JP7292179B2 - 電力変換装置、電力システム - Google Patents
電力変換装置、電力システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP7292179B2 JP7292179B2 JP2019199715A JP2019199715A JP7292179B2 JP 7292179 B2 JP7292179 B2 JP 7292179B2 JP 2019199715 A JP2019199715 A JP 2019199715A JP 2019199715 A JP2019199715 A JP 2019199715A JP 7292179 B2 JP7292179 B2 JP 7292179B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- current
- battery
- solar cell
- power
- voltage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Dc-Dc Converters (AREA)
- Control Of Electrical Variables (AREA)
Description
図1Aは、本発明の実施形態1に係るDCバスシステムの構成例である。システムはDCバスを有する。DCバスには、配電系統に接続する系統用インバータ、PV(Photovoltaic Battery:太陽電池)を制御するDC/DCコンバータ、EV内の蓄電池を充放電制御するDC/DCコンバータ、が接続される。上位コントローラはDCバスの電圧を制御する。
演算装置141は、電圧センサ110からVinを取得するとともに、電流センサ120からIinを取得する(S601)。演算装置141は、取得したVinを配列Vin[1]に格納するとともに、本フローチャートを前回実施したときにおけるVin[1]をVin[0]として置き換え、Vin[0]とVin[1]の差分ΔVを計算する(S602)。演算装置141はIinについても同様にIin[0]とIin[1]をセットするとともに差分ΔIを計算する(S603)。演算装置141は、Vin[1]とIin[1]の積によって現時点における電池電力Pin[1]を求めるとともに、Vin[0]とIin[0]の積によって本フローチャートを前回実施したときにおける電池電力Pin[0]を求め、Pin[0]とPin[1]の差分ΔPを計算する(S604)。
配列Vin[]、配列Iin[]、配列Pin[]は、それぞれ0番目要素が本フローチャートを前回実施したときにおける値を格納し、1番目要素が本フローチャートを今回実施したときにおける値を格納することになる。
EVがDCバス300へ接続されるなどによって負荷が急変したことを表す内部フラグ変数を、TYPEとする。TYPE=1は負荷急変を表す。負荷急変は、PI特性における動作点が、本フローチャートを前回実施したとき図5Aの動作点1であり、今回実施したとき図5Aの動作点2へ遷移したことに相当する。演算装置141は、TYPEが1である場合は図6Bのフローチャートへ進み、それ以外であればS606へ進む。
演算装置141は、ΔVが0よりも大きい(Vinが増加した)場合、ΔPが0よりも大きければVinを増やし、ΔPが0以下であればVinを減らすように、Vcmdを算出する。これはPV特性において、動作点が最大電力点の左側から最大電力点へ向かって遷移した場合はVinを増やし、最大電力点またはその右側からさらに右側へ向かって遷移した場合はVinを減らすことにより、最大電力動作点を近づけることを意味する。
演算装置141は、ΔVが0以下(Vinが減少した)である場合、ΔPが0よりも大きければVinを減らし、ΔPが0以下であればVinを増やすように、Vcmdを算出する。これはPV特性において、動作点が最大電力点の右側から最大電力点へ向かって遷移した場合はVinを減らし、最大電力点またはその左側からさらに左側へ向かって遷移した場合はVinを増やすことにより、最大電力動作点を近づけることを意味する。
Vinが減少し、かつPinも減少した場合、太陽電池200の状態は、PV特性において最大電力動作点の左側からさらに左側へ向かって遷移したことになる。この場合はEV急速充電などによって負荷が急変した可能性がある。そこで演算装置141は、TYPEに1をセットすることにより、その旨を保持する。本フローチャートを次回実施したとき、S605においてこのTYPEフラグが判断されることになる。
TYPEフラグは、負荷が急変したとき典型的に現れる図5Aの動作点1から2への遷移を検出するためのものである。負荷が真に急変したか否かは、TYPE=1となった後に再度本フローチャートを実施したとき、S610において改めて判定することになる。S610において負荷急変を判定することができる根拠については後述する。
演算装置141は、Vin[0]の値を一時的変数Vin_aに保存しておく(S608)。これは後述する計算式において、Vin[0]の前回値(本フローチャートを前回実施したときにおけるVin[0])を用いる必要があるので、次回実施時にS602において上書されないようにするための便宜上の措置である。演算装置131は式1にしたがって通流率αを計算し、これを用いてVoutを制御する(S609)。
演算装置141は、ΔP/ΔVがIinの現在値(Iin[1])と等しいか、またはこれと等価とみなすことができる周辺値であるか否かを判定する。すなわちΔP/ΔV≒Iin[1]か否かを判定する。条件合致すればS611へ進み、合致しなければS606へ戻る。本ステップの条件を定めた理由については後述する。
演算装置141は、下記式2~式3を用いて太陽電池200の温度Tを推定する(S611)。演算装置141は、下記式4にしたがってΔVinを算出し、Vcmd=Vin[1]+ΔVinによって指令値Vcmdを算出する(S612)。演算装置141は、TYPEを0に戻し(S613)、S609へ戻る。式2~式4の導出過程については後述する。
p:太陽電池200に対する日射量
Is:太陽電池200の逆方向飽和電流
Ncell:太陽電池200のセル数
nf:太陽電池200のダイオード性能定数
k:ボルツマン定数
T:太陽電池200の温度
j=(現在日射量における現在動作点のIin)/(現在日射量における短絡電流)
本実施形態1に係る電力変換装置100は、(a)PV特性の傾きΔP/ΔVがIin[1]に略等しいとき、または、(b)IV特性の傾きΔI/ΔVが略0であるとき、EVの急速充電などによる負荷急変が発生したと判断する。これにより、DCバスシステムにおける負荷急変を正確に検出することができる。
実施形態1において、電力変換装置100はDC/DCコンバータであることを説明した。電力変換装置100が直流電力を変換するために用いる回路等は、実施形態1で説明したものに限らず、任意の構成を用いることができる。例えばIGBTに代えて、半導体スイッチング素子としてSiCデバイスを用いるものを採用してもよい。その他適当な半導体スイッチング素子を用いてもよい。
110:電圧センサ
120:電流センサ
130:昇圧チョッパ
140:制御部
141:演算装置
200:太陽電池
300:DCバス
Claims (10)
- 太陽電池が出力する電力を変換する電力変換装置であって、
前記電力変換装置が出力する変換後電圧に対する指令値を算出する制御部を備え、
前記制御部は、前記太陽電池が出力する電池電力の、前記太陽電池が出力する電池電圧に対する傾きが、前記太陽電池が出力する電池電流に等しいかまたは前記電池電流周辺の所定範囲内に収まっている場合は、前記電池電流の検出値と前記電池電流の目標値との間の電流差分にしたがって、前記指令値を算出し、
前記制御部は、前記太陽電池が出力する電池電力の、前記太陽電池が出力する電池電圧に対する傾きが、前記電池電流周辺の所定範囲内に収まっていない場合は、前記変換後電圧の目標値と前記変換後電圧の検出値との間の電圧差分にしたがって、前記指令値を算出する
ことを特徴とする電力変換装置。 - 前記制御部は、制御サイクル毎に前記指令値を算出し、
前記制御部は、1回の前記制御サイクルにおいて、前記電流差分にしたがって前記指令値を算出した後、次の前記制御サイクルにおいては、前記電圧差分にしたがって前記指令値を算出する
ことを特徴とする請求項1記載の電力変換装置。 - 前記制御部は、前記太陽電池が出力する電池電圧の検出値と、前記電池電流の検出値とを取得し、
前記制御部は、前記電池電圧の検出値と前記電池電流の検出値とを用いて、前記太陽電池の電池温度を算出し、
前記制御部は、前記電流差分を用いて前記指令値を算出する場合は、前記電流差分に加えて前記電池温度を用いて、前記指令値を算出する
ことを特徴とする請求項1記載の電力変換装置。 - 前記制御部は、制御サイクル毎に前記指令値を算出し、
前記制御部は、
第1制御サイクルにおける前記電池電圧、
前記第1制御サイクルにおける前記電池電流、
前記第1制御サイクルの次の第2制御サイクルにおける前記電池電圧、
前記第2制御サイクルにおける前記電池電流、
前記第2制御サイクルの次の第3制御サイクルにおける前記電池電圧、
前記第3制御サイクルにおける前記電池電流、
の間の関係式を充足する電池電流を推定することにより、前記太陽電池の電圧電流曲線上における動作点を推定し、
前記制御部は、前記推定した動作点を用いて前記電池温度を算出する
ことを特徴とする請求項3記載の電力変換装置。 - 前記制御部は、前記電池電流の目標値として、前記太陽電池の最大電力動作点において前記太陽電池が出力する電池電流をセットし、
前記制御部は、前記電流差分を、前記最大電力動作点において前記太陽電池が出力する電池電圧と前記電池電圧の検出値との間の電圧差分に置き換え、
前記制御部は、前記置き換えた電圧差分を前記指令値として用いる
ことを特徴とする請求項1記載の電力変換装置。 - 前記制御部は、前記太陽電池に対する現在日射量の下における前記太陽電池の最大電力動作点の前記電池電流と、前記現在日射量の下における前記太陽電池の短絡電流との間の比が固定値であると仮定することにより、前記現在日射量の下における前記最大電力動作点の前記電池電流を算出し、
前記制御部は、前記現在日射量の下における前記最大電力動作点の前記電池電流を用いて、前記電流差分を電圧差分に置き換える
ことを特徴とする請求項5記載の電力変換装置。 - 前記制御部は、前記太陽電池が出力する電池電圧の検出値と、前記電池電流の検出値とを取得し、
前記制御部は、前記電池電圧の検出値と前記電池電流の検出値とを用いて、前記太陽電池の電池温度を算出し、
前記制御部は、前記電池温度を用いて、前記置き換えた差分を算出する
ことを特徴とする請求項5記載の電力変換装置。 - 前記電力変換装置は、前記太陽電池が出力する直流電力を別の直流電力に変換するDCコンバータとして構成されている
ことを特徴とする請求項1記載の電力変換装置。 - 前記DCコンバータは、半導体スイッチング素子を用いて、前記太陽電池が出力する直流電力を別の直流電力に変換するように構成されている
ことを特徴とする請求項8記載の電力変換装置。 - 請求項1記載の電力変換装置、
電気自動車の充電端子を接続する端子、
を備えることを特徴とする電力システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019199715A JP7292179B2 (ja) | 2019-11-01 | 2019-11-01 | 電力変換装置、電力システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019199715A JP7292179B2 (ja) | 2019-11-01 | 2019-11-01 | 電力変換装置、電力システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021072028A JP2021072028A (ja) | 2021-05-06 |
JP7292179B2 true JP7292179B2 (ja) | 2023-06-16 |
Family
ID=75713253
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019199715A Active JP7292179B2 (ja) | 2019-11-01 | 2019-11-01 | 電力変換装置、電力システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7292179B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004272803A (ja) | 2003-03-11 | 2004-09-30 | Omron Corp | 最大電力追従制御装置 |
JP2014063282A (ja) | 2012-09-20 | 2014-04-10 | Kyocera Corp | パワーコンディショナ及びその制御方法 |
JP2018081621A (ja) | 2016-11-18 | 2018-05-24 | シャープ株式会社 | 電力制御装置、及びその電力制御方法 |
-
2019
- 2019-11-01 JP JP2019199715A patent/JP7292179B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004272803A (ja) | 2003-03-11 | 2004-09-30 | Omron Corp | 最大電力追従制御装置 |
JP2014063282A (ja) | 2012-09-20 | 2014-04-10 | Kyocera Corp | パワーコンディショナ及びその制御方法 |
JP2018081621A (ja) | 2016-11-18 | 2018-05-24 | シャープ株式会社 | 電力制御装置、及びその電力制御方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2021072028A (ja) | 2021-05-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20240097439A1 (en) | System and Method For Interconnected Elements of a Power System | |
JP6031759B2 (ja) | 太陽電池発電システム | |
CN102185533B (zh) | 储能型准-z源光伏发电控制系统和控制方法 | |
US10447070B2 (en) | Solar energy system with built-in battery charger and its method | |
AU2020268909B2 (en) | Systems and methods for photovoltaic direct current (DC) bus control | |
JP5929258B2 (ja) | 電力供給システムおよび電源装置 | |
WO2011074661A1 (ja) | 充放電システム | |
JP4586204B2 (ja) | 太陽光発電システム | |
CN114698407A (zh) | 光伏系统母线电压控制方法及装置 | |
CN113452074A (zh) | 一种光伏系统及控制方法 | |
US10965127B2 (en) | Power controller | |
US20170085088A1 (en) | Electric power generation operation point control circuit device and multi-stage electric power generation operation point control circuit device | |
US8942017B2 (en) | Energy storage system and method thereof | |
Pires et al. | Control of bidirectional quadratic DC-DC converters for storage support of DC power grids | |
Bouchakour et al. | Direct power control of grid connected photovoltaic system with linear reoriented coordinate method as maximum power point tracking algorithm | |
KR102238340B1 (ko) | 가상 저항 방식의 pcs 드룹 제어 장치 및 이를 이용한 에너지 저장 시스템 | |
JP7292179B2 (ja) | 電力変換装置、電力システム | |
Lin et al. | Analysis of sliding-mode-controlled boost converters with mixed loads | |
CN112952883B (zh) | 一种分布式储能系统的充电控制方法及系统 | |
US20220200435A1 (en) | Electric power system and power conversion device | |
JP2019071708A (ja) | 電力変換装置及びその温度上昇抑制方法 | |
Tovar-Olvera et al. | Improved P&O algorithm for distributed MPPT PV configurations | |
Rao et al. | Implementation of FPGA Based MPPT Techniques for Grid-Connected PV System. | |
Kadhim Mohaisen | Artificial intelligent maximum power point controller based hybrid photovoltaic/battery system | |
Xiao et al. | An improved hierarchy and autonomous control for dc microgrid based on both model predictive and distributed droop control |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220406 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20230113 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230124 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230523 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230606 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7292179 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |