JP7290551B2 - 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム Download PDF

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本発明は、情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムに関する。
従来、従来、GPS(Global Positioning System)によって測位する自己位置と地図情報とに基づいて、ユーザに目的地までの歩行経路を案内するナビゲーション技術がある。
また、地図データに道路情報が登録されていない場合であっても、設定された経路に従って、ユーザを出発地から目的地まで誘導するナビゲーション技術がある(例えば、特許文献1)。
特許第6383699号
しかしながら、上記の従来技術では、案内ルートをたどって目的地へと到着できるよう案内ルートに応じた正しい方向へと効果的にユーザを誘導することができるとは限らない。例えば、上記の従来技術では、携帯情報端末において設定された経路位置の位置関係から進行方向を特定し、特定した進行方向を方向指示情報として携帯情報端末に指示する。
このように、上記の従来技術では、携帯情報端末において設定された経路位置の位置関係から進行方向を特定しているに過ぎず、例えば、ユーザの向きと経路との関係性は考慮されていない。このため、上記の従来技術では、案内ルートをたどって目的地へと到着できるよう案内ルートに応じた正しい方向へと効果的にユーザを誘導することができるとは限らない。
本願にかかる情報処理装置は、ユーザが向いている方向である第1方向を検出する検出部と、前記検出部により検出された第1方向と、前記ユーザに案内されるルートである案内ルートとの関係性に応じて、前記第1方向を指し示す指標情報の表示態様を制御する指標制御部とを有することを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、案内ルートをたどって目的地へと到着できるよう案内ルートに応じた正しい方向へと効果的にユーザを誘導することができるといった効果を奏する。
図1は、実施形態にかかる第1の情報処理の一例を示す図である。 図2は、指標情報の表示制御および指標情報の表示態様制御の一例を示す図(1)である。 図3は、指標情報の表示制御および指標情報の表示態様制御の一例を示す図(2)である。 図4は、実施形態にかかる第2の情報処理の一例を示す図である。 図5は、指標情報の表示制御および指標情報の表示態様制御の一例を示す図(3)である。 図6は、実施形態にかかる情報処理システムの構成例を示す図である。 図7は、実施形態にかかる情報処理装置の構成例を示す図である。 図8は、実施形態にかかる情報処理手順を示すフローチャートである。 図9は、情報処理装置100の機能を実現するコンピュータ1000の一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本願にかかる情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」という)について図面を参照しつつ説明する。なお、この実施形態により本願にかかる情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムが限定されるものではない。また、以下の実施形態において、同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
〔1.情報処理の概要〕
図1~図5を用いて、実施形態にかかる情報処理の一例について説明する。具体的には、実施形態にかかる情報処理を第1の情報処理、および、第2の情報処理に分けて、図1~図3では、実施形態に係る情報処理のうち、第1の情報処理に焦点を当てて説明する。また、図4および図5では、実施形態に係る情報処理のうち、第2の情報処理に焦点を当てて説明する。また、実施形態にかかる情報処理は、図1や図4に示す情報処理装置100によって行われる。情報処理装置100は、例えば、サーバ装置である。
また、実施形態にかかる第1の情報処理は、案内ルートでの案内が開始される時点において指標情報の表示制御および表示態様の制御を行う制御処理に対応する。一方、実施形態にかかる第2の情報処理は、案内ルートでの案内が開始された後において案内ルートからユーザが外れている場合には、指標情報の表示制御および表示態様の制御を行う制御処理に対応する。なお、指標情報、および、指標情報の表示態様の制御がどのようなものであるかは、後に、図2、図3、図5等を用いて詳細に説明する。
次に、図1~図5の説明に先立って、図6を用いて、実施形態にかかる情報処理システムについて説明する。図6は、実施形態にかかる情報処理システム1の構成例を示す図である。実施形態にかかる情報処理システム1は、図6に示すように、端末装置10と、情報処理装置100とを含む。端末装置10、情報処理装置100は、ネットワークNを介して有線または無線により通信可能に接続される。なお、施形態にかかる情報処理システム1には、複数の端末装置10や、複数の情報処理装置100が含まれてもよい。
端末装置10は、ユーザ(エンドユーザ)によって利用される情報処理端末である。端末装置10は、例えば、スマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PC(Personal Computer)や、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)等である。実施形態にかかる端末装置10には、ルート案内サービスを提供するアプリケーション(以下、「地図アプリAP」と表記する場合がある)がインストールされているものとする。したがって、端末装置10は、地図アプリAPの制御に従って、例えば、ルート案内情報を表示する。また、端末装置10は、地図アプリAPの制御に従って、情報処理装置100にアクセスすることにより、アクセスに応じた結果(案内ルート情報)を情報処理装置100から受信し、受信した結果が示された地図コンテンツを表示する。例えば、端末装置10は、地図アプリAPを介して、目的地を示す情報の入力をユーザから受け付けると、目的地を示す情報を情報処理装置100に送信する。そうすると、情報処理装置100は、目的地までのルートを検索し、検索によって得たルートを目的地までユーザを案内するための案内ルートとして決定する。また、情報処理装置100は、地図情報上にこの案内ルートが示された地図コンテンツが表示されるよう、端末装置10に対して案内ルートを示す情報を応答する。
また、端末装置10は、各種のセンサを備えている。よって、端末装置10が有する所定のセンサ(例えば、地磁気センサ)は、ユーザが向いている方向である第1方向を検知する。また、第1方向は、例えば、方位(例えば、東・西・南・北の4方向を8等分もしくは16等分した方位)によって示される。このようなことから、端末装置10は、コンパス機能を有するといえる。また、このようなことから第1方向は、端末装置10が向いている向きともいえる。また、例えば、所定のセンサは、この第1方向を常時検知している。したがって、情報処理装置100は、任意のタイミングで、このタイミングで検知された第1方向を端末装置10を介して検出することができる。また、この点、情報処理装置100は、端末装置10(具体的には、端末装置10の地磁気センサ)により検知された第1方向を示す方向情報を、端末装置10から取得する、と言い換えることができる。
また、地図アプリAPは、車、電車(その他公共交通)、徒歩に対応しているものとする。このため、案内ルートは、車による走行ルート、路線、徒歩ルートのいずれの概念も含むものであるが、本実施形態では、案内ルートは、ユーザが徒歩で目的地に行く場合の案内ルートであるものとする。
次に、実施形態にかかる情報処理が行われるにあたっての前提について説明する。例えば、目的地までの案内ルートが提示されたとしても、いつのまにか枠道にそれてしまい案内ルートを見失ってしまう場合がある。また、このように案内ルートを見失ってしまったユーザにとっては、どの方向に進めば案内ルートに戻れるのかが分からないことも多い。このため、案内ルートに応じた正しい方向に対して、ユーザが向いている方向(例えば、これから進もうとする方向)が正しいのか、あるいは間違っているのかが一目でわかるようユーザに提示することができれば、案内ルートをたどって目的地へと到着できるよう案内ルートに応じた正しい方向へと効果的にユーザを誘導することができるようになると考えられる。また、この結果、よりユーザビリティの高いナビゲーションサービスを提供できるようになると考えられる。
したがって、実施形態にかかる情報処理装置100は、このような前提(課題)の解決案として、実施形態にかかる情報処理を行う。具体的には、情報処理装置100は、ユーザが向いている方向である第1方向を検出する。そして、情報処理装置100は、検出した第1方向と、ユーザに案内されるルートである案内ルートとの関係性に応じて、第1方向を指し示す指標情報の表示態様を制御する。
例えば、情報処理装置100は、実施形態にかかる情報処理のうち、第1の情報処理として、ユーザに対して案内ルートでの案内(提示)が開始される時点で指標情報を表示させるとともに、ユーザが向いている方向と、案内ルートとの関係性に応じて、表示される指標情報の表示態様を制御する、という制御処理を行う。また、例えば、情報処理装置100は、実施形態にかかる情報処理のうち、第2の情報処理として、案内ルートでの案内が開始された後において案内ルートからユーザが外れていると判定した場合には、指標情報を表示させるとともに、ユーザが向いている方向と、案内ルートとの関係性に応じて、表示される指標情報の表示態様を制御する、という制御処理を行う。
〔2.実施形態にかかる情報処理の一例〕
さて、以下では、実施形態にかかる情報処理の一例について図面を用いて説明してゆく。具体的には、地図アプリAPによって提供されるナビゲーションサービス、実施形態にかかる情報処理装置100が実行する第1の情報処理、および、第2の情報処理それぞれについて、個別に説明してゆく。また、第1の情報処理については、ユーザの現在位置と、案内ルート上の出発地点とが異なる場合をパターン1とし、ユーザの現在位置と、案内ルート上の出発地点とが一致する場合をパターン2としてそれぞれ個別に説明する。また、以下の実施形態では、端末装置10を利用者はユーザU1であるものとする。
〔2-1.地図アプリAPの一例〕
まずは、図1を用いて、地図アプリAPによって提供されるナビゲーションサービスの一例について説明する。図1は、実施形態にかかる第1の情報処理の一例を示す図である。図1の例では、ユーザU1の端末装置10は、地図アプリAPの制御に従って、自装置の表示画面に地図コンテンツMPC1を表示している。地図コンテンツMPC1は、情報処理装置100によって提供される。図1の例によると、地図コンテンツMPC1は、領域AR11、領域AR12、領域AR13、領域AR14に分けられており、それぞれの領域に決まった情報が表示されることで構成されている。
領域AR11には、例えば、出発地点から目的地点までのルートを案内する案内ルートが示された地図情報が表示される。案内ルートは、情報処理装置100によって特定される。領域AR12には、目的地点を示す情報および出発地点を示す情報が表示される。例えば、ユーザU1は、地図アプリAPによる所定の入力画面(不図示)を介して、目的地点および出発地点を設定することができる。例えば、ユーザU1は、目的地点および出発地点を示す情報(例えば、施設名や住所等)を直接入力することにより目的地点および出発地点を設定することもできるし、表示画面に表示された地図情報を選択(例えば、タップ)することで、選択した地図上の位置を目的地点や出発地点として設定することもできる。
領域AR13には、出発地点から目的地点までのルートを案内する案内ルートを(徒歩で)利用した場合の所要時間、および、案内ルートの距離が表示される。所要時間および案内ルートの距離は、情報処理装置100によって算出される。また、領域AR13には、情報処理装置100に対して、案内開始を指示するボタンであるボタンBTが表示される。情報処理装置100は、例えば、ボタンBTが押下された場合には、ユーザU1に設定された出発地点および目的地点に基づき、案内ルートの特定、所要時間および案内ルートの距離の算出するという処理を実行し、処理した結果が反映された地図コンテンツMPC1を端末装置10に応答する。
また、地図コンテンツMPC1の領域AR11に表示される地図情報には、ユーザU1が自身の現在位置を把握できるよう、ユーザU1の現在位置に対して、所定のマーク情報が表示される。図1の例では、所定のマーク情報として、マークUM11が表示されている。また、マークUM11の表示制御も情報処理装置100によって行われてよい。
領域AR14には、車移動に対応する案内ルート、徒歩移動に対応する案内ルート、電車(その他公共交通)に対応する案内ルートのいずれの案内ルートの提示を希望するかユーザU1に指定させるための情報が表示される。例えば、徒歩マークが選択された場合にには、情報処理装置100は、徒歩移動に応じた案内ルートの特定および提示を行う。上記の通り、本実施形態では、案内ルートは、ユーザU1が徒歩で目的地に行く場合の案内ルートであるものとする。
〔2-2.第1の情報処理の一例〕
〔2-2-1.第1の情報処理の一例(パターン1)について〕
さて、ここまで、地図アプリAPによって提供されるナビゲーションサービスの一例について説明してきた。ここからは、同様に、図1を用いて、実施形態にかかる情報処理のうち、第1の情報処理の一例について説明する。具体的には、パターン1とパターン2に分けられる第1の情報処理のうち、まずは、第1の情報処理の一例(パターン1)について説明する。これまでの説明の通り、第1の情報処理は、ユーザに対して案内ルートでの案内(提示)が開始される時点で指標情報を表示させるとともに、ユーザが向いている方向と、案内ルートとの関係性に応じて、表示される指標情報の表示態様を制御するのもであるが、案内(提示)が開始される時点において、ユーザの現在位置と、案内ルート上の出発地点とが異なっている。
まず、ユーザU1は、現在、位置PT11に位置している。すなわち、ユーザU1の現在位置は、位置PT11である。そして、ユーザU1は、位置PT11に位置している状態、かつ、例えば、地図コンテンツMPC1が表示されている状態において、出発地点「Z交差点」、目的地「A駅」をそれぞれ設定し、さらに徒歩移動を設定(徒歩マークの選択)したうえで、ボタンBTを押下したとする。ここで、ユーザU1の現在位置である位置PT11と、出発地点「Z交差点」(出発地点「Z交差点」は、後述する案内ルートK1上の出発地点となる)とは、位置が異なっているものとする。
かかる場合、端末装置10は、情報処理装置100に対して出発地点「Z交差点」から目的地点「A駅」までの案内の開始を指示する案内開始指示を送信する(ステップS11)。なお、ここでいう案内の開始とは、出発地点「Z交差点」から目的地点「A駅」までの案内ルートでの案内、すなわち出発地点「Z交差点」から目的地点「A駅」までの案内ルートの提示の開始を意味する。また、案内開始指示には、出発地点「Z交差点」を示す出発地情報と、目的地点「A駅」を示す目的地情報とが含まれる。
そして、情報処理装置100は、端末装置10から案内開始指示を受信する(ステップS12)。次に、情報処理装置100は、出発地点から目的地点までの案内ルートを特定する(ステップS13)。図1の例では、情報処理装置100は、出発地点「Z交差点」から目的地点「A駅」までの案内ルートを特定する。例えば、情報処理装置100は、地図情報記憶部121を参照し、出発地点「Z交差点」から目的地点「A駅」までの案内ルートを1つ特定する。例えば、情報処理装置100は、出発地点「Z交差点」から目的地点「A駅」までのルートのうち、最短ルートを案内ルートとして特定する。図1の例では、情報処理装置100は、案内ルートとして、案内ルートK1を特定したものとする。
次に、情報処理装置100は、ステップS13で特定した案内ルートK1での案内を開始する現時点において、ユーザU1が向いている方向である第1方向DM1nを検出する(ステップS14)。例えば、情報処理装置100は、ステップS13で特定した案内ルートK1を提示する現時点において、ユーザU1が向いている方向である第1方向DM1nを検出する。なお、以下では、第1方向DM1nを区別する場合には、「n」に任意の数値を入力して区別することにする。第1方向DM1nを区別する必要がない場合にはこのままの表記とする。
次に、情報処理装置100は、案内ルートK1とともに、第1方向DM1nを指し示すような向きで扇画像Cを表示させる(ステップS15)。扇画像Cは、第1方向を指し示す指標情報の一例である。扇画像Cの表示、および、扇画像Cの表示態様の制御については後述するとして、ここでは、案内ルートK1に関する表示制御について説明する。例えば、情報処理装置100は、出発地点「Z交差点」および目的地点「A駅」を含む地図情報であって、地図アプリAPの制御により表示されている地図情報に対して、案内ルートK1を示すルート画像が重畳表示されるよう端末装置10を制御する。
また、情報処理装置100は、地図情報に対して、出発地点「Z交差点」が存在する位置にスタートマークSM1が重畳表示され、目的地点「A駅」が存在する位置にゴールマークGM1が重畳表示されるよう端末装置10を制御する。また、情報処理装置100は、地図情報上の位置であって、ユーザU1の現在位置である位置PT11に対して、今現在、位置PT11にユーザU1が位置していることを示すマークUM11が重畳表示されるよう端末装置10を制御する。また、ステップS15での案内ルートK1に関する表示制御により、端末装置10は、図1に示すような、地図コンテンツMPC1を表示することになる。具体的には、領域AR11には、ステップS15での案内ルートK1に関する表示制御が反映された地図情報が表示される。また、領域AR12には、ユーザU1に設定された出発地情報および目的地情報が表示される。なお、図1に示す地図コンテンツMPC1には、後に説明するパターン2に対応するマークUM12も示されているが、パターン1の説明では、マークUM12の表示はなされていない。
次に、情報処理装置100は、ユーザU1の現在位置と、出発地点とが一致するか否かを判定する(ステップS16)。図1の例では、情報処理装置100は、ユーザU1の現在位置である位置PT11と、出発地点「Z交差点」を示す位置とが一致するか否かを判定する。上記の通り、パターン1に対応する今回の例では、位置PT11と、出発地点「Z交差点」とは、位置が異なっている。したがって、かかる例では、情報処理装置100は、ステップS16での判定処理では、ユーザU1の現在位置と、出発地点とが一致しない、すなわち、ユーザU1の現在位置と、出発地点とが異なると判定する。
そして、情報処理装置100は、ユーザU1の現在位置と、出発地点とが一致しないと判定した今回の場合(ステップS16;No)、ステップS15で検出した第1方向DM1nと、ユーザU1の現在位置から出発地点へ向かう方向(第2方向DM2n)との関係性に応じて、扇画像Cの表示態様を制御する(ステップS17a)。図1の例では、情報処理装置100は、第1方向DM1nと、ユーザU1の現在位置である位置PT11から出発地点「Z交差点」へ向かう方向(第2方向DM2n)との関係性に応じて、扇画像Cの表示態様を制御する。なお、以下では、第2方向DM2nを区別する場合には、「n」に任意の数値を入力して区別することにする。第2方向DM2nを区別する必要がない場合にはこのままの表記とする。また、第2方向DM2nは、例えば、方位(例えば、東・西・南・北の4方向を8等分もしくは16等分した方位)によって示される。
ここで、ステップS15からステップS17aにかけての扇画像Cの表示制御、および、扇画像Cの表示態様の制御の一例について詳細に説明する。情報処理装置100は、ユーザU1の現在位置と、出発地点とが一致しないと判定した今回の場合(ステップS16;No)、位置PT11から出発地点「Z交差点」へ向かう方向(第2方向DM2n)を検出(特定)する。なお、情報処理装置100は、位置PT11と、出発地点「Z交差点」を示す位置とを結んだ直線が指し示す方向であって、位置PT11から出発地点「Z交差点」へ向かう方向に基づいて、第2方向DM2nを特定することができる。
そうすると、情報処理装置100は、例えば、マークUM11に付加させるかたちで、第1方向DM1nを指し示すような向きで扇画像Cを表示させるとともに、第1方向DM1nと、第2方向DM2nとの関係性に応じて、扇画像Cの表示態様を制御する。例えば、情報処理装置100は、第1方向DM1nと第2方向DM2nとの関係性が所定の角度条件を満たすか否かに応じて、扇画像Cの表示態様を制御する。例えば、情報処理装置100は、ユーザU1の現在位置である位置PT11を起点とした直線であって、第1方向DM1nを示す直線と、第2方向DM2nを示す直線とが位置PT11で交差する角度を算出し、算出した角度が、所定の範囲内であるかを判定する。そして、情報処理装置100は、算出した角度が所定の範囲内であるか否かに応じて、扇画像Cの表示態様を制御する。
例えば、情報処理装置100は、上記算出した角度が所定の範囲よりも大きいと判定した場合には、扇画像Cの表示色を所定の表示色(例えば、赤色を示す表示色R)に制御することで、第1方向DM1nによって示されるユーザU1の現在の進行方向と、案内ルートK1に応じた進行方向とは乖離していることをユーザU1に通知する。また、例えば、情報処理装置100は、上記算出した角度が所定の範囲内であると判定した場合には、扇画像Cの表示色を所定の表示色とは異なる表示色(例えば、青色を示す表示色B)に制御することで、第1方向DM1nによって示されるユーザU1の現在の進行方向と、案内ルートK1に応じた進行方向とは一致していることをユーザU1に通知する。
扇画像Cの表示制御、および、扇画像Cの表示態様の制御の一例について概念的に説明してきたが、この点について図2を用いてより詳細に説明する。図2は、指標情報の表示制御および指標情報の表示態様制御の一例を示す図(1)である。そして、図2(a)は、図1に示す地図コンテンツMPC1の領域AR11に表示される地図情報のうち、ユーザU1の現在位置である位置PT11および出発地点「Z交差点」を含む付近が拡大表示されたものに対応する。また、図2(a)の例では、情報処理装置100は、ステップS15において、案内ルートK1での案内を開始する現時点でユーザU1が向いている方向である第1方向DM1nとして、第1方向DM11を検出しているものとする。また、図2の例では、情報処理装置100は、ステップS17aにおいて、位置PT11から出発地点「Z交差点」へ向かう方向である第2方向DM2nとして、第2方向DM21を検出しているものとする。
かかる例では、情報処理装置100は、位置PT11を起点とした直線であって、第1方向DM11を示す直線と、第2方向DM21を示す直線とが位置PT11で交差する角度である角度AG11を算出し、角度AG11が、所定の角度範囲内であるか否かを判定する。例えば、情報処理装置100は、角度AG11が所定の角度範囲よりも大きいと判定したとする。そうすると、情報処理装置100は、マークUM11に付加させるかたちで、第1方向DM11を指し示すような向きで扇画像Cを表示させるとともに、このときの扇画像Cを表示色を赤色を示す表示色Rに制御する。なお、この点、情報処理装置100は、扇画像Cの表示色を赤色を示す表示色Rに制御したうえで、この扇画像CをマークUM11に付加させるかたちで表示させる、と言い換えることができる。また、例えば、情報処理装置100は、地図情報に対して、表示色Rに制御された扇画像Cが重畳表示されるよう端末装置10を制御する。
ここで、扇画像Cについて説明する。扇画像Cは、ユーザU1の視野に対応する。また、扇画像Cは、円弧の中央が第1方向DM1nに一致するように表示させられることで、第1方向DM1nを指し示す向きに向けられる。また、扇画像Cは、視野に対応する領域の概念を有することから、情報処理装置100は、ユーザに対して地図情報を広く閲覧させることができるため、例えば、ユーザの現在位置の周辺に存在するオブジェクト(例えば、店舗等)への気付きを与えることができる。
また、ユーザU1は、表示色Rの扇画像Cが表示されたことにより、現在自身が向いている方向である第1方向DM11を進行方向として進んでは、設定した出発地点「Z交差点」に到達できないことに気付くことができる。したがって、ユーザU1は、例えば、地図コンテンツMPC1を見ながら、(そのままの位置で)自身の向いている方向を変える場合がある。情報処理装置100は、ユーザU1の第1方向DM1nを常時検出しているため、ユーザU1による方向の変更に応じて、変更後の第1方向DM1nとして、第1方向DM12を検出したとする。よって、この点での扇画像Cの表示態様制御について、図2(b)を用いて説明する。また、図2(b)も、図1に示す地図コンテンツMPC1の領域AR11に表示される地図情報のうち、ユーザU1の現在位置である位置PT11および出発地点「Z交差点」を含む付近が拡大表示されたものに対応する。
かかる例では、情報処理装置100は、位置PT11を起点とした直線であって、第1方向DM12を示す直線と、第2方向DM21を示す直線とが位置PT11で交差する角度である角度AG12を算出し、角度AG12が、所定の角度範囲内であるか否かを判定する。例えば、情報処理装置100は、角度AG12が所定の角度範囲よりも小さいと判定したとする。そうすると、情報処理装置100は、マークUM11に付加させるかたちで、第1方向DM12を指し示すような向きで扇画像Cを表示させるとともに、このときの扇画像Cを表示色を青色を示す表示色Bに制御する。なお、この点、情報処理装置100は、扇画像Cの表示色を青色を示す表示色Bに制御したうえで、この扇画像CをマークUM11に付加させるかたちで表示させる、と言い換えることができる。また、例えば、情報処理装置100は、地図情報に対して、表示色Bに制御された扇画像Cが重畳表示されるよう端末装置10を制御する。また、このようなことから、情報処理装置100は、扇画像Cの表示色を表示色Rから表示色Bへと変更させている。
ユーザU1は、自身の向きを変えたことで、扇画像Cの表示色が表示色Rから表示色Bへと変わると、表示色Bへと変わった時点での自身の向きを進行方向として進めば、設定した出発地点「Z交差点」に到達することに気付くことができる。
さて、これまで図1および図2で説明してきたように、実施形態にかかる情報処理装置100は、第1の情報処理(パターン1)を行う。例えば、ユーザは、そもそも、現在の位置から案内ルート上の出発地点へとうまくたどり着けないといった状況に陥る場合がある。そこで、情報処理装置100は、第1の情報処理(パターン1)により、このようなユーザが、まずは、案内ルート上の出発地点へと到達できるよう効果的にユーザを誘導することができる。
〔2-2-2.第1の情報処理の一例(パターン2)について〕
次に、パターン1とパターン2に分けられる第1の情報処理のうち、第1の情報処理の一例(パターン2)について説明する。これまでの説明の通り、第1の情報処理は、ユーザに対して案内ルートでの案内(提示)が開始される時点で指標情報を表示させるとともに、ユーザが向いている方向と、案内ルートとの関係性に応じて、表示される指標情報の表示態様を制御するのもであるが、案内(提示)が開始される時点において、ユーザの現在位置と、案内ルート上の出発地点とが一致している。なお、パターン2の説明も図1を用いるため、既に説明済みの内容については適宜省略する。
パターン2では、ユーザU1は、現在、位置PT12に位置している。すなわち、ユーザU1の現在位置は、位置PT12である。また、説明を簡単にするために、ユーザU1の現在位置である位置P12は、「Z交差点」に対応するものとする。
そして、ユーザU1は、位置PT12に位置している状態、かつ、例えば、地図コンテンツMPC1が表示されている状態において、出発地点「現在地」、目的地「A駅」をそれぞれ設定し、さらに徒歩移動を設定(徒歩マークの選択)したうえで、ボタンBTを押下したとする。ここで、ユーザU1の現在位置である位置PT12と、案内ルートK上の出発地点「Z交差点」とは、互いに位置が一致することになる。
また、端末装置10は、情報処理装置100に対して出発地点「現在地」から目的地点「A駅」までの案内の開始を指示する案内開始指示を送信する(ステップS11)。
情報処理装置100は、端末装置10から案内開始指示を受信すると(ステップS12)、出発地点(すなわち、ユーザU1の現在位置である位置P12)から目的地点「A駅」までの案内ルートを特定する(ステップS13)。そうすると、情報処理装置100は、案内ルートとして、案内ルートK1を特定する。
次に、情報処理装置100は、案内ルートK1での案内を開始する現時点において、ユーザU1が向いている方向である第1方向DM1nを検出し(ステップS14)、案内ルートK1とともに、第1方向DM1nを指し示すような向きで扇画像Cを表示させる(ステップS15)。例えば、情報処理装置100は、案内ルートK1に関する表示制御において、地図情報に対して、出発地点「Z交差点」が存在する位置にスタートマークSM1が重畳表示され、目的地点「A駅」が存在する位置にゴールマークGM1が重畳表示されるよう端末装置10を制御する。また、情報処理装置100は、地図情報上の位置であって、ユーザU1の現在位置である位置PT12に対して、今現在、位置PT12にユーザU1が位置していることを示すマークUM12が重畳表示されるよう端末装置10を制御する。
次に、情報処理装置100は、ユーザU1の現在位置である位置PT12と、出発地点とが一致するか否かを判定する。上記の通り、パターン2に対応する今回の例では、位置PT12が出発地点として設定されている。したがって、かかる例では、情報処理装置100は、ステップS16での判定処理では、ユーザU1の現在位置と、出発地点とが一致すると判定する。
そして、情報処理装置100は、ユーザU1の現在位置と、出発地点とが一致すると判定した今回の場合(ステップS16;Yes)、ステップS15で検出した第1方向DM1nと、案内ルートK1に沿った進行方向(第2方向DM2n)との関係性に応じて、扇画像Cの表示態様を制御する(ステップS17b)。
ここで、ステップS15からステップS17bにかけての扇画像Cの表示制御、および、扇画像Cの表示態様の制御の一例について詳細に説明する。情報処理装置100は、ユーザU1の現在位置と、出発地点とが一致すると判定した今回の場合(ステップS16;Yes)、案内ルートK1に沿った進行方向(第2方向DM2n)を検出(特定)する。
そうすると、情報処理装置100は、例えば、マークUM12に付加させるかたちで、第1方向DM1nを指し示すような向きで扇画像Cを表示させるとともに、第1方向DM1nと、第2方向DM2nとの関係性に応じて、扇画像Cの表示態様を制御する。例えば、情報処理装置100は、第1方向DM1nと第2方向DM2nとの関係性が所定の角度条件を満たすか否かに応じて、扇画像Cの表示態様を制御する。例えば、情報処理装置100は、ユーザU1の現在位置である位置PT12を起点とした直線であって、第1方向DM1nを示す直線と、第2方向DM2nを示す直線とが位置PT12で交差する角度を算出し、算出した角度が、所定の範囲内であるかを判定する。そして、情報処理装置100は、算出した角度が所定の範囲内であるか否かに応じて、扇画像Cの表示態様を制御する。
パターン2に対応する扇画像Cの表示制御、および、扇画像Cの表示態様の制御の一例ついて図3を用いてより詳細に説明する。図3は、指標情報の表示制御および指標情報の表示態様制御の一例を示す図(2)である。そして、図3(a)は、図1に示す地図コンテンツMPC1の領域AR11に表示される地図情報のうち、ユーザU1の現在位置である位置PT12含む付近が拡大表示されたものに対応する。また、図3(a)の例では、情報処理装置100は、ステップS15において、案内ルートK1での案内を開始する現時点でユーザU1が向いている方向である第1方向DM1nとして、第1方向DM13を検出しているものとする。また、図3の例では、情報処理装置100は、ステップS17bにおいて、案内ルートK1に沿った進行方向である第2方向DM2nとして、第2方向DM22を検出しているものとする。
かかる例では、情報処理装置100は、位置PT12を起点とした直線であって、第1方向DM13を示す直線と、第2方向DM22を示す直線とが位置PT12で交差する角度である角度AG13を算出し、角度AG13が、所定の角度範囲内であるか否かを判定する。例えば、情報処理装置100は、角度AG13が所定の角度範囲よりも大きいと判定したとする。そうすると、情報処理装置100は、マークUM12に付加させるかたちで、第1方向DM13を指し示すような向きで扇画像Cを表示させるとともに、このときの扇画像Cを表示色を赤色を示す表示色Rに制御する。なお、この点、情報処理装置100は、扇画像Cの表示色を赤色を示す表示色Rに制御したうえで、この扇画像CをマークUM12に付加させるかたちで表示させる、と言い換えることができる。また、例えば、情報処理装置100は、地図情報に対して、表示色Rに制御された扇画像Cが重畳表示されるよう端末装置10を制御する。
また、ユーザU1は、表示色Rの扇画像Cが表示されたことにより、現在自身が向いている方向である第1方向DM13を進行方向として進んでは、設定した目的地点「A駅」に到達できないことに気付くことができる。したがって、ユーザU1は、例えば、地図コンテンツMPC1を見ながら、(そのままの位置で)自身の向いている方向を変える場合がある。情報処理装置100は、ユーザU1の第1方向DM1nを常時検出しているため、ユーザU1による方向の変更に応じて、変更後の第1方向DM1nとして、第1方向DM14検出したとする。よって、この点での扇画像Cの表示態様制御について、図3(b)を用いて説明する。また、図3(b)も、図1に示す地図コンテンツMPC1の領域AR11に表示される地図情報のうち、ユーザU1の現在位置である位置PT12含む付近が拡大表示されたものに対応する。
かかる例では、情報処理装置100は、位置PT12を起点とした直線であって、第1方向DM14を示す直線と、第2方向DM22を示す直線とが位置PT12で交差する角度である角度AG14を算出し、角度AG14が、所定の角度範囲内であるか否かを判定する。例えば、情報処理装置100は、角度AG14が所定の角度範囲よりも小さいと判定したとする。そうすると、情報処理装置100は、マークUM12に付加させるかたちで、第1方向DM14を指し示すような向きで扇画像Cを表示させるとともに、このときの扇画像Cを表示色を青色を示す表示色Bに制御する。なお、この点、情報処理装置100は、扇画像Cの表示色を青色を示す表示色Bに制御したうえで、この扇画像CをマークUM12に付加させるかたちで表示させる、と言い換えることができる。また、例えば、情報処理装置100は、地図情報に対して、表示色Bに制御された扇画像Cが重畳表示されるよう端末装置10を制御する。また、このようなことから、情報処理装置100は、扇画像Cの表示色を表示色Rから表示色Bへと変更させている。
ユーザU1は、自身の向きを変えたことで、扇画像Cの表示色が表示色Rから表示色Bへと変わると、表示色Bへと変わった時点での自身の向きを進行方向として進めば、設定した目的地点「A駅」に到達することに気付くことができる。
さて、これまで図1および図3で説明してきたように、実施形態にかかる情報処理装置100は、第1の情報処理(パターン2)を行う。例えば、ユーザは、自身の現在位置を出発地点として設定した場合、実在の案内ルートを認識することは当然可能である。しかしながら、ユーザは、案内ルートでの案内が開始された初めの段階では、この案内ルートをどの方向に進めばよいか認識できない場合がある。そこで、情報処理装置100は、第1の情報処理(パターン2)により、このようなユーザが、案内ルートに対する進むべき方向を効果的にユーザを誘導することができる。また、この結果、情報処理装置100は、案内ルートをたどって目的地へと到着できるよう案内ルートに応じた正しい方向へと効果的にユーザを誘導することができる。
〔2-3.第2の情報処理の一例〕
ここまで、第1の情報処理の一例について説明してきた。ここからは、図4を用いて、実施形態にかかる情報処理のうち、第2の情報処理の一例について説明する。図4は、実施形態にかかる第2の情報処理の一例を示す図である。これまでの説明の通り、第2の情報処理は、案内ルートでの案内が開始された後において案内ルートからユーザが外れていると判定した場合には、指標情報を表示させるとともに、ユーザが向いている方向と、案内ルートとの関係性に応じて、表示される指標情報の表示態様を制御するものである。また、第2の情報処理は、第1の情報処理に引き続き(連続して)行われる処理であってよい。したがって、図4では、図1のステップS17に続くステップS18から第2の情報処理が行われるものとして説明する。
また、図4の例では、ユーザU1は、案内ルートK1での案内が開始された後、実際に、案内ルートK1を利用して目的地点「A駅」へと向かったが、途中で案内ルートK1から外れてしまい、位置P13に位置しているものとする。このようなことから、図4の例では、ユーザU1の現在位置は位置P13である。また、これにより、情報処理装置100は、図4に示す地図コンテンツMPC1の例の通り、地図情報上の位置であって、ユーザU1の現在位置である位置PT13に対して、今現在、位置PT13にユーザU1が位置していることを示すマークUM13が重畳表示されるよう端末装置10を制御している。
このような状態おいて、情報処理装置100は、ユーザU1の現在位置と最短距離の関係にある地点であって、案内ルートK1上の地点(以下、「最短距離地点」と略す場合がある)を特定する(ステップS18)。図4の例では、情報処理装置100は、ユーザU1の現在位置である位置PT13と最短距離の関係にある最短距離地点を特定する。例えば、情報処理装置100は、位置PT13と、案内ルートK1と結んだ直線が最も短くなる地点であって、案内ルートK1上の地点を最短距離地点として特定する。図4の例では、情報処理装置100は、案内ルートK1の地点MPTを最短距離地点として特定したものとする。
次に、情報処理装置100は、ユーザU1の現在位置と、案内ルートK1との位置関係が所定の位置関係になったか否かを判定する。例えば、情報処理装置100は、所定の位置関係として、ユーザU1の現在位置と、ユーザU1の現在位置と最短距離の関係にある案内ルート上の地点(最短距離地点)との距離が所定距離以上離れている位置関係になったか否かを判定する(ステップS19)。図4の例では、情報処理装置100は、ユーザU1の現在位置である位置P13と、最短距離地点MPTとを直線で結んだ場合の距離が所定距離以上であるか否かを判定する。なお、このような判定処理は、ユーザU1が案内ルートK1から外れたか否かを判定するための処理といえる。したがって、情報処理装置100は、例えば、位置P13と、最短距離地点MPTとを直線で結んだ場合の距離が所定距離以上であると判定した場合には、ユーザU1はこの時点で案内ルートK1から外れていると判定する。図4の例では、情報処理装置100は、ユーザU1の現在位置と、最短距離地点MPTとの距離が所定距離以上離れている位置関係になったと判定したものとする。
なお、情報処理装置100は、ユーザU1の現在位置と、最短距離地点との距離が所定距離以上離れている位置関係になっていない場合(ユーザU1の現在位置と、最短距離地点との距離が所定距離未満の場合)には(ステップS19;No)、ユーザU1の現在位置と、最短距離地点との距離が所定距離以上離れている位置関係になるまで待機する。一方、情報処理装置100は、ユーザU1の現在位置と、最短距離地点との距離が所定距離以上離れている位置関係になったと判定した今回の場合には(ステップS19;Yes)、ユーザU1の現在位置と、最短距離地点との距離が所定距離以上になった現時点において、ユーザU1が向いている方向である第1方向DM1nを検出する(ステップS20)。
次に、情報処理装置100は、第1方向DM1nを指し示すような向きで扇画像Cを表示させる(ステップS21)。
次に、情報処理装置100は、ステップS20で検出した第1方向DM1nと、ユーザU1の現在位置から最短距離地点(所定の基準点の一例)へ向かう方向(第2方向DM2n)との関係性に応じて、扇画像Cの表示態様を制御する(ステップS22)。図4の例では、情報処理装置100は、第1方向DM1nと、ユーザU1の現在位置である位置P13から最短距離地点MPTへ向かう方向(第2方向DM2n)との関係性に応じて、扇画像Cの表示態様を制御する。なお、ここでは、所定の基準点の一例として、最短距離地点が用いられる場合の例を示すが、情報処理装置100は、所定の基準点として、案内ルートK1上の目的地点「A駅」、または、案内ルートK1上の出発地点「Z交差点」へ向かう方向(第2方向DM2n)との関係性に応じて、扇画像Cの表示態様を制御してもよい。
ここで、ステップS20からステップS22にかけての扇画像Cの表示制御、および、扇画像Cの表示態様の制御の一例について詳細に説明する。情報処理装置100は、ユーザU1の現在位置と、最短距離地点MPTとの距離が所定距離以上離れている位置関係になったと判定した今回の場合には(ステップS19;Yes)、位置PT13から最短距離地点MPTへ向かう方向(第2方向DM2n)を検出(特定)する。なお、情報処理装置100は、位置PT13と、最短距離地点MPTを示す位置とを結んだ直線が指し示す方向であって、位置PT13から最短距離地点MPTへ向かう方向に基づいて、第2方向DM2nを特定することができる。
そうすると、情報処理装置100は、例えば、マークUM13に付加させるかたちで、第1方向DM1nを指し示すような向きで扇画像Cを表示させるとともに、第1方向DM1nと、第2方向DM2nとの関係性に応じて、扇画像Cの表示態様を制御する。例えば、情報処理装置100は、第1方向DM1nと第2方向DM2nとの関係性が所定の角度条件を満たすか否かに応じて、扇画像Cの表示態様を制御する。例えば、情報処理装置100は、ユーザU1の現在位置である位置PT13を起点とした直線であって、第1方向DM1nを示す直線と、第2方向DM2nを示す直線とが位置PT13で交差する角度を算出し、算出した角度が、所定の範囲内であるかを判定する。そして、情報処理装置100は、算出した角度が所定の範囲内であるか否かに応じて、扇画像Cの表示態様を制御する。
例えば、情報処理装置100は、上記算出した角度が所定の範囲よりも大きいと判定した場合には、扇画像Cの表示色を所定の表示色(例えば、赤色を示す表示色R)に制御することで、第1方向DM1nによって示されるユーザU1の現在の進行方向と、案内ルートK1に応じた進行方向とは乖離していることをユーザU1に通知する。また、例えば、情報処理装置100は、上記算出した角度が所定の範囲内であると判定した場合には、扇画像Cの表示色を所定の表示色とは異なる表示色(例えば、青色を示す表示色B)に制御することで、第1方向DM1nによって示されるユーザU1の現在の進行方向と、案内ルートK1に応じた進行方向とは一致していることをユーザU1に通知する。
扇画像Cの表示制御、および、扇画像Cの表示態様の制御の一例について概念的に説明してきたが、この点について図5を用いてより詳細に説明する。図5は、指標情報の表示制御および指標情報の表示態様制御の一例を示す図(3)である。そして、図5(a)は、図4に示す地図コンテンツMPC1の領域AR11に表示される地図情報のうち、ユーザU1の現在位置である位置PT13およびを含む付近が拡大表示されたものに対応する。また、図5(a)の例では、情報処理装置100は、ステップS20において、ユーザU1の現在位置と、最短距離地点との距離が所定距離以上になった現時点でユーザU1が向いている方向である第1方向DM1nとして、第1方向DM15を検出しているものとする。また、図5の例では、情報処理装置100は、ステップS22において、位置PT13から最短距離地点MPTへ向かう方向である第2方向DM2nとして、第2方向DM23を検出しているものとする。
かかる例では、情報処理装置100は、位置PT13を起点とした直線であって、第1方向DM15を示す直線と、第2方向DM23を示す直線とが位置PT13で交差する角度である角度AG15を算出し、角度AG15が、所定の角度範囲内であるか否かを判定する。例えば、情報処理装置100は、角度AG15が所定の角度範囲よりも大きいと判定したとする。そうすると、情報処理装置100は、マークUM13に付加させるかたちで、第1方向DM15を指し示すような向きで扇画像Cを表示させるとともに、このときの扇画像Cを表示色を赤色を示す表示色Rに制御する。なお、この点、情報処理装置100は、扇画像Cの表示色を赤色を示す表示色Rに制御したうえで、この扇画像CをマークUM13に付加させるかたちで表示させる、と言い換えることができる。また、例えば、情報処理装置100は、地図情報に対して、表示色Rに制御された扇画像Cが重畳表示されるよう端末装置10を制御する。
なお、図5(a)の例によると、ユーザU1は、第1方向DM15の方向に進んだ場合、案内ルートK1(具体的には、案内ルートK1を左に曲がった先)に到達することができる。すなわち、図5(a)の例によると、ユーザU1は、第1方向DM15の方向に進んだ場合、案内ルートK1に戻ることができる。このようなことから、情報処理装置100は、案内ルート上の位置であれば、最短距離地点MPTに限らずいずれの地点を所定の基準点として定めてもよい。例えば、図5(a)の例によると、ユーザU1は、第2方向DM23の方向に進むことにより最短距離地点MPTに戻るより、第1方向DM15の方向に進んで案内ルートK1に戻った方が、結果的に早く目的地点「A駅」に到着することができる。したがって、情報処理装置100は、所定の基準点として、案内ルート上の地点であって、最短距離地点から移動するよりもより早く目的地点に到着可能な地点のうち、現在位置から最も近い地点へ向かう方向である第2方向DM2nとの関係性に応じて、扇画像Cの表示態様を制御してもよい。
また、ユーザU1は、表示色Rの扇画像Cが表示されたことにより、現在自身が向いている方向である第1方向DM15を進行方向として進んでは、案内ルートK1に戻れないことに気付くことができる。したがって、ユーザU1は、例えば、地図コンテンツMPC1を見ながら、(そのままの位置で)自身の向いている方向を変える場合がある。情報処理装置100は、ユーザU1の第1方向DM1nを常時検出しているため、ユーザU1による方向の変更に応じて、変更後の第1方向DM1nとして、第1方向DM16を検出したとする。よって、この点での扇画像Cの表示態様制御について、図5(b)を用いて説明する。また、図5(b)も、図4に示す地図コンテンツMPC1の領域AR11に表示される地図情報のうち、ユーザU1の現在位置である位置PT11および出発地点「Z交差点」を含む付近が拡大表示されたものに対応する。
かかる例では、情報処理装置100は、位置PT13を起点とした直線であって、第1方向DM16を示す直線と、第2方向DM23を示す直線とが位置PT13で交差する角度である角度AG16を算出し、角度AG16が、所定の角度範囲内であるか否かを判定する。例えば、情報処理装置100は、角度AG16が所定の角度範囲よりも小さいと判定したとする。そうすると、情報処理装置100は、マークUM13に付加させるかたちで、第1方向DM16を指し示すような向きで扇画像Cを表示させるとともに、このときの扇画像Cを表示色を青色を示す表示色Bに制御する。なお、この点、情報処理装置100は、扇画像Cの表示色を青色を示す表示色Bに制御したうえで、この扇画像CをマークUM13に付加させるかたちで表示させる、と言い換えることができる。また、例えば、情報処理装置100は、地図情報に対して、表示色Bに制御された扇画像Cが重畳表示されるよう端末装置10を制御する。また、このようなことから、情報処理装置100は、扇画像Cの表示色を表示色Rから表示色Bへと変更させている。
ユーザU1は、自身の向きを変えたことで、扇画像Cの表示色が表示色Rから表示色Bへと変わると、表示色Bへと変わった時点での自身の向きを進行方向として進めば、案内ルートK1に戻れることに気付くことができる。
さて、これまで図4および図5で説明してきたように、実施形態にかかる情報処理装置100は、第2の情報処理を行う。例えば、ユーザは、目的地までの案内ルートが提示されたとしても、いつのまにか枠道にそれてしまい案内ルートを見失ってしまう場合がある。また、このように案内ルートを見失ってしまったユーザにとっては、どの方向に進めば案内ルートに戻れるのかが分からないことも多い。そこで、情報処理装置100は、第2の情報処理により、案内ルートをたどって目的地へと到着できるよう案内ルートに応じた正しい方向へと効果的にユーザを誘導することができる。また、この結果、情報処理装置100は、よりユーザビリティの高いナビゲーションサービスを提供することができる。
なお、情報処理装置100は、ユーザU1が案内ルートK1に沿った正しい方向(目的地点へ向かう方向)で移動している場合には、扇画像Cを表示させなくてよい。このようなことから、情報処理装置100は、ユーザU1が扇画像Cによる誘導を不要とする場合には、扇画像Cを表示させないため、地図情報の見易さという観点でユーザビリティを高めることができる。
〔2-4.実施形態にかかる情報処理のバリエーション〕
上記実施形態にかかる情報処理装置100は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、情報処理装置100の他の実施形態について説明する。
〔2-4-1.行動態様に応じた表示態様の制御〕
上記実施形態では、情報処理装置100が、ユーザが向いている方向である第1方向DM1nを検出する例を示した。しかし、情報処理装置100は、ユーザの行動態様も検出してよい。例えば、情報処理装置100は、第1方向DM1nの変化や、ユーザの現在位置の変化に基づいて、ユーザの行動態様を検出することができる。そして、情報処理装置100は、検出した行動態様に基づき所定の行動態様でユーザ行動していると判定された場合には、扇画像Cを表示させるとともに、第1方向DM1nと第2方向DM2nとの関係性に応じて、扇画像Cの表示態様を制御する。例えば、情報処理装置100は、検出した行動態様に基づき所定の行動態様でユーザ行動していると判定された場合には、扇画像Cを表示させるとともに、所定の行動態様でユーザ行動していると判定された現時点での第1方向DM1nと、第2方向DM2nとの関係性に応じて、扇画像Cの表示態様を制御する。なお、ここで用いられる第2方向DM2nは、第1の情報処理または第2の情報処理で説明した第2方向DM2nのいずれであってもよい。また、所定の行動態様の一例としては、同じ位置でくるくるまわるという行動態様、一定のエリア内を周回するという行動態様といったように、ユーザが方向を見失っている、あるいは、道に迷っていることが予想されるような行動態様が挙げられる。
〔2-4-2.ユーザ属性に応じた表示制御〕
上記実施形態では、情報処理装置100が、案内ルートでの案内を開始される時点や、案内ルートでの案内を開始された後にユーザが案内ルートから外れたと判定された時点において、扇画像Cを表示させるという表示制御を行う例を示した。しかし、情報処理装置100は、ユーザの属性情報が所定の属性情報であるか否かに応じて、扇画像Cの表示制御を行ってもよい。
例えば、情報処理装置100は、ユーザU1の現在位置である位置PT13と、最短距離地点MPTとの距離が所定距離以上離れている位置関係になったと判定した場合(ステップS19;Yes)、ユーザU1の現在位置の変化に基づいて、ユーザU1は意図せず案内ルートK1から外れてしまったのか、あるいは、ユーザU1は意図的に案内ルートK1から外れたのかを判定する。そして、情報処理装置100は、例えば、ユーザU1は意図せず案内ルートK1から外れてしまったと判定した場合、これまで説明してきたように扇画像Cを表示させる。一方、情報処理装置100は、例えば、ユーザU1は意図的に案内ルートK1から外れたと判定した場合、扇画像Cを表示させない。
このように、情報処理装置100は、ユーザU1が扇画像Cによる誘導を必要とする場合(すなわち、意図せず案内ルートK1から外れてしまった場合)には、扇画像Cを表示させ、ユーザU1が扇画像Cによる誘導を不要とする場合(すなわち、意図的に案内ルートK1から外れた場合)には、扇画像Cを表示させない。これにより、情報処理装置100は、ナビゲーションサービスにおけるユーザビリティを高めることができる。
また、情報処理装置100は、ユーザU1に関する行動履歴に基づいて、ユーザU1は地図読みが得意であるか否か(あるいは、ユーザU1は方向音痴であるか否か)に応じて、扇画像Cの表示制御を行ってもよい。例えば、情報処理装置100は、ユーザU1は地図読みが不得意であると判定した場合には、これまで説明してきたように扇画像Cを表示させる。一方、情報処理装置100は、ユーザU1は地図読みが得意であると判定した場合には、扇画像Cを表示させない。
〔2-4-3.補助ルートの提示〕
また、情報処理装置100は、ユーザの現在位置と、案内ルートとの位置関係が所定の位置関係になることにより、ユーザが案内ルートから外れていると判定された場合には、ユーザを案内ルートに到達させるための補助ルートを提示してもよい。例えば、情報処理装置100は、補助ルートとして、ユーザの現在位置と、当該現在位置と最短距離の関係にある案内ルート上の地点とを結ぶ補助ルートを提示する。また、例えば、情報処理装置100は、ユーザの現在位置と、当該現在位置と最短距離の関係にある案内ルート上の地点とを結ぶ補助ルートが複数存在する場合には、当該補助ルートのうち最も距離の短い補助ルートを提示する。
例えば、図5の例では、情報処理装置100は、ユーザU1の現在位置である位置PT13と、最短距離地点MPTとを結ぶ補助ルートのうち、最も距離の短い補助ルートを提示する。なお、情報処理装置100は、ユーザU1の現在位置である位置PT13と、出発地点「Z交差点」、または、目的地点「A駅」とを結ぶ補助ルートを提示してもよい。
このように、情報処理装置100は、扇画像Cだけでなく補助ルートも併用して表示させることで、案内ルートから外れてしまったユーザが目的地点に到達できるようより効果的にサポートすることができる。
〔3.情報処理装置の構成〕
次に、図7を用いて、実施形態にかかる情報処理装置100について説明する。図7は、実施形態にかかる情報処理装置100の構成例を示す図である。図7に示すように、情報処理装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。例えば、情報処理装置100は、図1~図5等で説明した情報処理を行うサーバ装置である。
(通信部110について)
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部110は、ネットワークNと有線または無線で接続され、例えば、端末装置10との間で情報の送受信を行う。
(記憶部120について)
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子またはハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部120は、地図情報記憶部121を有する。なお、図7では不図示であるが、情報処理装置100は、地図アプリAPを介してユーザにより設定された情報を記憶する記憶部を有してもよい。
(制御部130について)
制御部130は、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、情報処理装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
図7に示すように、制御部130は、検出部131と、受信部132と、ルート特定部133と、判定部134と、指標制御部135と、提示部136とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、図7に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部130が有する各処理部の接続関係は、図7に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
(検出部131について)
検出部131は、ユーザが向いている方向である第1方向を検出する。例えば、検出部131は、ユーザの端末装置10が有する所定のセンサ(例えば、地磁気センサ)によって検知された方向を第1方向として検出する。また、検出部131は、第1方向を常時検出してもよいし、所定のタイミングにおいて、当該所定のタイミングでの第1方向を検出してもよい。図1~図5の例では、検出部131は、第1方向DM1nを検出している。
(受信部132について)
受信部132は、ユーザから案内開始指示を受信する。具体的には、受信部132は、ユーザの端末装置10から案内開始指示を受信する。例えば、受信部132は、出発地情報、目的地情報等のユーザにより設定された設定情報を含む案内開始指示を受信する。
(ルート特定部133について)
ルート特定部133は、出発地点から目的地点までの案内ルートを特定する。例えば、ルート特定部133は、地図情報記憶部121を参照し、出発地点から目的地点までの案内ルートを1つ特定する。例えば、ルート特定部133は、出発地点から目的地点までのルートのうち、最短ルートを案内ルートとして特定する。図1の例では、ルート特定部133は、案内ルートとして、案内ルートK1を特定している。
(判定部134について)
判定部134は、各種の判定処理を行う。例えば、判定部134は、案内ルートでの案内が開始される時点におけるユーザの現在位置と、案内ルート上の出発地点とが異なるか否かを判定する。また、判定部134は、案内ルートでの案内が開始された後において、ユーザの現在位置と、案内ルートとの位置関係が所定の位置関係になったか否かを判定する。例えば、判定部134は、ユーザの現在位置と、ユーザの現在位置と最短距離の関係にある案内ルート上の地点(最短距離地点)との距離が所定距離以上離れている位置関係になったか否かを判定する。
(指標制御部135について)
指標制御部135は、検出部131により検出された第1方向と、ユーザに案内されるルートである案内ルートとの関係性に応じて、第1方向を指し示す指標情報(扇画像C)の表示態様を制御する。
例えば、指標制御部135は、案内ルートでの案内が開始される時点において、指標情報を表示させるととともに、第1方向と、案内ルートとの関係性に応じて、第1方向を指し示す指標情報の表示態様を制御する。例えば、指標制御部135は、第1の情報処理(パターン1)で説明したように、案内ルートでの案内が開始される時点におけるユーザの現在位置と、案内ルート上の出発地点とが異なる場合には、第1方向と、現在位置から出発地点へ向かう方向である第2方向との関係性に応じて、第1方向を指し示す指標情報の表示態様を制御する。また、例えば、指標制御部135は、第1の情報処理(パターン2)で説明したように、案内ルートでの案内が開始される時点におけるユーザの現在位置と、案内ルート上の出発地点とが一致する場合には、第1方向と、案内ルートに沿った進行方向である第2方向との関係性に応じて、第1方向を指し示す指標情報の表示態様を制御する。
また、例えば、指標制御部135は、第2の情報処理で説明したように、案内ルートでの案内が開始された後において、ユーザの現在位置と、案内ルートとの位置関係が所定の位置関係になったと判定された場合には、指標情報を表示させるととともに、第1方向と、ユーザの現在位置から案内ルート上の所定の基準点へ向かう方向である第2方向との関係性に応じて、指標情報の表示態様を制御する。例えば、指標制御部135は、所定の位置関係として、ユーザの現在位置と、ユーザの現在位置と最短距離の関係にある案内ルート上の地点(最短距離地点)との距離が所定距離以上離れている位置関係になったと判定された場合には、指標情報を表示させる。また、例えば、指標制御部135は、所定の基準点として、案内ルート上の目的地点、案内ルート上の出発地点、または、ユーザの現在位置と最短距離の関係にある案内ルート上の地点(最短距離地点)へ向かう方向である第2方向との関係性に応じて、指標情報の表示態様を制御する。
また、指標制御部135は、判定部134によりユーザが所定の行動態様で行動していると判定された場合には、指標情報を表示させるととともに、第1方向と第2方向との関係性に応じて、指標情報の表示態様を制御してもよい。
また、指標制御部135は、指標情報の表示態様を制御する制御処理として、例えば、以下のような処理を行うことができる。具体的には、指標制御部135は、第1方向と第2方向との関係性が所定の角度条件を満たすか否かに応じて、第1方向を指し示す指標情報の表示態様を制御する。例えば、指標制御部135は、ユーザの現在位置を起点とした直線であって、第1方向を示す直線と、第2方向を示す直線とが現在位置で交差する角度が、所定の範囲内であるか否かに応じて、第1方向を指し示す指標情報の表示態様を制御する。例えば、指標制御部135は、角度が所定の範囲よりも大きいと判定された場合には、指標情報の表示色を所定の表示色に制御することで、第1方向によって示されるユーザの現在の進行方向と、案内ルートに応じた進行方向とは乖離していることをユーザに通知する。一方、指標制御部135は、角度が所定の範囲内であると判定された場合には、指標情報の表示色を所定の表示色とは異なる表示色に制御することで、第1方向によって示されるユーザの現在の進行方向と、案内ルートに応じた進行方向とは一致していることをユーザに通知する。
また、指標制御部135は、第1方向を指し示す指標情報として、ユーザの視野を示す扇画像であって、第1方向に向けられた扇画像の表示態様を制御する。また、指標制御部135は、ユーザの端末装置10に表示される地図情報であって、案内ルートが示された地図情報におけるユーザの現在位置に対して、指標情報を重畳させるように表示させる。
また、指標制御部135は、ユーザの属性情報が所定の属性情報であるか否かに応じて、指標情報を表示制御してもよい。
(提示部136について)
提示部136は、ユーザの現在位置と、案内ルートとの位置関係が所定の位置関係になることにより、ユーザが前記案内ルートから外れていると判定された場合には、ユーザを案内ルートに到達させるための補助ルートを提示する。例えば、提示部136は、補助ルートとして、ユーザの現在位置と、当該現在位置と最短距離の関係にある案内ルート上の地点とを結ぶ補助ルートを提示する。例えば、提示部136は、ユーザの現在位置と、当該現在位置と最短距離の関係にある案内ルート上の地点とを結ぶ補助ルートが複数存在する場合には、当該補助ルートのうち最も距離の短い補助ルートを提示する。
〔4.処理手順〕
次に、図8を用いて、実施形態にかかる情報処理の手順について説明する。図8は、実施形態にかかる情報処理手順を示すフローチャートである。
まず、受信部132は、端末装置10から案内開始指示を受信したか否かを判定する(ステップS101)。受信部132は、端末装置10から案内開始指示を受信していない場合には(ステップS101;No)、案内開始指示を受信するまで待機する。一方、ルート特定部133は、端末装置10から案内開始指示を受信したと判定された場合には(ステップS101;Yes)、案内開始指示において指定される出発地点から目的地点までの案内ルートを特定する(ステップS102)。
次に、検出部131は、ステップS102で特定された案内ルートでの案内を開始する現時点において、ユーザが向いている方向である第1方向DM1nを検出する(ステップS103)。
次に、指標制御部135は、案内ルートとともに、第1方向DM1nを指し示すような向きで扇画像Cを表示させる(ステップS104)。
また、判定部134は、ユーザの現在位置と、出発地点とが一致するか否かを判定する(ステップS105)。
そして、指標制御部135は、ユーザの現在位置と、出発地点とが一致しないと判定された場合には(ステップS105;No)、ステップS103で検出された第1方向DM1nと、ユーザの現在位置から出発地点へ向かう方向(第2方向DM2n)との関係性に応じて、扇画像Cの表示態様を制御する(ステップS106a)。一方、指標制御部135は、ユーザの現在位置と、出発地点とが一致すると判定された場合には(ステップS105;Yes)、ステップS103で検出された第1方向DM1nと、案内ルートに沿った進行方向(第2方向DM2n)との関係性に応じて、扇画像Cの表示態様を制御する(ステップS106b)。
なお、指標制御部135は、ステップS106のように扇画像Cを表示させた後、例えば、ユーザが向きを変えた場合には、このときの向きを示す第1方向DM1nと、第2方向DM2n(ユーザの現在位置から出発地点へ向かう方向、または、案内ルートに沿った進行方向)との関係性に応じて、扇画像Cの表示態様を制御する。
次に、判定部134は、ユーザの現在位置と最短距離の関係にある地点であって、案内ルート上の地点(最短距離地点)を特定する(ステップS107)。また、判定部134は、ユーザの現在位置と、最短距離地点との距離が所定距離以上離れている位置関係になったか否かを判定する(ステップS108)。
そして、判定部134は、ユーザの現在位置と、最短距離地点との距離が所定距離以上離れている位置関係になっていない場合には(ステップS108;No)、ユーザの現在位置と、最短距離地点との距離が所定距離以上離れている位置関係になるまで待機する。一方、検出部131は、ユーザの現在位置と、最短距離地点との距離が所定距離以上離れている位置関係になったと判定された場合には(ステップS108;Yes)、ユーザの現在位置と、最短距離地点との距離が所定距離以上になった現時点において、ユーザが向いている方向である第1方向DM1nを検出する(ステップS109)。
次に、指標制御部135は、ステップS109で検出された第1方向DM1nを指し示すような向きで扇画像Cを表示させる(ステップS110)。そして、指標制御部135は、ステップS109で検出された第1方向DM1nと、ユーザの現在位置から最短距離地点へ向かう方向(第2方向DM2n)との関係性に応じて、扇画像Cの表示態様を制御する(ステップS111)。
なお、指標制御部135は、ステップS111のように扇画像Cを表示させた後、例えば、ユーザが向きを変えた場合には、このときの向きを示す第1方向DM1nと、第2方向DM2n(案内ルート上の目的地点、案内ルート上の出発地点、または、最短距離地点)との関係性に応じて、扇画像Cの表示態様を制御する。
〔5.ハードウェア構成〕
また、上記実施形態にかかる情報処理装置100は、例えば図9に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図9は、情報処理装置100の機能を実現するコンピュータ1000の一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1300又はHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、および、かかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、通信網50を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータを、通信網50を介して他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータを、入出力インターフェイス1600を介して出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラム又はデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が実施形態にかかる情報処理装置100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130の機能を実現する。また、HDD1400には、記憶部120内のデータが格納される。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを、記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から、通信網50を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
〔6.その他〕
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
以上、本願の実施形態をいくつかの図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、検出部は、検出手段や検出回路に読み替えることができる。
1 情報処理システム
10 端末装置
100 情報処理装置
120 記憶部
121 地図情報記憶部
130 制御部
131 検出部
132 受信部
133 ルート特定部
134 判定部
135 指標制御部
136 提示部

Claims (21)

  1. ユーザが向いている方向である第1方向を検出する検出部と、
    前記ユーザが所定の条件を満たすか否かを判定する判定部と、
    前記ユーザが前記所定の条件を満たすと判定された場合には、前記第1方向を指し示す指標情報を表示させるとともに、前記第1方向と、前記ユーザに案内されるルートである案内ルートとの関係性に応じて、前記指標情報の表示態様を制御する指標制御部と
    を有し、
    前記指標制御部は、前記ユーザが所定の条件を満たす場合として、前記ユーザの現在位置と、前記ユーザの現在位置と最短距離の関係にある前記案内ルート上の地点との距離が所定距離以上離れた場合には、前記ユーザの現在位置と、前記案内ルート上の地点と、前記案内ルート上の目的地との位置関係に基づいて、前記目的地に到達し得る最も効率的なルートを算出し、算出したルートに沿った進行方向である第2方向と、前記第1方向との関係性に応じて、前記第1方向を指し示す指標情報の表示態様を制御する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記検出部は、前記ユーザの端末装置が有する所定のセンサによって検知された方向を前記第1方向として検出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記指標制御部は、前記案内ルートでの案内が開始される時点において前記ユーザが所定の条件を満たすと判定された場合には、前記指標情報を表示させるととともに、前記第1方向と、案内ルートとの関係性に応じて、前記第1方向を指し示す指標情報の表示態様を制御する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記指標制御部は、前記ユーザが所定の条件を満たす場合として、前記案内ルートでの案内が開始される時点における前記ユーザの現在位置と、前記案内ルート上の出発地点とが異なる場合には、前記関係性として、前記第1方向と、前記現在位置から前記出発地点へ向かう方向である第2方向との関係性に応じて、前記第1方向を指し示す指標情報の表示態様を制御する
    ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記指標制御部は、前記ユーザが所定の条件を満たす場合として、前記案内ルートでの案内が開始される時点における前記ユーザの現在位置と、前記案内ルート上の出発地点とが一致する場合には、前記関係性として、前記第1方向と、前記案内ルートに沿った進行方向である第2方向との関係性に応じて、前記第1方向を指し示す指標情報の表示態様を制御する
    ことを特徴とする請求項3または4に記載の情報処理装置。
  6. 前記指標制御部は、前記ユーザが所定の条件を満たす場合として、前記案内ルートでの案内が開始された後において、前記ユーザの現在位置と、前記案内ルートとの位置関係が所定の位置関係になったと判定された場合には、前記指標情報を表示させるととともに、前記第1方向と、前記ユーザの現在位置から前記案内ルート上の所定の基準点へ向かう方向である第2方向との関係性に応じて、前記指標情報の表示態様を制御する
    ことを特徴とする請求項1~5のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  7. 前記指標制御部は、所定の位置関係として、前記ユーザの現在位置と、前記ユーザの現在位置と最短距離の関係にある前記案内ルート上の地点との距離が所定距離以上離れている位置関係になったと判定された場合には、前記指標情報を表示させる
    ことを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記指標制御部は、前記所定の基準点として、前記案内ルート上の目的地点、前記案内ルート上の出発地点、または、前記ユーザの現在位置と最短距離の関係にある前記案内ルート上の地点へ向かう方向である前記第2方向との関係性に応じて、前記指標情報の表示態様を制御する
    ことを特徴とする請求項6または7に記載の情報処理装置。
  9. 前記指標制御部は、前記ユーザが所定の条件を満たす場合として、前記ユーザが所定の行動態様で行動している場合には、前記指標情報を表示させるととともに、前記第1方向と前記第2方向との関係性に応じて、前記指標情報の表示態様を制御する
    ことを特徴とする請求項~8のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  10. 前記指標制御部は、前記第1方向と前記第2方向との関係性が所定の角度条件を満たすか否かに応じて、前記第1方向を指し示す指標情報の表示態様を制御する
    ことを特徴とする請求項~9のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  11. 前記指標制御部は、前記ユーザの現在位置を起点とした直線であって、前記第1方向を示す直線と、前記第2方向を示す直線とが前記現在位置で交差する角度が、所定の範囲内であるか否かに応じて、前記第1方向を指し示す指標情報の表示態様を制御する
    ことを特徴とする請求項10に記載の情報処理装置。
  12. 前記指標制御部は、前記角度が所定の範囲よりも大きいと判定された場合には、前記指標情報の表示色を所定の表示色に制御することで、前記第1方向によって示される前記ユーザの現在の進行方向と、前記案内ルートに応じた進行方向とは乖離していることを前記ユーザに通知する
    ことを特徴とする請求項11に記載の情報処理装置。
  13. 前記指標制御部は、前記角度が所定の範囲内であると判定された場合には、前記指標情報の表示色を前記所定の表示色とは異なる表示色に制御することで、前記第1方向によって示される前記ユーザの現在の進行方向と、前記案内ルートに応じた進行方向とは一致していることを前記ユーザに通知する
    ことを特徴とする請求項12に記載の情報処理装置。
  14. 前記指標制御部は、前記ユーザが所定の条件を満たす場合として、前記ユーザの属性情報が所定の属性情報である場合には、前記指標情報を表示させるとともに、前記指標情報を表示制御する
    ことを特徴とする請求項1~13のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  15. 前記指標制御部は、前記第1方向を指し示す指標情報として、前記ユーザの視野を示す扇画像であって、前記第1方向に向けられた扇画像の表示態様を制御する
    ことを特徴とする請求項1~14のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  16. 前記指標制御部は、前記ユーザの端末装置に表示される地図情報であって、前記案内ルートが示された地図情報における前記ユーザの現在位置に対して、前記指標情報を重畳させるように表示させる
    ことを特徴とする請求項1~15のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  17. ユーザの現在位置と、前記ユーザが所定の条件を満たす場合として、前記案内ルートとの位置関係が所定の位置関係になることにより、前記ユーザが前記案内ルートから外れていると判定された場合には、前記ユーザを前記案内ルートに到達させるための補助ルートを提示する提示部をさらに有する
    ことを特徴とする請求項1~16のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  18. 前記提示部は、前記補助ルートとして、前記ユーザの現在位置と、当該現在位置と最短距離の関係にある前記案内ルート上の地点とを結ぶ補助ルートを提示する
    ことを特徴とする請求項17に記載の情報処理装置。
  19. 前記提示部は、前記ユーザの現在位置と、当該現在位置と最短距離の関係にある前記案内ルート上の地点とを結ぶ補助ルートが複数存在する場合には、当該補助ルートのうち最も距離の短い補助ルートを提示する
    ことを特徴とする請求項17または18に記載の情報処理装置。
  20. 情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
    ユーザが向いている方向である第1方向を検出する検出工程と、
    前記ユーザが所定の条件を満たすか否かを判定する判定工程と、
    前記ユーザが前記所定の条件を満たすと判定された場合には、前記第1方向を指し示す指標情報を表示させるとともに、前記第1方向と、前記ユーザに案内されるルートである案内ルートとの関係性に応じて、前記指標情報の表示態様を制御する指標制御工程と
    を含み、
    前記指標制御工程は、前記ユーザが所定の条件を満たす場合として、前記ユーザの現在位置と、前記ユーザの現在位置と最短距離の関係にある前記案内ルート上の地点との距離が所定距離以上離れた場合には、前記ユーザの現在位置と、前記案内ルート上の地点と、前記案内ルート上の目的地との位置関係に基づいて、前記目的地に到達し得る最も効率的なルートを算出し、算出したルートに沿った進行方向である第2方向と、前記第1方向との関係性に応じて、前記第1方向を指し示す指標情報の表示態様を制御する
    ことを特徴とする情報処理方法。
  21. ユーザが向いている方向である第1方向を検出する検出手順と、
    前記ユーザが所定の条件を満たすか否かを判定する判定手順と、
    前記ユーザが前記所定の条件を満たすと判定された場合には、前記第1方向を指し示す指標情報を表示させるとともに、前記第1方向と、前記ユーザに案内されるルートである案内ルートとの関係性に応じて、前記指標情報の表示態様を制御する指標制御手順と
    をコンピュータに実行させ、
    前記指標制御手順は、前記ユーザが所定の条件を満たす場合として、前記ユーザの現在位置と、前記ユーザの現在位置と最短距離の関係にある前記案内ルート上の地点との距離が所定距離以上離れた場合には、前記ユーザの現在位置と、前記案内ルート上の地点と、前記案内ルート上の目的地との位置関係に基づいて、前記目的地に到達し得る最も効率的なルートを算出し、算出したルートに沿った進行方向である第2方向と、前記第1方向との関係性に応じて、前記第1方向を指し示す指標情報の表示態様を制御する
    ことを特徴とする情報処理プログラム。
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