JP7289383B1 - 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム Download PDF

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Abstract

Figure 0007289383000001
【課題】トレーサビリティに関する情報を提示する情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを提供する。
【解決手段】情報処理システム1において、情報処理装置100は、利用者U1によって廃棄された使用済み不織布製品の回収に関する回収情報を取得する取得部133と、前記使用済み不織布製品のリサイクル処理工程の進捗に応じて、グループに属する複数の利用者を再グループ化するように更新する管理部134と、前記使用済み不織布製品のリサイクル処理工程の進捗に応じて更新されたグループに関する情報に基づいて、前記使用済み不織布製品のリサイクル処理工程の状況に関する情報であるトレーサビリティに関する情報を生成する生成部135と、前記生成部によって生成されたトレーサビリティに関する情報を前記利用者に対して提供する提供部136と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムに関する。
従来、利用者等によって使用された製品である使用済み製品のリサイクル処理工程を追跡するトレーサビリティシステムが知られている。
特開2002-245209号公報 特開2021-131620号公報
しかしながら、上記トレーサビリティシステムは、利用者によって廃棄された使用済み製品のリサイクルが適切に行われたか否かに関する情報を提供しているに過ぎない。そのため、例えば、使用済み製品の各リサイクル処理工程において、使用済み製品がどのように処理され、抽出された素材が再び製品に生まれ変わるかといった過程について利用者が十分に認知することができない場合がある。このように、利用者に対して適切なトレーサビリティに関する情報を提供する点で改善の余地がある。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、利用者に対して適切なトレーサビリティに関する情報を提供することを目的とする。
本願に係る情報処理装置は、利用者によって廃棄された使用済み不織布製品の回収に関する回収情報を取得する取得部と、前記利用者と、前記利用者と異なる他の利用者とを含む複数の利用者であって、リサイクル処理の対象となる前記使用済み不織布製品を廃棄した複数の利用者をグループ化し、前記使用済み不織布製品のリサイクル処理工程の進捗に応じて、グループに属する複数の利用者を再グループ化するように更新する管理部と、前記使用済み不織布製品のリサイクル処理工程の進捗に応じて更新されたグループに関する情報に基づいて、前記使用済み不織布製品のリサイクル処理工程の状況に関する情報であるトレーサビリティに関する情報を生成する生成部と、前記生成部によって生成されたトレーサビリティに関する情報を前記利用者に対して提供する提供部とを備えることを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、利用者に対して適切なトレーサビリティに関する情報を提供することができる。
図1は、実施形態に係る情報処理装置が実行する情報処理の一例を示す図である。 図2は、実施形態に係る情報処理システムの構成の一例を示す図である。 図3は、実施形態に係る管理情報記憶部の一例を示す図である。 図4は、実施形態に係るトレーサビリティ情報記憶部の一例を示す図である。 図5は、実施形態に係るコンテンツ記憶部の一例を示す図である。 図6は、実施形態に係る情報処理装置が実行する管理処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図7は、実施形態に係る情報処理装置が実行する提供処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図8は、ハードウェア構成の一例を示す図である。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
利用者によって廃棄された使用済み不織布製品の回収に関する回収情報を取得する取得部と、前記利用者と、前記利用者と異なる他の利用者とを含む複数の利用者であって、リサイクル処理の対象となる前記使用済み不織布製品を廃棄した複数の利用者をグループ化し、前記使用済み不織布製品のリサイクル処理工程の進捗に応じて、グループに属する複数の利用者を再グループ化するように更新する管理部と、前記使用済み不織布製品のリサイクル処理工程の進捗に応じて更新されたグループに関する情報に基づいて、前記使用済み不織布製品のリサイクル処理工程の状況に関する情報であるトレーサビリティに関する情報を生成する生成部と、前記生成部によって生成されたトレーサビリティに関する情報を前記利用者に対して提供する提供部とを備えることを特徴とする情報処理装置。
このような情報処理装置によれば、例えば、利用者によって廃棄された使用済みおむつ等の使用済み不織布製品の回収情報を取得する。ここで、回収情報は、例えば、使用済み不織布製品の回収量等を含む。続いて、情報処理装置は、使用済み不織布製品を廃棄した利用者を含む複数の利用者をグループ化し、使用済み不織布製品のリサイクル処理工程の進捗に応じて、グループに属する複数の利用者を再グループ化するように更新する。
そして、情報処理装置は、使用済み不織布製品のリサイクル処理工程の進捗に応じて更新されたグループに関する情報に基づいて、使用済み不織布製品のリサイクル処理工程の状況に関する情報であるトレーサビリティに関する情報を生成し、生成したトレーサビリティに関する情報を利用者に対して提供する。
このように、情報処理装置は、利用者に対して適切なトレーサビリティに関する情報を提供することができる。また、情報処理装置は、トレーサビリティに関する情報を利用者に対して提供するため、利用者のリサイクルに対する意識を高めることができる。これにより、情報処理装置は、利用者に対して、環境保全に関する意識を高めることができる。
従来、使用済み不織布製品を廃棄した利用者が、リサイクルの処理工程において自身が廃棄した使用済み不織布製品がどのように処理され、分別・抽出等された素材が最終的に再び製品に生まれ変わるといった一連のリサイクルの循環を認知することが不十分である場合があった。これに対し、情報処理装置は、利用者に対して適切なトレーサビリティに関する情報を提供することで、リサイクルされた素材が循環することを利用者に対して認知させることを補助することができる。これにより、利用者は、廃棄した不織布製品が現在、リサイクル処理工程のどの工程で処理されているのか認知することができる。このようにして、情報処理装置は、利用者に対して、リサイクルに対する意識を向上させることができる。
さらに、情報処理装置は、使用済み不織布製品のリサイクルを促進することができる。これにより、情報処理装置は、地球温暖化の因子の1つであるCOの削減へ寄与することができる。
また、情報処理装置は、前記利用者と対応付けられた回収情報を、前記他の利用者と対応付けられた回収情報と関連付けてグループ化する。
このような情報処理装置によれば、例えば、利用者と対応付けられた回収情報を、他の利用者と対応付けられた回収情報と関連付けてグループ化する。これにより、情報処理装置は、利用者と、他の利用者とを対応付けた情報を好適に管理することができる。
また、情報処理装置は、前記リサイクル処理工程の進捗に応じて、前記利用者と、前記他の利用者とがグループ化された第1グループと、当該第1グループとは異なる他のグループである第2グループとに基づいて、当該第1グループ及び当該第2グループに属する複数の利用者のうちから所定の人数を一のグループとしてグループ化する。
このような情報処理装置によれば、例えば、リサイクル処理工程の進捗に応じて、利用者と、他の利用者とがグループ化された第1グループと、第1グループとは異なる他のグループである第2グループとに基づいて、第1グループ及び第2グループに属する複数の利用者のうちから所定の人数を一のグループとしてグループ化する。これにより、情報処理装置は、リサイクル処理工程毎に何人の利用者が関係しているか推定することができる。
また、情報処理装置は、前記利用者に関する利用者情報をさらに取得し、前記回収情報と前記利用者情報とを対応付けた情報を管理する。
このような情報処理装置によれば、例えば、利用者の年齢や、性別や、住所や、家族構成や、子供の人数又は利用者によって利用される端末装置の位置情報等の利用者情報をさらに取得し、回収情報と利用者情報とを対応付けた情報を管理する。これにより、情報処理装置は、回収情報と利用者情報とを対応付けた情報を好適に管理することができる。
また、情報処理装置は、前記使用済み不織布製品のリサイクル処理工程毎に前記使用済み不織布製品をリサイクルしたリサイクル履歴に関する情報を管理する。
このような情報処理装置によれば、例えば、リサイクル履歴を使用済み不織布製品のリサイクル処理工程毎に管理する。ここで、リサイクル履歴は、使用済み不織布製品を廃棄した日時や、廃棄された使用済み不織布製品を回収した場所に関する情報や、リサイクル履歴に関する情報等の回収履歴を含む。また、リサイクル履歴は、生産物の種別や、量や、生産物が生産された回数に関する情報や、リサイクルされた不織布製品の変遷履歴等の生産物履歴を含む。また、リサイクル履歴は、リサイクル製品の販売に関する販売情報等の販売履歴を含む。これにより、情報処理装置は、リサイクル履歴に関する情報をリサイクル処理工程毎に好適に管理することができる。
また、情報処理装置は、前記利用者と対応付けられた回収情報に基づいて、前記利用者と関連したリサイクル履歴に関する情報を管理する。
このような情報処理装置によれば、例えば、利用者と対応付けられた回収情報に基づいて、利用者と関連したリサイクル履歴に関する情報を管理する。これにより、情報処理装置は、回収情報と、リサイクル履歴とを対応付けた情報を好適に管理することができる。
また、情報処理装置は、前記使用済み不織布製品のリサイクル処理工程毎に、リサイクル処理における作業情報を管理する。
このような情報処理装置によれば、例えば、作業開始日時や、作業時間や、作業を行った担当者に関する情報等の作業情報をリサイクル処理工程毎に管理する。これにより、情報処理装置は、作業情報をリサイクル処理工程毎に好適に管理することができる。
また、情報処理装置は、所定のサーバから地図情報をさらに取得し、前記トレーサビリティに関する情報と、前記地図情報とを組合せた情報を前記利用者に対してさらに提供する。
このような情報処理装置によれば、例えば、トレーサビリティに関する情報が示す移動体の位置情報や、工場の位置情報等を重畳させた地図情報を利用者に対して提供する。このように、情報処理装置は、利用者に対してトレーサビリティに関する情報を重畳させた地図情報を提供することができる。これにより、利用者は、トレーサビリティに関する情報を地図情報と対応付けて把握することができる。
また、情報処理装置は、一のグループに属する利用者に対して、当該利用者とは異なる他の利用者であって、当該一のグループに属する他の利用者と関連するリサイクル履歴に関する情報をさらに提供する。
このような情報処理装置によれば、例えば、利用者に対して、他の利用者と関連するリサイクル履歴であって、回収履歴や、生産物履歴や、販売履歴等を含むリサイクル履歴に関する情報を提供する。このように、情報処理装置は、利用者に対して、他の利用者と関連するリサイクル履歴を提供することができる。これにより、利用者は、他の利用者と関連するリサイクル履歴を把握することができる。このような結果、利用者は、自身のリサイクルへの取り組みが十分か否かを他の利用者と関連するリサイクル履歴と比較することで判断することができる。
また、情報処理装置は、前記使用済み不織布製品のリサイクル処理工程毎にリサイクル処理を作業する作業者に関する情報を前記利用者に対してさらに提供する。
このような情報処理装置によれば、例えば、リサイクル処理を担当する作業者に関する情報を利用者に対して提供する。このように、情報処理装置は、リサイクル処理が実際にどのような人物によって行われているのかを利用者に対して提供することができる。これにより、利用者は、リサイクル処理を身近に感じることができる。また、利用者は、リサイクル処理がきちんと行われているといった安心感を得ることができる。
また、情報処理装置は、前記回収情報として、前記利用者によって廃棄された使用済み不織布製品の質に関する情報を取得し、前記使用済み不織布製品の質に応じて、前記利用者に予め付与されたステータスが変化するコンテンツを前記利用者に対してさらに提供する。
このような情報処理装置によれば、例えば、使用済みおむつの質を示すスコアが所定の閾値以上である場合に、利用者のステータスが第1ステータスから第2ステータスに変動した旨に関する情報を含むコンテンツを利用者に対して提供してもよい。これにより、情報処理装置は、利用者に対して継続的なリサイクル活動への参加を促すことができる。なお、第2ステータスは、第1ステータスよりも高いステータスである。
また、情報処理装置は、前記回収情報として、前記利用者によって廃棄された使用済み不織布製品の量に関する情報を取得し、前記使用済み不織布製品の量に応じて、前記利用者に予め付与されたステータスが変化するコンテンツを前記利用者に対してさらに提供する。
このような情報処理装置によれば、例えば、使用済みおむつの量が所定の量以上である場合に、利用者のステータスが第1ステータスから第2ステータスに変動した旨に関する情報を含むコンテンツを利用者に対して提供してもよい。これにより、情報処理装置は、利用者に対して継続的なリサイクル活動への参加を促すことができる。
また、情報処理装置は、前記利用者の前記ステータスが所定の条件を満たした場合に、前記利用者にとってインセンティブとなる情報を含むコンテンツを前記利用者に対してさらに提供する。
このような情報処理装置によれば、例えば、インセンティブとなる情報として、利用者が不織布製品のパッケージをデザインするためのコンテンツを提供してもよい。また、情報処理装置は、不織布製品がおむつである場合に、おむつのイラストを作成するためのコンテンツを提供してもよい。このように、情報処理装置は、利用者に対するインセンティブとして、不織布製品を生産・販売する事業者と一緒にモノづくり参加できるといった機会を提供することができる。
以下に、情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と記載する)の一例について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムが限定されるものではない。また、以下の実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
[実施形態]
〔1.情報処理装置が示す情報処理の一例〕
図1を用いて、実施形態に係る情報処理装置100が実行する情報処理の一例について説明する。図1は、実施形態に係る情報処理装置100が実行する情報処理の一例を示す図である。なお、図1に示すステップは、便宜上、自然人の行動等を含む。
以下では、利用者が使用済みおむつ(使用済み不織布製品の一例)を廃棄した場合に、トレーサビリティに関する情報を生成する処理について説明する。次に、トレーサビリティに関する情報を提供する処理について説明する。
まず、図1を用いて、利用者が使用済みおむつを廃棄した場合に、トレーサビリティに関する情報を生成する処理について説明する。図1では、利用者U1が、利用者U1が自身の子供によって使用された使用済みおむつNW1を利用者U1が居住する地域のゴミ捨て場に設置された回収装置BO1に廃棄するものする。
ここで、回収装置BO1について説明する。回収装置BO1は、使用済みおむつを回収するリサイクル箱である。例えば、回収装置BO1は、回収装置BO1内部に使用済みおむつを収容する収容部や、内部に収容される複数のおむつの重量又は在庫数を検出するための検出センサ等を有する。
また、回収装置BO1が蓋を有し、密閉可能な箱である。例えば、回収装置BO1が蓋を空けるためのボタンを有するものとする。この場合、回収装置BO1は、利用者によって回収装置BO1が有するボタンが押下された場合に、蓋を開く。続いて、利用者が使用済みおむつを回収装置BO1に廃棄する。そして、回収装置BO1は、利用者によって回収装置BO1が有するボタンが押下された場合に、蓋を閉める。なお、回収装置BO1には、所定のゴミ袋が備え付けられていてもよい。
また、回収装置BO1は、検出センサとして、加重センサや、圧力センサ等を用いて、加重センサや、圧力センサ等によって検知された検知情報に基づいて、使用済みおむつの枚数や、重量を算出してもよい。
また、回収装置BO1は、各装置と双方向に通信を行うための通信部等を有する。例えば、通信部は、LTE(Long Term Evolution)や、LTE-Advanced等の4G(Generation)や、5Gや、Bluetooth(登録商標)や、WiFi(登録商標)(Wireless Fidelity)等の無線LAN(Local Area Network)等といった各種の無線通信又は各種の有線通信を用いて各種装置と通信を行う。
また、回収装置BO1は、各種情報を表示する表示部を有する。例えば、表示部は、各種情報を表示出力するものであって、液晶又は有機EL(Electro Luminescence)の表示パネルを用いて実現される。例えば、表示部は、通信部を介して受信したメッセージ等を表示する。
図1の例では、利用者U1は、回収装置BO1に使用済みおむつNW1を廃棄する(ステップS1)。例えば、利用者U1は、回収装置BO1に備え付けられる所定のゴミ袋を使用して、ゴミ袋を使用済みおむつNW1に包んで回収装置BO1に廃棄する。続いて、回収装置BO1は、利用者U1によって回収装置BO1が有するボタンが押下された場合に、蓋を閉める。ここで、利用者U1は、情報処理装置100を管理する事業者が提供する所定のサービスに予め登録しているものとする。
続いて、利用者U1によって利用される端末装置10は、利用者U1の操作に応じて、所定のサービスに対する利用者U1の認証を行う。具体的には、情報処理装置100は、端末装置10から利用者U1の認証要求を受付ける(ステップS2)。
例えば、情報処理装置100は、利用者U1の操作に応じて、所定のアプリケーション又はウェブブラウザ上で、利用者U1を識別する識別情報及び利用者U1が予め設定しているパスワードとともに、利用者U1の認証要求を端末装置10から受付ける。
そして、情報処理装置100は、利用者U1を認証する(ステップS3)。例えば、情報処理装置100は、所定のアプリケーション又はウェブブラウザ上で利用者U1の認証を行う。より具体的な例を挙げると、情報処理装置100が有する所定の記憶部は、利用者U1の利用者情報を記憶しているものとする。この場合、情報処理装置100は、端末装置10から送信された利用者U1を識別する識別情報と、利用者U1が予め設定しているパスワードとの組合せと、情報処理装置100が有する所定の記憶部に記憶された利用者情報とを照合する。続いて、情報処理装置100は、照合に成功した場合に、利用者U1を認証する。ここでは、利用者U1の認証が成功したものとする。
続いて、情報処理装置100は、認証結果を端末装置10に送信する(ステップS4)。例えば、情報処理装置100は、利用者U1の認証が成功したといった認証結果を端末装置10に送信する。
そして、利用者U1は、所定のアプリケーション又はウェブブラウザ上で、使用済みおむつNW1の回収量を入力する。例えば、利用者U1は、所定のアプリケーション又はウェブブラウザで表示されたコンテンツに配置される回収量を入力するためのボタンを押下する。そして、利用者U1は、使用済みおむつNW1の回収量等を含む回収情報を入力するためのコンテンツで、回収量を入力する。
続いて、情報処理装置100は、利用者U1によって入力された回収情報を端末装置10から取得する(ステップS5)。例えば、情報処理装置100は、回収情報として、使用済みおむつNW1を廃棄した日時や、廃棄した使用済みおむつNW1の回収量に関する情報等を取得する。
次に、使用済みおむつがリサイクルされる工程であるリサイクル処理工程の進捗に応じて各種情報を取得する処理について説明する。ここで、リサイクル処理工程とは、使用済みおむつのリサイクル処理の工程と、リサイクル産物の生産工程と、リサイクル産物から素材を生産する工程と、リサイクル製品の生産工程と、リサイクル製品の販売工程とを含む。
図1では、廃棄された使用済みおむつが回収業者に回収され、移動体DE1によって各種工場に搬送される例を示す。
ここで、移動体DE1は、トラック等の自動車である。また、移動体DE1は、車載装置を有する。例えば、車載装置は、通信機能や、GPS(Global Positioning System)センサ等を用いて、所定の間隔(例えば、30分)毎に、車載装置の現在位置(移動体DE1の現在位置)を検知する機能等を有する。より具体的な例を挙げると、車載装置は、カーナビゲーションシステムやドライブレコーダ等である。
また、各種工場及び小売店舗の事業者は、事業者サーバ20を管理する。図1の例では、工場FO1で各種情報を管理するサーバが事業者サーバ21であり、工場FO2で各種情報を管理するサーバが事業者サーバ22であり、工場FO3で各種情報を管理するサーバが事業者サーバ23である。また、店舗SH1で各種情報を管理するサーバが事業者サーバ24である。なお、以下では、事業者サーバ21~24を特に区別しない場合には、事業者サーバ20と表記する場合がある。
図1に示すように、移動体DE1は、リサイクル対象を工場FO1に搬送する(ステップS6)。例えば、移動体DE1は、回収装置BO1に廃棄された使用済みおむつをリサイクル対象として回収する。この場合、移動体DE1は、予め決められた地域内の複数の場所にてリサイクル対象を回収する。
続いて、情報処理装置100は、移動体DE1から各種情報を取得する(ステップS7)。例えば、情報処理装置100は、各種情報として、移動体DE1の位置情報を移動体DE1から取得する。これにより、情報処理装置100は、移動体DE1の現在位置を取得することができる。なお、情報処理装置100は、移動体DE1の位置情報を、常時、又は、所定の間隔毎に取得するものとする。
そして、工場FO1の事業者は、移動体DE1によって搬送されたリサイクル対象に対してリサイクル処理を行う(ステップS8)。図1の例では、工場FO1は、リサイクル工場である。例えば、工場FO1では、リサイクル処理の前段階として、リサイクル対象の回収、リサイクル対象の保存、リサイクル対象の量の計量、金属探知機等による分別が行われる。ここで、金属探知機等による分別の工程は、リサイクル処理において、リサイクル対象とは異なる他の素材や、不良品等を排出する排出工程をある。
また、工場FO1では、リサイクル処理の工程として、リサイクル対象の破砕分離、撹拌、除塵、固液分離、オゾン処理、脱水処理に基づく固液分離、パルプ材等のリサイクル産物の生成が順番に行われる。ここで、脱水処理に基づく固液分離の工程は、不用品等を排出する排出工程を含む。
また、破砕分離により、不織布又はフィルム等からプラスチック素材がリサイクル産物として生成される。また、固液分離により、使用済みおむつに含まれる高吸水性樹脂からリサイクルされた高吸水性樹脂がリサイクル産物として生成される。このように、工場FO1では、リサイクル処理を行うことで、パルプ材や、プラスチック素材や、高吸水性樹脂等のリサイクル産物が生成される。
続いて、情報処理装置100は、事業者サーバ21から各種情報を取得する(ステップS9)。例えば、情報処理装置100は、各種情報として、リサイクル処理の状況に関する情報を事業者サーバ21から取得する。
より具体的な例を挙げると、情報処理装置100は、リサイクル処理の状況に関する情報として、リサイクル処理の進捗状況や、リサイクル処理がどの工程まで完了しているか否かに関する情報や、リサイクル処理が行えなかったかを示す情報等を事業者サーバ21から取得する。なお、情報処理装置100は、リサイクル処理の状況に関する情報を、常時、又は、所定の間隔毎に取得するものとする。
そして、移動体DE1は、リサイクル対象をリサイクル処理することで産出されたリサイクル産物を工場FO2に搬送する(ステップS10)。この場合、情報処理装置100は、各種情報として、移動体DE1の位置情報を移動体DE1から取得する。
続いて、工場FO2の事業者は、移動体DE1によって搬送されたリサイクル産物から、吸収性材料(パルプや高吸水性樹脂)を包む薄葉紙(以下では、薄葉紙と表記する場合がある)を生産する(ステップS11)。図1の例では、工場FO2は、薄葉紙を生産する工場である。例えば、工場FO2では、搬送されたリサイクル産物のうち、パルプ材から薄葉紙が生産される。
そして、情報処理装置100は、事業者サーバ22から各種情報を取得する(ステップS12)。例えば、情報処理装置100は、各種情報として、リサイクル産物に関する情報を事業者サーバ22から取得する。
より具体的な例を挙げると、情報処理装置100は、リサイクル産物に関する情報として、リサイクル産物が生産できたか否かに関する情報や、リサイクル産物の生産量に関する情報を事業者サーバ22から取得する。なお、情報処理装置100は、リサイクル産物に関する情報を、常時、又は、所定の間隔毎に取得するものとする。
続いて、移動体DE1は、ロール状にされた薄葉紙を工場FO3に搬送する(ステップS13)。この場合、情報処理装置100は、各種情報として、移動体DE1の位置情報を移動体DE1から取得する。
そして、工場FO3の事業者は、移動体DE1によって搬送された薄葉紙を使用して尿取りパッドを生産する(ステップS14)。図1の例では、工場FO3は、不織布製品を生産する工場である。例えば、工場FO3では、搬送された薄葉紙に基づいて、不織布製品が生産される。
続いて、情報処理装置100は、事業者サーバ23から各種情報を取得する(ステップS15)。例えば、情報処理装置100は、各種情報として、リサイクル製品に関する情報を事業者サーバ23から取得する。
より具体的な例を挙げると、情報処理装置100は、リサイクル製品に関する情報として、リサイクルされた素材から生産された尿取りパッドの生産量等に関する情報を事業者サーバ23から取得する。なお、情報処理装置100は、リサイクル製品に関する情報を、常時、又は、所定の間隔毎に取得するものとする。
そして、移動体DE1は、生産された尿取りパッドを配送する(ステップS16)。この場合、情報処理装置100は、各種情報として、移動体DE1の位置情報を移動体DE1から取得する。
続いて、店舗SH1の事業者は、移動体DE1によって配送された尿取りパッドを店頭に陳列し、販売する。そして、情報処理装置100は、事業者サーバ24から各種情報を取得する(ステップS17)。例えば、情報処理装置100は、各種情報として、リサイクル製品の販売に関する販売情報を事業者サーバ24から取得する。なお、情報処理装置100は、販売情報を、常時、又は、所定の間隔毎に取得するものとする。
なお、上記では、情報処理装置100が各種情報をステップS6~S17の順番で取得する例を示したが、これに限定されない。例えば、情報処理装置100は、上記順番に限らず、移動体DE1又は事業者サーバ20から各種情報を適宜取得してもよい。
続いて、情報処理装置100は、各種情報を管理する(ステップS18)。例えば、情報処理装置100は、各種情報として取得した移動体DE1の位置情報や、リサイクル処理の状況に関する情報や、リサイクル産物に関する情報や、リサイクル製品に関する情報や、販売情報等を管理する。
ここで、情報処理装置100は、使用済みおむつを廃棄した利用者を、使用済みおむつを廃棄した他の利用者とともに一のグループとしてグループ化して各種情報を管理する。ここでいうグループとは、任意の人数によって構成されるグループである。例えば、情報処理装置100は、利用者と対応付けられた回収情報を、他の利用者と対応付けられた回収情報と関連付けてグループ化する。
より具体的な例を挙げると、情報処理装置100は、ステップS6において、移動体DE1が、予め決められた地域内の複数の場所にてリサイクル対象を回収した際の予め決められた地域内で使用済みおむつを廃棄した利用者U1と、他の利用者とを一のグループとしてグループ化する。例えば、予め決められた地域内で使用済みおむつを廃棄した利用者が利用者U1を含め、50人いるものとする。この場合、情報処理装置100は、かかる50人を一のグループとしてグループ化する。
また、情報処理装置100は、使用済みおむつのリサイクル処理工程の進捗に応じて、グループに属する複数の利用者を再グループ化するように更新する。例えば、情報処理装置100は、リサイクル処理工程の進捗に応じて、利用者と、他の利用者とがグループ化された第1グループと、第1グループとは異なる他のグループである第2グループとに基づいて、第1グループ及び第2グループに属する複数の利用者のうちから所定の人数を一のグループとしてグループ化する。このようにして、情報処理装置100は、使用済みおむつのリサイクル処理工程の進捗に応じて再グループ化することで、グループを更新する。
より具体的な例を挙げると、情報処理装置100は、ステップS8において、リサイクル処理の工程でまとめられた使用済みおむつを廃棄した利用者U1と、他の利用者とを一のグループとしてグループ化する。例えば、リサイクル処理の工程でまとめられる使用済みおむつを廃棄した利用者が利用者U1を含め、500人いるものとする。この場合、情報処理装置100は、かかる500人を一のグループとしてグループ化する。このように、情報処理装置100は、ステップS8におけるパルプ材等のリサイクル産物の生成に対して、何人の利用者が関係しているか推定することができる。
また、情報処理装置100は、ステップS8に示すパルプ材のリサイクル産物の生成において、リサイクル処理の工程でまとめられた使用済みおむつを廃棄した利用者U1と、他の利用者とを一のグループとしてグループ化する。例えば、1ロットのパルプ材を生成するためにリサイクル処理の工程でまとめられる使用済みおむつを廃棄した利用者が利用者U1を含め、500人いるものとする。この場合、情報処理装置100は、かかる500人を一のグループとしてグループ化する。なお、ここでいう1ロットとは、所定の量を示す1単位である。
他の例では、情報処理装置100は、ステップS8に示す高吸水性樹脂のリサイクル産物の生成において、リサイクル処理の工程でまとめられた使用済みおむつを廃棄した利用者U1と、他の利用者とを一のグループとしてグループ化する。例えば、1ロットの高吸水性樹脂を生成するためにリサイクル処理の工程でまとめられる使用済みおむつを廃棄した利用者が利用者U1を含め、1000人いるものとする。この場合、情報処理装置100は、かかる1000人を一のグループとしてグループ化する。このように、情報処理装置100は、リサイクル産物の生成に対して、何人の利用者が関係しているか推定することができる。
また、情報処理装置100は、ステップS11に示す薄葉紙の生産の工程でまとめられた使用済みおむつを廃棄した利用者U1と、他の利用者とを一のグループとしてグループ化する。例えば、1ロットのロール状の薄葉紙を生産するために薄葉紙の生産の工程でまとめられる使用済みおむつを廃棄した利用者が利用者U1を含め、200人いるものとする。この場合、情報処理装置100は、かかる200人を一のグループとしてグループ化する。このように、情報処理装置100は、薄葉紙の生産に対して、何人の利用者が関係しているか推定することができる。
また、情報処理装置100は、ステップS14に示す尿取りパッドの生産の工程でまとめられた使用済みおむつを廃棄した利用者U1と、他の利用者とを一のグループとしてグループ化する。例えば、1ロットの尿取りパッドを生産するために尿取りパッドの生産の工程でまとめられる使用済みおむつを廃棄した利用者が利用者U1を含め、700人いるものとする。この場合、情報処理装置100は、かかる700人を一のグループとしてグループ化する。このように、情報処理装置100は、尿取りパッドの生産に対して、何人の利用者が関係しているか推定することができる。
そして、情報処理装置100は、トレーサビリティに関する情報を生成する(ステップS19)。例えば、情報処理装置100は、使用済み不織布製品のリサイクル処理工程の進捗に応じて更新されたグループに関する情報に基づいて、トレーサビリティに関する情報を生成する。
より具体的な例を挙げると、情報処理装置100は、移動体DE1の位置情報や、リサイクル処理の状況に関する情報や、リサイクル産物に関する情報や、リサイクル製品に関する情報や、販売情報を含む情報をトレーサビリティに関する情報としてグループ毎に生成する。
次に、図1を用いて、トレーサビリティに関する情報を提供する処理について説明する。
図1に示すように、情報処理装置100は、端末装置10から、トレーサビリティに関する情報の要求を受付ける(ステップS20)。続いて、情報処理装置100は、トレーサビリティに関する情報を提供する(ステップS21)。
例えば、情報処理装置100は、生成されたトレーサビリティに関する情報のうちから、利用者U1が属するグループにおいて生成されたトレーサビリティに関する情報を選択する。続いて、情報処理装置100は、選択したトレーサビリティに関する情報を利用者に対して提供する。
従来、利用者等によって使用された製品である使用済み製品のリサイクル処理工程を追跡するトレーサビリティシステムが知られていたが、かかるトレーサビリティシステムは、利用者によって廃棄された使用済み製品のリサイクルが適切に行われたか否かに関する情報を提供しているに過ぎなかった。そのため、例えば、使用済み製品の各リサイクル処理工程において、使用済み製品がどのように処理され、抽出された素材が再び製品に生まれ変わるかといった過程について利用者が十分に認知することができない場合があった。
そこで、情報処理装置100は、利用者によって廃棄された使用済み不織布製品の回収に関する回収情報を取得する。続いて、情報処理装置100は、利用者と、利用者と異なる他の利用者とを含む複数の利用者であって、リサイクル処理の対象となる使用済み不織布製品を廃棄した複数の利用者をグループ化し、使用済み不織布製品のリサイクル処理工程の進捗に応じて、グループに属する複数の利用者を再グループ化するように更新する。そして、情報処理装置100は、使用済み不織布製品のリサイクル処理工程の進捗に応じて更新されたグループに関する情報に基づいて、使用済み不織布製品のリサイクル処理工程の状況に関する情報であるトレーサビリティに関する情報を生成する。続いて、情報処理装置100は、生成したトレーサビリティに関する情報を利用者に対して提供する。
これにより、情報処理装置100は、利用者に対して適切なトレーサビリティに関する情報を提供することができる。このように、情報処理装置100は、トレーサビリティに関する情報を利用者に対して提供するため、利用者に対して、リサイクルに対する意識を高めることができる。したがって、情報処理装置100は、利用者に対して、環境保全に関する意識を高めることができる。
〔2.情報処理システムの構成〕
次に、図2を用いて、実施形態に係る情報処理システム1の構成について説明する。図2は、実施形態に係る情報処理システム1の構成例を示す図である。図2に示すように、情報処理システム1は、端末装置10と、事業者サーバ20と、外部サーバ30と、情報処理装置100とを含む。端末装置10、事業者サーバ20、外部サーバ30及び情報処理装置100は、ネットワークNを介して有線又は無線により通信可能に接続される。なお、図2に示す情報処理システム1には、複数台の端末装置10や、複数台の事業者サーバ20や、複数台の外部サーバ30や、複数台の情報処理装置100が含まれてもよい。
端末装置10は、ウェブブラウザに表示されるウェブコンテンツやアプリケーション用のコンテンツ等のコンテンツにアクセスする利用者によって利用される情報処理装置である。例えば、端末装置10は、デスクトップ型PC(Personal Computer)や、ノート型PCや、タブレット端末や、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)等である。
事業者サーバ20は、リサイクル処理工程と関連する事業者によって管理される情報処理装置であり、例えば、サーバ装置又はクラウドシステム等により実現される。例えば、事業者サーバ20は、リサイクル処理工程に関する各種情報を管理する。そして、事業者サーバ20は、かかる各種情報を情報処理装置100に送信する。
外部サーバ30は、各種情報を提供する情報処理装置であり、例えば、サーバ装置又はクラウドシステム等により実現される。例えば、外部サーバ30は、地図情報を情報処理装置100に提供する。この場合、外部サーバ30は、情報処理装置100と如何なる態様によって連携してもよい。例えば、外部サーバ30は、情報処理装置100に対して地図情報を提供するAPI(Application Programming Interface)としての機能を提供してもよい。
情報処理装置100は、インターネット等のネットワークNを介して、各種の装置と通信可能な情報処理装置であり、例えば、サーバ装置又はクラウドシステム等により実現される。例えば、情報処理装置100は、ネットワークNを介して、他の各種装置と通信可能に接続される。
〔3.情報処理装置の構成〕
次に、図2を用いて、実施形態に係る情報処理装置100の構成について説明する。図2に、実施形態に係る情報処理装置100の構成例を示す。図2に示すように、情報処理装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。
(通信部110について)
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部110は、ネットワークNと有線又は無線で接続され、他の各種装置との間で情報の送受信を行う。
(記憶部120について)
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部120は、管理情報記憶部121と、トレーサビリティ情報記憶部122と、コンテンツ記憶部123とを有する。
(管理情報記憶部121について)
管理情報記憶部121は、利用者毎に記憶された各種管理情報を記憶する。ここで、図3に、実施形態に係る管理情報記憶部121の一例を示す。図3に示した例では、管理情報記憶部121は、「利用者ID(Identifier)」、「管理情報」といった項目を有する。例えば、「管理情報」は、「利用者情報」、「グループID」、「履歴ID」、「回収履歴」、「量」、「質」、「移動体の位置履歴」、「生産物履歴」、「作業履歴」、「販売履歴」、「ステータス」、「ランキング」といった項目を有する。
「利用者ID」は、利用者を識別する識別子である。「利用者情報」は、「利用者ID」に対応付けられた利用者に関する情報である。例えば、利用者情報は、利用者が予め設定しているパスワードや、利用者の年齢や、性別や、住所や、家族構成や、子供の人数又は利用者によって利用される端末装置10の位置情報等を含む。
「グループID」は、「利用者ID」に対応付けられたグループを識別する識別子である。「履歴ID」は、「利用者ID」に対応付けられた使用済み不織布製品を廃棄した履歴を識別する識別子である。
「回収履歴」は、「履歴ID」に対応付けられた廃棄された使用済み不織布製品を回収した回収履歴に関する情報である。例えば、回収履歴は、使用済み不織布製品を廃棄した日時や、廃棄された使用済み不織布製品を回収した場所に関する情報等を含む。また、回収履歴は、使用済み不織布製品を回収した量に基づいて算出された各種値に関する情報を含んでもよい。例えば、ここでいう値とは、木の伐採の削減量を示す値や、CO排出の削減量を示す値等である。
「量」は、「履歴ID」に対応付けられた廃棄された使用済み不織布製品の量に関する情報である。ここで、量とは、例えば、使用済み不織布製品の枚数や、使用済み不織布製品の重量や、使用済み不織布製品の体積等である。「質」は、「履歴ID」に対応付けられた廃棄された使用済み不織布製品の質に関する情報である。
また、量は、使用済みおむつが個別に処理される工程で決定された量であってもよい。例えば、量は、リサイクル対象の量の計量の工程において決定された量であってもよい。
ここで、質とは、リサイクル処理が行いやすい度合いによって決定される。例えば、使用済み不織布製品に排泄物以外の髪・使用済み不織布製品を包む紙や新聞紙等の不純物が含まれている場合に、質が低くなる。また、使用済み不織布製品に含まれる排泄物のうち、便の量が所定量以上である場合に、質が低くなる。また、使用済み不織布製品に含まれる排泄物が尿のみである場合に、質が高くなる。また、使用済み不織布製品を廃棄する際に使用済み不織布製品を封入したゴミ袋がリサイクルしやすい素材で作成されたゴミ袋(例えば、紙製のゴミ袋や、パルプ材が使用されたゴミ袋等)である場合に、質が高くなる。このような傾向に基づいて、使用済み不織布製品の質がスコアリングされる。なお、使用済み不織布製品が種別毎、サイズ毎、大人用又は子供用毎に分類されて回収されている場合、使用済み不織布製品の質が高いとスコアリングされてもよい。
また、質は、使用済みおむつが個別に処理される工程で決定された質であってもよい。例えば、質は、金属探知機等による分別の工程において、金属や髪の毛等が含まれていない度合いによって決定された質であってもよい。この場合、質は、金属や髪の毛等が含まれていないほど、質が高いとスコアリングされてもよい。
「移動体の位置履歴」「履歴ID」に対応付けられた廃棄された使用済み不織布製品を搬送する移動体の位置情報の履歴に関する情報である。例えば、移動体の位置履歴は、位置情報や、位置情報を取得した日時等を含む。
「生産物履歴」は、「履歴ID」に対応付けられた廃棄された使用済み不織布製品をリサイクルすることで生産されたリサイクル製品等の生産物の履歴に関する情報である。例えば、生産物履歴は、生産物の種別や、量や、生産物が生産された回数に関する情報等を含む。また、生産物履歴は、リサイクルされた不織布製品の変遷履歴を含んでもよい。例えば、リサイクルされた不織布製品の変遷履歴とは、子供用のおむつから尿取りパッドや、大人用のおむつや、ペット用のシートや、生理用品等が生産されたことに関する情報を含んでもよい。
「作業履歴」は、「履歴ID」に対応付けられた廃棄された使用済み不織布製品をリサイクルするためのリサイクル処理の工程毎の作業履歴に関する情報である。例えば、作業履歴は、リサイクル処理が行われた日時や、リサイクル処理の結果や、グループIDや、リサイクル処理が行われる工場の作業情報等を含む。ここで、作業情報とは、例えば、作業開始日時や、作業時間や、作業を行った担当者に関する情報等を含む。
「販売履歴」は、「履歴ID」に対応付けられたリサイクル製品の販売に関する販売履歴に関する情報である。例えば、販売履歴は、リサイクル製品の販売に関する販売情報等を含む。
「ステータス」は、「利用者ID」に対応付けられた利用者に付与されたステータスに関する情報である。例えば、ステータスとは、ブロンズ、シルバー、ゴールド、ダイヤモンド等である。また、ステータスは、廃棄された使用済み不織布製品の量又は質に応じて、ブロンズ、シルバー、ゴールド、ダイヤモンドの順番に変化する。
「ランキング」は、「利用者ID」に対応付けられたランキングに関する情報である。ここでいうランキングとは、例えば、利用者毎のステータスによって順位付けられたランキング等である。
例えば、図3では、利用者IDによって識別された「U1」は、利用者情報が「UI1」であり、グループIDが「UG1」であり、履歴IDが「H1」であり、回収履歴が「HR1」であり、量が「AR1」であり、質が「QR1」である。また、「U1」は、移動体の位置履歴が「DR1」であり、生産物履歴が「PR1」であり、作業履歴が「OR1」であり、販売履歴が「ER1」であり、ステータスが「SR1」であり、ランキングが「RR1」である。
なお、図3に示した例では、利用者情報等を、「UI1」等の抽象的な符号で表現したが、利用者情報等は、数値や、文字列に関する情報や、利用者情報等を含むファイルのファイル形式等であってもよい。
(トレーサビリティ情報記憶部122について)
トレーサビリティ情報記憶部122は、トレーサビリティに関する各種情報を記憶する。ここで、図4に、実施形態に係るトレーサビリティ情報記憶部122の一例を示す。図4に示した例では、トレーサビリティ情報記憶部122は、「トレーサビリティID」、「トレーサビリティ情報」といった項目を有する。
「トレーサビリティID」は、トレーサビリティ情報を識別する識別子である。「トレーサビリティ情報」は、「トレーサビリティID」に対応付けられたトレーサビリティ情報である。
例えば、図4では、トレーサビリティIDによって識別された「T1」は、トレーサビリティ情報が「TA1」である。なお、図4に示した例では、トレーサビリティ情報等を、「TA1」等の抽象的な符号で表現したが、トレーサビリティ情報等は、数値や、文字列に関する情報や、トレーサビリティ情報を含むファイル形式等であってもよい。
(コンテンツ記憶部123について)
コンテンツ記憶部123は、コンテンツに関する各種情報を記憶する。ここで、図5に、実施形態に係るコンテンツ記憶部123の一例を示す。図5に示した例では、コンテンツ記憶部123は、「コンテンツID」、「コンテンツ」といった項目を有する。
「コンテンツID」は、コンテンツを識別する識別子である。「コンテンツ」は、「コンテンツID」に対応付けられたコンテンツに関する情報である。
例えば、図5では、コンテンツIDによって識別された「C1」は、コンテンツが「CO1」である。なお、図5に示した例では、コンテンツ等を、「CO1」等の抽象的な符号で表現したが、コンテンツ等は、数値や、文字列に関する情報や、コンテンツに関する情報を含むファイル形式等であってもよい。
(制御部130について)
制御部130は、コントローラ(Controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、情報処理装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(情報処理プログラムの一例)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、コントローラであり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
図2に示すように、制御部130は、受付部131と、認証部132と、取得部133と、管理部134と、生成部135と、提供部136とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、図2に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部130が有する各処理部の接続関係は、図2に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
(受付部131について)
受付部131は、各種要求を受付ける。具体的には、受付部131は、利用者の認証要求を受付ける。例えば、受付部131は、利用者を識別する識別情報及び利用者が予め設定しているパスワードとともに、利用者の認証要求を端末装置10から受付ける。
また、受付部131は、端末装置10から、トレーサビリティに関する情報の要求を受付ける。
(認証部132について)
認証部132は、各種認証を行う。具体的には、認証部132は、利用者を認証する。具体的には、認証部132は、受付部131によって受付けられた利用者を識別する識別情報と利用者が予め設定しているパスワードとの組合せと、管理情報記憶部121に記憶された利用者情報とを照合する。続いて、認証部132は、照合に成功した場合に、利用者を認証する。
(取得部133について)
取得部133は、各種情報を取得する。具体的には、取得部133は、利用者によって廃棄された使用済み不織布製品の回収に関する回収情報を取得する。例えば、取得部133は、利用者によって入力された回収情報を端末装置10から取得する。例えば、取得部133は、回収情報として、使用済みおむつを廃棄した日時や、廃棄した使用済みおむつの回収量に関する情報等を端末装置10から取得する。そして、取得部133は、かかる回収情報を管理情報記憶部121に記憶する。
また、取得部133は、利用者に関する利用者情報をさらに取得してもよい。例えば、取得部133は、利用者情報として、利用者の年齢や、性別や、住所や、家族構成や、子供の人数又は利用者によって利用される端末装置10の位置情報等を含む情報を取得してもよい。そして、取得部133は、かかる利用者情報を管理情報記憶部121に記憶する。
また、取得部133は、移動体から各種情報を取得する。例えば、取得部133は、各種情報として、移動体の位置情報や、位置情報を取得した日時等を移動体から取得する。そして、取得部133は、かかる位置情報等を管理情報記憶部121に記憶する。
また、取得部133は、事業者サーバ20から各種情報を取得する。図1の例では、取得部133は、各種情報として、リサイクル処理の状況に関する情報を事業者サーバ21から取得する。
より具体的な例を挙げると、取得部133は、リサイクル処理の状況に関する情報として、リサイクル処理の進捗状況や、リサイクル処理がどの工程まで完了しているか否かに関する情報や、リサイクル処理が行えなかったかを示す情報等を事業者サーバ21から取得する。そして、取得部133は、かかるリサイクル処理の状況に関する情報を管理情報記憶部121に記憶する。
また、図1の例では、取得部133は、各種情報として、リサイクル産物に関する情報を事業者サーバ22から取得する。より具体的な例を挙げると、取得部133は、リサイクル産物に関する情報として、リサイクル産物が生産できたか否かに関する情報や、リサイクル産物の生産量に関する情報を事業者サーバ22から取得する。そして、取得部133は、かかるリサイクル産物に関する情報を管理情報記憶部121に記憶する。
また、図1の例では、取得部133は、各種情報として、リサイクル製品に関する情報を事業者サーバ23から取得する。より具体的な例を挙げると、取得部133は、リサイクル製品に関する情報として、リサイクルされた素材から生産された尿取りパッドの生産量等に関する情報を事業者サーバ23から取得する。そして、取得部133は、かかるリサイクル製品に関する情報を管理情報記憶部121に記憶する。
また、図1の例では、取得部133は、各種情報として、リサイクル製品の販売に関する販売情報を事業者サーバ24から取得する。そして、取得部133は、かかる販売情報を管理情報記憶部121に記憶する。
なお、取得部133は、各種情報を、常時、又は、所定の間隔毎に移動体又は事業者サーバ20から取得するものとする。
(管理部134について)
管理部134は、各種情報を管理する。具体的には、管理部134は、利用者と、利用者と異なる他の利用者とを含む複数の利用者であって、リサイクル処理の対象となる使用済みおむつを廃棄した複数の利用者をグループ化し、使用済みおむつのリサイクル処理工程の進捗に応じて、グループに属する複数の利用者を再グループ化するように更新する。
ここで、管理部134は、使用済みおむつを廃棄した利用者を、使用済みおむつを廃棄した他の利用者とともに一のグループとしてグループ化して各種情報を管理する。例えば、管理部134は、利用者と対応付けられた回収情報を、他の利用者と対応付けられた回収情報と関連付けてグループ化する。
図1の例では、管理部134は、ステップS6において、移動体DE1が、予め決められた地域内の複数の場所にてリサイクル対象を回収した際の予め決められた地域内で使用済みおむつを廃棄した利用者U1と、他の利用者とを一のグループとしてグループ化する。例えば、予め決められた地域内で使用済みおむつを廃棄した利用者が利用者U1を含め、50人いるものとする。この場合、管理部134は、かかる50人を一のグループとしてグループ化する。
また、管理部134は、使用済みおむつのリサイクル処理工程の進捗に応じて、グループに属する複数の利用者を再グループ化するように更新する。例えば、管理部134は、リサイクル処理工程の進捗に応じて、利用者と、他の利用者とがグループ化された第1グループと、第1グループとは異なる他のグループである第2グループとに基づいて、第1グループ及び第2グループに属する複数の利用者のうちから所定の人数を一のグループとしてグループ化する。このようにして、管理部134は、使用済みおむつのリサイクル処理工程の進捗に応じて再グループ化することで、グループを更新する。
図1の例では、管理部134は、ステップS8において、リサイクル処理の工程でまとめられた使用済みおむつを廃棄した利用者U1と、他の利用者とを一のグループとしてグループ化する。例えば、リサイクル処理の工程でまとめられる使用済みおむつを廃棄した利用者が利用者U1を含め、500人いるものとする。この場合、管理部134は、かかる500人を一のグループとしてグループ化する。このように、管理部134は、ステップS8におけるパルプ材等のリサイクル産物の生成に対して、何人の利用者が関係しているか推定することができる。
また、管理部134は、ステップS8に示すパルプ材のリサイクル産物の生成において、リサイクル処理の工程でまとめられた使用済みおむつを廃棄した利用者U1と、他の利用者とを一のグループとしてグループ化する。例えば、1ロットのパルプ材を生成するためにリサイクル処理の工程でまとめられる使用済みおむつを廃棄した利用者が利用者U1を含め、500人いるものとする。この場合、管理部134は、かかる500人を一のグループとしてグループ化する。
他の例では、管理部134は、ステップS8に示す高吸水性樹脂のリサイクル産物の生成において、リサイクル処理の工程でまとめられた使用済みおむつを廃棄した利用者U1と、他の利用者とを一のグループとしてグループ化する。例えば、1ロットの高吸水性樹脂を生成するためにリサイクル処理の工程でまとめられる使用済みおむつを廃棄した利用者が利用者U1を含め、1000人いるものとする。この場合、管理部134は、かかる1000人を一のグループとしてグループ化する。このように、管理部134は、リサイクル産物の生成に対して、何人の利用者が関係しているか推定することができる。
また、管理部134は、ステップS11に示す薄葉紙の生産の工程でまとめられた使用済みおむつを廃棄した利用者U1と、他の利用者とを一のグループとしてグループ化する。例えば、1ロットのロール状の薄葉紙を生産するために薄葉紙の生産の工程でまとめられる使用済みおむつを廃棄した利用者が利用者U1を含め、200人いるものとする。この場合、管理部134は、かかる200人を一のグループとしてグループ化する。このように、管理部134は、薄葉紙の生産に対して、何人の利用者が関係しているか推定することができる。
また、管理部134は、ステップS14に示す尿取りパッドの生産の工程でまとめられた使用済みおむつを廃棄した利用者U1と、他の利用者とを一のグループとしてグループ化する。例えば、1ロットの尿取りパッドを生産するために尿取りパッドの生産の工程でまとめられる使用済みおむつを廃棄した利用者が利用者U1を含め、700人いるものとする。この場合、管理部134は、かかる700人を一のグループとしてグループ化する。このように、管理部134は、尿取りパッドの生産に対して、何人の利用者が関係しているか推定することができる。
また、管理部134は、取得部133によって取得された回収情報と、取得部133によって取得された利用者情報とを対応付けて管理情報記憶部121にて管理する。また、管理部134は、取得部133によって取得された使用済みおむつのリサイクル処理工程毎に使用済みおむつをリサイクルしたリサイクル履歴に関する情報を管理情報記憶部121にて管理する。また、管理部134は、利用者と対応付けられた回収情報に基づいて、利用者と関連したリサイクル履歴に関する情報を管理情報記憶部121にて管理する。また、管理部134は、使用済みおむつのリサイクル処理工程毎に、リサイクル処理工程における作業情報を管理情報記憶部121にて管理する。
(生成部135について)
生成部135は、各種情報を生成する。具体的には、生成部135は、使用済みおむつのリサイクル処理工程の進捗に応じて更新されたグループに関する情報に基づいて、トレーサビリティに関する情報を生成する。そして、生成部135は、かかるトレーサビリティに関する情報をトレーサビリティ情報記憶部122に記憶する。
例えば、生成部135は、使用済みおむつのリサイクル処理工程の進捗に応じて更新されたグループに関する情報に基づいて、トレーサビリティに関する情報を生成する。より具体的な例を挙げると、生成部135は、移動体の位置情報や、リサイクル処理の状況に関する情報や、リサイクル産物に関する情報や、リサイクル製品に関する情報や、販売情報を含む情報をトレーサビリティに関する情報としてグループ毎に生成する。
(提供部136について)
提供部136は、各種情報を提供する。例えば、提供部136は、認証部132によって認証された認証結果を端末装置10に送信する。例えば、提供部136は、利用者の認証が成功したといった認証結果を端末装置10に送信する。
また、提供部136は、トレーサビリティ情報記憶部122に記憶されるトレーサビリティに関する情報を利用者に対して提供する。例えば、提供部136は、トレーサビリティ情報記憶部122に記憶されるトレーサビリティに関する情報のうちから、利用者が属するグループにおいて生成されたトレーサビリティに関する情報を選択する。続いて、提供部136は、選択したトレーサビリティに関する情報を利用者に対して提供する。
〔4.処理手順(1)〕
次に、図6を用いて、実施形態に係る情報処理装置100が実行する管理処理の手順について説明する。図6は、実施形態に係る情報処理装置100が実行する管理処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図6に示すように、受付部131は、利用者の認証要求を端末装置10から受付ける。続いて、認証部132は、利用者を認証する(ステップS101)。具体的には、認証部132は、利用者を認証できない場合(ステップS101;No)、認証するまで待機する。
一方、取得部133は、認証部132が利用者を認証できた場合(ステップS101;Yes)、回収情報を取得する(ステップS102)。そして、取得部133は、常時、又は、所定の間隔毎に各種情報を移動体DE1及び事業者サーバ20から取得する(ステップS103)。
続いて、管理部134は、取得部133によって取得された各種情報を対応付けて各種管理情報として管理する(ステップS104)。
〔5.処理手順(2)〕
次に、図7を用いて、実施形態に係る情報処理装置100が実行する提供処理の手順について説明する。図7は、実施形態に係る情報処理装置100が実行する提供処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図7に示すように、生成部135は、各種管理情報に基づいて、トレーサビリティに関する情報を生成する(ステップS201)。続いて、受付部131は、利用者からトレーサビリティに関する情報の要求を受付ける(ステップS101)。
具体的には、受付部131は、利用者からトレーサビリティに関する情報の要求を受付けない場合(ステップS202;No)、ステップS201まで戻る。
一方、提供部136は、利用者からトレーサビリティに関する情報の要求を受付けた場合(ステップS202;Yes)、トレーサビリティに関する情報を利用者に提供する(ステップS203)。
〔6.変形例〕
上述した情報処理装置100は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、情報処理装置100の他の実施形態について説明する。
〔6-1.回収装置の設置場所〕
上記実施形態では、回収装置BO1が、利用者が居住する地域のゴミ捨て場に設置される例について説明したが、これに限定されない。例えば、回収装置BO1の設置場所は、如何なる場所であってもよい。例えば、回収装置BO1の設置場所は、商業ビルや、商業施設や、学校等の教育施設や、役所等の公共施設等の施設内又は施設近傍に有する設置場所等であってもよい。
〔6-2.使用済み不織布製品〕
上記実施形態では、使用済み不織布製品が使用済みおむつである例を挙げて説明したが、これに限定されない。例えば、使用済み不織布製品となる対象の不織布製品は、ティッシュや、おしりふきや、ウェットティッシュや、生理用品や、軽度の失禁用のパッドや、尿取りパッドや、ベッドシート等であってもよい。また、不織布製品は、ペットが使用するおむつや、ペットシート等であってもよい。
〔6-3.グループ化の単位〕
上記実施形態では、管理部134が、移動体DE1が予め決められた地域内の複数の場所にてリサイクル対象を回収した際の予め決められた地域内で使用済みおむつを廃棄した利用者と、他の利用者とを一のグループとしてグループ化する例を挙げて説明したが、これに限定されない。例えば、グループ化する単位は、如何なる単位であってもよい。
より具体的な例を挙げると、グループ化する単位は、使用済みおむつ1個単位であってもよい。この場合、おむつにRFID(Radio Frequency Identification)タグ等の個別に識別可能なタグが付与されているものとする。これにより、管理部134は、使用済みおむつに付与されたRFIDタグに基づいて、使用済みおむつを1個単位で管理してもよい。
他の例では、グループ化する単位は、廃棄された使用済みおむつを含むゴミ袋1個単位であってもよい。この場合、ゴミ袋にRFIDタグ等が付与されているものとする。これにより、管理部134は、ゴミ袋に付与されたRFIDタグに基づいて、ゴミ袋を1個単位で管理してもよい。
〔6-4.他の事業者〕
上記実施形態では、工場FO1の事業者が移動体DE1によって搬送されたリサイクル対象に対してリサイクル処理を行い、工場FO2の事業者が移動体DE1によって搬送されたリサイクル産物から薄葉紙を生産し、工場FO3の事業者が移動体DE1によって搬送された薄葉紙を使用して尿取りパッドを生産する例を挙げて説明したが、これに限定されない。例えば、工場は上記工場に限定されず、他の工場がさらに追加されてもよい。
例えば、移動体DE1は、工場FO1でリサイクルされた高吸水性樹脂を工場FO4に搬送する。続いて、工場FO4の事業者は、リサイクルされた高吸水性樹脂に基づいて、新品の高吸水性樹脂を生産してもよい。この場合、移動体DE1は、かかる新品の高吸水性樹脂を高吸水性樹脂の製造メーカに搬送してもよい。
また、工場FO4の事業者は、リサイクルされた高吸水性樹脂に基づいて、土嚢や、災害用トイレ等の製品を生産してもよい。
他の例では、移動体DE1は、工場FO1でリサイクルされたプラスチック素材を工場FO5に搬送する。続いて、工場FO5の事業者は、リサイクルされたプラスチック素材に基づいて、パレットや、園芸ポットや、プラレールや、レゴや、公園のベンチ等の製品を生産してもよい。
他の例では、移動体DE1は、工場FO1でリサイクルされたレーヨンを工場FO6に搬送する。続いて、工場FO5の事業者は、リサイクルされたレーヨンに基づいて、よだれかけや、ウェットティッシュや、シャツ等の製品を生産してもよい。
〔6-5.トレーサビリティ情報と地図情報との組合せた情報〕
また、取得部133は、外部サーバ30(所定のサーバの一例)から地図情報をさらに取得し、提供部136は、トレーサビリティに関する情報と、地図情報とを組合せた情報を利用者に対してさらに提供してもよい。
例えば、提供部136は、トレーサビリティに関する情報が示す移動体の位置情報や、工場の位置情報等を重畳させた地図情報を利用者に対して提供してもよい。このように、提供部136は、利用者に対してトレーサビリティに関する情報を重畳させた地図情報を提供することができる。これにより、利用者は、トレーサビリティに関する情報を地図情報と対応付けて把握することができる。また、利用者は、廃棄した使用済みおむつが現在どのリサイクル処理工程で処理されているかや、廃棄した使用済みおむつがどの工場へ搬送されているのか等を把握することができる。
〔6-6.リサイクル処理の担当者に関する情報〕
また、提供部136は、使用済みおむつのリサイクル処理工程毎にリサイクル処理を作業する作業者に関する情報を利用者に対してさらに提供してもよい。例えば、提供部136は、リサイクル処理を担当する作業者に関する情報を利用者に対して提供してもよい。ここでいう作業者に関する情報は、例えば、作業者の年齢や、性別や、顔写真や、作業者から利用者へのコメント又は感謝の言葉等を含む。
このように、提供部136は、リサイクル処理が実際にどのような人物によって行われているのかを利用者に対して提供することができる。これにより、利用者は、リサイクル処理を身近に感じることができる。また、利用者は、リサイクル処理がきちんと行われているといった安心感を得ることができる。このように、提供部136は、かかる安心感を利用者に対して与えることが可能となる。
〔6-7.他の利用者と関連する履歴に関する情報〕
また、提供部136は、一のグループに属する利用者に対して、利用者とは異なる他の利用者であって、一のグループに属する他の利用者と関連するリサイクル履歴に関する情報をさらに提供してもよい。
例えば、提供部136は、利用者に対して、他の利用者と関連するリサイクル履歴であって、回収履歴や、生産物履歴や、販売履歴等を含むリサイクル履歴に関する情報を提供してもよい。また、提供部136は、利用者に対して、他の利用者と関連するランキングや、ステータス等に関する情報を提供してもよい。これにより、利用者は、他の利用者と関連するリサイクル履歴を把握することができる。このような結果、利用者は、自身のリサイクルへの取り組みが十分か否かを他の利用者と関連するリサイクル履歴と比較することで判断することができる。
〔6-8.コンテンツの提供〕
また、提供部136は、回収情報として、利用者によって廃棄された使用済みおむつの質に関する情報を取得し、使用済みおむつの質に応じて、利用者に予め付与されたステータスが変化するコンテンツを利用者に対してさらに提供してもよい。
例えば、利用者のステータスがブロンズであるものとする。この場合、提供部136は、使用済みおむつの質を示すスコアが所定の閾値以上である場合に、利用者のステータスがブロンズからシルバーに変動した旨に関する情報を含むコンテンツを利用者に対して提供してもよい。
この場合、事業者サーバ20は、利用者によって廃棄された使用済みおむつの質に関する情報を情報処理装置100に送信する。この場合、事業者サーバ20が有する所定の記憶部が、利用者によって廃棄された使用済みおむつの質に関する情報を記憶しているものとする。
このように、提供部136は、使用済みおむつの質に応じて、利用者に予め付与されたステータスが変化するコンテンツを利用者に対してさらに提供するため、利用者に対して継続的なリサイクル活動への参加を促すことができる。
また、情報処理装置は、回収情報として、利用者によって廃棄された使用済み不織布製品の量に関する情報を取得し、使用済み不織布製品の量に応じて、利用者に予め付与されたステータスが変化するコンテンツを利用者に対してさらに提供してもよい。
例えば、利用者のステータスがブロンズであるものとする。この場合、提供部136は、使用済みおむつの量を示す使用済みおむつの枚数が所定数以上である場合に、利用者のステータスがブロンズからシルバーに変動した旨に関する情報を含むコンテンツを利用者に対して提供してもよい。
また、提供部136は、使用済みおむつの量を示す重量が所定の閾値以上である場合に、利用者のステータスがブロンズからシルバーに変動した旨に関する情報を含むコンテンツを利用者に対して提供してもよい。
また、提供部136は、使用済みおむつの量を示す体積が所定の閾値以上である場合に、利用者のステータスがブロンズからシルバーに変動した旨に関する情報を含むコンテンツを利用者に対して提供してもよい。
この場合、事業者サーバ20は、利用者によって廃棄された使用済みおむつの量に関する情報を情報処理装置100に送信する。この場合、事業者サーバ20が有する所定の記憶部が、利用者によって廃棄された使用済みおむつの量に関する情報を記憶しているものとする。
このように、提供部136は、使用済みおむつの量に応じて、利用者に予め付与されたステータスが変化するコンテンツを利用者に対してさらに提供するため、利用者に対して継続的なリサイクル活動への参加を促すことができる。
なお、上記例では、利用者のステータスが変動する例に挙げて説明したが、これに限定されない。例えば、利用者のステータスの代わりに、利用者に予め付与されたレベルがアップしてもよい。また、利用者のステータスの代わりに、利用者に予め提供されたキャラクタが成長してもよい。
〔6-9.インセンティブの提供〕
また、提供部136は、利用者のステータスが所定の条件を満たした場合に、利用者にとってインセンティブとなる情報を含むコンテンツを利用者に対してさらに提供してもよい。例えば、提供部136は、利用者のステータスのグレードが所定のグレード以上である場合に、利用者にとってインセンティブとなる情報を含むコンテンツを利用者に対してさらに提供してもよい。これにより、提供部136は、利用者に対してインセンティブを付与することができる。
例えば、提供部136は、インセンティブとなる情報として、利用者が不織布製品のパッケージをデザインするためのコンテンツを提供してもよい。また、提供部136は、不織布製品がおむつである場合に、おむつのイラストを作成するためのコンテンツを提供してもよい。このように、提供部136は、利用者に対するインセンティブとして、不織布製品を生産・販売する事業者と一緒にモノづくりへの参加ができるといった機会を提供することができる。
他の例では、提供部136は、リサイクルされたプラスチック素材から生産された公園のベンチに利用者が自身の子供の名前を付与するためのコンテンツを提供してもよい。この場合、利用者の子供の名前が付与されたベンチは、所定の公園に寄贈されるものとする。また、提供部136は、リサイクルされたプラスチック素材から生産された園芸ポットを利用者に対して提供してもよい。この場合、提供部136は、園芸ポットを利用者に対して提供するためのコンテンツを提供してもよい。
このように、提供部136は、利用者にとってインセンティブとなる情報を含むコンテンツを利用者に対してさらに提供することで、利用者に対して継続的なリサイクル活動への参加を促すことができる。
〔6-10.トレーサビリティに関する情報〕
上記実施形態では、生成部135が、トレーサビリティに関する情報を生成する例について説明したが、これに限定されない。例えば、情報処理装置100は、ブロックチェーン技術を用いて、トレーサビリティに関する情報を利用者と、各事業者とで共有してもよい。
より具体的な例を挙げると、利用者によって利用される端末装置10と、リサイクル処理工程に関わる事業者が管理する事業者サーバ20とが、ブロックチェーンを利用する所定のプラットフォームに接続可能であるものとする。この場合、利用者及び各事業者が、施設の位置情報や、移動体の位置情報や、使用済みおむつのリサイクル処理工程の状況に関する情報等を所定のプラットフォームを介して共有することで、情報処理装置100は、トレーサビリティに関する情報を取得してもよい。
〔6-11.回収装置〕
また、回収装置BO1は、各種従来技術を用いることにより、使用済みおむつに対してリサイクルするためのリサイクル前処理(リサイクル処理のための一次処理)をさらに行ってもよい。
例えば、回収装置BO1は、おむつを構成する高吸水性樹脂に対して排泄物(特に、尿や、便)を分離するための多価金属塩、特にアルカリ土類金属塩、たとえばカルシウム塩を含む化合物、例えば塩化カルシウム、もしくはこれらの塩を含む水溶液や、洗浄用のアルコールや、排泄物の臭いを低減させる薬剤等の処理剤を用いて、リサイクル前処理を行う。
また、回収装置BO1は、使用済みおむつに対して処理剤を用いたリサイクル前処理を行うことで、使用済みおむつの体積を減少させる。これにより、回収装置BO1は、回収業者が使用済みおむつを工場FO1に搬送するときに、より多くの使用済みおむつを一度に搬送することができる。このように、回収装置BO1は、回収業者に対して、リサイクル対象を搬送する手間を低減させることができる。
また、回収装置BO1は、撮影部を有していてもよい。例えば、撮影部は、カメラ等であり、画像や、動画等を撮像する。例えば、撮影部は、回収装置BO1内部に付属する。
例えば、回収装置BO1は、利用者によって廃棄行為が行われる度に、廃棄された使用済みおむつを撮影する。続いて、回収装置BO1は、撮影した画像や、動画等を情報処理装置100に送信する。そして、情報処理装置100は、送信された画像や、動画等を解析することで、使用済みおむつのサイズや、種別や、製造業者等を特定してもよい。なお、かかる解析処理は、画像処理等の従来技術によって実現可能である。続いて、情報処理装置100は、使用済みおむつのサイズや、種別や、製造業者を特定した解析結果を記憶部120に記憶してもよい。
また、回収装置BO1は、さらに、GPSセンサ等の機能を有し、回収装置BO1の位置情報を検知してもよい。また、回収装置BO1は、通信を行っている基地局の位置情報や、WiFiの電波を用いて回収装置BO1の位置情報を推定してもよい。
この場合、取得部133は、回収装置BO1の位置情報を取得してもよい。これにより、取得部133は、回収装置BO1の位置を設置場所と対応付けなくとも把握することができる。例えば、取得部133は、特定の施設が近接して位置しないゴミ集積場所に回収装置BO1が位置する場合、回収装置BO1から位置情報を取得することができる。
〔6-12.その他〕
上記した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部は、手動的に行われてもよい。また、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部は、公知の方法で自動的に行われてもよい。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られるものではない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されなくともよい。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られない。また、各構成要素は、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成してもよい。
また、上記してきた各処理は、矛盾しない範囲で適宜組合せて実行されてもよい。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、提供部は、提供手段や提供回路に読み替えることができる。
〔7.ハードウェア構成〕
また、上述した実施形態に係る端末装置10や、事業者サーバ20や、外部サーバ30や、情報処理装置100は、例えば、図8に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図8は、ハードウェア構成の一例を示す図である。コンピュータ1000は、出力装置1010、入力装置1020と接続され、演算装置1030、キャッシュ1040、メモリ1050、出力IF(Interface)1060、入力IF1070、ネットワークIF1080がバス1090により接続される。
演算装置1030は、キャッシュ1040やメモリ1050に格納されたプログラムや入力装置1020から読み出したプログラム等に基づいて動作し、各種の処理を実行する。キャッシュ1040は、RAM等、演算装置1030が各種の演算に用いるデータを一次的に記憶するキャッシュである。また、メモリ1050は、演算装置1030が各種の演算に用いるデータや、各種のデータベースが登録される記憶装置であり、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ等により実現されるメモリである。
出力IF1060は、モニタやプリンタといった各種の情報を出力する出力装置1010に対し、出力対象となる情報を送信するためのインタフェースであり、例えば、USB(Universal Serial Bus)やDVI(Digital Visual Interface)、HDMI(登録商標)(High Definition Multimedia Interface)といった規格のコネクタにより実現されてよい。一方、入力IF1070は、マウス、キーボード、およびスキャナ等といった各種の入力装置1020から情報を受信するためのインタフェースであり、例えば、USB等により実現される。
例えば、入力装置1020は、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等から情報を読み出す装置により実現されてもよい。また、入力装置1020は、USBメモリ等の外付け記憶媒体により実現されてもよい。
ネットワークIF1080は、ネットワークNを介して他の機器からデータを受信して演算装置1030へ送り、また、ネットワークNを介して演算装置1030が生成したデータを他の機器へ送信する機能を有する。
ここで、演算装置1030は、出力IF1060や入力IF1070を介して、出力装置1010や入力装置1020の制御を行うこととなる。例えば、演算装置1030は、入力装置1020やメモリ1050からプログラムをキャッシュ1040上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。例えば、コンピュータ1000が情報処理装置100として機能する場合、コンピュータ1000の演算装置1030は、キャッシュ1040上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130の機能を実現することとなる。
以上、本願の実施形態を図面に基づいて詳細に説明した。しかしながら、これらは例示であり、本願の実施形態は、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、所謂当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で実施することが可能である。
N ネットワーク
1 情報処理システム
10 端末装置
20 事業者サーバ
30 外部サーバ
100 情報処理装置
110 通信部
120 記憶部
121 管理情報記憶部
122 トレーサビリティ情報記憶部
123 コンテンツ記憶部
130 制御部
131 受付部
132 認証部
133 取得部
134 管理部
135 生成部
136 提供部

Claims (15)

  1. 利用者によって廃棄された使用済み不織布製品の回収に関する回収情報を取得する取得部と、
    前記利用者と、前記利用者と異なる他の利用者とを含む複数の利用者であって、リサイクル処理の対象となる前記使用済み不織布製品を廃棄した複数の利用者をグループ化し、前記使用済み不織布製品のリサイクル処理工程の進捗に応じて、グループに属する複数の利用者を再グループ化するように更新する管理部と、
    前記使用済み不織布製品のリサイクル処理工程の進捗に応じて更新されたグループに関する情報に基づいて、前記使用済み不織布製品のリサイクル処理工程の状況に関する情報であるトレーサビリティに関する情報を生成する生成部と、
    前記生成部によって生成されたトレーサビリティに関する情報を前記利用者に対して提供する提供部と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記管理部は、
    前記利用者と対応付けられた回収情報を、前記他の利用者と対応付けられた回収情報と関連付けてグループ化する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記管理部は、
    前記リサイクル処理工程の進捗に応じて、前記利用者と、前記他の利用者とがグループ化された第1グループと、当該第1グループとは異なる他のグループである第2グループとに基づいて、当該第1グループ及び当該第2グループに属する複数の利用者のうちから所定の人数を一のグループとしてグループ化する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記取得部は、
    前記利用者に関する利用者情報をさらに取得し、
    前記管理部は、
    前記回収情報と前記利用者情報とを対応付けた情報を管理する
    ことを特徴とする請求項1~3のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  5. 前記管理部は、
    前記使用済み不織布製品のリサイクル処理工程毎に前記使用済み不織布製品をリサイクルしたリサイクル履歴に関する情報を管理する
    ことを特徴とする請求項1~4のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  6. 前記管理部は、
    前記利用者と対応付けられた回収情報に基づいて、前記利用者と関連したリサイクル履歴に関する情報を管理する
    ことを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記管理部は、
    前記使用済み不織布製品のリサイクル処理工程毎に、リサイクル処理工程における作業情報を管理する
    ことを特徴とする請求項1~6のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  8. 前記取得部は、
    所定のサーバから地図情報をさらに取得し、
    前記提供部は、
    前記トレーサビリティに関する情報と、前記地図情報とを組合せた情報を前記利用者に対してさらに提供する
    ことを特徴とする請求項1~7のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  9. 前記提供部は、
    一のグループに属する利用者に対して、当該利用者とは異なる他の利用者であって、当該一のグループに属する他の利用者と関連するリサイクル履歴に関する情報をさらに提供する
    ことを特徴とする請求項1~8のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  10. 前記提供部は、
    前記使用済み不織布製品のリサイクル処理工程毎にリサイクル処理を作業する作業者に関する情報を前記利用者に対してさらに提供する
    ことを特徴とする請求項1~9のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  11. 前記取得部は、
    前記回収情報として、前記利用者によって廃棄された使用済み不織布製品の質に関する情報を取得し、
    前記提供部は、
    前記使用済み不織布製品の質に応じて、前記利用者に予め付与されたステータスが変化するコンテンツを前記利用者に対してさらに提供する
    ことを特徴とする請求項1~10のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  12. 前記取得部は、
    前記回収情報として、前記利用者によって廃棄された使用済み不織布製品の量に関する情報を取得し、
    前記提供部は、
    前記使用済み不織布製品の量に応じて、前記利用者に予め付与されたステータスが変化するコンテンツを前記利用者に対してさらに提供する
    ことを特徴とする請求項1~11のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  13. 前記提供部は、
    前記利用者の前記ステータスが所定の条件を満たした場合に、前記利用者にとってインセンティブとなる情報を含むコンテンツを前記利用者に対してさらに提供する
    ことを特徴とする請求項11又は12に記載の情報処理装置。
  14. コンピュータが実行する情報処理方法であって、
    利用者によって廃棄された使用済み不織布製品の回収に関する回収情報を取得する取得工程と、
    前記利用者と、前記利用者と異なる他の利用者とを含む複数の利用者であって、リサイクル処理の対象となる前記使用済み不織布製品を廃棄した複数の利用者をグループ化し、前記使用済み不織布製品のリサイクル処理工程の進捗に応じて、グループに属する複数の利用者を再グループ化するように更新する管理工程と、
    前記使用済み不織布製品のリサイクル処理工程の進捗に応じて更新されたグループに関する情報に基づいて、前記使用済み不織布製品のリサイクル処理工程の状況に関する情報であるトレーサビリティに関する情報を生成する生成工程と、
    前記生成工程によって生成されたトレーサビリティに関する情報を前記利用者に対して提供する提供工程と
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  15. 利用者によって廃棄された使用済み不織布製品の回収に関する回収情報を取得する取得手順と、
    前記利用者と、前記利用者と異なる他の利用者とを含む複数の利用者であって、リサイクル処理の対象となる前記使用済み不織布製品を廃棄した複数の利用者をグループ化し、前記使用済み不織布製品のリサイクル処理工程の進捗に応じて、グループに属する複数の利用者を再グループ化するように更新する管理手順と、
    前記使用済み不織布製品のリサイクル処理工程の進捗に応じて更新されたグループに関する情報に基づいて、前記使用済み不織布製品のリサイクル処理工程の状況に関する情報であるトレーサビリティに関する情報を生成する生成手順と、
    前記生成手順によって生成されたトレーサビリティに関する情報を前記利用者に対して提供する提供手順と
    をコンピュータに実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
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