JP7286874B2 - 作業機械の運転支援システム - Google Patents

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Description

本発明は、作業機械の運転支援システムに関する。
油圧ショベルのような作業機を有する作業機械において、作業機械が周辺の作業者や障害物に接触することを予防するために、作業機械周辺の作業者や障害物を検知して、オペレータに報知したり、作業機の動作を減速停止させたりする運転支援機能が知られている(特許文献1)。
また、作業機械において、予め設定した高さや深さ、旋回角度などの作業領域から作業機が逸脱しないように作業機を制御する作業支援機能も知られている(特許文献2)。
このような作業支援機能を用いることで、作業機が電線や埋設物に接触して破壊してしまうことを防止でき、作業効率の向上につながる。また、旋回方向の領域を制限した場合は、道路の路側等での作業において、作業機が道路にはみ出すことを防止可能である。
特開2006-257724号公報 特開平9-71965号公報
しかしながら、前述した運転支援機能と作業支援機能の両方を搭載した作業機械を考えた場合、運転支援機能の領域と作業支援機能の領域(作業領域)はそれぞれ別々に設定される必要があり、オペレータなどが領域を設定する際に煩わしさを感じる恐れがある。また、作業領域の内側に運転支援機能の領域を設定した場合や運転支援機能を有効にし忘れた場合、オペレータが作業領域内に侵入してきた物体に気が付かずに、作業機械を物体に衝突させてしまう可能性がある。
本発明の目的は、運転支援機能と作業支援機能の両方を備えた作業機械の運転支援システムにおいて、オペレータなどが運転支援機能の領域と作業支援機能の領域を設定する際の煩わしさを低減するとともに、作業領域内での作業機械と物体との衝突を防止することが可能な作業機械の運転システムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の作業機械の運転支援システムは、作業機を有する作業機械の周囲の物体を検知する検知装置の検知情報に基づいて、あらかじめ設定された停止領域内に物体が検知された場合に、前記作業機械を停止させる運転支援機能と、前記作業機械の姿勢情報に基づいて、あらかじめ設定された作業領域外に前記作業機械が逸脱することを防止する作業支援機能とを有する作業機械の運転支援システムであって、前記運転支援システムは、前記運転支援機能と前記作業支援機能とはそれぞれ有効と無効とを切り替え可能となっており、前記作業支援機能が有効であり、かつ、前記作業領域が前記停止領域の外側を囲んで設定されている場合、前記停止領域を拡張させて前記作業領域と重なるようにして前記作業領域を前記停止領域として設定するとともに、前記運転支援機能が無効である場合には、前記運転支援機能を自動的に有効にすることを特徴とする。
本発明によれば、オペレータなどが運転支援機能の領域と作業支援機能の領域を設定する際の煩わしさを低減するとともに、作業領域内での作業機械と物体との衝突を防止することが可能である。
上記した以外の課題、構成および効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
第1の実施形態に係る油圧ショベルの側面図である。 第1の実施形態に係る油圧ショベルの上面図である。 第1の実施形態に係る油圧ショベルのシステム構成を表す図である。 油圧ショベルの姿勢情報を表す側面図である。 油圧ショベルの姿勢情報を表す上面図である。 運転支援機能の各領域を表す図である。 運転支援機能の各領域における報知音量を表す表である。 運転支援機能の油圧ショベルと検知物との距離と油圧ショベルの減速係数との関係を表す図である。 運転支援機能の構成を表すブロック図である。 運転支援機能のフローチャートである。 作業支援機能の車体水平方向に対する作業領域を表す図である。 作業支援機能の車体鉛直方向に対する作業領域を表す図である。 作業支援機能の作業領域の設定画面を表す図である。 作業支援機能の制御点と作業領域外縁との距離を表す図である。 作業支援機能の油圧ショベルの減速係数を表す図である。 作業支援機能の構成を表すブロック図である。 作業支援機能のフローチャートである。 第1の実施形態に係る運転支援機能の各領域を表す図である。 第1の実施形態に係る運転支援機能の構成を表すブロック図である。 第2の実施形態に係る施工現場を表す図である。 第2の実施形態に係る油圧ショベルのシステム構成を表す図である。 第2の実施形態に係る運転支援機能の領域(その1)を表す図である。 第2の実施形態に係る運転支援機能の領域(その2)を表す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。各図において、同一の機能を有する部分には同一の符号を付して繰り返し説明を省略する場合がある。なお、本実施形態は、作業機械の一例として、油圧ショベルを例示して説明するが、運転支援機能と作業支援機能の両方を搭載可能であれば、油圧ショベルに限定されず、ホイールローダやクレーン、ブルドーザ、ダンプ、道路機械といった作業機械全般に適用可能であることは勿論である。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態に係る作業機械の一例である油圧ショベル1の側面図である。油圧ショベル1は、左右側部のそれぞれに設けられる履帯を駆動させて走行する走行体2と、走行体2上に旋回可能に設けられる旋回体3とを備えている。
旋回体3は、運転室4、機械室5、カウンタウェイト6を有する。運転室4は、旋回体3の前部の左側部に設けられている。機械室5は、運転室4の後方に設けられている。カウンタウェイト6は、機械室5の後方、すなわち旋回体3の後端に設けられている。
また、旋回体3は、作業機7を装備している。作業機7は、運転室4の右側方であって旋回体3の前部の中央に設けられている。作業機7は、ブーム8と、アーム9と、バケット10と、ブームシリンダ11と、アームシリンダ12と、バケットシリンダ13とを有する。ブーム8の基端部は、ブームピンを介して、旋回体3の前部に回動可能に取り付けられている。アーム9の基端部は、アームピンを介して、ブーム8の先端部に回動可能に取り付けられている。バケット10の基端部は、バケットピンを介して、アーム9の先端部に回動可能に取り付けられている。また、ブームシリンダ11と、アームシリンダ12と、バケットシリンダ13とはそれぞれ作動油によって駆動される油圧シリンダである。ブームシリンダ11はブーム8を駆動する。アームシリンダ12はアーム9を駆動する。バケットシリンダ13はバケット10を駆動する。これにより、施工現場で掘削作業や積載作業などを行うことが可能である。
旋回体3の中央には旋回モータ14が設置されており、旋回モータ14を駆動することにより、走行体2に対して旋回体3を回転させることが可能である。
また、走行体2には左走行モータ15aと右走行モータ15bが設置されており、左走行モータ15aと右走行モータ15bを駆動することにより、左右の履帯を駆動させて走行することが可能である。
以下、ブーム駆動用のブームシリンダ11、アーム駆動用のアームシリンダ12、バケット駆動用のバケットシリンダ13、旋回動作用の旋回モータ14、走行動作用の左走行モータ15aと右走行モータ15bを、油圧ショベル1のアクチュエータと称する場合がある。また、走行体2と旋回体3を纏めて、油圧ショベル1の車体と称する場合がある。
機械室5の内部には油圧ポンプ16とエンジン(原動機)17が設置されている(図3参照)。
運転室4の内部には車体傾斜センサ18、ブーム8にはブーム傾斜センサ19、アーム9にはアーム傾斜センサ20、バケット10にはバケット傾斜センサ21が取り付けられている。例えば、車体傾斜センサ18、ブーム傾斜センサ19、アーム傾斜センサ20、バケット傾斜センサ21はIMU(Inertial Measurement Unit)であり、車体傾斜センサ18は、車体の対地角度を、ブーム傾斜センサ19は、ブーム8の対地角度を、アーム傾斜センサ20は、アーム9の対地角度を、バケット傾斜センサ21は、バケット10の対地角度を計測する。また、旋回体3の後方部の左右に第一GNSSアンテナ23と第二GNSSアンテナ24が取り付けられている。第一GNSSアンテナ23と第二GNSSアンテナ24から得られる信号により車体の位置情報を取得可能である。
図2は油圧ショベル1の上面図である。旋回体3には旋回角センサ22が取り付けられている。旋回角センサ22の信号により走行体2に対する旋回体3の相対角を計算可能である。旋回角センサ22、GNSSアンテナ(23、24)、傾斜センサ(18、19、20、21)は油圧ショベル1の姿勢センサ30(図3)を構成する。この旋回角センサ22などからなる姿勢センサ30から得られる信号により車体の姿勢情報を取得可能である(後で説明)。
また、旋回体3には検知装置25が取り付けられている。検知装置25は、油圧ショベル1の周囲の物体(障害物)を検知する。本例では、前方の障害物を検知する前方検知装置25a、右側方の障害物を検知する右側方検知装置25b、後方の障害物を検知する後方検知装置25c、左側方の障害物を検知する左側方検知装置25dの4つの検知装置25が設置されている。また、図2中の26(26a、26b、26c、26d)はそれぞれの検知装置25(25a、25b、25c、25d)の検知範囲を示している。
検知装置25は例えばステレオカメラであり、油圧ショベル1と障害物(検知物)との距離を計算することが可能である。また、検知装置25はミリ波レーダーやレーザーレーダー、磁場を使用した装置など、検知物の距離を計測可能であればどのような装置でも構わない。
図3に油圧ショベル1のシステム構成図を示す。
油圧ショベル1では、エンジン17によって駆動された油圧ポンプ16から吐出された作動油がアクチュエータ(11、12、13、14、15a、15b)に供給されることによって駆動する。アクチュエータに供給される油の量と方向は、流量制御弁ユニット33内の流量制御弁を駆動することによって制御可能である。
例えば旋回流量制御弁34は旋回モータ14へ供給する油の量を制御する流量制御弁である。旋回流量制御弁34が図中左側へ移動すると、旋回モータ14が左回転するように油が供給される。旋回モータ14の回転速度は旋回流量制御弁34の移動量によって制御可能である。また、旋回流量制御弁34が図中右側へ移動すると、旋回モータ14が右回転するように油が供給される。
旋回流量制御弁34の制御は、電磁比例減圧弁ユニット35内の電磁比例減圧弁を制御して行われる。電磁比例減圧弁は、コントローラ27からの指令に応じてパイロットポンプ37から供給された油を減圧して流量制御弁に供給する。
例えば旋回左電磁比例減圧弁36aを駆動すると旋回流量制御弁34が図中左に移動するように圧油が供給され、旋回右電磁比例減圧弁36bを駆動すると旋回流量制御弁34が図中右に移動するように圧油が供給される。
コントローラ27は、図示は省略するが、各種演算を行うCPU(Central Processing Unit)、CPUによる演算を実行するためのプログラムを格納するROM(Read Only Memory)やHDD(Hard Disk Drive)などの記憶装置、CPUがプログラムを実行する際の作業領域となるRAM(Random Access Memory)などを含むコンピュータとして構成されている。コントローラ27の各機能は、CPUが、記憶装置に格納された各種プログラムをRAMにロードして実行することにより、実現される。
コントローラ27は、操作レバー32からの信号とモニタ31からの信号と検知装置25からの信号(検知情報)と旋回角センサ22などからなる姿勢センサ30からの信号(姿勢情報)とスイッチ29からの信号とから、電磁比例減圧弁ユニット35と油圧ポンプ16とブザー28とへの制御信号を演算して出力する。
操作レバー32、モニタ31、スイッチ29はそれぞれ運転室4の内部に設置されてオペレータなどが操作可能である。操作レバー32は、各アクチュエータ(11、12、13、14、15a、15b)に対する操作量をコントローラ27へ指示する。モニタ31は、作業支援機能の作業領域の設定と、運転支援機能の停止領域と減速領域と報知領域の設定と、運転支援機能の有効と無効とを切り替えるために使用される。すなわち、モニタ31は、本実施形態において運転支援機能の有効と無効とを切り替える切り替え装置として機能する。スイッチ29は、作業支援機能の有効と無効とを切り替えるために使用される。すなわち、スイッチ29は、本実施形態において作業支援機能の有効と無効とを切り替える切り替え装置として機能する。ブザー(報知装置)28は、検知装置25が障害物を検知した場合にオペレータなどに音(報知音)により報知するために使用される。
図4は油圧ショベル1の姿勢情報を表す側面図である。油圧ショベル1の位置情報(車体位置ともいう)P0は第一GNSSアンテナ23と第二GNSSアンテナ24との情報から求めることが可能である。
また、図4に示すように、油圧ショベル1の位置情報P0からブームピンP1までの距離はL0であり、車体上方とブームピンP1方向とのなす角はθ0である。また、ブーム8の長さ、つまり、ブームピンP1からアームピンP2までの長さはL1である。また、アーム9の長さ、つまり、アームピンP2からバケットピンP3までの長さはL2である。また、バケット10の長さ、つまり、バケットピンP3からバケット先端P4までの長さはL3である。また、グローバル座標系に対する車体傾斜、つまり、水平面鉛直方向に対する車体鉛直方向のなす角度がθ4である。以下、車体前後傾斜θ4という。ブームピンP1とアームピンP2を結んだ線分と車体鉛直方向のなす角度がθ1である。以下、ブーム角度θ1という。アームピンP2とバケットピンP3を結んだ線分と、ブームピンP1とアームピンP2からなる直線とのなす角度がθ2である。以下、アーム角度θ2という。バケットピンP3とバケット先端P4を結んだ線分と、アームピンP2とバケットピンP3からなる直線とのなす角度がθ3である。以下、バケット角度θ3という。
例えば、車体位置P0に対する作業支援機能の制御対象となり得る点であるバケット先端P4の座標は、車体位置P0とブームピンP1との距離L0、車体位置P0とブームピンP1とのなす角θ0、車体前後傾斜θ4、ブーム長さL1、ブーム角度θ1、アーム長さL2、アーム角度θ2、バケット長さL3、バケット角度θ3から三角関数によって求めることが可能である。
また、その他の制御点、例えばアームシリンダ12のロッド側のピンP5の座標は、前述した寸法に加えてアームピンP2とアームシリンダ12のロッド側のピンP5との距離L5とブームピンP1からアームピンP2の方向とアームピンP2からアームシリンダ12のロッド側のピンP5の方向とのなす角θ5とを用いて三角関数により求めることが可能である。
前述の油圧ショベル1の角度情報である車体前後傾斜θ4、ブーム角度θ1、アーム角度θ2、バケット角度θ3などは、車体傾斜センサ18、ブーム傾斜センサ19、アーム傾斜センサ20、バケット傾斜センサ21の情報などから求めることが可能である。
図5は油圧ショベル1の姿勢情報を表す上面図である。走行体2の中心位置に対して前進方向をx、左右方向をyとしている。油圧ショベル1の旋回角θswはx方向に対して油圧ショベル1の作業機7の方向がなす角であり、反時計回りを正としている。
例えば、車体座標におけるバケット先端(爪先位置)P4の座標は、車体位置P0とバケット先端P4との距離Lと旋回角θswとの三角関数によって求められる。車体位置P0とバケット先端P4との距離Lは、前述した油圧ショベル1の姿勢情報を用いた三角関数によって計算可能である。旋回角θswは、旋回角センサ22の情報などから求めることが可能である。
このように、旋回角センサ22、GNSSアンテナ(23、24)、傾斜センサ(18、19、20、21)からなる姿勢センサ30で求められる情報(詳しくは、制御点位置情報)が、車体の姿勢情報としてコントローラ27へ入力される。
(運転支援機能)
図6~図10を参照して、油圧ショベル1のコントローラ27が備える運転支援機能を概説する。運転支援機能は、基本的に油圧ショベル1の周囲の物体(障害物)を検知する検知装置25からの検知情報に基づき動作する。
図6は運転支援機能の各領域を表す図である。図6の四角い枠で囲われた領域38は報知領域であり、この領域38内で検知物が検知された場合は、ブザー28からオペレータなどに向けて報知音が発せられる。
点線で囲われた領域39は減速領域であり、この領域39内で検知物が検知された場合は、油圧ショベル1の動作が減速させられるとともにブザー28から報知音が発せられる。
斜線で囲われた領域40は停止領域であり、この領域40内で検知物が検知された場合は、油圧ショベル1の動作は停止させられるとともにブザー28から報知音が発せられる。
図6に示す例では、報知領域38の内側に減速領域39、減速領域39の内側に停止領域40がある。言い換えれば、停止領域40の外側に減速領域39、減速領域39の外側に報知領域38がある。ただし、運転支援機能の各領域の位置は任意に設定可能である。また、運転支援機能の各領域の形状は矩形でなくてもよく、任意に設定可能である。
また、運転支援機能の各領域は走行体2の座標P0に対して固定されており、油圧ショベル1が旋回動作をしたとしても各領域が動くことはない。油圧ショベル1が走行動作をした場合は、油圧ショベル1の移動に伴って、運転支援機能の各領域も同時に動くものとする。なお、運転支援機能の各領域はグローバル座標に対して定義されてもよく、その場合は油圧ショベル1が走行動作をした場合においても動くことはない。
図7は、運転支援機能の各領域で物体を検知した場合とブザー28の報知音量との関係を表す表である。報知領域38の外側で物体が検知された場合はブザー28からの報知は無く、報知領域38の内側で物体が検知された場合は、ブザー28から小音量で報知される。また、減速領域39の内側で物体が検知された場合は、ブザー28から中音量で報知され、停止領域40の内側で物体が検知された場合は、ブザー28から大音量で報知される。このようにすることで検知物(検知された物体)がどの位置にあるのかをオペレータなどは直観的に理解することが可能である。
図8は、運転支援機能の油圧ショベル1と検知物との距離と油圧ショベル1の減速係数との関係を表す図である。減速領域および停止領域の内側で物体が検知された場合に、油圧ショベル1と検知物との距離に応じて減速係数を小さくすることによって油圧ショベル1と検知物が接触することを防止することが可能である。ここで減速係数とは、操作レバー32の操作量によって決まるアクチュエータの要求速度をどの程度減速させるかの程度であり、アクチュエータの制限速度は、要求速度と減速係数の積で求められる。例えば、減速係数が1の場合はアクチュエータの要求速度は制限されず、減速係数が0の場合は制限速度が0となりアクチュエータの動作は停止する。
図9は、運転支援機能の構成を表すブロック図である。コントローラ27内部の運転支援機能は、減速係数演算部41と要求速度演算部42と制限速度演算部43と流量制御弁制御部44とから構成される。
減速係数演算部41は、検知装置25からの検知情報とモニタ31で設定された運転支援領域情報(運転支援機能の各領域の設定情報)とに基づいて減速係数を演算する(図8参照)。要求速度演算部42は、操作レバー32からの操作信号(操作量)に基づいて各アクチュエータの要求速度を演算する。制限速度演算部43は、減速係数演算部41が出力した減速係数と要求速度演算部42が出力した要求速度とモニタ31で設定された運転支援有効無効状態(運転支援機能の有効無効の状態)から、各アクチュエータの制限速度を演算して出力する。制限速度演算部43は、運転支援機能が有効の場合は、要求速度演算部42が出力した各アクチュエータの要求速度と減速係数演算部41が出力した減速係数とを掛け合わせることで各アクチュエータの制限速度とする。また、制限速度演算部43は、運転支援機能が無効の場合は、要求速度演算部42が出力した各アクチュエータの要求速度をそのまま制限速度として出力する。流量制御弁制御部44は、制限速度演算部43が出力した制限速度に基づいて各アクチュエータの流量制御弁の制御量を演算し、各アクチュエータに対応した電磁比例減圧弁に制御指令を出力する。
このような構成とすることで、コントローラ27の運転支援機能は、検知装置25からの検知情報に基づいて、あらかじめ設定された運転支援機能の各領域内に物体が検知された場合に、油圧ショベル1の動作を減速ないし停止するよう各アクチュエータを制御することが可能である。
図10は、運転支援機能のフローチャートである。ステップS101では検知装置25からの出力があるかを判定する。ステップS101の結果がNoの場合は、運転支援機能は何もせずに終了する。ステップS101の結果がYesの場合は、ステップS102の処理に進み、ステップS102では検知物が報知領域内にあるかどうかを判定する。ステップS102の結果がNoの場合は、運転支援機能は何もせずに終了する。ステップS102の結果がYesの場合は、ステップS103の処理に進み、ステップS103では検知物が減速領域内にあるかどうかを判定する。ステップS103の結果がNoの場合は、ステップS104の処理に進み、ステップS104ではモニタ31からの出力に基づいて運転支援機能が有効かどうかを判定する。ステップS104の判定がNoの場合は、運転支援機能は何もせずに終了する。ステップS104の判定がYesの場合は、ステップS105の処理に進み、ステップS105では報知領域の設定音量(図7)でブザー28から報知音を出力して終了する。
ステップS103の結果がYesの場合は、ステップS106の処理に進み、ステップS106では検知物が停止領域内にあるかどうかを判定する。ステップS106の結果がNoの場合は、ステップS107の処理に進み、ステップS107では検知物の位置に応じてアクチュエータの減速係数を計算する。次に、ステップS108ではモニタ31からの出力に基づいて運転支援機能が有効かどうかを判定する。ステップS108の判定がNoの場合は、ステップS109の処理に進み、ステップS109ではアクチュエータの要求速度をそのままアクチュエータの制限速度とし、アクチュエータに対応した電磁比例減圧弁に制御指令を出力して終了する。つまり、ステップS109では運転支援機能は何もせずに終了する。ステップS108の判定がYesの場合は、ステップS110の処理に進み、ステップS110ではアクチュエータの減速係数とアクチュエータの要求速度からアクチュエータの制限速度を計算し、アクチュエータに対応した電磁比例減圧弁に制御指令を出力する。次に、ステップS111で、減速領域での報知音量(図7)でブザー28から報知音を出力して終了する。
ステップS106の結果がYesの場合は、ステップS112の処理に進み、ステップS112でアクチュエータの減速係数(ここでは、0)を計算する。次に、ステップS113ではモニタ31からの出力に基づいて運転支援機能が有効かどうかを判定する。ステップS113の判定がNoの場合は、ステップS114の処理に進み、ステップS114ではアクチュエータの要求速度をそのままアクチュエータの制限速度とし、アクチュエータに対応した電磁比例減圧弁に制御指令を出力して終了する。つまり、ステップS114では運転支援機能は何もせずに終了する。ステップS113の判定がYesの場合は、ステップS115の処理に進み、ステップS115ではアクチュエータの減速係数とアクチュエータの要求速度からアクチュエータの制限速度を計算し、アクチュエータに対応した電磁比例減圧弁に制御指令を出力する。最後に、ステップS116に進み、ステップS116で、停止領域での報知音量(図7)でブザー28から報知音を出力して終了する。
(作業支援機能)
図11~図17を参照して、油圧ショベル1のコントローラ27が備える作業支援機能を概説する。運転支援機能は、基本的に旋回角センサ22などからなる姿勢センサ30からの油圧ショベル1の姿勢情報に基づき動作する。
図11は作業支援機能の車体水平方向の作業領域を表す図である。車体位置P0を中心として、前方作業領域45と右側方作業領域46と後方作業領域47と左側方作業領域48とによって囲まれる斜線の領域51が作業領域である。作業領域51の外方に作業機械の制御点が逸脱しないようにアクチュエータが制御される。また、車体位置P0を中心としているため、油圧ショベル1が走行動作をした場合は、油圧ショベル1の移動に伴って作業領域も移動する。作業領域はグローバル座標で定義されてもよく、その場合は油圧ショベル1が走行動作によって移動した場合でも作業領域は動かない。
図12は作業支援機能の車体鉛直方向の作業領域を表す図である。車体位置P0を中心として、上方作業領域49と下方作業領域50の内側にある斜線の領域51が作業領域である。
図13は作業支援機能の作業領域の設定画面を表す図である。例えば油圧ショベル1の運転室4の中にあるモニタ31に図13のような画面が表示される。モニタ31では右側方作業領域46と左側方作業領域48と前方作業領域45と後方作業領域47と上方作業領域49と下方作業領域50の車体位置P0からの距離をそれぞれ設定・入力することが可能である。また、値を入力しない場合は設定領域は無限遠となり、値が入力されなかった方向に関しては制御されない。
なお、作業支援機能の作業領域の形状は矩形でなくてもよく、任意に設定可能であるし、作業支援機能の作業領域の設定方法も、図示例に限られない。
図14は、作業支援機能の制御点と作業領域外縁との距離を表す図である。図15は、作業支援機能の油圧ショベルの減速係数を表す図である。図14に示すように、例えば、バケット先端P4が下方作業領域50に接近する場合を考える。この時、バケット先端P4の座標は、前述した油圧ショベル1の姿勢情報の三角関数によって計算される。バケット先端P4のz座標と下方作業領域50の設定距離との差がバケット先端P4と下方作業領域50との距離Dになる。図15に示すように、距離Dの値に応じて作業領域に接近する速度を減速する減速係数を計算し、減速係数を乗算した制限速度でアクチュエータを駆動することにより、制御点であるバケット先端P4が作業領域から逸脱することを防止可能である。また、例えば、上方作業領域49に対してはアームシリンダ12のロッド側のピンP5が制御点となり、バケット先端P4の場合と同様の計算で、制御点であるピンP5が作業領域からの逸脱を防止することが可能である。また、複数の制御点の動作が同時に制限された場合は、制限速度の小さい方にしたがってアクチュエータは制御される。
なお、アクチュエータ制御に用いる作業機械の制御点は、オペレータなどがあらかじめ設定してもよいし、油圧ショベル1の姿勢情報などを基にコントローラ27が演算により設定してもよい。制御点としては、前述した点の他、旋回体3の後端、バケット10の背面、コントローラ27で演算可能な油圧ショベル1全体における端部などが考えられる。
図16は、作業支援機能の構成を表すブロック図である。作業支援機能に関して、コントローラ27は、距離演算部52と減速係数演算部41と要求速度演算部42と制限速度演算部43と流量制御弁制御部44から構成される。
要求速度演算部42は、操作レバー32から出力された操作信号(操作量)に基づいて各アクチュエータの要求速度を演算する。距離演算部52は、姿勢センサ30から得られた制御点位置情報とモニタ31で設定された作業領域情報(作業領域の設定情報)と要求速度演算部42から出力された要求速度から、制御点と作業領域外縁との距離を演算する。ここで要求速度は制御点の移動方向を計算するために使用され、制御点の移動方向にある作業領域外縁との距離が演算される。減速係数演算部41は、距離演算部52から出力された距離に基づいてアクチュエータの減速係数を演算する(図15参照)。制限速度演算部43は、減速係数演算部41から出力された減速係数と要求速度演算部42から出力された要求速度とスイッチ29からの出力である作業支援有効無効状態に基づいて、各アクチュエータの制限速度を演算して出力する。制限速度演算部43は、作業支援機能が有効の場合は、要求速度演算部42が出力した各アクチュエータの要求速度と減速係数演算部41が出力した減速係数とを掛け合わせることで各アクチュエータの制限速度とする。また、制限速度演算部43は、作業支援機能が無効の場合は、要求速度演算部42が出力した各アクチュエータの要求速度をそのまま制限速度として出力する。流量制御弁制御部44は、制限速度演算部43から出力された制限速度に基づいて各アクチュエータに対応する流量制御弁の制御量を演算し、各アクチュエータに対応した電磁比例減圧弁に制御指令を出力する。
このような構成とすることで、コントローラ27の作業支援機能は、油圧ショベル1の姿勢情報(制御点位置情報)に基づいて、あらかじめ設定された作業支援機能の作業領域外に油圧ショベル1の制御点が逸脱することを防止するよう各アクチュエータを制御することが可能である。
図17は、作業支援機能のフローチャートである。ステップS201では制御点位置情報を取得する。ステップS202では作業領域情報を取得する。ステップS203では操作レバー32からの操作信号(操作量)を取得する。ステップS204では操作信号(操作量)に基づいて各アクチュエータの要求速度を計算する。ステップS205では制御点と要求速度方向の作業領域外縁との距離を計算する。ステップS206では計算された距離に基づいてアクチュエータの減速係数を計算する。ステップS207ではスイッチ29からの出力に基づいて作業支援機能が有効かどうかを判定する。ステップS207の判定がYesの場合は、ステップS208の処理に進み、ステップS208ではアクチュエータの減速係数とアクチュエータの要求速度からアクチュエータの制限速度を計算して出力する。ステップS207の判定がNoの場合は、ステップS209の処理に進み、ステップS209ではアクチュエータの要求速度をそのままアクチュエータの制限速度として出力する。最後に、ステップS210では、出力された速度に基づいてアクチュエータに対応した電磁比例減圧弁の制御指令を計算して出力する。
(第1の実施形態に係る運転支援機能の特徴構成)
図18、図19を参照して、油圧ショベル1のコントローラ27が備える運転支援機能の特徴構成を説明する。運転支援機能と作業支援機能が個別に搭載されている場合、各機能は上述のように動作し得るが、油圧ショベル1のコントローラ27に運転支援機能と作業支援機能の両方を搭載している場合においては、オペレータなどが運転支援機能の領域と作業支援機能の領域を設定する際の煩わしさを低減するとともに、作業領域内での作業機械と物体との衝突を防止するため、以下のような構成および動作が付加されている。
図18は、第1の実施形態に係る運転支援機能の各領域を表す図である。図18の左図において、四角で囲まれた領域40は、モニタ31で設定された運転支援機能の停止領域であり、四角で囲まれた領域51は、これからモニタ31で設定しようとしている作業支援機能の作業領域である。
スイッチ29を介して作業支援機能が有効であり、モニタ31を介して作業領域51が設定された場合、停止領域40は左図の領域から右図の斜線の領域に拡張され、作業領域51と停止領域40が重なるように設定される。言い換えれば、モニタ31を介して設定された作業領域51を停止領域40として設定する。さらに言い換えれば、モニタ31を介して設定された作業領域51に合わせて停止領域40を設定(拡張)する。このとき、運転支援機能が無効であれば、運転支援機能を(自動的に)有効にし、運転支援機能の停止領域40を有効なものとして、前述のように、作業領域51と停止領域40が重なるように、換言すれば、作業領域51を停止領域40として設定する。また、運転支援機能の報知領域38と減速領域39を設定した場合は、前述のように設定(拡張)された停止領域40の外側にさらに設定される。
図19は、第1の実施形態に係る運転支援機能の構成を表すブロック図である。運転支援機能の領域設定に関して、コントローラ27は、作業領域決定部53と、運転支援有効無効判断部54と、運転支援領域決定部55とから構成される。
作業領域決定部53は、モニタ31で設定された作業領域入力とスイッチ29の入力情報である作業支援有効無効入力から、作業領域を設定する。作業領域決定部53は、作業支援機能が有効の場合は、モニタ31で設定された作業領域入力を作業領域情報として出力する。運転支援有効無効判断部54は、モニタ31で設定された運転支援有効無効入力(運転支援機能の有効無効設定)と作業領域決定部53から出力された作業領域情報とに基づいて、運転支援機能の有効と無効とを切り替える。具体的には、運転支援有効無効判断部54は、運転支援機能の設定が無効であっても、作業領域決定部53からの出力がある場合は、運転支援機能を有効にして出力する。運転支援有効無効判断部54は、作業領域決定部53からの出力がない場合は、モニタ31で設定された運転支援機能の設定をそのまま出力する。運転支援領域決定部55は、モニタ31からの運転支援領域入力(運転支援機能の各領域の設定情報)と作業領域決定部53から出力された作業領域情報と運転支援有効無効判断部54から出力された運転支援有効無効状態とから、図18などを用いて説明したように運転支援機能の各領域を演算して出力する。
運転支援領域決定部55から出力された運転支援領域情報と運転支援有効無効判断部54から出力された運転支援有効無効状態は、図9などに基づき説明した運転支援機能の演算処理に用いられる。作業領域決定部53から出力された作業領域情報は、図16などに基づき説明した作業支援機能の演算処理に用いられる。
なお、上述した実施形態においては、運転支援機能の有効と無効とを切り替える切り替え装置としてのモニタ31を有し、運転支援機能の有効と無効とを切り替え可能となっており、作業支援機能の有効と無効とを切り替える切り替え装置としてのスイッチ29を有し、作業支援機能の有効と無効とを切り替え可能となっている場合において、コントローラ27(の運転支援機能)は、作業支援機能が有効であり、かつ、作業領域51が設定されている場合、(運転支援機能が無効であっても)運転支援機能を有効にし、作業領域51を停止領域40として設定する。
ただし、例えば、作業支援機能の有効と無効とを切り替え可能となっていない場合には、コントローラ27(の運転支援機能)は、作業領域51が設定されている場合、(運転支援機能が無効であっても)運転支援機能を有効にし、作業領域51を停止領域40として設定してもよい。また、例えば、運転支援機能および作業支援機能の両方の有効と無効とを切り替え可能となっていない場合には、コントローラ27(の運転支援機能)は、作業領域51が設定されている場合、作業領域51を停止領域40として設定するようにしてもよい。
(効果)
以上で説明したように、第1の実施形態では、作業機7を有する油圧ショベル(作業機械)1の周囲の物体を検知する検知装置25の検知情報に基づいて、あらかじめ設定された停止領域40内に物体が検知された場合に、前記油圧ショベル(作業機械)1を停止させる運転支援機能と、前記油圧ショベル(作業機械)1の姿勢情報に基づいて、あらかじめ設定された作業領域51外に前記油圧ショベル(作業機械)1が逸脱することを防止する作業支援機能とを有する作業機械の運転支援システムであって、前記運転支援システムは、前記作業支援機能および前記運転支援機能の両方の有効と無効とを切り替え可能となっており、前記作業支援機能が有効であり、かつ、前記作業領域51が設定されている場合、前記運転支援機能を有効にし、前記作業領域51を前記停止領域40として設定する。
また、前記運転支援システムは、前記停止領域40の外側に減速領域39を設定し、前記検知装置25の検知情報に基づいて前記減速領域39内に物体が検知された場合に、前記油圧ショベル(作業機械)1を減速させる。
また、前記運転支援システムは、前記停止領域40の外側に報知領域38を設定し、前記検知装置25の検知情報に基づいて前記報知領域38内に物体が検知された場合に、前記運転支援システムに配設されたブザー(報知装置)28から報知する。
第1の実施形態よれば、作業領域51が設定されている場合、作業領域51を停止領域40として設定するので、運転支援機能と作業支援機能の両方を備えた作業機械の運転支援システムにおいて、オペレータなどが運転支援機能の領域と作業支援機能の領域(特に、運転支援機能の領域)を設定する際の煩わしさを低減するとともに、作業領域内での作業機械と物体との衝突を防止することが可能である。
[第2の実施形態]
図20は、第2の実施形態に係る施工現場を表す図である。第1の実施形態では、基本的に関連する装置が油圧ショベル1に搭載された構成となっている。しかし、関連する装置の一部を油圧ショベル外に設置した構成としてもよい。
例えば、第1の実施形態の油圧ショベル1の構成に変えて、油圧ショベル1は、車体周囲の作業員59の位置情報(検知情報)を車体外に設置された検知装置58からの出力としてサーバ56との通信を介して受け取ってもよい。また、油圧ショベル1は、当該油圧ショベル1の位置情報や姿勢情報を車体外に設置された検知装置(図示しない)からの出力としてサーバ56との通信を介して受け取ってもよい。また、油圧ショベル1の作業支援機能の有効と無効とは、スイッチ29ではなく、サーバ56を介して車体外から設定してもよい。また、油圧ショベル1の作業支援機能の作業領域または運転支援機能の各領域、あるいは、油圧ショベル1の運転支援機能の有効と無効とは、モニタ31ではなく、サーバ56を介して車体外から設定してもよい。また、油圧ショベル1は、運転室4の内部に設置された操作レバー32ではなく、サーバ56を介して車体外(管制塔や操縦室)から遠隔操縦してもよい。また、作業支援機能の作業領域または運転支援機能の各領域と物体の検知情報に基づいて、サーバ56が報知指令および電磁比例減圧弁の制御指令などを演算して油圧ショベル1に送信してもよい。また、報知領域38内に作業員59やダンプトラック60を検知した場合、作業員59が装着している報知装置(図示せず)や現場に設置されている報知装置57、ダンプトラック60内にある報知装置(図示せず)から、報知領域38に侵入していることを知らせるための報知をしてもよい。また、サーバ56を介さずに、直接油圧ショベル1と検知装置58またはその他の装置が直接通信をしてもよい。
図21は、第2の実施形態に係る油圧ショベルのシステム構成を表す図である。第1の実施形態のシステム構成に加えて、通信装置61を追加で備えており、コントローラ27は、通信装置61を介して上述した外部のセンサやサーバ56と情報の授受を行うことが可能である。
図22および図23は、第2の実施形態に係る運転支援機能の領域を表す図である。図22および図23において、四角く囲まれた領域62は、検知装置58が検知可能な範囲(領域)であり、四角く囲まれた領域51は、これから設定しようとしている作業領域である。本実施形態において、図22の左図のように検知可能範囲62よりも外側の領域を作業領域51として設定した場合、検知可能範囲62外は物体検知不可であるため、図22の右図のように作業領域51は検知可能範囲62まで縮小される。また、図23の左図のように検知可能範囲62よりも外側の領域を含む領域を作業領域51として設定した場合、検知可能範囲62外は物体検知不可であるため、図23の右図のように作業領域51は検知可能範囲62と重なる領域まで縮小される。言い換えれば、検知装置58の検知可能範囲62外を含む領域を作業領域51として設定した場合、検知可能範囲62と作業領域51として設定された領域との両方を同時に満たす領域を作業領域51として設定する。また、既に説明したように、作業領域51が設定されると、運転支援機能が有効になり、停止領域40は作業領域51と検知可能範囲62と同じ領域に設定される。また、この場合は、減速領域39と報知領域38を設定していたとしても、それらは検知可能範囲62の外側になるため、減速領域39と報知領域38の各領域は設定されない。
第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様、運転支援機能と作業支援機能の両方を備えた作業機械の運転支援システムにおいて、オペレータなどが運転支援機能の領域と作業支援機能の領域(特に、運転支援機能の領域)を設定する際の煩わしさを低減するとともに、作業領域内での作業機械と物体との衝突を防止することが可能である。
また、前記運転支援システムは、前記検知装置58の検知可能範囲62外を含む領域を前記作業領域51として設定した場合、前記検知可能範囲62と前記作業領域51として設定された領域との両方を同時に満たす領域を作業領域51として設定する。これにより、適切な作業領域51ならびに停止領域40を設定することが可能である。
なお、本発明は上記した実施形態に限られるものではなく、様々な変形形態が含まれる。上記した実施形態は本発明をわかり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
また、上記した実施形態のコントローラの各機能は、それらの一部または全部を、例えば集積回路で設計することによりハードウェアで実現してもよい。また、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、コントローラ内の記憶装置の他に、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
1 油圧ショベル(作業機械)
2 走行体
3 旋回体
4 運転室
5 機械室
6 カウンタウェイト
7 作業機
8 ブーム
9 アーム
10 バケット
11 ブームシリンダ
12 アームシリンダ
13 バケットシリンダ
14 旋回モータ
15a 左走行モータ
15b 右走行モータ
16 油圧ポンプ
17 エンジン(原動機)
18 車体傾斜センサ
19 ブーム傾斜センサ
20 アーム傾斜センサ
21 バケット傾斜センサ
22 旋回角センサ
23 第一GNSSアンテナ
24 第二GNSSアンテナ
25 検知装置
25a 前方検知装置
25b 右側方検知装置
25c 後方検知装置
25d 左側方検知装置
26 検知範囲
26a 前方検知範囲
26b 右側方検知範囲
26c 後方検知範囲
26d 左側方検知範囲
27 コントローラ
28 ブザー(報知装置)
29 スイッチ
30 姿勢センサ
31 モニタ
32 操作レバー
33 流量制御弁ユニット
34 旋回流量制御弁
35 電磁比例減圧弁ユニット
36a 旋回左電磁比例減圧弁
36b 旋回右電磁比例減圧弁
37 パイロットポンプ
38 報知領域
39 減速領域
40 停止領域
41 減速係数演算部
42 要求速度演算部
43 制限速度演算部
44 流量制御弁制御部
45 前方作業領域
46 右側方作業領域
47 後方作業領域
48 左側方作業領域
49 上方作業領域
50 下方作業領域
51 作業領域
52 距離演算部
53 作業領域決定部
54 運転支援有効無効判断部
55 運転支援領域決定部
56 サーバ
57 報知装置(現場設置用)
58 検知装置(現場設置用)
59 作業員
60 ダンプトラック
61 通信装置
62 検知可能範囲

Claims (4)

  1. 作業機を有する作業機械の周囲の物体を検知する検知装置の検知情報に基づいて、あらかじめ設定された停止領域内に物体が検知された場合に、前記作業機械を停止させる運転支援機能と、
    前記作業機械の姿勢情報に基づいて、あらかじめ設定された作業領域外に前記作業機械が逸脱することを防止する作業支援機能とを有する作業機械の運転支援システムであって、
    前記運転支援システムは、前記運転支援機能と前記作業支援機能とはそれぞれ有効と無効とを切り替え可能となっており、前記作業支援機能が有効であり、かつ、前記作業領域が前記停止領域の外側を囲んで設定されている場合、前記停止領域を拡張させて前記作業領域と重なるようにして前記作業領域を前記停止領域として設定するとともに、前記運転支援機能が無効である場合には、前記運転支援機能を自動的に有効にすることを特徴とする作業機械の運転支援システム。
  2. 請求項1に記載の作業機械の運転支援システムにおいて、
    前記運転支援システムは、前記停止領域が拡張されて前記作業領域と重なるようにして前記作業領域が前記停止領域として設定されたときに、その設定された前記停止領域の外側に減速領域を設定し、前記検知装置の検知情報に基づいて前記減速領域内に物体が検知された場合に、前記作業機械を減速させること特徴とする作業機械の運転支援システム。
  3. 請求項1に記載の作業機械の運転支援システムにおいて、
    前記運転支援システムは、前記停止領域が拡張されて前記作業領域と重なるようにして前記作業領域が前記停止領域として設定されたときに、その設定された前記停止領域の外側に報知領域を設定し、前記検知装置の検知情報に基づいて前記報知領域内に物体が検知された場合に、前記運転支援システムに配設された報知装置から報知することを特徴とする作業機械の運転支援システム。
  4. 請求項1に記載の作業機械の運転支援システムにおいて、
    前記運転支援システムは、前記検知装置の検知可能領域外を含む領域を前記作業領域として設定した場合、前記検知可能領域と前記作業領域として設定された領域との両方を同時に満たす領域を作業領域として設定することを特徴とする作業機械の運転支援システム。
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