JP2015189764A - 光学的効果を備える組成物 - Google Patents
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Abstract
【課題】潜在的消費者を視覚的に刺激することができると同時にコンディショニング及びクレンジング効果等の良好な美容効果を付与することができ、かつ容易にすすぎ落とすことができる化粧料組成物の提供。【解決手段】(a)トリグリセリド油を含む油相;(b)ポリオールを含むポリオール相;及び(c)非イオン界面活性剤を含む界面活性剤相を含む組成物であって、相(a)〜(c)のうちの少なくとも1つが、他の相と視覚的に区別され、トリグリセリド油の量が、組成物の全質量に対して、7.5質量%以上、好ましくは10.0質量%以上、より好ましくは15.0質量%以上である化粧料組成物。半透明であり、且つ、十分に混合し、例えば、手で振とうして、通常の白色背景光で観察すると、暖色、特に輝きのある暖色を示す化粧料組成物。【効果】これらのユニークな光学的効果は、潜在消費者を視覚的に刺激することができる。【選択図】図3
Description
本発明は、視覚的に区別できる複数の液相に分離し得る組成物、特に化粧料組成物、並びにそれらを使用する美容プロセスに関する。
油は化粧料においては通常、例えば、皮膚若しくは毛髪に対するコンディショニング効果を付与するか又はメークアップを除去するために使用される。
毛髪に関しては、油は柔軟性及び輝きを付与することがよく知られている。しかし、油の毛髪への適用が付与する触れた感触は、好ましくないことがある。したがって、毛髪のコンディショニングのための毛髪化粧料は、水及び油等のいくつかのコンディショニング剤に加えて、典型的にはカチオン性作用剤を含むエマルションをベースにすることが多い。毛髪のアニオン性のためにいくつかのカチオン性作用剤は、電気化学的に毛髪に吸着して毛髪に柔軟性を付与する。同様に、毛髪を洗浄するための毛髪化粧料は、エマルションを含み、エマルションは、水及び毛髪上の皮脂をミセル中に取り込むことによって可溶化することができるいくつかの界面活性剤を含む。
皮膚に関しては、リンスオフスキンケアオイルが皮膚に水分を付与するためにボディ用にしばしば用いられる。しかし、これらは流動性があり過ぎるので、使用が困難であることが多い。加えて、リンスオフスキンケアオイルのすすぎ落ち性は常に十分であるわけではない。更に、これらは高価である。同様に、クレンジングオイルが、メークアップ及び皮脂を除去するために使用されている。しかし、これらのクレンジングオイルは流動性があり過ぎ、場合によってはすすぎ落とすことが困難であることがあり、かつ比較的高価であるために、これらにも同様な問題がある。
毛髪及び皮膚のための典型的な化粧料においては、コンディショナーとしての少なくとも1種の油を乳化剤又は洗浄剤としての少なくとも1種の界面活性剤、及び水等の極性相と組み合わせている。この組合せは、しばしば白色及びクリーム状等の古典的な態様及び質感を有するエマルションをもたらす。
その一方で、潜在的消費者を視覚的に刺激する必要性がある。
本発明の目的は、潜在的消費者を視覚的に刺激することができると同時にコンディショニング及びクレンジング効果等の良好な美容効果を付与することができ、かつ容易にすすぎ落とすことができる組成物、特に化粧料組成物を提供することである。
前記目的は、
(a)少なくとも1つのトリグリセリド油を含む少なくとも1つの油相、
(b)少なくとも1つのポリオールを含む少なくとも1つのポリオール相、及び
(c)少なくとも1つの非イオン界面活性剤を含む少なくとも1つの界面活性剤相
を含む組成物であって、相(a)、(b)及び(c)のうちの少なくとも1つが、他の相と視覚的に区別され、
トリグリセリド油の量は、組成物の全質量に対して、7.5質量%以上、好ましくは10.0質量%以上、より好ましくは15.0質量%以上である組成物によって達成することができる。
(a)少なくとも1つのトリグリセリド油を含む少なくとも1つの油相、
(b)少なくとも1つのポリオールを含む少なくとも1つのポリオール相、及び
(c)少なくとも1つの非イオン界面活性剤を含む少なくとも1つの界面活性剤相
を含む組成物であって、相(a)、(b)及び(c)のうちの少なくとも1つが、他の相と視覚的に区別され、
トリグリセリド油の量は、組成物の全質量に対して、7.5質量%以上、好ましくは10.0質量%以上、より好ましくは15.0質量%以上である組成物によって達成することができる。
本発明の組成物は、透明又は半透明であってよく、且つ、十分に混合し、例えば、手で振とうして、通常の白色背景光で観察すると、暖色、特に輝きのある暖色を示す。これらのユニークな光学的効果は、潜在消費者を視覚的に刺激することができる。
本発明の組成物はまた、その適用後にドライではない最終的な感覚を与えることができ、同時に潤い感を与える。
(a)油相と(b)ポリオール相及び/又は(a)油相と(c)界面活性剤相の屈折率の差は、0.0020未満、好ましくは0.0015未満、より好ましくは0.0010未満であってよい。
トリグリセリド油の量は、組成物の全質量に対して、60.0質量%以下、好ましくは50.0質量%以下、より好ましくは40.0質量%以下の範囲であってよい。
(a)油相の量は、組成物の全質量に対して、20.0から70.0質量%、好ましくは25.0から60.0質量%、より好ましくは30.0から50.0質量%以下の範囲であってよい。
ポリオールは、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、ブチレングリコール、ペンチレングリコール、へキシレングリコール、1,3-プロパンジオール、及び1,5-ペンタンジオールからなる群から選択されることが好ましい。
(b)ポリオール相の量は、組成物の全質量に対して30.0から80.0質量%、好ましくは40.0から70.0質量%、より好ましくは45.0から65.0質量%の範囲であってよい。
非イオン界面活性剤は、18.0以下、好ましくは4.0から18.0、より好ましくは6.0から15.0、更により好ましくは9.0から13.0のHLB値を有することが好ましい。
非イオン界面活性剤は、ポリオールと、例えば8から24個の炭素原子、好ましくは12から22個の炭素原子を含む飽和又は不飽和鎖を有する脂肪酸とのエステル、及びこれらのアルコキシル化誘導体、例えばC8〜C24脂肪酸のグリセリルエステル及びこれらのアルコキシル化誘導体、C8〜C24脂肪酸のポリエチレングリコールエステル及びこれらのアルコキシル化誘導体、C8〜C24脂肪酸のソルビトールエステル及びこれらのアルコキシル化誘導体、C8〜C24脂肪酸の糖(スクロース、グルコース、アルキルグルコース)エステル及びこれらのアルコキシル化誘導体等、脂肪アルコールのエーテル、糖とC8〜C24脂肪アルコールとのエーテル、並びにこれらの混合物から選択されることが好ましい。
非イオン界面活性剤が、ヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリル、セスキステアリン酸PEG-20メチルグルコシド、トリイソステアリン酸PEG-20グリセリル、ジオレイン酸PG-5、ジイソステアリン酸PG-4、イソステアリン酸PG-10、イソステアリン酸PEG-8、及びPEG-60水添ヒマシ油からなる群から選択されることがより好ましい。
(c)界面活性剤相の量は、組成物の全質量に対して0.1から20質量%、好ましくは0.5から15質量%、より好ましくは1から10質量%の範囲であってよい。
(a)トリグリセリド油は、アマニ油、カメリア油、マカデミアナッツ油、ヒマワリ油、ダイズ油、アララ油、トウモロコシ油、サザンカ油、サフラワー油、ブドウ種子油、ゴマ油、ピーナッツ油、コムギ胚芽油、綿実油、アルファルファ油、ケシ油、カボチャ油、クロスグリ油、イブニングプリムローズ(月見草)油、キビ油、オオムギ油、キノア油、ライムギ油、キャンドルナッツ油、パッションフラワー(トケイソウ)油、ムスクローズ油、スイートアーモンド油、アボカド油、ヒマシ油、オリーブ油、ホホバ油、グランドナッツ油、ナタネ油、ココナッツ油、ヘーゼルナッツ油、カリテバター、シアバター、パーム油、アプリコット種子油及びカロフィルム油からなる群から選択されることが好ましい。
本発明の組成物は、組成物の全質量に対して、2質量%以下、好ましくは1質量%以下、より好ましくは0.5質量%以下の量の水を更に含んでよい。
本発明の組成物は化粧料組成物であることが好ましい。
本発明はまた、化粧料組成物をケラチン物質に適応する工程の前に、化粧料組成物中の(a)油相、(b)ポリオール相、及び(c)界面活性剤相を混合し、又は混合することなく、本発明の化粧料組成物をケラチン物質に適用する工程を含む、乾いた又は濡れたケラチン物質のための美容方法に関する。
鋭意検討の結果、本発明者らは、潜在的消費者を視覚的に刺激することができると同時にコンディショニング及びクレンジング効果等の良好な美容効果を付与することができ、かつ容易にすすぎ落とすことができる組成物、特に化粧料組成物を提供することが可能であることを発見した。
本発明の組成物は、
(a)少なくとも1つのトリグリセリド油を含む少なくとも1つの油相、
(b)少なくとも1つのポリオールを含む少なくとも1つのポリオール相、及び
(c)少なくとも1つの非イオン界面活性剤を含む少なくとも1つの界面活性剤相
を含み、相(a)、(b)及び(c)のうちの少なくとも1つは、他の相と視覚的に区別され、
トリグリセリド油の量は、組成物の全質量に対して、7.5質量%以上、好ましくは10.0質量%以上、より好ましくは15.0質量%以上である。用語「区別される」は本明細書において、本発明の組成物の異なる相の区別が、巨視的尺度で、裸眼によって、視覚的に可能であることを意味する。したがって、本発明の組成物中の異なる相間の分離は、裸眼によって見ることができる。
(a)少なくとも1つのトリグリセリド油を含む少なくとも1つの油相、
(b)少なくとも1つのポリオールを含む少なくとも1つのポリオール相、及び
(c)少なくとも1つの非イオン界面活性剤を含む少なくとも1つの界面活性剤相
を含み、相(a)、(b)及び(c)のうちの少なくとも1つは、他の相と視覚的に区別され、
トリグリセリド油の量は、組成物の全質量に対して、7.5質量%以上、好ましくは10.0質量%以上、より好ましくは15.0質量%以上である。用語「区別される」は本明細書において、本発明の組成物の異なる相の区別が、巨視的尺度で、裸眼によって、視覚的に可能であることを意味する。したがって、本発明の組成物中の異なる相間の分離は、裸眼によって見ることができる。
本発明の組成物において、3相のうちの少なくとも2つ、最も好ましくは3相全て、すなわち、(a)油相と、(b)ポリオール相、及び(c)界面活性剤相は、静置状態になった後に視覚的に区別されることが好ましい。この場合、本発明の組成物は、多液相を有してよい。各液相は、いかなる独立した視覚的効果を提供してもよい。したがって、多液相は、本発明の組成物にユニークな外見を与えることができる。各液相は、液相が混合される前には、透明であってよい。
その一方で、多重液相は、例えば本発明の組成物を振とうすることによって混合すると均一な相を形成して消滅してよい。したがって、例えば多重液相の屈折率が互いに類似している場合、均一な相が半透明になることがある。均一な相は、せん断力を加えることなく、ある時間、例えば数分間から数時間、それを放置することによって再び多重液相に分離することができる。
以下に、本発明の組成物を構成する各相を詳細に記載する。
[油相]
本発明の組成物は、少なくとも1種のトリグリセリド油を含む少なくとも1つの油相を含む。2種以上のトリグリセリド油を組み合わせて使用してもよい。したがって、1種類のトリグリセリド油又は異なる種類のトリグリセリド油の組合せを使用してよい。油相は、大気圧(760mmHg又は105Pa)下、周囲温度、例えば25℃において液体の形態である。
本発明の組成物は、少なくとも1種のトリグリセリド油を含む少なくとも1つの油相を含む。2種以上のトリグリセリド油を組み合わせて使用してもよい。したがって、1種類のトリグリセリド油又は異なる種類のトリグリセリド油の組合せを使用してよい。油相は、大気圧(760mmHg又は105Pa)下、周囲温度、例えば25℃において液体の形態である。
トリグリセリド油は、少なくとも1つのグリセロールの脂肪酸エステルを含み、ここで、脂肪酸は、例えば、4から30個の炭素原子、より好ましくは6から25個の炭素原子、より好ましくは8から20個の炭素原子の異なる炭素鎖長を有してよく、且つ、炭素鎖は直鎖状でも分枝状でもよく、飽和でも不飽和でもよい。
トリグリセリド油は、天然又は合成トリグリセリド油であってよい。
天然トリグリセリド油は好ましくは、植物油又は動物油から選択される。
植物油は、アマニ油、カメリア油、マカデミアナッツ油、ヒマワリ油、ダイズ油、アララ油、トウモロコシ油、サザンカ油、サフラワー油、ブドウ種子油、ゴマ油、ピーナッツ油、コムギ胚芽油、綿実油、アルファルファ油、ケシ油、カボチャ油、クロスグリ油、イブニングプリムローズ(月見草)油、キビ油、オオムギ油、キノア油、ライムギ油、キャンドルナッツ油、パッションフラワー(トケイソウ)油、ムスクローズ油、スイートアーモンド油、アボカド油、ヒマシ油、オリーブ油、ホホバ油、グランドナッツ油、ナタネ油、ココナッツ油、ヘーゼルナッツ油、カリテバター、シアバター、パーム油、アプリコット種子油及びカロフィルム油からなる群から選択されてよい。
動物油は、例えば、スクワレン、ペルヒドロスクワレン及びスクワランから選択されてよい。
合成トリグリセリド油は、例えば、カプリル酸/カプリン酸トリグリセリド、例えば、Stearineries Dubois社によって販売されているもの又はMiglyol(登録商標)810、812及び818の名称でDynamit Nobel社によって販売されているものから選択されてよい。
トリグリセリド油の量は、組成物の全質量に対して、7.5質量%以上、好ましくは10.0質量%以上、より好ましくは15.0質量%以上の範囲である。
トリグリセリド油の量は、組成物の全質量に対して、60.0質量%以下、好ましくは50.0質量%以下、より好ましくは40.0質量%以下の範囲であってよい。
油相は、トリグリセリド油以外の少なくとも1つの追加の油をもまた含んでよい。1種類の追加の油を使用してよく、2つ以上の異なる種類の追加の油を組み合わせて使用してもよい。
好ましくは、本発明に使用される追加の油は、ポリアルキレン化又はポリグリセロール化された基、或いは塩の形態のカルボン酸基を含まない。
追加の油は、例えば、脂肪族炭化水素、動物又は植物油及び合成トリグリセリド以外の脂肪アルコール及び/又は脂肪酸のエステル、脂肪アルコール、脂肪酸、及びシリコーン油からなる群から選択されてよい。これらの追加の油は、揮発性であっても不揮発性であってもよい。追加の油は、脂肪族炭化水素、動物又は植物油及び合成トリグリセリド以外の脂肪アルコール及び/又は脂肪酸のエステル、並びにこれらの混合物から選択されることが好ましい。
脂肪族炭化水素の例として、例えば、長い又は短い炭化水素鎖を有する鉱油(例えば流動パラフィン)等の直鎖状又は分枝状の炭化水素、パラフィン、ワセリン又はペトロラタム、ナフタレン等;パールリーム等の水添ポリイソブテン、ポリブチレン、ポリデセン、水添ポリデセン;デセン/ブテンコポリマー;並びにこれらの混合物を挙げることができる。
他の脂肪族炭化水素の例として、直鎖状又は分枝状、或いは場合により環状のC6〜C16低級アルカンをもまた挙げることができる。挙げることができる例には、ヘキサン、ウンデカン、ドデカン、トリデカン並びにイソヘキサデカン及びイソデカン等のイソパラフィンが含まれる。
脂肪アルコール及び/又は脂肪酸のエステルは、有利には、上記に記載の動物又は植物油及び合成グリセリドとは異なるものであるが、その例として、飽和又は不飽和の直鎖状又は分枝状C1〜C26脂肪族モノ-又はポリ酸及び飽和又は不飽和の直鎖状又は分枝状C1〜C26脂肪族モノ-又はポリアルコールのエステルで、エステルの総炭素数が10以上であるものを特に挙げることができる。
モノエステルの中で、ベヘン酸ジヒドロアビエチル;ベヘン酸オクチルドデシル;ベヘン酸イソセチル;乳酸セチル;乳酸アルキル(C12〜C15);乳酸イソステアリル;乳酸ラウリル;乳酸リノレイル;乳酸オレイル;オクタン酸(イソ)ステアリル;オクタン酸イソセチル;オクタン酸オクチル;オクタン酸セチル;オレイン酸デシル;イソステアリン酸イソセチル;ラウリン酸イソセチル;ステアリン酸イソセチル;オクタン酸イソデシル;オレイン酸イソデシル;イソノナン酸イソノニル;パルミチン酸イソステアリル;リシノール酸メチルアセチル;ステアリン酸ミリスチル;イソノナン酸オクチル;イソノナン酸2-エチルヘキシル;パルミチン酸オクチル;ペラルゴン酸オクチル;ステアリン酸オクチル;エルカ酸オクチルドデシル;エルカ酸オレイル;パルミチン酸エチル及びパルミチン酸イソプロピル;パルミチン酸2-エチルヘキシル;パルミチン酸2-オクチルデシル;ミリスチン酸アルキル、例えばミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ブチル、ミリスチン酸セチル、ミリスチン酸2-オクチルドデシル、ミリスチン酸ミリスチル又はミリスチン酸ステアリル等;ステアリン酸ヘキシル;ステアリン酸ブチル;ステアリン酸イソブチル;リンゴ酸ジオクチル;ラウリン酸ヘキシル;及びラウリン酸2-ヘキシルデシルを挙げることができる。
更にこの変形の状況の範囲内において、C4〜C22ジカルボン酸又はトリカルボン酸及びC1〜C22アルコールのエステル並びにモノ-、ジ-又はトリカルボン酸及びC2〜C26ジ-、トリ-、テトラ-又はペンタヒドロキシアルコールのエステルをもまた使用してよい。
下記を特に挙げることができる:セバシン酸ジエチル;セバシン酸ジイソプロピル;アジピン酸ジイソプロピル;アジピン酸ジ-n-プロピル;アジピン酸ジオクチル;アジピン酸ジイソステアリル;マレイン酸ジオクチル;ウンデシレン酸グリセリル;ステアロイルステアリン酸オクチルドデシル;モノリシノレイン酸ペンタエリスリチル;テトライソノナン酸ペンタエリスリチル;テトラペラルゴン酸ペンタエリスリチル;テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル;テトラオクタン酸ペンタエリスリチル;ジカプリル酸プロピレングリコール;ジカプリン酸プロピレングリコール;エルカ酸トリデシル;クエン酸トリイソプロピル;クエン酸トリイソステアリル;トリ乳酸グリセリル;トリオクタン酸グリセリル;クエン酸トリオクチルドデシル;クエン酸トリオレイル;ジオクタン酸プロピレングリコール;ジヘプタン酸ネオペンチルグリコール;ジイソノナン酸ジエチレングリコール;及びジステアリン酸ポリエチレングリコール。
上記に記載のエステルの中で、パルミチン酸エチル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸ミリスチル、パルミチン酸セチル若しくはパルミチン酸ステアリル、パルミチン酸2-エチルヘキシル、パルミチン酸2-オクチルデシル、ミリスチン酸アルキル、例えばミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ブチル、ミリスチン酸セチル若しくはミリスチン酸2-オクチルドデシル等、ステアリン酸ヘキシル、ステアリン酸ブチル、ステアリン酸イソブチル;リンゴ酸ジオクチル、ラウリン酸ヘキシル、ラウリン酸2-ヘキシルデシル、イソノナン酸イソノニル又はオクタン酸セチルを使用することが好ましい。
油相はまた、脂肪エステルと同様に、糖エステル及びC6〜C30、好ましくはC12〜C22脂肪酸のジエステルをも含んでよい。用語「糖」は、いくつかのアルコール官能基を含み、アルデヒド又はケトン官能基を有するか又は有さない、酸素を保有する炭化水素ベースの化合物であって、少なくとも4個の炭素原子を含むものを意味することが想起される。これらの糖は、単糖であっても、オリゴ糖であっても、多糖であってもよい。
挙げることができる適切な糖の例には、スクロース(又はサッカロース)、グルコース、ガラクトース、リボース、フルクトース、マルトース、マンノース、アラビノース、キシロース及びラクトース、並びにこれらの誘導体、特にアルキル誘導体、例えばメチルグルコース等のメチル誘導体等が含まれる。
脂肪酸の糖エステルは、先に記載の糖及び直鎖状又は分枝状の飽和又は不飽和C6〜C30、好ましくはC12〜C22脂肪酸のエステル又はエステル混合物を含む群から特に選択されてよい。これらの化合物は、不飽和である場合、1つから3つの共役又は非共役の炭素-炭素二重結合を含んでよい。
本変形に基づくエステルはまた、モノ-、ジ-、トリ-、テトラエステル及びポリエステル、並びにこれらの混合物から選択されてもよい。
これらのエステルは、例えば、オレイン酸エステル、ラウリン酸エステル、パルミチン酸エステル、ミリスチン酸エステル、ベヘン酸エステル、ヤシ油脂肪酸エステル、ステアリン酸エステル、リノール酸エステル、リノレン酸エステル、カプリン酸エステル及びアラキドン酸エステル、又はこれらの混合物、例えば、特にオレオ-パルミチン酸エステル、オレオ-ステアリン酸エステル及びパルミト-ステアリン酸エステル混合エステル等から選択されてよい。
モノエステル及びジエステル、特にスクロース、グルコース又はメチルグルコースのモノ-又はジオレイン酸エステル、ステアリン酸エステル、ベヘン酸エステル、オレオパルミチン酸エステル、リノール酸エステル、リノレン酸エステル及びオレオステアリン酸エステルを使用することが、より特に好ましい。
挙げることができる例は、Glucate(登録商標)DOの名称でAmerchol社によって販売されている製品で、ジオレイン酸メチルグルコースである。
挙げることができる糖及び脂肪酸のエステル又はエステル混合物の例には下記が含まれる:
- Crodesta社によってF160、F140、F110、F90、F70及びSL40の名称で販売されている製品で、それぞれ、73%のモノエステル及び27%のジエステル及びトリエステルから、61%のモノエステル及び39%のジエステル、トリエステル及びテトラエステルから、52%のモノエステル及び48%のジエステル、トリエステル及びテトラエステルから、45%のモノエステル及び55%のジエステル、トリエステル及びテトラエステルから、39%のモノエステル及び61%のジエステル、トリエステル及びテトラエステル、並びにモノラウリン酸スクロースから形成されるパルミトステアリン酸スクロースを意味している;
- Ryoto Sugar Estersの名称で販売されている製品、例えば、参照名B370で、20%のモノエステル及び80%のジ-トリエステル-ポリエステルから形成されるベヘン酸スクロースに相当するもの;
- Goldschmidt社によってTegosoft(登録商標)PSEの名称で販売されているモノ-ジパルミト-ステアリン酸スクロース。
- Crodesta社によってF160、F140、F110、F90、F70及びSL40の名称で販売されている製品で、それぞれ、73%のモノエステル及び27%のジエステル及びトリエステルから、61%のモノエステル及び39%のジエステル、トリエステル及びテトラエステルから、52%のモノエステル及び48%のジエステル、トリエステル及びテトラエステルから、45%のモノエステル及び55%のジエステル、トリエステル及びテトラエステルから、39%のモノエステル及び61%のジエステル、トリエステル及びテトラエステル、並びにモノラウリン酸スクロースから形成されるパルミトステアリン酸スクロースを意味している;
- Ryoto Sugar Estersの名称で販売されている製品、例えば、参照名B370で、20%のモノエステル及び80%のジ-トリエステル-ポリエステルから形成されるベヘン酸スクロースに相当するもの;
- Goldschmidt社によってTegosoft(登録商標)PSEの名称で販売されているモノ-ジパルミト-ステアリン酸スクロース。
油相は、少なくとも1種の脂肪アルコールを含んでよく、2種以上の脂肪アルコールを使用してもよい。
用語「脂肪アルコール」は、本明細書において、飽和又は不飽和の直鎖状又は分枝状のあらゆるC8〜C30脂肪アルコールで、特に1つ又は複数のヒドロキシル基(特に1から4個)によって、任意選択で置換されているものを意味する。これらの化合物は、不飽和である場合、1つから3つの共役又は非共役の炭素-炭素二重結合を含んでよい。好ましくは、脂肪アルコールは、不飽和及び/又は分枝状である。
C8〜C30脂肪アルコールの中で、例えばC12〜C22脂肪アルコールを使用してよい。これらの中で、イソステアリルアルコール、オレイルアルコール、リノレイルアルコール、ウンデシレニルアルコール、パルミトレイルアルコール、リノレニルアルコール、エルシルアルコール、及びこれらの混合物を挙げることができる。一実施形態において、セチルアルコール、ステアリルアルコール又はこれらの混合物(例えば、セテアリルアルコール)、及びミリスチルアルコールを固体脂肪材料として使用することができる。一実施形態において、イソステアリルアルコールを液体脂肪材料として使用することができる。
油相は、少なくとも1種のワックスを含んでよい。本明細書では、「ワックス」は、大気圧(760mmHg)下、室温(25℃)において実質上固体の形態で、概して35℃以上の融点を有する脂肪化合物を意味する。ワックス状脂肪材料として、化粧料に一般に使用されているワックスを単独で、又はそれらの組合せで、使用することができる。
ワックスは、脂肪アルコールであってよい。
一実施形態において、セチルアルコール、ステアリルアルコール又はこれらの混合物(例えば、セテアリルアルコール)、及びミリスチルアルコールを固体脂肪材料として使用することができる。
ワックスはまた、カルナウバワックス、マイクロクリスタリンワックス、オゾケライト、水添ホホバ油、「Performalene 400 Polyethylene」の名称でNew Phase Technologies社によって販売されているワックス等のポリエチレンワックス、シリコーンワックス、例えば、ポリ(C24〜C28)アルキルメチルジメチルシロキサン、例えば「Abil Wax 9810」の名称でGoldschmidt社によって販売されている製品等、パームバター、「Kester Wax K82H」の名称でKester Keunen社によって販売されているステアリン酸アルキル(C20〜C40)、安息香酸ステアリル、シェラックワックス、及びこれらの混合物から選択されてもよい。例えば、カルナウバワックス、キャンデリラワックス、オゾケライト、水添ホホバ油及びポリエチレンワックスから選択されるワックスが使用される。少なくとも1つの実施形態において、ワックスは好ましくは、キャンデリラワックス及びオゾケライト、並びにこれらの混合物から選択される。
油相は、少なくとも1つの脂肪酸を含んでよい。2つ以上の脂肪酸を使用してもよい。脂肪酸は酸の形態(すなわち、塩の形態ではない、石けんを避けるため)であってよく、飽和でも不飽和でもよく、且つ、特に1つ又は複数のヒドロキシル基(特に1から4個)によって任意選択で飽和されている6から30個の炭素原子、特に9から30個の炭素原子を含む。これらの化合物は、不飽和である場合、1つから3つの共役又は非共役の炭素-炭素二重結合を含んでよい。これらはより特に、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸及びイソステアリン酸から選択される。好ましくは、追加の油は脂肪酸ではない。
シリコーン油の例として、例えば、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン等の直鎖状オルガノポリシロキサン;オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン等の環状オルガノポリシロキサン;及びこれらの混合物を挙げることができる。
油相は、少なくとも1種の着色剤を含んでもよいが、油相は無色であることがある。
油相は、好ましくはシリコーンフリーであってよい。用語「フリーである」は、本明細書において、油相がシリコーンを少量だけ含んでよく、好ましくはシリコーンを含まないことを意味する。したがって、シリコーンの量は、5質量%以下、好ましくは3質量%以下、より好ましくは1質量%以下のシリコーンであってよい。油相がシリコーンを含まないことは、特に好ましい。
油相は少なくとも1種の親油性化合物、例えば油溶性の有機又は無機化合物(例えば、ある種のアミノ酸)を含んでよい。親油性化合物の量は、油相の全質量に対して50質量%以下である。
したがって、油相中の追加の油の量は、例えば、組成物の全質量に対して1から40質量%、好ましくは2から30質量%、より好ましくは3から20質量%の範囲であってよい。
(a)油相の量は、組成物の全質量に対して、20.0から70.0質量%、好ましくは25.0から60.0質量%、より好ましくは30.0から50.0質量%以下の範囲であってよい。
[ポリオール相]
本発明の組成物は、少なくとも1種のポリオールを含む少なくとも1つのポリオール相を含む。2種以上のポリオールを組み合わせて使用してもよい。したがって、1種類のポリオール又は異なる種類のポリオールの組合せを使用してよい。ポリオール相は、大気圧(760mmHg又は105Pa)下、周囲温度、例えば25℃において液体の形態である。
本発明の組成物は、少なくとも1種のポリオールを含む少なくとも1つのポリオール相を含む。2種以上のポリオールを組み合わせて使用してもよい。したがって、1種類のポリオール又は異なる種類のポリオールの組合せを使用してよい。ポリオール相は、大気圧(760mmHg又は105Pa)下、周囲温度、例えば25℃において液体の形態である。
用語「ポリオール」は、本明細書において2つ以上のヒドロキシ基を有し、糖又はその誘導体を包含しないアルコールを意味する。糖誘導体には、糖の1つ又は複数のカルボニル基の還元によって得られる糖アルコール、並びに糖又は糖アルコールで、その1つ又は複数のヒドロキシ基において水素原子が、アルキル基、ヒドロキシアルキル基、アルコキシ基、アシル基又はカルボニル基等の少なくとも1つの置換基によって置き換えられているものが含まれる。
本発明において使用されるポリオールは、大気圧(760mmHg又は105Pa)下、周囲温度、例えば25℃において液体である。
ポリオールは、少なくとも2個のヒドロキシ基、好ましくは2から5個のヒドロキシ基を含む、C2〜24ポリオール、好ましくはC2〜9ポリオールであってよい。
ポリオールは、天然又は合成ポリオールであってよい。ポリオールは、直鎖状、分枝状又は環状の分子構造を有してよい。
ポリオールは、グリセリン及びその誘導体、並びにグリコール及びその誘導体から選択されてよい。ポリオールは、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ブチレングリコール、ペンチレングリコール、へキシレングリコール、C6〜C24ポリエチレングリコール、1,3-プロパンジオール、1,4-ブタンジオール、及び1,5-ペンタンジオールからなる群から選択されてよい。
ポリオール相は、少なくとも1種の着色剤を含んでもよいが、ポリオール相は無色であることがある。
ポリオール相は、少なくとも1種の、ポリオール相に可溶な化合物、例えばある種のアミノ酸、ビタミンC等の非イオン活性成分を含んでよい。ポリオール可溶性の化合物の量は、ポリオール相の全質量に対して50質量%以下でよい。
(b)ポリオール相の量は、組成物の全質量に対して30.0から80.0質量%、好ましくは40.0から70.0質量%、より好ましくは45.0から65.0質量%の範囲であってよい。
[界面活性剤相]
本発明の組成物は、少なくとも1種の界面活性剤を含む少なくとも1種の非イオン界面活性剤相を含む。2種以上の非イオン界面活性剤を組み合わせて使用してもよい。したがって、1種類の非イオン界面活性剤又は異なる種類の非イオン界面活性剤の組合せを使用してよい。界面活性剤相は、大気圧(760mmHg又は105Pa)下、周囲温度、例えば25℃において液体の形態である。
本発明の組成物は、少なくとも1種の界面活性剤を含む少なくとも1種の非イオン界面活性剤相を含む。2種以上の非イオン界面活性剤を組み合わせて使用してもよい。したがって、1種類の非イオン界面活性剤又は異なる種類の非イオン界面活性剤の組合せを使用してよい。界面活性剤相は、大気圧(760mmHg又は105Pa)下、周囲温度、例えば25℃において液体の形態である。
[非イオン界面活性剤]
非イオン界面活性剤は、それ自体ではよく知られた化合物である(これに関しては、例えば、「Handbook of Surfactants」、M. R. Porter、Blackie & Son publishers (Glasgow and London)、1991年、116〜178頁を参照のこと)。したがって、非イオン界面活性剤は、例えば、アルコール、アルファ-ジオール、アルキルフェノール及び脂肪酸のエステルから選択されてよく、これらの化合物はエトキシル化、プロポキシル化又はグリセロール化されており、例えば8から30個の炭素原子を含む少なくとも1つの脂肪鎖を有し、エチレンオキシド又はプロピレンオキシド基の数が2から50の範囲であり、グリセロール基の数が1から30の範囲であることが可能である。マルトース誘導体をもまた挙げることができる。エチレンオキシド及び/又はプロピレンオキシドのコポリマー;エチレンオキシド及び/又はプロピレンオキシドと脂肪アルコールとの縮合物;例えば2から30molのエチレンオキシドを含むポリエトキシル化脂肪アミド;例えば1.5から5個、例えば1.5から4個等、のグリセロール基を含むポリグリセロール化脂肪アミド;2から30molのエチレンオキシドを含むソルビタンのエトキシル化脂肪酸エステル;エトキシル化された植物由来の油;スクロースの脂肪酸エステル;ポリエチレングリコールの脂肪酸エステル;グリセロール(C6〜C24)アルキルポリグリコシドのポリエトキシル化脂肪酸モノ又はジエステル;N-(C6〜C24)アルキルグルカミン誘導体、(C10〜C14)アルキルアミンオキシド又はN-(C10〜C14)アシルアミノプロピルモルホリンオキシド等のアミンオキシド;並びにこれらの混合物をもまた非限定的に挙げることができる。
非イオン界面活性剤は、それ自体ではよく知られた化合物である(これに関しては、例えば、「Handbook of Surfactants」、M. R. Porter、Blackie & Son publishers (Glasgow and London)、1991年、116〜178頁を参照のこと)。したがって、非イオン界面活性剤は、例えば、アルコール、アルファ-ジオール、アルキルフェノール及び脂肪酸のエステルから選択されてよく、これらの化合物はエトキシル化、プロポキシル化又はグリセロール化されており、例えば8から30個の炭素原子を含む少なくとも1つの脂肪鎖を有し、エチレンオキシド又はプロピレンオキシド基の数が2から50の範囲であり、グリセロール基の数が1から30の範囲であることが可能である。マルトース誘導体をもまた挙げることができる。エチレンオキシド及び/又はプロピレンオキシドのコポリマー;エチレンオキシド及び/又はプロピレンオキシドと脂肪アルコールとの縮合物;例えば2から30molのエチレンオキシドを含むポリエトキシル化脂肪アミド;例えば1.5から5個、例えば1.5から4個等、のグリセロール基を含むポリグリセロール化脂肪アミド;2から30molのエチレンオキシドを含むソルビタンのエトキシル化脂肪酸エステル;エトキシル化された植物由来の油;スクロースの脂肪酸エステル;ポリエチレングリコールの脂肪酸エステル;グリセロール(C6〜C24)アルキルポリグリコシドのポリエトキシル化脂肪酸モノ又はジエステル;N-(C6〜C24)アルキルグルカミン誘導体、(C10〜C14)アルキルアミンオキシド又はN-(C10〜C14)アシルアミノプロピルモルホリンオキシド等のアミンオキシド;並びにこれらの混合物をもまた非限定的に挙げることができる。
好ましくは、非イオン界面活性剤は、18.0以下のHLB、例えば4.0から18.0、より好ましくは6.0から15.0、更により好ましくは9.0から13.0のHLBを有する非イオン界面活性剤であってよい。HLBは、分子中の親水性部分と親油性部分の比率である。この用語HLBは、当業者にはよく知られており、「The HLB system. A time-saving guide to emulsifier selection」(ICI Americas Inc.出版、1984年)に記載されている。
非イオン界面活性剤は好ましくは、ポリオキシアルキレン化又はポリグリセロール化非イオン界面活性剤から選択されてよい。オキシアルキレン単位は、より特にオキシエチレン若しくはオキシプロピレン単位、又はこれらの組合せであり、好ましくはオキシエチレン単位である。
挙げることができるオキシアルキレン化非イオン界面活性剤の例には、下記が含まれる:
オキシアルキレン化(C8〜C24)アルキルフェノール、
飽和又は不飽和の、直鎖状又は分枝状の、オキシアルキレン化C8〜C30アルコール、
飽和又は不飽和の、直鎖状又は分枝状の、オキシアルキレン化C8〜C30アミド、
飽和又は不飽和の、直鎖状又は分枝状の、C8〜C30酸及びポリエチレングリコールのエステル、
飽和又は不飽和の、直鎖状又は分枝状の、C8〜C30酸及びソルビトールのポリオキシアルキレン化エステル、
飽和又は不飽和の、オキシアルキレン化植物油、
エチレンオキシド及び/又はプロピレンオキシドの縮合物、特に、単独で又は混合物として。
オキシアルキレン化(C8〜C24)アルキルフェノール、
飽和又は不飽和の、直鎖状又は分枝状の、オキシアルキレン化C8〜C30アルコール、
飽和又は不飽和の、直鎖状又は分枝状の、オキシアルキレン化C8〜C30アミド、
飽和又は不飽和の、直鎖状又は分枝状の、C8〜C30酸及びポリエチレングリコールのエステル、
飽和又は不飽和の、直鎖状又は分枝状の、C8〜C30酸及びソルビトールのポリオキシアルキレン化エステル、
飽和又は不飽和の、オキシアルキレン化植物油、
エチレンオキシド及び/又はプロピレンオキシドの縮合物、特に、単独で又は混合物として。
界面活性剤は好ましくは、2から100の間、最も好ましくは2から50の間のモル数のエチレンオキシド及び/又はプロピレンオキシドを含む。有利には、非イオン界面活性剤は、オキシプロピレン単位を含まない。
本発明の好ましい一実施形態によれば、オキシアルキレン化非イオン界面活性剤は、オキシエチレン化C8〜C30アルコールから選択される。
挙げることができるエトキシル化脂肪アルコール(又はC8〜C30アルコール)の例には、ラウリルアルコールのエチレンオキシド付加物、特に9から50個のオキシエチレン基を含むもの、より特に10から12個のオキシエチレン基を含むもの(CTFA名としてLaureth-10からLaureth-12);ベヘニルアルコールのエチレンオキシド付加物、特に9から50個のオキシエチレン基を含むもの(CTFA名としてBeheneth-9からBeheneth-50);セテアリルアルコール(セチルアルコールとステアリルアルコールの混合物)のエチレンオキシド付加物、特に10から30個のオキシエチレン基を含むもの(CTFA名としてCeteareth-10からCeteareth-30);セチルアルコールのエチレンオキシド付加物、特に10から30個のオキシエチレン基を含むもの(CTFA名としてCeteth-10からCeteth-30);ステアリルアルコールのエチレンオキシド付加物、特に10から30個のオキシエチレン基を含むもの(CTFA名としてSteareth-10からSteareth-30);イソステアリルアルコールのエチレンオキシド付加物、特に10から50個のオキシエチレン基を含むもの(CTFA名としてIsosteareth-10からIsosteareth-50);及びこれらの混合物が含まれる。
ポリグリセロール化非イオン界面活性剤の例として、ポリグリセロール化C8〜C40アルコールを使用することが好ましい。
特に、ポリグリセロール化C8〜C40アルコールは、下記の式に相当する:
RO-[CH2-CH(CH2OH)-O]m-H又はRO-[CH(CH2OH)-CH2O]m-H
式中、Rは、直鎖状又は分枝状C8〜C40、好ましくはC8〜C30アルキル又はアルケニル基を表し、mは1から30、好ましくは1.5から10の範囲の数を表す。
RO-[CH2-CH(CH2OH)-O]m-H又はRO-[CH(CH2OH)-CH2O]m-H
式中、Rは、直鎖状又は分枝状C8〜C40、好ましくはC8〜C30アルキル又はアルケニル基を表し、mは1から30、好ましくは1.5から10の範囲の数を表す。
本発明の状況において適切である化合物の例として、4molのグリセロールを含むラウリルアルコール(INCI名:Polyglyceryl-4 Lauryl Ether)、1.5molのグリセロールを含むラウリルアルコール、4molのグリセロールを含むオレイルアルコール(INCI名:Polyglyceryl-4 Oleyl Ether)、2molのグリセロールを含むオレイルアルコール(INCI名:Polyglyceryl-2 Oleyl Ether)、2molのグリセロールを含むセテアリルアルコール、6molのグリセロールを含むセテアリルアルコール、6molのグリセロールを含むオレオセチルアルコール、及び6molのグリセロールを含むオクタデカノールを挙げることができる。
アルコールは、mの値が統計値を表すのと同様に、アルコールの混合物を表してもよく、すなわち、市販製品においては数種類のポリグリセロール化脂肪アルコールが混合物の形態で共存していることがある。
本発明の一実施形態によれば、非イオン界面活性剤は、ポリオールと、例えば8から24個の炭素原子、好ましくは12から22個の炭素原子を含む飽和又は不飽和鎖を有する脂肪酸とのエステル、及びこれらのアルコキシル化誘導体で、好ましくは10から200、より好ましくは10から100のアルキレンオキシド数を有するもの、例えば、C8〜C24、好ましくはC12〜C22の脂肪酸のグリセリルエステル及びこれらのアルコキシル化誘導体で、好ましくは10から200、より好ましくは10から100のアルキレンオキシド数を有するもの;C8〜C24、好ましくはC12〜C22の脂肪酸のポリエチレングリコールエステル及びこれらのアルコキシル化誘導体で、好ましくは10から200、より好ましくは10から100のアルキレンオキシド数を有するもの;C8〜C24、好ましくはC12〜C22の脂肪酸のソルビトールエステル及びこれらのアルコキシル化誘導体で、好ましくは10から200、より好ましくは10から100のアルキレンオキシド数を有するもの;C8〜C24、好ましくはC12〜C22の脂肪酸の糖(スクロース、グルコース、アルキルグリコース)エステル及びこれらのアルコキシル化誘導体で、好ましくは10から200、より好ましくは10から100のアルキレンオキシド数を有するもの;脂肪アルコールのエーテル;糖及びC8〜C24、好ましくはC12〜C22脂肪アルコールのエーテル;並びにこれらの混合物から選択されてよい。
挙げることができるエトキシル化脂肪エステルの例には、ラウリン酸、パルミチン酸、ステアリン酸又はベヘン酸のエステルのエチレンオキシド付加物、及びこれらの混合物、特に9から100個のオキシエチレン基を含むもの、例えばラウリン酸PEG-9からPEG-50 (CTFA名として:PEG-9 laurateからPEG-50 laurate);パルミチン酸PEG-9からPEG-50 (CTFA名として:PEG-9 palmitateからPEG-50 palmitate);ステアリン酸PEG-9からPEG-50 (CTFA名として:PEG-9 stearateからPEG-50 stearate); パルミトステアリン酸PEG-9からPEG-50;ベヘン酸PEG-9からPEG-50 (CTFA名として:PEG-9 behenateからPEG-50 behenate);モノステアリン酸ポリエチレングリコール(100 EO) (CTFA名:PEG-100 stearate);並びにこれらの混合物が含まれる。
脂肪酸のグリセリルエステルとして、ステアリン酸グリセリル(モノ-、ジ-及び/又はトリステアリン酸グリセリル)(CTFA名:glyceryl stearate)又はリシノレイン酸グリセリル及びこれらの混合物を特に挙げることができる。
C8〜C24アルコキシル化脂肪酸のグリセリルエステルとして、ステアリン酸PEG-20グリセリル等のポリエトキシル化ステアリン酸グリセリル(モノ-、ジ-及び/又はトリステアリン酸グリセリル)を、例えば挙げることができる。
これら界面活性剤の混合物、例えばARLACEL 165の名称でUniqemaによって市販されている、ステアリン酸グリセリル及びステアリン酸PEG-100を含む製品、並びにTEGINの名称でGoldschmidtによって市販されている、ステアリン酸グリセリル(モノ-及びジステアリン酸グリセリル)及びステアリン酸カリウムを含む製品(CTFA名:glyceryl stearate SE)等をもまた使用することができる。
C8〜C24脂肪酸のソルビトールエステル及びこれらのアルコキシル化誘導体は、パルミチン酸ソルビタン、トリオレイン酸ソルビタン並びに脂肪酸及び例えば20から100個のEOを含むアルコキシル化ソルビタンのエステル、例えばトリオレイン酸ポリエチレンソルビタン(ポリソルベート85)又はTween 20若しくはTween 60の商品名でUbiqemaによって市販されている化合物等から選択されてよい。
脂肪酸とグルコース又はアルキルグルコースのエステルとして、特にパルミチン酸グルコース、セスキステアリン酸メチルグルコース等のセスキステアリン酸アルキルグルコース、パルミチン酸メチルグルコース又はパルミチン酸エチルグルコース等のパルミチン酸アルキルグルコース、メチルグルコシド脂肪エステル、より具体的にはメチルグルコシドとオレイン酸のジエステル(CTFA名:Methyl glucose dioleate)、メチルグルコシドとオレイン酸/ヒドロキシステアリン酸混合物の混合エステル(CTFA名:Methyl glucose dioleate/hydroxystearate)、メチルグルコシドとイソステアリン酸のエステル(CTFA名:Methyl glucose isostearate)、メチルグルコシドとラウリン酸のエステル(CTFA名:Methyl glucose laurate)、メチルグルコシドとイソステアリン酸のモノエステルとジエステルの混合物(CTFA名:Methyl glucose sesqui-isostearate)、メチルグルコシドとステアリン酸のモノエステルとジエステルの混合物(CTFA名:Methyl glucose sesquistearate)、特に、Glucate SSの名称でAMERCHOLによって市販されている製品、並びにこれらの混合物を挙げることができる。
脂肪酸とグルコース又はアルキルグルコースのエトキシル化エーテルとして、脂肪酸とメチルグルコースのエトキシル化エーテル、特に約20モルのエチレンオキシドを有する、メチルグルコースとステアリン酸のジエステルのポリエチレングリコールエーテル(CTFA名:PEG-20 methyl glucose distearate)、例えばGlucam E-20 distearateの名称でAMERCHOLによって市販されている製品、約20モルのエチレンオキシドを有する、メチル-グルコースとステアリン酸のモノエステルとジエステルの混合物のポリエチレングリコールエーテル(CTFA名:PEG-20 methyl glucose sesquistearate)、特にGlucamate SSE-20の名称でAMERCHOLによって市販されている製品及びGrillocose PSE-20の名称でGOLDSCHMIDTによって市販されている製品、並びにこれらの混合物を、例えば挙げることができる。
スクロースエステルとして、パルミト-ステアリン酸サッカロース、ステアリン酸サッカロース及びモノラウリン酸サッカロースを、例えば挙げることができる。
糖エーテルとして、アルキルポリグルコシドを使用することができ、例えば、MYDOL 10の名称でKao Chemicalsによって市販されている製品、PLANTAREN 2000の名称でHenkelによって市販されている製品、及びORAMIX NS 10の名称でSeppicによって市販されている製品等のデシルグルコシド、ORAMIX CG 110の名称でSeppicによって又はLUTENSOL GD 70の名称でBASFによって市販されている製品等のカプリリル/カプリルグルコシド、PLANTAREN 1200 N及びPLANTACARE 1200の名称でHenkelによって市販されている製品等のラウリルグルコシド、PLANTACARE 818/UPの名称でHenkelによって市販されている製品等のココ-グルコシド、場合によってはセトステアリルアルコールと混合されているセトステアリルグルコシドで、例えばMONTANOV 68の名称でSeppicによって、TEGO-CARE CG90の名称でGoldschmidtによって、及びEMULGADE KE3302の名称でHenkelによって市販されているもの、アラキジルグルコシド、例えばアラキジル及びベヘニルアルコール及びアラキジルグルコシドの混合物の形態でMONTANOV 202の名称でSeppicによって市販されているもの、ココイルエチルグルコシド、例えばセチル及びステアリルアルコールとの(35/65)混合物の形態でMONTANOV 82の名称でSeppicによって市販されているもの、並びにこれらの混合物を特に挙げることができる。
アルコキシル化植物油のグリセリドの混合物、例えばエトキシル化(200 EO)パーム及びコプラ(7 EO)グリセリド混合物等をもまた挙げることができる。
非イオン界面活性剤が、ヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリル、セスキステアリン酸PEG-20メチルグルコシド、トリ-イソステアリン酸PEG-20グリセリル、ジオレイン酸PG-5、ジイソステアリン酸PG-4、イソステアリン酸PG-10、イソステアリン酸PEG-8、及びPEG-60水添ヒマシ油からなる群から選択されることが好ましい。
これら脂肪アルコール及び脂肪エステルのオキシエチレン化誘導体の混合物もまた使用してよい。
非イオン界面活性剤が油相及び/又はポリオール相に可溶性であることは可能である。
界面活性剤相は少なくとも1つのイオン性界面活性剤をもまた含んでよい。1種類のイオン性界面活性剤を使用してよく、2つ以上の異なる種類のイオン性界面活性剤を組み合わせて使用してもよい。イオン性界面活性剤は、カチオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、及び両性界面活性剤から選択されてよい。
(カチオン性界面活性剤)
カチオン性界面活性剤は、限定されない。カチオン性界面活性剤は、任意選択でポリオキシアルキレン化された、第一級、第二級又は第三級の脂肪アミン塩、第四級アンモニウム塩、及びこれらの混合物からなる群から選択されてよい。
カチオン性界面活性剤は、限定されない。カチオン性界面活性剤は、任意選択でポリオキシアルキレン化された、第一級、第二級又は第三級の脂肪アミン塩、第四級アンモニウム塩、及びこれらの混合物からなる群から選択されてよい。
挙げることができる第四級アンモニウム塩の例は、
下記一般式(I)の第四級アンモニウム塩
下記一般式(I)の第四級アンモニウム塩
(式中、
R1、R2、R3、及びR4は、同一でも異なっていてもよく、1から30個の炭素原子を含み、任意選択で酸素、窒素、硫黄及びハロゲン等のヘテロ原子を含む、直鎖状及び分枝状の脂肪族基から選択される。脂肪族基は、例えば、アルキル、アルコキシ、C2〜C6ポリオキシアルキレン、アルキルアミド、(C12〜C22)アルキルアミド(C2〜C6)アルキル、(C12〜C22)アルキルアセテート及びヒドロキシアルキル基;並びにアリール及びアルキルアリール等の芳香族基から選択されてよく;X-は、ハロゲン化物イオン、リン酸イオン、酢酸イオン、乳酸イオン、(C2〜C6)アルキル硫酸イオン及びアルキル-又はアルキルアリール-スルホン酸イオンから選択される);
イミダゾリンの第四級アンモニウム塩;
ジ第四級アンモニウム塩;及び
少なくとも1つのエステル官能基を含む第四級アンモニウム塩
を含むが、これらに限定されるものではない。
R1、R2、R3、及びR4は、同一でも異なっていてもよく、1から30個の炭素原子を含み、任意選択で酸素、窒素、硫黄及びハロゲン等のヘテロ原子を含む、直鎖状及び分枝状の脂肪族基から選択される。脂肪族基は、例えば、アルキル、アルコキシ、C2〜C6ポリオキシアルキレン、アルキルアミド、(C12〜C22)アルキルアミド(C2〜C6)アルキル、(C12〜C22)アルキルアセテート及びヒドロキシアルキル基;並びにアリール及びアルキルアリール等の芳香族基から選択されてよく;X-は、ハロゲン化物イオン、リン酸イオン、酢酸イオン、乳酸イオン、(C2〜C6)アルキル硫酸イオン及びアルキル-又はアルキルアリール-スルホン酸イオンから選択される);
イミダゾリンの第四級アンモニウム塩;
ジ第四級アンモニウム塩;及び
少なくとも1つのエステル官能基を含む第四級アンモニウム塩
を含むが、これらに限定されるものではない。
上記の第四級アンモニウム塩の中で、本発明の組成物に使用されてよいものは、テトラアルキルアンモニウムクロリド、例えば、アルキル基が約12から22個の炭素原子を含むジアルキルジメチルアンモニウム及びアルキルトリメチルアンモニウムクロリド、例えばベヘニルトリメチルアンモニウム、ジステアリルルジメチルアンモニウム、セチルトリメチルアンモニウム及びベンジルジメチルステアリルアンモニウムクロリド;パルミチルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリド;及び「Ceraphyl(登録商標)70」の名称でVan Dyk社により販売されている、ステアラミドプロピルジメチル(ミリスチルアセテート)アンモニウムクロリドを含むが、これらに限定されるものではない。
一実施形態によれば、本発明の組成物に使用されてよいカチオン性界面活性剤は、第四級アンモニウム塩、例えば、ベヘニルトリメチルアンモニウムクロリド、セチルトリメチルアンモニウムクロリド、クオタニウム-83、クオタニウム-87、クオタニウム-22、ベヘニルアミドプロピル-2,3-ジヒドロキシプロピルジメチルアンモニウムクロリド、パルミチルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリド、及びステアラミドプロピルジメチルアミンから選択される。
(アニオン性界面活性剤)
アニオン性界面活性剤は、限定されない。アニオン性界面活性剤は、特に、植物由来のタンパク質又はシルクタンパク質のアニオン性誘導体、ホスフェート及びアルキルホスフェート、カルボキシレート、スルホサクシネート、アミノ酸誘導体、アルキルサルフェート、アルキルエーテルサルフェート、スルホネート、イセチオネート、タウレート、アルキルスルホアセテート、ポリペプチド、アルキルポリグルコシドのアニオン性誘導体、並びにこれらの混合物から選択されてよい。
アニオン性界面活性剤は、限定されない。アニオン性界面活性剤は、特に、植物由来のタンパク質又はシルクタンパク質のアニオン性誘導体、ホスフェート及びアルキルホスフェート、カルボキシレート、スルホサクシネート、アミノ酸誘導体、アルキルサルフェート、アルキルエーテルサルフェート、スルホネート、イセチオネート、タウレート、アルキルスルホアセテート、ポリペプチド、アルキルポリグルコシドのアニオン性誘導体、並びにこれらの混合物から選択されてよい。
1) 植物由来のタンパク質のアニオン性誘導体は、疎水基を含むタンパク加水分解物であり、前記疎水基は、タンパク質中に天然に存在していてもよく、タンパク質の反応及び/又は疎水性化合物によるタンパク質加水分解反応によって添加されてもよい。タンパク質は、植物由来であるか、又はシルクから誘導され、疎水基は、特に、脂肪鎖、例えば10から22個の炭素原子を含むアルキル鎖であってよい。植物由来のタンパク質のアニオン性誘導体として、10から22個の炭素原子を有するアルキル鎖を含むリンゴ、コムギ、ダイズ又はカラスムギのタンパク加水分解物並びにこれらの塩を、より特に挙げることができる。アルキル鎖は、特に、ラウリル鎖であってよく、塩はナトリウム、カリウム及び/又はアンモニウム塩であってよい。
したがって、疎水基を含むタンパク加水分解物として、例えば、タンパク質がラウリン酸で修飾されたシルクタンパク質であるタンパク加水分解物の塩、例えばKawa Silkの名称でKawaken社により販売されている製品等;タンパク質がラウリン酸で修飾されたコムギタンパク質であるタンパク加水分解物の塩、例えば、Aminofoam W ORの名称でCroda社により販売されているカリウム塩(CTFA名:potassium lauroyl wheat amino acids)及びProteol LW 30の名称でSeppic社により販売されているナトリウム塩(CTFA名: sodium lauroyl wheat amino acids)等;タンパク質が10から22個の炭素原子を有するアルキル鎖を含むカラスムギタンパク質であるタンパク加水分解物の塩、より特に、タンパク質がラウリン酸で修飾されたカラスムギタンパク質であるタンパク加水分解物の塩、例えば、Proteol OAT (30% aqueous solution)の名称でSeppic社により販売されているナトリウム塩(CTFA名: sodium lauroyl oat amino acids)等;又は、10から22個の炭素原子を有するアルキル鎖を含むリンゴタンパク加水分解物の塩、例えば、Proteol APL (30% aqueous/glycol solution)の名称でSeppic社により販売されているナトリウム塩(CTFA名:sodium cocoyl apple amino acids)等を挙げることができる。Proteol SAV 50 Sの名称でSeppic社により販売されているN-メチルグリシンナトリウムで中和されたラウロイルアミノ酸(アスパラギン酸、グルタミン酸、グリシン、アラニン)の混合物(CTFA名:sodium cocoyl amino acids)をもまた挙げることができる。
2) ホスフェート及びアルキルホスフェートとして、例えば、モノアルキルホスフェート及びジアルキルホスフェート、例えばMAP 20(登録商標)の名称でKao Chemicals社により販売されているラウリルモノホスフェート、ドデシルホスフェートのカリウム塩、Crafol AP-31(登録商標)の名称でCognis社により販売されているモノ-及びジエステルの混合物(大部分はジエステル)、Crafol AP-20(登録商標)の名称でCognis社により販売されているオクチルホスフェートモノエステル及びジエステルの混合物、Isofol 12 7 EO-Phosphate Ester(登録商標)の名称でCondea社により販売されているエトキシル化(7モルEO)2-ブチルオクチルホスフェートモノエステル及びジエステルの混合物、Arlatone MAP 230K-40(登録商標)及びArlatone MAP 230T-60(登録商標)の参照名でUniqema社により販売されているモノ(C12〜C13)アルキルホスフェートのカリウム又はトリエタノールアミン塩、Dermalcare MAP XC-99/09(登録商標)の名称でRhodia Chimie社により販売されているラウリルリン酸カリウム、並びにArlatone MAP 160Kの名称でUniqema社により販売されているセチルリン酸カリウムを挙げることができる。
3) カルボキシレートとして、下記を挙げることができる:
- アミドエーテルカルボキシレート(AEC)、例えば、Akypo Foam 30(登録商標)の名称でKao Chemicals社により販売されているラウリルアミドエーテルカルボン酸(3 EO)ナトリウム等;
- ポリオキシエチレン化カルボン酸塩、例えば、Akypo Soft 45 NV(登録商標)の名称でKao Chemicals社により販売されているオキシエチレン化(6 EO)ラウリルエーテルカルボン酸(65/25/10 C12〜C14〜C16)ナトリウム、Olivem 400(登録商標)の名称でBiologia E Tecnologia社により販売されているポリオキシエチレン化及びカルボキシメチル化されたオリーブ油由来の脂肪酸、又はNikkol ECTD-6NEX(登録商標)の名称でNikkol社により販売されているオキシエチレン化(6 EO)トリデシルエーテルカルボン酸ナトリウム等;並びに
- 水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、トリエタノールアミン、N-メチルグルカミン、リジン及びアルギニン等の有機又は無機塩基によって中和されているC6からC22アルキル鎖を有する脂肪酸の塩(石けん)。
- アミドエーテルカルボキシレート(AEC)、例えば、Akypo Foam 30(登録商標)の名称でKao Chemicals社により販売されているラウリルアミドエーテルカルボン酸(3 EO)ナトリウム等;
- ポリオキシエチレン化カルボン酸塩、例えば、Akypo Soft 45 NV(登録商標)の名称でKao Chemicals社により販売されているオキシエチレン化(6 EO)ラウリルエーテルカルボン酸(65/25/10 C12〜C14〜C16)ナトリウム、Olivem 400(登録商標)の名称でBiologia E Tecnologia社により販売されているポリオキシエチレン化及びカルボキシメチル化されたオリーブ油由来の脂肪酸、又はNikkol ECTD-6NEX(登録商標)の名称でNikkol社により販売されているオキシエチレン化(6 EO)トリデシルエーテルカルボン酸ナトリウム等;並びに
- 水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、トリエタノールアミン、N-メチルグルカミン、リジン及びアルギニン等の有機又は無機塩基によって中和されているC6からC22アルキル鎖を有する脂肪酸の塩(石けん)。
4) アミノ酸誘導体として、アミノ酸のアルカリ塩、例えば:
- サルコシネート、例えば、Sarkosyl NL 97(登録商標)の名称でCiba社により販売されている又はOramix L 30(登録商標)の名称でSeppic社により販売されているラウロイルサルコシンナトリウム、Nikkol Sarcosinate MN(登録商標)の名称でNikkol社により販売されているミリストイルサルコシンナトリウム、又はNikkol Sarcosinate PN(登録商標)の名称でNikkol社により販売されているパルミトイルサルコシンナトリウム等;
- アラニネート、例えば、Sodium Nikkol Alaninate LN 30(登録商標)の名称でNikkol社により販売されている又はAlanone ALE(登録商標)の名称でKawaken社により販売されているN-ラウロイル-N-メチルアミドプロピオン酸ナトリウム、又はAlanone ALTA(登録商標)の名称でKawaken社により販売されているN-ラウロイル-N-メチルアラニントリエタノールアミン;
- グルタメート、例えば、Acylglutamate CT-12(登録商標)の名称でAjinomoto社により販売されているモノココイルグルタミン酸トリエタノールアミン、Acylglutamate LT-12(登録商標)の名称でAjinomoto社により販売されているラウロイルグルタミン酸トリエタノールアミン等;
- アスパルテート、例えば、Asparack(登録商標)の名称でMitsubishi社により販売されているN-ラウロイルアスパラギン酸トリエタノールアミン及びN-ミリストイルアスパラギン酸トリエタノールアミンの混合物等;
- グリシン誘導体(グリシネート)、例えば、Amilite GCS-12(登録商標)及びAmilite GCK 12の名称でAjinomoto社により販売されているN-ココイルグリシンナトリウム等;
- シトレート、例えばWitconol EC 1129の名称でGoldschmidt社により販売されているオキシエチレン化(9モル)ココアルコールのクエン酸モノエステル等;並びに
- ガラクツロネート、例えば、Soliance社により販売されているドデシルD-ガラクトシドウロン酸ナトリウム等
を特に挙げることができる。
- サルコシネート、例えば、Sarkosyl NL 97(登録商標)の名称でCiba社により販売されている又はOramix L 30(登録商標)の名称でSeppic社により販売されているラウロイルサルコシンナトリウム、Nikkol Sarcosinate MN(登録商標)の名称でNikkol社により販売されているミリストイルサルコシンナトリウム、又はNikkol Sarcosinate PN(登録商標)の名称でNikkol社により販売されているパルミトイルサルコシンナトリウム等;
- アラニネート、例えば、Sodium Nikkol Alaninate LN 30(登録商標)の名称でNikkol社により販売されている又はAlanone ALE(登録商標)の名称でKawaken社により販売されているN-ラウロイル-N-メチルアミドプロピオン酸ナトリウム、又はAlanone ALTA(登録商標)の名称でKawaken社により販売されているN-ラウロイル-N-メチルアラニントリエタノールアミン;
- グルタメート、例えば、Acylglutamate CT-12(登録商標)の名称でAjinomoto社により販売されているモノココイルグルタミン酸トリエタノールアミン、Acylglutamate LT-12(登録商標)の名称でAjinomoto社により販売されているラウロイルグルタミン酸トリエタノールアミン等;
- アスパルテート、例えば、Asparack(登録商標)の名称でMitsubishi社により販売されているN-ラウロイルアスパラギン酸トリエタノールアミン及びN-ミリストイルアスパラギン酸トリエタノールアミンの混合物等;
- グリシン誘導体(グリシネート)、例えば、Amilite GCS-12(登録商標)及びAmilite GCK 12の名称でAjinomoto社により販売されているN-ココイルグリシンナトリウム等;
- シトレート、例えばWitconol EC 1129の名称でGoldschmidt社により販売されているオキシエチレン化(9モル)ココアルコールのクエン酸モノエステル等;並びに
- ガラクツロネート、例えば、Soliance社により販売されているドデシルD-ガラクトシドウロン酸ナトリウム等
を特に挙げることができる。
5) スルホサクシネートとして、例えば、Setacin 103 Special(登録商標)及びRewopol SB-FA 30 K 4(登録商標)の名称でWitco社により販売されているオキシエチレン化(3 EO)ラウリル(70/30 C12/C14)アルコールモノスルホサクシネート、Setacin F Special Paste(登録商標)の名称でZschimmer Schwarz社により販売されているC12〜C14アルコールのヘミスルホサクシネートの二ナトリウム塩、Standapol SH 135(登録商標)の名称でCognis社により販売されているオキシエチレン化(2 EO)オレアミドスルホサクシネート二ナトリウム、Lebon A-5000(登録商標)の名称でSanyo社により販売されているオキシエチレン化(5 EO)ラウルアミドモノスルホサクシネート、Rewopol SB CS 50(登録商標)の名称でWitco社により販売されているオキシエチレン化(10 EO)ラウリルサイトレートスルホサクシネートの二ナトリウム塩、又はRewoderm S 1333(登録商標)の名称でWitco社により販売されているリシノレイックモノエタノールアミンモノスルホサクシネートを挙げることができる。
Mackanate-DC 30の名称でMacIntyre社により販売されているPEG-12ジメチコンスルホコハク酸二ナトリウム等のポリジメチルシロキサンスルホサクシネートをもまた、使用することができる。
Mackanate-DC 30の名称でMacIntyre社により販売されているPEG-12ジメチコンスルホコハク酸二ナトリウム等のポリジメチルシロキサンスルホサクシネートをもまた、使用することができる。
6) アルキルサルフェートとして、例えば、ラウリル硫酸トリエタノールアミン(CTFA名:TEA lauryl sulphate)、例えばEmpicol TL40 FLの名称でHuntsman社により販売されている製品又はTexapon T42の名称でCognis社により販売されている製品で、いずれも40%水溶液の製品、を挙げることができる。Empicol AL 30FLの名称でHuntsman社により販売されている30%水溶液である製品等のラウリル硫酸アンモニウム(CTFA名: ammonium lauryl sulphate)をもまた、挙げることができる。
7) アルキルエーテルサルフェートとして、例えば、Texapon N40及びTexapon AOS 225 UPの名称でCognis社により販売されているもの等のラウリルエーテル硫酸ナトリウム(CTFA名:sodium laureth sulphate)、又はStandapol EA-2の名称でCognis社により販売されているもの等のラウリルエーテル硫酸アンモニウム(CTFA名:ammonium laureth sulphate)を挙げることができる。
8) スルホネートとして、例えば、α-オレフィンスルホネート、例えばBio-Terge AS-40(登録商標)の名称でStepan社により、Witconate AOS Protege(登録商標)及びSulframine AOS PH 12(登録商標)の名称でWitco社により、又はBio-Terge AS-40 CG(登録商標)の名称でStepan社により販売されているα-オレフィン(C14〜C16)スルホン酸ナトリウム、Hostapur SAS 30(登録商標)の名称でClariant社により販売されている第二級オレフィンスルホン酸ナトリウム等;又はManrosol SXS30(登録商標)、Manrosol SXS40(登録商標)及びManrosol SXS93(登録商標)の名称でManro社により販売されているキシレンスルホン酸ナトリウム等の直鎖状アルキルアリールスルホネートを挙げることができる。
9) イセチオネートとして、Jordapon CI P(登録商標)の名称でJordan社により販売されているココイルイセチオン酸ナトリウム等の、アシルイセチオネートを挙げることができる。
10) タウレートとして、Hostapon CT Pate(登録商標)の名称でClariant社により販売されているパーム核油メチルタウリンのナトリウム塩;N-アシル-N-メチルタウリン、例えばHostapon LT-SF(登録商標)の名称でClariant社により、又はNikkol CMT-30-T(登録商標)の名称でNikkol社により販売されているN-ココイル-N-メチルタウリンナトリウム、Nikkol SMT 登録商標)の名称でNikkol社により販売されているメチルステアロイルタウリンナトリウム、又はNikkol PMT(登録商標)の名称でNikkol社により販売されているパルミトイルメチルタウリンナトリウムを挙げることができる。
11) アルキルポリグルコシドのアニオン性誘導体は特に、アルキルポリグルコシドから得られるサイトレート、タータレート、スルホサクシネート、カーボネート及びグリセロールエーテルであってよい。例えば、Eucarol AGE-ET(登録商標)の名称でCesalpinia社により販売されているココイルポリグルコシド(1,4)酒石酸エステルのナトリウム塩、Essai 512 MP(登録商標)の名称でSeppic社により販売されているココイルポリグルコシド(1,4)スルホコハク酸エステルの二ナトリウム塩、又はEucarol AGE-EC(登録商標)の名称でCesalpinia社により販売されているココイルポリグルコシド(1,4)クエン酸エステルのナトリウム塩であってよい。
アミノ酸誘導体は、アシルグリシン誘導体又はグリシン誘導体、特にアシルグリシン塩であることが好ましい。
アシルグリシン誘導体又はグリシン誘導体は、アシルグリシン塩(又はアシルグリシネート)又はグリシン塩(又はグリシネート)から、特に下記から選択されることが好ましい。
i)式(I)のアシルグリシネート:
R-HNCH2COOX (I)
式中、
- Rは、アシル基R'C=Oを表し、ここで、R'は、10から30個の炭素原子、好ましくは12から22個の炭素原子、より好ましくは14から22個の炭素原子、よりよくは16から20個の炭素原子を含む、飽和又は不飽和、直鎖状又は分枝状の炭化水素鎖を表し、
- Xは、例えば、Na、Li又はK等のアルカリ金属、好ましくはNa又はKのイオン、Mg、アンモニウム基等のアルカリ土類金属のイオン、及びこれらの混合物から選択されるカチオンを表す。
R-HNCH2COOX (I)
式中、
- Rは、アシル基R'C=Oを表し、ここで、R'は、10から30個の炭素原子、好ましくは12から22個の炭素原子、より好ましくは14から22個の炭素原子、よりよくは16から20個の炭素原子を含む、飽和又は不飽和、直鎖状又は分枝状の炭化水素鎖を表し、
- Xは、例えば、Na、Li又はK等のアルカリ金属、好ましくはNa又はKのイオン、Mg、アンモニウム基等のアルカリ土類金属のイオン、及びこれらの混合物から選択されるカチオンを表す。
アシル基は、特に、ラウロイル、ミリストイル、ベヘノイル、パルミトイル、ステアロイル、イソステアロイル、オリボイル、ココイル又はオレオイル基及びこれらの混合物から選択されてよい。
好ましくは、Rは、ココイル基である。
ii)下記の式(II)のグリシネート:
式中、
- R1は、10から30個の炭素原子、好ましくは12から22個の炭素原子、よりよくは16から20個の炭素原子を含む、飽和又は不飽和、直鎖状又は分枝状の炭化水素鎖を表し;R1は、有利には、ラウリル、ミリスチル、パルミチル、ステアリル、セチル、セテアリル又はオレイル基及びこれらの混合物、好ましくはステアリル及びオレイル基から選択される、
- R2基は、同一でも異なっていてもよく、R''OH基を表し、R''は、2から10個の炭素原子、好ましくは2から5個の炭素原子を含むアルキル基である。
- R1は、10から30個の炭素原子、好ましくは12から22個の炭素原子、よりよくは16から20個の炭素原子を含む、飽和又は不飽和、直鎖状又は分枝状の炭化水素鎖を表し;R1は、有利には、ラウリル、ミリスチル、パルミチル、ステアリル、セチル、セテアリル又はオレイル基及びこれらの混合物、好ましくはステアリル及びオレイル基から選択される、
- R2基は、同一でも異なっていてもよく、R''OH基を表し、R''は、2から10個の炭素原子、好ましくは2から5個の炭素原子を含むアルキル基である。
式(I)の化合物として、例えば、Ajinomoto社により販売されているAmilite GCS-12等のINCI名sodium cocoyl glycinateを有する化合物、又は例えば、Ajinomoto社のAmilite GCK-12等の、INCI名potassium cocoyl glycinateを有する化合物を挙げることができる。
式(II)の化合物として、ジヒドロキシエチルオレイルグリシネート又はジヒドロキシエチルステアルグリシネートを使用することができる。
(両性界面活性剤)
両性界面活性剤は、限定されない。両性又は双性イオン界面活性剤は、例えば(非限定的列挙)、脂肪族第二級又は第三級アミン等のアミン誘導体、及び任意選択で、脂肪族基が8から22個の炭素原子を含み、少なくとも1つの水溶性アニオン基(例えば、カルボキシレート、スルホネート、サルフェート、ホスフェート又はホスフォネート)を含む直鎖又は分枝状鎖である第四級アミン誘導体であってよい。
両性界面活性剤は、限定されない。両性又は双性イオン界面活性剤は、例えば(非限定的列挙)、脂肪族第二級又は第三級アミン等のアミン誘導体、及び任意選択で、脂肪族基が8から22個の炭素原子を含み、少なくとも1つの水溶性アニオン基(例えば、カルボキシレート、スルホネート、サルフェート、ホスフェート又はホスフォネート)を含む直鎖又は分枝状鎖である第四級アミン誘導体であってよい。
アミドアミンカルボン酸誘導体の中で、Miranolの名称で販売されている製品を挙げることができ、この製品は、米国特許第2,528,378号及び第2,781,354号に記載され、CTFA dictionary、第3版、1982年:(その開示は参照により本明細書に組み込まれる)においてAmphocarboxyglycinates及びAmphocarboxypropionatesの名称に分類され、それぞれ下記の構造を有する:
R1-CONHCH2CH2-N+(R2)(R3)(CH2COO-)
(式中、
R1は、加水分解ココナッツ油中に存在する酸R1-COOHのアルキル基、へプチル、ノニル又はウンデシル基を表し、
R2は、β-ヒドロキシエチル基を表し、
R3は、カルボキシメチル基を表す)並びに
R1'-CONHCH2CH2-N(B)(C)
(式中、
Bは、-CH2CH2OX'を表し、
Cは、-(CH2)z-Y'を表し、ここでz=1又は2であり、
X'は、-CH2CH2-COOH基、-CH2-COOZ'、-CH2CH2-COOH、-CH2CH2-COOZ'又は水素原子を表し、
Y'は、-COOH、-COOZ'、-CH2-CHOH-SO3Z'又は-CH2-CHOH-SO3H基を表し、
Z'は、ナトリウム、アンモニウムイオン等のアルカリ又はアルカリ土類金属のイオン又は有機アミンから放出されるイオンを表し、
R1'は、ココナッツ油中又は加水分解アマニ油中に存在する酸R1'-COOHのアルキル基、C7、C9、C11又はC13アルキル基等のアルキル基、C17アルキル基及びそのイソ型、又は不飽和C17基を表す)
R1-CONHCH2CH2-N+(R2)(R3)(CH2COO-)
(式中、
R1は、加水分解ココナッツ油中に存在する酸R1-COOHのアルキル基、へプチル、ノニル又はウンデシル基を表し、
R2は、β-ヒドロキシエチル基を表し、
R3は、カルボキシメチル基を表す)並びに
R1'-CONHCH2CH2-N(B)(C)
(式中、
Bは、-CH2CH2OX'を表し、
Cは、-(CH2)z-Y'を表し、ここでz=1又は2であり、
X'は、-CH2CH2-COOH基、-CH2-COOZ'、-CH2CH2-COOH、-CH2CH2-COOZ'又は水素原子を表し、
Y'は、-COOH、-COOZ'、-CH2-CHOH-SO3Z'又は-CH2-CHOH-SO3H基を表し、
Z'は、ナトリウム、アンモニウムイオン等のアルカリ又はアルカリ土類金属のイオン又は有機アミンから放出されるイオンを表し、
R1'は、ココナッツ油中又は加水分解アマニ油中に存在する酸R1'-COOHのアルキル基、C7、C9、C11又はC13アルキル基等のアルキル基、C17アルキル基及びそのイソ型、又は不飽和C17基を表す)
両性界面活性剤は、(C8〜C24)アルキルアンホモノアセテート、(C8〜C24)アルキルアンホジアセテート、(C8〜C24)アルキルアンホモノプロピオネート、(C8〜C24)アルキルアンホジプロピオネートから選択されることが好ましい。
これらの化合物は、CTFA dictionary、第5版、1993年において、Disodium Cocoamphodiacetate、Disodium Lauroamphodiacetate、Disodium Caprylamphodiacetate、Disodium Capryloamphodiacetate、Disodium Cocoamphodipropionate、Disodium Lauroamphopropionate、Disodium Caprylamphodipropionate、Lauroamphodipropionic acid及びCocoamphodipropionic acidの名称で分類されている。
例として、Miranol(登録商標)C2M concentrateの商品名でRhodia Chimie社により販売されているココアンホジアセテートを挙げることができる。
好ましくは、両性界面活性剤は、ベタインである。
ベタインタイプの両性界面活性剤は、アルキルベタイン、アルキルアミドアルキルベタイン、アルキルスルホベタイン、アルキルホスホベタイン、及びアルキルアミドアルキルスルホベタイン、特に、(C8〜C24)アルキルベタイン、(C8〜C24)アルキルアミド(C1〜C8)アルキルベタイン、(C8〜C24)アルキルスルホベタイン、及び(C8〜C24)アルキルアミド(C1〜C8)アルキルスルホベタインからなる群から選択される。一実施形態において、ベタインタイプの両性界面活性剤は、(C8〜C24)アルキルベタイン、(C8〜C24)アルキルアミド(C1〜C8)アルキルスルホベタイン、(C8〜C24)アルキルスルホベタイン、及びアルキル(C8〜C24)ホスホベタインから選択される。
挙げることができる非限定的例は、CTFA dictionary、第9版、2002年において、cocobetaine、laurylbetaine、cetylbetaine、coco/oleamidopropylbetaine、cocamido propyl betaine、palmitamido propylbetaine、stearamidopropylbetaine、cocamidoethylbetaine、cocamidopropylhydroxysultaine、oleamidopropylhydroxysultaine、cocohydroxysultaine、laurylhydroxysultaine、及びcocosultaineの名称で単独又は混合物として分類されている化合物を含む。
ベタインタイプの両性界面活性剤は、好ましくは、アルキルベタイン及びアルキルアミドアルキルベタイン、特に、ココベタイン及びコカミドプロピルベタインである。
界面活性剤相中のイオン性界面活性剤の量は、組成物の全質量に対して、例えば、0.01から5質量%、好ましくは0.1から4質量%、より好ましくは1から3質量%の範囲であってよい。
界面活性剤相は、少なくとも1つの着色剤を含んでよいが、界面活性剤相は、無色であってもよい。
(c)界面活性剤相の量は、組成物の全質量に対して、0.1から20質量%、好ましくは0.5から15質量%、より好ましくは1から10質量%の範囲であってよい。
[組成物]
好ましくは、本発明の組成物は実質的に無水である。用語「実質的に無水」は、本明細書において、本発明の組成物は、少量の水のみを含んでよく、好ましくは水を含まない。したがって、水の量は、組成物の全質量に対して、2質量%以下、好ましくは1質量%以下、より好ましくは0.5質量%であってよい。本発明の組成物は、意図的に添加される個別の成分としての水を含まないことが特に好ましい。その一方で、本発明の組成物に含まれる成分自体の中に少量又は微量の水が存在する可能性がある。
好ましくは、本発明の組成物は実質的に無水である。用語「実質的に無水」は、本明細書において、本発明の組成物は、少量の水のみを含んでよく、好ましくは水を含まない。したがって、水の量は、組成物の全質量に対して、2質量%以下、好ましくは1質量%以下、より好ましくは0.5質量%であってよい。本発明の組成物は、意図的に添加される個別の成分としての水を含まないことが特に好ましい。その一方で、本発明の組成物に含まれる成分自体の中に少量又は微量の水が存在する可能性がある。
本発明によれば、(a)油相、(b)ポリオール相、及び(c)界面活性剤相は、組成物中で互いに直接、接触してよい。典型的には、前記の3相は、単一の容器に充填されてよい。
(a)油相と(b)ポリオール相及び/又は(a)油相と(c)界面活性剤相の屈折率の差は、0.0020未満、好ましくは0.0015未満、より好ましくは0.0010未満であることが好ましい。屈折率の小さな差は、3相が混合されたときでさえも、本発明の組成物を半透明にすることができる。
本発明の組成物において、(a)油相、(b)ポリオール相、及び(c)界面活性剤相は、自然に、互いに分離することができることが好ましい。好ましくは、3相のうち少なくとも2相が、静置状態になった後に視覚的に区別される。より好ましくは、3相が分離し得る。この相分離は、本発明の組成物の使用者を視覚的に刺激することができる。一実施形態において、本発明の組成物中で、(c)界面活性剤相が(a)油相と(b)ポリオール相との間に存在することができる。本発明の組成物の相分離は、せん断力を加えることなく、一定の時間、例えば数分間から24時間、好ましくは5分間から24時間、より好ましくは10分間から3時間、更により好ましくは10分間から1時間半、それを放置することによって引き起こされうる。
本発明の組成物は、例えば組成物を手で振とうすることによって混合すると、均質な相を形成することができることが好ましい。均質な相が層状形態であり、かつ垂れ落ちることがないような粘性があることが好ましい。
本発明の組成物の粘度は特に限定されていない。粘度は、25℃において粘度計又はレオメーターを用いて、好ましくはコーン-プレーンジオメトリを用いて測定することができる。好ましくは、本発明の組成物の粘度は、例えば、25℃及び1s-1において1から2000Pa.s、好ましくは1から1000Pa.sの範囲であってよい。
本発明の組成物はまた、有効量の添加剤、例えばアニオン性、カチオン性又は両性界面活性剤、増粘剤、金属イオン封鎖剤、UV遮蔽剤、防腐剤、ビタミン又はプロビタミン、乳白剤、香料、植物抽出物、湿潤剤、ワックス、フィラー、着色材料、抗酸化剤、タンパク質等をも含んでよい。
(a)油相、(b)ポリオール相、及び(c)界面活性剤相のうちのいずれかが着色されている場合、本発明の組成物は、使用者にとって視覚的により魅力的であり得る。
本発明の組成物は、上記の構成成分を、ミキサー及びホモジナイザー等の従来の混合手段を用いて混合することによって調製することができる。
本発明の組成物は、例えば、皮膚又は毛髪用化粧料組成物、例えば毛髪用リンスオフ又はリーブオン製品(例えば、シャンプー及びコンディショナー)、メークアップリムーバー(例えば、クレンジング製品)、メークアップ製品(例えば、ファンデーション)、ボディウォッシュ製品、及び皮膚用保湿製品等、として使用することができる。
本発明の組成物は、油だけでなくポリオール及び非イオン界面活性剤をも含むため、従来の油ベースの製品に比べ、少ない量の油を使用して調製することができ、したがって、これにより、本発明の組成物を調製するためのコストを低減することができる。
[美容方法]
本発明の組成物は化粧料組成物であることが好ましい。
本発明の組成物は化粧料組成物であることが好ましい。
本発明の化粧料組成物は、本発明の化粧料組成物をケラチン物質に適用する工程を含むケラチン物質のための美容方法に使用することができる。ケラチン物質は、本明細書において、ケラチンを主要構成要素として含む材料を意味し、その例として、皮膚、爪、唇、毛髪等を含む。
ケラチン物質は本発明の化粧料組成物の適用前に、乾いた状態であっても濡れた状態であってもよい。本発明の化粧料組成物のケラチン物質への適用の次に、ケラチン物質のすすぎを行っても行わなくてもよい。すすぎの前に、本発明の化粧料組成物をケラチン物質に、例えば30秒間から30分間、接触させたままにしておくことができる。
乾いた又は湿ったケラチン物質のための本発明の美容プロセスは、化粧料組成物をケラチン物質に適用する工程の前に化粧料組成物中の(a)油相、(b)ポリオール相及び(c)界面活性剤相を混合し、又は混合することなく、本発明の化粧料組成物をケラチン物質に適用する工程を含む。
本発明のケラチン物質のための美容方法が、化粧料組成物をケラチン物質に適用する工程の前に、化粧料組成物中の(a)油相、(b)ポリオール相、及び(c)界面活性剤相を、例えば手によって、混合する工程を含むことが好ましい。
本発明の化粧料組成物を混合することによって、均質な相が形成される。均質な相は、油、ポリオール、及び非イオン界面活性剤を含むので、これらの成分によって提供される美容効果はケラチン物質に均一に付与され得、このことが相(a)から(c)のそれぞれによって付与される美容効果の良好なバランスをもたらす。
均質な相はO/Wエマルションの形態をしていないので、油及び/又はポリオール(これらはケラチン物質上に層を形成することが可能であり、この層はケラチン物質からの水の蒸散を防ぐことができ、その一方で、例えばメークアップ化粧料において、使用された疎水性又は親水性物質を可溶化することができる)が直接ケラチン物質に接触することができ、したがって、本発明の化粧料組成物は、優れた保湿及び/又はクレンジング効果を付与することができる。
更に、非イオン界面活性剤の存在により、本発明の化粧料組成物は、容易にすすぎ落とすことができる。特に、本発明の化粧料組成物が水とともに使用されるとき、組成物は容易にエマルションを形成することができ、ケラチン物質からスムーズに除去することができる。本発明の化粧料組成物が水とともに使用されるとき、その親水性のために、ポリオールもまた容易に除去できる。
更に、アニオン性、カチオン性又は両性界面活性剤と比較して、非イオン界面活性剤は、刺激性が少なく、したがって、本発明の化粧料組成物は良好な使用感を提供することができる。
本発明の化粧料組成物は、3相が混合されたときでさえも半透明であることができ、通常の白色背景光で観察すると、暖色、特に輝きのある暖色を示すことができる。本発明の化粧料組成物のこれらのユニークな光学的効果は、使用者を視覚的に刺激することができ、例えば、使用者に、使用中に、特に使用者が、容器中で混合された化粧料組成物を、例えば、浴室の天井の光源からの白色光にかざして見上げるとき、暖かい感覚を与えることができる。
本発明は、実施例によってより詳細に説明される。しかし、これら実施例は、本発明の範囲を限定するものと解釈されるべきではない。
(実施例1及び比較例1)
[調製]
表1に示した成分を室温で混合して下記の実施例1及び比較例1の組成物をそれぞれ調製し、同容積の透明容器に注ぎ込んだ。成分の量に関する数値は、全て、活性な原料としての「質量%」に基づいている。
[調製]
表1に示した成分を室温で混合して下記の実施例1及び比較例1の組成物をそれぞれ調製し、同容積の透明容器に注ぎ込んだ。成分の量に関する数値は、全て、活性な原料としての「質量%」に基づいている。
実施例1及び比較例1の組成物は、静置したときに、同様な外観を呈した。各組成物は、3相、すなわち、容器の上から下に向かって、油相、界面活性剤相及びポリオール相の順で分離した。実施例1の組成物において、油相、界面活性剤相及びポリオール相の大きさは、比較例1の組成物におけるそれらの大きさとほとんど同じであった。油相及び界面活性剤相は、表1に示した着色剤によって茶色に着色していたが、ポリオール相は無色であった。
[屈折率]
表1の成分から構成される相の屈折率は、下記の式を用いて計算した:
表1の成分から構成される相の屈折率は、下記の式を用いて計算した:
式中、
nは、全相の屈折率であり;
niは、成分iの屈折率であり;
ciは、全組成物における成分iのwt%で示す濃度であり;
diは、成分iの密度であり;
pは、成分数である。
nは、全相の屈折率であり;
niは、成分iの屈折率であり;
ciは、全組成物における成分iのwt%で示す濃度であり;
diは、成分iの密度であり;
pは、成分数である。
油相及び界面活性剤相の屈折率、ポリオール相の屈折率、及びこれら屈折率の間の差を表1に示す。
[振とう後の外観]
実施例1及び比較例1の組成物の半透明性を、組成物のネフェロ分析濁度が300NTU以下であるときに組成物は半透明であるとするという条件で、2100Qポータブル濁度計(HACH)を用いて、手で振とうした後の組成物のネフェロ分析濁度を測定することによって評価した。
実施例1及び比較例1の組成物の半透明性を、組成物のネフェロ分析濁度が300NTU以下であるときに組成物は半透明であるとするという条件で、2100Qポータブル濁度計(HACH)を用いて、手で振とうした後の組成物のネフェロ分析濁度を測定することによって評価した。
振とう後の実施例1及び比較例1の組成物は、半透明であった。
[光学的特性]
実施例1及び比較例1の各組成物を手で振とうし、直ちに厚さ1cmの透明なセルに注ぎ入れ、直ちにUV/VIS(紫外可視)分光光度計(JASCO V-550)を用いて1分以内に、図1に示すように、可視光領域において、全透過率及び散乱透過率を測定した。
実施例1及び比較例1の各組成物を手で振とうし、直ちに厚さ1cmの透明なセルに注ぎ入れ、直ちにUV/VIS(紫外可視)分光光度計(JASCO V-550)を用いて1分以内に、図1に示すように、可視光領域において、全透過率及び散乱透過率を測定した。
実施例1及び比較例1の組成物それぞれの全透過率を図2に示す。
全透過率は、セルへの入射光に対して、透過光の方向に関わらず前記セルを透過する全ての光に基づく透過率である。図1において、透過光の方向に関わらず前記セルを透過した全ての光は、直接透過光と拡散光との合計に相当する。
図2に示すように、実施例1及び比較例1の組成物の全透過率は、100%に近く、その透過曲線は互いに非常に類似していた。このことは、可視光領域における両組成物の光吸収が互いに類似していること及び通常の可視白色光「下」で、両組成物が同等又は類似の色を有することを意味する。
実施例1及び比較例1の組成物それぞれの散乱透過率を図3に示す。
散乱透過率は、セルへの入射光に対して、前記セルを透過する全ての散乱光に基づく透過率である。全散乱光は、ここでは、入射光の方向に沿ってセルを透過する光によって減じられる、透過光の方向に関わらず前記セルを透過する全ての光を意味する。図1において、全ての拡散光は、散乱光に相当する。
図3に示すように、実施例1及び比較例1の組成物の散乱透過曲線は非常に異なっていた。実施例1の組成物は、長めの波長、すなわち黄色-橙色-赤色領域の可視光を散乱させることできるが、これに対して比較例1の組成物は、短めの波長、すなわち青色領域の可視光を散乱させることができることが明らかである。このことは、実施例1の組成物を、入射可視白色光を「背景」にして見た場合、直接透過光の周囲の組成物は黄色/橙色/赤色に見えるが、これに対して比較例1の組成物を、入射可視白色光を背景に見た場合、直接透過光の周囲の組成物は淡白色に見えることを意味する。
したがって、より多くの量のトリグリセリド油(ナタネ油)を用いた実施例1の組成物は、通常の可視白色背景光を「通して」暖色を提供することができる。
15%以上の散乱透過率は、輝き効果、特に輝きのある虹色の外観を与えることに留意すべきである。したがって、700から800nmの領域において15%以上、且つ400から500nmの領域において15%未満の散乱透過率を有する実施例1の組成物は、暖色の輝き効果、特に暖色の輝きのある虹色の外観を提供することができる。
(実施例2〜9及び比較例2〜5)
[調製]
表2〜3に示した成分を室温で混合して下記の実施例2〜9及び比較例2〜5の組成物をそれぞれ調製し、同容積の透明容器に注ぎ込んだ。成分の量に関する数値は、全て、活性な原料としての「質量%」に基づいている。
[調製]
表2〜3に示した成分を室温で混合して下記の実施例2〜9及び比較例2〜5の組成物をそれぞれ調製し、同容積の透明容器に注ぎ込んだ。成分の量に関する数値は、全て、活性な原料としての「質量%」に基づいている。
実施例2〜9及び比較例2〜5の組成物は、静置したときに、同様な外観を呈した。各組成物は、3相、すなわち、容器の上から下に向かって、油相、界面活性剤相及びポリオール相の順で分離した。実施例2〜9の組成物において、油相、界面活性剤相及びポリオール相の大きさは、比較例2〜5の組成物におけるそれらの大きさとほとんど同じであった。油相、界面活性剤相及びポリオール相は、無色であった。
[屈折率]
表2〜3の成分から構成される相の屈折率は、上で説明したように計算した。油相の屈折率、ポリオール相の屈折率、及びこれら屈折率の間の差を表2〜3に示す。
表2〜3の成分から構成される相の屈折率は、上で説明したように計算した。油相の屈折率、ポリオール相の屈折率、及びこれら屈折率の間の差を表2〜3に示す。
[振とう後の外観]
実施例2〜9及び比較例2〜5の組成物を手で振とうし、組成物が半透明であるか不透明であるかに関して、視覚的評価を行った。この結果を表2〜4に示す。
実施例2〜9及び比較例2〜5の組成物を手で振とうし、組成物が半透明であるか不透明であるかに関して、視覚的評価を行った。この結果を表2〜4に示す。
[輝きのある虹色の外観]
実施例2〜9及び比較例2〜5の組成物を手で振とうし、組成物が、入射可視白色光を背景に輝きのある虹色の外観を示すかどうかに関して、視覚的評価を行った。この「YES(あり)」及び「NO(なし)」の結果を表2〜3に示す。
実施例2〜9及び比較例2〜5の組成物を手で振とうし、組成物が、入射可視白色光を背景に輝きのある虹色の外観を示すかどうかに関して、視覚的評価を行った。この「YES(あり)」及び「NO(なし)」の結果を表2〜3に示す。
[官能試験]
6名のパネリストは、実施例2〜9及び比較例2〜5の組成物をそれぞれ3g、各自のメークアップに対してメークアップリムーバーとして使用した。パネリストは、3gの組成物を手で十分に振とうした後、それを用いて乾いた状態の顔をマッサージした。マッサージ後、水道水で洗顔して組成物をすすぎ落し、ティッシュペーパーで顔の水分を除去した。10分後、皮膚の仕上がり状態を、パネリストがドライ感を持っているかどうか判断することによって、評価した。パネリストの半数以上がすすぎ後に顔にドライ感を持った場合に、ドライ感が知覚されたものとみなした。この場合、評価結果を「DRY」(ドライ)と表示した。パネリストの半数未満がすすぎ後に顔にドライ感を持った場合に、評価結果は「ND」(ドライ感なし)と表示した。この結果を表2〜3に示す。
6名のパネリストは、実施例2〜9及び比較例2〜5の組成物をそれぞれ3g、各自のメークアップに対してメークアップリムーバーとして使用した。パネリストは、3gの組成物を手で十分に振とうした後、それを用いて乾いた状態の顔をマッサージした。マッサージ後、水道水で洗顔して組成物をすすぎ落し、ティッシュペーパーで顔の水分を除去した。10分後、皮膚の仕上がり状態を、パネリストがドライ感を持っているかどうか判断することによって、評価した。パネリストの半数以上がすすぎ後に顔にドライ感を持った場合に、ドライ感が知覚されたものとみなした。この場合、評価結果を「DRY」(ドライ)と表示した。パネリストの半数未満がすすぎ後に顔にドライ感を持った場合に、評価結果は「ND」(ドライ感なし)と表示した。この結果を表2〜3に示す。
次いで、前記の組成物を3日間使用後に、6名のパネリストによって潤い感を評価した。パネリストの半数以上がすすぎ後に顔に潤い感を持った場合に、潤い感が知覚されたものとみなした。この場合、評価結果を「YES(あり)」と表示した。パネリストの半数未満がすすぎ後に顔に潤い感を持った場合、ドライ感が知覚されたものとみなした。この場合、評価結果は「NO(なし)」と表示した。この結果を表2〜3に示す。
(比較例6〜14)
[調製]
表4に示した成分を室温で混合して下記の比較例6〜14の組成物をそれぞれ調製し、同容積の透明容器に注ぎ込んだ。成分の量に関する数値は、全て、活性な原料としての「質量%」に基づいている。
[調製]
表4に示した成分を室温で混合して下記の比較例6〜14の組成物をそれぞれ調製し、同容積の透明容器に注ぎ込んだ。成分の量に関する数値は、全て、活性な原料としての「質量%」に基づいている。
比較例6〜14の組成物は、静置したときに、同様な外観を呈した。各組成物は、3相、すなわち、容器の上から下に向かって、油相、界面活性剤相及びポリオール相の順に分離した。比較例6〜14の組成物において、油相、界面活性剤相及びポリオール相の大きさは、比較例2〜5の組成物におけるそれらの大きさとほとんど同じであった。油相、界面活性剤相及びポリオール相は、無色であった。
[屈折率]
表4の成分から構成される相の屈折率は、上で説明したように計算した。油相の屈折率、及びポリオール相の屈折率を表4に示す。
表4の成分から構成される相の屈折率は、上で説明したように計算した。油相の屈折率、及びポリオール相の屈折率を表4に示す。
[振とう後の外観]
比較例6〜14の組成物を手で振とうし、組成物が半透明であるか不透明であるかに関して、視覚的評価を行った。この結果を表4に示す。
比較例6〜14の組成物を手で振とうし、組成物が半透明であるか不透明であるかに関して、視覚的評価を行った。この結果を表4に示す。
表1〜3及び表4から、組成物が、振とうされた後に半透明の外観を呈するためには、隣接する相の屈折率の差は、0.0015未満、好ましくは0.0014未満、より好ましくは0.0013未満、更により好ましくは0.0012未満である必要があることが明らかである。
Claims (14)
- (a)少なくとも1つのトリグリセリド油を含む少なくとも1つの油相、
(b)少なくとも1つのポリオールを含む少なくとも1つのポリオール相、及び
(c)少なくとも1つの非イオン界面活性剤を含む少なくとも1つの界面活性剤相
を含む組成物であって、相(a)、(b)及び(c)のうちの少なくとも1つが、他の相と視覚的に区別され、
トリグリセリド油の量が、組成物の全質量に対して、7.5質量%以上、好ましくは10.0質量%以上、より好ましくは15.0質量%以上である組成物。 - (a)油相と(b)ポリオール相及び/又は(a)油相と(c)界面活性剤相の屈折率の差が、0.0020未満、好ましくは0.0015未満、より好ましくは0.0010未満である、請求項1に記載の組成物。
- トリグリセリド油の量が、組成物の全質量に対して、60.0質量%以下、好ましくは50.0質量%以下、より好ましくは40.0質量%以下の範囲である、請求項1又は2に記載の組成物。
- (a)油相の量が、組成物の全質量に対して、20.0から70.0質量%、好ましくは25.0から60.0質量%、より好ましくは30.0から50.0質量%以下の範囲である、請求項1から3のいずれか一項に記載の組成物。
- ポリオールが、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、ブチレングリコール、ペンチレングリコール、へキシレングリコール、1,3-プロパンジオール、及び1,5-ペンタンジオールからなる群から選択される、請求項1から4のいずれか一項に記載の組成物。
- (b)ポリオール相の量が、組成物の全質量に対して30.0から80.0質量%、好ましくは40.0から70.0質量%、より好ましくは45.0から65.0質量%の範囲である、請求項1から5のいずれか一項に記載の組成物。
- 非イオン界面活性剤が、18.0以下、好ましくは4.0から18.0、より好ましくは6.0から15.0、更により好ましくは9.0から13.0のHLB値を有する、請求項1から6のいずれか一項に記載の組成物。
- 非イオン界面活性剤が、ポリオールと、例えば8から24個の炭素原子、好ましくは12から22個の炭素原子を含む飽和又は不飽和鎖を有する脂肪酸とのエステル、及びこれらのアルコキシル化誘導体、例えばC8〜C24脂肪酸のグリセリルエステル及びこれらのアルコキシル化誘導体、C8〜C24脂肪酸のポリエチレングリコールエステル及びこれらのアルコキシル化誘導体、C8〜C24脂肪酸のソルビトールエステル及びこれらのアルコキシル化誘導体、C8〜C24脂肪酸の糖(スクロース、グルコース、アルキルグルコース)エステル及びこれらのアルコキシル化誘導体等、脂肪アルコールのエーテル、糖とC8〜C24脂肪アルコールとのエーテル、並びにこれらの混合物から選択される、請求項1から7のいずれか一項に記載の組成物。
- 非イオン界面活性剤が、ヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリル、セスキステアリン酸PEG-20メチルグルコシド、トリ-イソステアリン酸PEG-20グリセリル、ジオレイン酸PG-5、ジイソステアリン酸PG-4、イソステアリン酸PG-10、イソステアリン酸PEG-8、及びPEG-60水添ヒマシ油からなる群から選択される、請求項1から8のいずれか一項に記載の組成物。
- (c)界面活性剤相の量が、組成物の全質量に対して0.1から20質量%、好ましくは0.5から15質量%、より好ましくは1から10質量%の範囲である、請求項1から9のいずれか一項に記載の組成物。
- トリグリセリド油が、アマニ油、カメリア油、マカデミアナッツ油、ヒマワリ油、ダイズ油、アララ油、トウモロコシ油、サザンカ油、サフラワー油、ブドウ種子油、ゴマ油、ピーナッツ油、コムギ胚芽油、綿実油、アルファルファ油、ケシ油、カボチャ油、クロスグリ油、イブニングプリムローズ(月見草)油、キビ油、オオムギ油、キノア油、ライムギ油、キャンドルナッツ油、パッションフラワー(トケイソウ)油、ムスクローズ油、スイートアーモンド油、アボカド油、ヒマシ油、オリーブ油、ホホバ油、グランドナッツ油、ナタネ油、ココナッツ油、ヘーゼルナッツ油、カリテバター、シアバター、パーム油、アプリコット種子油及びカロフィルム油からなる群から選択される、請求項1から10のいずれか一項に記載の組成物。
- 組成物の全質量に対して、2質量%以下、好ましくは1質量%以下、より好ましくは0.5.質量%以下の量の水を更に含む、請求項1から11のいずれか一項に記載の組成物。
- 化粧料組成物である、請求項1から11のいずれか一項に記載の組成物。
- 化粧料組成物をケラチン物質に適用する工程の前に、化粧料組成物中の(a)油相、(b)ポリオール相、及び(c)界面活性剤相を混合し、又は混合することなく、請求項13に記載の化粧料組成物をケラチン物質に適用する工程を含む、乾いた又は濡れたケラチン物質のための美容方法。
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