステムであり、ユーザUが装着又は保持する情報処理端末130の一例として撮像部や出力部を有するメガネを用いる。例えば、情報処理端末130を装着したユーザUは、街を散策中にウィンドウショッピングを行うことができる。情報処理端末130は、位置情報を、随時サーバに送信する。
次に、サーバは、情報処理端末130から送信された位置情報に対応する商品に関する表示データをデータベースから取得し、情報処理端末130に送信する。「表示データ」とは、商品に関する情報(商品情報)を情報処理端末130に表示させるためのデータである。表示データは、3Dモデルデータ、2D(2次元)の画像データ(動画データを含む)及び、商品の割引情報を示すデータのうち少なくとも1つを含むものであってもよい。また、表示データは、更に、商品の属性を示す属性データを含んでいてもよい。属性データは、限定でなく例として、商品の名称、価格、仕様、品番、商品のカテゴリ名であってもよい。以下の説明では、特に断りが無い限り、サーバ110から情報処理端末130に送信される商品の表示データは、3Dモデルである前提で説明するが、表示データが3Dモデルに限定されることを意図しているのではない。
情報処理端末130は、撮影したカメラ画像に基づいて、受信した表示データを表示する位置を決定する。情報処理端末130は、受信した表示データを、カメラ画像内の領域であって、ユーザUの安全性(ユーザが通行する際の安全性又は重畳された表示データを視聴する際の安全性)に関する所定条件を満たす領域に表示する。ユーザUの安全性に関する所定条件を満たす領域とは、限定でなく例として、ユーザUが安全に立ち入ることが可能な場所として認識される領域、ユーザUが安全に歩行可能な場所として認識される領域、安全上の理由によりユーザUが立ち入ることが禁止されている領域以外の領域、及び、ユーザUに危険が生じる可能性のある領域以外の領域等が挙げられる。
ユーザUが安全に歩行可能な場所として認識される領域を識別するための“所定条件”とは、限定でなく例として、カメラ画像から特定される領域に歩行者が写っていること、当該領域が縁石と建築物との間に挟まれた領域であること、当該領域が歩道を識別するための模様として予め登録された模様を有する領域であること等が挙げられる。また、安全上の理由によりユーザUが立ち入ることが禁止されている領域以外の領域又はユーザUに危険が生じる可能性のある領域以外の領域を識別するための“所定条件”とは、限定でなく例として、カメラ画像から特定される領域に自動車、車道中央線、車線境界線又は横断歩道が写っていないこと、進入禁止を示す標識や人が立ち入ることを禁止する文字列が写っていないこと、踏切、線路、砂利又は電車が写っていないこと、黄色の線状の点字ブロックが写っていないこと等が挙げられる。
ユーザUの安全性に関する所定条件を満たす領域の具体例としては、歩道、公園、公共エリア、建物の内部、立ち入り可能な敷地、私有地以外、危険な領域以外の領域、階段以外の領域、他人が立っている場所以外の領域、障害物が存在する領域以外の領域、障害物とユーザUとの間の領域以外の領域、及び/又は、駅のホームの端にある黄色線又は白線の内側等が挙げられる。以下、ユーザUの安全性に関する所定条件を満たす領域を、便宜上「安全領域」又は「第1領域」と称する。
図1の例では、カメラ画像には車道S1と歩道S2とを含んでいる。例えば、情報処理端末130は、画像のピクセルを解析するセマンテックセグメンテーションの技術を用いたり、事前に現実の世界をスキャンすることで得られた3Dマップとカメラ画像とを照合したりすることで、車道S1と歩道S2との境界、車道S1の領域及び歩道S2の領域を特定する。そして、情報処理端末130は、3DモデルD10の表示位置として、例えば車道S1の領域は不適切であると判定し、歩道S2の領域を表示位置に決定する。この結果、図1に示すように、例えば3DモデルD10を歩道S2に沿って地面の上に表示することができる。
このように、商品の3DモデルD10が歩道上に表示されることで、ユーザUは徒歩で移動しながらウィンドウショッピングをする感覚で商品を閲覧することができる。さらに、車道S1には商品の3DモデルD10が表示されないよう制御されるため、ユーザUが商品の閲覧に夢中になった場合でも、ユーザUが車道に立ち入ってしまうことを防ぐことができる。なお、前述の通り、3DモデルD10の表示位置の決定は、車道か歩道かに限定されない。例えば、私有地や危険な場所、屋内であれば階段上には表示されない構成でもよい。また、情報処理端末130が、障害物や人を特定して、当該障害物とユーザUとの間には表示させないように制御してもよい。
ユーザUは、表示される3DモデルD10をお気に入り登録することができる。例えば情報処理端末130は、視線追従技術やヘッドトラッキング、ポジショントラッキングを用いてユーザUの視線上にある3DモデルD10を特定するようにしてもよい。また、情報処理端末130は、ポジショントラッキングによって取得できた手の位置と、表示された3Dモデルとの距離が近づいた場合や、お互いの距離が近い状態でジェスチャをした場合も、ユーザUが当該3Dモデルを選択したと判断する。また、ユーザUが、スマートリングやジェスチャ、音声認識等を用いて、特定の商品について登録指示を出すと、情報処理端末130は、特定した3DモデルD10をお気に入り登録するようにしてもよい。
以上、システム概要について説明したが、事前に現実の世界をスキャンすることで得られた3Dマップの情報やBluetooth(登録商標)等に基づいて情報処理端末130の位置を推定可能な場合には、本実施形態にかかるシステムは、屋内で利用されても良い。
<システム構成>
図2は、本実施形態に係る通信システム1を示す図である。通信システム1は、図1を用いて説明した処理を実行するシステムであり、サーバ(情報処理装置)110、ウェアラブル端末130A及び端末130B、端末150を備える。サーバ110、ウェアラブル端末130A、端末130B及び端末150は、インターネットや無線LAN、Bluetooth(登録商標)、有線通信等の通信ネットワークNを介して互いに通信可能に接続される。なお、通信システム1が備えるサーバ110、ウェアラブル端末130A、端末130B、端末150の数は1つに限られず、複数備えていてもよい。また、サーバ110は、1つの機器から構成されてもよいし、複数の機器から構成されてもよいし、クラウド上で実現されるサーバであってもよい。
サーバ110は、ウェアラブル端末130A又は端末130Bから位置情報を受信し、受信した位置情報に対応する商品に関する表示データを情報処理端末130に送信する。
ウェアラブル端末130Aは、例えば、拡張現実(AR : Augmented Reality)技術を利用可能なメガネ型端末(スマートグラス)、コンタクトレンズ型端末(スマートコンタクトレンズ)、ヘッドマウントディスプレイ、又は義眼等であってもよい。なお、ウェアラブル端末はAR技術を用いるものに限定されず、調整現実(Mediated Reality)や、複合現実(Mixed Reality)、人工現実(Virtual Reality)、減損現実(Diminished Reality)等の技術を用いるものでもよい。
端末130Bは、ユーザUが利用する電子デバイスである。端末130Bは、例えば、スマートフォン、タブレット端末、携帯電話機、パーソナルコンピュータ(PC)、携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assistant)、家庭用ゲーム機器等であってもよい。以下、ウェアラブル端末130Aと端末130Bとを区別しない場合は、まとめて情報処理端末と称する。なお、情報処理端末130に端末130Bは必須の構成ではなく、ウェアラブル端末130Aが端末130Bの機能を兼ねてもよいし、端末130Bの機能を有しない構成としてもよい。また、情報処理端末130に端末130Aは必須の構成ではなく、ウェアラブル端末130Aを有しない構成としてもよい。
端末150は、商品の管理者が利用する情報処理端末である。端末150は、スマートフォン、タブレット端末、携帯電話機、パーソナルコンピュータ(PC)、携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assistant)、家庭用ゲーム機器等であってもよい。なお、商品の管理者は、限定でなく例として、商品の販売者、商品の卸業者、商品の説明者、商品の3Dモデルをサーバ110に登録する者等である。
<ハードウェア構成>
図3は、サーバ110、ウェアラブル端末130A、端末130B及び端末150のハードウェア構成例を示す図である。サーバ110、ウェアラブル端末130A、端末130B及び端末150は、CPU(Central Processing Unit)11、メモリ、HDD(Hard Disk Drive)及び/又はSSD(Solid State Drive)等の記憶装置12、有線又は無線通信を行う通信IF(Interface)13、入力操作を受け付ける入力デバイス14、情報の出力を行う出力デバイス15及びセンサ16を有する。入力デバイス14は、例えば、キーボード、タッチパネル、マウス、マイク、ユーザUの身体に取り付けられた入力デバイス14(例えば、スマートリングと呼ばれる指輪型のウェアラブル装置など)及び/又は撮像装置(2次元カメラ、深度(Depth)カメラ)等である。出力デバイス15は、例えば、ディスプレイ(網膜走査型でもよい)及び/又はスピーカ等である。センサ16は、例えば、GPS測位センサ、ジャイロセンサ、地磁気センサ、視線検出センサ等である。
なお、サーバ110、ウェアラブル端末130A、端末130B及び端末150は、図3に示すハードウェアのうち一部が含まれない構成であってもよい。例えばサーバ110、端末130B及び端末150にはセンサ16は含まれていなくてもよい。
<ウェアラブル端末130Aの外観>
図4は、実施形態に係るウェアラブル端末130Aの外観の一例を示す図である。ウェアラブル端末130Aは、撮像部1210、ディスプレイ1136、フレーム1137、ヒンジ部1138及びテンプル1139を備える。
撮像部1210は、画像(以下、特に断りのない限り、画像には動画を含む)を撮像するためのデバイスである。撮像部1210は、図示しないCCDイメージセンサ、CMOSイメージセンサ、レンズ等の撮像素子等を含んでいてもよい。撮像部1210は、ユーザUの視線方向が撮像できる位置に設けられるとよい。また、ユーザの目を撮像可能であり、ユーザの視線が検出可能な位置に別の撮像部が設けられてもよい。
ディスプレイ1136は、後述する出力部137の制御に基づいて、商品情報等の各種情報を表示する出力デバイス15である。ディスプレイ1136は、ウェアラブル端末130Aを装着したユーザUが実空間の景観を視認可能なように可視光を透過させる部材で形成されていてもよい。例えば、ディスプレイ1136は、透明基板を用いた液晶ディスプレイや有機ELディスプレイであってもよい。或いは、ディスプレイ1136は、表示する情報を人間の網膜に表示させる、網膜走査型のディスプレイであってもよい。
フレーム1137は、ディスプレイ1136の外周を囲むように設けられ、ディスプレイ1136を衝撃等から保護する。フレーム1137は、ディスプレイ1136の外周全域にわたって設けられていてもよいし、一部に設けられていてもよい。フレーム1137は、例えば、金属や樹脂等で形成されていてもよい。
ヒンジ部1138は、テンプル1139をフレーム1137に対して回動可能に接続する。テンプル1139は、フレーム1137の両端から延在する蔓であり、例えば、金属や樹脂等で形成されていてもよい。ウェアラブル端末130Aは、フレーム1137から離間するように開かれたテンプル1139がユーザUのこめかみ付近に位置するように装着される。
テンプル1139は、一部が窪んだ係止部1139aを有している。係止部1139aは、ウェアラブル端末130Aが装着された状態でユーザUの耳に係るように位置し、ウェアラブル端末130AがユーザUの頭部から脱落することを防止する。
<機能構成>
(サーバ110の機能構成)
図5は、本実施形態に係るサーバ110の機能構成の一例を示す図である。図5に示す例では、サーバ110は、記憶部111、生成部112、登録部113、受信部114、特定部115、送信部116及び経路取得部117を備える。生成部112、登録部113、受信部114、特定部115、送信部116及び経路取得部117は、サーバ110のCPU11が、記憶装置12に記憶されたプログラムを実行することにより実現することができる。また、当該プログラムは、記憶媒体に格納することができる。当該プログラムを格納した記憶媒体は、コンピュータ読み取り可能な非一時的な記憶媒体(Non-transitory computer readable medium)であってもよい。非一時的な記憶媒体は特に限定されないが、例えば、USBメモリ又はCD-ROM等の記憶媒体であってもよい。また、記憶部111は、サーバ110が備える記憶装置12を用いて実現することができる。
記憶部111は、商品情報と、商品を表示させるべき位置を示す表示位置情報と、商品に関する表示データとを対応づけた商品DBを記憶する。
図6は、商品DBの一例を示す図である。「商品ID」は、商品DBにおいて商品を一意に識別する識別子である。「表示データ」には、3Dモデルデータ、画像データ、商品の割引情報を示すデータ及び/又は商品の属性データが格納される。3Dモデルデータには、3Dモデルを任意に動作させるデータが含まれていてもよい。例えば、glTF形式等のフォーマットで3Dモデルデータを生成することで、3Dモデルを動的に動作させることができる。「表示位置情報」には、表示データを表示させるべき位置(又は範囲)を示す情報が格納される。当該情報は、例えば、経度及び緯度で表現される情報であってもよいし、特定の場所を示す情報(例えば住所や公園等を示す情報)であってもよい。また、表示位置情報には、複数の表示位置情報が格納されていてもよい。つまり、表示データと表示位置情報とは1対1に対応づけられていてもよいし、1対N(複数)で対応づけられていてもよい。「管理者ID」には、商品の管理者を示す識別子が格納される。管理者IDは、管理者が利用する端末150を呼び出すことが可能な情報が含まれていてもよい。当該情報は、例えば電話番号、メールアドレス、管理者が端末150上で利用するアプリケーションにより払い出されたID等であってもよい。
なお、表示データは、商品の属性データに含まれる「商品のカテゴリ」に基づいて表示位置情報と紐付けられてもよい。例えば、スーツについてはオフィス街の表示位置情報を対応づけておき、日用品については住宅街の表示位置情報を対応づけておくことが考えられる。これにより、ユーザUが住宅街にいる場合は、日用品が情報処理端末130に表示され、ユーザUがオフィス街にいる場合は、スーツが情報処理端末130に表示される。図5に戻り説明を続ける。
生成部112は、商品を撮影した撮影データから、商品に関する表示データを生成する。例えば、生成部112は、商品の周囲を撮影した複数枚の画像データ又は動画データを解析することで、商品に関する表示データを生成する。商品の撮影は、例えば商品に関連する所定のユーザが行い、当該ユーザが利用する端末150からサーバ110に商品の撮影データが送信されることとしてもよい。
商品に関連する所定のユーザは、限定でなく例として、商品を提供する店舗のユーザ(管理者等)でもよいし、店舗の利用者でもよいし、システム提供者であってもよい。また、表示データは、システム提供者や、システム提供者により依頼されたベンダーなどが生成してもよい。さらに表示データは、リアルタイムに生成されてもよい。
登録部113は、商品に関する表示データと表示位置情報とを対応づけて商品DBに格納する。商品と表示位置情報との対応付けは、商品に関連する所定のユーザが行うようにしてもよいしシステム提供者等が行うことしてもよい。商品を登録する所定のユーザに対し、例えば、マップ(2次元でも3次元でもよい)上に商品を配置することで商品と表示位置情報を対応づけることができる機能を提供するようにしてもよい。
受信部114は、情報処理端末130から、情報処理端末130の位置を示す位置情報を受信する。また、受信部114は、情報処理端末130で撮影された画像データを受信する。
特定部115は、記憶部111に記憶される、表示位置情報が関連付けられた1以上の商品各々に関する表示データの中から、受信部114が受信した位置情報により示される位置から所定範囲内に存在する表示位置情報に関連付けられた、1以上の商品に関する表示データを特定する。例えば、特定部115は、情報処理端末130の位置から所定範囲内に表示位置情報が存在する表示データを商品DBの中から検索することで、表示データを特定してもよい。
送信部116は、撮像部により撮影される画像内の領域であって、ユーザUの安全性に関する所定条件を満たす領域に表示される1以上の商品に関する表示データを情報処理端末130に送信する。
経路取得部117は、ユーザUの現在位置から、ユーザUが希望する目的地までの経路を例えば地図データ等を検索することで取得する。
(情報処理端末130の機能構成)
図7は、本実施形態に係る情報処理端末130の各機能の一例を示す図である。図7に示す例では、情報処理端末130は、位置取得部131、送信部132、受信部133、撮像部134、特定部135、取得部136、出力部137及び受付部138を備える。位置取得部131、送信部132、受信部133、撮像部134、特定部135、取得部136、出力部137及び受付部138は、情報処理端末130のCPU11が、記憶装置12に記憶されたプログラムを実行することにより実現することができる。また、当該プログラムは、記憶媒体に格納することができる。当該プログラムを格納した記憶媒体は、コンピュータ読み取り可能な非一時的な記憶媒体であってもよい。非一時的な記憶媒体は特に限定されないが、例えば、USBメモリ又はCD-ROM等の記憶媒体であってもよい。このプログラムは、サーバ110からダウンロードされて情報処理端末130にインストール可能なプログラム(アプリケーション)であってもよい。
位置取得部131は、情報処理端末130自身の位置を示す位置情報を取得する。位置取得部131は、位置情報について、公知のGPSやBeacon、VPS(Visual Positioning Service)を用いて情報処理端末130の位置情報を取得してもよい。
送信部132は、位置取得部131で取得された位置情報をサーバ110に送信する。また、送信部132は、後述する受付部138が受け付けた商品を識別する情報をサーバ110に送信するようにしてもよい。
受信部133は、サーバ110から、情報処理端末130の位置情報に対応づけられる1以上の商品に関する表示データを受信する。また、受信部133は、サーバ110から、1以上の商品の属性データを受信するようにしてもよい。
また、受信部133は、サーバ110又は他の情報処理装置(例えば端末150)から、安全領域に表示する1以上の商品に含まれる特定の商品(第1商品)についての管理者(販売元のユーザ)を撮影することで得られる、管理者の表示データを受信するようにしてもよい。管理者の表示データは、限定でなく例として、管理者を撮影した動画、又は、管理者の周囲を撮影することで生成された、管理者の3Dモデルデータであってもよい。
撮像部134は、入力デバイス14(撮像装置)を用いて、撮像装置が向いている方向の画像を撮影する。
特定部135は、撮像部134により撮影された画像内の領域から安全領域を特定する。特定部135が安全領域を特定する方法については後述する。
取得部136は、特定部135にて特定された、撮影された画像内の領域のうち安全領域を示す情報を、特定部135から取得する。なお、特定部135は、情報処理端末130ではなく、サーバ110側に実装するようにしてもよい。この場合、送信部132は、撮像部134で撮影された画像をサーバ110に送信し、取得部136は、サーバ110から、撮影された画像内の領域のうち安全領域を示すデータを取得する。
また、取得部136は、サーバ110又は他の情報処理装置(例えば端末150)から、ユーザが移動する経路を示す経路情報を取得するようにしてもよい。ユーザが移動する経路とは、歩行者用ナビゲーションサービス等を用いて生成された、現在位置から、ユーザが指定した目的地までの歩行経路である。
出力部137は、撮像部134で撮影された画像又は動画に対応する現実の空間又は撮像部134で撮影された画像又は動画のうち、取得部136が取得した安全領域に1以上の商品に関する表示データを出力する。
情報処理端末130がウェアラブル端末130Aである場合、出力部137は、表示データを、ユーザが肉眼で視認する安全領域と重なる位置に出力する。例えば、出力デバイス15が透明基板を用いた液晶ディスプレイや有機ELディスプレイである場合、出力部137は、ユーザが透明基盤を介して視認する安全領域と重なる位置に、表示データを表示する。例えば、出力デバイス15が網膜走査型のディスプレイである場合、出力部137は、ユーザの網膜のうち、安全領域が網膜に写る領域と重なる領域に向けて表示データを出力する。また、情報処理端末130が端末130Bである場合、出力部137は、表示データを、撮像部134で撮影された画像内の領域のうち安全領域と重なる位置に表示する。
なお、出力部137は、安全領域の境界に沿って1以上の表示データを配置して出力するようにしてもよい。安全領域の境界とは、例えば、安全領域及び安全領域以外の領域の境目から、所定の距離(例えば、現実世界において1メートルや2メートルなど)、安全領域側に入った位置との間の領域であってもよい。
また、出力部137は、受信部133で受信した管理者に関する表示データを、安全領域に表示する1以上の商品に含まれる特定の商品(第1商品)の表示データと対応づけて出力ようにしてもよい。例えば、出力部137は、当該特定の商品の隣に、管理者に関する表示データを出力するようにしてもよい。これにより、ユーザは、特定の商品について、管理者による説明を受けながら商品の選択を行うことが可能になる。
また、出力部137は、安全領域に1以上の商品に関する表示データを出力する際、取得部136により取得された、ユーザが移動する経路を示す経路情報により示される経路に沿って、1以上の商品に関する表示データを出力するようにしてもよい。これにより、ユーザの歩行経路上に表示データが表示されることになるため、ユーザは、目的地まで移動する間に、経路を外れることなく、ウィンドウショッピングをする感覚で商品を閲覧することが可能になる。
また、出力部137は、1以上の商品に関する表示データに含まれる特定の表示データ(第1表示データ)に近づく方向に情報処理端末130が移動すると、当該特定の表示データに対応する商品の属性データを出力するようにしてもよい。出力部137は、表示データを最初に出力した位置を記憶しておき、当該位置とユーザUの現在位置(情報処理端末130の現在位置)とを比較することで、表示データに情報処理端末130が近づいたのか否かを判定することができる。
例えば、出力部137は、ユーザUが表示データに近づくと商品の名称や価格等を表示データ付近に表示させ、ユーザUが表示データから離れると商品の名称や価格等を表示しないように切り替えてもよい。これにより、多数の商品に関する表示データが画面内に表示されている場合であっても、商品の名称や価格等の文字が大量に表示されることによる視認性の劣化を防止することが可能になる。
受付部138は、出力部137より出力された1以上の商品に関する表示データの中から、当該1以上の商品の選択を受け付ける。例えば、受付部138は、入力デバイス14を用いたユーザの指示を検出することで商品の選択を受け付けるようにしてもよい。若しくは、受付部138は、撮像部134により撮影された画像を解析し、ユーザが特定のジェスチャを行ったことを検出することで、商品の選択を受け付けるようにしてもよい。若しくは、受付部138は、センサ16である視線検出センサを用いて、ユーザの視線が所定の時間向いている商品を検出することで、商品の選択を受け付けるようにしてもよい。
(端末150の機能構成)
図8は、本実施形態に係る端末150の各機能の一例を示す図である。図8に示す例では、端末150は、送信部151、受信部152、撮像部153、位置取得部154、表示部155及び生成処理部156を備える。送信部151、受信部152、撮像部153、位置取得部154、表示部155及び生成処理部156は、端末150のCPU11が、記憶装置12に記憶されたプログラムを実行することにより実現することができる。また、当該プログラムは、記憶媒体に格納することができる。当該プログラムを格納した記憶媒体は、コンピュータ読み取り可能な非一時的な記憶媒体であってもよい。非一時的な記憶媒体は特に限定されないが、例えば、USBメモリ又はCD-ROM等の記憶媒体であってもよい。このプログラムは、サーバ110からダウンロードされて端末150にインストール可能なプログラム(アプリケーション)であってもよい。
送信部151は、サーバ110又は情報処理端末130に対して各種の情報を送信する。受信部152は、サーバ110又は情報処理端末130から各種の情報を受信する。
撮像部153は、入力デバイス14(撮像装置)を用いて、商品又は商品の管理者の画像を撮影する。撮像装置は、端末150に内蔵された撮像装置であってもよいし、端末150に接続された複数の撮像装置であってもよい。当該複数の撮像装置とは、例えば、商品又は商品の管理者を囲むように配置された複数の撮像装置であってもよい。撮像部153は、撮影した画像を、送信部151を介してサーバ110に送信する。
位置取得部154は、端末150自身の位置を示す位置情報を取得する。位置取得部154は、位置情報について、公知のGPSやBeacon、VPSを用いて情報処理端末130の位置情報を取得してもよい。
表示部155は、出力デバイス15であるディスプレイに所定の情報を表示する。例えば、表示部155は、受信部152が情報処理端末130より受信した、情報処理端末130を用いてユーザUが見ている画像と同一の画像をディスプレイに表示するようにしてもよい。このとき、ディスプレイは、端末150が備えるディスプレイであってもよいし、端末150と通信可能な外部のディスプレイであってもよい。
<処理手順>
以下、本実施形態の通信システム1が行う処理手順を説明する。以下の説明では、情報処理端末の一例として、ウェアラブル端末130Aのメガネ型端末(スマートグラス)を用いて説明する。また、商品に関する表示データは商品の3Dモデルデータを含むものとして説明する。また、商品の管理者は、商品の販売者であるものとして説明する。
(商品の登録)
図9は、商品をサーバ110に登録する際の処理手順の一例を示すシーケンス図である。図9を用いて、商品の販売者が、ユーザUに向けて販売する商品の出品を行うために、商品をサーバ110に登録する際の処理手順を説明する。
ステップS100で、商品の販売者は、端末150を操作することで、サーバ110に商品を登録するための準備を行う。商品を登録するための準備とは、例えば、商品の登録を行う機能を備えるアプリケーションを起動する等の操作や、カメラを起動する操作等を含む。
ステップS101で、販売者は、端末150が備える撮像装置又は端末150に接続された1又は複数の撮像装置を用いて商品の周囲を撮影する。
ステップS102で、端末150の送信部151は、撮影された商品の周囲を撮影した動画をサーバ110に送信する。
ステップS103で、サーバ110の生成部112は、端末150から受信した動画を解析することで、商品の3Dモデルデータを生成する。生成部112は、例えば、動画から3Dモデルを生成するAPI(Application Programming Interface)を提供しており、当該APIに動画データを入力することで、商品の3Dモデルデータを生成するようにしてもよい。若しくは、当該APIはサーバ110とは異なる外部の情報処理装置により提供されており、生成部112は、当該外部の情報処理装置が提供するAPIを利用して商品の3Dモデルデータを生成するようにしてもよい。
ステップS104で、サーバ110の送信部116は、生成された3Dモデルデータを端末150に送信する。
ステップS105で、端末150の位置取得部154は、端末150自身の現在地を取得する。また、端末150の位置取得部154は、ユーザにより指定された位置情報を取得してもよい。
ステップS106で、販売者は、端末150を操作することで、商品を表示させる表示位置を指定する。販売者は、ステップS105で取得した位置情報を表示位置に指定してもよいし、地図画面等にて表示位置を直接指定するようにしてもよい。表示位置を直接指定する際、販売者は、2次元の地図のみならず、3次元の地図で表示位置を指定(例えば、ビルの3階にある所定のフロアを指定する等)してもよいし、現実の場所(例えば、現在位置を指定する等)を指定してもよい。続いて、販売者は、指定した表示位置情報と3Dモデルデータとを対応づけてサーバ110に登録することを端末150に指示する。
ステップS107で、端末150の送信部151は、表示位置情報と3Dモデルデータとを含む登録データをサーバ110に送信する。
ステップS108で、サーバ110の登録部113は、受信した表示位置情報と3Dモデルデータとを対応づけて商品DBに登録する。
以上説明した処理手順において、ステップS104の処理手順は省略され、ステップS106の処理手順において、端末150は、位置情報のみを含む登録データをサーバ110に送信するようにしてもよい。例えばデータサイズが大きい3Dモデルデータを端末150に送信せずにサーバ110内に一時的に記憶しておくことで、端末150及びサーバ110間のデータ通信量を削減することができる。
また、ステップS106の処理手順において、販売者は、商品の属性データ(商品名、価格等)を端末150に入力するようにしてもよい。端末150の送信部151は、ステップS107にて入力された属性データを、表示位置情報及び表示データと共にサーバ110に送信するようにしてもよい。また、サーバ110の登録部113は、ステップS108にて、表示位置情報と表示データと属性データとを商品DBに登録するようにしてもよい。
(商品の表示(その1))
図10は、ユーザの視界に商品を表示する際の処理手順の一例(その1)を示すシーケンス図である。図10を用いて、サーバ110に登録された商品が、AR技術によりユーザUの視界に表示される際の処理手順を説明する。
ステップS200で、ユーザUは、ウェアラブル端末130Aを装着しながら移動する。
ステップS201で、ウェアラブル端末130Aの位置取得部131は、ユーザの移動と共に位置情報を取得する。
ステップS202で、ウェアラブル端末130Aの送信部132は、取得した位置情報をサーバ110に送信する。
ステップS203で、サーバ110の特定部115は、ウェアラブル端末130Aの位置から所定範囲内(例えば、ウェアラブル端末130Aの位置から半径30m、50m、100mなど)に表示位置情報が存在する表示データを商品DBの中から検索することで、1以上の商品に関する表示データを取得する。
ステップS204で、サーバ110の送信部116は、取得した1以上の商品に関する表示データをウェアラブル端末130Aに送信する。
ステップS205で、ウェアラブル端末130Aの位置取得部131は、センサ16である加速度センサ及び磁気センサを使用し、ウェアラブル端末130Aの向きを取得する。ウェアラブル端末130Aの向きは、例えば、特定の方向(例えば北など)を基準とした場合におけるウェアラブル端末130Aの正面方向の角度、地表面を基準とした場合におけるウェアラブル端末130Aの水平面の角度、ウェアラブル端末130Aの回転角の3つで表現され、ユーザの視線方向を示している。
ステップS206で、ウェアラブル端末130Aの撮像部134は、ユーザが向いている方向の現実の世界を撮影する。また、ウェアラブル端末130Aの取得部136は、撮像部134により撮影された画像内の領域から特定部135により特定された安全領域の範囲を示す情報を取得する。
ここで、ウェアラブル端末130Aの特定部135は、例えば、撮影された画像のピクセルをセマンテックセグメンテーション技術やインスタンスセグメンテーション技術等を用いて、各ピクセルを分類分けすることで、画像の中から安全領域を特定するようにしてもよい。例えば、歩道と車道と建造物を分類分けする能力を学習した学習済みモデルを予め用意しておき、撮影された画像を当該学習済みモデルに入力することで、画像内において歩道が写っている領域と、車道が写っている領域と、建造物が写っている領域とを分類分けするようにしてもよい。例えば、安全領域ではない領域が予め設定され、特定部135は、学習により分類された領域が、設定された領域でなければ安全領域であると特定してもよい。逆に、安全領域が予め設定され、特定部135は、学習により分類された領域が、設定された領域であれば安全領域であると特定してもよい。これにより特定部135は、撮影された画像のうち歩道に該当する領域については安全領域であると特定することができる。
また、ウェアラブル端末130Aの特定部135は、例えば、撮影された画像のピクセルをセマンテックセグメンテーション技術やインスタンスセグメンテーション技術等を用いて、各ピクセルを分類分けすることで画像を複数の領域に区分けし、各々の領域が、上述したユーザUの安全性に関する“所定条件”を満たすか否か(つまり各々の領域が安全領域であるか否か)を画像分析により判定するようにしてもよい。
また、特定部135は、事前に現実の世界をスキャンすることで得られた、道路、歩道、建物等の3次元形状と各形状のカテゴリ(歩道、車道、建造物など)とが対応づけられた3Dマップ情報を用いて、撮像部134により撮影された画像内の領域から安全領域を特定するようにしてもよい。3Dマップ情報は、情報処理端末130が備える記憶装置12に格納されていてもよい。例えば、特定部135は、撮像部134により撮影された画像と3Dマップ情報とを照合することで、画像内において歩道が写っている領域と、車道が写っている領域と、建造物が写っている領域とを分類分けするようにしてもよい。これにより特定部135は、撮影された画像のうち歩道に該当する領域については安全領域であると特定することができる。
また、3Dマップ情報には、安全領域の範囲を示すデータが含まれていてもよい。例えば、歩道や公園等には安全領域を示すデータが予め付与されていてもよい。特定部135は、撮像部134により撮影された画像と3Dマップ情報とを照合することで、安全領域を特定することができるため、安全領域を特定する処理を高速化することができる。
また、特定部135は、安全領域の特定を、撮像部134により撮影された画像内に含まれる複数の情報をかけ合わせて(組み合わせて)行うようにしてもよい。例えば、画像内の領域のうち、白線、自動販売機、及び、駅名が書いている看板等が含まれている領域については、安全領域ではないと判定するようにしてもよい。この場合には、ユーザUは駅のホームにいる可能性が高く、3Dモデルを表示させると転落の危険があると考えられるためである。なお、特定部135は、画像内に危険な領域が存在するか否かを判断するようにしてもよい。特定部135が危険な領域が存在すると判断した場合、出力部137は、ユーザUへの警告のために3次元又は2次元オブジェクトによるアラートや危険な領域(マンホール等)を避けるためのルートを出力するようにしてもよい。
ステップS207で、出力部137は、ユーザが認識する視野角の範囲の空間のうち安全領域の地表面に、ステップS204でサーバ110から受信した1以上の商品に関する表示データを出力する。もし、安全領域に該当する空間が存在しない場合、出力部137は、表示データを出力しない。また、サーバ110から複数の表示データを受信した場合、出力部137は、複数の表示データを、所定の間隔で並べて出力するようにしてもよい。
例えば、サーバ110からウェアラブル端末130Aに通知される商品に関する表示データには表示位置情報を含めておき、出力部137は、商品に関する表示データが、表示位置情報で示される位置に表示されるように制御するようにしてもよい。なお、同一の販売者が複数の商品を登録している場合、複数の表示データが同一の表示位置情報を有していることが想定される。この場合、各々の表示データが重ならないようにするため、出力部137は、各表示データの表示位置を所定の範囲内で移動させるようにしてもよい。
また、表示位置情報で示される位置が、緯度経度で示される具体的な位置ではなく、公園内といったように大まかな位置である場合、出力部137は、出力データを出力する具体的な位置を自ら決定して記憶しておくようにしてもよい。例えば、表示位置情報が公園内である場合、出力部137は、公園内のうち任意の場所を、表示データを出力する位置として決定するようにしてもよい。
また、表示位置情報で示される位置が安全領域ではない場合で、かつ、表示位置情報から所定の範囲内に安全領域が存在する場合、出力部137は、当該安全領域内に表示位置を移動させるようにしてもよい。表示位置情報が安全領域ではない場所に設定されている場合に、商品に関する表示データが表示されず埋もれてしまうことを抑止することができる。
ステップS208で、ユーザUは、視界に表示された商品の3Dモデルを視認することで、ウィンドウショッピングを楽しむことができる。
以上説明したステップS201乃至ステップS204の処理手順は、ユーザの移動に応じて繰り返し実行される。これにより、ステップS204の処理手順にてサーバ110からウェアラブル端末130Aに送信される表示データは、ユーザの移動に応じて変更(更新)されることになる。例えば、サーバ110は、ある商品に関する表示データについて、ウェアラブル端末130Aが当該商品の表示位置情報から所定範囲内に入った場合、当該商品に関する表示データをウェアラブル端末130Aに送信し、ウェアラブル端末130Aが表示位置情報から所定範囲外に出た場合に、表示データの表示を中止すべきことをウェアラブル端末130Aに通知するようにしてもよい。
例えば、商品Aの表示位置情報は、緯度及び経度で具体的に指定された地点Aであると仮定する。また、サーバ110は、ウェアラブル端末130Aの現在位置から20m以内に表示位置情報が含まれる表示データをウェアラブル端末130Aに送信するものとする。この場合、ウェアラブル端末130Aを装着したユーザUが移動し、ユーザUと地点Aとの距離が20m以内になった場合、サーバ110は、商品Aに関する表示データをユーザUに送信する。この状態では、ユーザUが商品Aの表示位置情報が示す地点を向いた場合に、ユーザUの視界に商品Aに関する表示データが表示される。続いて、ユーザUが移動し、ユーザUと地点Aとの距離20m以上になった場合、サーバ110は、商品Aに関する表示データの表示を中止すべきことをウェアラブル端末130Aに通知する。この状態では、ユーザUが商品Aの表示位置情報が示す地点を向いても、ユーザUの視界に商品Aに関する表示データは表示されない。
図11は、商品に関する表示データを表示する際の一例を示す図である。図11のうち領域S1は車道であり、領域S2は歩道であり、領域S3は植え込みであり、領域S4は建築物である。安全領域は領域S2であると仮定し、ウェアラブル端末130Aがサーバ110から受信した表示データには、D10-1~D10-4までの4体分の3Dモデルデータが含まれているとする。
ウェアラブル端末130Aの取得部136は、撮像部134により撮影された画像P1から、安全領域である領域S2の範囲を取得する。また、出力部137は、取得した領域S2に、4体の3DモデルデータD10-1~D10-4を重畳表示する。このとき、出力部137は、3DモデルデータD10-1~D10-4を最初に表示した位置を記憶しておき、ウェアラブル端末130Aの向きや現在位置が変わった場合(つまり顔の向きが変わった場合やユーザUが移動した場合)でも、3DモデルデータD10-1~D10-4の表示位置が変化しないように表示位置を制御する。例えば、図11に示す状態でユーザUが後ろを向いた場合は3DモデルデータD10-1~D10-4は視界から消えることになる。また、例えばユーザUが画像P1の奥に向かってまっすぐ直進した場合、3DモデルデータD10-1、3DモデルデータD10-2、3DモデルデータD10-3、3DモデルデータD10-4の順に3Dモデルが視界から消えることになる。
また、ユーザUが移動することで特定の表示データに近づくと、出力部137は、当該表示データの商品に関する属性データを出力する。例えば、ユーザUが商品D10-4に興味を持って近づいた場合、商品D10-4の3Dモデルの周囲に、商品名や価格等の属性データが表示される。
また、ウェアラブル端末130Aの受付部138は、ユーザUが特定の商品の方を所定の時間向いていることを、視線検出センサを用いて検出することで、ユーザUがスマートリング等のウェアラブルデバイスを操作して特定の商品を指定したことを検出することで、又は、ユーザが音声にて特定の商品を指定したことを音声認識技術を用いて検出することで、商品の選択を受け付ける。受付部138が受け付けた商品を示す情報はサーバ110に送信され、ユーザUのお気に入り商品としてサーバ110に登録されるようにしてもよいし、その商品についての購入処理が実行されるようにしてもよい。
図11の例では、出力部137は、複数の商品に関する表示データを、領域S2の左端に配置しているが、これに限定されない。出力部137は、商品に関する表示データを、領域S2の横方向に所定の間隔で配置するようにしてもよいし、領域S2の右端に並べて配置するようにしてもよい。
(商品の表示(その2))
商品の表示(その2)では、ユーザUは、歩行者用ナビゲーションを利用する前提とし、商品に関する表示データを、目的地までのルートに沿って表示する。
図12は、ユーザの視界に商品を表示する際の処理手順の一例(その2)を示すシーケンス図である。
ステップS300~ステップS304は、それぞれ図10のステップS200~ステップS204の処理手順と同一であるため説明は省略する。
ステップS305で、ウェアラブル端末130Aの送信部132は、ウェアラブル端末130Aの現在位置と、ユーザUが希望する目的地とをサーバ110に送信する。
ステップS306で、サーバ110の経路取得部117は、地図データ等を検索することで現在位置から目的地までの経路(ルート)を取得する。また、サーバ110の送信部116は、取得した経路を示す経路データをウェアラブル端末130Aに送信する。経路データは、緯度及び経度により示される位置(ウェイポイント)を複数並べることで経路を表現するデータであってもよいし、地図上に割り振られたノード(交差点)の識別子と及びリンク(交差点間を結ぶ線)の識別子を組み合わせることで経路を表現するデータであってもよい。後者の場合、情報処理端末130にも当該地図データが格納されており、情報処理端末130が、ノードの識別子及びリンクの識別子から、経路を示す線分を緯度及び経度を認識できるようにしてもよい。
ステップS307及びステップS308は、それぞれ、図10のステップS205及びステップS206の処理手順と同一であるため説明は省略する。
ステップS309で、出力部137は、ステップS306の処理手順で取得した、ユーザUが移動する経路を示す経路情報により示される経路に沿って表示データを出力する。出力部137は、ステップS306の処理手順で受信した経路データを用いて、AR表示すべき経路の画像を作成し、作成したルートを表示データと共に出力するようにしてもよい。例えば、出力部137は、ウェアラブル端末130Aの現在位置、向き及び/又はカメラ画像と経路データとを照合することでディスプレイ1136上において経路を描画すべき位置を特定し、特定した位置に経路の画像を表示するようにしてもよい。
ステップS310で、ユーザUは、経路に沿って表示された商品の3Dモデルを視認することで、目的地まで歩行しながらウィンドウショッピングを楽しむことができる。
図13は、経路に沿って商品に関する表示データを表示する際の一例を示す図である。図13のうち領域S1は車道であり、領域S2-1及び領域S2-2は歩道であり、領域S4は建築物である。安全領域は領域S2-1及び領域S2-2であるとし、ウェアラブル端末130Aがサーバ110から受信した表示データには、D11-1~D11-7までの7体分の3Dモデルデータが含まれているとする。また、経路Rは、現在地から目的地までの経路を示す画像である。なお、画像P2は、説明の便宜上、ユーザUの視点よりも上から見た視点で図示しているが、ウェアラブル端末130Aを通じてユーザUが視認する視界は、前述した図11のように、路面に近い位置になる。経路を示す画像は、線分でもよいし点線でもよいし、ユーザUの進行方向を示す矢印でもよい。
ウェアラブル端末130Aの取得部136は、撮像部134により撮影された画像P2から、安全領域である領域S2-1及び領域2-2の範囲を取得し、出力部137は、取得した領域S2-1及び領域S2-2に、7体の3DモデルデータD11-1~D11-7を重畳表示する。このとき、出力部137は、3DモデルデータD11-7~D11-7を最初に表示した位置を記憶しておき、ウェアラブル端末130Aの向きや現在位置が変わった場合(つまりユーザUの顔の向きが変わった場合やユーザUが移動した場合)でも、3DモデルデータD11-1~D11-7の表示位置が変化しないように表示位置を制御する。例えば、図12に示す状態でユーザUが後ろを向いた場合は3DモデルデータD11-1~D11-7は視界から消えることになる。また、ユーザUが経路Rに沿って移動すると、3DモデルデータD11-1、3DモデルデータD11-2、3DモデルデータD11-3の順に視界から消えていき、ユーザが交差点を渡って左折するために左を向くと、3DモデルデータD11-5~D11-7がユーザの視界の正面に表示される。
(ユーザUと商品の管理者との間のコミュニケーション)
本実施形態では、商品の管理者とユーザUとが直接コミュニケーションを行うことを可能としてもよい。
図14は、ユーザと販売者との間でコミュニケーションが行われる際の処理手順の一例を示すシーケンス図である。
ステップS400で、ウェアラブル端末130Aの受付部138は、ユーザUから、特定の商品(以下、商品Aとする)について管理者とコミュニケーションを取りたいとの指示を受け付ける。受付部138は、例えば、ユーザUが商品Aの方を向きながら特定のジェスチャを行ったことを検出した場合に、ユーザUが、商品Aの管理者とコミュニケーションを取りたいことを指示していると認識するようにしてもよい。
ステップS401で、送信部132は、商品DBのうち商品Aの管理者IDに含まれる、端末150を呼び出すことが可能な情報(電話番号、メールアドレス又は所定のID等)を取得し、管理者IDに対応する端末150を呼び出すメッセージを、サーバ110に送信する。
ステップS402で、サーバ110は、端末150を呼び出す。
ステップS403及びステップS404で、ウェアラブル端末130Aと端末150との間で、サーバ110を介して通信経路が確立される。この状態で、ウェアラブル端末130Aと端末150との間で音声又は動画による会話が可能になる。つまり、ユーザUがウェアラブル端末130Aを介して見る世界は路店のようになっており、管理者(売り手)は待機中のユーザU(買い手)との間で、質問を受けたり商品の詳細を説明したりといった会話をすることが可能になる。
なお、動画で会話を行う場合、端末150の撮像部153で管理者を撮影した動画が、ウェアラブル端末130Aに出力される商品Aの表示データの隣に2D画像として出力されるようにしてもよい。
ステップS405で、商品の管理者は、端末150のディスプレイに表示される、商品Aの画像の上を操作することで、商品Aの画像の上に所定の描画を行う。
ステップS406及びステップS407で、商品Aの画像の上に描画された内容を示す操作データがサーバ110を介してウェアラブル端末130Aに送信される。
ステップS408で、ウェアラブル端末130Aの出力部137は、商品Aの表示データの上に、端末150のディスプレイ上で商品Aの画像の上に描画された内容と同一の内容を描画する。
図15は、ユーザUと商品の管理者との間で行われるコミュニケーション手法の一例を示す図である。図15のAは、ユーザUがウェアラブル端末130Aを介して認識している商品Aの表示データを示しており、図15のBは、商品Aの管理者が利用する端末150の画面の表示例を示している。
例えば、図15のBに示すように、管理者が商品Aのネック部分を円Cで囲った場合、図15のAに示すように、ユーザUが見ている商品Aの3Dモデルデータ上にも円Cが重畳されて表示される。
これにより、管理者は、ユーザUに商品Aを説明する際に、音声等に加えて、線や円などの描画を商品Aの上に重畳表示させながら、つまり、線や丸などの印を管理者(販売者)とユーザU(購入者)との間で共有し合いながら説明をすることが可能になる。
なお、図16に示すように、操作データに代えて管理者自身の3Dモデルデータ(リアルタイム3Dキャプチャデータ)Sを端末150からサーバ110を介してウェアラブル端末130Aにリアルタイムに送信することで、管理者の3DモデルデータSを、ユーザUがウェアラブル端末130Aを介して視認している商品Aの3Dモデルデータの隣に表示させるようにしてもよい。
この場合、図16のAに示すように、端末150は、端末150に接続された複数台の撮像装置(図16のAの例では撮像装置CA1~CA3)を用いて、管理者自身の3DモデルデータSを生成するようにしてもよい。また、端末150の送信部151は、生成された管理者の3DモデルデータSを、サーバ110を介してウェアラブル端末130Aにリアルタイムに送信するようにしてもよい。これにより、図16のAに示すように、ユーザUが見ている商品Aの3Dモデルデータの隣に、商品Aの管理者の3DモデルデータSを表示することができる。なお、ユーザUがウェアラブル端末130Aを介して認識している画像は、端末150に送信されるようにしてもよい。管理者は、商品Aの位置と自身の3DモデルデータSとの位置関係を把握しながら説明をすることができる。
なお、図16の例では、端末150は、撮像装置C1~C3により撮像された画像から管理者の身体をリアルタイムにトラッキングし、既存の人体姿勢推定技術を用いて、鼻、目、耳、首、肩、肘、手首、腰、膝、足首など管理者の特徴点を検出するようにしてもよい。なお、撮像装置C1~C3に赤外線深度センサがある場合には、赤外線の奥行きを計算することで特徴点を検出してもよい。また、人体姿勢推定で検出した人体の特徴点の記憶方法は、2Dでも3Dでもよい。端末150は、検出した管理者の特徴点に基づいて、商品Aの管理者の3DモデルデータSを生成し、ウェアラブル端末130Aにリアルタイムに送信する。
これにより、管理者(販売者)は、自身のリアルタイム3Dキャプチャ画像をユーザUの目の前に表示させることができ、音声や文字、リアルタイムで表示された手などを使用したジェスチャなどを駆使して商品の特徴をユーザUに教えることが可能になる。なお、管理者(販売者)は、自身のリアルタイム3Dキャプチャ画像だけでなく、2Dや3DのアバターをユーザUの前に表示させて商品の説明等を行ってもよい。この場合、アバターの動きは光学式や機械式、慣性センサ式、磁気式、ビデオ式などのモーションキャプチャによって管理者(販売者)の動きと同期させることができる。
また、図17に示すように、操作データに代えて、商品Aの表示データを、端末150からサーバ110を介してウェアラブル端末130Aにリアルタイムに送信することで、管理者が端末150で撮影した商品Aの3Dモデルデータを、ユーザUがウェアラブル端末130Aを介して視認している商品Aの3Dモデルデータとしてリアルタイムに表示させるようにしてもよい。
この場合、図17のBに示すように、管理者がトルソーMにスカートを履かせると、端末150は、端末150に接続された複数台の撮像装置(図17のBの例では撮像装置CA1~CA3)を用いて、スカートを履かせたトルソーMの3Dモデルデータを生成するようにしてもよい。また、端末150の送信部151は、生成されたトルソーの3Dモデルデータを、サーバ110を介してウェアラブル端末130Aにリアルタイムに送信するようにしてもよい。これにより、図17のAに示すように、スカートを履いたトルソーMの3Dモデルを表示することができる。
これにより、管理者は、ユーザUに対して、様々なコーディネート提案等をリアルタイムかつ遠隔で行うことが可能になる。
<変形例>
情報処理端末130及び端末150は、3Dモデルの表示を抑制する領域の設定をあらかじめユーザU又は商品の管理者から受け付けてもよい。この場合には、情報処理端末130は、例えば、自身の位置情報と、3Dモデルの出力を抑制する場所の設定とに基づいて3Dモデルの表示/非表示を切り替えるようにしてもよい。また、情報処理端末130は、移動速度(徒歩で移動しているか、乗り物に乗って移動しているか)に応じて3Dモデルの表示/非表示を切り替えるようにしてもよい。移動速度は、GPSやVPSを利用して測定するようにしてもよい。例えば、位置取得部131が、情報処理端末130の移動速度が一定以上であることを検出した場合、出力部137は、ユーザUは乗り物に乗って移動していると判断し、3Dモデルを出力しないようにしてもよい。
情報処理端末130は、商品に関する表示データが壁面への表示に適している場合(例えば絵画などの場合)、壁面に商品が表示されるように表示データを出力するようにしてもよい。また、商品に関する表示データが机上への表示に適している場合(例えば花瓶などの場合)、机上に商品が表示されるように表示データを出力するようにしてもよい。各商品に関する表示データの表示に適している場所の属性を示す情報は、商品DBに予め登録されており、サーバ110は、表示データを情報処理端末130に送信する際に、表示データと一緒に当該属性を示す情報を情報処理端末130に送信するようにしてもよい。
本実施形態では、ユーザの動向(行動)によって表示させる情報を変更するようにしてもよい。例えば、情報処理端末130は、ユーザの視線を取得することでユーザの視線が集まっている箇所を示すヒートマップを生成してサーバ110に通知するようにしてもよい。例えば、サーバ110は、複数の商品のうち特定の商品にユーザの視線が集中している場合、ユーザUは当該特定の商品に興味を示していると推定することができる。また、サーバ110は、ユーザUが興味を示している商品の傾向(ユーザの視線が集中する商品の傾向)やユーザUが選択した商品(お気に入り登録した商品)の傾向を分析することで、ユーザの趣向を推定するようにしてもよい。
この場合、サーバ110の特定部115は、推定したユーザの趣向に基づいて、情報処理端末130に通知する商品を選択(特定)し、選択した商品に関する表示データを情報処理端末130に送信するようにしてもよい。若しくは、特定部115は、情報処理端末130の位置情報に対応する1以上の商品を商品DBの中から検索し、検索した1以上の商品の中からユーザUの趣向に合致する商品に関する表示データを更に選択して情報処理端末130に送信するようにしてもよい。すなわち、サーバ110は、ユーザUにレコメンドする商品に関する表示データを情報処理端末130に送信するようにしてもよい。レコメンドする商品は、日ごとに変化させるようにしてもよいし、新商品でもよいし、人気商品でもよい。仮にユーザUが毎日同じ場所を通る場合であっても、ユーザの視界に表示される商品が変化するため、ユーザUを飽きさせないことが可能になる。
また、サーバ110は、ユーザUが興味を示していると推定される商品に関する表示データを、当該商品の表示位置情報に関わらず、所定の頻度で情報処理端末130に送信するようにしてもよい。ユーザUが興味を示している商品については、頻繁にユーザUの視界に表示させることができる。
情報処理端末130は、ユーザUの触覚、嗅覚、味覚及び/又は聴覚を拡張するデバイスを備えており、ユーザUが、3Dモデルにより商品の形状を認識することに加えて又は代えて、商品に関する触覚、匂い、味及び/又は音を認識できるようにしてもよい。この場合、サーバ110は、商品の触覚、匂い、味及び/又は音に関するデータを情報処理端末130に送信するようにしてもよい。
情報処理端末130は、2Dモデル又は3Dモデルを出力する際、縮小して出力又は拡大して出力するようにしてもよい。例えば、屋内の狭い廊下などで大きい3Dモデルを表示すると、ユーザUは視界が遮られてしまうことから好ましくない。そこで、このような場合には、通常は2Dモデル又は3Dモデルを縮小して出力しておき、ユーザUが接近した場合又はユーザUの指示を受けた場合に実寸大等に拡大するようにしてもよい。また、商品名や商品の価格等の文字等を表示する場合、通常は文字列の一部を省略するか又は文字の表示自体を省略しておき、ユーザUが接近した場合又はユーザUの指示を受けた場合に、文字列を省略せずに出力するようにしてもよい。これにより、ユーザUの視界を損なうことなく、多くの情報をユーザUに見せることが可能になる。
<まとめ>
以上説明した実施形態によれば、移動中でも安全にオンラインショッピング等の電子商取引を体験させることが可能になる。
以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。実施形態で説明したフローチャート、シーケンス、実施形態が備える各要素並びにその配置、材料、条件、形状及びサイズ等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、異なる実施形態で示した構成同士を部分的に置換し又は組み合わせることが可能である。
1…通信システム、11…CPU、12…記憶装置、13…通信IF、14…入力デバイス、15…出力デバイス、16…センサ、110…サーバ、111…記憶部、112…生成部、113…登録部、114…受信部、115…特定部、116…送信部、117…経路取得部、130…情報処理端末、130A…端末、130A…ウェアラブル端末、130B…端末、131…位置取得部、132…送信部、133…受信部、134…撮像部、135…特定部、136…取得部、137…出力部、138…受付部、150…端末、151…送信部、152…受信部、153…撮像部、154…位置取得部、155…表示部、156…生成処理部、1136…ディスプレイ、1137…フレーム、1138…ヒンジ部、1139…テンプル、1139a…係止部、1210…撮像部

Claims (12)

  1. 情報処理端末に、
    前記情報処理端末の位置を示す位置情報を取得するステップと、
    前記位置情報を情報処理装置に送信するステップと、
    前記情報処理装置から、前記位置情報に対応づけられる1以上の商品に関する表示データを受信するステップと、
    撮像部により撮影された画像内の領域であって、ユーザの安全性に関する所定条件を満たす第1領域を取得するステップと、
    前記画像に対応する現実の空間又は前記画像のうち、取得された前記第1領域に前記1以上の商品に関する表示データを出力するステップと、を実行させ、
    前記表示データは、前記1以上の商品を表示させる位置を示す表示位置情報を含み、
    前記出力するステップは、前記表示位置情報により示される位置が前記第1領域ではなく、かつ、該位置から所定の範囲内に前記第1領域が存在する場合、該位置を前記第1領域内に移動させることで前記表示データを前記第1領域に出力し、前記表示位置情報により示される位置が前記第1領域であり、前記表示データには複数の商品に対する前記表示位置情報が含まれており、かつ、前記複数の商品に対する前記表示位置情報が同一の位置を示している場合、前記第1領域における所定範囲内で前記複数の商品を重複しないように表示させる、プログラム。
  2. 前記出力するステップは、前記第1領域の境界に、前記1以上の商品に関する表示データを配置して出力する、請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記情報処理端末に、
    前記ユーザから、前記1以上の商品の選択を受け付けるステップと、
    受け付けた商品を識別する情報を前記情報処理装置に送信するステップと、をさらに実行させる、請求項1又は2に記載のプログラム。
  4. 前記情報処理端末に、
    前記情報処理装置又は他の情報処理装置から、前記1以上の商品に含まれる第1商品についての管理者のユーザに関する表示データを受信するステップ、をさらに実行させ、
    前記出力するステップは、受信した前記管理者のユーザに関する表示データを、前記第1商品に関する表示データと対応づけて出力する、請求項1~3のいずれか一項に記載のプログラム。
  5. 前記情報処理端末に、
    前記情報処理装置又は他の情報処理装置から、前記ユーザが移動する経路を示す経路情報を取得するステップ、をさらに実行させ、
    前記出力するステップは、前記経路情報により示される前記経路に沿って、前記1以上の商品に関する商品データを出力する、請求項1~4のいずれか一項に記載のプログラム。
  6. 前記受信するステップは、前記情報処理装置から、前記1以上の商品の属性データを更に受信し、
    前記出力するステップは、前記1以上の商品の表示データに含まれる第1表示データに近づく方向に当該情報処理端末が移動すると、該第1表示データに対応する商品の属性データを出力する、請求項1~5のいずれか一項に記載のプログラム。
  7. 前記表示データは、商品の画像データ、商品の3次元モデルデータ、及び商品の割引情報の少なくとも1つを含む、請求項1~6のいずれか一項に記載のプログラム。
  8. 情報処理端末が実行する情報処理方法であって、
    前記情報処理端末の位置を示す位置情報を取得するステップと、
    前記位置情報を情報処理装置に送信するステップと、
    前記情報処理装置から、前記位置情報に対応づけられる1以上の商品に関する表示データを受信するステップと、
    撮像部により撮影された画像内の領域であって、ユーザの安全性に関する所定条件を満たす第1領域を取得するステップと、
    前記画像に対応する現実の空間又は前記画像のうち、取得された前記第1領域に前記1以上の商品に関する表示データを出力するステップと、を含み、
    前記表示データは、前記1以上の商品を表示させる位置を示す表示位置情報を含み、
    前記出力するステップは、前記表示位置情報により示される位置が前記第1領域ではなく、かつ、該位置から所定の範囲内に前記第1領域が存在する場合、該位置を前記第1領域内に移動させることで前記表示データを前記第1領域に出力し、前記表示位置情報により示される位置が前記第1領域であり、前記表示データには複数の商品に対する前記表示位置情報が含まれており、かつ、前記複数の商品に対する前記表示位置情報が同一の位置を示している場合、前記第1領域における所定範囲内で前記複数の商品を重複しないように表示させる、情報処理方法。
  9. 情報処理端末であって、
    前記情報処理端末の位置を示す位置情報を取得する位置取得部と、
    前記位置情報を情報処理装置に送信する送信部と、
    前記情報処理装置から、前記位置情報に対応づけられる1以上の商品に関する表示データを受信する受信部と、
    撮像部により撮影された画像内の領域であって、ユーザの安全性に関する所定条件を満たす第1領域を取得する取得部と、
    前記画像に対応する現実の空間又は前記画像のうち、取得された前記第1領域に前記1以上の商品に関する表示データを出力する出力部と、を有し、
    前記表示データは、前記1以上の商品を表示させる位置を示す表示位置情報を含み、
    前記出力部は、前記表示位置情報により示される位置が前記第1領域ではなく、かつ、該位置から所定の範囲内に前記第1領域が存在する場合、該位置を前記第1領域内に移動させることで前記表示データを前記第1領域に出力し、前記表示位置情報により示される位置が前記第1領域であり、前記表示データには複数の商品に対する前記表示位置情報が含まれており、かつ、前記複数の商品に対する前記表示位置情報が同一の位置を示している場合、前記第1領域における所定範囲内で前記複数の商品を重複しないように表示させる、情報処理端末。
  10. 情報処理装置が行う情報処理方法であって、
    情報処理端末から、前記情報処理端末の位置を示す位置情報を受信するステップと、
    記憶装置に記憶される、表示位置情報が関連付けられた1以上の商品各々に関する表示データの中から、前記位置情報により示される位置から所定範囲内の位置を示す前記表示位置情報に関連付けられた1以上の商品に関する表示データを特定するステップと、
    撮像部により撮影される画像内の領域であって、ユーザの安全性に関する所定条件を満たす第1領域に表示される前記1以上の商品に関する表示データを前記情報処理端末に送信するステップと、を含み、
    前記表示データは、前記1以上の商品を表示させる位置を示す表示位置情報を含み、
    前記情報処理端末は、前記表示位置情報により示される位置が前記第1領域ではなく、かつ、該位置から所定の範囲内に前記第1領域が存在する場合、該位置を前記第1領域内に移動させることで前記表示データを前記第1領域に出力し、前記表示位置情報により示される位置が前記第1領域であり、前記表示データには複数の商品に対する前記表示位置情報が含まれており、かつ、前記複数の商品に対する前記表示位置情報が同一の位置を示している場合、前記第1領域における所定範囲内で前記複数の商品を重複しないように表示させる、情報処理方法。
  11. 情報処理装置に、
    情報処理端末から、前記情報処理端末の位置を示す位置情報を受信するステップと、
    記憶装置に記憶される、表示位置情報が関連付けられた1以上の商品各々に関する表示データの中から、前記位置情報により示される位置から所定範囲内の位置を示す前記表示位置情報に関連付けられた1以上の商品に関する表示データを特定するステップと、
    撮像部により撮影される画像内の領域であって、ユーザの安全性に関する所定条件を満たす第1領域に表示される前記1以上の商品に関する表示データを前記情報処理端末に送信するステップと、を実行させ、
    前記表示データは、前記1以上の商品を表示させる位置を示す表示位置情報を含み、
    前記情報処理端末は、前記表示位置情報により示される位置が前記第1領域ではなく、かつ、該位置から所定の範囲内に前記第1領域が存在する場合、該位置を前記第1領域内に移動させることで前記表示データを前記第1領域に出力し、前記表示位置情報により示される位置が前記第1領域であり、前記表示データには複数の商品に対する前記表示位置情報が含まれており、かつ、前記複数の商品に対する前記表示位置情報が同一の位置を示している場合、前記第1領域における所定範囲内で前記複数の商品を重複しないように表示させる、プログラム。
  12. 情報処理装置であって、
    情報処理端末から、前記情報処理端末の位置を示す位置情報を受信する受信部と、
    記憶装置に記憶される、表示位置情報が関連付けられた1以上の商品各々に関する表示データの中から、前記位置情報により示される位置から所定範囲内の位置を示す前記表示位置情報に関連付けられた1以上の商品に関する表示データを特定する特定部と、
    撮像部により撮影される画像内の領域であって、ユーザの安全性に関する所定条件を満たす第1領域に表示される前記1以上の商品に関する表示データを前記情報処理端末に送信する送信部と、を有し、
    前記表示データは、前記1以上の商品を表示させる位置を示す表示位置情報を含み、
    前記情報処理端末は、前記表示位置情報により示される位置が前記第1領域ではなく、かつ、該位置から所定の範囲内に前記第1領域が存在する場合、該位置を前記第1領域内に移動させることで前記表示データを前記第1領域に出力し、前記表示位置情報により示される位置が前記第1領域であり、前記表示データには複数の商品に対する前記表示位置情報が含まれており、かつ、前記複数の商品に対する前記表示位置情報が同一の位置を示している場合、前記第1領域における所定範囲内で前記複数の商品を重複しないように表示させる、情報処理装置。
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