JP7287516B2 - プログラムおよび端末 - Google Patents
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Description
本発明は、プログラムおよび端末に関する。
近年、集配サービスの利用者(集配利用者)と集配を行う配送事業者との集配物(荷物)の受け渡しを効率的に行う手段として、利用者が指定する車両の室内を集配物の受渡し場所として利用する、トランクシェアシステムの開発が進められている。例えば、特許文献1には、配達物の受け渡しを行う際に、宅配業者の車両に設けた業務用通信機により荷受用車両側と相互認証を行ってトランク内に配達物を収容し、荷受用車両によって受取人が配達物を受け取ることができるシステムが提案されている。
ここで、上記したトランクシェアシステムのように、車両を利用して荷物の集配を行うシステムにおいて、集配先に指定された場所または時間に、集配先として指定された車両が存在しない場合がある。また、車両が存在しても、既に積載されている荷物によって積載スペースがない場合、または集配対象の荷物のサイズが積載スペースよりも大きい場合があり得る。このような場合、集配利用者との間で再集配を調整することになり、集配作業の効率低下を招くおそれがある。
本発明は、上記したような種々の実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、車両の室内を集配物の受渡し場所とする集配作業の効率の向上に寄与することができる技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本出願人は、利用者に対する評価結果に応じて、利用者に提供する特典の情報を提示することにした。
より詳細には、本発明は、情報処理システムであって、車両の室内を受渡し場所とする荷物の集配を依頼する利用者を評価する評価項目に対し、荷物を集配した集配者の端末から、評価項目に対する評価結果を受信して設定する評価設定部と、評価結果に応じて、荷物の集配を依頼した利用者に提供する特典の情報を提示する特典提示部と、を備える。
集配対象の荷物は、車両内の乗員が乗車するための空間、または荷物を収容するための空間を含む車両の室内に積載される。評価項目は、例えば、利用者が指定した集配日時および集配場所に車両が存在したか、指定された集配場所に配送車両が進入できたか、指定された集配日時または集配場所の変更依頼があったか、集配物を車両内に積載するスペースがあったか等の項目を含む。利用者に提供する特典は、例えば、配送料金の割引、他の利用者よりも優先的な配送、景品との交換等を含む。
上述の情報処理システムでは、集配者による利用者の評価結果に応じて、利用者に提供する特典を提示する。特典は、例えば、新たに集配を依頼するための画面、または評価結果に応じて提供される特典を受けるための画面に提示される。利用者は、各種特典を受け
ることができるため、車両を指定された集配日時に、指定された集配場所に停車して評価結果を良くするように動機付けされる。したがって、車両の室内を集配物の受渡し場所とする集配作業の効率は向上する。
ることができるため、車両を指定された集配日時に、指定された集配場所に停車して評価結果を良くするように動機付けされる。したがって、車両の室内を集配物の受渡し場所とする集配作業の効率は向上する。
また、情報処理システムは、評価結果に応じて利用者にポイントを付与する利用者評価部をさらに備え、特典提示部は、付与されたポイントに応じて、利用者に特典の情報を提示するものであってもよい。情報処理システムは、集配者による利用者の評価結果に応じて、利用者にポイントを付与する。利用者は、付与されたポイントを利用して、提示された各種特典を受けることができる。利用者は、各種特典を受けるため、評価結果を良くするように動機付けされる。これにより、集配作業の効率は向上する。
また、情報処理システムは、車両の周囲の状況または車両内の積載状況の情報を取得する車両監視部をさらに備え、評価設定部は、利用者が指定した集配場所に車両が停車されたことを検知すると、評価項目のうち、車両監視部によって取得した車両の周囲の状況または車両内の積載状況に対応する状況評価項目に対する第1の評価結果を設定するものであってもよい。
車両の周囲の状況は、例えば、他の車両等の障害物が存在するために車両のドアの開閉が妨げられないか、車両の停車位置への進路が封鎖されていないか等の状況である。車両内の積載状況は、例えば、車両の室内における積載スペースの空き状況である。評価設定部は、評価項目および対応する評価値を予め定義することで、車両が集配場所に停車されたときの状況評価項目に対する評価結果(第1の評価結果)を設定することができる。車両の周囲の状況または車両内の積載状況は、例えば、車両に備えられたクリアランスソナー等の障害物を検知する装置によって、車内外を監視することで検知可能である。
上述の情報処理システムは、車両の周囲の状況または車両内の積載状況に対応する状況評価項目を、荷物が集配される前に、事前に評価することができる。このため、情報処理システムは、利用者が集配場所に車両を停車したときの状況に基づいて、利用者を適正に評価することができる。
また、上述の情報処理システムにおいて、評価設定部は、荷物を集配した集配者の端末から受信した評価項目に対する評価結果に含まれる状況評価項目に対する第2の評価結果が、第1の評価結果よりも低い場合には、状況評価項目を第1の評価結果および第2の評価結果に基づいて、状況評価項目を再評価するものであってもよい。
集配者は、荷物を集配した際、利用者に対する評価項目に対する評価結果を集配者の端末に入力する。しかしながら、利用者が車両を集配場所に停車した後、荷物が集配されるまでの間に、車両の周囲の状況または車両内の積載状況が変化した場合、情報処理システムは、荷物の集配が可能な場所に車両が停車されたにもかかわらず、利用者を適正に評価できない場合が生じ得る。即ち、評価項目のうちの状況評価項目に対する集配者の評価結果(第2の評価結果)は、車両停車時における評価結果(第1の評価結果)よりも低くなる場合があり得る。この場合、第1の評価結果および第2の評価結果に基づいて利用者を再評価することで、車両停車時の状況に応じた利用者の適正な評価が可能となる。なお、評価結果は、評価項目ごとに所定のルールで数値化されることで、高低の評価が可能である。
また、上述の情報処理システムは、利用者が指定した集配日時および集配場所に車両が存在しない場合、荷物を集配する集配者の端末に、集配計画の変更を促す通知を送信する集配管理部をさらに備えるものであってもよい。これにより、集配者は、集配場所に到達する前に、集配計画を変更することができるため、集配作業の効率化を図ることができる
。集配計画は、荷物を効率よく集配するための集配順を定めたスケジュールである。
。集配計画は、荷物を効率よく集配するための集配順を定めたスケジュールである。
また、上述の情報処理システムにおいて、集配管理部は、集配日時の所定時間前に、集配場所に車両が存在しない場合、利用者の端末に、車両の集配場所への移動を促す通知を送信するものであってもよい。これにより、情報処理システムは、集配先の車両が、集配日時に集配場所に存在しない状況の発生を抑制することができる。所定時間は、例えば、集配先の車両が集配場所まで移動するのに要する時間とすることができる。集配先の車両が集配場所まで移動するのに要する時間は、車両の現在位置と集配場所との距離から推定することができる。
なお、本発明の情報処理システムは、一または複数の、コンピュータ等の処理装置で構成されてもよい。情報処理システムが複数の処理装置で構成される場合には、情報処理システムの各構成は複数の処理装置に分散して備えられ、それぞれの処理装置が協同して情報処理システムとしての処理を実現する。
また、本発明は、方法の側面から捉えることもできる。例えば、本発明は、コンピュータが、車両の室内を受渡し場所とする荷物の集配を依頼する利用者を評価する評価項目に対し、荷物を集配した集配者の端末から、評価項目に対する評価結果を受信して設定するステップと、評価結果に応じて、荷物の集配を依頼した利用者に提供する特典の情報を提示するステップと、を実行する、情報処理方法であってもよい。なお、上述の情報処理システムに関して開示された技術的思想は、技術的な齟齬が生じない範囲で当該情報処理方法にも適用できる。
また、本発明は、以下の態様を含む。
(1)車両の室内を受渡し場所とする荷物の集配者の端末に情報処理方法を実行させるプログラムであって、前記情報処理方法は、前記集配者によって入力される、荷物の集配を依頼する利用者の評価に関する情報を受け付けること、を含み、前記利用者の評価に関する情報には、前記利用者によって指定された集配日時において前記利用者によって指定された場所に前記利用者が指定した車両が存在したか否かについての評価項目が含まれる、プログラム。
(2)車両の室内を受渡し場所とする荷物の集配者の端末であって、前記集配者によって入力される、荷物の集配を依頼する利用者の評価に関する情報を受け付けることを実行する制御部を備え、前記利用者の評価に関する情報には、前記利用者によって指定された集配日時において前記利用者によって指定された場所に前記利用者が指定した車両が存在したか否かについての評価項目が含まれる、端末。
また、本発明は、以下の態様を含む。
(1)車両の室内を受渡し場所とする荷物の集配者の端末に情報処理方法を実行させるプログラムであって、前記情報処理方法は、前記集配者によって入力される、荷物の集配を依頼する利用者の評価に関する情報を受け付けること、を含み、前記利用者の評価に関する情報には、前記利用者によって指定された集配日時において前記利用者によって指定された場所に前記利用者が指定した車両が存在したか否かについての評価項目が含まれる、プログラム。
(2)車両の室内を受渡し場所とする荷物の集配者の端末であって、前記集配者によって入力される、荷物の集配を依頼する利用者の評価に関する情報を受け付けることを実行する制御部を備え、前記利用者の評価に関する情報には、前記利用者によって指定された集配日時において前記利用者によって指定された場所に前記利用者が指定した車両が存在したか否かについての評価項目が含まれる、端末。
本発明によれば、車両の室内を集配物の受渡し場所とする集配作業の効率の向上に寄与することができる。
以下、本発明の具体的な実施形態について図面に基づいて説明する。本実施例に記載されている構成は、特に記載がない限りは発明の技術的範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
<第1の実施形態>
<システム構成>
図1は、本実施形態に係る情報処理システム1の概略構成を示す図である。情報処理システム1は、集配物(荷物)の集配作業を依頼する者と依頼された集配物の集配作業を実施する者との間で当該依頼者の指定する車両10の室内を共有することで、車両10の室内を受け渡し場所とする集配サービスを実現するためのシステムである。車両10の室内は、車両内の乗員が乗車するための空間(以下、車室ともいう)または荷物を収容するための空間(以下、荷室ともいう)を含む空間である。したがって、「集配物の集配作業を依頼する者」および「集配物の集配作業を実施する者」は、それぞれ車両10の室内を利用するユーザであるが、両者を区別するために、前者を「依頼ユーザ」と称し、後者を「集配ユーザ」と称する。依頼ユーザは、「利用者」の一例であり、集配ユーザは、「集配者」の一例である。
<システム構成>
図1は、本実施形態に係る情報処理システム1の概略構成を示す図である。情報処理システム1は、集配物(荷物)の集配作業を依頼する者と依頼された集配物の集配作業を実施する者との間で当該依頼者の指定する車両10の室内を共有することで、車両10の室内を受け渡し場所とする集配サービスを実現するためのシステムである。車両10の室内は、車両内の乗員が乗車するための空間(以下、車室ともいう)または荷物を収容するための空間(以下、荷室ともいう)を含む空間である。したがって、「集配物の集配作業を依頼する者」および「集配物の集配作業を実施する者」は、それぞれ車両10の室内を利用するユーザであるが、両者を区別するために、前者を「依頼ユーザ」と称し、後者を「集配ユーザ」と称する。依頼ユーザは、「利用者」の一例であり、集配ユーザは、「集配者」の一例である。
図1の例では、情報処理システム1は、車両10に設置される車載装置10A、集配に用いられる配送車両20、集配ユーザのユーザ端末200、依頼ユーザのユーザ端末50、センタサーバ400、集配管理サーバ500を含む。車載装置10A、ユーザ端末200、ユーザ端末50、センタサーバ400、および集配管理サーバ500は、ネットワークN1によって相互に接続される。なお、ネットワークN1は、例えば、インターネット等の世界規模の公衆通信網でありWAN(Wide Area Network)やその他の通信網が採用されてもよい。また、ネットワークN1は、携帯電話等の電話通信網、WiFi等の無線通信網を含んでもよい。また、車載装置10Aは、近距離無線通信等を含むネットワークN2を介して、集配ユーザのユーザ端末200に接続される。なお、情報処理システム1には、例示的に1つの集配管理サーバ500が含まれているが、集配管理サーバは2台以上含まれてもよい。集配ユーザのユーザ端末200は、「集配者の端末」の一例であり、依頼ユーザのユーザ端末50は、「利用者の端末」の一例である。
集配管理サーバ500は、依頼ユーザのユーザ端末50から、集配の対象となる物品(以下、荷物または集配物とも言う)の登録を受付ける。依頼ユーザは、例えば、電子商取引事業者により開設された商品購入サイトで購入した物品を集配物として集配ユーザに配送してもらう場合に、依頼ユーザのユーザ端末50にインストールされた情報処理システム1によるサービスを利用するためのアプリケーション(以下、所定のアプリともいう)によって、その集配物に関する集配情報を、集配管理サーバ500に登録することができる。集配情報は、依頼ユーザの識別情報、集配日時、集配場所、および各種サービスを受
けるための依頼ユーザの保有ポイントの情報等の少なくとも1つを含む。依頼ユーザの識別情報は、集配管理サーバ500においては、依頼ユーザに対応付けられている車両10にも予め対応付けられている。依頼ユーザは、車両10を含む、自己(依頼ユーザ)に関連する集配場所の候補から、利用する集配場所を適宜選択して指定することができる。選択された集配場所は、集配情報に含められる。なお、以降の説明においては、依頼ユーザが指定した集配場所を車両10として、その説明を進めるものとする。さらに、集配情報は、集配物のステータスに関する情報も含む。当該ステータス情報としては、荷物の集配が完了したか否か等の情報が例示できる。
けるための依頼ユーザの保有ポイントの情報等の少なくとも1つを含む。依頼ユーザの識別情報は、集配管理サーバ500においては、依頼ユーザに対応付けられている車両10にも予め対応付けられている。依頼ユーザは、車両10を含む、自己(依頼ユーザ)に関連する集配場所の候補から、利用する集配場所を適宜選択して指定することができる。選択された集配場所は、集配情報に含められる。なお、以降の説明においては、依頼ユーザが指定した集配場所を車両10として、その説明を進めるものとする。さらに、集配情報は、集配物のステータスに関する情報も含む。当該ステータス情報としては、荷物の集配が完了したか否か等の情報が例示できる。
集配管理サーバ500は、依頼ユーザのユーザ端末50から荷物の集配の依頼を受付ける。集配管理サーバ500は、集配ユーザのユーザ端末200に、依頼ユーザによって登録された集配情報を送信する。集配ユーザは、集配情報に含まれる集配場所への移動を開始する。
集配ユーザは、集配場所に停車された車両10に到達すると、荷物の集配先である車両10の車室または荷室を施解錠するための認証情報を集配ユーザのユーザ端末200に発行するように、センタサーバ400に要求する。車両10の荷室や車室の施解錠は、以下、荷室と車室を区別する必要が無い場合には、単に「車両10の施解錠」と言う場合もある。センタサーバ400に対する認証情報の要求は、集配ユーザのユーザ端末200からの要求を起点として行われる。センタサーバ400は、集配情報に含まれる依頼ユーザの識別情報に基づいて、依頼ユーザの識別情報に対応付けられた車両10の認証情報を、集配管理サーバ500を介して集配ユーザのユーザ端末200に送信する。集配ユーザは、そのユーザ端末200で取得した認証情報を使用して車両10を施解錠することで、集配物を配送・集荷するために車両10の室内にアクセスすることができる。ここで、認証情報は、ユーザ端末200から近距離無線通信によって車載装置10Aに転送され、車載装置10Aによる認証処理を受けることで、車載装置10Aに車両10の荷室の施解錠処理を実行させるデジタル情報である。また、車両10の施解錠処理とは、集配物を収容する車両10の室内にアクセスするためのドアを、詳細を後述する車載装置10Aによって施解錠する処理である。
集配ユーザは、集配物の集配作業を完了または中断した場合、依頼ユーザを評価する。集配物の集配作業を中断したとは、例えば、集配先の車両10が指定された集配場所に存在しなかった場合、車両10の周囲に障害物があり車両10のドアの開閉が困難であった場合、車両10の室内に集配物を収容する積載スペースがなかった場合等を含む。集配が中断した場合、集配ユーザは、集配計画を調整し、集配物を集配する順序を変更する。依頼ユーザは、集配ユーザからの評価結果に応じてポイントが付与される。依頼ユーザは、評価結果または付与されたポイントに応じた特典を受けることができる。
図2は、情報処理システム1を構成する車載装置10A、集配ユーザのユーザ端末200、依頼ユーザのユーザ端末50、集配管理サーバ500、センタサーバ400のそれぞれの構成を概略的に例示するブロック図である。図2に基づいて、車載装置10A、集配ユーザのユーザ端末200、依頼ユーザのユーザ端末50、集配管理サーバ500、センタサーバ400のハードウェア構成および機能構成について説明する。
車載装置10Aは、キーユニット100と施解錠装置300を含んで構成される。キーユニット100は、スマートキーの電子キー(以下、携帯機)と同様の無線インターフェースを有しており、車載装置10Aが有する既設の施解錠装置300と通信を行うことで、物理的な鍵を用いることなく車両10の施解錠を行うことができる。また、キーユニット100は、集配ユーザのユーザ端末200と近距離無線通信を行い、集配ユーザのユーザ端末200を認証処理した結果に基づいて、自身が車両10の電子キーとして振る舞う
か否かを決定する。
か否かを決定する。
集配ユーザのユーザ端末200は、荷物の配送・集荷のために車両10の室内にアクセスする際に、車両10の施解錠をするための認証情報を、上記の通り集配管理サーバ500を介してセンタサーバ400に発行してもらう。そして、集配ユーザのユーザ端末200からキーユニット100に送信された認証情報は、キーユニット100に予め記憶された認証情報と照合される。その認証処理が成功すると、ユーザ端末200は、車載装置10Aを正当に作動させる端末として認証される。ユーザ端末200が認証されると、キーユニット100は、キーユニット100に予め記憶され、認証情報と対応付けられた車両10のキーIDを、施解錠信号とともに施解錠装置300に送信する。施解錠装置300は、キーユニット100から受信したキーIDが、施解錠装置300に予め格納されるキーIDと一致する場合に車両10を施解錠する。キーユニット100および施解錠装置300は、車両10に搭載されるバッテリから供給される電力で動作する。なお、キーユニット100に予め記憶されるキーIDは、認証情報によって暗号化されたものであってもよい。この場合、キーユニット100は、集配ユーザのユーザ端末200の認証処理が成功すると、キーIDを認証情報によって復号してから施解錠装置300に送信すればよい。
ここで、施解錠装置300の詳細について説明する。施解錠装置300は、車両10の車室や荷室のドアを施錠および解錠するための装置である。例えば、車両10に対応する携帯機から、高周波(Radio Frequency,以下、RFと称する)帯の電波を介して送信さ
れる施錠信号および解錠信号に応じて、車両10のドアを施錠および解錠する。また、携帯機を検索するための、低周波(Low Frequency,以下、LFと称する)帯の電波を送信
する機能を有している。
れる施錠信号および解錠信号に応じて、車両10のドアを施錠および解錠する。また、携帯機を検索するための、低周波(Low Frequency,以下、LFと称する)帯の電波を送信
する機能を有している。
本実施形態では、上記の携帯機の代わりに、キーユニット100が施解錠装置300との間でRF帯およびLF帯の電波を送受信することで、車両10のドアの施解錠を制御する。以降、断りがない限り、施解錠装置300の通信先をキーユニット100に限定して説明を行う。
施解錠装置300は、LF送信機301、RF受信機302、照合ECU303、ボディECU304、ドアロックアクチュエータ305を含んで構成される。LF送信機301は、キーユニット100を検索(ポーリング)するための低周波数帯(例えば、100KHz~300KHz)の電波を送信する手段である。LF送信機301は、例えば、車室内のセンターコンソールやハンドルの近傍に内蔵される。RF受信機302は、キーユニット100から送信された高周波数帯(例えば、100MHz~1GHz)の電波を受信する手段である。RF受信機302は、車室内のいずれかの場所に内蔵される。
照合ECU303は、キーユニット100からRF帯の電波を介して送信された信号(施錠信号または解錠信号)に基づいて、車両10の車室や荷室のドアを施錠および解錠する制御を行うコンピュータである。照合ECU303は、例えば、マイクロコンピュータによって構成される。なお、以下の説明において、施錠信号と解錠信号を施解錠信号と総称する。施解錠信号という用語は、施錠信号と解錠信号の少なくともいずれかを表す。
照合ECU303は、キーユニット100から送信された施解錠信号が、正当な装置から送信されたものであることを認証する。具体的には、施解錠信号に含まれるキーIDが、照合ECU303が有する不図示の記憶部に予め記憶されたキーIDと一致するか否かを判定する。そして、照合ECU303は、この判定の結果に基づいて、ボディECU304に解錠指令または施錠指令を送信する。この解錠指令または施錠指令は、CAN(Controller Area Network)等の車内ネットワークを介して送信される。
ドアロックアクチュエータ305は、車両10のドア(乗車空間たる車室への乗り降りの際に開閉される車室ドアや、荷室への荷物の積み卸しの際に開閉される荷室ドア)を施錠および解錠するアクチュエータである。ドアロックアクチュエータ305は、ボディECU304から送信された信号に基づいて動作する。なお、ドアロックアクチュエータ305は、車両10における車室ドアと荷室ドアとを独立して施錠および解錠することができるように構成されてもよい。
ボディECU304は、車両10のボディ制御を行うコンピュータである。ボディECU304は、照合ECU303から受信した解錠指令または施錠指令に基づいてドアロックアクチュエータ305を制御することで、車両10の車室ドアや荷室ドアの解錠および施錠を同時にまたは独立して行う機能を有している。なお、照合ECU303とボディECU304とは一体のものであってもよい。
次に、キーユニット100について説明する。キーユニット100は、車両10の車室内の所定の位置(例えばグローブボックス内)に配置された装置である。キーユニット100は、集配ユーザのユーザ端末200等と近距離無線通信を行って該ユーザ端末200を認証する機能と、この認証結果に基づいて、RF帯の電波を用いて施解錠信号を送信する機能を有している。キーユニット100は、LF受信機101、RF送信機102、近距離通信部103、制御部104を有して構成される。
LF受信機101は、施解錠装置300から、LF帯の電波を介して送信されたポーリング信号を受信する手段である。LF受信機101は、LF帯の電波を受信するためのアンテナ(以下、LFアンテナ)を有している。RF送信機102は、RF帯の電波を介して、施解錠装置300に対して施解錠信号を送信する手段である。
近距離通信部103は、集配ユーザのユーザ端末200と通信を行う手段である。近距離通信部103は、所定の無線通信規格を用いて、近距離(車室内と車室外で通信が行える程度)における通信を行う。本実施形態では、近距離通信部103は、Bluetooth(登録商標)LowEnergy規格(以下、BLE)によるデータ通信を行う。BLEとは、Bluetoothによる低電力通信規格であり、機器同士のペアリングを必要とせず、相手を検知することですぐに通信を開始できるという特徴を有する。なお、本実施形態ではBLEを例示するが、他の無線通信規格も利用可能である。例えば、NFC(Near Field Communication)、UWB(Ultra Wideband)、WiFi(登録商標)などを利用することもできる。
制御部104は、近距離通信部103を介して集配ユーザのユーザ端末200と近距離無線通信を行い、ユーザ端末200を認証する制御と、認証結果に基づいて施解錠信号を送信する制御を行うコンピュータである。制御部104は、例えば、マイクロコンピュータによって構成される。
制御部104は、記憶部1041および認証部1042を有している。記憶部1041には、キーユニット100を制御するための制御プログラムが記憶されている。制御部104は、記憶部1041に記憶されている制御プログラムを不図示のCPUによって実行することで、認証部1042を含む種々の機能を実現してもよい。例えば、制御部104は、施解錠装置300からLF帯の電波として送信されたポーリング信号をLF受信機101を介して受信する機能、施解錠装置300にRF帯の電波として施解錠信号をRF送信機102を介して送信する機能、近距離通信部103を介して行う集配ユーザのユーザ端末200との通信を処理する機能、認証部1042による集配ユーザのユーザ端末200の認証が成功した場合に施解錠信号を生成する機能等を実現する。
認証部1042は、集配ユーザのユーザ端末200から送信された施錠要求または解錠要求(以下、施解錠要求と総称する)に含まれる認証情報に基づいて、ユーザ端末200の認証を行う。具体的には、記憶部1041に記憶された認証情報と、集配ユーザのユーザ端末200から送信された認証情報とを比較し、これらが所定の関係にある場合に、認証成功と判断する。双方の認証情報が所定の関係を満たさない場合、認証失敗と判断する。ここで、所定の関係とは、記憶部1041に記憶された認証情報と、集配ユーザのユーザ端末200から送信された認証情報とが一致する場合のほか、2つの認証情報を用いた所定の暗号化・複合化等の処理結果が一致する場合、2つの認証情報の一方に復号処理を行った結果が他方に一致する場合等を含む。
認証部1042が集配ユーザのユーザ端末200の認証に成功した場合、ユーザ端末200から受信した要求に応じて生成された施解錠信号がRF送信機102を介して施解錠装置300へ送信される。以降、説明の必要に応じて、キーユニット100に記憶される認証情報を装置認証情報、集配ユーザのユーザ端末200から送信される認証情報を端末認証情報と称するものとする。
また、キーユニット100は、施解錠信号とともに、上記のキーIDを施解錠装置300に送信する。キーIDは、平文の状態で予めキーユニット100に記憶されていてもよいし、集配ユーザのユーザ端末200に固有な暗号によって暗号化した状態で記憶されていてもよい。キーIDが暗号化した状態で記憶される場合、集配ユーザのユーザ端末200から送信された認証情報によって暗号化されたキーIDを復号し、本来のキーIDを得るようにしてもよい。
このように、車載装置10Aは、ユーザ端末200から送信された認証情報を起点として、キーユニット100による認証処理を経て施解錠装置300を作動させて、車両10の車室や荷室を施解錠する一連の施解錠処理を実行する。
次に、集配ユーザのユーザ端末200について説明する。ユーザ端末200は、例えば、スマートフォン、携帯電話、タブレット端末、個人情報端末、ウェアラブルコンピュータ(スマートウォッチ等)といった小型のコンピュータである。なお、ユーザ端末200は、公衆通信網であるインターネット等のネットワークN1を介して集配管理サーバ500に接続される、パーソナルコンピュータ(Personal Computer、PC)であってもよい。集配ユーザのユーザ端末200は、近距離通信部201、通信部202、制御部203、入出力部204を有して構成される。
近距離通信部201は、キーユニット100の近距離通信部103と同一の通信規格によって、キーユニット100との間で通信を行う手段である。近距離通信部201とキーユニット100との間に形成されるネットワークは、図1においてN2で表されている。そして、通信部202は、ユーザ端末200をネットワークN1に接続するための通信手段である。本実施例では、ユーザ端末200は、3G(3rd Generation)やLTE(Long
Term Evolution)等の移動体通信サービスを利用して、ネットワークN1経由で他の装
置(例えば集配管理サーバ500等)と通信を行うことができる。
Term Evolution)等の移動体通信サービスを利用して、ネットワークN1経由で他の装
置(例えば集配管理サーバ500等)と通信を行うことができる。
制御部203は、ユーザ端末200の制御を司るコンピュータである。制御部203は、例えば、上述した端末認証情報を取得する処理、取得された端末認証情報を含む施解錠要求を生成する処理、生成された施解錠要求をキーユニット100に送信する処理などを行う。なお、制御部203は、例えば、マイクロコンピュータによって構成されており、記憶手段(ROM等)に記憶されたプログラムをCPU(いずれも不図示)によって実行させることで上記した各種処理を行うための機能が実現される。
また、制御部203は、入出力部204を介して集配ユーザとのインタラクションを行う。入出力部204は、集配ユーザが行った入力操作を受付け、集配ユーザに対して情報を提示する手段である。具体的には、タッチパネルとその制御手段、液晶ディスプレイとその制御手段から構成される。タッチパネルおよび液晶ディスプレイは、本実施例では一つのタッチパネルディスプレイからなる。
制御部203は、入出力部204に操作画面を表示し、集配ユーザが行った操作に応じた施解錠要求を生成する。例えば、制御部203は、タッチパネルディスプレイに、解錠を行うためのアイコン、施錠を行うためのアイコン等を出力し、集配ユーザによって行われた操作に基づいて、解錠要求ないし施錠要求を生成する。なお、集配ユーザが行う操作は、タッチパネルディスプレイを介したものに限られない。例えば、ハードウェアスイッチ等によるものであってもよい。入出力部204は、依頼ユーザを評価するための画面、配送スケジュールを変更するための画面等、情報処理システム1によるサービスを利用するための所定のアプリによって提供される各種画面を表示する。
また、制御部203は、センタサーバ400から端末認証情報を取得する処理を行う。なお、端末認証情報は、施解錠装置300がキーユニット100を認証するための情報(キーID)ではなく、キーユニット100がユーザ端末200を認証するための情報(例えば、車両10に搭載されるキーユニット100に固有の認証情報に対応する認証情報)である。具体的には、制御部203が、通信部202を介して、端末認証情報の発行要求を、集配管理サーバ500を介してセンタサーバ400に送信する。ここでいう「端末認証情報の発行要求」には、ユーザ端末200の識別情報とキーユニット100に固有な端末認証情報の発行を要求する信号とが含まれる。端末認証情報の発行要求を受信したセンタサーバ400は、車両10に搭載されているキーユニット100に固有な端末認証情報をユーザ端末200に送信する。これにより、ユーザ端末200上において、車両10を解錠する操作が可能になる。なお、ユーザ端末200が端末認証情報を有していない場合、車両10に対する操作画面からの施錠操作および解錠操作は不可能となる。
本実施例においてユーザ端末200が取得する端末認証情報は、集配ユーザの集配作業の終了に伴う荷室ドアの施錠をトリガにして無効化される、ワンタイムキーであってもよい。例えば、センタサーバ400から送信される端末認証情報がユーザ端末200によって受信されたタイミングで、該端末認証情報がユーザ端末200の記憶部(不図示)に記憶され、その後、集配作業の終了に伴う荷室ドアの施錠が行われた際にキーユニット100から送信される施錠通知がユーザ端末200によって受信されたタイミングで、該端末認証情報が上記の記憶部から消去される。
なお、ユーザ端末200の記憶部に記憶された端末認証情報が消去されるタイミングは、上記した例に限定されるものではなく、センタサーバ400から送信される端末認証情報をユーザ端末200が受信した時点(または、センタサーバ400がユーザ端末200へ向けて端末認証情報を送信した時点)から所定時間が経過したタイミングであってもよい。また、端末認証情報は、上記したようなワンタイムキーに限定されるものではなく、所定の時間帯のみ有効となる限定的なキーであってもよい。そして、端末認証情報がワンタイムキーであるか、または限定的なキーであるかにかかわらず、該端末認証情報に対応する装置認証情報が、キーユニット100に事前に記憶されるものとする。
次に、依頼ユーザのユーザ端末50について説明する。ユーザ端末50も、上記ユーザ端末200と同様に、例えば、スマートフォン、携帯電話、タブレット端末、個人情報端末、ウェアラブルコンピュータ(スマートウォッチ等)といった小型のコンピュータであってもよく、パーソナルコンピュータであってもよい。依頼ユーザのユーザ端末50は、
通信部51、制御部52、入出力部53を有して構成される。
通信部51、制御部52、入出力部53を有して構成される。
通信部51は、機能的には上記通信部202と同等の、ネットワークN1に接続するための通信手段である。制御部52は、ユーザ端末50の制御を司るコンピュータである。制御部52は、例えば、マイクロコンピュータによって構成されており、記憶手段(ROM等)に記憶されたプログラムをCPU(いずれも不図示)によって実行させることで各種処理を行うための機能が実現される。例えば、制御部52は、上記の所定のアプリケーションを実行して、入出力部53を介して荷物の集配依頼を、所定の配送事業者の集配管理サーバ500に対して行う。この入出力部53も、機能的には上記入出力部204と同様の、依頼ユーザが行った入力操作を受付け、依頼ユーザに対して情報を提示する手段である。入出力部53は、依頼ユーザが依頼ユーザの情報を登録する画面、集配を依頼するための情報を入力する画面等、情報処理システム1によるサービスを利用するための所定のアプリによって提供される各種画面を表示する。
なお、図2においては、ユーザ端末50は、上記近距離通信部201に相当する構成を明示的には有していないが、そのような構成を有するとともに、上記制御部203のように制御部52がセンタサーバ400から端末認証情報を取得する処理を行いその端末認証情報をキーユニット100に近距離無線通信により送信することで、ユーザ端末50から施解錠装置300を作動させるように構成されてもよい。
次に、集配管理サーバ500について説明する。集配管理サーバ500は、一般的なコンピュータの構成を有しており、情報処理システム1に複数の配送事業者が参加する場合には、各配送事業者が自己用の管理サーバとして少なくとも1つの集配管理サーバを準備する。集配管理サーバ500は、CPU(Central Processing Unit)やDSP(Digital
Signal Processor)等のプロセッサ(不図示)、RAM(Random Access Memory)、R
OM(Read Only Memory)等の主記憶部(不図示)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、ハードディスクドライブ(HDD、Hard Disk Drive)、リムーバブルメディア等の補助記憶部(不図示)を有するコンピュータである。なお、リムーバブルメディアは、例えば、USB(Universal Serial Bus)メモリ、あるいは、CD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)のようなディスク記録媒体である。補助記憶部には、オペレーティングシステム(Operating System :OS)、各種プログラム、各種テーブル等が格納され、そこに格納されたプログラムを主記憶部の作業領域にロードして実行し、プログラムの実行を通じて各構成部等が制御されることによって、所定の目的に合致した機能を実現することができる。
Signal Processor)等のプロセッサ(不図示)、RAM(Random Access Memory)、R
OM(Read Only Memory)等の主記憶部(不図示)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、ハードディスクドライブ(HDD、Hard Disk Drive)、リムーバブルメディア等の補助記憶部(不図示)を有するコンピュータである。なお、リムーバブルメディアは、例えば、USB(Universal Serial Bus)メモリ、あるいは、CD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)のようなディスク記録媒体である。補助記憶部には、オペレーティングシステム(Operating System :OS)、各種プログラム、各種テーブル等が格納され、そこに格納されたプログラムを主記憶部の作業領域にロードして実行し、プログラムの実行を通じて各構成部等が制御されることによって、所定の目的に合致した機能を実現することができる。
さらに、集配管理サーバ500は、通信部501を有する。通信部501は、他の装置と接続し、集配管理サーバ500と他の装置(例えば、センタサーバ400やユーザ端末200等)との間の通信を行う。通信部501は、例えば、LAN(Local Area Network)インターフェースボード、無線通信のための無線通信回路である。LANインターフェースボードや無線通信回路は、公衆通信網であるインターネット等のネットワークN1に接続される。
さらに、集配管理サーバ500は、上述した集配情報および依頼ユーザの評価に関する評価情報を格納する集配管理DB(データベース)503を有している。評価情報は、評価項目、依頼ユーザに対する評価結果、評価結果に応じて付与されるポイント、依頼ユーザが保有するポイントの合計等の情報を含む。集配管理DB503は、上記の補助記憶部に集配情報および評価情報が格納されて形成されており、そこでは依頼ユーザと集配情報の対応付けが行われている。集配管理DB503は、プロセッサによって実行されるデータベース管理システム(Database Management System、DBMS)のプログラムが、補助記憶部に記憶されるデータを管理することで構築される。集
配管理DB503は、例えば、リレーショナルデータベースである。
配管理DB503は、例えば、リレーショナルデータベースである。
ここで、集配管理DB503に格納される集配情報および評価情報の構成について、図3から図7に基づいて説明する。図3は、評価項目情報のデータ構造を例示する。評価項目情報を格納する評価項目テーブルは、集配ユーザが依頼ユーザを評価するための評価項目を定義する。評価項目テーブルは、評価項目、ポイントの各フィールドを有する。
評価項目フィールドは、集配ユーザが、依頼ユーザを評価するための項目を格納する。ポイントフィールドは、評価項目に対する回答に応じて付与されるポイントを格納する。図3の例は、評価項目に対する回答が、「はい」および「いいえ」であった場合に付与されるポイントを定義している。例えば、「指定された集配日時・場所に車両があったか?」との評価項目に対し、集配ユーザが「はい」と回答した場合には5ポイント、「いいえ」と回答した場合には、1ポイントが付与される。評価項目に対する回答は、「はい」および「いいえ」に限られず、評価項目の内容に応じて、複数の回答を設けて、それぞれのポイントを定義するようにしてもよい。また、各評価項目に対して、付与されるポイントの範囲を定義し、集配ユーザは、定義された範囲内のポイントを入力して依頼ユーザを評価するようにしてもよい。さらに、「指定された集配日時・場所の変更依頼があったか?」との評価項目については、変更依頼があった回数に応じて、付与されるポイントが定義されてもよい。評価項目は、図3に示される例に限られず、集配計画を変更した回数、集配依頼の頻度等の項目を含めても良い。
図4は、依頼ユーザ情報のデータ構造を例示する。依頼ユーザ情報を格納する依頼ユーザテーブルは、依頼ユーザが保有するポイント等の依頼ユーザに関する情報を管理する。依頼ユーザテーブルは、依頼ユーザID、依頼ユーザ氏名、保有ポイント、ポイント有効期限の各フィールドを有する。
依頼ユーザIDフィールドは、依頼ユーザを特定するための識別情報を格納する。依頼ユーザIDフィールドは、例えば、依頼ユーザのユーザ端末50において所定のアプリから登録されるようにしてもよい。依頼ユーザ氏名フィールドは、依頼ユーザの氏名を格納する。保有ポイントフィールドは、集配ユーザによる依頼ユーザの評価結果に応じて、依頼ユーザに付与されたポイントの合計を格納する。依頼ユーザは、集配を依頼する際、保有ポイントを使用して、集配に関する各種特典の提供を受けることができる。依頼ユーザが集配に関する各種特典の提供を受けた場合、依頼ユーザの保有ポイントは、使用したポイント分が減算される。ポイント有効期限フィールドは、付与されたポイントの有効期限を格納する。なお、ポイントは、付与された時期ごとにポイント数が管理され、付与された時期に応じた有効期限が設定されるようにしてもよい。
図5は、特典情報のデータ構造を例示する。特典情報を格納する特典テーブルは、依頼ユーザが、ポイントを使用して受けることができる特典を定義する。特典テーブルは、特典、ポイントの各フィールドを有する。なお、本実施形態では、ポイントに応じて特典が提供される例について説明するが、特典テーブルに評価結果に応じて特典が提供されるようにしてもよい。この場合、特典テーブルは、評価結果フィールドを設けて、評価結果と特典とを対応付けることができる。
特典フィールドは、荷物の集配に関して依頼ユーザが受けることができる特典の内容を格納する。依頼ユーザが受けることができる特典は、例えば、配送料金の割引を受けること、他の利用者よりも優先的に配送してもらうこと、および景品との交換等を含む。ポイントフィールドは、荷物の集配に関する各種特典を受けるために使用されるポイントを格納する。図5の例では、依頼ユーザは、10ポイントを使用することで、10%の集配料金の値引きを受けることができる。また、例えば、依頼ユーザは、30ポイントを使用す
ることで、優先配送の特典を受けることができる。優先配送は、例えば、同じ日の同じ時間帯に集配される複数の荷物のうち、依頼ユーザの荷物を優先して配送してもらうことができるという特典である。
ることで、優先配送の特典を受けることができる。優先配送は、例えば、同じ日の同じ時間帯に集配される複数の荷物のうち、依頼ユーザの荷物を優先して配送してもらうことができるという特典である。
図6は、集配情報のデータ構造を例示する。集配情報を格納する集配情報テーブルは、集配ユーザが、荷物の集配に使用する情報を管理する。集配情報テーブルは、依頼ユーザID、荷物ID、集配区分、集配先車両ID、集配日時、集配場所、利用特典、利用ポイント、集配ステータス、集配順の各フィールドを有する。
依頼ユーザIDフィールドは、依頼ユーザを特定するための識別情報を格納する。荷物IDフィールドは、配送または集荷される荷物の識別情報を格納する。荷物IDは、例えば、配送事業者によって集配対象の荷物に付与される伝票番号であってもよい。集配区分フィールドは、荷物が集配ユーザにより配送されるか集荷されるかを特定するための情報を格納する。集配先車両IDフィールドは、依頼ユーザが集配先として指定する車両10の識別情報を格納する。集配先車両IDは、所定のアプリ等によって、予め、依頼ユーザIDと対応付けて登録される車両10の識別情報である。集配日時フィールドは、依頼ユーザが荷物の集配を希望する集配日および集配時間の情報を格納する。集配時間は、特定の時間であってもよいし、集配が求められる特定の時間帯であってもよい。集配場所フィールドは、依頼ユーザが荷物の集配を希望する集配場所の情報を格納する。依頼ユーザは、集配日時として指定した日時に、集配場所として指定した場所に、集配先の車両10を停車することで、車両10を受渡し場所とする荷物の集配が可能となる。
利用特典フィールドは、集配ユーザからの評価結果に応じて付与されたポイントを使用して、依頼ユーザが利用する特典の情報を格納する。利用ポイントフィールドは、依頼ユーザが利用する特典に対して使用されるポイントである。なお、依頼ユーザは、荷物の集配を依頼する際に、値引きまたは優先配送等の特典を受けるためにポイントを使用することが想定されるが、景品との交換等、特典の内容によっては、集配を依頼するとき以外のタイミングで、ポイントを使用できるようにしてもよい。
集配ステータスフィールドは、集配ユーザによる荷物の集配が完了したか否かを表す情報を格納する。集配ステータスは、荷物の集配が完了している場合には「完了」、当該集配が完了していない場合には「未完了」が設定される。集配順フィールドは、集配ステータスが「未完了」である荷物の集配順序を格納する。
図7は、車両管理情報のデータ構造を例示する。車両管理情報を格納する車両管理情報テーブルは、集配ユーザが集配先として指定された車両10を特定するための情報を管理する。車両管理情報テーブルは、依頼ユーザID、集配先車両ID、車種、色、ナンバー、車両位置のフィールドを有する。
依頼ユーザIDフィールドは、依頼ユーザを特定するための識別情報を格納する。集配先車両IDフィールドは、依頼ユーザに対応付けられる車両10の識別情報を格納する。依頼ユーザは、複数の車両10と対応付けられてもよい。この場合、依頼ユーザは、集配対象の荷物ごとに、異なる車両10を集配先として指定することができる。車種、色、ナンバーフィールドは、集配ユーザが集配先として指定された車両10を発見可能となるように、車両10を識別するための情報(車種、車両の色、ナンバー)を格納する。車両位置フィールドは、車両10の位置情報を格納する。車両位置は、車両10に設けられたデータ通信装置(不図示)を介してセンタサーバ400が把握している車両10の位置情報をセンタサーバ400から取得することができる。集配管理サーバ500は、例えば、所定の間隔で、センタサーバ400から車両10の位置情報を取得することで、集配場所に車両10が停車されているか否かを判定することができる。
そして、図2に示すように、集配管理サーバ500では、上述したプロセッサによるプログラムの実行により、機能部として制御部502が形成される。制御部502は、集配管理DB503への集配情報および評価情報の登録や更新等の管理制御、依頼ユーザに対する評価およびポイント付与の管理制御を行う。制御部502は、評価設定部5021、利用者評価部5022、特典提示部5023、車両監視部5024、および集配管理部5025を有している。
評価設定部5021は、集配ユーザのユーザ端末200から、荷物の集配を依頼した依頼ユーザの評価結果を受信する。受信した評価結果は、集配管理DB503に格納(設定)される。なお、集配ユーザは、荷物の集配作業を完了または中断した場合に、当該荷物の集配を依頼した依頼ユーザを評価する。集配作業の中断は、荷物の集配が完了せず、荷物の集配作業の継続が困難となった場合である。
利用者評価部5022は、評価設定部5021が受信した依頼ユーザの評価結果に応じて、荷物の集配を依頼した依頼ユーザにポイントを付与する。具体的には、例えば、利用者評価部5022は、評価設定部5021が受信した依頼ユーザの評価結果を、図3に示す評価項目テーブルに従ってポイントに換算する。利用者評価部5022は、例えば、各評価項目に対するポイントを合算し、依頼ユーザに付与するポイントを算出する。利用者評価部5022は、評価項目ごとに重み付けをして、依頼ユーザに付与するポイントを算出してもよい。利用者評価部5022は、算出したポイントを、図4に示す依頼ユーザテーブルにおいて、依頼ユーザの保有ポイントに加算して更新する。
ここで、集配ユーザが、荷物の集配を依頼した依頼ユーザを評価する画面について、図8に基づいて説明する。図8は、集配ユーザが依頼ユーザを評価するための依頼ユーザ評価画面を例示する。依頼ユーザ評価画面SC1は、集配ユーザのユーザ端末200の入出力部204に表示され、集配ユーザから、荷物の集配を依頼した依頼ユーザに対する評価の入力を受付ける画面である。依頼ユーザ評価画面SC1には、依頼ユーザ情報SC11(ID、氏名)、荷物IDSC12、評価項目SC13の欄、および「評価完了」のラベルが付された評価完了ボタンSC14が示される。
依頼ユーザ情報SC11(ユーザID、氏名)は、依頼ユーザの情報を表示するための欄である。依頼ユーザの情報は、例えば、所定のアプリによって、集配管理サーバ500に事前に登録される。荷物IDSC12は、荷物の識別情報を入力するための欄である。荷物IDは、例えば、荷物の伝票番号であってもよく、集配情報の登録時に、集配管理サーバ500において採番されるようにしてもよい。
評価項目SC13は、依頼ユーザを評価するための項目である。図8の例では、評価項目SC13は、指定された集配日時、場所に車両10が存在したか否かを選択する欄SC131、指定された集配場所に配送車両20が入ることができたか否かを選択する欄SC132、指定された集配日時、場所の変更依頼があったか否かを選択し、変更依頼があった場合に変更された回数を入力するための欄SC133、集配物を車両内に収容できたか否かを選択する欄SC134が示される。
評価完了ボタンSC14は、依頼ユーザ評価画面SC1で選択または入力された評価結果を、集配管理サーバ500に送信するための操作ボタンである。評価完了ボタンSC14が押下されると、集配管理サーバ500は、依頼ユーザに対する評価結果を受信し、評価設定部5021および利用者評価部5022によって、依頼ユーザに、受信した評価結果に応じたポイントを付与する。
図2に示す特典提示部5023は、依頼ユーザに対し、依頼ユーザが保有するポイントを使用して受けることができる特典の情報を提示する。特典提示部5023は、図4に示す依頼ユーザテーブルを参照して、依頼ユーザの保有ポイントを取得する。特典提示部5023は、図5に示す特典テーブルを参照して、依頼ユーザが保有ポイントの範囲内で受けることができる特典の情報を抽出し、依頼ユーザに提示することができる。特典提示部5023は、抽出した特典の情報を、依頼ユーザのユーザ端末50に送信したり、依頼ユーザが新たな荷物の集配を依頼するときに提示したりすることができる。
ここで、依頼ユーザが依頼ユーザのユーザ端末50の入出力部53を介して、荷物の集配依頼およびポイント利用の入力操作を受付ける画面について、図9に基づいて説明する。図9は、依頼ユーザが荷物の集配情報を登録するための集配依頼画面を例示する。集配依頼画面SC2は、情報処理システム1によるサービスを利用するための所定のアプリによって提供される。集配依頼画面SC2には、依頼ユーザ情報SC21(ID、氏名、保有ポイント)、荷物IDSC22、集配区分SC23、集配先車両SC24、集配場所SC25、集配日時SC26、ポイント利用SC27の欄、および「集配依頼」のラベルが付された集配依頼ボタンSC28が示される。
依頼ユーザ情報SC21(ユーザID、氏名、保有ポイント)は、依頼ユーザの情報を表示するための欄である。依頼ユーザ情報のユーザID、氏名は、例えば、所定のアプリによって事前に登録される。荷物IDSC22は、荷物の識別情報を入力するための欄である。荷物IDは、例えば、荷物の伝票番号であってもよく、集配情報の登録時に、集配管理サーバ500において採番されるようにしてもよい。集配区分SC23は、集配対象の荷物を配送するか集荷するかの区分を選択するための欄である。集配先車両SC24は、依頼ユーザが、荷物の集配先として指定する車両10を選択するための欄である。集配先車両SC24には、例えば、所定のアプリによって、事前に依頼ユーザに対応付けて登録された車両10が選択肢として提示される。集配場所SC25は、集配先として依頼ユーザが指定した場所を入力するための欄である。依頼ユーザは、集配場所SC25の欄に、例えば、集配先の車両10を停車させる位置の住所を入力する。集配日時SC26は、依頼ユーザが荷物の集配を希望する日付および時間帯を選択するための欄である。
ポイント利用SC27の欄は、ポイントを利用するか否かを選択するための欄である。図9の例では、ポイント利用SC27の欄には、優先配送SC271の欄および集配料金割引SC272の欄が表示される。優先配送SC271の欄は、優先配送の特典を利用するか否かを選択するための欄である。集配料金割引SC272の欄は、集配料金の割引特典を利用するか否かを選択するための欄である。集配料金の割引率は、利用するポイント数を入力することで変更できるようにしてもよい。ポイント利用SC27の欄に表示される特典、即ち、依頼ユーザが受けることのできる特典の情報は、依頼ユーザの評価結果または保有ポイントに応じて変更されてもよい。
集配依頼ボタンSC28は、集配依頼画面SC2で選択または入力された情報を、集配情報として、集配管理サーバ500に送信するための操作ボタンである。集配依頼ボタンSC28が押下されると、集配管理サーバ500は、受信した集配情報を、図6に示す集配情報テーブルに格納する。
図2に示す車両監視部5024は、集配場所として指定された車両10の周囲の状況等を監視する。車両10の周囲の状況は、例えば、車両10の周囲に他の車両等の障害物が存在するか否か、ドアの開閉が可能か否か等の状況を含む。車両10内の積載状況は、車両10内に集配対象以外の荷物が積載されているか否か、集配対象の荷物を収容する積載スペースがあるか否か等の状況を含む。車両監視部5024は、車両10から、車両10の周囲の状況等の情報を取得することができる。また、車両10は、車内外を監視するた
めのクリアランスソナー等のセンサを備えることで、車両10の周囲の状況等を監視することができる。
めのクリアランスソナー等のセンサを備えることで、車両10の周囲の状況等を監視することができる。
車両監視部5024は、所定の間隔で、図7に示す車両管理情報テーブルを参照して、またはセンタサーバ400に要求して集配先の車両10の位置情報を取得することで、集配先の車両10が集配場所に停車されたことを検知することがきる。車両監視部5024によって、集配先の車両10が集配場所に停車されたことが検知されると、評価設定部5021は、車両10に設けられたデータ通信装置(不図示)を介して、車両10の周囲の状況または車両10内の積載状況(以下、車両10の周囲の状況等ともいう)を取得する。評価設定部5021は、車両10から取得した状況に基づいて、車両10の周囲の状況等に対応する状況評価項目に対する評価結果(「第1の評価結果」の一例)を、集配管理DB503に格納(設定)する。状況評価項目は、例えば、図3に示す評価項目テーブルの「指定された集配日時・場所に車両があったか?」、「集配物を車両内に収容できたか?」等の評価項目が例示される。
評価設定部5021は、第1の評価結果を設定した後、集配ユーザが荷物の集配作業を完了すると、集配ユーザのユーザ端末200から、完了した集配についての依頼ユーザの評価結果(「第2の評価結果」の一例)を受信する。集配先の車両10が集配場所に停車された後、車両10の周囲の状況等が変化した場合、第2の評価結果が第1の評価結果よりも低くなり、依頼ユーザが正当に評価されない場合が生じ得る。したがって、評価設定部5021は、第2の評価結果が第1の評価結果よりも低い場合には、状況評価項目について再評価するようにしてもよい。状況評価項目の再評価は、例えば、評価結果として第1の評価結果を採用したり、第1の評価結果と第2の評価結果との平均値を採用したりすることで評価されてもよい。また、評価設定部5021は、集配ユーザのユーザ端末200に対し、車両10が集配場所に停車された後、車両10の周囲の状況等が変化した旨を通知して、再評価を促すようにしてもよい。
集配管理部5025は、依頼ユーザのユーザ端末50から集配依頼を受付け、集配ユーザのユーザ端末200または依頼ユーザのユーザ端末50に対し、集配に関する通知、例えば、集配計画の変更または車両10の移動等を促す通知を送信する。
集配管理部5025は、依頼ユーザによって指定された集配日時および集配場所に車両10が存在しない場合、集配ユーザのユーザ端末200に集配計画の変更を促す通知を送信してもよい。集配管理部5025は、図7に示す車両管理情報テーブルを参照し、またはセンタサーバ400に要求して集配先の車両10の位置情報を取得することができる。集配管理部5025は、依頼ユーザによって指定された集配日時になると、集配先の車両10の位置情報を取得し、取得した車両10の位置が依頼ユーザによって指定された集配場所と異なる場合には、集配ユーザのユーザ端末200に集配計画の変更を促す通知を送信する。集配計画は、例えば、図6に示す集配情報テーブルにおいて、集配ステータスが「未完了」の荷物の集配順によって決定される集配スケジュールである。集配ユーザは、集配計画の変更を促す通知を受信すると、所定のアプリを介して、集配が未完了の荷物の集配順を再設定することで、集配計画を変更することができる。
集配管理部5025は、集配日時の所定時間前に、車両10が依頼ユーザによって指定された集配場所に存在しない場合には、依頼ユーザのユーザ端末50に、車両10を集配場所に移動することを促す通知を送信してもよい。集配管理部5025は、依頼ユーザによって指定された集配日時の所定時間前に、集配先の車両10の位置情報を取得する。所定時間は、例えば、集配先の車両10が集配場所まで移動するのに要する時間とすることができる。集配先の車両10が集配場所まで移動するのに要する時間は、センタサーバ400から取得可能な車両10の現在位置と、集配場所との距離から推定することができる
。例えば、集配先の車両10が集配場所まで移動するのに30分を要すると推定された場合、集配管理部5025は、集配日時の30分前になったときに、車両10を集配日時までに集配場所に移動するように依頼ユーザに促す。車両10が集配日時までに集配場所に移動し、荷物の集配が可能となれば、集配作業の効率は向上する。
。例えば、集配先の車両10が集配場所まで移動するのに30分を要すると推定された場合、集配管理部5025は、集配日時の30分前になったときに、車両10を集配日時までに集配場所に移動するように依頼ユーザに促す。車両10が集配日時までに集配場所に移動し、荷物の集配が可能となれば、集配作業の効率は向上する。
集配管理サーバ500の各機能構成要素のいずれか、またはその処理の一部は、ネットワークN1に接続される他のコンピュータにより実行されてもよい。また、集配管理サーバ500で実行される一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行させることもできる。
次に、センタサーバ400について説明する。センタサーバ400も、一般的なコンピュータの構成を有しており、基本的なハード構成は集配管理サーバ500と同じであり、不図示のプロセッサ、主記憶部、補助記憶部を有する。したがって、補助記憶部に格納されたプログラムを主記憶部の作業領域にロードして実行し、プログラムの実行を通じて各構成部等が制御されることによって、所定の目的に合致した機能を実現することができる。また、センタサーバ400も通信部401を有しており、通信部401は、機能的には上記集配管理サーバ500の有する通信部501と同等のものであり、センタサーバ400と他の装置(例えば、集配管理サーバ500等)との間の通信を行う。
さらに、センタサーバ400は、その補助記憶部に、各種情報を格納するユーザ情報DB403、認証情報DB404を有している。これらのデータベース(DB)は、プロセッサによって実行されるデータベース管理システムのプログラムが、補助記憶部に記憶されるデータを管理することで構築される。ユーザ情報DB403、認証情報DB404は、例えば、リレーショナルデータベースである。
そして、ユーザ情報DB403は、車両10を利用するユーザ(例えば、荷物を車両10に配送等する集配ユーザや、配送された荷物を回収する依頼ユーザ)の識別情報と、対応するパスワード等を格納する。
認証情報DB404は、上記の端末認証情報に相当する、車両10の認証情報を格納する。車両10の認証情報は、車両10の識別情報(キーID)に対応づけられた情報であり、例えば、車載装置10Aが有するキーユニット100に固有の識別情報とすることができる。また、認証情報DB404は、車両10の認証情報の他、当該認証情報の有効期間(有効時間帯を含む)、当該認証情報の失効有無等の情報を格納してもよい。認証情報の有効期間は、認証情報とともに集配ユーザのユーザ端末200に送信されてもよい。集配ユーザのユーザ端末200は、認証情報の有効期間を受信すると、有効期間を経過した認証情報を削除して失効させることができる。また、認証情報の失効有無は、認証情報が、ユーザ端末200に送信されて有効な状態であるか、有効期間を経過して失効中であるかの状態を表す。後述する認証情報管理部4021が、認証情報がユーザ端末200に送信されて有効な状態である場合には、認証情報が、有効期間が重なって発行されないようにすることで、認証情報の重複発行を回避することができる。
また、センタサーバ400では、上述したプロセッサによるプログラムの実行により、機能部として制御部402が形成される。制御部402は、ユーザ端末200等への認証情報の発行に関連する制御を行う。詳細には、制御部402は、機能部として認証情報管理部4021を含む。
認証情報管理部4021は、車両10を施解錠するための認証情報の発行を管理する。詳細には、認証情報管理部4021は、集配ユーザのユーザ端末200から集配管理サーバ500を介して、車両10を施解錠するための認証情報の発行要求を受付ける。認証情
報管理部4021は、認証情報の発行要求とともに、認証情報の発行先であるユーザ端末200の情報を受信する。認証情報管理部4021は、キーユニット100に対応する認証情報(端末認証情報)を、集配管理サーバ500を介してユーザ端末200に送信する。認証情報管理部4021は、有効期間の情報を含む認証情報を生成してもよい。車載装置10Aのキーユニット100は、有効期間の情報を含む認証情報を受信しても有効期間を経過している場合には、認証情報が失効したものとして、車両10の施解錠を実行しないようにする。
報管理部4021は、認証情報の発行要求とともに、認証情報の発行先であるユーザ端末200の情報を受信する。認証情報管理部4021は、キーユニット100に対応する認証情報(端末認証情報)を、集配管理サーバ500を介してユーザ端末200に送信する。認証情報管理部4021は、有効期間の情報を含む認証情報を生成してもよい。車載装置10Aのキーユニット100は、有効期間の情報を含む認証情報を受信しても有効期間を経過している場合には、認証情報が失効したものとして、車両10の施解錠を実行しないようにする。
センタサーバ400の各機能構成要素のいずれか、またはその処理の一部は、ネットワークN1に接続される他のコンピュータにより実行されてもよい。また、センタサーバ400で実行される一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行させることもできる。
<処理の流れ>
図10は、集配管理サーバで実行される依頼ユーザ評価処理を例示するフローチャートである。図10に示す依頼ユーザ評価処理は、集配管理サーバ500の集配管理部5025が、集配依頼を受付けてから、依頼ユーザに評価結果に応じたポイントを付与し、ポイントに応じて依頼ユーザに提供される特典の情報を提示するまでの処理を含む。この処理の流れは、例えば、集配管理サーバ500が、依頼ユーザのユーザ端末50から集配依頼を受付けたことを契機に開始する。
図10は、集配管理サーバで実行される依頼ユーザ評価処理を例示するフローチャートである。図10に示す依頼ユーザ評価処理は、集配管理サーバ500の集配管理部5025が、集配依頼を受付けてから、依頼ユーザに評価結果に応じたポイントを付与し、ポイントに応じて依頼ユーザに提供される特典の情報を提示するまでの処理を含む。この処理の流れは、例えば、集配管理サーバ500が、依頼ユーザのユーザ端末50から集配依頼を受付けたことを契機に開始する。
まず、S101では、集配管理部5025は、依頼ユーザのユーザ端末50から集配依頼を受付ける。集配管理部5025は、例えば、依頼ユーザのユーザ端末50において図9に示す集配依頼画面SC2に入力された集配情報を受信することで、集配依頼を受付ける。
S102では、集配管理部5025は、集配日時の所定時間前に、車両10が集配場所への移動を完了しているか否かを判定する。集配管理部5025は、図7に示す車両管理情報テーブルを参照し、またはセンタサーバ400に要求して車両10の位置情報を取得することができる。集配管理部5025は、取得した車両10の位置情報を集配場所と照合することで、車両10が集配場所への移動を完了しているか否かを判定することができる。車両10が集配場所への移動を完了している場合(S102:Yes)、処理はS104へ進む。車両10が集配場所への移動を完了していない場合(S102:No)、処理はS103へ進む。
S103では、集配管理部5025は、依頼ユーザのユーザ端末50に、車両10を集配場所に移動することを促す通知を送信する。依頼ユーザは、この通知を受けることで、車両10の集配場所への移動を開始することができる。
S104では、集配管理部5025は、依頼ユーザによって指定された集配日時および集配場所に車両10が存在するか否かを判定する。集配管理部5025は、集配日時になると、車両10の位置情報を取得して集配場所と照合することで、車両10が集配日時および集配場所に存在するか否かを判定することができる。集配日時および集配場所に車両10が存在する場合(S104:Yes)、処理はS106へ進む。集配日時および集配場所に車両10が存在しない場合(S104:No)、処理はS105へ進む。
S105では、集配管理部5025は、集配ユーザのユーザ端末200に集配計画の変更を促す通知を送信する。集配ユーザが、集配ユーザのユーザ端末200を介して、集配計画の変更を促す通知を受けて集配計画を変更すると、処理はS102に戻る。集配ユーザは、集配計画を変更することで、集配場所に到達したときに車両10が存在しないとい
う事態を回避し得る可能性が高くなる。なお、S102からS105までの処理は、集配ユーザによる集配作業をより効率化するための処理であり、省略することが可能である。
う事態を回避し得る可能性が高くなる。なお、S102からS105までの処理は、集配ユーザによる集配作業をより効率化するための処理であり、省略することが可能である。
集配ユーザは、S101からS105までの処理において、集配ユーザのユーザ端末200を介して荷物の集配依頼を受付けると、配送車両20によって荷物の集配場所に移動する。集配ユーザは、集配ユーザのユーザ端末200を介して、集配場所に停車している車両10の認証情報をセンタサーバ400から取得し、取得した認証情報を用いて車両10を解錠することができる。集配ユーザは、集配対象の荷物を車両に収容した後、または車両から荷物を回収した後、例えば、図8に示す依頼ユーザ評価画面SC1から、集配を依頼した依頼ユーザを評価する。集配ユーザは、障害物によって車両10のドアの開閉が困難な場合、荷物の積載スペースがない場合等の理由で、荷物が集配されなかった場合にも、依頼ユーザを評価する。集配ユーザによる依頼ユーザの評価結果は、集配ユーザのユーザ端末200から集配管理サーバ500に送信される。
S106では、評価設定部5021は、集配ユーザのユーザ端末200から集配ユーザによる依頼ユーザの評価結果を受信する。受信した評価結果は、集配管理DB503に格納され、依頼ユーザに付与するポイントを算出するために使用される。
S107では、利用者評価部5022は、S106で集配管理DB503に格納した依頼ユーザの評価結果を、図3に示す評価項目テーブルに従って、評価項目ごとにポイントに換算する。依頼ユーザに付与するポイントは、例えば、評価項目ごとに換算されたポイントの合計であってもよく、評価項目ごとに重み付けをして換算されたポイントの合計であってもよい。利用者評価部5022は、図4に示す依頼ユーザテーブルにおいて、付与対象の依頼ユーザの保有ポイントに、付与するポイント分を加算して更新する。
S108では、特典提示部5023は、依頼ユーザが保有するポイントに応じて提供可能な特典の情報を提示する。特典提示部5023は、依頼ユーザに提供可能な特典の情報を、例えば、電子メール、SMS(Short Message Service)、MMS(Multimedia Messaging Service)等のメッセージにより、依頼ユーザのユーザ端末50に送信して、依頼
ユーザに提示することができる。また、特典提示部5023は、依頼ユーザが新たに荷物の集配を依頼する際に、提供可能な特典の情報を提示し、特典利用の申込みを受付けるようにしてもよい。集配ユーザによる依頼ユーザの評価結果に応じて依頼ユーザにポイントを付与し、保有ポイントに応じた特典を依頼ユーザに提示して、図10に示す処理は終了する。
ユーザに提示することができる。また、特典提示部5023は、依頼ユーザが新たに荷物の集配を依頼する際に、提供可能な特典の情報を提示し、特典利用の申込みを受付けるようにしてもよい。集配ユーザによる依頼ユーザの評価結果に応じて依頼ユーザにポイントを付与し、保有ポイントに応じた特典を依頼ユーザに提示して、図10に示す処理は終了する。
本実施形態は、集配ユーザから依頼ユーザに対する評価結果をポイントに換算して依頼ユーザに付与し、付与されたポイントに応じて、依頼ユーザに特典の情報を提示する例を説明する。この例に限られず、情報処理システム1は、集配ユーザから依頼ユーザに対する評価結果に応じて、依頼ユーザに特典の情報を提示するものであってもよい。この場合、評価結果と依頼ユーザに提供される特典とが対応付けられる。
<第1の実施形態の作用効果>
情報処理システム1は、集配ユーザから依頼ユーザに対する評価結果に応じて、依頼ユーザに提供する特典の情報を提示する。依頼ユーザは、評価結果に応じて各種特典を受けることができるため、指定した集配日時に、指定した集配場所に車両10を停車して評価結果を良くするように動機付けされる。したがって、車両10を集配物の受渡し場所とする集配作業の効率は向上する。
情報処理システム1は、集配ユーザから依頼ユーザに対する評価結果に応じて、依頼ユーザに提供する特典の情報を提示する。依頼ユーザは、評価結果に応じて各種特典を受けることができるため、指定した集配日時に、指定した集配場所に車両10を停車して評価結果を良くするように動機付けされる。したがって、車両10を集配物の受渡し場所とする集配作業の効率は向上する。
また、情報処理システム1は、集配ユーザから依頼ユーザに対する評価結果に応じて、依頼ユーザにポイントを付与し、付与されたポイントに応じて、依頼ユーザに特典の情報
を提示するものであってもよい。この場合においても、依頼ユーザは、評価結果を良くするように動機付けされ、集配作業の効率は向上する。
を提示するものであってもよい。この場合においても、依頼ユーザは、評価結果を良くするように動機付けされ、集配作業の効率は向上する。
情報処理システム1は、依頼ユーザが指定した集配日時および集配場所に車両10が存在しない場合、荷物を集配する集配ユーザのユーザ端末200に、集配計画の変更を促す通知を送信する。これにより、集配ユーザは、集配場所に到達する前に、集配計画を変更することができるため、集配作業の効率は向上する。
情報処理システム1は、利用者が指定した集配日時の所定時間前に、利用者が指定した集配場所に車両が存在しない場合、利用者の端末に、車両の集配場所への移動を促す通知を送信する。これにより、情報処理システム1は、集配先の車両10が、集配日時に集配場所に存在しない状況の発生を抑制することができる。
<第2の実施形態>
第2の実施形態では、情報処理システム1は、集配ユーザによる依頼ユーザの評価結果の正当性を判定し、集配ユーザによる評価結果が正当性を欠く場合には、依頼ユーザを再評価する。集配ユーザによる評価結果の正当性を判定し、依頼ユーザを再評価する処理以外の処理は、第1の実施形態における依頼ユーザの評価処理と同様であるため、詳細な説明は省略される。
第2の実施形態では、情報処理システム1は、集配ユーザによる依頼ユーザの評価結果の正当性を判定し、集配ユーザによる評価結果が正当性を欠く場合には、依頼ユーザを再評価する。集配ユーザによる評価結果の正当性を判定し、依頼ユーザを再評価する処理以外の処理は、第1の実施形態における依頼ユーザの評価処理と同様であるため、詳細な説明は省略される。
図11は、集配管理サーバで実行される依頼ユーザの再評価処理を例示するフローチャートである。この処理の流れは、例えば、集配管理サーバ500が、集配先の車両10が集配場所に移動したことを検知したことを契機に開始する。
まず、S201では、車両監視部5024は、集配先の車両10が集配場所に移動したことを検知する。車両監視部5024は、例えば、所定の間隔で、センタサーバ400に要求して集配先の車両10の位置情報を取得することができる。車両監視部5024は、取得した車両10の位置情報が、依頼ユーザが指定した集配場所と一致した場合に、集配先の車両10が集配場所に移動したことを検知したものとすることができる。
S202では、車両監視部5024は、車両10から、車両10の周囲の状況または車両10内の積載状況を取得する。車両監視部5024は、車両10から取得した車両10の周囲の状況等に基づいて、状況評価項目に対する評価結果(第1の評価結果)を、集配管理DB503に格納(設定)する。
S203では、評価設定部5021は、集配ユーザのユーザ端末200から集配ユーザによる依頼ユーザの評価結果(第2の評価結果)を受信する。受信した評価結果は、集配管理DB503に格納される。
S204では、評価設定部5021は、状況評価項目について、S202で設定した第1の評価結果と、S203において集配ユーザのユーザ端末200から受信した第2の評価結果とを比較する。評価設定部5021は、第2の評価結果が第1の評価結果よりも低いか否かを判定する。評価設定部5021は、例えば、状況評価項目についての第1の評価結果および第2の評価結果を、図3に示す評価項目テーブルに従ってポイントに換算し、第2の評価結果のポイントの合計が第1の評価結果のポイントの合計よりも小さい場合に、第2の評価結果が第1の評価結果よりも低いと判定することができる。第2の評価結果が第1の評価結果よりも低い場合(S204:Yes)、処理はS205へ進む。第2の評価結果が第1の評価結果よりも低くない場合(S204:No)、図11に示される処理は終了する。
S205では、評価設定部5021は、状況評価項目を再評価する。状況評価項目の再評価は、例えば、第1の評価結果を採用したり、第1の評価結果と第2の評価結果との平均値を採用したりすることで評価されてもよい。状況評価項目が再評価されると、図11に示される処理は終了する。
なお、S204において、評価設定部5021は、状況評価項目ごとに第2の評価結果が第1の評価結果よりも低いか否かを判定してもよい。この場合、S205において、評価設定部5021は、第2の評価結果が第1の評価結果よりも低いと判定された状況評価項目を再評価すればよい。
<第2の実施形態の作用効果>
情報処理システム1は、車両10が荷物の集配場所に停車されたことを検知すると、車両10の周囲の状況または車両10内の積載状況の情報を取得し、車両10が集配場所に停車されたときの状況に基づいて、状況評価項目を事前に評価する。このため、情報処理システム1は、車両10を停車したときの状況に基づいて、依頼ユーザを適正に評価することが可能となる。
情報処理システム1は、車両10が荷物の集配場所に停車されたことを検知すると、車両10の周囲の状況または車両10内の積載状況の情報を取得し、車両10が集配場所に停車されたときの状況に基づいて、状況評価項目を事前に評価する。このため、情報処理システム1は、車両10を停車したときの状況に基づいて、依頼ユーザを適正に評価することが可能となる。
情報処理システム1は、車両10の停車後に車両10の周囲の状況等が変化した場合であっても、第1の評価結果および第2の評価結果に基づいて依頼ユーザを再評価することで、車両10の停車時の状況に応じた依頼ユーザの適正な評価が可能となる。
<記録媒体>
コンピュータその他の機械、装置(以下、コンピュータ等)に上記の発行制御を実現させるプログラムを、コンピュータ等が読み取り可能な記録媒体に記録することができる。コンピュータ等に、この記録媒体のプログラムを読み込ませて実行させることにより、当該コンピュータが上記のセンタサーバ400として機能する。
コンピュータその他の機械、装置(以下、コンピュータ等)に上記の発行制御を実現させるプログラムを、コンピュータ等が読み取り可能な記録媒体に記録することができる。コンピュータ等に、この記録媒体のプログラムを読み込ませて実行させることにより、当該コンピュータが上記のセンタサーバ400として機能する。
ここで、コンピュータ等が読み取り可能な記録媒体とは、データやプログラム等の情報を電気的、磁気的、光学的、機械的、または化学的作用によって蓄積し、コンピュータ等から読み取ることができる非一時的な記録媒体をいう。このような記録媒体のうちコンピュータ等から取り外し可能なものとしては、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、CD-ROM、CD-R/W、DVD、ブルーレイディスク、DAT、8mmテープ、フラッシュメモリなどのメモリカード等がある。また、コンピュータ等に固定された記録媒体としてハードディスク、ROM等がある。さらに、SSD(Solid State Drive)
は、コンピュータ等から取り外し可能な記録媒体としても、コンピュータ等に固定された記録媒体としても利用可能である。
は、コンピュータ等から取り外し可能な記録媒体としても、コンピュータ等に固定された記録媒体としても利用可能である。
1 :情報処理システム
10 :車両
10A :車載装置
20 :配送車両
50 :ユーザ端末
100 :キーユニット
200 :ユーザ端末
300 :施解錠装置
400 :センタサーバ
500 :集配管理サーバ
10 :車両
10A :車載装置
20 :配送車両
50 :ユーザ端末
100 :キーユニット
200 :ユーザ端末
300 :施解錠装置
400 :センタサーバ
500 :集配管理サーバ
Claims (5)
- 車両の室内を受渡し場所とする荷物の集配者の端末に情報処理方法を実行させるプログラムであって、
前記情報処理方法は、
前記集配者によって入力される、荷物の集配を依頼する利用者の評価に関する情報を受け付けること、を含み、
前記利用者の評価に関する情報には、前記利用者によって指定された集配日時において前記利用者によって指定された場所に前記利用者が指定した車両が存在したか否かについての評価項目が含まれる、
プログラム。 - 前記利用者の評価に関する情報には、前記利用者によって指定された場所において前記利用者が指定した車両に前記集配者が到達できたか否かについての評価項目が含まれる、
請求項1に記載のプログラム。 - 前記利用者によって指定された場所において前記利用者が指定した車両に前記集配者が到達できたか否かについての評価項目は、前記利用者によって指定された場所に前記集配者の配送車両が入ることができたか否かを評価する項目である、
請求項2に記載のプログラム。 - 前記情報処理方法は、前記利用者の評価に関する情報を、前記利用者の評価を設定するサーバ装置に送信することをさらに含む、
請求項1から3のいずれか一項に記載のプログラム。 - 車両の室内を受渡し場所とする荷物の集配者の端末であって、
前記集配者によって入力される、荷物の集配を依頼する利用者の評価に関する情報を受け付けることを実行する制御部を備え、
前記利用者の評価に関する情報には、前記利用者によって指定された集配日時において前記利用者によって指定された場所に前記利用者が指定した車両が存在したか否かについての評価項目が含まれる、
端末。
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