JP7292866B2 - 臭いがより少ない組成物 - Google Patents
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Description
(a)以下の化学式(I):
Aは、
OR3基(式中、R3は、水素原子、フィチル基、ベンジル基、直鎖状又は分枝状C1~C18アルキル基、C3~C8シクロアルキル基、C3~C8シクロアルキル-C1~C5アルキル基、アルカリ金属イオン、アルカリ土類金属イオン及びアンモニウムイオンから選ばれる)、
並びに
NHR4基(式中、R4は、水素原子、フィチル基、ベンジル基、及び直鎖状又は分枝状C1~C18アルキル基、C3~C8シクロアルキル基、C3~C8シクロアルキル-C1~C5アルキル基から選ばれる)
から選ばれ、
R1は、水素原子、ヒドロキシル基、C1~C6アルコキシ基、直鎖状又は分枝状C1~C18アルキル基、C3~C8シクロアルキル基、C3~C8シクロアルキル-C1~C5アルキル基から選ばれ、
R2は、水素原子、ヒドロキシル基及びC1~C6アルコキシ基から選ばれる]
で表される少なくとも1種のケイ皮酸誘導体と、
(b)(a)ケイ皮酸誘導体が可溶である少なくとも1種の油と、
(c)水と
を含む組成物によって達成することができる。
(c)水と、
(a)以下の化学式(I):
Aは、
OR3基(式中、R3は、水素原子、フィチル基、ベンジル基、直鎖状又は分枝状C1~C18アルキル基、C3~C8シクロアルキル基、C3~C8シクロアルキル-C1~C5アルキル基、アルカリ金属イオン、アルカリ土類金属イオン及びアンモニウムイオンから選ばれる)、
並びに
NHR4基(式中、R4は、水素原子、フィチル基、ベンジル基、及び直鎖状又は分枝状C1~C18アルキル基、C3~C8シクロアルキル基、C3~C8シクロアルキル-C1~C5アルキル基から選ばれる)
から選ばれ、
R1は、水素原子、ヒドロキシル基、C1~C6アルコキシ基、直鎖状又は分枝状C1~C18アルキル基、C3~C8シクロアルキル基、C3~C8シクロアルキル-C1~C5アルキル基から選ばれ、
R2は、水素原子、ヒドロキシル基及びC1~C6アルコキシ基から選ばれる]
で表される少なくとも1種のケイ皮酸誘導体と
を含む組成物中の臭い物質の生成を防止する又は低減するための方法であって、
(b)(a)ケイ皮酸誘導体が可溶である少なくとも1種の油を、該組成物中の(a)ケイ皮酸誘導体及び(c)水と組み合わせる工程を含む、方法である。
(c)水と、
(a)以下の化学式(I):
Aは、
OR3基(式中、R3は、水素原子、フィチル基、ベンジル基、直鎖状又は分枝状C1~C18アルキル基、C3~C8シクロアルキル基、C3~C8シクロアルキル-C1~C5アルキル基、アルカリ金属イオン、アルカリ土類金属イオン及びアンモニウムイオンから選ばれる)、
並びに
NHR4基(式中、R4は、水素原子、フィチル基、ベンジル基、及び直鎖状又は分枝状C1~C18アルキル基、C3~C8シクロアルキル基、C3~C8シクロアルキル-C1~C5アルキル基から選ばれる)
から選ばれ、
R1は、水素原子、ヒドロキシル基、C1~C6アルコキシ基、直鎖状又は分枝状C1~C18アルキル基、C3~C8シクロアルキル基、C3~C8シクロアルキル-C1~C5アルキル基から選ばれ、
R2は、水素原子、ヒドロキシル基及びC1~C6アルコキシ基から選ばれる]
で表される少なくとも1種のケイ皮酸誘導体と
を含む組成物中における、組成物中の臭い物質の生成を防止する又は低減するための(b)少なくとも1種の油の使用であって、(a)ケイ皮酸誘導体が(b)油に可溶であることを特徴とする、使用である。
(a)以下の化学式(I):
Aは、
OR3基(式中、R3は、水素原子、フィチル基、ベンジル基、直鎖状又は分枝状C1~C18アルキル基、C3~C8シクロアルキル基、C3~C8シクロアルキル-C1~C5アルキル基、アルカリ金属イオン、アルカリ土類金属イオン及びアンモニウムイオンから選ばれる)、
並びに
NHR4基(式中、R4は、水素原子、フィチル基、ベンジル基、及び直鎖状又は分枝状C1~C18アルキル基、C3~C8シクロアルキル基、C3~C8シクロアルキル-C1~C5アルキル基から選ばれる)
から選ばれ、
R1は、水素原子、ヒドロキシル基、C1~C6アルコキシ基、直鎖状又は分枝状C1~C18アルキル基、C3~C8シクロアルキル基、C3~C8シクロアルキル-C1~C5アルキル基から選ばれ、
R2は、水素原子、ヒドロキシル基及びC1~C6アルコキシ基から選ばれる]
で表される少なくとも1種のケイ皮酸誘導体と、
(b)(a)ケイ皮酸誘導体が可溶である少なくとも1種の油と、
(c)水と
を含む。
本発明による組成物は、(a)以下に示す化学式(I)で表される特定の化学構造を有する少なくとも1種のケイ皮酸誘導体と、(b)(a)ケイ皮酸誘導体が可溶である少なくとも1種の油と、(c)水とを含む。
本発明による組成物は、(a)特定の化学構造を有する少なくとも1種のケイ皮酸誘導体を含む。2種以上の(a)ケイ皮酸誘導体が組み合わせて使用されうる。そのため、単一の種類のケイ皮酸誘導体、又は異なる種類のケイ皮酸誘導体の組合せを使用することができる。
Aは、
OR3基(式中、R3は、水素原子、フィチル基、ベンジル基、直鎖状又は分枝状C1~C18アルキル基、C3~C8シクロアルキル基、C3~C8シクロアルキル-C1~C5アルキル基、アルカリ金属イオン、アルカリ土類金属イオン及びアンモニウムイオンから選ばれる)、
並びに
NHR4基(式中、R4は、水素原子、フィチル基、ベンジル基、及び直鎖状又は分枝状C1~C18アルキル基、C3~C8シクロアルキル基、C3~C8シクロアルキル-C1~C5アルキル基から選ばれる)
から選ばれ、
R1は、水素原子、ヒドロキシル基、C1~C6アルコキシ基、直鎖状又は分枝状C1~C18アルキル基、C3~C8シクロアルキル基、C3~C8シクロアルキル-C1~C5アルキル基から選ばれ、
R2は、水素原子、ヒドロキシル基及びC1~C6アルコキシ基から選ばれる]
で表される。
本発明による組成物は、(b)(a)ケイ皮酸誘導体が可溶である少なくとも1種の油を含む。2種以上の(b)油が組み合わせて使用されうる。そのため、単一の種類の油、又は異なる種類の油の組合せを使用することができる。
δdは、分子の衝突中に誘起される双極子の形成から生じるロンドン分散力を特徴づけ、
δpは、永久双極子間のデバイ相互作用力、更に誘起双極子と永久双極子との間のケーソム相互作用力を特徴づけ、
δhは、特定の相互作用力(例えば水素結合、酸/塩基、ドナー/アクセプター等)を特徴づけ、
δaは、式δa=(δp 2+δh 1)1/2によって決定される。パラメータδp、δh、δd及びδaは、(J/cm3)1/2で表される。
- 炭化水素系極性油、例えばフィトステアリルエステル、例えばオレイン酸フィトステアリル、イソステアリン酸フィトステアリル及びラウロイル/オクチルドデシル/グルタミン酸フィトステアリル(味の素株式会社、Eldew PS203)、グリセロールの脂肪酸エステルからなるトリグリセリドであって、特にこの脂肪酸は、C4~C36、とりわけC18~C36の範囲の鎖長を有することができ、これらの油は、場合により直鎖状又は分枝状であり、飽和又は不飽和であり、これらの油は、とりわけヘプタン酸若しくはオクタン酸トリグリセリド、小麦胚種油、ヒマワリ油、ブドウ種子油、ゴマ種子油(820.6g/mol)、コーン油、アプリコット油、ヒマシ油、シア油、アボカド油、オリーブ油、ダイズ油、甘扁桃油、パーム油、菜種油、綿実油、ヘーゼルナッツ油、マカダミア油、ホホバ油、アルファルファ油、ケシ油、カボチャ油、マロー油、クロフサスグリ油、月見草油、きび油、大麦油、キノア油、ライ麦油、サフラワー油、ククイナッツ油、パッションフラワー油若しくはジャコウバラ油;シアバター;或いはカプリル酸/カプリン酸トリグリセリド、例としてはStearineries Dubois社により販売されているもの、又はDynamit Nobel社により名称Miglyol 810(登録商標)、812(登録商標)及び818(登録商標)で販売されているものであってよい、
- 10~40個の炭素原子を含有する合成エーテル、例えばジカプリリルエーテル、
- 式RCOOR'(式中、RCOOは、2~40個の炭素原子を含むカルボン酸残基を表し、R'は、1~40個の炭素原子を含有する炭化水素系鎖を表す)の炭化水素系エステル、例えばオクタン酸セトステアリル、イソプロピルアルコールエステル、例えばミリスチン酸イソプロピル又はパルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸エチル、ステアリン酸若しくはイソステアリン酸イソプロピル、イソステアリン酸イソステアリル、ステアリン酸オクチル、アジピン酸ジイソプロピル、ヘプタン酸エステル、とりわけヘプタン酸イソステアリル、オクタン酸、デカン酸若しくはリシノール酸アルコール若しくはポリアルコール、例としてはジオクタン酸プロピレングリコール、オクタン酸セチル、オクタン酸トリデシル、4-ジヘプタン酸及びパルミチン酸2-エチルヘキシル、安息香酸アルキル、ジヘプタン酸ポリエチレングリコール、2-ジエチルヘキサン酸プロピレングリコール、並びにこれらの混合物、安息香酸C12~C15アルコール、ラウリン酸ヘキシル、ネオペンタン酸エステル、例としてはネオペンタン酸イソデシル、ネオペンタン酸イソトリデシル、ネオペンタン酸イソステアリル及びネオペンタン酸2-オクチルドデシル、イソノナン酸エステル、例としてはイソノナン酸イソノニル、イソノナン酸イソトリデシル及びイソノナン酸オクチル、エルカ酸オレイル、ラウロイルサルコシン酸イソプロピル、セバシン酸ジイソプロピル、ステアリン酸イソセチル、ネオペンタン酸イソデシル、ベヘン酸イソステアリル及びミリスチン酸ミリスチル、
- 不飽和脂肪酸二量体及び/又は三量体とジオールとの縮合により得られるポリエステル、例えば仏国特許出願第0853634号に記載のもの、特に、例えばジリノール酸と1,4-ブタンジオールとの縮合により得られるポリエステル。このポリマーに関して特に挙げることができるのは、Biosynthis社により名称Viscoplast 14436H(INCI名:ジリノール酸/ブタンジオールコポリマー)で販売されているポリマー、又は他にポリオールと二量体二酸とのコポリマー及びそれらのエステル、例えばHailuscent ISDA、
- ポリオールエステル及びペンタエリスリトールエステル、例としてはテトラヒドロキシステアリン酸/テトライソステアリン酸ジペンタエリスリチル、
- 12~26個の炭素原子を含有する脂肪アルコール、例としてはオクチルドデカノール、2-ブチルオクタノール、2-ヘキシルデカノール、2-ウンデシルペンタデカノール及びオレイルアルコール、
- C12~C22高級脂肪酸、例えばオレイン酸、リノール酸及びリノレン酸、及びこれらの混合物、
- 12~26個の炭素原子を含有する脂肪酸、例としてはオレイン酸、
- 2つのアルキル鎖が場合により同一であり又は異なる、炭酸ジアルキル、例えばCognis社により名称Cetiol CC(登録商標)で販売されている炭酸ジカプリリル、並びに
- 高分子量の、例えば400から10000g/molの間の、特定すると650から10000g/molの間の不揮発性油、例としては:
i)ビニルピロリドンコポリマー、例えばビニルピロリドン/1-ヘキサデセンコポリマー、アイエスピー・ジャパン株式会社により販売又は製造されているAntaron V-216(MW=7300g/mol)、
ii)エステル、例えば:
a)総炭素数の範囲が35~70である直鎖状脂肪酸エステル、例としてはテトラペラルゴン酸ペンタエリスリチル(MW=697.05g/mol)、
b)ヒドロキシル化エステル、例えばトリイソステアリン酸ポリグリセロール-2(MW=965.58g/mol)、
c)芳香族エステル、例えばトリメリット酸トリデシル(MW=757.19g/mol)、安息香酸C12~C15アルコール、安息香酸の2-フェニルエチルエステル及びサリチル酸ブチルオクチル、
d)C24~C28分枝状脂肪酸又は脂肪アルコールのエステル、例えば、特許出願EP-A-0 955039に記載のもの、特に、クエン酸トリイソアラキジル(MW=1033.76g/mol)、テトライソノナン酸ペンタエリスリチル(MW=697.05g/mol)、トリイソステアリン酸グリセリル(MW=891.51g/mol)、トリス(2-デシル)テトラデカン酸グリセリル(MW=1143.98g/mol)、テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル(MW=1202.02g/mol)、テトライソステアリン酸ポリグリセリル-2(MW=1232.04g/mol)、又は他にテトラキス(2-デシル)テトラデカン酸ペンタエリスリチル(MW=1538.66g/mol)、
e)二量体ジオールと、モノカルボン酸若しくはジカルボン酸とのエステル及びポリエステル、例えば二量体ジオールと脂肪酸とのエステル、並びに二量体ジオールと二量体ジカルボン酸とのエステル、例えば日本精化株式会社から販売されているLusplan DD-DA5(登録商標)及びLusplan DD-DA7(登録商標)であり、その内容が参照により本明細書に組み込まれている米国特許出願公開第2004-175338号に記載のもの、
- 並びにこれらの混合物。
本発明による組成物は、(c)水を含む。
本発明による組成物は、(d)少なくとも1種の界面活性剤を含んでよい。2種以上の界面活性剤を使用する場合、それらは同一であっても異なっていてもよい。
本発明によれば、アニオン性界面活性剤の種類は限定されない。アニオン性界面活性剤が、(C6~C30)アルキルスルフェート、(C6~C30)アルキルエーテルスルフェート、(C6~C30)アルキルアミドエーテルスルフェート、アルキルアリールポリエーテルスルフェート及びモノグリセリドスルフェート;(C6~C30)アルキルスルホネート、(C6~C30)アルキルアミドスルホネート、(C6~C30)アルキルアリールスルホネート、α-オレフィンスルホネート及びパラフィンスルホネート;(C6~C30)アルキルホスフェート;(C6~C30)アルキルスルホスクシネート、(C6~C30)アルキルエーテルスルホスクシネート及び(C6~C30)アルキルアミドスルホスクシネート;(C6~C30)アルキルスルホアセテート;(C6~C24)アシルサルコシネート;(C6~C24)アシルグルタメート;(C6~C30)アルキルポリグリコシドカルボキシルエーテル;(C6~C30)アルキルポリグリコシドスルホスクシネート;(C6~C30)アルキルスルホスクシナメート;(C6~C24)アシルイセチオネート;N-(C6~C24)アシルタウレート;C6~C30脂肪酸塩;ヤシ油酸塩又は水添ヤシ油酸塩;(C8~C20)アシルラクテート;(C6~C30)アルキル-D-ガラクトシドウロン酸塩;ポリオキシアルキレン化(C6~C30)アルキルエーテルカルボン酸塩;ポリオキシアルキレン化(C6~C30)アルキルアリールエーテルカルボン酸塩;及びポリオキシアルキレン化(C6~C30)アルキルアミドエーテルカルボン酸塩からなる群から選択されることが好ましい。
本発明によれば、両性界面活性剤の種類は限定されない。両性又は双性イオン性界面活性剤は、例えば(非限定的列挙)、アミン誘導体、例えば脂肪族第二級又は第三級アミン、及び任意選択で四級化されているアミン誘導体であってよく、ここで、脂肪族基は、8~22個の炭素原子を含んで少なくとも1つの水可溶化アニオン性基(例えばカルボキシレート、スルホネート、スルフェート、ホスフェート又はホスホネート)を含有する直鎖又は分枝鎖である。
R1-CONHCH2CH2-N+(R2)(R3)(CH2COO-)
(式中、
R1は、加水分解ヤシ油中に存在する酸R1-COOHのアルキル基、ヘプチル、ノニル又はウンデシルの各基を示し、
R2は、β-ヒドロキシエチル基を示し、
R3は、カルボキシメチル基を示す)
並びに
R1'-CONHCH2CH2-N(B)(C)
[式中、
Bは、-CH2CH2OX'を表し、
Cは、-(CH2)z-Y'を表し、z=1又は2であり、
X'は、-CH2CH2-COOH基、-CH2-COOZ'、-CH2CH2-COOH、-CH2CH2-COOZ'、又は水素原子を示し、
Y'は、-COOH、-COOZ'、-CH2-CHOH-SO3Z'又はCH2-CHOH-SO3Hの各基を示し、
Z'は、アルカリ若しくはアルカリ土類金属、例えばナトリウムのイオン、アンモニウムイオン、又は有機アミンから発生するイオンを表し、
R1'は、ヤシ油中若しくは加水分解亜麻仁油中に存在する酸R1'COOHのアルキル基、C7、C9、C11若しくはC13アルキル基等のアルキル基、C17アルキル基及びそのイソ型、又は不飽和のC17基を示す]。
本発明によれば、カチオン性界面活性剤の種類は限定されない。カチオン性界面活性剤は、任意選択でポリオキシアルキレン化されている、第一級、第二級又は第三級脂肪アミン塩、第四級アンモニウム塩、及びこれらの混合物からなる群から選択することができる。
以下の一般式(I)のもの
R1、R2、R3及びR4は、同一であっても異なっていてもよく、1~30個の炭素原子を含んで酸素、窒素、硫黄及びハロゲン等のヘテロ原子を任意選択で含む、直鎖状及び分枝状の脂肪族基から選ばれる。脂肪族基は、例えば、アルキル、アルコキシ、C2~C6ポリオキシアルキレン、アルキルアミド、(C12~C22)アルキルアミド(C2~C6)アルキル、(C12~C22)アルキルアセテート及びヒドロキシアルキルの各基;並びに芳香族基、例えばアリール及びアルキルアリールから選ぶことができ;X-は、ハロゲン化物イオン、リン酸イオン、酢酸イオン、乳酸イオン、(C2~C6)アルキル硫酸イオン、及びアルキルスルホン酸イオン又はアルキルアリールスルホン酸イオンから選ばれる];
イミダゾリンの第四級アンモニウム塩、例としては、以下の式(II)のもの
R5は、8~30個の炭素原子を含むアルケニル基及びアルキル基、例えば、獣脂の若しくはヤシ油の脂肪酸誘導体から選ばれ、
R6は、水素、C1~C4アルキル基、並びに8~30個の炭素原子を含むアルケニル基及びアルキル基から選ばれ、
R7は、C1~C4アルキル基から選ばれ、
R8は、水素、及びC1~C4アルキル基から選ばれ、
X-は、ハロゲン化物イオン、リン酸イオン、酢酸イオン、乳酸イオン、アルキル硫酸イオン、アルキルスルホン酸イオン及びアルキルアリールスルホン酸イオンから選ばれる]。
一実施形態では、R5及びR6は、例えば、獣脂の脂肪酸誘導体等の、12~21個の炭素原子を含むアルケニル基及びアルキル基から選ばれる基の混合物であり、R7はメチルであり、R8は水素である。このような製品の例には、Witco社により名称「Rewoquat(登録商標)」W75、W90、W75PG及びW75HPGで販売されているクオタニウム-27(CTFA辞典、1997年)及びクオタニウム-83(CTFA辞典、1997年)が挙げられるがこれらに限定されない;
式(III)のジ第四級アンモニウム塩
R9は、16~30個の炭素原子を含む脂肪族基から選ばれ、
R10は、水素、又は1~4個の炭素原子を含むアルキル基、又は(R16a)(R17a)(R18a)N+(CH2)3基から選ばれ、
R11、R12、R13、R14、R16a、R17a及びR18aは、同一であっても異なっていてもよく、水素、及び1~4個の炭素原子を含むアルキル基から選ばれ、
X-は、ハロゲン化物イオン、酢酸イオン、リン酸イオン、硝酸イオン、エチル硫酸イオン及びメチル硫酸イオンから選ばれる]。
このようなジ第四級アンモニウム塩の例は、FINETEX社のFINQUAT CT-P(クオタニウム-89)、又はFINETEX社のFINQUAT CT(クオタニウム-75)である;並びに
少なくとも1つのエステル官能基を含む第四級アンモニウム塩、例えば、以下の式(IV)のもの
R22は、C1~C6アルキル基、並びにC1~C6ヒドロキシアルキル基及びジヒドロキシアルキル基から選ばれ、
R23は、
以下の基
R25は、
以下の基
R24、R26及びR28は、同一であっても異なっていてもよく、直鎖状及び分枝状の、飽和及び不飽和のC7~C21炭化水素系基から選ばれ、
r、s及びtは、同一であっても異なっていてもよく、2~6の範囲の整数から選ばれ、
r1及びt1のそれぞれは、同一であっても異なっていてもよく、0又は1であり、r2+r1=2rでt1+2t=2tであり、
yは1~10の範囲の整数から選ばれ、
x及びzは、同一であっても異なっていてもよく、0~10の範囲の整数から選ばれ、
X-は、単体及び錯体の、有機及び無機のアニオンから選ばれ、
但し、和x+y+zは、1~15の範囲であり、xが0であるとき、R23はR27を示し、zが0であるとき、R25はR29を示す。R22は、直鎖状及び分枝状のアルキル基から選ぶことができる)。
一実施形態では、R22は、直鎖状のアルキル基から選ばれる。別の実施形態では、R22は、メチル基、エチル基、ヒドロキシエチル基及びジヒドロキシプロピル基から選ばれ、例えばメチル基及びエチル基から選ばれる。一実施形態では、和x+y+zは、1~10の範囲である。R23が炭化水素系基R27であるとき、これは、長鎖であって12~22個の炭素原子を含んでもよく、又は短鎖であって1~3個の炭素原子を含んでもよい。R25が炭化水素系基R29であるとき、これは、例えば1~3個の炭素原子を含んでよい。非限定的な例として、一実施形態では、R24、R26及びR28は、同一であっても異なっていてもよく、直鎖状及び分枝状の、飽和及び不飽和のC11~C21炭化水素系基から選ばれ、例えば直鎖状及び分枝状の、飽和及び不飽和のC11~C21アルキル基及びアルケニル基から選ばれる。別の実施形態では、x及びzは、同一であっても異なっていてもよく、0又は1である。一実施形態では、yは1に等しい。別の実施形態では、r、s及びtは、同一であっても異なっていてもよく、2又は3に等しく、例えば2に等しい。アニオンX-は、例えば、ハロゲン化物イオン、例えば塩化物イオン、臭化物イオン及びヨウ化物イオン;並びにC1~C4アルキル硫酸イオン、例えばメチル硫酸イオンから選ぶことができる。しかしながら、メタンスルホン酸アニオン、リン酸アニオン、硝酸アニオン、トシル酸アニオン、有機酸に由来するアニオン、例えば酢酸アニオン及び乳酸アニオン、並びにエステル官能基を含むアンモニウムと適合性のある任意の他のアニオンが、本発明により使用されうるアニオンの他の非限定的な例である。一実施形態では、アニオンX-は、塩化物イオン及びメチル硫酸イオンから選ばれる。
(式中、
R22は、メチル基及びエチル基から選ばれ、
x及びyは、1に等しく、
zは0又は1に等しく、
r、s及びtは、2に等しく、
R23は、
以下の基
R25は、
以下の基
R24、R26及びR28は、同一であっても異なっていてもよく、直鎖状及び分枝状の、飽和及び不飽和のC13~C17炭化水素系基から選ばれ、例えば直鎖状及び分枝状の、飽和及び不飽和のC13~C17アルキル基及びアルケニル基から選ばれる)
のアンモニウム塩を使用することができる。
非イオン性界面活性剤は、それ自体又は単独で周知の化合物である(例えば、この点に関して、M.R.Porterによる「Handbook of Surfactants」、Blackie & Son出版(Glasgow及びLondon)、1991年、116~178頁を参照されたい)。そのため、非イオン性界面活性剤は、例えば、アルコール、α-ジオール、アルキルフェノール、及び脂肪酸のエステルから選ぶことができ、これらの化合物は、エトキシル化、プロポキシル化又はグリセロール化されており、例えば8~30個の炭素原子を含む少なくとも1つの脂肪鎖を有し、エチレンオキシド基又はプロピレンオキシド基の数が2~50個の範囲であり、グリセロール基の数が1~30個の範囲であることが可能である。マルトース誘導体もまた挙げることができる。エチレンオキシド及び/又はプロピレンオキシドのコポリマー;エチレンオキシド及び/又はプロピレンオキシドの、脂肪アルコールとの縮合物;例えば2~30molのエチレンオキシドを含むポリエトキシル化脂肪アミド;例えば1.5~5個、例えば1.5~4個のグリセロール基を含むポリグリセロール化脂肪アミド;2~30molのエチレンオキシドを含むソルビタンのエトキシル化脂肪酸エステル;植物起源のエトキシル化油;スクロースの脂肪酸エステル;ポリエチレングリコールの脂肪酸エステル;グリセロール(C6~C24)アルキルポリグリコシドのポリエトキシル化脂肪酸モノエステル又はジエステル;N-(C6~C24)アルキルグルカミン誘導体;(C10~C14)アルキルアミンオキシド又はN-(C10~C14)アシルアミノプロピルモルホリンオキシド等のアミンオキシド;並びにこれらの混合物もまた、非限定的に挙げることができる。
モノオキシアルキレン化又はポリオキシアルキレン化(C8~C24)アルキルフェノール、
飽和又は不飽和の、直鎖状又は分枝状の、モノオキシアルキレン化又はポリオキシアルキレン化C8~C30アルコール、
飽和又は不飽和の、直鎖状又は分枝状の、モノオキシアルキレン化又はポリオキシアルキレン化C8~C30アミド、
飽和又は不飽和の、直鎖状又は分枝状のC8~C30酸と、ポリアルキレングリコールとのエステル、
飽和又は不飽和の、直鎖状又は分枝状のC8~C30酸と、ソルビトールとの、モノオキシアルキレン化又はポリオキシアルキレン化エステル、
飽和又は不飽和の、モノオキシアルキレン化又はポリオキシアルキレン化植物油、
特に、単独での又は混合物としてのエチレンオキシド及び/又はプロピレンオキシドの縮合物。
RO-[CH2-CH(CH2OH)-O]m-H、又はRO-[CH(CH2OH)-CH2O]m-H
(式中、Rは、直鎖状又は分枝状のC8~C40、好ましくはC8~C30アルキル基又はアルケニル基を表し、mは、1~30、好ましくは1.5~10の範囲の数を表す)
に相当する。
R'O-[CH2-CH(CH2OR''')-O]m-R''、又はR'O-[CH(CH2OR''')-CH2O]m-R''
(式中、R'、R''及びR'''のそれぞれは、独立に、水素原子、又は直鎖状若しくは分枝状のC8~C40、好ましくはC8~C30アルキル-CO-基又はアルケニル-CO-基を表し、但し、R'、R''及びR'''のうちの少なくとも1つは水素原子ではなく、mは、1~30、好ましくは1.5~10の範囲の数を表す)
に相当しうる。
本発明による組成物は、7.0未満、好ましくは6.0未満、より好ましくは5.0未満、更により好ましくは4.5未満のpHを有してよい。これは、本発明による組成物が酸性であることを意味する。
本発明による組成物はまた、例えば、共界面活性剤、アニオン性、カチオン性、両性若しくは非イオン性ポリマー、溶媒、ガム、樹脂、親水性増粘剤、疎水性増粘剤、分散剤、抗酸化剤、成膜剤、保存剤、芳香剤、中和剤、pH調整剤、防腐剤、成分(a)以外のUV遮蔽剤、成分(a)以外の化粧用活性剤、例えばビタミン、保湿剤、エモリエント又はコラーゲン保護剤、及びこれらの混合物から選ばれる、化粧料の分野で通常使用される任意の他の任意選択の添加剤も含んでよい。
Rは、ヒドロキシル基又はC1~C4アルキル基で任意選択で置換されているプロピレン等のアルキレンを示し、R1、R2、R3及びR4は、独立に、水素原子、アルキル基、又はC1~C4ヒドロキシアルキル基を示し、これは、1,3-プロパンジアミン及びその誘導体によって例示されうる]
で説明されるもの等のジアミンであってよい。水酸化ナトリウム等のアルカリ金属水酸化物が好ましい場合がある。
本発明による組成物は、上記の必須成分と任意選択の成分とを従来の様式で混合することによって調製することができる。
(a)上記の化学式(I)で表される少なくとも1種のケイ皮酸誘導体と、
(b)(a)ケイ皮酸誘導体が可溶である少なくとも1種の油と、
(c)水と
を混合する工程を含む方法によって調製することができる。
本発明による組成物は、化粧用又は皮膚科用の組成物、好ましくは化粧用組成物、より好ましくはケラチン物質用の化粧用組成物として使用することができる。ケラチン物質として、皮膚、頭皮、毛髪、唇等の粘膜、及び爪を挙げることができる。
本発明はまた、
(c)水と、
(a)上記の化学式(I)で表される少なくとも1種のケイ皮酸誘導体と
を含む組成物中の臭い物質の生成を防止する又は低減するための方法であって
(b)(a)ケイ皮酸誘導体が可溶である少なくとも1種の油を、該組成物中の(a)ケイ皮酸誘導体及び(c)水と組み合わせる工程を含む、方法に関する。
(c)水と
(a)上記の化学式(I)で表される少なくとも1種のケイ皮酸誘導体と
を含む組成物中における、組成物中の臭い物質の生成を防止する又は低減するための(b)少なくとも1種の油の使用であって、(a)ケイ皮酸誘導体が(b)油に可溶であることを特徴とする、使用に関する。
[調製]
実施例1~8及び比較例1~8による組成物のそれぞれを、表1及び表2に示す成分を混合して調製した。成分量に関する数値は、全て、活性原料の「質量%」に基づく。
(1)「pH」の列に、組成物のpHの値
(2)「良溶媒の存在」の列に、組成物が、フェルラ酸にとっての良溶媒(ラウロイルサルコシン酸イソプロピル又はビス-エトキシジグリコールシクロヘキサン1,4-ジカルボキシレート)を含むかどうかを「あり」又は「なし」で。
(PVG)
実施例1~8及び比較例1~8による各組成物におけるp-ビニルグアヤコール(PVG)の量(%)を、HPLCシステム(カラム:Inertsil ODS-3(粒径5μm、長さ150mm×直径4.6mm、移動相材料:水/アセトニトリル(6/4)中0.2%酢酸、流量:1mL/mn、組成物の注入量:10μm、勾配なし)を用いて測定した。PVGの量を、組成物のピーク面積に対するPVGのピーク面積の比(%単位で)として決定した。
Claims (12)
- (a)フェルラ酸と、
(b)前記(a)フェルラ酸が可溶である少なくとも1種の油と、
(c)水と
を含む組成物であって、
前記(a)フェルラ酸の量が、前記組成物の総質量に対して、0.001質量%~20質量%であり、
前記(b)油が、ラウロイルサルコシン酸イソプロピル、ビス-エトキシジグリコールシクロヘキサン1,4-ジカルボキシレート、及びこれらの混合物からなる群から選択され、
前記(b)油の量が、前記組成物の総質量に対して、0.01質量~30質量%である、組成物。 - 組成物中の前記(a)フェルラ酸の量が、組成物の総質量に対して、0.01質量%~10質量%である、請求項1に記載の組成物。
- 組成物中の前記(a)フェルラ酸の量が、組成物の総質量に対して、0.1質量%~1質量%である、請求項1又は2に記載の組成物。
- 前記(a)フェルラ酸の前記(b)油への溶解度が、0.5%~25%である、請求項1から3のいずれか一項に記載の組成物。
- 組成物中の前記(b)油の量が、組成物の総質量に対して、0.1質量%~25質量%である、請求項1から4のいずれか一項に記載の組成物。
- 組成物中の前記(b)油の量が、組成物の総質量に対して、1質量%~20質量%である、請求項1から5のいずれか一項に記載の組成物。
- 組成物中の(c)水の量が、組成物の総質量に対して、50質量%~95質量%である、請求項1から6のいずれか一項に記載の組成物。
- (d)少なくとも1種の界面活性剤を含む、請求項1から7のいずれか一項に記載の組成物。
- pHが、7.0未満である、請求項1から8のいずれか一項に記載の組成物。
- ケラチン物質のための美容方法であって、請求項1から9のいずれか一項に記載の組成物をケラチン物質に適用する工程を含む、方法。
- (c)水と、
(a)フェルラ酸と
を含む組成物中の臭い物質の生成を防止する又は低減するための方法であって、
(b)前記(a)フェルラ酸が可溶である少なくとも1種の油を、前記組成物中の前記(a)フェルラ酸及び前記(c)水と組み合わせる工程を含み、
前記(a)フェルラ酸の量が、前記組成物の総質量に対して、0.001質量%~20質量%であり、
前記(b)油が、ラウロイルサルコシン酸イソプロピル、ビス-エトキシジグリコールシクロヘキサン1,4-ジカルボキシレート、及びこれらの混合物からなる群から選択され、
前記(b)油の量が、前記組成物の総質量に対して、0.01質量~30質量%である、方法。 - (c)水と、
(a)フェルラ酸と
を含む組成物中における、組成物中の臭い物質の生成を防止する又は低減するための(b)少なくとも1種の油の使用であって、
前記(a)フェルラ酸が前記(b)油に可溶であり、
前記(a)フェルラ酸の量が、前記組成物の総質量に対して、0.001質量%~20質量%であり、
前記(b)油が、ラウロイルサルコシン酸イソプロピル、ビス-エトキシジグリコールシクロヘキサン1,4-ジカルボキシレート、及びこれらの混合物からなる群から選択され、
前記(b)油の量が、前記組成物の総質量に対して、0.01質量~30質量%であることを特徴とする、使用。
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