JP7288076B2 - 歯補綴物を製造するための方法 - Google Patents
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Description
- 75重量パーセントのジクロロメタンと、
- 20重量パーセントのニトロメタンと、
- 3重量パーセントのエタノールと、
- 2重量パーセントのフェノキシエタノールと
を含有している。
2 義歯床
3 人工歯
4 刷毛
5 蒸着チャンバ
6 CNC加工機械
7 保持装置
8 ハウジング
9 加工装置
10 加工工具
11 切欠き
12 工具
13 浸漬容器
14 ノズル
F 歯科補綴物の表面
P 溶剤
K1 第1のプラスチック中間製品
K2 第2のプラスチック中間製品
Claims (49)
- プラスチックから成る歯補綴物(1)を製造するための方法であって、前記歯補綴物(1)を義歯床(2)と、前記義歯床(2)に配置され、前記義歯床(2)に結合された人工歯(3)とから製造し、前記歯補綴物(1)の表面(F)に粗さ低減のための表面処理を施す、方法において、
前記歯補綴物(1)の前記表面処理を、少なくとも1種の塩素化炭化水素と、15~45重量パーセントの少なくとも1種のメタンのニトロ誘導体とを含有する溶剤(P)によって行い、
前記少なくとも1種のメタンのニトロ誘導体を、ニトロメタン、ジニトロメタン、トリニトロメタン、テトラニトロメタン、およびこれらの混合物の群から選択する、
ことを特徴とする、方法。 - 前記溶剤(P)は、50~80重量パーセントの少なくとも1種の塩素化炭化水素と、15~45重量パーセントの前記少なくとも1種のメタンのニトロ誘導体とを含有することを特徴とする、請求項1記載の方法。
- 前記歯補綴物(1)の製造は、
- 前記義歯床(2)を第1のプラスチック中間製品(K1)の加工によって製造するステップと、
- 前記人工歯(3)を少なくとも1つの第2のプラスチック中間製品(K2)の加工によって製造するステップと、
- 前記人工歯(3)を前記義歯床(2)に結合して、前記歯補綴物(1)を形成するステップと
を含むことを特徴とする、請求項1または2記載の方法。 - 前記歯補綴物(1)の製造は、前記義歯床(2)を前記第1のプラスチック中間製品(K1)のフライス加工によって製造するステップを含むことを特徴とする、請求項3記載の方法。
- 前記歯補綴物(1)の製造は、前記人工歯(3)を前記少なくとも1つの第2のプラスチック中間製品(K2)のフライス加工によって製造するステップを含むことを特徴とする、請求項3または4記載の方法。
- 前記歯補綴物(1)の製造は、前記人工歯(3)を前記義歯床(2)に接着して、前記歯補綴物(1)を形成するステップを含むことを特徴とする、請求項3から5までのいずれか1項記載の方法。
- 前記人工歯(3)と前記義歯床(2)との結合を前記溶剤(P)によって行うことを特徴とする、請求項3から6までのいずれか1項記載の方法。
- 前記人工歯(3)と前記義歯床(2)とは、接触領域を有し、前記接触領域を介して、前記人工歯(3)と前記義歯床(2)とは、組み合わされた状態で接触しており、前記溶剤(P)を前記組合せ前に前記義歯床(2)および/または前記人工歯(3)の前記接触領域に塗布することにより、前記結合を行うことを特徴とする、請求項7記載の方法。
- 前記少なくとも1種の塩素化炭化水素を、クロロフォルム、1,2-ジクロロエタン、ジクロロメタン、トリクロロエチレン、塩化アセチル、およびこれらの混合物の群から選択することを特徴とする、請求項1から8までのいずれか1項記載の方法。
- 前記溶剤(P)は、最大10重量パーセントのエタノールまたはエタノールの誘導体を含有することを特徴とする、請求項1から9までのいずれか1項記載の方法。
- 前記溶剤(P)は、エタノール、酢酸、アセトアルデヒド、酢酸エチル、ジエチルエーテル、ギ酸エチルエステル、およびこれらの混合物の群から選択されたエタノールまたはエタノールの誘導体を含有することを特徴とする、請求項10記載の方法。
- 前記溶剤(P)は、0.1重量パーセント~10重量パーセントのエタノールまたはエタノールの誘導体を含有することを特徴とする、請求項10または11記載の方法。
- 前記溶剤(P)は、最大7.5重量パーセントの芳香族化合物または芳香族化合物のアルコールまたはアルコール系芳香族化合物のエーテルを含有することを特徴とする、請求項1から12までのいずれか1項記載の方法。
- 前記溶剤(P)は、ベンゾール、ベンジルアルコール、フェノキシエタノール、ベンズカテキン、レゾルシノール、ハイドロキノン、およびこれらの混合物の群から選択された芳香族化合物または芳香族化合物のアルコールまたはアルコール系芳香族化合物のエーテルを含有することを特徴とする、請求項13記載の方法。
- 前記溶剤(P)は、0.1重量パーセント~7.5重量パーセントの芳香族化合物または芳香族化合物のアルコールまたはアルコール系芳香族化合物のエーテルを含有することを特徴とする、請求項13または14記載の方法。
- 前記溶剤(P)は、最大4重量パーセントのシクロアルカンまたは複素環式化合物を含有することを特徴とする、請求項1から15までのいずれか1項記載の方法。
- 前記溶剤(P)は、シクロヘキサン、シクロペンタン、オキサン、オキサラン、オキセタン、およびこれらの混合物の群から選択されたシクロアルカンまたは複素環式化合物を含有することを特徴とする、請求項16記載の方法。
- 前記溶剤(P)は、0.1重量パーセント~4重量パーセントのシクロアルカンまたは複素環式化合物を含有することを特徴とする、請求項16または17記載の方法。
- 前記溶剤(P)は、以下の成分、すなわち、
- 65重量パーセント~85重量パーセントのジクロロメタンと、
- 15重量パーセント~25重量パーセントのニトロメタンと、
- 2重量パーセント~4重量パーセントのエタノールと、
- 1重量パーセント~3重量パーセントのフェノキシエタノールと
を含有することを特徴とする、請求項1から18までのいずれか1項記載の方法。 - 前記溶剤(P)は、以下の成分のみ、すなわち、
- 65重量パーセント~85重量パーセントのジクロロメタンと、
- 15重量パーセント~25重量パーセントのニトロメタンと、
- 2重量パーセント~4重量パーセントのエタノールと、
- 1重量パーセント~3重量パーセントのフェノキシエタノールと
を含有することを特徴とする、請求項19記載の方法。 - 前記溶剤(P)は、75重量パーセントのジクロロメタンを含有することを特徴とする、請求項19または20記載の方法。
- 前記溶剤(P)は、20重量パーセントのニトロメタンを含有することを特徴とする、請求項19から21までのいずれか1項記載の方法。
- 前記溶剤(P)は、3重量パーセントのエタノールを含有することを特徴とする、請求項19から22までのいずれか1項記載の方法。
- 前記溶剤(P)は、2重量パーセントのフェノキシエタノールを含有することを特徴とする、請求項19から23までのいずれか1項記載の方法。
- 前記表面処理を前記溶剤(P)による前記歯補綴物(1)の塗り付けによって行うことを特徴とする、請求項1から24までのいずれか1項記載の方法。
- 塗り付けによる前記表面処理は、
- 前記溶剤(P)を刷毛(4)で前記歯補綴物(1)に塗布するステップと、
- 前記溶剤(P)を作用させるステップと、
- 前記歯補綴物(1)の前記表面(F)を水によって洗浄するステップと
を含むことを特徴とする、請求項25記載の方法。 - 前記溶剤(P)を、約30秒~3分にわたって作用させることを特徴とする、請求項26記載の方法。
- 前記表面処理を前記溶剤(P)内への前記歯補綴物(1)の浸漬によって行うことを特徴とする、請求項1から27までのいずれか1項記載の方法。
- 浸漬による前記表面処理は、
- 前記歯補綴物(1)を、前記溶剤(P)内に浸漬させるステップと、
- 前記歯補綴物(1)を、乾燥させるステップと、
- 前記歯補綴物(1)の前記表面(F)をクリーニングするステップと
を含むことを特徴とする、請求項28記載の方法。 - 前記歯補綴物(1)を、1秒~30秒にわたって前記溶剤(P)内に浸漬させることを特徴とする、請求項29記載の方法。
- 前記歯補綴物(1)を、圧縮空気を用いて乾燥させることを特徴とする、請求項29または30記載の方法。
- 前記歯補綴物(1)の前記表面(F)を、約1分にわたって、クリーニングすることを特徴とする、請求項29から31までのいずれか1項記載の方法。
- 前記歯補綴物(1)の前記表面(F)を、超音波を用いてクリーニングすることを特徴とする、請求項29から32までのいずれか1項記載の方法。
- 前記表面処理を前記歯補綴物(1)への前記溶剤(P)の蒸着によって行うことを特徴とする、請求項1から33までのいずれか1項記載の方法。
- 蒸着による前記表面処理は、
- 前記歯補綴物(1)を、蒸着チャンバ(5)内に装入するステップと、
- 前記蒸着チャンバ(5)を閉鎖するステップと、
- 場合によって前記蒸着チャンバ内の圧力を減少させるステップと、
- 前記蒸着チャンバ(5)内に前記溶剤(P)を流入させ、これによって、前記溶剤(P)の少なくとも一部を気化させ、これによって、溶剤蒸気を前記歯補綴物(1)の前記表面(F)に沈着させるステップと、
- 前記溶剤(P)を作用させるステップと、
- 前記蒸着チャンバ(5)を開放するステップと、
- 前記蒸着チャンバ(5)から前記歯補綴物(1)を取り出すステップと
を含むことを特徴とする、請求項34記載の方法。 - 前記歯補綴物(1)を、気密の蒸着チャンバ(5)内に装入することを特徴とする、請求項35記載の方法。
- 前記溶剤(P)を、少なくとも30秒にわたって作用させることを特徴とする、請求項35または36記載の方法。
- プラスチックから成る歯補綴物(1)であって、義歯床(2)と、前記義歯床(2)に配置され、前記義歯床(2)に結合された人工歯(3)とを備える、歯補綴物(1)において、
前記歯補綴物(1)の表面(F)に、粗さ低減のための表面処理のための溶剤(P)が被着されており、前記溶剤(P)は、塩素化炭化水素と、15重量パーセント~45重量パーセントのメタンのニトロ誘導体とを含有し、
前記メタンのニトロ誘導体は、ニトロメタン、ジニトロメタン、トリニトロメタン、テトラニトロメタン、およびこれらの混合物の群から選択される、
ことを特徴とする、歯補綴物。 - 前記溶剤(P)は、50重量パーセント~80重量パーセントの塩素化炭化水素を含有することを特徴とする、請求項38記載の歯補綴物。
- プラスチックから成る歯補綴物(1)の、粗さ低減のための表面処理のための溶剤(P)であって、前記溶剤(P)は、成分として、
- 少なくとも1種の塩素化炭化水素と、
- 15重量パーセント~45重量パーセントの少なくとも1種のメタンのニトロ誘導体と
を含有し、
前記少なくとも1種のメタンのニトロ誘導体は、ニトロメタン、ジニトロメタン、トリニトロメタン、テトラニトロメタン、およびこれらの混合物の群から選択される、
溶剤。 - 前記溶剤(P)は、請求項1から37までのいずれか1項記載の方法における歯補綴物(1)の表面処理時に使用するための溶剤(P)であることを特徴とする、請求項40記載の溶剤。
- 前記溶剤(P)は、50重量パーセント~80重量パーセントの少なくとも1種の塩素化炭化水素を含有することを特徴とする、請求項40または41記載の溶剤。
- 前記溶剤(P)は、成分として、
- 0.1重量パーセント~10重量パーセントの少なくとも1種のエタノールまたはエタノールの誘導体と、
- 0.1重量パーセント~7.5重量パーセントの少なくとも1種の芳香族化合物または芳香族化合物のアルコールまたはアルコール系芳香族化合物のエーテルと、
- 0.1重量パーセント~4重量パーセントの少なくとも1種のシクロアルカンまたはシクロアルカンの複素環式化合物と
を含有することを特徴とする、請求項40から42までのいずれか1項記載の溶剤。 - 前記溶剤(P)は、成分として、
- 65重量パーセント~85重量パーセントのジクロロメタンと、
- 15重量パーセント~25重量パーセントのニトロメタンと、
- 2重量パーセント~4重量パーセントのエタノールと、
- 1重量パーセント~3重量パーセントのフェノキシエタノールと
を含有することを特徴とする、請求項40から43までのいずれか1項記載の溶剤。 - 前記溶剤(P)は、75重量パーセントのジクロロメタンを含有することを特徴とする、請求項44記載の溶剤。
- 前記溶剤(P)は、20重量パーセントのニトロメタンを含有することを特徴とする、請求項44または45記載の溶剤。
- 前記溶剤(P)は、3重量パーセントのエタノールを含有することを特徴とする、請求項44から46までのいずれか1項記載の溶剤。
- 前記溶剤(P)は、2重量パーセントのフェノキシエタノールを含有することを特徴とする、請求項44から47までのいずれか1項記載の溶剤。
- 歯補綴物(1)を製造するための方法において前記歯補綴物(1)を粗さ低減のための表面処理するための、請求項40から48までのいずれか1項記載の溶剤(P)の使用。
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