JP7292527B2 - 電力変換装置および駆動制御装置 - Google Patents

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Description

本開示は、電力変換装置および駆動制御装置に関する。
車両に搭載される電力変換装置には、内燃機関に駆動されて発電する発電機から供給された電力を負荷に供給するための電力に変換して、変換した電力を負荷に供給するものがある。この種の電力変換装置の一例が、特許文献1に開示されている。特許文献1に開示される電力変換装置は、内燃機関に駆動されて発電する発電機から供給される交流電力を直流電力に変換するコンバータと、コンバータの出力を交流電力に変換して誘導電動機に供給するインバータと、を備える。誘導電動機がインバータから供給される電力によって駆動されることで、車両の推進力が得られる。
特開2014-87116号公報
発電機の出力トルクを目標トルクに一致させるために、発電機の励磁電流およびトルク電流が制御される。具体的には、制御部は、発電機の出力トルクを目標トルクに一致させるための励磁電流指令値およびトルク電流指令値を算出し、励磁電流指令値およびトルク電流指令値に基づいてコンバータを制御する。この結果、発電機の出力トルクが制御される。
この場合、励磁電流指令値の絶対値は、発電機の最大トルクに応じた一定の値に維持される。特許文献1に開示される電力変換装置が搭載される車両が惰性で走行している場合、発電機の目標トルクは最大トルクに比べて小さいため、発電機の負荷は小さい。発電機の負荷が小さい場合に、上述したように励磁電流指令値の絶対値が発電機の最大トルクに応じた一定の値に維持されていると、発電機の効率は、発電機の負荷が大きい場合に比べて低い。
本開示は上述の事情に鑑みてなされたものであり、発電機の効率を向上させることが可能な電力変換装置および駆動制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本開示の電力変換装置は、電力変換部と、目標トルク算出部と、電力変換制御部と、を備える。電力変換部は、励磁された状態で動力源に駆動されて発電する発電機に対して励磁電力を供給し、発電機が発電した電力を負荷に供給するための電力に変換し、変換した電力を負荷に供給する。目標トルク算出部は、負荷の稼働状況に応じて発電機の目標トルクを算出する。電力変換制御部は、発電機が発電している間は、発電機の出力トルクを目標トルクに近づけるためのトルク電流指令値および励磁電流指令値を算出し、算出したトルク電流指令値および励磁電流指令値に基づいて電力変換部を制御する。発電機が発電している間に電力変換制御部が算出するトルク電流指令値および励磁電流指令値のそれぞれの絶対値は、正の相関関係を有する。電力変換部は、電力変換制御部に制御されて、発電機から一次端子を介して供給される電力を直流電力に変換して、変換した直流電力を二次端子から出力する第1電力変換部を有する。目標トルク算出部は、負荷の稼動状況を示す値として第1電力変換部の出力電力を用いて、目標トルクを算出する。
本開示によれば、発電機が発電している間に電力変換制御部が算出するトルク電流指令値および励磁電流指令値のそれぞれの絶対値は、正の相関関係を有する。これにより、発電機の効率を向上させることが可能となる。
実施の形態1に係る駆動制御装置の構成を示すブロック図 実施の形態1に係る電力変換装置のハードウェア構成図 実施の形態1に係る駆動制御装置の動作を示すタイミングチャートであって、(A)は始動指令信号、(B)は運転指令信号、(C)は動力源回転数、(D)はフィルタコンデンサの端子間電圧、(E)は励磁電流指令値、(F)はトルク電流指令値を示すタイミングチャート 実施の形態1に係る電力変換装置が行う発電機の初期励磁処理の動作を示すフローチャート 実施の形態1に係る電力変換装置が行う発電機の制御処理の動作を示すフローチャート 実施の形態2に係る駆動制御装置の構成を示すブロック図 実施の形態2に係る駆動制御装置の動作を示すタイミングチャートであって、(A)は始動指令信号、(B)は運転指令信号、(C)は動力源回転数、(D)はフィルタコンデンサの端子間電圧、(E)は励磁電流指令値、(F)はトルク電流指令値を示すタイミングチャート 実施の形態2に係る電力変換装置が行う発電機の制御処理の動作を示すフローチャート 実施の形態3に係る駆動制御装置の構成を示すブロック図 実施の形態3に係る電力変換装置が行う発電機の制御処理の動作を示すフローチャート
以下、本開示の実施の形態に係る電力変換装置および駆動制御装置について図面を参照して詳細に説明する。なお図中、同一または同等の部分には同一の符号を付す。
(実施の形態1)
鉄道車両に搭載され、鉄道車両を駆動する駆動制御装置を例に、実施の形態1に係る駆動制御装置1について説明する。図1に示すように、駆動制御装置1は、動力源11と、動力源11を制御する動力源制御部12と、動力源11の回転数を検出する速度センサ13と、を備える。駆動制御装置1はさらに、励磁された状態で動力源11に駆動されて発電する発電機14と、発電機14で発電された電力を負荷51に供給するための電力に変換し、変換した電力を負荷51に供給する電力変換装置20と、を備える。負荷51は、例えば、電力変換装置20が出力する電力で駆動され、鉄道車両の推進力を生じさせる三相誘導電動機である。図1において、各種の信号を点線の矢印で示す。
電力変換装置20は、発電機14で発電された電力を負荷51に供給するための電力に変換する電力変換部21と、負荷51の稼働状況に応じて発電機14の目標トルクを算出する目標トルク算出部22と、を備える。電力変換装置20はさらに、発電機14の出力トルクを目標トルクに近づけるためのトルク電流指令値および励磁電流指令値を算出し、算出したトルク電流指令値および励磁電流指令値に基づいて電力変換部21を制御する電力変換制御部23を備える。電力変換制御部23がトルク電流指令値および励磁電流指令値に基づくベクトル制御によって、電力変換部21を制御することで、発電機14の出力トルクが制御される。
発電機14が発電している間に電力変換制御部23が算出するトルク電流指令値および励磁電流指令値のそれぞれの絶対値は正の相関関係を有する。この結果、負荷51の稼働状況に応じて、発電機14のトルク電流および励磁電流の絶対値は共に変化する。これにより、例えば、負荷51の消費電力が小さくなり、発電機14の負荷が小さくなれば、発電機14の電流実効値も小さくなり、発電機14の効率が向上する。
電力変換装置20はさらに、発電機14が発電していない間に発電機14を励磁するための電力を電力変換部21に供給する蓄電装置24と、蓄電装置24を電力変換部21に電気的に接続、または電力変換部21から電気的に切り離す接触器MC1と、接触器MC1を制御する接触器制御部25と、を備えることが好ましい。
電力変換装置20はさらに、発電機14と電力変換部21との間の回路を流れるU相、V相、W相それぞれの相電流の値を測定する電流測定部CT1と、電力変換部21から負荷51に流れるU相、V相、W相それぞれの相電流の値を測定する電流測定部CT2と、電力変換部21が有する後述のフィルタコンデンサFC1の端子間電圧の値を測定する電圧測定部VT1と、負荷51の回転数を測定する速度センサ26と、を備える。
駆動制御装置1の各部の詳細について以下に説明する。
動力源11は、動力を発生させる機構である。一例として、動力源11は、ディーゼルエンジン、ガソリンエンジン等の内燃機関である。実施の形態1では、動力源11は、セルモータを有する内燃機関である。動力源11の出力軸は、発電機14の入力軸に接続されている。これにより、動力源11の出力軸の回転が、発電機14に伝達される。
動力源制御部12には、図示しない運転台に設けられた始動スイッチから始動指令信号S1が供給され、運転台に設けられたマスターコントローラから運転指令信号S2が供給される。始動指令信号S1は、動力源11の始動を指示する信号である。動力源11を停止させておく場合、始動指令信号S1はL(Low)レベルに設定され、動力源11を始動する場合、始動指令信号S1はH(High)レベルに設定される。運転指令信号S2は、鉄道車両の加速度を指示する力行ノッチ、鉄道車両の減速度を指示するブレーキノッチ等を含む信号である。
動力源制御部12は、始動指令信号S1がHレベルになると、動力源11を始動する。詳細には、動力源制御部12は、始動指令信号S1がHレベルになると、セルモータに制御信号を送り、セルモータを始動させる。セルモータの回転力が動力源11に伝達されると、動力源11が始動する。
動力源11の始動後、動力源制御部12は、運転指令信号S2が示す力行ノッチ、ブレーキノッチ等に対応する目標回転数に基づき、速度センサ13から取得した動力源11の実回転数を目標回転数に近づける制御を行う。なお動力源制御部12は、各力行ノッチ、各ブレーキノッチ等に対応する目標回転数の値を予め保持している。
速度センサ13は、動力源11に取り付けられたPG(Pulse Generator:パルスジェネレーター)を有する。PGが出力するパルス信号に基づいて、速度センサ13は、動力源11の回転数を算出し、動力源11の回転数を示す信号を出力する。具体的には、速度センサ13は、測定時間ごとにパルス信号の立ち上がりをカウントし、測定時間においてカウントされた立ち上がりの回数から動力源11の回転数を算出する。
発電機14は誘導発電機であり、発電機14の入力軸は、動力源11の出力軸に連結されている。発電機14は、電力変換装置20から励磁電力の供給を受けて励磁された状態で、動力源11に駆動されると、交流電力を発電し、発電した交流電力を電力変換装置20に出力する。
発電機14から電力の供給を受ける電力変換装置20の各部の詳細について以下に説明する。
電力変換部21は、一次端子を介して発電機14から供給される交流電力を直流電力に変換する第1電力変換部31と、第1電力変換部31の二次端子の間に接続されるフィルタコンデンサFC1と、フィルタコンデンサFC1を介して第1電力変換部31から供給される直流電力を負荷51に供給するための三相交流電力に変換し、三相交流電力を負荷51に供給する第2電力変換部32と、を有する。
第1電力変換部31は、複数のスイッチング素子を有し、双方向の電力変換が可能なコンバータである。第1電力変換部31が有する複数のスイッチング素子は、例えば、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor:絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)であって、電力変換制御部23から送られるスイッチング制御信号S3によってオン・オフが切り替えられる。この結果、第1電力変換部31は、発電機14から供給される交流電力を直流電力に変換し、または、フィルタコンデンサFC1から供給される直流電力を交流電力に変換する。
フィルタコンデンサFC1は、第1電力変換部31から供給される電力、または、蓄電装置24から供給される電力で充電される。
第2電力変換部32は、フィルタコンデンサFC1を介して第1電力変換部31から供給される直流電力を三相交流電力に変換し、三相交流電力を負荷51に供給する。例えば、第2電力変換部32は、複数のスイッチング素子を有する可変周波数インバータであり、図示しないインバータ制御部によって制御される。
目標トルク算出部22は、負荷51の稼働状況に応じて発電機14の目標トルクを算出する。実施の形態1では、目標トルク算出部22は、負荷51の稼働状況を示す値として、電力変換部21の出力電力、具体的には、第2電力変換部32の出力電力を用いる。詳細には、目標トルク算出部22は、電流測定部CT2から取得した相電流の測定値から、負荷51である三相誘導電動機のトルクを算出する。そして、目標トルク算出部22は、算出した三相誘導電動機のトルクに、速度センサ26から取得した負荷51の回転数を乗算して第2電力変換部32の出力電力を算出する。さらに、目標トルク算出部22は、算出した第2電力変換部32の出力電力を、速度センサ13から取得した動力源11の回転数で除算して、発電機14の目標トルクを算出する。
電力変換制御部23には、始動指令信号S1が供給される。また電力変換制御部23は、電流測定部CT1から、発電機14と電力変換部21との間に流れるU相、V相、W相それぞれの相電流の値を取得する。さらに電力変換制御部23は、電圧測定部VT1から、フィルタコンデンサFC1の端子間電圧を取得する。また電力変換制御部23は、目標トルク算出部22から発電機14の目標トルクを取得する。
電力変換制御部23は、第1電力変換部31の複数のスイッチング素子のオン・オフのタイミングを制御するスイッチング制御信号S3を出力し、第1電力変換部31を制御する。詳細には、電力変換制御部23は、第1電力変換部31を、蓄電装置24の放電電力で充電されたフィルタコンデンサFC1から供給される直流電力を交流電力に変換するDC(Direct Current:直流)-AC(Alternating Current:交流)コンバータ、または、発電機14から供給される交流電力を直流電力に変換するAC-DCコンバータとして動作させる。
具体的には、電力変換制御部23は、発電機14の初期励磁を行う際は、初期励磁を行うための励磁電流指令値を算出する。初期励磁を行う際は、トルク電流指令値は0に設定される。そして、電力変換制御部23は、初期励磁を行うための励磁電流指令値に基づいて第1電力変換部31を制御する。この結果、第1電力変換部31は、蓄電装置24の放電電力で充電されたフィルタコンデンサFC1から供給される直流電力を交流電力に変換して、発電機14に供給する。これにより、発電機14の初期励磁が行われ、発電機14が発電を開始する。
また電力変換制御部23は、発電機14が発電している間は、発電機14の出力トルクを目標トルク算出部22で算出された目標トルクに近づけるためのトルク電流指令値および励磁電流指令値を算出する。そして、電力変換制御部23は、算出したトルク電流指令値および励磁電流指令値に基づいて、第1電力変換部31を制御する。上述したように電力変換制御部23がトルク電流指令値および励磁電流指令値に基づくベクトル制御によって第1電力変換部31を制御することで、発電機14の出力トルクが制御される。
発電機14が発電している間に電力変換制御部23で算出されるトルク電流指令値および励磁電流指令値のそれぞれの絶対値は、正の相関関係を有する。換言すれば、トルク電流指令値の絶対値が減少すれば、励磁電流指令値の絶対値は減少する。またトルク電流指令値の絶対値が増大すれば、励磁電流指令値の絶対値は増大する。励磁電流指令値の絶対値は、トルク電流指令値の絶対値以上であることが好ましい。
発電機14が発電している間に電力変換制御部23で算出されるトルク電流指令値および励磁電流指令値のそれぞれの絶対値は、一致するとみなせることが好ましい。詳細には、電力変換制御部23は、発電機14の出力トルクを目標トルク算出部22で算出された目標トルクに近づけるためのトルク電流指令値を算出し、絶対値がトルク電流指令値の絶対値に一致するとみなせる励磁電流指令値を算出することが好ましい。
蓄電装置24は、二次電池を有し、フィルタコンデンサFC1に並列に接続される。蓄電装置24が放電する電力でフィルタコンデンサFC1を充電することで、発電機14の初期励磁を行うことが可能となる。
接触器MC1は、蓄電装置24と第1電力変換部31との間に設けられる。具体的には、接触器MC1の一端は、蓄電装置24の端子に接続され、他端は、第1電力変換部31の二次端子と第2電力変換部32の一次端子の接続点に接続される。例えば、接触器MC1は、直流電磁接触器である。
接触器制御部25は、接触器MC1を制御する。具体的には、接触器制御部25は、接触器MC1を投入または開放するための接触器制御信号S4を接触器MC1に送る。接触器制御部25が接触器MC1を投入すると、接触器MC1の一端と他端は電気的に接続され、蓄電装置24と電力変換部21とが電気的に接続される。また接触器制御部25が接触器MC1を開放すると、接触器MC1の一端と他端は絶縁され、蓄電装置24と電力変換部21とは電気的に切り離される。
速度センサ26は、負荷51に取り付けられたPGを有する。負荷51に取り付けられたPGが出力するパルス信号に基づいて、速度センサ26は、負荷51の回転数を算出し、負荷51の回転数を示す信号を出力する。具体的には、速度センサ26は、測定時間ごとにパルス信号の立ち上がりをカウントし、測定時間においてカウントされた立ち上がりの回数から負荷51の回転数を算出する。
上記構成を有する電力変換装置20の制御部分、具体的には、目標トルク算出部22、電力変換制御部23、接触器制御部25は、図2に示すように、プロセッサ61と、メモリ62と、インターフェース63とで実現される。プロセッサ61、メモリ62、およびインターフェース63は互いにバス60で接続されている。プロセッサ61は、バス60およびインターフェース63を介して、電力変換装置20の内外のセンサ群、具体的には、電流測定部CT1,CT2、電圧測定部VT1、および速度センサ13,26のそれぞれに接続されている。目標トルク算出部22、電力変換制御部23、接触器制御部25のそれぞれの演算処理は、プロセッサ61がメモリ62に記憶されたプログラムを実行することによって、実現される。
インターフェース63は、電力変換装置20の制御部分と電力変換装置20の内外のセンサ群とを接続し、通信を確立させるためのものであり、必要に応じて複数の種類のインターフェース規格に準拠する。図2では、電力変換装置20の制御部分がプロセッサ61およびメモリ62をそれぞれ1つ有する例を示しているが、電力変換装置20の制御部分は、複数のプロセッサ61および複数のメモリ62を備えてもよい。
上記構成を有する駆動制御装置1の動作について、図3(A)~(F)のタイミングチャートを参照し、動力源11が時刻T1で始動する場合を例にして説明する。
時刻T1までの間、すなわち、動力源11の停止時は、図3(A),(B)に示すように、始動指令信号S1はLレベルであり、運転指令信号S2は、ブレーキノッチB1を示す。図3(C)に示すように、動力源11の停止時の回転数をRPM0とする。動力源11の停止時にフィルタコンデンサFC1は放電された状態であって、図3(D)に示すように、放電された状態のフィルタコンデンサFC1の端子間電圧をEFC0とする。
動力源11の停止時には、発電機14は停止している。励磁電流指令値の絶対値を示す図3(E)およびトルク電流指令値の絶対値を示す図3(F)に示すように、発電機14が停止している際の励磁電流指令値の絶対値をId0、トルク電流指令値の絶対値をIq0とする。
図3(A)に示すように、時刻T1において始動指令信号S1がLレベルからHレベルになると、動力源制御部12は動力源11を始動し、図3(C)に示すように、動力源11の回転数が回転数RPM0から上昇し始める。その後、動力源11の回転数は回転数RPM1に到達する。なお回転数RPM1は、動力源11が始動されていて、運転指令信号S2がブレーキノッチB1を示している状態での動力源11の回転数である。
始動指令信号S1がLレベルからHレベルになると、接触器制御部25は接触器MC1を投入する。この結果、図3(D)に示すように、時刻T1においてフィルタコンデンサFC1の端子間電圧は、電圧EFC0から上昇し始める。その後、時刻T2において、フィルタコンデンサFC1の端子間電圧がEFC1に到達すると、電力変換装置20が発電機14の初期励磁を行うことが可能となる。電圧EFC1は、発電機14の初期励磁を行うことが可能な程度にフィルタコンデンサFC1が充電された場合のフィルタコンデンサFC1の端子間電圧である。時刻T2において、接触器制御部25は、接触器MC1を開放する。これにより、蓄電装置24と電力変換部21は電気的に切り離される。
電力変換装置20が行う発電機14の初期励磁について、図4を用いて説明する。電力変換装置20が有する電力変換制御部23は、始動指令信号S1が動力源11の始動を指示するHレベルでない場合(ステップS11;No)、ステップS11の処理を繰り返す。一方、電力変換制御部23は、始動指令信号S1が動力源11の始動を指示するHレベルである場合(ステップS11;Yes)、具体的には、図3の時刻T1以降において、フィルタコンデンサFC1の端子間電圧を取得し、フィルタコンデンサFC1の端子間電圧が電圧EFC1以上であるか否かを判別する。
そして、電力変換制御部23は、図4に示すように、フィルタコンデンサFC1の端子間電圧が電圧EFC1に到達していない場合(ステップS12;No)、具体的には、図3の時刻T1から時刻T2までの間、ステップS12の処理を繰り返す。一方、電力変換制御部23は、図4に示すように、フィルタコンデンサFC1の端子間電圧が電圧EFC1以上である場合(ステップS12;Yes)、初期励磁を行うための励磁電流指令値を算出する(ステップS13)。そして、電力変換制御部23は、初期励磁を行うための励磁電流指令値に基づいて第1電力変換部31を制御する(ステップS14)。ステップS14の処理が終了すると、電力変換装置20は、発電機14の初期励磁の処理を終了する。
上述したように、電力変換制御部23が発電機14の初期励磁の処理を行う際には、図3(E)に示すように、時刻T2から、励磁電流指令値の絶対値は徐々に大きくなる。その後、時刻T3において、励磁電流指令値の絶対値は絶対値Id1に到達する。励磁電流指令値の絶対値が絶対値Id1に到達すると、発電機14の初期励磁が完了し、発電機14が発電を開始する。
その後、マスターコントローラから力行ノッチN2が入力され、運転指令信号S2が力行ノッチN2を示す。このタイミングを時刻T4とする。時刻T4以降、動力源制御部12は、動力源11を制御して、動力源11の回転数を力行ノッチN2に対応する回転数RPM3に近づける。動力源11の回転数の上昇に伴って、発電機14の回転数も上昇し、発電機14の出力トルクも上昇する。
時刻T4で力行ノッチN2が入力されると、インバータ制御部が第2電力変換部32の制御を開始する。この結果、第2電力変換部32は、発電機14で発電され、第1電力変換部31で変換され、フィルタコンデンサFC1を介して一次端子から供給される直流電力を負荷51に供給するための電力に変換し、変換した電力を負荷51に供給する。換言すれば、時刻T4以降、第2電力変換部32の出力電力が増大する。
電力変換装置20は、負荷51の稼働状況、具体的には、第2電力変換部32の出力電力に基づいて算出した目標トルクに応じて発電機14を制御する。電力変換装置20が行う発電機14の制御について図5を用いて説明する。電力変換装置20は、例えば、発電機14の初期励磁が完了すると、図5の制御処理を開始する。
目標トルク算出部22は、電流測定部CT2から取得した相電流の測定値から、負荷51である三相誘導電動機のトルクを算出する。そして、目標トルク算出部22は、算出した三相誘導電動機のトルクに、速度センサ26から取得した負荷51の回転数を乗算して第2電力変換部32の出力電力を算出する(ステップS21)。
次に、目標トルク算出部22は、ステップS21で算出された第2電力変換部32の出力電力を、速度センサ13から取得した動力源11の回転数で除算して、発電機14の目標トルクを算出する(ステップS22)。
電力変換制御部23は、発電機14の出力トルクを、ステップS22で算出された目標トルクに近づけるためのトルク電流指令値および励磁電流指令値を算出する(ステップS23)。そして、電力変換制御部23は、ステップS23で算出されたトルク電流指令値および励磁電流指令値に基づくベクトル制御によって第1電力変換部31を制御する(ステップS24)。ステップS24の処理が完了すると、電力変換装置20の各部はステップS21から上述の処理を繰り返す。
上述したように、図3の時刻T4においてマスターコントローラから力行ノッチN2が入力されると、第2電力変換部32の出力電力が増大し、図5に示す電力変換装置20による発電機14の制御処理の結果、図3(F)に示すように、トルク電流指令値の絶対値は増大する。具体的には、トルク電流指令値の絶対値は、絶対値Iq0から絶対値Iq2まで増大する。また励磁電流指令値およびトルク電流指令値のそれぞれの絶対値は正の相関関係を有するので、図3(E)に示すように、励磁電流指令値の絶対値も増大する。具体的には、励磁電流指令値の絶対値は、絶対値Id1から絶対値Id3まで増大する。なお絶対値Id3は、絶対値Iq2に一致することが好ましい。
その後、マスターコントローラから力行ノッチN1が入力されると、運転指令信号S2は、力行ノッチN1を示す。このタイミングを時刻T5とする。力行ノッチN1が示す加速度は、力行ノッチN2が示す加速度よりも小さいものとする。
時刻T5以降、動力源制御部12は、動力源11を制御して、動力源11の回転数を力行ノッチN1に対応する回転数RPM2に近づける。運転指令信号S2が力行ノッチN1を示す場合の第2電力変換部32の出力電力は、運転指令信号S2が力行ノッチN2を示す場合の第2電力変換部32の出力電力より小さくなる。換言すれば、時刻T5以降、第2電力変換部32の出力電力が減少する。
電力変換装置20は、時刻T5以降も、図5に示す発電機14の制御処理を繰り返す。運転指令信号S2が力行ノッチN1を示す場合に目標トルク算出部22が算出する目標トルクは、運転指令信号S2が力行ノッチN2を示す場合に目標トルク算出部22が算出する目標トルクより小さい。このため、図3(F)に示すように、時刻T5以降、トルク電流指令値の絶対値は減少する。具体的には、トルク電流指令値の絶対値は、絶対値Iq2から絶対値Iq1まで減少する。励磁電流指令値およびトルク電流指令値のそれぞれの絶対値は正の相関関係を有するので、図3(E)に示すように、時刻T5以降、励磁電流指令値の絶対値も減少する。具体的には、励磁電流指令値の絶対値は、絶対値Id3から絶対値Id2まで減少する。
上述したように、発電機14が発電している間、具体的には、図3の時刻T3以降、負荷51の稼働状況に応じて、トルク電流指令値および励磁電流指令値のそれぞれの絶対値は、共に変化する。
以上説明した通り、実施の形態1に係る電力変換装置20は、発電機14が発電している間は、負荷51の稼働状況に応じて発電機14の目標トルクを算出し、目標トルクに応じてトルク電流指令値および励磁電流指令値を算出する。そして、電力変換装置20は、算出したトルク電流指令値および励磁電流指令値に基づくベクトル制御を行うことで、発電機14の出力トルクを制御する。
発電機14が発電している間に算出されるトルク電流指令値および励磁電流指令値のそれぞれの絶対値は、正の相関関係を有する。このため、負荷51の稼働状況、具体的には、第2電力変換部32の出力電力に応じて、トルク電流指令値および励磁電流指令値のそれぞれの絶対値は共に変化する。このため、励磁電流指令値を一定に維持してベクトル制御を行う場合と比べて、発電機14の効率が高くなる。例えば、負荷51での消費電力が小さくなる、換言すれば、発電機14の負荷が低くなると、トルク電流指令値および励磁電流指令値のそれぞれの絶対値は、小さくなる。このため、発電機14の電流実効値が小さくなることで、発電機14の効率が向上する。
さらに、電力変換装置20が、目標トルクに応じてトルク電流指令値を算出し、絶対値がトルク電流指令値の絶対値に一致するとみなせる励磁電流指令値を算出する場合、無効電流が減少するため、発電機14の力率が向上する。
(実施の形態2)
駆動制御装置は、複数の負荷に電力を供給してもよい。負荷51,52に電力を供給する駆動制御装置2について実施の形態2で説明する。
図6に示す駆動制御装置2は、発電機14で発電された電力を負荷51,52に供給するための電力に変換し、変換した電力を負荷51,52に供給する電力変換装置30を備える。負荷52は、例えば、照明機器、空調機器等の車載機器である。実施の形態2では、負荷52は、電力変換装置30から三相交流電力を供給され、作動する。
電力変換装置30の構成について、実施の形態1に係る電力変換装置20と異なる点を中心に以下に説明する。
電力変換装置30は、発電機14で発電された電力を負荷51に供給するための電力に変換する電力変換部27を備える。さらに、電力変換装置30は、電力変換部27と負荷52との間の回路を流れるU相、V相、W相それぞれの相電流の値を測定する電流測定部CT3と、電力変換部27から負荷52に供給される三相交流電力の線間電圧を測定する電圧測定部VT2と、を備える。
電力変換部27は、実施の形態1に係る電力変換部21の構成に加えて、フィルタコンデンサFC1を介して第1電力変換部31から供給される直流電力を負荷52に供給するための三相交流電力に変換し、三相交流電力を負荷52に供給する第2電力変換部33をさらに備える。
第2電力変換部33は、フィルタコンデンサFC1を介して第1電力変換部31から供給される直流電力を三相交流電力に変換し、負荷52に供給する。例えば、第2電力変換部33は、複数のスイッチング素子を有する定電圧定周波数インバータであり、図示しないインバータ制御部によって制御される。
目標トルク算出部22は、実施の形態1と同様に、電流測定部CT2から取得した相電流の測定値から負荷51のトルクを算出し、算出した負荷51のトルクに、速度センサ26から取得した負荷51の回転数を乗算して第2電力変換部32の出力電力を算出する。また目標トルク算出部22は、電圧測定部VT2から取得した線間電圧から、第2電力変換部33が出力する三相交流電力のU相、V相、W相のそれぞれの相電圧を算出する。そして、目標トルク算出部22は、算出したU相、V相、W相のそれぞれの相電圧および電流測定部CT3から取得したU相、V相、W相のそれぞれの相電流から、第2電力変換部33の出力電力を算出する。
そして、目標トルク算出部22は、算出した第2電力変換部32の出力電力と算出した第2電力変換部33の出力電力を合算し、合算値を速度センサ13から取得した動力源11の回転数で除算して、発電機14の目標トルクを算出する。
上記構成を有する電力変換装置30の制御部分、具体的には、目標トルク算出部22、電力変換制御部23、および接触器制御部25は、実施の形態1と同様のハードウェア構成で実現される。
上記構成を有する駆動制御装置2の動作について、図7(A)~(F)のタイミングチャートを参照し、動力源が時刻T11で始動する場合を例にして説明する。
実施の形態1と同様に、時刻T11までの間、すなわち、動力源11の停止時は、図7(A),(B)に示すように、始動指令信号S1はLレベルであり、運転指令信号S2は、ブレーキノッチB1を示す。図7(C)に示すように、動力源11の停止時の回転数をRPM0とする。動力源11の停止時にフィルタコンデンサFC1は放電された状態であって、図7(D)に示すように、放電された状態のフィルタコンデンサFC1の端子間電圧をEFC0とする。
動力源11の停止時には、発電機14は停止している。励磁電流指令値の絶対値を示す図7(E)およびトルク電流指令値の絶対値を示す図7(F)に示すように、発電機14が停止している際の励磁電流指令値の絶対値をId0、トルク電流指令値の絶対値をIq0とする。
実施の形態1と同様に、図7(A)に示すように、時刻T11において始動指令信号S1がLレベルからHレベルになると、動力源制御部12は動力源11を始動し、図7(C)に示すように、動力源11の回転数が回転数RPM0から上昇し始める。その後、動力源11の回転数は回転数RPM1に到達する。回転数RPM1は、動力源11が始動されていて、運転指令信号S2がブレーキノッチB1を示している状態での動力源11の回転数である。
始動指令信号S1がLレベルからHレベルになると、接触器制御部25は接触器MC1を投入する。この結果、図7(D)に示すように、時刻T11においてフィルタコンデンサFC1の電圧は、電圧EFC0から上昇し始める。その後、時刻T12において、フィルタコンデンサFC1の電圧がEFC1に到達すると、電力変換装置30が発電機14の初期励磁を行うことが可能となる。時刻T12において、接触器制御部25は、接触器MC1を開放する。これにより、蓄電装置24と電力変換部27は電気的に切り離される。
電力変換装置30は、実施の形態1に係る電力変換装置20と同様に、発電機14の初期励磁を行う。電力変換装置30が有する電力変換制御部23が発電機14の初期励磁の処理を行う際には、図7(E)に示すように、時刻T12から、励磁電流指令値の絶対値は徐々に大きくなる。その後、時刻T13において、励磁電流指令値の絶対値は絶対値Id1に到達する。励磁電流指令値の絶対値が絶対値Id1に到達すると、発電機14の初期励磁が完了し、発電機14が発電を開始する。
時刻T13においてインバータ制御部が第2電力変換部33の制御を開始し、負荷52に電力が供給され、負荷52が動作を開始する。この結果、第2電力変換部33の出力電力が増大する。
電力変換装置30は、負荷51の稼働状況、具体的には、第2電力変換部32,33の出力電力の合計に基づいて算出した目標トルクに応じて発電機14を制御する。電力変換装置30が行う発電機14の制御について図8を用いて説明する。電力変換装置30は、例えば、発電機14の初期励磁が完了すると、図8の制御処理を開始する。
目標トルク算出部22は、電流測定部CT2から取得した相電流の測定値および速度センサ26から取得した負荷51の回転数に基づいて第2電力変換部32の出力電力を算出し、電圧測定部VT2から取得した線間電圧および電流測定部CT3から取得した相電流に基づいて第2電力変換部33の出力電力を算出する(ステップS31)。
目標トルク算出部22は、ステップS31で算出した第2電力変換部32,33のそれぞれの出力電力を合算する(ステップS32)。
そして、目標トルク算出部22は、ステップS32で算出された第2電力変換部32,33のそれぞれの出力電力の合算値から発電機14の目標トルクを算出する(ステップS33)。
電力変換制御部23は、発電機14の出力トルクを、ステップS33で算出された目標トルクに近づけるためのトルク電流指令値および励磁電流指令値を算出する(ステップS34)。そして、電力変換制御部23は、ステップS34で算出されたトルク電流指令値および励磁電流指令値に基づくベクトル制御によって第1電力変換部31を制御する(ステップS35)。ステップS35の処理が完了すると、電力変換装置30の各部はステップS31から上述の処理を繰り返す。
上述したように、図7の時刻T13で負荷52が動作を開始すると、第2電力変換部33の出力電力が増大し、図8に示す電力変換装置30による発電機14の制御処理の結果、図7(F)に示すように、トルク電流指令値の絶対値は増大する。具体的には、トルク電流指令値の絶対値は、絶対値Iq0から絶対値Iq1まで増加する。励磁電流指令値およびトルク電流指令値のそれぞれの絶対値は正の相関関係を有するので、図7(E)に示すように、励磁電流指令値の絶対値も増大する。具体的には、励磁電流指令値の絶対値は、絶対値Id1から絶対値Id2まで増大する。絶対値Id2は、絶対値Iq2に一致することが好ましい。
その後、マスターコントローラから力行ノッチN2が入力されると、運転指令信号S2は、力行ノッチN2を示す。このタイミングを時刻T14とする。時刻T14以降、動力源制御部12は、動力源11を制御して、動力源11の回転数を力行ノッチN2に対応する回転数RPM3に近づける。動力源11の回転数の上昇に伴って、発電機14の回転数も上昇し、発電機14の出力トルクも上昇する。
また時刻T14で力行ノッチN2が入力されると、インバータ制御部が第2電力変換部32の制御を開始する。この結果、第2電力変換部32は、発電機14で発電され、第1電力変換部31で変換され、フィルタコンデンサFC1を介して一次端子から供給される直流電力を負荷51に供給するための電力に変換し、変換した電力を負荷51に供給する。換言すれば、時刻T14以降、第2電力変換部32の出力電力が増大する。
電力変換装置30は、時刻T14以降も、図8に示す発電機14の制御処理を行う。負荷52が動作していて、運転指令信号S2が力行ノッチN2を示す場合に目標トルク算出部22が算出する目標トルクは、負荷52が動作していて、運転指令信号S2がブレーキノッチB1を示す場合に目標トルク算出部22が算出する目標トルクより大きい。このため、図7(F)に示すように、時刻T14以降、トルク電流指令値の絶対値は増大する。具体的には、トルク電流指令値の絶対値は、絶対値Iq1から絶対値Iq3まで増加する。励磁電流指令値およびトルク電流指令値のそれぞれの絶対値は正の相関関係を有するので、図7(E)に示すように、時刻T14以降、励磁電流指令値の絶対値も増大する。具体的には、励磁電流指令値の絶対値は、絶対値Id2から絶対値Id4まで増大する。なお絶対値Id4は、絶対値Iq3に一致することが好ましい。
その後、マスターコントローラから力行ノッチもブレーキノッチも入力されなくなると、運転指令信号S2は、ノッチN0を示す。ノッチN0は、車両が惰性で走行していることを示す。このタイミングを時刻T15とする。時刻T15以降、動力源11の回転数をノッチN0に対応する回転数RPM1に近づける。ノッチN0に対応する動力源11の回転数、ブレーキノッチB1に対応する動力源11の回転数と同じである。動力源11の回転数の減少に伴って、発電機14の回転数も減少し、発電機14の出力トルクも減少する。
電力変換装置30は、時刻T15以降も、図8に示す発電機14の制御処理を行う。負荷52が動作していて、運転指令信号S2がノッチN0を示す場合に目標トルク算出部22が算出する目標トルクは、負荷52が動作していて、運転指令信号S2が力行ノッチN2を示す場合に目標トルク算出部22が算出する目標トルクより小さい。このため、図7(F)に示すように、時刻T15以降、トルク電流指令値の絶対値は減少する。具体的には、トルク電流指令値の絶対値は、絶対値Iq3から絶対値Iq1まで減少する。励磁電流指令値およびトルク電流指令値のそれぞれの絶対値は正の相関関係を有するので、図7(E)に示すように、時刻T15以降、励磁電流指令値の絶対値も減少する。具体的には、励磁電流指令値の絶対値は、絶対値Id4から絶対値Id2まで減少する。絶対値Id2は、絶対値Iq1に一致することが好ましい。
その後、負荷52の消費電力が大きくなる。このタイミングを時刻T16とする。電力変換装置30は、時刻T16以降も、図8に示す発電機14の制御処理を行う。鉄道車両が惰性で走行している間に、負荷52の消費電力が増大すると、目標トルク算出部22が算出する目標トルクは増大する。このため、図7(F)に示すように、時刻T16以降、トルク電流指令値の絶対値は増大する。具体的には、トルク電流指令値の絶対値は、絶対値Iq1から絶対値Iq2まで増大する。励磁電流指令値およびトルク電流指令値のそれぞれの絶対値は正の相関関係を有するので、図7(E)に示すように、時刻T16以降、励磁電流指令値の絶対値も増大する。具体的には、励磁電流指令値の絶対値は、絶対値Id2から絶対値Id3まで増大する。絶対値Id3は、絶対値Iq2に一致することが好ましい。
上述したように、発電機14が発電している間、具体的には、図7の時刻T13以降、負荷51,52の稼働状況に応じて、トルク電流指令値および励磁電流指令値のそれぞれの絶対値は、共に変化する。
以上説明した通り、実施の形態2に係る電力変換装置30は、発電機14が発電している間は、負荷51,52の稼働状況に応じて発電機14の目標トルクを算出し、目標トルクに応じてトルク電流指令値および励磁電流指令値を算出する。そして、電力変換装置30は、算出したトルク電流指令値および励磁電流指令値に基づくベクトル制御を行うことで、発電機14の発電トルクを制御する。
発電機14が発電している間に算出されるトルク電流指令値および励磁電流指令値のそれぞれの絶対値は、正の相関関係を有する。このため、負荷51,52のそれぞれの稼動状況、具体的には、第2電力変換部32,33の出力電力の合計に応じて、トルク電流指令値および励磁電流指令値のそれぞれの絶対値は共に変化する。このため、励磁電流指令値を一定に維持してベクトル制御を行う場合と比べて、発電機14の効率が高くなる。
(実施の形態3)
負荷51の稼働状況に応じた目標トルクの算出方法は、上述の例に限られない。負荷51の稼働状況を示す値として、第1電力変換部31の出力電力を用いることができる。第1電力変換部31の出力電力に応じて目標トルクを算出し、目標トルクに応じてベクトル制御を行う電力変換装置40、および電力変換装置40を備える駆動制御装置3について実施の形態3で説明する。
図9に示す駆動制御装置3は、発電機14で発電された電力を負荷51に供給するための電力に変換し、変換した電力を負荷51に供給する電力変換装置40を備える。
電力変換装置40の構成について、実施の形態1に係る電力変換装置20と異なる点を中心に以下に説明する。
電力変換装置40は、第1電力変換部31の出力電流を測定する電流測定部CT4を備える。
目標トルク算出部22は、電流測定部CT4から取得した電流の測定値および電圧測定部VT1から取得したフィルタコンデンサFC1の端子間電圧から第1電力変換部31の出力電力を算出する。そして、目標トルク算出部22は、算出した第1電力変換部31の出力電力を、速度センサ13から取得した動力源11の回転数で除算して、発電機14の目標トルクを算出する。
上記構成を有する電力変換装置40の制御部分、具体的には、目標トルク算出部22、電力変換制御部23、および接触器制御部25は、実施の形態1と同様のハードウェア構成で実現される。
上記構成を有する電力変換装置40を含む駆動制御装置3の動作は、目標トルク算出部22における目標トルクの算出方法を除いて、実施の形態1と同様である。発電機14の初期励磁が完了した後に電力変換装置40が行う発電機14の制御処理について、図10を用いて説明する。
目標トルク算出部22は、電流測定部CT4から取得した第1電力変換部31の出力電流および電圧測定部VT1から取得したフィルタコンデンサFC1の端子間電圧から、第1電力変換部31の出力電力を算出する(ステップS41)。
次に、目標トルク算出部22は、ステップS41で算出された第1電力変換部31の出力電力を、速度センサ13から取得した動力源11の回転数で除算して、発電機14の目標トルクを算出する(ステップS42)。
実施の形態1と同様に、電力変換制御部23は、発電機14の出力トルクを、ステップS42で算出された目標トルクに近づけるためのトルク電流指令値および励磁電流指令値を算出する(ステップS43)。そして、電力変換制御部23は、ステップS43で算出されたトルク電流指令値および励磁電流指令値に基づくベクトル制御によって第1電力変換部31を制御する(ステップS44)。ステップS44の処理が完了すると、電力変換装置40の各部はステップS41から上述の処理を繰り返す。
以上説明した通り、実施の形態3に係る電力変換装置40は、第1電力変換部31の出力電力に基づいて算出した発電機14の目標トルクに応じてトルク電流指令値および励磁電流指令値を算出する。そして、電力変換装置20は、算出したトルク電流指令値および励磁電流指令値に基づくベクトル制御を行うことで、発電機14の発電トルクを制御する。
発電機14が発電している間に算出されるトルク電流指令値および励磁電流指令値のそれぞれの絶対値は、正の相関関係を有する。このため、負荷51の稼働状況、具体的には、第1電力変換部31の出力電力に応じて、トルク電流指令値および励磁電流指令値のそれぞれの絶対値は共に変化する。このため、励磁電流指令値を一定に維持してベクトル制御を行う場合と比べて、発電機14の効率が高くなる。
本開示の実施の形態は、上述の例に限られない。上記のハードウェア構成およびフローチャートは一例であり、任意に変更および修正が可能である。
駆動制御装置1-3は、鉄道車両に限られず、自動車、船舶、航空機等任意の車両を駆動することができる。
電力変換装置20,30,40は、鉄道車両の床下、床上、屋根上等の任意の位置に取り付けることができる。
上述の電力変換装置20,30,40の回路構成は一例であり、電力変換装置20,30,40の回路構成は、発電機14を初期励磁し、発電機14の出力トルクを制御することができる回路構成であれば、任意である。
電力変換装置20,30,40は、接触器MC1に代えて、フィルタコンデンサFC1を電力変換部21,27に電気的に接続、または電力変換部21,27から電気的に切り離す任意の素子を有すればよい。
目標トルク算出部22は、ATC(Automatic Train Control:自動列車制御)、列車情報管理システム等から負荷51である三相誘導電動機の回転数を取得し、電流測定部CT2から取得した相電流の測定値から算出した三相誘導電動機のトルクにATCから取得した三相誘導電動機の回転数を乗算して第2電力変換部32の出力電力を算出してもよい。
目標トルク算出部22は、第2電力変換部32が出力する有効電力または第2電力変換部32,33のそれぞれが出力する有効電力の合計に基づいて目標トルクを算出してもよい。
目標トルク算出部22が行う目標トルク算出方法は、上述の例に限られず、負荷51の稼働状況に応じた目標トルクを算出する方法であれば、任意である。一例として、目標トルク算出部22は、運転指令信号S2を取得し、運転指令信号S2に応じて負荷51の稼働状況を推定し、推定した負荷51の稼働状況に応じて目標トルクを算出してもよい。
蓄電装置24は、発電機14の発電開始後に第1電力変換部31の出力電力によって充電されてもよいし、鉄道車両のブレーキ時に負荷51で発電される電力によって充電されてもよい。これらの場合、目標トルク算出部22は、負荷51,52の稼働状況に加えて、蓄電装置24の充放電量を考慮し、目標トルクを算出すればよい。一例として、発電機14の発電開始後に第1電力変換部31の出力電力によって蓄電装置24が充電される場合、実施の形態1に係る電力変換装置20が有する目標トルク算出部22は、第2電力変換部32の出力電力と蓄電装置24の充電に要する電力とを加算した結果に基づいて、目標トルクを算出すればよい。
電力変換装置20,30,40は、蓄電装置24を備えずに、外部の機器から供給される電力によって、発電機14を初期励磁することが可能となるまでフィルタコンデンサFC1が充電されてもよい。
接触器制御部25による制御は上述の例に限られない。一例として、接触器制御部25は、速度センサ13から動力源11の回転数を取得し、動力源11の回転数が、動力源11が始動したとみなせる値に到達した場合に、接触器MC1を投入してもよい。他の一例として、接触器制御部25は、始動指令信号S1がLレベルからHレベルになってから、動力源11の始動に要する時間より長い定められた時間が経過した後に、接触器MC1を投入してもよい。
電流測定部CT1,CT2はU相、V相、W相それぞれの相電流を測定する場合を説明したが、U相、V相、W相のうち少なくとも2相の相電流を測定すればよい。
駆動制御装置1,2,3が電力を供給する負荷51,52は、上述の例に限られず、電力を消費する任意の電子機器である。
動力源11は、上述の例に限られず、一例として、セルモータを有さない内燃機関でもよい。
本開示は、本開示の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、この開示を説明するためのものであり、本開示の範囲を限定するものではない。すなわち、本開示の範囲は、実施の形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。そして、特許請求の範囲内及びそれと同等の開示の意義の範囲内で施される様々な変形が、この開示の範囲内とみなされる。
1,2,3 駆動制御装置、11 動力源、12 動力源制御部、13,26 速度センサ、14 発電機、20,30,40 電力変換装置、21,27 電力変換部、22 目標トルク算出部、23 電力変換制御部、24 蓄電装置、25 接触器制御部、31 第1電力変換部、32,33 第2電力変換部、51,52 負荷、60 バス、61 プロセッサ、62 メモリ、63 インターフェース、CT1,CT2,CT3,CT4 電流測定部、FC1 フィルタコンデンサ、MC1 接触器、S1 始動指令信号、S2 運転指令信号、S3 スイッチング制御信号、S4 接触器制御信号、VT1,VT2 電圧測定部。

Claims (9)

  1. 励磁された状態で動力源に駆動されて発電する発電機に対して励磁電力を供給し、前記発電機が発電した電力を負荷に供給するための電力に変換し、変換した前記電力を前記負荷に供給する電力変換部と、
    前記負荷の稼動状況に応じて前記発電機の目標トルクを算出する目標トルク算出部と、
    前記発電機が発電している間は、前記発電機の出力トルクを前記目標トルクに近づけるためのトルク電流指令値および励磁電流指令値を算出し、算出した前記トルク電流指令値および前記励磁電流指令値に基づいて前記電力変換部を制御する電力変換制御部と、
    を備え、
    前記発電機が発電している間に前記電力変換制御部が算出する前記トルク電流指令値および前記励磁電流指令値のそれぞれの絶対値は、正の相関関係を有
    前記電力変換部は、前記電力変換制御部に制御されて、前記発電機から一次端子を介して供給される電力を直流電力に変換して、変換した前記直流電力を二次端子から出力する第1電力変換部を有し、
    前記目標トルク算出部は、前記負荷の稼動状況を示す値として前記第1電力変換部の出力電力を用いて、前記目標トルクを算出する、
    電力変換装置。
  2. 励磁された状態で動力源に駆動されて発電する発電機に対して励磁電力を供給し、前記発電機が発電した電力を負荷に供給するための電力に変換し、変換した前記電力を前記負荷に供給する電力変換部と、
    前記負荷の稼動状況に応じて前記発電機の目標トルクを算出する目標トルク算出部と、
    前記発電機が発電している間は、前記発電機の出力トルクを前記目標トルクに近づけるためのトルク電流指令値および励磁電流指令値を算出し、算出した前記トルク電流指令値および前記励磁電流指令値に基づいて前記電力変換部を制御する電力変換制御部と、
    を備え、
    前記発電機が発電している間に前記電力変換制御部が算出する前記トルク電流指令値および前記励磁電流指令値のそれぞれの絶対値は、正の相関関係を有し、
    記電力変換部は、前記電力変換制御部に制御されて、前記発電機から一次端子を介して供給される電力を直流電力に変換して、変換した前記直流電力を二次端子から出力する第1電力変換部と、前記第1電力変換部から供給される直流電力を前記負荷に供給するための電力に変換し、変換した前記電力を前記負荷に供給する少なくとも1つの第2電力変換部と、を有し、
    前記目標トルク算出部は、前記負荷の稼動状況を示す値として前記少なくとも1つの第2電力変換部の出力電力を用いて、前記目標トルクを算出する、
    力変換装置。
  3. 前記電力変換部は、複数の前記第2電力変換部を有し、
    前記目標トルク算出部は、前記負荷の稼動状況を示す値として前記第2電力変換部のそれぞれの出力電力の合計を用いて、前記目標トルクを算出する、
    請求項に記載の電力変換装置。
  4. 前記第1電力変換部の前記二次端子の間に接続されるコンデンサに接続される蓄電装置をさらに備え、
    前記第1電力変換部は、前記電力変換制御部に制御されて、前記蓄電装置から前記二次端子を介して直流電力の供給を受け、前記発電機を初期励磁するための励磁電力を前記一次端子から出力する、
    請求項からのいずれか1項に記載の電力変換装置。
  5. 前記蓄電装置は、前記第1電力変換部から前記コンデンサを介して供給される電力で充電される、
    請求項に記載の電力変換装置。
  6. 前記目標トルク算出部は、前記負荷の稼働状況および前記蓄電装置の充放電量に応じて前記目標トルクを算出する、
    請求項またはに記載の電力変換装置。
  7. 前記発電機が発電している間に前記電力変換制御部が算出する前記励磁電流指令値の絶対値は、前記発電機が発電している間に前記電力変換部が算出する前記トルク電流指令値の絶対値以上である、
    請求項1からのいずれか1項に記載の電力変換装置。
  8. 前記発電機が発電している間に前記電力変換制御部が算出する前記トルク電流指令値および前記励磁電流指令値のそれぞれの絶対値は、一致するとみなせる、
    請求項1からのいずれか1項に記載の電力変換装置。
  9. 車両に搭載され、
    請求項1からのいずれか1項に記載の電力変換装置と、
    前記電力変換装置が有する前記発電機を駆動する動力源と、を備え、
    前記電力変換装置が有する前記電力変換部が電力を供給する前記負荷は、前記車両を駆動させる電動機である、
    駆動制御装置。
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