図1Aは、1つまたは複数の開示される実施形態を実装することができる、例示的な通信システム100を示す図である。通信システム100は、音声、データ、ビデオ、メッセージング、放送などのコンテンツを複数の無線ユーザに提供する、多元接続システムであってもよい。通信システム100は、複数の無線ユーザが、無線帯域幅を含むシステムリソースの共用を通じて、そのようなコンテンツにアクセスすることを可能にすることができる。例えば、通信システム100は、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交FDMA(OFDMA)、シングルキャリアFDMA(SC-FDMA)、ゼロテールユニークワード離散フーリエ変換拡散OFDM(ZT UW DTS-S-OFDM)、ユニークワードOFDM(UW-OFDM)、リソースブロックフィルタードOFDM、およびフィルタバンクマルチキャリア(FBMC)など、1つまたは複数のチャネルアクセス方法を利用してもよい。
図1Aに示されるように、通信システム100は、無線送信/受信ユニット(WTRU)102a、102b、102c、102dと、RAN104/113と、CN106と、公衆交換電話網(PSTN)108と、インターネット110と、他のネットワーク112とを含んでもよいが、開示される実施形態は、いずれかの数のWTRU、基地局、ネットワーク、および/またはネットワーク要素を考慮していることが認識されよう。WTRU102a、102b、102c、102dの各々は、無線環境において動作および/または通信するように構成されたいずれかのタイプのデバイスであってもよい。例として、そのいずれかが、「局」および/または「STA」と称されてもよい、WTRU102a、102b、102c、102dは、無線信号を送信および/または受信するように構成されてもよく、ユーザ機器(UE)、移動局、固定または移動加入者ユニット、サブスクリクションベースのユニット、ページャ、セルラ電話、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、スマートフォン、ラップトップ、ネットブック、パーソナルコンピュータ、無線センサ、ホットスポットまたはMi-Fiデバイス、モノのインターネット(IoT)デバイス、ウォッチまたは他のウェアラブル、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)、車両、ドローン、医療用デバイスおよびアプリケーション(例えば、遠隔手術)、工業用デバイスおよびアプリケーション(例えば、工業用および/または自動化された処理チェーン状況において動作するロボットおよび/または他の無線デバイス)、家電デバイス、ならびに商業用および/または工業用無線ネットワーク上において動作するデバイスなどを含んでもよい。WTRU102a、102b、102c、102dのいずれも、交換可能にUEと称されてもよい。
通信システム100はまた、基地局114aおよび/または基地局114bを含んでもよい。基地局114a、114bの各々は、CN106、インターネット110、および/または他のネットワーク112など、1つまたは複数の通信ネットワークへのアクセスを容易にするために、WTRU102a、102b、102c、102dのうちの少なくとも1つと無線でインタフェースをとるように構成されたいずれかのタイプのデバイスであってもよい。例として、基地局114a、114bは、基地送受信機局(BTS)、NodeB、eNodeB、ホームNodeB、ホームeNodeB、gNB、NR NodeB、サイトコントローラ、アクセスポイント(AP)、および無線ルータなどであってもよい。基地局114a、114bは、各々が、単一の要素として表されているが、基地局114a、114bは、任意の数の相互接続された基地局および/またはネットワーク要素を含んでもよいことが理解されよう。
基地局114aは、RAN104/113の一部であってもよく、RAN104/113は、他の基地局、および/または基地局コントローラ(BSC)、無線ネットワークコントローラ(RNC)、中継ノードなどのネットワーク要素(図示されず)も含んでもよい。基地局114aおよび/または基地局114bは、セル(図示されず)と称されてもよい、1つまたは複数のキャリア周波数上において、無線信号を送信および/または受信するように構成されてもよい。これらの周波数は、認可スペクトル、非認可スペクトル、または認可スペクトルと非認可スペクトルとの組み合わせの中にあってもよい。セルは、相対的に固定であってもよくまたは時間とともに変化してもよい特定の地理的エリアに、無線サービス用のカバレージを提供してもよい。セルは、更に、セルセクタに分割されてもよい。例えば、基地局114aと関連付けられたセルは、3つのセクタに分割されてもよい。したがって、一実施形態では、基地局114aは、送受信機を3つ、すなわち、セルの各セクタに対して1つずつ含んでよい。実施形態では、基地局114aは、多入力多出力(MIMO)技術を利用してもよく、セルの各セクタに対して複数の送受信機を利用してもよい。例えば、所望の空間的方向において信号を送信および/または受信するために、ビームフォーミングが使用されてもよい。
基地局114a、114bは、エアインタフェース116上において、WTRU102a、102b、102c、102dのうちの1つまたは複数と通信してもよく、エアインタフェース116は、いずれかの適切な無線通信リンク(例えば、無線周波(RF)、マイクロ波、センチメートル波、マイクロメートル波、赤外線(IR)、紫外線(UV)、可視光など)であってもよい。エアインタフェース116は、任意の適切な無線アクセス技術(RAT)を使用して確立されてもよい。
より具体的には、上述されたように、通信システム100は、多元接続システムであってもよく、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、およびSC-FDMAなど、1つまたは複数のチャネルアクセス方式を採用してもよい。例えば、RAN104/113内の基地局114aと、WTRU102a、102b、102cとは、広帯域CDMA(WCDMA)を使用して、エアインタフェース116を確立してもよい、ユニバーサル移動体通信システム(UMTS)地上無線アクセス(UTRA)などの無線技術を実装してもよい。WCDMAは、高速パケットアクセス(HSPA)および/または進化型HSPA(HSPA+)などの通信プロトコルを含んでよい。HSPAは、高速ダウンリンク(DL)パケットアクセス(HSDPA)、および/または高速アップリンク(UL)パケットアクセス(HSUPA)を含んでもよい。
実施形態では、基地局114a、およびWTRU102a、102b、102cは、ロングタームエボリューション(LTE)、および/またはLTEアドバンスト(LTE-A)、および/またはLTEアドバンストプロ(LTE-A Pro)を使用して、エアインタフェース116を確立してもよい、進化型UMTS地上無線アクセス(E-UTRA)などの無線技術を実装してもよい。
実施形態では、基地局114a、およびWTRU102a、102b、102cは、ニューラジオ(NR)を使用して、エアインタフェース116を確立してもよい、NR無線アクセスなどの無線技術を実装してもよい。
実施形態では、基地局114a、およびWTRU102a、102b、102cは、複数の無線アクセス技術を実装してもよい。例えば、基地局114a、およびWTRU102a、102b、102cは、例えば、デュアルコネクティビティ(DC)原理を使用して、LTE無線アクセスおよびNR無線アクセスを共に実装してもよい。したがって、WTRU102a、102b、102cによって利用されるエアインタフェースは、複数のタイプの無線アクセス技術、ならびに/または複数のタイプの基地局(例えば、eNBおよびgNB)に送信される/そこから送信される送信によって特徴付けられてもよい。
他の実施形態では、基地局114a、およびWTRU102a、102b、102cは、IEEE802.11(すなわち、ワイヤレスフィデリティ(WiFi))、IEEE802.16(すなわち、Worldwide Interoperability for Microwave Access(WiMAX))、CDMA2000、CDMA2000 1X、CDMA2000 EV-DO、暫定標準2000(IS-2000)、暫定標準95(IS-95)、暫定標準856(IS-856)、移動体通信用グローバルシステム(GSM)、GSMエボリューション用高速データレート(EDGE)、およびGSM EDGE(GERAN)などの無線技術を実装してもよい。
図1Aにおける基地局114bは、例えば、無線ルータ、ホームNodeB、ホームeNodeB、またはアクセスポイントであってもよく、事業所、自宅、車両、キャンパス、産業用施設、(例えば、ドローンによって使用される)エアコリド、および車道など、局所化されたエリアにおける無線接続性を容易にするために、任意の適切なRATを利用してもよい。一実施形態では、基地局114bと、WTRU102c、102dとは、IEEE802.11などの無線技術を実装して、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)を確立してもよい。実施形態では、基地局114bと、WTRU102c、102dとは、IEEE802.15などの無線技術を実装して、無線パーソナルエリアネットワーク(WPAN)を確立してもよい。また別の実施形態では、基地局114bと、WTRU102c、102dとは、セルラベースのRAT(例えば、WCDMA、CDMA2000、GSM、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、NRなど)を利用して、ピコセルまたはフェムトセルを確立してもよい。図1Aに示されるように、基地局114bは、インターネット110への直接的な接続を有してもよい。したがって、基地局114bは、CN106を介してインターネット110にアクセスする必要がないことがある。
RAN104/113は、CN106と通信してもよく、CN106は、音声、データ、アプリケーション、および/またはボイスオーバインターネットプロトコル(VoIP)サービスを、WTRU102a、102b、102c、102dのうちの1つまたは複数に提供するように構成された任意のタイプのネットワークであってもよい。データは、異なるスループット要件、遅延要件、エラー耐性要件、信頼性要件、データスループット要件、およびモビリティ要件など、様々なサービス品質(QoS)要件を有してもよい。CN106は、呼制御、ビリングサービス、モバイルロケーションベースのサービス、プリペイド発呼、インターネット接続性、ビデオ配信などを提供してもよく、および/またはユーザ認証など、高レベルセキュリティ機能を実行してもよい。図1Aには示されていないが、RAN104/113および/またはCN106は、RAN104/113と同じRATまたは異なるRATを利用する他のRANと直接的または間接的通信を行ってもよいことが理解されよう。例えば、NR無線技術を利用していることがあるRAN104/113に接続されていることに加えて、CN106は、GSM、UMTS、CDMA2000、WiMAX、E-UTRA、またはWiFi無線技術を利用する別のRAN(図示されず)とも通信してもよい。
CN106は、WTRU102a、102b、102c、102dが、PSTN108、インターネット110、および/または他のネットワーク112にアクセスするためのゲートウェイとしての役割も果たしてもよい。PSTN108は、基本電話サービス(POTS)を提供する、回線交換電話網を含んでよい。インターネット110は、TCP/IPインターネットプロトコルスイート内の送信制御プロトコル(TCP)、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)、および/またはインターネットプロトコル(IP)など、共通の通信プロトコルを使用する、相互接続されたコンピュータネットワークおよびデバイスからなる地球規模のシステムを含んでよい。ネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有および/または運営される、有線および/または無線通信ネットワークを含んでもよい。例えば、ネットワーク112は、RAN104/113と同じRATまたは異なるRATを利用してもよい1つまたは複数のRANに接続された、別のCNを含んでもよい。
通信システム100内のWTRU102a、102b、102c、102dのうちのいくつかまたは全ては、マルチモード機能を含んでよい(例えば、WTRU102a、102b、102c、102dは、異なる無線リンク上において、異なる無線ネットワークと通信するための、複数の送受信機を含んでよい)。例えば、図1Aに示されるWTRU102cは、セルラベースの無線技術を採用してもよい基地局114aと通信するように、またIEEE802無線技術を利用してもよい基地局114bと通信するように構成されてもよい。
図1Bは、例示的なWTRU102を示すシステム図である。図1Bに示されるように、WTRU102は、とりわけ、プロセッサ118、送受信機120、送信/受信要素122、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、ディスプレイ/タッチパッド128、非リムーバブルメモリ130、リムーバブルメモリ132、電源134、全地球測位システム(GPS)チップセット136、および/または他の周辺機器138を含んでよい。WTRU102は、実施形態との整合性を維持しながら、上記の要素の任意のサブコンビネーションを含んでよいことが理解されよう。
プロセッサ118は、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来型プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)回路、他の任意のタイプの集積回路(IC)、および状態機械などであってもよい。プロセッサ118は、信号コーディング、データ処理、電力制御、入力/出力処理、および/またはWTRU102が無線環境において動作することを可能にする他の任意の機能性を実行してもよい。プロセッサ118は、送受信機120に結合されてもよく、送受信機120は、送信/受信要素122に結合されてもよい。図1Bは、プロセッサ118と送受信機120を別個の構成要素として表しているが、プロセッサ118と送受信機120は、電子パッケージまたはチップ内に一緒に統合されてもよいことが理解されよう。
送信/受信要素122は、エアインタフェース116上において、基地局(例えば、基地局114a)に信号を送信し、または基地局から信号を受信するように構成されてもよい。例えば、一実施形態では、送信/受信要素122は、RF信号を送信および/または受信するように構成されたアンテナであってもよい。実施形態では、送信/受信要素122は、例えば、IR、UV、または可視光信号を送信および/または受信するように構成された放射器/検出器であってもよい。また別の実施形態では、送信/受信要素122は、RF信号および光信号の両方を送信および/または受信するように構成されてもよい。送信/受信要素122は、無線信号の任意の組み合わせを送信および/または受信するように構成されてもよいことが理解されよう。
図1Bにおいては、送信/受信要素122は、単一の要素として表されているが、WTRU102は、任意の数の送信/受信要素122を含んでよい。より具体的には、WTRU102は、MIMO技術を利用してもよい。したがって、一実施形態では、WTRU102は、エアインタフェース116上において無線信号を送信および受信するための2つ以上の送信/受信要素122(例えば、複数のアンテナ)を含んでよい。
送受信機120は、送信/受信要素122によって送信されることになる信号を変調し、送信/受信要素122によって受信された信号を復調するように構成されてもよい。上で言及されたように、WTRU102は、マルチモード機能を有してもよい。したがって、送受信機120は、WTRU102が、例えば、NRおよびIEEE802.11など、複数のRATを介して通信することを可能にするための、複数の送受信機を含んでよい。
WTRU102のプロセッサ118は、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、および/またはディスプレイ/タッチパッド128(例えば、液晶表示(LCD)ディスプレイユニットもしくは有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイユニット)に結合されてもよく、それらからユーザ入力データを受信してもよい。プロセッサ118は、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、および/またはディスプレイ/タッチパッド128にユーザデータを出力してもよい。加えて、プロセッサ118は、非リムーバブルメモリ130および/またはリムーバブルメモリ132など、任意のタイプの適切なメモリから情報を入手してもよく、それらにデータを記憶してもよい。非リムーバブルメモリ130は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、ハードディスク、または他の任意のタイプのメモリ記憶デバイスを含んでよい。リムーバブルメモリ132は、加入者識別モジュール(SIM)カード、メモリスティック、およびセキュアデジタル(SD)メモリカードなどを含んでよい。他の実施形態では、プロセッサ118は、サーバまたはホームコンピュータ(図示されず)上などに配置された、WTRU102上に物理的に配置されていないメモリから情報にアクセスしてもよく、それらにデータを記憶してもよい。
プロセッサ118は、電源134から電力を受信してもよく、WTRU102内の他の構成要素に電力を分配するように、および/またはそれらへの電力を制御するように構成されてもよい。電源134は、WTRU102に給電するための任意の適切なデバイスであってもよい。例えば、電源134は、1つまたは複数の乾電池(例えば、ニッケル-カドミウム(NiCd)、ニッケル-亜鉛(NiZn)、ニッケル水素(NiMH)、リチウム-イオン(Li-ion)など)、太陽電池、および燃料電池などを含んでよい。
プロセッサ118は、GPSチップセット136にも結合されてもよく、GPSチップセット136は、WTRU102の現在の位置に関する位置情報(例えば、経度および緯度)を提供するように構成されてもよい。GPSチップセット136からの情報に加えて、またはそれの代わりに、WTRU102は、基地局(例えば、基地局114a、114b)からエアインタフェース116上において位置情報を受信してもよく、および/または2つ以上の近くの基地局から受信されている信号のタイミングに基づいて、自身の位置を決定してもよい。WTRU102は、実施形態との整合性を維持しながら、任意の適切な位置決定方法を用いて、位置情報を取得してもよいことが理解されよう。
プロセッサ118は、更に他の周辺機器138に結合されてもよく、他の周辺機器138は、追加の特徴、機能性、および/または有線もしくは無線接続性を提供する、1つまたは複数のソフトウェアモジュールおよび/またはハードウェアモジュールを含んでよい。例えば、周辺機器138は、加速度計、eコンパス、衛星送受信機、(写真および/またはビデオ用の)デジタルカメラ、ユニバーサルシリアルバス(USB)ポート、バイブレーションデバイス、テレビ送受信機、ハンズフリーヘッドセット、Bluetooth(登録商標)モジュール、周波数変調(FM)ラジオユニット、デジタル音楽プレーヤ、メディアプレーヤ、ビデオゲームプレーヤモジュール、インターネットブラウザ、仮想現実および/または拡張現実(VR/AR)デバイス、ならびにアクティビティトラッカなどを含んでよい。周辺機器138は、1つまたは複数のセンサを含んでよく、センサは、ジャイロスコープ、加速度計、ホール効果センサ、磁力計、方位センサ、近接センサ、温度センサ、時間センサ、ジオロケーションセンサ、高度計、光センサ、タッチセンサ、磁力計、気圧計、ジェスチャセンサ、バイオメトリックセンサ、および/または湿度センサのうちの1つまたは複数であってもよい。
WTRU102は、(例えば、(例えば、送信用の)ULと(例えば、受信用の))ダウンリンクの両方のための特定のサブフレームと関連付けられた信号のいくつかまたは全ての送信および受信が、並列および/または同時であってもよい、全二重無線機を含んでよい。全二重無線機は、ハードウェア(例えば、チョーク)を介して、またはプロセッサ(例えば、別個のプロセッサ(図示されず)もしくはプロセッサ118)を介する信号処理を介して、自己干渉を低減させ、および/または実質的に除去するために、干渉管理ユニット139を含んでよい。実施形態では、WTRU102は、(例えば、(例えば、送信用の)ULまたは(例えば、受信用の)ダウンリンクのどちらかのための特定のサブフレームと関連付けられた)信号のいくつかまたは全ての送信および受信のための、半二重無線を含んでよい。
図1Cは、実施形態に従った、RAN104およびCN106を例示するシステム図である。上述されたように、RAN104は、エアインタフェース116を通じてWTRU102a、102b、102cと通信するためにE-UTRA無線技術を採用してもよい。RAN104は、CN106とも通信してもよい。
RAN104は、eNodeB160a、160b、160cを含んでよいが、RAN104は、実施形態との整合性を維持しながら、任意の数のeNodeBを含んでよいことが理解されよう。eNodeB160a、160b、160cは、各々が、エアインタフェース116上においてWTRU102a、102b、102cと通信するための、1つまたは複数の送受信機を含んでよい。一実施形態では、eNodeB160a、160b、160cは、MIMO技術を実装してもよい。したがって、eNodeB160aは、例えば、複数のアンテナを使用して、WTRU102aに無線信号を送信し、および/またはWTRU102aから無線信号を受信してもよい。
eNodeB160a、160b、160cの各々は、特定のセル(図示されず)と関連付けられてもよく、無線リソース管理決定、ハンドオーバ決定、ならびにULおよび/またはDLにおけるユーザのスケジューリングなどを処理するように構成されてもよい。図1Cに示されるように、eNodeB160a、160b、160cは、X2インタフェース上において、相互に通信してもよい。
図1Cに示されるCN106は、モビリティ管理エンティティ(MME)162と、サービングゲートウェイ(SGW)164と、パケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ(またはPGW)166とを含んでよい。上記の要素の各々は、CN106の部分として描かれているが、これらの要素のうちのいずれも、CNオペレータとは異なるエンティティによって所有および/または運営されてもよいことが理解されよう。
MME162は、S1インタフェースを介して、RAN104内のeNodeB160a、160b、160cの各々に接続されてもよく、制御ノードとしての役割を果たしてもよい。例えば、MME162は、WTRU102a、102b、102cのユーザを認証すること、ベアラアクティブ化/非アクティブ化、およびWTRU102a、102b、102cの初期アタッチ中に特定のサービングゲートウェイを選択することなどを担ってもよい。MME162は、RAN104と、GSMおよび/またはWCDMAなどの他の無線技術を利用する他のRAN(図示されず)との間における交換のためのコントロールプレーン機能を提供してもよい。
SGW164は、S1インタフェースを介して、RAN104内のeNodeB160a、160b、160cの各々に接続されてもよい。SGW164は、一般に、ユーザデータパケットを、WTRU102a、102b、102cに/WTRU102a、102b、102cからルーティングおよび転送してもよい。SGW164は、eNodeB間ハンドオーバ中にユーザプレーンをアンカリングすること、DLデータがWTRU102a、102b、102cに利用可能なときにページングをトリガすること、ならびにWTRU102a、102b、102cのコンテキストを管理および記憶することなど、他の機能を実行してもよい。
SGW164は、PGW166に接続されてもよく、PGW166は、インターネット110など、パケット交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供して、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間の通信を容易にしてもよい。
CN106は、他のネットワークとの通信を容易にすることができる。例えば、CN106は、PSTN108など、回線交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供して、WTRU102a、102b、102cと従来の固定電話回線通信デバイスとの間の通信を容易にしてもよい。例えば、CN106は、CN106とPSTN108との間のインタフェースとしての役割を果たすIPゲートウェイ(例えば、IPマルチメディアサブシステム(IMS)サーバ)を含んでよく、またはそれと通信してもよい。加えて、CN106は、他のネットワーク112へのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供してもよく、他のネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有および/または運営される他の有線および/または無線ネットワークを含んでもよい。
図1A乃至1Dにおいては、WTRUは、無線端末として説明されるが、ある代表的な実施形態では、そのような端末は、通信ネットワークとの有線通信インタフェースを(例えば、一時的または永続的に)使用することができることが企図されている。
代表的な実施形態では、他のネットワーク112は、WLANであってもよい。
インフラストラクチャ基本サービスセット(BSS)モードにあるWLANは、BSSのためのアクセスポイント(AP)と、APと関連付けられた1つまたは複数の局(STA)とを有してもよい。APは、トラフィックをBSS内および/またはBSS外に搬送する、ディストリビューションシステム(DS)または別のタイプの有線/無線ネットワークへのアクセスまたはインタフェースを有してもよい。BSS外部から発信されたSTAへのトラフィックは、APを通じて到着してもよく、STAに配送されてもよい。STAからBSS外部の送信先に発信されたトラフィックは、それぞれの送信先に配送するために、APに送信されてもよい。BSS内のSTA間のトラフィックは、APを通じて送信されてもよく、例えば、送信元STAは、トラフィックをAPに送信してもよく、APは、トラフィックを送信先STAに配送してもよい。BSS内のSTA間のトラフィックは、ピアツーピアトラフィックと見なされてもよく、および/またはピアツーピアトラフィックと呼ばれてもよい。ピアツーピアトラフィックは、直接リンクセットアップ(DLS)を用いて、送信元STAと送信先STAとの間で(例えば、直接的に)送信されてもよい。ある代表的な実施形態では、DLSは、802.11e DLSまたは802.11zトンネルDLS(TDLS)を使用してもよい。独立BSS(IBSS)モードを使用するWLANは、APを有さなくてもよく、IBSS内の、またはIBSSを使用するSTA(例えば、STAの全て)は、相互に直接的に通信してもよい。IBSSモードの通信は、本明細書においては、ときに「アドホック」モードの通信と称されてもよい。
802.11acインフラストラクチャモードの動作または類似したモードの動作を使用するとき、APは、プライマリチャネルなどの固定されたチャネル上において、ビーコンを送信してもよい。プライマリチャネルは、固定された幅(例えば、20メガヘルツ幅帯域幅)、またはシグナリングを介して動的に設定された幅であってもよい。プライマリチャネルは、BSSの動作チャネルであってもよく、APとの接続を確立するために、STAによって使用されてもよい。ある代表的な実施形態では、例えば、802.11システムにおいては、キャリアセンス多重アクセス/衝突回避(CSMA/CA)が、実装されてもよい。CSMA/CAの場合、APを含むSTA(例えば、あらゆるSTA)は、プライマリチャネルをセンスしてもよい。プライマリチャネルが、センス/検出され、および/または特定のSTAによってビジーであると決定された場合、特定のSTAは、バックオフしてもよい。与えられたBSS内においては、いずれかの所与の時間に、1つのSTA(例えば、ただ1つの局)が、送信してもよい。
高スループット(HT)STAは、例えば、プライマリ20メガヘルツチャネルを隣接または非隣接20メガヘルツチャネルと組み合わせて、40メガヘルツ幅のチャネルを形成することを介して、通信のために40メガヘルツ幅チャネルを使用してもよい。
超高スループット(VHT)STAは、20メガヘルツ、40メガヘルツ、80メガヘルツ、および/または160メガヘルツ幅のチャネルをサポートすることができる。40メガヘルツおよび/または80メガヘルツチャネルは、連続する20メガヘルツチャネルを組み合わせることによって形成されてもよい。160メガヘルツチャネルは、8つの連続する20メガヘルツチャネルを組み合わせることによって形成されてもよく、または2つの非連続な80メガヘルツチャネルを組み合わせることによって形成されてもよく、これは、80+80構成と呼ばれてもよい。80+80構成の場合、データは、チャネルエンコーディングの後、データを2つのストリームに分割し得るセグメントパーサを通過させられてもよい。各ストリームに対して別々に、逆高速フーリエ変換(IFFT)処理、および時間領域処理が、行われてもよい。ストリームは、2つの80メガヘルツチャネル上にマッピングされてもよく、データは、送信STAによって送信されてもよい。受信STAの受信機においては、80+80構成のための上で説明された動作が、逆転されてもよく、組み合わされたデータは、媒体アクセス制御(MAC)に送信されてもよい。
1ギガヘルツ未満モードの動作は、802.11afおよび802.11ahによってサポートされる。チャネル動作帯域幅およびキャリアは、802.11nおよび802.11acにおいて使用されるそれらと比べて、802.11afおよび802.11ahにおいては低減させられる。802.11afは、TVホワイトスペース(TVWS)スペクトルにおいて、5メガヘルツ、10メガヘルツ、および20メガヘルツ帯域幅をサポートし、802.11ahは、非TVWSスペクトルを使用して、1メガヘルツ、2メガヘルツ、4メガヘルツ、8メガヘルツ、および16メガヘルツ帯域幅をサポートする。代表的な実施形態に従うと、802.11ahは、マクロカバレージエリアにおけるMTCデバイスなど、メータタイプ制御/マシンタイプコミュニケーションをサポートしてもよい。MTCデバイスは、一定の機能を、例えば、一定の帯域幅および/または限られた帯域幅のサポート(例えば、それらのサポートだけ)を含む限られた機能を有してもよい。MTCデバイスは、(例えば、非常に長いバッテリ寿命を維持するために)閾値を上回るバッテリ寿命を有するバッテリを含んでよい。
802.11n、802.11ac、802.11af、および802.11ahなど、複数のチャネルおよびチャネル帯域幅をサポートすることができるWLANシステムは、プライマリチャネルとして指定されてもよいチャネルを含む。プライマリチャネルは、BSS内の全てのSTAによってサポートされる最大の共通動作帯域幅に等しい帯域幅を有してもよい。プライマリチャネルの帯域幅は、BSS内において動作する全てのSTAの中の、最小帯域幅動作モードをサポートするSTAによって設定および/または制限されてもよい。802.11ahの例においては、BSS内のAPおよび他のSTAが、2メガヘルツ、4メガヘルツ、8メガヘルツ、16メガヘルツ、および/または他のチャネル帯域幅動作モードをサポートする場合であっても、1メガヘルツモードをサポートする(例えば、それだけをサポートする)STA(例えば、MTCタイプデバイス)のために、プライマリチャネルは、1メガヘルツ幅であってもよい。キャリアセンシングおよび/またはネットワークアロケーションベクトル(NAV)設定は、プライマリチャネルのステータスに依存してもよい。例えば、(1メガヘルツ動作モードだけをサポートする)STAが、APに送信しているせいで、プライマリチャネルが、ビジーである場合、周波数バンドの大部分が、アイドルのままであり、利用可能であり得るとしても、利用可能な周波数バンド全体が、ビジーと見なされてもよい。
米国では、802.11ahによって使用されてもよい利用可能な周波数バンドは、902メガヘルツから928メガヘルツである。韓国においては、利用可能な周波数バンドは、917.5メガヘルツから923.5メガヘルツである。日本においては、利用可能な周波数バンドは、916.5メガヘルツから927.5メガヘルツである。802.11ahのために利用可能な合計帯域幅は、国の規則に応じて、6メガヘルツから26メガヘルツである。
図1Dは、実施形態に従った、RAN104およびRAN106を例示するシステム図である。上述されたように、RAN104は、NR無線技術を利用して、エアインタフェース116上において、WTRU102a、102b、102cと通信してもよい。RAN104は、RAN106とも通信してもよい。
RAN104は、gNB180a、180b、180cを含んでよいが、RAN104は、実施形態との整合性を維持しながら、任意の数のgNBを含んでよいことが理解されよう。gNB180a、180b、180cは、各々が、エアインタフェース116上においてWTRU102a、102b、102cと通信するための、1つまたは複数の送受信機を含んでよい。一実施形態では、gNB180a、180b、180cは、MIMO技術を実装してもよい。例えば、gNB180a、108bは、ビームフォーミングを利用して、gNB180a、180b、180cに信号を送信し、および/またはgNB180a、180b、180cから信号を受信してもよい。したがって、gNB180aは、例えば、複数のアンテナを使用して、WTRU102aに無線信号を送信し、および/またはWTRU102aから無線信号を受信してもよい。実施形態では、gNB180a、180b、180cは、キャリアアグリゲーション技術を実装してもよい。例えば、gNB180aは、WTRU102aに複数のコンポーネントキャリアを送信してもよい(図示されず)。これらのコンポーネントキャリアのサブセットは、免許不要スペクトル上にあってもよいが、残りのコンポーネントキャリアは、免許要スペクトル上にあってもよい。実施形態では、gNB180a、180b、180cは、多地点協調(CoMP)技術を実装してもよい。例えば、WTRU102aは、gNB180aとgNB180b(および/またはgNB180c)とから調整された送信を受信してもよい。
WTRU102a、102b、102cは、スケーラブルなヌメロロジ(numerology)と関連付けられた送信を使用して、gNB180a、180b、180cと通信してもよい。例えば、OFDMシンボル間隔、および/またはOFDMサブキャリア間隔は、異なる送信、異なるセル、および/または無線送信スペクトルの異なる部分ごとに様々であってもよい。WTRU102a、102b、102cは、(例えば、様々な数のOFDMシンボルを含む、および/または様々な長さの絶対時間だけ持続する)様々なまたはスケーラブルな長さのサブフレームまたは送信時間間隔(TTI)を使用して、gNB180a、180b、180cと通信してもよい。
gNB180a、180b、180cは、スタンドアロン構成および/または非スタンドアロン構成で、WTRU102a、102b、102cと通信するように構成されてもよい。スタンドアロン構成においては、WTRU102a、102b、102cは、(例えば、eNodeB160a、160b、160cなどの)他のRANにアクセスすることもなしに、gNB180a、180b、180cと通信してもよい。スタンドアロン構成においては、WTRU102a、102b、102cは、gNB180a、180b、180cのうちの1つまたは複数を、モビリティアンカポイントとして利用してもよい。スタンドアロン構成においては、WTRU102a、102b、102cは、免許不要バンド内において信号を使用して、gNB180a、180b、180cと通信してもよい。非スタンドアロン構成においては、WTRU102a、102b、102cは、eNodeB160a、160b、160cなどの別のRANとも通信し/別のRANにも接続しながら、gNB180a、180b、180cと通信し/gNB180a、180b、180cに接続してもよい。例えば、WTRU102a、102b、102cは、DC原理を実装して、1つまたは複数のgNB180a、180b、180c、および1つまたは複数のeNodeB160a、160b、160cと実質的に同時に通信してもよい。非スタンドアロン構成においては、eNodeB160a、160b、160cは、WTRU102a、102b、102cのためのモビリティアンカとしての役割を果たしてもよく、gNB180a、180b、180cは、WTRU102a、102b、102cにサービスするための追加のカバレージおよび/またはスループットを提供することができる。
gNB180a、180b、180cの各々は、特定のセル(図示されず)と関連付けられてもよく、無線リソース管理決定、ハンドオーバ決定、ULおよび/またはDLにおけるユーザのスケジューリング、ネットワークスライシングのサポート、デュアルコネクティビティ、NRとE-UTRAとの間のインターワーキング、ユーザプレーンデータのユーザプレーン機能(UPF)184a、184bへのルーティング、ならびにコントロールプレーン情報のアクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)182a、182bへのルーティングなどを処理するように構成されてもよい。図1Dに示されるように、gNB180a、180b、180cは、Xnインタフェース上において、互いに通信してもよい。
図1Dに示されるRAN106は、少なくとも1つのAMF182a、182bと、少なくとも1つのUPF184a、184bと、少なくとも1つのセッション管理機能(SMF)183a、183bと、おそらくは、データネットワーク(DN)185a、185bとを含んでよい。上記の要素の各々は、RAN106の部分として描かれているが、これらの要素のうちのいずれも、CNオペレータとは異なるエンティティによって所有および/または運営されてもよいことが理解されよう。
AMF182a、182bは、N2インタフェースを介して、RAN104内のgNB180a、180b、180cのうちの1つまたは複数に接続されてもよく、制御ノードとしての役割を果たしてもよい。例えば、AMF182a、182bは、WTRU102a、102b、102cのユーザを認証すること、ネットワークスライシングのサポート(例えば、異なる要件を有する異なるPDUセッションの処理)、特定のSMF183a、183bを選択すること、レジストレーションエリアの管理、NASシグナリングの終了、およびモビリティ管理などを担ってもよい。ネットワークスライシングは、WTRU102a、102b、102cによって利用されるサービスのタイプに基づいて、WTRU102a、102b、102cに対するCNサポートをカスタマイズするために、AMF182a、182bによって使用されてもよい。例えば、超高信頼低遅延(URLLC)アクセスに依存するサービス、高速大容量モバイルブロードバンド(eMBB)アクセスに依存するサービス、および/またはマシンタイプコミュニケーション(MTC)アクセスのためのサービスなど、異なる使用事例のために、異なるネットワークスライスが、確立されてもよい。AMF162は、RAN104と、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、および/またはWiFiなどの非3GPPアクセス技術など、他の無線技術を利用する他のRAN(図示されず)との間の交換のためのコントロールプレーン機能を提供してもよい。
SMF183a、183bは、N11インタフェースを介して、RAN106内のAMF182a、182bに接続されてもよい。SMF183a、183bは、N4インタフェースを介して、RAN106内のUPF184a、184bにも接続されてもよい。SMF183a、183bは、UPF184a、184bを選択および制御し、UPF184a、184bを通じたトラフィックのルーティングを構成してもよい。SMF183a、183bは、UE IPアドレスの管理および割り当てを行うこと、PDUセッションを管理すること、ポリシ実施およびQoSを制御すること、ならびにダウンリンクデータ通知を提供することなど、他の機能を実行してもよい。PDUセッションタイプは、IPベース、非IPベース、およびイーサネットベースなどであってもよい。
UPF184a、184bは、N3インタフェースを介して、RAN104内のgNB180a、180b、180cのうちの1つまたは複数に接続されてもよく、それらは、インターネット110など、パケット交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供して、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間の通信を容易にしてもよい。UPF184a、184bは、パケットをルーティングおよび転送すること、ユーザプレーンポリシを実施すること、マルチホーミングPDUセッションをサポートすること、ユーザプレーンQoSを処理すること、ダウンリンクパケットをバッファすること、ならびにモビリティアンカリングを提供することなど、他の機能を実行してもよい。
RAN106は、他のネットワークとの通信を容易にすることができる。例えば、RAN106は、RAN106とPSTN108との間のインタフェースとしての役割を果たすIPゲートウェイ(例えば、IPマルチメディアサブシステム(IMS)サーバ)を含んでよく、またはそれと通信してもよい。加えて、RAN106は、他のネットワーク112へのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供してもよく、他のネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有および/または運営される他の有線および/または無線ネットワークを含んでよい。一実施形態では、WTRU102a、102b、102cは、UPF184a、184bへのN3インタフェース、およびUPF184a、184bとDN185a、185bとの間のN6インタフェースを介して、UPF184a、184bを通じて、ローカルデータネットワーク(DN)185a、185bに接続されてもよい。
図1A~図1D、および図1A~図1Dについての対応する説明に鑑みて、WTRU102a乃至d、基地局114a乃至b、eNodeB160a乃至c、MME162、SGW164、PGW166、gNB180a乃至c、AMF182a乃至b、UPF184a乃至b、SMF183a乃至b、DN185a乃至b、および/または本明細書において説明される他の任意のデバイスのうちの1つまたは複数に関する、本明細書において説明される機能の1つもしくは複数または全ては、1つまたは複数のエミュレーションデバイス(図示されず)によって実行されてもよい。エミュレーションデバイスは、本明細書において説明される機能の1つもしくは複数または全てをエミュレートするように構成された、1つまたは複数のデバイスであってもよい。例えば、エミュレーションデバイスは、他のデバイスをテストするために、ならびに/またはネットワークおよび/もしくはWTRU機能をシミュレートするために、使用されてもよい。
エミュレーションデバイスは、実験室環境において、および/またはオペレータネットワーク環境において、他のデバイスの1つまたは複数のテストを実施するように設計されてもよい。例えば、1つまたは複数のエミュレーションデバイスは、通信ネットワーク内の他のデバイスをテストするために、有線および/または無線通信ネットワークの一部として、完全または部分的に実施および/または展開されながら、1つもしくは複数または全ての機能を実行してもよい。1つまたは複数のエミュレーションデバイスは、有線および/または無線通信ネットワークの一部として、一時的に実施/展開されながら、1つもしくは複数または全ての機能を実行してもよい。エミュレーションデバイスは、テストの目的で、別のデバイスに直接的に結合されてもよく、および/またはオーバザエア無線通信を使用して、テストを実行してもよい。
1つまたは複数のエミュレーションデバイスは、有線および/または無線通信ネットワークの一部として実施/展開されずに、全ての機能を含む、1つまたは複数の機能を実行してもよい。例えば、エミュレーションデバイスは、1つまたは複数の構成要素のテストを実施するために、テスト実験室、ならびに/または展開されていない(例えば、テスト)有線および/もしくは無線通信ネットワークにおける、テストシナリオにおいて利用されてもよい。1つまたは複数のエミュレーションデバイスは、テスト機器であってもよい。データを送信および/または受信するために、直接RF結合、および/または(例えば、1つもしくは複数のアンテナを含んでよい)RF回路を介した無線通信が、エミュレーションデバイスによって使用されてもよい。
チャネル状態情報(CSI)は、受信機によって収集されてもよく(例えば、受信された基準信号RSに対してチャネル推定を実行することによって)、送信機がカレントチャネル状態への送信に適合することを可能にするよう送信機にフィードバックされてもよい。例示的なCSIフレームワークは、第5世代(5G)ニューラジオ(NR)システムに対して定義されてもよく、CSI測定設定を含んでもよい。例えば、CSI測定設定では、以下の構成パラメータ、N>1のCSI報告設定、M>1のリソース設定、および/またはN個のCSI報告設定をM個のリソース設定とリンク付けるCSI測定設定、のうちのいずれか1つまたは複数が提供されてもよい。図2は、NRにおいて使用することができる例示的なCSI測定設定200の図である。例えば、WTRUは、CSI測定設定200により構成されてもよい。CSI測定設定200は、それらに限定されないが、1つもしくは複数のCSI報告設定206、208、リソース設定210、212、214、および/またはCSI報告設定206、208とリソース設定210、212、214との間のリンク201、202、203、204を含んでもよい。本明細書で使用されるように、用語「測定(measurement)」は、CSI測定、無線リンク監視(RLM)測定、無線リソース管理(RRM)測定、基準信号受信電力(RSRP)測定、およびチャネル品質インジケータ(CQI)測定を含んでもよく、またはそれらと交換可能に使用されてもよい。
CSI報告設定は、以下の例示的なパラメータ、報告設定ID(ReportConfigID)、ReportConfigType(例えば、周期的、非周期的、もしくは半永続的)、ReportQuantity(例えば、CSI関連もしくはレイヤ1基準信号受信電力(L1-RSRP)関連)、ReportFreqConfiguration(例えば、周波数ドメインにおける報告粒度)、副帯域もしくは広帯域プリコーディングマトリックスインジケータ(WB PMI)、チャネル品質インジケータ(CQI)報告、ReportSlotConfig(例えば、周期的もしくは半永続的報告に対する周期性およびスロットオフセット)、MeasRestrictionConfig-time-channel(例えば、スロットの単位にあるチャネルに対する時間ドメイン測定制限)、CodebookConfig(CSIタイプ(例えば、タイプIもしくはII)および/もしくはコードブックサブセット制限を含むコードブック制限)によるタイプおよびコードブックサブセット制限、最強(strongest)レイヤインジケータ(LI)、報告されたL1-RSRPパラメータ、チャネルリソースインジケータ(CRI)、ならびに/または同期信号ブロックリソースインジケータ(SSBRI)、のうちのいずれか1つまたは複数を含んでもよい。
リソース設定は、以下の例示的なパラメータ、時間ドメイン振る舞い(例えば、非周期的もしくは周期的/半永続的)、基準信号(RS)タイプ(例えば、チャネル測定もしくは干渉測定に対する)、および/またはS>1のリソースセット(複数可)、のうちのいずれか1つまたは複数を含んでもよく、その結果、各々のリソースセットは、K個のリソースを包含することができる。CSI測定設定は、以下の例示的なパラメータ、CSI報告設定、CQIに対する1つのリソース設定、および基準送信スキーム設定、のうちのいずれか1つまたは複数を含んでもよい。コンポーネントキャリアに対するCSI報告について、以下の周波数粒度、広帯域CSI、部分帯域CSI、および/または副帯域、のうちのいずれか1つまたは複数がサポートされてもよい。
5G NRは、リソース使用に柔軟性を追加するための帯域幅部分(BWP)の使用を含む。BWP動作(operation)は、キャリアにおける1つまたは複数のBWPによるWTRUの構成を含んでもよい。例えば、最大で4個のダウンリンク/アップリンク(DL/UL)帯域幅部分(BWP)がキャリアごとに構成されてもよい。WTRUの観点から、単一のDLおよびUL BWPは、一度にアクティブであってもよく、WTRUに関してアクティブBWPと称されてもよい。
以下で説明される例示的なパラメータのいずれかなどのパラメータが各々のBWPに対して構成されてもよい。例えば、各々のBWPに対し、いくつかの連続物理リソースブロック(PRB)(例えば、DL-BWP-帯域幅(DL-BWP-BW)および/またはUL BWP-BW)が構成されてもよい。例えば、BWPサイズは、1~275個のPRBにわたってもよい(例えば、1個のPRB程度であってもよく、キャリアの最大帯域幅であることができる、275個の程度のPRBであってもよい)。各々のBWPに対し、BWPの周波数位置(例えば、DL-BWP位置(DL-BWP-loc)またはUL BWP位置(UL-BWP-loc))が構成されてもよく、DL/UL BWPの第1のPRBのオフセットであってもよい。BWPに対する他の例示的な構成パラメータは、それらに限定されないが、以下のパラメータ、BWPのサブキャリア間隔(SCS)(例えば、DL-BWP-muもしくはUL BWP-mu)、BWPのサイクリックプレフィックス長(例えば、DL-BWP-CPもしくはUL-BWP-CP)、プライマリセルにおけるDL BWPに対するサーチスペースの全てのタイプに対する制御リソースセット(CORESET)、UL BWPに対する物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースセット、Type0-PDCCH共通サーチスペース(RMSI CORESET)、BWPインデックス(DL-BWP-インデックス(DL-BWP-index)、UL-BWP-インデックス(UL-BWP-index))、ならびに/またはアクティブDL BWPを示すDCIフォーマット1_1にあるBWPインジケータフィールドおよびアクティブUL BWPを示すDCIフォーマット0_1にあるBWPインジケータフィールドL BWP、のいずれかを含む。
他の実施例では、各々のBWPについて、プライマリセル(Pcell)に対し、WTRUは、構成されたDL BWPの中でデフォルトのDL BWPが提供されてもよい(Default-DL-BWPなどの上位レイヤパラメータを介して)。例えば、WTRUが上位レイヤを介してデフォルトのDL BWPパラメータが提供されない場合、デフォルトのBWPは、初期アクティブDL BWPであってもよい。実施例では、各々のBWPに対し、タイマ、BWP-InactivityTimerが上位レイヤを介して構成されてもよく(例えば、50ミリ秒)、WTRUは、WTRUがいずれのDCIを受信しない場合にタイマを増大させてもよい(例えば、6ギガヘルツ未満では帯域幅に対して1ミリ秒、6ギガヘルツを上回るときは帯域幅に対して0.5ミリ秒を増大させる)。タイマが満了するとき、WTRUは、アクティブDL BWPからデフォルトのDL BWPに切り替えてもよい。
実施例では、ペアのスペクトルでは(例えば、周波数分割複信(FDD))、WTRUは、アクティブUL BWPがULグラントの検出とその関連するHARQ-ACKフィードバックとの間で変更される場合に、HARQ-ACKを送信することを予測しないことがある。このケースでは、DL BWPおよびUL BWPは、別個におよび独立して構成されてもよい。例えば、DLについてのDCIは、DL BWP切り替えのために使用されてもよく、ULについてのDCIは、UL BWP切り替えのために使用されてもよい。ペアでないスペクトルでは(例えば、時間分割複信(TDD))、DL BWPおよびUL BWPは、ペアとして共同で構成されてもよく、同一の中心周波数を共有してもよい。しかしながら、帯域幅は異なってもよい(例えば、DL DCIまたはUL DCIは、BWPを切り替えるために使用されてもよい)。
他の実施例では、各々のBWPに対し、測定ギャップがサポートされてもよい。WTRUがWTRUに対してDL BWP内にない帯域幅にわたって測定を実行するとき(同期信号ブロック(SSBまたはSSブロック)からのRRM測定に対して)、WTRUは、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を監視することが予測されないことがある。各々のBWPに対する再同調時間(retuning time)に関して(例えば、再同調時間は、約50ピコ秒または15キロヘルツのSCSを有する1シンボルであってもよい)、PDCCHおよび関連する物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)は、PDCCHとPDSCHとの間のギャップがパラメータKよりも小さい場合に同一のBWPにあってもよく、Kは、ヌメロロジおよび/またはWTRU再同調時間に依存してもよい。そうでなければ、PDCCHおよび関連するPDSCHは、異なるBWPにおいて送信されてもよい。他の実施例では、CSI-基準信号(CSI-RS)リソース、CSI報告設定、および/またはリソース設定は、BWPごとに構成されてもよい。サウンディング基準信号(SRS)は、周波数ホッピングが活性化されるときでさえ、BWP内で送信されてもよい。タイミング基準信号(TRS)は、BWPに対して構成されてもよい(例えば、SSBがBWPに位置しないとき)。例えば、WTRUは、BWPの外側でTRSを受信することを予測しないことがある。
BWPの数、各々のBWPの帯域幅、および/または構成されたBWPの周波数位置は、例えば、WTRUの能力、WTRUのチャネル状態、および/またはシステム環境に基づいて、WTRU特有方式において独立して構成されてもよい。図3は、ダウンリンクキャリア310における例示的なWTRU特有BWP構成300の周波数割り当て図である。図3の実施例に示されるように、各々のWTRU311、312、313、および314は、構成されたBWP301、302、303、および/または304がWTRU311、312、313、および314の中で異なる(または、同一)ことができるように、BWP301、302、303、および/または304のうちの1つまたは複数により個々に構成されてもよい。例えば、WTRU311は、狭帯域を有するBWP301、302、303、および304により構成されてもよく、WTRU313は、広帯域を有するBWP301により構成されてもよい。
CSI報告は、複数のBWPに対して実行されてもよい。WTRUがCSIを報告するように構成されるとき、以下の機構のうちのいずれか1つまたは複数が適用されてもよい。CSI報告設定は、単一のDL BWPと関連付けられてもよく、および/または関連するDL BWP情報を含んでもよい。関連するDL BWPは、リソース設定ごとに構成されてもよい。CSI報告設定の全てのリンク付けされたリソース設定は、同一のBWPと関連付けられてもよい。スロットnにおける報告に対してスケジュールされた、DL BWPと関連付けられた周期的または半永続的CSIは、関連するDL BWPがCSI報告に対してCSI基準リソースの時間位置にあるアクティブDL BWPであった場合に(例えば、スロットnCQI、REF=n-nCQI、REF、オフセット)報告されてもよい。非周期的CSIオフセット)報告について、WTRUは、非アクティブDL BWPに対してCSI報告によりトリガされることが予測されないことがある。ドロッピングルール(dropping rule)は、アクティブBWPが切り替えられるときに適用されてもよい。ドロッピングルールの実施例では、WTRUは、PUSCH/PUCCHリソースの時間位置がBWP切り替えよりも後である場合、いずれかのCSI報告をドロップしてもよい。ドロッピングルールの別の実施例では、WTRUは、異なるBWPにおいてCSIを報告してもよい。BWP切り替えの直後、周期的CSI報告を報告するために最小時間が必要とされることがある(例えば、関連するCSI-RSは、アクティブBWP切り替えの後に測定される必要があることがある)。
5Gでは、2つのアンテナポートは、WTRUが1つのアンテナポートの大規模チャネル特質を他のアンテナポートに対する測定から導出することができる場合に疑似コロケート(QCL)されると考えられる。5G NRでは、1つまたは複数の疑似コロケーション(QCL)タイプが定義および使用されてもよい。例えば、QCLタイプAは、ドップラシフト、ドップラスプレッド、平均遅延、および/または遅延スプレッドとして定義および使用されてもよい。QCLタイプBは、ドップラシフトおよび/またはドップラスプレッドとして定義および使用されてもよい。QCLタイプCは、平均遅延および/またはドップラスプレッドとして定義および使用されてもよい。QCLタイプDは、空間的受信(Rx)として定義および使用されてもよい。1つまたは複数のQCLタイプは、2つの基準信号の間のQCL関係を示すために使用されてもよく、基準RSおよびターゲットRSは、QCL関係を示すために使用されてもよい。2つの基準信号の間のQCLのリンク付けが表1に示される。
非周期的CSI-RS送信に対し、DCIは、非周期的CSI-RS送信をトリガする(例えば、指示する)ために使用されてもよく、DCIは、CSI-RS送信のタイミングを指示してもよい。非周期的CSI-RSがスロット#mにおいてトリガされる(例えば、指示される)場合、トリガされた(例えば、指示された)非周期的CSI-RSは、スロット#m+xにおいて送信されてもよく、xは、関連するDCIにおいて指示されてもよい。WTRUは、周期的、半永続的、および/または非周期的CSI-RSに基づいて測定することができる非周期的CSIを報告するようトリガされてもよい(例えば、再要求される)。非周期的CSI報告は、スロット#mにおいて受信することができるDCIを介してトリガされてもよく(例えば、再要求される)、非周期的CSIは、スロット#m+yにおいて報告されてもよく、yは、関連するDCIにおいて指示されてもよい。図4は、非周期的CSI-RS送信および非周期的CSI報告タイミングを指示するための例示的な手順400のタイミング図である。図4に示されるように、非周期的CSI-RS送信に対するxおよび非周期的CSI報告タイミングに対するyは、非周期的CSI-RSおよび非周期的CSI報告がスロット#m(例えば、スロットn+2)においてトリガされる(例えば、指示および/または再要求される)ときに例示的なタイミングオフセットとして指示される。
1つまたは複数のBWPは、WTRUに対しておよびそれらの中でキャリアにおいて構成されてもよく、1つの(例えば、1つのみの)BWPがアクティブであってもよい(例えば、一度に)。その時にアクティブであるBWPは、アクティブBWPまたはカレントアクティブBWPと称されてもよい。WTRUは、アクティブBWPから別のBWP(次にアクティブBWPになる)に動的に切り替えるよう、ネットワークによって指示されてもよい(例えば、DCIを介して)。しかしながら、WTRUがアクティブBWPにあるとき、WTRUは、非アクティブBWPに対してCSIを測定および報告することが可能でないことがある。したがって、非アクティブBWP(複数可)に対するチャネル情報は、gNBがWTRUに対してアクティブBWPを切り替えることを望むとき、チャネルスケジューリングに対してgNBにおいて利用可能でないことがある。これは、チャネル情報なしにBWPをスケジューリングすることに起因したシステムスループットの低下をもたらすことがある。この問題に対処するために、非アクティブBWPに対するCSI報告のための機構が本明細書で説明される。実施例では、WTRUは、その間にWTRUがアクティブBWPにおいてDL制御チャネルを監視することが可能でないことがある測定ギャップにより非アクティブBWP(複数可)を測定するようトリガされてもよく、構成されてもよく、および/または指示されてもよい。しかしながら、アクティブBWPにおけるスケジューリング制限は、WTRUが非アクティブBWP(複数可)を頻繁に測定し(よって、アクティブBWPを制限する)場合、システムスループット性能の低下を生じさせることがある。
アクティブBWPにおけるスケジューリングに最小限の影響しか与えない非アクティブBWPに対する非周期的、周期的、および/または半永続的CSI報告のための方法が本明細書で説明される。実施例では、非アクティブBWPに対するCSI報告は、本明細書で説明されるように、アクティブBWPにおけるスケジューリング制限(例えば、非アクティブBWP測定に対する測定ギャップに起因した)を最小化するために使用されてもよい。実施例では、非アクティブBWPと関連付けられたCSI測定に対する測定タイマ(例えば、有効性(validity)タイマまたは禁止(prohibit)タイマ)が使用されてもよい。このケースでは、WTRUは、タイマが稼働している状態または満了した状態などの状態にない限り、非アクティブBWP(複数可)を測定しなくてもよい(または、測定する必要がない)。これは、非アクティブBWP測定頻度を低減することができる。
別の実施例では、複数タイプのCSI報告サイクルが周期的および/または半永続的CSI報告に対して使用されてもよい。例えば、WTRUがBWPに対して周期的および/または半永続的CSI報告(または、CSI報告設定)により構成されるとき、2つのタイプの報告サイクル(または、周期性)が構成されてもよい。第1のタイプの報告サイクルは、対応するBWPがアクティブBWPである場合に、CSI報告設定に対して使用されてもよい。第2のタイプの報告サイクルは、対応するBWPが非アクティブBWPである場合に、CSI報告設定に対して使用されてもよい。実施例では、第1のタイプの報告サイクルは、第2のタイプの報告サイクルよりも短くてもよく、それは、非アクティブBWP測定頻度を低減させることができる(別の実施例では、第2のタイプの報告サイクルは、第1のタイプの報告サイクルよりも短くてもよい)。
別の実施形態では、アクティブBWPの帯域幅拡張が使用されてもよい。例えば、非アクティブBWPのCSI測定が必要な場合、gNBは、アクティブBWPの帯域幅を拡張して非アクティブBWPを含むよう指示されてもよい。このケースでは、非アクティブBWPに対して測定を実行するために測定ギャップが必要とされないことがある。アクティブBWPの帯域幅拡張の使用は、CSI測定に対するターゲットBWPがアクティブBWPと同一のヌメロロジ(例えば、SCS)を有するときのケースにおいて使用されてもよい。
別の実施例では、広帯域BWPは、非アクティブBWPのCSI測定が必要とされるとき、副帯域CSI測定報告により使用されてもよい。例えば、構成されたBWP(例えば、最小BWPインデックス)の1つは、周波数帯域における全ての他のBWPを含むことができる広帯域BWPに基づいてもよい。WTRUが非アクティブBWPに対してCSIを報告するようトリガするとき、WTRUは、広帯域BWPに切り替えてもよく、副帯域ごとにCSIを測定してもよく、各々の副帯域は、対応するBWPと同一の帯域幅であってもよい。別の実施例では、非アクティブBWPのCSI測定に起因したアクティブBWPにおけるスケジューリング制限を最小化するために、順応性のある測定ギャップが使用されてもよい。例えば、システムパラメータ、ターゲットBWPのヌメロロジ、および/または非アクティブBWPの数に基づいて、測定ギャップウインドウ(または、長さ)が判定されてもよい。
本明細書で使用されるように、アクティブBWPではない構成されたBWPは、非アクティブBWP、ターゲットBWP、非アクティブBWP、および/または未使用BWPと称されてもよい。非アクティブBWPに対する測定は、BWP間測定、ターゲットBWP測定、または非アクティブBWP測定と称されてもよい。BWPは、キャリア内のリソースブロック(RB)、PRB、または仮想RBの連続セットであってもよい。本明細書で使用されるように、用語「BWP」は、キャリアセグメント、狭帯域(NB)、副帯域、または局所周波数帯域と交換可能に使用されてもよい。キャリアは、RB、PRB、または仮想RBの連続セットであってもよく、キャリアの帯域幅は、キャリアにおいて構成されたBWPの帯域幅と等しくてもよく、またはそれよりも大きくてもよい。本明細書で使用されるように、用語「キャリア」は、コンポーネントキャリア、プライマリセル(Pcell)、セカンダリセル(Scell)、プライマリセカンダリセル(PScell)、またはセルと交換可能に使用されてもよい。用語「RB」、「PRB」、および「仮想RB」は、本明細書で交換可能に使用されてもよい。
BWP構成の実施例では、WTRUは、1つまたは複数のキャリアにより構成されてもよく、各々のキャリアは、1つまたは複数のBWPを含んでもよい。例えば、WTRUは、信号が異なるキャリアにおいて送信/受信されるのと同時に、1つまたは複数のキャリアにおいて信号を受信および/または送信してもよく、時間において完全または部分的に重なってもよい。1つまたは複数のキャリアにおける同時送信のサポートは、アップリンク信号の送信電力(例えば、必要とされる送信電力)に基づいて判定されてもよい。WTRUに対して構成、使用、または判定される1つまたは複数のキャリアは、周波数ドメインにおいて重ならなくてもよい。
WTRUは、同一のキャリアに対して構成された1つまたは複数のBWPの中から、1つのBWP(例えば、1つのBWPのみ)において信号を一度に受信/送信してもよい。WTRUに対して構成、使用、または判定される1つまたは複数のBWPは、完全もしくは部分的に重なってもよく、または重ならなくてもよい。BWPに対するRB、PRB、または仮想RBの最大数は、制限されてもよく、判定されてもよく、またはWTRUカテゴリに応じてもよい(例えば、カテゴリ-1のWTRUは、広帯域容量を有してもよく、カテゴリ-2のWTRUは、狭帯域容量を有してもよい)。例えば、BWPに対するRB、PRB、または仮想RBの第1の最大数は、第1のWTRUカテゴリに対して使用されてもよく、BWPに対するRB、PRB、または仮想RBの第2の最大数は、第2のWTRUカテゴリに対して使用されてもよい。キャリアにおけるWTRUに対して構成可能なBWPの最大数は、WTRUカテゴリに基づいて判定されてもよい。
1つまたは複数のBWPタイプが、構成されてもよく、使用されてもよく、または判定されてもよい。特に、BWPタイプは、トラフィックタイプに基づいて判定されてもよい。例えば、第1のBWPタイプは、第1のトラフィックタイプ(例えば、eMBB)に対して使用されてもよく、構成されてもよく、または判定されてもよく、第2のBWPタイプは、第2のトラフィックタイプ(例えば、URLLC)に対して使用されてもよく、構成されてもよく、または判定されてもよい。WTRUは、トラフィックタイプに基づいて、対応するアップリンクBWPにおいてスケジューリング要求を送信してもよい。例えば、WTRUが第1のトラフィックタイプに対するデータを有するとき、WTRUは、第1のBWPタイプとして判定、構成、または使用することができるアップリンクBWPにおいてスケジューリング要求を送信してもよい。WTRUがアクティブBWPにあり、そのBWPタイプがスケジューリング要求に対してトラフィックタイプとは異なる場合、WTRUは、優先度ルールに基づいて、対応するBWPに切り替えてもよい。
実施例では、BWPタイプは、BWP ID、BWPインデックス、および/またはBWP番号(BWP number)に基づいて判定されてもよい。例えば、キャリアにおいて最小BWPインデックス(例えば、0)を有するBWPは、第1のタイプのBWPとして考慮されてもよく、判定されてもよく、または使用されてもよく、キャリアにおいて構成された残りのBWPは、第2のタイプのBWPとして考慮されてもよく、判定されてもよく、または使用されてもよい。第1のタイプのBWPは、デフォルトのBWP、初期アクティブBWP、またはフォールバック(fallback)BWPと称されてもよい。
実施例では、BWPタイプは、ヌメロロジ(例えば、SCS)に基づいて判定されてもよい。BWPの帯域幅は、BWPタイプを判定することができる。例えば、BWPに対するRBの数が閾値よりも大きい場合、BWPは、第1のBWPタイプとして判定されてもよい。ダウンリンク制御チャネルサーチスペースは、BWPタイプに基づいて構成されてもよく、使用されてもよく、または判定されてもよい。例えば、第1のサーチスペース(例えば、第1の無線ネットワーク一時識別子(RNTI)によりDCIを監視するためのサーチスペース)は、第1のBWPタイプに位置してもよく、第2のサーチスペース(例えば、第2のRNTIによりDCIを監視するためのサーチスペース)は、第2のBWPタイプに位置してもよい。
送信スキームまたはモードは、BWPの帯域幅またはBWPタイプに基づいて判定されてもよい。例えば、第1の送信スキームは、第1のBWPタイプに対して使用されてもよく、第2の送信スキームは、第2のBWPタイプに対して使用されてもよく、第1のBWPタイプおよび/または第2のBWPタイプは、帯域幅に基づいて判定されてもよい。
CSI報告は、BWP間測定に対して構成されてもよい。実施例では、非周期的CSI報告、周期的CSI報告、および/または半永続的CSI報告は、1つまたは複数の非アクティブBWPの測定に対して使用または構成されてもよい。1つまたは複数のCSI報告設定(または、報告設定)は、非アクティブBWP測定に対して使用されてもよく、構成されてもよく、または指示されてもよい。CSI報告設定は、単一の非アクティブBWPと関連付けられてもよく、WTRUは、1つまたは複数の非アクティブBWPの測定に対する1つまたは複数のCSI報告設定により構成されてもよい。非アクティブBWP(複数可)に対する各々のCSI報告設定は、独立してトリガまたは構成されてもよい。CSI報告設定は、BWPとは独立してもよい。関連するリソース設定は、単一の非アクティブBWPと関連付けられてもよい。CSI報告設定は、アクティブBWPまたは非アクティブBWPとリンク付けされてもよい。CSI報告設定が非アクティブBWPとリンク付けされる場合、CSI報告は、BWP間測定であってもよい。
CSI報告タイプのうちの1つまたは複数は、BWP間測定に対して使用されてもよい。CSI報告タイプは、それらに限定されないが、以下CSI報告タイプ、最強BWPインジケータ(SBI)、必要とされる測定タイマウインドウ(rMTW)、CSI報告周期性タイプ、および/または低BWPインジケータ(LBI)、のうちのいずれかを含んでもよい。SBIは、好ましいBWPインジケータ(PBI)、BWPインジケータ(Bl)、または選択されたBWPインジケータとも称されてもよい。SBIは、最高測定結果を有することができ(例えば、L1-RSRP、CQI、平均L1-RSRP、もしくは広帯域CQI)、またはBWP切り替えに対してWTRUによって選択されたBWPであることができる(例えば、BWP切り替えに対してWTRUによって好まれるBWP)BWP IDを示すために使用されてもよい。SBIは、1つまたは複数のBWP IDを含んでもよい(例えば、N個のBWPは、最高測定値を有する)。SBIは、それに対して測定結果が閾値を上回るBWP IDのセットであってもよい。例えば、閾値は、カレントアクティブBWPの測定結果に基づいて構成されてもよく、予め定義されてもよく、または判定されてもよい。
rMTWに対し、候補値のセットが構成されてもよく、予め定められされてもよく、または使用されてもよく、WTRUは、セット内の候補値を選択されたrMTWとして示してもよく、または報告してもよい。WTRUにおけるrMTWは、チャネル状態、モビリティ、および/またはWTRU能力に基づいて判定されてもよい。CSI報告周期性タイプに対し、1つまたは複数のCSI報告周期性タイプが使用されてもよい。CSI報告周期性タイプは、BWP(例えば、アクティブ、非アクティブ、デフォルト、または初期アクティブ)の状態に基づいて暗黙的に判定されてもよい。CSI報告周期性は、測定報告周期性とも称されてもよい。LBIに対し、WTRUは、1つまたは複数のBWPが閾値を下回る測定値を有する場合、1つまたは複数のBWPを報告してもよく、または示してもよい。例えば、WTRUは、測定ギャップの間に非アクティブBWPに対して測定を実行してもよい。WTRUは、1つまたは複数の非アクティブBWPに対する(例えば、L1-RSRP)測定値が閾値を下回る場合、低BWPとして1つまたは複数の非アクティブBWPを示してもよい。WTRUは、低BWPとして示される非アクティブBWPに対して測定結果を報告することをスキップしてもよい。WTRUは、閾値を上回る測定結果を有することができ、低BWPとして示されない非アクティブBWPに対して測定結果を報告してもよい。
CSI測定に対して測定タイマが使用されてもよい。例えば、測定タイマは、測定報告または報告された測定報告が有効になるときを判定するために使用されてもよい。WTRUは、測定タイマが満了しない限り(または、稼働していない限り)、対応する測定を実行しなくてもよい(または、実行する必要がない)。WTRUは、測定タイマが満了するとき(または、これ以上稼働していないとき)に対応する測定を実行してもよい。本明細書で使用されるように、測定タイマは、タイマ、CSI測定タイマ、CSI時間ウインドウ、測定時間ウインドウ、測定タイマ値、および/または測定有効性(または、測定禁止)の時間長と交換可能に使用されてもよい。測定タイマは、チャネルに対して測定を実行するために使用されてもよく、それらに限定されないが、RLM、RRM、CSI、位置付け、および/またはSSBのL1-RSRPを含んでもよい。
実施例では、CSI測定に対する測定タイマは、スロットレベル、サブフレームレベル、シンボルレベル、または無線フレームレベルにおいてカウントまたは調節されてもよい(例えば、開始、停止、インクリメント、またはデクリメントされる)。測定タイマは、測定ごとに構成されてもよい。例えば、1つまたは複数のCSI報告設定が構成されてもよく、各々のCSI報告設定は、異なる測定タイマにより構成されてもよい。別の実施例では、1つまたは複数のCSI報告設定が構成されてもよく、測定タイマは、構成されたCSI報告設定のサブセットに対して使用されてもよい。測定タイマは、周期的または半永続的CSI報告に対して使用される場合、CSI報告周期性とは独立して構成されてもよい。測定タイマは、CSI報告が周期的または半永続的報告に基づいているとき、CSI報告周期性の整数倍として構成されてもよい。
測定タイマは、測定タイプに基づいて使用されてもよい。例えば、測定タイマは、第1の測定タイプ(例えば、L1-RSRP)に対して使用されてもよく、測定タイマは、1つまたは複数の(例えば、全ての)他の測定タイプ(例えば、RRM)に対して使用されなくてもよい。以下の例示的な状態のいずれかなどの状態が測定タイマに適用されてもよい。リセット状態に対し、測定タイマは、初期値(例えば、0)にリセットされてもよい。開始状態または開始された状態に対し、測定タイマまたは測定タイマのカウンタは、初期値(例えば、0)から開始してもよい。停止状態または停止された状態に対し、測定タイマまたは測定タイマのカウンタは、保留(on hold)していてもよい。再始動状態、再始動された状態、再開状態、または再開された状態に対し、測定タイマまたは測定タイマのカウンタが再開してもよく、または調節されることが可能であってもよい。拡張した状態に対し、最大数またはターゲット数が増加してもよい。満了状態に対し、測定タイマまたは測定タイマのカウンタは、最大数(または、ターゲット数)に到達してもよい。
1つまたは複数のタイプの測定タイマは、測定タイプに基づいて使用されてもよい。実施例では、第1のタイプの測定タイマは、状態の第1のセット(例えば、開始、リセット、および満了)を含んでもよい。第2のタイプの測定タイマは、状態の第2のセット(例えば、開始、停止、再開、および満了)を含んでもよい。第3のタイプの測定タイマは、全ての取り得る状態を含んでもよい。第1のタイプの測定タイマは、第1の測定タイプ(例えば、RLM測定)に対して使用されてもよい。第2のタイプの測定タイマは、第2の測定タイプ(例えば、アクティブBWPに対するCSI測定)に対して使用されてもよい。第3のタイプの測定タイマは、第3の測定タイプ(例えば、非アクティブBWPに対するCSI測定)に対して使用されてもよい。
1つまたは複数のターゲットBWP(例えば、測定に対して示すことができる非アクティブBWPのセット)に対する周期的または半永続的CSI報告に基づいた測定(例えば、CSI測定)は、測定タイマに基づいて実行されてもよい。例えば、測定タイマは、1つまたは複数のターゲットBWPと関連付けられたCSI測定に対して構成されてもよい。測定タイマが対応するCSI測定および/またはCSI報告に対して時間インスタンス(time instance)において満了する場合、WTRUは、ターゲットBWP(複数可)に対してCSI測定を実行してもよい。測定タイマが満了していない場合、WTRUは、測定をスキップしてもよく、および/または対応するCSIを報告してもよい。
図5は、測定タイマに基づいたターゲットBWPに対する周期的CSI報告のための例示的な手順500のタイミング図である。図5における実施例に従って、CSI報告インスタンス(例えば、502、504、506、508、510、512など)は、周期的であってもよい(例えば、5個のスロットの周期性を有する)。WTRUは、CSI測定タイマが稼働している時間または期間(複数可)の間に、CSI報告インスタンスにおいてターゲットBWPに対するCSI測定(例えば、L1-RSRP)報告をスキップしてもよい。WTRUは、CSI測定タイマが稼働していない(例えば、タイマが満了した)場合、CSI報告インスタンスにおいてターゲットBWPに対してCSI測定報告を実行してもよい。例えば、CSI報告インスタンス504、506、および508は、CSI測定タイマ期間(ウインドウ)515の間に行われてもよく、したがって、WTRUは、CSI報告インスタンス504、506、および508においてターゲットBWPに対して測定報告を送信しない。WTRUは、それぞれがターゲットBWPのL1-RSRPに対する測定タイマ期間515および517の外側である(または、それらの境界)、CSI報告インスタンス502および510においてCSI測定(例えば、L1-RSRP)報告520および522を送信してもよい。
測定タイマは、有効性タイマであってもよい。例えば、測定(例えば、CSI測定)に対する測定タイマは、WTRUが測定を更新する必要がないケースにおいて測定がなおも有効であるか否かを示すことができる。測定タイマウインドウ(または、測定タイマの長さ)は、測定報告タイプに基づいて判定されてもよい。例えば、第1の測定タイマウインドウ(例えば、0)は、非周期的CSI報告タイプに対して使用されてもよい。第2の測定タイマウインドウ(例えば、長い)は、周期的CSI報告タイプに対して使用されてもよい。第3の測定タイマウインドウ(例えば、短い)は、半永続的CSI報告タイプに対して使用されてもよい。
ターゲットBWPと関連付けられた測定に対する測定タイマは、以下の例示的なシナリオのうちの1つまたは複数に基づいて開始してもよい(または、再開する)。例示的なシナリオでは、WTRUがスロット(例えば、アップリンクスロット#n)において対応するCSI測定を報告するとき、測定タイマは、スロット(例えば、スロット#n)から、またはスロットオフセットを有するスロット(例えば、スロット#n+オフセット)から開始してもよく、スロット#nは、時間基準(time reference)と称されてもよい。スロットのセットが測定報告に対して使用される場合、スロットのセットの最初のスロットまたは最後のスロットは、測定タイマ開始の時間基準として使用されてもよい。別の例示的なシナリオでは、WTRUがスロットにおいて対応する測定を終了するとき、測定タイマは、対応する測定が実行されたスロットから開始してもよい。別の実施例では、測定と関連付けられたダウンリンク信号を含むスロットは、CSI測定タイマに対する時間基準であってもよい。スロットのセットが測定に対して使用される場合、スロットのセットの最初のスロットまたは最後のスロットは、開始する測定タイマの時間基準として使用されてもよい。
別の例示的なシナリオでは、WTRUは、カレントアクティブBWPの測定が閾値を下回るとき、測定タイマを開始または再開してもよい。例えば、カレントアクティブBWPにおけるDL-RSのL1-RSRPが閾値を下回るとき、測定タイマが開始してもよい(または、再開する)。カレントアクティブBWPの測定値が閾値を下回るときにWTRUが非アクティブBWPに対して測定手順を即時に開始することができるケースにおいて、測定タイマウインドウは、値0を有してもよい。測定タイマウインドウが0よりも大きい値を有する場合、WTRUは、非アクティブBWP測定を実行するよう、測定タイマが満了するまで待機してもよい。本明細書で説明される閾値は、予め構成されてもよく、予め定義されてもよく、または指示されてもよい。
ターゲットBWPと関連付けられた測定に対する測定タイマは、以下の例示的な条件のうちのいずれか1つまたは複数が満たされるときに停止してもよい(例えば、WTRUによって)。例示的な条件は、ターゲットBWPがアクティブBWPになるときを含んでもよい。このケースでは、アクティブBWPにおける測定(または、いずれかの)は、測定ギャップが必要とされないことがあるので、測定タイマを使用しないで報告されてもよい。アクティブBWPにおける測定は、アクティブBWPに位置するダウンリンク信号と関連付けられた測定であってもよい。別の例示的な条件は、ターゲットBWPが周波数ドメインにおいてアクティブBWPと完全にまたは部分的に重なるときを含んでもよい。例えば、ターゲットBWPがアクティブBWPの一部である場合、ターゲットBWPに対する測定は、アクティブBWPに対する測定から取得されてもよい。別の例示的な条件は、ターゲットBWPが別のターゲットBWPと完全にまたは部分的に重なるとき、測定が別のターゲットBWPに対して報告されてもよいことを含んでもよい。別の例示的な条件は、閾値がBWPにわたって異なることができる(または、異ならない)ように、アクティブBWPの測定が閾値を上回るときを含んでもよい。別の例示的な条件は、WTRUがデフォルトのBWPに位置するときを含んでもよい。このケースでは、WTRUがデフォルトのBWPにある場合、非アクティブBWPに対する測定タイマが停止してもよく、WTRUは、非アクティブBWPに対して測定を報告する必要がないことがある。別の例示的な条件は、WTRUが接続モード不連続受信(DRX)期間にあるときを含んでもよい。
ターゲットBWPと関連付けられた測定に対する測定タイマは、以下の例示的な条件のうちのいずれか1つまたは複数が満たされるときにリセットされてもよい(例えば、WTRUによって)。例示的な条件は、ターゲットBWPがアクティブBWPになるときを含んでもよい。例示的な条件は、ターゲットBWPがアクティブBWPと完全にまたは部分的に重なることを含んでもよい。例示的な条件は、ターゲットBWPが、それに対して測定を報告することができる別のターゲットBWPと完全にまたは部分的に重なることを含んでもよい。例示的な条件は、ターゲットBWPの測定が報告されてもよいことを含んでもよい。
測定に対する測定タイマウインドウ(すなわち、測定タイマ長または期間)は、以下の例示的なパラメータのうちのいずれか1つまたは複数に基づいて判定されてもよい。例示的なパラメータは、スロットの単位(例えば、20個のスロット)、時間サンプルの単位(例えば、1000個のサンプル)、OFDMシンボルの単位(例えば、140個のシンボル)、およ/または絶対値の単位(例えば、20ミリ秒)を含んでもよい。例示的なパラメータは、ターゲットBWPのヌメロロジを含んでもよい。例えば、より長い測定タイマウインドウは、より短いSCS(例えば、15キロヘルツ)に対して使用されてもよく、より短い測定タイマウインドウは、より長いSCS(例えば、60キロヘルツ)に対して使用されてもよく、または逆もまたそうである。例示的なパラメータは、アクティブBWPのヌメロロジを含んでもよい。例えば、アクティブBWPとターゲットBWPとの間のヌメロロジギャップは、測定タイマウインドウを判定するために使用されてもよい。例示的なパラメータは、ターゲットBWPにおける測定に対するダウンリンク信号の周期性を含んでもよい。例えば、ターゲットBWPにおける測定に対するDL RSが第1の周期性(例えば、20ミリ秒)により送信される場合、測定タイマウインドウは、第1の値(例えば、100ミリ秒)を有するとして判定されてもよい。ターゲットBWPにおける測定に対するダウンリンク(DL)基準信号(RS)が第2の周期性(例えば、40ミリ秒)により送信される場合、測定タイマウインドウは、第2の値(例えば、200ミリ秒)を有するとして判定されてもよい。実施例では、測定タイマウインドウは、測定に対するDL RSの周期性の整数倍であってもよい。
測定時間ウインドウを判定するために使用することができる例示的なパラメータは、BWP IDを含んでもよい。別の例示的なパラメータは、WTRUモビリティ(例えば、ドップラ周波数)を含んでもよい。例えば、WTRUは、推定または測定されたWTRUモビリティ値(例えば、ドップラ周波数)に基づいて測定タイマウインドウを判定してもよい。例示的なパラメータは、周波数範囲を含んでもよい。例えば、第1の測定タイマウインドウは、第1の周波数範囲(例えば、6ギガヘルツを下回る)に対して使用されてもよく、第2の測定タイマウインドウは、第2の周波数範囲(例えば、6ギガヘルツを上回る)に対して使用されてもよい。測定に対する測定タイマウインドウは、上位レイヤシグナリング(例えば、無線リソース制御(RRC)シグナリングまたは媒体アクセス制御(MAC)制御要素(MAC-CE))を介して示されてもよい。例えば、半永続的CSI測定(または、CSI報告)は、トリガメッセージ(MAC-CE)が測定タイマウインドウ値を含むことができるように、MAC-CEを介してトリガされてもよい。
1つまたは複数のタイプのCSI報告周期性(例えば、複数タイプのCSI報告周期性)は、CSI報告設定に対して使用されてもよく、構成されてもよく、または判定されてもよい。実施例では、第1のタイプのCSI報告周期性は、CSI報告がアクティブBWPに対するものであるときに使用または活性化されてもよい。第2のタイプのCSI報告周期性は、CSI報告が非アクティブBWPに対するものであるときに使用または活性化されてもよい。CSI報告設定は、報告構成タイプ(例えば、ReportConfigType)を含んでもよく、報告構成タイプは、時間ドメイン振る舞い(time domain behavior)が周期的または半永続的であるときに、時間ドメイン振る舞い(例えば、周期的、非周期的、もしくは半永続的)、および/または報告の周期性を示すことができる。実施例では、2つのタイプのCSI報告周期性は、時間ドメイン振る舞いが周期的または半永続的であるときに構成されてもよい(例えば、CSI報告周期性の2つの値)。第1の値は、アクティブBWPに対応するリソース設定とリンク付けすることができるCSI報告設定をWTRUが報告するときに使用されてもよい(例えば、WTRUによって)。第2の値は、非アクティブBWPに対応するリソース設定とリンク付けすることができるCSI報告設定をWTRUが報告するときに使用されてもよい(例えば、WTRUによって)。
CSI報告周期性タイプの番号は、BWPタイプに基づいて判定されてもよい。例えば、単一のCSI報告周期性タイプは、第1のタイプのBWP(例えば、デフォルトのBWP)に対して使用されてもよく、構成されてもよく、または判定されてもよい。実施例では、2つのCSI報告周期性タイプは、第2のタイプのBWP(例えば、デフォルトでないBWP)に対して使用されてもよく、構成されてもよく、または判定されてもよい。WTRUがデフォルトのBWPにおいてアクティブである場合、WTRUは、非アクティブBWPに対する測定に対して要求されないことがある。WTRUがデフォルトのBWPにおいてアクティブである場合、WTRUは、非アクティブBWPに対して測定しなくてもよく、および/または測定を報告しなくてもよい。
複数タイプのCSI報告周期性の別の実施例では、第1のCSI報告周期性タイプ(例えば、アクティブBWPに対する)に対するCSI報告設定は、各々の周期性において(例えば、CSI報告に対するスロットにおいて)報告されてもよい。第2のCSI報告周期性タイプ(例えば、非アクティブBWPに対する)に対するCSI報告設定は、非アクティブBWPに対する測定タイマが満了することがあるとき、またはWTRUがデフォルトのBWPにおいてアクティブでないことがあるとき、各々の周期性において報告されてもよい。第2のCSI報告周期性タイプ(例えば、非アクティブBWPに対する)に対するCSI報告設定も、カレントアクティブBWPの測定が閾値を下回る(または、上回る)とき、各々の周期性において報告されてもよい。例えば、アクティブBWPに対する広帯域CQIが閾値を下回る(または、上回る)とき、第2のCSI報告周期性タイプに対するCSI報告設定が報告されてもよい。アクティブBWPに対するチャネル状態が、アクティブBWPの測定値が閾値を上回るときを考慮して信頼できることができることを理由に、WTRUは、非アクティブBWPに対してCSIを測定しなくてもよい。第2のCSI報告周期性タイプに対する値は、第1のCSI報告周期性の整数倍であってもよい。
CSI報告周期性の別の実施例では、CSI報告周期性は、リンク付けされたリソース設定タイプに基づいて判定することができる値により構成されてもよい。例えば、(現状のままの)CSI報告周期性の構成された値は、リンク付けされたリソース設定がアクティブBWPにある場合に使用されてもよい。CSI報告周期性の構成された値は、リンク付けされたリソース設定が非アクティブBWPと関連付けられる場合に更新されてもよい。CSI報告周期性の構成された値は、リンク付けされたリソース設定が非アクティブBWPと関連付けられる場合に、構成された周期性値の整数倍として更新されてもよい。整数値は、予め定義されてもよい(例えば、10)。(現状のままの)CSI報告周期性の構成された値は、リンク付けされたリソース設定がデフォルトのBWPと関連付けられる場合に使用されてもよい。
複数のCSI報告設定を同一のスロットにおいて報告することができる場合(または、報告する必要がある)。以下の例示的な優先度ルールのうちの1つまたは複数が適用されてもよい。例示的な優先度ルールに従って、アクティブBWPに対するCSI報告タイプは、非アクティブBWPに対するCSI報告タイプよりも高い優先度であってもよい。例えば、WTRUがアクティブBWPに対してCSI報告設定を、非アクティブBWPに対してCSI報告設定を報告することができる場合(または、報告する必要があり、もしくは報告することを意図している)、WTRUは、非アクティブBWPに対してCSI報告設定をドロップしてもよい。別の例示的な優先度ルールに従って、デフォルトのBWPに対するCSI報告タイプは、他のBWP(例えば、アクティブBWPまたは非アクティブBWP)に対するCSI報告タイプよりも高い優先度であってもよい。
BWP拡張がBWP動作の一部として採用されてもよい。実施例では、1つまたは複数のBWPが構成されてもよく、構成されたBWPの1つは、周波数において全ての他のBWPと重なってもよい。例えば、構成されたBWPのうちの少なくとも1つは、広帯域であってもよい(例えば、キャリア帯域幅と同一の帯域幅と同一またはそれに近い帯域幅を有する)。周波数において全ての他のBWPと重なることができるBWPは、広帯域BWP、基準BWP、またはCSI BWPと称されてもよい。CSI報告に対する広帯域BWPの副帯域は、BWP状態に基づいて判定されてもよい。実施例では、第1の副帯域サイズは、広帯域BWPがアクティブBWPにあるときに使用されてもよく、第2の副帯域サイズは、広帯域BWPが非アクティブBWPにあるときに使用されてもよい。第1の副帯域サイズは、BWP内の全ての副帯域に対して単一の帯域幅であってもよい(例えば、RBの数の点で)。第2の副帯域サイズは、複数の帯域幅であってもよく、各々の副帯域は、BWPに対応してもよい。例えば、第1の副帯域は、第1のBWPと調整されてもよく(aligned)、第2の副帯域は、第2のBWPと調整されてもよい。同様に、n番目の副帯域は、n番目のBWPと調整されてもよい。広帯域BWPのサポートは、WTRU能力に基づいてもよい。
WTRUが、周波数においてカレントアクティブBWPと重なることができる広帯域BWPに対してCSIを測定するよう指示または構成されるとき、以下の例示的な手順のうちのいずれか1つまたは複数が適用されてもよい。広帯域BWPが非アクティブBWPである場合、WTRUは、アクティブBWPに対して構成されたCORESETを監視すると共に、CSI測定に対して広帯域BWPにおいてCSIを測定してもよい。WTRUがデータ送信/受信に対して広帯域BWPにあるとき、広帯域BWPに対して構成されたCORESETが監視されてもよい。WTRUがCSI測定に対して(例えば、BWP間測定に対して)広帯域BWPにあるとき、アクティブBWPに対して構成されたCORESETが監視されてもよい。別の実施例では、広帯域BWPに対して構成されたCORESETが監視されてもよいが、DCIフォーマット、タイプ、およびサーチスペースは、アクティブBWPにあるものと同一であってもよい。
実施例では、WTRUは、1つまたは複数の非アクティブBWPに対してCSIを測定するよう指示または構成されてもよく、WTRUは、CSI測定に対する非アクティブBWPを含むよう、カレントアクティブBWPの帯域幅を拡張してもよい。帯域幅拡張は、アクティブBWPと同一のヌメロロジ(例えば、SCSまたはCP長)を有する非アクティブBWPに対して許可されてもよい(または、制限される)。帯域幅拡張は、特定の周波数距離内に位置する非アクティブBWPに対して許可されてもよい(または、制限される)。例えば、カレントアクティブBWPからのXメガヘルツ(例えば、10メガヘルツ)内に位置する非アクティブBWPは、帯域幅拡張に含まれてもよい。帯域幅拡張は、測定ギャップなしに使用されてもよい(または、使用されなくてもよい)。ターゲットBWP測定に対する帯域幅拡張の使用、または測定ギャップによるBWP切り替えに対する帯域幅拡張の使用は、WTRU能力および/またはWTRUカテゴリに基づいて判定されてもよい。
順応性のある測定ギャップは、非アクティブBWPのCSI測定に対して使用されてもよい。CSI報告は、WTRUに対して1つまたは複数の(例えば、非アクティブ)ターゲットBWPに対するCSIを測定および/または報告するようにトリガされてもよく、構成されてもよく、または指示されてもよい。ターゲットBWPは、WTRUに対して構成されたBWPの1つであってもよく、カレントアクティブBWPとは異なってもよい。WTRUは、1つまたは複数のターゲットBWPにおけるCSIを測定するように指示されてもよく、トリガされてもよく、または、構成されてもよい。測定ギャップは、その間にWTRUが1つまたは複数のターゲットBWP(複数可)においてCSIを測定することができる(CSI測定)時間ウインドウに対して使用されてもよく、構成されてもよく、または判定されてもよい。
測定ギャップは、例えば、サンプル、OFDMシンボル、スロット、サブフレーム、またはフレームの単位にある時間ウインドウ(すなわち、開始時間および/または期間、時間期間、ウインドウ長)であってもよい。例えば、測定ギャップは、スロットの数に関して定義されてもよい。WTRUは、カレントアクティブBWPに対して構成された1つまたは複数のCORESETをスキップすること、またはCORESETを監視することをスキップすることが許可されてもよい。本明細書で使用されるように、測定ギャップは、BWP間測定ギャップ、再同調時間、測定ギャップ値、周波数切り替え時間、測定ウインドウ、CSI測定ウインドウ、BWP間アクセス時間、測定ギャップウインドウ長、または測定時間と交換可能に使用されてもよい。本明細書で開示されるように、測定ギャップ(すなわち、測定ギャップ値またはウインドウ長)は、以下の例示的なパラメータ、ターゲットBWPのヌメロロジ(例えば、SCSおよび/もしくはCP長)、アクティブBWPおよびターゲットBWPのヌメロロジ、ターゲットBWPにおける測定信号の周期性、ターゲットBWPに対するCSI報告タイプ、ターゲットBWPのBWPインデックス、ターゲットBWPに対するCSI報告タイプ、ターゲットBWPの数、ターゲットBWPの帯域幅、ならびに/またはWTRU帯域幅容量、のうちのいずれか1つまたは複数に基づいて判定されてもよい。
例えば、測定ギャップ値は、ターゲットBWPのヌメロロジ(例えば、SCSおよび/または(サイクリックプレフィックス)CP長)に基づいて判定されてもよい。実施例では、第1の測定ギャップ値は、ターゲットBWPがアクティブBWPと同一のヌメロロジを有する場合に使用されてもよく、および/または第2の測定ギャップ値は、ターゲットBWPがアクティブBWPと異なるヌメロロジを有する場合に使用されてもよい。第2の測定ギャップ値は、ターゲットBWPに対するSCSがアクティブBWPのSCSよりも大きいかどうか、またはアクティブBWPのSCSよりも小さいかどうかに基づいて異なってもよい。より大きな測定ギャップは、ターゲットBWPのSCSがアクティブBWPのSCSよりも小さいときに使用されてもよい。表2は、アクティブBWPおよびターゲットBWPのヌメロロジに基づいた測定ギャップ値の例を示す。1つよりも多いターゲットBWPが測定される必要があることがあり、単一の測定ギャップが使用されるとき、測定ギャップ値は、アクティブBWPおよび最小SCS(または、最大サブキャリア間隔)を有するターゲットBWPのヌメロロジに基づいて判定されてもよい。
図6は、例示的な測定ギャップ割り当て600のリソース図である。図6の実施例では、測定ギャップ値は、それぞれのターゲットBWPのヌメロロジに基づいている。図6の実施例におけるWTRUに対して構成されたBWPは、各々が異なる帯域幅を有する、アクティブBWP604(例えば、30キロヘルツの帯域幅)、ターゲットBWP601(例えば、60キロヘルツの帯域幅)、および別のターゲットBWP602(例えば、15キロヘルツの帯域幅)を含む。ターゲットBWP602がアクティブBWP604よりも小さいSCSを有し、ターゲットBWP601がアクティブBWP604よりも大きいSCSを有することを理由に、ターゲットBWP602に対する測定ギャップ610は、ターゲットBWP601に対する測定ギャップ612(例えば、6個のスロット)よりも大きい。
実施例では、測定ギャップタイプ(CSI測定に対する)は、ターゲットBWPの測定ギャップに対して使用することができる関連する測定ギャップ値(長さ、期間)を各々の測定ギャップタイプが有するように、ターゲットBWPに対して判定されてもよい(例えば、カレントアクティブBWPのヌメロロジおよび/またはターゲットBWPのヌメロロジに基づいて)。図7は、WTRUによって実行することができるターゲットBWPに対する例示的なCSI測定手順700のフローチャートである。図7の実施例では、測定ギャップ値は、ターゲットBWPのヌメロロジに基づいている。ターゲットBWPは、非アクティブBWPであってもよい。702において、WTRUは、WTRUがターゲットBWPに対して測定を実行するインジケーションを含む信号を受信してもよい。704において、WTRUは、WTRUのカレントアクティブBWPのヌメロロジ(例えば、サブキャリア間隔(SCS))およびターゲットBWPのヌメロロジのうちの少なくとも1つに基づいて、測定ギャップタイプを判定してもよい。706において、WTRUは、測定ギャップタイプに基づいて、ターゲットBWPに対する測定ギャップを判定してもよい。708において、WTRUは、測定ギャップの間にターゲットBWPにおけるCSIを測定してもよい。710において、WTRUは、カレントアクティブBWPにおける測定されたCSIを含む報告を送信してもよい。
別の実施例では、測定ギャップ値は、ターゲットBWPにおける測定信号の周期性に基づいて判定されてもよい。例えば、第1の測定ギャップ値は、ターゲットBWPにおける測定信号が第1の値(例えば、x1ミリ秒)である場合に使用されてもよく、第2の測定ギャップ値は、ターゲットBWPにおける測定信号が第2の値(例えば、x2ミリ秒)である場合に使用されてもよい。測定ギャップ値は、ターゲットBWPのBWPインデックスに基づいて判定されてもよい。測定ギャップ値は、ターゲットBWPに対するCSI報告タイプに基づいて判定されてもよい。例えば、第1の測定ギャップ値は、第1のCSI報告タイプ(例えば、L1-RSRP)がターゲットBWPにおいて測定される必要がある場合に使用されてもよく、第2の測定ギャップ値は、第2のCSI報告タイプ(例えば、CSI-RSリソースインジケータ(CRI))がターゲットBWPにおいて測定される必要がある場合に使用されてもよい。より短い測定ギャップは、ターゲットBWPに対する測定が単一のDL基準信号(例えば、単一のCSI-RSリソース)に基づいている場合に使用されてもよい。より長い測定ギャップは、ターゲットBWPに対する測定が複数のDL基準信号(例えば、複数のCSI-RSリソース)に基づいている場合に使用されてもよく、複数のDL基準信号は、例えば、ビーム探索、ビームペアリング(pairing)、ならびに/または複数送信および受信ポイント(TRP)動作に対して使用されてもよい。実施例では、測定ギャップ値は、非周期的CSI報告がターゲットBWPに対してトリガされるときに示されてもよい。
別の実施例では、測定ギャップ値は、WTRU帯域幅容量に基づいて判定されてもよい。例えば、第1の測定ギャップ値(例えば、10個のスロット)は、狭帯域幅容量(例えば、5メガヘルツ)を有するWTRUに対して使用されてもよく、第2の測定ギャップ値(例えば、5個のスロット)は、中間帯域幅容量(例えば、20メガヘルツ)を有するWTRUに対して使用されてもよく、第3の測定ギャップ値(例えば、0個のスロット)は、広帯域幅容量を有するWTRUに対して使用されてもよい。測定ギャップ値は、測定ギャップを有さないWTRUとして考慮または解釈されてもよい、0の値を有する。
WTRUは、DCI(例えば、DCIは、PUSCHに対するアップリンクグラントまたはPDSCHに対するダウンリンク割り当てに対して使用されてもよい)を介して1つまたは複数のターゲットBWPのCSIを測定するインジケーションを受信してもよい。CSI報告に対する1つまたは複数のターゲットBWPの測定(例えば、BWP間測定)は、上位レイヤシグナリングを介して活性化または非活性化されてもよい。DCIは、非周期的CSI(A-CSI)報告をトリガするCSI要求フィールドを含んでもよく、CSI要求フィールドは、各々のCSIトリガ状態を報告設定(例えば、ReportConfig)と関連付けることができるように、1つまたは複数のCSIトリガ状態を含んでもよい。各々のCSIトリガ状態は、例えば、BWP間測定が活性化されるケースにおいて、関連するBWP ID(例えば、BWP情報)を含んでもよい。CSIトリガ状態に対する関連するリソース設定は、同一のBWP IDを有してもよい。例えば、WTRUは、BWP IDがCSIトリガ状態と関連するリソース設定との間で異なる構成を予測しないことがある。各々の報告設定は、関連するBWP IDを含んでもよく、報告設定に対する関連するリソース設定は、同一のBWP IDを有してもよい。各々のリソース設定は、関連するBWP IDを含んでもよい。WTRUがA-CSIを報告するようトリガされ、CSIトリガ状態に対する関連するリソース設定がカレントアクティブBWPとは異なるBWP IDを有するとき、WTRUは、リソース設定と関連付けられたターゲットBWPを測定してもよい。BWP間測定が非活性化される場合、WTRUは、BWP(カレントアクティブBWPとは異なる)と関連付けられたCSI要求フィールドがトリガされると予測しないことがある。表3は、CSI要求フィールド値に対応するBWP ID(例えば、BWP情報値)の例を示す。
別の実施例では、WTRUは、1つまたは複数の予め定義された条件が満たされるときにBWP間測定を要求してもよい。アップリンク信号は、BWP間測定要求を指示、報告、またはトリガするよう予約されてもよい。例えば、PRACHリソース、スケジューリング要求リソース、またはPUCCHリソースは、BWP間測定の要求に対して予約されてもよい。WTRUがBWP間測定を要求するための予め定義された条件の例は、以下の条件、カレントアクティブBWPにおけるDL RSのRSRP(例えば、L1-RSRP)が閾値を下回ること、および/またはカレントアクティブBWPにおける1つもしくは複数のサービングCORESETの仮定的ブロックエラーレート(BLER:hypothetical block error rate)が閾値を下回ること、のうちの1つまたは複数を含んでもよい。
アクティブBWPを切り替える(すなわち、BWP切り替えを実行する)機構が使用されてもよい。半永続的CSI報告および/または半永続的CSI-RS送信は、半永続的CSI報告および/または半永続的CSI-RS送信を活性化および/または非活性化するためにDCIを使用することができるように、DCIを介して活性化されてもよい。WTRUは、アクティブBWPにおいて半永続的CSI報告を活性化するよう指示されてもよい。半永続的CSI報告の非活性化なしに非活性タイマが満了することに起因して、WTRUは、別のBWPに切り替えるよう指示されてもよく、またはWTRUは、デフォルトのBWPに切り替わってもよい。このケースでは、以下の例示的なシナリオのうちの1つまたは複数が適用されてもよい。例示的なシナリオでは、WTRUは、WTRUが別のBWP(または、デフォルトのBWP)に切り替えたとき、半永続的CSI報告および/または半永続的CSI-RSが非活性化されてもよいと推定してもよい。別の例示的なシナリオでは、WTRUは、WTRUがBWP間測定を実行するよう構成、指示、または要求される場合に、半永続的CSI報告および/または半永続的CSI-RS送信がなおも有効であることができると推定してもよい。そうでなければ、WTRUは、半永続的CSI報告および/または半永続的CSI-RS送信が非活性化されてもよいと推定してもよい。別の例示的なシナリオでは、WTRUは、WTRUがDCIからのインジケーションによって別のBWPに切り替えられる場合、半永続的CSI報告および/またはCSI-RSがなおも有効であることができると推定してもよい。WTRUは、満了したBWP非活性タイマに起因してWTRUがデフォルトのBWPに切り替えられる場合、半永続的CSI報告および/またはCSI-RSが非活性化されてもよいと推定してもよい。
実施例では、非活性タイマが満了したかどうかに関わらず、測定タイマがデフォルトのBWPと関連付けられたCSI測定に対して満了した場合、WTRUは、デフォルトのBWPに切り替わってもよい。デフォルトのBWPに対するCSI測定は、測定タイマにより構成されてもよい。デフォルトのBWPに対するCSI測定の測定タイマが満了した場合、WTRUは、CSI測定に対してデフォルトのBWPに切り替わってもよい。
空間的QCLは、BWPと関連付けられてもよい。WTRUは、1つまたは複数のダウンリンクビームにより構成されてもよく、各々のダウンリンクビームは、ダウンリンク信号(例えば、SS/PBCHブロック、CSI-RSリソース、またはDM-RSポート)として表されてもよい。ビーム特有ダウンリンク信号は、BWPごとに構成されてもよく、送信されてもよく、または受信されてもよい。このケースでは、アクティブBWPにおけるWTRUは、非アクティブBWPにおいて送信されたビーム特有ダウンリンク信号に対してQCLパラメータを測定することが可能でないことがあり、これは、WTRUがそのPDSCHまたはPDCCH受信に対してQCLパラメータを使用する必要がある場合に、WTRUに対して問題となることがある。
QCLパラメータの旧式の測定に起因して、ダウンリンク信号(例えば、PDCCHまたはPDSCH)の復調性能が著しく劣化することがある。加えて、WTRUは、非アクティブBWPにおいて送信することができるビーム特有ダウンリンク信号に対してビーム品質を測定することが可能でないことがある。よって、ダウンリンクおよびアップリンク送信のためのビームの持続(maintenance)は、適切に制御されないことがある。
実施例では、構成されたBWPにわたる共通DL信号が使用されてもよい。例えば、DL信号は、構成されたBWPにわたって共通して使用されてもよく、DL信号は、キャリアを通じて送信されてもよく、各々のBWPは、DL信号の一部を含んでもよい。DL信号は、全ての構成されたBWPが同一のヌメロロジ(例えば、SCSおよび/またはCP長)を有することができるときに構成されてもよく、送信されてもよく、または使用されてもよい。構成されたBWPに対してDL信号を送信することができる時間位置のヌメロロジは、同一のヌメロロジを有してもよく、構成されたBWPに対する他の時間位置のヌメロロジは、各々のそれぞれのBWPの構成されたヌメロロジを使用してもよい。BWPに対するビームと関連付けられた全てのDL信号は、同一のBWPに位置してもよい。非アクティブBWPにおいて送信することができるDL信号と関連付けられた1つまたは複数の送信構成インジケーション(TCI)状態は、アクティブBWPにおいて使用されないことがある。TCI状態は、DL信号と関連付けられてもよく、DL信号は、アクティブBWPのBWPインデックスに基づいて判定されてもよい。測定ギャップによるQCLパラメータ測定が使用されてもよく、測定ギャップは、QCLタイプに基づいて判定されてもよい。
PDCCHは、複数のBWPと関連付けられてもよい。1つまたは複数のCORESETは、BWPごとに構成されてもよく、各々のCORESETは、ダウンリンクビーム(すなわち、DL信号)と関連付けられてもよい。例えば、各々のCORESET構成は、RSセットに関するDL RS(複数可)(例えば、TCI-RS-SetConfig)とPDCCH DMRSポートとの間のQCL関係を提供することができるTCI状態(例えば、TCI-StatesPDCCH)を含んでもよい。CORESETに対するTCI状態は、DL RS(例えば、SSB、CSI-RS、非ゼロ電力CSI-RS(NZP-CSI-RS)、TRS、位相追跡基準信号(PTRS))と関連付けられてもよく、DL RSは、非アクティブBWPに位置してもよい。
実施例では、CORESETに対して構成され、指示され、または使用されるTCI状態に対するDL RS(複数可)は、同一のBWPにおいて送信されてもよい。このケースでは、WTRUは、CORESETに対して構成または使用されるTCI状態に対するDL RS(複数可)が同一のBWPにあってもよく、WTRUが非アクティブBWPにおいてDL RSを測定する必要がないことがあると推定してもよい。各々のBWPは、1つまたは複数のTCI状態と関連付けられた全てのDL RS(複数可)を含んでもよい。TCI状態のセットおよび関連するDL RSは、上位レイヤシグナリングを介して構成されてもよく、構成されたTCI状態の1つは、TCI状態のセットおよび関連するDL RSをBWPごと、CORESETごと、またはキャリアごとに構成することができるようにCORESETに対して判定されてもよい。同一のBWPにおけるCORESETは、TCI状態の同一のセットを使用してもよく、各々のCORESETに対する判定されたTCI状態は、異なってもよい(例えば、CORESETに対するTCI状態のセット内のTCI状態は、個々に構成されてもよい)。
WTRUがBWPから別のBWPに切り替えられるとき(例えば、アクティブBWPからターゲットBWPに)、ギャップが使用されてもよく、判定されてもよく、または構成されてもよく、WTRUは、PDCCHおよび/またはPDSCH受信に対するギャップの間に、ターゲットBWPにおいてQCLパラメータを取得してもよい。ギャップは、QCL測定ギャップ、QCLギャップ、再同調ギャップ、周波数再同調ギャップ、およびビームペアリングギャップと称されてもよい。QCLギャップ長は、スロット、OFDMシンボル、時間サンプル、サブフレーム、または無線フレームの単位で定義または判定されてもよい。QCLギャップは、WTRUの能力に基づいて判定されてもよい。例えば、WTRUが広帯域受信能力を有する場合(例えば、WTRUが1つまたは複数のBWPを同時に受信することができる場合)、QCLギャップは、0または小さい値であってもよく、WTRUが制限された帯域幅容量を有する場合(例えば、WTRUが単一のBWPを一度に受信することができ、BWPの最大帯域幅が特定の値に制限されることがある場合)、QCLギャップは、大きな値を有してもよい。
開始時間(例えば、開始スロット、OFDMシンボル、時間サンプル、サブフレーム、または無線フレーム)は、以下のアプローチのうちのいずれか1つまたは複数を使用して判定されてもよい。例えば、QCLギャップは、WTRUがBWP切り替えコマンドを受信したCORESETの最後のシンボルから開始してもよい。QCLギャップは、WTRUがBWP切り替えコマンドを受信したスロット境界から開始してもよい。QCLギャップは、ターゲットBWPにおいて送信されたQCL測定に対する追跡基準信号(TRS)またはDL RSの最後のシンボルから開始してもよい。QCLギャップは、ターゲットBWPにおいて送信されたQCL測定に対するTRSまたはDL RSの時間位置に基づいて判定されてもよい。
QCLギャップは、ターゲットBWPのヌメロロジまたはターゲットBWPのQCL測定に対するタイマに基づいて判定されてもよい。QCLギャップに対するタイマは、QCLタイマ、CSIタイマ、有効性タイマ、またはQCL有効性タイマと称されてもよい。QCLタイマは、測定されたQCLパラメータがなおも有効であるか否かを判定するために使用されてもよい。ターゲットBWPに対して測定されたQCLパラメータがなおも有効である場合、QCLギャップは必要とされないことがある。そうでなければ、WTRUは、WTRUがPDCCHを監視することを開始する前に、QCLパラメータを測定する必要があることがある。QCLタイマ長は、WTRUごとに構成されてもよく、判定されてもよく、または使用されてもよい。例えば、WTRUは、能力および必要とされるQCLタイマ長を示してもよい。QCLギャップの間、WTRUは、ターゲットBWPにおいて構成されたCORESETを監視することをスキップしてもよい。
図8は、QCLギャップ808を含む例示的なBWP切り替え手順800のリソース図である。図8の実施例では、アクティブBWP804および(非アクティブ)ターゲットBWP802は、WTRUと関連付けられてもよい。アクティブBWP804は、CORESETS814を含んでもよく、ターゲットBWPは、CORESET816を含んでもよい。WTRUは、アクティブBWP804からターゲットBWP802に切り替えるよう、BWP切り替えコマンド806を受信してもよく(例えば、ネットワークから)、それは、ターゲットBWP802において使用されるQCLギャップ808の開始をトリガすることができる。QCLギャップ808の持続時間(長さ)は、QCLタイマ、ならびに/またはターゲットBWP802および/もしくはアクティブBWP804のヌメロロジに応じてもよい。WTRUは、PDSCHのスケジューリングオフセットがQCLギャップ808の長さ未満である場合、ターゲットBWP802においてスケジュールされたPDSCHを受信することをスキップしてもよい。WTRUは、ターゲットBWP802においてQCLギャップ808の間にPDCCHを監視することをスキップしてもよく、QCL808の終わりに、BWP切り替え手順800の一部としてPDCCH810を監視することを開始してもよい。
CORESETに対して構成され、指示され、使用されるTCI状態に対するDL RS(複数可)は、異なるBWPにおいて送信されてもよい。例えば、CORESETは、第1のBWP(例えば、アクティブBWP)において監視されてもよく、QCL測定(例えば、または、ドップラシフト、ドップラスプレッド、平均遅延、遅延スプレッド、および/もしくは空間的RXパラメータのサブセット)に対するその関連するDL RS(複数可)は、第2のBWP(例えば、非アクティブBWP)において送信または測定されてもよい。QCLタイマは、CORESETが異なるBWP(例えば、非アクティブBWP)においてDL RSと関連付けられたTCI状態により構成されるとき、CORESETごとに使用されてもよい。QCLタイマは、CORESETに対するQCLパラメータの測定が更新されるときに開始(または、リセット)してもよい。QCLタイマが満了するとき、WTRUは、QCLパラメータ測定が更新されるまでCORESETを監視しなくてもよい。
測定ギャップは、QCLタイマが満了するとき、QCLパラメータの測定を更新するために使用されてもよい。測定ギャップは、BWPにおける構成されたCORESETの全てのQCLタイマが満了するときに使用されてもよい。構成されたCORESETのうちの少なくとも1つは、アクティブBWPにおけるDL RSと関連付けることができるTCI状態により構成されてもよい(例えば、デフォルトのCORESET)。CORESETの1つに対するタイマが満了するとき、CORESET TCI状態は、デフォルトのCORESETに対して使用されるTCI状態に更新されてもよい。
CORESETに対して構成されたTCI状態に対するDL RS(複数可)は、異なるBWPにおいて送信されてもよく、WTRUは、CORESETを監視し、関連するDL RS(複数可)を同時に測定することが可能でないことがある。RLM測定またはビーム障害検出は、構成されたCORESETと関連付けられたDL RS(複数可)の測定品質に基づいてもよい。以下のRLM測定および/またはビーム障害検出手順のいずれかは、1つまたは複数の構成されたCORESETに対して構成されたTCI状態に対するDL RS(複数可)が異なるBWPにおいて送信されるときに適用されてもよい。
例示的な手順では、WTRUは、デフォルトのBWPにおいてRLM(および/または、ビーム障害検出)を実行してもよく、デフォルトのBWPは、キャリアにおいて構成された1つまたは複数のCORESETと関連付けられたDL RS(複数可)を含んでもよい。例えば、RLM測定は、デフォルトのBWPにおいて構成された1つまたは複数のCORESETと関連付けられたDL RS(複数可)に基づいてもよい。非同期(Out-of-sync)状態は、デフォルトのBWPにおける1つまたは複数のCORESETと関連付けられたDL RS(複数可)の測定に基づいて判定されてもよい。非同期状態は、キャリアにおいて構成された全てのCORESETの品質が閾値を下回るときに判定されてもよい。ビーム障害インスタンスは、キャリアにおいて構成された全てのCORESETの品質が閾値を下回るときに判定されてもよい(および、PHYレイヤからMACレイヤに指示されてもよい)。ビーム障害インスタンスは、デフォルトのBWPにおけるCORESETの品質が閾値を下回るときに判定されてもよい。
別の例示的な手順では、空間的QCL関連付けは、基準RSがデフォルトのBWPにおけるDL RSであることができ、ターゲットRSがBWP(デフォルトのBWP以外の)におけるDL RSであることができるように、表4に示されるように、デフォルトのBWPにおけるDL RSと別のBWPにおけるDL RSとの間で構成されてもよい。WTRUがデフォルトのBWPではないBWPにおいてアクティブであるとき、WTRUは、RLMおよび/またはビーム障害検出に対して基準RS(例えば、アクティブBWPにおいてDL-RSにより空間的に疑似コロケート(QCL-ed)することができるデフォルトのBWPにおけるDL RS)を測定してもよい。WTRUは、RLMおよび/またはビーム障害検出に対してキャリアにおける全ての構成されたCORESETに対するDL RSにより疑似コロケートすることができるアクティブBWPにおいてDL RSを測定してもよい。
別の例示的な手順では、空間的に疑似コロケートされたDL-RSは、BWPにわたって使用されてもよく、WTRUは、ターゲットBWPにおけるDL-RSがアクティブBWPにおいてDL-RSにより疑似コロケートされる場合に、ターゲットBWPに対してアクティブBWPにおいてDL-RSのQCL測定を使用してもよい。BWPにわたって疑似コロケートされたDL RSのグループは、BWP共通ビームグループと称されてもよい。表5は、空間的QCLパラメータに対して同一のBWP共通ビームグループ内のDL RSを疑似コロケートすることができるBWP共通ビームグループの例を示す。WTRUは、BWP共通ビームグループ内のDL RSのいずれかがQCLパラメータ測定に対して使用されてもよいと推定してもよい。例えば、WTRUがアクティブBWP(例えば、BWP_1)からデフォルトのBWPに切り替えるとき、BWP_1におけるCSI-RS#1からのQCLパラメータ測定は、デフォルトのBWPにおいてSSB#1に対して使用されてもよい。
PDSCHは、複数のBWPと関連付けられてもよい。PDSCHのビームインジケーションに対して、1つまたは複数のTCI状態が使用されてもよい。例えば、M個のTCI状態は、上位レイヤシグナリング(例えば、RRC)を介して構成されてもよく、各々のTCI状態は、DL RSと関連付けられてもよい。DCIにおけるN個のビットTCIフィールドは、PDSCFI送信に対してTCI状態を動的に示すために使用されてもよい。M>2Nである場合、M個のTCI状態からの2N個のTCI状態は、別の上位レイヤシグナリング(例えば、MAC-CE)を介して選択されてもよい。
1つまたは複数のBWPは、WTRUに対して構成されてもよく、各々のBWPに対するTCI状態が構成されてもよい。例えば、M個のTCI状態および関連するDL RSは、上位レイヤシグナリング(例えば、RRC)を介して構成されてもよく、キャリアにおけるBWPにわたって共通して使用されてもよい。M個のTCI状態は、キャリアごとに構成されてもよい。各々のBWPは、DCIにおいてNビットのTCIフィールドを有してもよく、Nの値は、BWPインデックスに基づいて判定されてもよい。M個のTCI状態のサブセットは、BWPに対してM>2Nであるときに選択または判定されてもよく、サブセットがBWPごとに判定されてもよい。例えば、サブセットは、BWPにわたって異なってもよい。BWPごとの別個のMAC-CEは、M個のTCI状態のサブセットを選択するために使用されてもよい。M個のTCI状態のサブセットは、同一のBWPにおいて送信されるDL RSと関連付けられたTCI状態であってもよい。M個のTCI状態および関連するDL RSは、同一のBWPにおいて関連するDL RSを送信またはシグナリングすることができるように、BWPごとに上位レイヤシグナリングを介して構成されてもよい。関連するDL RSは、同一のキャリア内のいずれかのBWPにおいて送信またはシグナリングされてもよい。
WTRUは、アクティブBWPから別の構成されたBWPにBWPを切り替えるよう指指示されてもよい。例えば、BWPインジケータフィールド(例えば、1または2ビット)は、PDSCH送信(もしくは、PUSCH送信)に対する対応するBWPを指示するために使用されてもよく、またはBWPインジケータフィールドは、PDCCH監視に対してBWP切り替えを指示するために使用されてもよい。TCI状態は、PDSCH送信に対して対応するBWPを指示するために使用されてもよい。例えば、TCI状態に対するDL RSは、BWPにおいて送信されてもよく、TCI状態が指示される場合、対応するBWPは、TCI状態と関連付けられたDL RSを含むBWPであると判定されてもよい。TCI状態がBWP切り替えに対して使用されるとき、BWPインジケーションフィールドがDCIに存在しないことがある。TCI状態がBWP切り替えに対して使用されるとき、BWPインジケーションが使用されてもよい。表6は、TCI状態に基づいたBWPインジケーションの例を示す。存在するTCIビットフィールドがDCIにおいて活性化される場合、BWPインジケーションフィールドが存在しないことがある。そうでなければ、BWPインジケーションフィールドは、DCIに存在することがある。
実施例では、WTRUは、カレントBWP(例えば、アクティブBWP)からのPDSCH受信に対してBWPを切り替えるよう指示されてもよい。PDSCHに対するスケジューリングオフセットが閾値Kよりも大きい場合、WTRUは、指示されたBWP(例えば、ターゲットBWP)においてPDSCHを受信してもよく、Kの値は、以下の基準、WTRUがアクティブBWPにおいてアクティブであることができる時間長、アクティブBWPおよび/もしくはターゲットBWPのヌメロロジ、ターゲットBWPにおける測定基準信号(例えば、TRS)の時間位置、ターゲットBWPの帯域幅、ならびに/またはWTRUの能力、のうちのいずれか1つまたは複数に基づいて判定されてもよい。例えば、WTRUがカレントアクティブBWPにおいてアクティブであることができる時間長が閾値よりも長い場合、第1のKの値が使用されてもよい。そうでなければ、第2のKの値が使用されてもよく、第1のKの値は、第2のKの値よりも大きくてもよい。ヌメロロジ(例えば、SCS)がアクティブBWPおよびターゲットBWPに対して同一である場合、第1のKの値が使用されてもよい。ヌメロロジが異なる場合(例えば、アクティブBWPのSCSがターゲットBWPのSCSよりも大きい場合)、第2のKの値が使用されてもよい。測定基準信号が切り替え時間の始めに位置する場合、第1のKの値が使用されてもよい。そうでなければ、第2のKの値が使用されてもよい。別の実施例では、Kの値は、時間オフセットにより判定されてもよく、時間オフセットは、測定基準信号の時間位置に応じてもよい。
実施例では、PDSCHに対するスケジューリングオフセットが閾値K未満である場合、WTRUは、カレントBWPにおいてPDSCHを受信してもよい。実施例では、WTRUは、スケジューリングオフセットが第1の周波数範囲(FR1)における第1の閾値(例えば、K1)未満である場合、カレントBWP(例えば、アクティブBWP)においてBWP切り替えコマンドを有するスケジュールされたPDSCHを受信してもよい。WTRUはまた、スケジューリングオフセットが第2の周波数範囲(FR2)における第2の閾値(例えば、K2)未満である場合、カレントBWPにおいてBWP切り替えコマンドを有するスケジュールされたPDSCHを受信してもよい。第1の周波数範囲は、6ギガヘルツを下回るキャリア周波数であってもよい。第2の周波数範囲は、6ギガヘルツを上回るキャリア周波数であってもよい。第1の閾値K1および第2の閾値K2は異なってもよい。1つまたは複数の閾値は、第1の周波数範囲に対して第1の閾値を使用することができ、第2の周波数範囲に対して第2の閾値を使用することができるように、スケジューリングオフセットに基づいてPDSCH受信に対するBWP位置を判定するために使用されてもよい。
デフォルトのQCL推定が複数のBWPにより使用されてもよい。1つまたは複数のCORESETは、各々のCORESETをダウンリンクビーム(DL信号)と関連付けることができるようにBWPごとに構成されてもよい。各々のCORESETは、CORESET 識別(ID)により構成されてもよく、各々のCORESET IDは、キャリアまたはBWP内で一意な番号であってもよい。例えば、Nc CORESETは、CORESET ID{0,1,2,3,4,…,Nc-1}を有するキャリアに対して構成されてもよく、CORESET{0,1}は、第1のBWPに位置してもよく、CORESET{2,3}は、第2のBWPに位置してもよく、CORESETの残りは、第3のBWPに位置してもよい。
実施例では、PDSCHは、関連するPDCCH(および/または、DCI)によってスケジューリングオフセットを指示または判定することができるように、PDCCH(および/または、DCI)によってスケジューリングオフセットによりスケジュールされてもよい。例えば、スケジューリングオフセットは、タイミングオフセット、スロットオフセット、サブフレームオフセット、シンボルオフセット、サブキャリアオフセット、RBオフセット、および/またはBWPオフセットのうちのいずれか1つまたは複数であってもよい。スケジューリングオフセットが閾値K未満である場合、WTRUは、予め定義されたCORESETに基づいて、1つまたは複数のOCLパラメータ(例えば、空間的Rxパラメータ)を推定、使用、または判定してもよい。そうでなければ、WTRUは、関連するPDCCH(および/または、DCI)において示されたDL RSに基づいて、1つまたは複数のOCLパラメータを判定してもよい。例えば、予め定義されたCORESETは、アクティブBWP内のデフォルトのCORESETであってもよい。
スケジュールされたPDSCHおよびその関連するPDCCHが同一のBWPにあり、スケジューリングオフセットが閾値K未満である場合、BWPにおける最小CORESET IDを有するCORESETは、デフォルトのCORESET(または、予め定義されたCORESET)として使用または判定されてもよい。最小CORESET IDは、「0」を除く最小数を有してもよい。最小CORESET IDは、「0」を含む最小数を有してもよい。スケジュールされたPDSCHおよびその関連するPDCCHが同一のBWPにあり、スケジューリングオフセットが閾値Kよりも大きい場合、WTRUは、示されたDL RSから1つまたは複数のOCLパラメータを推定、使用、または判定してもよい。実施例では、PDSCHおよび/またはPDCCH受信に対するBWP位置に関わらず、デフォルトのCORESETは、スケジューリングオフセットが閾値K未満であるときに、キャリア内の最小CORESET IDに基づいて判定されてもよい。例えば、最小CORESET IDは、キャリアにおいて構成された全てのCORESET内で最小ID番号であってもよい。
PDSCHは、関連するPDCCH(および/または、DCI)を介して、スケジューリングオフセットおよびBWP切り替えコマンドによりスケジュールされてもよい。スケジューリングオフセットが閾値K未満であるとき、WTRUは、デフォルトのCORESETに基づいて、1つまたは複数のQCLパラメータ(例えば、空間的Rxパラメータ)を推定、使用、または判定してもよく、その結果、デフォルトのCORESETは、以下のリソース、WTRUが関連するPDCCH(および/もしくは、DCI)を受信することができるようなBWPにおける最小CORESET IDを有するCORESET、WTRUがスケジュールされたPDSCHを受信することができるようなBWPにおける最小CORESET IDを有するCORESET、WTRUがPDCCHおよび/もしくはPDSCHを受信することができるキャリア内の全てのBWPにわたる最小CORESET IDを有するCORESET、デフォルトのBWPにおける最小CORESET IDを有するCORESET、ならびに/またはWTRUがPDCCHを監視もしくは受信することができるCORESET、のうちの1つまたは複数にあることができる。
スケジューリングオフセットが閾値K未満であるとき、1つまたは複数の閾値が使用されてもよい。例えば、第1の閾値は、PDSCHおよびその関連するPDCCHが同一のBWPに位置するときに使用されてもよく、第2の閾値は、PDSCHおよびその関連するPDCCHが異なるBWPに位置するときに使用されてもよい。第1の閾値は、第2の閾値よりも大きくてもよい。
スケジューリングオフセットが閾値K未満であるとき、1つまたは複数のデフォルトのCORESETが使用されてもよい。例えば、第1のデフォルトのCORESETは、スケジューリングオフセットが閾値未満であり、PDSCHおよびその関連するPDCCHに対するBWPが同一であるときに使用されてもよい。第2のデフォルトのCORESETは、スケジューリングオフセットが閾値未満であり、PDSCHおよびその関連するPDCCHに対するBWPが異なるときに使用されてもよい。第1のデフォルトのCORESETは、BWPにおける最小CORESET IDを有するCORESETであってもよく、その結果、WTRUは、スケジュールされたPDSCHを受信することができる。第1のデフォルトのCORESETは、キャリアにおいて全てのBWPにわたって最小CORESET IDを有するCORESETであってもよい。第2のデフォルトのCORESETは、キャリアにおいて全てのBWPにわたって最小CORESET IDを有するCORESETであってもよい。第2のデフォルトのCORESETは、WTRUがPDCCHを受信することができるBWPにおいて最小CORESET IDを有するCORESETであってもよい。第2のデフォルトのCORESETは、WTRUがスケジュールされたPDSCHを受信することができるBWPにおいて最小CORESET IDを有するCORESETであってもよい。
図9は、PDSCH受信に対するデフォルトのCORESET901を含む例示的なCORESET割り振り900のリソース図である。図9の実施例では、BWP906および908は、WTRUと関連付けられる。BWP906は、CORESET901および902を含んでもよく、BWP908は、CORESET903および904を含んでもよい。BWP906上でWTRUによって受信されたPDCCH912は、PDSCHスケジューリングを含んでもよく、および/またはPDSCHスケジューリングは、BWP906からBWP908にWTRUを切り替えるBWP切り替えコマンド910に含まれてもよい。WTRUは、BWP906上でCORESET901からPDSCH914を疑似コロケートすることができるように、PDSCHスケジューリングオフセット916の後に、BWP908において関連するPDSCH914を受信してもよい。
スケジューリングオフセットが閾値K未満であるとき、デフォルトのCORESETは、各々のBWPにおいて判定されてもよく、構成されてもよく、または使用されてもよい。WTRUは、カレントBWP(例えば、PDCCHに対するBWP)にあることができる第1のデフォルトのCORESETからのスケジュールされたPDSCH受信に対するQCLパラメータの第1のサブセット、およびターゲットBWP(例えば、スケジュールされたPDSCHに対するBWP)にあることができる第2のデフォルトのCORESETからのスケジュールされたPDSCH受信に対するQCLパラメータの第2のサブセットを推定、判定、または使用してもよい。第1のデフォルトのCORESETは、アクティブBWPにおける最小CORESET IDを有するCORESETであってもよい。第1のデフォルトのCORESETは、WTRUがPDCCH(および/または、DCI)を受信することができるCORESETであってもよい。第2のデフォルトのCORESETは、ターゲットBWPにおける最小CORESET IDを有するCORESETであってもよい。
スケジューリングオフセットが閾値K未満であるとき、デフォルトのCORESETは、BWPと関連付けられたCORESET内で判定されてもよく、WTRUは、スケジュールされたPDSCHを受信してもよい。BWPと関連付けられたCORESETは、CORESETに対して構成されたTCI状態に基づいて判定されてもよい。例えば、第1のBWPにおいて構成されたCORESETは、第1のBWPにおけるCORESETが第2のBWPと関連付けられたTCI状態により構成される場合に、第2のBWPと関連付けられたCORESETの一部であってもよい。TCI状態は、1つまたは複数のBWPと関連付けられてもよい。第1のBWP内で送信することができるDL RSは、周波数ドメインにおいて第1のBWPと重ならないことがある、別のBWPと関連付けられてもよい。デフォルトのCORESETは、BWPと関連付けられたCORESET内で最小CORESET IDを有するCORESETであってもよい。TCI状態は、1つまたは複数のキャリアと関連付けられてもよい。第1のキャリアにおいて第1のBWP内で送信することができるDL RSは、異なるキャリアにおける別のBWPと関連付けられてもよい。1つまたは複数のCORESETが異なるキャリアにおいて同一の最小CORESET IDを有する場合、PcellにおけるCORESETは、デフォルトのCORESETであってもよい。1つまたは複数のCORESETが異なるキャリアにおいて同一の最小CORESET IDを有する場合、最小キャリアインデックスを有するキャリアにおけるCORESETは、デフォルトのCORESETであってもよい。スケジューリングオフセットが閾値K未満であるとき、デフォルトのTCIが使用されてもよく、デフォルトのTCI状態は、BWPと関連付けられたTCI状態内での最小TCI状態番号であってもよい。BWPは、WTRUがスケジュールされたPDSCHを受信することができるターゲットBWPであってもよい。BWPは、WTRUがPDCCHを監視および/または受信することができるアクティブBWPであってもよい。
図10は、デフォルトのCORESETに対して各々のBWP1006および1008における最小CORESET IDを有するCORESETに対する同一のTCI状態の例示的な使用を含む例示的なCORESET割り振り1000のリソース図である。図10の実施例では、BWP1006および1008は、WTRUと関連付けられる。BWP1006は、CORESET1001および1002(CORESET1001は、BWP1006において最小CORESET IDを有する)を含んでもよく、BWP1008は、CORESET1003および1004(CORESET1003は、BWP1008において最小CORESET IDを有する)を含んでもよい。BWP1006上でWTRUによって受信されたPDCCH1012は、PDSCHスケジューリングを含んでもよく、および/またはPDSCHスケジューリングは、BWP1006からBWP1008にWTRUを切り替えるBWP切り替えコマンド1010に含まれてもよい。WTRUは、BWP1008上でCORESET1003からPDSCH1014を疑似コロケートすることができるように、PDSCHスケジューリングオフセット1016の後、BWP1008において関連するPDSCH1014を受信してもよい。キャリアにおける各々のそれぞれのBWP1006および1008において最小CORESET IDを有するCORESET1001および1003は、同一のTCI状態(例えば、TCI状態=0)、または同一のDL RSと関連付けられてもよい。
実施例では、デフォルトのCORESETは、WTRUがスケジュールされたPDSCHを受信することができるBWPに基づいて変更されてもよいが、1つまたは複数のQCLパラメータ(例えば、空間的Rxパラメータ)は、PDSCH受信に対するBWP位置に関わらずに変更されなくてもよい。各々のBWPにおける最小CORESET IDを有するCORESETが同一のTCI状態と関連付けられないとき、PDSCH受信に対するデフォルトのCORESETは、WTRUがPDCCHを受信することができるBWPにおける最小CORESET IDを有するCORESETに基づいてもよい。各々のBWPにおける最小CORESET IDを有するCORESETが同一のTCI状態と関連付けられるとき、PDSCH受信に対するデフォルトのCORESETは、WTRUがPDSCHを受信することができるBWPにおける最小CORESET IDを有するCORESETに基づいてもよい。実施例では、最小CORESET IDは、最高CORESET ID、上位レイヤにより構成されたCORESET ID、示されたCORESET ID、および/または固定CORESET IDと置き換えられてもよい。
複数のBWPが構成されるとき、リンク再構成が行われてもよい。WTRUがBWPへの接続モードにある間、その無線リンクの整合性を監視してもよい。例えば、WTRUは、CSI-RSおよび/またはSSB(例えば、集合的に命名されたRLM-RSパイロット信号)の品質を測定することによって、RLMを実行してもよい。CSI-RSは、SSBがデフォルトのBWPに存在することができる間、WTRU専用に構成されたRS(WTRU-dedicated configured RS)であってもよい。SSBがRLM評価に対して使用されることになるとき、SSB測定とCSI-RS測定との間で同等のスケーリング(scaling equivalence)を有するために、特定のオフセットがネットワークによってシグナリングされてもよい。RLM評価期間の間、WTRU物理レイヤは、各々のTevaluation期間(例えば、Tevaluationは、上位レイヤパラメータであってもよい)の後、同期(in-sync)メッセージおよび非同期メッセージを上位レイヤに配送すると想定される。同期メッセージに対し、いずれかの良好な測定が十分であると考えられてもよい(SSBまたはCSI-RS)。非同期メッセージに対し、WTRUは、RLFを宣言する(declare)前に全ての構成されたRLM-SSに対して評価を実行してもよい。
新たなBWPが活性化すると、WTRUは、SSBが存在しない新たなBWPを有することがある。このケースでは、WTRUは、RLM-SSリソースに対する新たなCSI-RSに依存することがある。実施例では、WTRUは、新たに活性化されたBWPにおいて周波数選択性フェージング問題を有することがあり、よって、WTRUがCSI-RSに依存することがある場合(アクティブBWPの外側の構成されたBWP測定がないことに起因した)、WTRUは、続くわずかなTevaluation期間に非同期になることがある。新たに活性化されたBWPにおける非同期状態が、新たなBWPにおいてセルカバレッジを失い、または周波数選択性フェージングである場合に正確に評価するために、WTRUは、RLFを宣言する前に、デフォルトのBWPを再度測定してもよく、またはその前のアクティブBWPを測定してもよい。
新たなBWPが活性化すると、WTRUは、以下の測定またはアクションのうちの少なくとも1つが新たなBWP無線リンクの整合性を確認するまで、ネットワーク(NW)が全ての構成されたWTRU測定RS(例えば、CSI-RS)を維持することができる間に、旧BWP構成およびパラメータを記憶してもよい。例えば、第1のCSIフィードバックは、ネットワークにフィードバックされるチャネルの品質を確認することができる。第1のRLM-SS評価期間は、同期RLM品質を示すことができ、および/またはIN-SYNCインジケーションは、WTRUの上位レイヤに配送されてもよい。DCIグラントまたはスケジュールされたデータを正確に受信することができ、WTRUは、新たなBWPにおいてACKを送信してもよい。RSRP測定が実行されてもよく、実行可能な(viable)(例えば、閾値を上回る)リンクを示すことができる。第1のビーム測定評価が実行されてもよく、サービングビームは、ネットワークによって示された閾値を上回ることがある。
上記測定またはアクションのいずれかが満たされない場合、WTRUは、前に構成されたBWPにおいてフォールバック測定手順を実行してもよく、CSI-RS測定を実行してもよい。記憶された(前にアクティブであった)BWPに対するCSI-RSフォールバック測定が成功するケースでは、WTRUは、前のBWPを根拠に(cause on)BWP部分活性化障害インジケーションによりランダムアクセスチャネル(RACFI)手順を開始してもよい。記憶されたBWPが実行可能でないことを示すCSI-RSフォールバック測定が失敗するケースでは、WTRUは、新たなBWPに対してビーム障害回復手順を実行してもよい。このビーム回復が失敗した場合、WTRUは、RLFを宣言してもよく、RLF手順に従ってもよい。
ビーム障害および回復が本明細書で説明される。ビーム障害インスタンスは、以下の状況のうちの1つまたは複数に基づいて判定されてもよい。最初に、アクティブBWPにおいて構成されたCORESETの全てまたはサブセットと関連付けられたDL RSの測定品質が閾値を下回るとき、ビームインスタンスは、失敗として判定されてもよい。第2に、キャリアに対して構成されたCORESETの全てまたはサブセットと関連付けられたDL RSの測定品質が閾値を下回るとき、ビームインスタンスは、失敗として判定されてもよい。第3に、ビーム障害検出に対して構成されたDL RSの測定品質が閾値を下回るとき、ビームインスタンスは、失敗として判定されてもよい。ここで、アクティブBWPにおいて送信されたDL RSに対する測定品質が測定されてもよい。代わりにまたは加えて、ビーム障害検出に対して構成された全てのDL RSは、ビーム障害検出に対して測定されてもよい。最後に、測定品質は、構成されたCORESETの仮定的BLER、または構成されたCORESETの全てもしくはサブセットと関連付けられたDL RSのL1-RSRPであってもよい。
実施形態では、WTRUがビーム障害インスタンス(例えば、アクティブBWPにおけるCORESETと関連付けられたDL RSの測定)を検出し、またはアクティブBWPにおいてビーム障害インスタンスを検出した場合、WTRUは、デフォルトのBWPに切り替えてもよい。例えば、WTRUは、WTRUがアクティブBWPにおいてビーム障害インスタンスを検出したとき、BWP切り替えコマンド(例えば、BWPインジケーション)または非活性タイマの満了なしに、デフォルトのBWPに切り替えてもよい。WTRUがデフォルトのBWPに切り替えるために、最大数のビーム障害インスタンスが使用されてもよい。WTRUは、最大数のビーム障害インスタンスに到達しない場合にアクティブBWPに存在してもよい。最大数のビーム障害インスタンスは、非活性タイマ長に基づいて判定されてもよい。WTRUは、BWP切り替えに関わらず、ビーム障害インスタンスをカウントすることを維持してもよい。WTRUは、新たなBWPに切り替えたときに、ビーム障害インスタンスカウンタ(および/または、ビーム障害回復タイマ)をリセットしてもよい。ビーム障害インスタンスは、DL RSに対する測定品質がデフォルトのBWPにおけるCORESETと関連付けられるときにカウントされてもよい。代わりにまたは加えて、BWPを切り替えた後にWTRUがビーム障害インスタンスカウンタ(および/または、ビーム障害回復タイマ)をリセットまたは継続することができるかどうかは、CORESETに対して構成されたビーム障害検出RSに基づいて判定されてもよい。例えば、ビーム障害検出RSの同一のセットがアクティブBWPにおけるCORESETおよびデフォルトのBWPにおけるCORESETに対して構成される場合、WTRUは、アクティブBWPからデフォルトのBWPに切り替えた後にビーム障害インスタンスカウンタ(および/または、ビーム障害回復タイマ)を継続してもよく、そうでなければ、WTRUは、ビーム障害インスタンスカウンタ(および/または、ビーム障害回復タイマ)をリセットしてもよい。
実施例では、WTRUは、ビーム回復試験(trial)に対応する基地局(例えば、gNB)の応答に対して使用することができる制御リソースセット-ビーム障害回復(CORESET-BFR)により構成されてもよく、ビーム回復試験は、新たな候補ビームを示すアップリンク信号を送信することに基づいてもよい。新たな候補ビームは、新たな候補ビームと関連付けられたアップリンク信号(例えば、PUCCFIまたはPRACFI)を送信することによって示されてもよい。新たな候補ビームは、1つまたは複数のダウンリンク基準信号、ビーム基準信号、および/またはSSブロックなどに基づいて測定されてもよく、監視されてもよく、または検出されてもよい。
CORESET-BFRは、デフォルトのBWPにおいて構成されてもよく、したがって、WTRUは、カレントアクティブBWPに関わらず、ビーム回復試験を送信した後に、デフォルトのBWPにおいてCORESET-BFRを監視することを開始してもよい。例えば、WTRUが、アクティブBWPにおいてビーム障害を検出し、ビーム回復試験を送信した場合、WTRUは、デフォルトのBWPに切り替えてもよく、デフォルトのBWPにおいてCORESET-BFRを監視してもよい。
実施例では、WTRUがビーム障害(例えば、宣言されたビーム障害)を検出し、またはWTRUがビーム障害回復手順にあるときに、WTRUは、BWPに対して非活性タイマを無視してもよい。例えば、WTRUがビーム障害を宣言し、ビーム障害回復手順を開始した場合(例えば、ビーム回復試験を送信し、gNBの応答を監視し、および/またはCORESET-BFRを監視する)、WTRUは、ビーム障害回復手順が終了するまで、非活性タイマが満了した後でさえ、カレントアクティブBWPに存在してもよい。代わりにまたは加えて、非活性タイマは、ビーム障害がアクティブBWPにおいて宣言されるときに拡張されてもよく、非活性タイマは、ビーム障害が宣言されるときにリセットされてもよく、または非活性タイマは、1つもしくは複数のビーム障害インスタンスが検出されるときにリセットされてもよい。
別の実施例では、CORESET-BFRは、特定のBWPにおいて構成されてもよく、WTRUは、WTRUが1つまたは複数のビーム障害インスタンスを検出したときに、CORESET-BFRを含むBWPに切り替えてもよい。複数のBWPがCORESET-BFRを含む場合、WTRUは、CORSET-BFRの中で最小CORESET IDを有するCORESET-BFRを含むBWPに切り替えてもよい。
別の実施例では、WTRUがアクティブBWPにおいて1つまたは複数のビーム障害インスタンスを検出または判定したとき、WTRUは、ビーム障害回復手順を実行してもよい(例えば、ビーム回復試験を送信し、および/またはCORESET-BFRを監視する)。WTRUがアクティブBWPにおいてビーム回復手順にあったときでさえ、非活性タイマの満了に起因して、WTRUがデフォルトのBWPに切り替えたとき、WTRUは、ビーム障害検出を開始してもよい。
複数のBWPによるビーム回復カウンタ/タイマが本明細書で説明される。ビーム回復カウンタは、本明細書で説明される他の実施形態のいずれかとの組み合わせにおいて使用されてもよい。ビーム回復試験の回数が閾値よりも多い場合、WTRUは、ビーム回復試験を試行することを停止してもよい。ビーム回復試験は、ダウンリンクビーム基準信号と関連付けられたコンテンションフリー(contention-free)RACH(CFRA)リソースまたはコンテンションベース(contention-based)RACH(CBRA)リソースのWTRUの送信と称されてもよい。ダウンリンクビーム基準信号は、SSブロックまたはCSI-RSであってもよい。カウンタは、ビーム障害が宣言された後に開始してもよく、ビーム障害は、ビーム障害インスタンスがN回連続して検出されるときに宣言されてもよい。カウンタは、ビーム障害インスタンスがN回連続して検出されず、またはビーム障害インスタンスが時間ウインドウの間に発生しないときに停止(または、リセット)してもよい。カウンタは、CFRAまたはCBRAリソース送信に対するアップリンクBWPが切り替えられるときに停止(または、リセット)してもよい。カウンタは、ビーム回復試験(例えば、ビーム回復に対するCFRAまたはCBRA送信)に対するアップリンクBWP切り替えに関わらずに継続してもよい。
実施例では、ビーム回復カウンタは、コンテンションフリーランダムアクセス(CFRA)リソースおよびコンテンションベースランダムアクセス(CBRA)リソースに対して別個に使用されてもよい。例えば、第1のカウンタは、CFRAリソースに対して使用されてもよく、第2のカウンタは、CBRAリソースに対して使用されてもよく、閾値(例えば、最大許容ビーム回復試験(maximum allowed beam recovery))は、CFRAリソースおよびCBRAリソースに対して別個に構成されてもよく、判定されてもよく、または使用されてもよい。第1のカウンタが第1の閾値よりも大きい場合(例えば、ビーム回復に対するCFRAリソースについての試験の回数がCFRAリソースに基づいた最大許容試験に到達した場合)、WTRUは、ビーム回復に対してCFRAリソースを使用することを停止してもよい。第2のカウンタが第2の閾値よりも大きい場合(例えば、ビーム回復に対するCBRAリソースについての試験の回数がCBRAリソースに基づいた最大許容試験に到達した場合)、WTRUは、ビーム回復に対してCBRAリソースを使用することを停止してもよい。第1の閾値および第2の閾値は、個々に構成されてもよい。第1の閾値は、第2の閾値に応じて判定されてもよい。例えば、第1の閾値は、第2の閾値の半分であってもよい。CFRAおよびCBRAの両方を含む全最大許容ビーム回復試験(total maximum allowed beam recovery)が構成されてもよく、第1の閾値は、全最大許容ビーム回復試験に応じて判定されてもよい。
別の実施例では、単一の全最大許容ビーム回復試験回数(single total maximum allowed beam recovery trial number)が、CFRAおよびCBRAの両方に基づくビーム回復試験に対して使用されてもよい。WTRUがK1回の連続したCFRAビーム回復試験の後にビーム障害の回復に失敗した場合、WTRUは、CBRAリソースに基づくビーム回復試験に切り替える必要があることがある。以下のうちの1つまたは複数が適用されてもよい。最初に、K1は、上位レイヤシグナリングを介して構成されてもよい。第2に、K1回の連続したCFRAビーム回復試験は、そのRSRPが閾値よりも高いことがあるビームRSと関連付けられたCFRAリソースに基づいてもよい。例えば、CFRAリソースと関連付けられた1つまたは複数の候補ビームは、第1の閾値によるビームRSのRSRPに基づいて判定さてもよい(例えば、ビームRSのRSRPが第1の閾値よりも高い場合、ビームRSは、候補ビームとして考えられてもよい)。1つまたは複数の候補ビームが第2の閾値よりも高いRSRPを有する場合、第2の閾値よりも高いRSRPを有する候補ビームがビーム回復試験に対して使用される場合に、それは、K1回の連続したCFRAビーム回復試験としてカウントされてもよい。第2の閾値は、第1の閾値も高くてもよい。第3に、WTRUは、K2回の連続したCBRAビーム回復試験の後に、ビーム回復試験に対してCFRAリソースを再度使用してもよく、またはビーム回復試験に対してCFRAリソースを再度使用することが許可されてもよい。
ビーム回復タイマは、本明細書で説明される他の実施形態のいずれかの組み合わせにおいて使用されてもよい。タイマが満了した場合、WTRUは、ビーム回復試験を停止してもよい。タイマは、ビーム障害が宣言されるときに開始してもよく、ビーム障害インスタンスがM回連続して検出されず、またはビーム障害インスタンスが時間ウインドウの間に発生しないときにリセットされてもよい。
実施例では、ビーム回復タイマが満了することができるとき、WTRUは、ビーム障害回復に対してCFRAリソースまたはCBRAリソースを使用することを停止してもよい。ビーム回復タイマが満了することができるとき、WTRUは、ビーム回復カウンタがビーム回復試験の最大許容回数に到達しない場合に、CFRAリソースを使用することを停止してもよく、CBRAリソースを使用してもよい。ビーム回復タイマが満了することができるとき、WTRUは、CFRAリソースと関連付けられた候補ビームRSRPのうちの1つまたは複数が第2の閾値よりも高い場合に、CFRAリソースを使用することを停止してもよい。WTRUは、候補ビームRSRPが第2の閾値よりも高いとき、ビーム回復タイマが満了した後、CFRAリソースを使用することを停止してもよく、そうでなければ、WTRUは、ビーム回復タイマが満了した後、CFRAリソースを使用してもよい。
別の実施例では、ビーム回復タイマは、アップリンクBWPがビーム回復試験に対して切り替えられるときにリセットされてもよい(例えば、「0」にリセットされる)。例えば、非活性タイマが満了したことに起因してアップリンクBWPが切り替えられるとき、ビーム回復タイマがリセットされてもよい。
特徴および要素が特定の組み合わせで上記説明されたが、当業者は、各々の特徴または要素が単独で、または他の特徴および要素とのいずれかの組み合わせで使用されてもよいことを認識するであろう。加えて、本明細書で説明される方法は、コンピュータまたはプロセッサによる実行のためにコンピュータ可読媒体に組み込まれたコンピュータプログラム、ソフトウェア、またはファームウェアにおいて実装されてもよい。コンピュータ可読媒体の例は、電子信号(有線または無線接続を通じて送信される)およびコンピュータ可読記憶媒体を含む。コンピュータ可読記憶媒体の例は、リードオンリメモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体メモリデバイス、内蔵ハードディスクおよび着脱可能ディスクなどの磁気媒体、磁気光学媒体、ならびにCD-ROMディスクおよびデジタル多用途ディスク(DVD)などの光学媒体を含むが、それらに限定されない。ソフトウェアと関連してプロセッサは、WTRU、UE、端末、基地局、RNC、またはいずれかのホストコンピュータにおける使用のために無線周波数送受信機を実装するために使用されてもよい。