JP7288775B2 - 蓄電デバイス用水系電解液及びこの水系電解液を含む蓄電デバイス - Google Patents
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Description
(1)溶媒
本実施形態の蓄電デバイス用電解液(以下、単に「電解液」ということがある。)は、水系電解液であることを特徴とする。従って、本実施形態の蓄電デバイス用水系電解液において用いられる溶媒は水である。ただし、溶媒を、水及びその他の非水溶媒を含む混合溶媒とすることも可能である。そのような非水溶媒は、水に可溶なものであり、例えば、メタノール等のアルコール類、並びに、アセトン、アセトニトリル、ジメチルスルホキシド、又は、ジメチルカーボネート、エチルメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート等のカーボネート類等の非プロトン性極性溶媒を挙げることができる。かかる混合溶媒の場合でも、水の割合は体積比で90%以上であることが好ましい。
本実施形態の蓄電デバイス用水系電解液において電解質として用いられるリチウム塩は、ペルフルオロアルキル基を有する非対称性イミドの1種又は2種以上のリチウム塩であるか、又は前記ペルフルオロアルキル基を有する非対称性イミドのリチウム塩と、ペルフルオロアルキル基を有する対称性イミドのリチウム塩との混合塩である。前記1種又は2種以上のリチウム塩及び混合塩の組成割合をモル比で表すと、(非対称性イミドのリチウム塩)x(対称性イミドのリチウム塩)1-xである(但し、xは0.1~1.0である。)。即ち、前記1種又は2種以上のリチウム塩及び前記混合塩の組成割合は、対称性イミドのリチウム塩と非対称性イミドのリチウム塩を合計したモル数を1モルとしたときに、非対称性イミドのリチウム塩が、0.1モル~1.0モルである。その組成は、好ましくは、モル比で、非対称性イミドのリチウム塩:対称性イミドのリチウム塩=0.2:0.8~0.8:0.2であり、更に好ましくは0:3.0.7~0.7:0.3である。非対称性イミドのリチウム塩が前記モル比の下限値未満では、水溶液にならないため、リチウム塩1モルに対して溶媒量が2モル以上必要となる。
また本実施形態の蓄電デバイス用電解液は、その機能の向上等の目的で、必要に応じて他の成分を含むこともできる。他の成分としては、例えば、従来公知の過充電防止剤、脱酸剤、高温保存後の容量維持特性及びサイクル特性を改善するための特性改善助剤が挙げられる。
本実施形態の蓄電デバイスは、正極及び負極と、本実施形態の水系電解液を備えるものである。蓄電デバイスとしては、リチウムイオン二次電池、電気二重層キャパシタ又はリチウムイオンキャパシタが例示できる。
本実施形態の蓄電デバイスにおける負極としては、当該技術分野において公知の電極構成を用いることができる。例えば、蓄電デバイスがリチウムイオン二次電池の場合には、電気化学的にリチウムイオンを吸蔵・放出できる負極活物質を含む電極が挙げられる。このような負極活物質としては、公知のリチウムイオン二次電池用負極活物質を用いることができ、例えば、天然グラファイト(黒鉛)、高配向性グラファイト(Highly Oriented Pyrolytic Graphite;HOPG)、非晶質炭素等の炭素質材料が挙げられる。更に他の例として、リチウム元素を含む合金や金属酸化物、金属硫化物、金属窒化物のような金属化合物が挙げられる。例えば、リチウム元素を有する合金としては、例えばリチウムアルミニウム合金、リチウムスズ合金、リチウム鉛合金、リチウムケイ素合金等を挙げることができる。またリチウム元素を有する金属酸化物としては、例えばチタン酸リチウム(Li4Ti5O12等)等を挙げることができる。またリチウム元素を含有する金属窒化物としては、例えばリチウムコバルト窒化物、リチウム鉄窒化物、リチウムマンガン窒化物等を挙げることができる。更に、硫黄系化合物を例示することもできる。また鉄や亜鉛などの金属を負極に用いてもよい。これら負極活物質は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。なかでも、リチウムイオン二次電池の場合の負極活物質としては、チタン酸リチウムが好ましい。
本実施形態の蓄電デバイスの正極としては、当該技術分野において公知の電極構成を用いることができる。例えば、蓄電デバイスがリチウムイオン二次電池の場合には、正極活物質としては、コバルト酸リチウム(LiCoO2)、マンガン酸リチウム(LiMn2O4)、ニッケル酸リチウム(LiNiO2)、LiNi0.5Mn1.5O4等の1種類以上の遷移金属を含むリチウム含有遷移金属酸化物、遷移金属硫化物、金属酸化物、リン酸鉄リチウム(LiFePO4)やピロリン酸鉄リチウム(Li2FeP2O7)などの1種類以上の遷移金属を含むリチウム含有ポリアニオン系化合物、硫黄系化合物(Li2S)などが挙げられる。当該正極には、導電性材料や結着剤を含有してもよい。
本実施形態の蓄電デバイスにおいて用いられるセパレータとしては、正極層と負極層とを電気的に分離する機能を有するものであれば特に限定されるものではないが、例えばポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエステル、セルロース、ポリアミド等の樹脂からなる多孔質シートや、不織布、ガラス繊維不織布等の不織布等の多孔質絶縁材料等を挙げることができる。
本実施形態の蓄電デバイスの形状は、正極、負極、及び電解液を収納することができれば特に限定されるものではないが、例えば、円筒型、コイン型、平板型、ラミネート型等を挙げることができる。
非対称性イミドとして、フッ素イオンを4ppm及び水素を3ppmそれぞれ含む「化合物1」0.9モルと、対称性イミドとして、フッ素イオンを8ppm及び水素を1ppmそれぞれ含む「化合物3」0.1モルとを混合した混合塩に水1.3モルを加え、50℃で加熱溶融し、室温におけるリチウム塩の飽和水溶液としての電解液を調製した。この電解液のフッ素イオン含有量と水素含有量はそれぞれ4ppmと3ppmであった。
実施例1-1と同じ「化合物1」0.7モルと実施例1-1と同じ「化合物3」0.3モルとを混合した混合塩に水1.2モルを加え、50℃で加熱溶融し、室温におけるリチウム塩の飽和水溶液としての電解液を調製した。この電解液のフッ素イオン含有量と水素含有量はそれぞれ5ppmと2ppmであった。
実施例1-1と同じ「化合物1」0.6モルと実施例1-1と同じ「化合物3」が0.4モルとを混合した混合塩に水1.1モルを加え、50℃で加熱溶融し、室温におけるリチウム塩の飽和水溶液としての電解液を調製した。この電解液のフッ素イオン含有量と水素含有量はそれぞれ5ppmと2ppmであった。
実施例1-1と同じ「化合物1」0.5モルと実施例1-1と同じ「化合物3」0.5モルとを混合した混合塩に水1.3モルを加え、50℃で加熱溶融し、室温におけるリチウム塩の飽和水溶液としての電解液を調製した。この電解液のフッ素イオン含有量と水素含有量はそれぞれ5ppmと2ppmであった。
実施例1-1と同じ「化合物1」0.3モルと実施例1-1と同じ「化合物3」0.7モルとを混合した混合塩に水1.9モルを加え、50℃で加熱溶融し、室温におけるリチウム塩の飽和水溶液としての電解液を調製した。この電解液のフッ素イオン含有量と水素含有量はそれぞれ6ppmと1ppmであった。
実施例1-1と同じ非対称性イミド構造のリチウム塩である「化合物1」1モルの単独塩に水1.4モルを加え、50℃で加熱溶融し、室温におけるリチウム塩の飽和水溶液としての電解液を調製した。この電解液のフッ素イオン含有量と水素含有量はそれぞれ4ppmと3ppmであった。
実施例1-1と同じ対称性イミド構造のリチウム塩である「化合物3」1モルの単独塩に水2.5モルを加え、50℃で加熱溶融し、室温におけるリチウム塩の飽和水溶液としての電解液を調製した。この電解液のフッ素イオン含有量と水素含有量はそれぞれ7ppmと1ppmであった。
非対称性イミドとして、フッ素イオンを2ppm及び水素を5ppmそれぞれ含む「化合物2」0.8モルと、対称性イミドとして、フッ素イオンを8ppm及び水素を1ppmそれぞれ含む「化合物3」0.2モルとを混合した混合塩に水1.8モルを加え、50℃で加熱溶融し、室温におけるリチウム塩の飽和水溶液としての電解液を調製した。この電解液のフッ素イオン含有量と水素含有量はそれぞれ3ppmと4ppmであった。
実施例2-1と同じ「化合物2」0.5モルと実施例2-1と同じ「化合物3」0.5モルとを混合した混合塩に水1.5モルを加え、50℃で加熱溶融し、室温におけるリチウム塩の飽和水溶液としての電解液を調製した。この電解液のフッ素イオン含有量と水素含有量はそれぞれ4ppmと3ppmであった。
実施例2-1と同じ「化合物2」0.4モルと実施例2-1と同じ「化合物3」0.6モルとを混合した混合塩に水1.4モルを加え、50℃で加熱溶融し、室温におけるリチウム塩の飽和水溶液としての電解液を調製した。この電解液のフッ素イオン含有量と水素含有量はそれぞれ5ppmと3ppmであった。
実施例2-1と同じ「化合物2」0.3モルと実施例2-1と同じ「化合物3」0.7モルとを混合した混合塩に水1.7モルを加え、50℃で加熱溶融し、室温におけるリチウム塩の飽和水溶液としての電解液を調製した。この電解液のフッ素イオン含有量と水素含有量はそれぞれ5ppmと2ppmであった。
実施例2-1と同じ「化合物2」0.2モルと実施例2-1と同じ「化合物3」0.8モルとを混合した混合塩に水1.8モルを加え、50℃で加熱溶融し、室温におけるリチウム塩の飽和水溶液としての電解液を調製した。この電解液のフッ素イオン含有量と水素含有量はそれぞれ6ppmと2ppmであった。
実施例2-1と同じ「化合物2」0.1モルと実施例2-1と同じ「化合物3」0.9モルとを混合した混合塩に水1.9モルを加え、50℃で加熱溶融し、室温におけるリチウム塩の飽和水溶液としての電解液を調製した。この電解液のフッ素イオン含有量と水素含有量はそれぞれ6ppmと1ppmであった。
実施例2-1と同じ非対称性イミド構造のリチウム塩である「化合物2」1モルの単独塩に水1.9モルを加え、50℃で加熱溶融し、室温におけるリチウム塩の飽和水溶液としての電解液を調製した。この電解液のフッ素イオン含有量と水素含有量はそれぞれ2ppmと5ppmであった。
非対称性イミドとして、フッ素イオンを26ppm及び水素を8ppmそれぞれ含む「化合物1」0.3モルと、対称性イミドとして、フッ素イオンを2ppm及び水素を15ppmそれぞれ含む「化合物3」0.7モルとを混合した混合塩に水1.9モルを加え、50℃で加熱溶融し、室温におけるリチウム塩の飽和水溶液としての電解液を調製した。この電解液のフッ素イオン含有量と水素含有量はそれぞれ9ppmと11ppmであった。
実施例1-7と同じ「化合物1」0.8モルと、実施例1-7と同じ「化合物3」0.2モルとを混合した混合塩に水1.2モルを加え、50℃で加熱溶融し、室温におけるリチウム塩の飽和水溶液としての電解液を調製した。この電解液のフッ素イオン含有量と水素含有量はそれぞれ20ppmと9ppmであった。
実施例1-7と同じ「化合物1」0.5モルと、実施例1-7と同じ「化合物3」0.5モルとを混合した混合塩に水1.3モルを加え、50℃で加熱溶融し、室温におけるリチウム塩の飽和水溶液としての電解液を調製した。この電解液のフッ素イオン含有量と水素含有量はそれぞれ14ppmと10ppmであった。
対称性イミドとして、表1に「化合物5」として示されるリチウムビス(ペンタフルオロエタンスルホニル)イミド((C2F5SO2)2NLi)と、対称性イミドとして、実施例1-1と同じ「化合物3」を用いた。「化合物5」0.3モルと、「化合物3」0.7モルとを混合した混合塩に水2.0モルを加え、50℃で加熱溶融し、室温におけるリチウム塩の飽和水溶液としての電解液を調製した。この電解液のフッ素イオン含有量と水素含有量はそれぞれ7ppmと7ppmであった。
非対称性イミドとして、表1に「化合物4」として示されるリチウム(ノナフルオロブタンスルホニル)(トリフルオロメタンスルホニル)イミド((C4F9SO2)(CF3SO2)NLi)と、対称性イミドとして、実施例1-1と同じ「化合物3」を用いた。「化合物4」0.4モルと、「化合物3」0.6モルとを混合した混合塩に水2.0モルを加え、50℃で加熱溶融し、室温におけるリチウム塩の飽和水溶液としての電解液を調製した。この電解液のフッ素イオン含有量と水素含有量はそれぞれ5ppmと3ppmであった。
非対称性イミドとして、フッ素イオンを4ppm及び水素を3ppmそれぞれ含む「化合物1」0.5モルと、非対称性イミドとして、フッ素イオンを2ppm及び水素を5ppmそれぞれ含む「化合物2」0.5モルとを混合した混合塩に水1.8モルを加え、50℃で加熱溶融し、室温におけるリチウム塩の飽和水溶液としての電解液を調製した。この電解液のフッ素イオン含有量と水素含有量はそれぞれ3ppmと4ppmであった。
前記実施例1-1~実施例1-9、比較例1、実施例2-1~実施例2-7、比較例2~比較例3及び実施例3の20種類の電解液のフッ素イオン含有量と水素含有量と、これらの電解液を用いたコイン型リチウムイオン二次電池のクーロン効率(充放電効率)をそれぞれ測定した。以下、各測定方法について述べる。
化合物1~5のそれぞれのフッ素イオン含有量、及び電解液中のフッ素イオン含有量はイオンクロマトグラフ(サーモ社製 ICS-2100)により測定した。
化合物1~5のそれぞれの水素含有量、及び電解液中の水素含有量は1H-NMR(ブルカー社製 AV400M)の測定結果より、その濃度を算出した。
測定に用いた二次電池の構成は次の通りである。正極は、85質量%のLiCoO2、9質量%のPVDF及び6質量%のアセチレンブラックを含む正極合材層と、チタン製の集電体とにより構成した。負極は、85質量%のLi4Ti5O12、5質量%のPVDF及び10質量%のアセチレンブラックを含む負極合材層と、アルミニウム製の集電体とにより構成した。セパレータはガラス繊維不織布フィルターを用いた。25℃の温度で1.7V~2.8Vの範囲で、二次電池の充放電を10サイクル行い、10サイクル目のクーロン効率をクーロン効率とした。
実施例1-3の電解液について、以下の3極式電気化学セルを用いてリニアスープボルタムグラム測定を行い、その電位窓を確認した。測定温度は25℃、掃引速度は0.1mV/秒とした。
作用極及び対極:白金
参照電極:Ag/AgCl(飽和KCl)
以上の結果を図3に示す。図3の結果から、実施例1-3の電解液の電位窓が2.7Vと算出された。
Claims (7)
- 水を溶媒として含む蓄電デバイス用水系電解液において、
電解質が、ペルフルオロアルキル基を有する非対称性イミドの1種又は2種以上のリチウム塩であるか、又はペルフルオロアルキル基を有する前記非対称性イミドの1種又は2種以上のリチウム塩と、ペルフルオロアルキル基を有する対称性イミドのリチウム塩との混合塩であり、
前記非対称性イミドの1種又は2種以上のリチウム塩及び前記混合塩の組成割合は、モル比で、(前記非対称性イミドの1種又は2種以上のリチウム塩)x(前記対称性イミドのリチウム塩)1-xであり(但し、xは0.1~1.0である。)、
前記非対称性イミドのリチウム塩がリチウム(ペンタフルオロエタンスルホニル)(トリフルオロメタンスルホニル)イミド((C2F5SO2)(CF3SO2)NLi)又はリチウム(ヘプタフルオロプロパンスルホニル)(トリフルオロメタンスルホニル)イミド((C3F7SO2)(CF3SO2)NLi)であり、
前記対称性イミドのリチウム塩がリチウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド((CF3SO2)2NLi)であり、
前記蓄電デバイス用水系電解液の組成が前記非対称性イミドの1種又は2種以上のリチウム塩又前記混合塩のリチウム塩1モルに対して溶媒量が1.1モル以上2モル未満であることを特徴とする蓄電デバイス用水系電解液。 - 前記非対称性イミドの1種又は2種以上のリチウム塩の融点が230℃以下である請求項1記載の蓄電デバイス用水系電解液。
- 前記蓄電デバイス用水系電解液中のフッ素イオン含有量が10ppm以下であり、前記蓄電デバイス用水系電解液中の水素含有量が10ppm以下である請求項1又は2記載の蓄電デバイス用水系電解液。
- 前記蓄電デバイスが、リチウムイオン二次電池、電気二重層キャパシタ又はリチウムイオンキャパシタである請求項1ないし3いずれか1項に記載の蓄電デバイス用水系電解液。
- 請求項1ないし4いずれか1項に記載の蓄電デバイス用水系電解液の電解質として用いられ、フッ素イオン含有量が10ppm以下であり、水素含有量が10ppm以下である請求項1記載のペルフルオロアルキル基を有する非対称性イミドの1種又は2種以上のリチウム塩。
- 請求項1ないし4いずれか1項に記載の蓄電デバイス用水系電解液の電解質として用いられ、フッ素イオン含有量が10ppm以下であり、水素含有量が10ppm以下である請求項1記載の前記混合塩であって、ペルフルオロアルキル基を有する前記非対称性イミドの1種又は2種以上のリチウム塩と、ペルフルオロアルキル基を有する前記対称性イミドのリチウム塩との混合塩。
- 請求項1ないし4いずれか1項に記載の蓄電デバイス用水系電解液を含む蓄電デバイス。
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